JPH1137799A - 状態監視装置 - Google Patents

状態監視装置

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JPH1137799A
JPH1137799A JP21124597A JP21124597A JPH1137799A JP H1137799 A JPH1137799 A JP H1137799A JP 21124597 A JP21124597 A JP 21124597A JP 21124597 A JP21124597 A JP 21124597A JP H1137799 A JPH1137799 A JP H1137799A
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JP
Japan
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light
receiving signal
signal transmission
transmission mechanism
optical fiber
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JP21124597A
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English (en)
Inventor
Kouichi Nitsutou
光一 日塔
Masaki Yoda
正樹 依田
Tatsuyuki Maekawa
立行 前川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多点のセンサからの信号を一本の光ファイバ
を用いて多くの情報を伝達可能にした状態監視装置を得
ることである。 【解決手段】 監視対象物2からの光は受光信号伝達機
構3で受光されここで波長をシフトさせる。受光信号伝
達機構3で波長がシフトされた光は光ファイバ4を介し
て伝送され、判定部5では伝送されてきた光に基づいて
監視対象物2の状態を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを用い
て光信号により遠隔に配置された機器の状態や環境を監
視する状態監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、原子力発電所のように広い環境
や多くの機器を有したプラントでは、環境や機器の状態
を集中して監視するようにしている。この場合、それぞ
れの場所のセンサからの検出信号は、電気信号にて集中
制御室に伝送されて監視されている。これらの情報は、
一本の信号線で伝送されてきるわけではなく、複数本の
信号線で伝送されてくるので、一般に複数本の信号線は
束ねられている。
【0003】その束ねられた信号線の中には、微弱な信
号が送られてくる信号線や大きな信号が流れてくる信号
線が混在している。微弱な信号である場合には、信号線
が長くなると信号が減衰してしまったり、ノイズが大き
くなって正確に信号を伝送できないときがある。また、
信号線の近傍に機器を駆動するための電力を供給する動
力線がある場合には、その動力線による電磁波等の影響
が信号線に加えられることがある。
【0004】そこで、センサが多くなる場合には中継点
を設けて信号をまとめて送る工夫を行っているが、中継
の途中にアンプを設けたりする必要があるため全体のシ
ステムが複雑になっている。
【0005】一方、近年、光ファイバによる信号伝送が
行われるようになり、一本の光ファイバで多くの情報を
送ることが可能となっている。そして、これら状態監視
並びにそのセンサとして波長シフタを用いたものも提供
されているが、センサの数が多くなると信号伝達ロスが
大きくなる。特に、センサ自身で信号を減衰させてしま
うことがあり、そのような場合には、センサの数を増や
すことができなくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の状
態監視装置では、センサからの信号に電気信号を用いた
場合には、微弱な信号線と動力線(電源ライン)とは分
けて設置したり、外部からの電磁波に対してシールドし
たりする工夫が必要になる。また、センサの数が多くな
ると、それらの信号を束ねなければならず配線の途中で
はどの線がどのセンサか分かりづらい。また、制御室の
外では伝送途中の信号を読み出すのは難しい。
【0007】一方、光ファイバを用いた伝送システムで
は、電気信号を使わず光の信号として伝送するため、外
部からの電磁波等のノイズに対して影響を受けにくい特
徴を持っているが、従来用いている波長シフタでは、光
を吸収する波長とそれ自身が発光する光の波長とが重な
っており、自らの発光信号が自ら吸収してしまうので効
率が悪い。
【0008】本発明の目的は、多点のセンサからの信号
を一本の光ファイバを用いて多くの情報を伝達可能にし
た状態監視装置を得ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
状態監視装置は、監視対象物からの光を受光し波長をシ
フトさせる受光信号伝達機構と、受光信号伝達機構で波
長がシフトされた光を伝送する光ファイバと、光ファイ
バで伝送されてきた光に基づいて監視対象物の状態を判
定する判定部とを備えたものである。
【0010】請求項1の発明に係わる状態監視装置で
は、監視対象物からの光は受光信号伝達機構で受光され
ここで波長をシフトさせる。受光信号伝達機構で波長が
シフトされた光は光ファイバを介して伝送され、判定部
では伝送されてきた光に基づいて監視対象物の状態を判
定する。
【0011】請求項2の発明に係わる状態監視装置は、
請求項1の発明において、受光信号伝達機構は、光ファ
イバに塗布されて形成され吸収光波長と発光波長とが異
なるように波長シフトさせるレーザ用色素であり、波長
シフト後の発光波長が自らの色素によって吸収されるこ
とない波長となるようにしたものである。
【0012】請求項2の発明に係わる状態監視装置で
は、請求項1の発明の作用に加え、光ファイバにはレー
ザ用色素が塗布されて受光信号伝達機構が形成される。
この受光信号伝達機構は吸収光波長と発光波長とが異な
るように波長シフトさせ、しかも、波長シフト後の発光
波長が自らの色素によって吸収されることない波長とす
る。
【0013】請求項3の発明に係わる状態監視装置は、
請求項2の発明において、受光信号伝達機構は、監視対
象物に対応させて複数の異なる特性のレーザ用色素を組
み合わせて構成されたものである。
【0014】請求項3の発明に係わる状態監視装置で
は、請求項2の発明の作用に加え、受光信号伝達機構で
あるレーザ用色素は、監視対象物にそれぞれ対応させて
異なる特性のものを用いる。従って、波長により監視対
象物が識別可能となる。
【0015】請求項4の発明に係わる状態監視装置は、
請求項2の発明において、受光信号伝達機構は、レーザ
用色素を光ファイバのコア部又はクラッド部に用いるよ
うにしたものである。
【0016】請求項4の発明に係わる状態監視装置で
は、請求項2の発明の作用に加え、コア部にレーザ用色
素を用いた場合は、光源に対する波長シフタの発光効率
を高く設定でき、クラッド部に用いた場合は、発光効率
は低いがコア部が透明であるため複数用いた場合でもど
の波長に対してもロスなく伝達できる。
【0017】請求項5の発明に係わる状態監視装置は、
請求項2の発明において、受光信号伝達機構は、レーザ
用色素を光ファイバのコア部及びクラッド部に用いるよ
うにしたものである。
【0018】請求項5の発明に係わる状態監視装置で
は、請求項2の発明の作用に加え、コア部及びクラッド
部にレーザ用色素を用いた場合は、光源の波長選択性を
高めることができ外乱光が多い中で特定の波長に対して
のみ受光し信号伝達できる。
【0019】請求項6の発明に係わる状態監視装置は、
請求項4又は請求項5の発明において、受光信号伝達機
構部は、光ファイバのコア部又はクラッド部に光を集光
するための光学部品を有し、特定方向からの光を選択的
に用いるようにしたものである。
【0020】請求項6の発明に係わる状態監視装置で
は、請求項4又は請求項5の発明の作用に加え、光学部
品で特定方向からの光を選択的に集光して用い、信号の
感度を高める。
【0021】請求項7の発明に係わる状態監視装置は、
請求項6の発明において、受光信号伝達機構部の光学部
品として、集光レンズ又はプリズム又はこれらを組み合
わせを用い、集光効率を高くしたものである。
【0022】請求項7の発明に係わる状態監視装置で
は、請求項6の発明の作用に加え、集光レンズ又はプリ
ズム又はこれらを組み合わせで特定方向からの光を選択
的に集光して、集光効率を高くする。
【0023】請求項8の発明に係わる状態監視装置は、
請求項6又は請求項7の発明において、光ファイバに複
数個の受光信号伝達機構を軸方向に並べてを設け、複数
の方向からの光を選択的に同時に受光するようにしたも
のである。
【0024】請求項8の発明に係わる状態監視装置で
は、請求項6又は請求項7の発明の作用に加え、光ファ
イバに縦列に配置された受光信号伝達機構の一つ一つに
方向性を持たせしかも同時に複数の情報を得る。
【0025】請求項9の発明に係わる状態監視装置は、
請求項8の発明において、光ファイバに並べて設けられ
た受光信号伝達機構の互いに隣接するレーザ用色素間に
互いに発光した光が干渉しないように遮蔽用クラッド部
を入れるようにしたものである。
【0026】請求項9の発明に係わる状態監視装置で
は、請求項8の発明の作用に加え、遮蔽用クラッド部
は、縦列に配置した各々の受光信号伝達機構に隣接する
受光信号伝達機構からの漏れの信号が隣に混ざらないよ
うにし、一つ一つのセンサの感度を高める。
【0027】請求項10の発明に係わる状態監視装置
は、請求項8の発明において、受光方向が同一方向にな
るように複数個の受光信号伝達機構を光ファイバの軸方
向に並べて設け、受光信号伝達機構の前を通過する監視
対象物の移動方向、移動速度、移動加速度を検知するよ
うにしたものである。
【0028】請求項10の発明に係わる状態監視装置で
は、請求項8の発明の作用に加え、受光方向をすべて同
じにしたそれぞれ個別の受光信号伝達機構からの情報に
より、受光信号伝達機構を横切る監視対象物の移動方向
を検知するだけでなく、移動速度や移動加速度も検知す
る。
【0029】請求項11の発明に係わる状態監視装置
は、請求項8の発明において、複数個の受光信号伝達機
構を光ファイバの軸方向に並べて設け、回転体の監視対
象物に対しその軸の円周方向に配置し、非接触で回転体
軸の偏心、振れ、振動を検出するようにしたものであ
る。
【0030】請求項11の発明に係わる状態監視装置で
は、請求項8の発明の作用に加え、受光信号伝達機構を
回転体の軸に対して、軸方向と垂直な面に少なくとも互
いに直角に複数配置して、それらの個別の信号を処理す
ることで、軸の偏心、振れ、振動を検出する。
【0031】請求項12の発明に係わる状態監視装置
は、請求項1乃至請求項9の発明において、監視対象物
が駆動装置である場合、駆動装置のベルト又はチェーン
を用いた駆動部の引っ張り側と押し出し側に受光信号伝
達機構を配置し、ベルト又はチェーンが移動する状態の
変化からベルト又はチェーンにかかる応力又は駆動部の
トルクを計測するようにしたものである。
【0032】請求項12の発明に係わる状態監視装置で
は、請求項1乃至請求項9の発明の作用に加え、受光信
号伝達機構にてベルトやチェーンを駆動する駆動部の引
っ張り側と押し出し側のベルトやチェーンの動きを観測
する。得られた信号から移動方向、速度、加速度、ベル
トやチェーンに加わる応力を求めると共に駆動部の軸に
かかるトルクを計測し、定常状態からの変化の様子を監
視する。
【0033】請求項13の発明に係わる状態監視装置
は、請求項1乃至請求項9の発明において、監視対象物
が駆動装置である場合、駆動装置の歯車の横に受光信号
伝達機構を配置し、歯車の歯の移動状態から駆動装置の
速度及び加速度を検出するようにしたものである。
【0034】請求項13の発明に係わる状態監視装置で
は、請求項1乃至請求項9の発明の作用に加え、受光信
号伝達機構にて歯車の歯の移動状態を観測し、駆動装置
の速度及び加速度を計測すると共に定常状態からの変化
の様子を監視する。
【0035】請求項14の発明に係わる状態監視装置
は、請求項13の発明において、監視対象物からの受光
信号伝達機構への光は、自然光、光源からの光又は光源
から光ファイバを介して送られてきた光であり、光源
は、電球、連続又はパルス状の光を発光する発光ダイオ
ード、特定波長を発振する半導体レーザとしたものであ
る。
【0036】請求項14の発明に係わる状態監視装置で
は、請求項13の発明の作用に加え、屋内や屋外で自然
に漏れこんでいる自然光、電球の光、連続又はパルス状
に発光するダイオードの光、連続又はパルス状に特定の
波長を発振する半導体レーザの光が受光信号伝達機構に
入力される。自然に漏れこんでくる光を使う場合を除い
て、これらの光源を直接用いる場合には光源用の電気配
線が必要となるが、光源からの光を光ファイバにより送
る場合には受光信号伝達機構までの電気配線は必要なく
なる。
【0037】請求項15の発明に係わる状態監視装置
は、請求項1乃至請求項9の発明において、監視対象が
電圧電流量である場合、受光信号伝達機構への光は、電
圧電流量に比例したパルス状の光を発生する光源からの
光、又は電圧電流量に比例した周波数で点滅する液晶パ
ネルを通った光とし、その光信号に基づいて非接触で電
圧電流量を検出するようにしたものである。
【0038】請求項15の発明に係わる状態監視装置で
は、請求項1乃至請求項9の発明の作用に加え、パルス
状の光源の点滅を受光信号伝達機構で検出し電圧や電流
量に比例した周波数に変換して検出し、又は連続発光の
光源と受光信号伝達機構との間に液晶パネルを設けこの
液晶パネルの点滅周波数から電圧や電流量の変化を光信
号として伝送し、非接触で電圧や電流量の変化を監視す
る。
【0039】請求項16の発明に係わる状態監視装置
は、請求項14の発明において、監視対象物からの受光
信号伝達機構への光は、通常時には光源からの光又は光
源から光ファイバを介して送られてきた光を用い、非常
時には太陽光を集光し光ファイバで送られてきた光を用
いるようにしたものである。
【0040】請求項16の発明に係わる状態監視装置で
は、請求項14の発明の作用に加え、光源を光ファイバ
に入れられない非常時の場合には、太陽光を集光し光源
とする。
【0041】請求項17の発明に係わる状態監視装置
は、請求項1乃至請求項9の発明において、監視対象が
液体又は固体の熱膨張又は湿度による伸びを利用した温
度計又は湿度計の計測値である場合、受光信号伝達機構
を温度計又は湿度計の近傍に配置し、温度計又は湿度計
の変化の状態を非接触で検出するようにしたものであ
る。
【0042】請求項17の発明に係わる状態監視装置で
は、請求項1乃至請求項9の発明の作用に加え、温度計
の透過光の位置情報を光の波長から判断して温度変化の
状態を監視する。また、湿度計の針の動きを透過光の位
置情報として光の波長から判断して湿度の変化状態を監
視する。
【0043】請求項18の発明に係わる状態監視装置
は、請求項1乃至請求項9の発明において、監視対象が
液位の変化を検出する液位計又は浮きの位置で流量を検
出する流量計である場合、受光信号伝達機構を液位計又
は流量計の近傍に配置し、液位の変化や浮きの状態を非
接触で検出するようにしたものである。
【0044】請求項18の発明に係わる状態監視装置で
は、請求項1乃至請求項9の発明の作用に加え、光源と
受光信号伝達機構との間の液位又は浮きに対する透過光
の位置情報を光の波長から判断して液位又は流量の変化
状態を監視する。
【0045】請求項19の発明に係わる状態監視装置
は、請求項1の発明において、光源と受光信号伝達機構
との間に波長選択用のフィルタを設けたものである。
【0046】請求項19の発明に係わる状態監視装置で
は、請求項1の発明の作用に加え、波長選択用フィルタ
は、受光信号伝達機構により送る波長を選択したり、あ
るいはある特定の波長のみを選択的に信号として取り出
したりし、波長シフタの励起波長の選択性を高める。
【0047】請求項20の発明に係わる状態監視装置
は、請求項1の発明において、判定部は、受光信号伝達
機構から光ファイバによって送られてくる混合された波
長の信号を、分光器で分けて読み取り、波長により受光
信号伝達機構を特定するようにしたものである。
【0048】請求項20の発明に係わる状態監視装置で
は、請求項1の発明の作用に加え、混合されて送られて
きた多波長の信号を分離して読み取り、かつ受光信号伝
達機構の場所を特定する。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の実施の形態に係わる状態監視装置
の構成図である。光源1から監視対象物2に光を照射す
る。その監視対象物2からの光は受光信号伝達機構3で
受光され、受光信号伝達機構3は受光した光の波長をシ
フトさせる。波長シフトした光は、光ファイバ4で判定
部5に伝送される。判定部5は伝送されてきた光に基づ
いて監視対象物2の状態を判定し監視対象物2の監視を
行う。
【0050】図2は、本発明における状態監視装置に用
いる光ファイバ4の説明図である。光ファイバ4は光信
号を伝達するコア部6と反射材のクラッド部7で構成さ
れている。ここで、受光信号伝達機構3は受光した光信
号を光ファイバ4で伝達する際に、受光した波長を別の
波長に変換するものである。この受光信号伝達機構3で
はレーザ用色素を用いて、波長を変換(波長シフト)す
る。すなわち、光ファイバ4のコア部6又はクラッド部
7にレーザ用色素をドープして受光信号伝達機構3を形
成する。この場合、図3に示すように、レーザ用色素の
内吸収波長と発光波長とが異なり、レーザ用色素自身で
の自己吸収を起こさない特性のものをコア部6又はクラ
ッド部7にドープする。
【0051】波長シフトさせるレーザ用色素としては、
Rhodamin系(110,19,560,575,6G,590,B,610,101,640,70
0,800)、Coumarin系(120,440,2,450,466,47,460,102,
480,102B,487,152,481,35,151,490,6H,307,503,500,31
4,33,510,30,515,334,521,522,7,535,6,540,153,54
0)、Sulfrhodamin系(B,101,640)、DCM、Oxazine
系(4,170,720,1,725,750)、Pyrromethene系(546,55
6,567,580,597,650)の色素を用いる。
【0052】また、図4のように波長選択フィルタ8を
用いて光源1からの特定の波長だけを選択的に受光し光
学プリズム9にて光ファイバ4に集光することで、レー
ザ用色素をドープしたことと同様の効果を得るようにす
ることも可能である。また、レーザ用色素を励起する場
合においても波長を選択的に用いることで効率を上げる
ことができる。
【0053】図5は、受光信号伝達機構3の他の一例を
示した説明図であり、図5(a)は光ファイバ4への集
光効率を高めるために光学部品であるプリズム9やレン
ズ10を用いたものである。この場合、光ファイバ4へ
は4方向から光を照射することになる。
【0054】また、図5(b)に示すようにプリズム9
に代えて多角形プリズム11を用いる場合もある。この
場合は、光ファイバ4へは5方向から光を照射すること
になる。さらにまた、図5(c)に示すようにプリズム
9を使わずに集光レンズ27を用いることも可能であ
る。このように、光学部品を用いて特定方向からの光を
選択的に集光して用い、信号の感度を高める。
【0055】次に、光ファイバ4に複数個の受光信号伝
達機構3を軸方向に並べてを設け、複数個の光源1から
の光を選択的に同時に受光する。つまり、複数の方向か
らの光を受光信号伝達機構3で受光する場合について説
明する。
【0056】図6は、そのような場合の説明図である。
複数の受光信号伝達機構3を同軸上に集めて特定方向か
らの信号を同時に受光する。このように構成した場合、
特にクラッド部7にレーザ用色素をドープした場合に
は、隣接するクラッド部7での光信号が隣に混ざってし
まい感度が低下してしまうことがある。そこで、図7に
示すように、隣接するクラッド部7の間に遮蔽用クラッ
ド部11を設け、光信号が混ざらずに感度が低下しない
ようにしている。
【0057】図8は、複数個の受光信号伝達機構3を光
ファイバ4の軸方向に並べて設けた場合に、受光方向が
同一方向になるようにしたものである。これにより、受
光信号伝達機構3の前を通過する監視対象物2からの光
信号を受光し、監視対象物2の移動方向、移動速度、移
動加速度等を検知する。
【0058】すなわち、複数個の受光信号伝達機構3を
光ファイバ4の軸方向に並べて設け、受光信号伝達機構
3での受光方向を全て同じ方向に向けて、監視対象物2
の移動方向、移動速度、移動加速度等の状態監視を行
う。
【0059】また、図8の受光信号伝達機構3の構成
で、回転体の監視対象物2に対し適用したものを図9に
示す。図9に示すように、複数個の受光信号伝達機構3
を光ファイバ4の軸方向に並べて設け、受光信号伝達機
構3での受光方向を全て同じ方向に向けた設置とする。
そして、この配置状態において光ファイバ4を曲げて各
々の受光信号伝達機構3を回転体軸の円周方向に配置す
る。これにより、回転体軸の変化の状態監視を行う。つ
まり、非接触で回転体軸の偏心、振れ、振動を検出す
る。
【0060】すなわち、監視対象物2である回転体軸に
直角にしかも軸を包むように各々の受光信号伝達機構3
を配置し、回転体軸の影の動きを受光信号伝達機構3で
観測する。この場合、受光信号伝達機構3は少なくとも
2つ以上用い、それぞれの波長の光量の変化から移動
量、偏心状態、振れや振動状態の監視を行う。
【0061】次に、図10は監視対象物2がチェーンで
ある場合の受光信号伝達機構3の説明図である。監視対
象物2がチェーンやベルト等の駆動装置である場合、ベ
ルト又はチェーンを用いた駆動部の引っ張り側と押し出
し側にそれぞれ受光信号伝達機構3を配置する。そし
て、ベルト又はチェーンが移動する状態の変化からベル
ト又はチェーンにかかる応力又は駆動部のトルクを計測
する。
【0062】図10(a)に示すように、監視対象物2
(ベルトやチェーン)を光源1と受光信号伝達機構3と
の間に配置し、受光信号伝達機構3を駆動部12の押し
出し側と引っ張り側に設置する。そして、図10(b)
に示すように、駆動部12の歯車の歯がかかる穴を透過
する光の状態を観測する。そうすると、図10(c)に
示すように、穴を通過した光がパルス信号として観測さ
れる。このパルス信号の間隔は、監視対象物2(ベルト
やチェーン)の伸びによって引っ張り側のパルス間隔が
押し出し側のパルス間隔より広くなる。この間隔の相違
から監視対象物2の移動速度や移動加速度を求め、ま
た、ベルトやチェーンにかかる応力や歯車の軸の捻れ、
あるいは、トルクを導出する。
【0063】これを例えばエンジンに適用すると、速度
や加速度の計測だけでなくエンジンの負荷を検出でき、
最適なギア配分を行ったりエンジンブレーキを使う場合
のギア配分を設定することが可能となる。しかもセンサ
部に電気を使わず非接触で検出することができるので引
火性のある場所での使用に適する。
【0064】図11は監視対象物2が駆動装置である場
合であって、その歯車の横に受光信号伝達機構3を配置
し、歯車の歯の移動状態から駆動装置の速度及び加速度
を検出するようにしたものである。図11において、光
源1と受光信号伝達機構3の間に歯車の歯を直接セット
し、図10の場合と同様に、速度、加速度、トルクを検
出する。
【0065】ここで、監視対象物2からの受光信号伝達
機構3への光は、前述のように光源1からの光であり、
光源1からの光を監視対象物2に照射し、その光を受光
信号伝達機構3へ入力するようにしている。この場合、
監視対象物2からの光は自然光であっても良いし、図1
2に示すように、光源1から光源光ファイバ13を介し
て送られてきた光とすることも可能である。この場合、
光源1としては、電球、連続又はパルス状の光を発光す
る発光ダイオード、特定波長を発振する半導体レーザ等
を用いる。
【0066】図12において、光源1からの光を集光レ
ンズ27で集光し光源光ファイバ13を用いて、各々の
監視対象物2に供給して受光信号伝達機構3でその光を
受光するようにしている。従って、受光信号伝達機構3
への光源用の電気配線が不要になる。
【0067】このように、光源1としては屋内や屋外で
自然に漏れこんでいる自然光、電球の光、連続又はパル
ス状に発光するダイオードの光、連続又はパルス状に特
定の波長を発振する半導体レーザの光等が受光信号伝達
機構3に入力される。この場合、自然に漏れこんでくる
光を使う場合を除いて、これらの光源1を直接用いる場
合には光源1用の電気配線が必要となるが、光源1から
の光を光源光ファイバ13により送る場合には受光信号
伝達機構3までの電気配線は必要なくなる。
【0068】また、図13に示すように、通常時には光
源1から光源光ファイバ13を介して送られてきた光を
用い、非常時には太陽光を集光し光源光ファイバ13で
送られてきた光を用いるようにすることも可能である。
【0069】図13において、非常時には電気が使えず
光源1が使えない場合には、太陽光を集光器14で光源
光ファイバ13に集め光源切り換えユニット15により
光を供給する。ここで、通常時には光源1から光源光フ
ァイバ13を介して送られてきた光を用るようにしてい
るが、光源1からの直接光を用いるようにしても良いこ
とは言うまでもない。その場合は光源切り換えユニット
15は不要になる。このように、非常時の場合には太陽
光を集光し光源1とするので、信頼性が高くなる。
【0070】次に、監視対象が電圧電流量である場合に
は、受光信号伝達機構3への光は、電圧電流量に比例し
たパルス状の光を発生する光源1からの光、又は電圧電
流量に比例した周波数で点滅する液晶パネルを通った光
とする。
【0071】図14は電圧量あるいは電流量の状態を受
光信号伝達機構3により状態監視する場合の説明図であ
り、図14(a)は電圧電流量に比例したパルス状の光
を発生する光源1からの光により電圧電流量を検出する
場合の説明図、図14(b)は電圧電流量に比例した周
波数で点滅する液晶パネルを通った光により電圧電流量
を検出する場合の説明図である。
【0072】図14(a)に示すように、電源16の電
圧量あるいは電流量を、光源としての半導体レーザや発
光ダイオード等の表示灯17にて電圧電流量に比例した
パルス信号として点滅させる。この表示灯17の点滅の
周波数から電圧電流量を検出する。このようにすること
で光源として複雑な機構を設ける必要がなくなる。
【0073】また、図14(b)に示すように、光源1
を用いる場合には、電圧電流量に比例して点滅する液晶
パネル18に光源18からの光を透過させる。つまり、
液晶パネル18が電圧電流量に比例して点滅する際の透
過光量に比例させて電圧電流量を観測する。
【0074】このように、パルス状の光源の点滅を受光
信号伝達機構3で検出し電圧や電流量に比例した周波数
に変換して検出する。また、連続発光の光源1と受光信
号伝達機構3との間に液晶パネル18を設けこの液晶パ
ネル18の点滅周波数から電圧や電流量の変化を光信号
として伝送し、非接触で電圧や電流量の変化を監視す
る。
【0075】次に、図15は、配管19に設置されたバ
ルブ20の開閉に伴って変化する温度や湿度、タンク2
1の水位、各種配管を流れる流量を総合的に監視する監
視システムを示したものである。
【0076】まず、温度又は湿度の監視には、液体又は
固体の熱膨張又は湿度による伸びを利用した温度計又は
湿度計の計測値を監視する。すなわち、温度の監視に
は、光源1と受光信号伝達機構3との間に熱膨張によっ
て変化する温度計22をセットして、透過光量の変化又
は複数の波長の異なるセンサの波長の変化から温度変化
を計測する。また、湿度の監視は、湿度計23の針の動
きを観測することで検出する。針でなくとも直接湿度に
より変化する物質の伸びを観測しても良い。
【0077】一方、液位又は流量の監視には、液位の変
化を検出する液位計14の液位又は流量計25内の浮き
26の位置を監視する。タンク21の液位の監視は、直
接計測するかあるいは図15のように液位計24の変化
を透過光量又は複数設置した受光信号伝達機構3の波長
の変化から水位の変化を観測するようにしている。流量
の監視については、流量計25の浮き26の変化を同様
に観測している。このように一本の光ファイバ4で多く
の状態を監視することが可能となり、更に受光信号伝達
機構3を追加することが可能である。なお、液位の監視
には、液位計24が電流計や電圧計と同様に針で液位を
指示するものである場合には、電流計や電圧計と同様に
その針を観測して計測する。
【0078】このように、受光信号伝達機構3を温度計
や湿度計あるいは液位計や流量計の近傍に配置し、その
計測計器の変化の状態を非接触で検出する。つまり、計
測計器の透過光の位置情報を光の波長から判断して状態
量の変化を監視する。
【0079】図16は、本発明の実施の形態に係わる状
態監視装置の判定部5の説明図である。光ファイバ4に
て混合して伝送されてきた各種波長の光信号は、判定部
5において波長毎の光信号に弁別される。図16(a)
はその弁別に分光器であるレンズ10及びプリズム9を
用いたものであり、図16(b)はプリズム9の代わり
にグレーティング28を用いたものである。
【0080】受光信号伝達機構3から光ファイバ4にて
伝送されてきた混合波長の光信号は、レンズ10とプリ
ズム19又はグレーティング28にて分離される。そし
て、各々の受光信号伝達機構3からの光信号としてCC
DあるいはC−MOSセンサ29により検出される。こ
れにより、混合波長の光信号を分光器で分けて読み取
り、波長により受光信号伝達機構3を特定するようにし
ている。
【0081】このように、状態監視を行う場合に一本の
光ファイバ4に複数個の受光信号伝達機構3を設置でき
るのでセンサの数を増やすことができる。また、受光信
号伝達機構3毎に受光して送る波長を違えることができ
るため、波長による受光信号伝達機構3の位置の特定や
多くの情報を波長を変えて同時に伝送することができ
る。さらに、非接触でしかも光信号で状態監視を行うこ
とができるため、引火性のある場所等で有効に使えるよ
うになるだけでなく、外部の電磁波等の影響を受けにく
い。光源に太陽光を用いて光ファイバで伝送する場合に
は、光源にも電気を使わずに状態監視が行える。
【0082】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、状
態監視を行う場合に光ファイバを用いて光信号を伝達す
るため、外部からの電磁波による影響を受けにくい状態
監視装置が得られる。また、光の吸収特性と発光特性と
が異なるレーザ用色素を用いているので、受光信号検出
機構自身での信号吸収がなく、多くの波長の光信号を使
える。従って、一本の光ファイバに多くの受光信号検出
機構を付けることができ、多くの情報を同時に伝送でき
る。
【0083】そして、本発明では、引火性のある場所等
で有効に使えるようになり、非常時には光源に太陽光を
用いて光ファイバで伝送するようにしているので、信頼
性を向上させた状態監視装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる状態監視装置の構
成図。
【図2】本発明の状態監視装置で使用する光ファイバの
説明図。
【図3】本発明の実施の形態で用いたレーザ用色素の特
性図であり、図3(a)は光吸収波長特性図、図3
(b)は光発光波長特性図。
【図4】本発明の実施の形態で用いた波長選択用フィル
タを設置することで波長選択して伝送する場合の受光信
号伝達機構の説明図。
【図5】本発明の実施の形態における受光信号伝達機構
の他の一例を示した説明図。
【図6】本発明の実施の形態における光ファイバの1箇
所に複数の受光信号伝達機構を配置して複数方向からの
光信号に対して選択的に信号を受光する場合の説明図。
【図7】図6の場合に隣接した受光信号伝達機構に光信
号が混入しないように遮蔽用クラッド部を設けた場合の
説明図。
【図8】本発明の実施の形態における光ファイバの1箇
所に複数の受光信号伝達機構を配置して同一方向からの
光信号に対して監視対象が移動物体である場合にその状
態を監視する場合の説明図。
【図9】図8の受光信号伝達機構の構成で監視対象物が
回転体である場合にその状態を監視する場合の説明図。
【図10】本発明の実施の形態における監視対象物が駆
動装置のチェーンである場合にその状態を監視する場合
の説明図。
【図11】本発明の実施の形態における監視対象物が駆
動装置の歯車である場合にその状態を監視する場合の説
明図。
【図12】本発明の実施の形態における光源として光源
光ファイバを介して送られてきた光を用いる場合の説明
図。
【図13】本発明の実施の形態における光源として、通
常時には光源から光源光ファイバを介して送られてきた
光を用い、非常時には太陽光を集光し光源光ファイバで
送られてきた光を用いる場合の説明図。
【図14】本発明の実施の形態における監視対象が電圧
電流量の状態である場合の状態監視の説明図。
【図15】本発明の実施の形態における監視対象が温度
や湿度あるいは液位や流量の変化である場合の説明図。
【図16】本発明の実施の形態に係わる状態監視装置の
判定部の説明図。
【符号の説明】
1 光源 2 監視対象物 3 受光信号伝達機構 4 光ファイバ 5 判定部 6 コア部 7 クラッド部 8 波長選択用フィルタ 9 プリズム 10 レンズ 11 遮蔽用クラッド部 12 駆動部 13 光源光ファイバ 14 集光器 15 光源切り換えユニット 16 電源 17 表示灯 18 液晶パネル 19 配管 20 バルブ 21 タンク 22 温度計 23 湿度計 24 液位計 25 流量計 26 浮き 27 集光レンズ 28 グレーティング 29 CCDあるいはC−MOSセンサ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視対象物からの光を受光し波長をシフ
    トさせる受光信号伝達機構と、前記受光信号伝達機構で
    波長がシフトされた光を伝送する光ファイバと、前記光
    ファイバで伝送されてきた光に基づいて前記監視対象物
    の状態を判定する判定部とを備えたことを特徴とする状
    態監視装置。
  2. 【請求項2】 前記受光信号伝達機構は、前記光ファイ
    バに塗布されて形成され吸収光波長と発光波長とが異な
    るように波長シフトさせるレーザ用色素であり、波長シ
    フト後の発光波長が自らの色素によって吸収されること
    ない波長となることを特徴とする請求項1に記載の状態
    監視装置。
  3. 【請求項3】 前記受光信号伝達機構は、前記監視対象
    物に対応させて複数の異なる特性の前記レーザ用色素を
    組み合わせて構成されたことを特徴とする請求項2に記
    載の状態監視装置。
  4. 【請求項4】 前記受光信号伝達機構は、前記レーザ用
    色素を前記光ファイバのコア部又はクラッド部に用いる
    ことを特徴とする請求項2に記載の状態監視装置。
  5. 【請求項5】 前記受光信号伝達機構は、前記レーザ用
    色素を前記光ファイバのコア部及びクラッド部に用いる
    ことを特徴とする請求項2に記載の状態監視装置。
  6. 【請求項6】 前記受光信号伝達機構部は、前記光ファ
    イバのコア部又はクラッド部に光を集光するための光学
    部品を有し、特定方向からの光を選択的に用いるように
    したことを特徴とした請求項4又は請求項5に記載の状
    態監視装置。
  7. 【請求項7】 前記受光信号伝達機構部の光学部品とし
    て、集光レンズ又はプリズム又はこれらを組み合わせを
    用い、集光効率を高くしたことを特徴とする請求項6に
    記載の状態監視装置。
  8. 【請求項8】 前記光ファイバに複数個の前記受光信号
    伝達機構を軸方向に並べてを設け、複数の方向からの光
    を選択的に同時に受光するようにしたことを特徴とする
    請求項6又は請求項7に記載の状態監視装置。
  9. 【請求項9】 前記光ファイバに並べて設けられた前記
    受光信号伝達機構の互いに隣接するレーザ用色素間に互
    いに発光した光が干渉しないように遮蔽用クラッド部を
    入れることを特徴とした請求項8に記載の状態監視装
    置。
  10. 【請求項10】 受光方向が同一方向になるように複数
    個の前記受光信号伝達機構を前記光ファイバの軸方向に
    並べて設け、前記受光信号伝達機構の前を通過する前記
    監視対象物の移動方向、移動速度、移動加速度を検知す
    るようにしたことを特徴とする請求項8に記載の状態監
    視装置。
  11. 【請求項11】 複数個の前記受光信号伝達機構を前記
    光ファイバの軸方向に並べて設け、回転体の監視対象物
    に対しその軸の円周方向に配置し、非接触で回転体軸の
    偏心、振れ、振動を検出するようにしたことを特徴とす
    る請求項8に記載の状態監視装置。
  12. 【請求項12】 前記監視対象物が駆動装置である場
    合、前記駆動装置のベルト又はチェーンを用いた駆動部
    の引っ張り側と押し出し側に前記受光信号伝達機構を配
    置し、前記ベルト又はチェーンが移動する状態の変化か
    ら前記ベルト又はチェーンにかかる応力又は前記駆動部
    のトルクを計測するようにしたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項9に記載の状態監視装置。
  13. 【請求項13】 前記監視対象物が駆動装置である場
    合、前記駆動装置の歯車の横に前記受光信号伝達機構を
    配置し、前記歯車の歯の移動状態から前記駆動装置の速
    度及び加速度を検出するようにしたことを特徴とする請
    求項1乃至請求項9に記載の状態監視装置。
  14. 【請求項14】 前記監視対象物からの受光信号伝達機
    構への光は、自然光、光源からの光又は光源から光ファ
    イバを介して送られてきた光であり、前記光源は、電
    球、連続又はパルス状の光を発光する発光ダイオード、
    特定波長を発振する半導体レーザであることを特徴とす
    る請求項13に記載の状態監視装置。
  15. 【請求項15】 前記監視対象が電圧電流量である場
    合、前記受光信号伝達機構への光は、電圧電流量に比例
    したパルス状の光を発生する光源からの光、又は電圧電
    流量に比例した周波数で点滅する液晶パネルを通った光
    とし、その光信号に基づいて非接触で電圧電流量を検出
    するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項9
    に記載の状態監視装置。
  16. 【請求項16】 前記監視対象物からの受光信号伝達機
    構への光は、通常時には光源からの光又は光源から光フ
    ァイバを介して送られてきた光を用い、非常時には太陽
    光を集光し光ファイバで送られてきた光を用いることを
    特徴とする請求項14に記載の状態監視装置。
  17. 【請求項17】 前記監視対象が液体又は固体の熱膨張
    又は湿度による伸びを利用した温度計又は湿度計の計測
    値である場合、前記受光信号伝達機構を前記温度計又は
    湿度計の近傍に配置し、前記温度計又は湿度計の変化の
    状態を非接触で検出するようにしたことを特徴とする請
    求項1乃至請求項9に記載の状態監視装置。
  18. 【請求項18】 前記監視対象が液位の変化を検出する
    液位計又は浮きの位置で流量を検出する流量計である場
    合、前記受光信号伝達機構を前記液位計又は流量計の近
    傍に配置し、液位の変化や浮きの状態を非接触で検出す
    るようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項9に
    記載の状態監視装置。
  19. 【請求項19】 前記光源と受光信号伝達機構との間に
    波長選択用のフィルタを設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の状態監視装置。
  20. 【請求項20】 前記判定部は、前記受光信号伝達機構
    から前記光ファイバによって送られてくる混合された波
    長の信号を、分光器で分けて読み取り、波長により受光
    信号伝達機構を特定するようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載の状態監視装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7406198B2 (en) 2003-03-25 2008-07-29 Fujitsu Limited Image capture apparatus
WO2016158776A1 (ja) * 2015-03-27 2016-10-06 国立大学法人電気通信大学 応力センサ、応力センサシステム
CN109946045A (zh) * 2019-04-11 2019-06-28 南京东奇艾尼特科技有限公司 一种基于光纤传感的化纤粗细检测系统及检测方法

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