JPH1137268A - デューティ比制御ソレノイドの制御装置 - Google Patents

デューティ比制御ソレノイドの制御装置

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JPH1137268A
JPH1137268A JP19822797A JP19822797A JPH1137268A JP H1137268 A JPH1137268 A JP H1137268A JP 19822797 A JP19822797 A JP 19822797A JP 19822797 A JP19822797 A JP 19822797A JP H1137268 A JPH1137268 A JP H1137268A
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JP
Japan
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solenoid
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equal
less
duty ratio
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JP19822797A
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English (en)
Inventor
Joji Koda
譲二 甲田
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JATCO Corp
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JATCO Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手動チョークを有する車両において、油圧が
供給されてない状態で手動チョークが引かれても、ライ
ン圧ソレノイド44が作動しないようにする。 【解決手段】 まず、手動チョークスイッチ330がオ
ンかどうかをチェックし、オンであればスロットル開度
を所定量だけ減少させるように補正し、オフであれば補
正はしない。次いで、エンジン回転速度が300rpm
以下かどうかをチェックし、イエスであれば、ソレノイ
ド44の作動を禁止し、ノーのときは、エンジン回転速
度が所定値以下、修正スロットル開度が所定値以下、車
速が所定値以下で、かつ制御装置(ATCU)300の
電源電圧が一定値以上ならば、ソレノイド44の作動を
禁止し、これ以外ではATCU300から指令される信
号に応じてソレノイド44の作動を許可する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば自動変速
機のライン圧制御ソレノイドのような、デューティ比制
御されるソレノイドの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のデューティ比制御ソレノイドの制
御装置として、特開平3−9169号公報に示されるよ
うなものがある。このデューティ比制御ソレノイドの制
御装置には、ソレノイドの制御対象である油圧(たとえ
ばライン圧)が所定値以下の場合には、他の条件にかか
わらず、ソレノイドを非作動状態とするソレノイド作動
禁止手段が設けられている。これにより、運転者に不快
感を与えず、またソレノイドの耐久性を向上するように
している。すなわち、上述のソレノイド作動禁止手段が
設けられていない場合には、油圧が供給されていない状
態でソレノイドが駆動されると、ソレノイドのバルブが
シート面に衝突して、いわゆる「空打ち」音が発生し、
これに伴ってソレノイドの耐久性も低下するが、特開平
3−9169号公報に示されるような構成とすることに
より、ソレノイドの「空打ち」を防止し、耐久性を向上
させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のデューティ比制御ソレノイドの制御装置で
は、これを手動チョークを有する形式の車両に適用した
とすると、運転者が手動チョークを引いた場合には、必
ずスロットル(TH)電圧が上昇し、この上昇電圧値が
TH開度信号として自動変速機用制御装置(ATCU)
に入力されることになる。したがって、手動チョーク操
作時(手動チョークスイッチがオンのとき)には、AT
CU内のTH開度>実際の車両のTH開度の関係とな
り、エンジンが略300rpm以下の実質的に停止した
状態において、デューティ比駆動ソレノイドの作動を許
すことになり、上述のような問題点が依然として解決で
きないことになる。本発明は、このような課題を解決す
ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、手動チョーク
スイッチからの信号に基づいて、TH開度の補正を行
い、この補正されたTH開度を用いて油圧が所定値以下
であるかどうかを判定するようにすることにより、上記
課題を解決する。すなわち、本発明のデューティ比制御
ソレノイドの制御装置は、請求項1記載のものは、手動
チョークを有する車両に用いられ、デューティ比制御さ
れる油圧調整用のソレノイドのための制御装置であっ
て、ソレノイドの制御対象である油圧が所定値以下の場
合には、他の条件にかかわらずソレノイドを非作動とす
るソレノイド作動禁止手段が設けられているものを対象
としており、前記油圧が所定値以下であることは、前記
車両のスロットル開度が所定値以下であることから判定
するように構成されており、前記手動チョークが引かれ
た場合には、検出値から所定の開度分だけ補正した補正
スロットル開度を判定に用いるようにしたことを特徴と
している。また、請求項2記載のものは、前記判定に先
立って、前記車両のエンジン回転速度が所定値以下であ
る場合には、前記油圧が所定値以下であると優先的に判
定するようにしたことを特徴としている。
【0005】
【作用】まず、手動チョークが引かれているかどうかが
チェックされ、手動チョークが引かれていない場合に
は、検出されたスロットル開度は変更しないで、そのま
まとする一方、手動チョークが引かれている場合には、
検出されたスロットル開度を、所定開度だけ補正したス
ロットル開度に変更する。次に、スロットル開度が、全
閉に近い所定値以下であるかどうかがチェックされ、こ
の結果に基づいて油圧が所定値以下であると判定された
場合には、ソレノイドの作動を禁止し、これ以外の場合
には、ソレノイドの作動を許可する。手動チョークを有
する車両の場合に、手動チョークが引かれている場合で
あっても、油圧が所定値以下であるかどうか(ソレノイ
ドを作動させた場合に空打ち音が発生するかどうか)
を、従来よりも正確に判定することができるので、ソレ
ノイドの「空打ち」をより確実に防止することができ、
ソレノイドの耐久性を従来よりも向上させることができ
る。請求項2に記載された構成の場合には、前記判定に
先立って、検出されたエンジン回転速度が所定回転速度
以下(実質的にエンジンが停止している状態)であるか
どうかがチェックされる。所定回転速度以下であれば、
油圧が所定値以下であると優先的に判定する。これによ
り、よりいっそう迅速に油圧が所定値以下であるかどう
かを判定することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施の形態を示
す。図中右端側のソレノイド44、56、64、66及
び82は、コントロールニット(制御装置:ATCU)
300によって、それぞれの作動を制御されている。A
TCU300は、入力インターフェース311、基準パ
ルス発生器312、CPU(中央処理装置)313、R
OM(リードオンリメモリ)314、RAM(ランダム
アクセスメモリ)315及び出力インターフェース31
6を有しており、これらはアドレスバス319、データ
バス320によって互いに連絡されている。このATC
U300には、図中左端側のエンジン回転速度センサー
301、車速センサー(出力軸回転速度センサー)30
2、スロットル開度センサー303、セレクトポジショ
ンスイッチ304、キックダウンスイッチ305、アイ
ドルスイッチ306、フルスロットルスイッチ307、
油温センサー308、入力軸回転速度センサー309、
オーバードライブスイッチ310、及び手動チョークス
イッチ330からの信号が入力されている。一方、AT
CU300からは、図中右端側のシフトソレノイド64
及び66、オーバーランニングクラッチソレノイド8
2、ロックアップソレノイド56、及びライン圧ソレノ
イド44に信号が出力される。なお、本発明が実施され
る自動変速機の油圧回路は、特開平3−9169号公報
の第4図に示されるものと同様であるから、これを参照
することとして、詳細な説明は省略する。
【0007】図2にATCU300で行われるライン圧
ソレノイド44の作動禁止についての制御フローを示
す。まず、手動チョークスイッチ330がオンであるか
どうかがチェックされる(ステップ400)。オンの場
合には、スロットル開度センサー303によって検出さ
れたスロットル開度(TH開度)を、所定量だけ減少さ
せた値に補正する(ステップ402)。ステップ400
において手動チョークスイッチ330がオフの場合に
は、ステップ404にジャンプする。次に、エンジン回
転速度センサー301により検出されたエンジン回転速
度が300rpm以下(実質的にエンジンが停止してい
る状態)であるかどうかがチェックされる(ステップ4
04)。300rpm以下であれば、ライン圧が所定値
以下であると優先的に判定し、ライン圧ソレノイド44
の作動を禁止する(ステップ416)。これにより迅速
に判定を行うことができる。また、エンジン回転速度が
300rpmよりも大きい場合には、エンジン回転速度
が所定値以下であり(ステップ406でイエス)、修正
されたスロットル開度が全閉に近い所定値以下であり
(ステップ408でイエス)、車速センサー302によ
って検出された車速が所定値以下であり(ステップ41
0でイエス)、かつATCU300の電源電圧が一定値
以上(ステップ412でイエス)である場合には、ライ
ン圧が所定値以下であると判定して、ライン圧ソレノイ
ド44の作動を禁止し(ステップ416)、これ以外
(ステップ406〜412のいずれかでノー)の場合に
は、ATCU300から指令される信号に応じてライン
圧ソレノイド44の作動を許可する(ステップ41
4)。
【0008】このような制御フローとすることにより、
手動チョークを有する車両の場合であっても、手動チョ
ークスイッチからの信号に応じてスロットル開度を補正
し、このスロットル開度に基づいて制御油圧が所定値以
下であるかどうかを判定することができる。また、エン
ジン回転速度が所定値以下であれば、前記判定に先立っ
て、ライン圧が所定値以下であると判定でき、迅速にラ
イン圧ソレノイド44の作動を禁止することができる。
以上の説明から明らかなように、実質的にエンジンが停
止している状態では、又はライン圧ソレノイド44に油
圧が供給されていない状態では、手動チョークが引かれ
ても、ライン圧ソレノイド44を作動させないようにす
ることができ、ソレノイドの「空打ち」が防止されるの
で、ソレノイドの耐久性が向上できる。
【0009】なお、上記実施の形態の説明においては、
ライン圧が所定値以下であることを、エンジンの回転速
度に基づいて優先的に判定するものとしたが、このよう
な優先的判定は行わずに、すなわち、図2において、ス
テップ400及び402を実行した後は、ステップ40
4及び406を実行しないで、ステップ408〜412
の結果に基づいてライン圧が所定値以下(すなわち、ラ
イン圧ソレノイド44の作動を禁止すべき)であるかど
うかを判定するようにしてもよい。また、上記実施の形
態の説明においては、ライン圧ソレノイド44に本発明
を適用したが、これ以外にデューティ比制御されるソレ
ノイドがあれば、これにも適用可能であり、また、自動
変速機以外の車両用油圧装置においてデューティ比制御
されるソレノイドに対しても同様に適用可能である。
【0010】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
と、手動チョークが引かれている場合であっても、油圧
が所定値以下であるかどうかを、従来よりも的確に判定
することができるので、ソレノイドに油圧が供給されて
いない状態で、手動チョークが引かれても、ソレノイド
が作動してしまうようなことをなくすことができる。し
たがって、従来よりも確実にソレノイドの「空打ち」を
防止することできるので、ソレノイドの耐久性を従来よ
りも向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のコントロールユニットを
示す図である。
【図2】本発明の制御フローを示す図である。
【符号の説明】
44 ライン圧ソレノイド(ソレノイド) 300 コントロールユニット(制御装置:ATCU) 330 手動チョークスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動チョークを有する車両に用いられ、
    デューティ比制御される油圧調整用のソレノイドのため
    の制御装置であって、ソレノイドの制御対象である油圧
    が所定値以下の場合には、他の条件にかかわらずソレノ
    イドを非作動とするソレノイド作動禁止手段が設けられ
    ているデューティ比制御ソレノイドの制御装置におい
    て、 前記油圧が所定値以下であることは、前記車両のスロッ
    トル開度が所定値以下であることから判定するように構
    成されており、前記手動チョークが引かれた場合には、
    検出値から所定の開度分だけ補正した補正スロットル開
    度を判定に用いるようにしたことを特徴とするデューテ
    ィ比制御ソレノイドの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記判定に先立って、前記車両のエンジ
    ン回転速度が所定値以下である場合には、前記油圧が所
    定値以下であると優先的に判定するようにしたことを特
    徴とする請求項1記載のデューティ比制御ソレノイドの
    制御装置。
JP19822797A 1997-07-24 1997-07-24 デューティ比制御ソレノイドの制御装置 Pending JPH1137268A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008133926A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Denso Corp 自動変速機用油圧制御装置
WO2015053129A1 (ja) * 2013-10-07 2015-04-16 本田技研工業株式会社 駆動力配分装置の油圧制御装置

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