JPH113562A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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Publication number
JPH113562A
JPH113562A JP9153778A JP15377897A JPH113562A JP H113562 A JPH113562 A JP H113562A JP 9153778 A JP9153778 A JP 9153778A JP 15377897 A JP15377897 A JP 15377897A JP H113562 A JPH113562 A JP H113562A
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JP
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card
chip
mounting table
card mounting
optical head
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JP9153778A
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English (en)
Inventor
Takeshi Togawa
剛 外川
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はカード載置台あるいは光学ヘッドが一
方向に暴走しても、ICヘッドがIC−光カードに接触
することを防止する情報処理装置を提供する。 【解決手段】本発明の情報処理装置のICチップ離接機
構6は、カード載置台2上のカード1のICチップ1b
とICチップコネクタ8とが離間した状態で保持する保
持機構64と、このカード1の光記録領域1aに対して
情報の記録または再生を行う際にカード載置台2と光学
ヘッド5とが第1の方向に相対的に移動する範囲を越え
て、第1の方向へ相対的に移動することにより、保持機
構64による離間状態の保持を解除する解除機構62
と、解除機構62による離間状態の保持の解除の後、カ
ード載置台2と光学ヘッド5とが第1の方向を横切る第
2の方向へ相対的に移動することにより、ICチップ1
bとICチップコネクタ8とを相対的に接近させて接続
する接続機構63とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICチップと光記
録部を有するカード(以下、IC−光カードという)に
対して情報の記録および/または再生を行う情報処理装
置に関する。特に、ICチップに接続してICチップに
対して信号の入出力を行うためのICチップコネクタを
ICチップに対して離接するための離接機構を備えた情
報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ICチップと光記録部を有するIC−光
カードの光記録部に情報の記録再生を行う際には、IC
チップに接続してICチップに対して信号の入出力を行
うためのICヘッドとICチップとを離間させておき、
ICチップに対して信号の入出力を行う際には、ICヘ
ッドとICチップと接続させる離接機構を備えた情報処
理装置の一例としては、特開平7−287930号公報
に開示されたものがある。同公報では、ICチップと光
記録部とを同一面上に設けたIC−光カードを用い、I
Cチップに信号の入出力を行うときにのみ、ICチップ
とICヘッドとを接続する装置が開示されている。な
お、IC−光カードとしては、同公報のようにICチッ
プと光記録部とを同一面上に設けたものの他に、ICチ
ップと光記録部とを異なる面に設けたものが種々提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開平7−2
87930号公報記載の装置では、IC−光カードの光
記録部に対して光学ヘッドが情報の記録あるいは再生を
行う際にカード載置台が移動する範囲を越えた位置に離
接機構を備えている。そして、ICチップとICヘッド
とを接続する際には、上記カード載置台が移動する範囲
を越えてカード載置台を一方向に移動させて、カード載
置台の一部と離接機構とを当接させることにより、離接
機構はICヘッドを降下させ、ICヘッドとICチップ
との接続を行うようにしている。
【0004】しかしながら、同公報記載の離接機構は、
上述の範囲を越えてカード載置台が一方向に移動するこ
とにより、ICヘッドとICチップとを接続するように
構成されているので、カード載置台がこの一方向に暴走
して、離接機構を駆動してICヘッドを降下させてしま
った場合、同公報において情報の記録再生の対象として
いるIC−光カード(ICチップと光記録面とを同一の
面に形成したもの)では、ICヘッドが光記録部に接触
し、光記録部が損傷を受けるという事態が生じる可能性
がある。特に、データ記録済みの光記録部が損傷を受け
た場合にはデータ自体が読み出せなくなる。
【0005】一方、同公報では取り扱われてはいない
が、IC−光カードのもう一つのタイプである、ICチ
ップと光記録部とが異なる面に形成されたIC−光カー
ドであっても、カード載置台が一方向へ暴走してしま
い、離接機構が駆動されると、ICヘッドが急激に降下
するため、ICヘッドがIC−光カードの面に強く衝突
し、そのためにICヘッドが損傷してしまう可能性があ
る。
【0006】このように、ICヘッドとICチップとの
接続を、カード載置台の一方向への駆動によりコントロ
ールするだけでは、IC−光カードの損傷を防ぐことが
できない。
【0007】なお、同公報では、離接機構を駆動させる
ものとして、カード載置台の他に光学ヘッドの例も示し
ているが、光学ヘッドを用いたとしても、同様の問題が
生じる。
【0008】このような、カード載置台あるいは光学ヘ
ッドの一方向への暴走により、離接機構が駆動されてI
Cヘッドが降下してしまうことを防ぐために、ICヘッ
ドの降下をモーターなどの専用の駆動手段によって制御
することが考えられるが、そのためには駆動回路や配線
を設けなければならず、装置自体が大型化してしまう。
【0009】本発明は上述の課題を解決するために成さ
れたものであり、その目的とするところは、電気的に信
号の入出力が行われるICチップと光学的に情報の記録
再生が行われる光記録領域とを有するカードに対して情
報の記録および/または再生を行う情報処理装置におい
て、専用の駆動回路や配線を設けることなく、ICチッ
プと情報処理装置との接続および離間を良好に行うこと
のできる情報処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の情報処理装置では、電気
的に信号の入出力が行われるICチップと光学的に情報
の記録再生が行われる光記録領域とを有するカードに対
して情報の記録および/または再生を行う情報処理装置
において、前記カードを保持するカード載置台と、前記
カード載置台上のカードの光記録領域に情報の記録およ
び/または再生を行う光学ヘッドと、前記カード載置台
と前記光学ヘッドとを第1の方向と該第1の方向を横切
る第2の方向とに相対的に移動制御する移動制御手段
と、前記カード載置台上のカードのICチップに接続し
て信号を入出力するためのICチップコネクタと、前記
ICチップコネクタと前記カード載置台上のカードとを
相対的に接近および離間させ、前記ICチップコネクタ
と前記カード載置台上のカードのICチップとを接続お
よび離間させるICチップ離接手段とを備え、前記IC
チップ離接手段は、前記カード載置台上のカードのIC
チップと前記ICチップコネクタとが離間した状態で保
持する保持手段と、前記光記録領域に対して情報の記録
および/または再生を行う際の、前記カード載置台と前
記光学ヘッドとの前記第1の方向における相対的移動範
囲を越えて、前記カード載置台と前記光学ヘッドとが前
記第1の方向に相対的に移動する移動に連動して、前記
保持手段による前記離間状態の保持と該保持の解除とを
切り替える第1の切替手段と、前記第1の切替手段が前
記離間状態の保持を解除した後、前記カード載置台と前
記光学ヘッドとが前記第2の方向へ相対的に移動する移
動に連動して、前記ICチップと前記ICチップコネク
タとを相対的に移動させ、前記ICチップと前記ICチ
ップコネクタとを接続した状態と該接続状態を解除した
状態とを切り替える第2の切替手段とを有することを特
徴とするものである。
【0011】請求項2に記載の本発明の情報処理装置で
は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記移動
制御手段は、前記ICチップと前記ICチップコネクタ
とを接続させる際には、前記カード載置台と前記光学ヘ
ッドとを、前記光記録領域に対して情報の記録および/
または再生を行う際の前記カード載置台と前記光学ヘッ
ドとの前記第1の方向における相対的移動範囲を越え
て、前記第1の方向に相対的に移動させて、前記第1の
切替手段により前記保持手段による前記離間状態の保持
を解除し、続いて前記カード載置台と前記光学ヘッドと
を前記第2の方向に相対的に移動させて、前記第2の切
替手段により前記ICチップと前記ICチップコネクタ
とを前記接続状態とするよう制御することを特徴として
いる。
【0012】また、請求項3に記載の本発明の情報処理
装置では、請求項1に記載の情報処理装置において、前
記移動制御手段は、前記ICチップと前記ICチップコ
ネクタとの前記接続状態を解除して離間させる際には、
前記ICチップと前記ICチップコネクタとの接続の際
における前記第2の方向の向きとは逆の向きに前記カー
ド載置台と前記光学ヘッドとを相対的に移動させて、前
記第2の切替手段による前記接続状態を解除し、続いて
前記光記録領域に対して情報の記録および/または再生
を行う際の前記カード載置台と前記光学ヘッドとの前記
第1の方向における相対的移動範囲を越えた領域で、前
記カード載置台と前記光学ヘッドとを前記第1の方向に
相対的に移動させ、該移動に連動して前記第1の切替手
段を動作させて前記保持手段が前記ICチップと前記I
Cチップコネクタとを離間した状態に保持するよう制御
することを特徴としている。
【0013】したがって、請求項1、請求項2および請
求項3の構成によれば、移動制御手段により、カード載
置台と光学ヘッドとを第1の方向および第2の方向の2
方向に相対的に移動させなければ、つまり二段階の操作
を行わなければ、ICチップとICチップコネクタとの
接続および離間を制御することができないので、カード
載置台あるいは光学ヘッドの一方向への暴走により離接
手段が駆動されてICチップコネクタがIC−光カード
に接触してしまうことが防止できる。
【0014】なお、情報の記録および/または再生と
は、情報の記録および再生のうち、少なくともどちらか
一方を行うことを意味している。請求項4に記載の本発
明の情報処理装置では、請求項1、請求項2あるいは請
求項3に記載の情報処理装置において、前記第2の切替
手段は、前記カード載置台上のカードの面に当接する当
接部材と、前記カード載置台と前記光学ヘッドとの前記
第2の方向における相対的移動に連動して、前記当接部
材を前記カード載置台上のカードの面に垂直な方向に移
動させる当接部材移動手段とを有することを特徴とする
ものである。
【0015】したがって、請求項4の構成によれば、第
2の方向への相対的な移動により、カード載置台上のカ
ードの面に当接する当接部材を当接部材移動手段でカー
ドの面に垂直な方向に移動させ、ICチップとICチッ
プコネクタとを相対的に接近させて接続するようにする
こともできる。
【0016】請求項5に記載の本発明の情報処理装置で
は、請求項4に記載の情報処理装置において、前記当接
部材移動手段は、前記カード載置台と前記光学ヘッドと
による前記第2の方向への相対的移動にしたがって、前
記カードの面に当接する前記当接部材の当接領域の略中
央に対して略点対称の位置にある領域を押圧または該押
圧を解除することを特徴とするものである。
【0017】したがって、請求項5の構成によれば、当
接部材移動手段から当接部材に加えられる力の重心が、
カードの面に当接する当接部材の当接領域の略中央の位
置となるので、当接部材はカードの面に追随して当接す
ることになる。
【0018】請求項6に記載の本発明の情報処理装置で
は、請求項5に記載の情報処理装置において、前記当接
部材上の前記略点対称の位置にある領域には各々突起が
形成されており、前記当接部材移動手段は、該各々の突
起に摺接するカムを有し、前記カード載置台と前記光学
ヘッドとの前記第2の方向への相対的移動に連動して前
記カムのカム面を前記突起に対して移動させることで、
前記当接部材を前記カードの面に垂直な方向に移動させ
るよう構成したことを特徴とするものである。
【0019】したがって、請求項6の構成によれば、カ
ード載置台と光学ヘッドとの第2の方向への相対的な移
動にしたがって、カムのカム面がカム駆動手段により当
接部材上の各々の突起上を摺動し、当接部材上の各々の
突起をカードの面に垂直な方向に移動させることができ
る。
【0020】請求項7に記載の本発明の情報処理装置で
は、請求項6に記載の情報処理装置において、前記カム
には歯車が一体に設けられており、前記当接部材移動手
段はさらに、該歯車に噛み合うラック状の歯車を有する
ことを特徴とするものである。
【0021】したがって、請求項7の構成によれば、カ
ム駆動手段からカムへの駆動力の伝達は、カム駆動手段
の移動は直線的な移動とすることができるので、カード
載置台と光学ヘッドとの第2の方向への相対的な移動も
直線的なものとすることができ、カード載置台あるいは
光学ヘッドの駆動手段としては、従来のものがそのまま
利用できる。
【0022】請求項8に記載の本発明の情報処理装置で
は、請求項4、請求項5、請求項6あるいは請求項7に
記載の情報処理装置において、前記ICチップコネクタ
は前記当接部材に設けられていることを特徴とする。
【0023】この請求項の発明に関する実施の形態は、
第1の変形例が対応する。したがって、請求項8の構成
によれば、ICチップコネクタを当接部材に設けること
により、ICチップコネクタがカード載置台や光学ヘッ
ドに設けられている場合に比べ、カード載置台あるいは
光学ヘッドの駆動力が少なくてすむ。
【0024】請求項9に記載の本発明の情報処理装置で
は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
5、請求項6あるいは請求項7に記載の情報処理装置に
おいて、前記ICチップコネクタは前記カード載置台上
に設けられていることを特徴とする。
【0025】この請求項の発明に関する実施の形態は、
本実施の形態および第3の変形例が対応する。したがっ
て、請求項9の構成によれば、ICチップコネクタをカ
ード載置台上に設けているため、ICチップとICチッ
プコネクタとを適正な位置で対向させやすい。
【0026】請求項10に記載の本発明の情報処理装置
では、請求項9に記載の情報処理装置において、前記I
Cチップコネクタは前記カード載置台のカードの面に対
して離接可能に設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0027】この請求項の発明に関する実施の形態は、
第3の変形例が対応する。したがって、請求項10の構
成によれば、ICチップコネクタが接近してICチップ
に接続するため、カードはICチップ近傍で変形する
が、さらに、ICチップ離接手段によりICチップとI
Cチップコネクタとが相対的に接近される方向に移動さ
せられるので、変形が矯正され、ICチップとICチッ
プコネクタとの接続を確実なものとすることができる。
【0028】請求項11に記載の本発明の情報処理装置
では、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求
項5、請求項6、請求項7あるいは請求項8に記載の情
報処理装置において、前記ICチップコネクタは、前記
第2の切替手段に対向する位置であって、可動部材上と
は異なる筐体内に設けられていることを特徴とする。
【0029】したがって、請求項11の構成によれば、
ICチップコネクタを、第2の切替手段に対向する位置
であって、可動部材上とは異なる筐体内に設けているた
め、ICチップコネクタを光学ヘッドやカード載置台に
取り付けた場合に比べ、光学ヘッドやカード載置台の駆
動力を増加させることがない。
【0030】請求項12に記載の本発明の情報処理装置
では、電気的に信号の入出力が行われるICチップと光
学的に情報の記録再生が行われる光記録領域とを有する
カードに対して情報の記録および/または再生を行う情
報処理装置において、前記カードを保持するカード載置
台と、前記カード載置台上のカードの光記録領域に情報
の記録および/または再生を行う光学ヘッドと、前記カ
ード載置台と前記光学ヘッドとを第1の方向と該第1の
方向を横切る第2の方向とに相対的に移動制御する移動
制御手段と、前記カード載置台上のカードのICチップ
に接続して信号を入出力するためのICチップコネクタ
と、前記カード載置台と前記光学ヘッドとを前記第1の
方向と前記第2の方向とに相対的に移動させることによ
り、前記ICチップコネクタと前記カード載置台上のカ
ードとを相対的に接近および離間させ、前記ICチップ
コネクタと前記カード載置台上のカードのICチップと
を接続および離間させるICチップ離接手段とを有する
ことを特徴とする。
【0031】したがって、請求項12の構成によれば、
カード載置台上のカードのICチップとICチップコネ
クタとは離間した状態が保持手段によって保持されてお
り、ICチップとICチップコネクタとを接続する際に
は、カード載置台と光学ヘッドとを第1の方向と第2の
方向とに相対的に移動させることにより、ICチップ離
接手段が動作してICチップとICチップコネクタとを
相対的に接近させて接続するというように、ICチップ
コネクタとICチップとを二段階で接続するようにして
おり、仮に、第1の方向にカード載置台と光学ヘッドと
が相対的に暴走してもICチップコネクタがIC−光カ
ードに接触してしまうことが防止できる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態につき詳細に説明する。図1から図15まで
は、本発明による情報処理装置の実施の形態の一例を示
す図である。
【0033】図1は、本実施の形態で用いられるIC−
光カード1を示したものである。図1(a)に示すよう
に、IC−光カード1の一方の表面には、光学的に情報
の記録あるいは再生がなされる光記録領域1aが設けら
れている。この光記録領域1aには、IC−光カード1
の長手方向に平行に、情報を記録するためのトラックが
多数形成されている。また、図1(b)に示すように、
IC−光カード1の他方の表面(裏面)には、IC−光
カード1内部に埋め込まれたICチップに対して各種の
信号(ICチップの駆動電圧、記録情報、再生情報、パ
スワードの確認等)を入出力するための接続端子が設け
られたIC領域1bが形成されている。
【0034】図2は、IC−光カード1の光記録領域1
aに対して情報の記録あるいは再生、あるいはIC領域
1bに対して各種の信号を入出力するために、IC−光
カード1を搬送する構成を主に示したものである。これ
らの構成は通常、筐体内に収められている。
【0035】次にこれらの構成について説明するが、便
宜上、IC−光カード1が挿入及び搬送される方向をx
方向、IC−光カード1の面に平行でx方向に垂直な方
向をy方向、IC−光カード1の面に垂直な方向をz方
向とする。さらに、x方向でもIC−光カード1の挿入
方向下流をx1、上流をx2とし、y方向でもx1方向
に向かって見て右側に向かう方向をy1、左側に向かう
方向をy2とする。
【0036】まず、IC−光カード1を載置するための
カード載置台2は、IC−光カード1の裏面を支持する
トレイ2aと、IC−光カード1の表面側であって、I
C−光カード1の短辺方向(y方向)両端部近傍の表面
を位置決めする上押さえ板2b、2cと、x方向に延在
するガイド軸4に摺動可能に嵌め込まれ、カード載置台
2のx方向への移動を支持する移動支持部材2fとを有
している。ここで、トレイ2aは、IC−光カード1の
厚み方向(z方向)に移動可能とされており、図示しな
い弾性部材により、常時、上押さえ板2b、2c方向
(z方向上方)に附勢されている。
【0037】トレイ2aには、IC−光カード1の挿入
方向(x1方向)の短辺端面を位置決めするためにトレ
イ2aのx1方向端部に短辺位置決め部材2dが突設さ
れ、また、IC−光カード1のIC領域1bの接続端子
に接続して信号の入出力を行うためのICチップコネク
タ8を通過させるために、IC−光カード1がトレイ2
aに位置決めされた際にIC領域1bと対向する位置に
開口2eが設けられている。なお、ICチップコネクタ
8は、開口2eに対向するカード載置台2の位置に固定
されている。
【0038】ここでICチップコネクタ8について説明
すると、開口2eと対向する面には、IC領域1bの接
続端子に接続して信号の入出力を行うための入出力ピン
8aが設けられている。なお、トレイ2aとICチップ
コネクタ8とのz方向の位置関係は、IC−光カード1
のIC領域1bに対して信号の入出力を行わないとき
は、トレイ2aのIC−光カード1支持面とICチップ
コネクタ8の入出力ピン8aのz方向上端面とは離間す
るように設定されている。
【0039】ここで、カード載置台2のx方向への往復
駆動は、ボイスコイルモータ(VCM)3により行われ
る。VCM3は、x方向に開口を向けてカード載置台2
のy方向両側面に取り付けられたボイスコイル3c、3
cと、ボイスコイル3cの開口を貫通し、x方向に延在
する磁石3a、3aと、磁石3aのy方向外側に設けら
れ、x方向に延在し、x方向両端部において磁石3aの
x方向両端部と固定される鉄心3b、3bと、磁石3a
に対向する鉄心3bの面に設けられたヨーク3d、3d
とからなる。ヨーク3dと磁石3aとの間には間隙が形
成され、この間隙にボイスコイル3cの一部が位置する
ようになっている。
【0040】また、カード載置台2のx方向の位置は、
カード載置台2の下部に取り付けられたエンコーダ10
(図21に示す)と、エンコーダと対向する筐体の位置
に設けられ、x方向に延在するリニアスケール7とによ
り生成されるパルス信号をカウントすることによって得
られる。
【0041】また、トレイ2aのカード支持面と略平行
であってカード支持面を含む平面のz方向上方には、I
C−光カード1の光記録領域1aに情報の記録あるいは
再生を行うための光学ヘッド5が、y方向に往復移動可
能に設けられている。光学ヘッド5には、後述するIC
チップ離接機構6と係合するピン5aが設けられてい
る。なお、光学ヘッド5の往復移動は、図21に示す光
学ヘッド移動手段33によって行われる。また、光学ヘ
ッド5のy方向の位置は、光学ヘッド移動手段33に取
り付けられたエンコーダ11(図21に示す)と、エン
コーダと対向する筐体の位置に設けられ、y方向に延在
するリニアスケール(図示せず)とにより生成されるパ
ルス信号をカウントすることによって得られる。
【0042】光学ヘッド5よりもさらにx1方向へ奥ま
った位置であって、前述のカード支持面を含む平面のz
方向上方には、IC−光カード1のIC領域1bとIC
チップコネクタ8とを離接するためのICチップ離接機
構6が設けられている。図3にICチップ離接機構6の
分解図を示す。
【0043】ここで、図3から図7までを参照して、I
Cチップ離接機構6の構成について説明する。ICチッ
プ離接機構6は、基板61、解除機構62、接続機構6
3、保持機構64、位置検出器65及び当接部材66を
有している。
【0044】基板61は、x方向よりもy方向に長い矩
形状の板であり、解除機構62、接続機構63、保持機
構64及び当接部材66が取り付けられる。ここで、基
板61は、光学ヘッド5のピン5aが、基板61の、y
方向に平行なx2方向端面に沿って、その近傍をy方向
に移動するように配置される。
【0045】当接部材66はIC−光カード1の面に当
接する部材であり、基板61に対する取付位置は、基板
61の下面側、すなわち、IC−光カード1に面する側
である。ここで、当接部材66の構成について説明する
と、当接部66cはカード載置台2に載置されたIC−
光カード1の面に当接する部分である。当接部66cは
固定部66aに固定されている。固定部66aの中央部
にはz方向上方に延びる摺動軸66fが形成されてお
り、摺動軸66fは基板61の略中央に形成されたz方
向に貫通孔を有する中空の軸61aの貫通孔に摺動可能
に嵌入される。
【0046】固定部66aからは、一対の脚部66g、
66gがy方向に互いに反対方向に延びており、一対の
脚部66g、66gのy方向端部には、後述するカム付
ギア633のカム面633b、633b、633c、6
33cに対するカムフォロワとしての、z−x平面に平
行であってz方向上方に凸の半円形の形状を有する一対
の摺動部66b、66bが設けられている。一方の摺動
部66bのさらにy方向外側には、基板61上に形成さ
れたz方向上方に延びる板状部材61eに対してz方向
に摺動可能となるようにz方向に形成されたスリットを
有する回転規制部材66dが形成されている。回転規制
部材66dには、当接部材66のz方向の位置を確認す
るために設けられた基板61上に固定された、位置検出
器65のフォトインタラプタ65a、65c内を横切る
遮光板66eが突出している。ここで、位置検出器65
は、フォトインタラプタ65a、65c及びフォトイン
タラプタ基板65bからなり、フォトインタラプタ65
a及び65cは、フォトインタラプタ基板65b上に取
り付けられている。
【0047】なお、当接部66cを除く当接部材66、
特に脚部66g、66gは、当接部66cのIC−光カ
ード1の面に沿った変形(y方向を回動軸とする回動)
を許容するため、耐クリープ性(疲労しづらい)を有す
る材料、例えば、ポリアセタールなどが使用される。ま
た、摺動部66b、66bに対向する基板61の部分に
は、切り欠き61h、61hが設けられており、この切
り欠きから摺動部66b、66bが入り込んで基板61
上面より突出する。なお、切り欠き61jは、z方向に
移動する回転規制部材66d、遮光板66eに対向する
部分まで延びている。
【0048】接続機構63は当接部材66をz方向に往
復移動させるためのものであり、基板上の取付位置は、
基板61上面である。ここで、接続機構63の構成につ
いて説明すると、カム付ギア633は円板形状をしてお
り、z方向下方の面には、図6に示すように、当接部材
66の摺動部66b、66bと摺接して当接部材66を
z方向に昇降させるカム633b、633b、633
c、633cが形成されている。カム633b、633
b、633c、633cの内、633b、633bは凸
形状であり、半径方向に互いに対向して配置されてい
る。また、カム633c、633cはそれぞれ、カム付
ギア633の円周方向に沿って633b、633bの間
に位置しており、カム付ギア633のz方向下方の面と
同一の面となっている。
【0049】カム633b、633b、633c、63
3cと摺動部66b、66bとは、図7に示すような関
係になっており、摺動部66b、66bとカム633
c、633cとが係合しているときには、図7(a)に
示すように、当接部材66の当接部66cは基板61の
z方向底面からわずかに突出した状態にある。この状態
はIC領域1bとICチップコネクタ8との接続が行わ
れないときの状態であり、この状態では当接部66cは
カード載置台2に衝突しないようになっている。この状
態の時、遮光板66eはフォトインタラプタ65cを遮
光しており、フォトインタラプタ65cは検出信号を、
図21に示すコントローラ20に出力する。
【0050】一方、カム付ギア633がz方向を回転軸
として略90度回転し、図7(b)のように摺接部66
b、66bとカム633b、633bとが係合した場合
には、当接部材66はz方向下方に移動し、当接部66
cは基板61のz方向底面から突出する。このときの突
出量は、この突出によりIC−光カード1の面がz方向
下方に押圧されてIC−光カード1を正規の位置に載置
したトレイ2aがz方向下方に移動し、IC領域1bと
ICチップコネクタ8との接続が行われる量に設定され
ている。このとき、突出量が所望の値より多めであって
も、当接部材66は前述のようにポリアセタール等の樹
脂で構成するため、脚部66g、66gの弾性変形によ
ってIC−光カード1上の一点に過大な押圧力を与えて
しまうことがない。ここで、フォトインタラプタ65a
は、遮光板66eがこの突出量分、z方向に移動したと
きに検出信号を、図21に示すコントローラ20に出力
する。
【0051】また、カム付ギア633の周面にはギア歯
633aが形成され、さらに中心部には、基板61上に
形成された中空軸61aを回転軸として中空軸61aに
回転可能に嵌め込むための孔633dが形成されてい
る。ここで、カム付ギア633は中空軸61aに嵌め込
まれた後、カム付ギア633のz方向の位置を固定する
止め具634が中空軸61aの上端に取り付けられる。
カム付ギア633のz方向上面には、当接部材66にz
方向上方への附勢力を付与する押圧バネ635が中空軸
61aの貫通孔から突出した摺動軸66fに取り付けら
れる。そして、この押圧バネ635のz方向上端は、摺
動軸66fの上端に取り付けられた止め具636により
固定される。
【0052】カム付ギア633のギア歯633aに噛み
合うラック631bは、y方向に往復移動する移動部材
631のy方向に延在する延在部631a上に固定され
ている。y方向延在部631aのy1方向端部には、x
1方向に延びるx方向延在部631eが形成され、さら
にx方向延在部631eのx1方向端部には、y1方向
に突出した突出部631dが形成されている。なお、x
方向延在部631eの上面には、後述する保持機構64
の保持板641に形成された長孔641a、641aに
嵌め込まれて保持板641の移動方向をx方向のみに規
制するピン631c、631cがx方向に離間して配置
されている。また、突出部631dには、後述する保持
板641をx1方向に附勢するために、保持板641と
移動部材631の間に架け渡される附勢バネ643の一
端が取り付けられるバネ取付部631fが形成されてい
る。
【0053】なお、移動部材631は、y方向に離間し
て基板61に固定された、頭部の径が頭部に続く軸部の
径よりも大となっている2つの段付きネジ632、63
2の軸部と、段付きネジ632、632からx1方向に
離隔して基板61上に固定された同じ段付きネジ632
の軸部とによってy方向延在部631aのx方向の両側
面が挟持されてx方向への動きが規制されている。ま
た、段付ネジ632、632、632の頭部によって、
移動部材631のz方向への動きが規制されている。さ
らに、基板61上には、移動部材631のy1方向への
移動を規制するために、y方向に垂直な面を有する係止
板61cが形成されており、突出部631dのy1方向
側面が当接する。
【0054】保持機構64は、IC−光カード1のIC
領域1bとICチップコネクタ8とを接続させる必要が
ないときには移動部材631がy1方向に移動すること
を抑止して当接部材66がz方向下方に降下しないよう
にすると共に、接続する必要があるときには抑止を解除
すると共に移動部材631のx方向への移動を補助する
ものであり、基板上の取付位置は、基板61上面であ
る。ここで、保持機構64の構成について説明すると、
保持板641には、x方向に延びた2つの長孔641
a、641aが形成されており、前述したピン631
c、631cにこの開孔641a、641aが嵌め込ま
れる。そして、ピン631c、631cから保持板64
1が外れないように、ピン631c、631cの頭部に
止め具642、642が取り付けられる。
【0055】また、保持板641のy2方向側には、基
板61の面に垂直に設けられた係止部61bに係合して
保持板641がy方向に移動することを抑止するL字形
状の抑止係合部641bが形成されている。なお、抑止
係合部641bのx1方向先端部には、y1方向に向か
って下り勾配となったスロープが形成されている。
【0056】さらに、保持板641のx2方向端部に
は、前述した光学ヘッド5の係合ピン5aが係合するL
字形状の部材を有する係合部641cが形成されてい
る。なお、係合部641cのy2方向端部には、y2方
向に向かって下り勾配となったスロープ641eが形成
されている。
【0057】また、保持板641のx2方向端部には、
y1方向に張り出した突起部641fが形成されてお
り、また、この突起部641fには前述した附勢バネ6
43の他端が取り付けられるバネ取付部641dが形成
されている。また、保持板641のx1方向端部には、
後述する解除機構62の回動レバー621の一端が当接
する、y方向に平行な長辺部641hを有する頭部64
1gが形成されている。なお、基板61上には、後述す
る図12あるいは図14に示す異常な状態になっても、
係合部641cや突起部641fが光学ヘッド5のピン
5aと係合可能に基板61のx2方向端面から突出する
ように位置決めを行う、y方向に平行な面を有するガイ
ド板61dが形成されている。このガイド板61dのy
2方向の端部の位置は、長辺部641hのy1方向端部
がガイド板61dのy2方向端部に達したときに、抑止
係合部641bに形成されたスロープが係止部61bに
係合可能な位置となるように設定される。
【0058】また、解除機構62は、附勢バネ643の
x1方向への附勢力に抗して保持板641をx2方向に
移動させて係止部61bに対する抑止係合部641bの
係合を解除するものであり、基板上の取付位置は、基板
61上面である。ここで、解除機構62の構成について
説明すると、回動レバー621の一端部には、保持板6
41の長辺部641hのx1方向側面を摺動しながらx
2方向に押圧する押圧部621aが設けられている。ま
た、回動レバー621の他端部にはz方向下方に延びて
カード載置台2のx1方向端面に当接する載置台当接部
621bがそれぞれ設けられている。
【0059】回動レバー621には基板61に固定され
た回動軸61gに嵌め込むための孔621cが開けられ
ているが、その位置は、孔621cから押圧部621a
までの距離が孔621cから載置台当接部621bまで
の距離よりも長く設定されている。このように孔621
cの位置を設定することにより、載置台当接部621b
のx1方向への変位量がわずかであっても、押圧部62
1aのx2方向への変位量を大きくすることができる。
【0060】回動レバー621は、附勢バネ622によ
り時計方向に附勢力がかけられた状態で回動軸61gに
嵌め込まれ、止め具623によって回動軸61gから外
れないようにされる。なお、回動レバー621の時計方
向への回動は、載置台当接部621bが基板61のx1
方向端面に当接することにより規制される。
【0061】また、載置台当接部621bは、カード載
置台2に載置されたIC−光カード1の光記録領域1a
に対して記録あるいは再生を行っている際のカード載置
台2のx方向の移動領域よりも外側となるように設けら
れている。
【0062】図21は、カード載置台2、光学ヘッド5
及びICチップ離接機構6の動作を制御する制御系のブ
ロック図である。コントローラ20は、ホストコンピュ
ータ40からの命令を受けて、フォトインタラプタ65
aおよび65c、カード載置台2の位置検出用のエンコ
ーダ10及び光学ヘッド5の位置検出用のエンコーダ1
1からの出力信号を基に、VCM3駆動用の駆動回路3
1及び光学ヘッド5駆動用の駆動回路32に駆動信号を
出力する。駆動回路31及び駆動回路32は、コントロ
ーラ20からの駆動信号を受けてVCM3及び光学ヘッ
ド5の移動手段33をそれぞれ駆動する。
【0063】次に、図7から図11までを参照しなが
ら、IC−光カード1のIC領域1bとICチップコネ
クタ8とを接続する動作について説明する。ここで、I
C−光カード1は、IC領域1bが設けられている面を
下面としてカード載置台2のトレイ2aに載置されてい
るものとする。このとき、IC−光カード1の光記録領
域1aの設けられている面はz方向上方を向いており、
この面を便宜上、オモテ面と呼ぶことにする。
【0064】図8は、IC領域1bとICチップコネク
タ8とを接続する前の状態を示している。この状態で
は、回動レバー621の載置台当接部621bにはカー
ド載置台2によるx2方向への附勢力がかかっていな
い。このため、保持板641の係合部641cのx2方
向端面は附勢バネ643のx1方向への附勢力により、
基板61のx2方向端部よりx1方向側にある。したが
って、光学ヘッド5がy1方向に移動しても、光学ヘッ
ド5に設けられたピン5aと係合部641cとが係合す
ることはないので、当接部材66がz方向下方に移動す
ることはない。また、この状態では基板61の係止部6
1bに保持板641の抑止係合部641bが係合してい
るので、接続機構63の移動部材631がy1方向に移
動することはない。
【0065】次に、コントローラ20は、ホストコンピ
ュータ40から、IC領域1bとICチップコネクタ8
との接続命令を受け取ると、まず、駆動回路31に対し
て駆動信号を出力して、図8の状態からカード載置台2
をx1方向に移動させる。そして、コントローラ20は
エンコーダ10の出力をカウントし、そのカウント値
が、予め定められた量、すなわち、カード載置台2のx
1方向端面が回動レバー621の載置台当接部621b
に当接した後、さらに若干、x1方向に移動したときの
カウント値と等しくなったとき、VCM3駆動回路31
に対して現在の位置を保つようにする信号を出力する
(以下、このような位置決めの信号が出力されている状
態を位置決めモードと呼ぶ)。この位置決めモード時の
状態を図9に示す。
【0066】このカード載置台2のx1方向への若干の
移動により載置台当接部621bは、カード載置台2の
x1方向端面をy2方向に摺接しながらx1方向に変位
し、それにしたがって回動レバー621は反時計方向に
回動する。この回動により、回動レバー621の押圧部
621aは保持板641の長辺部641hのx1方向側
面を摺動しながらy1方向に移動し、保持機構64の附
勢バネ643のx1方向への附勢力に抗して保持板64
2をx2方向に移動させる。
【0067】このとき、抑止係合部641bと係止部6
1bとの係合は外れ、移動部材631はy1方向に移動
可能な状態にある。また、係合部641cは基板61の
x2方向端部よりもさらにx2方向に突出しており、光
学ヘッド5のピン5aと係合可能な状態にある。
【0068】次に、コントローラ20は、光学ヘッド5
をy1方向に移動させるための駆動信号を駆動回路32
に出力する。駆動回路32はコントローラ20からの駆
動信号を受けて光学ヘッド移動手段33を駆動し、光学
ヘッド5をy1方向に移動させる。この移動により、ピ
ン5aは係合部641cに係合する。
【0069】係合直後、コントローラ20は、駆動回路
31に対してVCM3をx2方向に駆動するよう、駆動
信号を出力する。駆動回路31はコントローラ20から
の駆動信号を受けて、VCM3をx2方向に駆動する。
そして、エンコーダ10からの出力をカウントし、その
カウント値が所定値に達したとき、コントローラ20は
位置決めモードに移行し、VCM3のx2方向への移動
を停止させ、現在の位置を保つよう制御する。この移動
により、載置台当接部621bとカード載置台2との係
合が解除され、回動レバー621が時計方向に回動し、
押圧部621aによる保持板641のx2方向への押圧
は解除される。
【0070】これにより、保持板641は附勢バネ64
3の附勢力によりx1方向に移動し、それにしたがって
係合部641cもx1方向に移動して、ピン5aは係合
部641cのL字部材の内部に保持される。このため、
保持板641は、ピン5aのy1方向への移動だけでは
なく、y2方向への移動にも追従する。このときの状態
を図10に示す。なお、IC−光カード1のIC領域1
bは、図9の時よりもカード載置台2が若干x2方向に
移動した図10の位置で、当接部材66の接触部66a
と対向するようになっている。
【0071】ピン5aと係合部641cとの係合後、さ
らに光学ヘッド5はy1方向へ移動させられ、保持部材
641を介して接続機構63の移動部材631も3つの
段付きネジ632、632、632によってその移動方
向をy1方向に規制されながら移動する。この移動によ
り、移動部材631のラック631bと噛み合うギア面
633aを有するカム付ギア633が反時計方向に回転
する。このとき、カム付ギア633は、押圧バネ635
のz方向上方への附勢力に抗してカム633c、633
cと摺接部66b、66bとが係合した図7(a)の状
態から、カム633b、633bと摺接部66b、66
bとが係合した図7(b)の状態に移行し、当接部材6
6をz方向下方に移動させる。
【0072】そして、フォトインタラプタ65aから当
接部材66がz方向下方に移動して所定の位置に位置し
たことを示す検出信号を受け取ると、コントローラ20
は位置決めモードに移行し、光学ヘッド5のy1方向へ
の移動を停止させて現在の位置を保つように制御する。
このときの状態を図11及び図7(b)に示す。このと
き、当接部66cは、IC−光カード1のオモテ面を押
圧してトレイ2aをz方向下方に移動させ、この移動に
よりトレイ2aの開口2eに入り込んだICチップコネ
クタ8にIC領域1bを押圧させてICチップコネクタ
8とIC領域1bとを接続させる。このときトレイ2a
は当接部66cによりz方向下方に押圧され、x1方向
に向かってz方向下方に傾斜するが、カム633c、6
33cと摺接する摺接部66b、66bの形状がz方向
上方に半円形状となっているため、トレイ2aの傾斜に
対して当接部66cが変形して追随できるよう、摺接部
66b、66bがカム633c、633cに対してわず
かに回動することができる。また、ICチップコネクタ
にIC領域1bを押圧させる力は、カム633b、63
3bと摺接部66b、66bとが係合することによって
生み出されるので、この状態では、光学ヘッド5に対し
てこの係合を維持するための力が加わることはない。
【0073】この後、ICチップコネクタ8を通してI
Cチップに対して必要な処理が行われ、情報の書き込み
あるいは読み出しが行われる。次に、IC領域1bとI
Cチップコネクタ8とを離間させる手順について説明す
る。
【0074】まず、図11において、コントローラ20
は駆動回路32に対して、光学ヘッド5をy2方向に駆
動するよう駆動信号を出力し、光学ヘッド5をy2方向
に移動させる。このy2方向への移動は、光学ヘッド5
のピン5aに係合している係合部641cを介して移動
部材631にも伝達される。移動部材631がy2方向
に移動することにより、移動部材631に取り付けられ
たラック631bに噛み合うカム付ギア633が時計方
向に回転する。この回転に伴い、カム633b、633
b、633c、633cと摺接部66b、66bとの係
合位置は、図7(b)に示す位置から図7(a)に示す
位置に移動する。
【0075】そして、フォトインタラプタ65cから当
接部材66がz方向上方に移動して所定の位置に位置し
たことを示す検出信号を受け取ると、コントローラ20
は位置決めモードに移行し、光学ヘッド5のy2方向へ
の移動を停止させて現在の位置を維持するように制御す
る。このときの状態を図10に示す。このときには、当
接部66cとIC−光カード1のオモテ面とは完全に離
間している。また、ピン5aと係合部641cとは係合
したままである。
【0076】次に、コントローラ20は、駆動回路31
に対してVCM3をx1方向に駆動するよう駆動信号を
出力し、VCM3をx1方向に駆動する。そして、エン
コーダ10からの出力をカウントし、そのカウント値が
予め定められたカード載置台2のx1方向への移動量に
達したとき、コントローラ20は位置決めモードに移行
し、VCM3のx1方向への移動を停止させて現在の位
置を維持するように制御する。
【0077】このとき、回動レバー621の載置台当接
部621bは、カード載置台2のx1方向端部に当接し
た後、カード載置台2のx1方向端部をy2方向に摺動
しながらx1方向に移動する。載置台当接部621bの
この移動にしたがって、回動レバー621は反時計方向
に回動して、押圧部621aを保持板641の長辺部6
41hのx1方向端面に当接させる。さらに押圧部62
1aは、保持板641の長辺部641hのx1方向端面
をy1方向に摺動しながら、附勢バネ643の附勢力に
抗して長辺部641hをx2方向に移動させる。
【0078】位置決めモードに移行し、VCM3のx1
方向への移動が停止して現在の位置を維持するようにな
ると、ピン5aは係合部641cのL字形状部分との係
合が外れた状態となる。
【0079】ここで、コントローラ20は、光学ヘッド
5をy2方向に移動させるための駆動信号を駆動回路3
2に出力し、光学ヘッド5をy2方向に移動させる。そ
して、コントローラ20はエンコーダ11からの出力を
カウントし、そのカウント値が所定のカウント値になっ
たら、位置決めモードに移行し、光学ヘッド5のy2方
向への移動を停止させて現在の位置を維持するように制
御する。このときの状態を図9に示す。このとき、係合
部641cとピン5aとの係合は完全に外れている。
【0080】次に、コントローラ20は、駆動回路31
に対してVCM3をx2方向に駆動するよう駆動信号を
出力し、VCM3をx2方向に駆動する。そして、エン
コーダ10からの出力をカウントし、そのカウント値が
所定のカウント値に達したとき、コントローラ20は位
置決めモードに移行し、VCM3のx2方向への移動を
停止させて現在の位置を維持するように制御する。
【0081】カード載置台2がx2方向に移動すること
により、載置台当接部621bに対するx1方向への押
圧力がなくなるため、回動レバー621は時計方向に回
動する。また、ほぼ同時に、保持板641に対する押圧
部621aのx2方向への押圧力もなくなるため、附勢
バネ643の附勢力により、保持板641はx1方向に
移動し、係合部641cのx2方向端部は基板61のx
2方向端面よりもx1方向に位置するようになる。
【0082】以上、IC領域1bとICチップコネクタ
8とを接続する前の状態が図8で示す状態である場合に
ついて説明した。この図8の状態が正常な状態である。
しかし、振動等により、図12あるいは図14に示すよ
うな異常な状態が想定される。このような異常な状態と
なっても、本実施の形態の装置では、ガイド板61dに
より、保持板641のx2方向端部に形成されている係
合部641c及び641fが基板61のx2方向端面よ
りもx2方向に突出し、光学ヘッド5のピン5aと係合
可能な位置となるようになっていること、及び係止部6
1cにより、間接的に保持板641がy1方向へ移動す
ることが規制されるようになっているため、正常な状態
に戻すことができるように構成されている。
【0083】次に、上述の異常な状態を正常な状態に復
帰させるシーケンスについて説明する。まず、図12の
状態であるが、この状態は、IC領域1bとICチップ
コネクタ8との接続時に振動等の衝撃が加えられ、係合
部641cからピン5aがy2方向に外れてしまった場
合を示している。この状態は、位置決めモードにおい
て、位置決めモードに移行した際に維持するとされたエ
ンコーダ11のカウント値から、予め許容されるy2方
向への移動量に相当するカウント値以上外れたことをも
って検出される。なお、便宜上、カード載置台2はx2
方向に移動させてある。
【0084】このような場合、まず、コントローラ20
は、光学ヘッド5をy1方向に移動させるための駆動信
号を駆動回路32に出力し、光学ヘッド5をy1方向に
移動させる。すると、ピン5aは、係合部641cに形
成されているスロープ641eのy2方向端面に当接す
る。ここで、保持板641が係止部641cにより間接
的にy1方向への移動を規制されているため、ピン5a
は、係合部641cを附勢バネ643の附勢力に抗して
x2方向に移動させながら、スロープ641eに沿って
y1方向に移動する。
【0085】そして、スロープ641eのy1方向端部
を過ぎたところで、附勢バネ643による附勢力で、ピ
ン5aは係合部641cのL字形状の内部に係合する。
このときの状態を図13に示す。なお、この状態は、エ
ンコーダ11の出力カウント値が所定時間以上変化しな
いことから判断してもよいし、その出力カウント値が所
定のカウント値になったことから判断してもよい。
【0086】この状態になったと判断したら、コントロ
ーラ20は位置決めモードに移行し、光学ヘッド5のy
1方向への移動を停止させて現在の位置を維持するよう
に制御する。
【0087】以上のように、係合部641cからピン5
aがy2方向に外れてしまった場合であっても、係合部
641cのy2方向側にスロープ641eを設け、さら
に係合部641cに対してx1方向に附勢力をかける附
勢バネ643と、係合部641cがy1方向に移動しな
いようにする係止部61cと、保持板641のx2方向
端部に形成されている係合部641c及び641fを基
板61のx2方向端面よりもx2方向に突出させ、光学
ヘッド5のピン5aと係合可能な位置となるようにする
ガイド板61dとを設けることにより、ピン5aがスロ
ープ641eに沿って移動し、係合部641cに係合し
た状態に復帰させることができる。
【0088】次に、図14の状態であるが、これは、ピ
ン5aが突起部641fよりもy1方向に位置している
状態を示している。この状態は、位置決めモードにおい
て、位置決めモードに移行した際に維持するとされたエ
ンコーダ11のカウント値から、予め許容されるy1方
向への移動量に相当するカウント値以上外れたことをも
って検出される。
【0089】このような場合、まず、コントローラ20
は、光学ヘッド5をy2方向に移動させるための駆動信
号を駆動回路32に出力し、光学ヘッド5をy2方向に
移動させる。ここで、ピン5aは突起部641fのy1
方向端面に当接した後、さらにy2方向に移動させられ
る。
【0090】この移動の途中で保持板641の長辺部6
41hはガイド板61dから外れる。ここで、抑止係合
部641bの係止部61bと係合する部分には上述のよ
うにスロープが設けられているので、長辺部641hが
ガイド板61dから外れることにより保持部材641が
附勢バネ643の附勢力によりx1方向に移動する際、
係止部61bはこのスロープによって滑らかに抑止係合
部641bに引き込まれ、保持部材641の動きを規制
する。このとき、保持部材641のx2方向端面は基板
61のx2方向端面よりもx1方向に移動する。このた
め、ピン5aと突起部641fとは外れ、ピン5aのみ
がy2方向に移動することになる。
【0091】そして、エンコーダ11からの出力をカウ
ントし、そのカウント値が所定のカウント値に達したと
き、コントローラ20は位置決めモードに移行し、光学
ヘッド移動手段33のy2方向への移動を停止させて現
在の位置を維持するように制御する。このときの状態を
図15に示す。
【0092】以上のように、ピン5aが突起部641f
よりもy1方向に位置している状態であっても、ピン5
aをy2方向に移動させることにより、正常な状態に戻
すことができる。
【0093】以上、本実施の形態では、カード載置台2
に載置されたIC−光カード1のIC領域1bとICチ
ップコネクタ8とを接続させる際には、まず、光記録領
域1aに記録あるいは再生を行う際にカード載置台2が
移動するx方向の範囲よりもさらに、x1方向にカード
載置台2を移動させる。そして、その移動の途中でカー
ド載置台2のx1方向端面に当接した回動レバー621
の一方の端部である載置台当接部621bをx1方向に
移動させることで、回動レバー621を反時計方向に回
動させる。
【0094】この回動により、回動レバー621の他方
の端部である押圧部621aは保持板641をx2方向
に移動させる。そして、保持板641の係合部641c
は基板61のx2方向端面よりもx2方向に突出させら
れ、係合部641cはピン5aと係合可能な状態とな
る。次に、光学ヘッド5をy1方向に移動させる。その
移動の途中でピン5aと係合した係合部641cをy1
方向に移動させることで、保持板641と連結されてい
る移動部材631もy1方向に移動する。
【0095】この移動に伴って、移動部材631上のラ
ック631bと噛み合うカム付ギア633が反時計方向
に回転してカム付ギア633上のカム633b、633
bと摺接部66b、66bとが摺動し、当接部材66が
z方向下方に移動する。そして、この移動により、カー
ド載置台上2上のIC−光カード1のオモテ面がz方向
下方に押下され、IC領域1bとICチップコネクタ8
とが接続される。
【0096】以上のように構成され、作用するので、本
実施の形態では、単にカード載置台2がx1方向に暴走
したり、あるいは光学ヘッド5がy1方向に暴走したり
するだけでは、IC−光カード1とICチップコネクタ
8とが接触することはなく、ICチップコネクタ8によ
りIC−光カードの表面が損傷を受けることはない。
【0097】なお、本実施の形態の各構成は、当然、各
種の変形、変更が可能である。例えば、本実施の形態で
は、IC領域1bと光記録領域1aとを異なる面に設け
たIC−光カード1を用いて説明したが、同一の面に設
けられているIC−光カードにも適用することができ
る。
【0098】また、第1の変形例として、図16に示す
ように、固定部66aのz方向下面にICチップコネク
タ81を設けるように情報処理装置を構成しても良い。
IC領域1bとICチップコネクタ81との接続動作に
ついては、第1の実施の形態と同じである。なお、9は
ICチップコネクタ81とコントローラ20とを結ぶフ
レキシブルケーブルである。
【0099】この第1の変形例では、ICチップコネク
タ81をカード載置台2ではなくICチップ離接機構6
側に設けているので、上述の実施の形態に比べ、ICチ
ップコネクタ81の分、カード載置台2の重量を軽量化
することができ、VCM3を駆動する負荷を軽減するこ
とができる。
【0100】このように構成した情報処理装置は、同一
の面に設けられているIC−光カードを使用する場合に
好適である。また、光記録領域1aとIC領域1bとが
異なる面に設けられたIC−光カード1を使用する場合
には、IC領域1bを読むときはIC領域1bが設けら
れた面を上面にして挿入し、光記録領域1aを読むとき
は光記録領域1bが設けられた面を上面にして情報処理
装置に挿入すれば良い。
【0101】また、上述の実施の形態では、ICチップ
コネクタ8をカード載置台2に固定していたが、第2の
変形例として、図17のカード載置台2の分解斜視図に
示すように、ICチップコネクタ82を、可動部材とし
てのカード載置台2や光学ヘッド5、及びICチップ離
接機構6とは異なる装置の筐体100に取り付けるよう
にしてもよい。ここで、本変形例について図17及び図
18を用いて説明するが、上述の実施の形態と同一の部
材については同じ記号を付し、説明を省略する。
【0102】図17において、ICチップコネクタ82
は、z方向下方の筐体100の面であって、当接部66
cと対向する位置に固定されている。なお、ICチップ
コネクタ82のz方向上方の面には、IC領域1bの接
続端子に接続して信号の入出力を行うための入出力ピン
82aが設けられている。また、筐体100のz方向下
方の面から入出力ピン82aのz方向上方上端面までの
高さは、カード載置台2にIC−光カード1が載置され
た際のトレイ2aの下面と入出力ピン82aのz方向上
方上端面とが離間するように設定される。
【0103】カード載置台2は、ベース2g上にトレイ
2aをz方向上方に押圧する押圧バネ2j、2jをy方
向に離間して配置し、トレイ2aと上押さえ板2b、2
cをこの順でz方向上方から取り付けて組み立てられ
る。ここで、ベース2gのx1方向端部であって開口2
eに対向する領域には、ICチップコネクタ82が入り
込んで入出力ピン82aが開口2eと対向可能とするた
めの切り欠き2iが形成されている。
【0104】次に、図18を用いて、本変形例における
IC領域1bとICチップコネクタ82との接続動作に
ついて説明する。図18(a)は、IC領域1bとIC
チップコネクタ82とを接続する前の状態を示してい
る。この状態から、まず、コントローラ20は、保持板
641の係合部641cを光学ヘッド5のピン5aと係
合させる位置に移動させるべく、第1の実施の形態と同
様に、所定距離、x1方向にカード載置台2を移動させ
る。この移動の途中でICチップコネクタ83は切り欠
き2iに入り込む。
【0105】カード載置台2が所定距離移動し終えた状
態を示したのが、図18(b)である。このとき、IC
チップコネクタ83の入出力ピン82aは、開口2eを
介してIC領域1bと対向する位置にある。
【0106】以後、当接部66cをz方向下方に移動さ
せてIC領域1bとICチップコネクタ82とを接続す
る動作については、第1の実施の形態と同様である。こ
こで、 IC領域1bとICチップコネクタ82とが接
続した状態を図18(c)に示す。
【0107】この第2の変形例では、ICチップコネク
タ82をz方向下方の筐体100の面に固定し、かつ、
ICチップコネクタ82が開口2eに対向可能となるよ
うにカード載置台2のベース2gに切り欠き2iを設け
るようにしたので、第1の変形例と同様に、上述の実施
の形態に比べ、ICチップコネクタ82の分、カード載
置台2の重量を軽量化することができ、VCM3を駆動
する負荷を軽減することができる。
【0108】なお、上述の実施の形態では、ICチップ
コネクタ8をカード載置台2に固定していたが、第3の
変形例として、図19のカード載置台2の分解斜視図に
示すように、ICチップコネクタ82をカード載置台2
に対して回動可能に取り付けるようにしてもよい。ここ
で、図19及び図20を用いて第3の変形例について説
明するが、上述の実施の形態及び第2の変形例と同一の
部材については同じ記号を付し、説明を省略する。
【0109】図19において、ICチップコネクタ83
のx1方向端面下部には、x2方向に向かってz方向下
方に傾斜する面を有するスロープ83aが形成されてい
る。また、ICチップコネクタ83のx1方向端部近傍
には、ICチップコネクタ83がy方向を回動軸として
回動するための回動軸83bがICチップコネクタ83
のy方向両側面に設けられている。トレイ2aの開口2
eと対向するICチップコネクタ83の面には、IC領
域1bの接続端子に接続して信号の入出力を行うための
入出力ピン83aが設けられている。
【0110】ここで、ベース2gのx1方向端部には回
動軸83bを軸支するための軸受け2h、2hがy方向
に離間して設けられており、ここにICチップコネクタ
83の回動軸83b、83bが嵌め込まれる。また、I
Cチップコネクタ83と対向するベース2gの領域には
切り欠き2kが形成されており、回動軸83bからx2
方向のICチップコネクタ83の部分がz方向下方に落
とし込まれ、IC領域1bと入出力ピン83aとを接続
するとき以外は、入出力ピン83aがIC領域1bに接
触しないようになっている。また、ICチップコネクタ
83のx2方向下端を支持し、 ICチップコネクタ8
3のz方向下方への回動を止める係止板2pが、ベース
2gの下面から切り欠き2kに向かって突出している。
【0111】また、z方向下方の筐体100の面であっ
て、当接部66cと対向する位置には、スロープ83a
に当接して、ICチップコネクタ83を開口2eの方向
に回動させる押上ピン50aを有する押上部材50が固
定されている。
【0112】次に、図20を用いて、本第3の変形例に
おけるIC領域1bとICチップコネクタとの接続動作
について説明する。図20(a)は、IC領域1bとI
Cチップコネクタ83とを接続する前の状態を示してい
る。この状態から、まず、コントローラ20は、保持板
641の係合部641cを光学ヘッド5のピン5aと係
合させる位置に移動させるべく、第1の実施の形態と同
様に、所定距離、x1方向にカード載置台2を移動させ
る。この移動の途中で押上ピン50aは切り欠き2kに
入り込んでスロープ83aに当接する。そして、さらな
るカード載置台2のx1方向の移動により押上ピン50
aはスロープ83aに沿ってICチップコネクタ83の
z方向下面に移動し、ICチップコネクタ83を開口2
eの方向に回動させる。
【0113】カード載置台2が所定距離移動し終えた状
態を示したのが、図20(b)である。このとき、IC
チップコネクタ83は開口2eに入り込んで、ICチッ
プコネクタ83とIC領域1bとが接続する。しかしな
がら、この場合、IC領域1b近傍のIC−光カード1
の面方向にかかる力はICチップコネクタ83によるz
方向上方への押圧力だけであるため、IC領域1b近傍
のIC−光カード1の面がz方向上方に湾曲し、ICチ
ップコネクタ83とIC領域1bとの接続が不完全にな
る虞がある。
【0114】したがって、ICチップコネクタ83とI
C領域1bとの接続を完全とする意味で、当接部66c
をz方向下方に移動させる。この、当接部66cをz方
向下方に移動させる動作については、上述の実施の形態
と同様である。図20(c)は、上述の湾曲を矯正し、
ICチップコネクタ83とIC領域1bとの接続を完全
とした状態を示している。
【0115】この第3の変形例では、ICチップコネク
タ83をベース2gにy軸を回動軸として回動するよう
に設け、かつ、押上ピン50aが入り込んで、ICチッ
プコネクタ82を開口2eの方向に回動させるためにカ
ード載置台2のベース2gに切り欠き2kを設けるよう
にしている。ここでは、ICチップ離接機構6は、上述
の湾曲を矯正し、ICチップコネクタ83とIC領域1
bとの接続を完全とする意味で用いられている。
【0116】なお、本実施の形態では、カード載置台2
をx方向に、光学ヘッド5をy方向に往復駆動してIC
チップ離接機構6を駆動するようにしているが、光学ヘ
ッド5をx方向に、カード載置台2をy方向に往復駆動
するようにしてICチップ離接機構6を駆動するように
してもよい。
【0117】また、本実施の形態では、カード載置台2
をVCM3によってx方向に往復駆動しているが、他の
駆動手段、例えば、ベルトや超音波モータなどによって
駆動するようにしてもよい。
【0118】また、本実施の形態では、光記録領域1a
を一方の面に、IC領域1bを他方の面にそれぞれ設け
たIC−光カード1を用いて説明したが、光記録領域1
a及びIC領域1bを同一の面に設けたIC−光カード
にも適用することができる。
【0119】また、本実施の形態では、円形カムである
カム付ギア633を回転させることにより当接部材66
をz方向に移動させているが、直線カムをy方向に移動
させて当接部材66をz方向に移動させてもよい。
【0120】また、本実施の形態では、IC領域1bと
ICチップコネクタ8とを離接する際の光学ヘッド5の
移動制御は、フォトインタラプタ65a、65cからの
出力に基づいて行ったが、光学ヘッド5の位置検出用の
エンコーダ11からの出力に基づいて行ってもよい。こ
の場合には、フォトインタラプタ65a、65cは不要
とすることができる。
【0121】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1、請求項
2および請求項3の構成によれば、移動制御手段によ
り、カード載置台と光学ヘッドとを第1の方向および第
2の方向の2方向に相対的に移動させなければ、つまり
二段階の操作を行わなければ、ICチップとICチップ
コネクタとの接続および離間を制御することができない
ので、カード載置台あるいは光学ヘッドの一方向への暴
走により離接手段が駆動されてICチップコネクタがI
C−光カードに接触してしまうことが防止できる。ま
た、請求項4に記載の本発明によれば、当接部材移動手
段から当接部材に加えられる力の重心が、カードの面に
当接する当接部材の当接領域の略中央の位置となるの
で、当接部材はカードの面に追随して当接することがで
きる。
【0122】また、請求項6に記載の本発明によれば、
第2の方向への移動は直線的な移動とすることができる
ので、現状の装置の構成をそのまま使用することがで
き、更なるコストアップを避けることができる 。
【0123】また、請求項7に記載の本発明によれば、
ICチップコネクタを当接部材に設けているため、IC
チップコネクタを光学ヘッドやカード載置台に取り付け
た場合に比べ、光学ヘッドやカード載置台の駆動力を増
加させることがない。
【0124】また、請求項8に記載の本発明によれば、
ICチップコネクタをカード載置台上に設けているた
め、ICチップとICチップコネクタとを適正な位置で
対向させやすい。
【0125】また、請求項9に記載の本発明によれば、
請求項8に記載の本発明の効果と同様な効果が得られる
と共に、ICチップコネクタが接近してICチップに接
続する際のICチップ近傍のカードの変形を矯正でき、
ICチップとICチップコネクタとの接続を確実なもの
とすることができる。
【0126】また、請求項10に記載の本発明によれ
ば、ICチップコネクタを、第2の切替手段に対向する
位置であって、可動部材上とは異なる筐体内に設けてい
るため、ICチップコネクタを光学ヘッドやカード載置
台に取り付けた場合に比べ、光学ヘッドやカード載置台
の駆動力を増加させることがない。
【0127】また、請求項11に記載の本発明によれ
ば、ICチップコネクタとICチップとを二段階で接続
するようにしており、仮に、第1の方向にカード載置台
と光学ヘッドとが相対的に暴走してもICチップ離接手
段は動作しないので、ICチップコネクタがIC−光カ
ードに接触してしまうことが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に用いられるIC−光カード1を
示す平面図である。
【図2】本実施の形態に用いられるIC−光カード1を
搬送する主な構成を示す斜視図である。
【図3】ICチップ離接機構6の分解斜視図である。
【図4】ICチップ離接機構6の一部分解斜視図であ
る。
【図5】ICチップ離接機構6の一部分解斜視図であ
る。
【図6】カム付ギア633のカム面と当接部材66との
拡大斜視図である。
【図7】カム付ギア633のカム面の回転による当接部
材66の動きを説明する側面図である。
【図8】IC領域1bとICチップコネクタ8とを接続
する前のカード載置台2とICチップ離接機構6の状態
を示す平面図である。
【図9】IC領域1bとICチップコネクタ8とを接続
する動作を説明する平面図である。
【図10】IC領域1bとICチップコネクタ8とを接
続する動作を説明する平面図である。
【図11】IC領域1bとICチップコネクタ8とを接
続する動作を説明する平面図である。
【図12】異常時の処理を説明するための平面図であ
る。
【図13】異常時の処理を説明するための平面図であ
る。
【図14】異常時の処理を説明するための平面図であ
る。
【図15】異常時の処理を説明するための平面図であ
る。
【図16】第1の変形例を説明するためのICチップ離
接機構6の分解斜視図である。
【図17】第2の変形例を説明するための分解斜視図で
ある。
【図18】第2の変形例における動作を説明するための
一部断面図である。
【図19】第3の変形例を説明するための分解斜視図で
ある。
【図20】第3の変形例における動作を説明するための
一部断面図である。
【図21】カード載置台2、光学ヘッド5及びICチッ
プ離接機構6の動作を制御する制御系のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 IC−光カード 2 カード載置台 3 ボイスコイルモータ(VCM) 4 ガイド軸 5 光学ヘッド 6 ICチップ離接機構 7 リニアスケール 8 ICチップコネクタ 9 フレキシブルケーブル 10 カード載置台2の位置検出用のエンコーダ 11 光学ヘッド5の位置検出用のエンコーダ 20 コントローラ 31 VCM3駆動用の駆動回路 32 光学ヘッド5駆動用の駆動回路 33 光学ヘッド5の駆動手段 40 ホストコンピュータ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気的に信号の入出力が行われるICチッ
    プと光学的に情報の記録再生が行われる光記録領域とを
    有するカードに対して情報の記録および/または再生を
    行う情報処理装置において、 前記カードを保持するカード載置台と、 前記カード載置台上のカードの光記録領域に情報の記録
    および/または再生を行う光学ヘッドと、 前記カード載置台と前記光学ヘッドとを第1の方向と該
    第1の方向を横切る第2の方向とに相対的に移動制御す
    る移動制御手段と、 前記カード載置台上のカードのICチップに接続して信
    号を入出力するためのICチップコネクタと、 前記ICチップコネクタと前記カード載置台上のカード
    とを相対的に接近および離間させ、前記ICチップコネ
    クタと前記カード載置台上のカードのICチップとを接
    続および離間させるICチップ離接手段とを備え、 前記ICチップ離接手段は、 前記カード載置台上のカードのICチップと前記ICチ
    ップコネクタとが離間した状態で保持する保持手段と、 前記光記録領域に対して情報の記録および/または再生
    を行う際に、前記カード載置台と前記光学ヘッドとが前
    記第1の方向において相対的に移動する範囲を越えて、
    前記カード載置台と前記光学ヘッドとが前記第1の方向
    に相対的に移動する移動に連動して、前記保持手段によ
    る前記離間状態の保持と該保持の解除とを切り替える第
    1の切替手段と、 前記第1の切替手段が前記離間状態の保持を解除した
    後、前記カード載置台と前記光学ヘッドとが前記第2の
    方向へ相対的に移動する移動に連動して、前記ICチッ
    プと前記ICチップコネクタとを相対的に移動させ、前
    記ICチップと前記ICチップコネクタとを接続した状
    態と該接続状態を解除した状態とを切り替える第2の切
    替手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記移動制御手段は、前記ICチップと前
    記ICチップコネクタとを接続させる際には、前記カー
    ド載置台と前記光学ヘッドとを、前記光記録領域に対し
    て情報の記録および/または再生を行う際に前記カード
    載置台と前記光学ヘッドとが前記第1の方向において相
    対的に移動する範囲を越えて、前記第1の方向に相対的
    に移動させて、前記第1の切替手段により前記保持手段
    による前記離間状態の保持を解除し、続いて前記カード
    載置台と前記光学ヘッドとを前記第2の方向に相対的に
    移動させて、前記第2の切替手段により前記ICチップ
    と前記ICチップコネクタとを前記接続状態とするよう
    制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】前記移動制御手段は、前記ICチップと前
    記ICチップコネクタとの前記接続状態を解除して離間
    させる際には、前記ICチップと前記ICチップコネク
    タとの接続の際における前記第2の方向の向きとは逆の
    向きに前記カード載置台と前記光学ヘッドとを相対的に
    移動させて、前記第2の切替手段による前記接続状態を
    解除し、続いて前記光記録領域に対して情報の記録およ
    び/または再生を行う際に前記カード載置台と前記光学
    ヘッドとが前記第1の方向において相対的に移動する範
    囲を越えた領域で、前記カード載置台と前記光学ヘッド
    とを前記第1の方向に相対的に移動させ、該移動に連動
    して前記第1の切替手段を動作させて前記保持手段が前
    記ICチップと前記ICチップコネクタとを離間した状
    態に保持するよう制御することを特徴とする請求項1あ
    るいは請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】前記第2の切替手段は、前記カード載置台
    上のカードの面に当接する当接部材と、 前記カード載置台と前記光学ヘッドとの前記第2の方向
    における相対的移動に連動して、前記当接部材を前記カ
    ード載置台上のカードの面に垂直な方向に移動させる当
    接部材移動手段とを有することを特徴とする請求項1、
    請求項2あるいは請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】前記当接部材移動手段は、前記カード載置
    台と前記光学ヘッドとによる前記第2の方向への相対的
    移動にしたがって、前記カードの面に当接する前記当接
    部材の当接領域の略中央に対して略点対称の位置にある
    領域を押圧または該押圧を解除することを特徴とする請
    求項4に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】前記当接部材上の前記略点対称の位置にあ
    る領域には各々突起が形成されており、 前記当接部材移動手段は、該各々の突起に摺接するカム
    を有し、前記カード載置台と前記光学ヘッドとの前記第
    2の方向への相対的移動に連動して前記カムのカム面を
    前記突起に対して移動させることで、前記当接部材を前
    記カードの面に垂直な方向に移動させるよう構成したこ
    とを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】前記カムには歯車が一体に設けられてお
    り、前記当接部材移動手段はさらに、該歯車に噛み合う
    ラック状の歯車を有することを特徴とする請求項6に記
    載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】前記ICチップコネクタは、前記当接部材
    上に設けられていることを特徴とする請求項4、請求項
    5、請求項6あるいは請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】前記ICチップコネクタは、前記カード載
    置台上に設けられていることを特徴とする請求項1、請
    求項2、請求項3、請求項4、請求項5あるいは請求項
    6に記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】前記ICチップコネクタは、前記カード
    載置台のカードの面に対して離接可能に設けられている
    ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】前記ICチップコネクタは、前記第2の
    切替手段に対向する位置であって、前記可動部材上とは
    異なる筐体内に設けられていることを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
    6、請求項7あるいは請求項8に記載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】電気的に信号の入出力が行われるICチ
    ップと光学的に情報の記録再生が行われる光記録領域と
    を有するカードに対して情報の記録および/または再生
    を行う情報処理装置において、 前記カードを保持するカード載置台と、 前記カード載置台上のカードの光記録領域に情報の記録
    および/または再生を行う光学ヘッドと、 前記カード載置台と前記光学ヘッドとを第1の方向と該
    第1の方向を横切る第2の方向とに相対的に移動制御す
    る移動制御手段と、 前記カード載置台上のカードのICチップに接続して信
    号を入出力するためのICチップコネクタと、 前記カード載置台と前記光学ヘッドとを前記第1の方向
    と前記第2の方向とに相対的に移動させることにより、
    前記ICチップコネクタと前記カード載置台上のカード
    とを相対的に接近および離間させ、前記ICチップコネ
    クタと前記カード載置台上のカードのICチップとを接
    続および離間させるICチップ離接手段とを有すること
    を特徴とする情報処理装置。
JP9153778A 1997-06-11 1997-06-11 情報処理装置 Withdrawn JPH113562A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4691986A (en) * 1985-11-08 1987-09-08 American Telephone And Telegraph Company, At&T Bell Laboratories Aligned plug optical fiber connector with "contiguous" plugs, and method for using same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4691986A (en) * 1985-11-08 1987-09-08 American Telephone And Telegraph Company, At&T Bell Laboratories Aligned plug optical fiber connector with "contiguous" plugs, and method for using same

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