JPH11355953A - ディジタル形継電器 - Google Patents
ディジタル形継電器Info
- Publication number
- JPH11355953A JPH11355953A JP10175377A JP17537798A JPH11355953A JP H11355953 A JPH11355953 A JP H11355953A JP 10175377 A JP10175377 A JP 10175377A JP 17537798 A JP17537798 A JP 17537798A JP H11355953 A JPH11355953 A JP H11355953A
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- JP
- Japan
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- digital relay
- temperature
- inspection
- monitoring
- digital
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディジタル形継電器を構成するハードウェア
の点検,監視を、常に周囲温度に適した最適な感度で行
なう。 【解決手段】 ディジタル形継電器10の周囲温度を温度
検出部1で検出して、これを温度判定部21で判定し、
又、温度別点検監視感度定数テーブル23には、点検監視
対象ハードウェア3の温度特性に適した定数を温度別に
予め設定しておき、点検監視制御部22で温度別点検監視
感度定数テーブル23から前記判定温度に対応した定数を
選択し、ディジタル形継電器を構成する各点検監視対象
ハードウェア3に対する点検監視の感度を切り替える。
の点検,監視を、常に周囲温度に適した最適な感度で行
なう。 【解決手段】 ディジタル形継電器10の周囲温度を温度
検出部1で検出して、これを温度判定部21で判定し、
又、温度別点検監視感度定数テーブル23には、点検監視
対象ハードウェア3の温度特性に適した定数を温度別に
予め設定しておき、点検監視制御部22で温度別点検監視
感度定数テーブル23から前記判定温度に対応した定数を
選択し、ディジタル形継電器を構成する各点検監視対象
ハードウェア3に対する点検監視の感度を切り替える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル形継電
器を構成するハードウェアの点検及び監視方法に関す
る。
器を構成するハードウェアの点検及び監視方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディジタル形継電器を構成する各ハード
ウェアの点検及び監視は、各ハードウェアの点検監視制
御を行なうディジタル演算処理部に内蔵された点検監視
制御プログラムによって行なわれている。
ウェアの点検及び監視は、各ハードウェアの点検監視制
御を行なうディジタル演算処理部に内蔵された点検監視
制御プログラムによって行なわれている。
【0003】一般的な点検監視の方法としては、ディジ
タル形継電器としての電気(電子)回路を構成する各ハ
ードウェア毎の特性に合わせて、点検又は監視用感度定
数(不良と判断する際のしきい値)を点検監視制御プロ
グラムに夫々持たせ、前記ディジタル演算処理部にて点
検監視用感度定数を逸脱したと判断した場合に、電力系
統の制御保護を行なう機能をロックし、常時監視不良が
発生したことを外部出力する。
タル形継電器としての電気(電子)回路を構成する各ハ
ードウェア毎の特性に合わせて、点検又は監視用感度定
数(不良と判断する際のしきい値)を点検監視制御プロ
グラムに夫々持たせ、前記ディジタル演算処理部にて点
検監視用感度定数を逸脱したと判断した場合に、電力系
統の制御保護を行なう機能をロックし、常時監視不良が
発生したことを外部出力する。
【0004】この際に、前記点検監視用感度定数として
は、各ハードウェアの不安定応動の継続時間を監視する
場合、入出力される信号のレベル(大きさ)を監視する
場合、不安定応動の回数を監視する場合など、その目的
に合わせた点検監視感度定数が用いられている。
は、各ハードウェアの不安定応動の継続時間を監視する
場合、入出力される信号のレベル(大きさ)を監視する
場合、不安定応動の回数を監視する場合など、その目的
に合わせた点検監視感度定数が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の場合、
ディジタル形継電器が設置されている場所の温度環境が
動作保証温度範囲を逸脱し、安定した運転ができない状
態になった場合でも、それを認識する手段及び外部に知
らせる手段を持たないため、ディジタル形継電器は動作
上好ましくない環境のまま電力系統の制御や保護を行な
う可能性がある。
ディジタル形継電器が設置されている場所の温度環境が
動作保証温度範囲を逸脱し、安定した運転ができない状
態になった場合でも、それを認識する手段及び外部に知
らせる手段を持たないため、ディジタル形継電器は動作
上好ましくない環境のまま電力系統の制御や保護を行な
う可能性がある。
【0006】又、上記のような状態で使用された場合
に、ディジタル形継電器を構成するハードウェアの中
で、ディジタル形継電器の特性保証温度範囲あるいは動
作保証温度範囲を逸脱して使用されている場合もありう
る。
に、ディジタル形継電器を構成するハードウェアの中
で、ディジタル形継電器の特性保証温度範囲あるいは動
作保証温度範囲を逸脱して使用されている場合もありう
る。
【0007】これらの場合、温度特性が変化するような
回路に対しても、特性保証温度範囲内で使用している時
と同じ不良検出感度の点検監視用感度定数で監視してい
ることとなるため、実際のハードウェアの温度特性にそ
ぐわない感度での点検監視を行なう可能性がある。これ
らは電力系統の制御や保護には好ましくない不安定な状
態でのデイジタル形値継電器の運転となる。
回路に対しても、特性保証温度範囲内で使用している時
と同じ不良検出感度の点検監視用感度定数で監視してい
ることとなるため、実際のハードウェアの温度特性にそ
ぐわない感度での点検監視を行なう可能性がある。これ
らは電力系統の制御や保護には好ましくない不安定な状
態でのデイジタル形値継電器の運転となる。
【0008】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、ディジタル形継電器の周囲温度が動作保
証温度範囲を逸脱した使用状態の場合に、そのことを表
示及び外部に出力する手段を持たせると共に、ディジタ
ル形継電器を構成するハードウェアの点検及び監視を、
常に周囲温度に適した最適な感度で行なうことで、安定
した状態での使用が可能なディジタル形継電器を提供す
ることを目的としている。
たものであり、ディジタル形継電器の周囲温度が動作保
証温度範囲を逸脱した使用状態の場合に、そのことを表
示及び外部に出力する手段を持たせると共に、ディジタ
ル形継電器を構成するハードウェアの点検及び監視を、
常に周囲温度に適した最適な感度で行なうことで、安定
した状態での使用が可能なディジタル形継電器を提供す
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の[請求項1]に
係るディジタル形継電器は、ディジタル形継電器を構成
するハードウェアの点検及び監視を行なう点検監視手段
を備えた電力系統の制御保護を行なうためのディジタル
形継電器において、ディジタル形継電器の周囲温度を計
測するための温度計測手段を備え、点検監視手段に少な
くとも2種類以上の感度を設定して、温度計測手段の結
果に従い、点検監視手段の感度をハードウェアの温度特
性に適した感度に切り替える点検監視感度切替手段を備
えている。従って、温度計測手段及び点検監視感度切替
手段により、ハードウェアの温度特性に適した感度で点
検監視を行なうことが可能となる。
係るディジタル形継電器は、ディジタル形継電器を構成
するハードウェアの点検及び監視を行なう点検監視手段
を備えた電力系統の制御保護を行なうためのディジタル
形継電器において、ディジタル形継電器の周囲温度を計
測するための温度計測手段を備え、点検監視手段に少な
くとも2種類以上の感度を設定して、温度計測手段の結
果に従い、点検監視手段の感度をハードウェアの温度特
性に適した感度に切り替える点検監視感度切替手段を備
えている。従って、温度計測手段及び点検監視感度切替
手段により、ハードウェアの温度特性に適した感度で点
検監視を行なうことが可能となる。
【0010】本発明の[請求項2]に係るディジタル形
継電器は、[請求項1]において、温度計測結果及び点
検監視感度切替手段によって切り替えられた点検監視手
段の感度の状態を、表示及び外部に出力するための状態
出力手段を備えている。従って、状態出力手段により、
ディジタル形継電器が使用されている温度状態及び点検
監視感度の状態を表示及び外部に出力することが可能と
なる。
継電器は、[請求項1]において、温度計測結果及び点
検監視感度切替手段によって切り替えられた点検監視手
段の感度の状態を、表示及び外部に出力するための状態
出力手段を備えている。従って、状態出力手段により、
ディジタル形継電器が使用されている温度状態及び点検
監視感度の状態を表示及び外部に出力することが可能と
なる。
【0011】本発明の[請求項3]に係るディジタル形
継電器は、[請求項1]において、ディジタル形継電器
の内部の温度が計測可能な内部温度計測手段を備え、デ
ィジタル形継電器の内部温度が動作保証温度範囲外のと
きは、点検監視手段の機能及び電力系統の制御保護機能
をロックした状態で待機させると共に、その状態を状態
出力手段にて表示及び外部に出力させ、又、動作保証温
度範囲内の時には点検監視手段の機能ロック及び電力系
統の制御保護機能のロックを解除させることができる機
能切替手段を備えている。
継電器は、[請求項1]において、ディジタル形継電器
の内部の温度が計測可能な内部温度計測手段を備え、デ
ィジタル形継電器の内部温度が動作保証温度範囲外のと
きは、点検監視手段の機能及び電力系統の制御保護機能
をロックした状態で待機させると共に、その状態を状態
出力手段にて表示及び外部に出力させ、又、動作保証温
度範囲内の時には点検監視手段の機能ロック及び電力系
統の制御保護機能のロックを解除させることができる機
能切替手段を備えている。
【0012】従って、ディジタル形継電器の内部温度が
動作保証温度範囲外となりディジタル形継電器の安定動
作が保証されない状態で、電力系統の制御や保護を行な
うことを未然に回避でき、又、ディジタル形継電器の内
部温度がディジタル形継電器の安定運転が保証される温
度となった時に、点検監視手段の機能及び電力系統の制
御保護の機能を使用開始させることが可能となる。
動作保証温度範囲外となりディジタル形継電器の安定動
作が保証されない状態で、電力系統の制御や保護を行な
うことを未然に回避でき、又、ディジタル形継電器の内
部温度がディジタル形継電器の安定運転が保証される温
度となった時に、点検監視手段の機能及び電力系統の制
御保護の機能を使用開始させることが可能となる。
【0013】本発明の[請求項4]に係るディジタル形
継電器は、[請求項3]において、内部温度計測手段で
検出したディジタル形継電器の内部温度が動作保証虞範
囲外から動作保証温度範囲内に入った時点で、一旦シス
テムリセットによる再起動を行なった上で、点検監視手
段の機能ロック及び電力系統の制御保護機能のロックを
解除して、安定した状態でディジタル形継電器の運転を
開始する機能を備えている。
継電器は、[請求項3]において、内部温度計測手段で
検出したディジタル形継電器の内部温度が動作保証虞範
囲外から動作保証温度範囲内に入った時点で、一旦シス
テムリセットによる再起動を行なった上で、点検監視手
段の機能ロック及び電力系統の制御保護機能のロックを
解除して、安定した状態でディジタル形継電器の運転を
開始する機能を備えている。
【0014】従って、ディジタル形継電器の内部温度
が、動作保証温度範囲外から動作保証温度範囲内に入り
点検監視機能及び電力系統の制御保護機能のロックを解
除する時点で、一旦システムリセットによる再起動を行
なうことで、リフレッシュされたより安定した状態でデ
ィジタル形継電器の運転を開始することができる。
が、動作保証温度範囲外から動作保証温度範囲内に入り
点検監視機能及び電力系統の制御保護機能のロックを解
除する時点で、一旦システムリセットによる再起動を行
なうことで、リフレッシュされたより安定した状態でデ
ィジタル形継電器の運転を開始することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の[請求項1]に係
るディジタル形継電器の実施の形態を示す構成図であ
る。図1において、10はディジタル形継電器であり、温
度検出部1とディジタル演算処理部2と点検監視対象ハ
ードウェア3とからなり、ディジタル演算処理部2は温
度判定部21と点検監視制御部22と温度別点検監視感度定
数テーブル23から構成される。
るディジタル形継電器の実施の形態を示す構成図であ
る。図1において、10はディジタル形継電器であり、温
度検出部1とディジタル演算処理部2と点検監視対象ハ
ードウェア3とからなり、ディジタル演算処理部2は温
度判定部21と点検監視制御部22と温度別点検監視感度定
数テーブル23から構成される。
【0016】次に動作について説明する。先ず温度検出
部1では、検出したディジタル形継電器の周囲温度tを
ディジタル値に変換し、このディジタル値に変換した温
度データをもとに温度判定部21で周囲温度tの値を判定
する。
部1では、検出したディジタル形継電器の周囲温度tを
ディジタル値に変換し、このディジタル値に変換した温
度データをもとに温度判定部21で周囲温度tの値を判定
する。
【0017】又、温度別点検監視感度定数テーブル23に
は、点検監視対象ハードウェア3の温度特性に適した定
数を温度別に予め設定しておき、点検監視制御部22で温
度別点検監視感度定数テーブル23から前記判定温度に対
応した定数を選択し、ディジタル形継電器を構成する各
点検監視対象ハードウェア3に対する点検監視の感度を
切り替える。本実施の形態によれば、周囲温度変化が大
きい環境でディジタル形継電器が使用されても、温度に
応じた最適な感度でハードウェアの点検監視が可能とな
る。
は、点検監視対象ハードウェア3の温度特性に適した定
数を温度別に予め設定しておき、点検監視制御部22で温
度別点検監視感度定数テーブル23から前記判定温度に対
応した定数を選択し、ディジタル形継電器を構成する各
点検監視対象ハードウェア3に対する点検監視の感度を
切り替える。本実施の形態によれば、周囲温度変化が大
きい環境でディジタル形継電器が使用されても、温度に
応じた最適な感度でハードウェアの点検監視が可能とな
る。
【0018】図2は本発明の[請求項2]に係るディジ
タル形継電器の実施の形態を示す構成図である。図2に
おいて、図1と同一機能部分については同一符号を付し
て説明を省略する。本実施の形態において構成上の特徴
は状態出力部4を設けたことであり、その他の構成は図
1と同様である。
タル形継電器の実施の形態を示す構成図である。図2に
おいて、図1と同一機能部分については同一符号を付し
て説明を省略する。本実施の形態において構成上の特徴
は状態出力部4を設けたことであり、その他の構成は図
1と同様である。
【0019】従って、動作はほとんど図1と同様であ
り、温度判定部2で判定したディジタル形継電器の周囲
温度tの値と、点検監視制御部22で切り替えた点検監視
対象ハードウェア3に対する点検監視感度の状態は、状
態出力部4を介して出力される。本実施の形態によれ
ば、温度に応じた最適な感度でハードウェアの点検監視
ができることに加えて、外部に表示される。
り、温度判定部2で判定したディジタル形継電器の周囲
温度tの値と、点検監視制御部22で切り替えた点検監視
対象ハードウェア3に対する点検監視感度の状態は、状
態出力部4を介して出力される。本実施の形態によれ
ば、温度に応じた最適な感度でハードウェアの点検監視
ができることに加えて、外部に表示される。
【0020】図3は本発明の[請求項3]に係るディジ
タル形継電器の実施の形態を示す構成図である。図3に
おいて、図2と同一機能部分については同一符号を付し
て説明を省略する。本実施の形態において新たに付加さ
れたものは、機能切替判定部24と制御保護機能処理部25
であり、その他の構成は図2と同様である。
タル形継電器の実施の形態を示す構成図である。図3に
おいて、図2と同一機能部分については同一符号を付し
て説明を省略する。本実施の形態において新たに付加さ
れたものは、機能切替判定部24と制御保護機能処理部25
であり、その他の構成は図2と同様である。
【0021】次に動作説明をする。先ず内部温度検出部
1-1 では、ディジタル形継電器内部の温度を検出してデ
ィジタル値に変換し、このディジタル値に変換した前記
内部温度データをもとに温度判定部21で前記内部温度の
値を判定する。
1-1 では、ディジタル形継電器内部の温度を検出してデ
ィジタル値に変換し、このディジタル値に変換した前記
内部温度データをもとに温度判定部21で前記内部温度の
値を判定する。
【0022】この内部温度判定結果より、機能切替判定
部24で前記内部温度判定結果が動作保証温度範囲内か否
かを判定し、この範囲判定結果によって、点検監視対象
ハードウェア3に対する点検監視を行なう点検監視制御
部22と電力系統の制御保護を行なう制御保護機能処理部
25に対して、機能のロックあるいはロック解除の指令を
与える。
部24で前記内部温度判定結果が動作保証温度範囲内か否
かを判定し、この範囲判定結果によって、点検監視対象
ハードウェア3に対する点検監視を行なう点検監視制御
部22と電力系統の制御保護を行なう制御保護機能処理部
25に対して、機能のロックあるいはロック解除の指令を
与える。
【0023】点検監視制御部22と制御保護機能処理部25
は、前記ロック指令を受けた場合は夫々の機能をロック
した状態で待機し、ロック解除指令によって夫々の機能
の実行を開始する。又、これら機能のロック状態につい
ても状態出力部4にて表示及び状態出力を行なう。本実
施の形態によれば、温度に応じた最適な感度でハードウ
ェアの点検監視と点検監視対象機器及び制御保護機器の
ロック処理が可能となる。
は、前記ロック指令を受けた場合は夫々の機能をロック
した状態で待機し、ロック解除指令によって夫々の機能
の実行を開始する。又、これら機能のロック状態につい
ても状態出力部4にて表示及び状態出力を行なう。本実
施の形態によれば、温度に応じた最適な感度でハードウ
ェアの点検監視と点検監視対象機器及び制御保護機器の
ロック処理が可能となる。
【0024】図4は本発明の[請求項4]に係るディジ
タル形継電器の実施の形態を示す構成図である。図4に
おいて、図3と同一機能部分については同一符号を付し
て説明を省略する。本実施の形態の構成上の特徴は、機
能切替判定部24-1にシステムリセット機能を付与したこ
とである。
タル形継電器の実施の形態を示す構成図である。図4に
おいて、図3と同一機能部分については同一符号を付し
て説明を省略する。本実施の形態の構成上の特徴は、機
能切替判定部24-1にシステムリセット機能を付与したこ
とである。
【0025】即ち、ディジタル形継電器の内部温度が動
作保証温度範囲を逸脱していた場合に、点検監視機能及
び電力系統の制御保護機能をロックした後についての発
明である。
作保証温度範囲を逸脱していた場合に、点検監視機能及
び電力系統の制御保護機能をロックした後についての発
明である。
【0026】従って動作は内部温度判定部21によって判
定された内部温度判定結果より、機能切替判定部24-1で
内部温度が動作保証範囲外から動作保証範囲内に入った
ことを検出した場合、機能切替判定部からシステムリセ
ット信号をディジタル形継電器自らに与え(出力し)、
一旦システムリセットによる再起動を行なった上で、制
御保護機能処理部25及び点検監視制御部22のロックを解
除し、再起動によってリフレッシュされた安定した状態
でディジタル形継電器の使用を開始する。
定された内部温度判定結果より、機能切替判定部24-1で
内部温度が動作保証範囲外から動作保証範囲内に入った
ことを検出した場合、機能切替判定部からシステムリセ
ット信号をディジタル形継電器自らに与え(出力し)、
一旦システムリセットによる再起動を行なった上で、制
御保護機能処理部25及び点検監視制御部22のロックを解
除し、再起動によってリフレッシュされた安定した状態
でディジタル形継電器の使用を開始する。
【0027】本実施の形態によれば、図3の場合と同様
な効果が得られるばかりか、システムリセットによる安
定したディジタル形継電器が得られる。
な効果が得られるばかりか、システムリセットによる安
定したディジタル形継電器が得られる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればデ
ィジタル形継電器の周囲温度変化が大きい環境でディジ
タル形継電器が使用された場合でも、温度に応じた最適
な感度でディジタル形継電器を構成するハードウェアの
点検監視が可能になる。更にディジタル形継電器の安定
運転上好ましくない周囲温度となった場合には、未然に
運転員へ知らせることが可能となると共に、必要に応じ
て電力系統の制御保護機能をロックすることで不安定な
状態で電力系統の制御保護を行なうことを防止でき、電
力系統におけるディジタル形継電器の安定性,信頼性を
高めることが可能となる。
ィジタル形継電器の周囲温度変化が大きい環境でディジ
タル形継電器が使用された場合でも、温度に応じた最適
な感度でディジタル形継電器を構成するハードウェアの
点検監視が可能になる。更にディジタル形継電器の安定
運転上好ましくない周囲温度となった場合には、未然に
運転員へ知らせることが可能となると共に、必要に応じ
て電力系統の制御保護機能をロックすることで不安定な
状態で電力系統の制御保護を行なうことを防止でき、電
力系統におけるディジタル形継電器の安定性,信頼性を
高めることが可能となる。
【図1】本発明の[請求項1]に係るディジタル形継電
器の構成図。
器の構成図。
【図2】本発明の[請求項2]に係るディジタル形継電
器の構成図。
器の構成図。
【図3】本発明の[請求項3]に係るディジタル形継電
器の構成図。
器の構成図。
【図4】本発明の[請求項4]に係るディジタル形継電
器の構成図。
器の構成図。
1,1-1 温度検出部 2 ディジタル演算処理部 3 点検監視対象ハードウェア 4 状態出力部 10 ディジタル形継電器 21 温度判定部 22 点検監視制御部 23 温度別点検監視感度定数テーブル 24,24-1 機能切替判定部 25 制御保護機能処理部
Claims (4)
- 【請求項1】 ディジタル形継電器を構成するハードウ
ェアの点検及び監視を行なう点検監視手段を備えた電力
系統の制御保護を行なうためのデイジタル形継電器にお
いて、前記ディジタル形継電器の周囲温度を計測するた
めの温度計測手段を備え、前記点検監視手段に少なくと
も2種類以上の感度を設定して、前記温度計測手段の結
果に従って前記点検監視手段の感度を切り替える手段を
備えたことを特徴とするディジタル形継電器。 - 【請求項2】 請求項1記載のディジタル形継電器にお
いて、前記温度計測手段の結果及びその結果によって切
り替えられる前記点検監視手段の感度の状態を、表示及
び外部に出力するための状態出力手段を備えたことを特
徴とするディジタル形継電器。 - 【請求項3】 請求項1記載のディジタル形継電器にお
いて、前記ディジタル形継電器の内部の温度が計測可能
な内部温度計測手段を備え、前記ディジタル形継電器内
部の温度が動作保証温度範囲外のときは、前記点検監視
手段の機能及び電力系統の制御保護機能を停止させた状
態で待機させると共に、その状態を前記状態出力手段か
ら表示及び外部に出力させ、又、動作保証温度範囲内の
時に前記待機状態を解除させることができる機能切替手
段を備えたことを特徴とするディジタル形継電器。 - 【請求項4】 請求項3記載のディジタル形継電器にお
いて、前記温度検出手段で検出した温度が動作保証温度
範囲外から動作保証温度範囲内に入った時点で、一旦シ
ステムリセットにより再起動を行なったうえで、前記点
検監視手段の機能及び電力系統の制御保護機能の待機状
態を解除して運転を開始することを特徴とするディジタ
ル形継電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10175377A JPH11355953A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | ディジタル形継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10175377A JPH11355953A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | ディジタル形継電器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11355953A true JPH11355953A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=15995051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10175377A Pending JPH11355953A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | ディジタル形継電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11355953A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010121660A1 (en) * | 2009-04-24 | 2010-10-28 | Abb Research Ltd | A method and a device for supervising the sensitivity of a protection function |
-
1998
- 1998-06-08 JP JP10175377A patent/JPH11355953A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010121660A1 (en) * | 2009-04-24 | 2010-10-28 | Abb Research Ltd | A method and a device for supervising the sensitivity of a protection function |
US8472156B2 (en) | 2009-04-24 | 2013-06-25 | Abb Research Ltd. | Method and device for supervising the sensitivity of a protection function |
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