JPH11355807A - ステレオ写真撮影による3次元画像表示方法および装置 - Google Patents

ステレオ写真撮影による3次元画像表示方法および装置

Info

Publication number
JPH11355807A
JPH11355807A JP10163925A JP16392598A JPH11355807A JP H11355807 A JPH11355807 A JP H11355807A JP 10163925 A JP10163925 A JP 10163925A JP 16392598 A JP16392598 A JP 16392598A JP H11355807 A JPH11355807 A JP H11355807A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
stereo
viewpoint
dimensional image
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10163925A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeomi Suzuki
武臣 鈴木
Takeshi Sato
威 佐藤
Shinobu Uesono
忍 上園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP10163925A priority Critical patent/JPH11355807A/ja
Publication of JPH11355807A publication Critical patent/JPH11355807A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 被写体の3次元画像を、撮像した2次元画像
と同程度の解像度でモニター画面上にリアルに再現でき
る、ステレオ写真撮影による3次元画像表示方法及び装
置を提供する。 【解決手段】 目標の撮影対象に関する一対のステレオ
画像を、複数の異なる視点から複数対得るステップと;
各ポイントのステレオ画像の一方における視点原点から
の距離を求め、得られたポイント距離データ群を3次元
直交座標に変換するステップと;一つの面を構成する領
域の境界を各領域毎に定めるステップと;各領域を補間
するような曲面を各領域毎に生成するステップと;一方
のステレオ画像の対応する画素を画素単位で貼り付けて
上記撮影対象の3次元画像を生成するステップと;希望
される観察方向に最も近い視点を選択するステップと;
任意の観察視点から観た場合における上記複数の面の各
々の形状を計算するステップと;を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、ステレオ写真撮影による3次元
画像表示方法及びその方法を用いた装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】従来、撮影対象(被写体)
の画像をCRT等のモニター画面上に表示させる表示法
として、先ず撮影対象をその周囲の異なる複数位置の各
々から撮影(撮像)し、その後希望の観察方向(アング
ル)に最も近い映像をモニター画面上に表示させる画像
表示法が知られている。
【0003】このような従来の画像表示法では、希望の
観察方向が撮影時点の方向に依存するため、任意の視点
から観た映像を再現することはできない。図18は、こ
の従来の画像表示法による撮影状況の一例を示してい
る。この例では、同一のカメラ(デジタルカメラ)Cに
より、略立方体形状の撮影対象sをその周囲の異なる複
数位置(4ヵ所)の各々から撮影する。つまりカメラC
により、撮影対象sを異なる4方向(D1,D2,D
3,D4)から撮影する。撮影対象sは、4つの側面
a,b,c,d及び上面eを有しており、図19ないし
図22に方向D1ないしD4から撮影したときの映像を
夫々示している。
【0004】この従来の画像表示法では、例えば、方向
D5(図18中に一点鎖線で示す)からの映像を観たい
場合、この方向D5に最も近い方向から観た映像即ち方
向D1から観た映像(つまりカメラCにより方向D1か
ら撮影した撮影対象sの映像)がモニター画面等に表示
される。したがって、方向D5から観た映像は再現され
ない。
【0005】
【発明の目的】本発明は、被写体の3次元画像を、撮像
した2次元画像から任意の視点から観た画像としてモニ
ター画面上にリアルに再現できる、ステレオ写真撮影に
よる3次元画像表示方法及び装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【発明の概要】本発明のステレオ写真撮影による3次元
画像表示方法は、目標の撮影対象に関する一対のステレ
オ画像を、複数の異なる視点から複数対得るステップ
と;この得られた複数対のステレオ画像の各対のステレ
オ画像に関して、該各対のステレオ画像のデータを基
に、上記撮影対象の各ポイントのステレオ画像の一方に
おける視点原点からの距離を求め、得られたポイント距
離データ群を3次元直交座標に変換するステップと;視
点原点を定めた上記一方のステレオ画像において、一つ
の面を構成する領域の境界を各領域毎に定めるステップ
と;上記各領域とその境界に含まれる上記ポイント距離
データ群を基に、各領域を補間するような曲面を各領域
毎に生成するステップと;この生成した複数の曲面上の
各々に、上記一対のステレオ画像の一方のステレオ画像
の対応する画素を画素単位で貼り付けて上記撮影対象の
3次元画像を生成するステップと;上記複数の異なる視
点から、希望される観察方向に最も近い視点を選択する
ステップと;この選択した視点から得た上記複数の曲面
からなる3次元画像について、該3次元画像を任意の観
察視点から観た場合における上記複数の面の各々の形状
を計算するステップと;を有することを特徴としてい
る。
【0007】また本発明のステレオ写真撮影による3次
元画像表示装置は、目標の撮影対象に関する一対のステ
レオ画像を、複数の異なる視点から複数対得る手段と;
この得られた複数対のステレオ画像の各対のステレオ画
像に関して、該各対のステレオ画像のデータを基に、上
記撮影対象の各ポイントのステレオ画像の一方における
視点原点からの距離を求め、得られたポイント距離デー
タ群を3次元直交座標に変換する手段と;視点原点を定
めた上記一方のステレオ画像において、一つの面を構成
する領域の境界を各領域毎に定める手段と;上記各領域
とその境界に含まれる上記ポイント距離データ群を基
に、各領域を補間するような曲面を各領域毎に生成する
手段と;この生成した複数の曲面上の各々に、上記一対
のステレオ画像の一方のステレオ画像の対応する画素を
画素単位で貼り付けて上記撮影対象の3次元画像を生成
する手段と;上記複数の異なる視点から、希望される観
察方向に最も近い視点を選択する手段と;この選択した
視点から得た上記複数の曲面からなる3次元画像につい
て、該3次元画像を任意の観察視点から観た場合におけ
る上記複数の面の各々の形状を計算する手段と;を有す
ることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図示実施形態に基づいて本発
明を説明する。図1は、本発明を適用した3次元画像表
示装置の一実施形態(第1実施形態)のシステム構成を
示している。本装置は、該装置に係る制御全般を司るC
PU12と、このCPU12に電気的に接続されたデジ
タルカメラインターフェイス11と、このインターフェ
イス11に接続されたステレオデジタルカメラ10とを
有している。また本装置は、CPU12に夫々電気的に
接続された、RAM13と、ROM14と、キーボード
15と、マウス16と、CRT17とを有している。
【0009】ステレオデジタルカメラ10は、互いの撮
影光軸が一定距離離間された一対のデジタルカメラ(デ
ジタルスチルカメラ)10a,10b(図4参照)から
なり、目標の撮影対象(被写体、背景等を含む)に関す
る一対のステレオ画像を、複数の異なる視点(本実施形
態では視点AA、視点BB、視点CC及び視点DDの4
つの異なる視点)の各々から撮影する。各デジタルカメ
ラ10a,10bは、撮像素子としてCCDを用い、撮
像後要求に応じて、得られた画像データ(デジタル画像
信号)をシリアルでインターフェイス11に出力する。
各視点AA、BB、CC、DDからの撮影に関し、一対
のデジタルカメラ10a,10bを各視点毎に夫々配置
して撮影してもよく、または一対のデジタルカメラ10
a,10bのみを用いて各視点で順々に撮影してもよ
い。
【0010】このインターフェイス11に出力された画
像データは、CPU12を介してRAM13に一旦記憶
され、続いてCPU12が、ROM14に予め記憶され
た所定の制御プログラム、キーボード15やマウス16
から入力されたコマンド等に従ってRAM13に記憶し
た画像データに所定の画像処理(立体画像処理)を施
し、その後CPU12はこの画像処理を施した画像デー
タをCRT17に映像信号として出力して該CRT17
上に立体像を表示させる。
【0011】図2は、CPU12の処理動作を示すフロ
ーチャートである。以下、このフローチャートに基づい
てCPU12の処理動作を説明する。
【0012】先ず、複数の異なる視点AA、BB、CC
及びDDの各々においてステレオデジタルカメラ10に
より撮像した各ステレオ写真の画像データ(ステレオ画
像データ)を取得する(ステップS10)。図4は、こ
の画像データ入力時の撮影の様子を示す。図5及び図6
は、図4に示す視点AAからの撮影で得た一対のステレ
オ画像データを示しており、図7及び図8は、図4に示
す視点BBからの撮影で得た一対のステレオ画像データ
を示している。また図9及び図10は、図4に示す視点
CCからの撮影で得た一対のステレオ画像データを示し
ており、図11及び図12は、図4に示す視点DDから
の撮影で得た一対のステレオ画像データを示している。
【0013】図4に示すように、目標の撮影対象は通
常、被写体S、背景B、及び地面、床面、撮影台上面等
の底面Gを含んでいる。図5、図7、図9及び図11の
各図に示す画像D1は、デジタルカメラ10aにより得
られた図4に示す撮影対象の画像(画像データ)であ
り、図6、図8、図10及び図12の各図に示す画像D
2はデジタルカメラ10bにより得られた図4に示す撮
影対象の画像(画像データ)である。本装置の画像処理
は、各視点で得られたステレオ画像に関し、画像D2を
メイン画像とし、画像D1をサブ画像として扱う。
【0014】ステップS10に続くステップS12から
ステップS22までの処理は、複数の異なる視点AA、
BB、CC及びDDの各々で得た一対のステレオ画像デ
ータ(画像データD1,D2)の各々に関して、視点A
A、BB、CC、DDの視点順に行われる。従ってステ
ップS10の処理後は、先ず視点AAからの撮影で得た
一対のステレオ画像データ(画像データD1,D2)に
関してステップS12からS22までの処理が行われ
る。
【0015】ステップS12では、得られた一対のステ
レオ画像データ(画像データD1,D2)に関してディ
ストーション補正(歪補正)処理を行う。その後、一対
の画像データD1,D2を基に、相関法により撮影対象
の各ポイントのメイン画像D2における視点原点からの
距離を求める(ステップS14)。
【0016】続いて、メイン画像である画像D2におい
て、一つの面を構成する領域の境界を各領域毎に定め、
各境界上の各画素の座標データ(CCD上座標データま
たはピクセル座標データ)を取得し、この得られた座標
データを3次元直交座標(XYZ座標)に変換する(ス
テップS16)。図13は、境界を境に分割した7つの
領域a〜gを示している。
【0017】その後、撮影対象の各ポイントの距離デー
タ(ポイント距離データ即ち座標データ)の編集修正を
行う(ステップS18)。この編集修正処理では、各領
域とその境界に含まれるポイント距離データ群を補間す
る補間距離データ群を作成する。図14の(1)〜
(7)は、この補間距離データ群を含む領域a〜gの距
離データ群を3次元直交座標で夫々示している。
【0018】続いて、複数の領域(領域a〜g)の各領
域毎のポイント距離データ群と境界データとを基に、各
領域を補間するような曲面(補間曲面)を各領域毎に生
成するための方程式を決定する(ステップS20)。そ
して、得られた方程式(各次数における係数値の列)と
境界データにより、メイン画像である画像D2の各画素
を、対応する補間曲面上に貼り付け、これによって現在
処理中である視点からの撮影対象の立体画像データ(3
次元画像)を作成する(ステップS22)。図15の
(1)〜(7)は、各領域a〜gに関して補間曲面を生
成した後の画像データを3次元直交座標で夫々示してい
る。図16は、これら図15の(1)〜(7)の画像デ
ータを共通の3次元直交座標に示している。
【0019】次に、各視点AA、BB、CC及びDDで
の一対の画像データD1,D2の全てに関してステップ
S12からステップS22の処理が行われたか否かを判
断する(ステップS24)。未だ全てに関して行われて
いない場合にはステップS12に戻り、次の視点(例え
ば視点AAの次は視点BB)での一対の画像データD
1,D2に関してステップS12からステップS22の
処理を実行し、全てに関して行われた場合には続くステ
ップS26に進む。
【0020】ステップS26では、複数の視点AA、B
B、CC及びDDのいずれか一つの視点(例えば視点A
A)からの撮影で得た一対の画像データD1,D2を基
に作成された立体画像データが、映像信号としてCRT
17に出力されて該CRT17上に立体像として表示さ
れる。その後、ユーザがキーボード15やマウス16を
介して希望の視点による観察方向(CRT17上に表示
させる立体像の表示角度)を指定すると、この指定した
観察方向(観察視点)に最も近い視点を視点AA、B
B、CC及びDDの中から選択する(ステップS28,
S30)。そしてこの選択した視点(視点AA、BB、
CCまたはDD)による観察方向から撮影対象を観た場
合における各面の形状を計算し、この計算結果に基づい
て希望の観察方向から観た場合の立体像をCRT17上
に表示させる(ステップS32)。その後、ユーザが、
キーボード15やマウス16を介して希望の観察方向を
再度入力すると、ステップS30,S32の処理を再度
実行して希望の視点による観察方向から観た場合の立体
像をCRT17上に表示させる。
【0021】図3は、図2のステップS16〜S22の
CPU12の処理(補正曲面生成処理)を細分化して詳
細に示すフローチャートを示している。先ず、図2に示
すステップS14の処理後、各領域におけるポイント距
離データ群と境界データを読み込む(ステップS4
0)。上記ポイント距離データとは、撮影原点における
XYZ実座標である。上記境界データとは以下の第1、
第2及び第3データを含むもので、これら第1、第2及
び第3境界データは以下の取得プロセスにより決定され
る。
【0022】視点原点を定めたステレオ画像の一方の画
像(メイン画像)において、一つの面とする部分の周囲
を閉曲線により囲み、この閉曲線の通過するピクセル座
標(二次元画像上の画素単位の座標)を第1データとす
る。また、上記メイン画像において、全ての部分が閉曲
線により覆われたとき、面番号(閉曲線番号)を割り付
け、閉曲線を共有している2つの面についてその共通閉
曲線部分の属性を互いに他の面番号として第2データと
する。さらに、各面の境界における形状属性として、隣
接する面との接続形態(なめらかにつながる、単に接し
ている、接していない等)の記述を含めて第3データと
する。以上の第1ないし第3データを含めて上記境界デ
ータとする。
【0023】以上のポイント距離データ群及び境界デー
タを読み込んだ後、ポイント距離データ群を所定の統計
処理により平滑化(データの再分布化)し、各領域に関
して初期曲面(球面上の面またはポイント距離データ中
の隣接する3点を頂点とする三角形平面)を生成する
(ステップS42、S44)。その後、ポイント距離デ
ータ群及び境界データに対応した初期曲面上の実座標に
よる初期目標点を設定し、この初期目標点にフィットす
るような曲面(補間曲面)を上記初期曲面を基に最小二
乗法で生成する(ステップS46、S48)。
【0024】続いて、この生成した曲面(補間曲面)の
初期目標点に対する評価値(フィット度を示す値)を求
め、この評価値から、生成した曲面を基に再度初期目標
点にフィットするような曲面(補間曲面)を最小二乗法
で生成する必要があるか否かを判定する(ステップS5
0)。再度曲面生成の必要が無いと判断した場合にはス
テップS52、S54の各処理をスキップしてステップ
S56の処理に進み、必要があると判断した場合には続
くステップS52の処理に進む。
【0025】ステップS52では、ステップS50の処
理で生成した曲面上の実座標による目標点を新たに設定
する。続いて、この新たに設定した目標点にフィットす
るような曲面(補間曲面)を最小二乗法で生成する(ス
テップS54)。その後、ステップS50の処理を再度
実行し、再度曲面生成の必要があると判断した場合には
ステップS52、S54の処理を繰り返す。以上のステ
ップS48〜S54の処理により、各領域に対応する最
終的な補間曲面の方程式が領域毎に決定される。
【0026】以下、この補間曲面の方程式の決定プロセ
スについて詳述する。ステレオ画像の一方の画像におい
て定めた視点原点からの物点の位置をrとする。また、
上記一方の画像における上記物点のピクセル座標(CC
D上の2次元座標)を(x,y)とし、この(x,y)
から上記位置rを求める式をfとする。すると以下の
(1)式が成り立つ。 r=f(x,y)・・・・・(1) 式fは、(x,y)に関するn字方程式であり、3次元
空間における面を表わす。
【0027】1つの面上にある物点群(r1,r2,・・
・,rk)が全て上記(1)式で表わせるならば、上記
(1)式はその面を表わす方程式といえる。上記物点群
について、以下の式が成り立つようにfの形(係数)を
決定すればよい。 f(x,y)=a0n+a1n-1y+・・・・・+a
n-1xyn-1+ann1=f(x1,y1)=a01 n+・・・・・+an1 n2=f(x2,y2)=a02 n+・・・・・+an2 n ・ ・ ・ rk=f(xk,yk)=a0k n+・・・・・+ank n
【0028】即ち、
【数1】
【0029】R=PX F=PX−Rとすると、Fが0(零)となるようにす
る。そこで最小2乗法により、Φ(評価値)=FT・F
の極小値となるXを求めればよい(Tは転置行列とす
る)。つまり、ΦのXに関する偏導関数∂Φ/∂Xが0
(零)となるXを求めればよい(∂Φ/∂X=0)。し
たがって、ベクトルXが求める補正曲面の方程式の係数
となる。評価値Φが十分小さくならない場合は、さらに
最小2乗法を繰り返すことにより、Xが解とみなせるま
で計算する。
【0030】ステップS56では、各領域に対応する補
間曲面の方程式の係数及び境界データを、続く3次元画
像表示プログラム(ステップS26〜S32の処理)に
転送する。
【0031】以上の処理によって、ステレオデジタルカ
メラ10で撮影された目標の撮影対象は、各デジタルカ
メラ10a,10bで撮像した2次元画像と同程度の解
像度でCRT17上にリアルに再現される。さらに、曲
面(補間曲面)を表わす方程式で撮影対象の対応の曲面
を表現するので、映像データの量を少なくでき、よって
通信データとして好適である。さらに、希望される観察
方向に最も近い視点からの画像データを選択し、希望さ
れる観察方向から視た画像をこの選択した画像データを
基に表示するので、CRT17上に表示される撮影対象
の影の部分が減少する。
【0032】図17は、本発明を適用した3次元画像表
示装置の他の実施形態(第2実施形態)を示している。
第1実施形態では一対のデジタルカメラ10a,10b
からなるステレオデジタルカメラ10を用いたが、この
第2実施形態では、銀塩フィルムを利用する一対のスチ
ルカメラからなるステレオカメラ(図示せず)を利用す
る。一対のスチルカメラの各々は、一眼レフカメラまた
はレンズシャッタカメラである。この第2実施形態で
は、先ずステレオカメラで目標の撮影対象を撮影し、次
に各スチルカメラで得られた一対のステレオ写真(一対
のプリント)を夫々ディジタルイメージスキャナー11
0で読み取り、この読み取ったデジタル画像(デジタル
画像信号)をインターフェイス111を介してCPU1
2に転送する。他の構成は、第1実施形態の3次元画像
表示装置と同様である。この構成によっても、第1実施
形態の3次元画像表示装置と同様の効果が得られる。
【0033】この第2実施形態では、各スチルカメラで
撮影したポジフィルムまたはネガフィルムをディジタル
イメージスキャナー110で直接読み取る構成にしても
よい。
【0034】なお、上記各実施形態では、複数の異なる
視点として視点AA、視点BB、視点CC及び視点DD
の4ヵ所の視点を設定したが、2ヵ所、3ヵ所または5
ヵ所以上の視点を設定し、各視点からステレオ画像を得
る構成にしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、同一面
上の領域毎のポイント距離データ群と境界データとを基
に各領域を補間するような曲面を各領域毎に生成し、こ
の生成した複数の曲面上の各々に、一対のステレオ画像
の一方のステレオ画像の対応する画素を画素単位で貼り
付けて撮影対象の3次元画像を生成する構成としたの
で、被写体の3次元画像を、撮像した2次元画像と同程
度の解像度でモニター画面上にリアルに再現でき、かつ
膨大な映像データを必要としない。さらに、希望される
観察方向に最も近い視点からの画像データを選択し、希
望される観察方向から視た画像をこの選択した画像デー
タを基に表示するので、モニター画面上に表示される撮
影対象の影の部分が減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した3次元画像表示装置の第1実
施形態のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す3次元画像表示装置のCPUの動作
を示すフローチャート図である。
【図3】補正曲面生成処理を示すフローチャート図であ
る。
【図4】第1実施形態の3次元画像表示装置での画像デ
ータ入力の際の撮影の様子を示す図である。
【図5】図4に示す視点AAからの一方のデジタルカメ
ラによる撮影で得た画像データを示す図である。
【図6】図4に示す視点AAからの他方のデジタルカメ
ラによる撮影で得た画像データを示す図である。
【図7】図4に示す視点BBからの一方のデジタルカメ
ラによる撮影で得た画像データを示す図である。
【図8】図4に示す視点BBからの他方のデジタルカメ
ラによる撮影で得た画像データを示す図である。
【図9】図4に示す視点CCからの一方のデジタルカメ
ラによる撮影で得た画像データを示す図である。
【図10】図4に示す視点CCからの他方のデジタルカ
メラによる撮影で得た画像データを示す図である。
【図11】図4に示す視点DDからの一方のデジタルカ
メラによる撮影で得た画像データを示す図である。
【図12】図4に示す視点DDからの他方のデジタルカ
メラによる撮影で得た画像データを示す図である。
【図13】図6に示す画像データにおける複数の領域を
境界を境に分割して示す図である。
【図14】補間距離データ群を含む複数の領域の距離デ
ータ群を夫々3次元直交座標で夫々示す図である。
【図15】複数の領域の各々に関して補間曲面を生成し
た後の画像データを3次元直交座標で夫々示す図であ
る。
【図16】図15に示す各画像データを共通の3次元直
交座標に示す図である。
【図17】本発明を適用した3次元画像表示装置の第2
実施形態でのシステム構成のを示すブロック図である。
【図18】従来の画像表示法による撮影状況を示す図で
ある。
【図19】撮影対象を図18に示す方向D1から撮影し
たときの映像を示す図である。
【図20】撮影対象を図18に示す方向D2から撮影し
たときの映像を示す図である。
【図21】撮影対象を図18に示す方向D3から撮影し
たときの映像を示す図である。
【図22】撮影対象を図18に示す方向D4から撮影し
たときの映像を示す図である。
【符号の説明】
10 ステレオデジタルカメラ 10a 10b デジタルカメラ S 被写体 B 背景 G 底面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標の撮影対象に関する一対のステレオ
    画像を、複数の異なる視点から複数対得るステップと;
    この得られた複数対のステレオ画像の各対のステレオ画
    像に関して、該各対のステレオ画像のデータを基に、上
    記撮影対象の各ポイントのステレオ画像の一方における
    視点原点からの距離を求め、得られたポイント距離デー
    タ群を3次元直交座標に変換するステップと;視点原点
    を定めた上記一方のステレオ画像において、一つの面を
    構成する領域の境界を各領域毎に定めるステップと;上
    記各領域とその境界に含まれる上記ポイント距離データ
    群を基に、各領域を補間するような曲面を各領域毎に生
    成するステップと;この生成した複数の曲面上の各々
    に、上記一対のステレオ画像の一方のステレオ画像の対
    応する画素を画素単位で貼り付けて上記撮影対象の3次
    元画像を生成するステップと;上記複数の異なる視点か
    ら、希望される観察方向に最も近い視点を選択するステ
    ップと;この選択した視点から得た上記複数の曲面から
    なる3次元画像について、該3次元画像を任意の観察視
    点から観た場合における上記複数の面の各々の形状を計
    算するステップと;を有することを特徴とする、ステレ
    オ写真撮影による3次元画像表示方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、上記曲
    面を各領域毎に生成するステップは、領域毎のポイント
    距離データ群と境界データとを基に、各領域を補間する
    ような曲面の方程式を決定するステップを有している、
    ステレオ写真撮影による3次元画像表示方法。
  3. 【請求項3】 目標の撮影対象に関する一対のステレオ
    画像を、複数の異なる視点から複数対得る手段と;この
    得られた複数対のステレオ画像の各対のステレオ画像に
    関して、該各対のステレオ画像のデータを基に、上記撮
    影対象の各ポイントのステレオ画像の一方における視点
    原点からの距離を求め、得られたポイント距離データ群
    を3次元直交座標に変換する手段と;視点原点を定めた
    上記一方のステレオ画像において、一つの面を構成する
    領域の境界を各領域毎に定める手段と;上記各領域とそ
    の境界に含まれる上記ポイント距離データ群を基に、各
    領域を補間するような曲面を各領域毎に生成する手段
    と;この生成した複数の曲面上の各々に、上記一対のス
    テレオ画像の一方のステレオ画像の対応する画素を画素
    単位で貼り付けて上記撮影対象の3次元画像を生成する
    手段と;上記複数の異なる視点から、希望される観察方
    向に最も近い視点を選択する手段と;この選択した視点
    から得た上記複数の曲面からなる3次元画像について、
    該3次元画像を任意の観察視点から観た場合における上
    記複数の面の各々の形状を計算する手段と;を有するこ
    とを特徴とする、ステレオ写真撮影による3次元画像表
    示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の装置において、上記曲
    面を各領域毎に生成するステップは、領域毎のポイント
    距離データ群と境界データとを基に、各領域を補間する
    ような曲面の方程式を決定する手段を有している、ステ
    レオ写真撮影による3次元画像表示装置。
JP10163925A 1998-06-11 1998-06-11 ステレオ写真撮影による3次元画像表示方法および装置 Withdrawn JPH11355807A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10163925A JPH11355807A (ja) 1998-06-11 1998-06-11 ステレオ写真撮影による3次元画像表示方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10163925A JPH11355807A (ja) 1998-06-11 1998-06-11 ステレオ写真撮影による3次元画像表示方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11355807A true JPH11355807A (ja) 1999-12-24

Family

ID=15783437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10163925A Withdrawn JPH11355807A (ja) 1998-06-11 1998-06-11 ステレオ写真撮影による3次元画像表示方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11355807A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6864911B1 (en) 2000-10-26 2005-03-08 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Linkable digital cameras for an image capture system
WO2007100057A1 (ja) * 2006-03-03 2007-09-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 撮像装置及び集積回路
JP2010039501A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Kddi Corp 3次元移動の自由視点映像生成方法および記録媒体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6864911B1 (en) 2000-10-26 2005-03-08 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Linkable digital cameras for an image capture system
WO2007100057A1 (ja) * 2006-03-03 2007-09-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 撮像装置及び集積回路
JP2010039501A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Kddi Corp 3次元移動の自由視点映像生成方法および記録媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109360235B (zh) 一种基于光场数据的混合深度估计方法
US7532766B2 (en) Method and system for producing formatted data related to geometric distortions
US7899270B2 (en) Method and apparatus for providing panoramic view with geometric correction
JP4196216B2 (ja) 画像合成システム、画像合成方法及びプログラム
JP3593466B2 (ja) 仮想視点画像生成方法およびその装置
JP4065488B2 (ja) 3次元画像生成装置、3次元画像生成方法及び記憶媒体
JPWO2018235163A1 (ja) キャリブレーション装置、キャリブレーション用チャート、チャートパターン生成装置、およびキャリブレーション方法
JP2001346226A (ja) 画像処理装置、立体写真プリントシステム、画像処理方法、立体写真プリント方法、及び処理プログラムを記録した媒体
RU2690757C1 (ru) Система синтеза промежуточных видов светового поля и способ ее функционирования
JP5735846B2 (ja) 画像処理装置およびその方法
KR100614004B1 (ko) 자동화된 360°파노라마 이미지 생성 방법
CN111866523B (zh) 全景视频合成方法、装置、电子设备和计算机存储介质
JPH05303629A (ja) 形状合成方法
JP4193292B2 (ja) 多眼式データ入力装置
JP4554231B2 (ja) 歪みパラメータの生成方法及び映像発生方法並びに歪みパラメータ生成装置及び映像発生装置
JPH11150741A (ja) ステレオ写真撮影による3次元画像表示方法および装置
US6697573B1 (en) Hybrid stereoscopic motion picture camera with film and digital sensor
JPH11355807A (ja) ステレオ写真撮影による3次元画像表示方法および装置
JP3924576B2 (ja) 写真測量による3次元計測方法及び装置
CN112422848B (zh) 一种基于深度图和彩色图的视频拼接方法
CN109379577B (zh) 一种虚拟视点的视频生成方法、装置及设备
JP7257272B2 (ja) 奥行きマップ生成装置及びそのプログラム、並びに、立体画像生成装置
JP6768431B2 (ja) 画像生成装置及びプログラム
JPH11355806A (ja) ステレオ写真撮影による3次元画像表示方法および装置
JPH11352612A (ja) ステレオ写真撮影による3次元画像表示方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070612

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070801