JP7416573B2 - 立体画像生成装置及びそのプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、イメージベースドレンダリングにより立体画像を生成する立体画像生成装置及びそのプログラムに関する。
立体テレビをはじめとした将来の立体映像メディアの研究開発が盛んに行われている。これを実現するための手法は複数知られているが、それら手法の一つにインテグラル立体方式がある(非特許文献1,2)。インテグラル立体方式の特徴は、特殊な眼鏡が不要で、上下左右への運動視差を有することである。その理由は、撮影・表示にレンズアレイを用いることで様々な方向からの光線を取得して表示できるためである。ここで、インテグラル立体方式の表示に用いられる画像を要素画像と呼ぶ。つまり、インテグラル立体方式の撮影においては要素画像を生成すればよい。
インテグラル立体方式の撮影技術としては、レンズアレイを用いる手法以外にも様々な手法がある。例えば、複数のカメラで三次元モデルを構築し、その後、再度レンダリングして要素画像を生成する手法が知られている(非特許文献3)。また、複数のカメラで撮影し、三次元モデルを構築せずに要素画像の生成に必要な光線を直接算出する手法も知られている(非特許文献4)。
後者の手法で要素画像を生成する場合を考える。この従来手法では、イメージベースドレンダリング(IBR:Image-based rendering)という技術を用いて、要素画像の生成に必要な光線色情報を生成できる(非特許文献5)。イメージベースドレンダリングは、カメラを2次元状に並べたカメラアレイを用いて多視点画像を撮影し、この多視点画像に光線を挿入することで任意視点画像を生成するものである。
以下、イメージベースドレンダリングについて説明する。任意視点画像の生成には、その光線色情報がわかればよい。そこで、光線色情報を得るために、撮影空間に幾つか奥行きレイヤを設定し、光線がどの奥行きレイヤから発生したものかを推定する。奥行きレイヤの推定には、カラーコンシステンシ(color consistency)コストなどの一般的なコストを用いる。このコストを全ピクセルで集めたものをコストマップ(コストの2次元配列)と呼ぶ。さらにコストマップを奥行き方向に拡張し、このコストマップを全奥行きレイヤで集めたものをコストボリューム(コストの3次元配列)と呼ぶ。このコストボリュームを算出できれば、コストボリュームから各光線が発生した奥行きレイヤを推定し、奥行きレイヤから光線色情報を算出できる。
G. Lippmann, "Epreuves reversibles Photographies integrals," Comptes-Rendus Academie des Sciences 146, 446-451 (1908). F. Okano, H. Hoshino, J. Arai, and I. Yuyama, "Real-time pickup method for a three-dimensional image based on integral photography," Appl. Opt. 36(7), 1598-1603 (1997). 岩舘祐一,片山美和, "斜投影によるインテグラル立体像の生成手法",映像情報メディア学会技術報告, Vol.34, No.43, 3DIT2010-66, IDY2010-63, IST2010-52, 2010, p.17-20 Y. Taguchi, T. Koike, K. Takahashi and T. Naemura, "TransCAIP: A live 3D TV system using a camera array and an integral photography display with interactive control of viewing parameters." IEEE Transactions on Visualization and Computer Graphics 15.5 (2009): 841-852. 田口裕一, 高橋桂太, 苗村健,"ネットワークカメラアレイを用いた実時間全焦点自由視点映像合成システム", 電子情報通信学会技術研究報告, vol. 107, no. 539, PRMU2007-258, pp. 79-86 (2008)
しかし、従来手法では、要素画像を生成するためには、膨大な量の光線色情報が必要となり、コストボリュームの計算量が膨大になってしまうという問題がある。
さらに、従来手法では、オクルージョンなどの影響により、コストボリュームにより単純な奥行き推定処理を行っても、高精度に奥行き推定ができないという問題もある。これは、ある1視点から生成したコストボリュームでは精度が低くなるためである。
そこで、本発明は、効率的にコストボリュームを算出できる立体画像生成装置及びそのプログラムを提供することを課題とする。
さらに、本発明は、簡易で正確な奥行き推定処理を行えるように高精度なコストボリュームを算出できる立体画像生成装置及びそのプログラムを提供することを課題とする。
前記した課題に鑑みて、本発明に係る立体画像生成装置は、撮影カメラを二次元状に並べたカメラアレイが被写体を撮影した多視点画像を用いて、イメージベースドレンダリングにより被写体からの光線を表す光線情報を生成し、その光線情報から立体画像を生成する立体画像生成装置であって、パラメータ設定手段と、コストボリューム算出手段と、コストボリューム内挿手段と、光線情報生成手段と、立体画像生成手段とを備える構成とした。
かかる構成によれば、パラメータ設定手段は、立体画像を表示する立体表示装置が備える光学素子アレイを被写体が位置する撮影空間内に配置した仮想光学素子アレイと平行で、かつ、奥行き方向で所定間隔となるように撮影空間内に配置された奥行きレイヤと、視点位置と、前記視点位置同士の間となる内挿位置とが予め設定される。
コストボリューム算出手段は、イメージベースドレンダリングにより、奥行きレイヤ上のサンプリング点を多視点画像に投影したときの画像間の類似度又は非類似度を表すコストの三次元配列であるコストボリュームを、視点位置毎に算出する。
コストボリューム内挿手段は、視点位置と内挿位置とのシフト量を奥行きレイヤ上で算出し、算出したシフト量に応じて、コストボリューム算出手段が算出した各視点位置のコストボリュームから内挿位置のコストボリュームを内挿する。
このように、立体画像生成装置は、シフト量に応じてコストボリュームを内挿するので、効率的にコストボリュームを算出することができる。
光線情報生成手段は、イメージベースドレンダリングにより、視点位置及び内挿位置のコストボリュームから光線が発生した奥行きレイヤを推定し、推定した奥行きレイヤにおける光線情報を生成する。
立体画像生成手段は、光線情報から立体画像を生成する。
ここで、立体画像生成装置は、新たにコストボリュームを内挿するのではなく、算出済みのコストボリュームを補正してもよい。つまり、立体画像生成装置は、コストボリューム内挿手段の代わりに、コストボリューム補正手段を備えてもよい。
コストボリューム補正手段は、補正対象の視点位置同士のシフト量を奥行きレイヤ上で算出し、算出したシフト量に応じて、補正対象のコストボリュームを補正する。
このように、立体画像生成装置は、シフト量に応じてコストボリュームを補正するので、高精度なコストボリュームを算出することができる。
なお、本発明に係る立体画像生成装置は、一般的なコンピュータを前記した各手段として協調動作させるプログラムで実現することもできる。
本発明によれば、シフト量に応じてコストボリュームを内挿するので、効率的にコストボリュームを算出し、コストボリュームの算出に要する膨大な演算量を低減することができる。
本発明によれば、シフト量に応じてコストボリュームを補正するので、高精度なコストボリュームを算出し、簡易で正確な奥行き推定処理が可能となり、高品質な立体画像を生成することができる。
第1、第3実施形態に係る要素画像生成装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態において、撮影空間を説明する説明図である。 第1実施形態において、(a)及び(b)は、コストボリュームの算出に必要な光線群を説明する説明図である。 第1実施形態において、(a)及び(b)は、光線領域を説明する説明図である。 第1実施形態において、(a)は奥行きレイヤを説明する説明図であり、(b)はサンプリング点を説明する説明図である。 第1実施形態において、(a)及び(b)は、奥行きレイヤ毎のシフト量を説明する説明図である。 第1実施形態において、シフト量の算出を説明する説明図である。 第1実施形態において、奥行きレイヤでのシフト方向を説明する説明図である。 第1実施形態において、MATLABで表記された計算式を説明する説明図である。 第1実施形態において、コストボリュームの内挿を説明する説明図である。 第1実施形態において、要素画像の生成を説明する説明図である。 図1の要素画像生成装置の動作を示すフローチャートである。 第2、第4実施形態に係る要素画像生成装置の構成を示すブロック図である。 第2実施形態において、コストボリュームの補正を説明する説明図である。 図13の要素画像生成装置の動作を示すフローチャートである。 第3実施形態において、(a)及び(b)は透視投影レンズシフトの光線構造を説明する説明図である。 第3実施形態において、サンプリング点を説明する説明図である。 第3実施形態において、サンプリング点同士の間隔を説明する説明図である。 第3実施形態において、シフト量の算出を説明する説明図である。 第3実施形態において、シフト量の算出を説明する説明図である。 第3実施形態において、コストボリュームの内挿を説明する説明図である。
以下、本発明の各実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各実施形態において、同一の手段には同一の符号を付し、説明を省略した。
(第1実施形態)
[立体画像生成システムの概要]
図1を参照し、第1実施形態に係る立体画像生成システム1の概要を説明する。
立体画像生成システム1は、イメージベースドレンダリングにより、インテグラル立体方式の要素画像(立体画像)を生成するものである。図1に示すように、立体画像生成システム1は、カメラアレイ2と、要素画像生成装置(立体画像生成装置)3とを備える。
なお、「イメージベースドレンダリング」とは、異なる視点位置で被写体を撮影した多視点画像を用いて、3次元空間の視覚情報を光線として記述する枠組みに基づいて、任意の視点位置の画像を合成する技術のことである。例えば、イメージベースドレンダリングは、前記した非特許文献5に詳細に記載されている。
カメラアレイ2は、撮影カメラ20を二次元状に並べたものであり、異なる視点位置で被写体を撮影した多視点画像を生成し、生成した多視点画像を要素画像生成装置3に出力する。例えば、カメラアレイ2は、縦横に8台ずつ等間隔で配列された計64台の撮影カメラ20を備え、64視点分の多視点画像を生成する。また、カメラアレイ2は、撮影カメラ20が同一平面(図2のX-Y面)上に位置するように、図示を省略したフレームに撮影カメラ20を搭載している。例えば、撮影カメラ20としては、一般的なネットワークカメラを用いることができる。
なお、カメラアレイ2では、カメラ校正を行えばよいので、各撮影カメラ20が厳密に同一平面に位置せずともよい。また、カメラアレイ2の詳細は、前記した非特許文献5に詳細に記載されているため、これ以上の説明を省略する。
[要素画像生成装置の構成]
以下、要素画像生成装置3の構成を説明する。
要素画像生成装置3は、カメラアレイ2からの多視点画像を用いて、イメージベースドレンダリングにより、被写体からの光線の色を表す光線色情報(光線情報)を生成し、その光線色情報から要素画像を生成するものである。図1に示すように、要素画像生成装置3は、多視点画像入力手段30と、パラメータ設定手段31と、サンプリング点設定手段32と、コストボリューム算出手段33と、コストボリューム内挿手段34と、光線色情報生成手段(光線情報生成手段)35と、要素画像生成手段(立体画像生成手段)36とを備える。
多視点画像入力手段30は、カメラアレイ2から多視点画像が入力され、入力された多視点画像をコストボリューム算出手段33に出力するものである。
パラメータ設定手段31は、要素画像の生成に必要な各種パラメータが予め設定されるものである。例えば、立体画像生成システム1の利用者が、図示を省略したマウス、キーボード等の操作手段を介して、パラメータ設定手段31に各種パラメータを設定する。そして、パラメータ設定手段31は、設定された各種パラメータをサンプリング点設定手段32に出力する。
各種パラメータとしては、後記する仮想レンズアレイ(仮想光学素子アレイ)の位置及びピッチと、仮想要素レンズ(仮想光学素子)の個数と、撮影空間と、奥行きレイヤと、視点位置と、内挿位置とがあげられる。これらパラメータの詳細は後記する。
サンプリング点設定手段32は、撮影空間内の奥行きレイヤ上において、平行投影のサンプリング点が予め設定されるものである。例えば、サンプリング点設定手段32は、後記する奥行きレイヤの平面と光線ベクトル(位置・方向の6自由度)の交点をサンプリング点として設定する。そして、サンプリング点設定手段32は、設定されたサンプリング点と各種パラメータをコストボリューム算出手段33に出力する。
なお、平行投影とは、視点位置毎の光線が平行になる投影のことである。
<パラメータ及びサンプリング点の設定>
図2~図5を参照し、パラメータ及びサンプリング点の設定を詳細に説明する。なお、図2では、水平方向をX軸、垂直方向をY軸、奥行き方向をZ軸として図示した。
本実施形態では、図2に示すように、3体の被写体9(9~9)が撮影空間α内に配置されていることとする。奥行き方向において、被写体9~9が撮影空間αの手前側から順に並んでおり、被写体9が撮影空間αの中央に位置する。また、水平方向において、被写体9~9は、左右にずれて配置される。
以下、「インテグラル立体表示装置」を「IP立体表示装置」と略記する。このIP立体表示装置は、所定個数の要素レンズを二次元状に並べたレンズアレイを備える。従って、撮影空間αにおいて、インテグラル立体表示装置のレンズアレイ面となる場所に、仮想レンズアレイLを設定する。
仮想レンズアレイLは、IP立体表示装置のレンズアレイを撮影空間α内に配置したものである。つまり、仮想レンズアレイLは、撮影空間αにおいて、IP立体表示装置のレンズアレイを仮想したものである。この仮想レンズアレイLは、実物のレンズアレイと同様、二次元状に並んだ所定個数の仮想要素レンズlを備える。ここで、仮想要素レンズl同士の間隔(素子間隔)がピッチとなる。また、仮想レンズアレイLは、奥行き方向で撮影空間αの中央に位置し、奥行きレイヤD(図5)と平行になる(X-Y面上に位置する)。
以上を考慮し、パラメータ設定手段31では、仮想レンズアレイLの位置と方向、仮想要素レンズlのピッチ及び個数とを設定すればよい。
IP立体表示装置の視域や奥行きをどこまで再現するかにより、立体像を再現する範囲が定まり、この再現範囲をカメラアレイ2で撮影する。従って、撮影空間αが立体像の再現範囲を含んでいればよい。なお、図2では、撮影空間αをハッチングで図示した。奥行き方向では、撮影空間αが、仮想レンズアレイLを中心として、手前側位置αから奥側位置αまでの範囲となる。また、水平方向では、撮影空間αが、最も外側の仮想要素レンズlの主点からIP立体表示装置の視域角だけ拡がった範囲となる。
以上を考慮し、パラメータ設定手段31では、撮影空間αを設定すればよい。
図3(a)には、平行投影において、コストボリュームの算出に必要な光線群を矢印で図示した。同一線種の光線群が、平行投影カメラで撮影したときの同一視点に対応する。つまり、実線、一点鎖線及び破線の光線群のそれぞれが、別々の視点位置に対応する。
以上を考慮し、パラメータ設定手段31では、コストボリュームの算出に必要な視点位置と、コストボリュームを内挿したい視点位置である内挿位置とを設定すればよい。
図3(b)には図3(a)の光線群で形成される光線領域を図示し、図面を見やすくするため、図4(a)には図3(b)の光線領域のみを図示した。なお、「光線領域」とは、撮影空間αにおいて、同一視点に対応する光源群が仮想レンズアレイLを通過する領域のことである。実際のインテグラル立体方式では、光線群がもっと密なので、図4(a)の光線領域を高密度にしたものを図4(b)に図示した。図4(b)では、図4(a)の破線及び一点鎖線の光線領域の間に点線の光線領域を追加し、一点鎖線及び実線の光線領域の間に二点鎖線の光線領域を追加した。
図5(a)に示すように、撮影空間αに奥行きレイヤD(D~D)を設定する。この奥行きレイヤDは、仮想レンズアレイLと平行である。また、奥行きレイヤDは、奥行き方向において、仮想レンズアレイLを基準として、撮影空間α内で等間隔に位置する。例えば、奥行きレイヤD~Dが、撮影空間αの手前側から奥側まで順に等間隔で並んでいる。奥行きレイヤDは、撮影空間αの手前側位置αに重なる。奥行きレイヤDは、奥行き方向で撮影空間の中央に位置し、仮想レンズアレイLに重なる。奥行きレイヤDは、撮影空間αの奥側位置αに重なる。
以上を考慮し、パラメータ設定手段31では、奥行きレイヤDを設定すればよい。なお、奥行きレイヤDは、奥行き方向で必ずしも等間隔である必要はない。
平行投影において、ある1視点、例えば、図4(a)で実線の光線群に対応する視点位置について考える。この視点では、図5(b)に示すように、実線矢印で図示した光線と奥行きレイヤDとの交点がサンプリング点SPとなり、サンプリング点SPを中心に、後記するコストが算出される。つまり、サンプリング点SPは、ドットで図示した小領域の代表として機能する。
以上を考慮し、サンプリング点設定手段32では、視点位置毎に、各光線と奥行きレイヤDとの交点をサンプリング点SPとして設定すればよい。
図1に戻り、要素画像生成装置3の構成について、説明を続ける。
コストボリューム算出手段33は、視点位置毎に、イメージベースドレンダリングによりコストボリュームを算出するものである。本実施形態では、コストボリューム算出手段33は、サンプリング点設定手段32で設定されたサンプリング点SPについて、コストボリュームを算出する。
なお、「コスト」とは、奥行きレイヤD上のサンプリング点SPを多視点画像に投影したときの画像間の類似度(又は非類似度)を表すものである。
また、コストを水平方向及び垂直方向に2次元配列したものが「コストマップ」となり、コストを水平方向と垂直方向と奥行き方向とに3次元配列したものが「コストボリューム」となる。
ここで、コストボリューム算出手段33は、一般的なイメージベースドレンダリングを用いて、コストボリュームを算出できる。例えば、コストボリューム算出手段33は、RGB各色の分散の和によりカラーコンシステンシコストを求める。
コストボリューム算出手段33は、算出したコストボリュームと、多視点画像及び各種パラメータとをコストボリューム内挿手段34に出力する。
コストボリューム内挿手段34は、平行投影において、視点位置と内挿位置とのシフト量を奥行きレイヤD上で算出するものである。そして、コストボリューム内挿手段34は、算出したシフト量に応じて、各視点位置で算出済みのコストボリュームから内挿位置のコストボリュームを内挿する。その後、コストボリューム内挿手段34は、視点位置及び内挿位置のコストボリュームを光線色情報生成手段35に出力する。
なお、「シフト」とは奥行きレイヤD上での視点位置と内挿位置との位置ずれのことであり、「シフト量」とはその位置ずれ量のことである。
<平行投影におけるコストボリュームの内挿>
図6~図10を参照し、平行投影におけるコストボリュームの内挿を説明する。
実線の光線領域に対応する視点位置を「視点A」、一点鎖線の光線領域に対応する視点位置を「視点C」、二点鎖線の光線領域に対応する視点位置を「視点B」と呼ぶ。図6(a)では、視点A~Cのそれぞれに対応する光線領域に符号A~Cを付した。また、視点A及び視点Cのコストボリュームがコストボリューム算出手段33で算出済みであり、視点Bのコストボリュームを内挿することとする。
奥行きレイヤDを後記する集光面F(各視点での光線が一点に集中する面)に設定し、かつ、被写体9(図6不図示)が完全に奥行きレイヤD上のみに存在する場合、つまり、厚みの無い被写体9が奥行きレイヤD上に位置する場合を考える。この場合、コストボリュームの内挿は、奥行きレイヤD毎のコストマップをシフトし、合成するだけでよい。この算出処理は、単純なために演算量が低い。しかし、実際には、そうならないことが多いため、近似的な内挿となる。
図6(b)に示すように、奥行きレイヤD~Dでは、シフト量sが異なっている。奥行きレイヤDが奥行き方向で撮影空間αの中心に位置するので、シフト量sが0である。そして、奥行きレイヤDから離れる程、シフト量sが増大する。つまり、奥行きレイヤD,Dのシフト量sの方が、奥行きレイヤD,Dのシフト量sよりも大きくなる。
図7を参照し、シフト量sの具体的な算出方法を説明する。
図7に示すように、仮想レンズアレイLは、仮想要素レンズlがピッチpで並んでいる。この仮想レンズアレイLのレンズアレイ面LPを基準にレンズアレイ座標系を設定し、このレンズアレイ座標系で考える。ここで、内挿する側の視点Aの光線ベクトルVと内挿される側の視点Bの光線ベクトルVを定義する。2本の光線ベクトルV,Vの奥行き方向(Z軸方向)の成分が1となるように正規化し、その差分ベクトルVA-Bの水平方向(X軸方向)の成分をvとする。このとき、コストボリューム内挿手段34は、下記の式(1)でシフト量sを算出できる。なお、式(1)において、奥行きレイヤDの奥行き方向の位置をdとする。
Figure 0007416573000001
図8に示すように、仮想レンズアレイLが位置する奥行きレイヤDを境に、シフト方向が反転する。ここでは、手前側の奥行きレイヤDでは左方向にシフトする一方、奥側の奥行きレイヤDでは右方向にシフトする。このシフト方向の反転を考慮し、奥行きレイヤD毎に、視点Aのコストマップをシフト量sにより移動させ、視点Bのコストマップを埋める。コストマップが2次元配列なので、下記の式(2)又は式(3)で内挿を行うことができる。つまり、コストボリューム内挿手段34は、式(2)又は式(3)の演算を各奥行きレイヤDで行うことで、コストボリュームの内挿を行うことができる。
Figure 0007416573000002
なお、式(2)及び式(3)では、s=round(s)であり、round()は四捨五入の関数である。
また、式(2)及び式(3)では、説明を簡易にするため、下記の参考文献に記載のMATLABの表記を用いた。
参考文献:「MATLAB」、[平成30年6月15日検索]、インターネット〈URL:https://jp.mathworks.com/products/matlab.html〉
具体的には、‘A’及び‘B’が、視点A及び視点Bのコストマップを表す。また、‘()’については、垂直方向及び水平方向の順でコストマップの要素を表し、‘:’がその要素を範囲で特定することを表す。例えば、‘A(-,1:U-s)’であれば、視点Aのコストマップにおいて、水平方向で1からU-sまでの範囲を表す。ここでは、水平方向のみ考えているので、垂直方向は‘-’と表記した。
つまり、式(2)及び式(3)は、図9に示すように、視点AのコストマップCMで一定範囲(ハッチングで図示)を、シフト量sだけ移動させて視点BのコストマップCMに内挿することを表す。実際には、垂直方向にもシフトが必要なので、コストボリューム内挿手段34は、水平方向と同様、垂直方向のシフト量sも算出することになる。
ここで、視点Cの利用法について説明する。図6に示すように、手前側の奥行きレイヤD,Dでは、視点Aの光線領域が視点Bの光線領域より右側に位置する。一方、奥側の奥行きレイヤD,Dでは、視点Aの光線領域が視点Bの光線領域より左側に位置する。このように、視点Bの光線領域の一部が、視点Aの光線領域から外れてしまう。つまり、視点Bのコストボリュームには、視点Aのコストボリュームだけでは内挿できない範囲が存在する(ドットで図示)。そこで、コストボリューム内挿手段34は、視点Bから見て、視点Aの反対側となる視点Cのコストボリュームも用いて、同様にコストボリュームの内挿を行う。
なお、図6に示すように、視点A,Cの光線領域が重複する範囲が存在する(ハッチングで図示)。この重複範囲では、コストボリューム内挿手段34は、視点A,Cという複数のコストボリュームを用いて、視点Bのコストボリュームを内挿できる。この重複範囲において、視点A,Cのコスト平均値を採用する、視点A,Cでコストが低い方を採用する、シフト量sに応じて重み付けを行うなど、任意の手法で内挿する。
以上より、コストボリューム内挿手段34は、図10に示すように、シフト量sに応じて、視点A,CのコストボリュームCVA,CVから、視点BのコストボリュームCVを内挿できる。ここでは、視点A~Cの3視点位置のみで説明したが、より多くの視点位置にも拡張可能である。
図1に戻り、要素画像生成装置3の構成について、説明を続ける。
光線色情報生成手段35は、コストボリューム内挿手段34より入力されたコストボリュームから、視点位置及び内挿位置における光線色情報を生成するものである。図1に示すように、光線色情報生成手段35は、奥行きレイヤ推定手段35Aと、光線色情報取得手段35Bとを備える。
奥行きレイヤ推定手段35Aは、視点位置及び内挿位置毎のコストボリュームから、イメージベースドレンダリングにより被写体9の光線が発生した奥行きレイヤDを推定するものである。例えば、奥行きレイヤ推定手段35Aは、コストボリュームに含まれるコストの最小値探索を行い、コストが最小となる奥行きレイヤDを各光線に割り当てる。このようにして、各光線に適切な奥行きレイヤDが推定される。
光線色情報取得手段35Bは、イメージベースドレンダリングにより、奥行きレイヤ推定手段35Aが推定した奥行きレイヤDにおける光線色情報を取得するものである。例えば、光線色情報取得手段35Bは、視点位置及び内挿位置毎に、最適な奥行きレイヤDにおける光線の色の双線形補完により、光線色情報を取得する。この他、光線色情報取得手段35Bは、内挿位置の奥行きを多視点画像に投影して、その奥行きの光線色情報を取得してもよい。なお、「光線色情報」とは、被写体からの光線の色を表すものであり、被写体を撮影した任意視点画像と等価である。
光線色情報取得手段35Bは、各視点位置で取得した光線色情報を、視点位置及び内挿位置の任意視点画像として、要素画像生成手段36に出力する。
要素画像生成手段36は、光線色情報取得手段35Bより入力された光線色情報から、要素画像を生成するものである。例えば、要素画像生成手段36は、視点位置及び内挿位置の任意視点画像から同一位置の画素を抽出し、抽出した画素で構成される要素画像を生成する。そして、要素画像生成手段36は、生成した要素画像を外部(例えば、IP立体表示装置)に出力する。
<要素画像の生成>
図11を参照し、要素画像Eの生成について説明する。
図11(a)に示すように、左上視点の画像P11、画像P11の右側視点の画像P21、画像P11の下側視点の画像P12という、3視点分の画像Pについて考える。また、説明を簡易にするため、画像P11では、左上画素に「●1」を付し、右側画素に「●2」を付し、下側画素に「●3」を付した。これと同様、画像P21には、「▲1」~「▲3」を付し、画像P12には、「■1」~「■3」を付した。
この場合、要素画像生成手段36は、図11(b)に示すように、画像P11,P12,P21から左上画素●1,▲1,■1,…を抽出し、左上の要素画像E11を生成する。つまり、要素画像E11は、同一位置の左上画素●1,▲1,■1,…で構成されている。また、要素画像E11において、左上画素●1,▲1,■1,…の並び方は、それら画素を抽出した画像P11,P12,P21の視点位置に対応する。つまり、要素画像E11では、画素●1が左上に配置され、画素▲1が右側に配置され、画素■1が下側に配置される。
また、要素画像生成手段36は、要素画像E11と同様、画像P11,P12,P21から抽出した右側画素●2,▲2,■2,…で構成される要素画像E21を生成する。さらに、要素画像生成手段36は、要素画像E11,E21と同様、画像P11,P12,P21から抽出した下側画素●3,▲3,■3,…で構成される要素画像E12を生成する。
ここで、要素画像Eは、その要素画像Eを構成する各画素の画素位置に対応した位置に配置される。例えば、要素画像E11は、左上画素●1,▲1,■1,…で構成されているので、左上に配置される。また、要素画像E21は、右側画素●2,▲2,■2,…で構成されているので、要素画像E11の右側に配置される。さらに、要素画像E12は、下側画素●3,▲3,■3,…で構成されるので、要素画像E11の下側に配置される。
なお、IP立体表示装置の光学系の構成によっては、立体像の倒立像が表示される場合もある。この場合、要素画像生成手段36は、各画素の位置を上下左右に反転させて、立体像の正立像が表示されるように要素画像Eを生成してもよい。
[要素画像生成装置の動作]
図12を参照し、要素画像生成装置3の動作について説明する。
図12に示すように、パラメータ設定手段31は、要素画像の生成に必要な各種パラメータが予め設定される。この各種パラメータとしては、仮想レンズアレイの位置及びピッチと、仮想要素レンズの個数と、撮影空間と、奥行きレイヤと、視点位置とがあげられる(ステップS1)。
多視点画像入力手段30は、カメラアレイ2から多視点画像が入力される(ステップS2)。
サンプリング点設定手段32は、撮影空間内で奥行きレイヤ上にサンプリング点が予め設定される。例えば、サンプリング点設定手段32では、視点位置毎に、各光線と奥行きレイヤとの交点がサンプリング点として設定される(ステップS3)。
コストボリューム算出手段33は、視点位置毎に、イメージベースドレンダリングによりコストボリュームを算出する。例えば、コストボリューム算出手段33は、ステップS3で設定されたサンプリング点について、コストボリュームを算出する(ステップS4)。
コストボリューム内挿手段34は、前記した式(1)を用いて、シフト量を奥行きレイヤ上で算出する。そして、コストボリューム内挿手段34は、算出したシフト量に応じて、ステップS4で算出したコストボリュームから内挿位置のコストボリュームを内挿する(ステップS5)。
奥行きレイヤ推定手段35Aは、ステップS4,S5で求めたコストボリュームから、イメージベースドレンダリングにより被写体9の光線が発生した奥行きレイヤを推定する。例えば、奥行きレイヤ推定手段35Aは、コストボリュームに含まれるコストの最小値探索を行い、コストが最小となる奥行きレイヤを各光線に割り当てる(ステップS6)。
光線色情報取得手段35Bは、イメージベースドレンダリングにより、ステップS6で推定した奥行きレイヤDにおける光線色情報を取得する。例えば、光線色情報取得手段35Bは、最適な奥行きにおける光線の色の双線形補完により、光線色情報を取得する。この他、光線色情報取得手段35Bは、内挿位置の奥行きを多視点画像に投影して、その奥行きの光線色情報を取得してもよい(ステップS7)。
要素画像生成手段36は、ステップS7で取得した光線色情報から、要素画像を生成するものである。例えば、要素画像生成手段36は、光線色情報(任意視点画像)から同一位置の画素を抽出し、抽出した画素で構成される要素画像を生成する(ステップS8)。
[作用・効果]
以上のように、第1実施形態に係る要素画像生成装置3は、平行投影の光線構造において、シフト量に応じてコストボリュームを内挿するので、効率的にコストボリュームを算出し、コストボリュームの算出に要する膨大な演算量を低減することができる。
(第2実施形態)
[要素画像生成装置の構成]
図13を参照し、第2実施形態に係る要素画像生成装置3Bについて、第1実施形態と異なる点を説明する。
要素画像生成装置3Bは、全視点位置のコストボリュームを算出し、そのコストボリュームを補正する点が、第1実施形態と異なる。図13に示すように、要素画像生成装置3Bは、多視点画像入力手段30と、パラメータ設定手段31Bと、サンプリング点設定手段32と、コストボリューム算出手段33と、コストボリューム補正手段37と、光線色情報生成手段35と、要素画像生成手段36とを備える。
なお、パラメータ設定手段31B及びコストボリューム補正手段37以外は、第1実施形態と同様のため、説明を省略する。
パラメータ設定手段31Bは、コストボリュームを算出する全視点位置がパラメータとして予め設定される。つまり、パラメータ設定手段31Bでは、コストボリュームの内挿を行わないので、内挿位置をパラメータとして設定する必要がない。他の点、パラメータ設定手段31Bは、第1実施形態と同様のため、これ以上の説明を省略する。
コストボリューム補正手段37は、補正対象の視点位置同士のシフト量を奥行きレイヤ上で算出し、算出したシフト量に応じて、補正対象となるコストボリュームを補正するものである。そして、コストボリューム補正手段37は、補正したコストボリュームを光線色情報生成手段35に出力する。
<コストボリュームの補正>
図14を参照し、コストボリュームの補正について説明する。
前記したように、隣り合う2つの視点位置の光線領域が重複し(図6(b)のハッチングの範囲)、この重複範囲ではコストボリュームも重複するので、この重複範囲内でコストボリュームを補正する。ここでは、補正対象の視点位置が、互いに隣り合う視点A、Bであることとする。
図14に示すように、視点A,BのコストボリュームCVA,CVの間では、シフト量sだけシフトしている。従って、第1実施形態と同様、視点Aの光線ベクトルVと視点Bの光線ベクトルVとの差分ベクトルVA-Bが定義できる。また、仮想要素レンズのピッチpや奥行きベクトルVも、第1実施形態と同様に定義できる。従って、コストボリューム補正手段37は、前記した式(1)を用いて、シフト量sを算出できる。
次に、コストボリューム補正手段37は、算出したシフト量sに応じて、補正対象となる視点A,BのコストボリュームCV,CVを補正する。ここでは、コストボリューム補正手段37は、視点A,Bのコストボリュームが重複する範囲でコストの平均値を求め、その平均値で補正を行う。このとき、コストボリューム補正手段37は、コストボリュームが重複する範囲において、互いのコストが予め設定された値以上異なる場合、そのコストのみ対象として補正を行ってもよい。この値は、互いのコストが大きく異なる場合を想定し、任意に設定できる。
[要素画像生成装置の動作]
図15を参照し、要素画像生成装置3Bの動作について説明する。
なお、ステップS2~S4,S6~S8の処理は、第1実施形態と同様のため、説明を省略した。
図15に示すように、パラメータ設定手段31Bは、要素画像の生成に必要な各種パラメータが予め設定される。ここで、パラメータ設定手段31Bでは、コストボリュームの内挿を行わないので、内挿位置をパラメータとして設定する必要がない(ステップS1B)。
コストボリューム補正手段37は、前記した式(1)を用いて、シフト量を奥行きレイヤ上で算出する。そして、コストボリューム補正手段37は、算出したシフト量に応じて、ステップS4で算出したコストボリュームの補正を行う。ここで、コストボリューム補正手段37は、コストボリュームが重複する範囲でコストの平均値を求め、その平均値で補正を行う。このとき、コストボリューム補正手段37は、コストボリュームが重複する範囲において、互いのコストが予め設定された値以上異なる場合、そのコストのみを対象として補正を行ってもよい(ステップS5B)。
[作用・効果]
以上のように、第2実施形態に係る要素画像生成装置3Bは、平行投影の光線構造において、シフト量に応じてコストボリュームを補正するので、高精度なコストボリュームを算出し、高品質な要素画像を生成することができる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態を説明する前提として、光線再生型表示システムの光線構造について説明する。
光線再生型表示システムの光線構造は、第1、第2実施形態で説明した平行投影(図3)と、第3実施形態で説明する透視投影レンズシフト(図16)とに大別できる。平行投影は、図3(a)に示すように全光線が平行である。一方、透視投影レンズシフトは、図16(a)に示すように全光線が奥行き方向の一定距離で集光点Tに集光する。
なお、図16(a)には、透視投影レンズシフトにおける光線群を矢印で図示した。同一線種の光線群が、斜投影カメラで撮影したときの同一視点に対応する。つまり、実線、一点鎖線及び破線の光線群のそれぞれが、別々の視点位置に対応する。また、図16(b)には、図16(a)の光線群で形成される光線領域を図示した。
ここで、図17に示すように、奥行きレイヤDと各光線との交点をサンプリング点SPとする。そして、図18に示すように、透視投影レンズシフトは、奥行きレイヤDが同一であれば、視点位置に関わらず、サンプリング点SPの間隔が同一になる。つまり、透視投影レンズシフトは、平行投影と同様、奥行きレイヤDが同一であれば、シフト量が同一になるという特徴がある。この特徴を利用し、奥行きレイヤD毎にシフト量を算出し、コストボリュームを内挿するので、効率的にコストボリュームを算出できる。
[要素画像生成装置の構成]
図1を参照し、第3実施形態に係る要素画像生成装置3Cの構成について、第1実施形態と異なる点を説明する。
図1に示すように、要素画像生成装置3Cは、多視点画像入力手段30と、パラメータ設定手段31と、サンプリング点設定手段32Cと、コストボリューム算出手段33と、コストボリューム内挿手段34Cと、光線色情報生成手段35と、要素画像生成手段36とを備える。
なお、サンプリング点設定手段32C及びコストボリューム内挿手段34C以外の構成は、第1実施形態と同様のため、説明を省略する。
サンプリング点設定手段32Cは、撮影空間内の奥行きレイヤ上において、視点位置毎の光線が1つの集光点Tに集光する透視投影レンズシフトのサンプリング点SPが予め設定されるものである。
透視投影レンズシフトにおいて、ある1視点の光線群について考える。この視点では、図17に示すように、光線と奥行きレイヤDとの交点がサンプリング点SPとなり、サンプリング点SPを中心に、コストが算出される。つまり、サンプリング点SPは、ドットで図示した小領域の代表として機能する。
以上を考慮し、サンプリング点設定手段32Cでは、視点位置毎に、各光線と奥行きレイヤDとの交点をサンプリング点SPとして設定すればよい。
コストボリューム内挿手段34Cは、視点位置と内挿位置とのシフト量を奥行きレイヤD上で算出するものである。本実施形態では、コストボリューム内挿手段34Cは、後記する式(4)及び式(5)を用いて、透視投影レンズシフトにおけるシフト量sを算出する。他の点、コストボリューム内挿手段34Cは、第1実施形態と同様である。
<透視投影レンズシフトにおけるコストボリュームの内挿>
図19~図21を参照し、透視投影レンズシフトにおけるコストボリュームの内挿を説明する。
仮想レンズアレイLのレンズアレイ面LPを基準にレンズアレイ座標系を設定し、このレンズアレイ座標系で考える。図19に示すように、仮想レンズアレイLに対する集光点Tの奥行き方向の位置をW、レンズアレイ面LPに対する奥行きレイヤDの奥行き方向の位置をdとする。ここで、隣り合う仮想要素レンズlを通り同一の集光点Tに集まる2本の光線について考える。この2本の光線の間隔Pは、集光点Tからレンズアレイ面LPに近づくに従って大きくなり、以下の式(4)で表される。
Figure 0007416573000003
ここで、レンズアレイ面LP上におけるレンズピッチをpとする。さらに、図20に示すように、レンズアレイ面LP上で交差する視点A,Bの光線ベクトルV,Vについて考える。図20において、集光点T,Tは、視点A,Bそれぞれの集光点Tである。2本の光線ベクトルV,VのZ軸成分が1となるように正規化し、その差分ベクトルVA-Bの水平方向(X軸方向)の成分をv、その差分ベクトルVA-Bの大きさを|v|とする。この場合、各奥行きレイヤDのシフト量sは、以下の式(5)で表される。
Figure 0007416573000004
コストボリューム内挿手段34Cは、図21に示すように、式(4)及び式(5)の演算を各奥行きレイヤD~Dで行うことで、コストボリュームを内挿する。例えば、実線及び破線の光線群に対応する視点位置において、コストボリュームが既知であることとする。この場合、コストボリューム内挿手段34Cは、既知の2視点分のコストボリュームから、一点鎖線の光線群に対応する視点位置のコストボリュームを内挿できる。
[作用・効果]
以上のように、第3実施形態に係る要素画像生成装置3Cは、透視投影レンズシフトの光線構造において、シフト量に応じてコストボリュームを内挿するので、効率的にコストボリュームを算出し、コストボリュームの算出に要する膨大な演算量を低減することができる。
(第4実施形態)
[要素画像生成装置の構成]
図13を参照し、第3実施形態に係る要素画像生成装置3Dの構成について、第2実施形態と異なる点を説明する。
要素画像生成装置3Dは、光線構造が透視投影レンズシフトである点が、第2実施形態と異なる。
図13に示すように、要素画像生成装置3Dは、多視点画像入力手段30と、パラメータ設定手段31Bと、サンプリング点設定手段32Dと、コストボリューム算出手段33と、コストボリューム補正手段37Dと、光線色情報生成手段35と、要素画像生成手段36とを備える。
なお、サンプリング点設定手段32D及びコストボリューム補正手段37D以外の構成は、第2実施形態と同様のため、説明を省略する。
サンプリング点設定手段32Dは、図1のサンプリング点設定手段32Cと同様、透視投影レンズシフトにおけるサンプリング点SPが予め設定されるものである。サンプリング点設定手段32Dは、第3実施形態と同様のため、これ以上の説明を省略する。
コストボリューム補正手段37Dは、透視投影レンズシフトにおいて、補正対象の視点位置同士のシフト量を奥行きレイヤD上で算出するものである。本実施形態では、コストボリューム補正手段37Dは、図1のコストボリューム内挿手段34Cと同様、前記した式(4)及び式(5)を用いて、透視投影レンズシフトにおけるシフト量sを算出する。他の点、コストボリューム補正手段37Dは、第2実施形態と同様のため、これ以上の説明を省略する。
以上のように、第4実施形態に係る要素画像生成装置3Dは、透視投影レンズシフトの光線構造において、シフト量に応じてコストボリュームを補正するので、高精度なコストボリュームを算出し、高品質な要素画像を生成することができる。
(変形例)
以上、本発明の実施形態を詳述してきたが、本発明は前記した各実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
前記した各実施形態では、奥行きレイヤが5つであることとして説明したが、奥行きレイヤの数は特に制限されない。
前記した各実施形態では、水平方向のシフト量を説明したが、垂直方向についても同様にシフト量を算出できる。
図3(a)に示すように、インテグラル立体方式では、奥行き方向において、仮想レンズアレイLから前後に一定間隔で光線が集光する集光面Fが存在する。図3(a)では、奥行き方向における集光面Fの位置を図示した。この集光面Fでは、実線、一点鎖線及び破線の光線が交差、集光している。従って、パラメータ設定手段31では、より正確な内挿が可能となるので、この集光面Fに奥行きレイヤDを設定することが好ましい。
前記した各実施形態では、本発明をインテグラル立体方式に適用する例で説明したが、これに限定されない。例えば、1つの視点が斜投影の光線となる立体方式(例えば、パララックスバリア立体方式)にも適用できる。
前記した実施形態では、要素画像生成装置を独立したハードウェアとして説明したが、本発明は、これに限定されない。例えば、本発明は、コンピュータが備えるCPU、メモリ、ハードディスク等のハードウェア資源を、前記した要素画像生成装置として協調動作させるプログラムで実現することもできる。これらのプログラムは、通信回線を介して配布してもよく、CD-ROMやフラッシュメモリ等の記録媒体に書き込んで配布してもよい。
1,1B~1D 立体画像生成システム
2 カメラアレイ
3,3B~3D要素画像生成装置(立体画像生成装置)
20 撮影カメラ
30 多視点画像入力手段
31,31B パラメータ設定手段
32,32C,32D サンプリング点設定手段
33 コストボリューム算出手段
34,34C コストボリューム内挿手段
35 光線色情報生成手段(光線情報生成手段)
35A 奥行きレイヤ推定手段
35B 光線色情報取得手段
36 要素画像生成手段(立体画像生成手段)
37,37D コストボリューム補正手段
9,9~9 被写体
A,B,C 光線領域
CM,CM コストマップ
CVA,CVB,CV コストボリューム
D,D~D 奥行きレイヤ
E,E11,E12,E21 要素画像
L 仮想レンズアレイ(仮想光学素子アレイ)
LP レンズアレイ面
l 仮想要素レンズ(仮想光学素子)
P,P11,P12,P21 画像
SP サンプリング点
T,T,T 集光点
,V 光線ベクトル
α 撮影空間
α 奥側位置
α 手前側位置

Claims (9)

  1. 撮影カメラを二次元状に並べたカメラアレイが被写体を撮影した多視点画像を用いて、イメージベースドレンダリングにより前記被写体からの光線を表す光線情報を生成し、当該光線情報から立体画像を生成する立体画像生成装置であって、
    前記立体画像を表示する立体表示装置が備える光学素子アレイを前記被写体が位置する撮影空間内に配置した仮想光学素子アレイと平行で、かつ、奥行き方向で所定間隔となるように前記撮影空間内に配置された奥行きレイヤと、視点位置と、前記視点位置同士の間となる内挿位置とが予め設定されるパラメータ設定手段と、
    前記イメージベースドレンダリングにより、前記奥行きレイヤ上のサンプリング点を前記多視点画像に投影したときの画像間の類似度又は非類似度を表すコストの三次元配列であるコストボリュームを、前記視点位置毎に算出するコストボリューム算出手段と、
    前記視点位置と前記内挿位置とのシフト量を前記奥行きレイヤ上で算出し、算出した前記シフト量に応じて、前記コストボリューム算出手段が算出した各視点位置のコストボリュームから前記内挿位置のコストボリュームを内挿するコストボリューム内挿手段と、
    前記イメージベースドレンダリングにより、前記視点位置及び前記内挿位置のコストボリュームから前記光線が発生した奥行きレイヤを推定し、推定した前記奥行きレイヤにおける前記光線情報を生成する光線情報生成手段と、
    前記光線情報から前記立体画像を生成する立体画像生成手段と、
    を備えることを特徴とする立体画像生成装置。
  2. 前記奥行きレイヤ上において、前記視点位置毎の光線が平行になる平行投影のサンプリング点が予め設定されるサンプリング点設定手段、をさらに備え、
    前記パラメータ設定手段は、前記仮想光学素子アレイの位置及び素子間隔がさらに設定され、前記奥行きレイヤが前記仮想光学素子アレイの位置を基準として奥行き方向に設定され、
    前記コストボリューム内挿手段は、前記仮想光学素子アレイから前記奥行きレイヤまでの奥行きベクトルの要素dと、前記視点位置の光線ベクトルと前記内挿位置の光線ベクトルとの差分ベクトルの要素vと、前記仮想光学素子アレイの素子間隔pとが含まれる下記の式(1)を用いて、
    Figure 0007416573000005
    前記シフト量であるシフト量sを算出することを特徴とする請求項1に記載の立体画像生成装置。
  3. 前記奥行きレイヤ上において、前記視点位置毎の光線が1つの集光点に集光する透視投影レンズシフトのサンプリング点が予め設定されるサンプリング点設定手段、をさらに備え、
    前記パラメータ設定手段は、前記仮想光学素子アレイの位置及び素子間隔がさらに設定され、前記奥行きレイヤが前記仮想光学素子アレイの位置を基準として奥行き方向に設定され、
    前記コストボリューム内挿手段は、
    前記仮想光学素子アレイの素子間隔pと、前記仮想光学素子アレイから前記奥行きレイヤまでの奥行きベクトルの要素dと、前記仮想光学素子アレイに対する前記集光点の位置を示すベクトルの要素Wとが含まれる式(4)を用いて、
    Figure 0007416573000006
    前記視点位置と前記内挿位置とのサンプリング点同士の間隔Pを算出し、
    前記視点位置の光線ベクトルと前記内挿位置の光線ベクトルとの差分ベクトルの要素vと、前記要素dと、前記間隔Pとが含まれる式(5)を用いて、
    Figure 0007416573000007
    前記シフト量であるシフト量sを算出することを特徴とする請求項1に記載の立体画像生成装置。
  4. 撮影カメラを二次元状に並べたカメラアレイが被写体を撮影した多視点画像を用いて、イメージベースドレンダリングにより前記被写体からの光線を表す光線情報を生成し、当該光線情報から立体画像を生成する立体画像生成装置であって、
    前記立体画像を表示する立体表示装置が備える光学素子アレイを前記被写体が位置する撮影空間内に配置した仮想光学素子アレイと平行で、かつ、奥行き方向で所定間隔となるように前記撮影空間内に配置された奥行きレイヤと、視点位置とが予め設定されるパラメータ設定手段と、
    前記イメージベースドレンダリングにより、前記奥行きレイヤ上のサンプリング点を前記多視点画像に投影したときの画像間の類似度又は非類似度を表すコストの三次元配列であるコストボリュームを、前記視点位置毎に算出するコストボリューム算出手段と、
    補正対象の前記視点位置同士のシフト量を前記奥行きレイヤ上で算出し、算出した前記シフト量に応じて、前記補正対象のコストボリュームを補正するコストボリューム補正手段と、
    前記イメージベースドレンダリングにより、前記コストボリューム補正手段が補正したコストボリュームから前記光線が発生した奥行きレイヤを推定し、推定した前記奥行きレイヤにおける前記光線情報を生成する光線情報生成手段と、
    前記光線情報から前記立体画像を生成する立体画像生成手段と、
    を備えることを特徴とする立体画像生成装置。
  5. 前記奥行きレイヤ上において、前記視点位置毎の光線が平行になる平行投影のサンプリング点が予め設定されるサンプリング点設定手段、をさらに備え、
    前記パラメータ設定手段は、前記仮想光学素子アレイの位置及び素子間隔がさらに設定され、前記奥行きレイヤが前記仮想光学素子アレイの位置を基準として奥行き方向に設定され、
    前記コストボリューム補正手段は、前記仮想光学素子アレイから前記奥行きレイヤまでの奥行きベクトルの要素dと、前記補正対象の視点位置同士における光線ベクトルの差分ベクトルの要素vと、前記仮想光学素子アレイの素子間隔pとが含まれる下記の式(1)を用いて、
    Figure 0007416573000008
    前記シフト量であるシフト量sを算出することを特徴とする請求項4に記載の立体画像生成装置。
  6. 前記奥行きレイヤ上において、前記視点位置毎の光線が1つの集光点に集光する透視投影レンズシフトのサンプリング点が予め設定されるサンプリング点設定手段、をさらに備え、
    前記パラメータ設定手段は、前記仮想光学素子アレイの位置及び素子間隔がさらに設定され、前記奥行きレイヤが前記仮想光学素子アレイの位置を基準として奥行き方向に設定され、
    前記コストボリューム補正手段は、
    前記仮想光学素子アレイの素子間隔pと、前記仮想光学素子アレイから前記奥行きレイヤまでの奥行きベクトルの要素dと、前記仮想光学素子アレイに対する前記集光点の位置を示すベクトルの要素Wとが含まれる式(4)を用いて、
    Figure 0007416573000009
    前記補正対象の視点位置同士におけるサンプリング点の間隔Pを算出し、
    前記補正対象の視点位置同士における光線ベクトルの差分ベクトルの要素vと、前記要素dと、前記間隔Pとが含まれる式(5)を用いて、
    Figure 0007416573000010
    前記シフト量であるシフト量sを算出することを特徴とする請求項4に記載の立体画像生成装置。
  7. 前記コストボリューム補正手段は、前記コストボリュームに含まれる互いの前記コストが予め設定された値以上異なる場合、当該コストを補正することを特徴とする請求項4から請求項6の何れか一項に記載の立体画像生成装置。
  8. 前記立体画像は、インテグラル立体方式の要素画像であり、
    前記立体画像生成手段は、各光線情報から同一位置の画素を抽出し、抽出した前記画素で構成される前記要素画像を生成することを特徴とする請求項1から請求項7の何れか一項に記載の立体画像生成装置。
  9. コンピュータを、請求項1から請求項8の何れか一項に記載の立体画像生成装置として機能させるためのプログラム。
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田口裕一(外2名),ネットワークカメラアレイを用いた実時間全焦点自由視点映像合成システム,電子情報通信学会技術研究報告,日本,社団法人電子情報通信学会,2008年03月03日,第107巻, 第539号,p.79-86

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