JPH11355205A - 送信電力制御回路および移動無線通信装置 - Google Patents

送信電力制御回路および移動無線通信装置

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JPH11355205A
JPH11355205A JP10160480A JP16048098A JPH11355205A JP H11355205 A JPH11355205 A JP H11355205A JP 10160480 A JP10160480 A JP 10160480A JP 16048098 A JP16048098 A JP 16048098A JP H11355205 A JPH11355205 A JP H11355205A
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JP
Japan
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signal
strength
transmission
reception
adjusting means
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JP10160480A
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English (en)
Inventor
Takashi Azuma
隆司 東
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不連続点のない送信信号の電力レベル特性が
得られる送信電力制御回路および移動無線通信装置を提
供する。 【解決手段】 受信信号電力検出部511は、A/D変
換回路412にて得たディジタル信号より、受信RF信
号の電力レベルを検出する。送信利得制御信号生成部5
12は、上記電力レベルに応じた電圧値を有する利得制
御信号を生成する。基準電圧生成部513は、上記電力
レベルに応じた電圧値の基準電圧を生成する。第1のA
GCアンプ6は、上記利得制御信号に応じて無段階に可
変する利得で送信信号を増幅する。ここで増幅された信
号は、周波数変換回路7にて周波数変換されたのち帯域
制限フィルタ8で所定の周波数帯域に制限され、自動電
力制御部9に入力される。自動電力制御部9は、上記基
準電圧に応じて無段階に可変する利得で帯域制限フィル
タ8からの送信信号を増幅する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばCDMA
(Code Division Multiple Access )方式の携帯電話機
やPHS(Personal Handy-phone System )の端末装置
等の移動無線通信装置における送信電力制御に関する。
【0002】
【従来の技術】図12に従来の移動無線通信装置の無線
部を示す。まず、受信系について説明すると、基地局か
らこの移動無線通信装置に向けて送信されるフォワード
リンク信号が、アンテナ1で受信され、デュプレクサ2
でフィルタリングされて所望の受信信号帯域内の成分だ
け無線受信部3に入力される。
【0003】無線受信部3では、まず高周波低雑音アン
プ31にてデュプレクサ2を通過した受信RF信号が低
雑音増幅され、帯域制限フィルタ32にてフィルタリン
グされた後、周波数変換回路33にて中間周波に変換さ
れる。
【0004】そして、この変換結果(受信IF信号)
は、帯域制限IFフィルタ34にてフィルタリングされ
た後、IFアンプ35で所定の利得で増幅され、変復調
部40に入力される。
【0005】変復調部40では、上記無線受信部3から
のIF信号が、まず直交復調回路401にて直交復調処
理が施され、この復調処理結果は、A/D変換回路40
2にてディジタル信号に変換される。
【0006】この変換結果は、後述の送信利得制御部5
0および情報信号復調回路403に入力される。情報信
号復号回路403では、上記ディジタル信号より情報信
号を復号し、この復号結果に基づいて後段の図示しない
情報再生部が音声などを再生する。
【0007】次に送信系について説明すると、図示しな
い情報生成部から入力された音声情報などの情報信号
は、まず情報符号化回路404にて符号化されたのち、
D/A変換回路405にてアナログ信号に変換される。
そして、直交変調部406では、上記アナログ信号を用
いて搬送波を直交変調処理し、この処理結果を第1のA
GCアンプ6に入力する。
【0008】第1のAGCアンプ6は、後述の送信利得
制御部50から利得制御信号として与えられる制御電圧
に応じた利得で入力信号を増幅する。ここで増幅された
信号は、周波数変換回路7にてRF信号にアップコンバ
ートされる。
【0009】そして、このアップコンバートによって得
たRF信号は、帯域制限フィルタ8でフィルタリングさ
れて所定の周波数の帯域に制限されたのち、第2のAG
Cアンプ91に入力される。
【0010】第2のAGCアンプ91では、送信利得制
御部50から与えられる基準電圧に応じて2段階の利得
を切換えて、帯域制限フィルタ8からの入力信号を増幅
する。
【0011】第2のAGCアンプ91にて増幅されたR
F信号は、パワーアンプ92にて所定の利得で高周波増
幅されたのち、デュプレクサ2にてフィルタリングされ
て所望の送信信号帯域内の成分だけがアンテナ1に入力
されて、基地局に向け送信される。
【0012】送信利得制御部50は、受信信号電力検出
部501と、送信利得制御信号生成部502と、基準電
圧生成部505とからなり、上記基地局に向けた送信信
号の電力レベルを、受信信号の電力レベルに応じて制御
するものである。
【0013】受信信号電力検出部501は、A/D変換
回路402にて得たディジタル信号より、受信RF信号
の電力レベルを検出し、この検出結果を送信利得制御信
号生成部502および基準電圧生成部505に入力す
る。
【0014】送信利得制御信号生成部502は、受信信
号電力検出部501にて検出した電力レベルに応じた電
圧値を有する利得制御信号を生成し、この信号を第1の
AGCアンプ6に入力してその利得を制御する。
【0015】基準電圧生成部505は、受信信号電力検
出部501にて検出した電力レベルに応じて2つのレベ
ルの電圧値を生成し、この電圧値を利得制御信号として
第2のAGCアンプ91に入力してその利得を制御す
る。
【0016】以下、通信方式がCDMA(Code Divisio
n Multiple Access )方式の場合を例に挙げ、送信利得
制御部50による利得制御動作について説明する。CD
MA方式では、通信に用いる周波数帯域を多数の移動局
が共用している。したがって、基地局近くの移動無線通
信装置からの送信信号によって、基地局から遠い移動無
線通信装置の通信を妨げてしまう虞がある。
【0017】このためCDMA方式の移動無線通信装置
では、基地局に近いほど低出力で送信を行ない、基地局
から遠ざかるほど高出力で送信を行なうように、送信信
号の強度を制御を行なっている。
【0018】このため、送信利得制御信号生成部502
では、受信信号電力検出部501の検出結果に応じて図
13に示すように、受信信号の電力レベルの閾値Thを
境にした、第1のAGCアンプ6の利得制御を行なう。
【0019】また、基準電圧生成部505では、受信信
号電力検出部501の検出結果に応じて、図14に示す
ように受信信号の電力レベルが閾値Th以下の場合に
は、第1の電圧値を有する利得制御信号を生成して、第
2のAGCアンプ91の利得を所定値G1に保ち、そし
て、受信信号の電力レベルが閾値Thを超える場合に
は、第2の電圧値を有する利得制御信号を生成して、上
記G1よりも低いG0に第2のAGCアンプ91の利得
を保つ。
【0020】以上のような利得制御によれば、図15に
示すように送信信号の電力レベルが受信信号の電力レベ
ルに応じて制御され、自装置が基地局近くにあっても基
地局から遠い他の通信装置の通信を妨げることもなく、
また、自装置が基地局から遠い場合には送信電力を上げ
て通信がなされる。
【0021】しかしながら、上述のような利得制御を行
なう従来の移動無線通信装置では、上述した閾値Th付
近における送信信号の電力レベル特性が不連続なものと
なったり、利得特性に、いわゆるヒゲと呼ばれる特異波
形が生じるなどの問題があった。
【0022】この問題は、受信電力レベルの閾値Th付
近における第1のAGCアンプ6および第2のAGCア
ンプ91の利得が、所定の値から外れることに起因する
が、その原因としては、第1のAGCアンプ6や第2の
AGCアンプ91の個体差による利得制御特性のバラツ
キや、温度変動や送信信号の周波数変動による利得変
動、および上記2つのAGCアンプ6,91の利得制御
信号に対する応答時間の差、各アンプの利得制御特性が
非線形であることなどが考えられる。
【0023】これらの原因を排除するためには、製造工
程における個体毎の複雑な調整作業や、新たに補償や補
正を行なう手段を設ける等の手法が考えられるが、この
ような手法を用いた場合、特に携帯電話のような量産製
品にあっては、大量に生産されるものであるため膨大な
時間を要するばかりか、コストの上昇を招くため、現実
的な改善策とはいい難かった。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動無線通信装
置では、2つのAGCアンプを用いて送信信号の強度制
御を行なう場合に、受信信号のレベル値が所定値以上か
未満かに応じて、いずれかのAGCアンプを段階的に制
御していたため、送信信号の強度特性が不連続なものと
なったり、利得特性にいわゆるヒゲと呼ばれる特異波形
が生じるなどの問題があった。
【0025】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、2つのAGCアンプを用いた構成であって
も、不連続点のない送信信号の強度特性が得られる送信
電力制御回路およびこの回路を備えた移動無線通信装置
を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係わる送信電力制御回路は、公衆網に
接続可能な基地局と無線通信回線を通じて通信を行なう
移動無線通信装置に設けられ、基地局に向けた送信信号
の信号強度を第1の信号強度調整手段にて調整し、さら
に第2の信号強度調整手段にて信号強度を調整して送信
を行なう送信電力制御回路において、基地局からの送信
信号を受信し、その受信強度を検出する受信強度検出手
段を備え、第1の信号強度調整手段は、受信強度検出手
段の検出結果に応じて、送信信号の信号強度を無段階で
調整し、第2の信号強度調整手段は、受信強度検出手段
の検出結果に応じて、第1のアンプで強度調整された送
信信号の信号強度を無段階で調整することを特徴とす
る。
【0027】また、上記の目的を達成するために、この
発明に係わる移動無線通信装置は、公衆網に接続可能な
基地局に向けた送信信号の信号強度を第1の信号強度調
整手段にて調整し、さらに第2の信号強度調整手段にて
信号強度を調整して送信を行なう移動無線通信装置にお
いて、基地局からの自装置に宛てた送信信号を受信し、
その受信強度を検出する受信強度検出手段を備え、第1
の信号強度調整手段は、受信強度検出手段の検出結果に
応じて、送信信号の信号強度を無段階で調整し、第2の
信号強度調整手段は、受信強度検出手段の検出結果に応
じて、第1のアンプで強度調整された送信信号の信号強
度を無段階で調整することを特徴とする。
【0028】上記構成の送信電力制御回路および移動無
線通信装置では、2つの信号強度調整手段、各々におい
て、受信信号の強度に応じて無段階で送信信号の強度を
制御するようにしている。
【0029】したがって、上記構成の送信電力制御回路
および移動無線通信装置によれば、上記2つの信号強度
調整手段の強度制御特性に変動が生じたり、2つの信号
強度調整手段間の制御応答時間に差があったり、あるい
は量産した場合の上記強度制御特性に個体差があるよう
な場合であっても、不連続点のない送信信号の強度特性
を得ることができる。
【0030】また、上記の目的を達成するために、この
発明に係わる送信電力制御回路は、公衆網に接続可能な
基地局と無線通信回線を通じて通信を行なう移動無線通
信装置に設けられ、基地局に向けた送信信号の信号強度
を第1の信号強度調整手段にて調整し、さらに第2の信
号強度調整手段にて信号強度を調整して送信を行なう送
信電力制御回路において、基地局からの送信信号を受信
し、その受信強度を検出する受信強度検出手段と、基地
局より受信した信号に含まれる強度調整情報を抽出する
情報抽出手段とを備え、第1の信号強度調整手段は、受
信強度検出手段の検出結果に応じて、送信信号の信号強
度を無段階で調整し、第2の信号強度調整手段は、受信
強度検出手段の検出結果と情報抽出手段にて抽出した情
報とに応じて、第1のアンプで強度調整された送信信号
の信号強度を無段階で調整することを特徴とする。
【0031】また、上記の目的を達成するために、この
発明に係わる移動無線通信装置は、公衆網に接続可能な
基地局に向けた送信信号の信号強度を第1の信号強度調
整手段にて調整し、さらに第2の信号強度調整手段にて
信号強度を調整して送信を行なう移動無線通信装置にお
いて、基地局からの自装置に宛てた送信信号を受信し、
その受信強度を検出する受信強度検出手段と、基地局よ
り受信した信号に含まれる強度調整情報を抽出する情報
抽出手段とを備え、第1の信号強度調整手段は、受信強
度検出手段の検出結果に応じて、送信信号の信号強度を
無段階で調整し、第2の信号強度調整手段は、受信強度
検出手段の検出結果と情報抽出手段にて抽出した情報と
に応じて、第1のアンプで強度調整された送信信号の信
号強度を無段階で調整することを特徴とする。
【0032】上記構成の送信電力制御回路および移動無
線通信装置では、前段の第1の信号強度調整手段におい
て、受信信号の強度に応じて無段階で送信信号の強度を
制御し、後段の第2の信号強度調整手段において、受信
信号の強度と基地局から通知される情報に応じて無段階
で送信信号の強度を制御するようにしている。
【0033】したがって、上記構成の送信電力制御回路
および移動無線通信装置によれば、上記2つの信号強度
調整手段の強度制御特性に変動が生じたり、2つの信号
強度調整手段間の制御応答時間に差があったり、あるい
は量産した場合の上記強度制御特性に個体差があるよう
な場合であっても、不連続点のない送信信号の強度特性
を得ることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。図1は、この発明の第
1の実施形態に係わる移動無線通信装置の構成を示すも
のである。
【0035】まず、受信系について説明すると、基地局
からこの移動無線通信装置に向けて送信されるフォワー
ドリンク信号が、アンテナ1で受信され、デュプレクサ
2でフィルタリングされて所望の受信信号帯域内の成分
だけ無線受信部3に入力される。
【0036】無線受信部3では、まず高周波低雑音アン
プ31にてデュプレクサ2を通過した受信RF信号が低
雑音増幅され、帯域制限フィルタ32にてフィルタリン
グされた後、周波数変換回路33にて中間周波に変換さ
れる。
【0037】そして、この変換結果(IF信号)は、帯
域制限IFフィルタ34にてフィルタリングされた後、
IFアンプ35で所定の利得で増幅され、変復調部41
に入力される。
【0038】変復調部41では、上記無線受信部3から
のIF信号が、まず直交復調回路411にて直交復調処
理が施され、この復調処理結果は、A/D変換回路(A
/D)412にてディジタル信号に変換される。
【0039】この変換結果は、後述の送信利得制御部5
1および情報信号復調回路413に入力される。情報信
号復号回路413では、上記ディジタル信号より情報信
号を復号し、この復号結果に基づいて後段の図示しない
情報再生部が音声信号などを再生する。
【0040】送信利得制御部51は、受信信号電力検出
部511と、送信利得制御信号生成部512と、基準電
圧生成部513とからなり、受信信号の電力レベルに応
じた制御信号を、後述の第1のAGCアンプ6、第2の
AGCアンプ91に与えるものである。
【0041】受信信号電力検出部511は、A/D変換
回路412にて得たディジタル信号より、受信RF信号
の電力レベルを検出し、この検出結果を送信利得制御信
号生成部512と基準電圧生成部513に入力する。
【0042】送信利得制御信号生成部512は、受信信
号電力検出部511にて検出した電力レベルに応じた電
圧値を有する利得制御信号を生成する。また、基準電圧
生成部513は、受信信号電力検出部511にて検出し
た電力レベルに応じた電圧値の基準電圧を生成する。
【0043】次に送信系について説明すると、図示しな
い情報生成部から入力された音声情報などの情報信号
は、まず情報符号化回路414にて符号化されたのち、
D/A変換回路(D/A)415にてアナログ信号に変
換される。そして、直交変調部416では、上記アナロ
グ信号を用いて搬送波を直交変調処理し、この処理結果
を第1のAGCアンプ6に入力する。
【0044】第1のAGCアンプ6は、上記送信利得制
御部51から利得制御信号として与えられる制御電圧に
応じて無段階に可変する利得で入力信号を増幅する。こ
こで増幅された信号は、周波数変換回路7にて周波数変
換され、RF信号にアップコンバートされる。
【0045】そして、このアップコンバートによって得
られたRF信号は、帯域制限フィルタ8でフィルタリン
グされて所定の周波数の帯域に制限されたのち、自動電
力制御部9に入力される。
【0046】自動電力制御部9は、第2のAGCアンプ
91、パワーアンプ92、送信信号電力検出回路93、
比較器94、積分器95により入力信号の電力制御ルー
プを構成し、このループによって後述の送信利得制御部
51から与えられる基準電圧に応じて無段階に可変する
利得で入力信号を増幅する。
【0047】第2のAGCアンプ91は、後述の積分器
95から積分結果に応じて、帯域制限フィルタ8でフィ
ルタリングされたRF信号を増幅する。ここで増幅され
たRF信号は、パワーアンプ92にて所定の利得で高周
波増幅されたのち、送信信号電力検出回路93に入力さ
れる。
【0048】送信信号電力検出回路93は、分配器93
1と、検波器932とからなる。パワーアンプ92より
入力されるRF信号は、分配器931に入力されて二分
配される。
【0049】このうち、一方のRF信号は、デュプレク
サ2にてフィルタリングされたのち所望の送信信号帯域
内の成分だけがアンテナ1に入力され、基地局に向け送
信される。
【0050】また、他方のRF信号は、検波器932に
入力され、その電力レベルに応じた電圧を有する強度信
号を生成する。図2に、パワーアンプ92より出力され
るRF信号の電力レベルと、検波器932にて生成され
る強度信号の電圧値の関係を示す。
【0051】検波器932にて生成された強度信号は、
比較器94の反転入力端子に入力され、比較器94の非
反転入力端子に入力される送信利得制御部51からの基
準電圧と比較される。この比較結果は、積分器95にて
積分されたのち、第2のAGCアンプ91に入力され
る。
【0052】すなわち、自動電力制御部9の電力制御ル
ープでは、第2のAGCアンプ91およびパワーアンプ
92によって増幅されたRF信号の強度を電圧信号(上
述では強度信号と称した)に変換し、この電圧信号を送
信利得制御部51からの基準電圧と比較して、その差が
零になるように第2のAGCアンプ91の利得をループ
制御して、送信信号の電力制御を行なうものである。
【0053】次に、上記移動無線通信装置による送信信
号の電力制御動作について説明する。第1のAGCアン
プ6の制御電圧に対する利得特性が、例えば図3に示す
ように、制御電圧A―B間で線形性を有するようなもの
であった場合、送信利得制御信号生成部512は、受信
信号電力検出部511にて検出した受信信号の電力レベ
ルに応じて、図4に示すような電圧特性の利得制御信号
を生成し、第1のAGCアンプ6に入力する。
【0054】このため、第1のAGCアンプ6は、入力
される上記送信利得制御信号の特性により、図5に示す
ように受信信号の電力レベルに応じて無段階に可変する
利得特性となる。
【0055】一方、基準電圧生成部513は、受信信号
電力検出部511にて検出した受信信号の電力レベルに
応じて、図6に示すような特性の基準電圧を生成する。
このため、自動電力制御部9の受信信号電力レベルに対
する利得特性は、図7に示すように無段階に可変するも
のとなる。
【0056】したがって、第1のAGCアンプ6と自動
電力制御部9とによる送信信号の電力制御によれば、図
8に示すように受信信号の電力レベルに応じて無段階に
可変する利得特性で送信RF信号が増幅される。
【0057】尚、図5および図7に示すように、第1の
AGCアンプ6のダイナミックレンジが55dBで、自
動電力制御部9のダイナミックレンジが30dBである
ことより、当該移動無線通信装置の送信系のダイナミッ
クレンジは図8に示すように85dBとなる。
【0058】以上のように、上記構成の移動無線通信装
置では、受信信号の電力レベルに応じて無段階で可変す
る利得特性を有する2つの増幅手段(第1のAGCアン
プ6、自動電力制御部9)により、送信信号の電力レベ
ルを制御するようにしている。
【0059】したがって、上記構成の移動無線通信装置
によれば、上記2つの増幅手段に温度変動や送信信号の
周波数変動による利得変動が生じたり、2つの増幅手段
間の制御電圧に対する応答時間に差があったり、あるい
は量産した場合の利得特性の個体差があるような場合で
あっても、不連続点の生じることのない利得特性に基づ
いて送信信号の電力レベルを制御することができる。
【0060】また、上記2つの増幅手段において、受信
信号の電力レベルに基づいてそれぞれ独立に無段階で利
得調整を行なうことができるため、例えば前段の増幅手
段(第1のAGCアンプ6)が不調な場合でも、後段の
増幅手段(自動電力制御部9)によって所望の信号強度
に修正することができる。
【0061】さらに、上記前段の増幅手段によって大ま
かな信号強度調整を行ない、上記後段の自動電力制御部
9によって高精度な信号強度調整を行なうようにするこ
とが可能で、このような制御によっても、高精度に受信
信号の電力レベルに応じた所望の送信信号の強度制御が
可能である。
【0062】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば、上記第1の実施形態では、受
信信号の電力レベルを検出し、この検出結果に応じて2
つの増幅手段の利得を無段階で可変制御するようにし
た。
【0063】これに代わって例えば、受信信号の電力レ
ベルと、基地局より通知される送信電力制御情報とに基
づいて、上記2つの増幅手段の利得を無段階で可変制御
するようにしてもよい。
【0064】以下、このような利得制御を行なう移動無
線通信装置について説明する。図9は、この発明の第2
の実施形態に係わる移動無線通信装置の構成を示すもの
で、前述の第1の実施形態で説明した図1の移動無線通
信装置とは、変復調部41と送信利得制御部51とが、
それぞれ変復調部42と送信利得制御部52となった点
が異なっている。
【0065】変復調部42は、第1の実施形態の変復調
部41と同様に、直交復調回路411、A/D変換回路
412、情報信号復号回路413、情報符号化回路41
4、D/A変換回路415、および直交変調部416を
備えるほかに、新たに送信電力制御情報検出回路417
を備えている。
【0066】この送信電力制御情報検出回路417は、
基地局から自機に宛てた送信信号に含まれる送信電力制
御情報を、上記A/D変換回路412のディジタル変換
結果から抽出する。
【0067】尚、送信電力制御情報とは、上記基地局が
当該移動無線通信装置に対して、自局における当該移動
無線通信装置からの送信信号の受信レベルが所定のレベ
ルとなるように、送信信号のレベル調整を要求するデー
タであって、このデータには送信信号のレベル調整量を
示すデータが含まれている。
【0068】そして、送信電力制御情報検出回路417
は、抽出した送信電力制御情報に基づいて調整データを
生成し、このデータを後述する送信利得制御部52に入
力する。
【0069】送信利得制御部52は、第1の実施形態の
送信利得制御部51と同様に、受信信号電力検出部51
1、送信利得制御信号生成部512および基準電圧生成
部513を備えるほかに、新たに、データ加算器514
を備えている。
【0070】このデータ加算器514は、受信信号電力
検出部511にて検出した受信電力レベルのデータに、
上記調整データを加算し、この加算結果を基準電圧生成
部513に入力する。基準電圧生成部513は、上記加
算結果に応じた電圧値の基準電圧を生成し、比較器94
の非反転入力端子に入力する。
【0071】以上のような構成であっても、第1のAG
Cアンプ6では、受信信号の電力レベルに応じて送信信
号の強度を無段階調整し、また自動電力制御部9におい
ても受信信号の電力レベルと基地局からの送信電力制御
情報とに応じて送信信号の強度を無段階調整するため、
第1の実施形態と同様の効果を奏する。
【0072】ところで、第1および第2の実施形態の自
動電力制御部9において、送信RF信号の電力レベルを
検出するのに、送信信号電力検出回路93を用いたが、
これに代わって図10に示すような送信信号電力検出回
路96を用いるようにしてもよい。
【0073】送信信号電力検出回路96は、送信信号電
力検出回路93と同様に、パワーアンプ92より入力さ
れるRF信号を分配器931にて2分配する。そして、
一方のRF信号をデュプレクサ2に入力し、他方のRF
信号を切換スイッチ933に入力する。
【0074】切換スイッチ933は、図示しない制御部
より切換制御信号が入力されて、この信号に指示により
送信RF信号の電力レベルが所定値Wより大きい場合に
は、上記送信RF信号を第1の検波器9321に入力
し、所定値W未満の場合には第2の検波器9322に入
力する。
【0075】第1の検波器9321および第2の検波器
9322は、切換スイッチ933より入力されるRF信
号の電力レベルに応じた電圧値を有する強度信号を生成
する。尚、第1の検波器9321と第2の検波器932
2とは、図11に示すように、上記RF信号に対する検
波特性が異なっている。
【0076】第1の検波器9321および第2の検波器
9322にて生成された強度信号は、切換スイッチ93
4に入力され、切換スイッチ933と同様に図示しない
制御部からの切換制御信号に応じて、強度信号を比較器
94の反転入力端子に入力する。
【0077】以上のような構成の送信信号電力検出回路
96を、送信信号電力検出回路93に代わって用いれ
ば、送信信号電力検出回路93を用いた場合に比して、
送信RF信号レベルの可変範囲が広い場合でも対応する
ことができる。その他、この発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であることは
いうまでもない。
【0078】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、直列
に接続された2つの信号強度調整手段、各々において、
受信信号の強度に応じて無段階で送信信号の強度を制御
するようにしている。
【0079】また、この発明の別の構成では、前段の第
1の信号強度調整手段において、受信信号の強度に応じ
て無段階で送信信号の強度を制御し、後段の第2の信号
強度調整手段において、受信信号の強度と基地局から通
知される情報に応じて無段階で送信信号の強度を制御す
るようにしている。
【0080】したがって、この発明によれば、上記2つ
の信号強度調整手段の強度制御特性に変動が生じたり、
2つの信号強度調整手段間の制御応答時間に差があった
り、あるいは量産した場合の上記強度制御特性に個体差
があるような場合であっても、不連続点のない送信信号
の強度特性を得ることが可能な送信電力制御回路および
移動無線通信装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる移動無線通信装置の無線部の
第1の実施形態の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した移動無線通信装置のパワーアンプ
92の出力レベルと、検波器932にて生成される強度
信号の電圧値の関係を示す図。
【図3】図1に示した移動無線通信装置の第1のAGC
アンプ6の制御電圧に対する利得特性を示す図。
【図4】図1に示した移動無線通信装置の送信利得制御
信号生成部512が生成する利得制御信号の受信信号電
力レベルに対する特性を示す図。
【図5】図1に示した移動無線通信装置の第1のAGC
アンプ6の受信信号電力レベルに対する利得特性を示す
図。
【図6】図1に示した移動無線通信装置の基準電圧生成
部513が生成する基準電圧の受信信号電力レベルに対
する特性を示す図。
【図7】図1に示した移動無線通信装置の自動電力制御
部9の受信信号電力レベルに対する利得特性を示す図。
【図8】図1に示した移動無線通信装置の第1のAGC
アンプ6および自動電力制御部9の受信信号電力レベル
に対する利得特性を示す図。
【図9】この発明に係わる移動無線通信装置の無線部の
第2の実施形態の構成を示す回路ブロック図。
【図10】図1および図9に示した移動無線通信装置の
送信信号電力検出回路93の他の構成例を示す回路ブロ
ック図。
【図11】図11に示した送信信号電力検出回路96の
第1の検波器9321と第2の検波器9322の送信信
号に対する検波特性を示す図。
【図12】従来の移動無線通信装置の無線部の構成を示
す回路ブロック図。
【図13】図12に示した従来の移動無線通信装置の第
1のAGCアンプ6の受信信号電力レベルに対する利得
特性を示す図。
【図14】図12に示した従来の移動無線通信装置の第
2のAGCアンプ91の受信信号電力レベルに対する利
得特性を示す図。
【図15】図12に示した従来の移動無線通信装置の第
1のAGCアンプ6および第2のAGCアンプ91の受
信信号電力レベルに対する利得特性を示す図。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…デュプレクサ 3…無線受信部 31…高周波低雑音アンプ 32…帯域制限フィルタ 33…周波数変換回路 34…帯域制限IFフィルタ 35…IFアンプ 41,42…変復調部 411…直交復調回路 412…A/D変換回路(A/D) 413…情報信号復調回路 414…情報符号化回路 415…D/A変換回路(D/A) 416…直交変調部 51,52…送信利得制御部 511…受信信号電力検出部 512…送信利得制御信号生成部 513…基準電圧生成部 6…第1のAGCアンプ 7…周波数変換回路 8…帯域制限フィルタ 9…自動電力制御部 91…第2のAGCアンプ 92…パワーアンプ 93,96…送信信号電力検出回路 94…比較器 95…積分器 931…分配器 932…検波器 417…送信電力制御情報検出回路 514…データ加算器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆網に接続可能な基地局と無線通信回
    線を通じて通信を行なう移動無線通信装置に設けられ、
    前記基地局に向けた送信信号の信号強度を第1の信号強
    度調整手段にて調整し、さらに第2の信号強度調整手段
    にて前記信号強度を調整して送信を行なう送信電力制御
    回路において、 基地局からの送信信号を受信し、その受信強度を検出す
    る受信強度検出手段を備え、 前記第1の信号強度調整手段は、前記受信強度検出手段
    の検出結果に応じて、前記送信信号の信号強度を無段階
    で調整し、 前記第2の信号強度調整手段は、前記受信強度検出手段
    の検出結果に応じて、前記第1のアンプで強度調整され
    た送信信号の信号強度を無段階で調整することを特徴と
    する送信電力制御回路。
  2. 【請求項2】 前記受信強度検出手段の検出結果に応じ
    た基準信号を生成する基準信号生成手段を備え、 前記第2の信号強度調整手段は、 制御信号に応じて、前記第1のアンプで強度調整された
    送信信号の信号強度を無段階で調整する調整手段と、 この調整手段にて強度調整された送信信号の強度に応じ
    た強度信号を生成する強度信号生成手段と、 この強度信号生成手段にて生成した強度信号と、前記基
    準信号生成手段にて生成した基準信号とを比較し、この
    比較結果を前記調整手段に前記制御信号として入力する
    比較手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    送信電力制御回路。
  3. 【請求項3】 公衆網に接続可能な基地局と無線通信回
    線を通じて通信を行なう移動無線通信装置に設けられ、
    前記基地局に向けた送信信号の信号強度を第1の信号強
    度調整手段にて調整し、さらに第2の信号強度調整手段
    にて前記信号強度を調整して送信を行なう送信電力制御
    回路において、 基地局からの送信信号を受信し、その受信強度を検出す
    る受信強度検出手段と、 前記基地局より受信した信号に含まれる強度調整情報を
    抽出する情報抽出手段とを備え、 前記第1の信号強度調整手段は、前記受信強度検出手段
    の検出結果に応じて、前記送信信号の信号強度を無段階
    で調整し、 前記第2の信号強度調整手段は、前記受信強度検出手段
    の検出結果と前記情報抽出手段にて抽出した情報とに応
    じて、前記第1のアンプで強度調整された送信信号の信
    号強度を無段階で調整することを特徴とする送信電力制
    御回路。
  4. 【請求項4】 前記受信強度検出手段の検出結果と前記
    情報抽出手段にて抽出した情報とに応じた基準信号を生
    成する基準信号生成手段を備え、 前記第2の信号強度調整手段は、 制御信号に応じて、前記第1のアンプで強度調整された
    送信信号の信号強度を無段階で調整する調整手段と、 この調整手段にて強度調整された送信信号の強度に応じ
    た強度信号を生成する強度信号生成手段と、 この強度信号生成手段にて生成した強度信号と、前記基
    準信号生成手段にて生成した基準信号とを比較し、この
    比較結果を前記調整手段に前記制御信号として入力する
    比較手段とを備えたことを特徴とする請求項3に記載の
    送信電力制御回路。
  5. 【請求項5】 公衆網に接続可能な基地局に向けた送信
    信号の信号強度を第1の信号強度調整手段にて調整し、
    さらに第2の信号強度調整手段にて前記信号強度を調整
    して送信を行なう移動無線通信装置において、 基地局からの自装置に宛てた送信信号を受信し、その受
    信強度を検出する受信強度検出手段を備え、 前記第1の信号強度調整手段は、前記受信強度検出手段
    の検出結果に応じて、前記送信信号の信号強度を無段階
    で調整し、 前記第2の信号強度調整手段は、前記受信強度検出手段
    の検出結果に応じて、前記第1のアンプで強度調整され
    た送信信号の信号強度を無段階で調整することを特徴と
    する移動無線通信装置。
  6. 【請求項6】 前記受信強度検出手段の検出結果に応じ
    た基準信号を生成する基準信号生成手段を備え、 前記第2の信号強度調整手段は、 制御信号に応じて、前記第1のアンプで強度調整された
    送信信号の信号強度を無段階で調整する調整手段と、 この調整手段にて強度調整された送信信号の強度に応じ
    た強度信号を生成する強度信号生成手段と、 この強度信号生成手段にて生成した強度信号と、前記基
    準信号生成手段にて生成した基準信号とを比較し、この
    比較結果を前記調整手段に前記制御信号として入力する
    比較手段とを備えたことを特徴とする請求項5に記載の
    移動無線通信装置。
  7. 【請求項7】 公衆網に接続可能な基地局に向けた送信
    信号の信号強度を第1の信号強度調整手段にて調整し、
    さらに第2の信号強度調整手段にて前記信号強度を調整
    して送信を行なう移動無線通信装置において、 基地局からの自装置に宛てた送信信号を受信し、その受
    信強度を検出する受信強度検出手段と、 前記基地局より受信した信号に含まれる強度調整情報を
    抽出する情報抽出手段とを備え、 前記第1の信号強度調整手段は、前記受信強度検出手段
    の検出結果に応じて、前記送信信号の信号強度を無段階
    で調整し、 前記第2の信号強度調整手段は、前記受信強度検出手段
    の検出結果と前記情報抽出手段にて抽出した情報とに応
    じて、前記第1のアンプで強度調整された送信信号の信
    号強度を無段階で調整することを特徴とする移動無線通
    信装置。
  8. 【請求項8】 前記受信強度検出手段の検出結果と前記
    情報抽出手段にて抽出した情報とに応じた基準信号を生
    成する基準信号生成手段を備え、 前記第2の信号強度調整手段は、 制御信号に応じて、前記第1のアンプで強度調整された
    送信信号の信号強度を無段階で調整する調整手段と、 この調整手段にて強度調整された送信信号の強度に応じ
    た強度信号を生成する強度信号生成手段と、 この強度信号生成手段にて生成した強度信号と、前記基
    準信号生成手段にて生成した基準信号とを比較し、この
    比較結果を前記調整手段に前記制御信号として入力する
    比較手段とを備えたことを特徴とする請求項7に記載の
    移動無線通信装置。
JP10160480A 1998-06-09 1998-06-09 送信電力制御回路および移動無線通信装置 Pending JPH11355205A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8014739B2 (en) 2008-03-04 2011-09-06 Fujitsu Limited Radio terminal and transmission power control method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8014739B2 (en) 2008-03-04 2011-09-06 Fujitsu Limited Radio terminal and transmission power control method

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