JPH11355193A - Dama衛星通信システム、それに使用される親局、およびその周波数割り当て制御方法 - Google Patents

Dama衛星通信システム、それに使用される親局、およびその周波数割り当て制御方法

Info

Publication number
JPH11355193A
JPH11355193A JP16069698A JP16069698A JPH11355193A JP H11355193 A JPH11355193 A JP H11355193A JP 16069698 A JP16069698 A JP 16069698A JP 16069698 A JP16069698 A JP 16069698A JP H11355193 A JPH11355193 A JP H11355193A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
service type
frequency
communication
slave station
communication system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16069698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3050308B2 (ja
Inventor
Toshiki Sakai
俊季 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP16069698A priority Critical patent/JP3050308B2/ja
Publication of JPH11355193A publication Critical patent/JPH11355193A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3050308B2 publication Critical patent/JP3050308B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radio Relay Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 「出線端数効果」を抑制し、システム内トラ
ックが変動しても、各通信サービスを安定して運用でき
る構成を提供する。 【解決手段】 統計情報蓄積部14は、呼接続要求数を
サービスタイプ別に集計して単位時間当たりの呼接続要
求率を算出し、サービスタイプ毎に使用回線数を取得し
て、周波数使用率を算出する。予約制御部15は、各サ
ービスタイプ毎の周波数使用基準を保持し、特定のサー
ビスタイプに係る接続失敗の通知を受けたときに、統計
情報蓄積部から当該特定のサービスタイプについての最
近の周波数使用率を取得し、所定の条件を満たした時
に、特定のサービスタイプでのみ使用できるように所定
の周波数帯域を予約し、予約を行った特定のサービスタ
イプについて定期的に統計情報蓄積部より呼接続要求率
を取得して、この取得した呼接続要求率が所定の率より
低くなったときに予約した所定の周波数帯域を解除す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星通信システム
における周波数運用方法に係り、特に異なる情報伝送速
度の通信を収容するDAMA衛星通信システムにおける
周波数の割り当て制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】衛星を介して地球局間で音声やデータを
通信する多元接続の衛星通信システムの一つとして、通
信回線毎に周波数を割り当てる周波数多元接続(FDM
A:Frequency Division Multiple Access)方式があ
る。このFDMA方式の中で、通信容量の比較的小さい
多数の地球局で構成された衛星通信システムに適してい
るのが、SCPC(Single Channel Per Carrier)方式
である。このSCPC方式では、一つの音声、データ回
線に一つのキャリアを割り当てる方式であるため、割り
当てに関しては非常に柔軟性が高い。
【0003】また、周波数の割り当てから分類すると、
多元接続方式には、プリアサイン多元接続(PAMA:
Pre Assignment Multiple Access)方式と、デマンドア
サイン多元接続(DAMA:Demand Assignment Multip
le Access)方式とがある。PAMA方式では周波数を
固定的に割り当てるため、通信中でなくても回線が保留
された状態になり、回線の使用効率が悪く、収容する地
球局数も限界があるという欠点がある。このため、周波
数を通信要求が発生したときにのみ割り当てるDAMA
方式を採用することが多い。
【0004】図5に一般的なDAMA方式の衛星通信シ
ステムの構成を示す。なお、DAMA方式の衛星通信シ
ステムには衛星回線の割り当て制御を子局だけで行い、
親局の無い構成もあるが、ここでは親局によって集中制
御を行う構成を示す。すなわち、同図に示すように、こ
のDAMA方式の衛星通信システムは、衛星回線の割り
当て及び各子局の接続状況を管理する親局Cと、第1乃
至第nの子局R1〜Rn(nは2以上の整数)と、中継
局としての衛星Sとから構成されている。
【0005】通信要求の発生した子局は、CSCと呼ば
れる共通制御チャネルによって接続制御情報のやり取り
を行う。いま、第pの子局Rp(1≦p≦n)において
第qの子局Rq(1≦q≦nかつq≠p)への通信要求
が発生したものとする。この場合、要求元の第pの子局
Rpは、接続先の第qの子局Rqと伝送に必要な帯域
を、共通制御チャネルにより衛星Sを介して親局Cへ通
知する。
【0006】親局Cはこの接続要求に対し、接続先の第
qの子局Rqが通信可能な状態か調べ、可能であれば管
理する周波数帯域の中から空いている要求分の帯域を検
索し、検索した帯域を要求元の第pの子局Rpと接続先
の第qの子局Rqに対して衛星回線割り当て通知を下り
の共通制御チャネルを使用して衛星S経由で行う。これ
により、接続要求をした第pの子局Rpと接続先の第q
のRqとは、衛星Sを介して割り当てられた周波数を使
用してSCPCによる通信を行う。その後、通信を終え
た子局それぞれが親局Cに対して切断通知を送信する。
【0007】親局Cがこの切断通知を受信すると、割り
当てていた周波数を開放する。
【0008】尚、本発明に関連すると思われる先行技術
も種々知られている。例えば、特開昭63−15753
6号公報(以下、第1の先行技術と呼ぶ)には、伝送す
る情報の形態によらず、回線の利用効率の向上化を図れ
る「デマンドアサイン多元接続通信方式」が記載されて
いる。この第1の先行技術に記載されたデマンドアサイ
ン多元接続通信方式では、親局によってパケット通信用
チャンネルを割当て、この割当てられたパケット通信用
チャンネルをパケット通信を行う複数の子局が共用する
ようにしている。
【0009】また、特開平1−284027号公報(以
下、第2の先行技術と呼ぶ)には、呼発生から通信開始
までの時間短縮と平等に回線が割り当てられる「DAM
A通信方式」が記載されている。この第2の先行技術で
は、全ての子局に回線状態を監視し、回線割り当てを行
う機能を持たせている。これにより、各子局は、呼が発
生した時自ら空き回線を割り当てて通話を開始し、通話
が自ら割り当てを解消する。
【0010】更に、特開平8−23297号公報(以
下、第3の先行技術と呼ぶ)には、伝送速度が異なる様
々な通信要求各々に対し、予め設定されているサービス
条件を満足すべく回線を割当し、回線使用効率の向上を
図った「回線割当制御方法」が開示されている。すなわ
ち、第3の先行技術では、低速呼、中速呼、高速呼とい
ったような、様々な通信要求各々に対し回線を割当する
に際し、過去における通信要求状およびサービス品質に
もとづき将来における通信要求状況およびサービス品質
を予測する。その上で、予め設定されたサービス条件を
満足させるべく、回線割当制御パラメータとしての回線
割当サーチ開始位置、空き回線サーチ方法およびトラヒ
ック規制を動的に変更せしめている。これにより、一定
周波数帯域内での回線使用効率の向上が図れる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のDAMA衛星通信システムでは、子局間での通信によ
るチャネルの使用時間は一定ではないため、割り当てた
周波数間に、使用が終わり開放された帯域が発生する場
合がある。各通信における情報伝送速度及びその関連パ
ラメータが同一であれば、図6に示すように子局に割り
当てる周波数帯域が同一であり、開放された周波数帯域
の再割り当ても容易である。
【0012】しかしながら、音声やデータを扱う子局グ
ループが混在するシステムでは、グループ毎に伝送速度
が異なり、その場合は図7に示すように伝送に必要とな
る帯域幅が異なる。図7において、大文字のF(添え
字)で示す周波数帯域は広い周波数帯域を示し、小文字
のf(添え字)で示す周波数帯域は狭い周波数帯域を示
す。その為、例えば、f2の狭い周波数帯域が開放され
ても、これよりも広い周波数帯域が必要なFnの帯域を
割り当てることができない。このようなことが頻繁に発
生すると、広い周波数帯域が必要な通信サービスの安定
した提供を保証できない。換言すれば、1つの周波数リ
ソースを、異なる通信サービスの呼、すなわち必要とな
る周波数帯域幅が異なる呼(多元トラヒック)で共用し
た場合に、必要周波数帯域幅が大きい呼についての呼損
率が、必要周波数帯域幅が小さい呼についての呼損率に
対して著しく大きくなってしまう。このような効果を、
この技術分野では、「出線端数効果」と呼ぶ。
【0013】したがって、本発明の目的は、上記出線端
数効果を抑制することができる、DAMA衛星通信シス
テムおよびその周波数割り当て制御方法を提供すること
にある。
【0014】本発明の他の目的は、システム内トラヒッ
クが変動しても、各通信サービスを安定して運用でき
る、DAMA衛星通信システムおよびその周波数割り当
て制御方法を提供することにある。
【0015】尚、上述した第1乃至第3の先行技術は、上
記目的を達成する具体的な手段については、何ら開示し
ていない。
【0016】すなわち、それまでのDAMA通信方式と
呼ばれるものが、親局が周波数そのものを回線として割
り当て、それを占有して子局が通信するのに対して、第
1の先行技術は、割り当てた周波数を複数の子局で共有
して、スロットアロハ方式で通信させることで周波数の
有効利用を図るようにした技術思想を開示している。換
言すれば、この第1の先行技術は、親局が子局に対して
呼の接続要求を行うCSC回線の子局から親局に対する
通信方式に相当し、これは従来のDAMAシステムで使
用されているCSC回線による通信方式であって、本発
明はこのCSC回線による通信方式を提供しようとする
ものではない。
【0017】また、第2の先行技術は、子局が回線を取
得する際、親局からの同報による周波数利用情報をモニ
タして自ら回線の取得を行い、回線取得の時間短縮を図
るようにした技術思想を開示しているにすぎず、周波数
の割り当て自体は親局が行う本発明とは、全く異なるも
のである。
【0018】さらに、第3の先行技術は、システム内で
子局の通信速度が異なる場合、必要な帯域幅によって、
使用周波数の取得開始位置を決定し、さらにこれをサー
ビス条件及び系内トラヒック状態によって変化させるこ
とで、各通信サービスを安定させかつ周波数の有効利用
を図るようにした技術思想を開示している。この第3の
先行技術は本発明と一番関連し、本発明が解決しようと
している上記「出線端数効果」を防止するのには有効で
あると考えられる。しかしながら、第3の先行技術は、
それに開示された使用状況の統計算出方法や周波数取得
開始位置の決定方法等があいまいであり、具体例を挙げ
て説明しているが複雑である。
【0019】これに対して、本発明では、サービス条件
とトラヒック状態に応じて周波数帯域予約を行うこと
で、各通信サービスを安定させかつ周波数の有効利用を
図るものである。すなわち、本発明は、この第3の先行
技術にはない帯域予約を採用し、具体的な帯域予約/解
除方法及びトラヒック情報取得方法を開示するものであ
り、実現性の高いシステムを提案するものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために次のような技術的構成を採用する。すな
わち、本発明の第1の態様によれば、複数の子局のうち
任意の一つの子局が他の子局に対する通信要求を衛星を
介して親局へ共通制御チャネル(CSC:Common Signa
lling Channel)を用いて通知し、該通信要求に基づき
該親局が必要な帯域を割り当てて前記共通制御チャネル
を用いて前記通信要求元の子局と通信接続先の子局それ
ぞれに使用すべき帯域を指示することにより、前記通信
要求元の子局と前記通信接続先の子局が前記衛星を経由
して音声やデータの通信を可能とするDAMA衛星通信
システムにおいて、前記親局は、前記サービスタイプ毎
に使用回線数を取得して、周波数使用率を算出する統計
情報蓄積部と、各サービスタイプ毎の周波数使用基準を
保持し、特定のサービスタイプに係る接続失敗の通知を
受けたときに、前記統計情報蓄積部から当該特定のサー
ビスタイプについての最近の周波数使用率を取得し、所
定の条件を満たした時に、前記特定のサービスタイプで
のみ使用できるように所定の周波数帯域を予約する予約
制御部とを有することを特徴とするDAMA衛星通信シ
ステムが得られる。
【0021】また、本発明の第2の態様によれば、複数
の子局のうち任意の一つの子局が他の子局に対する通信
要求を衛星を介して親局へ共通制御チャネルを用いて通
知し、該通信要求に基づき前記親局が必要な帯域を割り
当てて前記共通制御チャネルを用いて前記通信要求元の
子局と通信接続先の子局それぞれに使用すべき帯域を指
示することにより、前記通信要求元の子局と前記通信接
続先の子局が前記衛星を経由して音声やデータの通信を
可能とするDAMA衛星通信システムにおいて、前記親
局は、呼接続要求数をサービスタイプ別に集計して、単
位時間当たりの呼接続要求率を算出すると共に、前記サ
ービスタイプ毎に使用回線数を取得して、周波数使用率
を算出する統計情報蓄積部と、各サービスタイプ毎の周
波数使用基準を保持し、特定のサービスタイプに係る接
続失敗の通知を受けたときに、前記統計情報蓄積部から
当該特定のサービスタイプについての最近の周波数使用
率を取得し、所定の条件を満たした時に、前記特定のサ
ービスタイプでのみ使用できるように所定の周波数帯域
を予約すると共に、予約を行った前記特定のサービスタ
イプについて定期的に前記統計情報蓄積部より前記呼接
続要求率を取得して、この取得した呼接続要求率が所定
の率より低くなったときに前記予約した所定の周波数帯
域を解除する予約制御部とを有することを特徴とするD
AMA衛星通信システムが得られる。
【0022】さらに、本発明の第3の態様によれば、複
数の子局のうち任意の一つの子局が他の子局に対する通
信要求を衛星を介して親局へ共通制御チャネルを用いて
通知し、該通信要求に基づき前記親局が必要な帯域を割
り当てて前記共通制御チャネルを用いて前記通信要求元
の子局と通信接続先の子局それぞれに使用すべき帯域を
指示することにより、前記通信要求元の子局と前記通信
接続先の子局が前記衛星を経由して音声やデータ通信を
可能とするDAMA衛星通信システムにおける、前記親
局での周波数割り当て制御方法であって、サービス条件
とトラヒック状態とに応じて周波数帯域の予約を行うこ
とを特徴とするDAMA衛星通信システムの周波数割り
当て制御方法が得られる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0024】図5はデマンドアサイン多元接続(DAM
A:Demand Assignment Multiple Access)方式の衛星
通信システムの一般的構成を示している。同図中に示す
ように、DAMA衛星通信システムは、衛星回線の割り
当て及び各子局の回線接続等を管理する親局Cと、第1
乃至第nの子局R1〜Rnと、中継局としての衛星Sと
から構成されており、共通制御チャネル(CSC)を用
いて子局が回線接続要求を行い、それに対し親局Cが回
線(周波数)を割り当てて子局同士が通信を行なうもの
である。
【0025】尚、図5において、太い実線は子局通信回
線を、太い破線はインバウンドCSC回線を、細い破線
はアウトバウンドCSC回線を、それぞれ示している。
【0026】図1は、本発明における親局Cの一実施の
形態を示すブロック図である。図1に示すように、親局
Cは、送受信部11と、CSCフレーム処理部12と、
通信回線制御部13と、統計情報蓄積部14と、予約制
御部15とから構成されている。
【0027】送受信部11は、共通制御チャネルの送受
信部であって、任意の一つの子局が任意の一つの子局と
通信を始める場合は、送受信部11に回線割り当て要求
の電文を衛星S経由で送信してくる。親局Cからする
と、この通信要求電文は複数の子局R1〜Rnより非同
期に通知されることとなる。
【0028】統計情報蓄積部14は、定期的に、通信回
線制御部13から非同期に送られてくる上記呼接続要求
数を通信回線に必要な周波数帯域幅や種類で分類(これ
をサービスタイプとする)集計し、単位時間当たりの量
(呼接続要求率)を算出する。統計情報蓄積部14は、
また、通信回線制御部13からサービスタイプ毎に使用
回線数を取得し、それぞれの周波数使用率を算出する。
【0029】予約制御部15は、オペレータから監視制
御装置(図示せず)を通して入力された各サービスタイ
プ毎の周波数使用率基準を保持する。予約制御部15
は、また、通信回線制御部13から、周波数不足による
呼の接続失敗の通知を受けると、該当サービスタイプに
ついての最近の周波数使用率を統計情報蓄積部14から
取得して、これと該当サービスタイプについて予約して
いる帯域の割合のうち大きい方を周波数使用率基準と比
較し、該当サービスタイプについて、その時点でのサー
ビス状態が適切か否かを判断する。適切でない場合に
は、予約制御部15は、周波数使用率基準と上記比較し
た差分にあたる周波数帯域を該当サービスタイプでのみ
使用できるよう予約し、予約帯域は以後該当サービスタ
イプでのみ使用可能となる。この後、予約制御部15
は、予約を行なったサービスタイプについて定期的に統
計情報蓄積部14より呼接続要求回数を取得して、呼接
続要求が減少により予約不必要と判断した場合は予約帯
域を解除する。
【0030】従って、必要帯域幅が小さい呼で周波数が
占有され、周波数帯域に半端な空きが生じて大きい帯域
幅を必要とする呼が割り当てられなくなるという、出線
端数効果が発生することによって、必要帯域幅が大きい
呼の回線接続が連続的に阻害されるのを防止し、系内の
トラヒック変動に対しても各通信サービスを安定して運
用することができる。
【0031】通信回線制御部13は、ルーティング情報
や割り当てる周波数情報等、子局が通信するために必要
な情報や子局ステータスを管理し、それを利用してCS
Cフレーム処理部12から受けた子局からのサービスタ
イプや相手先アドレス等を含む呼接続要求を処理し、接
続先の子局を決定する。そして、通信回線制御部13
は、通信開始要求や周波数を割り当てる情報をCSCフ
レーム処理部12及び送受信部11を通して衛星Sに送
信する。通信回線制御部13は、また、上記呼接続処理
の情報をその理由を付加して統計情報蓄積部14に通知
するとともに、現在保持するサービスタイプ毎の回線数
を統計情報蓄積部14からの定期的な要求に応じて通知
する。
【0032】図2に、通信回線制御部13における周波
数帯域の割り当て方法を示す。図2において、横軸は周
波数fであり、Fで示す周波数帯域が本DAMA衛星通
信システムにおいて使用可能な周波数帯域である。
【0033】図2に示すように、通信回線制御部13
は、次のようにして割り当てる周波数帯域を決定する。
すなわち、該当サービスタイプについて予約制御部15
から予約された帯域がある場合には、通信回線制御部1
3は、その帯域の高い周波数帯域の方から、回線が必要
とする帯域幅以上の帯域が空いている領域を検索して決
定する。
【0034】一方、上記予約帯域で空きの帯域がないか
予約帯域自体が無い場合には、通信回線制御部13は、
周波数帯域Fの先頭から、回線が必要とする帯域幅以上
の帯域が空いている領域を検索して決定する。
【0035】統計情報蓄積部14は通信回線制御部13
からの呼接続、回線数の通知によって、単位時間当たり
の呼接続要求数、周波数使用率を算出し、サービスタイ
プ別に保持する。ここで、周波数使用率とは、1回線に
使用する周波数帯域幅と、そのサービスタイプの呼量か
ら算出されるものである。すなわち、この周波数の使用
割合をPfreq、呼量をa、1回線に使用される帯域幅を
B、全周波数帯域幅をBtとすると、使用割合Pfreq
は、下記の数1で計算される。
【0036】
【数1】 サービスタイプ毎の呼量aは、統計情報蓄積部14に蓄
積されている情報によって計算できる。すなわち、通信
回線制御部13から統計情報蓄積部14が回線数を取得
する周期をt、その時の回線数をCi、統計情報蓄積部
14が積算する時間間隔をTとすれば、サービスタイプ
毎の呼量aは、下記の数2となる。
【0037】
【数2】 予約制御部15はオペレータから監視制御装置を通して
入力された各サービスタイプ毎の周波数使用率基準を保
持する。通信回線制御部13から周波数不足による呼の
接続失敗の通知を受けると、予約制御部15は、まず該
当サービスタイプについて周波数使用率を統計情報蓄積
部14から取得する。そして、予約制御部15は、この
取得した周波数使用率と該当サービスタイプについて予
約している周波数帯域の全帯域に対する割合のうち大き
い方が、周波数使用率基準に対してある割合以上小さい
か否かを判断する。ここで、小さいと判断された場合に
は、予約制御部15は、周波数帯域上に周波数使用率基
準と実際の周波数使用率の差分に当たる帯域分を、図2
に示すように、回線に割り当てる周波数を探す方向の反
対側から予約済みでない帯域をサーチして決定し、この
サービスタイプでのみ使用できる帯域として予約する。
【0038】予約した帯域においては、その時点で空き
の帯域については直ちに該当サービスタイプで使用でき
るが、使用されている帯域については、該当帯域を使用
している呼が帯域を開放した後は、該当サービスのみが
この帯域を使用できるようになる。
【0039】予約制御部15は、上記予約帯域を設定し
たサービスタイプについて、定期的に統計情報蓄積部1
4より単位時間当たり呼接続要求数を取得する。そし
て、この取得した単位時間当たり呼接続要求数が周波数
使用率基準から導出したしきい値以下の場合には、予約
制御部15は、呼接続要求が減少し、予約帯域不必要と
判断して前記予約を解除する。
【0040】次に、図1に示す本実施例の動作につい
て、図3及び図4のフローチャートに沿って説明する。
いま、図5に示すDAMA衛星通信システムにおいて、
存在する通信サービスがSk(k=1,2,・・・,
N)というN種類あるとする。
【0041】第mの子局Rm(1≦m≦n)よりサービ
スタイプSk(1≦k≦N)の接続要求が親局Cに対し
て送信され(ステップS1)、親局Cでは通信回線制御
部13がこの要求に対して相手先子局を特定し、通信パ
ラメータ等の整合性をチェックする(ステップS2)。
この結果はOKであった(ステップS3のYes)場
合、周波数帯域取得処理(ステップS4)をする。その
後、通信回線制御部13は統計情報蓄積部14にサービ
スタイプSkの呼接続要求があったことを通知する(ス
テップS5)。
【0042】統計情報蓄積部14においては上記通知を
受けて、これを現在収集中のサービスタイプSkの呼接
続要求回数CRkに含める(ステップS6)。ここで、
統計情報蓄積部14ではTsts単位に各サービスタイプ
SnについてCRnから単位時間当たりの呼接続要求率
CRn(t)を計算する。
【0043】また、上記周波数帯域取得処理(ステップ
S4)において、通信に必要な周波数帯域が通信回線制
御部13において取得できなかったとする(ステップS
7のNo)。この時、通信回線制御部13はCSCフレ
ーム処理部12、送受信部11を通して子局に対して直
ちに呼接続拒否通知を送信するともに、予約制御部15
にサービスタイプSkについて周波数不足による呼接続
拒否があったことを通知する(ステップS8)。
【0044】予約制御部15では、上記通知を受ける
と、最近のサービスタイプSkの周波数使用率Pkを統
計情報蓄積部14より取得する(ステップS9)。そし
て、予約制御部15は、この周波数使用率Pkとサービ
スタイプSkについて予約している帯域の全周波数帯域
に対する割合Rkのうち大きい方MAX(Pk,Rk)
と、保持している周波数使用率基準P0n(n=1,
2,・・・,N)のうちのサービスタイプSkに対する
周波数使用率基準P0kとを比較する(ステップS1
0)。
【0045】そして、予約制御部15は、MAX(P
k,Rk)がP0kに対してα(あらかじめ決めた値)
%以上小さいか否かを判断する(ステップS11)。こ
こで、αは、0<α<100である。もしそうである
(ステップS11のYes)場合には、予約制御部15
は、全周波数帯域上の高い周波数の方から連続したP0
k−MAX(Pk,Rk)の帯域幅をSk専用の帯域と
して予約するよう、通信回線制御部13に通知する(ス
テップS12)。
【0046】次に、予約制御部15は、Trsvタイマを
起動し(ステップS13)、Trsvタイマがタイムアウ
トしたら(ステップS14)、統計情報蓄積部14より
最近の単位時間あたりの呼接続要求率CRn(t)を取
得する(ステップS15)。ここで、時間Trsvは時間
Tstsより長い(Trsv>Tsts)。引き続いて、予約制
御部15は、単位時間あたりの呼接続要求率CRn
(t)がβkより小さいか否かを判断する(ステップS
16)。ここで、βkは、予約制御部15によって周波
数使用率基準P0kと基準とする平均保留時間などから
算出できる。CRn(t)≧βkなら(ステップS16
のNo)、ステップS12に戻る。CRn(t)<βk
なら(ステップS16のYes)、予約制御部15は、
通信サービスSkについて予約解除するよう、通信回線
制御部13へ通知する(ステップS17)。
【0047】すなわち、ステップS13〜S17では、
予約制御部15は予約を行なった通信サービスSkにつ
いて、Trsv(>Tsts)おきに単位時間あたりの呼接続
要求率CRn(t)を統計情報蓄積部14から取得し、
これがβk以下の場合は予約帯域を開放するよう、通信
回線制御部13に通知する。
【0048】以上の説明から明らかなように、本実施の
形態によれば、システム内のトラヒックが少ない場合に
は、各通信サービスに対してあらかじめ定められた基準
以上の回線数を提供でき、トラヒックが多くなり、空き
周波数帯域が少ない場合には、定められたサービス基準
にそった回線数を各通信サービスに分配する。従って、
接続に必要な周波数帯域幅の大きい呼が接続に必要な周
波数帯域幅の小さい呼より接続されにくくなるという
「出線端数効果」を抑制するので、各通信サービスを安
定して提供することができる。
【0049】尚、本発明は、上述した実施の形態に限定
されず、本発明の要旨を脱逸脱しない範囲内で種々の変
更が可能なのはいうまでもない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、サー
ビス条件とトラヒック状態に応じて周波数帯域予約を行
うので、提供する通信サービスのうち、ある少数の通信
サービスのトラヒックのみ大きい場合には、使用する周
波数リソースに何の使用制限も存在しないので、その通
信サービスを最大限に提供することができる。また、本
発明によれば、多数の通信サービスのトラヒックが大き
い場合には、基準に従って周波数リソースを分配するの
で、出線端数効果を抑制し、常に安定して各通信サービ
スを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による周波数割り当て制
御方法を実現する、DAMA衛星通信システムにおける
親局の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した親局における周波数帯域予約の動
作を説明するための図である。
【図3】図1に示した親局の動作の前半部分を示すフロ
ーチャートである。
【図4】図1に示した親局の動作の後半部分を示すフロ
ーチャートである。
【図5】本発明による周波数割り当て制御方法が適用さ
れるDAMA衛星通信システムの構成を示すブロック図
である。
【図6】図5に示したDAMA衛星通信システムの周波
数配置を示す図である。
【図7】図5に示したDAMA衛星通信システムにおい
て、子局に割り当てる周波数帯域が異なる場合の周波数
配置を示す図である。
【符号の説明】
C 親局 R1,…,Rn 子局 S 衛星 11 送受信部 12 CSCフレーム処理部 13 通信回線制御部 14 統計情報蓄積部 15 予約制御部

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の子局のうち任意の一つの子局が他
    の子局に対する通信要求を衛星を介して親局へ共通制御
    チャネルを用いて通知し、該通信要求に基づき前記親局
    が必要な帯域を割り当てて前記共通制御チャネルを用い
    て前記通信要求元の子局と通信接続先の子局それぞれに
    使用すべき帯域を指示することにより、前記通信要求元
    の子局と前記通信接続先の子局が前記衛星を経由して音
    声やデータの通信を可能とするDAMA衛星通信システ
    ムにおいて、前記親局は、 前記サービスタイプ毎に使用回線数を取得して、周波数
    使用率を算出する統計情報蓄積部と、 各サービスタイプ毎の周波数使用基準を保持し、特定の
    サービスタイプに係る接続失敗の通知を受けたときに、
    前記統計情報蓄積部から当該特定のサービスタイプにつ
    いての最近の周波数使用率を取得し、所定の条件を満た
    した時に、前記特定のサービスタイプでのみ使用できる
    ように所定の周波数帯域を予約する予約制御部とを有す
    ることを特徴とするDAMA衛星通信システム。
  2. 【請求項2】 前記統計情報蓄積部は、呼接続要求数を
    サービスタイプ別に集計して、単位時間当たりの呼接続
    要求率を算出し、 前記予約制御部は、予約を行った前記特定のサービスタ
    イプについて定期的に前記統計情報蓄積部より前記呼接
    続要求率を取得して、この取得した呼接続要求率が所定
    の率より低くなったときに前記予約した所定の周波数帯
    域を解除することを特徴とする請求項1に記載のDAM
    A衛星通信システム。
  3. 【請求項3】 前記所定の条件は、 前記取得した最近の周波数使用率と当該特定のサービス
    タイプについて予約している帯域の割合のうち大きい方
    を当該特定のサービスタイプの前記周波数使用基準と比
    較し、前記大きい方が前記周波数使用基準に対して所定
    %以上小さいことである、請求項1に記載のDAMA衛
    星通信システム。
  4. 【請求項4】 前記所定の周波数帯域は、前記大きい方
    と前記周波数使用基準との差分に相当する周波数帯域で
    ある、請求項3に記載のDAMA衛星通信システム。
  5. 【請求項5】 複数の子局のうち任意の一つの子局が他
    の子局に対する通信要求を衛星を介して親局へ共通制御
    チャネルを用いて通知し、該通信要求に基づき前記親局
    が必要な帯域を割り当てて前記共通制御チャネルを用い
    て前記通信要求元の子局と通信接続先の子局それぞれに
    使用すべき帯域を指示することにより、前記通信要求元
    の子局と前記通信接続先の子局が前記衛星を経由して音
    声やデータの通信を可能とするDAMA衛星通信システ
    ムにおいて、前記親局は、 呼接続要求数をサービスタイプ別に集計して、単位時間
    当たりの呼接続要求率を算出すると共に、前記サービス
    タイプ毎に使用回線数を取得して、周波数使用率を算出
    する統計情報蓄積部と、 各サービスタイプ毎の周波数使用基準を保持し、特定の
    サービスタイプに係る接続失敗の通知を受けたときに、
    前記統計情報蓄積部から当該特定のサービスタイプにつ
    いての最近の周波数使用率を取得し、所定の条件を満た
    した時に、前記特定のサービスタイプでのみ使用できる
    ように所定の周波数帯域を予約すると共に、予約を行っ
    た前記特定のサービスタイプについて定期的に前記統計
    情報蓄積部より前記呼接続要求率を取得して、この取得
    した呼接続要求率が所定の率より低くなったときに前記
    予約した所定の周波数帯域を解除する予約制御部とを有
    することを特徴とするDAMA衛星通信システム。
  6. 【請求項6】 前記所定の条件は、 前記取得した最近の周波数使用率と当該特定のサービス
    タイプについて予約している帯域の割合のうち大きい方
    を当該特定のサービスタイプの前記周波数使用基準と比
    較し、前記大きい方が前記周波数使用基準に対して所定
    %以上小さいことである、請求項5に記載のDAMA衛
    星通信システム。
  7. 【請求項7】 前記所定の周波数帯域は、前記大きい方
    と前記周波数使用基準との差分に相当する周波数帯域で
    ある、請求項6に記載のDAMA衛星通信システム。
  8. 【請求項8】 DAMA衛星通信システムに使用される
    親局であって、前記DAMA衛星通信システムは、複数
    の子局のうち任意の一つの子局が他の子局に対する通信
    要求を衛星を介して前記親局へ共通制御チャネルを用い
    て通知し、該通信要求に基づき前記親局が必要な帯域を
    割り当てて前記共通制御チャネルを用いて前記通信要求
    元の子局と通信接続先の子局それぞれに使用すべき帯域
    を指示することにより、前記通信要求元の子局と前記通
    信接続先の子局が前記衛星を経由して音声やデータの通
    信を可能とする前記DAMA衛星通信システムにおける
    前記親局において、 前記サービスタイプ毎に使用回線数を取得して、周波数
    使用率を算出する統計情報蓄積部と、 各サービスタイプ毎の周波数使用基準を保持し、特定の
    サービスタイプに係る接続失敗の通知を受けたときに、
    前記統計情報蓄積部から当該特定のサービスタイプにつ
    いての最近の周波数使用率を取得し、所定の条件を満た
    した時に、前記特定のサービスタイプでのみ使用できる
    ように所定の周波数帯域を予約する予約制御部とを有す
    ることを特徴とするDAMA衛星通信システムの親局。
  9. 【請求項9】 前記統計情報蓄積部は、呼接続要求数を
    サービスタイプ別に集計して、単位時間当たりの呼接続
    要求率を算出し、 前記予約制御部は、予約を行った前記特定のサービスタ
    イプについて定期的に前記統計情報蓄積部より前記呼接
    続要求率を取得して、この取得した呼接続要求率が所定
    の率より低くなったときに前記予約した所定の周波数帯
    域を解除することを特徴とする請求項8に記載のDAM
    A衛星通信システムの親局。
  10. 【請求項10】 前記所定の条件は、 前記取得した最近の周波数使用率と当該特定のサービス
    タイプについて予約している帯域の割合のうち大きい方
    を当該特定のサービスタイプの前記周波数使用基準と比
    較し、前記大きい方が前記周波数使用基準に対して所定
    %以上小さいことである、請求項8に記載のDAMA衛
    星通信システムの親局。
  11. 【請求項11】 前記所定の周波数帯域は、前記大きい
    方と前記周波数使用基準との差分に相当する周波数帯域
    である、請求項10に記載のDAMA衛星通信システム
    の親局。
  12. 【請求項12】 DAMA衛星通信システムに使用され
    る親局であって、前記DAMA衛星通信システムは、複
    数の子局のうち任意の一つの子局が他の子局に対する通
    信要求を衛星を介して親局へ共通制御チャネルを用いて
    通知し、該通信要求に基づき前記親局が必要な帯域を割
    り当てて前記共通制御チャネルを用いて前記通信要求元
    の子局と通信接続先の子局それぞれに使用すべき帯域を
    指示することにより、前記通信要求元の子局と前記通信
    接続先の子局が前記衛星を経由して音声やデータの通信
    を可能とする前記DAMA衛星通信システムの前記親局
    において、 呼接続要求数をサービスタイプ別に集計して、単位時間
    当たりの呼接続要求率を算出すると共に、前記サービス
    タイプ毎に使用回線数を取得して、周波数使用率を算出
    する統計情報蓄積部と、 各サービスタイプ毎の周波数使用基準を保持し、特定の
    サービスタイプに係る接続失敗の通知を受けたときに、
    前記統計情報蓄積部から当該特定のサービスタイプにつ
    いての最近の周波数使用率を取得し、所定の条件を満た
    した時に、前記特定のサービスタイプでのみ使用できる
    ように所定の周波数帯域を予約すると共に、予約を行っ
    た前記特定のサービスタイプについて定期的に前記統計
    情報蓄積部より前記呼接続要求率を取得して、この取得
    した呼接続要求率が所定の率より低くなったときに前記
    予約した所定の周波数帯域を解除する予約制御部とを有
    することを特徴とするDAMA衛星通信システムの親
    局。
  13. 【請求項13】 前記所定の条件は、 前記取得した最近の周波数使用率と当該特定のサービス
    タイプについて予約している帯域の割合のうち大きい方
    を当該特定のサービスタイプの前記周波数使用基準と比
    較し、前記大きい方が前記周波数使用基準に対して所定
    %以上小さいことである、請求項12に記載のDAMA
    衛星通信システムの親局。
  14. 【請求項14】 前記所定の周波数帯域は、前記大きい
    方と前記周波数使用基準との差分に相当する周波数帯域
    である、請求項13に記載のDAMA衛星通信システム
    の親局。
  15. 【請求項15】 複数の子局のうち任意の一つの子局が
    他の子局に対する通信要求を衛星を介して親局へ共通制
    御チャネルを用いて通知し、該通信要求に基づき前記親
    局が必要な帯域を割り当てて前記共通制御チャネルを用
    いて前記通信要求元の子局と通信接続先の子局それぞれ
    に使用すべき帯域を指示することにより、前記通信要求
    元の子局と前記通信接続先の子局が前記衛星を経由して
    音声やデータ通信を可能とするDAMA衛星通信システ
    ムにおける、前記親局での周波数割り当て制御方法であ
    って、 サービス条件とトラヒック状態とに応じて周波数帯域の
    予約を行うことを特徴とするDAMA衛星通信システム
    の周波数割り当て制御方法。
  16. 【請求項16】 前記周波数帯域の予約は、当該DAM
    A衛星通信システムにおいて使用可能な周波数帯域の一
    方の端から行われる、請求項15に記載のDAMA衛星
    通信システムの周波数割り当て制御方法。
  17. 【請求項17】 前記予約された周波数帯域がある場合
    には、前記一方の端から回線が必要とする帯域幅以上の
    帯域が空いている領域を検索して決定し、 前記予約された周波数帯域がない場合には、前記使用可
    能な周波数帯域の他方の端から回線が必要とする帯域幅
    以上の帯域が空いている領域を検索して決定する、請求
    項16に記載のDAMA衛星通信システムの周波数割り
    当て制御方法。
  18. 【請求項18】 複数の子局のうち任意の一つの子局が
    他の子局に対する通信要求を衛星を介して親局へ共通制
    御チャネルを用いて通知し、該通信要求に基づき前記親
    局が必要な帯域を割り当てて前記共通制御チャネルを用
    いて前記通信要求元の子局と通信接続先の子局それぞれ
    に使用すべき帯域を指示することにより、前記通信要求
    元の子局と前記通信接続先の子局が前記衛星を経由して
    音声やデータの通信を可能とするDAMA衛星通信シス
    テムにおける、前記親局での帯域予約方法であって、 各サービスタイプ毎の周波数使用基準を保持し、 前記サービスタイプ毎に使用回線数を取得して、周波数
    使用率を算出し、 特定のサービスタイプに係る接続失敗の通知を受けたと
    きに、当該特定のサービスタイプについての最近の周波
    数使用率を取得し、 所定の条件を満たした時に、前記特定のサービスタイプ
    でのみ使用できるように所定の周波数帯域を予約するス
    テップを含むことを特徴とするDAMA衛星通信システ
    ムの帯域予約方法。
  19. 【請求項19】 前記所定の条件は、 前記取得した最近の周波数使用率と当該特定のサービス
    タイプについて予約している帯域の割合のうち大きい方
    を当該特定のサービスタイプの前記周波数使用基準と比
    較し、前記大きい方が前記周波数使用基準に対して所定
    %以上小さいことである、請求項18に記載のDAMA
    衛星通信システムの帯域予約方法。
  20. 【請求項20】 前記所定の周波数帯域は、前記大きい
    方と前記周波数使用基準との差分に相当する周波数帯域
    である、請求項19に記載のDAMA衛星通信システム
    の帯域予約方法。
  21. 【請求項21】 複数の子局のうち任意の一つの子局が
    他の子局に対する通信要求を衛星を介して親局へ共通制
    御チャネルを用いて通知し、該通信要求に基づき前記親
    局が必要な帯域を割り当てて前記共通制御チャネルを用
    いて前記通信要求元の子局と通信接続先の子局それぞれ
    に使用すべき帯域を指示することにより、前記通信要求
    元の子局と前記通信接続先の子局が前記衛星を経由して
    音声やデータの通信を可能とするDAMA衛星通信シス
    テムにおける、前記親局での帯域予約/解除方法であっ
    て、 各サービスタイプ毎の周波数使用基準を保持し、 呼接続要求数を前記サービスタイプ別に集計して、単位
    時間当たりの呼接続要求率を算出し、 前記サービスタイプ毎に使用回線数を取得して、周波数
    使用率を算出し、する統計情報蓄積部と、 特定のサービスタイプに係る接続失敗の通知を受けたと
    きに、当該特定のサービスタイプについての最近の周波
    数使用率を取得し、 所定の条件を満たした時に、前記特定のサービスタイプ
    でのみ使用できるように所定の周波数帯域を予約し、 予約を行った前記特定のサービスタイプについて定期的
    に前記呼接続要求率を取得し、 この取得した呼接続要求率が所定の率より低くなったと
    きに前記予約した所定の周波数帯域を解除するステップ
    を含むことを特徴とするDAMA衛星通信システムの帯
    域予約/解除方法。
  22. 【請求項22】 前記所定の条件は、 前記取得した最近の周波数使用率と当該特定のサービス
    タイプについて予約している帯域の割合のうち大きい方
    を当該特定のサービスタイプの前記周波数使用基準と比
    較し、前記大きい方が前記周波数使用基準に対して所定
    %以上小さいことである、請求項21に記載のDAMA
    衛星通信システムの帯域予約/解除方法。
  23. 【請求項23】 前記所定の周波数帯域は、前記大きい
    方と前記周波数使用基準との差分に相当する周波数帯域
    である、請求項22に記載のDAMA衛星通信システム
    の帯域予約/解除方法。
JP16069698A 1998-06-09 1998-06-09 Dama衛星通信システム、それに使用される親局、およびその周波数割り当て制御方法 Expired - Lifetime JP3050308B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16069698A JP3050308B2 (ja) 1998-06-09 1998-06-09 Dama衛星通信システム、それに使用される親局、およびその周波数割り当て制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16069698A JP3050308B2 (ja) 1998-06-09 1998-06-09 Dama衛星通信システム、それに使用される親局、およびその周波数割り当て制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11355193A true JPH11355193A (ja) 1999-12-24
JP3050308B2 JP3050308B2 (ja) 2000-06-12

Family

ID=15720502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16069698A Expired - Lifetime JP3050308B2 (ja) 1998-06-09 1998-06-09 Dama衛星通信システム、それに使用される親局、およびその周波数割り当て制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3050308B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018135128A1 (ja) * 2017-01-17 2018-07-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 基地局、帯域幅割当方法、無線通信システム及び端末

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018135128A1 (ja) * 2017-01-17 2018-07-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 基地局、帯域幅割当方法、無線通信システム及び端末

Also Published As

Publication number Publication date
JP3050308B2 (ja) 2000-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0941620B1 (en) Method and apparatus for improving performance of a packet communications system
US5351240A (en) Communication link having dynamically allocatable auxiliary channel for data bursts
JP3204088B2 (ja) 無線通信制御装置および無線通信制御方法
US5515379A (en) Time slot allocation method
JP3216120B2 (ja) マルチアクセス通信方式
KR960006465B1 (ko) 트렁크식 통신 시스템의 데이타 채널 할당 및 트래픽 레벨링과 통신방법
EP0917307B1 (en) Communication control method with TDMA in broadcasting mode from a master station to slave stations
US5699355A (en) System and methods for integrated sharing of satellite access link bandwidth
US5682601A (en) Method for providing communication handoff in a multiple site communication system
US4731783A (en) Method and system for time division multiple access satellite telecommunications
US20040107281A1 (en) Dynamic allocation of network resources in a multiple-user communication sytem
PL174809B1 (pl) Sposób wyznaczania kanału sterowania jako tymczasowego kanału akustycznego/danych w układach łączności radiowej
JP2002505065A (ja) 混合多重スロットサービスのためのチャネル割り当て
JP3204992B2 (ja) 無線通信を行う無線回線の割り当て方法
CN110113787B (zh) 无线自组网资源动态按需分配方法、装置及系统
HUT69343A (en) Method for providing reserved communication access using multiple random access resourches
CA2085521C (en) Method and apparatus for advanced directed retry
JP2002077984A (ja) ポイント・マルチポイント加入者無線システム及びポイント・マルチポイント無線通信に於ける伝送帯域割当方式
JP3844682B2 (ja) 補助チャネル資源を共有する方法
EP1048153B1 (en) System for establishing a transmission sequence for plural terminals in a wireless network
JP4032032B2 (ja) データ伝送システムにおける帯域割当装置及び帯域割当方法
JP3050308B2 (ja) Dama衛星通信システム、それに使用される親局、およびその周波数割り当て制御方法
JP2002118599A (ja) 衛星による遠隔通信システムのためのリソース管理装置
AU2003229990A1 (en) Priority-based channel allocation in a satellite communication system
JPH10308752A (ja) 通信装置及び通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000301