JPH11354648A - 同一の半導体基板上に異なる厚さの酸化物を同時に作製する方法 - Google Patents

同一の半導体基板上に異なる厚さの酸化物を同時に作製する方法

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JPH11354648A
JPH11354648A JP11132185A JP13218599A JPH11354648A JP H11354648 A JPH11354648 A JP H11354648A JP 11132185 A JP11132185 A JP 11132185A JP 13218599 A JP13218599 A JP 13218599A JP H11354648 A JPH11354648 A JP H11354648A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一半導体基板上に異なる厚さの酸化物を同
時に作製する方法を提供する。 【解決手段】 異なる厚さの酸化シリコン層を有する半
導体構造は、半導体基板1の表面上に犠牲酸化シリコン
層3を形成し、犠牲酸化シリコン層を経て最大の厚さを
有する酸化シリコンが形成される半導体基板の領域内
に、塩素イオンおよび/または臭素イオンを注入し、犠
牲酸化シリコン層を除去し、半導体基板表面上に酸化シ
リコンの層を成長させることにより作製される。注入イ
オンを含む領域では、酸化シリコンの成長速度が速くな
り、したがって注入イオンを含む領域のゲート酸化物層
は、注入イオンを含まない領域のゲート酸化物層と比較
して、より厚くなる。また、以上の方法から得られる構
造が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、同一半導体基板
上に同時に異なる厚さの酸化物を作製する方法に関す
る。この発明は、CMOS半導体デバイスを製造する場
合に、および特に異なる厚さのゲート酸化物絶縁体を与
えるのに、特に有利である。
【0002】
【従来の技術】種々の厚さのゲート酸化物層を有する半
導体チップを提供する要求が増大している。実際、ゲー
ト酸化物の厚さは、異なる電圧レベルで動作するトラン
ジスタおよび他の回路素子を有する集積回路を提供する
場合に、信頼性の問題について重要な事柄である。一例
として、約90Åの比較的薄いゲート酸化物は、典型的
には、通常の3ボルト,0.6ミクロンのプロセスで成
長されるのに対し、約140Åの比較的に厚いゲート酸
化物は、通常の5ボルト,0.6ミクロンのプロセスで
成長される。
【0003】デバイス・スケーリングの傾向は、比較的
薄いゲート酸化物を用いた低電圧動作に向かっている
が、いくつかの回路応用は、例えばチップI/Oにある
ESD保護回路、およびいくつかのアナログ出力デバイ
スのような比較的に厚いゲート酸化物を依然として必要
としている。厚い酸化物は、信頼性を保証するために高
電圧デバイスに必要とされている。一方、薄いゲート酸
化物は、ゲートで低電圧を使用する比較的高速の論理デ
バイスに望ましい。より低電圧のトランジスタに比較的
厚い酸化物を用いることは、デバイス性能を低下させ、
速度をかなり減少させる。
【0004】2つの厚さのゲート酸化物を作製する1つ
の方法は、薄いゲート酸化物デバイス・コンポーネント
上での酸化速度を減少させるために窒素注入を用い、窒
素注入が阻止された場所に、より厚い酸化物が成長する
ようにしている。しかし、窒素の使用は、特定の問題を
生じている。例えば、窒素を注入することは、デバイス
のチャンネル領域中にビーム損傷を引き起こす。この損
傷は、チャンネル不純物分布を変化させ、サブVt漏洩
(オフ電流)を悪下させるシリコン欠陥を生じる。ま
た、窒素注入は汚染をも引き起こし、それがゲート酸化
物の破壊電圧と信頼性に影響を及ぼす。
【0005】薄いゲート酸化物デバイスは、回路の速度
と信頼性に最も重要である。しかし、窒素注入プロセス
は、デバイスのオフ電流と信頼性を悪下させる傾向にあ
る。
【0006】また、半導体基板の選ばれた領域へ、比較
的高濃度のフッ化物イオンを注入して、その領域の酸化
物成長を増大もしくは高めることが提案されている。比
較的高いフッ化物イオン濃度は、主にシリコン損傷によ
り高い酸化速度を生じさせる。さらにフッ化物イオンの
使用は、進歩した論理CMOSに現在用いられている、
例えばホウ素ドープされたpFETゲートと両立しない
ので、問題である。特に、フッ素は、ゲート酸化物中へ
のホウ素イオンの浸透または拡散を促進する。従って、
米国特許第5,480,828号明細書に述べられてい
るようにフッ化物イオンを使用することは、実際的な応
用の観点から、進歩したCMOSには特に適していな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、前
述した従来技術の課題を解決する、同一の半導体基板上
に異なる厚さの酸化物を同時に作製する方法を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、特定
の注入プロセスを用いて、比較的薄いゲート酸化物領域
とは異なり重要でないゲート絶縁体である厚い酸化物デ
バイス領域に影響を与える。薄いゲート酸化物の均一性
は、酸化物が25Å以下にスケール(寸法設定)される
場合、特に重要である。したがって、薄いゲート酸化物
の厚さを制御することは、この発明によれば、従来技術
の窒素注入方法によって要求される注入およびその後の
アニールを用いるのではなく、(場合によっては窒化プ
ロセスと共に)熱酸化を用いることによって実現され
る。他方、厚い酸化物領域は、重要でない。
【0009】特に、この発明は、同一の半導体基板上に
異なる厚さの酸化物を同時に作製する方法に関する。こ
の発明の方法は、半導体の表面上に犠牲層を形成する工
程を含んでいる。次に、塩素イオンおよび/または臭素
イオンが、最大の厚さを有する酸化シリコンが形成され
る半導体基板の領域に犠牲層を経て注入される。この発
明によれば、イオンは、比較的低いエネルギーレベルと
適度なドーズ量レベルで注入されることが好ましい。特
に、塩素イオンおよび/または臭素イオンは、約1×1
13〜約1×1015原子/cm2 のドーズ量と約1〜約
15keVのエネルギーで典型的に注入される。次に、
犠牲酸化シリコン層が除去され、酸化シリコン層が半導
体基板の表面上に熱酸化によって成長される。注入され
たイオンを含む領域中における酸化シリコンの成長速度
は、注入されたイオンを含まない領域中の成長速度より
も大きく、したがってこの領域の酸化シリコン層は、注
入された塩素イオンおよび/または臭素イオンを含まな
い領域の酸化シリコン層と比較してより厚くなる。
【0010】さらに、この発明は、前記方法によって得
られる異なる厚さの酸化物をその上に有する半導体基板
に関する。
【0011】また、この発明は、選択された領域に塩素
および/または臭素のドーピングを有する半導体基板
と、基板上に熱成長された異なる厚さを有する酸化シリ
コン層とに関する。注入されたイオンを含む半導体基板
状上の領域の酸化シリコン層は、注入された塩素イオン
および/または臭素イオンを含まない半導体基板の上の
領域中の酸化シリコン層よりも厚い。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の理解を容易にするため
に、部分的に作製された集積回路の一部を示す図面を参
照する。特に、図1に示す半導体基板1は、一般的な単
結晶シリコンまたはSOI(silicon on i
nsulator)基板である。浅い溝の分離領域2
が、一般的な技術で形成される。犠牲酸化シリコン層3
が、一般的に約25〜約120Åの厚さに、一例として
60Åの厚さに、半導体基板の表面上に成長される。犠
牲酸化シリコン層3は、前の分離プロセスによる残留窒
化物の活性シリコン領域を清浄にし、前の処理中に損傷
または汚染された表面付近のシリコンを除去するために
設けられる。
【0013】フォトレジストが、犠牲酸化シリコン層の
上に設けられ、標準的な薄いゲート酸化物デバイス領域
をマスクし、より厚いゲート酸化物が望まれる領域をレ
ジスト内に開くように、一般的なリソグラフィ技術によ
ってパターニングされる。
【0014】塩素および/または臭素イオン、好ましく
は塩素イオンが、犠牲酸化シリコン層を経て、フォトレ
ジストに覆われていない半導体基板の領域へ注入され
る。イオンは、約1×1013〜約1×1015原子/cm
2 、好ましくは約5×1013〜約5×1014原子/cm
2 のドーズ量で、厚さに依存して約1〜約15keVの
エネルギー、好ましくはこの犠牲酸化物層に対しては約
2〜約10keVのエネルギーで注入される。特に、注
入分布ピークを酸化物/基板の界面の下に位置させるこ
とが必要とされる注入エネルギーは、犠牲酸化物の層の
厚さに正比例する。
【0015】例えば、60Åの犠牲酸化物は2〜5ke
Vの注入エネルギーを必要とするが、100Åの犠牲酸
化物は約15keVのエネルギーを必要とする。注入さ
れたイオンの平均深さの計算値を、以下の表に示す。
【0016】
【表1】
【0017】塩素および/または臭素は、その後の熱的
酸化の速度と、ゲート中に存在するかもしれないナトリ
ウムイオンとリチウムイオンの固定を促進する。さら
に、塩素と臭素は、従来技術の処理で用いられる、より
質量が小さい窒素よりも狭い注入分布を有するので、注
入損傷がその後の厚い酸化物成長の領域に結合され、損
傷を受けたシリコンがゲート酸化プロセス中で消滅す
る。
【0018】図2に示すように、次に、残留フォトレジ
ストは、適当な溶媒による分解によって剥離される。次
に、犠牲酸化シリコン層は、例えばHF溶媒による化学
エッチングで除去される。
【0019】次に、図3に示すように、酸化シリコンの
層が、約800℃〜約1000℃の温度に基板を加熱
し、ウェットまたはドライO2 のような酸化雰囲気に基
板をさらすことによる熱酸化によって、基板上に成長さ
れる。酸化の結果、塩素および/または臭素イオン注入
された基板部分の上に成長したゲート酸化物層4が、注
入されなかった基板部分のゲート酸化物層5より厚くな
る。これは塩素イオンと臭素イオンが、非イオン注入部
分に比べイオン注入部分上に成長されるゲート酸化物層
の成長速度をかなり増大させるという事実に基づいてい
る。したがって、厚さの異なるゲート酸化物層が、1つ
の基板上に同時に形成される。
【0020】例えば、1×10-15 塩素原子/cm2
ドーズ量、10keVのエネルギーレベルでの塩素イオ
ンの注入は、薄い酸化物のほぼ2倍の増大を与えた。
【0021】TEM分析によると、より薄い部分のゲー
ト酸化物は約26Åであり、注入部分のゲート酸化物は
約60Åであった。
【0022】次に、もし必要ならば、付着された窒化物
層(図示していない)を酸化物の上に設けることがで
き、または酸化物の窒化物化を、NOまたはN2 O中で
加熱することによる周知の窒化物化を用いて行うことが
できる。
【0023】次に、デバイスに通常の方法を施して、N
MOSデバイスおよびPMOSデバイスのような技術上
普通のCMOS構造を与えることができる。例えば、ポ
リシリコン層を、ゲート酸化シリコン層上に例えば約1
000〜約2000Åの厚さに付着し、そして所望のゲ
ート領域を与えるために輪郭形成することができる。
【0024】次に、ソースとドレイン領域を必要な場所
に設けることができ、また、例えば、ボロフォスフォシ
リケートガラスおよび/または二酸化シリコンからなる
絶縁体層を、半導体デバイス構造の上に設けることがで
きる。次に、コンタクトが必要とされる半導体基板内の
ソース領域およびドレイン領域に、絶縁体層を経る開口
が形成される。アルミニウムのような金属層が、コンタ
クト開口を充填するために付着され、パターニングされ
る。最後に、パシベーション層を集積回路上に設けるこ
とができる。
【0025】以上の記述は、この発明を説明している。
さらに、以上の記述は、この発明の好適な実施例のみ説
明しているが、前述したように、この発明を、様々な他
の組み合わせ,変更,環境で使用でき、および上記教示
および/または関連技術の技能や知識と同等の発明観念
の範囲内で変形や変更ができることを理解すべきであ
る。前述した実施例は、この発明を実施する最良の形態
を説明し、および当業者が、このようなあるいは他の実
施例において、この発明の特定の応用またはこの発明の
使用によって必要とされる種々の変更でもって、この発
明を利用できることを可能にすることを意図している。
したがって、発明の詳細な説明は、ここで開示した形態
に、この発明を限定するものではない。
【0026】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。 (1)同一の半導体基板上に異なる厚さの酸化物を同時
に作製する方法において半導体基板の表面上に犠牲酸化
シリコン層を形成する工程と、前記犠牲酸化シリコン層
を経て、最大の厚さを有する酸化シリコンが形成される
前記半導体基板の領域内に、塩素イオン,臭素イオンお
よびそれらの混合物からなる群から選ばれたイオンを注
入して、前記半導体基板の酸化速度を増大させる工程と
前記犠牲酸化シリコン層を除去する工程と、前記半導体
基板の表面上に酸化シリコンの層を成長させる工程とを
含み、前記酸化シリコンの成長速度は、注入されたイオ
ンを含む領域においてより速く、前記領域の前記酸化シ
リコン層は、注入されたイオンを含まない領域の酸化シ
リコンの層と比較して、より厚くなる、ことを特徴とす
る方法。 (2)前記イオンは、塩素イオンであることを特徴とす
る上記(1)に記載の方法。 (3)前記イオンは、約1×1013〜約1×1015原子
/cm2 のドーズ量、約1〜約15keVのエネルギー
で注入されることを特徴とする上記(1)に記載の方
法。 (4)前記ドーズ量は、約5×1013〜約5×1014
子/cm2 あることを特徴とする上記(3)に記載の方
法。 (5)前記エネルギーは、約2〜約10keVであるこ
とを特徴とする上記(4)に記載の方法。 (6)前記最大の厚さの酸化シリコン層の厚さは約50
Å〜約150Åであり、他の厚さの酸化シリコン層の厚
さは約25Å〜約75Åであることを特徴とする上記
(1)に記載の方法。 (7)前記酸化シリコン層は、約800℃〜約1100
℃の高温度で熱酸化により成長されることを特徴とする
上記(1)に記載の方法。 (8)前記犠牲酸化シリコン層は、約25〜約120Å
の厚さであることを特徴とする上記(1)に記載の方
法。 (9)ホウ素を注入したpFETを与える工程をさらに
含むことを特徴とする上記(1)に記載の方法。 (10)上記(1)に記載の方法で得られる半導体デバ
イス。 (11)塩素,臭素,およびそれらの混合物からなる群
から選ばれたイオンが注入された領域を有する半導体基
板と、注入されたイオンを有する基板部分の上の酸化シ
リコン層は、非注入領域の上の酸化シリコンの厚さより
厚い、異なる厚さの酸化物層と、を備えることを特徴と
する半導体構造。 (12)前記注入されたイオンは、約1×1013〜約1
×1015原子/cm2 のドーズ量、約1〜約5keVの
エネルギーであることを特徴とする上記(11)に記載
の半導体構造。 (13)前記ドーズ量は、約5×1013〜約5×1014
原子/cm2 であることを特徴とする上記(12)に記
載の構造。 (14)前記イオンは、塩素であることを特徴とする上
記(11)に記載の半導体構造。 (15)前記基板は、シリコンまたはSOI基板である
ことを特徴とする上記(11)に記載の半導体構造。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の作製方法によるイオン注入工程の際
の半導体構造を示す図である。
【図2】この発明の作製方法による犠牲層の除去工程に
おける半導体構造を示す図である。
【図3】半導体基板上にこの発明の作製方法による酸化
シリコン層を成長させる工程における半導体構造を示す
図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 分離領域 3 犠牲酸化シリコン層 4,5 ゲート酸化物層

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一の半導体基板上に異なる厚さの酸化物
    を同時に作製する方法において半導体基板の表面上に犠
    牲酸化シリコン層を形成する工程と、 前記犠牲酸化シリコン層を経て、最大の厚さを有する酸
    化シリコンが形成される前記半導体基板の領域内に、塩
    素イオン,臭素イオンおよびそれらの混合物からなる群
    から選ばれたイオンを注入して、前記半導体基板の酸化
    速度を増大させる工程と前記犠牲酸化シリコン層を除去
    する工程と、 前記半導体基板の表面上に酸化シリコンの層を成長させ
    る工程とを含み、前記酸化シリコンの成長速度は、注入
    されたイオンを含む領域においてより速く、前記領域の
    前記酸化シリコン層は、注入されたイオンを含まない領
    域の酸化シリコンの層と比較して、より厚くなる、 ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】前記イオンは、塩素イオンであることを特
    徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】前記イオンは、約1×1013〜約1×10
    15原子/cm2 のドーズ量、約1〜約15keVのエネ
    ルギーで注入されることを特徴とする請求項1記載の方
    法。
  4. 【請求項4】前記ドーズ量は、約5×1013〜約5×1
    14原子/cm2 あることを特徴とする請求項3記載の
    方法。
  5. 【請求項5】前記エネルギーは、約2〜約10keVで
    あることを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】前記最大の厚さの酸化シリコン層の厚さは
    約50Å〜約150Åであり、他の厚さの酸化シリコン
    層の厚さは約25Å〜約75Åであることを特徴とする
    請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】前記酸化シリコン層は、約800℃〜約1
    100℃の高温度で熱酸化により成長されることを特徴
    とする請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】前記犠牲酸化シリコン層は、約25〜約1
    20Åの厚さであることを特徴とする請求項1記載の方
    法。
  9. 【請求項9】ホウ素を注入したpFETを与える工程を
    さらに含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】請求項1記載の方法で得られる半導体デ
    バイス。
  11. 【請求項11】塩素,臭素,およびそれらの混合物から
    なる群から選ばれたイオンが注入された領域を有する半
    導体基板と、 注入されたイオンを有する基板部分の上の酸化シリコン
    層は、非注入領域の上の酸化シリコンの厚さより厚い、
    異なる厚さの酸化物層と、 を備えることを特徴とする半導体構造。
  12. 【請求項12】前記注入されたイオンは、約1×1013
    〜約1×1015原子/cm2 のドーズ量、約1〜約5k
    eVのエネルギーであることを特徴とする請求項11記
    載の半導体構造。
  13. 【請求項13】前記ドーズ量は、約5×1013〜約5×
    1014原子/cm2 であることを特徴とする請求項12
    記載の構造。
  14. 【請求項14】前記イオンは、塩素であることを特徴と
    する請求項11記載の半導体構造。
  15. 【請求項15】前記基板は、シリコンまたはSOI基板
    であることを特徴とする請求項11記載の半導体構造。
JP11132185A 1998-06-04 1999-05-13 同一の半導体基板上に異なる厚さの酸化物を同時に作製する方法 Pending JPH11354648A (ja)

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