JPH11354331A - 絶縁液体評価装置 - Google Patents
絶縁液体評価装置Info
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- JPH11354331A JPH11354331A JP10160717A JP16071798A JPH11354331A JP H11354331 A JPH11354331 A JP H11354331A JP 10160717 A JP10160717 A JP 10160717A JP 16071798 A JP16071798 A JP 16071798A JP H11354331 A JPH11354331 A JP H11354331A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡便な処理にて常に精度よく絶縁油の特性を
測定することができる絶縁液体評価装置を得ることを目
的とする。 【解決手段】 絶縁油16を内部に充填するタンク15
と、絶縁油16を加熱するためのヒータ22と、一端お
よび他端がタンク15に接続されタンク15内と連通す
る外部循環流路24と、外部循環流路24を介してタン
ク15内の絶縁油16を循環させるためのポンプ25
と、外部循環流路24の途中に、外部循環流路24と着
脱可能に形成され、絶縁油16の特性を測定するための
測定手段29と、タンク15に接続されタンク15内と
連通し、ヒータ22の加熱による絶縁油16の膨張収縮
を吸収するベローズ式容器21とを備える。
測定することができる絶縁液体評価装置を得ることを目
的とする。 【解決手段】 絶縁油16を内部に充填するタンク15
と、絶縁油16を加熱するためのヒータ22と、一端お
よび他端がタンク15に接続されタンク15内と連通す
る外部循環流路24と、外部循環流路24を介してタン
ク15内の絶縁油16を循環させるためのポンプ25
と、外部循環流路24の途中に、外部循環流路24と着
脱可能に形成され、絶縁油16の特性を測定するための
測定手段29と、タンク15に接続されタンク15内と
連通し、ヒータ22の加熱による絶縁油16の膨張収縮
を吸収するベローズ式容器21とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、絶縁液体が使用
されている電気機器、例えば油入変圧器など、に使用さ
れている絶縁液体の評価を精度よくおこなうための絶縁
液体評価装置に関するものである。
されている電気機器、例えば油入変圧器など、に使用さ
れている絶縁液体の評価を精度よくおこなうための絶縁
液体評価装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、絶縁液体が使用されている電気機
器、例えば油入変圧器に用いられている絶縁液体として
の絶縁油の劣化現象を評価する場合、JIS C232
0「電気絶縁油」に規定された項目がある。そして従
来、絶縁油の長期に渡る安定性を評価するために、油入
変圧器などに使用されている、銅線、珪素鋼板、プレス
ボードやゴムなどの材料を絶縁油とともに加熱し、加熱
後の絶縁油の各種特性、特に、その中でも静電気特性に
ついて評価することが重要なポイントとなっている。
器、例えば油入変圧器に用いられている絶縁液体として
の絶縁油の劣化現象を評価する場合、JIS C232
0「電気絶縁油」に規定された項目がある。そして従
来、絶縁油の長期に渡る安定性を評価するために、油入
変圧器などに使用されている、銅線、珪素鋼板、プレス
ボードやゴムなどの材料を絶縁油とともに加熱し、加熱
後の絶縁油の各種特性、特に、その中でも静電気特性に
ついて評価することが重要なポイントとなっている。
【0003】図5は例えば特開昭57−40645号公
報に示された従来の絶縁液体評価装置の構成を示す図で
ある。図において、1は金属製のタンク、2はこのタン
ク1の内部に収納されている液体、3はタンク1の外周
に配設されたヒータ、4はタンク1上部に形成されたフ
ランジ、5はタンク1内の液体2の温度を測定するため
の温度計である。
報に示された従来の絶縁液体評価装置の構成を示す図で
ある。図において、1は金属製のタンク、2はこのタン
ク1の内部に収納されている液体、3はタンク1の外周
に配設されたヒータ、4はタンク1上部に形成されたフ
ランジ、5はタンク1内の液体2の温度を測定するため
の温度計である。
【0004】6はパイプ7を取り付けるための着脱部、
8は輸送パイプ7aに接続されているオリフィス、9は
オリフィス8を介して輸送パイプ7aに接続されている
ポンプ、10はポンプ9に接続されている液体電極、1
1a、11bはタンク1の上端に配設されているストッ
プバルブ、12はパイプ7のシールド用の金属パイプ、
13はオリフィス8に接続されているマノメータ、14
はフランジ4において、金属パイプ12の近傍に配設さ
れた同軸接地栓である。
8は輸送パイプ7aに接続されているオリフィス、9は
オリフィス8を介して輸送パイプ7aに接続されている
ポンプ、10はポンプ9に接続されている液体電極、1
1a、11bはタンク1の上端に配設されているストッ
プバルブ、12はパイプ7のシールド用の金属パイプ、
13はオリフィス8に接続されているマノメータ、14
はフランジ4において、金属パイプ12の近傍に配設さ
れた同軸接地栓である。
【0005】上記のように構成された従来の絶縁液体評
価装置の動作について説明する。まず、ポンプ9を起動
し、パイプ7および輸送パイプ7aからタンク1内の液
体2を吸い込み、液体電極10から吐出させ、液体2を
タンク1内で循環させる。これにより、パイプ7の表面
に発生する流動電流を同軸接栓14を介して電流計にて
測定する。
価装置の動作について説明する。まず、ポンプ9を起動
し、パイプ7および輸送パイプ7aからタンク1内の液
体2を吸い込み、液体電極10から吐出させ、液体2を
タンク1内で循環させる。これにより、パイプ7の表面
に発生する流動電流を同軸接栓14を介して電流計にて
測定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の絶縁液体評価装
置は上記のように構成されているため、パイプ7を着脱
しようとすると、非常に手間がかかり、実質的に、液体
2と空気とが触れることなく交換することは非常に困難
であった。そこでパイプ7を交換せずに測定しようとす
ると、パイプ7に液体2の劣化によるスラッジなどが付
着し、液体2の特性を正確に測定することができないと
いう問題点があった。
置は上記のように構成されているため、パイプ7を着脱
しようとすると、非常に手間がかかり、実質的に、液体
2と空気とが触れることなく交換することは非常に困難
であった。そこでパイプ7を交換せずに測定しようとす
ると、パイプ7に液体2の劣化によるスラッジなどが付
着し、液体2の特性を正確に測定することができないと
いう問題点があった。
【0007】このことを実証するために、以下の実験を
行った。その結果を図6に示す。まず、パイプ7と同様
に静電気を発生させることができるフィルターを図6に
示した1から4の処理条件にて処理する。そして、絶縁
油の帯電度を、処理条件1から処理条件4にて処理され
たフィルターにてそれぞれ測定する。
行った。その結果を図6に示す。まず、パイプ7と同様
に静電気を発生させることができるフィルターを図6に
示した1から4の処理条件にて処理する。そして、絶縁
油の帯電度を、処理条件1から処理条件4にて処理され
たフィルターにてそれぞれ測定する。
【0008】同図から明らかなように、窒素ガス雰囲気
にて加熱劣化させたフィルターと新品のフィルターとの
測定値には大差はなく、窒素ガス雰囲気中ではフィルタ
ーに変化が生じていないことが判る。しかし、処理条件
2にて処理されたフィルターの測定値は、新品のフィル
ターの測定値の1/20程度と、非常に小さいな値を指
す。
にて加熱劣化させたフィルターと新品のフィルターとの
測定値には大差はなく、窒素ガス雰囲気中ではフィルタ
ーに変化が生じていないことが判る。しかし、処理条件
2にて処理されたフィルターの測定値は、新品のフィル
ターの測定値の1/20程度と、非常に小さいな値を指
す。
【0009】そこで、処理条件2にて処理されたフィル
ターをアセトンにて洗浄するという処理条件3を行った
フィルターの測定値は、処理条件2のフィルターの測定
値の5倍程度となり処理条件1の測定値に近づいている
ことが判る。このことからも明らかなように、フィルタ
ーにスラッジなどが付着し、この付着により測定値が大
きく左右されていることが判る。
ターをアセトンにて洗浄するという処理条件3を行った
フィルターの測定値は、処理条件2のフィルターの測定
値の5倍程度となり処理条件1の測定値に近づいている
ことが判る。このことからも明らかなように、フィルタ
ーにスラッジなどが付着し、この付着により測定値が大
きく左右されていることが判る。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためなされたもので、簡便な処理で常に精度よく絶縁液
体の特性を測定することができる絶縁液体評価装置を提
供することを目的とする。
ためなされたもので、簡便な処理で常に精度よく絶縁液
体の特性を測定することができる絶縁液体評価装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
の絶縁液体評価装置は、絶縁液体を内部に充填するタン
クと、絶縁液体を加熱するためのヒータと、一端および
他端がタンクに接続されタンク内と連通する外部循環流
路と、外部循環流路を介してタンク内の絶縁液体を循環
させるためのポンプと、外部循環流路の途中に、外部循
環流路と着脱可能に形成され、絶縁液体の特性を測定す
るための測定手段と、タンクに接続されタンク内と連通
し、ヒータの加熱による絶縁液体の膨張収縮を吸収する
膨張収縮吸収手段とを備えたものである。
の絶縁液体評価装置は、絶縁液体を内部に充填するタン
クと、絶縁液体を加熱するためのヒータと、一端および
他端がタンクに接続されタンク内と連通する外部循環流
路と、外部循環流路を介してタンク内の絶縁液体を循環
させるためのポンプと、外部循環流路の途中に、外部循
環流路と着脱可能に形成され、絶縁液体の特性を測定す
るための測定手段と、タンクに接続されタンク内と連通
し、ヒータの加熱による絶縁液体の膨張収縮を吸収する
膨張収縮吸収手段とを備えたものである。
【0012】また、この発明に係る請求項2の絶縁液体
評価装置は、絶縁液体を内部に充填するタンクと、絶縁
液体を加熱するためのヒータと、一端がタンクに接続さ
れタンク内と連通する外部流路と、外部流路の他端に接
続され外部流路と連通し、その内容積が膨張収縮可能な
第1の膨張収縮吸収手段と、外部流路の途中に外部流路
と着脱可能に形成され、絶縁液体の特性を測定するため
の測定手段と、タンクに接続されタンク内と連通し、そ
の内容積が膨張収縮可能な第2の膨張収縮吸収手段と、
第2の膨張収縮吸収手段を操作することにより、第2の
膨張収縮吸収手段の内部の絶縁液体をタンク内を介し
て、外部流路を経て第1の膨張収縮吸収手段に送出する
操作手段とを備えたものである。
評価装置は、絶縁液体を内部に充填するタンクと、絶縁
液体を加熱するためのヒータと、一端がタンクに接続さ
れタンク内と連通する外部流路と、外部流路の他端に接
続され外部流路と連通し、その内容積が膨張収縮可能な
第1の膨張収縮吸収手段と、外部流路の途中に外部流路
と着脱可能に形成され、絶縁液体の特性を測定するため
の測定手段と、タンクに接続されタンク内と連通し、そ
の内容積が膨張収縮可能な第2の膨張収縮吸収手段と、
第2の膨張収縮吸収手段を操作することにより、第2の
膨張収縮吸収手段の内部の絶縁液体をタンク内を介し
て、外部流路を経て第1の膨張収縮吸収手段に送出する
操作手段とを備えたものである。
【0013】また、この発明に係る請求項3の絶縁液体
評価装置は、請求項2において、第2の膨張収縮吸収手
段が、同軸上の互いに径の異なる円筒状の2個のベロー
ズ式容器にてなり、小径ベローズ式容器内をタンクと連
通して絶縁液体を導入し、大径および小径ベローズ式容
器間の空間を操作手段と連通して流体を導入し、また
は、大径および小径ベローズ式容器間の空間をタンクと
連通して絶縁流体を導入し、小径ベローズ式容器内を操
作手段と連通して流体を導入し、操作手段からの流体の
圧力を調整することにより、小径または大径および小径
ベローズ式容器間内の絶縁流体を上記タンクに送出する
ものである。
評価装置は、請求項2において、第2の膨張収縮吸収手
段が、同軸上の互いに径の異なる円筒状の2個のベロー
ズ式容器にてなり、小径ベローズ式容器内をタンクと連
通して絶縁液体を導入し、大径および小径ベローズ式容
器間の空間を操作手段と連通して流体を導入し、また
は、大径および小径ベローズ式容器間の空間をタンクと
連通して絶縁流体を導入し、小径ベローズ式容器内を操
作手段と連通して流体を導入し、操作手段からの流体の
圧力を調整することにより、小径または大径および小径
ベローズ式容器間内の絶縁流体を上記タンクに送出する
ものである。
【0014】また、この発明に係る請求項4の絶縁液体
評価装置は、請求項1ないし請求項3のいずれかにおい
て、測定手段として、絶縁流体に静電気を発生させて検
出する静電気発生部材を備えたものである。
評価装置は、請求項1ないし請求項3のいずれかにおい
て、測定手段として、絶縁流体に静電気を発生させて検
出する静電気発生部材を備えたものである。
【0015】また、この発明に係る請求項5の絶縁液体
評価装置は、請求項1ないし請求項4のいずれかにおい
て、測定手段として、絶縁流体の電気特性を測定するた
めの液体電極を備えたものである。
評価装置は、請求項1ないし請求項4のいずれかにおい
て、測定手段として、絶縁流体の電気特性を測定するた
めの液体電極を備えたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の
形態1の絶縁液体評価装置の構成を示す図である。図に
おいて、15は絶縁液体としての絶縁油16が充填され
ている試験用のタンク、17はタンク15内の絶縁油1
6に浸漬された変圧器などに使用されている使用材料
で、例えば、変圧器に使用されている、銅線、珪素鋼
板、プレスボードやゴムなどの材料などが考えられる。
実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の
形態1の絶縁液体評価装置の構成を示す図である。図に
おいて、15は絶縁液体としての絶縁油16が充填され
ている試験用のタンク、17はタンク15内の絶縁油1
6に浸漬された変圧器などに使用されている使用材料
で、例えば、変圧器に使用されている、銅線、珪素鋼
板、プレスボードやゴムなどの材料などが考えられる。
【0017】18はタンク15の上部に形成されたフラ
ンジで、タンク15の気密性を保つためのものである。
19はタンク15内の絶縁油16の温度を測定するため
フランジ18からタンク15内に挿入された第1の温度
計、20はタンク15内を真空にするためフランジ18
からタンク15に接続されたノズルである。
ンジで、タンク15の気密性を保つためのものである。
19はタンク15内の絶縁油16の温度を測定するため
フランジ18からタンク15内に挿入された第1の温度
計、20はタンク15内を真空にするためフランジ18
からタンク15に接続されたノズルである。
【0018】21はタンク15に接続されタンク15と
連通し、タンク15内の温度変化による絶縁油16の膨
張収縮を吸収するための膨張収縮吸収手段としてのベロ
ーズ式容器で、例えば、気密性、耐油性および遮光性に
優れた金属、または、プラスチックにて形成することが
できる。22は絶縁油16を加熱するためのヒータで、
23はヒータ22に接続された温度調節器で、これによ
りタンク15内の絶縁油16の温度を調節することがで
きる。
連通し、タンク15内の温度変化による絶縁油16の膨
張収縮を吸収するための膨張収縮吸収手段としてのベロ
ーズ式容器で、例えば、気密性、耐油性および遮光性に
優れた金属、または、プラスチックにて形成することが
できる。22は絶縁油16を加熱するためのヒータで、
23はヒータ22に接続された温度調節器で、これによ
りタンク15内の絶縁油16の温度を調節することがで
きる。
【0019】24は一端および他端がタンク15に接続
されタンク15内と連通する外部循環流路、25は外部
循環流路24を介してタンク15内の絶縁油16を循環
させるため、外部循環流路24の途中に形成されたポン
プ、26はポンプ25に接続された電圧調節器で、ポン
プ25の流量を調節する。このポンプ25はオリフィス
27を介して外部循環流路24と接続されている。28
はこのオリフィス27に接続されたマノメータで、差圧
を測定するためのものである。
されタンク15内と連通する外部循環流路、25は外部
循環流路24を介してタンク15内の絶縁油16を循環
させるため、外部循環流路24の途中に形成されたポン
プ、26はポンプ25に接続された電圧調節器で、ポン
プ25の流量を調節する。このポンプ25はオリフィス
27を介して外部循環流路24と接続されている。28
はこのオリフィス27に接続されたマノメータで、差圧
を測定するためのものである。
【0020】29は外部循環流路24の途中に外部循環
流路24から着脱可能に形成され、絶縁油16の特性を
測定するための測定手段で、外部循環流路24とはフッ
素系の絶縁材からなるチューブ30a、30bを介して
接続されている。そして、絶縁油16の特性を測定する
ための静電気発生部材を備えた静電気発生部31と、こ
の静電気発生部31と接続され、ここからの漏れ電流を
測定する電流計32、および、この静電気発生部31に
おける絶縁油16の温度を測定するための第2の温度計
33を有する。34a〜34fはバルブで、それぞれの
管路の開閉を行うものである。
流路24から着脱可能に形成され、絶縁油16の特性を
測定するための測定手段で、外部循環流路24とはフッ
素系の絶縁材からなるチューブ30a、30bを介して
接続されている。そして、絶縁油16の特性を測定する
ための静電気発生部材を備えた静電気発生部31と、こ
の静電気発生部31と接続され、ここからの漏れ電流を
測定する電流計32、および、この静電気発生部31に
おける絶縁油16の温度を測定するための第2の温度計
33を有する。34a〜34fはバルブで、それぞれの
管路の開閉を行うものである。
【0021】上記のように構成された実施の形態1の絶
縁液体評価装置の動作について説明する。まず、タンク
15内に使用材料17を入れる。次に、タンク15の上
部をフランジ18にて密封した後、バルブ34a、34
b、34dおよび34eは開に、バルブ34c、34f
は閉にし、ノズル20を介してタンク15内を真空にす
る。そして、バルブ34c上のノズルを絶縁油の封入さ
れた別容器と接続し、バルブ34cを開にし、タンク1
5内に絶縁油16を充填し、ノズル20からの絶縁油1
6のオバーフローを確認し、バルブ34aおよび34c
を閉じる。
縁液体評価装置の動作について説明する。まず、タンク
15内に使用材料17を入れる。次に、タンク15の上
部をフランジ18にて密封した後、バルブ34a、34
b、34dおよび34eは開に、バルブ34c、34f
は閉にし、ノズル20を介してタンク15内を真空にす
る。そして、バルブ34c上のノズルを絶縁油の封入さ
れた別容器と接続し、バルブ34cを開にし、タンク1
5内に絶縁油16を充填し、ノズル20からの絶縁油1
6のオバーフローを確認し、バルブ34aおよび34c
を閉じる。
【0022】次に、温度調節器23にてヒータ22の加
熱温度を調節し、第1の温度計19により確認しなが
ら、絶縁油16を所定の温度まで加熱する。この際、熱
膨張により増加した絶縁油16の体積分はベローズ式容
器21内のベローズの変形にて吸収されることとなる。
そして、絶縁油16が所定温度になったことを確認した
後、ポンプ25にてタンク15中の絶縁油16を外部循
環流路24に循環させ、測定手段29に送出する。
熱温度を調節し、第1の温度計19により確認しなが
ら、絶縁油16を所定の温度まで加熱する。この際、熱
膨張により増加した絶縁油16の体積分はベローズ式容
器21内のベローズの変形にて吸収されることとなる。
そして、絶縁油16が所定温度になったことを確認した
後、ポンプ25にてタンク15中の絶縁油16を外部循
環流路24に循環させ、測定手段29に送出する。
【0023】尚、絶縁油16の静電気の発生量は絶縁油
16の流速に依存するため、事前に求めておいた、マノ
メータ28の差圧とポンプ25の流量との校正カーブを
用いて、所定の流量となるように、電圧調節器26によ
りポンプ25の電圧を調整し、マノメータ28の差圧が
所定の値となるように調整している。
16の流速に依存するため、事前に求めておいた、マノ
メータ28の差圧とポンプ25の流量との校正カーブを
用いて、所定の流量となるように、電圧調節器26によ
りポンプ25の電圧を調整し、マノメータ28の差圧が
所定の値となるように調整している。
【0024】次に、静電気発生部31にて、絶縁油16
と静電気発生部材との間にて発生した電流を電流計32
にて測定する。そして、この際の静電気発生部31での
絶縁油16の温度を第2の温度計33にて測定する。こ
の電流計32の値と、第2の温度計33の値とにより絶
縁油16の帯電度を算出することができる。この動作を
繰り返すかまたは間欠的に行うことにより、絶縁油16
の静電気を連続的にまたは間欠的に測定することができ
る。尚、この時に静電気発生部31にて発生した静電気
が、外部循環流路24に漏れる可能性があるので、これ
を防止するためのチューブ30a、30bを設けてい
る。
と静電気発生部材との間にて発生した電流を電流計32
にて測定する。そして、この際の静電気発生部31での
絶縁油16の温度を第2の温度計33にて測定する。こ
の電流計32の値と、第2の温度計33の値とにより絶
縁油16の帯電度を算出することができる。この動作を
繰り返すかまたは間欠的に行うことにより、絶縁油16
の静電気を連続的にまたは間欠的に測定することができ
る。尚、この時に静電気発生部31にて発生した静電気
が、外部循環流路24に漏れる可能性があるので、これ
を防止するためのチューブ30a、30bを設けてい
る。
【0025】また、測定手段29を使用しない場合に
は、バルブ34d、34eを閉じ、バルブ34fを開
き、静電気発生部31内の絶縁油16を抜いておく。ま
た、静電気発生部31を洗浄または交換する場合には、
バルブ34d、34eを閉じた状態で、外部循環流路2
4から静電気発生部31を取り外すことができる。交換
後は、静電気発生部31内をバルブ34fにて真空引き
し、絶縁油を充填し行うことができる。
は、バルブ34d、34eを閉じ、バルブ34fを開
き、静電気発生部31内の絶縁油16を抜いておく。ま
た、静電気発生部31を洗浄または交換する場合には、
バルブ34d、34eを閉じた状態で、外部循環流路2
4から静電気発生部31を取り外すことができる。交換
後は、静電気発生部31内をバルブ34fにて真空引き
し、絶縁油を充填し行うことができる。
【0026】上記のように構成された実施の形態1の絶
縁液体評価装置は、ベローズ式容器21にて絶縁油16
の膨張収縮を吸収し、外部循環流路24に絶縁油16を
循環するようにし、外部循環流路24の途中に測定手段
29を備えるようにしたため、絶縁油16を空気や光な
どにさらすことなく絶縁油16の静電気測定を行うこと
ができるのはもちろんのこと、測定手段29を容易に取
り外して、測定手段29を洗浄したり、交換したりする
ことができるため、絶縁油16内のスラッジなどによる
測定手段29の汚染を防止することが容易となる。よっ
て、簡便な処理にて、常に精度よく絶縁油16の特性を
測定することができる。
縁液体評価装置は、ベローズ式容器21にて絶縁油16
の膨張収縮を吸収し、外部循環流路24に絶縁油16を
循環するようにし、外部循環流路24の途中に測定手段
29を備えるようにしたため、絶縁油16を空気や光な
どにさらすことなく絶縁油16の静電気測定を行うこと
ができるのはもちろんのこと、測定手段29を容易に取
り外して、測定手段29を洗浄したり、交換したりする
ことができるため、絶縁油16内のスラッジなどによる
測定手段29の汚染を防止することが容易となる。よっ
て、簡便な処理にて、常に精度よく絶縁油16の特性を
測定することができる。
【0027】また、絶縁油16を外部循環流路24にて
循環させて利用し、かつ、測定手段の着脱にともなう絶
縁油16の減少はほとんどないため、絶縁油16のロス
を最小限にとどめることができるので、使用材料17と
絶縁油16との比率の変化がほとんど生じない。よっ
て、使用材料17の劣化における絶縁油16の特性を精
度よく測定することが可能となる。
循環させて利用し、かつ、測定手段の着脱にともなう絶
縁油16の減少はほとんどないため、絶縁油16のロス
を最小限にとどめることができるので、使用材料17と
絶縁油16との比率の変化がほとんど生じない。よっ
て、使用材料17の劣化における絶縁油16の特性を精
度よく測定することが可能となる。
【0028】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2における絶縁液体評価装置の構成を示した図であ
る。図において、上記実施の形態1と同様の部分は同一
符号を付して説明を省略する。35は外部循環流路24
の途中に設けられた絶縁油16の特性を測定するための
測定手段で、静電気発生部31および電流計32を備え
ている。
態2における絶縁液体評価装置の構成を示した図であ
る。図において、上記実施の形態1と同様の部分は同一
符号を付して説明を省略する。35は外部循環流路24
の途中に設けられた絶縁油16の特性を測定するための
測定手段で、静電気発生部31および電流計32を備え
ている。
【0029】そして、絶縁油16の電気特性としての、
絶縁油16の抵抗率を測定するための液体電極を備えた
液体電極部36と、この液体電極部36の高圧側電極に
直流電圧を印加する直流電源37と、液体電極部36の
低圧電極から漏れ電流を測定する電流計38とを備えて
いる。
絶縁油16の抵抗率を測定するための液体電極を備えた
液体電極部36と、この液体電極部36の高圧側電極に
直流電圧を印加する直流電源37と、液体電極部36の
低圧電極から漏れ電流を測定する電流計38とを備えて
いる。
【0030】液体電極部36の液体電極は、例えば、同
軸円筒電極または平行平板電極から形成することができ
る。34g、34hはバルブで、それぞれの管路の開閉
を行うことができる。30c、30dは測定手段35を
外部循環流路24と電気的に絶縁するために接続された
フッ素系の絶縁材からなるチューブである。
軸円筒電極または平行平板電極から形成することができ
る。34g、34hはバルブで、それぞれの管路の開閉
を行うことができる。30c、30dは測定手段35を
外部循環流路24と電気的に絶縁するために接続された
フッ素系の絶縁材からなるチューブである。
【0031】上記のように構成された実施の形態2の絶
縁液体評価装置の動作について説明する。まず、測定手
段35の内、静電気発生部31に関連する事項は上記実
施の形態1と同様であるため、適宜説明を省略する。上
記実施の形態1と同様に、絶縁油16が所定の温度に加
熱され、外部循環流路24に循環される。
縁液体評価装置の動作について説明する。まず、測定手
段35の内、静電気発生部31に関連する事項は上記実
施の形態1と同様であるため、適宜説明を省略する。上
記実施の形態1と同様に、絶縁油16が所定の温度に加
熱され、外部循環流路24に循環される。
【0032】次に、液体電極部36にて発生した漏れ電
流を電流計38にて測定する。そして、電流計38の値
により絶縁油16の抵抗率を検出することができる。こ
の動作を繰り返すかまたは間欠的に行うことにより、絶
縁油16の抵抗率を連続的にまたは間欠的に測定するこ
とができる。尚、この時に静電気発生部31にて発生し
た静電気が、外部循環流路24に漏れる可能性があるの
で、これを防止するためチューブ30a〜30dを設け
ている。
流を電流計38にて測定する。そして、電流計38の値
により絶縁油16の抵抗率を検出することができる。こ
の動作を繰り返すかまたは間欠的に行うことにより、絶
縁油16の抵抗率を連続的にまたは間欠的に測定するこ
とができる。尚、この時に静電気発生部31にて発生し
た静電気が、外部循環流路24に漏れる可能性があるの
で、これを防止するためチューブ30a〜30dを設け
ている。
【0033】また、測定手段35を使用しない場合に
は、バルブ34e、34dを閉じ、バルブ34hを開
き、液体電極部36内の絶縁油16を抜いておく。ま
た、液体電極部36を洗浄または交換する場合には、バ
ルブ34e、34gを閉じ、外部循環流路24から取り
外すことができる。交換後は、液体電極部36内をバル
ブ34hから真空引きし、絶縁油を充填し行うことがで
きる。
は、バルブ34e、34dを閉じ、バルブ34hを開
き、液体電極部36内の絶縁油16を抜いておく。ま
た、液体電極部36を洗浄または交換する場合には、バ
ルブ34e、34gを閉じ、外部循環流路24から取り
外すことができる。交換後は、液体電極部36内をバル
ブ34hから真空引きし、絶縁油を充填し行うことがで
きる。
【0034】上記のように構成された実施の形態2の絶
縁液体評価装置は、上記実施の形態1と同様の効果を奏
するのはもちろんのこと、絶縁油16を空気や光などに
さらすことなく絶縁油16の静電気測定および電気特性
の両方を測定することができる。
縁液体評価装置は、上記実施の形態1と同様の効果を奏
するのはもちろんのこと、絶縁油16を空気や光などに
さらすことなく絶縁油16の静電気測定および電気特性
の両方を測定することができる。
【0035】尚、上記実施の形態2においては、測定手
段35としての静電気発生部31および液体電極部36
を外部循環流路24の途中に直列的に接続する例を示し
たが、これに限られることはなく、例えば、図3に示す
ように、静電気発生部31および液体電極部36を外部
循環流路24の途中に並列的に接続し、測定手段35を
形成するようにしてもよいことはいうまでもない。
段35としての静電気発生部31および液体電極部36
を外部循環流路24の途中に直列的に接続する例を示し
たが、これに限られることはなく、例えば、図3に示す
ように、静電気発生部31および液体電極部36を外部
循環流路24の途中に並列的に接続し、測定手段35を
形成するようにしてもよいことはいうまでもない。
【0036】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3における絶縁液体評価装置の構成を示した図であ
る。図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一
符号を付して説明を省略する。39は一端がタンク15
に接続されタンク15内と連通する外部流路、40は外
部流路39の他端に接続され外部流路39と連通し、そ
の内容積が膨張収縮可能な第1の膨張収縮吸収手段とし
ての第1のベローズ式容器である。
態3における絶縁液体評価装置の構成を示した図であ
る。図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一
符号を付して説明を省略する。39は一端がタンク15
に接続されタンク15内と連通する外部流路、40は外
部流路39の他端に接続され外部流路39と連通し、そ
の内容積が膨張収縮可能な第1の膨張収縮吸収手段とし
ての第1のベローズ式容器である。
【0037】41は外部流路39の途中に外部流路39
と着脱可能に形成され、絶縁液体の特性を測定するため
の測定手段で、外部流路39とはフッ素系の絶縁材から
なるチューブ30e、30fを介して接続されている。
そして、絶縁油16の特性を測定するための静電気発生
部材を備えた静電気発生部42、この静電気発生部42
と接続され、ここからの漏れ電流を測定する電流計4
3、および、この静電気発生部42の温度を測定するた
めの第2の温度計44を有する。
と着脱可能に形成され、絶縁液体の特性を測定するため
の測定手段で、外部流路39とはフッ素系の絶縁材から
なるチューブ30e、30fを介して接続されている。
そして、絶縁油16の特性を測定するための静電気発生
部材を備えた静電気発生部42、この静電気発生部42
と接続され、ここからの漏れ電流を測定する電流計4
3、および、この静電気発生部42の温度を測定するた
めの第2の温度計44を有する。
【0038】45はタンク15に接続されタンク15内
と連通し、その内容積が膨張収縮可能な第2の膨張収縮
吸収手段としての第2のベローズ式容器、46はこの第
2のベローズ式容器45を操作することにより、第2の
ベローズ式容器45の内部の絶縁油16をタンク15内
を介して、外部流路39を経て第1のベローズ式容器4
0に送出する操作手段である。
と連通し、その内容積が膨張収縮可能な第2の膨張収縮
吸収手段としての第2のベローズ式容器、46はこの第
2のベローズ式容器45を操作することにより、第2の
ベローズ式容器45の内部の絶縁油16をタンク15内
を介して、外部流路39を経て第1のベローズ式容器4
0に送出する操作手段である。
【0039】そして、第2のベローズ式容器45は、同
軸上に互いに径の異なる円筒状の2個のベローズ式容器
にてなり、小径ベローズ式容器47内をタンク15と連
通して絶縁油16を導入し、大径および小径ベローズ式
容器48、47間の空間を操作手段46と連通して流体
としての空気を導入し、操作手段46からの空気の圧力
を調整することにより、小径ベローズ式容器47内の絶
縁油16をタンク15に送出する。
軸上に互いに径の異なる円筒状の2個のベローズ式容器
にてなり、小径ベローズ式容器47内をタンク15と連
通して絶縁油16を導入し、大径および小径ベローズ式
容器48、47間の空間を操作手段46と連通して流体
としての空気を導入し、操作手段46からの空気の圧力
を調整することにより、小径ベローズ式容器47内の絶
縁油16をタンク15に送出する。
【0040】また、操作手段46は大径および小径ベロ
ーズ式容器48、47間の空間と接続されたフレキシブ
ルチューブ49と、このフレキシブルチューブ49にて
接続され空気の圧力を調整するポンプ50と、このポン
プ50の真空度を調整する調整バルブ51とを備える。
34i〜34nはバルブで、それぞれの管路の開閉を行
うものである。そして、第1および第2のベローズ式容
器40、45は、例えば、気密性、耐油性および遮光性
に優れた金属、または、プラスチックにて形成すること
ができる。52は外部流路39の途中およびタンク15
に接続され、外部流路39およびタンク15と連通する
排出流路である。
ーズ式容器48、47間の空間と接続されたフレキシブ
ルチューブ49と、このフレキシブルチューブ49にて
接続され空気の圧力を調整するポンプ50と、このポン
プ50の真空度を調整する調整バルブ51とを備える。
34i〜34nはバルブで、それぞれの管路の開閉を行
うものである。そして、第1および第2のベローズ式容
器40、45は、例えば、気密性、耐油性および遮光性
に優れた金属、または、プラスチックにて形成すること
ができる。52は外部流路39の途中およびタンク15
に接続され、外部流路39およびタンク15と連通する
排出流路である。
【0041】上記のように構成された実施の形態3の絶
縁液体評価装置の動作について説明する。まず、タンク
15内に使用材料17を入れる。次に、タンク15の上
部をフランジ18にて密封した後、バルブ34a、34
i〜34kおよび34mは開に、バルブ34l、34n
は閉にし、ノズル20を介してタンク15内を真空にす
る。そして、バルブ34n上のノズルを絶縁油の封入さ
れた別容器と接続し、バルブ34nを開にし、タンク1
5内に絶縁油16を充填し、ノズル20からの絶縁油1
6のオバーフローを確認し、バルブ34a、34mおよ
び34nを閉じる。
縁液体評価装置の動作について説明する。まず、タンク
15内に使用材料17を入れる。次に、タンク15の上
部をフランジ18にて密封した後、バルブ34a、34
i〜34kおよび34mは開に、バルブ34l、34n
は閉にし、ノズル20を介してタンク15内を真空にす
る。そして、バルブ34n上のノズルを絶縁油の封入さ
れた別容器と接続し、バルブ34nを開にし、タンク1
5内に絶縁油16を充填し、ノズル20からの絶縁油1
6のオバーフローを確認し、バルブ34a、34mおよ
び34nを閉じる。
【0042】この際、第2のベローズ式容器45は膨張
させ、小径ベローズ式容器47内には絶縁油16を充填
しておき、第1のベローズ式容器40は収縮させ、第1
のベローズ式容器40内には絶縁油16が浸入しないよ
うにしておく。次に、温度調節器23にてヒータ22の
加熱温度を調節し、第1の温度計19により絶縁油16
が所定の温度になったことを確認した後、ポンプ50に
て、大径および小径ベローズ式容器48、47間の空間
を真空引きし、第2のベローズ式容器45を収縮させ
る。これにより、小径ベローズ式容器47内に充填され
ていた絶縁油16をタンク15を介して、外部流路39
を経て第1のベローズ式容器40へ送出し、これに応じ
て第1のベローズ式容器40が膨張する。
させ、小径ベローズ式容器47内には絶縁油16を充填
しておき、第1のベローズ式容器40は収縮させ、第1
のベローズ式容器40内には絶縁油16が浸入しないよ
うにしておく。次に、温度調節器23にてヒータ22の
加熱温度を調節し、第1の温度計19により絶縁油16
が所定の温度になったことを確認した後、ポンプ50に
て、大径および小径ベローズ式容器48、47間の空間
を真空引きし、第2のベローズ式容器45を収縮させ
る。これにより、小径ベローズ式容器47内に充填され
ていた絶縁油16をタンク15を介して、外部流路39
を経て第1のベローズ式容器40へ送出し、これに応じ
て第1のベローズ式容器40が膨張する。
【0043】このようにして外部流路39に送り込まれ
た絶縁油16が、測定手段41を通過する。そして、静
電気発生部42にて、絶縁油16と静電気発生部材との
間にて発生した電流を電流計43にて測定する。そし
て、この際の静電気発生部42での絶縁油16の温度を
第2の温度計44にて測定する。この電流計43の値
と、第2の温度計44の値とにより絶縁油16の帯電度
を算出することができる。
た絶縁油16が、測定手段41を通過する。そして、静
電気発生部42にて、絶縁油16と静電気発生部材との
間にて発生した電流を電流計43にて測定する。そし
て、この際の静電気発生部42での絶縁油16の温度を
第2の温度計44にて測定する。この電流計43の値
と、第2の温度計44の値とにより絶縁油16の帯電度
を算出することができる。
【0044】次に、測定終了後は、バルブ34jを閉、
バルブ34mを開にし、第1のベローズ式容器40を収
縮させることにより、第1のベローズ式容器40内に充
填された絶縁油16を、排出流路52を介してタンク1
5内に戻す。この動作を繰り返すかまたは間欠的に行う
ことにより、絶縁油16の静電気を連続的にまたは間欠
的に測定することができる。尚、この時に静電気発生部
31にて発生した静電気が、外部流路39に漏れる可能
性があるので、これを防止するためチューブ30e、3
0fを設けている。
バルブ34mを開にし、第1のベローズ式容器40を収
縮させることにより、第1のベローズ式容器40内に充
填された絶縁油16を、排出流路52を介してタンク1
5内に戻す。この動作を繰り返すかまたは間欠的に行う
ことにより、絶縁油16の静電気を連続的にまたは間欠
的に測定することができる。尚、この時に静電気発生部
31にて発生した静電気が、外部流路39に漏れる可能
性があるので、これを防止するためチューブ30e、3
0fを設けている。
【0045】また、測定手段41を使用しない場合に
は、バルブ34j、34kを閉じ、バルブ34lを開
き、静電気発生部42内の絶縁油16を抜いておく。ま
た、静電気発生部42を洗浄または交換する場合には、
バルブ34j、34kを閉じ、外部流路39から静電気
発生部42を取り外すことができる。交換後は、静電気
発生部42内をバルブ34lから真空引きし、絶縁油を
充填し行うことができる。
は、バルブ34j、34kを閉じ、バルブ34lを開
き、静電気発生部42内の絶縁油16を抜いておく。ま
た、静電気発生部42を洗浄または交換する場合には、
バルブ34j、34kを閉じ、外部流路39から静電気
発生部42を取り外すことができる。交換後は、静電気
発生部42内をバルブ34lから真空引きし、絶縁油を
充填し行うことができる。
【0046】上記のように構成された実施の形態3の絶
縁液体評価装置は、上記各実施の形態と同様の効果を奏
するのはもちろんのこと、第1および第2のベローズ式
容器40、45の膨張収縮により、外部流路39の測定
手段41に絶縁油16を送り込むことができるため、絶
縁油16と直接接触するポンプを用いることなく行うこ
とができる。
縁液体評価装置は、上記各実施の形態と同様の効果を奏
するのはもちろんのこと、第1および第2のベローズ式
容器40、45の膨張収縮により、外部流路39の測定
手段41に絶縁油16を送り込むことができるため、絶
縁油16と直接接触するポンプを用いることなく行うこ
とができる。
【0047】これは、一般的なポンプを利用とすると、
そのポンプの使用材料、例えば、ポンプの弁などに利用
されているゴム系の材料などの耐熱性により制約を受け
るが、第1および第2のベローズ式容器40、45の場
合はこのような制約を受けることがない。また、一般的
なポンプは絶縁油16との接触により劣化し、異物など
が発生することが考えられるが、第1および第2のベロ
ーズ式容器40、45の場合はこのような異物の発生は
ない。よって、より一層精度よい測定を行うことが可能
となる。
そのポンプの使用材料、例えば、ポンプの弁などに利用
されているゴム系の材料などの耐熱性により制約を受け
るが、第1および第2のベローズ式容器40、45の場
合はこのような制約を受けることがない。また、一般的
なポンプは絶縁油16との接触により劣化し、異物など
が発生することが考えられるが、第1および第2のベロ
ーズ式容器40、45の場合はこのような異物の発生は
ない。よって、より一層精度よい測定を行うことが可能
となる。
【0048】尚、上記実施の形態3においては、測定手
段41として静電気発生部42のみを形成する例を示し
たが、これに限られることはなく、上記実施の形態2に
て示したように、測定手段として静電気発生部および液
体電極部の両方を備えるようにしてもよいことはいうま
でもない。
段41として静電気発生部42のみを形成する例を示し
たが、これに限られることはなく、上記実施の形態2に
て示したように、測定手段として静電気発生部および液
体電極部の両方を備えるようにしてもよいことはいうま
でもない。
【0049】また、上記実施の形態3においては、第2
のベローズ式容器45の小径ベローズ式容器47をタン
ク15と接続し、大径および小径ベローズ式容器48、
47間の空間を操作手段46と接続する例を示したが、
これに限られることはなく、第2のベローズ式容器の小
径ベローズ式容器を操作手段と接続し、大径および小径
ベローズ式容器間の空間をタンクと接続して行うように
してもよいことはいうまでもない。
のベローズ式容器45の小径ベローズ式容器47をタン
ク15と接続し、大径および小径ベローズ式容器48、
47間の空間を操作手段46と接続する例を示したが、
これに限られることはなく、第2のベローズ式容器の小
径ベローズ式容器を操作手段と接続し、大径および小径
ベローズ式容器間の空間をタンクと接続して行うように
してもよいことはいうまでもない。
【0050】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、絶縁液体を内部に充填するタンクと、絶縁液体を
加熱するためのヒータと、一端および他端がタンクに接
続されタンク内と連通する外部循環流路と、外部循環流
路を介してタンク内の絶縁液体を循環させるためのポン
プと、外部循環流路の途中に、外部循環流路と着脱可能
に形成され、絶縁液体の特性を測定するための測定手段
と、タンクに接続されタンク内と連通し、ヒータの加熱
による絶縁液体の膨張収縮を吸収する膨張収縮吸収手段
とを備えたので、絶縁液体を外部にさらすことなく測定
でき、かつ、測定手段の着脱を簡便な処理で行うことが
できるため、常に精度に優れた絶縁液体の特性の測定を
行うことができる絶縁液体評価装置を提供することが可
能となる。
れば、絶縁液体を内部に充填するタンクと、絶縁液体を
加熱するためのヒータと、一端および他端がタンクに接
続されタンク内と連通する外部循環流路と、外部循環流
路を介してタンク内の絶縁液体を循環させるためのポン
プと、外部循環流路の途中に、外部循環流路と着脱可能
に形成され、絶縁液体の特性を測定するための測定手段
と、タンクに接続されタンク内と連通し、ヒータの加熱
による絶縁液体の膨張収縮を吸収する膨張収縮吸収手段
とを備えたので、絶縁液体を外部にさらすことなく測定
でき、かつ、測定手段の着脱を簡便な処理で行うことが
できるため、常に精度に優れた絶縁液体の特性の測定を
行うことができる絶縁液体評価装置を提供することが可
能となる。
【0051】また、この発明の請求項2によれば、絶縁
液体を内部に充填するタンクと、絶縁液体を加熱するた
めのヒータと、一端がタンクに接続されタンク内と連通
する外部流路と、外部流路の他端に接続され外部流路と
連通し、その内容積が膨張収縮可能な第1の膨張収縮吸
収手段と、外部流路の途中に外部流路と着脱可能に形成
され、絶縁液体の特性を測定するための測定手段と、タ
ンクに接続されタンク内と連通し、その内容積が膨張収
縮可能な第2の膨張収縮吸収手段と、第2の膨張収縮吸
収手段を操作することにより、第2の膨張収縮吸収手段
の内部の絶縁液体をタンク内を介して、外部流路を経て
第1の膨張収縮吸収手段に送出する操作手段とを備えた
ので、絶縁液体を外部にさらすことなく測定でき、か
つ、測定手段の着脱を簡便な処理で行うことができ、か
つ、ポンプを使用することなく、第1および第2の膨張
収縮緩和手段により外部流路に絶縁流体を送出すること
ができるため、常に精度に優れた絶縁液体の特性の測定
を行うことができる絶縁液体評価装置を提供することが
可能となる。
液体を内部に充填するタンクと、絶縁液体を加熱するた
めのヒータと、一端がタンクに接続されタンク内と連通
する外部流路と、外部流路の他端に接続され外部流路と
連通し、その内容積が膨張収縮可能な第1の膨張収縮吸
収手段と、外部流路の途中に外部流路と着脱可能に形成
され、絶縁液体の特性を測定するための測定手段と、タ
ンクに接続されタンク内と連通し、その内容積が膨張収
縮可能な第2の膨張収縮吸収手段と、第2の膨張収縮吸
収手段を操作することにより、第2の膨張収縮吸収手段
の内部の絶縁液体をタンク内を介して、外部流路を経て
第1の膨張収縮吸収手段に送出する操作手段とを備えた
ので、絶縁液体を外部にさらすことなく測定でき、か
つ、測定手段の着脱を簡便な処理で行うことができ、か
つ、ポンプを使用することなく、第1および第2の膨張
収縮緩和手段により外部流路に絶縁流体を送出すること
ができるため、常に精度に優れた絶縁液体の特性の測定
を行うことができる絶縁液体評価装置を提供することが
可能となる。
【0052】また、この発明の請求項3によれば、請求
項2において、第2の膨張収縮吸収手段が、同軸上の互
いに径の異なる円筒状の2個のベローズ式容器にてな
り、小径ベローズ式容器内をタンクと連通して絶縁液体
を導入し、大径および小径ベローズ式容器間の空間を操
作手段と連通して流体を導入し、または、大径および小
径ベローズ式容器間の空間をタンクと連通して絶縁流体
を導入し、小径ベローズ式容器内を操作手段と連通して
流体を導入し、操作手段からの流体の圧力を調整するこ
とにより、小径または大径および小径ベローズ式容器間
内の絶縁流体を上記タンクに送出するので、第2の膨張
収縮緩和手段を、簡便な構成にて形成することができる
絶縁液体評価装置を提供することが可能となる。
項2において、第2の膨張収縮吸収手段が、同軸上の互
いに径の異なる円筒状の2個のベローズ式容器にてな
り、小径ベローズ式容器内をタンクと連通して絶縁液体
を導入し、大径および小径ベローズ式容器間の空間を操
作手段と連通して流体を導入し、または、大径および小
径ベローズ式容器間の空間をタンクと連通して絶縁流体
を導入し、小径ベローズ式容器内を操作手段と連通して
流体を導入し、操作手段からの流体の圧力を調整するこ
とにより、小径または大径および小径ベローズ式容器間
内の絶縁流体を上記タンクに送出するので、第2の膨張
収縮緩和手段を、簡便な構成にて形成することができる
絶縁液体評価装置を提供することが可能となる。
【0053】また、この発明の請求項4によれば、請求
項1ないし請求項3のいずれかにおいて、測定手段とし
て、絶縁流体に静電気を発生させて検出する静電気発生
部材を備えたので、絶縁流体の静電気特性を容易に測定
することができる絶縁液体評価装置を提供することが可
能となる。
項1ないし請求項3のいずれかにおいて、測定手段とし
て、絶縁流体に静電気を発生させて検出する静電気発生
部材を備えたので、絶縁流体の静電気特性を容易に測定
することができる絶縁液体評価装置を提供することが可
能となる。
【0054】また、この発明の請求項5によれば、請求
項1ないし請求項4のいずれかにおいて、測定手段とし
て、絶縁流体の電気特性を測定するための液体電極を備
えたので、絶縁流体の電気特性を容易に測定することが
できる絶縁液体評価装置を提供することが可能となる。
項1ないし請求項4のいずれかにおいて、測定手段とし
て、絶縁流体の電気特性を測定するための液体電極を備
えたので、絶縁流体の電気特性を容易に測定することが
できる絶縁液体評価装置を提供することが可能となる。
【図1】 この発明の実施の形態1による絶縁液体評価
装置の構成を示す図である。
装置の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による絶縁液体評価
装置の構成を示す図である。
装置の構成を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による絶縁液体評価
装置の構成を示す図である。
装置の構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態3による絶縁液体評価
装置の構成を示す図である。
装置の構成を示す図である。
【図5】 従来の絶縁液体評価装置の構成を示す図であ
る。
る。
【図6】 従来の絶縁液体評価装置の問題点を説明する
ための図である。
ための図である。
15 タンク、16 絶縁油、17 使用材料、18
フランジ、19 第1の温度計、20 ノズル、21
ベローズ式容器、22 ヒータ、23 温度調節器、2
4 外部循環流路、25,50 ポンプ、26 電圧調
節器、27 オリフィス、28 マノメータ、29,3
5,41 測定手段、30a〜30f チューブ、3
1,42 静電気発生部、32,38,43 電流計、
33,44 第2の温度計、34a〜34n バルブ、
36 液体電極部、37 直流電流、39 外部流路、
40 第1のベローズ式容器、45 第2のベローズ式
容器、46 操作手段、47 小径ベローズ式容器、4
8 大径ベローズ式容器、49 フレキシブルチュー
ブ、51 調整バルブ、52 排出流路。
フランジ、19 第1の温度計、20 ノズル、21
ベローズ式容器、22 ヒータ、23 温度調節器、2
4 外部循環流路、25,50 ポンプ、26 電圧調
節器、27 オリフィス、28 マノメータ、29,3
5,41 測定手段、30a〜30f チューブ、3
1,42 静電気発生部、32,38,43 電流計、
33,44 第2の温度計、34a〜34n バルブ、
36 液体電極部、37 直流電流、39 外部流路、
40 第1のベローズ式容器、45 第2のベローズ式
容器、46 操作手段、47 小径ベローズ式容器、4
8 大径ベローズ式容器、49 フレキシブルチュー
ブ、51 調整バルブ、52 排出流路。
Claims (5)
- 【請求項1】 絶縁液体を内部に充填するタンクと、上
記絶縁液体を加熱するためのヒータと、一端および他端
が上記タンクに接続され上記タンク内と連通する外部循
環流路と、上記外部循環流路を介して上記タンク内の絶
縁液体を循環させるためのポンプと、上記外部循環流路
の途中に、上記外部循環流路と着脱可能に形成され、上
記絶縁液体の特性を測定するための測定手段と、上記タ
ンクに接続され上記タンク内と連通し、上記ヒータの加
熱による上記絶縁液体の膨張収縮を吸収する膨張収縮吸
収手段とを備えたことを特徴とする絶縁液体評価装置。 - 【請求項2】 絶縁液体を内部に充填するタンクと、上
記絶縁液体を加熱するためのヒータと、一端が上記タン
クに接続され上記タンク内と連通する外部流路と、上記
外部流路の他端に接続され上記外部流路と連通し、その
内容積が膨張収縮可能な第1の膨張収縮吸収手段と、上
記外部流路の途中に上記外部流路と着脱可能に形成さ
れ、上記絶縁液体の特性を測定するための測定手段と、
上記タンクに接続され上記タンク内と連通し、その内容
積が膨張収縮可能な第2の膨張収縮吸収手段と、上記第
2の膨張収縮吸収手段を操作することにより、上記第2
の膨張収縮吸収手段の内部の上記絶縁液体を上記タンク
内を介して、上記外部流路を経て上記第1の膨張収縮吸
収手段に送出する操作手段とを備えたことを特徴とする
絶縁液体評価装置。 - 【請求項3】 第2の膨張収縮吸収手段が、同軸上の互
いに径の異なる円筒状の2個のベローズ式容器にてな
り、小径ベローズ式容器内をタンクと連通して絶縁液体
を導入し、大径および小径ベローズ式容器間の空間を操
作手段と連通して流体を導入し、または、上記大径およ
び小径ベローズ式容器間の空間を上記タンクと連通して
上記絶縁流体を導入し、上記小径ベローズ式容器内を上
記操作手段と連通して上記流体を導入し、上記操作手段
からの流体の圧力を調整することにより、上記小径また
は大径および小径ベローズ式容器間内の上記絶縁流体を
上記タンクに送出することを特徴とする請求項2に記載
の絶縁液体評価装置。 - 【請求項4】 測定手段として、絶縁流体に静電気を発
生させて検出する静電気発生部材を備えたことを特徴と
する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の絶縁液
体評価装置。 - 【請求項5】 測定手段として、絶縁流体の電気特性を
測定するための液体電極を備えたことを特徴とする請求
項1ないし請求項4のいずれかに記載の絶縁液体評価装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10160717A JPH11354331A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 絶縁液体評価装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10160717A JPH11354331A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 絶縁液体評価装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11354331A true JPH11354331A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=15720958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10160717A Pending JPH11354331A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 絶縁液体評価装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11354331A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010027908A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Mitsubishi Electric Corp | 油入電気機器状態分析装置および油入電気機器状態分析方法 |
JP2010073984A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-02 | Toshiba Corp | 静止誘導電気機器の部分放電診断装置 |
CN104020401A (zh) * | 2014-06-17 | 2014-09-03 | 国家电网公司 | 基于云模型理论的变压器绝缘热老化状态的评估方法 |
CN112285510A (zh) * | 2020-11-30 | 2021-01-29 | 海南电网有限责任公司电力科学研究院 | 一种变压器放电实验装置 |
-
1998
- 1998-06-09 JP JP10160717A patent/JPH11354331A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010027908A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Mitsubishi Electric Corp | 油入電気機器状態分析装置および油入電気機器状態分析方法 |
JP2010073984A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-02 | Toshiba Corp | 静止誘導電気機器の部分放電診断装置 |
CN104020401A (zh) * | 2014-06-17 | 2014-09-03 | 国家电网公司 | 基于云模型理论的变压器绝缘热老化状态的评估方法 |
CN112285510A (zh) * | 2020-11-30 | 2021-01-29 | 海南电网有限责任公司电力科学研究院 | 一种变压器放电实验装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040127 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040203 |