JPH1135427A - 養毛料 - Google Patents

養毛料

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JPH1135427A
JPH1135427A JP9159264A JP15926497A JPH1135427A JP H1135427 A JPH1135427 A JP H1135427A JP 9159264 A JP9159264 A JP 9159264A JP 15926497 A JP15926497 A JP 15926497A JP H1135427 A JPH1135427 A JP H1135427A
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group
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hair
formula
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JP9159264A
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English (en)
Inventor
Tsunao Magara
綱夫 真柄
Yoshiharu Tsuji
善春 辻
Chika Hanzawa
千加 榛沢
Yosuke Nakazawa
陽介 中沢
Eriko Takeoka
永里子 武岡
Masahiro Tajima
正裕 田島
Masazumi Watanabe
正純 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱毛防止効果、養毛効果に優れまた、ふけ、
かゆみ防止効果にも優れた養毛料の提供。 【解決手段】 有効成分として、下記一般式で表わされ
る脂質誘導体の少なくとも1種を含んでなる養毛料。 【化1】 式中、R1、R2、R3、R4およびYは特定の有機基を示
し、aおよびbは、0または1を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有効成分として、
特定の脂質誘導体を含んでなる養毛料に関する。本発明
の養毛料は、特に医薬品、医薬部外品および化粧品から
選ばれる少なくとも1種の技術分野での使用が意図され
ている。
【0002】
【従来の技術】従来より、禿や脱毛の原因としては、毛
根、皮脂腺等の器官における男性ホルモンの活性化、毛
包への血流量の低下、皮脂の分泌過剰、過酸化物の生成
等による頭皮の異常等が考えられている。このため従来
の養毛料には、前記の原因を取り除いたり、または、軽
減する作用を持つ化合物または組成物が一般に配合され
ている。
【0003】これらの化合物または組成物としては、例
えば、ビタミンB群、ビタミンE群等のビタミン類、セ
リン、メチオニン等のアミノ酸類、センブリエキス、ニ
コチン酸ベンジル、アセチルコリン誘導体などの血管拡
張剤、紫根エキス、ヒノキチオール等の抗炎症剤、エス
トラジオールなどの女性ホルモン剤、セフアランチンな
どの皮膚機能亢進剤などが挙げられる。そして、それら
の一部は、現に、脱毛症の予防および治療に用いられて
いるものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ように種々の試みがなされているにもかかわらず、従来
の養毛剤ではその脱毛防止、発毛効果等の養毛作用は必
ずしも充分なものではなかつた。これはおそらく、脱毛
の原因がさまざまであり、また発毛の機構も非常に複雑
であるためと考えられている。
【0005】従つて、優れた脱毛防止及び養毛効果を有
し、かつふけやかゆみを防止する効果を有する養毛料を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく、多種多様の化合物および組成物の養毛効
果について、検討してきたところ、それ自体殆どが既知
の化合物である脂質誘導体(特公平7−45454号お
よび特開平7−70045号公報ならびに欧州特許出願
公開第301751号、同第142333号、同第25
4540号および国際公開第89/07100号明細書
参照)が、強力な養毛効果を有することを見い出した。
【0007】従つて、本発明によれば、有効成分とし
て、下記一般式(I)で表される化合物またはその塩の
少なくとも1種を含んでなる養毛料が提供される。
【0008】一般式(I):
【0009】
【化4】
【0010】式中、R1およびR2は独立して、置換され
ていてもよい、C1-30の炭化水素基または酸素、硫黄お
よび窒素原子から選ばれるヘテロ原子を1〜4個含む5
もしくは6員環の複素環を示し、R3およびR4は独立し
て、水素、水酸基またはC1-4のアルコキシ基を示し、
Yは置換されていてもよいイミノ基を示し、aは0また
は1を示し、そしてbは0または1を示す。
【0011】なお、式(I)の化合物は、R3およびR4
が結合する炭素原子が不斉を有する場合、あるいは基R
1およびR2のいずれかに不斉炭素が存在する場合には、
それぞれの光学活性体またはそれらの混合物であること
ができる。
【0012】上記R1およびR2は、より具体的には置換
されていてもよい、C1-30のアルキル基、C3-8のシク
ロアルキル基、C2-10のアルケニル基、C2-10のアルキ
ニル基、C3-10のシクロアルケニル基、C6-14のアリー
ル基またはC7-16のアラルキル基であり、置換されてい
る場合の置換基はC3-8のシクロアルキル、水酸基、オ
キソ、チオキソ、シアノ、カルバモイル、カルボキシ、
1-4のアルコキシカルボニル、スルホニル、ハロゲ
ン、C1-4のアルコキシ、フエノキシ、ハロゲノフエノ
キシ、C1-4のアルキルチオ、フエニルチオ、C1-4のア
ルキルスルフイニル、C1-4のアルキルスルホニル、ア
ミノ、C1-6のアシルアミノ、C1- 30のアルキルアミ
ノ、ジ−C1-4のアルキルアミノ、これらのアミノもし
くは置換アミノの4級化されたいずれかの基、C1-4
アシルおよびベンゾイルならびに、酸素、硫黄および窒
素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5ま
たは6員の置換されていてもよい複素環基(置換されて
いる場合の置換基は、ハロゲン、C1-4のアルキルおよ
びハロゲノフエノキシから選ばれ、そして1ないし4個
存在することができる)、ならびにC1-10のハロアルキ
ル基からなる群より選ばれ、そして上記炭化水素基の置
換可能な位置に1ないし5個存在することができ、また
上記置換基の内、シクロアルキル基、シクロアルケニル
基、アリール基またはアラルキル基である場合には、環
上の置換可能な位置にさらにC1-4のアルキル基が1な
いし4個置換していてもよい。
【0013】上記式(I)の化合物のうち、R3および
4が結合する炭素原子が不斉を有する場合には、これ
らの化合物は、R−およびS−配位の2種の立体異性体
が存在するが、その各々、そのラセミ体およびそれらの
混合物のいずれも、本発明に従う有効成分として使用で
きる化合物に包含される。本願発明では、上記立体異性
体の混合物に限られず、R1、R2、R3、R4、aおよび
bの定義が少なくとも1つ異なる2種以上の化合物を組
み合わせて使用することもできる。
【0014】上記式(I)の化合物は、就中、頭皮への
施用により、脱毛防止および発毛促進効果を示すととも
に、ふけの発生やかゆみを抑制する効果を奏する。本明
細書では、これらの効果を奏する組成物を養毛料と総称
している。
【0015】本発明の養毛料に有効成分として含められ
る式(I)の化合物について、以下、より具体的に説明
する。
【0016】式(I)の基R1は、置換されていてもよ
いC1-30のアルキル基、例えば、メチル、エチル、ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニ
ル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テト
ラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシ
ル、オクタデシル、ノナデシル、イコシル、ヘニコシ
ル、ドコシル、トリコシル、テトラコシル、ペンタコシ
ル、ヘキサコシル、ヘプタコシル、オクタコシル、ノナ
コシル、トリアコンチル等の直鎖アルキル、イソプロピ
ル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、2−メチル
ペンチル、3−メチルペンチル、4−イソカプリル、4
−エチルペンチル、6−メチルデシル、9−メチルデシ
ル、6−エチルノニル、5−プロピルオクチル、11−
メチルドデシル、12−メチルドデシル、4−メチルテ
トラデシル、13−メチルテトラデシル、14−エチル
エキサデシル、10−メチルオクタデシル、15−エチ
ルペンタデシル、10−メチルドコシル、2−ペンチル
オクタデシル、22−メチルトリコシル、12−ヘキシ
ルオクタデシル、6−メチルテトラコシル、24−メチ
ルヘプタコシル、2−デシルヘキサデシル、2−ノニル
オクタデシル、2−ドデシルオクタデシル、3−メチル
テトラコシル、3−メチルトリコシル等の分岐アルキル
基が挙げられる。
【0017】これらのうち、R1は、好ましくは、置換
されていてもよいC6-22の直鎖または分岐アルキル基で
あり、より好ましくはC8-20の直鎖または分岐アルキル
基である。また、置換される場合の置換基については後
述するが、例えば、置換基がω位に置換したC3-8のシ
クロアルキル基であるときは、上記アルキル基はC6-14
の直鎖アルキル基であることが好ましい。
【0018】R1がC3-8のシクロアルキル基の例として
は、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル
等が挙げられる。R1がC2-10のアルケニル基の例とし
ては、ビニル、アリル、2−メチルアリル、2−ブテニ
ル、3−ブテニル、3−オクテニル、2−ノネニル、4
−デセニル等が挙げられる。R1がC2-10のアルキニル
基の例としては、エチニル、2−プロピニル、3−ヘキ
シニル等が挙げられる。R1がC3-10のシクロアルケニ
ル基の例としては、シクロプロペニル、シクロペンテニ
ル、シクロヘキセニル等が挙げられる。
【0019】R1がC6-14のアリール基の例としては、
フエニル、ナフチル等が挙げられ、C7-16のアラルキル
基の例としては、ベンジル、フエニルエチル等が挙げら
れる。
【0020】以上のR1で表わされる基は、それらの炭
素鎖中または炭素環中の任意の置換可能な位置に置換基
を複数個例えば1ないし5個もつことができる。置換基
の具体的なものとしては、C3-8のシクロアルキル、水
酸基、オキソ、チオキソ、シアノ、カルバモイル、カル
ボキシ、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル等のC1-4のアルコキシカルボニル、スルホニル、例
えばフツ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン、例えば
メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブ
トキシ、イソブトキシ、s−ブトキシ、t−ブトキシ等
のC1-4アルコキシ、フエノキシ、例えばo−、m−、
またはp−クロロフエノキシ、o−、m−、またはp−
ブロモフエノキシ等のハロゲノフエノキシ、例えばメチ
ルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、イソプロピル
チオ、n−ブチルチオ、t−ブチルチオ等のC1-4の低
級アルキルチオ、フエニルチオ、例えばメチルスルフイ
ニル、エチルスルフイニル等のC1-4のアルキルスルフ
イニル、例えばメチルスルホニル、エチルスルホニル等
のC1-4のアルキルスルホニル、例えばジフルオロメチ
ル、トリフルオロメチル、トリフルオロエチル、トリク
ロロエチル等のC1-10のハロアルキル等が挙げられる。
【0021】また、かかる置換基の他の具体的なものと
しては、アミノ、例えばアセチルアミノ、プロピオニル
アミノ等のC1-6のアシルアミノ、メチルアミノ、エチ
ルアミノ、n−プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、
n−ブチルアミノ、イソブチルアミノ、s−ブチルアミ
ノ、t−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、ヘキシルアミ
ノ、ヘプチルアミノ、オクチルアミノ、ノニルアミノ、
デシルアミノ、ウンデシルアミノ、ドデシルアミノ、ト
リデシルアミノ、テトラデシルアミノ、ペンタデシルア
ミノ、ヘキサデシルアミノ、ヘプタデシルアミノ、オク
タデシルアミノ、ノナデシルアミノ、イコシルアミノ、
ヘニコシルアミノ、ドコシルアミノ、トリコシルアミ
ノ、テトラコシルアミノ、ペンタコシルアミノ、ヘキサ
コシルアミノ、ヘプタコシルアミノ、オクタコシルアミ
ノ、ノナコシルアミノ、トリアコンチルアミノ、等のC
1-30のアルキルアミノ、例えばジメチルアミノ、ジエチ
ルアミノ、N−メチル−N−エチルアミノ、N−メチル
−N−プロピルアミノ等のジ−C1-4アルキルアミノ、
例えばホルミル、アセチル等のC1-4のアシル、ベンゾ
イルが挙げられる。
【0022】またさらに、かかる置換基の他の具体的な
ものとしては、酸素、硫黄および窒素原子から選ばれる
ヘテロ原子を1ないし4個含む5または6員の置換され
ていてもよい複素環基、例えばピロリジル、ピペリジ
ル、モルホリノ、2−または3−チエニル、2−または
3−フリル、3−、4−又は5−ピラゾリル、2−、4
−、又は5−チアゾリル、3−、4−、または5−イソ
チアゾリル、2−、4−または5−オキサゾリル、3
−、4−、または5−イソキサゾリル、2−、4−また
は5−イミダゾリル、1、2、3−または1、2、4−
トリアゾリル,1Hまたは2H−テトラゾリル、2−、
3−または4−ピリジル、2−、4−または5−ピリミ
ジル、3−又は4−ピリダジニル、キノリル、イソキノ
リル、インドリル等が挙げられ、これらの複素環基は、
1ないし4個の置換基を有していてもよく、置換基の具
体的なものとしては、例えばフツ素、塩素、臭素等のハ
ロゲン、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル等のC1-4のアルキル及び例えばo−、m−、または
p−クロロフエノキシ、o−、m−、またはp−ブロモ
フエノキシ等のハロゲノフエノキシ等、が挙げられる。
【0023】なお、R1が前述のシクロアルキル、シク
ロアルケニル、アリールまたはアラルキル基であつて、
置換されている場合は、本発明の目的に沿う限り、上記
いずれの置換基を有していてもよいが、好ましくは、例
えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル
等のC1-4のアルキル基を置換基として1ないし4個有
していることができる。
【0024】R1、R2で表わされる複素環基は、R1
よびR2で表わされる炭化水素基の置換基として上述し
たような、酸素、硫黄および窒素原子から選ばれるヘテ
ロ原子を1ないし4個含む5または6員の複素環基が挙
げられ、より好ましくは2−,3−または4−ピリジル
およびピペリジルなどを挙げることができる。
【0025】式(I)のR2は、上記R1に定義したとお
りの基であることができるが、好ましくは、R2は式
【0026】
【化5】
【0027】[式中、R5およびR6は独立して、水素ま
たは置換されていてもよいC1-5のアルキル基である
か、あるいはR5およびR6は、それらが結合する窒素原
子と一緒になつて、含窒素複素環(例えば5または6員
環)基を形成する残基を示し、そしてnは1〜10の整
数を示す]の基であることができる。C1-5のアルキル
基の具体的なものについては、R1がアルキル基である
場合の例示化合物と同様である。
【0028】Yが置換されていてもよいイミノ基である
場合、Yとしては例えば式
【0029】
【化6】
【0030】[式中、R7は水素、置換されていてもよ
いアルキル、アシル、フエノキシカルボニル、低級(C
1-5)アルコキシカルボニルまたは置換されていてもよ
いカルバモイルを示す]で表わされる基があげられる。
【0031】上記式中、R7で示されるアルキル基とし
ては例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチ
ルなどの炭素数1〜5程度のアルキル基があげられ、該
アルキル基は、例えばカルボキシル、低級(C1-5)ア
ルコキシカルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキ
シカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボ
ニル、ペントキシカルボニル)などで置換されていても
よい。
【0032】R7で示されるアシル基としてはたとえ
ば、C1-5程度の低級アルカノイル(例、ホルミル、ア
セチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレ
リル、イソバレリル)、ベンゾイルなどがあげられる。
7で示されるフエノキシカルボニル、低級(C1-5)ア
ルコキシカルボニルとしてはたとえば、メトキシカルボ
ニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブ
トキシカルボニル、ペントキシカルボニルなどがあげら
れる。R7で示される置換されていてもよいカルバモイ
ル基としては例えば、カルバモイル、低級(C1-5)ア
ルキルカルバモイル(例、メチルカルバモイル、エチル
カルバモイル、プロピルカルバモイル、ブチルカルバモ
イル)、ジ−低級(C1-5)アルキルカルバモイル
(例、ジメチルカルバモイル、メチルエチルカルバモイ
ル、ジエチルカルバモイル、メチルプロピルカルバモイ
ル)、3〜7員の環状アミノカルボニル[例、(アジリ
ジン−1−イル)カルボニル、(アゼチジン−1−イ
ル)カルボニル、(ピロリジン−1−イル)カルボニ
ル、ピペリジノカルボニル、(パーヒドロアゼピン−1
−イル)カルボニル、(ピペラジン−1−イル)カルボ
ニル、モルホリノカルボニル、チオモルホリノカルボニ
ル]などがあげられる。
【0033】また、R7はR2で示される置換されていて
もよい炭化水素基が式
【0034】
【化7】
【0035】[式中、R5、R6およびnは前記と同意
義]で表わされる基である場合、R5もしくはR6と連結
してアルケニレン、アルキレンを形成してもよく、該ア
ルケニレン、アルキレン橋としては例えば、メチレン、
エチレン、トリメチレン、テトラメチレン、ビニレン、
プロペニレンなどのC1-4程度の低級アルケニレン、ア
ルキレン橋があげられ、これらの基は置換可能な位置
に、例えばオキソなどの置換基を1個または2個有して
いてもよい。置換されたアルキレン、アルケニレンとし
ては例えば、1−オキソエチレン、3−オキソプロペニ
レン、1,2−ジオキソエチレンなどがあげられる。こ
の場合、Y−R2で表わされる基として具体的には
【0036】
【化8】
【0037】などがあげられる。
【0038】Yが置換されたイミノ基の場合、低級アル
カノイルで置換されたイミノ基が好ましい。Yは置換さ
れていないイミノ基(−NH−)がより好ましい。
【0039】式(I)のR3およびR4は、独立して、水
素、水酸基または、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、
ブトキシ等のC1-4のアルコキシ基を表す。
【0040】式(I)のa及びbは、独立して、0また
は1を表わす。従つて、式(I)の化合物は、a及びb
が0のとき、R1及びR2は、それぞれエーテル結合を介
して結合しており、a及びbが1のとき、R1はオキシ
カルバモイル(−OCONH−)結合を、R2は−OC
OY−をそれぞれ介して結合している。また、aまたは
bのいずれか一方が0であり、そして他が1である場合
の化合物も、式(I)の化合物に包含され、本発明で使
用できる。
【0041】式(I)の化合物が、アミノ基、イミノ
基、等の塩基性基を有する場合には、式(I)の化合物
は酸付加塩であることができる。このような塩として
は、薬理学的に許容される無機酸塩、例えばハロゲン化
水素塩、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩など;硫酸塩;硝
酸塩;リン酸塩等;または有機酸塩、例えば酢酸塩、プ
ロピオン酸塩、ヒドロキシ酢酸塩、2−ヒドロキシプロ
ピオン酸塩、2−オキソプロピオン酸塩、シユウ酸塩、
マロン酸塩、コハク酸塩、メタンスルホン酸塩、エタン
スルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、4−メチルベン
ゼンスルホン酸塩、2−ヒドロキシ安息香酸塩が挙げら
れる。
【0042】また、式(I)の化合物がカルボキシ基を
有する場合には、そのアンモニウム塩、アルカリ金属
塩、例えばリチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等、
有機塩基との塩、例えばアルギニン塩、リジン塩等のア
ミノ酸との塩等としても使用できる。
【0043】以上の式(I)の化合物およびそれらの塩
のうち、本発明で有利に使用できるものとしては、限定
されるものでないが、次の表Iによつて示される化合物
を挙げることができる。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】
【表4】
【0048】以上に示した式(I)の化合物は、上述し
たように特公平7−45454号および特開平7−70
045号公報に大部分が開示されており、該公報または
特開平1−104036号公報、あるいは欧州特許出願
公開第142333号、同第254540号または国際
公開第89/07100号明細書に記載された方法また
はそれらの変法によつて製造することができる。
【0049】すなわち、上記公知方法を用い、例えば、
化合物(I)またはその塩はたとえば次のような方法に
よつて製造することができる。
【0050】A) 式(I)中R2
【0051】
【化9】
【0052】[式中、mは1〜30の正数を示し、他の
記号は前記と同意義]で表される場合には、式
【0053】
【化10】
【0054】[式中、Q1は窒素と容易に置換する基
(例、塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン、O-Tosyl、O
-Mesyl 基など)を示し、他の記号は前記と同意義]で
表わされる化合物(II)と置換されていてもよいアミ
ン(III)または含窒素環状化合物(IV)を反応さ
せて化合物(I)を得る。化合物(II)と(III)
または(IV)との反応は化合物(II)に対し、化合
物(III)または(IV)を1当量ないし大過剰加
え、0〜+200℃で溶媒の存在下もしくは無溶媒下に
行うことができる。溶媒としてはトルエン、ベンゼン、
エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフランなどがあげ
られ、また化合物(III)または(IV)自体を溶媒
として用いることもできる。加熱下においては、封管中
で反応を行つてもよい。
【0055】また、式
【0056】
【化11】
【0057】[式中、R10は低級(C1-4)アルキル
を、R5′は結合手またはC1-28アルキレンを示し、他
の記号は前記と同意義]で表わされる化合物(IIa)
をそれ自体公知の方法で式
【0058】
【化12】
【0059】[式中、各記号は前記と同意義]で表わさ
れる化合物(IIb)に導いた後、化合物(IIb)と
(III)または(IV)を、化合物(II)と(II
I)または(IV)の反応に準じて反応させることによ
り式
【0060】
【化13】
【0061】[式中、Zは置換されていてもよいイミノ
または含窒素複素環を示し、他の記号は前記と同意義]
で表わされる化合物を得ることもできる。
【0062】B) 式(I)中bが1の場合
【0063】
【化14】
【0064】[式中、Q2はカルボニル基を活性化する
基(例、ハロゲン(例、塩素)、フエノキシなど)を示
し、他の記号は前記と同意義]で表わされる化合物に、
式 HY−R2 (VI) [式中、各記号は前記と同じ]で表わされる化合物を反
応させて化合物(I)を得る。化合物(V)と(VI)
の反応は、溶媒の存在下もしくは無溶媒下、−10〜+
150℃で行うことができる。溶媒としてはトルエン、
ベンゼン、エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、クロロホルムなどを用いることができ、反応を促進
するため、トリエチルアミン、ピリジンなどの塩基を加
えてもよい。また化合物(VI)を前記の溶媒中で、水
素化ナトリウムやn−ブチルリチウムなどと反応させ、
金属塩に変えた後、化合物(V)と反応させてもよい。
【0065】C) 式
【0066】
【化15】
【0067】[式中、各記号は前記と同意義]で表わさ
れる化合物に、式
【0068】
【化16】
【0069】[式中、Q3はカルボニル基を活性化する
基(例、ハロゲン(例、塩素)、フエノキシなど)を示
し、他は前記と同意義]で表わされる化合物を反応させ
て化合物(I)を得る。化合物(VII)と(VII
I)の反応はB)における化合物(V)と(VI)の反
応に準じておこなうことができる。
【0070】D) 式 O=C=N−R (IX) [式中、略号は前記と同じ]で表わされる化合物に、式
(VII)で表わされる化合物を反応させて(I)(Y
=NH)の化合物を得る。反応は化合物(VII)と
(VIII)の反応に準じて行うことができる。
【0071】化合物(IX)は例えば式H2N−R2
(X) [式中、記号は前記と同意義]で表わされる化合
物にジホスゲンを無溶媒あるいは塩化メチレン、クロロ
ホルム、ベンゼン、テトラヒドロフラン、トルエンなど
の不活性溶媒中、−20〜+120℃で反応させること
により、または式HOOC−R2 (XI) [式中、記
号は前記と同意義]で表わされる化合物にDPPAをク
ロロホルム、トルエン、ベンゼン、ジクロロメタン、テ
トラヒドロフランなどの溶媒中トリエチルアミン、トリ
ブチルアミンなどの三級アミンの存在下、0〜+150
℃にて反応後、さらにピリジンなどの三級アミンの存在
下、0〜+150℃で反応させることにより容易に合成
することができる。
【0072】式(Ia)中、Zで示される基の中に含ま
れる窒素原子が、1級、2級である化合物を、例えばア
ルキルハライドと反応させることにより、式(Ia)
中、Zで示される基の中に含まれる窒素原子が2級、3
級、である化合物を得ることもできる。この反応はエー
テル、クロロホルム、テトラハイドロフラン、ベンゼ
ン、トルエンなどの溶媒中、等量ないし大過剰のアルキ
ルハライドの存在下、0°〜+150℃に保つことによ
つて進行する。
【0073】式(I)中、aが0でR1が水素である化
合物をアルキルイソシアネートと反応させることによ
り、式(I)(a=0)中、R1がアルキルカルバモイ
ルである化合物を得ることもできる。反応は化合物
(V)と(VI)の反応に準じて行うことができる。
【0074】式(II)により表される出発原料のう
ち、代表的な化合物(II′)はたとえば次に示す反応
式に従つて製造することができる。
【0075】
【化17】
【0076】
【化18】
【0077】上記式中、Q1′はトシルまたはメシルを
示し、THPはテトラヒドロピラン−2−イルを示し、
4、Q5はハロゲン(例、クロル、ブロム、ヨード)、
O-Tosyl、O-Mesyl を示す。他の記号は前記と同意義。
【0078】この方法は式 化合物(V)および(VIII)は、化合物(VII)
および(VI)にたとえばクロロ炭酸フエニル、ホスゲ
ン、ジホスゲンを反応させてそれぞれ合成できる。
【0079】
【化19】
【0080】[式中、R3′はアルコキシまたはアラル
キルオキシを示し、他の記号は前記と同意義]で表わさ
れる化合物(VII′)は、例えば次の反応式に従つて
製造できる。
【0081】
【化20】
【0082】[式中、Phはフェニル基であり、その他
の記号は前記と同意義]
【0083】
【化21】
【0084】[式中の記号は前記と同意義]である化合
物(I′)は、例えば次のようにして合成することがで
きる。
【0085】式
【0086】
【化22】
【0087】[式中、Rはベンゼンスルホニル、低級ア
ルキルベンゼンスルホニルまたは低級アルカンスルホニ
ルを示し、他の記号は前記と同意義]化合物(XXV
I)は、化合物(XXV)とスルホン酸ハライドを適当
な無水溶媒中(例、ベンゼン、トルエン、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、ピリジンなどまたはそれらの混合
物)、適当な酸捕捉性塩基(例、トリエチルアミン、ピ
リジンなどの第3級アミン類)の存在下に、−20℃〜
+100℃、好ましくは−10℃〜+50℃で反応させ
ることにより得ることができる。用いられるスルホン酸
ハライドとしては、例えばベンゼンスルホニルハライド
(例、ベンゼンスルホニルクロリド)、低級(C1-4
アルキルベンゼンスルホニルハライド(例、トルエンス
ルホニルクロリド)、低級(C1-4)アルカンスルホニ
ルクロリド(例、メタンスルホニルクロリド)があげら
れる。
【0088】化合物(Ib)は化合物(XXVI)とア
ミン(III)
【0089】
【化23】
【0090】を反応させることによつて得ることができ
る。該反応は過剰のアミン中または適当な溶媒中(例、
水、メタノール、エタノール、ベンゼン、トルエン、テ
トラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドなどまたはそ
れらの混合物)、−20〜+150℃、好ましくは0℃
〜80℃で行われる。また、必要により封管中、常温ま
たは加温下に反応を行うこともできる。
【0091】また、前記化合物(Ib)は以下に示す反
応によつても製造することができる。
【0092】
【化24】
【0093】[式中、記号は前記と同意義、またQはハ
ロゲンを示す]化合物(XXVIII)は化合物(XX
VII)と式 Q(CH2)mQ で示されるジハロアルカンと反応させることにより得る
ことができる。該反応は無溶媒または適当な溶媒(例、
ベンゼン、トルエン、ヘキサン、ジオキサン、テトラヒ
ドロフランなど)中、強塩基(例、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムなどまたはそれらの水溶液)の存在下
に、含水条件下では好ましくは相間移動触媒(例、セチ
ルトリメチルアンモニウムクロリド、ベンジルトリメチ
ルアンモニウムクロリドなど)の存在下に−20〜+1
50℃、好ましくは+20℃〜+100℃で行なわれ
る。
【0094】さらに、化合物(Ib)は化合物(XXV
III)と式
【0095】
【化25】
【0096】[式中、各記号は前記と同意義]で示され
るアミン(III)とを反応させることによつて得るこ
とができる。該反応は過剰のアミン中、または適当な溶
媒(例、水、メタノール、エタノール、ベンゼン、トル
エン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドなど
またはそれらの混合物)中、−20〜+150℃、好ま
しくは0〜+80℃で行われる。また、必要により封管
中、常温または加温下に反応を行なうこともできる。
【0097】なお、前記原料化合物(XXV)は例えば
3またはR4のいずれか一方がHであり、他方がアルコ
キシである化合物の場合を具体的に挙げて、以下に示す
反応により製造することができる。
【0098】
【化26】
【0099】[式中、Trはトリチルを示し、他の記号
は前記と同意義]合成原料である化合物(XXIX)は
アルカリ存在下、一般式 R1OH (R1は前記と同意義) で示されるアルコールとエピクロロヒドリンとの反応に
よつて容易に得られる。化合物(XXX)は化合物(X
XIX)と式 HO(CH2)mOH [式中、記号は前記と同意義]で示されるジオールとを
反応させることにより得ることができる。該反応は、適
当な溶媒(例、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシドなどまたはそれらの混合物)中、強
塩基(例、水素化ナトリウム)の存在下に、−20〜+
150℃、好ましくは室温から溶媒の還流温度で行なわ
れる。
【0100】化合物(XXX)→化合物(XXXI)の
反応は化合物(XXX)のトリチル化反応であり、トリ
チルクロリドを用い、適当な溶媒中(ベンゼン、トルエ
ン、ジクロロメタン、クロロホルム、ピリジンなど)、
適当な酸捕捉性塩基(例、トリエチルアミン、ピリジン
などの第3級アミン類)の存在下に、−20〜+150
℃、好ましくは0℃〜+120℃で行うことができる。
【0101】化合物(XXXI)→化合物(XXXI
I)の反応は化合物(XXXI)のアルキル化反応であ
る。用いられるアルキル化剤としてはアルキルハライド
[R3″−hal(halはハロゲンを示す)]、p−
トルエンスルホン酸アルキル
【0102】
【化27】
【0103】などがあげられる。該反応は塩基(例、水
素化ナトリウム、苛性ソーダ水溶液など)の存在下、適
当な溶媒中(ベンゼン、トルエン、ヘキサン、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキサイドなどまたはそれらの混合物)、含水
条件下では好ましくは相間移動触媒(例、前記と同じ)
の存在下に、−20〜+150℃、好ましくは0℃〜+
100℃で行われる。化合物(XXV)は化合物(XX
XII)に酸(例、塩酸、トリフロロ酢酸、パラトルエ
ンスルホン酸など)を適当な含水溶媒中(メタノール、
エタノール、ジオキサンなどまたはそれらの混合物)1
0℃から加熱還流下、または塩化水素をクロロホルム中
−10〜+10℃、好ましくは0℃付近で、さらに含水
酢酸中+30℃から加熱還流下でも得ることができる。
【0104】また、化合物(XXV)は以下に示す反応
によつても製造することができる。
【0105】
【化28】
【0106】[式中、各記号は前記と同意義]化合物
(XXXIII)→化合物(XXXIV)の反応は化合
物(XXV)→化合物(XXVI)の反応と同様に、ま
た化合物(XXV)は化合物(XXXIV)にジオール
を反応させることによつて製造することができる。
【0107】該反応は適当な溶媒中(例、ジメチルスル
ホキシド、ジメチルホルムアミド、ベンゼン、トルエ
ン、ヘキサン、ジオキサン、テトラヒドロフランな
ど)、強塩基(例、水素化ナトリウム、苛性ソーダ、苛
性カリなどまたはそれらの水溶液)の存在下に、含水条
件下では好ましくは相間移動触媒(例、セチルトリメチ
ルアンモニウムクロリド、ベンジルトリメチルアンモニ
ウムクロリドなど)の存在下に−20〜+150℃、好
ましくは+20℃〜+100℃で行なわれる。
【0108】本発明に従う養毛料には、式(I)の化合
物(脂質誘導体と称する場合あり)のほかに、通常養毛
料に用いられる汎用成分、例えばセンブリ抽出液、ニン
ジン抽出液等の植物抽出エキス、ビタミンB6、ビタミ
ンE及びその誘導体、ビオチン等のビタミン類、パント
テン酸及びその誘導体、グリチルリチン酸及びその誘導
体、グリチルレチン酸及びその誘導体、ニコチン酸ベン
ジルなどのニコチン酸エステル類、サイクロスポリン
類、塩化カルプロニウム、セフアランチン、オキセンド
ロン、ジアゾキシド、ミノキシジル、エチニルエストラ
ジオール等の発毛剤又は発毛助剤;ヒノキチオール、ヘ
キサクロロフエン、フエノール、イソプロピルメチルフ
エノール、ベンザルコニウムクロリド、セチルピリジニ
ウムクロリド、ウンデシレン酸、トリクロロカルバニリ
ドおよびビチオノール等の抗菌剤;メントール、ユーカ
リ油等の清涼剤、サリチル酸、亜鉛およびその誘導体、
乳酸およびそのアルキルエステルなどの薬剤;クエン
酸、コハク酸、リンゴ酸等の有機酸類;アルギニン等の
アミノ酸類;シリコーン油、オリーブ油、スクワラン、
流動パラフイン、イソプロピルミリステート等の高級脂
肪酸エステル、ステアリン酸等の高級脂肪酸、セタノー
ル等の高級アルコール等の油分;グリセリン、プロピレ
ングリコール、1,3−ブチレングリコール等の多価ア
ルコール;アルキル硫酸塩、硬化ヒマシ油エチレンオキ
シド付加物、ココイルメチルタウリン塩、ポリオキシエ
チレンアルコールエーテル、脂肪酸ジエタノールアミ
ド、エチレングリコール脂肪酸エステル、ステアリルト
リメチルアンモニウム塩、ソルビタンモノオレエート等
の界面活性剤;香料;酸化防止剤;エデト酸およびその
塩;紫外線吸収剤;色素;エタノール;水;保湿剤;増
粘剤;防腐剤等が本発明の効果を損なわない範囲で適宜
配合することができる。
【0109】本発明の養毛料は、ローション状、液状、
乳液、軟膏、クリーム、ゲル、エアゾール等外皮に適用
できる剤型のものであればいずれでもよく、トニツク、
コンデイシヨナー、スカルプトリートメント、シャンプ
ー、リンス等の形態で用いられる。当業者であれば、下
記の試験方法および評価方法に従つて、最適の組み合わ
せ、剤形を選ぶことができるであろう。
【0110】一般式(I)で表される化合物はヒトに対
して毒性が極めて低いので、ヒトに安全な養毛料を提供
できる。
【0111】本発明の養毛料は皮膚に直接に塗布または
散布する経皮投与による投与方法をとるのが好ましい。
また、本発明の養毛料の投与量は、年齢、個人差、病状
等により変化するので明確には確定できないが、一般に
人に投与する場合、一般式(I)で表される化合物の用
量は体重1kgおよび1日当り0.01〜100mg、
好ましくは0.1〜50mgであり、この量を1日1回
または2〜4回に分けて投与することができる。
【0112】
【実施例】次に実施例をあげて本発明の養毛料の製法お
よび養毛作用をさらに具体的に説明する。本発明はこれ
により限定されるものではない。配合量は重量%であ
る。また、実施例における試験方法及び評価方法は次の
通りである。
【0113】発毛試験 各サンプルについての発毛試験は、毛周期の休止期にあ
るC3H/HeNCrJマウスを用い、小川らの方式
(ノーマル アンド アブノーマル エピダーマルデイフ
アレンシエーシヨン Normal and Abnormal Epidermal D
ifferentiation,M. Seiji および I. A. Bernstein 編
集、第159〜170ページ、1982年、東大出版)
により行つた。
【0114】すなわち、マウスを1群10匹とし、バリ
カンおよびシエーバーでマウスの背部を剃毛し、サンプ
ルの無塗布(対照)およびそれぞれのサンプルを1日1
回、0.1mlずつ塗布した。各サンプルの発毛効果は
マウス背部の発毛部分を測定して面積比によつて比較し
た。評価は各サンプルによる50%発毛率に要する日数
を記録し、対照、必要により比較組成物と対比すること
により行う。なお、測定は18日目、24日目、30日
目、37日目、43日目に行つた。
【0115】例1(本発明)組成物の調製 化合物1の使用
【0116】
【化29】
【0117】0.2gの化合物1、70.0gの95%エ
タノール、28.8gのイオン交換水を混合、撹拌して
溶液組成物を得た。
【0118】例2〜11(本発明) 化合物1に代えて化合物2、化合物4、化合物15、化
合物16、化合物19、化合物20、化合物24、化合
物26、化合物27をそれぞれ使用し、比較組成物とし
て化合物1に代えてクロトンを使用し、例1に従つて各
組成物を調製した。これらの各組成物を用いて発毛試験
を行つた。なお、式(I)の化合物の無添加の組成物を
対照2として示す。
【0119】例1〜11および対照組成物についての発
毛試験の結果を表IIに示す。
【0120】
【表5】
【0121】以上の表IIから明らかなように本発明の
組成物(養毛料)は発毛促進効果に優れている。また、
本発明の組成物は、脱毛防止効果、ならびにふけおよび
かゆみ防止効果も示す。
【0122】調製例1 以下の組成からなるローシヨンを調製した。
【0123】 95%エタノール 50.0 グリチルリチン酸モノアンモニウム 0.1 化合物1 1.0 ラウリル硫酸ナトリウム 0.1 硬化ヒマシ油エチレンオキサイド(40モル)付加物 0.5 コハク酸 適量 香料及び色素 適量 精製水 残部 (製造法)95%エタノールに硬化ヒマシ油エチレンオ
キシド(40モル)付加物および香料を溶解させ、次い
で精製水を添加後他の成分を添加し、撹拌溶解させ、透
明液状のローシヨンを得た。
【0124】調製例2 以下の組成からなるローシヨンを調整した。
【0125】 95%エタノール 90.0 ビタミンEアセテート 0.05 化合物1 0.01 ラウリル硫酸ナトリウム 0.06 プロピレングリコール 0.1 硬化ヒマシ油エチレンオキサイド(40モル)付加物 0.5 乳酸 適量 乳酸ナトリウム 適量 香料及び色素 適量 精製水 残部 (製造法)95%エタノールに硬化ヒマシ油エチレンオ
キシド(40モル)付加物および香料を溶解させ、次い
で精製水を添加後他の成分を添加し、撹拌溶解させ、透
明液状のローシヨンを得た。
【0126】調製例1および2によつて得られた養毛料
は脱毛防止効果および養毛効果に優れ、また、ふけ、か
ゆみ防止効果にも優れていた。
【0127】その他の製剤例 常法により以下の製剤例を製造した。
【0128】製剤例3 ヘアートニツク (1) ヒノキチオール 0.1% (2) センブリエキス 1.0% (3) ビタミンB6 0.2% (4) ビタミンE 0.01% (5) メントール 0.2% (6) サリチル酸 0.1% (7) 化合物2 0.1% (8) 化合物4 0.001% (9) 硬化ヒマシ油エチレンオキサイド(40モル)付加物 0.1% (10) プロピレングリコール 2.0% (11) 75%エタノール 残余製剤例4 ヘアートニツク (1) ヒノキチオール 0.1% (2) センブリエキス 1.0% (3) ビタミンB6 0.2% (4) ビタミンE 0.01% (5) メントール 0.2% (6) サリチル酸 0.1% (7) 化合物3 1.0% (8) 化合物16 0.1% (9) 硬化ヒマシ油エチレンオキサイド(40モル)付加物 0.1% (10) プロピレングリコール 2.0% (11) 75%エタノール 残余製剤例5 ヘアートニツク (1) ヒノキチオール 0.1% (2) センブリエキス 1.0% (3) ビタミンB6 0.2% (4) ビタミンE 0.01% (5) メントール 0.2% (6) サリチル酸 0.1% (7) 化合物16 0.05 (8) 化合物20 0.1% (9) 硬化ヒマシ油エチレンオキサイド(40モル)付加物 0.1% (10) プロピレングリコール 2.0% (11) 75%エタノール 残余製剤例6 ヘアートニツク (1) ヒノキチオール 0.1% (2) センブリエキス 1.0% (3) ビタミンB6 0.2% (4) ビタミンE 0.01% (5) メントール 0.2% (6) サリチル酸 0.1% (7) 化合物1 0.1% (8) 化合物5 1.0% (9) 化合物6 0.5% (10) 化合物7 0.002% (11) 硬化ヒマシ油エチレンオキサイド(40モル)付加物 0.1% (12) プロピレングリコール 2.0% (13) 75%エタノール 残余製剤例7 ヘアートニツク (1) ヒノキチオール 0.1% (2) センブリエキス 1.0% (3) ビタミンB6 0.2% (4) ビタミンE 0.01% (5) メントール 0.2% (6) サリチル酸 0.1% (7) 化合物8 0.01 (8) 硬化ヒマシ油エチレンオキサイド(40モル)付加物 0.1% (9) プロピレングリコール 2.0% (10) 75%エタノール 残余製剤例8 ヘアートニツク (1) ヒノキチオール 0.1% (2) センブリエキス 1.0% (3) ビタミンB6 0.2% (4) ビタミンE 0.01% (5) メントール 0.2% (6) サリチル酸 0.1% (7) 化合物9 0.1% (8) 化合物25 0.05% (9) 硬化ヒマシ油エチレンオキサイド(40モル)付加物 0.1% (10) プロピレングリコール 2.0% (11) 75%エタノール 残余製剤例9 シヤンプー (1) ココイルメチルタウリンナトリウム 2.0% (2) ポリオキシエチレン(8モル)オレイル アルコールエーテル 2.0% (3) ラウリル酸ジエタノールアミド 4.0% (4) エチレングリコール脂肪酸エステル 1.0% (5) グリセリン 0.2% (6) メントール 0.1% (7) 化合物10 0.0001% (8) エデト酸2ナトリウム 0.1% (9) 香料 適量 (10) 精製水 残部製剤例10 シヤンプー (1) ココイルメチルタウリンナトリウム 2.0% (2) ポリオキシエチレン(8モル)オレイル アルコールエーテル 2.0% (3) ラウリル酸ジエタノールアミド 4.0% (4) エチレングリコール脂肪酸エステル 1.0% (5) グリセリン 0.2% (6) メントール 0.1% (7) 化合物2 0.00001% (8) エデト酸2ナトリウム 0.1% (9) 香料 適量 (10) 精製水 残部製剤例11 シヤンプー (1) ココイルメチルタウリンナトリウム 2.0% (2) ポリオキシエチレン(8モル)オレイル アルコールエーテル 2.0% (3) ラウリル酸ジエタノールアミド 4.0% (4) エチレングリコール脂肪酸エステル 1.0% (5) グリセリン 0.2% (6) メントール 0.1% (7) 化合物11 0.001% (8) 化合物16 0.05% (9) エデト2酸ナトリウム 0.1% (10) 香料 適量 (11) 精製水 残部製剤例12 リンス (1) ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド 1.5% (2) シリコーン油 3.0% (3) ポリオキシエチレン(10モル)オレイル アルコールエーテル 1.0% (4) グリセリン 5.0% (5) 化合物1 0.01% (6) 防腐剤 適量 (7) 紫外線吸収剤 適量 (8) 精製水 残部製剤例13 リンス (1) ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド 1.5% (2) シリコーン油 3.0% (3) ポリオキシエチレン(10モル)オレイル アルコールエーテル 1.0% (4) グリセリン 5.0% (5) 化合物12 0.0005% (6) 化合物13 0.001% (7) 防腐剤 適量 (8) 紫外線吸収剤 適量 (9) 精製水 残部製剤例14 リンス (1) ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド 1.5% (2) シリコーン油 3.0% (3) ポリオキシエチレン(10モル)オレイル アルコールエーテル 1.0% (4) グリセリン 5.0% (5) 化合物19 0.01% (6) 化合物22 0.001% (7) 防腐剤 適量 (8) 紫外線吸収剤 適量 (9) 精製水 残部製剤例15 リンス (1) ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド 1.5% (2) シリコーン油 3.0% (3) ポリオキシエチレン(10モル)オレイル アルコールエーテル 1.0% (4) グリセリン 5.0% (5) 化合物14 0.001% (6) 化合物20 0.001% (7) 化合物23 0.005% (8) 防腐剤 適量 (9) 紫外線吸収剤 適量 (10) 精製水 残部製剤例16 スカルプトリートメント (1) 流動パラフン 27.0% (2) ステアリン酸 5.0% (3) セタノール 5.0% (4) ソルビタンモノオレエート 2.0% (5) ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート 3.0% (6) 化合物17 0.01% (7) 化合物24 0.1% (8) 1,3−ブチレングリコール 5.0% (9) 防腐剤 適量 (10) 精製水 残部 成分(5)〜(7)を成分(1)〜(4)に溶解し、8
0度に加熱し均一に溶解した後、30度に冷却し、これ
を30度にした成分(8)〜(10)と混合撹拌して原
液を製造する。得られた原液を噴射剤と共に缶に充填し
て製造した。
【0129】以下同様にして製造した。
【0130】製剤例17 スカルプトリートメント (1) 流動パラフン 27.0% (2) ステアリン酸 5.0% (3) セタノール 5.0% (4) ソルビタンモノオレエート 2.0% (5) 化合物18 0.01% (6) 化合物26 0.1% (7) 1,3−ブチレングリコール 5.0% (8) 防腐剤 適量 (9) 精製水 残部製剤例18 スカルプトリートメント (1) 流動パラフン 27.0% (2) ステアリン酸 5.0% (3) セタノール 5.0% (4) ソルビタンモノオレエート 2.0% (5) ポリオキシエチレンソルビタンモノオレ エート 3.0% (6) 化合物21 0.005% (7) 化合物27 0.05% (8) 1,3−ブチレングリコール 5.0% (9) 防腐剤 適量 (10) 精製水 残部製剤例19 エアゾール (原液処方) (1) ヒノキチオール 0.1% (2) センブリエキス 1.0% (3) ビタミンB6 0.1% (4) ビタミンE 0.01% (5) メントール 0.1% (6) サリチル酸 0.001% (7) 化合物2 0.1% (8) 硬化ヒマシ油エチレンオキサイド(40モル)付加物 0.1% (9) プロピレングリコール 2.0% (10) 75%エタノール 残余 (充填処方) 原液 50.0% ジメチルエーテル 50.0%製剤例20 エアゾール (1) ヒノキチオール 0.1% (2) センブリエキス 0.5% (3) ビタミンB6 0.1% (4) ビタミンEアセテート 0.01% (5) メントール 0.2% (6) ニコチン酸ベンジル 0.05% (7) 化合物16 0.1 (8) 硬化ヒマシ油エチレンオキサイド(40モル)付加物 0.2% (9) プロピレングリコール 1.5% (10) 75%エタノール 残余 (充填処方) 原液 70.0% ジメチルエーテル 30.0%
【0131】
【発明の効果】本発明に従う特定の脂質誘導体を含有す
る養毛料は優れた脱毛防止効果、養毛効果を有し、ま
た、ふけ、かゆみ防止効果にも優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 207/09 C07D 207/09 211/56 211/56 213/40 213/40 213/75 213/75 277/28 277/28 277/34 277/34 295/14 295/14 Z 295/16 295/16 A // C07C 271/20 C07C 271/20 (72)発明者 榛沢 千加 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 中沢 陽介 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 武岡 永里子 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 田島 正裕 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 渡辺 正純 兵庫県川西市清和台西2丁目4番地の54

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有効成分として、下記一般式(I)で表
    される化合物またはその塩の少なくとも1種を含んでな
    る養毛料。 一般式(I): 【化1】 式中、R1およびR2は独立して、置換されていてもよ
    い、C1-30の炭化水素基または酸素、硫黄および窒素原
    子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5または
    6員環の複素環基を示し、 R3およびR4は独立して、水素、水酸基またはC1-4
    アルコキシ基を示し、 Yは置換されていてもよいイミノ基を示し、 aは0または1を示し、そしてbは0または1を示す。
  2. 【請求項2】 R1およびR2が独立して、C1-30のアル
    キル基、C3-8のシクロアルキル基、C2-10のアルケニ
    ル基、C2-10のアルキニル基、C3-10のシクロアルケニ
    ル基、C6-14のアリール基またはC7-16のアラルキル基
    であり、これらの基が置換されている場合の置換基は、
    置換可能な位置に複数個置換されていてもよく、そして
    3-8のシクロアルキル、水酸基、オキソ、チオキソ、
    シアノ、カルバモイル、カルボキシ、C1-4のアルコキ
    シカルボニル、スルホニル、ハロゲン、 C1-4のアルコキシ、フエノキシ、ハロゲノフエノキ
    シ、C1-4のアルキルチオ、フエニルチオ、C1-4のアル
    キルスルフイニル、C1-4のアルキルスルホニル、アミ
    ノ、C1-6のアシルアミノ、C1-30のアルキルアミノ、
    ジ−C1-4のアルキルアミノ、これらのアミノもしくは
    置換アミノの4級化されたいずれかの基、C1-4のアシ
    ルおよびベンゾイル、場合によつて置換されていてもよ
    い、炭素原子以外に酸素、硫黄および窒素原子から選ば
    れるヘテロ原子を1ないし4個含む5または6員環の複
    素環基(置換されている場合の置換基は、ハロゲン、C
    1-4のアルキルおよびハロゲノフエノキシから選ばれ、 そして1ないし4個存在することができる)、ならびに
    1-10のハロアルキル基からなる群より選ばれ、そして
    1ないし5個存在することができ、C3-8のシクロアル
    キル基、C3-10のシクロアルケニル基、C6-14のアリー
    ル基またはC7-16のアラルキル基である場合には、環の
    炭化水素基にC1-4のアルキル基が1ないし4個置換し
    ていてもよい、請求項1記載の養毛料。
  3. 【請求項3】 R2が、式 【化2】 [式中、R5およびR6は独立して、水素または置換され
    ていてもよいC1-5のアルキル基であるか、あるいはR5
    およびR6は、それらが結合する窒素原子と一緒になつ
    て、含窒素複素環基を形成する残基を示し、そしてnは
    1〜10の整数を示す]の基である、請求項1記載の養
    毛料。
  4. 【請求項4】 R1が、ω位でC3-8のシクロアルキル基
    により置換されていてもよいC6-22のアルキル基である
    請求項1〜3のいずれかに記載の養毛料。
  5. 【請求項5】 R1が、ω位でC5-6のシクロアルキル基
    により置換されたC6-14のアルキル基であるか、あるい
    はC8-20のアルキル基であり、 R2が、式 【化3】 [式中、R5'およびR6'は独立して、メチルまたはエチ
    ルであり、n′は2〜6の整数を示す]の基であり、 R3およびR4が独立して、水素またはメトキシであり、 Yがイミノ基(−NH−)であり、そしてaおよびbが
    共に1である、請求項3または4記載の養毛料。
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