JPH11353355A - ぼかしオフセット曲面の作成方法 - Google Patents
ぼかしオフセット曲面の作成方法Info
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- JPH11353355A JPH11353355A JP10316350A JP31635098A JPH11353355A JP H11353355 A JPH11353355 A JP H11353355A JP 10316350 A JP10316350 A JP 10316350A JP 31635098 A JP31635098 A JP 31635098A JP H11353355 A JPH11353355 A JP H11353355A
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Abstract
して作成する際に、手順を簡単にするとともに工数を少
なくすることにある。 【解決手段】 複数の曲面Sa1,Sa2,Sf1,S
f2,Sf3,S1,S2のうちの斜線で示すオフセッ
トさせるべき範囲及び横線で示すぼかすべき範囲の曲面
を切り出す。オフセットさせるべき範囲及びぼかすべき
範囲にそれぞれ含まれる曲面の構成点Pについて、基準
曲線Lgに基づくぼかし及びオフセット処理を行い、そ
のぼかし及びオフセット処理に基づいて新たな曲面を作
成する。
Description
部のパネルの引けや、型の自重によるたわみ、そしてプ
レス荷重によるたわみ等を予め見込んだ型形状を作成す
る目的で、複数曲面からなる型形状データの指定範囲に
対して、その範囲内の元の曲面から滑らかな形状でオフ
セットさせた曲面(以下、「ぼかしオフセット曲面」と
いう。)を一括して作成するために通常のCADシステ
ムで行われる、ぼかしオフセット曲面の作成方法に関す
るものである。
を作成するに際しては、ユーザが単一の機能のコマンド
を複数種類組み合わせて使用することによって対応して
いる。すなわち例えば図14Aに示すように、ぼかしオ
フセットさせるべき部分を、オフセットさせるべき部分
とぼかすべき部分とに分けるとともに、ぼかしオフセッ
トさせるべき範囲を、斜線で示すオフセットさせるべき
範囲と横線で示すぼかすべき範囲とに分け、それらオフ
セットさせるべき範囲及びぼかすべき範囲に対して、オ
フセットさせた曲面(以下、「オフセット曲面」とい
う。)と、そのオフセット曲面とオフセットさせない曲
面との間を繋ぐようにぼかした曲面(以下、「ぼかし曲
面」という。)とをそれぞれ作成することとして、先
ず、曲面S1から、オフセットさせるべき部分を表す曲
面S1’、ぼかすべき部分を表す曲面S1''及びオフセ
ットしない部分を表す曲面S1''' を取り出すととも
に、曲面Sf1及びSf3から、オフセットさせない部
分Sf1’及びSf3’をそれぞれ取り出す。なお、
「オフセットさせない部分」とは、オフセットさせない
だけでなくぼかしもしない部分のことを意味する。
(この曲線は設計に応じて任意に設定することができ
る。)上のオフセット指示位置l1〜l3(これらオフ
セット位置も設計に応じて任意に設定することができ
る。)及びこれらの位置におけるオフセット量d1〜d
3から、オフセットさせるべき部分を表す曲面S1’の
端部(この端部は、曲面S1の端部でもある。)におけ
るオフセット量d4を計算する。
からオフセット量d1及びd4に基づいてオフセット曲
面So1を作成するとともに、曲面S2からオフセット
量d2〜d4に基づいてオフセット曲面So2を作成す
る。次いで、曲面S1''' と曲面So1との間を滑らか
に繋ぐぼかし曲面Sb1を作成する。最後に、曲面Sa
1,Sb1,So1,So2及びSf1’の間を滑らか
に繋ぐぼかし曲面Sb2と、曲面Sa2,Sb1,So
1,So2及びSf3’の間を滑らかに繋ぐぼかし曲面
Sb3とを作成する
従来のぼかしオフセット曲面の作成方法では、曲面ごと
にぼかし及びオフセット処理を行う必要がある。例え
ば、曲面S1についてぼかし及びオフセット処理する場
合、各曲面の両端部におけるオフセット量を知る必要が
あるので、新たにオフセット量d4を計算する必要があ
り、このような作業を、オフセットさせるべき部分を有
する曲面ごとに行う必要がある。従って、図形作成の手
順が複雑となり、多大な工数が必要となる。
載のぼかしオフセット曲面の作成方法は、図形作成の手
順が複雑となり、多大な工数が必要となるという課題を
解決しようとするものである。
曲面の作成方法は、かかるぼかし及びオフセット処理を
良好に行い得るようにするという課題を解決しようとす
るものである。
かしオフセット曲面の作成方法は、このようなぼかしオ
フセット曲面の作成方法を行った後のCAM等における
エラーの発生を回避し得るようにするという課題を解決
しようとするものである。
かしオフセット曲面の作成方法は、このようなぼかしオ
フセット曲面の作成方法を行った後のオフセット精度を
保障し得るようにするという課題を解決しようとするも
のである。
利に解決したぼかしオフセット曲面の作成方法を提供す
るものであり、本発明の請求項1記載のぼかしオフセッ
ト曲面の作成方法は、複数の曲面からなる型形状データ
の指定範囲に対して、ぼかしオフセット曲面を作成する
に際し、ぼかしオフセットさせるべき部分を含む複数の
曲面を選択し、前記複数の曲面のぼかしオフセットさせ
るべき部分によりぼかしオフセットさせるべき範囲を構
成し、前記ぼかしオフセットさせるべき範囲の曲面に含
まれる構成点について任意の基準曲線に基づくぼかし及
びオフセット処理を行ってオフセット点を求め、そのオ
フセット点に基づいて前記ぼかしオフセット曲面を作成
することを特徴とするものである。
方法は、前記ぼかしオフセットさせるべき部分をオフセ
ットさせるべき部分とぼかすべき部分とに分けるととも
に、前記ぼかしオフセットさせるべき範囲をオフセット
させるべき範囲とぼかすべき範囲とに分け、前記オフセ
ットさせるべき部分によりオフセットさせるべき範囲を
構成するとともに、前記ぼかすべき部分によりぼかすべ
き範囲を構成し、前記オフセットさせるべき範囲の曲面
に含まれる構成点及び前記ぼかすべき範囲の曲面に含ま
れる構成点の各々について任意の基準曲線及びその基準
曲線上の少なくとも2点でのオフセット量に基づくぼか
し及びオフセット処理を行ってオフセット点を求め、そ
のオフセット点に基づいてオフセット曲面及びぼかし曲
面を作成し、それらオフセット曲面及びぼかし曲面を組
み合わせて前記ぼかしオフセット曲面を作成することを
特徴とするものである。
曲面の作成方法は、前記ぼかし及びオフセット処理を行
うに際し、前記構成点から前記基準曲線への垂線と前記
基準曲線との交点を計算し、前記基準曲線上の少なくと
も2点におけるオフセット量と、前記垂線と前記基準曲
線との交点とから前記構成点のオフセット量を計算し、
前記構成点からそのオフセット量だけオフセットしたオ
フセット点を計算し、そのオフセット点をデータとして
登録することを特徴とするものである。
曲面の作成方法は、前記ぼかしオフセットさせるべき範
囲の曲面に含まれる構成点について任意の基準曲線及び
その基準曲線に関し滑らかに変化するオフセット量を示
すオフセット量補間関数に基づくぼかし及びオフセット
処理を行ってオフセット点を求め、そのオフセット点に
基づいて前記ぼかしオフセット曲面を作成することを特
徴とするものである。
曲面の作成方法は、前記基準曲線を、前記構成点のオフ
セット方向を指示できる方向に延在させることを特徴と
するものである。
曲面の作成方法は、前記ぼかし及びオフセット処理によ
って前記基準曲線に対する前記構成点の順序が逆転して
折れ点が発生するガウジが生じた場合、そのガウジを除
去するガウジ除去処理を行うことを特徴とするものであ
る。
曲面の作成方法は、前記ガウジ除去処理を行うに際し、
ガウジが生じた範囲を検索し、この範囲内のガウジを近
似によって除去し、この近似後の構成点をデータとして
登録し、前記ガウジが生じた範囲内の前記近似後の構成
点の各々について前記ぼかし及びオフセット処理を再び
行い、そのぼかし及びオフセット処理に基づいて前記ぼ
かしオフセット曲面を作成することを特徴とするもので
ある。
曲面の作成方法は、前記ぼかし及びオフセット処理に基
づいて作成した曲面の構成点間の位置での誤差を修正す
る誤差修正処理を行うことを特徴とするものである。
曲面の作成方法は、前記誤差修正処理を行うに際し、前
記ぼかし及びオフセット処理に基づいて作成した曲面の
構成点間の位置で、その曲面に対応する元の曲面との間
のオフセット量に誤差があるか否か調査し、誤差がある
場合にはその誤差を検出した位置に構成曲線を追加し、
その構成曲線をデータとして登録するとともに、その構
成曲線の交点を構成点としてその構成点の各々について
前記ぼかし及びオフセット処理を再び行い、そのぼかし
及びオフセット処理に基づいて前記ぼかしオフセット曲
面を作成することを特徴とするものである。
オフセット曲面の作成方法によれば、複数の曲面からな
る型形状データの指定範囲に対して、ぼかしオフセット
曲面を作成するに際し、ぼかしオフセットさせるべき部
分を含む複数の曲面を選択し、前記複数の曲面のぼかし
オフセットさせるべき部分によりぼかしオフセットさせ
るべき範囲を構成し、前記ぼかしオフセットさせるべき
範囲の曲面に含まれる構成点について任意の基準曲線に
基づくぼかし及びオフセット処理を行ってオフセット点
を求め、そのオフセット点に基づいて前記ぼかしオフセ
ット曲面を作成することから、ぼかしオフセットさせる
べき範囲を一度に指定し、その範囲内の曲面の構成点に
ついてぼかし及びオフセット処理を行うことになる。
トさせるべき範囲に含まれる曲面毎にぼかし及びオフセ
ット処理を行う必要がなくなり、その結果、図形作成の
手順が簡単になるので、工数を少なくすることができ
る。
曲面の作成方法によれば、前記ぼかしオフセットさせる
べき部分をオフセットさせるべき部分とぼかすべき部分
とに分けるとともに、前記ぼかしオフセットさせるべき
範囲をオフセットさせるべき範囲とぼかすべき範囲とに
分け、前記オフセットさせるべき部分によりオフセット
させるべき範囲を構成するとともに、前記ぼかすべき部
分によりぼかすべき範囲を構成し、前記オフセットさせ
るべき範囲の曲面に含まれる構成点及び前記ぼかすべき
範囲の曲面に含まれる構成点の各々について任意の基準
曲線及びその基準曲線上の少なくとも2点でのオフセッ
ト量に基づくぼかし及びオフセット処理を行ってオフセ
ット点を求め、そのオフセット点に基づいてオフセット
曲面及びぼかし曲面を作成し、それらオフセット曲面及
びぼかし曲面を組み合わせて前記ぼかしオフセット曲面
を作成することから、オフセットさせるべき範囲及びぼ
かすべき範囲を一度に指定し、それらの範囲内の曲面の
構成点についてぼかし及びオフセット処理を行うことに
なる。
トさせるべき範囲に含まれる曲面毎にぼかし及びオフセ
ット処理を行う必要がなくなり、その結果、図形作成の
手順が簡単になるので、工数を少なくすることができ
る。
曲面の作成方法によれば、前記ぼかし及びオフセット処
理を行うに際し、前記構成点から前記基準曲線への垂線
と前記基準曲線との交点を計算し、前記基準曲線上の少
なくとも2点におけるオフセット量と、前記垂線と前記
基準曲線との交点とから前記構成点のオフセット量を計
算し、前記構成点からそのオフセット量だけオフセット
したオフセット点を計算し、そのオフセット点をデータ
として登録することから、ぼかし及びオフセット処理で
オフセット点を容易に求めることができる。
曲面の作成方法によれば、前記ぼかしオフセットさせる
べき範囲の曲面に含まれる構成点について任意の基準曲
線及びその基準曲線に関し滑らかに変化するオフセット
量を示すオフセット量補間関数に基づくぼかし及びオフ
セット処理を行ってオフセット点を求め、そのオフセッ
ト点に基づいて前記ぼかしオフセット曲面を作成するこ
とから、請求項2や請求項3記載の方法のようにオフセ
ット曲面とぼかし曲面とを別々に作成する場合と異な
り、ぼかしオフセット曲面をより滑らかなものとし得
て、後にCAM等で作成した型形状の手仕上げ修正工数
を低減させることができる。
曲面の作成方法によれば、前記基準曲線を、前記構成点
のオフセット方向を指示できる方向に延在させることか
ら、ぼかし及びオフセット処理を良好に行うことができ
る。
曲面の作成方法によれば、前記ぼかし及びオフセット処
理によって前記基準曲線に対する前記構成点の順序が逆
転して折れ点が発生するガウジが生じた場合、そのガウ
ジを除去するガウジ除去処理を行うことから、型形状デ
ータ中にガウジが生じてCAM等にデータを移した際に
そのガウジに起因するエラーが発生するのを有効に回避
することができる。
曲面の作成方法によれば、前記ガウジ除去処理を行うに
際し、ガウジが生じた範囲を検索し、この範囲内のガウ
ジを近似によって除去し、この近似後の構成点をデータ
として登録し、前記ガウジが生じた範囲内の前記近似後
の構成点の各々について前記ぼかし及びオフセット処理
を再び行い、そのぼかし及びオフセット処理に基づいて
前記ぼかしオフセット曲面を作成することから、ぼかし
オフセット曲面からのガウジの除去を容易かつ確実に行
うことができる。
曲面の作成方法によれば、前記ぼかし及びオフセット処
理に基づいて作成した曲面の構成点間の位置での誤差を
修正する誤差修正処理を行うことことから、型形状デー
タの精度をより高めることができる。
曲面の作成方法によれば、前記誤差修正処理を行うに際
し、前記ぼかし及びオフセット処理に基づいて作成した
曲面の構成点間の位置で、その曲面に対応する元の曲面
との間のオフセット量に誤差があるか否か調査し、誤差
がある場合にはその誤差を検出した位置に構成曲線を追
加し、その構成曲線をデータとして登録するとともに、
その構成曲線の交点を構成点としてその構成点の各々に
ついて前記ぼかし及びオフセット処理を再び行い、その
ぼかし及びオフセット処理に基づいて前記ぼかしオフセ
ット曲面を作成することから、型形状データの精度を容
易かつ確実に高めることができる。
ト曲面の作成方法の実施の形態を実施例によって、図面
に基づき詳細に説明する。図1は、本発明のぼかしオフ
セット曲面の作成方法の第1実施例を説明するための図
である。本実施例のぼかしオフセット曲面の作成方法
は、車体組立時の縦壁部のパネルの引け、型の自重によ
るたわみ等を予め見込んだ型形状を作成する目的で、複
数曲面からなる型形状データの指定範囲に対して前述し
たオフセット曲面とぼかし曲面とを一括して作成するた
めに、通常のCADシステムで行われるものである。
法の場合と同様に、斜線で示すオフセットさせるべき範
囲及び横線で示すぼかすべき範囲(図1A)に対して、
オフセット曲面So1,So2と、これらオフセット曲
面So1,So2及びオフセットさせない曲面Sa1,
Sf1’,S1''' Sf3’,Sa2との間を滑らかに
繋ぐぼかし曲面Sb1,Sb2,Sb3(図1B)とを
作成する場合について説明する。
の作成方法の実施手順を示すフローチャートである。本
ルーチンでは、先ず、ステップ1において、型形状デー
タの全曲面について、後に説明するぼかし曲面及びオフ
セット曲面作成処理、ガウジ除去処理並びに誤差修正処
理が済んだか否か判断する。終了したと判断した場合に
は、本ルーチンを終了する。
ない場合にはステップ2において、上記の斜線で示すオ
フセットさせるべき部分及び横線で示すぼかすべき部分
を含む複数の曲面としてこれらの処理がまだ済んでいな
い対象曲面Sa1,Sf1,Sf2,S1,S2,Sf
3,Sa2(図1A)を選択する。その後、ステップ3
において、その対象曲面についてぼかし曲面及びオフセ
ット曲面作成処理を行う。これについては、図3及び図
4を参照して後に詳細に説明する。
理を行う。これについては、図5を参照して後に詳細に
説明する。しかる後、ステップ5において誤差修正処理
を行う。これについては、図6を参照して後に詳細に説
明する。
かし曲面及びオフセット曲面作成処理を示すフローチャ
ートである。本ルーチンは、図1Aに斜線で示す、オフ
セットさせるべき範囲から、図1Bに示す、オフセット
曲面So1及びSo2を作成するとともに、図1Aに横
線で示す、ぼかすべき範囲から、図1Bに示す、ぼかし
曲面Sb1,Sb2,Sb3を作成するものである。
フセットさせるべき範囲及びぼかすべき範囲の曲面の構
成点のオフセット方向を指示できる方向に延在する基準
曲線Lgと、オフセット範囲指示曲線Laと、ぼかし範
囲指示曲線Lbと、基準曲線Lg上の各位置でのオフセ
ット量d1〜d3とを指示して、オフセット範囲指示曲
線La及び曲面S2の端部によって包囲されたオフセッ
ト範囲(図1Aに斜線で示す。)と、オフセット範囲指
示曲線La,ぼかし範囲指示曲線Lb及び曲面Sf2,
Sf3の端部によって包囲されたぼかし範囲(図1Aに
横線で示す。)を切り出す。
ット範囲に含まれる構成点の全て及びぼかし範囲に含ま
れる構成点の全てについて、ステップ8のぼかし及びオ
フセット処理が終了したか否か判断する。終了しない場
合には、ステップ8においてぼかし及びオフセット処理
(これについては後に説明する。)を行い、ステップ7
に戻る。終了した場合には、ステップ9においてぼかし
及びオフセット処理に基づいてオフセット曲面及びぼか
し曲面を作成し、本ルーチンを終了する。
かし及びオフセット処理を示すフローチャートである。
このサブルーチンでは、オフセット範囲についてのみ説
明するが、ぼかし範囲についても処理は同様である。
オフセット範囲の曲面の構成点Pを選択し、次いで、ス
テップ11において、基準曲線Lg上の対応点Pgを計
算する。なお、対応点Pgは、構成点Pから基準曲線L
gに下ろした垂線と基準曲線Lgとの交点となる。
Lg,対応点Pg並びにオフセット量d1及びd2か
ら、所定の関数に基づいて構成点Pのオフセット量dを
計算する。次いで、ステップ13において、構成点Pか
らオフセット量d1〜d3のオフセット方向と同一方向
にオフセット量d分偏位したオフセット点Poを計算す
る。最後に、ステップ14において、オフセット点Po
をガイド位置テーブルに登録して、このサブルーチンを
終了する。
するための図である。図5Aにおいて、曲面の構成点P
11,P12,P13,P21,P22,P23,P3
1,P32,P33の対応点Pg11,Pg12,Pg
13,Pg21,Pg22,Pg23,Pg31,Pg
32,Pg33をそれぞれ示し、図5Bにガイド位置テ
ーブルを示す。なお、図5Aの基準曲線Lgの×印は、
基準曲線Lg上の構成点を表し、図5Bの各欄の値は、
上から順に、対応点Pg11,Pg12,Pg13,P
g21,Pg22,Pg23,Pg31,Pg32,P
g33の基準曲線Lg上での曲線パラメータ値をそれぞ
れ示す。
ウジ除去処理を示すフローチャートである。このサブル
ーチンは、ぼかし及びオフセット処理によって構成点の
順序が逆転する現象であるガウジを除去するためのもの
である。
オフセット曲面So1,So2及びぼかし曲面Sb1,
Sb2,Sb3(図1B)にガウジがあるか否か判断す
る。そしてガウジがない場合にはこのサブルーチンを終
了し、そうでない場合にはステップ16において、ガウ
ジが生じた範囲について基準曲線Lg上での区間を検索
し、ステップ17において、その区間内の折れ点を近似
によって除去する。このように基準曲線Lg上での区間
検索及び折れ点除去を行うのは、このようなぼかし及び
オフセット処理ではオフセット量が比較的小さいため、
基準曲線Lgの折れ以外にはガウジが発生する原因を想
定することができないからである。
に示すようなガイド位置テーブルを更新する。次いで、
ステップ19において、ガウジ範囲の全構成点について
ガウジ除去処理済であるか否か判断する。そしてガウジ
除去処理済である場合には、更新したガイド位置テーブ
ルに基づいてオフセット曲面So1,So2及びぼかし
曲面Sb1,Sb2,Sb3(図1B)を作成し、この
サブルーチンを終了する。ガウジ除去終了済でない場合
には、ステップ20においてぼかし及びオフセット処理
を行った後ステップ19に戻る。なお、ステップ20の
ぼかし及びオフセット処理は、図4のフローチャートに
示すものと同様である。
差修正処理を示すフローチャートである。このサブルー
チンは、構成点間の位置でのオフセットの精度を検証す
るためのものであり、ここでは、先ず、ステップ22に
おいて、作成したぼかし曲面及びオフセット曲面の元の
曲面からのオフセット量の誤差を検証する。具体的に
は、これらぼかし曲面及びオフセット曲面と元の曲面と
の間の乖離(最短距離)を、ぼかし曲面及びオフセット
曲面の各々について、構成点間の位置において所定間隔
で調査し、この乖離がオフセット量に対し所定範囲内な
ら誤差がないと判断する。
かし曲面及びオフセット曲面に誤差があるか否か判断す
る。そして誤差がない場合にはこのサブルーチンを終了
し、そうでない場合には、ステップ24において誤差検
出位置に構成曲線を追加し、その追加した構成曲線の交
点によって誤差検出位置(構成点)を構成する。その後
は、ステップ25において構成曲線追加テーブルにその
構成曲線を登録する。これについては後に詳細に説明す
る。
曲線によって構成された構成点の全てについて誤差修正
処理済であるか否か判断する。そして誤差修正処理済で
ある場合には、構成曲線追加テーブルも参照してオフセ
ット曲面So1,So2及びぼかし曲面Sb1,Sb
2,Sb3(図1B)を作成し、このサブルーチンを終
了するが、誤差修正処理済でない場合には、ステップ2
7においてぼかし及びオフセット処理を行った後ステッ
プ26に戻る。なお、ステップ27のぼかし及びオフセ
ット処理は、図4のフローチャートに示したものと同様
である。
ための図である。図8Aの曲面に誤差がある場合、図8
Bに示すようにu方向及びv方向の破線で示すような追
加構成曲線(この場合、u方向に3本、v方向に2本追
加する。)の交点によって誤差検出位置を構成し、図8
C及びDに示すように、u方向パラメータ一定構成曲線
追加テーブル及びv方向パラメータ一定構成曲線追加テ
ーブルに、追加構成曲線の本数及び各追加構成曲線の、
対応する曲面でのパラメータ値をそれぞれ登録する。
うなオフセットさせるべき範囲及び図1Aに横線で示す
ようなぼかすべき範囲を一度に指定し、これら範囲内の
構成点の各々についてぼかし及びオフセット処理を行う
ことから、オフセットさせるべき範囲やぼかすべき範囲
を有する曲面毎にぼかし及びオフセット処理を行う必要
がなくなり、その結果、図形作成の手順が簡単になるの
で、工数を少なくすることができる。
方向を指示できる方向に延在させているので、ぼかし及
びオフセット処理を良好に行うことができる。
CAM等にデータを移した際にガウジに起因するエラー
が発生するのを有効に回避することができる。
いて作成された曲面の構成点間の位置での誤差を修正す
る誤差修正処理を行うので、型形状データの精度を容易
かつ確実に高めることができる。
作成方法の第2実施例の手順を示すフローチャートであ
り、本実施例のぼかしオフセット曲面の作成方法は、車
体組立時の縦壁部のパネルの引け、型の自重によるたわ
み等を予め見込んだ型形状を作成する目的で、複数曲面
からなる型形状データの指定範囲に対して、先の第1実
施例と異なり、元の曲面から滑らかな形状でオフセット
させたぼかしオフセット曲面全体を一括して作成するた
めに、通常のCADシステムで行われるものである。な
お、図9中、先の第1実施例におけると同様の処理部分
は、それと同一の符号にて示す。
ップ1に先立って、先ず、ステップ31において、オフ
セット量補間関数作成処理を行う。図10(a)及び
(b)は、このオフセット量補間関数作成処理の二種類
の例を示すもので、何れを用いても良く、例えば図10
(a)に示す処理では、先ず、ステップ33において、
オフセット量補間関数の作成用データとして、型のたわ
み量を求める計算式を、係数をパラメータで表したパラ
メトリックな形で入力するとともに、そのたわみ量計算
式の係数のパラメータ値を入力し、次いで、ステップ3
4において、先に入力したパラメトリックな形のたわみ
量計算式の係数に後から入力したパラメータ値を代入し
て、オフセット量補間関数を作成する。
ず、ステップ35において、補間タイプとして、変形の
種類、例えばパネルの引け、型の曲げ変形によるたわ
み、型の捩じり変形によるたわみ、型の剪断変形による
たわみ等を入力し、次いで、ステップ36において、そ
の変形の種類に対応するたわみ量計算式の各係数に対応
するパラメータ値を、型のCADデータ等から抽出し、
そしてステップ37において、あらかじめ登録されてい
る複数の、パラメトリックな形のたわみ量計算式から、
上記入力した変形の種類に対応する計算式を読み出し
て、そのたわみ量計算式の係数に上記抽出したパラメー
タ値を代入することで、オフセット量補間関数を作成す
る。
の曲面をそのたわみ量分ぼかしオフセットさせてぼかし
オフセット曲面GOFを作成する場合のオフセット量補
間関数の例を示し、かかる場合に、この実施例では、上
記オフセット量補間関数作成処理で、支持位置からの距
離をxとして通常の梁の曲げ変形の計算式を用い、その
計算式の各係数に具体的なパラメータ値を代入すること
により、その距離xの位置での型のたわみ量tひいては
オフセット量を求めるオフセット量補間関数を作成す
る。なお、図11(b)は、上記の型の両端支持状態の
部分の曲面を第1実施例の方法でぼかしオフセットさせ
る場合であり、第1実施例の方法ではその部分をぼかし
曲面GFとオフセット曲面OFとに分けてそれぞれオフ
セット量を与えている。
クホルダBHをたわみ量分ぼかしオフセットさせる場合
のオフセット量補間関数の例を示し、ここにおけるブラ
ンクホルダBHは、図示しない上ホルダに支持されたラ
イザLZから押圧力fを加えられる一方、図示しない下
ホルダに支持されたダイDEおよびディタンスピースD
Pからそれぞれ反力f/2を加えられて、ダイDEとの
間に図示しないワークを挟持し、図示しないポンチによ
るそのワークからのブランク打ち抜きの際のワークのず
れを防止するもので、そのワークの挟持の際、以下の捩
じり変形の計算式〔数1〕で近似的に求められるたわみ
量rψ(x)(但し、xはライザLZの端からの距離)
分たわむことになる。
々パラメータ化されており、cはオーバーハング量(m
m)(c>0)、Gはブランクホルダの横弾性係数、f
は単位長さ当たりの荷重(kgf/mm)、2Lはライ
ザーからのブランクホルダ突出量(mm)である。また
Ipは縦リブがある場合の断面2次極モーメントで、以
下の式〔数2〕で表される。
オフセット量補間関数作成処理で、上記の捩じり変形の
計算式を用い、その計算式の各係数に具体的なパラメー
タ値を代入することにより、その距離xの位置での型の
たわみ量rψ(x)ひいてはオフセット量を求めるオフ
セット量補間関数を作成する。
において、この型形状データの全曲面について、後にそ
れぞれ説明するぼかしオフセット曲面作成処理及びガウ
ジ除去処理並びに誤差修正処理が済んだか否か判断す
る。終了したと判断した場合には、本ルーチンを終了す
る。
ない場合にはステップ2において、ぼかしオフセットさ
せるべき部分を含む複数の曲面として、これらの処理が
まだ済んでいない対象曲面を選択し、その後、ステップ
32において、その対象曲面についてぼかしオフセット
曲面作成処理を行う。
ト曲面作成処理は、図3に示す第1実施例でのぼかし曲
面及びオフセット曲面作成処理と手順は類似するが内容
の点で異なり、オフセットさせるべき範囲とぼかすべき
範囲とを分けずに、それらオフセットさせるべき範囲と
ぼかすべき範囲とを包含したぼかしオフセットさせるべ
き範囲を指定し、そのぼかしオフセットさせるべき範囲
から、ぼかしオフセット曲面を作成するものであり、以
下、図3に示す手順に沿って説明する。
セットさせるべき範囲の曲面の構成点のオフセット方向
を指示できる方向であってかつ、先に作成したオフセッ
ト量補間関数で距離xを設定した方向に延在する基準曲
線Lgと、ぼかしオフセットさせるべき範囲を例えば開
曲線で示すぼかしオフセット範囲指示曲線とを指示し
て、型形状を示すCADデータから、そのぼかしオフセ
ット範囲指示曲線と、そのぼかしオフセット範囲指示曲
線が存在しない側の曲面の端部とによって包囲されたぼ
かしオフセット範囲を切り出す。
オフセット範囲に含まれる曲面の構成点の全てについ
て、ステップ8のぼかし及びオフセット処理が終了した
か否か判断する。終了しない場合には、ステップ8にお
いてぼかし及びオフセット処理を行い、ステップ7に戻
る。終了した場合には、ステップ9においてぼかし及び
オフセット処理に基づいてぼかしオフセット曲面を作成
し、本ルーチンを終了する。
ぼかし及びオフセット処理は、図4に示す第1実施例で
のぼかし及びオフセット処理と手順は類似するが内容の
点で異なり、オフセット量の計算を、先に作成したオフ
セット量補間関数を用いて行うものであり、以下、図4
に示す手順に沿って説明する。
ぼかしオフセット範囲の曲面の構成点Pを選択し、次い
で、ステップ11において、基準曲線Lg上の対応点P
gを計算する。なお、本実施例でも対応点Pgは、構成
点Pから基準曲線Lgに下ろした垂線と基準曲線Lgと
の交点となる。
では、基準曲線Lg,対応点Pg並びに、先に作成し
た、その基準曲線Lgの延在方向に距離xを設定したオ
フセット量補間関数から、先ず、対応点Pgの距離xの
値を例えば図5に示すパラメータ値のように求め、次い
で本実施例では、図13に示すオフセット量計算処理を
実行して、そのステップ38で、上記求めた対応点Pg
の距離xをオフセット量補間関数に代入し、続くステッ
プ39において、そのオフセット量補間関数の計算を行
うことで構成点Pのオフセット量dを計算する。
オフセット曲面を作成する場合には一本の基準曲線で足
りるが、例えば図1Bに示すように互いに交差する複数
断面のそれぞれがオフセット量の異なる断面曲線となる
ようなぼかしオフセット曲面を作成する場合には、互い
に交差する複数本の基準曲線を用いても良く、あるい
は、一本の基準曲線に対し、構成点Pとその基準曲線上
の対応点Pgとの距離もパラメータとして、その距離に
応じてオフセット量を異ならせるようにオフセット量補
間関数の計算を行うこととしても良い。
Pからオフセット量補間関数でたわみ量を求めているた
わみ方向と同一方向にオフセット量d分偏位したオフセ
ット点Poを計算し、最後に、ステップ14において、
オフセット点Poをガイド位置テーブルに登録して、こ
のサブルーチンを終了する。
理を行い、しかる後、ステップ5において誤差修正処理
を行う。これらガウジ除去処理および誤差修正処理は、
図5および図6に示す第1実施例での処理と同様である
ので、ここでは説明を省略する。
施例の方法と同様、ぼかしオフセットさせるべき範囲の
一部を有する曲面毎にぼかし及びオフセット処理を行う
必要がなくなり、その結果、図形作成の手順が簡単にな
るので、工数を少なくすることができる。
1(b)に示す第1実施例の方法のように数カ所のオフ
セット量のみを指定してオフセット曲面OFとぼかし曲
面GFとを別々に作成する場合と異なり、オフセット量
補間関数を用いて実際の変形状況により精度良く対応し
たオフセット量を計算することで、図11(a)に示す
ようにより滑らかなぼかしオフセット曲面GOFを作成
し得るので、第1実施例の方法では後にCAM等で作成
した型形状について発生する場合がある図11(b)に
示すオフセット曲面OFとぼかし曲面GFとの繋ぎ部分
CPの手仕上げ修正工数を低減させることができる。
明は上述の例に限定されるものでなく、幾多の変更及び
変形が可能であり、例えば、上記実施例においてはガウ
ジ除去処理及び誤差修正処理を行ったが、これらの処理
は必須のものではない。
示曲線La及びぼかし範囲指示曲線Lb、そしてぼかし
オフセット範囲指示曲線を開いた曲線としたが、閉じた
曲線とすることもできる。
実施例では型の変形量を求める理論式を用いたが、実験
によって求めた回帰式を用いることもできる。
1実施例を説明するための図である。
方法の実施手順を示すフローチャートである。
セット曲面作成処理を示すフローチャートである。
ト処理を示すフローチャートである。
る。
すフローチャートである。
フローチャートである。
る。
2実施例の実施手順を示すフローチャートである。
ャートでのオフセット量補間関数作成処理を示すフロー
チャートである。
2実施例によりそれぞれ作成したぼかしオフセット曲面
の形状を示す説明図である。
ット量補間関数の例を示す説明図である。
曲面作成処理におけるオフセット量計算処理を示すフロ
ーチャートである。
法を説明するための図である。
3,P31,P32,P33 構成点 Pg,Pg11,Pg12,Pg13,Pg21,Pg
22,Pg23,Pg31,Pg32,Pg33 対応
点 Po オフセット点 S1,S2,Sa1,Sa2,Sf1,Sf3 曲面 S1’ オフセットさせるべき部分を表す曲面 S1'' ぼかしオフセットさせるべき部分を表す曲面 S1''' ,Sf1’,Sf3’ オフセットしない部分 So1,So2 オフセット曲面 Sb1,Sb2,Sb3 ぼかし曲面 t,rψ(x) たわみ量
Claims (9)
- 【請求項1】 複数の曲面からなる型形状データの指定
範囲に対して、ぼかしオフセット曲面を作成するに際
し、 ぼかしオフセットさせるべき部分を含む複数の曲面を選
択し、 前記複数の曲面のぼかしオフセットさせるべき部分によ
りぼかしオフセットさせるべき範囲を構成し、 前記ぼかしオフセットさせるべき範囲の曲面に含まれる
構成点について任意の基準曲線に基づくぼかし及びオフ
セット処理を行ってオフセット点を求め、 そのオフセット点に基づいて前記ぼかしオフセット曲面
を作成することを特徴とする、ぼかしオフセット曲面の
作成方法。 - 【請求項2】 前記ぼかしオフセットさせるべき部分を
オフセットさせるべき部分とぼかすべき部分とに分ける
とともに、前記ぼかしオフセットさせるべき範囲をオフ
セットさせるべき範囲とぼかすべき範囲とに分け、 前記オフセットさせるべき部分によりオフセットさせる
べき範囲を構成するとともに、前記ぼかすべき部分によ
りぼかすべき範囲を構成し、 前記オフセットさせるべき範囲の曲面に含まれる構成点
及び前記ぼかすべき範囲の曲面に含まれる構成点の各々
について任意の基準曲線及びその基準曲線上の少なくと
も2点でのオフセット量に基づくぼかし及びオフセット
処理を行ってオフセット点を求め、 そのオフセット点に基づいてオフセット曲面及びぼかし
曲面を作成し、 それらオフセット曲面及びぼかし曲面を組み合わせて前
記ぼかしオフセット曲面を作成することを特徴とする、
請求項1記載のぼかしオフセット曲面の作成方法。 - 【請求項3】 前記ぼかし及びオフセット処理を行うに
際し、前記構成点から前記基準曲線への垂線と前記基準
曲線との交点を計算し、前記基準曲線上の少なくとも2
点におけるオフセット量と、前記垂線と前記基準曲線と
の交点とから前記構成点のオフセット量を計算し、前記
構成点からそのオフセット量だけオフセットしたオフセ
ット点を計算し、そのオフセット点をデータとして登録
することを特徴とする、請求項2記載のぼかしオフセッ
ト曲面の作成方法。 - 【請求項4】 前記ぼかしオフセットさせるべき範囲の
曲面に含まれる構成点について任意の基準曲線及びその
基準曲線に関し滑らかに変化するオフセット量を示すオ
フセット量補間関数に基づくぼかし及びオフセット処理
を行ってオフセット点を求め、 そのオフセット点に基づいて前記ぼかしオフセット曲面
を作成することを特徴とする、請求項1記載のぼかしオ
フセット曲面の作成方法。 - 【請求項5】 前記基準曲線を、前記構成点のオフセッ
ト方向を指示できる方向に延在させることを特徴とす
る、請求項1から請求項4までのいずれか記載のぼかし
オフセット曲面の作成方法。 - 【請求項6】 前記ぼかし及びオフセット処理によって
前記基準曲線に対する前記構成点の順序が逆転して折れ
点が発生するガウジが生じた場合、そのガウジを除去す
るガウジ除去処理を行うことを特徴とする、請求項1か
ら請求項5までのいずれか記載のぼかしオフセット曲面
の作成方法。 - 【請求項7】 前記ガウジ除去処理を行うに際し、ガウ
ジが生じた範囲を検索し、この範囲内のガウジを近似に
よって除去し、この近似後の構成点をデータとして登録
し、前記ガウジが生じた範囲内の前記近似後の構成点の
各々について前記ぼかし及びオフセット処理を再び行
い、そのぼかし及びオフセット処理に基づいて前記ぼか
しオフセット曲面を作成することを特徴とする、請求項
6記載のぼかしオフセット曲面の作成方法。 - 【請求項8】 前記ぼかし及びオフセット処理に基づい
て作成した曲面の構成点間の位置での誤差を修正する誤
差修正処理を行うことを特徴とする、請求項1から請求
項7までのいずれか記載のぼかしオフセット曲面の作成
方法。 - 【請求項9】 前記誤差修正処理を行うに際し、前記ぼ
かし及びオフセット処理に基づいて作成した曲面の構成
点間の位置で、その曲面に対応する元の曲面との間のオ
フセット量に誤差があるか否か調査し、誤差がある場合
にはその誤差を検出した位置に構成曲線を追加し、その
構成曲線をデータとして登録するとともに、その構成曲
線の交点を構成点としてその構成点の各々について前記
ぼかし及びオフセット処理を再び行い、そのぼかし及び
オフセット処理に基づいて前記ぼかしオフセット曲面を
作成することを特徴とする、請求項8記載のぼかしオフ
セット曲面の作成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP31635098A JP3791213B2 (ja) | 1998-04-10 | 1998-11-06 | ぼかしオフセット曲面の作成方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9907498 | 1998-04-10 | ||
JP10-99074 | 1998-04-10 | ||
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11353355A true JPH11353355A (ja) | 1999-12-24 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP31635098A Expired - Fee Related JP3791213B2 (ja) | 1998-04-10 | 1998-11-06 | ぼかしオフセット曲面の作成方法 |
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JP (1) | JP3791213B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4819164B2 (ja) * | 2006-10-13 | 2011-11-24 | ライカ ジオシステムズ アクチェンゲゼルシャフト | 点座標を正確に表示する能力を有する、画像がマップされたポイントクラウド |
JP2017059055A (ja) * | 2015-09-17 | 2017-03-23 | 本田技研工業株式会社 | モデル設計方法 |
-
1998
- 1998-11-06 JP JP31635098A patent/JP3791213B2/ja not_active Expired - Fee Related
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