JPH11353069A - 仮想マウス表示情報装置及び仮想マウス表示プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

仮想マウス表示情報装置及び仮想マウス表示プログラムを記録した記録媒体

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JPH11353069A
JPH11353069A JP15928298A JP15928298A JPH11353069A JP H11353069 A JPH11353069 A JP H11353069A JP 15928298 A JP15928298 A JP 15928298A JP 15928298 A JP15928298 A JP 15928298A JP H11353069 A JPH11353069 A JP H11353069A
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JP
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virtual mouse
mouse
display
cursor
virtual
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JP15928298A
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English (en)
Inventor
Takahiko Iwasaki
孝彦 岩崎
Koji Hikiji
孝司 曳地
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11353069A publication Critical patent/JPH11353069A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マウス入力専用ウインドウが不要で既存の表
示内容の表示領域が狭くなることを防止でき、かつ、カ
ーソルの操作性を向上できる仮想マウス表示情報装置及
び仮想マウス表示プログラムを記録した記録媒体を提供
することを目的とする。 【解決手段】 カーソルが一体化された仮想マウスを表
示装置に表示する仮想マウス表示手段S22と、タッチ
スクリーン上のタッチした位置に仮想マウスを移動する
仮想マウス移動手段S22と、タッチスクリーン上のク
リックボタン位置をタッチしたときクリック情報を生成
するクリック手段S18とを有する。このため、仮想マ
ウスを表示画面の全面に表示でき、マウス入力専用ウイ
ンドウが不要で既存の表示内容の表示領域が狭くなるこ
とを防止でき、かつ、カーソルが仮想マウス一体化され
ておりタッチスクリーンの全面を用いて仮想マウスを移
動でき、カーソルの操作性を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は仮想マウス表示情報
装置及び仮想マウス表示プログラムを記録した記録媒体
に係り、ポインティングデバイスとして機能する仮想マ
ウスをディスプレイ表示する仮想マウス表示情報装置及
び仮想マウス表示プログラムを記録した記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、病院等の公共施設や街頭に設
置され、利用案内等をディスプレイ表示する情報装置が
普及している。この情報装置は、ポインティングデバイ
スとして表示画面にタッチスクリーンを重ねて配設した
パーソナルコンピュータであり、利用者が表示画面を見
てタッチスクリーンにタッチすることで、表示画面に表
示された複数の選択項目から所望の項目を指定入力する
ことができ、この指定入力に応じて次の表示画面をディ
スプレイ表示して、利用者に情報を提供している。
【0003】このような情報装置としてのパーソナルコ
ンピュータでは、一般的にマウスやキーボード等の入力
装置は設けられておらず、入力は全てタッチスクリーン
から行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の情報装置として
のパーソナルコンピュータで、例えばインターネットア
クセスプログラム等の既存のプログラムを実行させる場
合には、既存のプログラムでカーソルを移動させてクリ
ック、ダブルクリック、ドラッグ等の操作指示の入力を
行う必要がある。
【0005】一般のパーソナルコンピュータでは、ポイ
ンティングデバイスとしてマウスやトラックボールを有
し、このマウスやトラックボールを用いて表示画面上で
カーソルを移動させ、クリック、ダブルクリック、ドラ
ッグ等の操作指示の入力を行っているが、情報装置とし
てのパーソナルコンピュータではマウス及びマウスを操
作するマウスパッドやテーブルを設置したり、トラック
ボールを設置することはコストアップなどの面から困難
であった。
【0006】これを解決するものとして、マウス入力専
用ウインドウを表示してタッチスクリーンにてマウス入
力専用ウインドウをタッチしてマウスを操作するシステ
ムが、特開平6−150176号公報により提案されて
いる。しかるに、このシステムは表示画面の一部にマウ
ス入力専用ウインドウを表示しなければならず、既存の
プログラムで表示する画面がマウス入力専用ウインドウ
の表示領域分だけ狭くなり、また、マウス入力専用ウイ
ンドウの表示領域を小さくすると、その表示領域内でカ
ーソルの移動を指示入力しなければならないためにカー
ソルの操作性が悪化するという問題があった。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、マウス入力専用ウインドウが不要で既存の表示内容
の表示領域が狭くなることを防止でき、かつ、カーソル
の操作性を向上できる仮想マウス表示情報装置及び仮想
マウス表示プログラムを記録した記録媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、入力装置としてのタッチスクリーンを表示装置に重
ねて設けた情報装置であって、クリックボタンを持ちカ
ーソルを移動させるマウス形状で、かつ、カーソルが一
体化された仮想マウスを前記表示装置に表示する仮想マ
ウス表示手段と、前記タッチスクリーン上のタッチした
位置に前記仮想マウスを移動する仮想マウス移動手段
と、前記タッチスクリーン上のクリックボタン位置をタ
ッチしたときクリック情報を生成するクリック手段とを
有する。
【0009】このように、クリックボタンを持ちカーソ
ルを移動させるマウス形状で、かつ、カーソルが一体化
された仮想マウスを表示し、タッチスクリーン上のタッ
チした位置に仮想マウスを移動し、クリックボタン位置
をタッチしたときクリック情報を生成するため、仮想マ
ウスを表示画面の全面に表示でき、マウス入力専用ウイ
ンドウが不要で既存の表示内容の表示領域が狭くなるこ
とを防止でき、かつ、カーソルが仮想マウス一体化され
ておりタッチスクリーンの全面を用いて仮想マウスを移
動でき、カーソルの操作性を向上できる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
仮想マウス表示情報装置において、前記タッチスクリー
ン上のタッチした位置に応じて前記仮想マウスのカーソ
ルを含む形状を変更する仮想マウス形状変更手段を有す
る。このように、タッチスクリーン上のタッチした位置
に応じて仮想マウスのカーソルを含む形状を変更するた
め、仮想マウスに一体化されたカーソルで表示画面の全
体を指示することが可能となる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
仮想マウス表示情報装置において、前記仮想マウス表示
手段は、前記仮想マウスを半透明で、既存の表示内容を
透過するよう表示する。このように、仮想マウスを半透
明で、既存の表示内容を透過するよう表示するため、仮
想マウスに重なった既存の表示内容を認識できる。
【0012】請求項4に記載の発明は、コンピュータ
を、クリックボタンを持ちカーソルを移動させるマウス
形状で、かつ、カーソルが一体化された仮想マウスを表
示装置に表示させる仮想マウス表示手段と、前記表示装
置に重ねて設けたタッチスクリーン上のタッチした位置
に前記仮想マウスを移動させる仮想マウス移動手段と、
前記タッチスクリーン上のクリックボタン位置をタッチ
したときクリック情報を生成させるクリック手段として
機能させるためのプログラムを記録している。
【0013】この記録媒体を使用することにより、仮想
マウス表示機能を持たせることができ、これにより請求
項1記載の発明を実現できる。請求項5に記載の発明
は、請求項4記載のプログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体において、前記タッチスクリー
ン上のタッチした位置に応じて前記仮想マウスのカーソ
ルを含む形状を変更させる仮想マウス形状変更手段とし
て機能させるためのプログラムを記録している。
【0014】この記録媒体を使用することにより、請求
項2記載の発明を実現できる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の仮想マウス表示情
報装置の一実施例のシステム構成図を示す。同図中、中
央処理装置(CPU)10には、バス15を介して入力
装置20、記憶装置30、表示装置40、通信装置50
それぞれが接続されている。入力装置20としてはタッ
チスクリーン21が設けられている。タッチスクリーン
21は透明のシート状のもので表示装置40の表示画面
に重ねて配置され、表示画面に対応した位置入力を行
う。記憶装置30としてはRAM31、ROM32、ハ
ードディスク装置33、フレキシブルディスク装置34
等が設けられている。
【0016】CPU10は記憶装置30に記憶されてい
る各種処理プログラムを実行し、タッチスクリーン21
からの位置入力に応じて表示装置40に仮想マウスを表
示し、また、実行結果を記憶装置30に記憶すると共
に、表示装置40に表示する。また、通信装置50を介
してインターネットやイントラネット等のネットワーク
60に接続されている。
【0017】ここで、本発明で表示される仮想マウス7
0は、図5に示すように、仮想マウス本体71と、クリ
ックボタン72,73と、仮想マウス本体71に一体化
されたカーソル74とから構成されており、仮想マウス
70全体は半透明とされており、仮想マウス70が重な
った位置の既存の表示内容は仮想マウス70を透かして
覗出し、ユーザは既存の表示内容を見ることができる。
【0018】図2はCPU10が実行する仮想マウス表
示処理の一実施例のフローチャートを示す。この処理は
所定の微小時間間隔で繰り返し実行される。ところで、
タッチスクリーン21のタッチ検出信号はOS(オペレ
ーティングシステム)に渡されて管理され、OSからタ
ッチ検出位置情報であるマウスイベントがこの処理(仮
想マウス表示処理)に渡される。
【0019】同図中、ステップS10ではマウスイベン
トを取得したか否かを判別し、マウスイベントを取得し
た場合はステップS12に進み、マウスイベントを取得
していない場合はこの処理を終了する。ステップS12
では、取得したマウスイベントのタッチ検出位置が表示
画面上の仮想マウス本体71と重なる位置かどうかを判
別し、タッチ検出位置が表示画面上の仮想マウス本体7
1と重なる位置の場合にはステップS20に進み、仮想
マウス本体71と重ならない場合にはステップS16に
進む。
【0020】ステップS16では取得したマウスイベン
トのタッチ検出位置が表示画面上のクリックボタン7
2,73と重なる位置かどうかを判別し、タッチ検出位
置が表示画面上のクリックボタン72,73と重なる位
置の場合にはステップS18に進み、クリックボタン7
2,73と重ならない場合にはステップS16に進む。
ステップS18ではクリックボタン72,73がユーザ
に指示されたため、クリック情報を生成してOSに渡
し、処理サイクルを終了する。一方、ステップS20で
はクリックボタン72,73以外のがユーザに指示され
たため、ユーザの指示した位置に仮想マウス70を移動
させるための前処理として形状変更処理を実行する。こ
の後、ステップS22でユーザの指示した位置、つまり
タッチ検出位置に仮想マウス70を移動して表示し、処
理サイクルを終了する。
【0021】図3及び図4はステップS20の形状変更
処理の一実施例のフローチャートを示す。同図中、ステ
ップS30で移動前の仮想マウス70の中心の存在位置
の座標が領域UL内であったか否かを判別し、これが領
域UL内であった場合はステップS32に進む。以降の
ステップは仮想マウス70のカーソル74の表示方向を
決定して、表示画面の全領域を仮想マウス70のカーソ
ル74で指示できるようにするためである。ここで、領
域ULは図5に梨地で示すように、表示画面のラインL
1より上方で、かつ、カラムC1より左方の領域であ
る。なお、ラインL1から下、及びカラムC1から右に
は仮想マウス70が表示できる程度の空間が確保されて
いる。
【0022】ステップS32では移動先の座標であるマ
ウスイベントのタッチ検出位置が、図5における表示画
面のラインL1より下方で、かつ、カラムC1より左方
の領域DL1であるか、またはラインL1より上方で、
かつ、カラムC1より右方の領域UR1であるか、また
はラインL1より下方で、かつ、カラムC1より右方の
領域DR1であるかを判別する。
【0023】ここで、移動先の座標が領域DL1である
場合にはステップS34に進んで、変数Dに1をセット
し、変数Rに0をセットして図4のステップS70に進
む。移動先の座標が領域DR1である場合にはステップ
S36に進んで、変数Dに1をセットし、変数Rに1を
セットして図4のステップS70に進む。移動先の座標
が領域UR1である場合にはステップS38に進んで、
変数Dに0をセットし、変数Rに1をセットして図4の
ステップS70に進む。
【0024】一方、ステップS30で移動前の仮想マウ
ス70の中心の存在位置の座標が領域UL外であった場
合はステップS40で移動前の仮想マウス70の中心の
存在位置の座標が領域UR内であったか否かを判別し、
これが領域UR内であった場合はステップS42に進
む。ここで、領域URは図6に梨地で示すように、表示
画面のラインL1より上方で、かつ、カラムC2(表示
画面の左上隅を座標原点として、C1>C2)より右方
の領域である。
【0025】ステップS42では移動先の座標であるマ
ウスイベントのタッチ検出位置が、図6における表示画
面のラインL1より下方で、かつ、カラムC2より右方
の領域DR2であるか、またはラインL1より下方で、
かつ、カラムC2より左方の領域DL2であるか、また
はラインL1より上方で、かつ、カラムC2より左方の
領域UL2であるかを判別する。
【0026】ここで、移動先の座標が領域DR2である
場合にはステップS44に進んで、変数Dに1をセット
し、変数Rに1をセットして図4のステップS70に進
む。移動先の座標が領域DL2である場合にはステップ
S46に進んで、変数Dに1をセットし、変数Rに0を
セットして図4のステップS70に進む。移動先の座標
が領域UL2である場合にはステップS48に進んで、
変数Dに0をセットし、変数Rに0をセットして図4の
ステップS70に進む。
【0027】また、ステップS40で移動前の仮想マウ
ス70の中心の存在位置の座標が領域UR外であった場
合はステップS50で移動前の仮想マウス70の中心の
存在位置の座標が領域DR内であったか否かを判別し、
これが領域DR内であった場合はステップS52に進
む。ここで、領域DRは図7に梨地で示すように、表示
画面のラインL2(L2<L1)より下方で、かつ、カ
ラムC2(C1>C2)より右方の領域である。
【0028】ステップS52では移動先の座標であるマ
ウスイベントのタッチ検出位置が、図7における表示画
面のラインL2より下方で、かつ、カラムC2より左方
の領域DL3であるか、またはラインL2より上方で、
かつ、カラムC2より左方の領域UL3であるか、また
はラインL2より上方で、かつ、カラムC2より右方の
領域UR3であるかを判別する。
【0029】ここで、移動先の座標が領域DL3である
場合にはステップS54に進んで、変数Dに1をセット
し、変数Rに0をセットして図4のステップS70に進
む。移動先の座標が領域UL3である場合にはステップ
S56に進んで、変数Dに0をセットし、変数Rに0を
セットして図4のステップS70に進む。移動先の座標
が領域UR3である場合にはステップS58に進んで、
変数Dに0をセットし、変数Rに1をセットして図4の
ステップS70に進む。
【0030】また、ステップS50で移動前の仮想マウ
ス70の中心の存在位置の座標が領域UR外であった場
合はステップS60で移動前の仮想マウス70の中心の
存在位置の座標が領域DL内であったか否かを判別し、
これが領域DL内であった場合はステップS62に進
む。ここで、領域DLは図8に梨地で示すように、表示
画面のラインL2(L2<L1)より上方で、かつ、カ
ラムC1より左方の領域である。
【0031】ステップS62では移動先の座標であるマ
ウスイベントのタッチ検出位置が、図8における表示画
面のラインL2より下方で、かつ、カラムC1より右方
の領域DR4であるか、またはラインL2より上方で、
かつ、カラムC1より右方の領域UR4であるか、また
はラインL2より上方で、かつ、カラムC1より左方の
領域UL4であるかを判別する。
【0032】ここで、移動先の座標が領域DR4である
場合には図4のステップS64に進んで、変数Dに1を
セットし、変数Rに1をセットしてステップS70に進
む。移動先の座標が領域UR4である場合には図4のス
テップS66に進んで、変数Dに1をセットし、変数R
に0をセットしてステップS70に進む。移動先の座標
が領域UL4である場合には図4のステップS68に進
んで、変数Dに0をセットし、変数Rに0をセットして
ステップS70に進む。
【0033】一方、ステップS60で移動前の仮想マウ
ス70の中心の存在位置の座標が領域DL外であった場
合はステップS72に進んでエラー処理を行い、この処
理サイクルを終了する。ステップS70では、変数Dが
0で変数Rが0であれば、図5に示すようにカーソル7
4を仮想マウス本体71の左上とする仮想マウス形状を
選択する。また、変数Dが0で変数Rが1であれば、図
6に示すようにカーソル74を仮想マウス本体71の右
上とする仮想マウス形状を選択する。また、変数Dが1
で変数Rが1であれば、図7に示すようにカーソル74
を仮想マウス本体71の右下とする仮想マウス形状を選
択する。また、変数Dが1で変数Rが0であれば、図8
に示すようにカーソル74を仮想マウス本体71の左下
とする仮想マウス形状を選択する。このステップS70
を実行後、この処理サイクルを終了する。
【0034】このように、表示する仮想マウス形状を各
種選択するのは、表示画面の全領域を仮想マウス70の
カーソル74で指示できるようにするためである。仮想
マウスはカーソルで位置付けた情報に対してクリック等
の操作を有効とするため、一定方向を向いた仮想マウス
ではカーソルを位置付けできない場合が発生する。例え
ば目的の位置が画面右端にあり、カーソルが仮想マウス
の左上向きであると、画面右端まで仮想マウスを移動し
ても目的の位置までカーソルを移動できない場合等であ
る。本実施例では仮想マウス形状を変更することによ
り、仮想マウス70のカーソル74で表示画面の全領域
を指示できるようにしている。なお、図9に示すライン
L1,L2間、またはカラムC1,C2間では、仮想マ
ウス形状は移動前の仮想マウス70の形状と同一であ
る。
【0035】ここで、表示画面の位置を図10に示すよ
うに縦横600×800で表し、C1,L1それぞれを
縦横80パーセントに選定した場合について考える。仮
想マウス70の中心の存在位置の座標が(400,30
0)で領域UL内であると、このときは変数Dが0で変
数Rが0となっており、仮想マウス70はカーソル74
を仮想マウス本体71の左上とする仮想マウス形状で表
示される。
【0036】次に、タッチスクリーン21の座標(75
0,350)をタッチすると、この座標は領域UR1で
あるため、変数Dが0で変数Rが1に変化し、図11に
示すように座標(750,350)を中心としてカーソ
ル74を仮想マウス本体71の右上とする形状の仮想マ
ウス70が表示される。この後、仮想マウス70のクリ
ックボタン72(座標(730,330))をタッチす
ると、カーソル74の指示する項目の左クリックが行わ
れる。
【0037】図12にインターネット接続時の表示画面
における仮想マウスの表示例を示す。ここで、仮想マウ
ス70Aはカーソル74を仮想マウス本体71の左上と
する形状であり、仮想マウス70Bはカーソル74を仮
想マウス本体71の右上とする形状であり、仮想マウス
70Cはカーソル74を仮想マウス本体71の左下とす
る形状であり、仮想マウス70Dはカーソル74を仮想
マウス本体71の右下とする形状である。
【0038】このように、クリックボタン72,73を
持ちカーソルを移動させるマウス形状で、かつ、カーソ
ル74が一体化された仮想マウス70を表示し、タッチ
スクリーン21上のタッチした位置に仮想マウス70を
移動し、クリックボタン72,73位置をタッチしたと
きクリック情報を生成するため、仮想マウス70を表示
画面の全面に表示でき、マウス入力専用ウインドウが不
要で既存の表示内容の表示領域が狭くなることを防止で
き、かつ、タッチスクリーン21の全面を用いて仮想マ
ウス70を移動でき、カーソルの操作性を向上できる。
また、タッチスクリーン21上のタッチした位置に応じ
て仮想マウスのカーソルを含む形状を変更するため、仮
想マウス70に一体化されたカーソル74で表示画面の
全体を指示することが可能となる。更に、仮想マウス7
0を半透明で、既存の表示内容を透過するよう表示する
ため、仮想マウス70に重なった既存の表示内容を認識
できる。
【0039】なお、仮想マウス70のクリックボタン7
2をタッチして、そのままタッチ位置をずらし移動させ
ると、OSからタッチ検出位置情報であるマウスイベン
トが連続して仮想マウス表示処理に供給されるため、ド
ラッグを行うことができる。また、クリックボタン73
にタッチした場合には右クリックが行われるが、この右
クリック操作は行わないようにすることも可能である。
【0040】なお、ステップS22が仮想マウス移動手
段及び仮想マウス表示手段に対応し、ステップS18が
クリック手段に対応し、ステップS20が仮想マウス形
状変更手段に対応する。
【0041】
【発明の効果】上述の如く、請求項1に記載の発明は、
クリックボタンを持ちカーソルを移動させるマウス形状
で、かつ、カーソルが一体化された仮想マウスを前記表
示装置に表示する仮想マウス表示手段と、前記タッチス
クリーン上のタッチした位置に前記仮想マウスを移動す
る仮想マウス移動手段と、前記タッチスクリーン上のク
リックボタン位置をタッチしたときクリック情報を生成
するクリック手段とを有する。
【0042】このように、クリックボタンを持ちカーソ
ルを移動させるマウス形状で、かつ、カーソルが一体化
された仮想マウスを表示し、タッチスクリーン上のタッ
チした位置に仮想マウスを移動し、クリックボタン位置
をタッチしたときクリック情報を生成するため、仮想マ
ウスを表示画面の全面に表示でき、マウス入力専用ウイ
ンドウが不要で既存の表示内容の表示領域が狭くなるこ
とを防止でき、かつ、カーソルが仮想マウス一体化され
ておりタッチスクリーンの全面を用いて仮想マウスを移
動でき、カーソルの操作性を向上できる。
【0043】また、請求項2に記載の発明は、タッチス
クリーン上のタッチした位置に応じて前記仮想マウスの
カーソルを含む形状を変更する仮想マウス形状変更手段
を有する。このように、タッチスクリーン上のタッチし
た位置に応じて仮想マウスのカーソルを含む形状を変更
するため、仮想マウスに一体化されたカーソルで表示画
面の全体を指示することが可能となる。
【0044】また、請求項3に記載の発明では、仮想マ
ウス表示手段は、前記仮想マウスを半透明で、既存の表
示内容を透過するよう表示する。このように、仮想マウ
スを半透明で、既存の表示内容を透過するよう表示する
ため、仮想マウスに重なった既存の表示内容を認識でき
る。また、請求項4に記載の発明は、コンピュータを、
クリックボタンを持ちカーソルを移動させるマウス形状
で、かつ、カーソルが一体化された仮想マウスを表示装
置に表示させる仮想マウス表示手段と、前記表示装置に
重ねて設けたタッチスクリーン上のタッチした位置に前
記仮想マウスを移動させる仮想マウス移動手段と、前記
タッチスクリーン上のクリックボタン位置をタッチした
ときクリック情報を生成させるクリック手段として機能
させるためのプログラムを記録している。
【0045】この記録媒体を使用することにより、仮想
マウス表示機能を持たせることができ、これにより請求
項1記載の発明を実現できる。また、請求項5に記載の
発明は、タッチスクリーン上のタッチした位置に応じて
前記仮想マウスのカーソルを含む形状を変更させる仮想
マウス形状変更手段として機能させるためのプログラム
を記録している。
【0046】この記録媒体を使用することにより、請求
項2記載の発明を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仮想マウス表示情報装置の一実施例の
システム構成図である。
【図2】CPU10が実行する仮想マウス表示処理の一
実施例のフローチャートである。
【図3】ステップS20の形状変更処理の一実施例のフ
ローチャートである。
【図4】ステップS20の形状変更処理の一実施例のフ
ローチャートである。
【図5】領域UL等を説明するための図である。
【図6】領域UR等を説明するための図である。
【図7】領域DR等を説明するための図である。
【図8】領域DL等を説明するための図である。
【図9】仮想マウスの形状変化がない領域を説明するた
めの図である。
【図10】本発明の仮想マウス表示の実施例を示す図で
ある。
【図11】本発明の仮想マウス表示の実施例を示す図で
ある。
【図12】インターネット接続時の表示画面における仮
想マウスの表示例を示す図である。
【符号の説明】
10 中央処理装置(CPU) 20 入力装置 21 タッチスクリーン 30 記憶装置 31 RAM 32 ROM 33 ハードディスク装置 34 フレキシブルディスク装置 40 表示装置 50 通信装置 60 ネットワーク 70 仮想マウス 71 仮想マウス本体 72,73 クリックボタン 74 カーソル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力装置としてのタッチスクリーンを表
    示装置に重ねて設けた情報装置であって、 クリックボタンを持ちカーソルを移動させるマウス形状
    で、かつ、カーソルが一体化された仮想マウスを前記表
    示装置に表示する仮想マウス表示手段と、 前記タッチスクリーン上のタッチした位置に前記仮想マ
    ウスを移動する仮想マウス移動手段と、 前記タッチスクリーン上のクリックボタン位置をタッチ
    したときクリック情報を生成するクリック手段とを有す
    ることを特徴とする仮想マウス表示情報装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の仮想マウス表示情報装置
    において、 前記タッチスクリーン上のタッチした位置に応じて前記
    仮想マウスのカーソルを含む形状を変更する仮想マウス
    形状変更手段を有することを特徴とする仮想マウス表示
    情報装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の仮想マウス表示情報装置
    において、 前記仮想マウス表示手段は、前記仮想マウスを半透明
    で、既存の表示内容を透過するよう表示することを特徴
    とする仮想マウス表示情報装置。
  4. 【請求項4】 コンピュータを、 クリックボタンを持ちカーソルを移動させるマウス形状
    で、かつ、カーソルが一体化された仮想マウスを表示装
    置に表示させる仮想マウス表示手段と、 前記表示装置に重ねて設けたタッチスクリーン上のタッ
    チした位置に前記仮想マウスを移動させる仮想マウス移
    動手段と、 前記タッチスクリーン上のクリックボタン位置をタッチ
    したときクリック情報を生成させるクリック手段として
    機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のプログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体において、 前記タッチスクリーン上のタッチした位置に応じて前記
    仮想マウスのカーソルを含む形状を変更させる仮想マウ
    ス形状変更手段として機能させるためのプログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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