JPH11352268A - 核融合炉用真空容器 - Google Patents
核融合炉用真空容器Info
- Publication number
- JPH11352268A JPH11352268A JP10159335A JP15933598A JPH11352268A JP H11352268 A JPH11352268 A JP H11352268A JP 10159335 A JP10159335 A JP 10159335A JP 15933598 A JP15933598 A JP 15933598A JP H11352268 A JPH11352268 A JP H11352268A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- segments
- welded
- vacuum vessel
- joint member
- vacuum container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/10—Nuclear fusion reactors
Landscapes
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 セグメント間の溶接部に生じた亀裂の成長を
簡単な構成により抑制することのできる核融合炉用真空
容器を提供することを目的とする。 【解決手段】 複数個のセグメント1を溶接接合してト
ーラス状に形成された核融合炉用真空容器において、隣
接するセグメント1,1間に形成された溶接部6の上に
継手部材7を設け、この継手部材7の両端部7a,7a
を溶接部6を跨いでセグメント1,1の外壁部材3,3
に夫々溶接固定したことを特徴とする。
簡単な構成により抑制することのできる核融合炉用真空
容器を提供することを目的とする。 【解決手段】 複数個のセグメント1を溶接接合してト
ーラス状に形成された核融合炉用真空容器において、隣
接するセグメント1,1間に形成された溶接部6の上に
継手部材7を設け、この継手部材7の両端部7a,7a
を溶接部6を跨いでセグメント1,1の外壁部材3,3
に夫々溶接固定したことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トカマク型核融合
炉に使用される真空容器に関する。
炉に使用される真空容器に関する。
【0002】
【従来の技術】トカマク型核融合炉に使用される真空容
器は、その内部に高温プラズマを発生させるために、ト
ーラス状に形成されている。また、この種の真空容器
は、図2に示されるように、トロイダル方向に複数個の
セグメント1を有しており、これらのセグメント1を海
老管状に溶接接合して形成されている。
器は、その内部に高温プラズマを発生させるために、ト
ーラス状に形成されている。また、この種の真空容器
は、図2に示されるように、トロイダル方向に複数個の
セグメント1を有しており、これらのセグメント1を海
老管状に溶接接合して形成されている。
【0003】セグメント1は、図3に示されるように、
ポロイダル方向に沿って略D字形の断面を有する内壁部
材2と、この内壁部材2の外側に設けられた外壁部材3
とで形成されている。これらの内壁部材2および外壁部
材3はステンレス鋼で形成されており、内壁部材2と外
壁部材3との間には複数の補強リブ4がポロイダル方向
に沿って設けられている。これらの補強リブ4は内壁部
材2と外壁部材3に溶接接合されており、隣接する補強
リブ4間には冷却流体が流通する冷却流路5(図4参
照)が形成されている。
ポロイダル方向に沿って略D字形の断面を有する内壁部
材2と、この内壁部材2の外側に設けられた外壁部材3
とで形成されている。これらの内壁部材2および外壁部
材3はステンレス鋼で形成されており、内壁部材2と外
壁部材3との間には複数の補強リブ4がポロイダル方向
に沿って設けられている。これらの補強リブ4は内壁部
材2と外壁部材3に溶接接合されており、隣接する補強
リブ4間には冷却流体が流通する冷却流路5(図4参
照)が形成されている。
【0004】このような構造の真空容器は、その直径が
数mから数十mに及ぶため、工場で製作されたセグメン
ト1を現場にて溶接接合して組み立てられる。従って、
組み立てられた真空容器を放射線透過試験などの非破壊
検査により検査する場合、非破壊検査を実施できない溶
接部が存在し、非破壊検査を実施できない溶接部に亀裂
が存在している場合には真空容器のトロイダル方向に作
用する電磁力などの外力によって真空容器が破損する惧
れがあるため、従来ではセグメント間に形成された溶接
部に対して仮想の亀裂を想定し、その亀裂が運転中の電
磁力や圧力等の荷重により成長したとしても急激な破損
に至らないように真空容器を設計している。
数mから数十mに及ぶため、工場で製作されたセグメン
ト1を現場にて溶接接合して組み立てられる。従って、
組み立てられた真空容器を放射線透過試験などの非破壊
検査により検査する場合、非破壊検査を実施できない溶
接部が存在し、非破壊検査を実施できない溶接部に亀裂
が存在している場合には真空容器のトロイダル方向に作
用する電磁力などの外力によって真空容器が破損する惧
れがあるため、従来ではセグメント間に形成された溶接
部に対して仮想の亀裂を想定し、その亀裂が運転中の電
磁力や圧力等の荷重により成長したとしても急激な破損
に至らないように真空容器を設計している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、亀裂の
成長は荷重伝播のメカニズムが複雑であり、材料データ
のばらつきも大きいことから、真空容器の構造信頼性を
向上させるために、別途、亀裂の成長を抑制できる構造
が必要である。
成長は荷重伝播のメカニズムが複雑であり、材料データ
のばらつきも大きいことから、真空容器の構造信頼性を
向上させるために、別途、亀裂の成長を抑制できる構造
が必要である。
【0006】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
ので、セグメント間の溶接部に生じた亀裂の成長を簡単
な構成により抑制することのできる核融合炉用真空容器
を提供することを目的とするものである。
ので、セグメント間の溶接部に生じた亀裂の成長を簡単
な構成により抑制することのできる核融合炉用真空容器
を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、複数個のセグメントを溶接接合してト
ーラス状に形成された核融合炉用真空容器において、前
記セグメント間の溶接部上に継手部材を夫々設け、この
継手部材の両端部を前記溶接部を跨いで隣接するセグメ
ントに溶接固定したことを特徴とする。
めに、本発明は、複数個のセグメントを溶接接合してト
ーラス状に形成された核融合炉用真空容器において、前
記セグメント間の溶接部上に継手部材を夫々設け、この
継手部材の両端部を前記溶接部を跨いで隣接するセグメ
ントに溶接固定したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を参照して説明する。図1には本発明の一実
施形態が示されており、同図に示されるように、セグメ
ント1の外壁部材3,3間に形成された溶接部6の上に
は継手部材7が設けられている。この継手部材7は、外
壁部材3に対して溶接可能な金属材料で形成されてい
る。また、継手部材7はU字状に形成されており、その
両端部7a,7aが溶接部6を跨いで隣接するセグメン
ト1,1の外壁部材3に夫々溶接固定されている。
ついて図面を参照して説明する。図1には本発明の一実
施形態が示されており、同図に示されるように、セグメ
ント1の外壁部材3,3間に形成された溶接部6の上に
は継手部材7が設けられている。この継手部材7は、外
壁部材3に対して溶接可能な金属材料で形成されてい
る。また、継手部材7はU字状に形成されており、その
両端部7a,7aが溶接部6を跨いで隣接するセグメン
ト1,1の外壁部材3に夫々溶接固定されている。
【0009】上記のような真空容器では、溶接部6上に
設けられた継手部材7の両端部7a,7aが溶接部6を
跨いで隣接するセグメント1,1の外壁部材3に夫々溶
接固定されているため、溶接部6に発生した亀裂の成長
が継手部材7によって抑制される。したがって、真空容
器のトロイダル方向に電磁力などの外力が作用しても溶
接部に発生した亀裂が大きく成長することがないため、
亀裂の成長による真空容器の破損を簡単な構成により防
止することができる。
設けられた継手部材7の両端部7a,7aが溶接部6を
跨いで隣接するセグメント1,1の外壁部材3に夫々溶
接固定されているため、溶接部6に発生した亀裂の成長
が継手部材7によって抑制される。したがって、真空容
器のトロイダル方向に電磁力などの外力が作用しても溶
接部に発生した亀裂が大きく成長することがないため、
亀裂の成長による真空容器の破損を簡単な構成により防
止することができる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
セグメント間の溶接部に生じた亀裂の成長を簡単な構成
により抑制することのできる核融合炉用真空容器を提供
できる。
セグメント間の溶接部に生じた亀裂の成長を簡単な構成
により抑制することのできる核融合炉用真空容器を提供
できる。
【図1】本発明の一実施形態を示す図である。
【図2】トカマク型核融合炉に使用される真空容器の部
分平面図である。
分平面図である。
【図3】真空容器を形成するセグメントの斜視図であ
る。
る。
【図4】セグメントのトロイダル方向に沿った部分断面
図である。
図である。
1 セグメント 2 内壁部材 3 内壁部材 4 外壁部材 5 補強リブ 6 溶接部 7 継手部材
Claims (1)
- 【請求項1】 複数個のセグメントを溶接接合してトー
ラス状に形成された核融合炉用真空容器において、 前記セグメント間の溶接部上に継手部材を夫々設け、こ
の継手部材の両端部を前記溶接部を跨いで隣接するセグ
メントに溶接固定したことを特徴とする核融合炉用真空
容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10159335A JPH11352268A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 核融合炉用真空容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10159335A JPH11352268A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 核融合炉用真空容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11352268A true JPH11352268A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=15691590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10159335A Pending JPH11352268A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 核融合炉用真空容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11352268A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100391990B1 (ko) * | 2001-06-14 | 2003-07-22 | 삼성전자주식회사 | 직렬 버스 구조의 메모리 모듈들을 구비한 정보 처리 시스템 |
CN114769975A (zh) * | 2022-06-17 | 2022-07-22 | 中国科学院合肥物质科学研究院 | 一种核聚变真空室的焊接装置和焊接方法 |
-
1998
- 1998-06-08 JP JP10159335A patent/JPH11352268A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100391990B1 (ko) * | 2001-06-14 | 2003-07-22 | 삼성전자주식회사 | 직렬 버스 구조의 메모리 모듈들을 구비한 정보 처리 시스템 |
CN114769975A (zh) * | 2022-06-17 | 2022-07-22 | 中国科学院合肥物质科学研究院 | 一种核聚变真空室的焊接装置和焊接方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020702 |