JPH11350604A - 折り畳み伸展可能な建造物 - Google Patents

折り畳み伸展可能な建造物

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JPH11350604A
JPH11350604A JP10169184A JP16918498A JPH11350604A JP H11350604 A JPH11350604 A JP H11350604A JP 10169184 A JP10169184 A JP 10169184A JP 16918498 A JP16918498 A JP 16918498A JP H11350604 A JPH11350604 A JP H11350604A
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plate
building according
folded
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JP10169184A
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Tadao Shinohara
忠男 篠原
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BARIBO KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Abstract

(57)【要約】 【課題】建造費が安く、不使用時には折り畳むことによ
ってそのスペースを他の用途に使用することができると
ともに、使用時には風雨を遮断することができ、しかも
見栄えの良い住宅等に付設するサンルーフ、サンテラ
ス、雨天用物干し、玄関キャノピー、渡り廊下や、仮設
ハウス、仮設倉庫、温室や仮設トイレ等として用いられ
る建造物を提供する。 【解決手段】強度のある剛性材料からなる板状体をシー
ト状の外装材で連結することにより、建造物の両側面と
天井面を一体に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等に付設する
サンルーフ、サンテラス、雨天用物干し、玄関キャノピ
ーや渡り廊下として用いられ、また仮設ハウス、仮設倉
庫、温室や仮設トイレ等としても用いられる両側面及び
天井面を一体に構成した折り畳み可能な建造物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の住宅等に付設されるサンルーフ、
サンテラス、雨天用物干し等としてはアルミニウム、ス
チール等からなる支柱にアクリル樹脂、塩化ビニル樹脂
等からなる透明又は半透明のプラスチック製の屋根を取
付けたものが知られている。また、玄関キャノピーや渡
り廊下としては同様の材料により構成されたものや、住
宅等と同様に木材等からなる支柱に本格的な屋根を取付
けたものが知られている。これらの建造物はいずれも固
定した支柱上に屋根を取り付けた固定建造物として設置
されるものであり、これらの建造物を折り畳んだり移動
することができない為に、建造物の設置されたスペース
を他の用途に使用することができず、また外観も良くな
い等の欠点がある。
【0003】また、従来の仮設ハウス、仮設倉庫や温室
としては、アルミニウム、スチール等からなる支柱に、
テント、プラスチックシート、合板やガラス等からなる
屋根や壁面を構成する材料を取付けたものが知られてい
る。これらの建造物では、屋根や壁面を構成する材料を
取りはずして建造物を解体することにより、建造物を移
動、移設することは可能であるが、建造物を折り畳むこ
とはできず、建造物の組立や解体に時間がかかり、強度
も充分なものが得られず風雨を完全に遮断することがで
きない等の欠点があった。さらに、仮設トイレとして
は、金属製のパネルや繊維強化プラスチックパネル等に
より一体に成形されたものが知られているが、これらは
移動移設は可能であるが、折り畳むことができないため
に不使用時に保管するためのスペースが大きくなり、ま
た価格も高くなる等の欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明は
これら従来技術の問題点を解消し、建造費が安く、不使
用時には折り畳むことによってそのスペースを他の用途
に使用することができるとともに、使用時には風雨を遮
断することができ、しかも見栄えの良い住宅等に付設す
るサンルーフ、サンテラス、雨天用物干し、玄関キャノ
ピー、渡り廊下や、仮設ハウス、仮設倉庫、温室や仮設
トイレ等として用いられる建造物を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するために次のような構成をとるものである。 1.強度のある剛性材料からなる板状体をシート状の外
装材で連結することにより両側面と天井面を一体に構成
した折り畳み伸展可能な建造物。 2.建造物の前端部及び後端部に門型のフレーム部材を
設けたことを特徴とする1に記載の建造物。 3.建造物の中間部にも門型のフレーム部材を設けたこ
とを特徴とする1又は2に記載の建造物。 4.建造物の前端部が他の建造物に固定されたものであ
ることを特徴とする1〜3のいずれか1項に記載の建造
物。 5.建造物が移動可能で独立した建造物として構成され
たものであることを特徴とする1〜3のいずれか1項に
記載の建造物。 6.折り畳んだ建造物の前端部の一側端を他の建造物に
回動可能に係止したことを特徴とする1〜3のいずれか
1項に記載の建造物。 7.隣接するフレーム部材を連結部材により連結したこ
とを特徴とする1〜6のいずれか1項に記載の建造物。 8.強度のある剛性材料からなる板状体を二枚のシート
状の外装材間に挿入することによって建造物を一体に構
成したことを特徴とする1〜7のいずれか1項に記載の
建造物。 9.隣接する強度のある剛性材料からなる板状体をシー
ト状の外装材を介して接合することによって建造物を一
体に構成したことを特徴とする1〜7のいずれか1項に
記載の建造物。 10.隣接する強度のある剛性材料間及び/又は強度の
ある剛性材料とフレーム部材間に付勢部材を配設したこ
とを特徴とする1〜9のいずれか1項に記載の建造物。 11.強度のある剛性材料からなる板状体及びシート状
の外装材を透光性を有する材料により構成したことを特
徴とする1〜10のいずれか1項に記載の建造物。 12.強度のある剛性材料からなる板状体が金属薄板間
に発泡プラスチック材料を挿入したサンドイッチパネル
であることを特徴とする1〜10のいずれか1項に記載
の建造物。 13.建造物の下端部にガイド部材を設け、建造物の側
壁部材の下端部及び/又はフレーム部材の下端部をガイ
ド部材と移動可能に係合したことを特徴とする1〜12
のいずれか1項に記載の建造物。 14.ガイド部材が外側規制部材と内側規制部材により
構成され、建造物の前端部及び/又は後端部に建造物の
側壁部材を折り畳んで収納する収納部を有するものであ
ることを特徴とする13に記載の建造物。 15.建造物を折り畳んだ際に折り目が内側方向に形成
されるものであることを特徴とする1〜14のいずれか
1項に記載の建造物。 16.建造物を折り畳んだ際に折り目が外側方向に形成
されるものであることを特徴とする1〜14のいずれか
1項に記載の建造物。 17.建造物の前端部及び/又は後端部に建造物の前壁
面及び/又は後壁面を構成する部材を設けたことを特徴
とする1〜16のいずれか1項に記載の建造物。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。本発明では、強度のある剛性材料か
らなる板状体をシート状の外装材で連結することによっ
て、建造物の両側面及び天井面を一体にかつ折り畳み可
能に構成するものである。
【0007】本発明で建造物を構成する板状体となる剛
性材料としては特に制限はなく、建造物の壁材として必
要な強度を付与することのできる材料はいずれも使用可
能である。好ましい剛性材料としては、アルミ板、スチ
ール板等の金属板、木製板、必要により繊維材料等によ
り強化した合成樹脂板や金属薄板間に発泡プラスチック
材料を挿入したサンドイッチパネル等の複合材料等が挙
げられる。サンルーフ、サンテラス、雨天用物干しや温
室等として用いられる建造物を構成する板状体となる剛
性材料としては、透光性を有する材料により構成するこ
とが好ましい。本発明で使用する透光性を有する材料と
しては、光、特に日光を透過する性質を有する材料であ
れば特に制限はなく、好適な材料としては例えば、アク
リル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の透明又は半透明プ
ラスチックや強化ガラス等が挙げられる。
【0008】本発明では、これらの剛性材料からなる板
状体をシート状の外装材料で連結して建造物の両側面と
天井面を一体に構成するが、外装材料としては各種天然
繊維からなる布地、ナイロン、ポリエステル、ポリオレ
フィン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂シート、ゴムシー
ト等通常のシート材料はいずれも使用することができ
る。サンルーフ、サンテラスや雨天用物干しとして用い
られる建造物用の外装材料としては、透明プラスチック
シート等の透光性を有する外装材料を使用することが好
ましい。板状体を外装材料で連結する方法としては、例
えば(1)二枚のシート材料を接着、縫製等により貼り
合わせその間に板状体を挿入する、(2)隣接する板状
体をシート状の外装材を介して接着剤や係止具により接
合する等の方法が挙げられる。
【0009】板状体の寸法としては、例えば(1)仮設
ハウスや仮設倉庫、温室等の大型の建造物の場合には、
巾約30〜100cm程度の巾広のものとし(図2参
照)、(2)サンルーフ、サンテラス、雨天用物干し、
玄関キャノピー等の小型の建造物の場合には、巾約5〜
20cm程度の巾狭のもの(図14参照)とすることが
できるが、これらに限定されるものではない。板状体の
長さは、建造物の種類やサイズに合わせて適宜選択する
ことができる。本発明では、建造物を強度のある剛性材
料からなる板状体をシート状の外装材で連結することに
より両側面と天井面を一体に構成することによって、建
造物を組み立てたときに側壁面及び天井面に必要な強度
を付与し、雨や雪、風等を遮断することができるもので
ある。また、同時に建造物の折り畳みや伸展にメリハリ
を持たせることも可能となる。
【0010】建造物の前端部及び後端部(本発明では説
明を容易にするために、建造物の一端部を「前端部」、
そして他端部を「後端部」と称する)には、両側部に配
置される二本の支柱と該支柱を連結する梁から構成され
る門型のフレーム部材を設けることにより、建造物に必
要な強度を付与し、また建造物の折り畳み、伸展を容易
にする。このフレーム部材は図2にみられるように建造
物の中間部にも設けることができる。建造物の中間部に
もフレーム部材を設ける場合には、隣接する各フレーム
部材を連結部材により連結し、建造物がより一体となっ
て折り畳み又は伸展可能となるように構成するととも
に、建造物の強度を向上させることができる。
【0011】建造物の下端部には、建造物の折り畳み又
は伸展をスムースに行うために、図1にみられるように
ガイド部材を設け、建造物の側壁部材の下端部及び/又
はフレーム部材の下端部をこのガイド部材と移動可能に
係合することが好ましい。ガイド部材としては、レー
ル、ラック、溝等が用いられるが、これらは建造物と一
体に構成し、全体を移動可能とすることができ、また建
造物を設置する場所にガイド部材をあらかじめ設置し建
造物と係合させるように構成することもできる。建造物
の側壁を構成する板状体及び/又はフレーム部材の下端
部には、これらのガイド部材と係合する車輪、ベアリン
グ等の転動体や歯車等が設けられる。図1にみられるよ
うに、ガイド部材を外側規制部材と内側規制部材により
構成し、建造物の前端部及び/又は後端部に建造物の側
壁部材を折り畳んで収納する収納部を設ける構成として
もよい。
【0012】本発明の建造物は、図2、3にみられるよ
うに、折り畳んだ際に建造物の両側面及び/又は天井面
で折り目が内側方向に形成されるように構成することが
できる。建造物を折り畳んだ際に折り目が内側方向に形
成されるようにするには、建造物の天井面を構成する板
状体と側壁面を構成する板状体の接続部において、それ
ぞれの板状体の端部に切り欠きを設け、折り畳み時に天
井面を構成する板状体と側壁面を構成する板状体が重な
らないようにすることが好ましい。
【0013】また、本発明の建造物は、図17、18に
みられるように折り畳んだ際に折り目が建造物の両側面
及び/又は天井面で外側に拡がる方向に形成されるよう
に構成してもよい。建造物を折り畳んだ際に折り目が外
側に拡がる方向に形成されるようにするには、(1)建
造物の天井面を構成する部材と側壁面を構成する部材の
接続部に伸縮性部材や寸法に余裕のあるシート部材を使
用する、(2)建造物の天井面を構成する部材の一部又
は全面に板状体に変えてエラストマー等の伸縮性材料を
使用する等の方法があり、適宜選択することができる。
【0014】建造物を構成する強度のある剛性材料間及
び/又は強度のある剛性材料とフレーム部材間には、図
20にみられるように折り目部を折り畳み方向に付勢す
るバネ付蝶番、板バネ、ピン、ゴム等の弾性部材等から
なる付勢部材を配設することができる。このような付勢
部材を配設することにより、折り目の方向性にメリハリ
を持たせ建造物の折り畳みが容易になる。
【0015】本発明の建造物は、図5〜7にみられるよ
うに前端部を住宅や門、塀等の他の建造物に固定する構
成とすることができる。又、建造物の前端部の1側端を
他の建造物に回動可能に係止し、使用時には図8にみら
れるように略90°回動させた後に伸展させ、他の建造
物に沿って建造物を組立てるように構成することもでき
る。さらに、仮設ハウス、仮設倉庫、温室や仮設トイレ
等として用いられる建造物の場合には、建造物を他の建
造物等に特に固定又は係止せずに、独立のものとして所
望の場所に構築し、必要により他の場所に移動可能とす
るようにしてもよい。建造物の前端部及び/又は後端部
には、必要に応じてシート材料、板状体等により壁面を
構成して、建造物を完全に密閉できるようにしてもよ
い。また、所望により建造物の前端部及び/又は後端部
に設ける壁面や、天井面、側壁面に窓や扉を形成するよ
うにしてもよい。
【0016】次に、本発明の具体例について図面に基づ
いてさらに詳細に説明するが、これらの具体例は本発明
を限定するものではない。図1〜図4は本発明の建造物
の1例を示す図であり、図1は建造物を折り畳んだ状態
を示す斜視図、図2は同じく正面図、図3は同じく平面
図、そして図4は同じく右側面図である。また図5〜図
8はこの建造物の使用状態を示す模式図である。これら
の図において符号1は建造物、符号2は側壁面を構成す
る板状体、符号3は天井面を構成する板状体、符号4及
び5は前端部及び後端部に設けたフレーム部材、符号6
は中間フレーム部材、そして符号7はガイド部材を表
す。この例では、建造物1は剛性材料からなる幅広の板
状体2、3をシート状の外装材(図示せず)で連結する
ことによって側壁面及び天井面を一体に構成したもので
ある。建造物の前端部及び後端部にはフレーム部材4及
び5が設けられ、また中間部には中間フレーム部材6が
設けられている。これらのフレーム部材及び板状体は下
端部でガイド部材7と移動可能に係合してある。ガイド
部材7は外側規制部材11及び内側規制部材12により
構成されており、ガイド部材7の前端部には側壁部材を
折り畳んで収納する収納部8が設けられている。フレー
ム部材やガイド部材を構成する材料に特に制限はない
が、通常はアルミニウム、ステンレス鋼等の金属類を使
用する。
【0017】この建造物1は、図5及び図6にみられる
ように住宅等の他の建造物30に、前端部のフレーム部
材4を固定し、サンルーフ、サンテラスや雨天用物干し
等として使用することができる。また、図7にみられる
ように玄関キャノピーや渡り廊下等として使用してもよ
い。この建造物1を他の建造物30に固定するには、建
造物1の前端部のフレーム部材4の全面を他の建造物3
0に固定する構成とすることができる。(図5〜図7)
建造物1の使用時には、点線で示したように建造物1を
他の建造物30に対して垂直方向に伸展して組立てる。
不使用時には、実線で示したように建造物を折り畳んで
収納することによって、そのスペースを他の用途に使用
することができ、また見栄えもよくなる。
【0018】また、図8にみられるように前端部のフレ
ーム部材4の一側端25を他の建造物30に回動可能に
係止する構成としてもよい。この建造物1の使用時に
は、点線で示したように建造物1を他の建造物30に沿
って伸展して組立てる。不使用時には、建造物1を折り
畳んだ後に側端部25で回動させて、図5〜7と同様に
他の建造物30に建造物の前端部のフレーム部材4の全
面が密着するように固定するものである。これらの建造
物の寸法や建造物を構成する材料は、建造物の設置場所
や用途に応じて適宜選択することができ、例えば図6に
みられるように集合住宅等のベランダにサンルーフ、サ
ンテラスや雨天用物干し等として設置する場合には、建
造物の横方向の巾を広くし奥行きを狭くするとともに、
天井面や側壁面を透光性を有する材料により構成すれば
よい。また、所望によりガイド部材を省略する構成とし
てもよい。
【0019】さらに、この建造物1は図9にみられるよ
うに、必要に応じて建造物の前端部及び後端部に板状体
やシート材料により壁面26を設けて、独立した建造物
1として構成し、折り畳みや移動可能な仮設ハウス、仮
設倉庫、温室等として使用することができる。また、図
10にみられるように、仮設トイレや更衣室等として使
用することもできる。これらの建造物1には、所望によ
り側壁面や前端部及び/又は後端部を構成する壁面に扉
27や窓28を設けることができる。
【0020】図11〜図13は、建造物を構成する強度
を有する剛性材料からなる板状体の詳細を示す図であ
り、図11は建造物の一部を切り欠いた部分拡大斜視
図、図12は建造物を構成する板状体の1例を示す断面
図、そして図13は建造物を構成する板状体の他の例を
示す断面図である。図11の建造物1は、折り畳んだ際
に折り目が両側面及び天井面で内側方向に形成されるも
のであるが、建造物の側壁面を構成する板状体2と天井
面を構成する板状体3との接続部では、板状体2及び3
の端部に切り欠き13、13を設け、折り畳み時に天井
面を構成する板状体3と側壁面を構成する板状体2が重
ならないようにしてある。
【0021】この例では、建造物1の側壁面を構成する
板状体2と天井面を構成する板状体3としては、図12
に見られるような断面形状を有する板状体を使用してい
る。この板状体は、断面中央部にリブ14を設けること
によって、強度を大きくしてある。建造物1は、ナイロ
ンキャンバス等からなる二枚の外装材15、15を縫製
又は接着剤で貼り合わせることによって袋状の収納部を
設け、その内部にこの板状体を挿入することによって一
体に構成してある。サンルーフ、サンテラス、雨天用物
干しや温室等として用いられる建造物を構成する板状体
となる剛性材料としては、アクリル樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂等の透明又は半透明プラスチックや強化ガラス
等の透光性材料を使用することが好ましい。また、板状
体を連結する外装材料も、透明プラスチックシート等の
透光性材料を使用することが好ましい。
【0022】図13は建造物の側壁面及び天井面を構成
する板状体2及び3の他の例を示す断面図であり、この
例ではアルミニウム等の金属薄板21、21間に発泡ス
チロール等の発泡プラスチック材料22を挿入したサン
ドイッチパネルを使用した。各サンドイッチパネルは、
ナイロンキャンバス等からなるシート状の外装材15を
介して接着剤及び鋲により、隣接するパネル又はフレー
ム部材に接合されている。このパネルは、仮設倉庫や仮
設ハウス等の強度と断熱性等を必要とする建造物に好適
に用いられる。
【0023】図14〜図16は、本発明の建造物の他の
例を示す図であり、図14は建造物を折り畳んだ状態を
示す正面図、図15は同じく平面図、そして図16は同
じく右側面図である。この例では、建造物1の側壁面及
び天井面を構成する強度を有する剛性材料からなる板状
体2、3として巾狭の板状体を使用している。また、両
側壁面を構成する板状体2としては、下端部がガイド部
材7に達しない短尺のものを使用し、建造物1の下端部
には空間部16が形成されている。この例では、ガイド
部材7にはフレーム部材4、5及び6のみが係合される
ものであり、図1〜図4の建造物のように側壁部材の収
納部8を形成する必要はない。
【0024】図17〜図20は、本発明の建造物の他の
例を示す図であり、図17は建造物を折り畳んだ状態を
示す正面図、図18は同じく平面図、図19は同じく右
側面図、そして図20は建造物の部分拡大斜視図であ
る。この例では、建造物1の側壁面及び天井面を構成す
る板状体2、3として巾広の板状体を使用するものであ
り、両側壁面の下端部には図14〜図16の建造物と同
様に空間部16が形成されている。この例では図20に
みられるように建造物1の側壁面を構成する板状体2と
天井面を構成する板状体3との接続部に切れ目を設け、
この切れ目に弾性樹脂、ゴム等からなる伸縮性部材や寸
法に余裕のあるシート部材17を配置することによっ
て、建造物1を折り畳んだ際に折り目が側壁面及び天井
面で外側に拡がる方向に形成されるように構成してあ
る。また、建造物の折り畳みが容易になるように側壁面
や天井面を構成する隣接する板状体間、及び板状体とフ
レーム部材間には折り目を折り畳み方向に付勢するバネ
付蝶番18を配設してある。この建造物は図21にみら
れるように、必要に応じて建造物の前端部及び後端部に
板状体やシート材料により壁面26を設けて、独立した
建造物1として構成し、折り畳みや移動可能な仮設ハウ
ス、仮設倉庫、温室等として使用することができる。
【0025】図22〜図24は、本発明の建造物の他の
例を示す図であり、図22は建造物を折り畳んだ状態を
示す正面図、図23は同じく平面図、そして図24は同
じく右側面図である。この例では、建造物1の側壁面及
び天井面を構成する板状体2、3として巾狭の板状体を
使用したほかは、図17〜図20の建造物と同様の構成
をとるものである。
【0026】図25及び図26は、本発明の建造物にお
けるフレーム部材とガイド部材の係合状態を示す模式図
である。図25では、外側規制部材11と内側規制部材
12によりガイド部材7を構成し、フレーム部材6の下
端部に取付けた車輪23をこのガイド部材7に係止して
いる。外側規制部材11の上部には車輪23を覆うよう
に断面略L字型のカバー部24を設けて、車輪23の脱
輪と車輪23にゴミや泥等が付着するのを防止してい
る。図26では、略同一形状の外側規制部材11と内側
規制部材12を対向させてガイド部材7を構成し、フレ
ーム部材6の下端部の両側に取付けた車輪23、23を
このガイド部材7に係止している。外側規制部材11及
び内側規制部材12の上部には車輪23、23を覆うよ
うにカバー部24、24が設けられている。
【0027】
【発明の効果】本発明は、建造費が安く、不使用時には
折り畳むことによってそのスペースを他の用途に使用す
ることができるとともに、使用時には風雨を遮断するこ
とができ、しかも見栄えの良い住宅等に付設するサンル
ーフ、サンテラス、雨天用物干し、玄関キャノピー、渡
り廊下や、仮設ハウス、仮設倉庫、温室や仮設トイレ等
として用いられる建造物を提供するものであり、実用的
価値がきわめて高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建造物の1例を示すもので、建造物を
折り畳んだ状態を示す斜視図である。
【図2】図1の建造物の正面図である。
【図3】図1の建造物の平面図である。
【図4】図1の建造物の右側面図である。
【図5】本発明の建造物の使用状態の1例を示す模式図
である。
【図6】本発明の建造物の使用状態の他の例を示す模式
図である。
【図7】本発明の建造物の使用状態の他の例を示す模式
図である。
【図8】本発明の建造物の使用状態の他の例を示す模式
図である。
【図9】本発明の建造物の使用状態の他の例を示す模式
図である。
【図10】本発明の建造物の使用状態の他の例を示す模
式図である。
【図11】本発明の建造物を構成する板状体の1例を示
すもので、建造物の一部を切り欠いた部分拡大斜視図で
ある。
【図12】本発明の建造物を構成する板状体の1例を示
す断面図である。
【図13】本発明の建造物を構成する板状体の他の例を
示す断面図である。
【図14】本発明の建造物の他の例を示すもので、建造
物を折り畳んだ状態を示す正面図である。
【図15】図14の建造物の平面図である。
【図16】図14の建造物の右側面図である。
【図17】本発明の建造物の他の例を示すもので、建造
物を折り畳んだ状態を示す正面図である。
【図18】図17の建造物の平面図である。
【図19】図17の建造物の右側面図である。
【図20】図17の建造物の部分拡大斜視図である。
【図21】図17の建造物の使用状態の1例を示す模式
図である。
【図22】本発明の建造物の他の例を示すもので、建造
物を折り畳んだ状態を示す正面図である。
【図23】図22の建造物の平面図である。
【図24】図22の建造物の右側面図である。
【図25】本発明の建造物におけるフレーム部材とガイ
ド部材の係合状態の1例を示す模式図である。
【図26】本発明の建造物におけるフレーム部材とガイ
ド部材の係合状態の他の例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 建造物 2、3 板状体 4、5、6 フレーム部材 7 ガイド部材 8 収納部 11 外側規制部材 12 内側規制部材 13 切り欠き 14 リブ 15 外装材 16 空間部 17 伸縮性部材 18 バネ付蝶番 21 金属薄板 22 発泡プラスチック材料 23 車輪 24 カバー部 25 側端部 26 壁面 27 扉 28 窓 30 他の建造物

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強度のある剛性材料からなる板状体をシ
    ート状の外装材で連結することにより両側面と天井面を
    一体に構成した折り畳み伸展可能な建造物。
  2. 【請求項2】 建造物の前端部及び後端部に門型のフレ
    ーム部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の建
    造物。
  3. 【請求項3】 建造物の中間部にも門型のフレーム部材
    を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の建造
    物。
  4. 【請求項4】 建造物の前端部が他の建造物に固定され
    たものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    1項に記載の建造物。
  5. 【請求項5】 建造物が移動可能で独立した建造物とし
    て構成されたものであることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の建造物。
  6. 【請求項6】 折り畳んだ建造物の前端部の一側端を他
    の建造物に回動可能に係止したことを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか1項に記載の建造物。
  7. 【請求項7】 隣接するフレーム部材を連結部材により
    連結したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項
    に記載の建造物。
  8. 【請求項8】 強度のある剛性材料からなる板状体を二
    枚のシート状の外装材間に挿入することによって建造物
    を一体に構成したことを特徴とする請求項1〜7のいず
    れか1項に記載の建造物。
  9. 【請求項9】 隣接する強度のある剛性材料からなる板
    状体をシート状の外装材を介して接合することによって
    建造物を一体に構成したことを特徴とする請求項1〜7
    のいずれか1項に記載の建造物。
  10. 【請求項10】 隣接する強度のある剛性材料間及び/
    又は強度のある剛性材料とフレーム部材間に付勢部材を
    配設したことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項
    に記載の建造物。
  11. 【請求項11】 強度のある剛性材料からなる板状体及
    びシート状の外装材を透光性を有する材料により構成し
    たことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記
    載の建造物。
  12. 【請求項12】 強度のある剛性材料からなる板状体が
    金属薄板間に発泡プラスチック材料を挿入したサンドイ
    ッチパネルであることを特徴とする請求項1〜10のい
    ずれか1項に記載の建造物。
  13. 【請求項13】 建造物の下端部にガイド部材を設け、
    建造物の側壁部材の下端部及び/又はフレーム部材の下
    端部をガイド部材と移動可能に係合したことを特徴とす
    る請求項1〜12のいずれか1項に記載の建造物。
  14. 【請求項14】 ガイド部材が外側規制部材と内側規制
    部材により構成され、建造物の前端部及び/又は後端部
    に建造物の側壁部材を折り畳んで収納する収納部を有す
    るものであることを特徴とする請求項13に記載の建造
    物。
  15. 【請求項15】 建造物を折り畳んだ際に折り目が内側
    方向に形成されるものであることを特徴とする請求項1
    〜14のいずれか1項に記載の建造物。
  16. 【請求項16】 建造物を折り畳んだ際に折り目が外側
    方向に形成されるものであることを特徴とする請求項1
    〜14のいずれか1項に記載の建造物。
  17. 【請求項17】 建造物の前端部及び/又は後端部に建
    造物の前壁面及び/又は後壁面を構成する部材を設けた
    ことを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載
    の建造物。
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