JPH11348164A - 積層板およびその製造方法 - Google Patents
積層板およびその製造方法Info
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- JPH11348164A JPH11348164A JP10162325A JP16232598A JPH11348164A JP H11348164 A JPH11348164 A JP H11348164A JP 10162325 A JP10162325 A JP 10162325A JP 16232598 A JP16232598 A JP 16232598A JP H11348164 A JPH11348164 A JP H11348164A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接着剤を用いることなく、容易に積層板が得
られるようにするとともに、表面が柔らかい感触を有す
る積層板およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 ポリエチレン樹脂あるいはポリプロピレ
ン樹脂より選択した第1の熱可塑性樹脂繊維11を解繊
したものと、植物繊維12を解繊したものとを混合して
混合繊維体13を作製した後、この混合繊維体13をフ
ォーミングして第1のマット状体14を作製する。一
方、ポリエチレンテレフタレート樹脂よりなる第2の熱
可塑性樹脂繊維15を解繊したものをフォーミングして
第2のマット状体16を作製する。ついで、第1のマッ
ト状体14の上に第2のマット状体16を重ね合わせて
積層マット体10を形成した後、ホットプレス装置20
の下プレス型21の上に載せた後、ホットプレス装置2
0の上プレス型22を下降させてホットプレス成形を行
う。
られるようにするとともに、表面が柔らかい感触を有す
る積層板およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 ポリエチレン樹脂あるいはポリプロピレ
ン樹脂より選択した第1の熱可塑性樹脂繊維11を解繊
したものと、植物繊維12を解繊したものとを混合して
混合繊維体13を作製した後、この混合繊維体13をフ
ォーミングして第1のマット状体14を作製する。一
方、ポリエチレンテレフタレート樹脂よりなる第2の熱
可塑性樹脂繊維15を解繊したものをフォーミングして
第2のマット状体16を作製する。ついで、第1のマッ
ト状体14の上に第2のマット状体16を重ね合わせて
積層マット体10を形成した後、ホットプレス装置20
の下プレス型21の上に載せた後、ホットプレス装置2
0の上プレス型22を下降させてホットプレス成形を行
う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅用内装材、家
具、車両用内装材等に使用される積層板に係り、特に表
面が柔らかい感触を有する積層板およびその製造方法に
関する。
具、車両用内装材等に使用される積層板に係り、特に表
面が柔らかい感触を有する積層板およびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】上記した用途に使用されるベニヤ板、M
DF(中比重木質繊維板)、パーティクルボード等の板
材の表面に化粧シートを接着したものが知られている。
このような化粧シートを接着した板材の具体例として
は、例えば、特開平8−230129号公報において提
案されている。この特開平8−230129号公報にお
いて提案された板材にあっては、図3に示すように、木
質繊維に熱硬化性合成樹脂を混入した後、これをフォー
ミングしてマット31を形成し、マット31上にスプレ
ーコータ32で接着剤33を塗布した後、ホットプレス
装置の下プレス型34の上に載せ、接着剤33の塗布面
に木目模様あるいはタイル模様が印刷された化粧シート
35を載せ、ホットプレス装置の上プレス型36を下降
させてホットプレス成形を行って、板材40を形成する
ようにしている。
DF(中比重木質繊維板)、パーティクルボード等の板
材の表面に化粧シートを接着したものが知られている。
このような化粧シートを接着した板材の具体例として
は、例えば、特開平8−230129号公報において提
案されている。この特開平8−230129号公報にお
いて提案された板材にあっては、図3に示すように、木
質繊維に熱硬化性合成樹脂を混入した後、これをフォー
ミングしてマット31を形成し、マット31上にスプレ
ーコータ32で接着剤33を塗布した後、ホットプレス
装置の下プレス型34の上に載せ、接着剤33の塗布面
に木目模様あるいはタイル模様が印刷された化粧シート
35を載せ、ホットプレス装置の上プレス型36を下降
させてホットプレス成形を行って、板材40を形成する
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平8−230129号公報において提案された板
材にあっては、接着剤33の塗布工程とホットプレス工
程の2工程を必要とするため、製造工程が複雑になっ
て、コストが高くなるという問題があった。また、木目
模様あるいはタイル模様が印刷された化粧シート35を
用いるため、化粧シート35の材料費、加工費がかかる
とともに、化粧シート35が剥がれると木目も無くなっ
てしまうという問題があった。
た特開平8−230129号公報において提案された板
材にあっては、接着剤33の塗布工程とホットプレス工
程の2工程を必要とするため、製造工程が複雑になっ
て、コストが高くなるという問題があった。また、木目
模様あるいはタイル模様が印刷された化粧シート35を
用いるため、化粧シート35の材料費、加工費がかかる
とともに、化粧シート35が剥がれると木目も無くなっ
てしまうという問題があった。
【0004】また、板材の表面層から内部まで板として
の剛性をだすための材料が使われているため、表面層も
当然に硬くなるという問題があった。そのため、このよ
うな板材を住宅などの床材(フローリング材)に使用し
た場合、硬すぎるためにカーペット等の敷物を敷いて柔
らかい感触になるようにする必要があった。
の剛性をだすための材料が使われているため、表面層も
当然に硬くなるという問題があった。そのため、このよ
うな板材を住宅などの床材(フローリング材)に使用し
た場合、硬すぎるためにカーペット等の敷物を敷いて柔
らかい感触になるようにする必要があった。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】そ
こで、本発明は上記問題点を解決するためになされたも
のであって、接着剤を用いることなく、容易に積層板が
得られるようにするとともに、表面が柔らかい感触を有
する積層板およびその製造方法を提供することを目的と
してなされたものである。
こで、本発明は上記問題点を解決するためになされたも
のであって、接着剤を用いることなく、容易に積層板が
得られるようにするとともに、表面が柔らかい感触を有
する積層板およびその製造方法を提供することを目的と
してなされたものである。
【0006】このため、本発明の積層板は、第1のマッ
ト体はホットプレスにより溶融する第1の熱可塑性樹脂
繊維と植物繊維とが混合溶融されてなり、第2のマット
体はホットプレスにより溶融しない第2の熱可塑性樹脂
繊維がホットプレスにより溶融する第1の熱可塑性樹脂
繊維により結着されて表面の柔らかい層を形成するよう
にしている。このように、第2のマット体を構成する第
2の熱可塑性樹脂繊維が第1のマット体を構成する第1
の熱可塑性樹脂繊維が溶融することにより結着されてい
るため、この積層板の表面は第2のマット体を構成する
第2の熱可塑性樹脂繊維がフェルト状になって結着され
るため、表面が柔らかい板材が得られるようになる。
ト体はホットプレスにより溶融する第1の熱可塑性樹脂
繊維と植物繊維とが混合溶融されてなり、第2のマット
体はホットプレスにより溶融しない第2の熱可塑性樹脂
繊維がホットプレスにより溶融する第1の熱可塑性樹脂
繊維により結着されて表面の柔らかい層を形成するよう
にしている。このように、第2のマット体を構成する第
2の熱可塑性樹脂繊維が第1のマット体を構成する第1
の熱可塑性樹脂繊維が溶融することにより結着されてい
るため、この積層板の表面は第2のマット体を構成する
第2の熱可塑性樹脂繊維がフェルト状になって結着され
るため、表面が柔らかい板材が得られるようになる。
【0007】また、本発明の積層板の製造方法は、ホッ
トプレスにより溶融する第1の熱可塑性樹脂繊維と植物
繊維とを混合して第1のマット体を形成する第1マット
体形成工程と、ホットプレスにより溶融しない第2の熱
可塑性樹脂繊維により第2のマット体を形成する第2マ
ット体形成工程と、第1のマット体と第2のマット体と
を積層してホットプレスするホットプレス工程とを備え
るようにしている。このように、第1のマット体と第2
のマット体とを積層した後にホットプレスするようにす
ると、第2のマット体を構成する第2の熱可塑性樹脂繊
維がホットプレスにより溶融した第1のマット体を構成
する第1の熱可塑性樹脂繊維により結着されるため、容
易に第2のマット体を構成する第2の熱可塑性樹脂繊維
がフェルト状に結着されて、表面が柔らかい板材とする
ことが可能となる。
トプレスにより溶融する第1の熱可塑性樹脂繊維と植物
繊維とを混合して第1のマット体を形成する第1マット
体形成工程と、ホットプレスにより溶融しない第2の熱
可塑性樹脂繊維により第2のマット体を形成する第2マ
ット体形成工程と、第1のマット体と第2のマット体と
を積層してホットプレスするホットプレス工程とを備え
るようにしている。このように、第1のマット体と第2
のマット体とを積層した後にホットプレスするようにす
ると、第2のマット体を構成する第2の熱可塑性樹脂繊
維がホットプレスにより溶融した第1のマット体を構成
する第1の熱可塑性樹脂繊維により結着されるため、容
易に第2のマット体を構成する第2の熱可塑性樹脂繊維
がフェルト状に結着されて、表面が柔らかい板材とする
ことが可能となる。
【0008】そして、ポリエチレン樹脂の溶融温度は1
20〜140℃であり、ポリプロピレン樹脂の溶融温度
は160〜170℃であり、ポリエチレンテレフタレー
ト樹脂の溶融温度は248〜260℃であるので、ホッ
トプレスにより溶融する第1の熱可塑性樹脂として、ポ
リエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂より選択して用
い、ホットプレスにより溶融しない第2の熱可塑性樹脂
として、ポリエチレンテレフタレート樹脂を用いた場
合、ホットプレスでの加熱温度を120〜200℃とす
ることが好ましい。
20〜140℃であり、ポリプロピレン樹脂の溶融温度
は160〜170℃であり、ポリエチレンテレフタレー
ト樹脂の溶融温度は248〜260℃であるので、ホッ
トプレスにより溶融する第1の熱可塑性樹脂として、ポ
リエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂より選択して用
い、ホットプレスにより溶融しない第2の熱可塑性樹脂
として、ポリエチレンテレフタレート樹脂を用いた場
合、ホットプレスでの加熱温度を120〜200℃とす
ることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の積層板の一実施の
形態を図1、図2に基づいて説明する。なお、図1は本
発明により製造する積層板の製造工程の前半部を模式的
に示す図であり、図2は後半部を模式的に示す図であ
る。まず、ポリエチレン樹脂(溶融温度は120〜14
0℃)あるいはポリプロピレン樹脂(溶融温度は160
〜170℃)より選択した第1の熱可塑性樹脂繊維11
を解繊したものを用意するとともに、藁(わら)、椰子
(やし)、ケナフ(洋麻)等より選択した植物繊維12
を解繊したものを用意する。
形態を図1、図2に基づいて説明する。なお、図1は本
発明により製造する積層板の製造工程の前半部を模式的
に示す図であり、図2は後半部を模式的に示す図であ
る。まず、ポリエチレン樹脂(溶融温度は120〜14
0℃)あるいはポリプロピレン樹脂(溶融温度は160
〜170℃)より選択した第1の熱可塑性樹脂繊維11
を解繊したものを用意するとともに、藁(わら)、椰子
(やし)、ケナフ(洋麻)等より選択した植物繊維12
を解繊したものを用意する。
【0010】ついで、これらの第1の熱可塑性樹脂繊維
11と植物繊維12とを混合して混合繊維体13を作製
した後、この混合繊維体13をフォーミングして第1の
マット状体14を作製する。なお、第1の熱可塑性樹脂
繊維11と植物繊維12との混合割合は、植物繊維12
の方を多くした方が製品(積層板)の剛性が向上する。
一方、ポリエチレンテレフタレート樹脂(溶融温度は2
48〜260℃)よりなる第2の熱可塑性樹脂繊維15
を解繊したものを用意し、これをフォーミングして第2
のマット状体16を作製する。
11と植物繊維12とを混合して混合繊維体13を作製
した後、この混合繊維体13をフォーミングして第1の
マット状体14を作製する。なお、第1の熱可塑性樹脂
繊維11と植物繊維12との混合割合は、植物繊維12
の方を多くした方が製品(積層板)の剛性が向上する。
一方、ポリエチレンテレフタレート樹脂(溶融温度は2
48〜260℃)よりなる第2の熱可塑性樹脂繊維15
を解繊したものを用意し、これをフォーミングして第2
のマット状体16を作製する。
【0011】この後、第1のマット状体14の上に第2
のマット状体16を重ね合わせて積層マット体10を形
成する。なお、積層マット体10において、第1のマッ
ト状体14と第2のマット状体16との厚みの割合は、
第1のマット状体14:第2のマット状体16=4:1
となるようにそれぞれの厚みを調整する。
のマット状体16を重ね合わせて積層マット体10を形
成する。なお、積層マット体10において、第1のマッ
ト状体14と第2のマット状体16との厚みの割合は、
第1のマット状体14:第2のマット状体16=4:1
となるようにそれぞれの厚みを調整する。
【0012】ついで、図2に示すように、この積層マッ
ト体10をホットプレス装置20の下プレス型21の上
に載せた後、ホットプレス装置20の上プレス型22を
下降させてホットプレス成形を行う。このホットプレス
成形の条件としは、圧力が15〜30kg/cm2、温
度が120〜200℃で、時間が2〜5分間程度で行
う。これにより、第1のマット状体14を構成する第1
の熱可塑性樹脂繊維11が溶融して結着材として作用す
るため、第1のマット状体14を構成する植物繊維12
同士が結着するとともに、第2のマット状体16を構成
する第2の熱可塑性樹脂繊維15が溶融した第1の熱可
塑性樹脂繊維11にフェルト状に結着し、冷却すること
により積層板10aが形成される。
ト体10をホットプレス装置20の下プレス型21の上
に載せた後、ホットプレス装置20の上プレス型22を
下降させてホットプレス成形を行う。このホットプレス
成形の条件としは、圧力が15〜30kg/cm2、温
度が120〜200℃で、時間が2〜5分間程度で行
う。これにより、第1のマット状体14を構成する第1
の熱可塑性樹脂繊維11が溶融して結着材として作用す
るため、第1のマット状体14を構成する植物繊維12
同士が結着するとともに、第2のマット状体16を構成
する第2の熱可塑性樹脂繊維15が溶融した第1の熱可
塑性樹脂繊維11にフェルト状に結着し、冷却すること
により積層板10aが形成される。
【0013】これにより、第1のマット状体14は第1
のマット状体14を構成する植物繊維12同士が結着し
て剛性を有する板材が形成され、この板材の表面に第2
のマット状体16を構成する第2の熱可塑性樹脂繊維1
5がフェルト状に結着するため、表面はふかふかした柔
らかさを備えるとともに、その内部は剛性を備えた積層
板10aが得られるようになる。
のマット状体14を構成する植物繊維12同士が結着し
て剛性を有する板材が形成され、この板材の表面に第2
のマット状体16を構成する第2の熱可塑性樹脂繊維1
5がフェルト状に結着するため、表面はふかふかした柔
らかさを備えるとともに、その内部は剛性を備えた積層
板10aが得られるようになる。
【0014】上述したように、本発明においては、第2
のマット状体16を構成する第2の熱可塑性樹脂繊維1
5が第1のマット状体14を構成する第1の熱可塑性樹
脂繊維11が溶融することにより結着されているため、
この積層板10aの表面は第2のマット状体16を構成
する第2の熱可塑性樹脂繊維15がフェルト状に結着さ
れるため、表面が柔らかい板材とすることが可能とな
る。
のマット状体16を構成する第2の熱可塑性樹脂繊維1
5が第1のマット状体14を構成する第1の熱可塑性樹
脂繊維11が溶融することにより結着されているため、
この積層板10aの表面は第2のマット状体16を構成
する第2の熱可塑性樹脂繊維15がフェルト状に結着さ
れるため、表面が柔らかい板材とすることが可能とな
る。
【0015】そして、ポリエチレン樹脂の溶融温度は1
20〜140℃であり、ポリプロピレン樹脂の溶融温度
は160〜170℃であり、ポリエチレンテレフタレー
ト樹脂の溶融温度は248〜260℃であるので、ホッ
トプレスにより溶融する第1の熱可塑性樹脂としてポリ
エチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂より選択して用い、
ホットプレスにより溶融しない第2の熱可塑性樹脂とし
てポリエチレンテレフタレート樹脂を用いた場合、ホッ
トプレスでの加熱温度を120〜200℃とすることが
好ましい。
20〜140℃であり、ポリプロピレン樹脂の溶融温度
は160〜170℃であり、ポリエチレンテレフタレー
ト樹脂の溶融温度は248〜260℃であるので、ホッ
トプレスにより溶融する第1の熱可塑性樹脂としてポリ
エチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂より選択して用い、
ホットプレスにより溶融しない第2の熱可塑性樹脂とし
てポリエチレンテレフタレート樹脂を用いた場合、ホッ
トプレスでの加熱温度を120〜200℃とすることが
好ましい。
【図1】 本発明により製造する積層板の製造工程を模
式的に示す図であり、その前半部を示す図である。
式的に示す図であり、その前半部を示す図である。
【図2】 本発明により製造する積層板の製造工程を模
式的に示す図であり、その後半部を示す図である。
式的に示す図であり、その後半部を示す図である。
【図3】 従来例の積層板の製造工程を模式的に示す図
である。
である。
10a…積層板、10…積層マット体、11…樹脂繊維
(ホットプレスにより溶融する熱可塑性樹脂繊維)、1
2…植物繊維、13…混合繊維体、14…第1のマット
状体、15…樹脂繊維(ホットプレスにより溶融しない
熱可塑性樹脂繊維)、16…第2のマット状体、20…
ホットプレス装置、21…ホットプレス装置の下プレス
型、22…ホットプレス装置の上プレス型
(ホットプレスにより溶融する熱可塑性樹脂繊維)、1
2…植物繊維、13…混合繊維体、14…第1のマット
状体、15…樹脂繊維(ホットプレスにより溶融しない
熱可塑性樹脂繊維)、16…第2のマット状体、20…
ホットプレス装置、21…ホットプレス装置の下プレス
型、22…ホットプレス装置の上プレス型
Claims (5)
- 【請求項1】 第1のマット体と第2のマット体とから
なる2種類のマット体がホットプレスにより一体的に成
形された積層板であって、 前記第1のマット体は前記ホットプレスにより溶融する
第1の熱可塑性樹脂繊維と植物繊維とが混合溶融されて
なり、 前記第2のマット体は前記ホットプレスにより溶融しな
い第2の熱可塑性樹脂繊維が前記ホットプレスにより溶
融する第1の熱可塑性樹脂繊維により結着されて表面の
柔らかい層を形成するようにしたことを特徴とする積層
板。 - 【請求項2】 前記ホットプレスにより溶融する第1の
熱可塑性樹脂はポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂
より選択して用い、前記ホットプレスにより溶融しない
第2の熱可塑性樹脂はポリエチレンテレフタレート樹脂
を用いたことを特徴とする請求項1に記載の積層板。 - 【請求項3】 2種類のマット体を積層した後、これら
の2種類のマット体をホットプレスにより一体的に成形
する積層板の製造方法であって、 前記ホットプレスにより溶融する第1の熱可塑性樹脂繊
維と植物繊維とを混合して第1のマット体を形成する第
1マット体形成工程と、 前記ホットプレスにより溶融しない第2の熱可塑性樹脂
繊維により第2のマット体を形成する第2マット体形成
工程と、 前記第1のマット体と前記第2のマット体とを積層して
ホットプレスするホットプレス工程とを備えたことを特
徴とする積層板の製造方法。 - 【請求項4】 前記ホットプレスにより溶融する第1の
熱可塑性樹脂はポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂
より選択して用い、前記ホットプレスにより溶融しない
第2の熱可塑性樹脂はポリエチレンテレフタレート樹脂
を用いたことを特徴とする請求項3に記載の積層板の製
造方法。 - 【請求項5】 前記ホットプレスでの加熱温度を120
〜200℃としたことを特徴とする請求項3または請求
項4に記載の積層板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10162325A JPH11348164A (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | 積層板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10162325A JPH11348164A (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | 積層板およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11348164A true JPH11348164A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15752398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10162325A Pending JPH11348164A (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | 積層板およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11348164A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006103013A (ja) * | 2004-10-01 | 2006-04-20 | Toppan Printing Co Ltd | 壁紙 |
-
1998
- 1998-06-10 JP JP10162325A patent/JPH11348164A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006103013A (ja) * | 2004-10-01 | 2006-04-20 | Toppan Printing Co Ltd | 壁紙 |
JP4507804B2 (ja) * | 2004-10-01 | 2010-07-21 | 凸版印刷株式会社 | 壁紙 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20041025 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050128 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050422 |