JPH11347212A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH11347212A
JPH11347212A JP10173817A JP17381798A JPH11347212A JP H11347212 A JPH11347212 A JP H11347212A JP 10173817 A JP10173817 A JP 10173817A JP 17381798 A JP17381798 A JP 17381798A JP H11347212 A JPH11347212 A JP H11347212A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者を楽しませることができる画像を表示
しながらも、遊技者の目の疲労感を軽減し得る遊技機を
提供する。 【解決手段】 始動記憶有りに伴う識別情報の可変表示
が所定回数連続して行われた場合に小休止モードに移行
する(S3)。この小休止モードでは、通常の演出画像
よりも遊技者の目に対する刺激を少なく設定した小休止
画像を画像表示装置に表示させる。そして、この小休止
画像を遊技者に見せることにより、遊技者の目の疲労を
軽減させる。さらに、この小休止モードは、所定時間の
経過或いは始動記憶が最大記憶数に達したことにより解
除(S5〜S7)され、通常遊技状態に復帰する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所望の画像を表示
可能な画像表示装置を備えた遊技機に関し、当該画像表
示装置にて表示される画像により、遊技を演出するよう
に構成した遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を代表的な遊技機であるパチ
ンコ遊技機を例に挙げて説明する。近年、遊技領域に液
晶表示装置(LCD)やブラウン管(CRT)等の画像
表示装置を備え、この画像表示装置の表示により遊技の
興趣を高めるようにしたパチンコ遊技機が人気を博して
いる。
【0003】いわゆるセブン機と呼ばれる第一種のパチ
ンコ遊技機では、この画像表示装置を用いて補助遊技を
行っている。この補助遊技は、例えば、数字や記号等に
よって構成された3桁の識別情報を画像表示装置にて横
並びに表示させ、始動口への打球の入賞に伴って各識別
情報を可変表示し、停止表示時における各識別情報が所
定の大当たり態様で揃った場合(例えば、7,7,7で
揃った場合)を大当たりとするゲームである。そして、
この補助遊技で大当たりすると、引き続いて特別遊技に
移行して特別変動入賞装置(大入賞口,アタッカー)を
開放させ、遊技球が容易に入賞し得る状態とする。
【0004】この始動口への打球の入賞は、例えば、最
大4つまで記憶(保留)できるようにしてある。従っ
て、補助遊技を行っている期間中に始動口に入賞があっ
た場合、記憶に空きがあると記憶数が+1され、記憶が
満たされている場合には最大記憶数である「4」が維持
される。このため、入賞記憶がある状態では、補助遊技
が終了すると、直ちに記憶数が−1されて次の入賞記憶
に基づく補助遊技が連続して行われる。
【0005】ところで、近年、パチンコ遊技機はゲーム
性が重要視されており、興趣を高めた画像を表示する機
種が人気を博している。このため、画像表示装置では、
識別情報を単に可変表示させるだけではなく、機種固有
のキャラクタを表示させたり、識別情報に種々の変化を
与えて表示させたり、リーチ時において大当たりを期待
させるような画像を表示させる等して演出効果を高めて
いる。
【0006】さらに、最近では、画像表示装置を大型化
して演出効果を高める傾向もある。例えば、10インチ
程度の大型の画像表示装置を用いたパチンコ遊技機が市
場に登場しており、さらに、遊技盤全体を画像表示装置
により構成したパチンコ遊技機も考えられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、遊技中の遊
技者は、大当たりの瞬間が見たいという気持ちから、画
像表示装置の表示を注視する傾向にある。さらに、大当
たりを得たいという欲求から遊技時間も長くなる傾向に
ある。その結果、遊技者は、演出効果の高い画像を長時
間に亘って見続けることになる。
【0008】このように、演出効果の高い画像を長時間
に亘って見続けた場合、遊技者は、目に疲労感を覚えて
しまい遊技に集中し難くなってしまうという問題点があ
った。特に、この種の遊技機においては、遊技盤と椅子
或いは操作部との位置関係により、画像表示装置から遊
技者の目までの距離は、必然的に至近距離に規定されて
しまう。従って、遊技者は、目の疲労感を一層感じ易く
なっていた。その一方で、画像表示装置で表示する画像
を演出効果の低い画像にしてしまうと、遊技者に飽きら
れやすく、遊技者を楽しませるという遊技機本来の目的
を達成するのが困難になる。
【0009】このような事情に鑑み、本発明は、遊技者
を楽しませることができる画像を表示しながらも、遊技
者の目の疲労感を軽減し得る遊技機を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであり、請求項1に記載のも
のは、遊技の興趣を高め得る第1演出画像を、遊技に連
動させて画像表示装置にて可変表示させるように構成し
た遊技機において、所定の小休止移行条件の成立を判定
する小休止移行条件判定手段(例えば、役物制御装置2
5)と、所定の小休止解除条件の成立を判定する小休止
解除条件判定手段(例えば、役物制御装置25)と、小
休止移行条件の成立から小休止解除条件の成立までの期
間に亘って、遊技者の目に与える刺激を前記第1演出画
像よりも低く設定した第2演出画像(例えば、小休止画
像54)を画像表示装置に表示させる小休止画像表示制
御手段(例えば、表示制御装置26)とを備えたことを
特徴とする。
【0011】また、請求項2に記載のものは、請求項1
に記載の構成に加えて、前記第1演出画像は、始動条件
の成立に伴って所定期間可変表示される可変表示図柄を
含み、前記小休止移行条件判定手段は、始動条件の成立
に伴う可変表示図柄の可変表示が所定回数連続して行わ
れた場合に、小休止移行条件が成立したと判定すること
を特徴とする遊技機である。
【0012】ここで、「可変表示図柄」とは、例えば、
画像表示装置で表示される数字や記号等の識別情報や、
画像表示装置とは別に設けた表示器(例えば、7セグメ
ントLED)の表示結果に連動して、画像表示装置で可
変表示されるキャラクタ等を意味する。
【0013】また、請求項3に記載のものは、請求項1
に記載の構成に加えて、前記第1演出画像は、始動条件
の成立に伴って所定期間可変表示される可変表示図柄を
含み、前記小休止移行条件判定手段は、始動条件の成立
に伴う可変表示図柄の可変表示が所定回数行われた場合
に、小休止移行条件が成立したと判定することを特徴と
する遊技機である。
【0014】また、請求項4に記載のものは、請求項1
に記載の構成に加えて、前記小休止移行条件判定手段
は、計時手段からの計時情報に基づいて、所定時間の経
過毎に小休止移行条件が成立したと判定することを特徴
とする遊技機である。
【0015】また、請求項5に記載のものは、前記第1
演出画像を、始動条件の成立に伴って所定期間可変表示
される可変表示図柄を含ませて構成し、特定入賞口への
打球の入賞毎に加算(例えば、+1)され、始動条件の
成立に伴う可変表示図柄の可変表示が行われる毎に減算
(例えば、−1)され、さらに、最小記憶値から最大記
憶値の範囲で可変される記憶値を保持する始動記憶保持
手段(例えば、ワンチップマイコン34のRAM33)
を設け、前記小休止解除条件判定手段は、始動記憶保持
手段の記憶値が最大記憶値に達した場合に小休止解除条
件が成立したと判定し、当該小休止解除条件の成立によ
り、第2演出画像の表示を止めて通常遊技状態に復帰さ
せるように構成したことを特徴とする請求項1から請求
項4の何れかに記載の遊技機である。
【0016】また、請求項6に記載のものは、前記第2
演出画像を、緑色を基調とした画像により構成したこと
を特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の遊
技機である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、以下の説明では、代表的な
遊技機であるパチンコ遊技機1を例に挙げて説明する。
【0018】図1に示すように、本実施形態におけるパ
チンコ遊技機1は、機枠2により囲われており、この機
枠2に、大きい開口部を有する額縁状の前面枠3を開閉
可能に取り付けてある。この前面枠3には、前面枠3の
開口部に後方から臨むようにして遊技盤4を取り付けて
あり、前面枠3の前面には、開口部を前方から塞ぐよう
にして、透明部材保持枠として機能する額縁状の前面カ
バー部材5と、前面に上皿6を設けた開閉パネル7と
を、ともに開閉可能な状態で取り付けてある。そして、
開閉パネル7の下方には、灰皿8、下皿9及び発射操作
ハンドル10を設ける。
【0019】上記した遊技盤4は、正面から見て略正方
形の板状部材であり、その表面には、ガイドレール等の
区画部材11を配設して、ほぼ円形の遊技領域12を区
画する。遊技領域12は、発射された遊技球が流下可能
な領域であり、そのほぼ中央には画像表示装置13を配
設してある。この画像表示装置13の下方には、打球の
入賞が補助遊技(後述)のトリガに設定してある始動口
14を配設する。なお、この始動口14は、本願発明に
おける特定入賞口として機能する。始動口14の下方に
は、アタッカーとも呼ばれる特別変動入賞装置15を設
ける。この特別変動入賞装置15は、補助遊技の大当た
りによって行われる特別遊技にて開閉し、開放時には遊
技球を容易に入賞させ得る入賞口である。この他に、遊
技領域12内には、一般入賞口16…や風車、障害釘
(図示せず)等を配設する。
【0020】また、画像表示装置13における上縁部分
には、始動記憶、即ち、始動口14に入賞した打球の記
憶数(保留球数)を表示する記憶表示器17を設けてあ
る。本実施形態における記憶表示器17は、この始動記
憶における最大記憶数に対応させた数(例えば、4つ)
のLEDにより構成する。そして、この記憶表示器17
では、記憶数と同数のLEDが点灯する。
【0021】例えば、補助遊技や特別遊技を行っている
最中に始動口14に打球が入賞した場合、始動記憶に空
きがあると記憶数が所定数加算(例えば+1)され、記
憶表示器17のLEDの点灯数も増加する。また、補助
遊技の実行に伴って記憶数が減少(例えば、−1)され
ると、この減少に伴ってLEDの点灯数も減少する。な
お、始動記憶が最大記憶数で満たされている場合には、
始動口14に入賞があっても最大記憶数が維持される。
【0022】そして、本実施形態では、この始動記憶
を、本願発明における始動記憶保持手段として機能する
始動記憶カウンタ(保留球カウンタ)に記憶させてあ
る。なお、この始動記憶カウンタは、ワンチップマイコ
ン34のRAM33(後述)に設けてある。そして、こ
の始動記憶は、補助遊技の始動条件に設定してあり、始
動記憶有、即ち、始動記憶保持手段の記憶数が「1」〜
「4」の場合には始動条件を充足すると判断され、始動
記憶無、即ち、記憶数「0」の場合には始動条件を充足
しないと判断される。
【0023】次に、パチンコ遊技機1における裏面側の
構成について説明する。図2に示すように、パチンコ遊
技機1の裏側には、裏機構盤21を取り付けてあり、こ
の裏機構盤21における上部には、パチンコ遊技に使用
する遊技球を一時貯留する球タンク22を設ける。この
球タンク22の下方には球導出樋23を設け、この球導
出樋23の出口に連通させて球排出ユニット24を設け
る。一方、球排出ユニット24とは反対側の左側には、
パチンコ遊技の制御を行う役物制御装置25を設けてあ
り、この役物制御装置25の右奥には、役物制御装置2
5からの制御信号に基づいて画像表示装置13の表示制
御を行う表示制御装置26を配設してある。
【0024】次に、パチンコ遊技機1の電気的構成につ
いて説明する。図3に示すように、役物制御装置25
は、制御プログラム等を格納したROM(読出専用メモ
リ)31、制御プログラムに基づく制御を行うCPU
(中央演算処理装置)32、CPU32の制御実行時に
必要な情報を適宜記憶するRAM33(読み書き可能な
メモリ)を内蔵し、遊技制御部として機能するワンチッ
プマイコン34と、このワンチップマイコン34にクロ
ック信号を供給するクロック回路35と、ワンチップマ
イコン34等、役物制御装置25における各部に必要な
電源を供給する電源回路36と、ワンチップマイコン3
4とバスBを介して接続されると共に、パチンコ遊技機
1における各部とワンチップマイコン34とを電気的に
接続するためのI/O(入力/出力)インターフェイス
37と、効果音等を出力するためのサウンドジェネレー
タ38、アンプ39及びスピーカ40とを備える。
【0025】そして、ワンチップマイコン34は、I/
Oインターフェイス37を通じて、特別変動入賞装置1
5、記憶表示器17、装飾ランプ・LED41に電気信
号を出力する。また、ワンチップマイコン34は、特図
始動スイッチ42、カウントスイッチ43、継続スイッ
チ44及び確率設定装置45からの電気信号を受信し、
受信した電気信号に基づいて遊技の制御を行う。ここ
で、特図始動スイッチ42は、始動口14へ入賞した遊
技球を検出するスイッチであり、始動口14に入賞した
遊技球の通路に配設してある。カウントスイッチ43
は、特別変動入賞装置15に入賞した遊技球を計数する
ためのスイッチであり、特別変動入賞装置15に入賞し
た遊技球の通路に配設してある。継続スイッチ44は、
特別変動入賞装置15内に設けたVゾーンと呼ばれる領
域を遊技球が通過したことを検出するスイッチである。
そして、遊技球がVゾーンに入ることが、特別遊技にお
ける継続条件に設定してある。
【0026】次に、上記した画像表示装置13について
詳しく説明する。この画像表示装置13は、LCDやC
RT等、画像が表示可能な表示器によって構成する。そ
して、この画像表示装置13では、遊技の興趣を高め得
る演出画像(本願発明における第1演出画像に相当)を
パチンコ遊技に連動して表示する。また、所定の小休止
移行条件の成立に伴って小休止画像54(本願発明にお
ける第2演出画像に相当,図7参照)を表示する。
【0027】まず、演出画像について説明する。例え
ば、始動口14への打球の入賞に伴って行われる補助遊
技では、画像表示装置13は、図4に示すように、左側
識別情報51a、右側識別情報51b、中識別情報51
cからなる3つ(3桁)の識別情報51を、横並びに配
置した状態で表示する。この識別情報51は、本願発明
における可変表示図柄の一種であり、数字や記号等によ
って構成してある。そして、後述する始動条件の成立に
伴って、識別情報51を可変表示、例えば縦スクロール
表示する。
【0028】この可変表示では、まず、識別情報51が
視認不能な程度の高い速度で可変表示し、その後、左側
識別情報51aの可変表示を、次いで右側識別情報51
bの可変表示を順次停止する。そして、停止時における
左側及び右側識別情報51a,51bが3,?,5(?
は可変表示中を意味する)等、ハズレの組み合わせであ
ったならば、引き続いて中識別情報51cの可変表示を
停止する。また、この可変表示では、リーチ状態になる
ことを予告する予告リーチを行って、演出効果を高める
こともなされている。この予告リーチでは、例えば、各
識別情報51a,51b,51cの可変表示中に機種固
有のキャラクタ等を表示することにより、左側及び右側
識別情報51a,51cがリーチ態様の組み合わせで停
止表示されることを遊技者に予告する。
【0029】そして、左側及び右側識別情報51a,5
1bがリーチ態様の組み合わせを構成したならば、例え
ば、図5に示すように、7,?,7の組み合わせであっ
たならば、リーチ表示を行う。このリーチ表示では、大
当たりへの期待感を高めるような演出効果の高い画像を
表示する。例えば、中識別情報51cの可変表示速度を
徐々に低速にし、大当たりの組み合わせを構成する図柄
(例えば、7)が大当たりラインA付近に表示されたな
らば、中識別情報51cの可変表示速度を極く低速にす
る。また、キャラクタ52を出現させて、このキャラク
タ52の動作と中識別情報51cの可変表示とを連動さ
せる。或いは、中識別情報51cをハズレ図柄で一旦仮
停止させた後に、再度可変表示させて他の図柄で大当た
りの組み合わせで停止させたりする。
【0030】そして、補助遊技で大当たりした際には、
大当たりを演出するファンファーレ表示を行う。このフ
ァンファーレ表示では、大当たりの興奮を一層高めるた
めの演出表示を行う。例えば、図6に示すように、爆発
をイメージさせるような演出図形53を識別情報51の
背景部分に表示すると共に、この演出図形53の色を、
短周期で赤色(図6(a))と青色(図6(b))とに
交互に切り換える。
【0031】さらに、この補助遊技の大当たりに連動し
てなされる特別遊技では、画像表示装置13は、例え
ば、ストーリー性を有する一連の特別遊技演出画像を表
示する。また、特別遊技のラウンド数や当該ラウンドに
おいて特別変動入賞装置15に入賞した遊技球の球数
も、この特別遊技演出画像と共に表示する。
【0032】次に、小休止画像54(第2演出画像)に
ついて説明する。この小休止画像54は、遊技者の目へ
の負担を軽減させることを目的として、上記した演出画
像に代えて画像表示装置13で表示される画像であり、
遊技者の目に与える刺激を演出画像(第1演出画像)よ
りも弱く設定した画像である。換言すれば、この小休止
画像54は、遊技者の目に与える刺激が演出画像よりも
弱く設定され、尚且つ、遊技の興趣には関係が薄い画像
ともいうことができる。
【0033】この小休止画像54は、遊技者の目に優し
い画像、例えば、緑色を基調とした画像によって構成さ
れる。本実施形態における小休止画像54は、図7に示
すように、森の風景画像である。例示した小休止画像5
4においては、図中符号Cで示す葉の部分を緑色として
ある。なお、この小休止画像54は、遊技者の目への負
担を軽減させ得る画像であれば良いので、森の風景画像
に限定されるものではない。例えば、青色を基調とした
海や空の風景画像であってもよい。また、緑地に白色で
等、目への刺激が少ない配色で、休憩を促すメッセージ
を表示させるようにしてもよい。また、高ぶった神経を
適当に沈めるような画像にしてもよい。そして、本実施
形態のように緑色を基調とした画像によって小休止画像
54を構成すると、遊技者の目の疲労を、演出画像を見
続けた場合に比べて確実に軽減させることができる。
【0034】このような小休止画像54は、パチンコ遊
技機1が通常モードから小休止モードとなった場合に表
示される。本実施形態では、補助遊技が所定の回数以上
連続して実行された場合、換言すれば、始動条件の成立
に伴う識別情報51の可変表示が所定回数以上連続して
行われた場合に小休止移行条件が成立したと判定して、
小休止モードに移行する。
【0035】次に、上記した構成を有するパチンコ遊技
機1の動作をフローチャートに基づいて説明する。ここ
で、図8は役物制御装置25の動作を説明するメインフ
ローチャートである。
【0036】このパチンコ遊技機1では、まず遊技処理
を行う(S1)。この遊技処理では、パチンコ遊技に関
する全般的な処理を行う。例えば、打球の入賞判定、打
球の入賞に伴う賞球の排出制御、補助遊技に関する始動
条件の成立判定、補助遊技の演出制御、補助遊技におけ
る大当たり判定、及び、特別遊技に関する制御を行う。
【0037】遊技処理が終了したならば、小休止モード
であるか否かを判定する(S2)。この判定は、例え
ば、小休止モードであることを表すフラグに基づいてな
され、フラグがセットされている場合に小休止モードで
あると判定し、フラグがセットされていない場合に通常
モードであると判定する。そして、この判定処理で小休
止モードではないと判定されたならば小休止条件判定処
理(S3)に移行する。一方、小休止モードであると判
定されたならば解除条件確認処理(S5)に移行する。
【0038】なお、本実施形態において、通常モードか
ら小休止モードへの切り替えは小休止条件判定処理(S
3)によりなされ、小休止モードから通常モードへの切
り替えは小休止モード解除処理(S5〜S7)によりな
される。即ち、小休止条件判定処理にて小休止移行条件
が成立してから小休止モード解除処理にて小休止解除条
件が成立する間での期間に亘って、小休止モードが設定
される。この小休止モードでは、表示制御装置26は、
本願発明における小休止画像表示制御手段として機能
し、画像表示装置13に小休止画像54(図7参照)を
表示させる。例えば、表示制御装置26の制御部26a
は、小休止画像格納手段として機能するフォントROM
26bに格納された小休止画像データを取り出し、この
小休止画像データを画像表示装置13に出力して小休止
画像54を表示させる。また、この小休止モードにおい
て、遊技球の発射を停止させるように構成してもよい。
そして、遊技者は、この小休止画像54を視認すること
になるので、演出画像を視認し続けた場合よりも目の負
担が軽減され、目の疲労感が緩和される。
【0039】上記した小休止条件判定処理(S3)は、
小休止モードに移行するための小休止移行条件が成立し
ているかを確認し、この条件が成立していた場合に小休
止モードを設定する処理である。そして、この小休止条
件判定処理において、役物制御装置25は、本願発明に
おける小休止移行条件判定手段として機能し、所定の小
休止移行条件が成立したか、具体的には、始動条件の成
立に伴う識別情報51の可変表示が所定回数連続して行
われたか(補助遊技が所定の回数以上連続して実行され
たか)を判定する。なお、この小休止条件判定処理につ
いては、後で詳しく説明する。
【0040】小休止条件判定処理が終了したならば、リ
セットタイミングが到来したか否かを判定し(S4)、
リセットタイミングの到来により処理を更新して上記し
たステップS1に移行し、一連の処理を再度実行する。
なお、このリセットタイミングは、約2msに設定して
ある。
【0041】このように、リセット毎に処理を更新して
実行させるようにしたのは、パチンコ遊技機1の設置環
境における電気ノイズのレベルが高いことに起因する。
一般に、パチンコ遊技店には多数のパチンコ遊技機1や
電源線等が設置されており、強い電気ノイズが発生して
いる。また、パチンコ遊技機1で使用する遊技球は静電
気を帯び易く、この静電気を帯びた遊技球を遊技で循環
使用しているため、この遊技球もまた電気ノイズの発生
源となる。このような電気ノイズは、役物制御装置25
のCPU32に作用して暴走させてしまう可能性があ
り、CPU32が暴走してしまうと遊技が正常に行えな
くなってしまう。そして、リセット毎に処理を更新させ
ると、役物制御装置25が一度暴走したとしてもリセッ
トにより、比較的短時間で正常な状態に復帰させること
ができる、遊技を継続して行わせることができるからで
ある。
【0042】一方、ステップS2の判定処理にて小休止
モードと判定した場合には、解除条件確認処理(S5)
を行う。この解除条件確認処理は、小休止モードの解除
条件となる要因について、その時点における値を取得す
る処理である。そして、取得した値は、解除条件が成立
したか否かを判定するために用いられる。本実施形態で
は、小休止モードが所定時間に亘って設定された場合、
或いは、始動記憶が最大記憶数に達した場合を小休止モ
ードの解除条件に設定してあり、何れか早い方の成立に
よって小休止モードが解除される。従って、この解除条
件確認処理では、小休止モードの開始時点からの経過時
間、及び、始動記憶の記憶数を取得する。
【0043】ここで、小休止モードの開始時点からの経
過時間は、小休止カウンタ(図示せず)を用いて計時す
ることができる。この小休止カウンタは、例えば、小休
止モードが設定されることにより作動し、小休止モード
が解除されることにより0クリアされ、尚且つ、リセッ
ト毎に+1される小休止計時手段である。また、始動記
憶の記憶数は、上記した始動記憶カウンタ(保留球カウ
ンタ)を参照することにより取得することができる。な
お、これらの小休止カウンタや始動記憶カウンタは、ワ
ンチップマイコン34のRAM33等に設定される。
【0044】ここで、解除条件として始動記憶の記憶数
を設定したのは、遊技者に不利益を与えないようにする
ためである。即ち、小休止モードが設定されると小休止
画像54(図7参照)が画像表示装置13にて表示され
るので、この小休止モードの期間中は補助遊技を行うこ
とができない。従って、小休止モードの期間中に始動記
憶が満たされ、この状態で始動口14に打球がさらに入
賞すると、この入賞は無駄になってしまう。そこで、本
実施形態にように、始動記憶が最大記憶数に達した時点
でも小休止モードを解除するようにすると、始動口14
への打球の入賞が無駄にならず遊技者に不利益を与えな
い。
【0045】また、本実施形態では、ステップS5の解
除条件確認処理にて取得した値に基づいて、小休止モー
ドが解除されるための条件を表示している。即ち、図7
に示すように、小休止モードが解除されるまでの時間
と、始動記憶の数とを表示している。このように、小休
止モードが解除されるための条件を小休止画像54とあ
わせて表示するように構成したので、遊技者は、表示さ
れた解除条件に基づいて小休止モードが解除されるまで
の時間や、始動記憶の数を知ることができる。このた
め、小休止モードがいつ終了するのかが明確になり、遊
技者の苛立ちを抑えることができる。
【0046】解除条件となる要因の値を取得したなら
ば、役物制御装置25は、本願発明における小休止解除
条件判定手段として機能し、取得した値に基づいて解除
条件が成立したか否かを判定する(S6)。即ち、小休
止モードが所定時間に亘って設定された場合、或いは、
始動記憶が最大記憶数に達した場合に解除条件成立と判
定する。そして、解除条件が成立した場合には小休止モ
ードを解除(S7)してステップS4に移行し、成立し
なかった場合にはそのままステップS4に移行する。
【0047】ステップS7の解除処理では、例えば、セ
ットされていたフラグを解除(クリア)する。このフラ
グの解除により、表示制御装置26は、小休止モードが
解除されたことを認識し、それまで表示させていた小休
止画像54に代えて通常の演出画像を画像表示装置13
に表示させる。これに伴って、停止していた補助遊技も
再開する。
【0048】次に、小休止条件判定処理(S3)につい
て詳細に説明する。ここで、図9は、本実施形態におけ
る小休止条件判定処理である連続回転計数処理を説明す
るフローチャートである。
【0049】この処理では、まず、補助遊技中であるか
否かを判定する(S11)。そして、補助遊技中の場合
には、この連続回転計数処理を終了してメインフローチ
ャートの処理に復帰し(RET)、また、補助遊技中で
なかった場合には大当たり状態か否かを判定する(S1
2)。ここで、大当たり状態とは、補助遊技で大当たり
した後の状態を意味する。本実施形態では、補助遊技で
大当たりしたことを示すファンファーレ表示(図6参
照)から始まって特別遊技の終了までの期間を、大当た
り状態としている。
【0050】そして、大当たり状態と判定した場合に
は、この連続回転計数処理を終了してメインフローチャ
ートの処理に復帰し(RET)、また、大当たり状態で
ないと判定した場合には、始動記憶の有無(保留球の有
無)、即ち、始動条件が成立しているか否かを判定する
(S13)。ここで、始動記憶有りと判定した場合に
は、始動条件が連続して成立したと判定して連続カウン
タを+1する(S14)。また、始動記憶無しと判定し
た場合には、始動条件の連続的な成立が途切れたと判定
してステップS18に移行し、連続カウンタをクリア
(=0)する。この連続カウンタは、補助遊技の連続実
行回数、換言すれば、始動条件の成立によりなされる識
別情報51の可変表示の連続実行回数を計数するための
カウント手段であり、例えば、ワンチップマイコン34
のRAM33に設けられる。なお、上記したステップS
13にて「有り」と判定した始動記憶(保留球)は、リ
セット(S4)後になされる次の動作周期において減
算、例えば−1され、この始動記憶による補助遊技が引
き続いてなされる。
【0051】要するに、これらのステップS11からS
14の処理では、補助遊技が終了した時点において、当
該補助遊技が大当たりせず、尚且つ、次の補助遊技を行
うための始動記憶がある場合に、連続カウンタを+1す
る。一方、補助遊技の終了時点で、次の補助遊技を行う
ための始動記憶がない場合(S13でNの場合)には、
補助遊技の連続実行が途切れたと見なして連続カウンタ
を0クリアする。
【0052】上記したステップS14にて連続カウンタ
を+1したならば、この連続カウンタが所定数以上、例
えば、50回以上であるか否かを判定する(S15)。
この判定において、連続カウンタのカウント値が、所定
数未満である場合には小休止移行条件が成立していない
と判定して連続回転計数処理を終了し、一方、所定数以
上であった場合には小休止移行条件が成立したと判定す
る。
【0053】そして、小休止移行条件が成立したと判定
したならば、始動記憶の空き、即ち、保留球の空きの有
無を判定する(S16)。ここで、始動記憶の空きがな
かった場合、即ち、始動記憶が最大記憶数で満たされて
いた場合には、連続回転計数処理を終了(RET)す
る。一方、空きがあった場合には小休止モードを設定し
(S17)、連続カウンタを0クリアする(S18)。
この小休止モードの設定は、上記したように、例えば、
フラグをセットすることで行う。
【0054】このように、始動記憶の空きを確認した後
に小休止モードを設定するようにしたのは、遊技者に不
利益を与えないようにするためである。即ち、始動記憶
が最大記憶数で満たされたままの状態で小休止モードに
移行してしまうと、小休止モード中に始動口14に入賞
した打球が補助遊技に使用できなくなって無駄となるか
らである。
【0055】小休止モードがセットされたことにより、
表示制御装置26は、本願発明における小休止画像表示
制御手段として機能し、遊技者の目に与える刺激を演出
画像(本願発明における第1演出画像に相当)よりも低
く設定した小休止画像54(同じく第2演出画像に相
当、図7参照)を、画像表示装置13に表示させる。そ
して、この表示された小休止画像54を遊技者に視認さ
せることにより、遊技者の目の疲労感を、演出画像を見
続けた場合よりも軽減させることができる。
【0056】また、本実施形態では、遊技者は、補助遊
技が所定回数連続して行われた後で、小休止画像54を
視認することになる。換言すれば、遊技者は、識別情報
51の可変表示やリーチ表示を見続けることによって目
に疲労感を感じた後で小休止画像54を視認することに
なる。このため、小休止画像54を必要なタイミングで
表示させることができ、遊技者の目の負担を効果的に軽
減させることができる。
【0057】ところで、この第1実施形態では、補助遊
技の連続実行回数が所定回数に到達した場合、その補助
遊技が終了すると小休止モードに移行するが、本発明に
おける小休止移行条件は、これに限定されるものではな
い。例えば、連続して行われた補助遊技の終了時点、即
ち、始動記憶(保留球数)がなくなった時点で補助遊技
の連続実行回数を判定し、この連続実行回数が所定回数
以上であった場合に小休止モードに移行させるようにし
てもよい。以下、このように構成した第2実施形態につ
いて説明する。
【0058】この第2実施形態は、メインフローチャー
トにおける小休止条件判定処理(S3)が上記した第1
実施形態と異なっている。以下、本実施形態における小
休止条件判定処理である連続回転計数処理を、図10の
フローチャートに基づいて説明する。なお、他の構成や
処理については、先に説明した第1実施形態と同じであ
るので、その説明は省略する。
【0059】この連続回転計数処理では、まず、補助遊
技中であるか否かを判定し(S21)、補助遊技中でな
い場合に大当たり状態か否かを判定する(S22)。こ
こで、大当たり状態でないと判定したならば、始動記憶
(保留球)の有無を確認し(S23)、始動記憶があっ
た場合には、連続カウンタを+1する(S24)。一
方、始動記憶がなくなった場合、即ち、補助遊技の連続
実行が途切れた場合には、連続カウンタのカウント値を
参照し、このカウント値が所定回数以上(例えば50回
以上)であるか否かを判定する(S25)。この判定に
おいて、カウント値が所定回数以上であった場合には、
小休止モードを設定し(S26)、連続カウンタを0ク
リアする(S27)。また、カウント値が所定数未満で
あった場合には、小休止モードを設定せずに連続カウン
タを0クリアする(S27)。
【0060】そして、小休止モードが設定されると、表
示制御装置26は、遊技者の目に与える刺激を演出画像
(即ち、第1演出画像)よりも低く設定した小休止画像
54(即ち、第2演出画像)を画像表示装置13に表示
させる。そして、遊技者は、この小休止画像54を視認
することにより、目への負担を軽減させることができ
る。
【0061】この第2実施形態では、補助遊技の連続的
な実行が途切れた場合、言い換えれば、入賞記憶の記憶
数(保留球の球数)が「0」になった場合に、補助遊技
の連続実行回数を判断するので、小休止モードに移行し
た場合には入賞記憶が「0」から最大数記憶数である
「4」に達するまでの期間において小休止画像54を表
示させることができる。従って、小休止モードの期間中
に始動記憶が最大記憶数に達するという解除条件に関
し、入賞記憶が最大数に達するまでの時間を長く設定す
ることが可能である。このため、遊技者に不利益を与え
ず、尚且つ、小休止画像54による疲労感の軽減効果を
有効に発揮させることができる。
【0062】ところで、上記した第1及び第2実施形態
では、補助遊技の連続実行回数、換言すれば、識別情報
51の可変表示が所定回数連続して行われたことを条件
にして通常モードから小休止モードに移行するようにし
たものを例示したが、小休止モードへの移行条件は、こ
れに限定されるものではない。例えば、補助遊技の実行
回数を移行条件にすることもできる。以下、補助遊技の
実行回数が所定数に達した場合、換言すれば、始動条件
の成立に伴う識別情報51の可変表示が所定回数行われ
た場合に小休止モードに移行するように構成した第3実
施形態について説明する。
【0063】この第3実施形態においても、メインフロ
ーチャートにおける小休止条件判定処理(S3)が上記
した第1実施形態と異なっている。以下、本実施形態に
おける小休止条件判定処理である回転数計数処理を、図
11のフローチャートに基づいて説明する。なお、他の
構成や処理については、先に説明した第1実施形態と同
じであるので、その説明は省略する。
【0064】この回転数計数処理では、まず、補助遊技
が終了したか(補助遊技の終了タイミングになったか)
を判定し(S31)、補助遊技が終了したならば始動カ
ウンタを+1する(S32)。この始動カウンタは、識
別情報の可変表示回数(補助遊技の実行回数)を計数す
るためのカウント手段であり、例えば、ワンチップマイ
コン34のRAM33に設定することができる。始動カ
ウンタを+1したならば、この始動カウンタのカウント
値が所定数以上(例えば、50回以上)であるか否かを
判定する(S33)。ここで、カウント値が所定数未満
であった場合には、まだ、小休止モードへの移行条件が
成立していないと見なして、この回転数計数処理を終了
する(RET)。一方、カウント値が所定数以上であっ
た場合には、補助遊技が所定の回数行われたとして、小
休止モードへの移行条件が成立したと判断する。
【0065】小休止モードへの移行条件が成立したと判
断したならば、補助遊技で大当たりしたか否かを判定し
(S34)、始動記憶(保留球)の空きの有無を判定す
る(S35)。そして、補助遊技がハズレとなり、始動
記憶に空きがあった場合に、小休止モードを設定する
(S36)。次いで、始動カウンタを0クリアする(S
37)。なお、補助遊技で大当たりしたならば、始動カ
ウンタを0クリア(S37)した後に、この回転数計数
処理を終了する(RET)。即ち、始動カウンタをクリ
アしてから特別遊技に移行する。
【0066】このように、本実施形態では、補助遊技が
終了する毎に、始動カウンタを+1し、この始動カウン
タのカウント値に基づいて識別情報の可変表示回数(補
助遊技の実行回数)が所定回数に達したかを判定する。
そして、所定回数に達した場合に、小休止移行条件が成
立したと判定する。さらに、小休止移行条件が成立した
ならば、補助遊技のハズレ及び始動記憶の空きを確認し
た後に小休止モードを設定する。このように構成したの
は、遊技者に不利益を与えないようにするためである。
即ち、補助遊技で大当たりした瞬間に小休止モードに移
行してしまうと、折角の大当たりの喜びが損なわれてし
まい、また、始動記憶が最大記憶数で満たされたまま小
休止モードに移行してしまうと、小休止モード中に始動
口14に入賞した打球が補助遊技に使用できずに無駄と
なってしまうからである。
【0067】このようにして小休止モードが設定される
と、表示制御装置26は、遊技者の目に与える刺激を演
出画像(即ち、第1演出画像)よりも低く設定した小休
止画像54(即ち、第2演出画像)を画像表示装置13
に表示させる。そして、遊技者に、小休止画像54を視
認させることにより、遊技者の目への負担を軽減させる
ことができる。
【0068】さらに、この第3実施形態では、補助遊技
の実行回数が所定回数に達した場合、即ち、始動条件の
成立に伴う識別情報51の可変表示が所定回数行われた
場合に、小休止モードに移行して小休止画像54を表示
させているため、遊技者は、この小休止画像54が表示
されたことに基づいて、補助遊技の実行回数、換言すれ
ば、識別情報51の可変表示が行われた回数を、遊技を
行いながらも間接的に知ることができる。そして、この
小休止画像54が表示される時間間隔に基づいて、当該
パチンコ遊技機1が入賞し易い遊技機1であるか否かを
判断することもできる。即ち、小休止画像54が表示さ
れる時間間隔が短いほど、入賞し易い遊技機であると判
断することができる。
【0069】ところで、上記した各実施形態は、補助遊
技の実行回数に基づいて小休止モードに移行するもので
あったが、例えば、一定の時間毎に小休止モードに移行
させるようにすることもできる。以下、このように構成
した第4実施形態について説明する。
【0070】この第4実施形態においても、メインフロ
ーチャートにおける小休止条件判定処理(S3)が上記
した第1実施形態と異なっている。以下、本実施形態に
おける小休止条件判定処理である計時処理を、図12の
フローチャートに基づいて説明する。なお、他の構成や
処理については、先に説明した第1実施形態と同じであ
るので、その説明は省略する。
【0071】この計時処理では、まず、計時カウンタを
+1する(S41)。この計時カウンタは、本願発明に
おける計時手段として機能するものであり、リセット
(S4)により処理が更新される毎にカウント値が+1
されるカウンタにより構成してある。従って、本実施形
態では、1カウントが約2msに該当する。計時カウン
タを+1したならば、この計時カウンタのカウント値が
所定値(例えば、30分に対応するカウント値)以上で
あるか否かを判定する。そして、カウント値が所定値以
上であった場合、換言すれば、通常モードに移行してか
らの経過時間が、所定時間(例えば30分)となった場
合には、小休止移行条件が成立したと判断する。
【0072】小休止移行条件が成立したならば、次い
で、補助遊技中であるか否かを判定し(S43)、大当
たり状態であるか否かを判定し(S44)、保留球(始
動記憶)に空きがあるか否かを判定する(S45)。そ
して、補助遊技中でなく、大当たり状態でもなく、尚且
つ、始動記憶に空きがある場合には、遊技者に不利益を
与えないと判断して、小休止モードを設定する(S4
6)。小休止モードを設定したならば、次いで、計時カ
ウンタを0クリアする(S47)。
【0073】そして、小休止モードが設定されると、小
休止画像54(即ち、第2演出画像)が画像表示装置1
3に表示される。そして、この小休止画像54を遊技者
に視認させることにより、遊技者の目の負担を演出画像
(即ち、第1演出画像)を見続けた場合よりも軽減させ
ることができる。さらに、本実施形態では、所定時間
(例えば、30分)が経過する毎に、小休止画像54が
表示されるので、遊技者が遊技時間を知る一助にもな
る。
【0074】なお、上記した各実施形態においては、画
像表示装置13で識別情報51を表示するパチンコ遊技
機1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定され
るものではない。例えば、識別情報を表示するための専
用の表示器、例えば、7セグメントのLEDを、画像表
示装置13とは別個に備え、この表示器で表示された識
別情報に対応させて、可変表示用のキャラクタ(本願発
明における可変表示図柄の一種)を画像表示装置13で
可変表示させるように構成したパチンコ遊技機1にも、
本発明を適用することができる。
【0075】また、パチンコ遊技機1に限らず、アレン
ジボール遊技機など、画像表示装置で識別情報や上記し
たキャラクタを可変表示可能な遊技機であれば、本発明
を適用することができる。さらに、遊技領域を画像表示
装置により構成した遊技機にも本発明は適用することが
できる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。即ち、請求項1に記載の発明によれ
ば、小休止移行条件の成立から小休止解除条件の成立ま
での期間に亘って、画像表示装置は、遊技の興趣を高め
得る第1演出画像よりも遊技者の目に与える刺激を低く
設定した第2演出画像を表示するので、この第2演出画
像を遊技者に視認させることにより、第1演出画像を見
続けた場合よりも遊技者の目の疲労感を軽減させること
ができる。このため、第1演出画像に演出効果が高い表
示を採用したとしても、遊技者の目の疲労感を軽減させ
ることができる。
【0077】また、請求項2に記載の発明によれば、始
動条件の成立に伴う可変表示図柄の可変表示が所定回数
連続して行われると、画像表示装置は第2演出画像を表
示するので、遊技者が連続して第1演出画像を見続けた
場合に、遊技機本来の遊技とは無関係な第2演出画像が
表示される。このため、第2演出画像を必要なタイミン
グで表示させることができ、遊技者の目の負担を効果的
に軽減させることができる。
【0078】また、請求項3に記載の発明によれば、始
動条件の成立に伴う可変表示図柄の可変表示が所定回数
行われると、画像表示装置は第2演出画像を表示するの
で、第2演出画像により遊技者の目の負担を軽減させる
ことができる。さらに、第2演出画像が表示される間隔
に基づいて、遊技者は、可変表示図柄の可変表示回数を
間接的に知ることができ、遊技機の入賞し易さを知るこ
ともできる。
【0079】また、請求項4に記載の発明によれば、所
定時間の経過毎に画像表示装置は第2演出画像を表示す
るので、第2演出画像により遊技者の目の負担を軽減さ
せることができる。さらに、第2演出画像が表示される
間隔に基づいて、遊技者は、遊技時間を間接的に知るこ
ともできる。
【0080】また、請求項5に記載の発明によれば、始
動記憶保持手段の記憶値が最大記憶値に達すると強制的
に通常遊技状態に復帰するので、第2演出画像が表示さ
れ、尚且つ、始動記憶保持手段の記憶値が最大記憶値の
状態で、特定入賞口へ打球が入賞し続けることを確実に
防ぐことができる。従って、遊技者に無用な不利益を与
えることがない。
【0081】また、請求項6に記載の発明によれば、第
2演出画像を、緑色を基調とした画像により構成したの
で、遊技者の目の疲労感を、第1演出画像を見続けた場
合よりも確実に軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の背面図である。
【図3】パチンコ遊技機における電気的構成を説明した
ブロック図である。
【図4】画像表示装置で表示される識別情報を説明する
図である。
【図5】リーチ状態における識別情報の可変表示を説明
する図である。
【図6】大当たり直後のファンファーレ表示を説明する
図であり、(a)は演出図形の色を赤色にした様子を、
(b)は演出図形の色を青色にした様子をそれぞれ示
す。
【図7】画像表示装置で表示される小休止画像を説明す
る図である。
【図8】役物制御装置の動作を説明するメインフローチ
ャートである。
【図9】第1実施形態における連続回転計数処理を説明
するフローチャートである。
【図10】第2実施形態における連続回転計数処理を説
明するフローチャートである。
【図11】第3実施形態における回転数計数処理を説明
するフローチャートである。
【図12】第4実施形態における計時処理を説明するフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 2 機枠 3 前面枠 4 遊技盤 5 前面カバー部材 6 上皿 7 開閉パネル 8 灰皿 9 下皿 10 発射操作ハンドル 11 区画部材 12 遊技領域 13 画像表示装置 14 始動口 15 特別変動入賞装置 16 一般入賞口 17 記憶表示器 21 裏機構盤 22 球タンク 23 球導出樋 24 球排出ユニット 25 役物制御装置 26 表示制御装置 31 ROM 32 CPU 33 RAM 34 ワンチップマイコン 35 クロック回路 36 電源回路 37 I/Oインターフェイス 38 サウンドジェネレータ 39 アンプ 40 スピーカ 41 装飾ランプ・LED 42 特図始動スイッチ 43 カウントスイッチ 44 継続スイッチ 45 確率設定装置 51 識別情報 52 キャラクタ 53 演出図形 54 小休止画像

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技の興趣を高め得る第1演出画像を、
    遊技に連動させて画像表示装置にて可変表示させるよう
    に構成した遊技機において、 所定の小休止移行条件の成立を判定する小休止移行条件
    判定手段と、 所定の小休止解除条件の成立を判定する小休止解除条件
    判定手段と、 小休止移行条件の成立から小休止解除条件の成立までの
    期間に亘って、遊技者の目に与える刺激を前記第1演出
    画像よりも低く設定した第2演出画像を画像表示装置に
    表示させる小休止画像表示制御手段とを備えたことを特
    徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記第1演出画像は、始動条件の成立に
    伴って所定期間可変表示される可変表示図柄を含み、 前記小休止移行条件判定手段は、始動条件の成立に伴う
    可変表示図柄の可変表示が所定回数連続して行われた場
    合に、小休止移行条件が成立したと判定することを特徴
    とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記第1演出画像は、始動条件の成立に
    伴って所定期間可変表示される可変表示図柄を含み、 前記小休止移行条件判定手段は、始動条件の成立に伴う
    可変表示図柄の可変表示が所定回数行われた場合に、小
    休止移行条件が成立したと判定することを特徴とする請
    求項1に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記小休止移行条件判定手段は、計時手
    段からの計時情報に基づいて、所定時間の経過毎に小休
    止移行条件が成立したと判定することを特徴とする請求
    項1に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記第1演出画像を、始動条件の成立に
    伴って所定期間可変表示される可変表示図柄を含ませて
    構成し、 特定入賞口への打球の入賞毎に加算され、始動条件の成
    立に伴う可変表示図柄の可変表示が行われる毎に減算さ
    れ、さらに、最小記憶値から最大記憶値の範囲で可変さ
    れる記憶値を保持する始動記憶保持手段を設け、 前記小休止解除条件判定手段は、始動記憶保持手段の記
    憶値が最大記憶値に達した場合に小休止解除条件が成立
    したと判定し、 当該小休止解除条件の成立により、第2演出画像の表示
    を止めて通常遊技状態に復帰させるように構成したこと
    を特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の遊
    技機。
  6. 【請求項6】 前記第2演出画像を、緑色を基調とした
    画像により構成したことを特徴とする請求項1から請求
    項5の何れかに記載の遊技機。
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