JPH11346907A - 慶弔用飾り鳥装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 慶弔用に飾り付けに適した、羽ばたき動作を
する、平和のシンボルの鳩、伝説の鳳凰、浄土にいる孔
雀及び極楽鳥などの鳥形状を成す動く飾り鳥装置を提供
する。 【解決手段】 外型が発泡樹脂材質のはりぼてによりそ
の表面を着色して鳥状１を成し、モ−タ−５及び羽ばた
き伝達機構６を除く空間の多くをはりぼて充填する。そ
して左右の羽根部３，４が、胴体２に内蔵したモ−タ−
５に駆動される羽ばたき伝達機構６と連係して羽ばたき
するようにする。上記羽ばたき伝達機構６は、電池で駆
動されるウオ−ム原動軸５ａを有するモ−タ−５と、複
数の伝達ギヤ７、８、９と、その最終の伝達ギヤ９に駆
動されるクランク機構１０と、そのクランク機構１０に
リンクされた左右の擺動ア−ム１１、１２とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、慶弔用に飾り付け
使用する飾り鳥装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】慶弔時に玄関先、門前や塀際に花輪など
の飾り具を飾り付ける慣習がある。これまでの花輪など
の飾り具は、植物の花や葉を模しそれらの多数を集合さ
せて円形などに形作った置物であって、興味を持たせて
注意を惹き付けるには弱い面があった。そこで花にラン
プを配する形態（実開昭６０−１８５６２５）や贈答品
を花輪内に組込む形態（実開昭５６−１５３２８５）が
提案されている。これも惹き付ける効果は多少あるが、
慶弔の場にはあまりそぐわないものもあった。また、動
きによって惹き付ける飾り具（実開平３−６４２５）も
提案されたが立て掛けるに不安定でやはり慶弔の場には
あまり適していないものであった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたもので、慶弔用に飾り付けに適した、平和
のシンボルの鳩、伝説の鳳凰、浄土にいる孔雀及び極楽
鳥などの鳥形状を成す動く飾り鳥装置を提供するもので
ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、外型が鳥状１を成し、左右の羽根部３，
４が、胴体２に内蔵したモ−タ−５に駆動される羽ばた
き伝達機構６と連係して羽ばたきするようにした慶弔用
飾り鳥装置である。

【０００５】また上記構成において、外型がはりぼてに
よりその表面を着色して鳥状１を成し、モ−タ−５及び
羽ばたき伝達機構６を除く空間の多くをはりぼて充填し
て成る慶弔用飾り鳥装置である。

【０００６】さらにまた、はりぼてが発泡樹脂材質であ
る慶弔用飾り鳥装置である。

【０００７】そして上記構成における羽ばたき伝達機構
６が、電池で駆動されるウオ−ム原動軸５ａを有するモ
−タ−５と、複数の伝達ギヤ７、８、９と、その最終の
伝達ギヤ９に駆動されるクランク機構１０と、そのクラ
ンク機構１０にリンクされた左右の擺動ア−ム１１、１
２とから成る慶弔用飾り鳥装置である。

【０００８】そしてまた上記構成における羽ばたき伝達
機構６が、電池で駆動されるモ−タ−５と、そのモ−タ
５の原動軸５ａに固着された正面ギヤ１３を第一ギヤと
する複数の伝達ギヤ１４、１５、１６と、その最終の伝
達ギヤ１６に突設した偏心軸１６ａに作動されるクラン
ク機構１７と、そのクランク機構１７にリンクされた左
右の擺動ア−ム１８、１９とから成る慶弔用飾り鳥装置
である。

【０００９】

【発明の実施の形態その１】本発明の実施の形態を以下
図面で具体的に説明する。本発明は、図８に示すよう
に、鳥形状の飾りを慶弔用の花輪などの飾り具の上端部
や中央円形内部に装着して使用する。

【００１０】その構造は、図１乃至図４に示すように、
外型が発泡樹脂材質のはりぼてによりその表面を着色し
て鳥状１を成し、モ−タ−５及び羽ばたき伝達機構６を
除く空間の多くをはりぼて充填する。そして左右の羽根
部３，４が、胴体２に内蔵したモ−タ−５に駆動される
羽ばたき伝達機構６と連係して羽ばたきするようにす
る。上記羽ばたき伝達機構６は、電池で駆動されるウオ
−ム原動軸５ａを有するモ−タ−５と、複数の伝達ギヤ
７、８、９と、その最終の伝達ギヤ９に駆動されるクラ
ンク機構１０と、そのクランク機構１０にリンクされた
左右の擺動ア−ム１１、１２とから成る。

【００１１】なお、図中の符号の２０は乾電池、２１は
コ−ド、２２はスイッチである。また、図８に示すよう
に、スイッチ２２の位置をコ−ド２１で各種飾りの下に
延長して配設するとオン・オフ操作がしやすくなる。

【００１２】

【発明の実施の形態その２】羽ばたき伝達機構６が、電
池で駆動されるモ−タ−５と、そのモ−タ５の原動軸５
ａに固着された正面ギヤ１３を第一ギヤとする複数の伝
達ギヤ１４、１５、１６と、その最終の伝達ギヤ１６に
突設した偏心軸１６ａに作動されるクランク機構１７
と、そのクランク機構１７にリンクされた左右の擺動ア
−ム１８、１９とから成り、その他の部分の構造は、先
の実施の形態その１と同様である慶弔用飾り鳥装置であ
る。

【００１３】

【発明の作用並びに効果】本発明は以上のようで、モ−
タ−５を回転させるとそのモ−タ−５に駆動される羽ば
たき伝達機構６に連係する左右の羽根部２，３が擺動を
繰返し、羽ばたいているように見える。その結果、慶時
においては、鳥が悠々と空を飛んで祝っているかのよう
な感じを得ることができ、弔時においては、鳥が悠々と
霊仙を飛んで死者の野辺送りを見守っているかのような
荘厳な雰囲気を醸し出し、参列者や遺族に精神的な満足
感を与えることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の透視的斜視図

【図２】本発明の縦断側面図

【図３】本発明の作動状態（羽揚げ状態）を示す縦断正
面図

【図４】本発明の作動状態（羽下げ状態）を示す縦断正
面図

【図５】本発明の別の態様の羽ばたき伝達機構の分解斜
視図

【図６】同上作動状態（羽揚げ状態）を示す正面図

【図７】同上作動状態（羽下げ状態）を示す正面図

【図８】本発明の使用状態を示す花輪の正面図

【符号の説明】

１ 外型鳥状 ２ 胴体 ３ 羽根部 ４ 羽根部 ５ モ−タ− ５ａ ウオ−ム原動軸 ５ｂ 原動軸 ６ 羽ばたき伝達機構 ７ 伝達ギヤ ８ 伝達ギヤ ９ （最終の）伝達ギヤ １０ クランク機構 １１ 擺動ア−ム １２ 擺動ア−ム １３ 正面ギヤ １４ 伝達ギヤ １５ 伝達ギヤ １６ （最終の）伝達ギヤ １６ａ 偏心軸 １７ クランク機構 １８ 擺動ア−ム １９ 擺動ア−ム ２０ 乾電池 ２１ コ−ド ２２ スイッチ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 外型が鳥状（１）を成し、左右の羽根部
   （３），（４）が、胴体（２）に内蔵したモ−タ−
   （５）に駆動される羽ばたき伝達機構（６）と連係して
   羽ばたきするようにしたことを特徴とする慶弔用飾り鳥
   装置。
2. 【請求項２】 外型がはりぼてによりその表面を着色し
   て鳥状（１）を成し、モ−タ−（５）及び羽ばたき伝達
   機構（６）を除く空間の多くをはりぼて充填して成る請
   求項１記載の慶弔用飾り鳥装置。
3. 【請求項３】 はりぼてが発泡樹脂材質である請求項２
   記載の慶弔用飾り鳥装置。
4. 【請求項４】 羽ばたき伝達機構（６）が、電池で駆動
   されるウオ−ム原動軸（５ａ）を有するモ−タ−（５）
   と、複数の伝達ギヤ（７）、（８）、（９）と、その最
   終の伝達ギヤ（９）に駆動されるクランク機構（１０）
   と、そのクランク機構（１０）にリンクされた左右の擺
   動ア−ム（１１）、（１２）とから成る請求項１乃至３
   のうちいずれか一項記載の慶弔用飾り鳥装置。
5. 【請求項５】 羽ばたき伝達機構（６）が、電池で駆動
   されるモ−タ−（５）と、そのモ−タ（５）の原動軸
   （５ａ）に固着された正面ギヤ（１３）を第一ギヤとす
   る複数の伝達ギヤ（１４）、（１５）、（１６）と、そ
   の最終の伝達ギヤ（１６）に突設した偏心軸（１６ａ）
   に作動されるクランク機構（１７）と、そのクランク機
   構（１７）にリンクされた左右の擺動ア−ム（１８）、
   （１９）とから成る請求項１乃至３のうちいずれか一項
   記載の慶弔用飾り鳥装置。