JPH11345296A - 電話接続用プリペイドカード、電話接続用クレジットカード及びこれらのカードを使用する電話機 - Google Patents

電話接続用プリペイドカード、電話接続用クレジットカード及びこれらのカードを使用する電話機

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JPH11345296A
JPH11345296A JP15095398A JP15095398A JPH11345296A JP H11345296 A JPH11345296 A JP H11345296A JP 15095398 A JP15095398 A JP 15095398A JP 15095398 A JP15095398 A JP 15095398A JP H11345296 A JPH11345296 A JP H11345296A
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JP
Japan
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telephone
card
input
telephone number
connection
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JP15095398A
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Masanori Wakamoto
昌紀 若本
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Pascal KK
Original Assignee
Pascal KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電話をかけるときに、料金が安価となる経路を
容易に選択できるようにした、電話接続用プリペイドカ
ードを提供する。 【解決手段】電話機の使用料金に応じて数値が変化する
使用度数2とともに、専用線への接続サービスを行う事
業者へのアクセスコード3を、少なくとも記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相手の電話番号を
ダイヤルする前に、電話機が読み取って使用する、電話
接続用プリペイドカード、電話接続用クレジットカー
ド、及びこれらのカードを使用する電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】近時の通信ネットワークのオープン化に
伴って、電気通信回線設備を自ら設置している第1種電
気通信事業者以外に、第1種電気通信事業者から電気通
信設備を借り受けている第2種電気通信事業者において
も、公専公接続により市外電話サービスを割安の料金で
提供できる状況になっている。
【0003】ここに、公専公接続とは、専用線の両端
に、電話網やISDNなどの公衆網を接続する通信形態
をいい、定額料金である専用線を用いているので、通信
量が多く長距離となる区間の通信料金を安価にできると
いうメリットがある。一方、インターネットなどのコン
ピュータ通信網は、益々利用される傾向にあり、近時で
は、これらを利用した音声通話ができるので、長距離電
話(市外通話)や国際電話の通話料金が、従来に比べて
安価になっている。
【0004】例えば、この音声通話を実現する装置に
は、インターネット電話機(ネットホン)があり、この
電話機を電話網などの公衆網に接続し、この公衆網に接
続されたプロバイダ(インターネットに接続する通信回
線を提供する業者)を介して通話する。電話をかけると
きは、まず、プロバイダに電話をかけ、電話がつながる
とパスワードを入力して認証を得てから、相手方の番号
(電話番号やアドレス)を入力する。すると、インター
ネット上を、相手方の電話機のアドレスを指定した発呼
情報がパケットの形式で送出され、これを相手側のプロ
バイダが受け、公衆網を介して呼出を行って、相手との
通話ができるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように現在では、
電話をかける相手によって、料金が安くなる経路が選択
できるようになっている。例えば、市外通話をする場合
に、相手の電話番号の前に事業者識別番号をダイヤルす
れば、通話料金を安くできる。ところが、実際には、事
業者識別番号の操作は面倒であり、この番号を覚えてい
ない場合もあるので、必ずしも、最適な経路が選択でき
ているとは言えなかった。
【0006】一方、インターネットを介して通話する場
合は、まず、プロバイダに電話をかけ、パスワード(暗
証番号)を入力しなければならず、これらを覚えておく
必要があり、不便であった。本発明は、このような事情
に鑑みて提案されたものであり、電話をかけるときに、
料金が安価となる経路を容易に選択できるようにした、
電話接続用プリペイドカード、電話接続用クレジットカ
ード、及びこれらのカードを使用する電話機を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1〜請求項3には、電話接続用プリ
ペイドカードを提案しており、請求項4〜請求項6に
は、電話接続用クレジットカードを提案している。ま
た、請求項7〜請求項13には、請求項1〜請求項6に
提案する電話接続用プリペイドカード、電話接続用クレ
ジットカードを使用する電話機を提案している。
【0008】請求項1に記載の電話接続用プリペイドカ
ードでは、電話機の使用料金に応じて数値が変化する使
用度数とともに、専用線への接続サービスを行う事業者
へのアクセスコードを、少なくとも記憶している。この
プリペイドカードは、一般にテレホンカードと呼ばれて
いるものであり、通話中に送出されて来る課金信号によ
り、記憶された使用度数が減算される形式のカードであ
る。また、専用線への接続サービスを行う事業者とは、
専用線の両端に、電話網やISDNなどの公衆網を接続
(公専公接続)して、通話サービスを提供する事業者を
いう。この事業者へのアクセスコードとは、相手の電話
番号の前にダイヤルする事業者識別番号などをいう。
【0009】請求項2に記載の電話接続用プリペイドカ
ードでは、請求項1において、インターネットの接続サ
ービスを行うプロバイダへのアクセスコードを、更に記
憶している。ここに、プロバイダへのアクセスコードに
は、プロバイダの電話番号や、プロバイダから交付され
たユーザID、プロバイダから認証を得るためのパスワ
ードなどが含まれている。なお、プロバイダは、料金を
安価にするため、このカードを使用して電話をかける機
会が多いエリア内(市内)のプロバイダを設定しておく
ことが望ましい。
【0010】請求項3に記載の電話接続用プリペイドカ
ードでは、請求項1又は請求項2において、電子メール
サービスを利用するためのアクセスコードを、更に記憶
している。ここに、電子メールサービスを利用するため
のアクセスコードには、メールアドレスのうち、相手先
の電話番号(メールアカウントとなる)の後に付加され
るドメイン名を記憶するようにすればよい。なお、この
アクセスコードには、電子メールサービスを提供する、
インターネットのプロバイダやパソコン通信サービスの
運営会社の電話番号やユーザIDなどを含むこともでき
る。
【0011】請求項4に記載の電話接続用クレジットカ
ードでは、カード所有者の会員番号とともに、専用線へ
の接続サービスを行う事業者へのアクセスコードを、少
なくとも記憶している。ここに、クレジットカードと
は、後払い方式のカードのことであり、クレジット通話
専用のカード以外に、クレジット会社が発行するクレジ
ットカードを含んでいる。このカードを使用する電話機
では、通話前に、カードに記憶された会員番号を送出し
て、電話局(クレジット会社)側の認証を得るようにな
っている。
【0012】請求項5に記載の電話接続用クレジットカ
ードでは、請求項3において、インターネットの接続サ
ービスを行うプロバイダへのアクセスコードを、更に記
憶している。請求項6に記載の電話接続用クレジットカ
ードでは、請求項4又は請求項5において、電子メール
サービスを利用するためのアクセスコードを、更に記憶
している。
【0013】請求項7に記載の電話機は、請求項1に記
載の電話接続用プリペイドカード、あるいは、請求項4
に記載の電話接続用クレジットカードを使用する電話機
であって、プリペイドカード、クレジットカードに記憶
された情報を読み取るカード読取手段と、市内通話と市
外通話のうちのいずれかを選択する選択手段と、相手先
の電話番号を入力する入力手段と、選択手段によって市
内通話が選択されたときは、その後、入力手段によって
入力される相手先の電話番号を、そのままダイヤルする
一方、選択手段によって市外通話が選択されたときは、
その後、入力手段によって入力される相手先の電話番号
の前に、カード読取手段がプリペイドカード、クレジッ
トカードから読み取った事業者へのアクセスコードを付
加してダイヤルする制御手段とを備える。
【0014】一般に、市外通話は事業者を経由した方が
料金が安くなるので、選択手段によって市外通話が選択
されたときには、入力された相手の電話番号の前に、自
動的に事業者のアクセスコードを付加してダイヤルす
る。選択手段は、ディスプレイと、電話番号の入力時に
操作するプッシュボタンなどで構成されており、カード
が挿入されたときに、ディスプレイに選択画面を表示
し、プッシュボタンの操作によって、市内通話か市外通
話かを選択する。
【0015】なお、この電話機をディジタル公衆電話と
すれば、端末用接続口にパソコンやファクシミリ装置等
の携帯端末の接続コードを差し込んで、市内通話、市外
通話によってファクシミリ送信などをすることも可能で
ある。請求項8に記載の電話機は、請求項2に記載の電
話接続用プリペイドカード、あるいは、請求項5に記載
の電話接続用クレジットカードを使用する電話機であっ
て、プリペイドカード、クレジットカードに記憶された
情報を読み取るカード読取手段と、市内通話と市外通話
とインターネット通信のうちのいずれかを選択する選択
手段と、相手先の電話番号を入力する入力手段と、選択
手段によって市内通話が選択されたときは、その後、入
力手段によって入力される相手先の電話番号を、そのま
まダイヤルし、選択手段によって市外通話が選択された
ときは、その後、入力手段によって入力される相手先の
電話番号の前に、カード読取手段がプリペイドカード、
クレジットカードから読み取った事業者へのアクセスコ
ードを付加してダイヤルし、選択手段によってインター
ネット通信が選択されたときは、その後、入力手段によ
って入力される相手先の電話番号をダイヤルする前に、
カード読取手段がプリペイドカード、クレジットカード
から読み取ったプロバイダへのアクセスコードを送出す
る制御手段とを備える。
【0016】ここに、インターネット通信には、通話の
他、データ通信を含んでいる。なお、この電話機の端末
用接続口にパソコンやファクシミリ装置等の携帯端末の
接続コードを差し込めば、市内通話、市外通話、インタ
ーネット通信によってファクシミリ送信などもできる。
インターネット通信を選択してダイヤルする場合、プロ
バイダには、プロバイダの電話番号をダイヤルした後、
応答に対して、ユーザIDやパスワードを送出する。
【0017】請求項9に記載の電話機は、請求項3に記
載の電話接続用プリペイドカード、あるいは、請求項6
に記載の電話接続用クレジットカードを使用する電話機
であって、プリペイドカード、クレジットカードに記憶
された情報を読み取るカード読取手段と、市内通話と市
外通話とインターネット通信と電子メール通信のうちの
いずれかを選択する選択手段と、相手先の電話番号を入
力する入力手段と、選択手段によって市内通話が選択さ
れたときは、その後、入力手段によって入力される相手
先の電話番号を、そのままダイヤルし、選択手段によっ
て市外通話が選択されたときは、その後、入力手段によ
って入力される相手先の電話番号の前に、カード読取手
段が上記プリペイドカード、クレジットカードから読み
取った事業者へのアクセスコードを付加してダイヤル
し、選択手段によってインターネット通信が選択された
ときは、その後、入力手段によって入力される相手先の
電話番号をダイヤルする前に、カード読取手段がプリペ
イドカード、クレジットカードから読み取ったプロバイ
ダへのアクセスコードを送出し、選択手段によって電子
メール通信が選択されたときは、その後、入力手段によ
って入力される相手先の電話番号に、カード読取手段が
プリペイドカード、クレジットカードから読み取った、
電子メールサービスを利用するためのアクセスコードを
付加して送出する制御手段とを備える。
【0018】ここに、電子メール通信には、電子メール
送信の他、電子メール受信を含んでいる。送信の場合
は、メールの文章や画像などを作成後、電話番号によっ
て指定される相手先のメールアドレスに対してデータ送
信を行う。一方、メール受信の場合は、メールサーバに
ある自己のメールボックスをアクセスし、メールが到着
していれば受信する。
【0019】また、電子メールサービスには、携帯電話
のように、電話番号にメールサーバ名などを付加した形
式をメールアドレスとするものの他、このようなサービ
スを提供するメールサーバを直接アクセスせず、インタ
ーネットやパソコン通信を利用するものも含まれる。例
えば、インターネットを介する場合であれば、プロバイ
ダの電話番号をダイヤルした後、ユーザID、パスワー
ドなどを送出してから、相手のメールアドレスを指定す
る。
【0020】更に、この電話機では、端末用接続口に接
続されたパソコンやファクシミリ装置等の携帯端末によ
って、電子メール通信をすることもできる。請求項10
に記載の電話機は、請求項1に記載の電話接続用プリペ
イドカード、あるいは、請求項4に記載の電話接続用ク
レジットカードを使用する電話機であって、プリペイド
カード、クレジットカードに記憶された情報を読み取る
カード読取手段と、相手先の電話番号を入力する入力手
段と、入力手段によって入力された相手先の電話番号の
先頭から所定桁数までの番号が、市外局番以外であると
きは、入力された相手先の電話番号を、そのままダイヤ
ルする一方、入力手段によって入力された相手先の電話
番号の先頭から所定桁数までの番号が、市外局番である
ときは、入力された相手先の電話番号の前に、カード読
取手段がプリペイドカード、クレジットカードから読み
取った事業者へのアクセスコードを付加してダイヤルす
る制御手段とを備える。
【0021】ここでは、市内通話と市外通話の判断を、
カード挿入後に入力される相手の電話番号で行ってい
る。具体的には、入力される電話番号の先頭から所定桁
数までの番号で、市外通話かそれ以外かを判断する。請
求項11に記載の電話機は、請求項2に記載の電話接続
用プリペイドカード、あるいは、請求項5に記載の電話
接続用クレジットカードを使用する電話機であって、プ
リペイドカード、クレジットカードに記憶された情報を
読み取るカード読取手段と、相手先の電話番号を入力す
る入力手段と、入力手段によって入力された相手先の電
話番号の先頭から所定桁数までの番号が、市外局番以外
であるときは、入力された相手先の電話番号を、そのま
まダイヤルし、入力手段によって入力された相手先の電
話番号の先頭から所定桁数までの番号が、市外局番であ
るときは、入力された相手先の電話番号の前に、カード
読取手段がプリペイドカード、クレジットカードから読
み取った事業者へのアクセスコードを付加してダイヤル
し、この電話機にインターネット接続用端末が接続され
ているときは、入力によって入力される相手先の電話番
号をダイヤルする前に、カード読取手段がプリペイドカ
ード、クレジットカードから読み取ったプロバイダへの
アクセスコードを送出する制御手段とを備える。
【0022】ここでは、インターネット通信の選択を、
入力される相手の電話番号とは関係なく、端末用接続口
にパソコンやファクシミリ装置等の端末の接続コードが
差し込まれたかで判断する。請求項12に記載の電話機
は、請求項7〜請求項9のいずれかにおいて、選択手段
として、通信種別を選択するために操作する選択ボタン
を設けている。ここに、通信種別とは、市内通話、市外
通話、インターネット通信、電子メール通信などの別を
いう。
【0023】請求項13に記載の電話機は、請求項7〜
請求項12のいずれかにおいて、入力手段には、電話番
号以外の特殊記号を入力するために操作する特殊記号キ
ーを含んでいる。ここに、特殊記号には、例えば、
「@」、「.」などがあり、このキーを備えることによ
って、電子メールアドレスなどの入力が容易にできるよ
うになる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施の形態を説明する。図1の(a)〜(c)の各々
は、本発明の電話接続用プリペイドカードの構成例を示
した模式図である。本発明のプリペイドカードpc(p
c1,pc2,pc3)は、テレホンカードと同じよう
な構造になっており、予め、様々なデータが記憶されて
いる。電話機を使用するときは、テレホンカードと同様
にして、このカードpcを読み取らせてから、使用を開
始する。通話あるいは通信中に課金信号が送出されて来
れば、カードpcに記憶した使用度数が減算される。
【0025】なお、本発明は、情報(データ)を持つも
のであれば適用でき、磁気カード、ICカードなどの場
合は、電話機に内蔵あるいは外付けされたカードリーダ
によって読み取られるが、データキャリアなどの場合は
非接触方式での読み取りも可能である。本発明のプリペ
イドカードpcは、少なくとも、電話機の使用料金に応
じて数値が変化する使用度数と、専用線への接続サービ
スを行い、高付加接続およびローコスト通話を提供する
事業者へのアクセスコードとを記憶している。
【0026】図1(a)のプリペイドカードpc1に
は、カード毎に割付られた製造コード1と、電話機の使
用料金に応じて減算される度数2と、専用線への接続サ
ービスを行う事業者へのアクセスコードとして、相手の
電話番号の前にダイヤルする事業者識別番号3とを記憶
している。製造コード1とは、このカードpc1の製造
者が、各カードpc1を識別できるように記憶させてい
るものである。なお、この製造コード1は、発行される
カードpc1の1枚1枚に対応したものでなくてもよ
く、種別が確認できる程度のものであってもよい。例え
ば、カードpc1の版番号、発行される複数枚ずつのカ
ードpc1を1グループとした場合のグループ番号、製
造年月日などであってもよい。図示した製造コード1
は、製造年月日とグループ番号とが組み合わされて構成
されている。
【0027】度数2は、電話機の使用料金に応じて減算
されるものである。ここには、100度数が記憶されて
いる例を示しており、利用時間に応じて、99、98、
…と減算され、0度数になった時点で、このカードpc
1は使用できなくなる。テレホンカード等と同様に、度
数2の変化に応じて、パンチ穴をあけるようにしてもよ
い。
【0028】なお、この使用可能な度数2の代わりに、
電話機の使用料金に応じて数値が加算されるように変化
する使用度数を記憶するようにしてもよい。この場合、
後になって、このカードpc1を読み取れば、使用状況
を分析することができるとともに、使用度数の上限値を
設け、それ以上の使用ができないようにできる。事業者
識別番号3とは、専用線の両端に電話網やISDNなど
の公衆網を接続(公専公接続)して通話サービスを提供
する事業者を識別するための番号をいう。この番号は、
接続形態の違い(中継系、地域系)などによって事業者
毎に割り当てられる番号であって、電話機から「事業者
識別番号3+事業者網内番号(市外局番+市内番号)」
をダイヤルすれば、その事業者を介した通話ができる。
【0029】このプリペイドカードpc1を使用すれ
ば、事業者を経由すれば通信料金が安価となる地域に電
話をかけるときに、カードpc1から読み取った事業者
識別番号3を自動的に付加したダイヤルが可能になる。
なお、事業者識別番号3には、国内公専公接続サービス
を提供する事業者以外に、国際公専公接続サービスを提
供する事業者の番号も含まれる。例えば、この番号とし
て、0070、0077、0088や、国際電話の00
1、0041、0061などが記憶される。
【0030】また、事業者識別番号3は、複数記憶する
ようにしてもよく、そうすれば、順にダイヤルすること
によって、その地域にアクセスポイントがある事業者を
確実に選択し、通話することが出来る。図1(b)のプ
リペイドカードpc2には、図1(a)と同様、製造コ
ード1と度数2と事業者識別番号3を記憶するととも
に、インターネットの接続サービスを行うプロバイダへ
のアクセスコード4を記憶している。
【0031】ここでは、プロバイダへのアクセスコード
4として、プロバイダの電話番号と、契約時にプロバイ
ダからアカウントとして交付されたユーザIDと、プロ
バイダから認証を得るためのパスワードを記憶してい
る。プロバイダは、料金を安価にするため、このカード
pc2を使用して電話をかける機会が多いエリア内(市
内)のプロバイダを設定しておくことが望ましい。
【0032】このプリペイドカードpc2を使用すれ
ば、自動的に事業者識別番号3を付加したダイヤルが可
能になるとともに、インターネットを経由すると通信料
金が安価となる地域に電話をかけるときに、容易にイン
ターネットのアクセスができるようになる。アクセスコ
ード4は、使用者が自己に交付されたユーザIDなどを
登録する他、カードpc2の製造者(販売者)が代理し
てプロバイダと契約を結び、登録することもできる。こ
のとき、カードpc2の製造者は、プロバイダと、製造
者自身の識別、認証を得るために1つの契約を結んでも
よく、カードpc2毎に複数の契約を結んでもよい。
【0033】なお、このアクセスコード4も、事業者識
別番号3と同様に、複数記憶するようにしてもよく、こ
の場合、通信料金が最も安価となる市内のプロバイダを
選択することができる。図1(c)のプリペイドカード
pc3には、図1(b)と同様、製造コード1と度数2
と事業者識別番号3とプロバイダへのアクセスコード4
を記憶するとともに、電子メールサービスを利用するた
めのアクセスコード5を、更に記憶している。
【0034】ここでは、電子メールサービスを利用する
ためのアクセスコード5として、メールアドレスのう
ち、メールアカウント(ユーザ名)となる相手先の電話
番号の後に付加される、ドメイン名を記憶している。こ
のドメイン名は、メールサーバ名、メールサーバを運営
する組織の属性、国名などで構成されている。電話機か
らは、「電話番号+@(アットマーク)+ドメイン名」
を送出すれば、電子メール通信が実行できる。
【0035】また、アクセスコード5には、電子メール
サービスを提供する、インターネットのプロバイダやパ
ソコン通信サービスの運営会社の電話番号やユーザID
などを記憶することもできる。インターネットを介する
場合は、このアクセスコード5は、プロバイダへのアク
セスコード4と同じ構成になる。このプリペイドカード
pc3を使用すれば、自動的に事業者識別番号3を付加
したダイヤルができ、容易にインターネットのアクセス
できるようになるとともに、容易に電子メール通信が開
始できる。
【0036】なお、このアクセスコード5は、複数記憶
するようにしてもよく、そうすれば、このカードpc3
を使用する電話機が、アクセス可能なメールサーバを自
動的に選択することができる。なお、この電子メールサ
ービスを利用するためのアクセスコード5を、図1
(b)のプロバイダへのアクセスコード4の代わりに記
憶する構成にし、事業者識別番号3を付加したダイヤル
と、容易な電子メール通信のみができるようにしてもよ
い。
【0037】次に、本発明の電話接続用クレジットカー
ドの構成について説明する。図2の(a)〜(c)の各
々には、電話接続用クレジットカードcc(cc1,c
c2,cc3)の構成例を模式的に示している。ここ
に、クレジットカードccとは、後払い方式のカードの
ことであり、クレジット通話専用のカードであって、予
め登録した電話会社から、使用料金が後からまとめて請
求されるようになっているカード以外に、クレジット会
社が発行し、クレジット会社から料金が請求されるクレ
ジットカードを含んでいる。
【0038】なお、本発明は、図1に示したプリペイド
カードpcと同様に、情報(データ)を持つものであれ
ば適用でき、磁気カード、ICカードなどの場合は、電
話機に内蔵あるいは外付けされたカードリーダによって
読み取られ、データキャリアなどの場合は非接触方式で
の読み取りも可能とする。このクレジットカードccを
使用する電話機では、通話前に、カードccに記憶され
た会員番号を送出して、電話局(あるいは、電話局を介
したクレジット会社)側の認証を得るようになってい
る。
【0039】本発明の電話接続用クレジットカードcc
は、カード所有者の会員番号とともに、専用線への接続
サービスを行う事業者へのアクセスコードを、少なくと
も記憶している。図2(a)のクレジットカードcc1
は、カード毎に割付られた製造コード11と、カード所
有者の会員番号12と、専用線への接続サービスを行う
事業者へのアクセスコードとして、相手の電話番号の前
にダイヤルする事業者識別番号13を記憶している。
【0040】製造コード11は、このカードcc1の製
造者が、各カードcc1を識別できるように記憶させて
いるものであり、図1のプリペイドカードpcの製造コ
ード1と同様の構成になっている。会員番号12は、こ
のカードcc1による電話機の使用者を特定するための
番号であり、電話局側では、この会員番号12を基に、
使用料金を加算して、契約している電話機と一緒に使用
料金を請求する。また、電話局側がクレジット会社に料
金を請求し、クレジット会社から使用者に使用料金を請
求する。
【0041】事業者識別番号13とは、専用線の両端
に、電話網やISDNなどの公衆網を接続(公専公接
続)して、通話サービスを提供する事業者を識別するた
めの番号をいい、図1のプリペイドカードpcの事業者
識別番号3と同様の構成になっている。このクレジット
カードcc1を使用すれば、事業者を経由すると通信料
金が安価となる地域に電話をかけるときに、自動的に事
業者識別番号13を付加したダイヤルが可能になる。
【0042】なお、クレジットカードccを使用する際
は、電話機において、暗証番号を入力しなければならな
いようにしてもよい。入力された暗証番号は、電話局側
でチェックされるので、カードccの不正使用が防止で
きる。また、電話をかけることができる相手先を限定し
たり、クレジットカードccに相手の電話番号を登録し
ておき、カードccを挿入すれば、オートダイヤルする
ようにしてもよい。
【0043】図2(b)のクレジットカードcc2に
は、図2(a)と同様、製造コード11と会員番号12
と事業者識別番号13を記憶するとともに、インターネ
ットの接続サービスを行うプロバイダへのアクセスコー
ド14を記憶している。ここでは、プロバイダへのアク
セスコード14として、図1のプリペイドカードpcと
同様に、プロバイダの電話番号と、ユーザID及びパス
ワードを記憶している。
【0044】このクレジットカードcc2を使用すれ
ば、自動的に事業者識別番号13を付加したダイヤルが
可能になるとともに、インターネットを経由すると通信
料金が安価となる地域に電話をかけるときに、容易にイ
ンターネットをアクセスできるようになる。図2(c)
のクレジットカードcc3には、図2(b)と同様、製
造コード11と会員番号12と事業者識別番号13とプ
ロバイダへのアクセスコード14を記憶するとともに、
電子メールサービスを利用するためのアクセスコード1
5を、更に記憶している。なお、この電子メールサービ
スを利用するためのアクセスコード15を、図2(b)
のプロバイダへのアクセスコード14の代わりに記憶す
る構成にしてもよい。
【0045】電子メールサービスを利用するためのアク
セスコード15には、図1(c)のプリペイドカードp
c3と同様に、メールアドレスのうち、メールアカウン
トとなる相手先の電話番号の後に付加される、ドメイン
名を記憶しておけばよい。また、電子メールサービスを
提供する、インターネットのプロバイダやパソコン通信
サービスの運営会社の電話番号やユーザIDなどを記憶
することもできる。
【0046】このクレジットカードcc3を使用すれ
ば、自動的に事業者識別番号13を付加したダイヤルが
可能になり、容易にインターネットのアクセスができる
とともに、電子メール通信が容易に開始できる。次に、
図1に示したプリペイドカードpc、図2に示したクレ
ジットカードccが使用される通信形態について、図3
とともに説明する。
【0047】ここでは、カードpc,ccを使用する電
話機として、ディジタル公衆電話機Tを例示している。
この電話機Tの端末用接続口に、携帯端末としてパソコ
ンを接続すれば電子メール通信などのデータ通信がで
き、ファクシミリ装置を接続すればファクシミリ通信が
できる。図3(a)は、公衆網Nのみを経由する例であ
る。この場合、図1のプリペイドカードpc1〜pc
3、図2のクレジットカードcc1〜cc3を、従来の
プリペイドカード、クレジットカードと同様に使用すれ
ば、電話機Tから他の電話機Taに、公衆網Nを介して
電話がかけられる。なお、公衆網Nには、ISDNなど
のディジタルネットワークと、電話網などのアナログネ
ットワークの両方を含んでいる。
【0048】図3(b)は、公専公接続を経由する例で
ある。ここでは、図1のプリペイドカードpc1〜pc
3、図2のクレジットカードcc1〜cc3から読み取
られた事業者識別番号3,13が、相手先の電話番号に
付加されてダイヤルされる。電話機Tからは、公衆網N
を介して事業者のアクセスポイントA1の交換機(PB
X)を接続し、更に専用線Lを介して、他方のアクセス
ポイントA1a、公衆網Nを通じて電話機Taを呼び出
し、通話を行う。
【0049】なお、専用線Lによる接続には、データ通
信のためのLAN間通信用の高速パケット交換を実現す
るフレームリレーやSMDS(Switched Multimegabit D
ataService)での接続も含んでいる。図3(c)は、イ
ンターネットを経由する例である。ここでは、図1のプ
リペイドカードpc2,pc3、図2のクレジットカー
ドcc2,cc3から読み取られたアクセスコード4,
14を、相手先の電話番号がダイヤルされる前に、送出
する。電話機Tから他の電話機Taに電話をかける場
合、公衆網Nを介して、アクセスポイントA2であるプ
ロバイダを呼び出し、更に、インターネットINTを介
して、他方のアクセスポイントA2a、公衆網Nを通じ
て電話機Taを呼び出して、通話を行う。インターネッ
トINTでは、プロバイダ間は、TCP/IPプロトコ
ルによるパケット化された音声データを送受信する。
【0050】なお、インターネットINTのバックボー
ンに、プロバイダが自己で借りている専用線を使用する
ようにしてもよい。この場合でも、通話を開始する手順
は同同じである。この専用線での通話に専用の帯域を割
り当てるようにすれば、音質は向上し、同時に通話でき
る回線数が算出できる。また、この図3(c)の形態で
は、電子メール通信も可能である。この場合、図1のプ
リペイドカードpc3、図2のクレジットカードcc3
から読み取られたアクセスコード5,15が送出され
る。
【0051】電話機Tから、公衆網Nを介して、アクセ
スポイントA2であるプロバイダを呼び出し、インター
ネットINTを接続して、相手先のメールアドレスに対
してメール送信を行う。一方、アクセスポイントA2に
あるメールサーバ(不図示)の自己のメールボックスを
アクセスし、メールが到着していれば受信する。また、
電子メールサービスを利用するためのアクセスコード
5,15が、図1(c),図2(c)に示したような内
容であり、電話番号の後にこのコード5,15を付加し
た形式がメールアドレスとなる場合でも、同様にして、
電話機Tから公衆網Nを介してアクセスポイントA2が
呼び出される。
【0052】次に、図1に示した構成のプリペイドカー
ドpc、図2に示した構成のクレジットカードccを使
用する電話機Tの構成について、図4とともに説明す
る。図において、20はこの電話機Tの全体の処理を制
御する制御手段を構成するMPU(Micro Processing U
nit )、21は制御プログラム等を記憶したROM、2
2は各種データを書換え可能に記憶するRAM、23は
テンキー(プッシュボタン)や各種スイッチ等で相手先
の電話番号を入力する入力手段と、通信態様を選択する
選択手段とを構成する操作部、24は液晶表示装置や表
示ランプなどで構成され、入力した相手先の電話番号や
操作メッセージなどを表示する表示部である。
【0053】25は公衆網Nを接続し、更に公衆網Nを
介してアクセスポイントA1,A2を接続して、音声や
画像データなどの送受信を制御する通信制御部である。
この通信制御部25には、アナログ回線とデジタル回線
のいずれを接続してもよく、LANや専用線などを接続
するようにしてもよい。なお、デジタルデータを送受す
る場合は、デジタル信号の圧縮伸長を行うCODEC
(不図示)が必要であり、更にデジタル信号をアナログ
回線を通じて通信する場合には、アナログ信号とデジタ
ル信号を相互変換するA/D・D/A変換部(不図示)
を備える必要がある。
【0054】26はハンドセットHによる通話を制御す
る通話回路、27はスピーカSPから呼出音を鳴動させ
る呼出音鳴動部、28はプリペイドカードpc、クレジ
ットカードccから、各カードpc,ccに記憶された
データを読み取るカード読取手段を構成するカード読取
部、29は端末用接続口に接続された携帯端末(図で
は、ノートパソコンNPを接続)との間でのデータ通信
を制御する端末接続インタフェース部である。
【0055】この電話機Tの基本動作を説明すると、M
PU20は、通信制御部25を介して呼出があったとき
には、呼出音鳴動部27によってスピーカSPから呼出
音を鳴動させる。これに対して、ハンドセットHを取り
上げれば(オフフック)、通話回路26による双方向で
の通話を開始する。その後、相手側による回線の切断を
検知するか、ハンドセットHが元の位置に戻されると
(オンフック)、通話を終了させる。
【0056】一方、この電話機Tから電話をかけるとき
の動作は、以下にフローチャートとともに説明する。図
5は、図1(c)に示したプリペイドカードpc3を使
用する電話機Tの動作例である(100〜125)。ま
ず、プリペイドカードpc3をカード挿入口(不図示)
に挿入する(100)。すると、カード読取部28がカ
ードpc3に記憶されているデータを読み込む(10
1)。ここで、データの形式をチェックし、正常なデー
タ形式でなければ、カードpc3を排出するが、正常な
カード形式であれば、度数3をチェックする(102〜
104,114)。そして、度数3に残がなければ(度
数3が「0」)、カードpc3を排出し、度数3に残が
あれば、表示部24に選択画面を表示する(104,1
05,114)。
【0057】この選択画面には、市内通話、市外通話、
インターネット通信、電子メール通信のうち、いずれか
の通信態様を選択できるような表示がされており、操作
部23のプッシュボタンの「1」〜「4」などによって
選択操作を行ってから、相手先の電話番号を入力する
と、各々の選択した通信処理を自動的に開始することが
できる(105〜108)。
【0058】市内通話が選択されたときは、入力された
電話番号をそのままダイヤルし(109)、市外通話が
選択されたときは、入力された電話番号の前に、カード
読取部28がプリペイドカードpc3から読み取った事
業者識別番号3を付加してダイヤルする(115,11
6)。これは、通常、市内通話は、公衆網Nのみを経由
(図3(a)参照)した方が使用料金が安くなり、一方
の市外通話は、専用線Lを経由(図3(b)参照)した
方が使用料金が安くなるからである。
【0059】ただし、本発明はこれには限定されず、例
えば、市外通話でも公衆網Nのみを経由した方が使用料
金が安くなるような場合は、選択画面において市内通話
を選択した後、市外局番を含めた電話番号を入力すれば
よい。また、携帯電話やPHSを呼び出すときには、事
業者識別番号3を付加しないように、市内通話を選択し
た後に電話番号を入力すればよい。
【0060】操作者は、公衆網Nのみ、あるいは専用線
Lを経由する場合と、インターネットINTを経由する
場合とを、距離や時間による使用料金や音質などを考慮
して、いずれを選択するかを判断するが、インターネッ
ト通信が選択されたときは、入力された電話番号をダイ
ヤルする前に、カード読取部28がプリペイドカードp
c3から読み取ったプロバイダへのアクセスコード4を
送出する(117,118)。すなわち、アクセスコー
ド4として登録されているプロバイダの電話番号をダイ
ヤルして、プロバイダ側が応答すれば、ユーザーIDや
パスワードを送出し、プロバイダ側の認証を得る。そし
て、インターネット接続の使用許可が得られれば、入力
された相手先の電話番号を送出する(119)。これに
よってインターネットINTを介した通信が開始できる
(図3(c)参照)。
【0061】なお、ユーザIDやパスワードを送出した
結果、インターネット通話を許可されないときは、表示
部24にエラーメッセージを表示させたり、音声メッセ
ージなどでその旨を知らせてから、回線の接続を遮断す
るようにすればよい。ここでは、プロバイダにアクセス
するとしているが、NTTのOCN(オープンコンピュ
ータネットワーク)などを利用する場合には、自動的に
最寄りのアクセスポイントを呼び出すことになる。
【0062】市内通話、市外通話、インターネット通信
において、相手先が応答すれば、通話中はその相手まで
の距離と通話時間に応じて、電話局側の交換機から課金
信号が送られて来るので、電話機Tでは、これに応じて
カードpc3の度数3を減算する(110,111)。
そして、通話が終了すれば、回線の接続を遮断してカー
ドpc3を排出する(112〜114)。なお、ここで
は、通話に、電話機Tの操作部23を操作することによ
って作成された文章などをファクシミリ送信することを
含んでいる。
【0063】また、選択画面において、電子メール通信
が選択されたときは、入力された電話番号に、カード読
取部28がプリペイドカードpc3から読み取った、電
子メールサービスを利用するためのアクセスコード5を
付加して送出する(120,121)。すなわち、アク
セスコード5として登録されているドメイン名を、相手
先の電話番号に付加して相手のメールアドレスとして送
出する。
【0064】メールサーバが応答すれば、予め作成され
ている電子メールデータを送信する。送信中は、距離と
通話時間に応じて、交換機から課金信号が送られて来る
ので、電話機Tでは、これに応じてカードpc3の度数
3を減算する(122,123)。そして、送信が終了
すれば、回線の接続を遮断してカードpc3を排出する
(124,125,114)。ここでは、電子メールを
送信する場合を示したが、受信する場合は、サーバ側に
予め登録している自己が契約している電話番号を入力し
たり、アクセス用の所定の電話番号をダイヤルして、カ
ードpc3に記憶されているパスワード等を送出しメー
ルを受信する。受信したメールデータは表示部24に表
示される。
【0065】また、大量のデータを通信する場合や、暗
号化通信をする場合には、端末接続インタフェース29
を介した携帯端末NPとの間でデータを送受すればよ
い。なお、ファクシミリ通信の場合は、市内通話、市外
通話、インターネット通信においても、携帯端末NP
(ファクシミリ装置)が使用できる。このように、本発
明のプリペイドカードpc3を使用して、通信形態を選
択すれば、使用料金が安価となる経路を選択できるとと
もに、市外電話では、自動的に事業者識別番号3が付加
されるので入力の手間が省け、インターネット通信で
は、プロバイダへのアクセスが自動的にでき、更に、電
子メール通信も容易に実行できる。
【0066】以上には、インターネット通信の場合、相
手の電話番号を入力して通信する場合のみを示したが、
これに限定されることはない。例えば、メールアドレス
のアカウント名を電話番号以外とする電子メール通信
や、ホームページの閲覧なども可能である。これによっ
て、自宅などに設置しているパソコンで使用しているア
ドレスやユーザIDなどをカードpc3に記憶してお
き、このカードpc3を用いて、外出先の公衆電話など
から電子メール受信などを行うことも可能になる。
【0067】この図では、図1(c)に示したプリペイ
ドカードpc3を使用する電話機Tの動作を示したが、
図1(a)に示したプリペイドカードpc1を使用する
電話機Tであれば、選択画面を、市内通話と市外通話の
うちのいずれかが選択できる画面にすればよい。また、
図1(b)に示したプリペイドカードpc2を使用する
電話機Tであれば、選択画面を、市内通話と市外通話と
インターネット通信のうちのいずれかが選択できる画面
にすればよい。
【0068】図6は、図2(c)に示したクレジットカ
ードcc3を使用する電話機Tの動作例である(200
〜223)。この動作は、図5のプリペイドカードpc
3を使用する場合と、ほぼ同じであり、料金の支払い方
法が異なるだけである。クレジットカードcc3をカー
ド挿入口に挿入すると、カード読取部28がカードcc
3に記憶されているデータを読み込む(200,20
1)。ここで、データの形式をチェックし、正常でない
データ形式であれば、カードcc3を排出するが、正常
なカード形式であれば、会員番号12を送出する(20
2〜204,213)。正式に契約が継続しているカー
ドcc3の会員番号12であれば、電話局側からその結
果が正常(使用許可)として返信されるので、電話機T
は、表示部24に選択画面を表示する(205)。
【0069】なお、会員番号12を送出した結果、この
カードcc3を使用できないときは、表示部24にエラ
ーメッセージを表示させたり、音声メッセージなどでそ
の旨を知らせてから、回線の接続を遮断するようにすれ
ばよい。選択画面には、市内通話、市外通話、インター
ネット通信、電子メール通信のうちのいずれかを選択で
きるようになっており、操作部23のプッシュボタンな
どによって選択操作を行い、相手先の電話番号を入力す
ると、各選択した通信処理を実行する(205〜20
8)。
【0070】図5に示したプリペイドカードpc3を使
用するときと同様に、市内通話が選択されたときは、入
力された電話番号をそのままダイヤルし(209)、市
外通話が選択されたときは、入力された電話番号の前
に、カード読取部28がクレジットカードcc3から読
み取った事業者識別番号13を付加してダイヤルする
(214,215)。
【0071】また、インターネット通信が選択されたと
きは、入力された電話番号をダイヤルする前に、カード
読取部28がクレジットカードcc3から読み取ったプ
ロバイダへのアクセスコード14を送出する(216,
217)。すなわち、アクセスコード14として登録さ
れているプロバイダの電話番号をダイヤルして、プロバ
イダ側が応答すれば、ユーザーIDやパスワードを送出
し、プロバイダ側の認証を得る。インターネット接続の
使用許可が得られれば、入力された相手先の電話番号を
送出する(218)。
【0072】市内通話、市外通話、インターネット通信
において、相手先が応答すれば、通話(通信)を開始
し、通話が終了すれば、回線の接続を遮断してカードc
c3を排出する(210〜213)。また、選択画面に
おいて、電子メール通信が選択されたときは、入力され
た電話番号に、カード読取部28がクレジットカードc
c3から読み取った、電子メールサービスを利用するた
めのアクセスコード15を付加して送出する(219,
220)。すなわち、アクセスコード15として登録さ
れているドメイン名を、相手先の電話番号に付加して相
手のメールアドレスとして送出する。メールサーバが応
答すれば、予め作成されている電子メールデータを送信
し、送信が終了すると、回線の接続を遮断してカードc
c3を排出する(221〜223,213)。
【0073】ここでは、電子メールを送信する場合を示
したが、電子メールを受信する場合は、サーバ側に予め
登録している自己が契約している電話番号を入力した
り、所定の番号に電話番号をダイヤルして、カードcc
3に記憶されているパスワード等を送出して、受信を開
始すればよい。このように、本発明のクレジットカード
cc3を使用した場合ても、通信形態を選択すれば、使
用料金が安価となる経路を選択できるとともに、市外電
話では、自動的に事業者識別番号13が付加されるので
入力の手間が省け、インターネット通信では、プロバイ
ダへのアクセスが自動的にでき、更に、電子メール通信
も容易に実行できる。
【0074】ここでは、図2(c)に示したクレジット
カードcc3を使用する電話機Tの動作を示したが、図
2(a)に示したクレジットカードcc1を使用する電
話機Tであれば、選択画面を、市内通話と市外通話のう
ちのいずれかが選択できる画面にすればよい。また、図
2(b)に示したクレジットカードcc2を使用する電
話機Tであれば、選択画面を、市内通話と市外通話とイ
ンターネット通信のうちのいずれかが選択できる画面に
すればよい。
【0075】次に、電話機Tの動作の他の例について説
明する。ここでは、通信態様の選択操作をしなくても、
自動的に最適な通信経路の選択ができるようになってい
る。図7は、図1(b)に示したプリペイドカードpc
2を使用する電話機Tの動作例である(300〜31
8)。まず、プリペイドカードpc2をカード挿入口
(不図示)に挿入する(300)。すると、カード読取
部28がカードpc2に記憶されているデータを読み込
む(301)。ここで、データの形式をチェックし、正
常でないデータ形式であれば、カードpc2を排出する
が、正常なカード形式であれば、度数3をチェックする
(302〜304,313)。そして、度数3に残がな
ければ、カードpc2を排出するが、度数3に残があれ
ば、相手先の電話番号の入力を可能にする(304,3
05,313)。
【0076】相手先の電話番号を入力したときに、この
電話機Tにインターネット接続用端末が接続されていな
い状態、すなわち、端末接続インタフェース部29に携
帯端末NPが接続されていない状態である場合は、電話
番号として市外局番が入力されたかをチェックする(3
06,307)。入力された電話番号の先頭から所定桁
数までの番号が、市外局番以外であるときは、入力され
た電話番号を、そのままダイヤルする(308)一方、
電話番号の先頭から所定桁数までの番号が市外局番であ
るときは、入力された電話番号の前に、カード読取部2
8がプリペイドカードpc2から読み取った事業者への
アクセスコード3を付加してダイヤルする(314,3
15)。
【0077】具体的には、先頭の番号が「0」であり、
先頭の3桁が「030」、「050」などの携帯・自動
車電話、PHSの番号以外であり、更に、先頭の4桁が
フリーダイヤル(0120)やダイヤルQ2(099
0)などの特殊サービスの番号でなければ、市外通話と
判断して、入力された電話番号の前に、自動的に事業者
へのアクセスコード3を付加する。
【0078】一方、電話番号を入力したときに、端末接
続インタフェース部29に携帯端末NPが接続されてい
る状態である場合は、入力された電話番号をダイヤルす
る前に、カード読取部28がプリペイドカードpc2か
ら読み取ったプロバイダへのアクセスコード4を送出す
る。すなわち、ここでは、インターネット通信の選択
は、入力される通信相手の電話番号とは関係なく、端末
用接続口にパソコンやファクシミリ装置等の接続コード
が差し込まれたか、あるいは、更に、操作部23で所定
の切換操作がされたかで判断する。
【0079】アクセスコード4として登録されているプ
ロバイダの電話番号をダイヤルして、プロバイダ側が応
答すれば、ユーザーIDやパスワードを送出し、プロバ
イダ側の認証を得る。インターネット接続の使用許可が
得られれば、入力された相手先の電話番号を送出する
(316〜318)。これによってインターネットIN
Tを介した通信ができる。
【0080】したがって、ここでは、インターネット通
信は、携帯端末NPを用いた、ファクシミリ通信を含む
データ通信が主となるが、端末として携帯電話を接続
し、この携帯電話でインターネット通話するようにして
もよい。市内通話、市外通話、インターネット通信にお
いて、相手先が応答すれば、通話(通信)中はその相手
までの距離と通話時間に応じて、交換機から課金信号が
送られて来るので、電話機Tでは、これに応じてカード
pc2の度数3を減算する(309,310)。そし
て、通話が終了すれば、回線の接続を遮断してカードp
c2を排出する(311〜313)。
【0081】このように、本発明のプリペイドカードp
c2を使用すれば、何等の選択操作をしなくても、最も
安価となる経路を自動的に選択でき、携帯端末NPによ
るインターネット通信時にも、何等の選択操作をするこ
となく、インターネットINTを接続することができ
る。以上には、インターネット通信の場合も、相手の電
話番号を入力して通信する場合のみを示したが、これに
限定されることはない。例えば、電子メール通信、ホー
ムページの閲覧などが、接続された携帯端末NPによっ
て実施できる。これによれば、自宅などに設置されてい
るパソコンのアドレスなどを用いて、外出先の公衆電話
などから電子メール受信などが実行できる。
【0082】この図では、図1(b)に示したプリペイ
ドカードpc2を使用する電話機Tの動作を示したが、
図1(a)に示したプリペイドカードpc1を使用する
電話機Tであれば、ステップ306の携帯端末NPの接
続を判断をすることなく、入力される電話番号によっ
て、公衆網Nのみを経由するのか、専用線Lを経由する
のかを判断する。
【0083】また、図1(c)に示したプリペイドカー
ドpc3を使用する電話機Tであれば、電子メール通信
時に、操作部23によって特別なキーが入力されれば、
電子メール通信と判断するようにしてもよい。例えば、
電話番号のすべてが入力されるまで待って、続けて、
「@(アットマーク)キー」が入力されるか否かで判断
する。電子メール通信と判断すれば、入力された電話番
号に、カード読取部28がプリペイドカードpc3から
読み取った、電子メールサービスを利用するためのアク
セスコード5を付加して送出する。
【0084】図8は、図2(b)に示したクレジットカ
ードcc2を使用する電話機Tの動作例である(400
〜417)。この場合の動作は図7の動作と殆ど同じで
あり、まず、クレジットカードcc2をカード挿入口に
挿入すると、カード読取部28がカードcc2に記憶さ
れているデータを読み込む(400,401)。ここ
で、データの形式をチェックし、正常でないデータ形式
であれば、カードcc2を排出するが、正常なカード形
式であれば、会員番号12を送出する(402〜40
4,412)。正式に契約が継続しているカードcc2
の会員番号12であれば、電話局側からその結果が返信
されるので、電話機Tは、表示部24へのメッセージ表
示などによって、電話番号の入力を促す(405)。
【0085】相手先の電話番号を入力したときに、この
電話機Tにインターネット接続用端末が接続されていな
いとき、すなわち、端末接続インタフェース部29に携
帯端末NPが接続されていない場合は、電話番号として
市外局番が入力されたかをチェックする(406,40
7)。入力された電話番号の先頭から所定桁数までの番
号が、市外局番以外であるときは、入力された電話番号
を、そのままダイヤルする(408)一方、電話番号の
先頭から所定桁数までの番号が市外局番であるときは、
入力された電話番号の前に、カード読取部28がクレジ
ットカードcc2から読み取った事業者へのアクセスコ
ード13を付加してダイヤルする(413,414)。
【0086】一方、電話番号を入力したときに、端末接
続インタフェース部29に携帯端末NPが接続されてい
る場合は、入力された電話番号をダイヤルする前に、カ
ード読取部28がクレジットカードcc2から読み取っ
たプロバイダへのアクセスコード14を送出する。アク
セスコード14として登録されているプロバイダの電話
番号をダイヤルして、プロバイダ側が応答すれば、ユー
ザーIDやパスワードを送出し、プロバイダ側の認証を
得る。インターネット接続の使用許可が得られれば、入
力された相手先の電話番号を送出する(415〜41
7)。これによってインターネットINTを介した通信
ができる。
【0087】市内通話、市外通話、インターネット通信
において、相手先が応答すれば、通話(通信)を行い、
通話が終了すれば、回線の接続を遮断してカードcc2
を排出する(409〜412)。このように、本発明の
クレジットカードcc2を使用すれば、何等の選択操作
をしなくても、最も安価となる経路を自動的に選択で
き、携帯端末NPによるインターネット通信時にも、何
等の選択操作をすることなく、インターネットINTを
接続することができる。
【0088】この図では、図2(b)に示したクレジッ
トカードcc2を使用する電話機Tの動作を示している
が、図2(a)に示したクレジットカードcc1を使用
する電話機Tであれば、ステップ406の携帯端末NP
の接続を判断をすることなく、入力される電話番号によ
って、公衆網Nのみを経由するのか、専用線Lを経由す
るのかを判断する。
【0089】また、図2(c)に示したクレジットカー
ドpc3を使用する電話機Tであれば、電子メール通信
時に、操作部23によって特別なキーが入力されれば、
電子メール通信と判断するようにしてもよい。電子メー
ル通信と判断すれば、入力された電話番号に、カード読
取部28がクレジットカードcc3から読み取った、電
子メールサービスを利用するためのアクセスコード15
を付加して送出する。
【0090】次に、電話機Tの操作部23の構成につい
て、図9とともに説明する。ここでは、操作部23に、
テンキー23a以外に、通信種別を選択するために操作
する選択ボタン23b,23c,23d,23eと、電
話番号以外の特殊記号を入力するために操作する特殊記
号キー23f,23g,23h,23iを設けている。
【0091】テンキー23aは、電話番号を数値入力す
る以外に、入力モード切換キー(不図示)の操作によっ
て、カタカナやアルファベットの文字も入力できる。文
字入力は、カタカナやアルファベットの各々が割り当て
られたキーを操作する以外に、2桁の数値入力の組合せ
によって、文字を特定するようにしてもよい。同じキー
に複数ずつのカタカナやアルファベットが割り当てられ
ているときは、操作回数などによって、複数の中から文
字を選択し確定できるようにすればよい。更に、ワード
プロセッサのように、入力した文字を、変換キー(不図
示)の操作などによって、漢字などに変換できるように
してもよい。
【0092】入力した文字を電子メール送信やファクシ
ミリ送信する場合は、インターネットのプロバイダなど
を、その電話番号や予め定められた番号を入力して呼び
出し、文字入力しながら、あるいは、予めテンキー23
aによって作成している文章等を送信する。選択ボタン
は、ここでは、市内通話ボタン23b、市外通話ボタン
23c、インターネット接続ボタン23d、電子メール
ボタン23eが設けられている。これらのボタン23b
〜23eによって、図5のステップ106、図6のステ
ップ206における選択操作が可能になる。
【0093】なお、ここでは、図1(c)に示したプリ
ペイドカードpc3、あるいは、図2(c)に示したク
レジットカードcc3が使用できる電話機Tの操作部2
3について図示したが、図1(a)に示したプリペイド
カードpc1、図2(a)に示したクレジットカードc
c1だけが使用可能な電話機Tであれば、インターネッ
ト接続ボタン23dと電子メールボタン23eを設ける
必要がなく、また、図1(a),(b)に示したプリペ
イドカードpc1、pc2、図2(a),(b)に示し
たクレジットカードcc1,cc2が使用可能な電話機
Tであれば、電子メールボタン23eを設ける必要がな
い。
【0094】特殊記号キーは、ここでは、「@(アット
マーク)」キー23f、「.(ピリオド)」キー23
g、「−(ハイフン)」キー23h、「/(スラッシ
ュ)」キー23iが設けられている。これらのキー23
f〜23iを操作することによって、例えば、インター
ネットを接続したときに、電子メールアドレスの指定
や、ホームページのアクセスが、携帯端末NPを接続し
なくても、電話機Tから直接できるようになる。
【0095】したがって、図1(c)のプリペイドカー
ドpc3、図2(c)のクレジットカードcc3が使用
できる電話機Tに対し、例えば、図1(a)のプリペイ
ドカードpc1、図2(a)のクレジットカードcc1
を使用して、電子メールサービスなどを利用することも
可能になる。
【0096】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明の請求項1に記載の電話接続用プリペイドカードによ
れば、専用線を経由すれば使用料金が安くなる場合に、
電話機は、このカードから、専用線への接続サービスを
行う事業者へのアクセスコードを読み取って、ダイヤル
することが出来る。
【0097】請求項2に記載の電話接続用プリペイドカ
ードによれば、インターネットを経由すれば使用料金が
安くなる場合に、電話機は、このカードから、プロバイ
ダへのアクセスコードを読み取って、ダイヤルすること
が出来る。また、プロバイダの電話番号やユーザIDな
どを覚えておく必要がなく、操作する手間も省ける。請
求項3に記載の電話接続用プリペイドカードによれば、
電子メールサービスを利用するときに、電話機ではその
アクセスコードを読み取って送出することができるの
で、操作を簡略化できる。
【0098】請求項4に記載の電話接続用クレジットカ
ードによれば、専用線を経由した方が使用料金が安くな
る場合に、電話機では、このカードから、専用線への接
続サービスを行う事業者へのアクセスコードを読み取っ
て、ダイヤルすることが出来る。請求項5に記載の電話
接続用クレジットカードによれば、インターネットを経
由した方が使用料金が安くなる場合に、電話機では、こ
のカードから、プロバイダへのアクセスコードを読み取
って、ダイヤルすることが出来る。また、プロバイダの
電話番号やユーザIDなどを覚えておく必要がなく、操
作する手間も省ける。
【0099】請求項6に記載の電話接続用クレジットカ
ードによれば、電子メールサービスを利用するときに、
電話機ではそのアクセスコードを読み取って送出するこ
とができるので、操作が簡略化できる。請求項7に記載
の電話機によれば、市内通話を選択すれば公衆線のみを
経由し、市外通話を選択すれば専用線を経由するよう
に、自動的にダイヤルするので、使用料金を安価にでき
るとともに、専用線を接続するための入力操作を簡略化
できる。
【0100】請求項8に記載の電話機によれば、市内通
話を選択すれば公衆線のみを経由し、市外通話を選択す
れば専用線を経由し、インターネット通信を選択すれば
インターネットを経由するように、自動的にダイヤルす
るので、使用料金を安価にできるとともに、専用線を経
由したり、インターネットを接続するための入力操作を
簡略化できる。
【0101】請求項9に記載の電話機によれば、市内通
話、市外通話、インターネット通信の選択に加えて、電
子メール通信を選択すれば、電子メールサービスを利用
するためのアクセスコードを自動的に送出するので、電
子メール通信を開始するための入力操作を簡略化でき
る。請求項10に記載の電話機によれば、市内通話か市
外通話の選択に特別な操作が必要なく、入力する電話番
号によって、その判断がされる。これによって、自動的
に、市内通話をするときは公衆線のみを経由し、市外通
話をするときは専用線を経由するようになるので、使用
料金を安価に出来、また、専用線を接続するための入力
操作を簡略化できる。
【0102】請求項11に記載の電話機によれば、市内
通話か市外通話かを、入力する電話番号によって判断
し、通信料金を安価にする経路を自動的に選択できると
ともに、端末を接続すれば、自動的にインターネットを
アクセスできるので、専用線を経由させたり、インター
ネットを接続するための入力操作を簡略化できる。請求
項12に記載の電話機によれば、選択ボタンの操作によ
って、通信種別を選択することができる。これによっ
て、市内通話、市外通話などの通信種別の選択操作がし
やすい。請求項13に記載の電話機によれば、特殊記号
キーの操作によって、電話番号以外の特殊記号を入力す
ることができるので、電子メールアドレスなどの入力が
容易にできるようになり、携帯端末などを接続しなくて
も、電話機から直接、電子メール通信などが実行でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電話接続用プリペイドカードの構成例
を示した模式図である。
【図2】本発明の電話接続用クレジットカードの構成例
を示した模式図である。
【図3】本発明の電話接続用プリペイドカード、電話接
続用クレジットカードを使用する場合の通信形態の例を
示した模式図である。
【図4】本発明の電話機の内部構成の一例を示したブロ
ック図である。
【図5】本発明の電話機の基本動作の例を示したフロー
チャートである(プリペイドカードを使用したとき)。
【図6】本発明の電話機の基本動作の例を示したフロー
チャートである(クレジットカードを使用したとき)。
【図7】本発明の電話機の基本動作の他の例を示したフ
ローチャートである(プリペイドカードを使用したと
き)。
【図8】本発明の電話機の基本動作の他の例を示したフ
ローチャートである(クレジットカードを使用したと
き)。
【図9】本発明の電話機の操作部の構成例を示した図で
ある。
【符号の説明】
pc(pc1,pc2,pc3)・・・電話接続用プリ
ペイドカード 2・・・度数 3・・・事業者へのアクセスコード 4・・・プロバイダへのアクセスコード 5・・・電子メールサービスを利用するためのアクセス
コード cc(cc1,cc2,cc3)・・・電話接続用クレ
ジットカード 12・・・会員番号 13・・・事業者へのアクセスコード 14・・・プロバイダへのアクセスコード 15・・・電子メールサービスを利用するためのアクセ
スコード T・・・電話機 20・・・MPU 23・・・操作部 24・・・表示部 28・・・カード読取部 29・・・端末接続インタフェース部 N・・・公衆網 L・・・専用線 INT・・・インターネット 23b,23c,23d,23e・・・選択ボタン 23f,23g,23h,23i・・・特殊記号キー

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話機の使用料金に応じて数値が変化する
    使用度数とともに、専用線への接続サービスを行う事業
    者へのアクセスコードを、少なくとも記憶した電話接続
    用プリペイドカード。
  2. 【請求項2】インターネットの接続サービスを行うプロ
    バイダへのアクセスコードを、更に記憶した請求項1に
    記載の電話接続用プリペイドカード。
  3. 【請求項3】電子メールサービスを利用するためのアク
    セスコードを、更に記憶した請求項1又は請求項2に記
    載の電話接続用プリペイドカード。
  4. 【請求項4】カード所有者の会員番号とともに、専用線
    への接続サービスを行う事業者へのアクセスコードを、
    少なくとも記憶した電話接続用クレジットカード。
  5. 【請求項5】インターネットの接続サービスを行うプロ
    バイダへのアクセスコードを、更に記憶した請求項4に
    記載の電話接続用クレジットカード。
  6. 【請求項6】電子メールサービスを利用するためのアク
    セスコードを、更に記憶した請求項4又は請求項5に記
    載の電話接続用クレジットカード。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の電話接続用プリペイドカ
    ード、あるいは、請求項4に記載の電話接続用クレジッ
    トカードを使用する電話機であって、 上記プリペイドカード、クレジットカードに記憶された
    情報を読み取るカード読取手段と、 市内通話と市外通話のうちのいずれかを選択する選択手
    段と、 相手先の電話番号を入力する入力手段と、 上記選択手段によって市内通話が選択されたときは、そ
    の後、上記入力手段によって入力される相手先の電話番
    号を、そのままダイヤルする一方、 上記選択手段によって市外通話が選択されたときは、そ
    の後、上記入力手段によって入力される相手先の電話番
    号の前に、上記カード読取手段が上記プリペイドカー
    ド、クレジットカードから読み取った事業者へのアクセ
    スコードを付加してダイヤルする制御手段と、を備えた
    電話機。
  8. 【請求項8】請求項2に記載の電話接続用プリペイドカ
    ード、あるいは、請求項5に記載の電話接続用クレジッ
    トカードを使用する電話機であって、 上記プリペイドカード、クレジットカードに記憶された
    情報を読み取るカード読取手段と、 市内通話と市外通話とインターネット通信のうちのいず
    れかを選択する選択手段と、 相手先の電話番号を入力する入力手段と、 上記選択手段によって市内通話が選択されたときは、そ
    の後、上記入力手段によって入力される相手先の電話番
    号を、そのままダイヤルし、 上記選択手段によって市外通話が選択されたときは、そ
    の後、上記入力手段によって入力される相手先の電話番
    号の前に、上記カード読取手段が上記プリペイドカー
    ド、クレジットカードから読み取った事業者へのアクセ
    スコードを付加してダイヤルし、 上記選択手段によってインターネット通信が選択された
    ときは、その後、上記入力手段によって入力される相手
    先の電話番号をダイヤルする前に、上記カード読取手段
    が上記プリペイドカード、クレジットカードから読み取
    ったプロバイダへのアクセスコードを送出する制御手段
    と、を備えた電話機。
  9. 【請求項9】請求項3に記載の電話接続用プリペイドカ
    ード、あるいは、請求項6に記載の電話接続用クレジッ
    トカードを使用する電話機であって、 上記プリペイドカード、クレジットカードに記憶された
    情報を読み取るカード読取手段と、 市内通話と市外通話とインターネット通信と電子メール
    通信のうちのいずれかを選択する選択手段と、 相手先の電話番号を入力する入力手段と、 上記選択手段によって市内通話が選択されたときは、そ
    の後、上記入力手段によって入力される相手先の電話番
    号を、そのままダイヤルし、 上記選択手段によって市外通話が選択されたときは、そ
    の後、上記入力手段によって入力される相手先の電話番
    号の前に、上記カード読取手段が上記プリペイドカー
    ド、クレジットカードから読み取った事業者へのアクセ
    スコードを付加してダイヤルし、 上記選択手段によってインターネット通信が選択された
    ときは、その後、上記入力手段によって入力される相手
    先の電話番号をダイヤルする前に、上記カード読取手段
    が上記プリペイドカード、クレジットカードから読み取
    ったプロバイダへのアクセスコードを送出し、 上記選択手段によって電子メール通信が選択されたとき
    は、その後、上記入力手段によって入力される相手先の
    電話番号に、上記カード読取手段が上記プリペイドカー
    ド、クレジットカードから読み取った、電子メールサー
    ビスを利用するためのアクセスコードを付加して送出す
    る制御手段と、を備えた電話機。
  10. 【請求項10】請求項1に記載の電話接続用プリペイド
    カード、あるいは、請求項4に記載の電話接続用クレジ
    ットカードを使用する電話機であって、 上記プリペイドカード、クレジットカードに記憶された
    情報を読み取るカード読取手段と、 相手先の電話番号を入力する入力手段と、 上記入力手段によって入力された相手先の電話番号の先
    頭から所定桁数までの番号が、市外局番以外であるとき
    は、入力された相手先の電話番号を、そのままダイヤル
    する一方、 上記入力手段によって入力された相手先の電話番号の先
    頭から所定桁数までの番号が、市外局番であるときは、
    入力された相手先の電話番号の前に、上記カード読取手
    段が上記プリペイドカード、クレジットカードから読み
    取った事業者へのアクセスコードを付加してダイヤルす
    る制御手段と、を備えた電話機。
  11. 【請求項11】請求項2に記載の電話接続用プリペイド
    カード、あるいは、請求項5に記載の電話接続用クレジ
    ットカードを使用する電話機であって、 上記プリペイドカード、クレジットカードに記憶された
    情報を読み取るカード読取手段と、 相手先の電話番号を入力する入力手段と、 上記入力手段によって入力された相手先の電話番号の先
    頭から所定桁数までの番号が、市外局番以外であるとき
    は、入力された相手先の電話番号を、そのままダイヤル
    し、 上記入力手段によって入力された相手先の電話番号の先
    頭から所定桁数までの番号が、市外局番であるときに
    は、入力された相手先の電話番号の前に、上記カード読
    取手段が上記プリペイドカード、クレジットカードから
    読み取った事業者へのアクセスコードを付加してダイヤ
    ルし、 この電話機にインターネット接続用端末が接続されてい
    るときは、上記入力によって入力される相手先の電話番
    号をダイヤルする前に、上記カード読取手段が上記プリ
    ペイドカード、クレジットカードから読み取ったプロバ
    イダへのアクセスコードを送出する制御手段と、を備え
    た電話機。
  12. 【請求項12】請求項7〜請求項9のいずれかに記載の
    電話機において、 上記選択手段として、通信種別を選択するために操作す
    る選択ボタンを設けていることを特徴とする電話機。
  13. 【請求項13】請求項7〜請求項12のいずれかに記載
    の電話機において、 上記入力手段には、電話番号以外の特殊記号を入力する
    ために操作する特殊記号キーを含んでいることを特徴と
    する電話機。
JP15095398A 1998-06-01 1998-06-01 電話接続用プリペイドカード、電話接続用クレジットカード及びこれらのカードを使用する電話機 Withdrawn JPH11345296A (ja)

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