JPH11345258A - 3次元レイアウト設計支援装置 - Google Patents

3次元レイアウト設計支援装置

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JPH11345258A
JPH11345258A JP10153043A JP15304398A JPH11345258A JP H11345258 A JPH11345258 A JP H11345258A JP 10153043 A JP10153043 A JP 10153043A JP 15304398 A JP15304398 A JP 15304398A JP H11345258 A JPH11345258 A JP H11345258A
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宮田  亮
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啓二 行天
Satoru Bo
覚 坊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変電所等に設置されるガス絶縁開閉装置やプ
ラント、一般建築物の配管設備等におけるレイアウト設
計において、対象装置の回路図から対象装置を構成する
部分を自動的に抽出して3次元レイアウト設計を行う3
次元レイアウト設計支援装置を得る。 【解決手段】 回路図に関する図形データの記憶部、対
象装置を構成する各部分の部品データが集積された部品
データベースを備え、回路図データを図形データの図形
属性情報を判別して、これに対応する部品データベース
から部品データを抽出し、部品データと図形データとの
対応付けを行って図形データ相互間の論理的な接続情報
から決まる接続位置、方向に関する拘束条件に基づい
て、各図形データに対応する各部分を3次元空間内で配
置して3次元レイアウトモデルデータを作成し、この図
形を表示画面に表示するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、変電所等に設置
される遮断器、断路器、母線タンク等で構成されるガス
絶縁開閉装置、プラントや一般建築物等の配管設備にお
けるパイプ、バルブ、流量計などの配管設備のレイアウ
ト設計、パワーエレクトロニクス装置におけるデバイス
やブスバー等で構成されるパワーエレクトロニクス装置
等における回路情報と物理的な配置情報からレイアウト
設計を計算機上で行い、3次元図形化して表示する3次
元レイアウト設計支援装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】変電所等に設置されるガス絶縁開閉装置
は、遮断器、断路器あるいは母線タンク等の各種のタン
クに収容された機器が相互に接続され、限られた敷地内
に配置する構成である。一般建築物等の配管設備は、パ
イプやバルブあるいは流量計等の各種の配管部品が建築
物の内外に調和を保って配置される構成である。また、
パワーエレクトロニクス装置では、装置内部に各種のデ
バイスやブスバーなどの内部部品が絶縁距離、放熱等の
条件を満足させながら相互に接続される構成である。こ
のような設備や装置の設計作業は、機能設計とレイアウ
ト設計の2つのフェーズから成る。
【0003】機能設計では、設計対象の設備が所定の機
能と性能を発揮するための機能要素を決定し、その結果
を電気回路図や配管系統図といった回路図として表現さ
れる。レイアウト設計では、機能設計の結果として得ら
れた回路図を基に、各機能要素を実現する機器や部品を
選定し、指定された空間に納まるように機器や部品の配
置が決定される。これらの設計に際しては、回路図に示
された機能要素の相互間の論理的なつながり関係に対応
して、配置し接続される。すなわち、これらの分野にお
けるレイアウト設計は、論理的な回路情報と物理的な配
置情報という性質の異なる2つの情報が相互に関連した
条件下で、双方の情報を同時に参照しながらレイアウト
を設計する作業である。
【0004】従来、このようなレイアウト設計では、プ
リントアウトされた回路図やCRTに表示された回路図
を設計者が目視により認識して、汎用の3次元CADシ
ステムによってレイアウトを検討する方法で行なわれて
いた。また、論理的な回路情報と物理的な配置情報の双
方を扱う分野としてプリント基板のレイアウト設計を計
算機上で支援する従来の方法としては、例えば特開平4
−170679号公報に開示された装置がある。この方
法は、プリント基板のレイアウトに必要な回路部品の部
品情報を記憶した部品情報記憶手段と、回路図とその回
路に使用されている部品の識別データを記憶させた回路
データ記憶手段から、使用する回路部品のデータを抽出
する回路データ読込手段と、この回路データ読込手段で
抽出した回路データとにより、上記部品情報記憶手段か
ら使用する部品情報を抽出する部品情報読出手段と、こ
の部品情報読出手段で抽出した部品情報を記憶する使用
部品情報記憶手段とを具備させ、別途存在する回路図入
力装置で作成された回路図のデータから効率よくプリン
ト基板をレイアウトするプリント基板レイアウト装置に
関するものである。
【0005】図29および図30は、レイアウト設計を
計算機上で支援する従来の方法の上記特開平4ー170
679号公報に開示されたプリント基板レイアウト装置
のプリント基板レイアウトの方法を説明した図であり、
図29はプリント基板レイアウト装置の構成ブロック
図、図30はプリント基板レイアウト装置における動作
フローチャートである。図において、1は回路図入力装
置、2はプリント基板レイアウト装置であり、回路図入
力装置1は、回路図入力手段3、編集手段4、編集中の
データを表示する表示手段5、編集している回路図とそ
の回路に使用する部品名の識別名と工場コードを格納す
る回路データ記憶手段6および回路データ記憶手段6に
回路データを書き込む書込手段7とで構成されている。
プリント基板レイアウト装置2は、部品情報記憶手段
8、レイアウト編集入力手段9、回路データ読込手段1
0、部品情報読出手段11、使用部品情報記憶手段1
2、表示手段13および編集手段14で構成されてい
る。
【0006】このプリント基板レイアウト装置の動作に
ついて図29、図30によって説明する。このプリント
基板レイアウト装置では、回路データ読込手段10にお
いて、回路データ記憶手段6に格納された回路図と、そ
の回路に使用される部品の識別名と工場コードとからな
る回路データを読み込んで部品識別名と工場コード毎に
併合して部品情報読出手段11に送る処理(S1〜S
3)、部品情報読出手段11において部品情報記憶手段
8に格納された回路部品の部品形状データ等の部品情報
を回路データの部品識別名と工場コードをキーにして検
索して使用部品情報記憶手段12に書き込む処理(S4
〜S9)、検索結果に基づいてオペレータに作業の続行
を確認する処理(S10、S12、S13)、編集手段
14において部品のレイアウトを行なう処理(S1
1)、という流れで処理が進められる。
【0007】このプリント基板レイアウト装置では、基
板レイアウトに必要な部品情報を回路データを基にデー
タベースから自動的に取り出すことで、人手による作業
に見られるような部品データの作成ミスや読み込みミス
を防ぐとともに、部品データの作成時間の短縮を実現し
て、基板レイアウトの操作効率を向上させている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の方
法では、回路図データの部品識別名や工場コードをキー
にデータベースを検索して基板レイアウトに必要な部品
形状等の部品データを取得する処理を自動化させること
で、人為ミスの軽減と処理時間の短縮を図って作業効率
を向上させているものである。レイアウト設計全体とし
ての作業効率の向上という観点から見た場合、次のよう
な問題点があった。
【0009】データベースの検索キーとなる部品識別名
や工場コード等のデータは別途存在する回路図入力装置
によってオペレータがキー入力等で指定する方法で取得
するものであり、機能要素が表わす機能の種類、定格、
電気的特性、機能要素間の電気的な接続関係等に基づい
て対応する部品を特定すること、またはそれを支援する
具体的な実現手段は明示されていない。このため、部品
の選択が不適正な場合も多くなり、作業能率がよくな
い。
【0010】また、レイアウト設計に際して、部品相互
の干渉等の空間的な制約、回路図で示された論理的な接
続関係を反映した部品間の接続に対して、論理的な回路
情報と物理的な配置情報の両方を考慮しながらレイアウ
トを進めるための具体的な実現手段が提供されていない
ので、レイアウト設計の結果は、所定の機能や性能を満
たさないことがある。
【0011】さらに、回路図データと部品データおよび
その配置情報との間の対応関係を管理する手段がないの
で、回路図の変更に対する基板レイアウトの更新、ある
いは基板レイアウト結果から回路図を更新することが必
要な場合は手作業で行なう必要があり、繁雑であり、変
更、更新を繰り返し行うと、徐々に整合性が失なわれ
る。
【0012】これらの問題点はプリント基板のレイアウ
ト設計に関するものであるが、変電所等に設置されるガ
ス絶縁開閉装置のレイアウト設計、配管設備の配管レイ
アウト設計あるいはパワーエレクトロニクス装置の内部
部品のレイアウト設計に関しても同様のことが言える。
これらのレイアウト設計では、さらにプリント基板のよ
うな平面上での配置に加えて、3次元空間内での配置も
考慮する必要がある。
【0013】一般に、3次元空間上で部品の位置や方向
を正確に指定するには幾何学的な考察を必要とし、非常
に繁雑である。したがって、プリント基板のレイアウト
に関する上記のような従来方法を電力設備の機器レイア
ウト設計や配管設備の配管レイアウト設計などにそのま
ま適用するには限界がある。
【0014】この発明は、上記問題点を解消するために
なされてものであり、レイアウト設計する対象の装置や
設備の構成を表わす回路図や系統図に示された構成機器
や部品の論理的な機能と、構成機器や部品の相互間の対
応付けを行い、回路図に対応して機器や部品の配置を計
算機上で自動的に行い、3次元レイアウトモデルを短時
間で作成して表示する3次元レイアウト設計支援装置を
提供することを目的とする。
【0015】また、回路図を対象装置の実寸に合わせて
変形したり、高さ情報を与えて3次元化したりして、回
路図と3次元レイアウトモデルとの対応関係を視覚的に
分かりやすい形で表示して設計者に提示し、論理的な回
路情報と物理的な配置情報の両方を考慮に入れながら設
計者が配置を検討できる3次元レイアウト設計支援装置
も提供することを目的とする。
【0016】さらに、回路図データと3次元レイアウト
モデルデータとの対応関係を管理し、一方のデータに対
して行なわれた変更を他方に反映させてデータ間の整合
性を維持しながら設計変更が可能な3次元レイアウト設
計支援装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る3次元レイアウト設計支援装置は、回路図に関する図
形データを保持し、対象装置の論理的な構成と機能要素
間のつながりを表現する回路図データを記憶する回路図
データ記憶部、対象設備を構成するために利用可能な機
器や部品に関するデータが集積された部品データベー
ス、対象設備を構成する機器や部品の3次元形状、配置
位置、隣接機器との接続情報および形名、定格等の属性
情報を保持し、対象装置の物理的な構成とレイアウトを
表現する3次元レイアウトモデルデータを記憶する3次
元レイアウトモデルデータ記憶部、回路図の図形データ
と部品データとの対応関係を記憶する関係付けデータ記
憶部、回路図データ記憶部に記憶された回路図データの
作成、変更、削除等のデータ操作を行う回路図データ管
理手段、回路図データを表示する回路図表示手段、3次
元レイアウトモデルデータ記憶部に記憶された3次元レ
イアウトモデルデータの作成、変更、削除等のデータ操
作を行う3次元レイアウトモデルデータ管理手段、回路
図データを構成しているシンボル、接続線等の図形デー
タの各図形の種別、図形間の論理的な接続情報、所要定
格、型式等の図形属性情報を判別して部品データベース
から図形データに対応する部品データを抽出し、抽出し
た部品データと図形データとの対応付けを行って関係付
けデータ記憶部に記憶し、回路図データの図形データ相
互間の論理的な接続情報から決まる並び順と各部分間の
物理的な接続位置、方向に関する拘束条件に基づいて、
各図形データに対応する各部品を3次元空間内で配置し
て3次元レイアウトモデルデータとして3次元レイアウ
トモデルデータ記憶部に格納するデータ連携手段および
3次元レイアウトモデルデータ記憶部に格納された3次
元レイアウトモデルデータを読み出し、3次元レイアウ
トモデル図形を表示画面に表示する3次元レイアウトモ
デル表示手段とを備えたものである。
【0018】この発明の請求項2に係る3次元レイアウ
ト設計支援装置は、請求項1の構成のデータ連携手段を
回路図データを構成しているシンボル、接続線等の図形
データの各図形の種別、図形間の論理的な接続情報、所
要定格、型式等の図形属性情報を判別して部品データベ
ースから図形データに対応する部品データを抽出し、抽
出した部品データと図形データとの対応付けを行って関
係付けデータ記憶部に記憶し、回路図データの図形デー
タ相互間の論理的な接続情報から決まる並び順と各部品
間の物理的な接続位置、方向に関する拘束条件に基づい
て、各図形データに対応する各部品を3次元空間内で配
置して3次元レイアウトモデルデータとして3次元レイ
アウトモデルデータ記憶部に格納するとともに、3次元
レイアウトモデルの各部分の3次元形状と配置位置およ
び配置方向、部分間の接続情報、部分属性情報等を判別
して、回路図の図形データを各部品の実寸に合うように
移動、回転、拡大または縮小あるいはグループ化して対
象装置の実寸に比例して回路図データを更新する構成と
したものである。
【0019】この発明の請求項3に係る3次元レイアウ
ト設計支援装置は、回路図に関する図形データを保持
し、対象装置の論理的な構成と機能要素間のつながりを
表現する回路図データを記憶する回路図データ記憶部、
対象設備を構成するために利用可能な機器や部品に関す
るデータが集積された部品データベース、対象設備を構
成する機器や部品の3次元形状、配置位置、隣接機器と
の接続情報および形名、定格等の属性情報を保持し、対
象装置の物理的な構成とレイアウトを表現する3次元レ
イアウトモデルデータを記憶する3次元レイアウトモデ
ルデータ記憶部、回路図の図形データと部品データとの
対応関係を記憶する関係付けデータ記憶部、回路図デー
タ記憶部に記憶された回路図に対して各対象装置の各部
品の実寸に比例するようにシンボルや接続線の図形を変
形して保持管理するとともに、回路図データの作成、変
更、削除等のデータ操作を行う回路図データ管理手段、
回路図データを表示する回路図表示手段、3次元レイア
ウトモデルデータ記憶部に記憶された3次元レイアウト
モデルデータの作成、変更、削除等のデータ操作を行う
3次元レイアウトモデルデータ管理手段、回路図データ
を構成している図形データと3次元レイアウトモデルデ
ータを構成している部品データとの間の対応関係を関係
付けデータ記憶部に記憶して保持管理するとともに、回
路図データの図形データに対する移動、回転、変形、置
換などの変更、所要定格や型式などの図形属性情報に対
する編集が行なわれたりしたときに、対応する3次元レ
イアウトモデルデータ記憶部の3次元レイアウトモデル
データの部品データを再選定し、3次元形状およびその
配置位置を変更して3次元レイアウトモデルデータを更
新して3次元レイアウトモデルデータ記憶部に格納する
データ連携手段および3次元レイアウトモデルデータ記
憶部に格納された3次元レイアウトモデルデータを読み
出し、3次元レイアウトモデル図形を表示画面に表示す
る3次元レイアウトモデルデータ表示手段とで構成した
ものである。
【0020】この発明の請求項4に係る3次元レイアウ
ト設計支援装置は、回路図に関する図形データを保持
し、対象装置の論理的な構成と機能要素間のつながりを
表現する回路図データを記憶する回路図データ記憶部、
対象設備を構成するために利用可能な機器や部品に関す
るデータが集積された部品データベース、対象設備を構
成する機器や部品の3次元形状、配置位置、隣接機器と
の接続情報および形名、定格等の属性情報を保持し、対
象装置の物理的な構成とレイアウトを表現する3次元レ
イアウトモデルデータを記憶する3次元レイアウトモデ
ルデータ記憶部、回路図の図形データと部品データとの
対応関係を記憶する関係付けデータ記憶部、回路図デー
タ記憶部に記憶された回路図に対して各対象装置の各部
品の実寸に比例するようにシンボルや接続線の図形を変
形して保持管理するとともに、回路図データの作成、変
更、削除等のデータ操作を行う回路図データ管理手段、
回路図データを表示する回路図表示手段、3次元レイア
ウトモデルデータ記憶部に記憶された3次元レイアウト
モデルデータの作成、変更、削除等のデータ操作を行う
3次元レイアウトモデルデータ管理手段、回路図データ
を構成している図形データと3次元レイアウトモデルデ
ータを構成している部品データとの間の対応関係を関係
付けデータ記憶部に記憶して保持管理するとともに、3
次元レイアウトモデルデータに対する移動、回転、変
形、置換などの変更、形名コードや実現定格等の部品属
性情報に対する編集が行なわれたときに、回路図データ
に対応する図形データを移動、回転、変形、置換した
り、所要定格や型式等の図形属性情報を変更して回路図
データを更新して回路図データ記憶部に格納する連携手
段および3次元レイアウトモデルデータ記憶部に格納さ
れた3次元レイアウトモデルデータを読み出し3次元レ
イアウトモデルを表示する3次元レイアウトモデル表示
手段とで構成したものである。
【0021】この発明の請求項5に係る3次元レイアウ
ト設計支援装置は、請求項1〜4の構成の回路図データ
記憶部に記憶された回路図データの一部または全体と、
これに対応する部分の3次元レイアウトモデルデータ記
憶部の3次元レイアウトモデルデータの平面投影図とを
同一の画面に重ね合わせて表示する重ね合わせ表示手段
を備えたものである。
【0022】この発明の請求項6に係る3次元レイアウ
ト設計支援装置は、回路図に関する図形データを保持
し、対象装置の論理的な構成と機能要素間のつながりを
表現する回路図データを記憶する回路図データ記憶部、
対象設備を構成するために利用可能な機器や部品に関す
るデータが集積された部品データベース、対象設備を構
成する機器や部品の3次元形状、配置位置、隣接機器と
の接続情報および形名、定格等の属性情報を保持し、対
象装置の物理的な構成とレイアウトを表現する3次元レ
イアウトモデルデータを記憶する3次元レイアウトモデ
ルデータ記憶部、回路図の図形データと部品データとの
対応関係を記憶する関係付けデータ記憶部、回路図デー
タ記憶部に記憶された回路図データの作成、変更、削除
等のデータ操作を行う回路図データ管理手段、回路図デ
ータを表示する回路図表示手段、3次元レイアウトモデ
ルデータ記憶部に記憶された3次元レイアウトモデルデ
ータの作成、変更、削除等のデータ操作を行う3次元レ
イアウトモデルデータ管理手段、回路図データのシンボ
ル、接続線等の図形データと3次元レイアウトモデルの
部品データとの対応関係を関係付けデータ記憶部に記憶
して保持管理するとともに、3次元レイアウトモデルデ
ータの部品データに関して、各部品の3次元形状と配置
位置および配置方向、部品間の物理的な接続関係と接続
位置および接続方向、形名コードや実現定格等の部品属
性情報等を判別して、回路図データの対応する図形デー
タを部分的に移動、回転、拡大または縮小、グループ化
して対象装置の対応する各部品の実寸に比例して変形
し、それらの図形データに高さ方向の情報をもたせ、図
形データ、接続線を3次元図形化するデータ連携手段、
3次元レイアウトモデルデータ記憶部に格納された3次
元レイアウトモデルデータを読み出し3次元レイアウト
モデルを表示する3次元レイアウトモデル表示手段とで
構成したものである。
【0023】この発明の請求項7に係る3次元レイアウ
ト設計支援装置は、回路図に関する図形データを保持
し、対象装置の論理的な構成と機能要素間のつながりを
表現する回路図データを記憶する回路図データ記憶部、
対象設備を構成するために利用可能な機器や部品に関す
るデータが集積された部品データベース、対象設備を構
成する機器や部品の3次元形状、配置位置、隣接機器と
の接続情報および形名、定格等の属性情報を保持し、対
象装置の物理的な構成とレイアウトを表現する3次元レ
イアウトモデルデータを記憶する3次元レイアウトモデ
ルデータ記憶部、回路図の図形データと部品データとの
対応関係を記憶する関係付けデータ記憶部、回路図デー
タ記憶部に記憶された回路図に対して各対象装置の各部
品の実寸に比例するようにシンボルや接続線の図形を変
形し、さらに高さ方向の情報を持たせ、接続線を3次元
図形化した図形データを保持管理するとともに、回路図
データの作成、変更、削除等のデータ操作を行う回路図
データ管理手段、回路図データを表示する回路図表示手
段、3次元レイアウトモデルデータ記憶部に記憶された
3次元レイアウトモデルデータの作成、変更、削除等の
データ操作を行う3次元レイアウトモデルデータ管理手
段、回路図データを構成している図形データと3次元レ
イアウトモデルデータを構成している部品データとの間
の対応関係を関係付けデータ記憶部に記憶して保持管理
するとともに、回路図データの図形データに対する移
動、回転、変形、置換などの変更、所要定格や型式など
の図形属性情報に対する編集が行なわれたときに、3次
元レイアウトモデルデータ記憶部の対応する3次元レイ
アウトモデルの部品データを再選定し、各部品の3次元
形状およびその配置位置を変更して3次元レイアウトモ
デルデータを更新して3次元レイアウトモデルデータ記
憶手段に格納するデータ連携手段および3次元レイアウ
トモデルデータ記憶部に格納された3次元レイアウトモ
デルデータを読み出し3次元レイアウトモデルを表示す
る3次元レイアウトモデル表示手段とで構成したもので
ある。
【0024】この発明の請求項8に係る3次元レイアウ
ト設計支援装置は、回路図に関する図形データを保持
し、対象装置の論理的な構成と機能要素間のつながりを
表現する回路図データを記憶する回路図データ記憶部、
対象設備を構成するために利用可能な機器や部品に関す
るデータが集積された部品データベース、対象設備を構
成する機器や部品の3次元形状、配置位置、隣接機器と
の接続情報および形名、定格等の属性情報を保持し、対
象装置の物理的な構成とレイアウトを表現する3次元レ
イアウトモデルデータを記憶する3次元レイアウトモデ
ルデータ記憶部、回路図の図形データと部品データとの
対応関係を記憶する関係付けデータ記憶部、回路図デー
タ記憶部に記憶された回路図に対して各対象装置の各部
品の実寸に比例するようにシンボルや接続線の図形を変
形し、さらに高さ方向の情報を持たせ、接続線を3次元
図形化した図形データを保持管理するとともに、回路図
データの作成、変更、削除等のデータ操作を行う回路図
データ管理手段、回路図データを表示する回路図表示手
段、3次元レイアウトモデルデータ記憶部に記憶された
3次元レイアウトモデルデータの作成、変更、削除等の
データ操作を行う3次元レイアウトモデルデータ管理手
段、回路図データを構成している図形データと3次元レ
イアウトモデルデータを構成している部品データとの間
の対応関係を関係付けデータ記憶部に記憶して保持管理
するとともに、3次元レイアウトモデルデータの部分デ
ータに対する移動、回転、変形、置換などの変更、形名
コードや実現定格等の部品属性情報に対する編集が行な
われたときに、回路図データに対応する図形データを移
動、回転、変形、置換したり所要定格や型式等の図形属
性情報を変更して回路図データを更新して回路図データ
記憶部に格納する連携手段および3次元レイアウトモデ
ルデータ記憶部に格納された3次元レイアウトモデルデ
ータを読み出し3次元レイアウトモデルを表示する3次
元レイアウトモデル表示手段とで構成したものである。
【0025】この発明の請求項9に係る3次元レイアウ
ト設計支援装置は、請求項6乃至請求項8の構成の回路
図データ記憶部に記憶された3次元図面化された回路図
データの一部または全体と、これに対応する部分の3次
元レイアウトモデルデータ記憶部に記憶された3次元レ
イアウトモデルデータの3次元図形とを同一の画面に重
ね合わせて表示する重ね合わせ表示手段を備えた構成と
したものである。
【0026】
【発明の実施の形態】実施の形態1.実施の形態1は、
3次元レイアウト設計支援装置を変電所等に設置される
ガス絶縁開閉装置を対象として、回路図データのシンボ
ルや接続線などの図形データに基づいて対応する機器、
部品等を空間内に配置する3次元レイアウト設計支援装
置の実施の形態である。
【0027】図1は実施の形態1の3次元レイアウト設
計支援装置の構成を示すブロック図である。図1におい
て、21は回路図データ管理手段、22は3次元レイア
ウトモデルデータ管理手段、23はデータ連携手段、2
6は回路図表示手段、27は3次元レイアウトモデル表
示手段、30は対象とする装置を構成する各部分の機
器、部品に関するデータが集積された部品データベー
ス、31は回路図に関する図形データを記憶する回路図
データ記憶部、32は対象とする装置を構成する機器、
部品の各部品のそれぞれの3次元形状とその配置位置、
隣接する機器間の物理的な接続関係および接続位置、機
器の形名や定格などの属性情報を集積した3次元レイア
ウトモデルデータ記憶部である。
【0028】図2は、対象装置のガス絶縁開閉装置の一
例を示した回路図である。図2において、1001、1
002は断路機能、1003、1007は接地開閉機
能、1004、1006は変流機能、1005は遮断機
能を表わすそれぞれのシンボルである。
【0029】図1の回路図データ管理手段21は、対象
とする装置の回路図を構成する機器、部品に関する図
形、回路図上での配置位置、図形間の論理的な接続関
係、所要定格などの属性情報等の図形データを回路図デ
ータ記憶部31に記憶し保持管理する。回路図表示手段
26は、回路図データ記憶部31に記憶し保持管理され
た回路図データを表示する。
【0030】図3は図2に示した回路図を実現するガス
絶縁開閉装置の機器を3次元空間内で配置した装置の構
成図である。図3において、1011および1012は
断路器、1013および1015は接地開閉器、101
4は変流器と遮断器からなる複合機器、1016〜10
22は母線タンク部品である。
【0031】次に動作について説明する。3次元レイア
ウトモデルデータ管理手段22は、対象装置の機器、部
品等のそれぞれの3次元形状とその配置位置、隣接する
機器間の物理的な接続関係および接続位置、機器の形名
や定格などの属性情報を3次元レイアウトモデルデータ
記憶部32に保持し管理する。3次元レイアウトモデル
表示手段27は、3次元レイアウトモデルデータ記憶部
32に記憶されたデータを任意の視線方向から見た投影
図を表示画面に表示する。
【0032】データ連携手段23は、まず、回路図デー
タ管理手段21を介して回路図データ記憶部31に記憶
された回路図データを読み込み、回路図データを構成し
ている各図形データの種類、所要定格などの図形属性情
報、図形間の論理的な接続関係を判別し、これらの図形
データをキーにして部品データベース30から対応する
各部品データを読み込み、得られた各部品データと図形
データとの間の対応付けを行い、図形データと部品デー
タの3次元レイアウトモデルの対応関係を作成し、関係
付けデータ記憶部33に記憶させて管理する。
【0033】次に、データ連携手段23は、回路図の各
図形データ相互間の論理的な接続関係に基づいて部品デ
ータ相互間の物理的な接続関係を求め、隣接する部品間
で接続点の位置を合わせることにより部品データを3次
元空間内で配置し、結果を3次元レイアウトモデルデー
タ記憶部32に格納する。
【0034】次に図1の3次元レイアウトモデル設計支
援装置の操作について具体的に説明する。図4は図1の
3次元レイアウトモデル設計支援装置の操作手順を示す
フローチャートである。図1の部品データベース30、
回路図データ記憶部31には対象とする装置で想定され
る各種データは記憶されているものとする。
【0035】「図4のS01〜S15では回路図を基に
部分を選定する処理を行う。」 S01:回路図の基準シンボル図形(回路上で最重要の
機能要素)を特定する。 S02:着目しているシンボル図形(1回目はS01で
特定した基準シンボル図形、2回目以降はS15で未処
理と判定された隣接シンボル図形)の図形データを回路
図データ記憶部31から読み出す。 S03:シンボル図形の種別を判別する(どんな機能要
素を表しているか) S04:シンボル図形に付与された所要定格や型式等の
属性情報を判別する S05:着目しているシンボル図形が他のシンボル図形
(以下、隣接シンボル図形と称す)との間に有する接続
関係を判別する。 ・どのシンボル図形と隣接しているか(回路に沿ったシ
ンボルの並びを同定する)。 ・隣接シンボル図形との間を結ぶ接続線の形や方向のパ
ターンを同定する。 S06:S01〜S05で判別した結果をキーにして部
品データベース30を検索し、所望の部品データを抽出
する。 S07:抽出された部品データに「複合部品」であるこ
とを意味する記述がなされている場合は、隣接している
前後のシンボル図形に関してS02〜S06を繰り返
し、それらをひとまとめにして扱う。 S08:検索された部品データを3次元レイアウトモデ
ルデータ記憶部32に格納する。 S09:シンボル図形と部品データとの間で対応関係を
確立し、関係付けデータとして関係付けデータ記憶部3
3に格納する。 S10:着目しているシンボル図形に繋がっている接続
線図形データを読み出す。
【0036】「S11:接続線図形データに「(明示的
な)部品指定」がされている場合は以下のS12〜S1
4を行う。部品指定されていない場合は、S12〜S1
4をスキップする。(単なる部分間の論理的な接続関係
を表しているものと解釈される)」 S12:接続線図形データ、接続線に付与された所要定
格や型式等をキーにして部品データベース30を検索
し、所望の部品データを抽出する。 S13:抽出された部品データを3次元レイアウトモデ
ルデータ記憶部32に記憶する。 S14:接続線図形と部品データとの間で対応関係を確
立し、関係付けデータとして関係付けデータ記憶部33
に格納する。 S15:着目しているシンボル図形に隣接しているシン
ボル図形のうちS02〜S14の処理が行われていない
ものがあるかないかを判定し、未処理のものがあればS
02〜S14の処理を繰り返す。
【0037】「S16〜S23では、回路図の図形に沿
って各部品をレイアウトしていく処理を行う。」 S16:配置基準部分を特定する。(他の部品は、配置
基準品からの相対位置でレイアウトされる) S17:配置基準部分所定の位置に配置する。 S18:関係付けデータを介して、着目している部分
(1回目は配置基準部品2回目以降はS23で未処理と
判定された隣接部分)に対応する回路上の図形要素(シ
ンボルまたは接続線)のデータを特定する。 S19:回路上の図形間の接続関係を介して、隣接して
いる図形データを特定する。 S20:S19で特定した隣接図形に対応する部品デー
タを関係付けデータを介して特定する。 S21:着目中の部品とS20で特定した隣接部品との
間で、接続点の位置や方向が正しく合うように隣接部品
の位置や姿勢を決定する。 S22:隣接部品を配置する。 S23:未処理の隣接部分ある場合はS18〜S22を
繰り返す。
【0038】「基本的には各部品は回路に沿っていもず
る式にレイアウトされていくので回路がループになって
いる場合は高さが食い違ったり隙間が空いたりすること
があるため、補間用の部分をS24、S25で補う。」 S24:隣接部品間の高さの食い違いや隙間が生じてい
るか否かを調べて必要に応じて次のS25の処理を行
う。 S25:隙間部分に補間用の部品を発生させて挿入す
る。
【0039】図5、図6は、データ連携手段23におけ
る上述の処理過程を図2に示した回路図を例にして説明
した図である。図5は、図2の回路図の図形と3次元レ
イアウトモデルの各部品との対応関係を示しており、回
路図上の破線で囲んだ各部品と周辺に描いた各部品との
間の対応付けがデータ連携手段23によって行なわれ
る。図6は、各部品データを3次元空間内で配置する様
子を示しており、図2の回路図の図形相互間の論理的な
接続関係に対応して各部品データ相互間の物理的な接続
関係が求められ、隣接する部品間で接続点を合わせるこ
とで配置される様子を破線で示している。最終的に図3
に示したような3次元レイアウトモデルが得られ、3次
元レイアウトモデル表示手段27により表示画面に表示
される。
【0040】以上の処理により、回路図を基にしてガス
絶縁開閉装置の3次元レイアウトモデルが簡単に作成で
きる3次元レイアウト設計支援装置を構成できる。以上
の構成はガス絶縁開閉装置の場合について説明したが、
対象装置がプラントや一般建築物の配管設備におけるパ
イプ、バルブ、流量計などの各部分のレイアウト設計、
パワーエレクトロニクス装置におけるデバイスやブスバ
ーなどで構成されるパワーエレクトロニクス装置等の場
合であっても、同様に回路情報と物理的な配置情報から
計算機上でレイアウト設計を行い、3次元図形化して表
示する3次元レイアウト設計支援装置を得ることができ
る。
【0041】この実施の形態1の3次元レイアウト設計
支援装置によれば、対象装置の回路図から各部分の機
器、部品の選定の繁雑さと選定ミスがなくなり、3次元
レイアウト図が短時間で正確に作成することができる。
【0042】実施の形態2.実施の形態2は、3次元レ
イアウト設計支援装置を変電所等に設置されるガス絶縁
開閉装置を対象とした実施の形態1のデータ連携手段2
7の機能に加えて、回路図に対応する図形データが装置
の実寸に合うように移動、回転、拡大または縮小等の変
形を行って回路図データを更新する機能を付加したもの
である。
【0043】実施の形態2の構成を示すブロック図を図
7に示す。図7において、3次元レイアウトモデルデー
タ管理手段22、回路図表示手段26、3次元レイアウ
トモデル表示手段27、部品データベース30および3
次元レイアウトモデルデータ記憶部32は実施の形態1
の図1に示すものと同一機能を有するものである。41
は回路図データ管理手段、43はデータ連携手段、46
は回路図データ記憶部、48は関係付けデータ記憶部で
ある。
【0044】データ連携手段43は、実施の形態1のデ
ータ連携手段23の機能に加えて3次元レイアウトモデ
ル記憶部32に記憶された各部品の3次元形状およびそ
の配置位置、各部品間の物理的な接続関係および接続位
置に基づいて、回路図の図形データが各部品の実寸に合
わせて移転、回転、拡大または縮小等の変形を行って回
路データ記憶部46の回路図データを更新するように構
成したものである。
【0045】図8は、データ連携手段43における処理
過程を説明した図である。図8(a)は初期状態の回路
図データ、図8(b)は回路図の図形データと3次元レ
イアウトモデルの各部品データの対応付けの様子、図8
(c)は回路図の図形データの論理的な接続関係に基づ
いて各部品データを3次元空間内で配置する様子を示す
ものである。
【0046】図9は、3次元レイアウトモデルの各部品
データの配置位置や隣接する部品間の物理的な接続関係
および接続位置に基づいて回路図に対応する図形データ
を変形する処理を詳細に説明した図である。図9(a)
は、データ連携手段43における前半部の処理によって
回路図の図形データと3次元レイアウトモデルの各部品
データとの対応付けを行って各部品を配置した状態を示
しており、破線で囲まれた図形2002の部品と200
3の部品とが対応づけられている。データ連携手段43
は、機器2003が母線2001からのT字型の分岐と
断路装置を持つ機器であることを判別して、この機器の
実寸に合わせるために図9(b)に示すようにシンボル
図形2004が上方に移動するように変形する。その
際、シンボルがその部品の外形にほどよく納まるように
あらかじめ決められた倍率で拡大または縮小する処理も
行なわれる。結果として図9(c)に示したような図形
となる。
【0047】以上の処理により、回路図を機器の実寸に
合わせることにより回路図上でも機器配置の様子が容易
に把握できる3次元レイアウト設計支援装置が実現でき
る。
【0048】実施の形態3.実施の形態3は、3次元レ
イアウト設計支援装置を変電所等に設置されるガス絶縁
開閉装置を対象として、ガス絶縁開閉装置の各部品デー
タが空間内に配置され、かつ、各部品の3次元形状、配
置位置、隣接する各部分間の接続関係に基づいて回路図
の図形データが設備の実寸に合うように配置されている
状態で、回路図の各図形データと各部品の3次元レイア
ウトモデルデータの間の対応関係を管理し、回路図が変
更された場合の変更内容に応じて、対応する各部品デー
タの再選定や属性データの更新、配置位置などを変更す
ることができる3次元レイアウト設計支援装置の実施の
形態である。
【0049】実施の形態3の3次元レイアウト設計支援
装置の構成を示すブロック図を図10に示す。図10に
おいて、51は回路図データ管理手段、52は3次元レ
イアウトモデルデータ管理手段、53はデータ連携手
段、54は回路図編集手段、56は回路図表示手段、5
7は3次元レイアウトモデル表示手段、60は部品デー
タベース、61は回路図データ記憶部、62は3次元レ
イアウトモデルデータ記憶部、63は関係付けデータ記
憶部である。
【0050】この実施の形態3では、回路図データ記憶
部61内の各図形データとして、図11(a)のシンボ
ル・接続線データおよび図11(b)の接続点データを
使用するものとする。また、3次元レイアウトモデルデ
ータ記憶部62内の各部品データとして、図12(a)
の機器データ、および(b)の機器接続部データを使用
するものとする。
【0051】さらに、回路図データ記憶部61内の回路
図データと3次元レイアウトモデルデータ記憶部62の
3次元レイアウトモデルデータとの対応関係を記述する
関係付けデータ記憶部63の関係付けデータとして、図
13(a)の機器関係付けデータ、および図13(b)
の接続部関係付けデータを使用する。
【0052】図14は、実施の形態3の回路図データ、
3次元レイアウトモデルデータおよび関係付けデータの
更新を実現する処理の流れを示すフローチャートであ
る。このデータ更新動作は、まず、ステップ3501に
おいて利用者による回路図編集要求を把握し、ステップ
3502において回路図編集要求に則って回路図データ
記憶部61内の回路図データを更新する。回路図データ
の更新時には、利用者が特に指示しない限り、回路図の
各部分の定格変更、移動等により回路図の接続関係が変
化しないことを条件とする。続いて、ステップ3503
からステップ3512にかけて3次元レイアウトモデル
データ記憶部62、関係付けデータ記憶部63を再構成
する。
【0053】以下、データ更新の際して実行する各ステ
ップの処理について説明する。ステップ3501では、
回路図データ管理手段51は、回路図編集手段54にお
いてマウスおよびキーボードにより指定されたシンボル
・接続線のID、定格、移動量等を受け取り、ステップ
3502では、回路図データ記憶部61内の編集対象の
シンボル・接続線データ、接続点データに対して、指示
通りにデータを更新する。このステップ3502によ
り、回路図データ記憶部61内のデータ更新が完了す
る。
【0054】ステップ3503では、データ連携手段5
3は、回路図データ管理手段51がステップ3502に
おいて更新したシンボル・接続線データ、接続点データ
を受け取り、これらのデータと関係付けられている機器
の関係付けデータ、接続部関係付けデータを関係付けデ
ータ記憶部63から獲得し、機器データ、機器接続部デ
ータを、3次元レイアウトモデルデータ管理手段52に
要求して3次元レイアウトモデルデータ記憶部62から
獲得する。機器データと機器接続部データの関係付けに
ついては、データ間の接続関係や関係付けを表すリンク
により特定できる。獲得された機器データは、ステップ
3502におけるデータ更新に即したデータ更新をしな
ければならないデータである。
【0055】ステップ3504では、データ連携手段5
3は、ステップ3503において抽出された各機器デー
タをデータ更新対象として順次選択する。データ更新対
象になる機器データが存在しない場合、あるいは、選択
された全ての機器データの更新が終了した場合、回路図
表示手段56および3次元レイアウトモデル表示手段5
7は、データ更新後の回路図データ記憶部61の回路図
データおよび3次元レイアウトモデルデータ記憶部62
の3次元レイアウトモデルデータを表示し、利用者が確
認して図13に示すデータ更新処理は終了する。
【0056】ステップ3505、3506では、ステッ
プ3504において、データ更新対象になる機器データ
が存在する場合、データ連携手段53は、回路図データ
記憶部61内のシンボル・接続線と3次元レイアウトモ
デルデータ記憶部62内の機器との位置に関する整合性
を維持するために、ステップ3504において選択され
た機器データの3次元形状、対応するシンボル・接続線
データ、接続点データのステップ3502における更新
内容に反したものでないかをチェックする。機器データ
の種別や配置位置を変更しなくともシンボル・接続線デ
ータとの位置に関する整合性はとれているか、単に機器
データの配置位置移動により位置に関する整合性は維持
できるのか、あるいは、新たな機器データに置き換える
必要はないか等をチェックする。
【0057】ステップ3507では、ステップ3506
において機器データの配置位置変更による整合性維持が
可能と判断された場合、データ連携手段53は、3次元
レイアウトモデルデータ管理手段52に、ステップ35
06において選択された機器データの配置位置変更、お
よびそれに関連する機器接続部データの座標変更を要求
する。
【0058】ステップ3508では、ステップ3506
において機器データの配置位置変更では対処することが
できないと判断された場合、機器データを他のものに置
き換えるか、または対応する機器がないと判断して機器
データを削除するかを判断し、データ連携手段53は、
3次元レイアウトモデルデータ管理手段52に、ステッ
プ3506において選択された3次元レイアウトモデル
データ記憶部62内の機器データの破棄、およびそれに
関連する機器接続部データの破棄を要求する。
【0059】ステップ3509、3510では、その
後、破棄した機器データとリンクにより対応付けられて
いたシンボル・接続線データを基にして、新たに対応す
ると考えられる機器データを部分データベース60から
選定することを試みる。ここでの機器選定の成功は、機
器データの置き換えにより、回路図データ記憶部61と
3次元レイアウトモデルデータ記憶部62との整合性が
維持できることを意味する。
【0060】ステップ3511では、ステップ3510
における機器選定が成功した場合、データ連携手段53
は、3次元レイアウトモデルデータ管理手段52に、新
たに選定された機器データを3次元レイアウトモデルデ
ータ記憶部62に反映することを要求する。同時にデー
タ連携手段53は、ステップ3508において破棄した
機器データと同じ関係付けを関係付けデータ記憶部53
に反映する。
【0061】ステップ3512では、ステップ3510
における機器選定が失敗した場合、データ連携手段53
は、ステップ3508において破棄した機器データに対
応する機器関係付けデータ、およびそれに関連する接続
部関係付けデータを関係付けデータ記憶部53から破棄
する。これは、ステップ3510の時点で保持されてい
る機器関係付けデータによるシンボル・接続線データ間
の関係付けでは部分データベース60から機器データを
選定することが不可能であり、シンボル・接続線データ
から機器関係付けデータを作成し直す必要があることを
意味する。
【0062】以上の処理により、ステップ3501にお
ける利用者からの回路図編集要求は、ステップ3502
において回路図データ記憶部61に反映され、またステ
ップ3507、ステップ3508、ステップ3511に
おいて、3次元レイアウトモデルデータ記憶部62に反
映される。
【0063】上記のデータ連携手段53におけるシンボ
ル・接続線データの配置座標と機器データの配置座標と
の比較機能、および、接続点データの座標と機器接続部
データの座標との比較機能において、3次元レイアウト
モデルデータ記憶部62の3次元レイアウトモデルデー
タ中に記述されている3次元座標の高さを表す座標値を
無視し、2次元座標同士を比較するようにすると平面的
に表示した回路図データと3次元レイアウトモデルデー
タとの連携が可能になる。
【0064】また、データ連携手段53におけるシンボ
ル・接続線データの配置座標と機器データの配置座標と
の比較機能、および、接続点データの座標と機器接続部
データの座標との比較機能において、3次元レイアウト
モデルデータ記憶部62の3次元レイアウトモデルデー
タに記述されている3次元座標同士で比較するようにす
ると3次元図形化した回路図データと3次元レイアウト
モデルデータとが連携できる。
【0065】次に、データ連携手段53におけるシンボ
ル・接続線データの配置座標と機器データの配置座標と
の比較機能、および、接続点データの座標と機器接続部
データの座標との比較機能による3次元レイアウトモデ
ルデータ記憶部62内の3次元図形の更新例について説
明する。図15は、回路図内のシンボル、接続線に付与
された定格の変更により、3次元レイアウトモデル内の
対応する機器の種別が更新される例を示している。図1
6は、回路図内のシンボル、シンボル列、接続線の移動
により、3次元レイアウトモデル内の対応する機器の3
次元形状および配置位置が更新される例を示している。
【0066】図15に示す機器データの種別更新が、図
14に示すフローチャートにおいてどのように実現され
るかを、図11、図12、図13に示す各種データ構造
の実例によって説明する。
【0067】図14のステップ3501において、利用
者の指示により図11(a)のシンボル・接続線データ
3112の定格電流値が2kAから4kAに更新された
場合を考える。ステップ3502における回路図データ
記憶部61中のシンボルデータ3112の定格電流値変
更後、ステップ3503において、シンボルデータ31
12に関係する機器関係付けデータ、接続部関係付けデ
ータ、機器データ、機器接続部データが、データ間のリ
ンクをたどることにより獲得される。このうち、ステッ
プ3504において機器データ3203が選択され、こ
れがデータ更新対象の機器データとなる。
【0068】図15の例では機器の移動を伴わないた
め、ステップ3505、ステップ3506の処理は実行
されず、ステップ3508において、機器データ320
3は3次元レイアウトモデルデータ記憶部62内から削
除される。そして、ステップ3509において、シンボ
ル3112に対応する機器データとして、部品データベ
ース60から図15の機器データ3206が選定され、
ステップ3511において新たに選定された図15の機
器データ3206が3次元レイアウトモデルデータ記憶
部62に入力される。この際、関係付けデータ記憶部6
3内の関係付けデータと3次元レイアウトモデルデータ
記憶部62内の3次元レイアウトモデルデータとの対応
関係を保持するため、機器データへのリンクを有する機
器関係付けデータ、機器接続部データには、新たに入力
された機器データ3206へのリンクが反映される。
【0069】以上のように、関係付けデータ63を活用
して定格変更を指定されたシンボル3112に関係する
機器データ3203を特定し、さらに、部品データベー
ス60から変更後の定格に対応する機器データを選定す
ることにより、回路図内のシンボル3112の定格変更
に沿った3次元レイアウトモデル内の機器種別更新が実
現される。
【0070】次に、図16に示すシンボルデータ列の移
動が、図14に示すフローチャートにおいてどのように
実現されるかを、図11、図12、図13に示す各種デ
ータによって説明する。
【0071】ステップ3501において、利用者の指示
によりシンボルデータ3111〜3113が図16のよ
うに移動された場合を考える。ステップ3502では、
回路図データ61中のシンボルデータ3111〜311
3、接続線3102、3103の配置位置変更と同時
に、これらのデータを結ぶ接続点データの座標が、配置
位置変更の移動量に応じて変更される。さらに、接続点
データ3151、3156の座標変更に伴い接続線デー
タ3101、3104が伸長されて配置位置が変更され
た形になる。これにより、シンボルデータの配置位置変
更に関わらず、シンボル・接続線間の接続関係が維持さ
れる。
【0072】ステップ3503では、ステップ3502
における回路図データ記憶部61内の回路図データの更
新に関連する機器関係付けデータ、接続部関係付けデー
タ、機器データ、機器接続部データを獲得する。このう
ち、機器データ3201〜3205が、ステップ350
4において選択され、これがデータ更新対象とすべき機
器データとなる。
【0073】仮にステップ3504において機器データ
3203が選択された場合、ステップ3505におい
て、機器データ3203およびこの機器の接続関係を表
す機器接続部データ3252、3253の配置位置、座
標を地面に沿って平行移動することにより、対応するシ
ンボルデータ3112、接続点データ3152、315
5の配置位置、座標に一致させることができるかを検討
する。この例の場合、図15に示すように、機器を左方
向に平行移動することにより、これらのデータの配置位
置、座標を一致させることができる。そこで、ステップ
3507において、3次元レイアウトモデルデータ記憶
部62中の機器データ3203、機器接続部データ32
52、3253の配置位置、座標を更新する。残りの機
器データについても、同様の手順で機器データが移動さ
れる。
【0074】以上のように、移動されたシンボル列に関
係する機器データを関係付けデータ記憶部63の関係付
けデータを活用して特定し、さらに、これらの機器デー
タの配置位置を編集後のシンボル列の配置位置に合わせ
ることにより、回路図内のシンボル列移動に沿った3次
元レイアウトモデルデータ記憶部62内の機器配置の更
新が実現される。
【0075】実施の形態4.実施の形態4は、実施の形
態3と同様に、3次元レイアウト設計支援装置を変電所
等に設置されるガス絶縁開閉装置を対象として、ガス絶
縁開閉装置の各部分データが空間内に配置され、各部分
の3次元形状、配置位置、隣接する各部分間の接続関係
に基づいて回路図の図形データが設備の実寸に合うよう
に配置されている状態において、3次元レイアウトモデ
ルが変更された場合の変更内容に応じて、回路図の対応
するシンボルや接続線の移動や変形を行う3次元レイア
ウト設計支援装置の実施の形態である。
【0076】実施の形態4の3次元レイアウト設計支援
装置の構成を示すブロック図を図17に示す。図17に
おいて、71は回路図データ管理手段、72は3次元レ
イアウトモデルデータ管理手段、73はデータ連携手
段、75は3次元レイアウトモデルデータ編集手段、7
6は回路図表示手段、77は3次元レイアウトモデル表
示手段、80は部品データベース、81は回路図データ
記憶部、82は3次元レイアウトモデルデータ記憶部、
83は関係付けデータ記憶部である。
【0077】実施の形態4では、実施の形態3の場合と
同様に、回路図データ記憶部81、3次元レイアウトモ
デルデータ記憶部82、関係付けデータ記憶部83の記
憶データとして、図11、図12、図13に示すデータ
構造を使用する。
【0078】図18は、実施の形態4の回路図データ記
憶部81内の回路図データ、3次元レイアウトモデルデ
ータ記憶部82内の3次元レイアウトデータ、関係付け
データ記憶部83内の関係付けデータを更新する処理の
フローチャートである。
【0079】このデータ更新動作は、最初に、ステップ
4501において利用者による3次元レイアウトモデル
編集要求を把握し、ステップ4502において、利用者
の3次元レイアウトモデル編集要求を完全に満たすよう
に、3次元レイアウトモデルデータ記憶部82の3次元
レイアウトモデルデータを更新する。利用者の編集要求
により、編集対象以外の3次元レイアウトモデルデータ
に不具合、不整合が生じた場合、不具合、不整合が生じ
た3次元レイアウトモデルデータ記憶部82の3次元レ
イアウトモデルデータおよび関係付けデータ記憶部83
内の関係付けデータは破棄するものとする。
【0080】ステップ3502では、ステップ4502
において編集、破棄された3次元レイアウトモデルデー
タ記憶部82内の3次元レイアウトデータに関係付けら
れている回路図データ記憶部81内の回路図データを、
3次元レイアウトモデル記憶部82内の3次元レイアウ
トデータの更新内容に従って更新するものとする。次
に、ステップ3502において更新された回路図データ
記憶部81内の回路図データに則った形で、ステップ3
503からステップ3512にかけて3次元レイアウト
モデルデータ記憶部82内の3次元レイアウトモデルデ
ータおよび関係付けデータ記憶部83内の関係付けデー
タを再構成する。
【0081】以下、各ステップの処理について述べる。
ただし、ステップ3502からステップ3512の処理
については、実施の形態3において、図14について説
明した処理と同様に処理するので、ここでは説明を省略
する。
【0082】ステップ4501では、3次元レイアウト
モデルデータ管理手段71は、3次元レイアウトモデル
編集手段75においてマウスおよびキーボードにより指
定される機器のID、種別、移動量等を受け取る。ステ
ップ4502では、3次元レイアウトモデルデータ記憶
部82内の編集対象の機器データ、機器接続部データに
対して、指示通りにデータを更新する。そして、この機
器データ更新により機器データおよび機器接続部データ
と、シンボル・接続線データおよび接続点データとの対
応関係が変化する場合、すなわち、これまでの機器関係
付けデータ、接続部関係付けデータが有するリンクを書
き換えるだけでは表現しきれない機器データ更新が生じ
た場合、データ連携手段73は、編集対象となった機器
データ、機器接続部データに対応づけられていた機器関
係付けデータ、接続部関係付けデータも、同時に更新す
る。その後、データ連携手段73は更新された機器デー
タ、機器接続部データを3次元レイアウトモデルデータ
管理手段72から受け取り、関係付けデータ記憶部83
内に記述されているデータを基にして、対応するシンボ
ル・接続線データ、接続点データを回路図データ管理手
段71に渡す。
【0083】ステップ3502では、ステップ4502
において更新された3次元レイアウトモデルデータ記憶
部82内の3次元レイアウトモデルデータ、関係付けデ
ータ記憶部83内の関係付けデータに対応する回路図デ
ータ記憶部81内の回路図データを、機器データ更新後
の種別、属性、配置位置などに応じて更新する。以下の
ステップ3503からステップ3512における処理に
関する説明は、実施の形態3において図13の説明内容
と同一である。以上の処理により、ステップ4501に
おける利用者からの3次元レイアウトモデル編集要求
は、ステップ4502、ステップ3507、ステップ3
508、ステップ3511において3次元レイアウトモ
デルデータ記憶部82内の3次元レイアウトモデルデー
タに反映されるとともに、ステップ3502において回
路図データ記憶部81内の回路図データに反映される。
【0084】この実施の形態4のデータ連携手段83に
おけるシンボル・接続線データの配置座標と機器データ
の配置座標との比較機能、および、接続点データの座標
と機器接続部データの座標との比較機能において、3次
元レイアウトモデルデータ記憶部82の3次元レイアウ
トモデルデータ中に記述されている3次元座標の高さを
表す座標値を無視し、2次元座標同士を比較するように
すると平面的に表示した回路図データと3次元レイアウ
トモデルデータとが連携できる(請求項4に記載の構成
の場合)。
【0085】また、データ連携手段83におけるシンボ
ル・接続線データの配置座標と機器データの配置座標と
の比較機能、および、接続点データの座標と機器接続部
データの座標との比較機能において、3次元レイアウト
モデルデータ記憶部82の3次元レイアウトモデルデー
タに記述されている3次元座標同士で比較するようにす
ると3次元図形化した回路図データと3次元レイアウト
モデルデータとが連携できる(請求項8に記載の構成の
場合)。
【0086】図19、図20に、3次元レイアウトモデ
ルデータが変更された場合の変更内容に応じて3次元図
形データの更新例を示す。図19は3次元レイアウトモ
デル内の機器の種別変更により、回路図内のシンボル、
接続線と機器との対応関係が更新される例を示し、図2
0は3次元レイアウトモデル内の機器の移動により、回
路図内のシンボル、接続線の配置位置が更新される例を
示している。
【0087】図19に示すシンボル、接続線データの更
新が、図18に示すフローチャートにおいてどのように
実現されるかを、図11、図12、図13に示す各種デ
ータ構造の実例によって説明する。
【0088】ステップ4501において、利用者の指示
により機器データ3203が遮断器、変流器の複合機器
である図19に記載の機器データ3207に対応するデ
ータに更新された場合を考える。ステップ4502にお
いて、遮断器、変流器であるシンボル3111〜311
3に関係付けられている3次元レイアウトモデルデータ
記憶部62内の機器データ3202〜3204が破棄さ
れて図19に記載の機器データ3207に対応するデー
タに置き換えられ、また、図19に記載の機器データ3
207を導入することにより消失する機器接続部データ
3252、3253を破棄した後、破棄されたデータに
対応していた機器関係付けデータ、接続部関係付けデー
タが強制的に破棄される。代わりにシンボルデータ31
11〜3113、接続線データ3102、3103、機
器データ3207に対応する機器関係付けデータが生成
され、機器接続部データ3251、3254とのリンク
が生成される。これは、新たに置き換えられた図19に
記載の機器データ3207が、シンボルデータ3111
〜3113、接続線データ3102、3103に対応づ
けられる複合機器であるため、これまでシンボルデータ
3111〜3113、接続線データ3102、3103
に対応していた関係付けデータ記憶部83内の関係付け
データを破棄し、複合機器に適した新しい関係付けデー
タを生成しなければならないためである。
【0089】ステップ3502では、ステップ4502
における機器データ編集、新しい関係付けデータ生成に
応じて、シンボル3112、接続線3102、310
3、接続点3153、3154の配置位置、座標が変更
される。シンボル・接続線データに対するこのデータ更
新は、導入された機器データ3207が機器接続部32
51、3254を基準にして配置されることに起因す
る。機器データ3207が有する他部品への接続口が、
変流器一体化により短くなっているため、機器データ3
207に対応するシンボル、接続線、接続点の配置位置
が全体的に右に移動されてしまうのである。このよう
に、関係付けデータにより記述される機器データとシン
ボルの関連付けを基にして、利用者の機器データ編集要
求に応じたシンボル・接続線データの更新が、ステップ
3502において実現される。
【0090】ステップ3503、ステップ3504で
は、ステップ3502におけるデータ更新の影響を受け
る3次元レイアウトモデルデータは既に存在しないの
で、ここで処理は終了する。
【0091】以上のように、利用者の機器データ編集要
求に従って3次元レイアウトモデルデータを更新した後
に、更新後の3次元レイアウトモデルデータに則した回
路図データ更新を実行する。そして、更新された回路図
データ更新に則って、3次元レイアウトモデルデータを
改めて更新する。これにより、回路図データと3次元レ
イアウトモデルデータ間での整合性が適切に維持されて
おり、かつ、利用者の3次元レイアウトモデルの機器種
別変更要求を忠実に反映した回路図データ更新、3次元
レイアウトモデルデータ更新が実現される。
【0092】最後に、図20に示す機器データ移動が、
図18に示すフローチャートにおいてどのように実現さ
れるかを、図11、図12、図13に示す各種データの
データ構造の実例によって説明する。
【0093】ステップ4501において、利用者の指示
により機器データ3202〜3204が左方向に移動さ
れた場合を考える。この場合、ステップ4502におい
て、3次元レイアウトモデルデータ記憶部82内の機器
データ3202〜3204の配置位置、および、これら
がリンクを有する機器接続部データ3251〜3254
の座標を、利用者が指示した移動量に従って更新する。
【0094】ステップ4502を受けてステップ350
2では、ステップ4502において更新されたデータに
対応するシンボルデータ3111〜3113、接続線デ
ータ3102、3103の配置位置接続点データの座標
が、対応する機器データ、機器接続部データの移動量に
応じて更新される。
【0095】その後、ステップ3503では、ステップ
3502におけるデータ更新の影響を受ける3次元レイ
アウトモデルとして、ステップ3502において伸長さ
れた接続線データ3101、3104に対応する機器デ
ータ3201、3205、機器接続部データ3251、
3254が獲得される。これらの機器データが、ステッ
プ3504において選択される、データ更新対象とすべ
き機器データとなる。
【0096】仮にステップ3504において機器データ
3201が選択された場合を考える。この例におけるス
テップ3505では、この機器を平行移動するだけでは
対応する接続線、接続点と配置位置、座標を一致させる
ことはできない。ステップ3502において接続線デー
タ3101が伸長されているため、接続線データ310
1の長さと機器データ3201の長さが異なるためであ
る。
【0097】そのため、この例では、機器データ320
1はステップ3508において破棄され、ステップ35
09において、接続線データ3101の長さと一致する
図20の機器データ3208が部品データベース80か
ら選択される。ステップ3511において、選択された
図20の機器データ3208は3次元レイアウトモデル
データ記憶部82に入力されると同時に、機器接続部デ
ータ、機器関係付けデータとのリンクが生成される。
【0098】以上のように、利用者の機器移動要求に従
って、回路図内のシンボル・接続線の配置位置も適切に
更新される。また、回路図の更新に伴って交換しなけれ
ばならない機器データについても、部品データベース8
0の運用により自動的に選択、挿入することできる。
【0099】実施の形態5.実施の形態5は、実施の形
態1〜4に示した回路図の図形データと対応付けされた
3次元レイアウトモデルの回路図データの一部または全
体と3次元レイアウトモデルの対応する部分の平面投影
図とを同一画面に重ねあわせて表示する機能を備えた3
次元レイアウト設計支援装置である。
【0100】図21は、実施の形態2の構成に3次元レ
イアウトモデルの回路図データの一部または全体と3次
元レイアウトモデルの対応する部分の平面投影図とを同
一画面に重ねあわせて表示する機能を加えた実施の形態
5の3次元レイアウト設計支援装置の構成を示すブロッ
ク図である。図21は実施の形態2の構成を示すブロッ
ク図の図7に重ね合わせ表示手段を付加したものであ
る。図21において、3次元レイアウトモデル管理手段
22、回路図表示手段26、3次元レイアウトモデル表
示手段27、部品データベース30、3次元レイアウト
モデルデータ記憶部32、回路図データ管理手段41、
データ連携手段43、回路図データ記憶部46、関連付
けデータ記憶部48は図6の構成のものと同一である。
28は重ね合わせ表示手段である。
【0101】回路図データ管理手段41、3次元レイア
ウトモデル管理手段22、データ連携手段43、部品デ
ータベース30は、実施の形態5の回路図データ記憶部
46回路図データとそれに対応付けされた3次元レイア
ウトモデル記憶部32の3次元レイアウトモデルデータ
を同一画面に表示することには直接的には関係ないが、
回路図データ記憶部46、および3次元レイアウトモデ
ル記憶部32のデータ構造を部品データベース30を参
照するように構成した場合に部品データベース30が必
要になる。ここでは、回路図データ記憶部46、および
3次元レイアウトモデル記憶部32のデータは、詳細形
状データまで含む形のデータ構造であるとして説明する
ので、部品データベース30は必須ではない。また、回
路図データ記憶部46回路図データの一部と3次元レイ
アウトモデルデータ記憶部32の3次元レイアウトモデ
ルデータの対応する部品を重ね合わせする場合にデータ
連携手段43が必要になるが、この実施の形態5では回
路図全体を表示対象とするため、データ連携手段43は
必須ではない。
【0102】重ね合わせ表示手段28は、回路図データ
記憶部46内の回路図データを読み込み、あらかじめ設
定された表示スケール、表示姿勢、表示用配置位置など
の表示属性に基づき回路図データから表示用のデータを
作成しすると同時に、3次元レイアウトモデルデータ記
憶部32内の3次元レイアウトモデルデータを読み込
み、回路図データのときと同じ表示属性に基づき3次元
レイアウトモデルデータを平面に投影して表示用のデー
タを作成する。次に、重ねあわせ表示手段28は、上記
で作成した回路図データの表示データと、3次元レイア
ウトモデルデータの表示データを重ね合わせ表示手段2
8の表示画面に重ねあわせて表示する。
【0103】図22は、重ね合わせ表示手段28におけ
る上記の処理過程を説明した図である。図22(a)は
回路図データをあらかじめ設定された表示スケール、表
示姿勢、表示用配置位置などの表示属性に基づき回路図
データ記憶部46から表示する回路図データを取り出し
表示した図である。図22(b)は3次元レイアウトモ
デルデータ記憶部32の3次元レイアウトモデルデータ
を取り出し、回路図データの場合と同一の表示スケー
ル、表示姿勢、表示用配置位置などの表示属性に基づき
表示した図である。図22(c)は図21(a)の回路
図データを表示した画面と、図22(b)の3次元レイ
アウトモデルデータを表示した画面を重ねあわせ表示手
段28の表示画面に重ね合わせて表示した図である。
【0104】以上のような処理により、回路図データと
3次元レイアウトモデルデータとを同一の表示スケー
ル、表示姿勢、表示用配置位置などの表示属性に基づき
作成した図を重ね合わせた図を表示装置に表示すること
で、回路の情報と3次元レイアウトモデルの様子を同時
にかつ容易に把握できる3次元レイアウト設計支援装置
を実現することができる。
【0105】図22は実施の形態2の構成に3次元レイ
アウトモデルの回路図データの一部または全体と3次元
レイアウトモデルの対応する部分の平面投影図とを同一
画面に重ねあわせて表示する機能を加えたものである
が、実施の形態3、4の場合にも同様に重ね合わせ表示
手段を付加し回路図データを2次元で表示することによ
り同様に表示することができる。
【0106】実施の形態6.実施に形態6は、変電所等
に設置されるガス絶縁開閉装置の回路図データのシンボ
ルや接続線などの図形データの並びに基づいて対応する
機器データを空間内に配置するとともに、各機器の3次
元形状、配置位置、隣接する機器間の接続位置に基づい
て、元の回路図データの各図形データに高さ情報を与え
たり接続線を変形するなどして3次元図形に変換する実
施の形態である。
【0107】この実施の形態6の3次元レイアウト設計
支援装置の構成を示すブロック図を図23に示す。図2
3は実施の形態2のブロック図の図7の構成と同一であ
り、回路図データ管理手段、データ連携手段、回路図デ
ータ記憶部および回路図表示手段の機能が異なるもので
ある。図23において、91は回路図データ管理手段7
1、93はデータ連携手段、94は回路図データ記憶
部、96は回路図表示手段である。
【0108】回路図データ管理手段91は、対象装置の
ガス絶縁開閉装置の回路図に関して、各図形の種類、回
路図上での配置位置、図形間の論理的な接続関係、所要
定格などの属性情報を回路図データ記憶部94に図形デ
ータとして保持し管理する。回路図表示手段96は、こ
のようにして管理された回路図データを表示画面に表示
する。
【0109】3次元レイアウトモデルデータ管理手段2
2は、対象装置のガス絶縁開閉装置を構成している各部
分の3次元形状とその配置位置、隣接する機器間の物理
的な接続関係および接続位置、機器の形名や定格などの
属性情報を3次元レイアウトモデルデータ記憶部32内
に3次元レイアウトモデルデータとして保持し管理す
る。3次元レイアウトモデル表示手段27は、3次元レ
イアウトモデルデータ記憶部32内の3次元レイアウト
モデルデータを任意の視線方向から見た投影図を表示画
面に表示する。
【0110】この実施の形態6において、データ連携手
段93は、回路図データ管理手段91を介して回路図デ
ータ記憶部94内の回路図データを読み込み、回路図デ
ータを構成している各図形データの種類、所要定格など
の図形属性情報、図形間の論理的な接続関係を判別し、
これらのデータをキーにして部品データベース30を検
索し、その結果として得られる機器データ群と回路図の
図形データとの間の対応付けを行ない、図形データと機
器データとの対応関係を作成し、関係付けデータ記憶部
48に関係付けデータとして保持し管理される。次に、
データ連携手段93は、回路図の図形データ間の論理的
な接続関係に基づいて機器データ間の物理的な接続関係
を求め、隣接する機器間で接続点の位置を合わせること
により機器データを3次元空間内で配置し、結果を3次
元レイアウトモデルデータ記憶部32内に3次元レイア
ウトモデルデータとして格納し、さらに、3次元レイア
ウトモデルデータの各機器の3次元形状およびその配置
位置、機器間の物理的な接続関係および接続位置に基づ
いて、回路図に対応する図形データが機器の実寸に合う
ように移動、回転、拡大縮小などの変形を行なうとも
に、図形データに高さ方向の情報を与えて3次元図形化
して回路図データ記憶部94の回路図データを更新す
る。回路図データ表示手段96は回路図データ記憶部9
4内の更新された回路図データを表示画面に表示する。
【0111】図24は、データ連携手段93における上
述の処理過程を説明した図である。図24(a)は初期
状態の回路図データ、図24(b)は回路図の図形デー
タと3次元レイアウトモデルデータの機器データの対応
付けの様子、図24(c)は回路図の図形データの論理
的な接続関係に基づいて機器データ群を3次元空間内で
配置する様子、図24(d)は3次元レイアウトモデル
データの機器データの配置位置や隣接する機器間の物理
的な接続関係および接続位置に基づいて回路図の対応す
る図形データを3次元図形化し、これを任意の視線方向
から見た様子を表示した投影図である。
【0112】図25は3次元レイアウトモデルデータの
機器データの配置位置や隣接する機器間の物理的な接続
関係および接続位置に基づいて回路図の対応する図形デ
ータを3次元化する処理を詳細に説明した図である。図
25(a)は、データ連携手段93における前半部の処
理によって回路図の図形データと3次元レイアウトモデ
ルの機器データとの対応付けを行ない、機器を配置した
状態を示しており、回路図6001の破線で囲まれた図
形部分6002と機器6003とが対応づけられてい
る。ここでは、回路図の図形データの高さをゼロと見倣
したものを任意の視線方向から見た投影図である。機器
6003は、2つの変流装置と1つの遮断装置からなる
複合機器であり、各装置は機器内部で所定の高さを持つ
とともにこの機器に接続する隣接機器との接続位置も所
定の高さを持つ。データ連携手段93はこれらの高さを
反映するために、図25(b)に示すように、シンボル
6004、6006、6008を鉛直方向に移動し、さ
らに接続線6005、6007を3次元の折れ線に変形
して、図25(c)に示したような結果となる。同様の
処理を回路図の他の部分に関しても行なう。
【0113】以上のような処理により、回路図を3次元
化することにより回路図上でも設備配置の様子を容易に
把握できる3次元レイアウト設計支援装置を実現するこ
とができる。
【0114】実施の形態7.実施の形態7は、実施の形
態6の構成に重ね合わせ表示手段を付加して、3次元化
された回路図データの一部または全体と3次元レイアウ
トモデルの対応する部分とを任意の視線方向から見た投
影図を表示画面に重ねあわせて表示する実施の形態であ
る。
【0115】この実施の形態7の3次元レイアウト設計
支援装置の構成を示すブロック図を図26に示す。図2
6は実施の形態6のブロック図の図23の構成に重ね合
わせ表示手段を付加したものである。図26において、
98は重ね合わせ表示手段である。その他の構成は図2
3と同一である。回路図データ管理手段91、3次元レ
イアウトモデル管理手段22、部品データベース30
は、この実施の形態7では直接的に必要なものではない
が、回路図データ記憶部94内の回路図データ、3次元
レイアウトモデルデータ記憶部32内の3次元レイアウ
トモデルデータの更新に必要なものである。回路図デー
タ記憶部94内の回路図データ、および3次元レイアウ
トモデルデータ記憶部32内の3次元レイアウトモデル
データは、実施の形態6において、詳細形状データまで
含む形のデータ構造に更新されているとして説明する。
【0116】重ね合わせ表示手段98は、更新され3次
元化された回路図データ記憶部94の回路図データを読
み込み、あらかじめ設定された表示スケール、表示姿
勢、表示用配置位置などの表示属性に基づき回路図デー
タから表示用のデータを作成しすると同時に、3次元レ
イアウトモデルデータ記憶部32内の3次元レイアウト
モデルデータを読み込み、回路図データのときと同じ表
示属性に基づき3次元レイアウトモデルを平面に投影し
て表示用のデータを作成する。次に、上記で作成した回
路図データの表示データと、3次元レイアウトモデルの
表示データを表示画面に重ねあわせて表示する。
【0117】図27は、重ね合わせ表示手段98におけ
る上述の処理過程を説明した図である。図27(a)は
回路図データをあらかじめ設定された任意の視線方向か
た見た投影図から表示用データを作成した図である。図
27(b)は3次元レイアウトモデルを回路図データの
場合と同一の任意の視線方向から見た投影図から表示用
データを作成した図である。図27(c)は図27
(a)の3次元化された回路図データから表示データを
作成した図と、図27(b)の3次元レイアウトモデル
から表示データを作成した図を重ねあわせた表示データ
である。
【0118】また、図28は、重ね合わせ表示手段98
における上述の処理過程を、回路図の一部とその回路図
に対応する3次元レイアウトモデルの部分を重ねあわせ
て表示する方法を説明した図である。図28(a)は3
次元化された回路図の概念図である。この例では701
1の部分が7012の部分の7013の視線方向手前に
存在するため、7013の視線方向に投影すると701
1の部分と7012の部分が重なる。図28(b)は3
次元化された回路図の一部分である7011の部分を省
き、7012の部分の回路データを、あらかじめ設定さ
れた任意の視線方向から見た投影図から表示データを作
成した図である。図28(c)はこの3次元化された回
路図の一部のデータから、関連付けデータをたどること
により対応する3次元レイアウトモデルを検出し、その
3次元レイアウトモデルを回路図データの場合と同一の
任意の視線方向から見た投影図から表示用データを作成
した図である。図28(d)は図28(b)の3次元化
された回路図データから表示データを作成した図と、図
28(c)の3次元レイアウトモデルから表示データを
作成した図を重ねあわせた表示データである。
【0119】以上のような処理により、回路図と3次元
レイアウトモデルとを同一の任意の視線方向から見た投
影図を重ね合わせ表示手段98の表示画面に表示するこ
とで、回路の情報と3次元レイアウトモデルの様子を同
時にかつ容易に把握できる3次元レイアウト設計支援装
置を実現することができる。また、回路図の一部とこれ
に対応する3次元レイアウトモデルの一部を任意の視線
方向から見た投影図を重ねあわせた図を重ね合わせ表示
手段の表示画面に表示することにより、視線方向に多数
の部品が重なり合う場合にも、装置の詳細構成が容易に
把握できる3次元レイアウト設計支援装置を実現するこ
とができる。
【0120】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る3次元レイア
ウト設計支援装置は、回路図データを構成している図形
データの図形属性情報を判別して、部品データベースか
ら図形データに対応する部品データを抽出し、抽出した
部品の部品データと図形データとの対応付けを行って関
係付けデータ記憶部に記憶し、回路図データの図形デー
タ相互間の論理的な接続情報から決まる接続位置、方向
に関する拘束条件に基づいて、各図形データに対応する
各部品を3次元空間内で配置して3次元レイアウトモデ
ルデータを作成し、3次元レイアウトモデルデータ記憶
部に格納するデータ連携手段、および3次元レイアウト
モデルデータを読み出し3次元レイアウトモデル図形を
表示画面に表示するように構成したので、対象装置の各
部分の選定の繁雑さと選定ミスがなくなり、空間上での
部分レイアウトが簡単になり作業時間を軽減できるよう
になり、レイアウト設計の作業効率を大幅に向上させる
ことができる。
【0121】この発明の請求項2に係る3次元レイアウ
ト設計支援装置は、請求項1の構成を、3次元レイアウ
トモデルの各部分の3次元形状と部品属性情報を判別し
て、回路図の図形データを各部分の実寸に比例して更新
するように構成したので、3次元レイアウトモデルだけ
でなく回路図上でも設計対象物の配置状況を少なくとも
平面レベルで把握できるようになり、操作性と対象装置
の構成の回路図からも理解し易くなる。
【0122】この発明の請求項3に係る3次元レイアウ
ト設計支援装置は、回路図データの図形データの変更、
図形属性情報に対する編集が行なわれたりしたときに、
対応する3次元レイアウトモデルデータの部品データを
再選定し、3次元レイアウトモデルデータを更新する構
成としたので、3次元レイアウトモデルデータの対応す
る部品データの種別や属性データの変更、各部品の3次
元形状データおよびその配置位置の変更が可能となり、
任意の回路図データ編集操作に関わらず、回路図データ
と3次元レイアウトモデルデータとの間で常に整合性を
保ったままでデータを管理することができる。
【0123】この発明の請求項4に係る3次元レイアウ
ト設計支援装置は、3次元レイアウトモデルデータに対
する変更、形名コードや実現定格等の図形属性情報に対
する編集が行なわれたときに、回路図データの対応する
図形データを変更して回路図データを更新する構成とし
たので、回路図データと3次元レイアウトモデルデータ
との間で常に整合性を保ったままでデータを管理するこ
とができる。
【0124】この発明の請求項5に係る3次元レイアウ
ト設計支援装置は、請求項2〜請求項4の構成の回路図
データ記憶部に記憶された回路図データの一部または全
体と、これに対応する部品の3次元レイアウトモデルデ
ータ記憶部の3次元レイアウトモデルデータの平面投影
図とを同一の画面に重ね合わせて表示する重ね合わせ表
示手段を備えた構成としたので、回路図のシンボルと3
次元レイアウトモデルの部分の外形が同じ位置に表示さ
れ、論理的な回路図と実際の部品のレイアウトの関係が
一目して分かり、部品認識のための操作が不要となり、
部品の誤認が減少して作業効率が向上し、さらに、全て
の部品を表示すると、部品が前後方向に重なり部品同士
を判別しにくくなる場合でも、表示する回路図を一部、
あるいは表示する3次元レイアウトモデルを一部に限る
ことで重なりのない判別しやすい画面が表示でき、多数
の部品が存在する複雑な対象でも作業効率が向上する。
【0125】この発明の請求項6に係る3次元レイアウ
ト設計支援装置は、3次元レイアウトモデルデータの部
品データに関して、3次元形状と配置位置および配置方
向、部分属性情報等を判別して、回路図データの対応す
る図形データを対象装置の対応する各部分の実寸に比例
して変形し、それらの図形データに高さ方向の情報をも
たせて3次元図形化する構成としたので、3次元レイア
ウトモデルだけでなく回路図上でも設計対象物の配置状
況を3次元レベルで把握できるようになり、簡単な操作
で対象装置の回路図上でも理解を高める効果がある。
【0126】この発明の請求項7に係る3次元レイアウ
ト設計支援装置は、3次元化された回路図データの図形
データの配置変更や図形データに関連付けられた定格等
の属性データの変更に応じて、3次元レイアウトモデル
データの対応する部品データの種別や属性データの変
更、部品の3次元形状データおよびその配置位置の変更
が可能となり、3次元空間中での任意の回路図データ編
集操作に関わらず、回路図データと3次元レイアウトモ
デルデータとの間で常に整合性を保ったままでデータを
管理することができる。
【0127】この発明の請求項8に係る3次元レイアウ
ト設計支援装置は、3次元レイアウトモデルデータの部
分データの種別や属性データの変更、各部分の3次元形
状データの配置位置変更に応じて、3次元化された回路
図データの対応する図形データに関連付けられた定格等
の属性データ変更、図形データの配置位置変更が可能と
なり、任意の3次元レイアウトモデルデータの編集操作
に関わらず、回路図データと3次元レイアウトモデルデ
ータとの間で常に整合性を保ったままでデータを管理す
ることができる。
【0128】この発明の請求項9に係る3次元レイアウ
ト設計支援装置は、請求項6乃至請求項8の構成の回路
図データ記憶部に記憶された3次元図面化された回路図
データの一部または全体と、これに対応する部品の3次
元レイアウトモデルデータ記憶部に記憶された3次元レ
イアウトモデルデータの3次元図形とを同一の画面に重
ね合わせて表示する重ね合わせ表示手段を備えた構成と
したので、論理的な回路図と実際の部品のレイアウトの
関係が一目して分かり、部品認識のための操作が不要と
なり、部品の誤認が減少して作業効率が向上し、さら
に、任意の視点方向からの投影図に、全ての部品を表示
すると、部品が前後方向に重なり部品同士を判別しにく
くなる場合でも、表示する3次元化された回路図を一部
に限る、あるいは表示する3次元レイアウトモデルを一
部に限って表示することにより、重なりのない判別しや
すい画面が表示でき、多数の部品が存在する複雑な対象
でも効率よくレイアウト作業ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の3次元レイアウト設計支援装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】 対象装置のガス絶縁開閉装置の一例の回路図
である。
【図3】 図2の回路図の構成を3次元空間内に配置し
た構成図である。
【図4】 図1の3次元レイアウト設計支援装置の操作
手順を示すフローチャートである。
【図5】 図2の回路図の図形と3次元レイアウトモデ
ルの各部分の対応関係を示す図である。
【図6】 図5の各部品データを3次元空間内に配置す
る様子を示す図である。
【図7】 実施の形態2の3次元レイアウト設計支援装
置の構成を示すブロック図である。
【図8】 図7の実施の形態2の処理過程の説明図であ
る。
【図9】 3次元レイアウト装置の回路図に対応する図
形データを変形処理する過程の説明図である。
【図10】 実施の形態3の3次元レイアウト設計支援
装置の構成を示すブロック図である。
【図11】 回路図データ記憶部の図形データの例を示
す図である。
【図12】 3次元レイアウトモデルデータ記憶部の各
部品ベータの例を示す図である。
【図13】 関係付けデータ記憶部の関係付けデータの
例を示す図である。
【図14】 実施の形態3の処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図15】 回路図内のシンボル、接続線に付与された
定格の変更により3次元レイアウトモデル内の対応する
機器の種別が更新される例を示す図である。
【図16】 回路図内のシンボル、接続線の移動により
3次元レイアウトモデル内の対応する機器の配置位置が
更新される例を示す図である。
【図17】 実施の形態4の3次元レイアウト設計支援
装置の構成を示すブロック図である。
【図18】 実施の形態4の処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図19】 3次元レイアウトモデルデータ記憶部内の
機器の種別変更により、シンボル、接続線と機器の対応
関係が更新される例を示す図である。
【図20】 3次元レイアウトモデルデータ記憶部内の
機器の移動により回路図内の接続線の配置位置が更新さ
れる例を示す図である。
【図21】 実施の形態5の3次元レイアウト設計支援
装置の構成を示すブロック図である。
【図22】 実施の形態5の重ね合わせ表示手段の処理
過程を説明した説明図である。
【図23】 実施の形態6の3次元レイアウト設計支援
装置の構成を示すブロック図である。
【図24】 実施の形態6の図23による処理過程を示
す説明図である。
【図25】 3次元レイアウトモデルの物理的な接続関
係および接続位置に基づいて対応する図形データを3次
元化する処理の説明図である。
【図26】 実施の形態7の3次元レイアウト設計支援
装置の構成を示すブロック図である。
【図27】 実施の形態7の重ね合わせ表示手段の処理
過程を説明した説明図である。
【図28】 実施の形態7の重ね合わせ表示手段による
回路図と回路図に対応する3次元レイアウトモデルデー
タの重ね合わせ表示の状況の説明図である。
【図29】 従来のレイアウト設計を計算機上で支援す
る基盤レイアウト装置の構成を示すブロック図である。
【図30】 図29の基板レイアウト装置の動作フロー
チャートである。
【符号の説明】
21 回路図データ管理手段、22 3次元レイアウト
モデルデータ管理手段、23 データ連携手段、26
回路図表示手段、27 3次元レイアウトモデル表示手
段、28 重ね合わせ表示手段、30 部品データベー
ス、31 回路図データ記憶部、32 3次元レイアウ
トモデルデータ記憶部、33 関係付けデータ記憶部、
41 回路図データ管理手段、43 データ連携手段、
46 回路図表示手段、48 関係付けデータ記憶部、
51 回路図データ管理手段、52 3次元レイアウト
モデルデータ管理手段、53 データ連携手段、54
回路図編集手段、56 回路図表示手段、57 3次元
レイアウトモデル表示手段、60 部品データベース、
61 回路図データ記憶部、62 3次元レイアウトモ
デルデータ記憶部、63 関係付けデータ記憶部、71
回路図データ管理手段、72 3次元レイアウトモデ
ルデータ管理手段、73 データ連携手段、75 3次
元レイアウトモデル編集手段、76 回路図表示手段、
77 3次元レイアウトモデル表示手段、80 部品デ
ータベース、81 回路図データ記憶部、82 3次元
レイアウトモデルデータ記憶部、83 関係付けデータ
記憶部、91 回路図データ管理手段、93 データ連
携手段、94 回路図データ記憶部、96 回路図表示
手段、98 重ね合わせ表示手段、1001,1002
断路機能、1003,1007 接地開閉機能、10
04,1006 変流機能、1005 遮断機能、10
11,1012 断路器、1013,1015 接地開
閉器、1014 変流器と遮断器の複合機器、1016
〜1022 母線タンク部品。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路図に関する図形データを保持し、対
    象装置の論理的な構成と機能要素間のつながりを表現す
    る回路図データを記憶する回路図データ記憶部、対象設
    備を構成するために利用可能な機器や部品に関するデー
    タが集積された部品データベース、対象設備を構成する
    機器や部品の3次元形状、配置位置、隣接機器との接続
    情報および形名、定格等の属性情報を保持し、対象装置
    の物理的な構成とレイアウトを表現する3次元レイアウ
    トモデルデータを記憶する3次元レイアウトモデルデー
    タ記憶部、回路図の図形データと部品データとの対応関
    係を記憶する関係付けデータ記憶部、回路図データ記憶
    部に記憶された回路図データの作成、変更、削除等のデ
    ータ操作を行う回路図データ管理手段、回路図データを
    表示する回路図表示手段、3次元レイアウトモデルデー
    タ記憶部に記憶された3次元レイアウトモデルデータの
    作成、変更、削除等のデータ操作を行う3次元レイアウ
    トモデルデータ管理手段、回路図データを構成している
    シンボル、接続線等の図形データの各図形の種別、図形
    間の論理的な接続情報、所要定格、型式等の図形属性情
    報を判別して部品データベースから図形データに対応す
    る部品データを抽出し、抽出した部品データと図形デー
    タとの対応付けを行って関係付けデータ記憶部に記憶
    し、回路図データの図形データ相互間の論理的な接続情
    報から決まる並び順と各部分間の物理的な接続位置、方
    向に関する拘束条件に基づいて、各図形データに対応す
    る各部品を3次元空間内で配置して3次元レイアウトモ
    デルデータとして3次元レイアウトモデルデータ記憶部
    に格納するデータ連携手段および3次元レイアウトモデ
    ルデータ記憶部に格納された3次元レイアウトモデルデ
    ータを読み出し、3次元レイアウトモデル図形を表示画
    面に表示する3次元レイアウトモデル表示手段とを備え
    たことを特徴とする3次元レイアウト設計支援装置。
  2. 【請求項2】 データ連携手段は、回路図データを構成
    しているシンボル、接続線等の図形データの各図形の種
    別、図形間の論理的な接続情報、所要定格、型式等の図
    形属性情報を判別して部品データベースから図形データ
    に対応する部品データを抽出し、抽出した部品データと
    図形データとの対応付けを行って関係付けデータ記憶部
    に記憶し、回路図データの図形データ相互間の論理的な
    接続情報から決まる並び順と各部品間の物理的な接続位
    置、方向に関する拘束条件に基づいて、各図形データに
    対応する各部品を3次元空間内で配置して3次元レイア
    ウトモデルデータとして3次元レイアウトモデルデータ
    記憶部に格納するとともに、3次元レイアウトモデルの
    各部分の3次元形状と配置位置および配置方向、部分間
    の接続情報、部分属性情報等を判別して、回路図の図形
    データを各部品の実寸に合うように移動、回転、拡大ま
    たは縮小あるいはグループ化して対象装置の実寸に比例
    して回路図データを更新する構成としたことを特徴とす
    る請求項1記載の3次元レイアウト設計支援装置。
  3. 【請求項3】 回路図に関する図形データを保持し、対
    象装置の論理的な構成と機能要素間のつながりを表現す
    る回路図データを記憶する回路図データ記憶部、対象設
    備を構成するために利用可能な機器や部品に関するデー
    タが集積された部品データベース、対象設備を構成する
    機器や部品の3次元形状、配置位置、隣接機器との接続
    情報および形名、定格等の属性情報を保持し、対象装置
    の物理的な構成とレイアウトを表現する3次元レイアウ
    トモデルデータを記憶する3次元レイアウトモデルデー
    タ記憶部、回路図の図形データと部品データとの対応関
    係を記憶する関係付けデータ記憶部、回路図データ記憶
    部に記憶された回路図に対して各対象装置の各部品の実
    寸に比例するようにシンボルや接続線の図形を変形して
    保持管理するとともに、回路図データの作成、変更、削
    除等のデータ操作を行う回路図データ管理手段、回路図
    データを表示する回路図表示手段、3次元レイアウトモ
    デルデータ記憶部に記憶された3次元レイアウトモデル
    データの作成、変更、削除等のデータ操作を行う3次元
    レイアウトモデルデータ管理手段、回路図データを構成
    している図形データと3次元レイアウトモデルデータを
    構成している部品データとの間の対応関係を関係付けデ
    ータ記憶部に記憶して保持管理するとともに、回路図デ
    ータの図形データに対する移動、回転、変形、置換など
    の変更、所要定格や型式などの図形属性情報に対する編
    集が行なわれたりしたときに、対応する3次元レイアウ
    トモデルデータ記憶部の3次元レイアウトモデルデータ
    の部品データを再選定し、3次元形状およびその配置位
    置を変更して3次元レイアウトモデルデータを更新して
    3次元レイアウトモデルデータ記憶部に格納するデータ
    連携手段および3次元レイアウトモデルデータ記憶部に
    格納された3次元レイアウトモデルデータを読み出し、
    3次元レイアウトモデル図形を表示画面に表示する3次
    元レイアウトモデルデータ表示手段とで構成したことを
    特徴とする3次元レイアウト設計支援装置。
  4. 【請求項4】 回路図に関する図形データを保持し、対
    象装置の論理的な構成と機能要素間のつながりを表現す
    る回路図データを記憶する回路図データ記憶部、対象設
    備を構成するために利用可能な機器や部品に関するデー
    タが集積された部品データベース、対象設備を構成する
    機器や部品の3次元形状、配置位置、隣接機器との接続
    情報および形名、定格等の属性情報を保持し、対象装置
    の物理的な構成とレイアウトを表現する3次元レイアウ
    トモデルデータを記憶する3次元レイアウトモデルデー
    タ記憶部、回路図の図形データと部品データとの対応関
    係を記憶する関係付けデータ記憶部、回路図データ記憶
    部に記憶された回路図に対して各対象装置の各部品の実
    寸に比例するようにシンボルや接続線の図形を変形して
    保持管理するとともに、回路図データの作成、変更、削
    除等のデータ操作を行う回路図データ管理手段、回路図
    データを表示する回路図表示手段、3次元レイアウトモ
    デルデータ記憶部に記憶された3次元レイアウトモデル
    データの作成、変更、削除等のデータ操作を行う3次元
    レイアウトモデルデータ管理手段、回路図データを構成
    している図形データと3次元レイアウトモデルデータを
    構成している部品データとの間の対応関係を関係付けデ
    ータ記憶部に記憶して保持管理するとともに、3次元レ
    イアウトモデルデータに対する移動、回転、変形、置換
    などの変更、形名コードや実現定格等の部品属性情報に
    対する編集が行なわれたときに、回路図データに対応す
    る図形データを移動、回転、変形、置換したり、所要定
    格や型式等の図形属性情報を変更して回路図データを更
    新して回路図データ記憶部に格納する連携手段および3
    次元レイアウトモデルデータ記憶部に格納された3次元
    レイアウトモデルデータを読み出し3次元レイアウトモ
    デルを表示する3次元レイアウトモデル表示手段とで構
    成したことを特徴とする3次元レイアウト設計支援装
    置。
  5. 【請求項5】 回路図データ記憶部に記憶された回路図
    データの一部または全体と、これに対応する部分の3次
    元レイアウトモデルデータ記憶部の3次元レイアウトモ
    デルデータの平面投影図とを同一の画面に重ね合わせて
    表示する重ね合わせ表示手段を備えたことを特徴とする
    請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の3次元レイア
    ウト設計支援装置。
  6. 【請求項6】 回路図に関する図形データを保持し、対
    象装置の論理的な構成と機能要素間のつながりを表現す
    る回路図データを記憶する回路図データ記憶部、対象設
    備を構成するために利用可能な機器や部品に関するデー
    タが集積された部品データベース、対象設備を構成する
    機器や部品の3次元形状、配置位置、隣接機器との接続
    情報および形名、定格等の属性情報を保持し、対象装置
    の物理的な構成とレイアウトを表現する3次元レイアウ
    トモデルデータを記憶する3次元レイアウトモデルデー
    タ記憶部、回路図の図形データと部品データとの対応関
    係を記憶する関係付けデータ記憶部、回路図データ記憶
    部に記憶された回路図データの作成、変更、削除等のデ
    ータ操作を行う回路図データ管理手段、回路図データを
    表示する回路図表示手段、3次元レイアウトモデルデー
    タ記憶部に記憶された3次元レイアウトモデルデータの
    作成、変更、削除等のデータ操作を行う3次元レイアウ
    トモデルデータ管理手段、回路図データのシンボル、接
    続線等の図形データと3次元レイアウトモデルの部品デ
    ータとの対応関係を関係付けデータ記憶部に記憶して保
    持管理するとともに、3次元レイアウトモデルデータの
    部品データに関して、各部品の3次元形状と配置位置お
    よび配置方向、部品間の物理的な接続関係と接続位置お
    よび接続方向、形名コードや実現定格等の部品属性情報
    等を判別して、回路図データの対応する図形データを部
    分的に移動、回転、拡大または縮小、グループ化して対
    象装置の対応する各部品の実寸に比例して変形し、それ
    らの図形データに高さ方向の情報をもたせ、図形デー
    タ、接続線を3次元図形化するデータ連携手段、3次元
    レイアウトモデルデータ記憶部に格納された3次元レイ
    アウトモデルデータを読み出し3次元レイアウトモデル
    を表示する3次元レイアウトモデル表示手段とで構成し
    たことを特徴とする3次元レイアウト設計支援装置。
  7. 【請求項7】 回路図に関する図形データを保持し、対
    象装置の論理的な構成と機能要素間のつながりを表現す
    る回路図データを記憶する回路図データ記憶部、対象設
    備を構成するために利用可能な機器や部品に関するデー
    タが集積された部品データベース、対象設備を構成する
    機器や部品の3次元形状、配置位置、隣接機器との接続
    情報および形名、定格等の属性情報を保持し、対象装置
    の物理的な構成とレイアウトを表現する3次元レイアウ
    トモデルデータを記憶する3次元レイアウトモデルデー
    タ記憶部、回路図の図形データと部品データとの対応関
    係を記憶する関係付けデータ記憶部、回路図データ記憶
    部に記憶された回路図に対して各対象装置の各部品の実
    寸に比例するようにシンボルや接続線の図形を変形し、
    さらに高さ方向の情報を持たせ、接続線を3次元図形化
    した図形データを保持管理するとともに、回路図データ
    の作成、変更、削除等のデータ操作を行う回路図データ
    管理手段、回路図データを表示する回路図表示手段、3
    次元レイアウトモデルデータ記憶部に記憶された3次元
    レイアウトモデルデータの作成、変更、削除等のデータ
    操作を行う3次元レイアウトモデルデータ管理手段、回
    路図データを構成している図形データと3次元レイアウ
    トモデルデータを構成している部品データとの間の対応
    関係を関係付けデータ記憶部に記憶して保持管理すると
    ともに、回路図データの図形データに対する移動、回
    転、変形、置換などの変更、所要定格や型式などの図形
    属性情報に対する編集が行なわれたときに、3次元レイ
    アウトモデルデータ記憶部の対応する3次元レイアウト
    モデルの部品データを再選定し、各部品の3次元形状お
    よびその配置位置を変更して3次元レイアウトモデルデ
    ータを更新して3次元レイアウトモデルデータ記憶手段
    に格納するデータ連携手段および3次元レイアウトモデ
    ルデータ記憶部に格納された3次元レイアウトモデルデ
    ータを読み出し3次元レイアウトモデルを表示する3次
    元レイアウトモデル表示手段とで構成したことを特徴と
    する3次元レイアウト設計支援装置。
  8. 【請求項8】 回路図に関する図形データを保持し、対
    象装置の論理的な構成と機能要素間のつながりを表現す
    る回路図データを記憶する回路図データ記憶部、対象設
    備を構成するために利用可能な機器や部品に関するデー
    タが集積された部品データベース、対象設備を構成する
    機器や部品の3次元形状、配置位置、隣接機器との接続
    情報および形名、定格等の属性情報を保持し、対象装置
    の物理的な構成とレイアウトを表現する3次元レイアウ
    トモデルデータを記憶する3次元レイアウトモデルデー
    タ記憶部、回路図の図形データと部品データとの対応関
    係を記憶する関係付けデータ記憶部、回路図データ記憶
    部に記憶された回路図に対して各対象装置の各部品の実
    寸に比例するようにシンボルや接続線の図形を変形し、
    さらに高さ方向の情報を持たせ、接続線を3次元図形化
    した図形データを保持管理するとともに、回路図データ
    の作成、変更、削除等のデータ操作を行う回路図データ
    管理手段、回路図データを表示する回路図表示手段、3
    次元レイアウトモデルデータ記憶部に記憶された3次元
    レイアウトモデルデータの作成、変更、削除等のデータ
    操作を行う3次元レイアウトモデルデータ管理手段、回
    路図データを構成している図形データと3次元レイアウ
    トモデルデータを構成している部品データとの間の対応
    関係を関係付けデータ記憶部に記憶して保持管理すると
    ともに、3次元レイアウトモデルデータの部分データに
    対する移動、回転、変形、置換などの変更、形名コード
    や実現定格等の部品属性情報に対する編集が行なわれた
    ときに、回路図データに対応する図形データを移動、回
    転、変形、置換したり所要定格や型式等の図形属性情報
    を変更して回路図データを更新して回路図データ記憶部
    に格納する連携手段および3次元レイアウトモデルデー
    タ記憶部に格納された3次元レイアウトモデルデータを
    読み出し3次元レイアウトモデルを表示する3次元レイ
    アウトモデル表示手段とで構成された3次元レイアウト
    設計支援装置。
  9. 【請求項9】 回路図データ記憶部に記憶された3次元
    図形化された回路図データの一部または全体と、これに
    対応する部品の3次元レイアウトモデルデータ記憶部に
    記憶された3次元レイアウトモデルデータの3次元図形
    とを同一の画面に重ね合わせて表示する重ね合わせ表示
    手段を備えたことを特徴とする請求項6乃至請求項8の
    いずれかに記載の3次元レイアウト設計支援装置。
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