JPH11344423A - アキュムレータ試験装置 - Google Patents

アキュムレータ試験装置

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JPH11344423A
JPH11344423A JP10153249A JP15324998A JPH11344423A JP H11344423 A JPH11344423 A JP H11344423A JP 10153249 A JP10153249 A JP 10153249A JP 15324998 A JP15324998 A JP 15324998A JP H11344423 A JPH11344423 A JP H11344423A
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pressure
accumulator
oil
pipe
switching valve
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Kimihisa Yoshikawa
公久 吉川
Norio Kataoka
則夫 片岡
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Toyooki Kogyo Co Ltd
Nippon Accumulator Co Ltd
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Toyooki Kogyo Co Ltd
Nippon Accumulator Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】油圧エネルギを有効に利用することにより省エ
ネルギを図るとともに、油温の上昇を少なくする。 【解決手段】供試アキュムレータ4、5に接続される電
磁切換弁7と、該切換弁に主ポンプ2を介してタンク1
1内の油Wを圧送する加圧管20と、該切換弁から排出
される油を前記タンク内に案内する排圧管25と、該排
圧管に設けられた油圧モータ14と、該油圧モータによ
り駆動され、かつ、前記加圧管に該タンク内の油を圧送
する副ポンプ15と、前記各アキュムレータ4、5の圧
力を検出し、かつ、前記切換弁を制御する圧力スイッチ
6、16と、を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アキュムレータ
の繰り返し作動性を試験するためのアキュムレータ試験
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アキュムレータは、隔膜により容器主体
内を気体室と液体室とに仕切られており、該液体室に圧
力液体が出入りすることにより該隔膜が伸縮し、エネル
ギの蓄積、脈動吸収、ショックアブソーバ等の作用が営
まれる。
【0003】このアキュムレータの隔膜は、液圧変動に
より何百万回、何千万回も伸縮を繰り返すので、疲労破
壊しやすい。そこで、どの位の耐久性があるのかをテス
トする必要があるが、このテストは、アキュムレータ試
験装置を使って行われる。従来のアキュムレータ試験装
置は、図4に示す様に構成されている。即ち、電動機5
1を駆動して定容量形ポンプ52を回転させると、油タ
ンク61内の油Wは、加圧管72に圧送され、逆止め弁
53を通って第1供試アキュムレータ54及び第2供試
アキュムレータ55に供給される。そうすると、前記両
アキュムレータ54、55の圧力は除々に上昇する。
【0004】前記アキュムレータ54、55が最高作動
圧力に達すると、圧力スイッチ56が作動し、電磁切換
弁57、58を切り換える。そのため、定容量形ポンプ
52から出る油Wは、リリーフ弁59を通って油タンク
61内へ流れる。又、両アキュムレータ54、55から
排出される油Wは排圧管73の可変絞り弁62、電磁切
換弁57を通って油タンク61へ流れるので、前記アキ
ュムレータ54、55の圧力は除々に低下する。
【0005】前記両アキュムレータ54、55が最低作
動圧力になると、該圧力スイッチ56が作動し、電磁切
換弁57、58が切り換わり元の圧力上昇行程に移る。
このような行程を繰り返し、前記供試アキュムレータ5
4、55の試験回数が記録される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来例には、次の様な
問題がある。 (1)アキュムレータ内の油を排出させる時には、定容量
形ポンプ52から出る油は、リリーフ弁59を通って油
タンク61へ流れるので、有効な仕事を行わせることな
く、捨ててしまうことになる。
【0007】(2)油は排圧管73の可変絞り弁62を通
る時に摩擦熱を発生させ油温を上昇させる。そのため、
油タンク61内が高温となるので、図示しない冷却装置
などにより冷却しなければならない。
【0008】(3)該アキュムレータ54、55に蓄えら
れていた油圧エネルギは、大気開放されることで、全て
熱エネルギに変換されるだけで、有効に利用されていな
い。又、油タンク61内は、高温になるので冷却しなけ
ればならない。
【0009】この発明は上記事情に鑑み、油圧エネルギ
を有効に利用することにより省エネルギ化を図ることを
目的とする。他の目的は、油温の上昇を少なくすること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、第1供試ア
キュムレータ及び第2供試アキュムレータに接続される
電磁切換弁と、該切換弁に主ポンプを介してタンク内の
油を圧送する加圧管と、該切換弁から排出される油を前
記タンク内に案内する排圧管と、該排圧管に設けられた
油圧モータと、該油圧モータにより駆動され、かつ、前
記加圧管に該タンク内の油を圧送する副ポンプと、前記
各アキュムレータの圧力を検出し、かつ、前記切換弁を
制御する圧力スイッチと、を備えていることを特徴とす
るアキュムレータ試験装置、である。
【0011】この発明は、第1供試アキュムレータ及び
第2供試アキュムレータに接続される電磁切換弁と、該
切換弁に主ポンプを介してタンク内の油を圧送する加圧
管と、該切換弁から排出される油を制御弁を介して該タ
ンク内に案内する排圧管と、該制御弁の上流側の該排圧
管と前記加圧管とを連通せしめる逆止め弁付き戻し管
と、該排圧管に設けられ、かつ、該制御弁の下流側に配
設された油圧モータと、該油圧モータにより駆動され、
かつ、前記加圧管に該タンク内の油を圧送する副ポンプ
と、前記各アキュムレータの圧力を検出し、かつ、前記
切換弁及び制御弁を制御する圧力スイッチと、を備えて
いるアキュムレータ試験装置、である。
【0012】
【発明の実施の形態】主ポンプ、例えば、可変容量ポン
プを駆動すると、油タンク内の油は加圧管内に圧送さ
れ、電磁切換弁の入口を介して一方の供試アキュムレー
タに流入するとともに、他の供試アキュムレータ内の圧
力油は、電磁切換弁の出口を介して排圧管から油タンク
に流れ込む。この時、排圧管を流れる圧力油は、油圧モ
ータを回転させる。そのため、副ポンプ、例えば、可変
容量形ポンプが駆動し、油タンク内の油は前記加圧管に
圧送される。
【0013】一方の供試アキュムレータの圧力が最高作
動圧力に達し、他方の供試アキュムレータの圧力が最低
作動圧力に達すると、両圧力スイッチが作動し、電磁切
換弁が切り換わり、一方の供試アキュムレータから圧力
油が吐出され、他方の供試アキュムレータに圧力油が流
入する。このような行程を繰り返してアキュムレータの
試験を行う。
【0014】この発明は、油圧モータにより駆動する副
ポンプと、電動機により駆動する主ポンプの組み合わせ
によって、低圧の圧力油を高圧の圧力油に変換し、エネ
ルギの再利用を図るものである。なお、電動機、油圧モ
ータ及びポンプを可変形にすると運転時間の適正化とエ
ネルギの再利用率の向上を図ることができる。
【0015】
【実施例】この発明の第1実施例を図1により説明す
る。加圧管20の一端は、回転数可変形電動機1を備え
た主ポンプ、例えば、可変容量形ポンプ2に接続され、
その他端は電磁切換弁7のポートPに接続されている。
【0016】該加圧管20には、第1分岐部22と逆止
め弁3が設けられている。この第1分岐部22には圧力
計23が設けられ、又、この分岐部22はリリーフ弁9
を介して油タンク11に連通している。
【0017】電磁切換弁7のポートTは排圧管25を介
して油タンク11に連通している。この排圧管25には
可変容量形油圧モータ14が設けられているが、この油
圧モータ14は副ポンプ、例えば、可変容量形ポンプ1
5の駆動源となる。このポンプ15は、逆止め弁26の
付いた補助加圧管27を介して前記加圧管20の逆止め
弁3下流側に連通している。
【0018】試験を受ける2本のアキュムレータ、即
ち、第1供試アキュムレータ4と第2供試アキュムレー
タ5は容器本体4a、5a内を隔膜4b、5bにより気
体室4c、5cと液体室4d、5dとに仕切られ、その
液体室4d、5dには液体出入口4f、5fが設けられ
ている。このアキュムレータ4は、連結管30を介して
電磁切換弁7のポートAに連結され、又、該供試アキュ
ムレータ5は連結管31を介して電磁切換弁7のポート
Bに連結されている。
【0019】連結管30には、圧力計36と圧力スイッ
チ6が設けられ、又、連結管31には圧力計46と圧力
スイッチ16が設けられている。
【0020】次に本実施例の作動を説明する。供試アキ
ュムレータ4、5を連結管30、31に接続した後、回
転数可変形電動機1を始動し、可変容量形ポンプ2を駆
動すると、油タンク11内の油Wは、フィルタFを介し
て加圧管20内に圧送される。
【0021】そして、該油Wは第1分岐部22、逆止め
弁3を通り電磁切換弁7のポートPからポートAを通り
第1供試アキュムレータ4の液体出入口4fから液体室
4dに流入し隔膜4bを押圧する。
【0022】該アキュムレータ4の圧力は、徐々に上昇
するが、最高作動圧力に達したことを圧力スイッチ6が
感知すると、該圧力スイッチ6は電磁切換弁7を左に切
り換え、ポートAをポートTに連通させ、ポートBをポ
ートPに連通させる。
【0023】そのため、前記ポンプ2により加圧管20
内に圧送された圧力油Wは、ポートPからポートBを通
り第2供試アキュムレータ5に流入するので、前記ポン
プ2から加圧管20内に吐き出される圧力油Wは無駄な
く利用される。
【0024】第1供試アキュムレータ4の液体室4d内
の圧力油Wは、電磁切換弁7のポートAからポートTを
通って排圧管25に流れ込み、油圧モータ14を回転さ
せる。 そのため、可変容量形ポンプ15が駆動するの
で、油タンク11内の油Wは、フィルタFを介して補助
加圧管27に圧送され、加圧管20内を流れる圧力油W
と合流し、電磁切換弁7のポートPからポートBを通っ
て第2供試アキュムレータ5に入る。即ち、加圧管20
内を流れる圧力油Wは、補助加圧管27から供給される
圧力油Wにより容量が増して第2供試アキュムレータ5
に圧送されるのである。
【0025】可変容量形油圧モータ14から大気中に放
出されて油タンク11内に吐き出される圧力油は、熱エ
ネルギへの変換量も小さいので、油温上昇も少ない。そ
のため、油タンク11の冷却装置は必要でないか、又
は、必要としても小型のクーラで足りる。
【0026】第1供試アキュムレータ4が最低作動圧力
になったことを圧力スイッチ6が感知し、又、第2供試
アキュムレータ5が最高作動圧力になったことを圧力ス
イッチ16が感知すると、電磁切換弁7が切り換わり、
第2供試アキュムレータ5から圧力油が吐出され、第1
供試アキュムレータ4に圧力油が流入する。このような
行程を繰り返し供試アキュムレータ4、5の試験回数が
記録される。
【0027】この発明の第2実施例を図2により説明す
るが、第1実施例と相違する点は、油圧モータ14の上
流側の排圧管25に制御弁、例えば、シーケンス弁10
を設けるとともに、該シーケンス弁10の上流側の該排
圧管25と加圧管20とを可変絞り弁12及び逆止め弁
付き戻し管41を介して連結したことである。
【0028】次に本実施例の作動を説明する。供試アキ
ュムレータ4、5を連結管30、31に接続した後、回
転数可変形電動機1を始動し、可変容量形ポンプ2を駆
動すると、油タンク11内の油Wは、フィルタFを介し
て加圧管20内に圧送される。
【0029】該アキュムレータ4の圧力は、徐々に上昇
するが、最高作動圧力に達したことを圧力スイッチ6が
感知すると、該圧力スイッチ6は電磁切換弁7を左に切
り換え、ポートAをポートTに連通させ、ポートBをポ
ートPに連通させる。
【0030】そのため、前記ポンプ2により加圧管20
内に圧送された圧力油Wは、ポートPからポートBを通
り第2供試アキュムレータ5に流入するので、前記ポン
プ2から加圧管20内に吐き出される圧力油Wは無駄な
く利用される。
【0031】第1供試アキュムレータ4の液体室4d内
の圧力油Wは、電磁切換弁7のポートAからポートTを
通って排圧管25に流れるが、シーケンス弁10は、閉
じられ流れを止めている。そのため、該圧力油Wは戻し
管41に流入し、可変絞り弁12、逆止め弁13を通り
電磁切換弁7のポートPからポートBを通って第2供試
アキュムレータ5の液体室5dに流れ込む。
【0032】両アキュムレータ4、5の圧力が、ほぼ同
一になると、第1供試アキュムレータ4から第2供試ア
キュムレータ5に流れていた圧力油Wは、流れなくな
る。そして、前記両アキュムレータ4、5が同圧になる
と同時に、予めその圧力で開くように調整しておいたシ
ーケンス弁10を開かせる。
【0033】そうすると、第1供試アキュムレータ4か
ら排出される圧力油Wは、シーケンス弁10を通って可
変容量油圧モータ14に流れ込み、該モータ14を回転
させる。
【0034】そのため、可変容量形ポンプ15が駆動す
るので、油タンク11内の油Wは、フィルタFを介して
補助加圧管27に圧送され、加圧管20内を流れる圧力
油Wと合流し、電磁切換弁7のポートPからポートBを
通って第2供試アキュムレータ5に入る。即ち、加圧管
20内を流れる圧力油Wは、補助加圧管27から供給さ
れる圧力油Wにより更に容量を増し、第2供試アキュム
レータ5に圧送されるのである。
【0035】可変容量形油圧モータ14から大気中に放
出されて油タンク11内に吐き出される圧力油は、少量
であり、又、その油も仕事をし終わったほとんど圧力の
ない油なので、エネルギが小さい。そのため、熱エネル
ギへの変換量も小さくなるので、油タンク11内の油温
上昇が小さく、クーラで冷やす必要もない。
【0036】第1供試アキュムレータが最低作動圧力に
なったことを圧力スイッチ6が感知し、又、第2供試ア
キュムレータ5が最高作動圧力になったことを圧力スイ
ッチ16が感知すると、電磁切換弁7が切り換わり、第
2供試アキュムレータ5から圧力油が吐出され、第1供
試アキュムレータ4に圧力油が流入する。このような行
程を繰り返し供試アキュムレータ4、5の試験回数が記
録される。
【0037】この発明の第3実施例を図3により説明す
るが、第2実施例と同一箇所には同一符号を付して説明
を省略し、異なる箇所についてのみ説明する。電磁切換
弁7Aは、加圧管20の一端にポートPを接続した供給
専用の3位置4ポートで、ポートTを閉塞し、ポートA
を連結管30を介して第1供試アキュムレータ4に接続
し、ポートBを連結管31を介して第2供試アキュムレ
ータ5に接続している。電磁切換弁7Bは排圧管25の
一端にポートTを接続した排出専用の3位置4ポート
で、ポートPを閉塞し、ポートAを連結管32を介して
連結管30に接続し、ポートBを連結管33を介して連
結管31に接続している。
【0038】次に、本実施例の作動について説明する。
図3に示すように、両電磁切換弁7A、7Bがともに中
立位置に位置して各ポートP、A、B、T間を遮断した
状態から、両電磁切換弁7A、7Bを左に切り換える
と、加圧管20の圧力油Wは電磁切換弁7AのポートP
よりポートB、連結管31を流れて第2供試アキュムレ
ータ5に流入する。
【0039】そして、圧力油Wの流入により第2供試ア
キュムレータ5の圧力が最高作動圧力に達したことを圧
力スイッチ16が感知すると、該圧力スイッチ16は両
電磁切換弁7A、7Bを右に切り換える。そのため、加
圧管20の圧力油は電磁切換弁7AのポートPよりポー
トA、連結管30を流れて第1供試アキュムレータ4に
流入する。このとき、第2供試アキュムレータ5内の圧
力油Wは連結管31、連結管33、電磁切換弁7Bのポ
ートB、ポートTを流れて排圧管25に流出し、シーケ
ンス弁10により可変容量形油圧モータ14側への流れ
を阻止されて可変絞り弁12、戻し管41、逆止め弁1
3を流れ、電磁切換弁7AのポートPからポートAを流
れて第1供試アキュムレータ4に流入する。
【0040】そして、両供試アキュムレータ4、5が同
圧になると、予めその圧力で開くよう調整しておいたシ
ーケンス弁10を開かせ、第2供試アキュムレータ5か
ら排圧管25に流出される圧力油Wはシーケンス弁10
を通って可変容量形油圧モータ14に流れ込み、該モー
タ14を回転させて第2実施例と同様の効果を得られ
る。
【0041】そして、第1供試アキュムレータ4が最高
作動圧力になったことを圧力スイッチ6が感知し、又、
第2供試アキュムレータ5が最低作動圧力になったこと
を圧力スイッチ16が感知すると、両電磁切換弁7A、
7Bを左に切り換え、このような行程を繰り返し供試ア
キュムレータ4、5の試験回数が記憶され、試験が終了
すると、両電磁切換弁7A、7Bを図3の中立位置に切
り換える。
【0042】かかる作動で供給専用の電磁切換弁7Aと
排出専用の電磁切換弁7Bとを設けているため、両電磁
切換弁7A、7Bの切り換え時期を異ならせることで、
一方の供試アキュムレータ4又は5からの圧力油Wの流
出を阻止しつつ他方の供試アキュムレータ4又は5に圧
力油Wを流入することも必要に応じて適宜実施すること
ができる。
【0043】
【発明の効果】この発明は、以上の様に構成したので、
次の様な顕著な効果を奏する。 (1)排圧管に設けられた油圧モータと、該油圧モータに
より駆動し、かつ、前記加圧管に圧力油を供給する副ポ
ンプと、を備えたので、供試アキュムレータから圧力油
が排出されて排圧管に流入すると、油圧モータが回転
し、副ポンプを駆動させる。そのため、油タンク内の油
は、補助ポンプにより加圧管内に圧送されるため、その
分主ポンプの油送量を少なくすることができるので、主
ポンプの駆動源の消費電力を軽減することができる。ま
た、供試アキュムレータから排出される圧力油は、油圧
モータの回転のためにエネルギを奪われてしまうので、
熱エネルギへの変換量も小さい。そのため、油タンク内
の油温上昇が小さくいので、クーラは小形でもよい。
【0044】(2)油圧モータの上流側の排出管にシー
ケンス弁を設けるとともに、該シーケンス弁の上流側の
該排出管と加圧管とを可変絞り弁及び逆止め弁付き戻し
管を介して連結したので、一方の供試アキュムレータか
ら排出される圧力油は戻し管を介して他の供試アキュム
レータに供給され、両アキュムレータが同圧となった時
点で、排圧管に流される。そのため、主ポンプの油送量
を大幅に少なくすることができるので、主ポンプの駆動
源の消費電力を大幅に軽減することができる。又、一方
の供試アキュムレータから排圧管に排出される圧力油の
量は、他の供試アキュムレータに供給した残りの量とな
るので、少量となる。この少量の圧力油も更に油圧モー
タによりエネルギを奪われるので、結局大気圧中に吐き
出され油圧タンク内に流下するのは、少量でかつ仕事の
終わったほとんど圧力のない油となる。そのため、エネ
ルギが少なく、熱エネルギへの変換量も小さくなるの
で、油温上昇が小さく、クーラで冷やす必要もない。
【0045】(3)主ポンプ、油圧モータ、副ポンプを可
変容量形にしたので、調整し運転時間の適正化とエネル
ギの再利用率の向上を図ることができる。
【0046】(4)従来例の試験装置と本発明のアキュム
レータ試験装置(第1実施例)とを、下記条件で比較実
験をしたところ次の結果を得た。 実験条件 主ポンプのモータ:11kw、主ポンプの容量:24.
8L/min、副ポンプの容量:8.2L/min、1サイク
ル:従来装置における最大速度、運転時間120分 実験結果 従来例では、油温が32℃から69℃に上昇し、使用電
力量は20.8kwh、サイクル回数は2058回、1
サイクル当たりの電力量は10.1whであった。 こ
れに対し、本発明では、油温が35℃から44℃に上昇
し、使用電力量は 15.5kwh、サイクル回数は2
387回、1サイクル当たりの電力量は6.5whであ
った。この実験結果から明らかな様に、本発明は従来例
に比べ大幅に省エネとなることがわかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す図である。
【図3】本発明の第3実施例を示す図であるる
【図4】従来例を示す図である。
【符号の説明】
2 主ポンプ 4 供試アキュムレータ 5 供試アキュムレータ 6 圧力スイッチ 7 電磁切換弁 14 油圧モータ 15 副ポンプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1供試アキュムレータ及び第2供試アキ
    ュムレータに接続される電磁切換弁と;該切換弁に主ポ
    ンプを介してタンク内の油を圧送する加圧管と;該切換
    弁から排出される油を前記タンク内に案内する排圧管
    と;該排圧管に設けられた油圧モータと;該油圧モータ
    により駆動され、かつ、前記加圧管に該タンク内の油を
    圧送する副ポンプと;前記各アキュムレータの圧力を検
    出し、かつ、前記切換弁を制御する圧力スイッチと;を
    備えていることを特徴とするアキュムレータ試験装置。
  2. 【請求項2】第1供試アキュムレータ及び第2供試アキ
    ュムレータに接続される電磁切換弁と;該切換弁に主ポ
    ンプを介してタンク内の油を圧送する加圧管と;該切換
    弁から排出される油を制御弁を介して該タンク内に案内
    する排圧管と;該制御弁の上流側の該排圧管と前記加圧
    管とを連通せしめる逆止め弁付き戻し管と;該排圧管に
    設けられ、かつ、該制御弁の下流側に配設された油圧モ
    ータと;該油圧モータにより駆動され、かつ、前記加圧
    管に該タンク内の油を圧送する副ポンプと;前記各アキ
    ュムレータの圧力を検出し、かつ、前記切換弁を制御す
    る圧力スイッチと;を備えているアキュムレータ試験装
    置。
  3. 【請求項3】逆止め弁付き戻し管が、可変絞り弁を備え
    ていることを特徴とする請求項2記載のアキュムレータ
    試験装置。
  4. 【請求項4】制御弁が、シーケンス弁であることを特徴
    とする請求項2記載のアキュムレータ試験装置。
  5. 【請求項5】主ポンプ、副ポンプ、及び油圧モータが、
    可変容量形であることを特徴とする請求項1、2、3、
    又は、4記載のアキュムレータ試験装置。
  6. 【請求項6】主ポンプが、回転数可変形電動機を備えて
    いることを特徴とする請求項1、2、3、又は、4記載
    のアキュムレータ試験装置。
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KR100407197B1 (ko) * 2001-05-07 2003-12-03 은성산업 (주) 프레스기의 오일공급장치
CN103174687A (zh) * 2013-03-25 2013-06-26 王文雯 增压蓄能型节能液压抽油机
CN108757596A (zh) * 2018-08-28 2018-11-06 朋仁锋 一种煤矿井下防爆车辆的安全防护方法
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