JPH11344350A - 車載用ナビゲーションシステム - Google Patents
車載用ナビゲーションシステムInfo
- Publication number
- JPH11344350A JPH11344350A JP16626798A JP16626798A JPH11344350A JP H11344350 A JPH11344350 A JP H11344350A JP 16626798 A JP16626798 A JP 16626798A JP 16626798 A JP16626798 A JP 16626798A JP H11344350 A JPH11344350 A JP H11344350A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- road
- route
- destination
- impassable
- calculation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Landscapes
- Navigation (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、通行不可条件を伴う道路も
含めて経路計算を行うことにより最適な推奨経路を得る
ことができる車載用ナビゲーションシステムを提供する
ことにある。 【解決手段】 自車の出発地または現在地から目的地ま
での経路を探索計算して得られた探索結果に基づく探索
経路を表示装置に表示する経路探索手段を備えた車載用
ナビゲーションシステムであって、前記経路探索手段
は、経路計算上通行不可条件を有する道路データが存在
する場合、計算処理時、前記通行不可条件を一時的に解
除して前記道路データを含めて経路計算し、経路計算終
了後に前記道路データを除く通行可能道路のみを推奨経
路として採用して表示装置に表示する
含めて経路計算を行うことにより最適な推奨経路を得る
ことができる車載用ナビゲーションシステムを提供する
ことにある。 【解決手段】 自車の出発地または現在地から目的地ま
での経路を探索計算して得られた探索結果に基づく探索
経路を表示装置に表示する経路探索手段を備えた車載用
ナビゲーションシステムであって、前記経路探索手段
は、経路計算上通行不可条件を有する道路データが存在
する場合、計算処理時、前記通行不可条件を一時的に解
除して前記道路データを含めて経路計算し、経路計算終
了後に前記道路データを除く通行可能道路のみを推奨経
路として採用して表示装置に表示する
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は車載用ナビゲーショ
ンシステムに関する。
ンシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の車載用ナビゲーションシステムで
は、自車位置演算処理装置によって求めた現在地や、表
示装置上に示された電子地図上の任意の地点を入力装置
から入力した出発点から、同じく表示装置上に示された
電子地図上の任意の地点を入力装置から入力した目的地
に至る推奨経路を、Ｄｉｊｋｓｔｒａ法やポテンシャル
法やＡ＊アルゴリズム等によって算出する際、道路距離
のみを用いて距離最短になる推奨経路や、道路種別及び
道路距離に応じた旅行時間を基に時間最短になる推奨経
路を求める方法がある。
は、自車位置演算処理装置によって求めた現在地や、表
示装置上に示された電子地図上の任意の地点を入力装置
から入力した出発点から、同じく表示装置上に示された
電子地図上の任意の地点を入力装置から入力した目的地
に至る推奨経路を、Ｄｉｊｋｓｔｒａ法やポテンシャル
法やＡ＊アルゴリズム等によって算出する際、道路距離
のみを用いて距離最短になる推奨経路や、道路種別及び
道路距離に応じた旅行時間を基に時間最短になる推奨経
路を求める方法がある。
【０００３】ここで、計算時間の短縮化及び使用メモリ
削減のためにデータベースを階層化し、現在地（出発
地）や目的周辺を詳細地図ネットワークで経路計算を行
い、現在地や目的地周辺以外を広域地図ネットワークを
用いて経路計算を行う方法がある。
削減のためにデータベースを階層化し、現在地（出発
地）や目的周辺を詳細地図ネットワークで経路計算を行
い、現在地や目的地周辺以外を広域地図ネットワークを
用いて経路計算を行う方法がある。
【０００４】また、現在地や出発地からの経路算出と目
的地からの経路算出を同時に行い、計算処理量（処理面
積）を減らす両方向経路算出法がある。
的地からの経路算出を同時に行い、計算処理量（処理面
積）を減らす両方向経路算出法がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】地図データベースにお
ける道路データは表示装置上への道路表示、及び推奨経
路算出を目的としている。しかし、表示装置上に描画す
る道路が必ずしも通行可能な道路であるわけではない。
これは一般のロードマップ（紙地図）に於いても同様で
ある。具体的には歩行者専用道路や単車のみが通行でき
る道路や私道等が存在する。従って実際の経路計算を行
う際の現在地又は出発点や目的地の設定に於いて単純
に”設定地点の直近道路”を設定道路とすると、車で走
行することができない道路を選択してしまい、経路計算
する事ができなくなる場合がある。また、地図データベ
ースに存在する道路の内で”設定地点の直近で且つ歩行
可能な道路”を設定道路とすると、実際の通行には相応
しくない道路を選択してしまい、経路計算結果算出経路
はあまり役に立たない場合がある。以下、いくつかのケ
ースについて説明する。
ける道路データは表示装置上への道路表示、及び推奨経
路算出を目的としている。しかし、表示装置上に描画す
る道路が必ずしも通行可能な道路であるわけではない。
これは一般のロードマップ（紙地図）に於いても同様で
ある。具体的には歩行者専用道路や単車のみが通行でき
る道路や私道等が存在する。従って実際の経路計算を行
う際の現在地又は出発点や目的地の設定に於いて単純
に”設定地点の直近道路”を設定道路とすると、車で走
行することができない道路を選択してしまい、経路計算
する事ができなくなる場合がある。また、地図データベ
ースに存在する道路の内で”設定地点の直近で且つ歩行
可能な道路”を設定道路とすると、実際の通行には相応
しくない道路を選択してしまい、経路計算結果算出経路
はあまり役に立たない場合がある。以下、いくつかのケ
ースについて説明する。
【０００６】図６は、従来の経路計算結果を示すナビゲ
ーション表示画面の一例であり、車で走行できない道に
目的地Ｔ（旗印）を設定して経路計算できなかった場合
を示す。この例では、目的地Ｔの設定された道路は、進
入禁止で車は進入できず、従って、経路計算ができな
い。画面上には、例えば「経路は計算できませんでし
た。目的地を確認して下さい。」のメッセージが表示さ
れる（音声メッセージでも良い）。
ーション表示画面の一例であり、車で走行できない道に
目的地Ｔ（旗印）を設定して経路計算できなかった場合
を示す。この例では、目的地Ｔの設定された道路は、進
入禁止で車は進入できず、従って、経路計算ができな
い。画面上には、例えば「経路は計算できませんでし
た。目的地を確認して下さい。」のメッセージが表示さ
れる（音声メッセージでも良い）。
【０００７】図７は、従来の経路計算結果を示すナビゲ
ーション表示画面の他の例であり、車で走行できる道だ
がその先が一方通行入口無しの場合を示す。私道等のた
め一般車進入禁止の道路であるが、目的地Ｔ周辺の道路
そのものには規制はない。つまり、規制データとして
は、無条件進入禁止のみである。しかし経路計算できな
い。この場合も、画面上には、例えば「経路は計算でき
ませんでした。目的地を確認して下さい。」のメッセー
ジが表示される（音声メッセージでも良い）。
ーション表示画面の他の例であり、車で走行できる道だ
がその先が一方通行入口無しの場合を示す。私道等のた
め一般車進入禁止の道路であるが、目的地Ｔ周辺の道路
そのものには規制はない。つまり、規制データとして
は、無条件進入禁止のみである。しかし経路計算できな
い。この場合も、画面上には、例えば「経路は計算でき
ませんでした。目的地を確認して下さい。」のメッセー
ジが表示される（音声メッセージでも良い）。
【０００８】図８は、従来の経路計算結果を示すナビゲ
ーション表示画面のさらに他の例であり、車で走行でき
ない道に目的地Ｔを設定して川向うの道を選択探索した
場合を示す。遊歩道上に目的地Ｔを設定すると、川向う
の一般道路が目的地道路として選択され、遊歩道に向か
うのには不都合な推奨経路になってしまう。画面上に
は、例えば「推奨経路を算出しました。実際の交通規制
に従って・・・」のメッセージが表示される（音声メッ
セージでも良い）。
ーション表示画面のさらに他の例であり、車で走行でき
ない道に目的地Ｔを設定して川向うの道を選択探索した
場合を示す。遊歩道上に目的地Ｔを設定すると、川向う
の一般道路が目的地道路として選択され、遊歩道に向か
うのには不都合な推奨経路になってしまう。画面上に
は、例えば「推奨経路を算出しました。実際の交通規制
に従って・・・」のメッセージが表示される（音声メッ
セージでも良い）。
【０００９】本発明の目的は、上記従来の問題点を解決
した車載用ナビゲーションシステムを提供することにあ
る。
した車載用ナビゲーションシステムを提供することにあ
る。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明による車載用ナビ
ゲーションシステムは、請求項１に記載のように、自車
の出発地または現在地から目的地までの経路を探索計算
して得られた探索結果に基づく探索経路を表示装置に表
示する経路探索手段を備えた車載用ナビゲーションシス
テムであって、前記経路探索手段は、経路計算上通行不
可条件を有する道路データが存在する場合、計算処理
時、前記通行不可条件を一時的に解除して前記道路デー
タを含めて経路計算し、経路計算終了後に前記道路デー
タを除く通行可能道路のみを推奨経路として採用して表
示装置に表示することを特徴とする。
ゲーションシステムは、請求項１に記載のように、自車
の出発地または現在地から目的地までの経路を探索計算
して得られた探索結果に基づく探索経路を表示装置に表
示する経路探索手段を備えた車載用ナビゲーションシス
テムであって、前記経路探索手段は、経路計算上通行不
可条件を有する道路データが存在する場合、計算処理
時、前記通行不可条件を一時的に解除して前記道路デー
タを含めて経路計算し、経路計算終了後に前記道路デー
タを除く通行可能道路のみを推奨経路として採用して表
示装置に表示することを特徴とする。
【００１１】また、本発明による車載用ナビゲーション
システムは、請求項２に記載のように、請求項１記載の
車載用ナビゲーションシステムにおいて、通行不可条件
は道路種別または交通規制であることを特徴とする。
システムは、請求項２に記載のように、請求項１記載の
車載用ナビゲーションシステムにおいて、通行不可条件
は道路種別または交通規制であることを特徴とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】図１は、本発明による車載用ナビ
ゲーション装置の一実施例を示すブロック図である。図
１において、１はマイクロコンピュータ等からなるメイ
ンコントローラ、２は自車位置処理装置、３は地図デー
タベース、４は記憶媒体読取装置、５は主記憶メモリ、
６は入力装置、７は映像処理装置、８は音声出力装置で
ある。
ゲーション装置の一実施例を示すブロック図である。図
１において、１はマイクロコンピュータ等からなるメイ
ンコントローラ、２は自車位置処理装置、３は地図デー
タベース、４は記憶媒体読取装置、５は主記憶メモリ、
６は入力装置、７は映像処理装置、８は音声出力装置で
ある。
【００１３】自車位置処理装置２は、自律航法センサー
２ａ、ＧＰＳ受信機２ｂ及び自車位置演算装置２ｃとか
らなり、自律航法センサー２ａからの自車関連センサ情
報及びＧＰＳ受信機２ｂからのＧＰＳ衛星電波受信によ
る自車の現在地情報に基づいて自車位置演算装置２ｃで
自車位置を算出する。記憶媒体読取装置４は、ＣＤーＲ
ＯＭ等の地図データベース３から地図データを読み取
り、メインコントローラ１に供給する。
２ａ、ＧＰＳ受信機２ｂ及び自車位置演算装置２ｃとか
らなり、自律航法センサー２ａからの自車関連センサ情
報及びＧＰＳ受信機２ｂからのＧＰＳ衛星電波受信によ
る自車の現在地情報に基づいて自車位置演算装置２ｃで
自車位置を算出する。記憶媒体読取装置４は、ＣＤーＲ
ＯＭ等の地図データベース３から地図データを読み取
り、メインコントローラ１に供給する。
【００１４】メインコントローラ１は、記憶媒体読み取
り装置４からの道路ネットワークのユニットデータと、
自車位置処理装置２からの自車の現在地データと、入力
装置６から入力される自車の出発地及び目的地に関する
位置データとに基づいて推奨経路を計算し、得られた推
奨経路データを主記憶メモリ５に記憶させる。また、メ
インコントローラ１は、推奨経路データを主記憶メモリ
５から読み出して映像処理装置７に供給する。映像処理
装置７は、グラフィックコントローラ７ａ、ビデオＲＡ
Ｍ７ｂ及び表示装置７ｃとからなり、グラフィックコン
トローラ７により、推奨経路データをビデオＲＡＭ７ｂ
に記憶させると共に、ビデオＲＡＭ７ｂから読み出した
推奨経路データを表示装置７ｃに供給し、表示画面に表
示させる。
り装置４からの道路ネットワークのユニットデータと、
自車位置処理装置２からの自車の現在地データと、入力
装置６から入力される自車の出発地及び目的地に関する
位置データとに基づいて推奨経路を計算し、得られた推
奨経路データを主記憶メモリ５に記憶させる。また、メ
インコントローラ１は、推奨経路データを主記憶メモリ
５から読み出して映像処理装置７に供給する。映像処理
装置７は、グラフィックコントローラ７ａ、ビデオＲＡ
Ｍ７ｂ及び表示装置７ｃとからなり、グラフィックコン
トローラ７により、推奨経路データをビデオＲＡＭ７ｂ
に記憶させると共に、ビデオＲＡＭ７ｂから読み出した
推奨経路データを表示装置７ｃに供給し、表示画面に表
示させる。
【００１５】また、表示装置７ｃは、入力装置６の一部
を構成するタッチボタンを含むタッチパネルを装備して
いる。このタッチパネルはタッチボタンを有し、ユーザ
ーがタッチパネルのタッチボタンに触ると、メインコン
トローラ１にプッシュコマンド信号が供給され、続い
て、ユーザーがタッチボタンをさらに押圧すると、メイ
ンコントローラ１がボタンに対応する機能をオンにし、
次いで、ユーザーがタッチボタンに触るのを止めると、
メインコントローラ１にリリースコマンド信号が供給さ
れるように構成されている。このような信号を供給する
構成は技術上周知であるので、その具体的説明はここで
は省略する。
を構成するタッチボタンを含むタッチパネルを装備して
いる。このタッチパネルはタッチボタンを有し、ユーザ
ーがタッチパネルのタッチボタンに触ると、メインコン
トローラ１にプッシュコマンド信号が供給され、続い
て、ユーザーがタッチボタンをさらに押圧すると、メイ
ンコントローラ１がボタンに対応する機能をオンにし、
次いで、ユーザーがタッチボタンに触るのを止めると、
メインコントローラ１にリリースコマンド信号が供給さ
れるように構成されている。このような信号を供給する
構成は技術上周知であるので、その具体的説明はここで
は省略する。
【００１６】現在地又は出発点や目的地の設定に於いて
単純に”設定地点の直近道路”を設定道路として設定
し、両方向経路計算を行うと、道路種別や交通規制等に
よる通行不可条件を有する道路が存在して目的地に至る
通行可能道路が無くなることにより経路計算ができなく
なることがある。そこで、本発明では、経路計算可能道
路が無くなってしまうような場合は、道路種別や規制な
どによる通行不可条件を一時的に解除して経路計算を進
める。結果算出経路においては、通行可能道路のみを推
奨経路として採用し、通行不可道路は採用しないものと
することを特徴とする。
単純に”設定地点の直近道路”を設定道路として設定
し、両方向経路計算を行うと、道路種別や交通規制等に
よる通行不可条件を有する道路が存在して目的地に至る
通行可能道路が無くなることにより経路計算ができなく
なることがある。そこで、本発明では、経路計算可能道
路が無くなってしまうような場合は、道路種別や規制な
どによる通行不可条件を一時的に解除して経路計算を進
める。結果算出経路においては、通行可能道路のみを推
奨経路として採用し、通行不可道路は採用しないものと
することを特徴とする。
【００１７】以下、図１のブロック図における本発明に
よる経路計算処理を図２に示すフローチャートに基づい
て説明する。まず、ステップＳ１で、目的地Ｔを設定
し、次いでＳ２で、目的地Ｔは離脱不能又は通行不可道
路であるか否かを判別し、イエスならばＳ３に進み、通
行可能道路が発見できるまで道路種別や交通規制による
通行不可条件を無視して探索し、次いでＳ４に進む。Ｓ
２の答がノーならばＳ４に進み、通常探索（経路計算）
を行い、次いでＳ５で、探索終了か否かを判別し、ノー
ならばＳ６に進み、探索ツリー（道路ツリー）が作成で
きないか否かを判別する。Ｓ６の答がノーならばＳ４に
戻り、イエスならばＳ７に進み、前記通行不可条件を無
視してツリーを作成し、次いでＳ４に戻る。Ｓ５の答が
イエスならばＳ８に進み、仮の探索結果を作成し、次い
でＳ９で、探索結果ルート上に通行不可道路があるか否
かを判別し、ノーならば作業を終了し、イエスならばＳ
１０に進み、現在地から通行不可道路までの通行可能道
路を採用道路としかつ通行不可道路は不採用とした推奨
経路をナビゲーション表示画面として表示装置７ｃに表
示し、次いで作業を終了する。
よる経路計算処理を図２に示すフローチャートに基づい
て説明する。まず、ステップＳ１で、目的地Ｔを設定
し、次いでＳ２で、目的地Ｔは離脱不能又は通行不可道
路であるか否かを判別し、イエスならばＳ３に進み、通
行可能道路が発見できるまで道路種別や交通規制による
通行不可条件を無視して探索し、次いでＳ４に進む。Ｓ
２の答がノーならばＳ４に進み、通常探索（経路計算）
を行い、次いでＳ５で、探索終了か否かを判別し、ノー
ならばＳ６に進み、探索ツリー（道路ツリー）が作成で
きないか否かを判別する。Ｓ６の答がノーならばＳ４に
戻り、イエスならばＳ７に進み、前記通行不可条件を無
視してツリーを作成し、次いでＳ４に戻る。Ｓ５の答が
イエスならばＳ８に進み、仮の探索結果を作成し、次い
でＳ９で、探索結果ルート上に通行不可道路があるか否
かを判別し、ノーならば作業を終了し、イエスならばＳ
１０に進み、現在地から通行不可道路までの通行可能道
路を採用道路としかつ通行不可道路は不採用とした推奨
経路をナビゲーション表示画面として表示装置７ｃに表
示し、次いで作業を終了する。
【００１８】次に、上記した本発明による経路計算処理
結果のナビゲーション表示画面のいくつかの例を図３乃
至図５を用いて説明する。
結果のナビゲーション表示画面のいくつかの例を図３乃
至図５を用いて説明する。
【００１９】図３の例では、まず画面（Ａ）において経
路計算できないのは目的地Ｔからの経路計算が進入禁止
規制により進行できないからである。具体的には、目的
地の道路として選択した道路ｄから左方向のラベル付け
（ｄ→ａ、ｄ→ｂ、ｄ→ｃ）、右方向のラベル付け（ｄ
→ｅ、ｄ→ｆ、ｄ→ｇ）を行なう時に全て計算不能道路
となっている。そこで、目的地Ｔからの脱出は規制を無
視して経路計算を行わせる。１回の規制無視によって、
探索途中画面（Ｂ）のような経路計算結果が算出され
る。すなわち、推奨経路として道路ａ及び道路ｄを含む
矢印で示されている。しかし、道路ａ→ｄは進入規制が
存在するので誘導は望ましくない。したがって、最終的
に、探索結果画面（Ｃ）のように、規制区間の探索結果
を削除し、道路ａの矢印のみを残して描画する。
路計算できないのは目的地Ｔからの経路計算が進入禁止
規制により進行できないからである。具体的には、目的
地の道路として選択した道路ｄから左方向のラベル付け
（ｄ→ａ、ｄ→ｂ、ｄ→ｃ）、右方向のラベル付け（ｄ
→ｅ、ｄ→ｆ、ｄ→ｇ）を行なう時に全て計算不能道路
となっている。そこで、目的地Ｔからの脱出は規制を無
視して経路計算を行わせる。１回の規制無視によって、
探索途中画面（Ｂ）のような経路計算結果が算出され
る。すなわち、推奨経路として道路ａ及び道路ｄを含む
矢印で示されている。しかし、道路ａ→ｄは進入規制が
存在するので誘導は望ましくない。したがって、最終的
に、探索結果画面（Ｃ）のように、規制区間の探索結果
を削除し、道路ａの矢印のみを残して描画する。
【００２０】図４の例では、まず画面（Ａ）において経
路計算できないのは、道路ｊ，ｋ，ｌが私道等のため目
的地Ｔに進入できないためである。具体的には、目的地
道路からの経路計算はｌ→ｋ→ｊまで確定進行してｊ→
ｈ、ｊ→ｉのラベル付けに失敗している。そこで、目的
地Ｔからの経路計算におけるツリー作成が完全に止まっ
てしまうような場合は、規制を無視して経路計算を進行
させる。探索結果画面（Ｂ）のように、前例と同様に現
在地から道路ｈまでを推奨経路として採用し、矢印で示
す。
路計算できないのは、道路ｊ，ｋ，ｌが私道等のため目
的地Ｔに進入できないためである。具体的には、目的地
道路からの経路計算はｌ→ｋ→ｊまで確定進行してｊ→
ｈ、ｊ→ｉのラベル付けに失敗している。そこで、目的
地Ｔからの経路計算におけるツリー作成が完全に止まっ
てしまうような場合は、規制を無視して経路計算を進行
させる。探索結果画面（Ｂ）のように、前例と同様に現
在地から道路ｈまでを推奨経路として採用し、矢印で示
す。
【００２１】図５の例では、まず画面（Ａ）において経
路計算結果推奨経路がユーザーの意図したものとならな
いのは、目的地点Ｔから道路までの距離及び道路種別に
よる。具体的には目的地周辺にｍ〜ｕの道路を発見する
が、道路ｐ〜ｒは自動車が通行できない道路（遊歩道で
ある）として採用しない。従来の計算方法では、道路ｍ
〜ｏ、ｓ〜ｕのなかで最も近い道路を採用すると目的地
Ｔに至る道路はｎとなる。目的地Ｔ該当道路が通行不可
能道路の場合、選択道路ｑから経路計算が進めない。し
かし、本発明では、通行不可能道路に接続するまで、全
て規制を無視して経路計算を進める。具体的にはｐ〜ｒ
も、全て通行可能道路とする。このようにすることによ
り、探索結果画面（Ｂ）のように、ユーザーの意図に適
した推奨経路として現在地〜道路ｕ→ｔ→ｓまでを求め
ることができる。
路計算結果推奨経路がユーザーの意図したものとならな
いのは、目的地点Ｔから道路までの距離及び道路種別に
よる。具体的には目的地周辺にｍ〜ｕの道路を発見する
が、道路ｐ〜ｒは自動車が通行できない道路（遊歩道で
ある）として採用しない。従来の計算方法では、道路ｍ
〜ｏ、ｓ〜ｕのなかで最も近い道路を採用すると目的地
Ｔに至る道路はｎとなる。目的地Ｔ該当道路が通行不可
能道路の場合、選択道路ｑから経路計算が進めない。し
かし、本発明では、通行不可能道路に接続するまで、全
て規制を無視して経路計算を進める。具体的にはｐ〜ｒ
も、全て通行可能道路とする。このようにすることによ
り、探索結果画面（Ｂ）のように、ユーザーの意図に適
した推奨経路として現在地〜道路ｕ→ｔ→ｓまでを求め
ることができる。
【００２２】以上説明したように、経路計算に失敗する
ことが少なくなり、目的地に到達する上で最も相応しい
経路を算出することができる。
ことが少なくなり、目的地に到達する上で最も相応しい
経路を算出することができる。
【００２３】
【発明の効果】本発明によれば、通行不可条件を伴う道
路も含めて経路計算を行うことにより最適な推奨経路を
得ることができる。
路も含めて経路計算を行うことにより最適な推奨経路を
得ることができる。
【図１】本発明による車載用ナビゲーション装置の一実
施例を示すブロック図である。
施例を示すブロック図である。
【図２】図１における本発明による経路計算処理を説明
するフローチャートである。
するフローチャートである。
【図３】本発明による経路計算処理結果のナビゲーショ
ン表示画面の第１の例であり、（Ａ）は探索前、（Ｂ）
は探索途中、（Ｃ）は探索結果を示す。
ン表示画面の第１の例であり、（Ａ）は探索前、（Ｂ）
は探索途中、（Ｃ）は探索結果を示す。
【図４】本発明による経路計算処理結果のナビゲーショ
ン表示画面の第２の例であり、（Ａ）は探索前、（Ｂ）
は探索結果を示す。
ン表示画面の第２の例であり、（Ａ）は探索前、（Ｂ）
は探索結果を示す。
【図５】本発明による経路計算処理結果のナビゲーショ
ン表示画面の第３の例であり、（Ａ）は探索前、（Ｂ）
は探索結果を示す。を図３乃至図５を用いて説明する。
ン表示画面の第３の例であり、（Ａ）は探索前、（Ｂ）
は探索結果を示す。を図３乃至図５を用いて説明する。
【図６】従来のナビゲーション表示画面の一例を示す。
【図７】従来のナビゲーション表示画面の他の例を示
す。
す。
【図８】従来のナビゲーション表示画面のさらに他の例
を示す。
を示す。
１ メインコントローラ ２ 自車位置処理装置 ３ 地図データベース ４ 記憶媒体読取装置 ５ 主記憶メモリ ６ 入力装置 ７ 映像処理装置 ８ 音声出力装置 ２ａ 自律航法センサー ２ｂ ＧＰＳ受信機 ２ｃ 自車位置演算装置 ７ａ グラフィックコントローラ ７ｂ ビデオＲＡＭ ７ｃ 表示装置
Claims (2)
- 【請求項１】 自車の出発地または現在地から目的地ま
での経路を探索計算して得られた探索結果に基づく探索
経路を表示装置に表示する経路探索手段を備えた車載用
ナビゲーションシステムであって、前記経路探索手段
は、経路計算上通行不可条件を有する道路データが存在
する場合、計算処理時、前記通行不可条件を一時的に解
除して前記道路データを含めて経路計算し、経路計算終
了後に前記道路データを除く通行可能道路のみを推奨経
路として採用して表示装置に表示することを特徴とする
車載用ナビゲーションシステム。 - 【請求項２】 請求項１記載の車載用ナビゲーションシ
ステムにおいて、通行不可条件は道路種別または交通規
制であることを特徴とする車載用ナビゲーションシステ
ム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16626798A JP3438017B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 車載用ナビゲーションシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16626798A JP3438017B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 車載用ナビゲーションシステム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11344350A true JPH11344350A (ja) | 1999-12-14 |
| JP3438017B2 JP3438017B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=15828225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16626798A Expired - Lifetime JP3438017B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 車載用ナビゲーションシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3438017B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006062004A1 (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-15 | Pioneer Corporation | 経路探索装置、経路探索方法、経路探索プログラム、および記録媒体 |
| JP2006242889A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-09-14 | Denso Corp | テレビ放送表示用の表示制御装置および表示制御装置用プログラム |
| JP2011196687A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-10-06 | Fujitsu General Ltd | 経路案内装置 |
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1998
- 1998-05-29 JP JP16626798A patent/JP3438017B2/ja not_active Expired - Lifetime
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