JPH11341046A - 通信処理システム、装置及び方法 - Google Patents

通信処理システム、装置及び方法

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JPH11341046A
JPH11341046A JP10144499A JP14449998A JPH11341046A JP H11341046 A JPH11341046 A JP H11341046A JP 10144499 A JP10144499 A JP 10144499A JP 14449998 A JP14449998 A JP 14449998A JP H11341046 A JPH11341046 A JP H11341046A
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JP10144499A
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English (en)
Inventor
Kenji Takeda
憲司 竹田
Tomoyoshi Osawa
智喜 大沢
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回線交換方式の通信回線においてその利用率
を高くする。 【解決手段】 通信端末装置1と通信処理装置3とは、
回線接続交換方式の通信網4によって接続され、サーバ
装置2と通信処理装置3とは、回線接続交換方式以外の
通信網5によって接続されている。通信処理装置3は、
通信端末装置1との間で所定の時間内にパケットの授受
が予想されないとき、すなわち、データ送信処理時に通
信端末装置1から送信完了通知パケットを受信したと
き、及びデータ受信処理時に通信端末装置1から受信要
求パケットを受信したときに、通信端末装置1と通信処
理装置3との間の回線を切断する。そして、通信端末装
置3は、サーバ装置2との通信処理を終了し、通信端末
装置1と再び通信を行う必要がある場合に、通信端末装
置1と通信処理装置3との間の回線を再接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信処理システ
ム、装置及び方法に関し、特に回線交換方式の通信網を
利用してデータ通信を行う際に、通信リソースを効率的
に利用できるものに関する。
【0002】
【従来の技術】通信システムは、一般に、実際の回線接
続時間を短縮することによって回線利用料金を低廉化す
ることと、通信リソースの効率的な利用によってサービ
ス性を向上することとを考慮して構築される。このよう
に通信システムで通信リソースを効率的に利用するため
の技術として、例えば、特開平9−172432号公報
に開示されている通信制御装置がある。
【0003】図12は、上記従来例の通信制御装置の機
能構成を示す機能ブロック図である。この通信制御装置
120は、クライアント端末と回線交換方式の通信網を
介して接続され、かつファイルサーバなどのサーバ装置
に非回線交換方式(固定接続方式、パケット交換方式な
どの回線交換方式以外の接続方式をいう。以下、同じ)
の通信網を介して接続されるもので、接続部121、通
信部122、切断部123、通信データ監視部124、
タイマー値設定部125、及び通信アプリケーション1
50を備える。
【0004】この通信制御装置において、通信データ監
視部124は、通信開始時に一定時間通信部122を経
由する通信データを監視し、その通信データ時間間隔T
iをタイマー値設定部125に通知する。通知された通
信データ時間間隔Tiに基づいてタイムアウト時間T3
がタイマー値設定部125によって算出され、通信デー
タ監視部124は、このタイムアウト時間T3を受け取
る。
【0005】通信データ監視部124は、タイムアウト
時間T3を受け取った後は、通信部22を経由する通信
データを監視して通信が行われていない時間(パケット
の送受信がない時間)を計測する。計測した時間がタイ
ムアウト時間T3を越えた場合には、通信データ監視部
124は、切断部123に回線の切断を指示する。これ
により、回線が切断され、その旨が切断部123から接
続部121に通知される。
【0006】ここで、タイマー値設定部125が算出す
るタイムアウト時間T3は、回線の切断、接続に要する
時間の和である再接続時間T1と、それまでのパケット
の到着間隔時間の平均である平均通信データ間隔時間T
2との関係に従って求められる。すなわち、タイムアウ
ト時間T3は、T1<T2である場合には、限りなく
「0」に近い値に設定され、T1≧T2である場合に
は、再接続時間T1よりも大きい値に設定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この通
信制御装置120を介してクライアント端末とサーバ装
置との間でデータを送受信する場合に、プロトコル処理
での送達確認待ちなどによって接続されている回線の利
用率が小さくなる場合がある。上記従来の通信制御装置
120では、パケットの到着間隔時間が再接続時間より
も小さければ、回線の切断がなく、回線接続時間を短縮
させることができない。つまり、従来の通信制御装置1
20では、パケットの到着間隔時間によっては回線の利
用効率を全く向上させることができないという問題点が
あった。
【0008】本発明は、上記従来例の問題点を解消する
ためになされたものであり、回線交換方式の通信回線に
おいてその利用率を高くすることができる通信処理シス
テム、装置及び方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかる通信処理システムは、
発行した要求に従って通信処理を実行する第1の装置
と、前記第1の装置からの要求に従って通信処理を実行
する第2の装置と、前記第1、第2の装置間に介在し、
前記第1の装置と回線接続方式の通信網を介して接続さ
れ、前記第1、第2の装置間での通信処理を中継する通
信処理装置とを備える通信処理システムであって、前記
第1の装置は、前記第2の装置へのデータ送信要求を発
行する送信要求発行手段と、前記送信要求発行手段が発
行したデータ送信要求に応答して、前記通信処理装置と
の間の回線を接続する回線接続手段と、前記回線接続手
段によって接続された回線を介して前記データ送信要求
に対応するデータを送信するデータ送信手段と、前記接
続された回線を介して前記データ送信手段によるデータ
送信の完了を前記通信処理装置に通知する送信完了通知
手段と、を備え、前記通信処理装置は、前記データ送信
手段から送信された前記対応するデータを受信する第1
のデータ受信手段と、前記第1のデータ受信手段が受信
した前記対応するデータを蓄積するデータ蓄積手段と、
前記送信完了通知手段からの送信完了通知に応答して、
前記回線接続手段によって接続された前記第1の装置と
の間の回線を切断する回線切断手段と、前記データ蓄積
手段に蓄積された前記対応するデータを前記第2の装置
に転送するデータ転送手段と、前記データ転送手段によ
るデータ転送の完了を前記第2の装置に通知する転送完
了通知手段と、前記転送完了通知手段からの転送完了通
知に従って前記第2の装置から通知された受信完了通知
に応答して、前記回線切断手段によって切断された前記
第1の装置との間の回線を再接続する回線再接続手段
と、前記第2の装置からの受信完了通知に応答して、前
記回線再接続手段によって接続された回線を介して前記
第1の装置に前記第2の装置による前記対応するデータ
の受信完了を通知する受信完了再通知手段とを備え、前
記第2の装置は、前記データ転送手段から転送された前
記対応するデータを受信する第2のデータ受信手段と、
前記転送完了通知手段からの転送完了通知に応答して、
前記対応するデータの受信完了を前記通信処理装置に通
知する受信完了通知手段とを備えることを特徴とする。
【0010】上記通信処理システムでは、第1の装置か
ら通信処理装置に送信完了が通知された後は、通常は、
第1の装置と通信処理装置との間でデータの授受が予想
されない。このとき、回線切断手段が一旦回線を切断
し、後に回線の再接続が必要となったとき、すなわち受
信完了を通知するときに、回線再接続手段が第1の装置
と通信処理装置との間の回線を再接続する。この回線の
切断、再接続は、第1の装置と通信処理装置との間のデ
ータ通信の頻度に影響されないので、回線を効率よく利
用することができる。
【0011】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点にかかる通信処理システムは、発行した要求に従っ
て通信処理を実行する第1の装置と、前記第1の装置か
らの要求に従って通信処理を実行する第2の装置と、前
記第1、第2の装置間に介在し、前記第1の装置と回線
接続方式の通信網を介して接続され、前記第1、第2の
装置間での通信処理を中継する通信処理装置とを備える
通信処理システムであって、前記第1の装置は、前記第
2の装置からのデータ受信要求を発行する受信要求発行
手段と、前記受信要求発行手段が発行したデータ受信要
求に応答して、前記通信処理装置との間の回線を接続す
る回線接続手段と、前記回線接続手段によって接続され
た回線を介して前記データ受信要求を前記通信処理装置
に通知するデータ受信要求通知手段と、前記データ受信
要求通知手段からのデータ受信要求に従って前記通信処
理装置を介して前記第2の装置から送信されたデータを
受信する第1のデータ受信手段とを備え、前記通信処理
装置は、前記データ受信要求通知手段からのデータ受信
要求に応答して、前記回線接続手段によって接続された
前記第1の装置との間の回線を切断する回線切断手段
と、前記データ受信要求通知手段からのデータ受信要求
に応答して、さらに前記第2の装置にデータ受信要求を
通知するデータ受信要求再通知手段と、前記データ受信
要求再通知手段からのデータ受信要求に従って前記第2
の装置から送信された前記データ受信要求に対応するデ
ータを受信する第2のデータ受信手段と、前記第2のデ
ータ受信手段が受信した前記対応するデータを蓄積する
データ蓄積手段と、前記第2の装置からの前記データ受
信手段が受信するデータの送信完了を示す送信完了通知
に応答して、前記回線切断手段によって切断された前記
第1の装置との間の回線を再接続する回線再接続手段
と、前記回線再接続手段によって接続された回線を介し
て前記第1の装置に前記データ蓄積手段に蓄積されたデ
ータを転送するデータ転送手段と、前記データ転送手段
によるデータ転送の完了を前記第1の装置に通知する転
送完了通知手段とを備え、前記第2の装置は、前記デー
タ受信要求再通知手段からの受信要求通知に従って対応
するデータを前記第2のデータ受信手段に送信するデー
タ送信手段と、前記データ送信手段によるデータの送信
完了を示す前記送信完了通知を前記通信処理装置に通知
する送信完了通知手段とを備えることを特徴とする。
【0012】上記通信処理システムでは、第1の装置か
ら通信処理装置にデータ受信要求が通知された後は、通
常は、第1の装置と通信処理装置との間でデータの授受
が予想されない。このとき、回線切断手段が一旦回線を
切断し、後に回線の再接続が必要となったとき、すなわ
ち第2の装置から通信処理装置に送信されたデータを第
1の装置に転送するときに、回線再接続手段が第1の装
置と通信処理装置との間の回線を再接続する。この回線
の切断、再接続は、第1の装置と通信処理装置との間の
データ通信の頻度に影響されないので、回線を効率よく
利用することができる。
【0013】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点にかかる通信処理装置は、発行したデータ送信要求
に従って回線を接続し、該データ送信要求に対応するデ
ータを送信する第1の装置と回線接続方式の通信網を介
して接続され、該データ送信要求に応じたデータを受信
する第2の装置と通信網を介して接続され、前記第1の
装置から前記第2の装置へのデータ送信を中継する通信
処理装置であって、前記データ送信要求に従って接続さ
れた回線を介して前記第1の装置から前記対応するデー
タを受信する第1のデータ受信手段と、前記第1のデー
タ受信手段が受信した前記対応するデータを蓄積するデ
ータ蓄積手段と、前記第1の装置からのデータ送信の完
了を示す送信完了通知に応答して、前記接続された前記
第1の装置との間の回線を切断する回線切断手段と、前
記データ蓄積手段に蓄積された前記対応するデータを前
記第2の装置に転送するデータ転送手段と、前記データ
転送手段によるデータ転送の完了を前記第2の装置に通
知する転送完了通知手段と、前記転送完了通知手段から
の転送完了通知に従って前記第2の装置から通知された
受信完了通知に応答して、前記回線切断手段によって切
断された前記第1の装置との間の回線を再接続する回線
再接続手段と、前記第2の装置からの受信完了通知に応
答して、前記回線再接続手段によって接続された回線を
介して前記第1の装置に、前記第2の装置による前記対
応するデータの受信完了を通知する受信完了再通知手段
とを備えることを特徴とする。
【0014】上記通信処理装置では、第1の装置から通
信処理装置に送信完了が通知された後は、通常は、第1
の装置と通信処理装置との間でデータの授受が予想され
ない。このとき、回線切断手段が一旦回線を切断し、後
に回線の再接続が必要となったとき、すなわち受信完了
を通知するときに、回線再接続手段が第1の装置と通信
処理装置との間の回線を再接続する。この回線の切断、
再接続は、第1の装置と通信処理装置との間のデータ通
信の頻度に影響されないので、回線を効率よく利用する
ことができる。
【0015】上記通信処理装置において、前記第1、第
2の装置との間で送受信される前記対応するデータは、
1つ以上のパケットに分割されているものとしてもよ
い。この場合、前記転送完了通知手段は、前記データ転
送手段が前記対応するデータのすべてのパケットを送信
したときに、前記データ転送の完了を前記第2の装置に
通知するものとすることができる。
【0016】上記通信処理システムにおいて、さらに、
前記転送完了通知手段は、データ転送の完了を示す制御
情報を含むパケットを前記第2の装置に送信することに
よって、該データ転送の完了を通知し、前記受信完了再
通知手段は、データ受信の完了を示す制御情報を含むパ
ケットを前記第2の装置に送信することによって、前記
第2の装置による前記対応するデータの受信完了を通知
するものとしてもよい。
【0017】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点にかかる通信処理装置は、発行したデータ受信要求
に従って回線を接続し、該データ受信要求を通知する第
1の装置と回線接続方式の通信網を介して接続され、該
データ受信要求に応じたデータを送信する第2の装置と
通信網を介して接続され、前記第1の装置による前記第
2の装置からのデータ受信を中継する通信処理装置であ
って、前記接続された回線を介して前記第1の装置から
通知されたデータ受信要求に応答して、前記接続された
前記第1の装置との間の回線を切断する回線切断手段
と、前記データ受信要求に応答して、さらに前記第2の
装置にデータ受信要求を通知するデータ受信要求再通知
手段と、前記データ受信要求再通知手段からのデータ受
信要求に従って前記第2の装置から送信された前記デー
タ受信要求に対応するデータを受信する第2のデータ受
信手段と、前記第2のデータ受信手段が受信した前記対
応するデータを蓄積するデータ蓄積手段と、前記第2の
装置からの前記データ受信手段が受信するデータの送信
完了を示す送信完了通知に応答して、前記回線切断手段
によって切断された前記第1の装置との間の回線を再接
続する回線再接続手段と、前記回線再接続手段によって
接続された回線を介して前記第1の装置に前記データ蓄
積手段に蓄積されたデータを転送するデータ転送手段
と、前記データ転送手段によるデータ転送の完了を前記
第1の装置に通知する転送完了通知手段とを備えること
を特徴とする。
【0018】上記通信処理装置では、第1の装置から通
信処理装置にデータ受信要求が通知された後は、通常
は、第1の装置と通信処理装置との間でデータの授受が
予想されない。このとき、回線切断手段が一旦回線を切
断し、後に回線の再接続が必要となったとき、すなわち
第2の装置から通信処理装置に送信されたデータを第1
の装置に転送するときに、回線再接続手段が第1の装置
と通信処理装置との間の回線を再接続する。この回線の
切断、再接続は、第1の装置と通信処理装置との間のデ
ータ通信の頻度に影響されないので、回線を効率よく利
用することができる。
【0019】上記通信処理システムにおいて、前記第
1、第2の装置との間で送受信される前記対応するデー
タは、1つ以上のパケットに分割されているものとして
もよい。この場合、前記転送完了通知手段は、前記デー
タ転送手段が前記対応するデータのすべてのパケットを
送信したときに、前記データ転送の完了を前記第1の装
置に通知するものとすることができる。
【0020】上記通信処理システムにおいて、さらに、
前記受信要求再通知手段は、データ受信要求を示す制御
情報を含むパケットを前記第2の装置に送信することに
よって、前記第2の装置にデータ受信要求を通知し、前
記転送完了通知手段は、データ転送の完了を示す制御情
報を含むパケットを前記第1の装置に送信することによ
って、該データ転送の完了を通知するものとすることが
できる。
【0021】上記目的を達成するため、本発明の第5の
観点にかかる通信処理方法は、発行した要求に従って通
信処理を実行する第1の装置と、前記第1の装置からの
要求に従って通信処理を実行する第2の装置と、前記第
1、第2の装置間に介在し、前記第1の装置と回線接続
方式の通信網を介して接続され、前記第1、第2の装置
間での通信処理を中継する通信処理装置とを備えるシス
テムにおける通信処理方法であって、前記第1の装置か
ら前記第2の装置へのデータ送信要求を発行する送信要
求発行ステップと、前記発行したデータ送信要求に応答
して、前記第1の装置と前記通信処理装置との間の回線
を接続する回線接続ステップと、前記接続された回線を
介して前記データ送信要求に対応するデータを前記第1
の装置から前記通信処理装置に送信するデータ送信ステ
ップと、前記データ送信ステップで送信された前記対応
するデータを前記通信処理装置内に蓄積するデータ蓄積
ステップと、前記データ送信ステップでのデータ送信の
完了を前記第1の装置から前記通信処理装置へ前記接続
された回線を介して通知する送信完了通知ステップと、
前記送信完了通知ステップでの通知に応答して、前記第
1の装置と前記通信処理装置との間の回線を切断する回
線切断ステップと、前記送信完了通知ステップでの通知
に応答して、前記データ蓄積ステップで蓄積されたデー
タを前記通信処理装置から前記第2の装置へ転送するデ
ータ転送ステップと、前記データ転送ステップでのデー
タ転送の終了を前記通信処理装置から前記第2の装置へ
通知する転送完了通知ステップと、前記転送完了通知ス
テップでの通知に応答して、データの受信完了を前記第
2の装置から前記通信処理装置へ通知する受信完了通知
ステップと、前記受信完了ステップでの通知に応答し
て、前記回線切断ステップで切断された回線を再接続す
る回線再接続ステップと、前記再接続された回線を介し
て前記第2の装置によるデータ受信の完了を前記通信処
理装置から前記第1の装置へ通知する受信完了再通知ス
テップとを含むことを特徴とする。
【0022】上記目的を達成するため、本発明の第6の
観点にかかる通信処理方法は、発行した要求に従って通
信処理を実行する第1の装置と、前記第1の装置からの
要求に従って通信処理を実行する第2の装置と、前記第
1、第2の装置間に介在し、前記第1の装置と回線接続
方式の通信網を介して接続され、前記第1、第2の装置
間での通信処理を中継する通信処理装置とを備えるシス
テムにおける通信処理方法であって、前記第1の装置へ
の前記第2の装置からのデータ受信要求を発行するデー
タ受信要求発行ステップと、前記発行したデータ受信要
求に応答して、前記第1の装置と前記第2の装置との間
の回線を接続する回線接続ステップと、前記接続された
回線を介して前記データ受信要求を前記第1の装置から
前記通信処理装置へ通知するデータ受信要求通知ステッ
プと、前記データ受信要求ステップでの通知に応答し
て、前記回線接続ステップで接続された回線を切断する
回線切断ステップと、前記データ受信要求ステップでの
通知に応答して、さらに前記通信処理装置から前記第2
の装置にデータ受信要求を通知するデータ受信再要求ス
テップと、前記データ要求再受信ステップでのデータ受
信要求に応答して、前記第2の装置から前記通信処理装
置に該データ受信要求に対応するデータを送信するデー
タ送信ステップと、前記データ送信ステップで送信され
た前記対応するデータを前記通信処理装置内に蓄積する
データ蓄積ステップと、前記データ送信ステップでのデ
ータ送信の完了を前記第2の装置から前記通信処理装置
に通知する送信完了通知ステップと、前記送信完了ステ
ップでの通知に応答して、前記回線切断ステップで切断
された回線を再接続する回線再接続ステップと、前記再
接続された回線を介して、前記蓄積ステップで前記通信
処理装置内に蓄積されたデータを前記第1の装置に転送
する転送ステップと、前記転送ステップでのデータ転送
の完了を前記通信処理装置から前記第1の装置に通知す
る転送完了通知ステップとを含むことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について説明する。
【0024】図1は、本発明の実施の形態にかかる通信
システムの機能構成を示す機能ブロック図である。図示
するように、この通信システムは、通信端末装置1と、
サーバ装置2と、通信処理装置3とを備える。通信端末
装置1と通信処理装置3とは通信網4を介して、サーバ
装置2と通信処理装置3とは通信網5を介して、それぞ
れ接続されている。
【0025】通信端末装置1は、例えば、キーボードな
どの入力装置と、ディスプレイなどの出力装置とを有す
るパーソナルコンピュータによって構成され、サーバ装
置2の機能を利用するクライアント端末となる。通信端
末装置1は、通信サービス手段11と、通信制御手段1
2とを備える。
【0026】通信サービス手段11は、WWW(World
Wide Web)プログラムやFTP(File Transfer Protoc
ol)プログラムなどのクライアントプログラムを記憶す
るメモリと、これらのプログラムを実行するプロセッサ
とによって構成され、サーバ装置2の通信サービス手段
21と連携して、ユーザに通信サービスを提供する。
【0027】通信制御手段12は、プログラム制御され
るプロセッサと、モデム等の通信装置とによって実現さ
れ、ユーザや通信処理装置3からの接続要求、切断要求
に従って通信網4を制御して、通信端末装置1と通信処
理装置3との間の回線を接続、切断する。通信制御手段
12は、回線が接続された際に、通信端末装置1の電話
番号を通信処理装置3に通知する。通信制御手段12
は、通信網4を介して通信処理装置3から受信したパケ
ットをプロセス間通信の手法によって通信サービス手段
11に送り、また、プロセス間通信の手法によって通信
サービス手段11からパケットを受け取る。
【0028】サーバ装置2は、ファイルサーバとしての
機能を有するパーソナルコンピュータやワークステーシ
ョンによって構成され、通信サービス手段21と、通信
制御手段22とを備える。
【0029】通信サービス手段21は、WWWプログラ
ムやFTPプログラムなどのサーバプログラムを記憶す
るメモリと、これらのプログラムを実行するプロセッサ
とによって構成され、通信端末装置1の通信サービス手
段11と連携して、ユーザに通信サービスを提供する。
【0030】通信制御手段22は、プログラム制御され
るプロセッサと、通信装置とによって実現され、通信網
4を介して通信処理装置3から受信したパケットをプロ
セス間通信の手法によって通信サービス手段11に送
り、また、プロセス間通信の手法によって通信サービス
手段11からパケットを受け取る。
【0031】通信処理装置3は、異種通信プロトコルの
ギャップを解消し、通信網4、5を相互接続するための
ゲートウェイであり、相互回線接続制御手段31と、通
信制御手段32と、通信サービス識別手段33と、通信
サービス代理処理手段34とを備える。
【0032】回線接続制御手段31は、メモリ、メモリ
に記憶されたプログラムを実行するプロセッサ及びモデ
ムなどの通信装置によって実現される。回線接続制御手
段31は、また、通信網4を介して通信端末装置1から
受信したパケットをプロセス間通信の手法によって通信
サービス識別手段33に送り、また、通信サービス代理
処理手段34から送信要求されたパケットを、通信網4
を介して通信端末装置1に送信する。
【0033】回線接続制御手段31は、さらに通信網4
を介して授受されるパケットの送受信の時間間隔を計測
するタイマを備え、該タイマが所定の時間を計測するこ
とによって、通信端末装置1との間の回線を切断する。
回線接続制御手段31は、また、通信サービス代理手段
34からパケットの送信要求を受けると、メモリに記憶
した電話番号に従って通信端末装置1との間の回線を接
続し、該パケットを通信端末装置1に送信する。回線接
続制御手段31は、また、通信サービス代理処理手段3
4から回線切断要求と受けると、通信端末装置1との間
の回線を切断する。
【0034】回線接続制御手段31は、また、このよう
に切断、再接続がされる通信処理装置3と通信端末装置
1との間の回線状態を示す情報をメモリに記憶してお
り、内部のタイマの計測値或いは通信サービス代理処理
手段34からの回線切断要求に従って回線が切断され、
次に回線が接続されるまで、この回線状態を「一時切
断」とする。
【0035】通信制御手段32は、メモリ、メモリに記
憶されたプログラムを実行するプロセッサ及び通信装置
によって実現される。通信制御手段32は、通信網5を
介してサーバ装置2から受信したパケットを、プロセス
間通信の手法によって通信サービス識別手段33に送
り、また、通信サービス代理処理手段34から送信要求
されたパケットを、通信網5を介してサーバ装置2に送
信する。
【0036】通信サービス識別手段33は、回線接続制
御手段31または通信制御手段32から渡されたパケッ
トを解析し、該パケットが関係する通信サービスの種類
と通信サービスセッションとを識別する。通信サービス
識別手段33は、識別した通信サービスの種類及び通信
サービスセッション、並びに当該パケットを通信サービ
ス代理処理手段34にプロセス間通信の手法によって送
る。
【0037】なお、通信サービス識別手段33は、例え
ば、通信プロトコルがTCP(Transmission Control P
rotocol)/IP(Internet Protocol)である場合に
は、パケットに含まれるTCPヘッダ中のSource Port
フィールド及びDestination Portフィールドの内容を利
用することにより通信サービスの種類を識別し、TCP
ヘッダ中のSource Portフィールド及びDestination Por
tフィールドの内容とIPヘッダ中のSource Addressフ
ィールド及びDestination Portフィールドの内容との組
によって通信サービスセッションを識別する。
【0038】通信サービス代理処理手段34は、通信サ
ービス識別手段33から送られた通信サービスの種類に
応じてパケットを解釈し、該パケットの内容がユーザデ
ータの転送の要求などの制御データであるか転送すべき
ユーザデータであるかを識別する。通信サービス代理処
理手段34は、この識別結果に従って、通信端末装置1
との間のパケットの送受信を時間的に集中させ、通信端
末装置1との間の回線接続時間の累計を短縮させるよう
に、通信サービス手段11または通信サービス手段21
に対する通信サービスの代理処理を行い、また、回線接
続制御を行う。
【0039】通信サービス代理処理手段34は、通信制
御手段12から送信された送信要求に対応する制御デー
タを含むパケット(以下、送信要求パケットという)、
1つ以上に分割された通信対象となるユーザデータを含
むパケット(以下、ユーザデータパケットという)及び
ユーザデータの送信完了を通知するための制御データを
含むパケット(以下、送信完了通知パケットという)を
順次メモリに蓄積すると共に、送信完了通知パケットの
受信によって通信端末装置1との間の回線を切断する。
その後、蓄積した送信要求パケット、データパケット及
び送信完了通知パケットをサーバ装置2に転送する。
【0040】通信サービス代理処理手段34は、通信制
御手段12から送信された受信要求に対応する制御デー
タを含むパケット(以下、受信要求パケットという)を
受信すると、通信端末装置1との間の回線を切断を指示
すると共に、該受信要求パケットをサーバ装置2に転送
する。そして、この受信要求パケットに応答してサーバ
装置2から送信されたユーザデータパケット及び送信完
了通知パケットを順次メモリに蓄積し、送信完了通知パ
ケットの受信後に回線の再接続を指示すると共に、蓄積
したユーザデータパケット及び送信完了通知パケットを
通信端末装置1に転送する。
【0041】通信サービス代理処理手段34は、内部の
処理状態をメモリに記憶しており、この処理状態として
「idle」、「送信中」及び受信中がある。
【0042】通信網4は、回線交換方式の通信網であ
り、例えば、PSTN、ISDN、携帯電話網、或いは
PHS網などがある。一方、通信網5は、非回線交換方
式の通信網であり、パケット交換網、Ethernet
などのLAN(Local Area Network)やインターネット
などがある。
【0043】以下、この実施の形態にかかる通信システ
ムにおける動作について説明する。この通信システムが
処理対象としている通信サービスとしては、図2に示す
ような通信端末装置1からサーバ装置2へのデータ送信
処理、及び図3に示すような通信端末装置1でのサーバ
装置2からのデータ受信処理がある。
【0044】データ送信処理においては、図2に示すよ
うに、ユーザが入力装置を操作することによってユーザ
データの送信を指示すると、まず、通信端末装置1から
サーバ装置2へユーザデータの送信要求を示す制御コー
ドを含むパケットが送られる。次に、ユーザデータは、
通信端末装置1内でパケットサイズに従って1つ以上の
パケットに分割され、通信端末装置1からサーバ装置2
へ順次送信される。
【0045】すべてのパケットの送信が終了すると、通
信端末装置1は、ユーザデータの送信完了を通知するた
めの制御コードを含むパケットをサーバ装置2へ送信す
る。そして、サーバ装置2がユーザデータの受信完了を
通知するための制御コードを含むパケットを通信端末装
置1に送ることによってデータ送信処理が終了し、通信
端末装置1は、再びユーザによる入力装置の操作待ちの
状態となる。
【0046】データ受信処理においては、図3に示すよ
うに、ユーザが入力装置を操作することによってユーザ
データの受信を指示すると、まず、通信端末装置1から
サーバ装置2へユーザデータの受信要求を示す制御コー
ドを含むパケットが送られる。次に、ユーザデータは、
サーバ装置1内でパケットサイズに従って1つ以上のパ
ケットに分割され、サーバ装置2から通信端末装置1へ
順次送信される。
【0047】すべてのパケットの送信が終了すると、サ
ーバ装置2は、ユーザデータの送信完了を通知するため
の制御コードを含むパケットを通信端末装置1へ送信す
る。そして、通信端末装置1がユーザデータの受信完了
を通知するための制御コードを含むパケットをサーバ装
置2に送ることによってデータ受信処理が終了し、通信
端末装置1は、再びユーザによる入力装置の操作待ちの
状態となる。
【0048】この通信システムでは、通信網4と通信網
5との形態が異なり、プロトコルの変換処理が必要とな
るため、通信端末装置1とサーバ装置2との間のユーザ
データの送受信は、実際には通信処理装置3を介して行
われる。通信処理装置3は、データ送信処理時に通信端
末装置1から送信完了通知パケットを受信したとき、及
びデータ受信処理時に通信端末装置1から受信要求パケ
ットを受信したときに、通信端末装置1と通信処理装置
3との間の回線を切断する。そして、通信端末装置3
は、サーバ装置2との通信処理を終了し、通信端末装置
1と再び通信を行う必要がある場合に、通信端末装置1
と通信処理装置3との間の回線を再接続する。
【0049】以下、上記処理を行うための通信システム
における動作について説明する。上記の処理を行うため
には、まず、通信端末装置1と通信処理装置3との間の
通信網4で回線を接続しなければならない。図4は、通
信端末装置1と通信処理装置3との間の回線接続のため
の動作を示すフローチャートであり、(a)は通信端末
装置1における動作を、(b)は通信処理装置3におけ
る動作をそれぞれ示す。
【0050】まず、通信端末装置1のユーザは、通信サ
ービス手段11を実行し、通信処理装置3の電話番号を
指示入力すると共に、回線の接続を要求する。通信制御
手段12は、プロセス間通信の手法によって通信サービ
ス手段11からの回線接続要求を受け取る(ステップA
1)。
【0051】通信制御手段12は、回線接続要求を受け
取ると、通信処理装置3の電話番号を発呼し、所定のプ
ロトコル処理によって通信網4を制御して、通信端末装
置1と通信処理装置3との間の回線を確立するための処
理を行う(ステップA2)。通信端末装置1と通信処理
装置3との間の回線が確立すると、通信制御手段12
は、メモリに予め記憶されている通信端末装置1の電話
番号を、通信処理装置3に通知する(ステップA3)。
そして、このフローチャートの処理を終了する。
【0052】一方、通信処理装置3では、回線接続制御
手段31は、通信端末装置1との間の回線が確立したこ
とを検出し(ステップB1)、ステップA3で通信端末
装置1から通知された電話番号を受け付ける(ステップ
B2)。そして、回線接続制御手段31は、ステップB
2で受け取った電話番号を接続相手の電話番号として、
通信処理装置3内部に設けられたメモリに記憶させる
(ステップB3)。そして、このフローチャートの処理
を終了する。
【0053】通信端末装置1と通信処理装置3との間の
回線が接続されると、上記のデータ送信処理或いはデー
タ受信処理が行われる。以下、上記データ送信処理或い
はデータ受信処理を行うために、通信システムの各部が
行う動作について、図5〜図11のフローチャートを参
照して説明する。なお、以下の説明において、各装置や
各手段が実行している処理は、実際には該装置或いは手
段を構成するプロセッサが行っているものである。
【0054】図5は、通信端末装置1が行う処理を示す
フローチャートである。通信端末装置1は、ユーザによ
る入力装置の操作によって処理の終了要求があったかど
うかを判定する(ステップC1)。
【0055】ステップC1で終了要求がなかったと判定
された場合には、通信端末装置1は、ユーザによる入力
装置の操作によってユーザデータの送信要求があったか
どうかを判定する(ステップC2)。ステップC2でユ
ーザデータの送信要求があったと判定した場合には、通
信端末装置1は、対応する送信要求パケットを通信網4
を介して通信処理装置3に送信する(ステップC3)。
【0056】さらに、通信端末装置1は、送信要求に対
応するユーザデータを所定の長さに分割したデータパケ
ットを通信網4を介して通信処理装置3に送信する(ス
テップC4)。そして、通信端末装置1は、分割したす
べてのデータパケットを送信完了したかどうかを判定す
る(ステップC5)。すべてのデータパケットを送信完
了していないと判定した場合には、通信端末装置1は、
ステップC4、C5の処理を、すべてのデータパケット
の送信完了まで繰り返す。
【0057】ステップC5ですべてのデータパケットを
送信完了したと判定した場合には、通信端末装置1は、
送信完了パケットを通信網4を介して通信処理装置3に
送信する(ステップC6)。そして、通信端末装置1
は、受信完了通知パケットを受信したかどうかを判定す
る(ステップC7)。受信完了通知パケットを受信した
と判定するまでは、通信端末装置1は、ステップC7の
処理を繰り返し、通信処理装置3から該受信完了通知パ
ケットを受信するのを待機する。
【0058】ステップC7で受信完了通知パケットを受
信したと判定すると、通信端末装置1は、通信処理装置
3によるユーザデータの受信を確認し(ステップC
8)、再びステップC1の処理を実行する。
【0059】一方、ステップC2でユーザデータの送信
要求がなかったと判定した場合には、通信端末装置1
は、ユーザによる入力装置の操作によってユーザデータ
の受信要求があったかどうかを判定する(ステップC
9)。ユーザデータの受信要求がなかったと判定した場
合には、通信端末装置1は、再びステップC1の処理を
実行する。ステップC9でユーザデータの受信要求があ
ったと判定した場合には、通信端末装置1は、対応する
受信要求パケットを通信網4を介して通信処理装置3に
送信する(ステップC10)。
【0060】その後、通信端末装置1は、該受信要求に
応答して通信処理装置3から送信されるデータパケット
を受信したかどうかを判定する(ステップC11)。デ
ータパケットを受信したと判定した場合には、通信端末
装置1は、該データパケットの受信完了通知パケットを
通信処理装置3に送信する(ステップC12)。そし
て、通信端末装置1は、再びステップC11の処理を実
行する。
【0061】ステップC11でデータパケットを受信し
ていないと判定した場合には、通信端末装置1は、送信
完了通知パケットを受信したかどうかを判定する(ステ
ップC13)。この送信完了通知パケットを受信してい
ないと判定した場合は、通信端末装置1は、再びステッ
プC11の処理を実行する。
【0062】ステップS13で送信完了通知パケットを
受信したと判定した場合は、通信端末装置1は、ユーザ
データの受信完了を通知するための受信完了通知パケッ
トを通信処理装置3に送信する(ステップC14)。そ
して、通信端末装置1は、再びステップC1の処理を実
行する。
【0063】一方、ステップC1において終了要求があ
ったと判定した場合には、通信端末装置1は、このフロ
ーチャートの処理を終了する。
【0064】図6は、回線接続制御手段31が行う処理
を示すフローチャートである。回線接続制御手段31
は、オペレータによる入力装置の操作などによって処理
の終了要求があったかどうかを判定する(ステップD
1)。
【0065】終了要求がなかったと判定した場合には、
回線接続制御手段31は、通信端末装置1から何らかの
パケットを受信したかどうかを判定する(ステップD
2)。通信端末装置1からパケットを受信したと判定し
た場合は、回線接続制御手段31は、受信したパケット
を通信サービス識別手段33に転送する(ステップD
3)。さらに、回線接続制御手段31は、内部のタイマ
をリセットして(ステップD4)、再びステップD1の
処理を実行する。
【0066】ステップD2で通信端末装置1からパケッ
トを受信していないと判定した場合には、回線接続制御
手段31は、通信サービス代理処理手段34からパケッ
トの送信要求がされたかどうかを判定する(ステップD
5)。パケットの送信要求がされたと判定した場合に
は、回線接続制御手段31は、通信端末装置1との間の
回線状態が「一時切断」となっているかどうかを判定す
る(ステップD6)。
【0067】回線状態が「一時切断」となっていると判
定した場合には、回線接続制御手段31は、メモリに記
憶された通信端末装置1の電話番号を読み出し(ステッ
プD7)、通信端末装置1との間の回線を接続するため
の処理を行って(ステップD8)、ステップD9の処理
に進む。一方、回線状態が「一時切断」となっていない
と判定した場合には、回線接続制御手段31は、そのま
ま次にステップD9の処理を実行する。
【0068】ステップD9では、通信処理装置3と通信
端末装置1との間の回線が接続されているので、回線接
続制御手段31は、通信サービス代理処理手段34から
送信要求がされたパケットを、通信サービス代理処理手
段34から受け取り、通信端末装置1に送信する(ステ
ップD9)。さらに、回線接続制御手段31は、内部の
タイマをリセットして(ステップD10)、再びステッ
プD1の処理を実行する。
【0069】ステップD5でパケットの送信要求がされ
ていないと判定した場合には、回線接続制御手段31
は、通信サービス代理処理手段34から回線切断要求が
あったか、または内部のタイマが所定の値を計測したか
どうかを判定する(ステップD11)。
【0070】回線切断要求があったか、または内部のタ
イマが所定の値を計測したと判定した場合は、回線接続
制御手段31は、回線状態を「一時切断」とし(ステッ
プD12)、通信端末装置1との間の回線を切断するた
めの処理を行って(ステップD13)、再びステップD
1の処理を実行する。一方、ステップD11で回線切断
要求があったか、或いは内部のタイマが所定の値を計測
したかのいずれでもないと判定した場合は、回線接続制
御手段31は、そのまま再びステップD1の処理を実行
する。
【0071】一方、ステップD1において終了要求があ
ったと判定した場合には、回線接続制御手段31は、こ
のフローチャートの処理を終了する。
【0072】図7は、通信サービス識別手段33が行う
処理を示すフローチャートである。通信サービス識別手
段33は、オペレータによる入力装置の操作などによっ
て処理の終了要求があったかどうかを判定する(ステッ
プE1)。
【0073】終了要求がなかったと判定した場合には、
通信サービス識別手段33は、回線接続制御手段31或
いは通信制御手段32から何らかのパケットを受信した
かどうかを判定する(ステップE2)。回線接続手段3
1或いは通信制御手段32からパケットを受信していな
いと判定した場合には、通信サービス識別手段33は、
再びステップE1の処理を実行する。
【0074】ステップE2で回線接続手段31或いは通
信制御手段32からパケットを受信したと判定した場合
には、通信サービス識別手段33は、受信したパケット
を解析し、該パケットが関係する通信サービスの種類と
通信サービスセッションとを識別する(ステップE
3)。さらに、通信サービス識別手段34は、ステップ
E3での解析結果である通信サービスの種類及び通信サ
ービスセッションと共に当該パケットを通信サービス代
理処理手段34に送り(ステップE4)、再びステップ
E1の処理を実行する。
【0075】一方、ステップE1において終了要求があ
ったと判定した場合には、通信サービス識別手段33
は、このフローチャートの処理を終了する。
【0076】図8、図9は、通信サービス代理処理手段
34が行う処理を示すフローチャートである。通信サー
ビス代理処理手段34は、初期設定として処理状態を
「idle」に設定する(ステップF2)。次に、通信
サービス代理処理手段34は、オペレータによる入力装
置の操作などによって処理の終了要求があったかどうか
を判定する(ステップF2)。
【0077】終了要求がなかったと判定した場合には、
通信サービス代理処理手段34は、通信サービス識別手
段33を介して送信要求パケットを受信したかどうかを
判定する(ステップF3)。送信要求パケットを受信し
たと判定した場合には、通信サービス代理処理手段34
は、さらに処理状態が「idle」となっているかどう
かを判定する(ステップF4)。
【0078】処理状態が「idle」となっていると判
定した場合には、通信サービス代理処理手段34は、受
信したデータである送信要求パケットをメモリに蓄積す
る(ステップF5)。通信サービス代理処理手段34
は、処理状態を「送信中」とし(ステップF6)、再び
ステップF2の処理を実行する。ステップF4で処理状
態が「idle」となっていないと判定した場合には、
通信サービス代理処理手段34は、そのまま再びステッ
プF2の処理を実行する。
【0079】ステップF3で送信要求パケットを受信し
ていないと判定した場合には、通信サービス代理処理手
段34は、通信サービス識別手段33を介して受信要求
パケットを受信したかどうかを判定する(ステップF
7)。受信要求パケットを受信したと判定した場合は、
通信サービス代理処理手段34は、さらに処理状態が
「idle」となっているかどうかを判定する(ステッ
プF8)。
【0080】処理状態が「idle」となっていると判
定した場合には、通信サービス代理処理手段34は、回
線接続制御手段31に通信端末装置1との間の回線の切
断を要求し(ステップF9)、さらに該受信要求パケッ
トをサーバ装置2に転送するように通信制御手段32に
要求する(ステップF10)。そして、通信サービス代
理処理手段34は、処理状態を「受信中」とし(ステッ
プF11)、再びステップF2の処理を実行する。ステ
ップF4で処理状態が「idle」となっていないと判
定した場合には、通信サービス代理処理手段34は、そ
のまま再びステップF2の処理を実行する。
【0081】ステップF7で受信要求パケットを受信し
ていないと判定した場合には、通信サービス代理処理手
段34は、通信サービス識別手段33を介してデータパ
ケットを受信したかどうかを判定する(ステップF1
3)。データパケットを受信したと判定した場合には、
通信サービス処理手段34は、処理状態が「送信中」ま
たは「受信中」となっているかどうかを判定する(ステ
ップF14)。
【0082】処理状態が「送信中」または「受信中」と
なっていると判定した場合には、通信サービス代理処理
手段34は、受信したデータであるデータパケットをメ
モリに蓄積し(ステップF14)、再びステップF2の
処理を実行する。処理状態が「送信中」または「受信
中」のいずれでもないと判定した場合には、通信サービ
ス代理処理手段34は、そのまま再びステップF2の処
理を実行する。
【0083】ステップF12でデータパケットを受信し
ていないと判定した場合には、通信サービス代理処理手
段34は、通信サービス識別手段33を介して送信完了
通知パケットを受信したかどうかを判定する(ステップ
F15)。送信完了通知パケットを受信したと判定した
場合には、通信サービス代理処理手段34は、処理状態
が「送信中」となっているかどうかを判定する(ステッ
プF16)。
【0084】処理状態が「送信中」となっていると判定
した場合には、通信サービス代理処理手段34は、受信
したデータである送信完了通知パケットをメモリに蓄積
し(ステップF17)、回線接続制御手段31に対して
通信端末装置1との間の回線の切断を要求する(ステッ
プF18)。そして、通信サービス代理処理手段34
は、ステップF5、F14及びF17でメモリに蓄積さ
れた送信要求パケット、データパケット及び送信完了通
知パケットのサーバ装置2への送信を、順次通信制御手
段32に対して要求し(ステップF19)、再びステッ
プF2の処理を実行する。
【0085】ステップF16で処理状態が「送信中」と
なっていないと判定した場合には、通信サービス代理処
理手段34は、今度は処理状態が「受信中」となってい
るかどうかを判定する(ステップF20)。処理状態が
「受信中」となっていると判定した場合には、受信した
データである送信完了通知パケットをメモリに蓄積する
(ステップF21)。そして、通信サービス代理処理手
段34は、ステップF14及びF17でメモリに蓄積さ
れたデータパケット及び送信完了通知パケットの通信端
末装置1への送信を、順次回線接続制御手段31に要求
し(ステップF22)、再びステップF2の処理を実行
する。ステップF20で処理状態が「受信中」となって
いないと判定した場合には、通信サービス代理処理手段
34は、そのまま再びステップF2の処理を実行する。
【0086】ステップF15で送信完了通知パケットを
受信していないと判定した場合には、通信サービス代理
処理手段34は、通信サービス識別手段33を介して受
信完了通知パケットを受信したかどうかを判定する(ス
テップF23)。受信完了通知パケットを受信していな
いと判定した場合には、通信サービス識別手段34は、
そのまま再びステップF2の処理を実行する。
【0087】受信完了通知パケットを受信したと判定し
た場合には、通信サービス代理処理手段34は、受信し
たデータである受信完了通知パケットの送信を、回線接
続制御手段31に要求する(ステップF24)。さら
に、通信サービス代理処理手段34は、処理状態を「i
dle」とし(ステップF25)、再びステップF2の
処理を実行する。
【0088】一方、ステップF2において終了要求があ
ったと判定した場合には、通信サービス代理処理手段3
4は、このフローチャートの処理を終了する。
【0089】図10は、通信制御手段32が行う処理を
示すフローチャートである。通信制御手段32は、オペ
レータによる入力装置の操作などによって処理の終了要
求があったかどうかを判定する(ステップG1)。
【0090】終了要求がなかったと判定した場合は、通
信制御手段32は、通信網5を介してサーバ装置2から
何らかのパケットを受信したかどうかを判定する(ステ
ップG2)。何らかのパケットを受信したと判定した場
合には、通信制御手段32は、受信したパケットを通信
サービス識別手段33に転送し(ステップG3)、再び
ステップG1の処理を実行する。
【0091】ステップG2でパケットを受信していない
と判定した場合には、通信制御手段32は、通信サービ
ス代理処理手段34からパケットの送信要求がされたか
どうかを判定する(ステップG4)。通信制御手段32
は、パケットの送信要求がされたと判定した場合には、
該送信要求に対応するパケットをサーバ装置2に送信し
(ステップG5)、パケットの送信要求がされていない
と判定した場合にはそのまま、再びステップG1の処理
を実行する。
【0092】一方、ステップG1において終了要求があ
ったと判定した場合には、通信制御手段32は、このフ
ローチャートの処理を終了する。
【0093】図11は、サーバ装置2が行う処理を示す
フローチャートである。サーバ装置2は、オペレータに
よる入力装置の操作などによって処理の終了要求があっ
たかどうかを判定する(ステップH1)。
【0094】ステップH1で終了要求がなかったと判定
した場合は、サーバ装置2は、通信処理装置3から転送
された送信要求パケットを受信したかどうかを判定する
(ステップH2)。この送信要求パケットを受信したと
判定した場合は、サーバ装置2は、該送信要求に応答し
て通信処理装置3から転送された各データパケットを受
信したかどうかを判定する(ステップH3)。
【0095】ステップH3でデータパケットを受信した
と判定した場合には、サーバ装置2は、該パケットの受
信完了を通知するための受信完了通知パケットを通信処
理装置3に送信する(ステップH4)。そして、通信端
末装置1は、再びステップC11の処理を実行する。
【0096】ステップH4でデータパケットを受信して
いないと判定した場合には、サーバ装置2は、該データ
パケットの送信完了を通知するための送信完了通知パケ
ットを受信したかどうかを判定する(ステップH5)。
この送信完了通知パケットを受信していないと判定した
場合は、サーバ装置2は、再びステップH3の処理を実
行する。
【0097】ステップH5で送信完了通知パケットを受
信したと判定した場合は、サーバ装置2は、該データパ
ケットの受信完了を通知するための受信完了通知パケッ
トを通信処理装置3に送信する(ステップH6)。そし
て、通信端末装置1は、再びステップH1の処理を実行
する。
【0098】一方、ステップH2でデータパケットを受
信していないと判定した場合には、サーバ装置2は、サ
ーバ装置2は、通信処理装置3から転送された受信要求
パケットを受信したかどうかを判定する(ステップH
7)。ユーザデータの受信要求パケットの受信がなかっ
たと判定した場合には、サーバ装置2は、再びステップ
H1の処理を実行する。受信要求パケットを受信したと
判定した場合は、サーバ装置2は、受信要求に対応する
ユーザデータを所定の長さに分割したデータパケットを
通信網5を介して通信処理装置3に送信する(ステップ
H8)。
【0099】そして、サーバ装置2は、すべてのデータ
パケットを送信完了したかどうかを判定する(ステップ
H9)。すべてのデータパケットを送信完了していない
と判定した場合には、サーバ装置2は、ステップH8、
H9の処理を、すべてのデータパケットの送信完了まで
繰り返す。
【0100】ステップH9ですべてのデータパケットを
送信完了したと判定した場合には、サーバ装置2は、送
信完了を通知するための送信完了通知パケットを通信網
5を介して通信処理装置3に送信する(ステップH1
0)。そして、サーバ装置2は、受信完了通知パケット
を受信したかどうかを判定する(ステップH11)。受
信完了通知パケットを受信したと判定するまでは、サー
バ装置2は、ステップH11の処理を繰り返し、通信処
理装置3から該パケットを受信するのを待機する。
【0101】ステップH11で受信完了通知パケットを
受信したと判定すると、サーバ装置2は、通信処理装置
3によるユーザデータの受信を確認し(ステップH1
2)、再びステップC1の処理を実行する。
【0102】一方、ステップH1において終了要求があ
ったと判定した場合には、サーバ装置3は、このフロー
チャートの処理を終了する。
【0103】以下、上記のデータ送信処理の場合とデー
タ受信処理との場合とで通信システム全体がどのような
手順で動作し、これらの処理が行われるかについて、説
明する。ここで、通信端末装置1とサーバ装置2とにあ
るファイルのファイル名を、それぞれfile1、file2と
し、そのサイズがいずれも3Kバイトであるものとす
る。また、通信網4、5を介して送信されるパケットの
最大サイズは、いずれも1Kバイトであるものとする。
なお、以下の説明において、通信端末装置1と通信処理
装置3との間の回線は接続されているものとする。
【0104】最初に、データ送信処理の場合について説
明する。通信端末装置1のユーザが通信サービス手段1
1に対してfile1のサーバ装置2への送信を要求する
と、通信サービス手段11は、file1の送信要求を示す
制御データを含む送信要求パケットを生成し、通信制御
手段12を利用して通信処理装置3に送信させる(ステ
ップC1、C2)。
【0105】通信処理装置3において受信されたこの送
信要求パケットは、回線接続制御手段31、通信サービ
ス識別手段33を介して通信サービス代理処理手段34
に転送される(ステップD2、D3、E2〜E4)。通
信サービス代理処理手段34は、パケット中に含まれて
いる制御データから送信要求パケットであることを判別
し(ステップF3)、メモリに蓄積しておく(ステップ
F5)。
【0106】次に、通信サービス手段11は、file1を
1Kバイトずつの3つのデータパケットに分割し、通信
制御手段12を利用して通信処理装置3に送信させる
(ステップC4)。
【0107】通信処理装置3において受信されたこれら
のデータパケットは、回線接続制御手段31、通信サー
ビス識別手段33を介して通信サービス代理処理手段3
4に順次転送される(ステップD2、D3、E2〜E
4)。通信サービス代理処理手段34は、通信サービス
識別手段33の解析結果により該パケットがデータパケ
ットであることを判別し(ステップF12)、メモリに
蓄積しておく(ステップF12、F14)。
【0108】通信サービス手段12は、file1に対応す
る3つのデータパケットを送信し終わると、さらに通信
制御手段11を利用してfile1の送信完了を通知するた
めの制御データを含む送信完了通知パケットを通信処理
装置3に送信させる(ステップC5)。
【0109】通信処理装置3において受信されたこの送
信完了通知パケットは、回線接続制御手段31、通信サ
ービス識別手段33を介して通信サービス代理処理手段
34に転送される(ステップD2、D3、E2〜E
4)。通信サービス代理処理手段34は、パケット中に
含まれている制御データから送信完了通知パケットであ
ることを判別し(ステップF15)、状態が「受信中」
であるため(ステップF16)、これをメモリに蓄積し
ておく(ステップF17)。
【0110】次に、通信サービス代理処理手段34は、
回線接続装置31に対して通信端末装置1との間の回線
の切断を要求する(ステップF18)。回線接続制御手
段31は、この回線切断要求によって(ステップD1
1)、回線状態を「一時切断」とし(ステップD1
2)、通信端末装置1との間の回線を切断する(ステッ
プD13)。なお、通常、通信端末装置1から通信処理
装置3に送信要求パケット、データパケット及び送信完
了通知パケットが一連の流れで送信され、内部のタイマ
が所定の値を計測する前にクリアされるため(ステップ
D4)、回線が切断されることはない。
【0111】また、送信完了通知パケットに受信によっ
て、通信サービス代理処理手段34は、メモリに蓄積さ
れている送信要求パケット、file1の3つのデータパケ
ット及び送信完了通知パケットのサーバ装置2への送信
を、通信制御手段32に対して要求し、送信させる(ス
テップF19、G4、G5)。
【0112】サーバ装置2は、通信制御手段32から送
信された送信要求パケット、file1の3つのデータパケ
ット及び送信完了通知パケットをそれぞれ受信する毎に
受信完了通知パケットを順次受信し、送信完了通知パケ
ットを受信すると(ステップH5)、これらのパケット
の受信完了を示す制御データを含む受信完了通知パケッ
トを通信処理装置3に送信する(ステップH6)。
【0113】通信処理装置3において受信された受信完
了通知パケットは、通信制御手段32、通信サービス識
別手段33を介して通信サービス代理処理手段34に転
送される(ステップG2、G3、E2〜E4)。通信サ
ービス代理処理手段34は、パケット中に含まれている
制御データから受信完了通知パケットであることを判別
し(ステップF23)、この受信完了通知パケットの送
信を、回線接続制御手段31に要求する(ステップF2
4)。
【0114】回線接続制御手段31は、受信完了通知パ
ケットの送信が要求されたとき(ステップD5)、回線
状態が「一時切断」となっているので(ステップD
6)、通信端末装置1との間の回線を接続する(ステッ
プD7、D8)。そして、回線接続制御手段31は、送
信が要求された受信完了通知パケットを通信端末装置1
に送信すると共に、内部のタイマをリセットする(ステ
ップD9、D10)。
【0115】そして、通信端末装置1は、この受信完了
通知パケットを受信することによって(ステップC
7)、サーバ装置2がfile1の3つのデータパケットを
受信したことを確認し(ステップC8)、一連のデータ
送信処理が終了する。
【0116】次に、データ受信処理の場合について説明
する。通信端末装置1のユーザが通信サービス手段11
に対してfile2のサーバ装置2への受信を要求すると、
通信サービス手段11は、file2の受信要求を示す制御
データを含む受信要求パケットを生成し、通信制御手段
12を利用して通信処理装置3に送信させる(ステップ
C1、C2)。
【0117】通信処理装置3において受信されたこの受
信要求パケットは、回線接続制御手段31、通信サービ
ス識別手段33を介して通信サービス代理処理手段34
に転送される(ステップD2、D3、E2〜E4)。通
信サービス代理処理手段34は、パケット中に含まれて
いる制御データから受信要求パケットであることを判別
し(ステップF7)、回線接続制御手段31に回線の切
断を要求する(ステップF9)。回線接続制御手段31
は、この回線切断要求によって(ステップD11)、回
線状態を「一時切断」とし(ステップD12)、通信端
末装置1との間の回線を切断する(ステップD13)。
【0118】また、通信サービス代理処理手段34は、
この受信要求パケットのサーバ装置2への送信を通信制
御手段32に要求し、送信させる(ステップF10、G
4、G5)。サーバ装置2は、受信要求パケットを受信
すると(ステップH7)、この受信要求パケットの制御
データに示されるfile2を1Kバイトずつの3つのデー
タパケットに分割し、通信制御手段22の利用によって
通信処理装置3に送信させる(ステップH8)。
【0119】通信処理装置3において受信されたこれら
のデータパケットは、回線接続制御手段31、通信サー
ビス識別手段33を介して通信サービス代理処理手段3
4に順次転送される(ステップD2、D3、E2〜E
4)。通信サービス代理処理手段34は、通信サービス
識別手段33の解析結果により該パケットがデータパケ
ットであることを判別し(ステップF12)、メモリに
蓄積しておく(ステップF12、F14)。
【0120】また、サーバ装置3は、データパケットの
送信が完了すると(ステップH9)、さらにfile2の送
信完了を通知するための制御データを含む送信完了パケ
ットを通信処理装置3に送信する(ステップH10)。
【0121】通信処理装置3において受信されたこの送
信完了通知パケットは、回線接続制御手段31、通信サ
ービス識別手段33を介して通信サービス代理処理手段
34に転送される(ステップD2、D3、E2〜E
4)。通信サービス代理処理手段34は、パケット中に
含まれている制御データから送信完了通知パケットであ
ることを判別し(ステップF15)、状態が「受信中」
であるため(ステップF16)、これをメモリに蓄積す
ると共に(ステップF17)、メモリに蓄積されている
file2の3つのデータパケット及び送信完了通知パケッ
トの通信端末装置1への送信を、回線接続制御手段31
に対して要求する(ステップF22)。
【0122】回線接続制御手段31は、これらのパケッ
トの送信が要求されたとき(ステップD5)、回線状態
が「一時切断」となっているので(ステップD6)、通
信端末装置1との間の回線を接続する(ステップD7、
D8)。そして、回線接続制御手段31は、送信が要求
されたデータパケット及び送信完了パケットを通信端末
装置1に送信すると共に、内部のタイマをリセットする
(ステップD9、D10)。
【0123】通信端末装置1は、回線接続制御手段31
から送信された送信要求パケット、file1の3つのデー
タパケット及び送信完了通知パケットをそれぞれ受信す
る毎に受信完了通知パケットを順次受信し、送信完了通
知パケットを受信すると(ステップC13)、これらの
パケットの受信完了を示す制御データを含む受信完了通
知パケットを通信処理装置3に送信する(ステップC1
4)。
【0124】通信処理装置3において受信された受信完
了通知パケットは、通信制御手段32、通信サービス識
別手段33を介して通信サービス代理処理手段34に転
送される(ステップG2、G3、E2〜E4)。通信サ
ービス代理処理手段34は、パケット中に含まれている
制御データから受信完了通知パケットであることを判別
し(ステップF23)、この受信完了通知パケットの送
信を、通信制御手段32に要求する(ステップF2
4)。そして、この要求に従って、通信制御手段32
は、受信完了通知パケットをサーバ装置2に送信する
(ステップG4、G5)。
【0125】そして、サーバ装置2は、この受信完了通
知パケットを受信することによって(ステップH1
1)、通信端末装置1がfile2の3つのデータパケット
を受信したことを確認し(ステップH12)、一連のデ
ータ受信処理が終了する。
【0126】以上説明したように、この実施の形態の通
信システムでは、通信処理装置3は、通信端末装置1と
の間で所定の時間内にパケットの授受が予想されないと
き、すなわち、データ送信処理時に通信端末装置1から
送信完了通知パケットを受信したとき、及びデータ受信
処理時に通信端末装置1から受信要求パケットを受信し
たときに、通信端末装置1と通信処理装置3との間の回
線を切断する。そして、通信端末装置3は、サーバ装置
2との通信処理を終了し、通信端末装置1と再び通信を
行う必要がある場合に、通信端末装置1と通信処理装置
3との間の回線を再接続する。このため、パケットの平
均的な到着時間間隔に関わらず、回線の切断が可能とな
り、回線の利用効率を高くすることができる。
【0127】本発明は、上記の実施の形態に限られず、
様々な変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可
能な上記の実施の形態の変形態様について、説明する。
【0128】上記の実施の形態では、送信要求、受信要
求、送信完了通知及び受信完了通知は、パケットの形で
通知されるものとしてモデル化をしていたが、別の処理
やイベントで代用してもよい。例えば、FTPでは、ユ
ーザデータ毎にTCPコネクションを新規に開設し、ユ
ーザデータ送信終了時に送信側がTCPコネクションを
切断する。この切断により、受信側にユーザデータの送
信の終了を通知することができる。
【0129】上記の実施の形態では、通信網4は回線接
続交換方式のものとし、通信網5は回線接続交換方式以
外のものとしていた。しかしながら、通信網5も回線接
続交換方式のものとしてもよい。この場合、通信処理装
置3から送信要求パケットまたは受信パケットをサーバ
装置2に送信する前に、通信処理装置3とサーバ装置2
との間の回線を接続し、受信完了通知パケット(データ
送信処理の場合)或いは受信完了通知パケット(データ
受信処理の場合)をサーバ装置2から通信処理装置3に
送信した後に、回線を切断すればよい。
【0130】上記の実施の形態では、通信端末装置1と
サーバ装置2との間に介在する通信処理装置3は、1つ
だけであった。しかしながら、通信処理装置3とサーバ
装置2との間に、さらに他の通信処理装置が介在する場
合にも、本発明を適用することができる。この場合も、
通信処理装置3は、上記と同様にして通信端末装置1と
の間の回線を切断、接続することができる。
【0131】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回線接続方式の回線の利用率を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる通信システムの機
能構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる通信システムが処
理対象とする通信サービスを模式的に示す図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる通信システムが処
理対象とする通信サービスを模式的に示す図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかる通信システムにお
ける回線接続時の動作を示すフローチャートであり、
(a)は通信端末装置における動作を、(b)は回線接
続制御手段における動作を示す。
【図5】本発明の実施の形態にかかる通信システムにお
いて、通信端末装置が通信サービス実行時に行う処理を
示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態にかかる通信システムにお
いて、回線接続制御手段が通信サービス実行時に行う処
理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態にかかる通信システムにお
いて、通信サービス識別手段が通信サービス実行時に行
う処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態にかかる通信システムにお
いて、通信サービス代理処理手段が通信サービス実行時
に行う処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態にかかる通信システムにお
いて、通信サービス代理処理手段が通信サービス実行時
に行う処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態にかかる通信システムに
おいて、通信制御手段が通信サービス実行時に行う処理
を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態にかかる通信システムに
おいて、サーバ装置が通信サービス実行時に行う処理を
示すフローチャートである。
【図12】従来例にかかる通信制御装置の機能構成を示
す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 通信端末装置 11 通信サービス手段 12 通信制御手段 2 サーバ装置 21 通信サービス手段 22 通信制御手段 3 通信処理装置 31 回線接続制御手段 32 通信制御手段 33 通信サービス識別手段 34 通信サービス代理処理手段 4 通信網 5 通信網

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発行した要求に従って通信処理を実行する
    第1の装置と、前記第1の装置からの要求に従って通信
    処理を実行する第2の装置と、前記第1、第2の装置間
    に介在し、前記第1の装置と回線接続方式の通信網を介
    して接続され、前記第1、第2の装置間での通信処理を
    中継する通信処理装置とを備える通信処理システムであ
    って、 前記第1の装置は、 前記第2の装置へのデータ送信要求を発行する送信要求
    発行手段と、 前記送信要求発行手段が発行したデータ送信要求に応答
    して、前記通信処理装置との間の回線を接続する回線接
    続手段と、 前記回線接続手段によって接続された回線を介して前記
    データ送信要求に対応するデータを送信するデータ送信
    手段と、 前記接続された回線を介して前記データ送信手段による
    データ送信の完了を前記通信処理装置に通知する送信完
    了通知手段と、 を備え、 前記通信処理装置は、 前記データ送信手段から送信された前記対応するデータ
    を受信する第1のデータ受信手段と、 前記第1のデータ受信手段が受信した前記対応するデー
    タを蓄積するデータ蓄積手段と、 前記送信完了通知手段からの送信完了通知に応答して、
    前記回線接続手段によって接続された前記第1の装置と
    の間の回線を切断する回線切断手段と、 前記データ蓄積手段に蓄積された前記対応するデータを
    前記第2の装置に転送するデータ転送手段と、 前記データ転送手段によるデータ転送の完了を前記第2
    の装置に通知する転送完了通知手段と、 前記転送完了通知手段からの転送完了通知に従って前記
    第2の装置から通知された受信完了通知に応答して、前
    記回線切断手段によって切断された前記第1の装置との
    間の回線を再接続する回線再接続手段と、 前記第2の装置からの受信完了通知に応答して、前記回
    線再接続手段によって接続された回線を介して前記第1
    の装置に前記第2の装置による前記対応するデータの受
    信完了を通知する受信完了再通知手段とを備え、 前記第2の装置は、 前記データ転送手段から転送された前記対応するデータ
    を受信する第2のデータ受信手段と、 前記転送完了通知手段からの転送完了通知に応答して、
    前記対応するデータの受信完了を前記通信処理装置に通
    知する受信完了通知手段とを備えることを特徴とする通
    信処理システム。
  2. 【請求項2】発行した要求に従って通信処理を実行する
    第1の装置と、前記第1の装置からの要求に従って通信
    処理を実行する第2の装置と、前記第1、第2の装置間
    に介在し、前記第1の装置と回線接続方式の通信網を介
    して接続され、前記第1、第2の装置間での通信処理を
    中継する通信処理装置とを備える通信処理システムであ
    って、 前記第1の装置は、 前記第2の装置からのデータ受信要求を発行する受信要
    求発行手段と、 前記受信要求発行手段が発行したデータ受信要求に応答
    して、前記通信処理装置との間の回線を接続する回線接
    続手段と、 前記回線接続手段によって接続された回線を介して前記
    データ受信要求を前記通信処理装置に通知するデータ受
    信要求通知手段と、 前記データ受信要求通知手段からのデータ受信要求に従
    って前記通信処理装置を介して前記第2の装置から送信
    されたデータを受信する第1のデータ受信手段とを備
    え、 前記通信処理装置は、 前記データ受信要求通知手段からのデータ受信要求に応
    答して、前記回線接続手段によって接続された前記第1
    の装置との間の回線を切断する回線切断手段と、 前記データ受信要求通知手段からのデータ受信要求に応
    答して、さらに前記第2の装置にデータ受信要求を通知
    するデータ受信要求再通知手段と、 前記データ受信要求再通知手段からのデータ受信要求に
    従って前記第2の装置から送信された前記データ受信要
    求に対応するデータを受信する第2のデータ受信手段
    と、 前記第2のデータ受信手段が受信した前記対応するデー
    タを蓄積するデータ蓄積手段と、 前記第2の装置からの前記データ受信手段が受信するデ
    ータの送信完了を示す送信完了通知に応答して、前記回
    線切断手段によって切断された前記第1の装置との間の
    回線を再接続する回線再接続手段と、 前記回線再接続手段によって接続された回線を介して前
    記第1の装置に前記データ蓄積手段に蓄積されたデータ
    を転送するデータ転送手段と、 前記データ転送手段によるデータ転送の完了を前記第1
    の装置に通知する転送完了通知手段とを備え、 前記第2の装置は、 前記データ受信要求再通知手段からの受信要求通知に従
    って対応するデータを前記第2のデータ受信手段に送信
    するデータ送信手段と、 前記データ送信手段によるデータの送信完了を示す前記
    送信完了通知を前記通信処理装置に通知する送信完了通
    知手段とを備えることを特徴とする通信処理システム。
  3. 【請求項3】発行したデータ送信要求に従って回線を接
    続し、該データ送信要求に対応するデータを送信する第
    1の装置と回線接続方式の通信網を介して接続され、該
    データ送信要求に応じたデータを受信する第2の装置と
    通信網を介して接続され、前記第1の装置から前記第2
    の装置へのデータ送信を中継する通信処理装置であっ
    て、 前記データ送信要求に従って接続された回線を介して前
    記第1の装置から前記対応するデータを受信する第1の
    データ受信手段と、 前記第1のデータ受信手段が受信した前記対応するデー
    タを蓄積するデータ蓄積手段と、 前記第1の装置からのデータ送信の完了を示す送信完了
    通知に応答して、前記接続された前記第1の装置との間
    の回線を切断する回線切断手段と、 前記データ蓄積手段に蓄積された前記対応するデータを
    前記第2の装置に転送するデータ転送手段と、 前記データ転送手段によるデータ転送の完了を前記第2
    の装置に通知する転送完了通知手段と、 前記転送完了通知手段からの転送完了通知に従って前記
    第2の装置から通知された受信完了通知に応答して、前
    記回線切断手段によって切断された前記第1の装置との
    間の回線を再接続する回線再接続手段と、 前記第2の装置からの受信完了通知に応答して、前記回
    線再接続手段によって接続された回線を介して前記第1
    の装置に、前記第2の装置による前記対応するデータの
    受信完了を通知する受信完了再通知手段とを備えること
    を特徴とする通信処理装置。
  4. 【請求項4】前記第1、第2の装置との間で送受信され
    る前記対応するデータは、1つ以上のパケットに分割さ
    れており、 前記転送完了通知手段は、前記データ転送手段が前記対
    応するデータのすべてのパケットを送信したときに、前
    記データ転送の完了を前記第2の装置に通知することを
    特徴とする請求項3に記載の通信処理装置。
  5. 【請求項5】前記転送完了通知手段は、データ転送の完
    了を示す制御情報を含むパケットを前記第2の装置に送
    信することによって、該データ転送の完了を通知し、 前記受信完了再通知手段は、データ受信の完了を示す制
    御情報を含むパケットを前記第2の装置に送信すること
    によって、前記第2の装置による前記対応するデータの
    受信完了を通知することを特徴とする請求項3または4
    に記載の通信処理装置。
  6. 【請求項6】発行したデータ受信要求に従って回線を接
    続し、該データ受信要求を通知する第1の装置と回線接
    続方式の通信網を介して接続され、該データ受信要求に
    応じたデータを送信する第2の装置と通信網を介して接
    続され、前記第1の装置による前記第2の装置からのデ
    ータ受信を中継する通信処理装置であって、 前記接続された回線を介して前記第1の装置から通知さ
    れたデータ受信要求に応答して、前記接続された前記第
    1の装置との間の回線を切断する回線切断手段と、 前記データ受信要求に応答して、さらに前記第2の装置
    にデータ受信要求を通知するデータ受信要求再通知手段
    と、 前記データ受信要求再通知手段からのデータ受信要求に
    従って前記第2の装置から送信された前記データ受信要
    求に対応するデータを受信する第2のデータ受信手段
    と、 前記第2のデータ受信手段が受信した前記対応するデー
    タを蓄積するデータ蓄積手段と、 前記第2の装置からの前記データ受信手段が受信するデ
    ータの送信完了を示す送信完了通知に応答して、前記回
    線切断手段によって切断された前記第1の装置との間の
    回線を再接続する回線再接続手段と、 前記回線再接続手段によって接続された回線を介して前
    記第1の装置に前記データ蓄積手段に蓄積されたデータ
    を転送するデータ転送手段と、 前記データ転送手段によるデータ転送の完了を前記第1
    の装置に通知する転送完了通知手段とを備えることを特
    徴とする通信処理装置。
  7. 【請求項7】前記第1、第2の装置との間で送受信され
    る前記対応するデータは、1つ以上のパケットに分割さ
    れており、 前記転送完了通知手段は、前記データ転送手段が前記対
    応するデータのすべてのパケットを送信したときに、前
    記データ転送の完了を前記第1の装置に通知することを
    特徴とする請求項6に記載の通信処理装置。
  8. 【請求項8】前記受信要求再通知手段は、データ受信要
    求を示す制御情報を含むパケットを前記第2の装置に送
    信することによって、前記第2の装置にデータ受信要求
    を通知し、 前記転送完了通知手段は、データ転送の完了を示す制御
    情報を含むパケットを前記第1の装置に送信することに
    よって、該データ転送の完了を通知することを特徴とす
    る請求項6または7に記載の通信処理装置。
  9. 【請求項9】発行した要求に従って通信処理を実行する
    第1の装置と、前記第1の装置からの要求に従って通信
    処理を実行する第2の装置と、前記第1、第2の装置間
    に介在し、前記第1の装置と回線接続方式の通信網を介
    して接続され、前記第1、第2の装置間での通信処理を
    中継する通信処理装置とを備えるシステムにおける通信
    処理方法であって、 前記第1の装置から前記第2の装置へのデータ送信要求
    を発行する送信要求発行ステップと、 前記発行したデータ送信要求に応答して、前記第1の装
    置と前記通信処理装置との間の回線を接続する回線接続
    ステップと、 前記接続された回線を介して前記データ送信要求に対応
    するデータを前記第1の装置から前記通信処理装置に送
    信するデータ送信ステップと、 前記データ送信ステップで送信された前記対応するデー
    タを前記通信処理装置内に蓄積するデータ蓄積ステップ
    と、 前記データ送信ステップでのデータ送信の完了を前記第
    1の装置から前記通信処理装置へ前記接続された回線を
    介して通知する送信完了通知ステップと、 前記送信完了通知ステップでの通知に応答して、前記第
    1の装置と前記通信処理装置との間の回線を切断する回
    線切断ステップと、 前記送信完了通知ステップでの通知に応答して、前記デ
    ータ蓄積ステップで蓄積されたデータを前記通信処理装
    置から前記第2の装置へ転送するデータ転送ステップ
    と、 前記データ転送ステップでのデータ転送の終了を前記通
    信処理装置から前記第2の装置へ通知する転送完了通知
    ステップと、 前記転送完了通知ステップでの通知に応答して、データ
    の受信完了を前記第2の装置から前記通信処理装置へ通
    知する受信完了通知ステップと、 前記受信完了ステップでの通知に応答して、前記回線切
    断ステップで切断された回線を再接続する回線再接続ス
    テップと、 前記再接続された回線を介して前記第2の装置によるデ
    ータ受信の完了を前記通信処理装置から前記第1の装置
    へ通知する受信完了再通知ステップとを含むことを特徴
    とする通信処理方法。
  10. 【請求項10】発行した要求に従って通信処理を実行す
    る第1の装置と、前記第1の装置からの要求に従って通
    信処理を実行する第2の装置と、前記第1、第2の装置
    間に介在し、前記第1の装置と回線接続方式の通信網を
    介して接続され、前記第1、第2の装置間での通信処理
    を中継する通信処理装置とを備えるシステムにおける通
    信処理方法であって、 前記第1の装置への前記第2の装置からのデータ受信要
    求を発行するデータ受信要求発行ステップと、 前記発行したデータ受信要求に応答して、前記第1の装
    置と前記第2の装置との間の回線を接続する回線接続ス
    テップと、 前記接続された回線を介して前記データ受信要求を前記
    第1の装置から前記通信処理装置へ通知するデータ受信
    要求通知ステップと、 前記データ受信要求ステップでの通知に応答して、前記
    回線接続ステップで接続された回線を切断する回線切断
    ステップと、 前記データ受信要求ステップでの通知に応答して、さら
    に前記通信処理装置から前記第2の装置にデータ受信要
    求を通知するデータ受信再要求ステップと、 前記データ要求再受信ステップでのデータ受信要求に応
    答して、前記第2の装置から前記通信処理装置に該デー
    タ受信要求に対応するデータを送信するデータ送信ステ
    ップと、 前記データ送信ステップで送信された前記対応するデー
    タを前記通信処理装置内に蓄積するデータ蓄積ステップ
    と、 前記データ送信ステップでのデータ送信の完了を前記第
    2の装置から前記通信処理装置に通知する送信完了通知
    ステップと、 前記送信完了ステップでの通知に応答して、前記回線切
    断ステップで切断された回線を再接続する回線再接続ス
    テップと、 前記再接続された回線を介して、前記蓄積ステップで前
    記通信処理装置内に蓄積されたデータを前記第1の装置
    に転送する転送ステップと、 前記転送ステップでのデータ転送の完了を前記通信処理
    装置から前記第1の装置に通知する転送完了通知ステッ
    プとを含むことを特徴とする通信処理方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7123618B2 (en) 2000-07-07 2006-10-17 Matsushta Electric Industrial Co., Ltd. Data transmitting apparatus and data receiving apparatus
US7296081B2 (en) 2001-05-29 2007-11-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Packet reception apparatus and packet reception method
WO2022259300A1 (ja) * 2021-06-07 2022-12-15 日本電信電話株式会社 通信接続判定方法、通信接続判定装置およびセンサシステム

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