JPH11340978A - ネットワーク監視方法及びその装置 - Google Patents

ネットワーク監視方法及びその装置

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JPH11340978A
JPH11340978A JP10145897A JP14589798A JPH11340978A JP H11340978 A JPH11340978 A JP H11340978A JP 10145897 A JP10145897 A JP 10145897A JP 14589798 A JP14589798 A JP 14589798A JP H11340978 A JPH11340978 A JP H11340978A
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JP
Japan
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network
information
unit
control unit
transmission
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JP10145897A
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Susumu Kobayashi
進 小林
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク構成の自動管理、トラフィック
のシミュレーション、ネットワーク機器に対する自動設
定を行う事により、ネットワークの運用管理を容易かつ
効率的に行うためのネットワーク監視装置を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 サーバやルータなどのネットワーク機器
からなるネットワークを監視するネットワーク監視装置
において、前記ネットワーク機器と交信するエージェン
トのインターフェースと、ネットワークの稼働状態のシ
ミュレーションを行うシミュレーション部とを有し、前
記インターフェースは前記ネットワーク機器の送受信制
御部と通信を行い、前記送受信制御部の指示により、前
記ネットワーク機器内の設定情報の読み出しおよび前記
ネットワーク機器内の設定情報の更新を行い、前記送受
信制御部に通知された結果を基に、ネットワークの稼働
状態のシミュレーションを行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＬＡＮ（Local Ar
ea Network）やＷＡＮ（Wide Area Network）、インタ
ーネット等のネットワークの構成を管理するネットワー
ク監視装置に関し、特にネットワークの構成機器の管
理、運用方法におけるネットワーク監視方法及びその装
置とそのシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のネットワーク運用管理は、ＳＮＭ
Ｐ（Simple Network Management Protocol：ネットワー
ク管理・プロトコルの一種）を用いたネットワーク監視
装置によるトラフィック監視、障害監視を行う方式、ま
たはＲＭＯＮ（Renote MONitering）プロトコルを用い
たネットワーク監視装置によるトラフィック監視、障害
監視などの方法が用いられている。いずれも監視結果を
グラフィックディスプレイ上に表示するなど、ネットワ
ークの稼働状態を判りやすくする工夫が用いられてい
る。しかし、ネットワークを構築するにあたり、机上で
ネットワーク設計（機器の選択、ネットワーク構成の設
計、経路設計）を行い、その結果を各ネットワーク機器
に設定する方法が用いられているため、ネットワークの
設計ミス、各機器への設定ミス等の危険があった。ま
た、ネットワーク稼働後の障害発生、トラフィックの増
大によるネットワーク構成の変更も前記ネットワーク監
視装置でモニタリングした結果を基に、原因究明、対応
策の検討を行うという方法が用いられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のＳＮＭ
ＰやＲＭＯＮプロトコルを用いたトラフィック監視、障
害監視の方式では、次のような問題がある。
【０００４】（１）第１の問題点は、各ネットワーク機
器に対する設定は、現調員が手作業で行う必要があるた
め、各機器への設定ミスがあった場合、ネットワークが
設計通りに動作せず、原因究明、解決に時間がかかると
いうことである。
【０００５】その理由は、各構成機器に一旦設定した情
報を直接外部から見ることができないだけでなく、特定
の条件の時のみ正常に動作しないなどの現象が発生する
場合があり、動作の状況から問題点の絞り込み、原因究
明を人手で行う必要があるためである。
【０００６】（２）第２の問題点は、ネットワーク運用
時にトラフィックの増加、特定サーバへの負荷集中が生
じた場合、適切な経路変更および機器の増設などの対処
およびその効果の割り出しが困難ということである。
【０００７】その理由は、トラフィックが集中した場
合、従来の監視方法では、ボトルネックとなる箇所の割
り出しと機器増設、ネットワーク分割などの対処を行っ
た後の効果を事前に確認できないため、適切な処置を行
う事が困難なだけでなく、機器増設やネットワーク経路
の変更作業を手作業で行うため、設計ミスや設定ミス、
設定モレ等により期待した効果が出ない場合、その調査
や原因究明に時間を要するためである。
【０００８】［発明の目的］本発明の目的は、ネットワ
ーク構成の自動管理、トラフィックのシミュレーショ
ン、ネットワーク機器に対する自動設定を行う事によ
り、ネットワークの運用管理を容易かつ効率的に行うた
めのネットワーク監視装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を解
決するもので、サーバやルータなどのネットワーク機器
からなるネットワークを監視するネットワーク監視装置
において、前記サーバやルータなどのネットワーク機器
の情報を格納する機器情報格納部と、前記ネットワーク
機器に設定される経路情報を格納する経路情報格納部
と、各前記ネットワーク機器が接続されている各ネット
ワークのトラフィック情報を格納するトラフィック情報
格納部と、前記各格納部に格納されている情報を基にネ
ットワーク状態をシミュレーションするシミュレーショ
ン部と、前記シミュレーションの結果をディスプレイに
表示するための表示制御部とを有し、前記各格納部に設
定する情報の入力と更新、および前記表示制御部に対し
シミュレーション結果の表示方法の指示を与える入力制
御部と、前記入力制御部より入力された情報を前記各格
納部に反映する情報入出力制御部とからなり、前記情報
入出力制御部は、前記入力制御部からの情報により受信
データ編集部及び、送信データ編集部の制御と、前記受
信データ編集部からの情報を前記各格納部に反映および
前記各格納部の情報を前記送信データ編集部に通知し、
前記受信データ編集部および前記送信データ編集部は、
送受信制御部を介してネットワーク機器内にあるエージ
ェントとデータの送受信制御を行うことを特徴とする。
【０００９】また、本発明は、サーバやルータなどのネ
ットワーク機器からなるネットワークを監視するネット
ワーク監視装置において、前記ネットワークを構成する
前記サーバやルータなどのネットワーク機器の情報を格
納する機器情報格納部と、前記ネットワーク機器に設定
される経路情報を格納する経路情報格納部と、各前記ネ
ットワーク機器が接続されている各ネットワークのトラ
フィック情報を格納するトラフィック情報格納部と、前
記各格納部に格納されている前記ネットワークの情報を
基に前記ネットワークの稼働状態をシミュレーションす
るシミュレーション部と、前記シミュレーションの結果
をディスプレイに表示するための表示制御部と、前記各
格納部に設定する情報の入力、更新及び前記表示制御部
に対し、前記シミュレーションの結果の表示方法の指示
を与える入力制御部と、前記入力制御部より入力された
情報を前記各格納部に反映する情報入出力制御部と、を
有し、前記シミュレーションの結果を基にネットワーク
構成を自動設定できることを特徴とする。
【００１０】さらに、本発明は、サーバやルータなどの
ネットワーク機器からなるネットワークを監視するネッ
トワーク監視装置において、前記ネットワーク上のデー
タを採取する送受信制御部と、採取した前記データを解
析、編集する受信データ編集部と、前記ネットワーク運
用時のトラフィック情報を格納するトラフィック情報格
納部と、経路情報を格納する経路情報格納部とおよびネ
ットワーク機器情報を格納するネットワーク機器情報格
納部とに格納されている情報を基に前記ネットワークの
稼働状態のシミュレーションを行うシミュレーション部
と、前記シミュレーション部の結果をディスプレイに表
示する表示制御部を有することを特徴とる。
【００１１】またさらに、本発明は、サーバやルータな
どのネットワーク機器からなるネットワークを監視する
ネットワーク監視装置において、キーボードなどの入力
機器の制御を行う入力制御部と、前記入力制御部からの
情報を、トラフィック情報格納部、ネットワーク機器情
報格納部、経路情報格納部に対して格納制御を行う情報
入出力制御部と、前記トラフィック情報格納部、ネット
ワーク機器情報格納部、経路情報格納部の情報を基に前
記ネットワーク状態のシミュレーションを行うシミュレ
ーション部と、前記シミュレーションの結果を基に、情
報入出力制御部、送信データ編集部および送受信制御部
を介して前記ネットワーク機器に前記ネットワーク情報
を自動設定することを特徴とする。
【００１２】さらに、本発明は、サーバやルータなどの
ネットワーク機器からなるネットワークを監視するネッ
トワーク監視装置において、前記ネットワーク機器と交
信するエージェントのインターフェースと、ネットワー
クの稼働状態のシミュレーションを行うシミュレーショ
ン部とを有し、前記インターフェースは前記ネットワー
ク機器の送受信制御部と通信を行い、前記送受信制御部
の指示により、前記ネットワーク機器内の設定情報の読
み出しおよび前記ネットワーク機器内の設定情報の更新
を行い、前記送受信制御部に通知された結果を基に、ネ
ットワークの稼働状態のシミュレーションを行うことを
特徴とする。
【００１３】また、本発明は、サーバやルータなどのネ
ットワーク機器からなるネットワークを監視するネット
ワーク監視方法において、エージェントにより前記ネッ
トワーク機器と交信し、前記エージェントにより前記ネ
ットワーク機器の送受信制御部と通信を行い、前記送受
信制御部の指示により前記ネットワーク機器内の設定情
報の読み出しおよび前記ネットワーク機器内の設定情報
の更新を行い、前記送受信制御部に通知された結果を基
に、ネットワークの稼働状態のシミュレーションを行う
ことを特徴とする。
【００１４】また、サーバやルータなどのネットワーク
機器とネットワーク監視装置からなるネットワークシス
テムにおいて、前記ネットワーク監視装置は、前記ネッ
トワーク機器と交信するエージェントと、前記ネットワ
ークの稼働状態のシミュレーションを行うシミュレーシ
ョン部とを有し、前記エージェントは前記ネットワーク
機器の送受信制御部と通信を行い、前記送受信制御部の
指示により、前記ネットワーク機器内の設定情報の読み
出しおよび前記ネットワーク機器内の設定情報の更新を
行い、前記送受信制御部に通知された結果を基に、前記
ネットワークの稼働状態の前記シミュレーションを行う
ことを特徴とする。
【００１５】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について、図面
を参照しつつ詳細に説明する。
【００１６】図１は、本実施形態によるネットワーク監
視装置の構成図を示す。図２は、本実施形態によるネッ
トワーク監視装置を用い、ネットワーク監視を行った場
合の運用システム、図３は、本実施形態によるシステム
構成例を示す。
【００１７】まず、図２に示すＬＡＮ（Local Area Net
work）やＷＡＮ（Wide Area Network）等のネットワー
クにおける運用システムにおいて、ネットワークセグメ
ントＡに属するワークステーションＷＳ１１、ＷＳ１２
と、ネットワークセグメントＢに属するワークステーシ
ョンＷＳ１４、ＷＳ１５とがルータ１３に接続され、イ
ーサネット等の伝送プロトコルで動作する伝送路に接続
されて運用されている。
【００１８】また、ネットワーク監視装置１６は、ネッ
トワークセグメントＢに接続した場合を示す。この時、
ネットワーク監視装置１６には、ワークステーションＷ
Ｓ１１、ＷＳ１２、ＷＳ１４、ＷＳ１５およびルータ１
３のハードウェア情報を内部の記憶手段のネットワーク
機器情報格納部５にあらかじめ設定されている。また、
これらネットワーク機器に設定されている経路情報の内
容も経路情報格納部３にあらかじめ設定されている。
【００１９】次に、図１に示すネットワーク監視装置１
６には、各ＷＳを接続した伝送路からの受信データ及び
送信データを送受する送受信制御部１０を有し、送受信
制御部１０からの受信データを編集する受信データ編集
部８と、送受信制御部１０に送信する送信データ編集部
９と、受信データ編集部８から受信し、送信データ編集
部９に送出する情報入出力制御部６と、該情報入出力制
御部６にデータやコマンドを入力するキーボードやテン
キー等の入力装置から入力データを入力される入力制御
部７と、データの書き込み、読み出し可能な記憶手段で
ある経路情報格納部３と、トラフィック情報格納部４
と、ネットワーク機器情報格納部５と、入力制御部７の
入力データに従って各記憶手段からの読み出しデータ及
び書き込みデータを用いてシミュレートするシミュレー
ション部１と、入力制御部７の入力データに従ってシミ
ュレーション部１の結果を表示するための表示制御部２
とから構成されている。
【００２０】ネットワーク機器情報格納部５には、例え
ばネットワークに接続された各ネットワーク機器１１〜
１５のハードウェア情報が格納されている。また、ネッ
トワーク機器情報格納部５と経路情報格納部３の情報を
組み合わせれば、各ネットワーク機器の接続状態が自ず
から明らかになる。
【００２１】さらに、ネットワーク監視装置１６とルー
タ１３との関係を、図３に示して説明する。ネットワー
ク監視装置１６は、図１と同一個所には同一符号を付
し、重複する説明を省略する。図３において、ネットワ
ーク監視装置１６は、入力装置２５に入力データに従っ
て、各記憶手段３〜５の情報をやりとりする格納情報操
作部１７と、通信系に接続されるエージェント通信部１
８とが備えられている。また、ルータ１３や、ネットワ
ークセグメントＡに組み込まれているＷＳ１１，１２
と、ネットワークセグメントＢに組み込まれているＷＳ
１４，１５とに相当するネットワーク機器２４には、接
続したいＷＳに至る経路情報２１と、自己の機器情報
と、機器アドレスと、接続情報等のネットワーク機器情
報格納部２２と、接続しているネットワークのネットワ
ーク情報２３と、を送受する情報操作部２０と、路情報
２１とネットワーク機器情報格納部２２とネットワーク
情報２３を送受する情報操作部１７と、情報操作部１７
とやりとりするエージェント通信部１９とから構成され
ている。ネットワーク機器情報格納部２２は、機器種別
２７として性能、通信速度を、機器アドレス２８として
ＩＰアドレスを、接続情報２９として接続されている他
のネットワーク機器の情報（ルータやワークステーショ
ン）が格納されている。これらの情報は、ネットワーク
機器に予め登録されており、保守時に必要であればネッ
トワーク監視装置より、情報取得の命令を出し、エージ
ェントを介して取り込むことも可能である。
【００２２】以下、図１と図３を用いて、本実施形態に
よるネットワーク監視装置の詳細について説明する。ま
ず、図１において、本実施形態によるネットワーク監視
装置の基本動作について説明する。キーボードなどの入
力デバイスを通して、入力制御部７は、表示制御部２、
情報入出力制御部６に入力情報を通知する。表示制御部
２は、単なる入力データ（経路情報格納部３、トラフィ
ック情報格納部４、ネットワーク機器情報格納部５に入
力する情報）の場合、表示器のグラフィックディスプレ
イ上に表示する。
【００２３】情報入出力制御部６は、入力制御部７から
の入力データを入力し、経路情報格納部３と、トラフィ
ック情報格納部４と、ネットワーク機器情報格納部５と
に設定する情報の場合、経路情報格納部３と、トラフィ
ック情報格納部４と、ネットワーク機器情報格納部５と
に格納されている情報の更新処理を行う。ネットワーク
機器情報格納部５は、機器種別３０として性能、通信速
度を、機器アドレス３１としてＩＰアドレスを、接続情
報３２として接続されている他のネットワーク機器の情
報（ルータやワークステーション）が格納されている。
【００２４】また、情報入出力制御部６は、監視対象の
ネットワークよりトラフィック情報を採取する場合また
は各ネットワーク機器から情報を採取する場合は、受信
データ編集部８および送信データ編集部９に対して、通
知を行う。通知すると送信データ編集部９は、トラフィ
ック監視用のメッセージ、ネットワーク機器の情報採取
用のメッセージを生成し、送受信制御部１０に送る。送
受信制御部１０は、通知されたメッセージを監視対象の
ネットワークに送信する。
【００２５】一方、送出したメッセージに対する応答を
受信した場合、受信した情報は、送受信制御部１０を介
して受信データ編集部８に送られる。受信データ編集部
８は、通知されたメッセージの解析、編集、データ形式
変換等を行い、情報入出力制御部６に通知する。情報入
出力制御部６は、通知されたメッセージの内容に従い、
経路情報格納部３、トラフィック情報格納部４、ネット
ワーク機器情報格納部５の内容を更新する。
【００２６】シミュレーション部１は、入力制御部７か
らの指示によるシミュレーション形態（トラフィック状
況、サーバの負荷状況、表示内容等）に基づき、経路情
報格納部３、トラフィック情報格納部４、ネットワーク
機器情報格納部５よりデータを取り込み、ネットワーク
の稼働状況のシミュレーションを実施する。この場合、
ネットワーク機器情報格納部５と経路情報格納部３の情
報を基に、各ネットワーク機器の接続状態を自動的に作
成する。
【００２７】つぎに、本実施形態によるネットワーク監
視装置１６の使用方法および運用に関して、図２と図３
を用いて説明する。図２は、監視対象のネットワーク
に、本実施形態によるネットワーク監視装置を接続した
場合を示す。ワークステーションＷＳ１１、ＷＳ１２、
ＷＳ１４、ＷＳ１５およびルータ１３は、ネットワーク
構成機器である。ネットワーク監視装置１６を、ネット
ワークセグメントＢに接続した場合を示す。この時、ネ
ットワーク監視装置１６には、ワークステーションＷＳ
１１、ＷＳ１２、ＷＳ１４、ＷＳ１５およびルータ１３
のハードウェア情報が、ネットワーク機器情報格納部５
にあらかじめ設定されている。また、これらネットワー
ク機器１１〜１５に設定されている経路情報の内容も、
経路情報格納部３にあらかじめ設定されている。
【００２８】ネットワーク監視装置１６は、ネットワー
ク機器情報格納部５にあらかじめ登録されているネット
ワーク機器のハードウエアの情報を基に、各ネットワー
ク機器に対し設定情報の読み出しの要求を行い、各ネッ
トワーク機器の設定情報を取り込み、経路情報格納部
３、ネットワーク機器情報格納部５の内容を更新する。
そして更新した結果を基に、ネットワークの稼働状況の
シミュレーションを行い、その結果を表示制御部２を介
して表示器に表示し、稼働状況を視認することができ
る。
【００２９】一方、シミュレーション結果を基に、特定
のＷＳの負荷が大きい場合、ＷＳの増設、機種変更を行
った結果をネットワーク監視装置１６の送受信制御部１
０に入力する。入力した結果を基に、再度シミュレーシ
ョンを行い、改善された事を確認した後、ネットワーク
監視装置１６より、各ネットワーク機器に対して各記憶
手段３〜５に登録を実行する。
【００３０】この場合、ネットワーク監視装置１６は、
経路情報格納部３、ネットワーク機器情報格納部５に登
録されている内容を基に、各ネットワーク機器に対して
接続状態に不具合がある場合に接続忌避や接続忌避解
除、接続変更等の情報設定をおこなう。
【００３１】最後に、図３を用いて、ネットワーク監視
装置１６と各ネットワーク機器の通信方法に関して説明
する。ネットワーク監視装置１６が各ネットワーク機器
１１〜１５と直接及びルータ１３を介して通信を行い、
設定情報を更新する方法もあるが、ネットワーク内の通
信トラフィックの増大、通信エラー等による二次障害が
発生する危険がある。そのため、本実施形態では、図３
に示すように、エージェント（代理人）を各ネットワー
ク機器１１〜１５に設け、そのエージェントを介して各
ネットワーク機器の設定情報の採取および設定情報の更
新を行う。
【００３２】図３で、ネットワーク監視装置１６の格納
情報操作部１７は、入力制御部７からの情報に基づき、
経路情報格納部３、トラフィック情報格納部４、ネット
ワーク機器情報格納部５から読み出した各情報を格納情
報操作部１７を介して、エージェント通信部１８に通知
する。エージェント通信部１８は、通知された情報を入
力制御部７からの指示に基づき、ネットワーク機器に送
信する。
【００３３】また、ネットワークの稼働状態のシミュレ
ーションを行うために、ネットワークの情報を採取する
場合は、エージェント通信部１８は、入力装置２５から
入力された採取する旨の指示データ情報によって、受信
した情報を入力制御部７からの指示に基づき、格納情報
操作部１７に通知する。格納情報操作部１７は、エージ
ェント通信部１８から通知された情報を、入力制御部７
からの情報に従い、分類、編集を行い、経路情報格納部
３、トラフィック情報格納部４、ネットワーク機器情報
格納部５に設定されている情報を更新する。
【００３４】次に、ネットワーク機器１１〜１５側の動
作について説明する。各ネットワーク機器１１〜１５に
対して経路情報、機器アドレス、接続情報を設定する場
合、ネットワーク監視装置１６は、設定する情報をエー
ジェント通信部１９に送信する。エージェント通信部１
９は、受信した情報に基づき情報操作部２０に対して指
示を行う。情報操作部２０は、通知された情報の編集を
行い、経路情報２１、ネットワーク機器情報２２、ネッ
トワーク情報２３に設定されている各々の情報を自動的
に更新する。
【００３５】また、ネットワーク監視装置１６より、シ
ミュレーションを行うため、各ネットワーク機器の情報
要求があった場合、エージェント通信部１９は受信した
情報に基づき、情報操作部２０に対して機器情報の採取
を要求する。要求を受けると情報操作部２０は、経路情
報２１、ネットワーク機器情報２２、ネットワーク情報
２３に対して、設定されている情報の読み出し要求を行
い、情報を読み出して、エージェント通信部１９に通知
する。
【００３６】通知を受信したエージェント通信部１９
は、通知された情報を、送信形式に編集し、ネットワー
ク監視装置１６に送信する。
【００３７】上記実施形態により、ネットワーク構成機
器の情報および経路情報、接続情報を基に、ネットワー
ク監視装置１６上で、シミュレーションを行い、表示器
によって視認して、動作上問題無いことを確認した後、
必要が有れば、実際の動作に合わせて各ネットワーク機
器に設定・更新を行うことができる。これにより、ネッ
トワーク機器への設定ミス、設定情報の設計ミスを事前
に防止することが可能になる。
【００３８】また、上記実施形態により、監視対象のネ
ットワークの構成機器１１〜１５の設定情報、トラフィ
ック情報を取り出し、ネットワーク監視装置１６上で、
トラフィック状況のシミュレーションを行い、ネットワ
ーク機器１１〜１５の性能、トラフィックのボトルネッ
クとなる部分の特定ができ、必要に応じてネットワーク
監視装置１６上でネットワーク機器１１〜１５の増設ま
たはネットワーク経路の変更を擬似的に行い、ネットワ
ークの稼働状況のシミュレーションを行い、各ネットワ
ーク機器１１〜１５からの情報に基いて、変更後の効果
をシミュレーションにより確認した後、実際のシステム
に反映することができる。
【００３９】さらに、各ネットワーク機器１１〜１５に
エージェントを搭載しているため、ネットワーク監視装
置１６から必要な情報を、各エージェント１８，１９に
通知するだけで、ネットワーク情報の採取、各機器の設
定情報の変更を行うことができる。
【００４０】以上により、本発明によるネットワーク監
視装置を用いることにより、ネットワークの運用管理を
効率的に行うことができる。
【００４１】
【発明の効果】本発明によれば、ネットワーク構成機器
の情報および経路情報、接続情報を基に、ネットワーク
監視装置上で、シミュレーションを行い、動作上問題な
いことを確認した後、実際に各ネットワーク機器に設定
を行うことができるので、ネットワークシステムの構築
を効率的に行える。これにより、ネットワーク機器への
設定ミス、設定情報の設計ミスを事前に防止することが
可能になる。
【００４２】また、本発明によれば、監視対象のネット
ワークの構成機器の設定情報、トラフィック情報を取
し、ネットワーク監視装置上で、トラフィック状況のシ
ミュレーションを行い、性能、トラフィックのボトルネ
ックとなる部分の特定ができので、ネットワークの運
用、保守を効率的に行えることである。また、必要に応
じてネットワーク監視装置上でネットワーク機器の増設
またはネットワーク経路の変更を擬似的に行い、ネット
ワークの稼働状況のシミュレーションを行い、変更後の
効果をシミュレーションにより確認した後、実際のシス
テムに反映でき、現実の状態を視認的にはっきり確認で
きる。
【００４３】さらに、本発明によれば、各ネットワーク
機器にエージェントを搭載しているため、ネットワーク
監視装置から必要な情報を各エージェントに通知するだ
けで、ネットワーク情報の採取及び、各機器の設定情報
の変更を行うことができるので、ネットワークのトラフ
ィック増加を伴わないネットワーク情報の採取及び、機
器情報の設定を行うことができる。以上により、発明に
よるネットワーク監視装置を用いることにより、ネット
ワークの運用管理を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態によるネットワーク監視装置
のブロック図である。
【図２】本発明の実施形態によるネットワーク運用のシ
ステム図である。
【図３】本発明の実施形態によるネットワーク監視装置
システム構成図である。
【符号の説明】
１ シミュレーション部 ２ 表示制御部 ３ 経路情報格納部 ４ トラフィック情報格納部 ５ ネットワーク機器情報格納部 ６ 情報入出力制御部 ７ 入力制御部 ８ 受信データ編集部 ９ 送信データ編集部 １０ 送受信制御部 １１，１２ ＷＳ １３ ルータ １４，１５ ＷＳ １６ ネットワーク監視装置 １７ 格納情報操作部 １８ エージェント通信部 １９ エージェント通信部 ２０ 情報操作部 ２１ 経路情報 ２２ ネットワーク機器情報 ２３ ネットワーク情報 ２４ ネットワーク機器 ２５ 入力装置 ２６ 表示装置 ２７ 機器種別 ２８ 機器アドレス ２９ 接続情報

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 サーバやルータなどのネットワーク機器
    からなるネットワークを監視するネットワーク監視装置
    において、 前記サーバやルータなどのネットワーク機器の情報を格
    納する機器情報格納部と、前記ネットワーク機器に設定
    される経路情報を格納する経路情報格納部と、各前記ネ
    ットワーク機器が接続されている各ネットワークのトラ
    フィック情報を格納するトラフィック情報格納部と、前
    記各格納部に格納されている情報を基にネットワーク状
    態をシミュレーションするシミュレーション部と、前記
    シミュレーションの結果をディスプレイに表示するため
    の表示制御部とを有し、前記各格納部に設定する情報の
    入力と更新、および前記表示制御部に対しシミュレーシ
    ョン結果の表示方法の指示を与える入力制御部と、前記
    入力制御部より入力された情報を前記各格納部に反映す
    る情報入出力制御部とからなり、 前記情報入出力制御部は、前記入力制御部からの情報に
    より受信データ編集部及び、送信データ編集部の制御
    と、前記受信データ編集部からの情報を前記各格納部に
    反映および前記各格納部の情報を前記送信データ編集部
    に通知し、 前記受信データ編集部および前記送信データ編集部は、
    送受信制御部を介してネットワーク機器内にあるエージ
    ェントとデータの送受信制御を行うことを特徴とするネ
    ットワーク監視装置。
  2. 【請求項２】 サーバやルータなどのネットワーク機器
    からなるネットワークを監視するネットワーク監視装置
    において、 前記ネットワークを構成する前記サーバやルータなどの
    ネットワーク機器の情報を格納する機器情報格納部と、
    前記ネットワーク機器に設定される経路情報を格納する
    経路情報格納部と、各前記ネットワーク機器が接続され
    ている各ネットワークのトラフィック情報を格納するト
    ラフィック情報格納部と、前記各格納部に格納されてい
    る前記ネットワークの情報を基に前記ネットワークの稼
    働状態をシミュレーションするシミュレーション部と、
    前記シミュレーションの結果をディスプレイに表示する
    ための表示制御部と、前記各格納部に設定する情報の入
    力、更新及び前記表示制御部に対し、前記シミュレーシ
    ョンの結果の表示方法の指示を与える入力制御部と、前
    記入力制御部より入力された情報を前記各格納部に反映
    する情報入出力制御部と、を有し、前記シミュレーショ
    ンの結果を基にネットワーク構成を自動設定できること
    を特徴とするネットワーク監視装置。
  3. 【請求項３】 サーバやルータなどのネットワーク機器
    からなるネットワークを監視するネットワーク監視装置
    において、 前記ネットワーク上のデータを採取する送受信制御部
    と、採取した前記データを解析、編集する受信データ編
    集部と、前記ネットワーク運用時のトラフィック情報を
    格納するトラフィック情報格納部と、経路情報を格納す
    る経路情報格納部とおよびネットワーク機器情報を格納
    するネットワーク機器情報格納部とに格納されている情
    報を基に前記ネットワークの稼働状態のシミュレーショ
    ンを行うシミュレーション部と、前記シミュレーション
    部の結果をディスプレイに表示する表示制御部を有する
    ことを特徴とるネットワーク監視装置。
  4. 【請求項４】 サーバやルータなどのネットワーク機器
    からなるネットワークを監視するネットワーク監視装置
    において、 キーボードなどの入力機器の制御を行う入力制御部と、
    前記入力制御部からの情報を、トラフィック情報格納
    部、ネットワーク機器情報格納部、経路情報格納部に対
    して格納制御を行う情報入出力制御部と、前記トラフィ
    ック情報格納部、ネットワーク機器情報格納部、経路情
    報格納部の情報を基に前記ネットワーク状態のシミュレ
    ーションを行うシミュレーション部と、前記シミュレー
    ションの結果を基に、情報入出力制御部、送信データ編
    集部および送受信制御部を介して前記ネットワーク機器
    に前記ネットワーク情報を自動設定することを特徴とす
    るネットワーク監視装置。
  5. 【請求項５】 サーバやルータなどのネットワーク機器
    からなるネットワークを監視するネットワーク監視装置
    において、 前記ネットワーク機器と交信するエージェントと、ネッ
    トワークの稼働状態のシミュレーションを行うシミュレ
    ーション部とを有し、前記エージェントは前記ネットワ
    ーク機器の送受信制御部と通信を行い、前記送受信制御
    部の指示により、前記ネットワーク機器内の設定情報の
    読み出しおよび前記ネットワーク機器内の設定情報の更
    新を行い、前記送受信制御部に通知された結果を基に、
    ネットワークの稼働状態のシミュレーションを行うこと
    を特徴とするネットワーク監視装置。
  6. 【請求項６】 サーバやルータなどのネットワーク機器
    からなるネットワークを監視するネットワーク監視方法
    において、 エージェントにより前記ネットワーク機器と交信し、前
    記エージェントにより前記ネットワーク機器の送受信制
    御部と通信を行い、前記送受信制御部の指示により前記
    ネットワーク機器内の設定情報の読み出しおよび前記ネ
    ットワーク機器内の設定情報の更新を行い、前記送受信
    制御部に通知された結果を基に、ネットワークの稼働状
    態のシミュレーションを行うことを特徴とするネットワ
    ーク監視方法。
  7. 【請求項７】 サーバやルータなどのネットワーク機器
    とネットワーク監視装置からなるネットワークシステム
    において、 前記ネットワーク監視装置は、前記ネットワーク機器と
    交信するエージェントと、前記ネットワークの稼働状態
    のシミュレーションを行うシミュレーション部とを有
    し、前記エージェントは前記ネットワーク機器の送受信
    制御部と通信を行い、前記送受信制御部の指示により、
    前記ネットワーク機器内の設定情報の読み出しおよび前
    記ネットワーク機器内の設定情報の更新を行い、前記送
    受信制御部に通知された結果を基に、前記ネットワーク
    の稼働状態の前記シミュレーションを行うことを特徴と
    するネットワークシステム。
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