JPH11340801A - ヒステリシス付加型比較回路 - Google Patents

ヒステリシス付加型比較回路

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JPH11340801A
JPH11340801A JP15000498A JP15000498A JPH11340801A JP H11340801 A JPH11340801 A JP H11340801A JP 15000498 A JP15000498 A JP 15000498A JP 15000498 A JP15000498 A JP 15000498A JP H11340801 A JPH11340801 A JP H11340801A
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Katsumi Arisaka
克已 有坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒステリシス特性のスレショールド電圧を、
電圧の上昇時と下降時とで別々に設定することにより、
チョッパ型コンパレータを用いたヒステリシス付加型比
較回路の対ノイズ性を向上させる。 【解決手段】 複数のレジスタ53、54に保持された
データを選択的にDA変換器42へ入力し、比較アナロ
グ電圧を形成する。チョッパ型コンパレータCHで被比
較アナログ入力電圧と比較アナログ電圧とを比較して、
比較結果をフリップフロップDFFに保持し、その出力
でレジスタ53、54を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヒステリシス付加型
比較回路に関するものであり、例えば、電子写真式複写
機の電源制御やモータ制御に好適な用途を持つ。
【0002】
【従来の技術】ヒステリシス付加型比較回路の適用例の
一つとして、図3に示す電源制御回路に使用されている
コンパレータ16があり、コンパレータ16は電源回路
の出力を安定化させるために、電源の出力電圧を所定の
電圧(図3では定電圧15)と比較しその差を誤差電圧
として検出しPWM(パルス幅変調)生成部17へ与え
ることにより電源の出力DCV0を希望する電圧値にな
るように制御している。
【0003】以下、図3の回路構成を用いて従来のヒス
テリシス付加型比較回路の適用例説明する。
【0004】<電源の回路構成>図3に示す回路構成に
おいて、1はAC入力端子、2から5は整流ダイオード
でブリッジ構成で全波整流をする。6は1次側平滑コン
デンサ、7はトランス、8はスイッチング・トランジス
タである。9と10は整流用のダイオード、11は2次
側平滑用のコイル、12は2次側平滑コンデンサ、13
と14は出力電圧を分圧し制御電圧を検出する制御電圧
検出用の抵抗、15はDA変換器等で構成されるコンパ
レータで参照するための定電圧発生源、16はコンパレ
ータ、17はPWM(パルス幅変調)生成部、18は1
次側と2次側とを電気的に分離しつつ信号を伝達するフ
ォト・アイソレータ、19はDC電源電圧出力端子であ
る。
【0005】<電源の動作>図3の電源回路の動作は次
のようになる。入力端子1から入力されたAC電圧は、
整流ダイオード2から5で構成されるダイオードブリッ
ジで整流され、その後、平滑コンデンサ6である程度平
滑したあと、トランス7の1次巻線の一方の端子に与え
られる。トランス7の1次巻線の反対の端子は、トラン
ジスタ8のコレクタに接続されている。従って、トラン
ジスタ8がオン(ON)しない間はトランス7に電流が
流れないので、トランス7の2次側の巻線に電圧が発生
しない。実際の動作時は、トランジスタ8がオン/オフ
(ON/OFF)を繰り返し、その結果トランス7の2
次側に電圧が発生する。
【0006】トランス7の2次側に発生した電圧は、ダ
イオード9、10、とコイル11ならびに2次側のコン
デンサ12の働きにより、整流、平滑化された定電圧
が、出力端子19に出力される。
【0007】定電圧出力は、2つの抵抗13と14によ
り分割され、コンパレータ16の+側入力に制御電圧V
fとして与えられる。また、コンパレータ16の−側入
力には、定電圧発生源15からの比較基準電圧Vrが与
えられる。
【0008】ここで、制御電圧Vfが比較基準電圧Vr
より大きい場合は、論理”1”(以下Hとする)、小さ
い場合は論理”0”(以下Lとする)という比較結果を
コンパレータ16が出力し、PWM生成部17に送られ
る。
【0009】PWM生成部17では、比較結果を参照
し、比較結果がHならばPWM波のHの幅を減少させ、
比較結果がLならばPWM波のHの幅を増加させる。こ
のとき、1回の演算での増加/減少の時間幅をΔとす
る。
【0010】PWM生成部17で生成されたPWM波
は、フォト・アイソレータ18の発光部である発光ダイ
オードに与られる。発光ダイオードよりの光出力は、対
応するフォト・アイソレータ18の受光部であるフォト
・トランジスタに与えられ、フォト・トランジスタは、
トランジスタ8をドライブし、オンにするので、トラン
ス7の1次側の巻き線に電流を流すことになる。
【0011】従って、PWM波のHの幅が大きいほど、
トランジスタ8はオンの状態が長くなり、トランス7の
1次側から2次側にエネルギーが伝達されることにな
る。
【0012】次に安定化電源の制御の動作を図4のタイ
ミングチャートを用いて説明する。 ・信号<A> 電源の出力電圧を示しており、電源投入時、最初出力電
圧が0Vから所望の電圧までに立ち上がる様子を示して
いる。 ・信号<B> 制御電圧Vfを示している。信号<B>は、信号<A>
を抵抗13と14を用い抵抗分割した値である。図4の
信号<B>における点線は定電圧源15の出力のDC電
圧、すなわち、比較基準電圧Vrを示している。 ・信号<C> VfとVrをコンパレータ16により比較した比較結果
出力を示す。 ・信号<D> コンパレータ16からの結果に基づいて、PMW波形生
成部17がその出力として、PWM波形の幅を変化させ
ていることを示している。 ・信号<E> PWM波形のHの幅の変化している状態、すなわち、P
WM波形のHの幅が増加しているか滅少しているかを示
している。
【0013】図5は、図3のコンパレータ16を構成す
る従来のヒステリシス付加型のチョッパ型コンパレータ
の回路構成例である。 8ビットのレジスタ31とDA
変換器22による比較入力(定電圧源15に相当する)
と、被比較入力を入力とするチョッパ型コンパレータC
Hを、図7の PWM生成部17と同一のチップ上に集
積しやすいようで構成した例である。 以下図5に示す
回路構成図を用いて、ヒステリシス付加型のチョッパ型
コンパレータの従来の例について説明する。
【0014】<構成>図5の従来のコンパレータの回路
構成に於いて、20がチョッパ型コンパレータの+入力
端子、21が−入力端子、22が8ビットのDA変換
器、23から25はスイッチであり、これらのスイッチ
は制御入力がHのとき導通し、Lのとき遮断する(非導
通になる)スイッチである。26はコンデンサ、27は
インバータであり、このインバータはP型MOSトラン
ジスタ27aとN型MOSトランジスタ27bとで構成
されている。28はインバータ、29はDフリップフロ
ップ(DFF)、30は比較結果を出力する出力端子で
ある。また、31は、図示していないCPUにより所定
の定電圧にするべく、所定のディジタルデータが書き込
まれる8ビットのレジスタである。
【0015】<動作>図6は、図5の従来のコンパレー
タ回路の動作を示すタイミングチャート図である。以下
図6を参照し、図5の回路の動作を説明する。 (1)φ1=H,φ2=Lの期間(iの期間) この期間、スイッチ23は遮断し、スイッチ24は導通
する。したがって、コンデンサ26の左側の端子に印加
される電圧は、DA変換器22の出力する電圧Vrが印
加される。電圧∨rは、事前に図示していないCPUに
よりレジスタ31へ所定のディジタルデータを書き込む
ことにより与えられる。書き込まれた8ビットで示され
る所定のデジタルデータの値は、DA変換器22のデジ
タル入力として与えられている。
【0016】一方、スイッチ25も導通しているため、
2つのMOSトランジスタで構成されているインバータ
27の入力と出力が接続されていることになりる。その
結果、コンデンサ26の右側の端子には、2つのトラン
ジスタ27aと27bとで決定されるところの閾値(ス
レショールド電圧)Vthが与えられる。 (2)φ1=L,φ2=Hの期間(iiの期間) この期間、スイッチ23は導通し、スイッチ24は遮断
する。したがって、コンデンサ26の左側の端子の電圧
は入力端子20からの電圧Vfが与えられる。一方、ス
イッチ25は遮断しているので、インバータ27へのみ
接続されることになり、入力インピーダンスは極めて大
きく、従って、コンデンサ26の右側の端子の電圧Vx
はコンデンサ26に蓄えられた電荷によって定まる電圧
になる。 (3)大小判定 期間(1)でコンデンサ26に蓄えられる電荷量は、 C・(Vr−Vth) であり、期間(2)では、コンデンサ26の電荷量は C・(Vf−Vx) という式が成り立つ。しかし、期間(2)ではスイッチ
25が遮断されているため、コンデンサ26の電荷の移
動がないので、コンデンサ26の電荷は保存されてい
る。従って、期間(1)と、期間(2)の電荷量は等し
く、次の式が成り立つ。
【0017】Vr−Vth=Vf−Vx 即ち、 Vx−Vth=Vf−Vr と変形できる。ここで、 Vx−Vr>0なら、インバータ27の出力はL Vx−Vr<0なら、インバータ27の出力はH となる。すなわち、 Vf>Vrのとき、インバータ28の出力はH Vf<Vrのとき、インバータ28の出力はL と定まる。
【0018】この結果を、ラッチパルスφ3の立ち上が
りにてDFF29にラッチし、保持するち、出力端子3
0には、 Vf>Vrのときには、H Vf<Vrのときには、L という結果が出力される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来では、P
WM生成部ではコンパレータの出力が、LであるかHで
あるかということに対応して、PWM生成部により、出
力のHの幅(時間)をΔずつ増加するか、減少するかの
制御をしている。したがって、ノイズ等の原因によって
不必要にコンパレータの出力がLまたはHに変化する
と、それに対応してPWM出力が変化してしまい、結果
として、出力リップルが大きくなってしまうことにな
る。
【0020】そこで、ノイズの影響を受けにくくするた
め、コンパレータの入力にヒステリシス特性を持たせる
ことで、コンパレータの出力を安定にさせる手法が提案
されている。たとえば、特開平6−169239の「コ
ンパレータ回路」等にヒステリシス特性を所有するコン
パレータの回路構成が記述されている。しかしこの場
合、ヒステリシス特性をアナログ回路で実現しているた
めに、後段のPWM生成部とあわせて1つのICとして
集積する場合、アナログ回路とデジタル回路が混在する
ことになる。したがって、その設計と評価、および動作
時におけるノイズ等の影響が少なくなるように動作させ
ることは容易ではない。更に、従来例で示したような、
チョッパ型コンパレータは、ICに集積することに適し
ていない。
【0021】また、チョッパ型コンパレータでは、スレ
ショールド電圧を切り替え、ヒステリシス特性を付加す
る例が特開平6−69799の「並列型アナログ/デジ
タル変換器」にみられるが、これは、本来のスレショー
ルド電圧に対し、GND側の一方向にのみスレショール
ド電圧を固定量シフトするものであり、設定に自由度が
ないものとなっている。
【0022】従って、本発明の課題はヒステリシス特性
のスレショールド電圧を電圧の上昇時と下降時とで自由
に設定することにより、ノイズの影響を受け難くしたヒ
ステリシス付加型比較回路を提供するところにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、保持す
る値を選択的に出力する出力手段と、この選択された値
をDA変換するDA変換器と、DA変換されたアナログ
値とレベルが変化する被比較アナログ入力電圧とを比較
するチョッパ型コンパレータと、この比較結果を保持す
る保持器と、該保持器に保持された値で出力手段の出力
値を選択する選択手段とを、備えたヒステリシス付加型
比較回路によって達成される。
【0024】また、本発明の課題は、複数のレジスタ
と、該複数のレジスタに保持されたデータを選択的にD
A変換器へ伝達する複数のバッファと、選択されたデー
タを入力とし比較アナログ電圧として出力するDA変換
器と、被比較アナログ入力電圧と比較アナログ電圧とを
比較するチョッパ型コンパレータと、比較結果を保持す
る比較結果保持手段とを備え、比較結果保持手段の出力
に基づきバッファを選択し、複数のレジスタにセットさ
れたデータを選択的にDA変換器へ伝達することにより
達成されるヒステリシス付加型比較回路によって達成さ
れる。
【0025】また、チョッパ型コンパレータの電荷蓄積
用のコンデンサの第1の電極は、第1のスイッチを介し
て被比較アナログ入力電圧に接続し、第2のスイッチを
介して比較アナログ電圧に接続し、コンデンサの第2の
電極はインバータに接続し、更にインバータの出力と入
力を導通させる第3のスイッチを備え、充電期間には、
所定の期間、第2のスイッチと第3のスイッチを導通さ
せ、インバータの入力と出力を接続し、コンデンサを比
較アナログ電圧とインバータのスレショールド電圧で充
電し、 比較期間には、第1のスイッチと第3のスイッ
チを遮断し、第1のスイッチを導通し所定の期間経過
後、被比較アナログ電圧と比較アナログ電圧との比較結
果を比較結果保持手段に保持し、比較結果保持手段の出
力によりバッファを選択することによりレジスタを選択
し、更に、充電期間と比較期間は補動作をし、比較結果
を比較結果保持手段に比較結果を保持した後、再び充電
期間を開始するように構成される。
【0026】更に、複数のレジスタは第1のレジスタと
第2のレジスタとの2つのレジスタであって、比較結果
保持手段の出力が偽であるか、真であるかによりバッフ
ァを選択し、レジスタの一方を選択することを特徴とす
る。
【0027】また、第1と第2の2つのレジスタに保持
されるデータは、第2のレジスタに保持されたデータを
DA変換器にてアナログ電圧に変換した値が、第1のレ
ジスタに保持されたデータをDA変換器にてアナログ電
圧よりも小さいことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を添付図
を参照して詳細に説明する。
【0029】<構成>本発明の実施の形態1でのコンパ
レータ回路周辺のブロック図1において、40は制御電
圧(Vfとする)が入力されるチョッパ型コンパレータ
の+(プラス)の入力端子、41が比較基準電圧(VD
1、VD2とする)が入力される−(マイナス)の入力
端子である。42が8ビットのDA変換器、43、4
4、45はスイッチ、46はコンデンサ、47はインバ
ータで、P型MOSトランジスタ47aとN型MOSト
ランジスタ47bにより構成されている。48はインバ
ータで、49はDフリップフロップ(DFF)、50は
図3におけるPWM生成部17に接続される比較結果の
出力端子、51と52は8ビット用の3ステート・バッ
ファで、51は制御入力がLのときに、52は制御入力
がHのときに、8ビットの入力信号を各々8ビットの出
力端子に出力し、それ以外では、出力端子が高インピー
ダンスになる。53と54はそれぞれ8ビットのレジス
タで、図示していないCPUにより値が書き込まれる。
【0030】<動作>図1に示す回路の動作を図2を参
照して説明する。 (Iの期間)Iの期間は初期の段階であり、DFF49
はLであるとする。最初に、DFF49の出力はLなの
で、バッファ51の入力信号が出力され、バッファ52
は高インピーダンスとなっている。従って、レジスタ5
3にセットされたデータ(D1とする)がDA変換器4
2に与えられ、データD1に対応した電圧VD1が、DA
変換器42の出力として出力される。
【0031】従って、電圧VD1が、コンパレータの比
較基準電圧として、−(マイナス)の入力端子41に入
力される。また、比較電圧Vfは+(プラス)の入力端
子40に入力される。
【0032】以上の条件でコンパレータが動作する。コ
ンパレータの詳細な動作は、従来例と同様なので省略す
る。比較結果としては、Vfに対するVD1の比較結果
の条件に対する比較結果(出力端子50)は、 Vf>VD1 のとき、H Vf<VD1 のとき、L となる。
【0033】初期の時点で、Vf=0Vから始まるとす
ると、図2に示すように、出力端子50での値はLとな
り、しばらくの間、出力端子50はLを出力している。
従って、PWM波形のHの幅が順次増加し、図3でいう
DC電源の出力端子19に出力される出力電圧VOも上
昇する。(図2のα部分参照) 出力電圧VOは、抵抗13,14により抵抗分割され、
図1のコンパレータの+(プラス)入力40に与えられ
るので、コンパレータの制御電圧Vf(=Vin)も上
昇しする。制御電圧Vinのプラス側40の入力と比較
電圧VD1のマイナス側41の入力と、出力端子50の
出力との関係は、プラス側の入力40に入力される制御
電圧Vfが上昇すると、出力端子50への出力は、 Vin>VD1 条件で、H となり、期間IIに移る。(図2のβ点以降の部分) (IIの期間) 次に、出力端子50の出力がLからHになったので、図
2のβ点以降の部分ではDFF49の出力50がHとな
るので、バッファ21は高インピーダンスとなり、バッ
ファ52の入力が出力される。
【0034】即ち、DA変換器42にはレジスタ54の
データ(D2とする)が与えられ、データD2に対応し
た電圧(VD2とする)DA変換器より出力される。
(図2のγ部分) IIの期間では、電圧VD2が比較基準電圧となる。この
ときの比較結果の出力(端子)50は、VfとVD2に
従って、 Vf>VD2 のとき、H となる。
【0035】IIの期間では、記出力端子50の出力がH
であるので、PWM波形の幅は順次減少して行き、従っ
て、DC電源出力電圧は減少する。従って、図3におけ
る抵抗13,14により抵抗分割された制御電圧も低下
し、出力端子50は、Vf<VD2 の条件で、Lとな
り、IIIの期間へ移る。(δの点以降) その結果、PWM波形のHの幅が減少から増加に転じる
とともに、バッファ51の入力が出力され、バッファ5
2は、高インピーダンスとなる。すなわち、レジスタ5
3のデータ即ち、データD2がDA変換器42に与えら
れる。(図2のε部分) 以後、IIとIIIに期間が繰返され、対応する動作が繰り
返される。
【0036】ここで、 VD2<VD1 となるようにデータD1,D2を設定しておくと、閥値
幅(VD1−VD2)のヒステリシスが実現されること
になる。
【0037】
【発明の効果】本発明は、ヒステリシス特性のスレショ
ールド電圧を、電圧の上昇時と下降時とで別々に自由に
設定できるので、ノイズの影響を受け難くしたヒステリ
シス付加型比較回路を提供できる.特に、コンデンサを
入力とするチョッパ型コンパレータを使用した回路に顕
著な効果をもたらす。更に、制御対象の特性にあわせて
スレショールド電圧を設定できるので自由度のあるヒス
テリシス特性を持つヒステリシス付加型比較回路を提供
できる。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の回路構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1の動作を示すタイミング
チャートである。
【図3】ヒステリシス付加型比較回路の適用例の回路構
成図である。
【図4】図3の動作を示すタイミングチャートである。
【図5】従来例におけるチョッパ型コンパレータの回路
構成図である。
【図6】従来のコンパレータ回路の動作を示すタイミン
グチャートである。
【符号の説明】
CH チョッパ型コンパレータ 40 制御電圧入力端子 41 比較基準電圧 43、44、 45 スイッチ 53、54 レジスタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持する値を選択的に出力する出力手段
    と、この選択された値をDA変換するDA変換器と、D
    A変換されたアナログ値とレベルが変化する被比較アナ
    ログ入力電圧とを比較するチョッパ型コンパレータと、
    この比較結果を保持する保持器と、該保持器に保持され
    た値で前記出力手段の出力値を選択する選択手段とを、
    備えたヒステリシス付加型比較回路。
  2. 【請求項2】 複数のレジスタと、該複数のレジスタに
    保持されたデータを選択的にDA変換器へ伝達する複数
    のバッファと、選択されたデータを入力とし比較アナロ
    グ電圧として出力するDA変換器と、被比較アナログ入
    力電圧と比較アナログ電圧とを比較するチョッパ型コン
    パレータと、比較結果を保持する比較結果保持手段とを
    備え、 比較結果保持手段の出力に基づきバッファを選択し、複
    数のレジスタにセットされたデータを選択的にDA変換
    器へ伝達することを特徴とするヒステリシス付加型比較
    回路。
  3. 【請求項3】 チョッパ型コンパレータの電荷蓄積用の
    コンデンサの第1の電極は、第1のスイッチを介して被
    比較アナログ入力電圧に接続し、第2のスイッチを介し
    て比較アナログ電圧に接続し、コンデンサの第2の電極
    はインバータに接続し、更にインバータの出力と入力を
    導通させる第3のスイッチを備え、 充電期間には、所定の期間、第2のスイッチと第3のス
    イッチを導通させ、インバータの入力と出力を接続し、
    コンデンサを比較アナログ電圧とインバータのスレショ
    ールド電圧で充電し、 比較期間には、第1のスイッチと第3のスイッチを遮断
    し、第1のスイッチを導通し所定の期間経過後、被比較
    アナログ電圧と比較アナログ電圧との比較結果を比較結
    果保持手段に保持し、 比較結果保持手段の出力によりバッファを選択すること
    によりレジスタを選択し、 更に、充電期間と比較期間は補動作をし、比較結果を比
    較結果保持手段に比較結果を保持した後、再び充電期間
    を開始することを特徴とする請求項2記載のヒステリシ
    ス付加型比較回路。
  4. 【請求項4】 複数のレジスタは第1のレジスタと第2
    のレジスタとの2つのレジスタであって、比較結果保持
    手段の出力が偽であるか、真であるかによりバッファを
    選択し、レジスタの一方を選択することを特徴とする請
    求項2又は3項に記載のヒステリシス付加型比較回路。
  5. 【請求項5】 第1と第2の2つのレジスタに保持され
    るデータは、 第2のレジスタに保持されたデータをDA変換器にてア
    ナログ電圧に変換した値が、第1のレジスタに保持され
    たデータをDA変換器にてアナログ電圧よりも小さいこ
    とを特徴とする請求項4記載のヒステリシス付加型比較
    回路。
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KR100672740B1 (ko) * 2001-06-30 2007-01-23 매그나칩 반도체 유한회사 비교회로
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