JPH11339746A - 蓄電池用安全弁とこれを備えた密閉型アルカリ蓄電池 - Google Patents

蓄電池用安全弁とこれを備えた密閉型アルカリ蓄電池

Info

Publication number
JPH11339746A
JPH11339746A JP10081352A JP8135298A JPH11339746A JP H11339746 A JPH11339746 A JP H11339746A JP 10081352 A JP10081352 A JP 10081352A JP 8135298 A JP8135298 A JP 8135298A JP H11339746 A JPH11339746 A JP H11339746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
safety valve
exhaust port
storage battery
valve body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10081352A
Other languages
English (en)
Inventor
Michinori Ikezoe
通則 池添
Takashi Oda
貴史 小田
Hideki Okajima
英樹 岡島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP10081352A priority Critical patent/JPH11339746A/ja
Publication of JPH11339746A publication Critical patent/JPH11339746A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/30Arrangements for facilitating escape of gases
    • H01M50/317Re-sealable arrangements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/30Arrangements for facilitating escape of gases
    • H01M50/317Re-sealable arrangements
    • H01M50/325Re-sealable arrangements comprising deformable valve members, e.g. elastic or flexible valve members
    • H01M50/333Spring-loaded vent valves
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/30Arrangements for facilitating escape of gases
    • H01M50/317Re-sealable arrangements
    • H01M50/325Re-sealable arrangements comprising deformable valve members, e.g. elastic or flexible valve members
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄電池用安全弁において、設定した作動圧通
りに弁が作動しなかったり、これを防止するために安全
弁を比較的複雑な構成で作製する必要が生じるのを回避
し、従来より簡単な構成で良好に作動する蓄電池用安全
弁およびこれを備えるアルカリ二次電池を提供する。 【解決手段】 ボルト型安全弁本体10の内部に、球部
20aとバネ体台部20bからなる球弁20と、当該球
弁20をガス進入口10A方向に弾性付勢してこれを封
口するバネ体21とを配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蓄電池用安全弁と、
これを使用した密閉型アルカリ蓄電池に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年における携帯電話等の急激な普及や
電気自動車の本格的な実用化に伴い、これらの移動用電
源として用いられる蓄電池をより高性能化する開発が活
発になされている。現在蓄電池に要求される性能として
は、高エネルギー密度で大容量の電力が取り出せるこ
と、密閉型で電解液等が漏れないこと、放電・充電特性
が優れていることなど数多く挙げられるが、それと共に
電池の安全性・信頼性を従来よりさらに充実させること
も必要とされる。
【0003】このような背景のなかで、電池の安全弁は
使用中に内圧が上昇する密閉型蓄電池においてその安全
性を左右する重要な構成部品の一つである。安全弁の具
体的な構成例は図9の部分正面断面図に示すように、弁
室8及び当該弁室8と電池内部とを連通する円形のガス
進入口2が形成された安全弁本体1と、ガス進入口2を
封口する合成ゴム製の円柱型弁体4(平弁)と、安全弁
本体1上部の蓋6との間において弁体4をガス進入口2
方向へ弾性付勢するバネ体5とにより構成される。弁体
4と対向するガス進入口2周辺には環状凸部(弁座3)
が形成されており、本安全弁は当該弁座3と弁体4が当
接することで封口を為すようになっている。また前記蓋
6には、その厚み方向に沿って排気口7が設けられてい
る。
【0004】このような構成を有する安全弁によれば、
通常はガス進入口2が弁体4によって封口されている
が、ある一定以上の内部圧が電池内部より弁体4にかか
ると弁体4を介して前記バネ体5が収縮し、電池内部の
気体がガス進入口2から弁室8に入り排気口7から外気
中へ放出されることで内圧の異常上昇が防止される(特
開平8-31398号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
安全弁では主面を弁室底部側に押圧することによって弁
機能を果たすため、事実上弁座3を設けることが必要で
あったが、このために製造工程がやや複雑となる問題が
あった。また上記押圧の強度によって弁体が変形するこ
とがあり、これを防止するために図10の平弁拡大断面
図のように、ゴム製の平弁4の上部にステンレス製の補
強部材9を設ける等の対策が考えられたが、これも同様
に製造工程の複雑化を招きやすかった。
【0006】さらに、このような工夫を行っても平弁4
が弁室8の側面に引っかかり、弁室8の底面8aに対し
て平行でなくなって、弁座3との間に間隙Pを生じて弁
機能をなさなくなることもあった。これ以外にも平弁で
は、弁室の直径と平弁の直径との寸法の組合せによって
は振動等により前記平行面に沿った方向に対してずれる
ことがある。これらの問題は安全弁の作動圧がばらつ
き、作動性を低下させる原因となるので、現在ではさら
に改善させるべき点を幾つか有しているといえる。
【0007】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、その目的は従来用いられている場合よりも簡単な
構成で、使用中に作動圧がばらつく等の問題を回避し、
優れた作動性を有する蓄電池用安全弁を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決する手段】上記課題を解決するために、本
発明は蓄電池の内部と外部とを連通する排気口を有する
部材と、排気口の縁周辺と当接してこれを封口する弁体
と、当該弁体を押圧して前記排気口を封口せしめる付勢
手段とを備える蓄電池用安全弁において、弁体が当接す
る排気口の内周縁が円形に成形され、前記弁体は排気口
の径よりも大きい径の球形表面をもって当該排気口の内
周縁と環状当接しこれを封口するようにした。
【0009】このように弁体を球形表面にすることで、
弁体がガス進入口に対して多少斜めに当接しても常にガ
ス進入口に対する弁体の形状が一定となるため、従来の
ように弁座を設けなくてもガス進入口を確実に封口する
ことができる。また、弁体がガス進入口の内周縁と環状
当接するため接触面積が小さく、これによって弁体とガ
ス進入口側との固着が抑制され、安定した作動性を得る
ことができる。
【0010】また、安全弁本体の内部に弁室、当該弁室
と蓄電池内部とを連通する第1の排気口、および当該弁
室と外部とを連通する第2の排気口を備え、前記弁室内
に第1の排気口の径よりも大きい径を有する弁体と、当
該弁体を前記第1の排気口方向に弾性付勢してこれを封
口せしめる弾性付勢手段とが収納されてなり、蓄電池内
部に一定以上の圧力が掛かると前記封口が解かれる蓄電
池用安全弁において、前記弁体が当接する第1の排気口
の内周縁が円形に成形され、前記弁体は、当該円周縁と
環状当接する球形表面部と、前記弾性付勢手段の端部と
係合する係合部とを有するようにしてもよい。
【0011】このように安全弁をユニット化すること
で、上記効果に加えて安全弁の取着がスムーズに行え、
交換も簡単にできる。また前記弁体が環状当接する排気
口の内周縁のRを2mm以下とすることで、当接面積を
小さく抑えることができ、弁体と排気口側との固着を防
止することができる。
【0012】さらに本発明は、上記球状弁体の安全弁を
備えた密閉型アルカリ蓄電池とした。これにより充電中
に電池内部のガス圧が上昇し安全弁が作動しても、設定
した作動圧に従って確実に安全弁が作動するので、過度
に電解液のガスが損失されるのを回避でき、長期にわた
って良好に電池を駆動させることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】(アルカリ二次電池の構成)ここ
では本発明の蓄電池用安全弁を装備するアルカリ二次電
池について簡単に説明する。本アルカリ二次電池は電槽
斜視図(図2)に示すように、幅116mm×高さ17
5mm×奥行き35mmのPP(ポリプロピレン)から
なる電槽60に発電要素を組み込んだ端子電圧1.2
V、電流容量100Ahの密閉型Ni水素電池である。
【0014】発電要素は図示しないが、パンチングメタ
ル製の芯体に水素吸蔵合金を含む活物質を塗布してなる
負極(100mm×120mm)と、多孔質ニッケル製
の芯体にスラリー状の水酸化ニッケルNi(OH)2
含む活物質を含浸させ、これを圧延してなる正極(10
0mm×120)を用いた。このような正極または負極
が絶縁セパレータを介し交互に積層されてなる極板群
(正極17枚、負極18枚)が、水酸化カリウムKOH
電解液に含浸してある。それぞれの極板は極性毎に集電
体に接続されており、集電体は電槽蓋50の正極端子3
0若しくは負極端子40と接続されている。本発明の安
全弁(安全弁本体10)は、極端子30、40とともに
電槽蓋50に挿設されている。
【0015】(安全弁の構成)次に、本発明の蓄電池用
安全弁の形態例について説明する。ここで挙げる安全弁
は上記Ni水素電池に備えられた球状弁体の安全弁(以
下、球弁型安全弁と称す)であり、その主要構成は安全
弁断面図(図1)のようにボルト型本体10の中空内部
に各構成要素が配設されてなる。
【0016】ボルト型本体10はアクリロニトリル・ブ
タジエン・スチレン(ABS)樹脂からなり、外周にね
じ切り加工が施され、内部は3つの径を有する中空円筒
状に加工されている。中空内部はボルトのスクリュー側
先端から頭部方向に沿ってガス進入口10A(内径3.
8mm)、弁室10B(内径6.8mm×弁室高さ10
mm)、蓋取着スペース10Cに順次分けられる。
【0017】蓋取着スペース10Cは、安全弁蓋22を
螺合させるためのボルト型安全弁蓋22を取着するため
のスペースであって、その壁面にボルト状加工(ねじ切
りと頭部収納加工)がなされている。なお弁室高さは、
安全弁蓋22下面から弁室10B底面までの寸法を指
す。弁室10Bには、蓋取着スペース10Cに向かって
EP(エチレン-プロピレン)ゴムからなる球弁20と
バネ体21、スペーサ22が順次配置される。球弁20
は全体がほぼ球状であって、ガス進入口10Aよりも大
きい直径6.0mmの球部20aと、円柱形(直径3.5
mm×高さ2.0mm)のバネ体台部20bからなり、
一体成形されたものである。球部20aはショアー硬度
75に相当する特性を有するものであり、この球部20
aが、ガス進入口10Aとの内周縁に当接配置される。
バネ体21はステンレス鋼よりなる圧縮コイルバネ(コ
イル内径3.8mm×自由高さ8.0mm、バネ定数0.
4kgf/mm)である。このバネ体21の他端側は蓋
取着スペース10Cに取着される安全弁蓋22の底面2
2bと係合し、球弁20のバネ体台部20bと当該安全
弁蓋22の底面22bとの間で圧縮(取付時の高さ6m
m)されている。
【0018】バネ体台部20bにはバネ体21の片方の
端部が係合されており、バネ体21の弾性力によって球
弁20はガス進入口10A方向へ弾性付勢され、ガス進
入口10Aの縁と当接してこれを封口する。安全弁蓋2
2は安全弁本体10と同様にABS樹脂でボルト型に作
製されており、軸方向に沿って排気口22aが穿孔され
ている。
【0019】上記のように安全弁本体10をボルト形状
にすると、電槽斜視図(図2)のように予め電槽蓋に電
槽内部にねじ切り加工しておくだけで弁の取着が可能に
なり、交換も容易にできる。以上の構成を持つ当該球弁
型安全弁によれば、電池内部のガス圧がある一定以上に
なると圧力がガス進入口10Aから球弁20にかかり、
当該球弁20がバネ体21の弾性力に逆らってこれを圧
縮し、ガス進入口10Aの封口が解かれる。これにより
ガスがガス進入口10Aから安全弁本体10内部に進入
し、弁室10Bを通って排気口22aより外気中に放出
することで弁機能がなされる。
【0020】なお上記安全弁本体10および安全弁蓋2
2の材質はABS樹脂の他に、ポリプロピレン、ポリエ
チレン、ポリスチレン、変性ポリフェニレンエーテル-
ポリスチレン共重合体、アクリトニトリル-スチレン樹
脂、ポリアミド、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹
脂、メタクリル樹脂等の耐アルカリ性材質によって作製
してもよい。球弁20についてはエチレン-プロピレン
ゴムの他に、ニトリルゴム、水素化ニトリルゴム、クロ
ロスルホン化ポリエチレンゴム、塩素化ポリエチレンゴ
ム等の材質を用いてもよい。次に、球弁型安全弁の各特
性について、従来の平弁型安全弁と適宜比較しながら説
明する。ここでは作動圧の再現性(実施例1)、球弁2
0の硬度の適正範囲(実施例2)、球弁20の表面粗さ
の適正範囲(実施例3)、バネ体特性の適正範囲(実施
例4)、ガス進入口10Aの縁のR加工にかかる作動圧
特性(実施例5)、球弁型安全弁を密閉型アルカリ蓄電
池に取着したときの電池特性(実施例6)のそれぞれに
ついて、順を追って説明する。
【0021】(実施例1)ここでは本実施の形態に基づ
いて作製した実施例の球弁型安全弁と、比較例として従
来の平弁型安全弁を100個ずつ作製し、作動圧の安定
性を比較した。比較例の平弁は図10に示す形状と同じ
く、エチレン-プロピレンゴムからなる弁体4にステン
レス製の補強部材9をバネ体5と接触する側に接着した
ものを用いた。これ以外の安全弁の構成は球弁型安全弁
と同様にして、作動圧を両方とも3.0±0.5kg/c
2に設定した。
【0022】作製した安全弁を、ガス進入口2、10A
から空気で徐々に加圧していき、圧力上昇中に排気口側
7、22Aでガス圧が測定開始直後より0.1kg/cm
2以上上昇したときに、そのときの加圧空気の圧力を安
全弁の作動圧とした。同様の操作を安全弁1個につき計
50回ずつ測定し、測定結果を1回目、並びに1回目か
ら所定回目(10、20、30、40、50回目)の試
験回数までの平均値で示したのが図3である。
【0023】この図3から明らかなように、実際の作動
圧は試験回数が増加しても球弁20が平弁より安定する
ことがわかった。これは平弁では一旦作動した後に、弁
室底面8aに対して弁体4が左右方向にずれるなどして
元の位置に正しく戻らないことがしばしば起こり、バネ
体5と弁体4の位置関係が作動毎に異なってしまい、作
動圧が一定しないためであると考えられる。一方球弁2
0では、図11の球弁拡大断面図に示すようにガス進入
口10Aに当接する球弁20が多少ずれを生じても、バ
ネ体21によって押圧力を受けるうちに本来通りガス進
入口10Aの内周縁と環状当接することができる。した
がってガス進入口10Aの封口効果も安定し、結果的に
作動圧が平弁ほど変化するのが抑制されたものと考えら
れる。
【0024】また、具体的な平弁4と球弁20のそれぞ
れの個体間における作動圧のばらつき範囲は、平弁では
2.5〜3.8kgf/cm2であるのに対し、球弁20で
は3.1〜3.3kgf/cm2であった。このように球弁
20において個体間の作動圧のばらつきが抑制されたこ
とも、上記した効果によるものと推察される。 (実施例2)次に、球弁20の硬度を変化させ、これに
よる作動圧の安定性に対する影響を調べた。球弁20の
硬度はショアー硬度(Shore Hardness;Hs)40〜1
00の範囲において、硬度値を10刻みで変化させつつ
各硬度につき100個ずつ作製した。そして、これらの
球弁型安全弁を実施例1と同じように空気により加圧
し、排気口22a側でガス圧0.1kg/cm2以上を感
知したときの圧力を作動圧とした。得られた各安全弁の
作動圧の測定値についての正規分布における標準偏差
(σ)を求め、その結果を図4に示した。
【0025】この図4によれば、硬度40および100
では標準偏差値が0.5付近に達したのに対し、硬度5
0〜90では0.3以下に収まる結果となった。これ
は、ショアー硬度が40程度以下になると球弁20の変
形が大きくなり、これによって塑性変形を生じ、作動圧
が安定しなくなり、また逆にショアー硬度が100程度
になると、硬度が高すぎて球弁20とガス進入口10A
との密着性が極端に悪化してしまうためと考えられる。
したがって、球弁20としてはショアー硬度50〜90
の範囲が適正であると考えられる。
【0026】なお球弁20は、バネ体21による弾性力
によりある程度変形してガス進入口10Aの封口を為す
ため、安全弁本体10において、少なくとも球弁20と
当接接触する部分の硬度が弁体の硬度を上回っているこ
とが必要である。 (実施例3)次に、球弁20の表面粗さを変化させ、こ
れによる作動圧の安定性に対する影響を調べた。すなわ
ち公知の中心線平均粗さ(Ra)の定義に従い、球弁2
0の表面粗さを0.1、0.2、0.5、1.0、2.0、
2.1μmRaの6段階にそれぞれ設定し、これらを各
100個ずつ作製したものを球弁型安全弁として組み立
てた後、温度70℃、湿度80RH%の条件下で一ヶ月
間保存したものについて作動圧測定を行った。図5は、
このときの結果を作動圧の変化率(%)についてまとめ
たものである。
【0027】なお作動圧測定の方法は上記実施例1およ
び2と同様であるが、作動圧変化率は数1のように、各
表面粗さの球弁20のそれぞれの作動圧値の平均値P1
を、設定時の作動圧P0(3.0kg/cm2)で割って
算出した。 (数1) 作動圧変化率(%)=(P1/P0)×100 この作動圧変化率によれば、値が100より大きいと作
動圧が設定時よりも上昇したことを示し、逆に小さいと
作動圧が降下したことを示す。
【0028】図5に示すように、作動圧変化率が100
%より大幅に変化するときの球弁20の表面粗さは0.
1μmRaおよび2.1μmRaのときであった。一方
0.2〜2.0μmRaの範囲では、作動圧変化率がすべ
て90%前後に維持されている。この結果から、表面粗
さが0.1μmRaの場合には、粗さが不十分なために
球弁20がガス進入口10Aに過度に密着し、長期にお
よぶ高温・多湿条件下の保存のうちに密着が進行して作
動圧が上昇しまい、一方表面粗さが2.1μmRaで
は、逆に粗すぎてガス進入口10Aとの間に間隙が生じ
てしまうものと推測される。このような結果により、球
弁20の表面粗さ範囲は0.2〜2.0μmRaが適正で
あることがわかった。
【0029】(実施例4)続いてバネ体21の自由高さ
およびバネ定数を変化させたものを各100個ずつ作製
し、これらについて作動圧測定を行った。バネ体21の
自由高さは、4.0、5.0、8.0、12.0、13.0
mmの計5値に設定し、さらに各自由高さにおいてバネ
定数が0.1、0.2、0.5、2.0、2.1kgf/mm
の計5値に設定したバネ体21をそれぞれ用意した。こ
のときの結果を測定値の標準偏差についてまとめたのが
図6である。
【0030】この図6によれば、バネ定数が0.1kg
f/cmもしくは2.1kgf/cmではいずれも十分な
作動安定性が得られない傾向があり、また自由高さが
4.0mmまたは13.0mmでは作動圧のばらつきが顕
著になった。一方、全体的にバネ定数0.2〜2.0kg
f/mmのときの標準偏差値が最も収束し、自由高さ5
〜12mmで良好な結果が得られた。このような中で、
バネ定数0.2〜2.0kgf/mmで自由高さ8mmの
バネ体21が最適条件となることが分かった。ここにお
いて、バネ体21にはこれを収納する弁室10Bのサイ
ズに合わせて一定の長さが必要であり、かつバネ強度も
ある程度のもの(すなわちバネ定数の比較的高いもの)
が適していることが分かった。本実施の形態のように内
径6.8mm×弁室高さ10mmの場合、その効果的な
範囲は自由高さ6.0〜12.0mm、バネ定数が0.2
〜2.0kgf/cmのものが望ましいといえる。
【0031】なお、本実施の形態の弁室のサイズは、一
般的に自動車用の大型アルカリ蓄電池で用いられる安全
弁自体のサイズ(弁室高さ7mm〜13mm、ガス進入
口径2mm〜5mm、弁室径6mm〜12mm)に合わ
せたものである。したがってこれより比較的大きな安全
弁に本発明を適用する場合には、当然ながら安全弁のサ
イズに合わせて予め設定を考慮する必要がある。
【0032】(実施例5)次に、ガス進入口10Aの縁
のRを変化させて球弁20とガス進入口10Aとの接触
面積を変え、これによる作動圧に対する影響を調べた。
縁のR加工は0、0.5、1.0、2.0、2.5mmの計
5値について行い、作動圧の確認は上記実施例と同様に
して行った。この結果を作動圧の測定値の標準偏差に関
してまとめたのが図7である。
【0033】この図7によれば、Rが2.5mm以上に
なると急激に作動圧がばらつくことがわかった。これは
球弁20とガス進入口10A側とが過度に密着し、これ
によって動作が安定しなくなるためと考えられる。一
方、Rが全くなくても(R=0)作動圧が安定すること
が明らかになったので、ガス進入口10Aの縁は必ずし
もR加工しなくてもよく、R加工する場合でも2.0m
m程度以下で行うのがよいと思われる。
【0034】(実施例6)続いて図2の電槽斜視図のよ
うに、実施例1で作製した球弁型安全弁を備えたNi水
素電池と比較例として作製した平弁型安全弁を備えたN
i水素電池を作製し、これらの電池性能を調べた。具体
的な電池構成は上記実施の形態のアルカリ二次電池の構
成で説明した通りとしたが、これら2種の電池をそれぞ
れ10セルずつ作製し、以下のプロトコールに従って電
気容量の変化を調査した。なお放電容量の測定値は、各
種電池の平均値とした。
【0035】 1. 25℃の恒温槽において、0.1C・定電流で11
時間充電する。 2. 3時間放電する。 3. 1/3Cで電池電圧が1.0Vになるまで放電する
(約3時間)。この間にセルの放電容量を測定する。 4. 3時間放電する。
【0036】上記1〜4を1サイクルとし、サイクル数
1、10、100、500をそれぞれ終了したときの放
電容量を測定してまとめたのが図8である。この図8に
よれば、サイクル数100程度以降から球弁型安全弁と
平弁型安全弁とで放電容量の差が見られるようになり、
サイクル数500において平弁型安全弁の放電容量が当
初の80%に低下しているのに対して、球弁型安全弁で
は放電容量がほぼ維持されていることがわかった。この
結果は、第一に球弁型安全弁では安定した作動性を示す
のに対して、平弁型安全弁では作動圧が安定せず充電時
に発生するガスが電池外部へ排出され過ぎ、電解液の損
失が大きくなって放電容量の低下を招きやすいことを示
すものと考えられる。
【0037】以上、実施例1〜7で本実施の形態の球弁
型安全弁を説明したが、本発明は弁体の形状を球弁に限
定するものではない。図11の球弁拡大図で示したよう
に、多少ガス進入口に対して傾斜した角度で弁体が当接
してもこれを確実に封口できればよいので、例えば図1
2に示すように、ガス進入口に接触する側の弁体を半球
状にして補強部材を設けるなど、封口に寄与する弁体の
領域が球面状であれば他の領域が必ずしも球状でなくて
もよい。但し、球状であれば弁体の補強部材がなくても
たわむことがないので、少ない部品数で安定した動作を
実施することができる。
【0038】一方弁体の形状は、上記例とは逆に係合部
のない完全な球形弁体としてもよい。この場合は球形弁
体の他に、球形弁体を保持しつつバネ体からの弾性力を
弁体側に伝達するための椀状スペーサーを用意してもよ
いし、またバネ体の径を球形弁体の径よりやや小さくし
て、バネ体の端部を直接弁体に掛けるようにしてもよ
い。このような構成によれば、バネ体が多少変形ような
ことがあっても前記椀状スペーサーまたはバネ体が球形
弁体表面を滑って正常な形状に戻りやすく、より安定し
た作動性が得られるという利点がある。
【0039】さらに安全弁本体の形状は、ボルト型の他
に公知のリベット型やフランジ型であってもよい。この
場合の電池側への取付は、ねじ込みの他に超音波溶着や
ビス止め等の方法を採用してもよい。また、上記実施の
形態では、安全弁をユニット化して蓋に取り付ける例を
示したが、電池側面または蓋に直接ガス進入口および弁
室を設けて、これに安全弁の各構成を組み込むようにし
てもよい。
【0040】また安全弁蓋もボルト型としてねじ込み固
定する他に、超音波溶着等の接着方式によって安全弁本
体側に固定してもよい。また本発明の安全弁は、実施の
形態で示したNi水素電池に装備することを限定するも
のではないので、その他の密閉型アルカリ電池に装備し
てもよい。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は蓄電池の内部と外部とを連通する排気口を有する部材
と、排気口の縁周辺と当接してこれを封口する弁体と、
当該弁体を押圧して前記排気口を封口せしめる付勢手段
とを備える蓄電池用安全弁において、弁体が当接する排
気口の内周縁が円形に成形され、前記弁体は排気口の径
よりも大きい径の球形表面をもって当該排気口の内周縁
と環状当接しこれを封口するので、比較的簡単な構成で
ガス進入口を確実に封口でき、安定した作動性を得るこ
とができる。また弁体とガス進入口側との接触面積が小
さく抑えられるので、アルカリ電解液などによる固着を
起こりにくくすることができる。したがって、この蓄電
池用安全弁を密閉型アルカリ蓄電池に備えた場合には、
充電中の内圧上昇によって安全弁が作動しても、安定し
た作動性により電解液の過度の損失を防ぐことができ、
良好な耐久性を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一適用例である球弁型安全弁の正面断
面図である。
【図2】球弁型安全弁を取着した電槽の斜視図である。
【図3】平弁と球弁の作動圧の安定性を示す比較表であ
る。
【図4】ショアー硬度による球弁の作動圧変化を示す比
較表である。
【図5】球弁の表面粗さによる作動圧変化を示す比較表
である。
【図6】バネ体の自由高さとバネ係数による作動圧変化
を示す比較表である。
【図7】ガス進入口の縁のR加工による作動圧変化を示
す比較表である。
【図8】球弁型安全弁と平弁型安全弁をそれぞれ装備し
たNi水素電池の放電容量の変化を示す表である。
【図9】従来の平弁型安全弁の構成を示す正面断面図で
ある。
【図10】ガス進入口に対して傾斜した平弁の拡大断面
図である。
【図11】球弁の拡大断面図である。
【図12】半球部と補強部材を組み合わせた弁体の変形
例である。
【符号の説明】
10 ボルト型本体 10A ガス進入口 10B 弁室 10C 蓋取着スペース 20 球弁 20a 球部 20b バネ体台部 21 バネ体 22 安全弁蓋 22a 排気口 22b 安全弁蓋底面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】 1. 25℃の恒温槽において、0.1C・定電流で11
時間充電する。 2. 3時間放置する。 3. 1/3Cで電池電圧が1.0Vになるまで放電する
(約3時間)。この間にセルの放電容量を測定する。 4. 3時間放置する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】一方弁体の形状は、上記例とは逆に係合部
のない完全な球形弁体としてもよい。この場合は球形弁
体の他に、球形弁体を保持しつつバネ体からの弾性力を
弁体側に伝達するための椀状スペーサーを用意してもよ
いし、またバネ体の径を球形弁体の径よりやや小さくし
て、バネ体の端部を直接弁体に掛けるようにしてもよ
い。このような構成によれば、バネ体が多少変形するよ
うなことがあっても前記椀状スペーサーまたはバネ体が
球形弁体表面を滑って正常な形状に戻りやすく、より安
定した作動性が得られるという利点がある。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄電池の内部と外部とを連通する排気口
    を有する部材と、排気口の縁周辺と当接してこれを封口
    する弁体と、当該弁体を押圧して前記排気口を封口せし
    める付勢手段とを備える蓄電池用安全弁において、 前記弁体が当接する排気口の内周縁が円形に成形され、
    前記弁体は排気口の径よりも大きい径の球形表面をもっ
    て当該排気口の内周縁と環状当接しこれを封口すること
    を特徴とする蓄電池用安全弁。
  2. 【請求項2】 安全弁本体の内部に弁室、当該弁室と蓄
    電池内部とを連通する第1の排気口、および当該弁室と
    外部とを連通する第2の排気口を備え、前記弁室内に第
    1の排気口の径よりも大きい径を有する弁体と、当該弁
    体を前記第1の排気口方向に弾性付勢してこれを封口せ
    しめる弾性付勢手段とが収納されてなり、蓄電池内部に
    一定以上の圧力が掛かると前記封口が解かれる蓄電池用
    安全弁において、 前記弁体が当接する第1の排気口の内周縁が円形に成形
    され、前記弁体は、当該円周縁と環状当接する球形表面
    部と、前記弾性付勢手段の端部と係合する係合部とを有
    することを特徴とする蓄電池用安全弁。
  3. 【請求項3】 前記弾性付勢手段はコイル状のバネ体で
    あり、その一端を前記弁体の係合部と係合してこれを弾
    性付勢することを特徴とする請求項2記載の蓄電池用安
    全弁。
  4. 【請求項4】 前記弁体は全体が球形であり、前記バネ
    体と係合する係合部が突起状に形成されていることを特
    徴とする請求項3記載の蓄電池用安全弁。
  5. 【請求項5】 前記弁室は径が6mm〜12mmであ
    り、高さが7mm〜13mmであり、前記第1の排気口
    の内周縁の径が2〜5mmであって、前記バネ体は、自
    由高さが6〜12mmかつバネ定数が0.2〜2.0kg
    f/mmであり、安全弁の作動圧が3.0±0.5kg/c
    2の範囲に設定されていることを特徴とする請求項4
    記載の蓄電池用安全弁。
  6. 【請求項6】 前記弁体が環状当接する排気口の内周縁
    のRが2mm以下であることを特徴とする請求項1〜5
    の何れかに記載の蓄電池用安全弁。
  7. 【請求項7】 前記弁体は、ショアー硬度が50〜90
    であり、かつ弁体が当接する排気口側よりも柔らかく、
    その表面粗さは少なくとも前記排気口と接触する球形表
    面において0.1〜2.0μmRaであることを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれかに記載の蓄電池用安全弁。
  8. 【請求項8】 前記蓄電池の内部と外部とを連通する部
    材、または前記安全弁本体と安全弁蓋が耐アルカリ性樹
    脂よりなり、前記弁体が耐アルカリ性合成ゴムよりなる
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の蓄電
    池用安全弁。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかに記載の蓄電池用
    安全弁を備えたことを特徴とする密閉型アルカリ蓄電
    池。
JP10081352A 1998-03-24 1998-03-27 蓄電池用安全弁とこれを備えた密閉型アルカリ蓄電池 Pending JPH11339746A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10081352A JPH11339746A (ja) 1998-03-24 1998-03-27 蓄電池用安全弁とこれを備えた密閉型アルカリ蓄電池

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7620698 1998-03-24
JP10-76206 1998-03-24
JP10081352A JPH11339746A (ja) 1998-03-24 1998-03-27 蓄電池用安全弁とこれを備えた密閉型アルカリ蓄電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11339746A true JPH11339746A (ja) 1999-12-10

Family

ID=26417359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10081352A Pending JPH11339746A (ja) 1998-03-24 1998-03-27 蓄電池用安全弁とこれを備えた密閉型アルカリ蓄電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11339746A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100405872B1 (ko) * 2001-06-05 2003-11-14 한국타이어 주식회사 무보수형 납축전지의 벤트밸브 조립체
JP2006128091A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Samsung Sdi Co Ltd 二次電池
JP2007242510A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Sanyo Electric Co Ltd 電池の安全装置
CN102194575A (zh) * 2010-02-05 2011-09-21 Ls美创有限公司 储能装置
KR101126883B1 (ko) * 2010-02-05 2012-03-20 엘에스엠트론 주식회사 에너지 저장장치
KR101316319B1 (ko) * 2011-10-10 2013-10-08 기아자동차주식회사 차량의 고전압배터리 에어브리더
KR101326080B1 (ko) * 2011-12-15 2013-11-07 주식회사 엘지화학 차량 전지팩 용기
JP2016031934A (ja) * 2014-07-29 2016-03-07 エスケー イノベーション カンパニー リミテッドSk Innovation Co.,Ltd. パウチ型リチウム二次電池のベンティングシステム
CN111868962A (zh) * 2019-02-25 2020-10-30 株式会社Lg化学 通气装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100405872B1 (ko) * 2001-06-05 2003-11-14 한국타이어 주식회사 무보수형 납축전지의 벤트밸브 조립체
JP2006128091A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Samsung Sdi Co Ltd 二次電池
JP2007242510A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Sanyo Electric Co Ltd 電池の安全装置
CN102194575A (zh) * 2010-02-05 2011-09-21 Ls美创有限公司 储能装置
KR101126883B1 (ko) * 2010-02-05 2012-03-20 엘에스엠트론 주식회사 에너지 저장장치
US8748020B2 (en) 2010-02-05 2014-06-10 LS Mtron, Ltd Energy storage device
KR101316319B1 (ko) * 2011-10-10 2013-10-08 기아자동차주식회사 차량의 고전압배터리 에어브리더
KR101326080B1 (ko) * 2011-12-15 2013-11-07 주식회사 엘지화학 차량 전지팩 용기
JP2016031934A (ja) * 2014-07-29 2016-03-07 エスケー イノベーション カンパニー リミテッドSk Innovation Co.,Ltd. パウチ型リチウム二次電池のベンティングシステム
CN111868962A (zh) * 2019-02-25 2020-10-30 株式会社Lg化学 通气装置
US11581600B2 (en) 2019-02-25 2023-02-14 Lg Energy Solution, Ltd. Venting device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5554455A (en) Resealable safety vent and a sealed alkaline rechargeable battery provided with the safety vent
US5586993A (en) Sealed storage battery and manufacturing method thereof
KR102487217B1 (ko) 리벳을 포함하는 캡 어셈블리 및 이를 포함하는 비딩부/클림핑부가 생략된 원통형 전지
US7807282B2 (en) Nickel-metal hydride storage battery
US6468691B1 (en) Electrochemical cell with improved gasket and seal
US7960053B2 (en) Sealed battery and manufacturing method therefor
US9425448B2 (en) Sealed battery and safety valve
WO2006098508A1 (ja) 密閉型電池
JPH11339746A (ja) 蓄電池用安全弁とこれを備えた密閉型アルカリ蓄電池
JP2002289172A (ja) 封止栓およびそれを用いた密閉式蓄電デバイス
EP1132982B1 (en) Vent device for sealed alkaline storage battery
JP2000090908A (ja) 密閉型蓄電池
EP1016148A1 (en) Snap-through gasket for galvanic cells
JP3643710B2 (ja) 密閉型アルカリ蓄電池及びその製造方法
JP3676180B2 (ja) 密閉型アルカリ蓄電池
JP4056234B2 (ja) 密閉型蓄電池
US7442467B2 (en) Sealed battery
JP2003045395A (ja) 密閉型蓄電池
JP2001160388A (ja) 蓄電池およびその製造方法
US20080044724A1 (en) Sealed secondary battery having bottomed tubular casing, closure plate fixed to opening of the casing, and valve plate closing hole formed through the closure plate
JP2006066175A (ja) 密閉形蓄電池
JPH03159057A (ja) 密閉形アルカリ蓄電池の安全弁装置
JP2000138046A (ja) 密閉形電池
JP2003045393A (ja) 密閉型蓄電池
CN213816275U (zh) 壳体密封结构和电池

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041012

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041214

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050412