JPH11339073A - 有限要素の節点生成方法 - Google Patents

有限要素の節点生成方法

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JPH11339073A
JPH11339073A JP10140881A JP14088198A JPH11339073A JP H11339073 A JPH11339073 A JP H11339073A JP 10140881 A JP10140881 A JP 10140881A JP 14088198 A JP14088198 A JP 14088198A JP H11339073 A JPH11339073 A JP H11339073A
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nodes
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shape model
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JP10140881A
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English (en)
Inventor
Keiji Okuma
啓二 奥間
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 三次元構造モデルの内部及び表面に適切な節
点を配置する方法を提供する。 【解決手段】 解析領域を表す形状モデルの頂点・辺・
面・体の内部に、形状モデルの各頂点を選んで頂点上と
その頂点に接続している辺上・面上・体内に節点を生成
する処理を全ての頂点に対して行い、生成した節点に対
して面および辺から予め設定された制限距離内にある節
点を面または辺上に移動し、頂点上、辺上、面上のそれ
ぞれの節点から予め設定された近接制限距離内にある節
点を削除するか合体し、体内の節点から予め設定された
近接制限距離内にある節点と合体する処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有限要素解析に使
用する節点生成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピューターの性能
向上に伴って、3次元形状入力ツールを使用したCAD
(Computer Aided Designe)ツールとして有限要素解析が
広く使用されるようになってきた。有限要素解析は、熱
伝導、材料変形、圧力、応力、流体の流れによる体(3
次元構造物)の状態を解析する。特に有限要素解析は、
モデル化される体の形状が比較的複雑であるときに重要
である。これは、有限要素解析と同様に体の状態を解析
する差分法解析では、直交座標系を使用するので規則的
な点配置を使用でき、解析時間で有利となり、簡単であ
るが、自由な形状には対応できないという問題があるか
らである。
【0003】有限要素解析の手順として最初の段階で、
全体形状の体の表面および内部の3次元空間上に相互に
連結される有限要素の節点を作成する処理が含まれる。
正確な解を得るために、これらの節点作成に長い時間を
要する作業が必要であった。また、これらの作業の大部
分が生成された節点位置の修正に費やされてきた。そこ
で、形状モデルの形から有限要素解析で使用する節点の
作成をユーザー作業から解放するための努力が行われて
きた。全体形状をそれぞれ6面体に分割し、節点の配置
に関して3次元空間の立方体または直方体の空間に規則
的な節点配置をした形状を3次元の写像変換を行って、
その各々の6面体空間内に配置する方法が行われてきた
(「数値格子生成の基礎と応用」 Joe F.Thompson 著
丸善書店ISBN4-621-04000-6 参考)。
【0004】しかしながら、この方法では、元の形状モ
デルをブロック分割して、6面体空間に節点を配置する
が、6面体の形状によって節点の粗密が決まるというこ
とがあり、解析にとって必要な部分に節点を集めるとい
うことができない。また、形状モデル全体に3次元直交
座標空間の格子点の節点を生成し、その節点の中から選
んで元の形状モデルの境界面や境界辺に移動させること
によって全体の節点生成を行うこともあるが、境界面や
辺への節点の移動する範囲に十分に数が入らないことが
あり、節点の追加などが必要で、また解析にとって必要
な部分に節点を集めるということができないなどの問題
点がある。
【0005】これらを改善するために4分木法や8分木
法などが使用されるが、これらは、3次元直交格子上に
点を配置して、節点密度を上げるために、格子点間の中
点に新しく格子点を生成するしかなく、有限要素解析で
必要ななめらかに密度の変化する節点分布が得られない
などの問題がある。これらの問題に対して、生成された
有限要素を一度は解析した後、節点間の数値の連続性を
チェックするような評価関数を用いて再分割することが
行われてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の有限要素解析で
必要な節点配置を形状モデルからの節点生成で行う場合
に、形状モデルの境界近くに節点を集中する必要がある
場所にも、その他の集中する必要のない場所にも関係な
く節点生成の密度分布がなめらかでない節点が生成され
るため、精度の低い解析になるという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、入力された形状モデルで構成される体に
対して、形状モデルの選択した頂点を起点に、まず頂点
に節点を置き、次に選択した頂点に接続する辺上に節点
を置く工程と、選択した頂点を含む面内に節点を置く工
程と、選択した頂点から形状モデルの体内に節点を置く
工程とを経て、各形状モデルの全頂点から節点を配置
し、その配置された節点の内、体内の節点が辺・面に設
定された近接制限距離内にあれば、その体内の節点を辺
・面に移動し、面内の節点が各辺に設定された近接制限
距離内にあれば、その面内の節点を辺に移動し、頂点に
ある節点からその節点に設定された近接制限距離内に辺
上・面上・体内の節点があればその節点を削除し頂点の
節点であれば補間する位置に節点を置き、もとの2つの
節点を削除する工程と、辺上にある節点からその節点に
設定された近接制限距離内に面上・体内の節点があれば
その節点を削除し、辺上の節点であれば補間する位置に
節点を置きもとに2つの節点を削除する工程と、面上に
ある節点に設定された近接制限距離内に体内の節点があ
ればその節点を削除し、面上の節点であれば補間する位
置に節点を置いて元の2つの節点を削除する工程と、体
内の節点から節点に設定された近接制限距離内に体内の
節点があれば補間する位置に節点を置いて元の2つの節
点を削除する工程とを有する。これを全ての形状モデル
に対して行うことにより、全形状内に有限要素の節点を
配置する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0009】(第1の実施形態)図1は、この節点生成
方法を示すフローチャートであり、図2〜12は節点生
成の手順の説明図である。図2は、3次元形状モデルの
説明図である。201はこの図でグローバル直交座標の
3つの方向(1、2、3)を表す矢印である。202は
この図の形状モデルの頂点である。203はこの図の形
状モデルの辺である。204はこの図の形状モデルの面
である。205はこの図の頂点202に形状モデル内で
の位置関係を表す頂点番号(a、b、c、d、e、f、
g、h)である。この図の形状モデルの8個の頂点20
2の座標値と12本の辺203と6個の面204との構
成がユーザーによって入力される。図3〜6は形状モデ
ルIの頂点(頂点番号a)周りへの節点生成を示した図
であり、図3は頂点上への節点生成を示し、図4は頂点
に接続する辺上への節点生成を示し、図5は頂点に接続
する面上への節点生成を示し、図6は頂点の周辺への節
点生成を示す説明図である。図で206は生成した節点
であり、207は生成した節点に新しく付けられた節点
番号である。208は節点属性テーブルNDの配列に記
録される内容であり、節点番号207をインデックスと
して節点属性が記録される。209は辺上の点、210
は面上の点、211は体内の点であり、節点生成領域を
表す点である。図7と図8は、生成した節点206の移
動を説明する図であり、図7は節点206の内、節点属
性テーブルNDが体内と記録された節点についての移
動、図8は節点206の内、節点属性テーブルが面内と
記録された節点の移動についての説明図である。図で2
12は、移動後の節点位置を表している。図9〜12は
生成した節点の削除を説明する図であり、図9は節点属
性テーブルNDで頂点と記録された節点の周りの削除、
図10は節点属性テーブルNDに辺上と記録された節点
の周りの削除、図11は節点属性テーブルNDに面上と
記録された節点の周りの削除、図12は節点属性テーブ
ルNDに体内と記録された節点の周りの削除の説明図で
ある。図で213は合体位置に生成した節点である。
【0010】図1のフローチャートについて順に説明す
る。フローチャートのボックス50で形状モデルIで最
初の頂点番号aをインデックスJに代入する。ボックス
51で、形状モデルIの注目頂点Jとして未処理頂点番
号の頂点を選択する。以下の説明では、頂点番号aを注
目頂点番号とする。ボックス52で、図3のように頂点
(頂点番号a)に節点206を生成し、新しい節点番号
207とその属性が頂点にあることを節点属性テーブル
ND208に記録する。
【0011】次にボックス53で図4のように頂点20
2(頂点番号a)に接続された辺203の辺上に節点2
06を生成する。同じ処理を頂点202(頂点番号a)
に接続した辺203全てについて行う。辺上への節点生
成は、予め節点間最小間隔を設定し、節点間最小間隔以
上を開けて節点を置くのが良い。ここで生成した節点2
06にはそれぞれ新しい節点番号207とその属性が辺
上にあることを節点属性テーブルND208に記録す
る。頂点を中心に節点を生成するので、図4のように頂
点202と辺上の点209の間の線分上に限るのが良
く、点209は辺の中点に取るのが最も良い選択であ
る。
【0012】次にボックス54で図5のように頂点20
2(頂点番号a)に接続された面204上に節点206
を生成する。この処理を頂点に接続された面204全て
について行う。面上への節点生成は予め節点間最小間隔
を設定し、節点間最小間隔以上を開けて節点を置くのが
良い。ここで、面上に生成した節点206にそれぞれ新
しい節点番号207とその属性が面上にあることを節点
属性テーブルND208に記録する。頂点を中心に節点
を生成するので、図5のように頂点202と辺上の点2
09と面上の点210で囲まれた領域に生成するのが良
い。点209は、辺の中点に取ると、頂点から等距離に
なるのでバランスが良く、点210を面の重心にとれ
ば、各面が凸な多角形であれば、重心は必ずその内部に
あり、簡単に座標の計算ができ、バランスが良い。
【0013】次にボックス55で図6のように形状モデ
ルIの体内の頂点202(頂点番号a)の周辺に節点を
生成する。図6に示すように形状モデルIの頂点と辺上
の点209と面上の点210と形状モデルIの内点21
1で囲まれた領域内部に節点を生成する。点209が辺
の中点で、点210が面の重心で点211が体の重心に
取るのが最も良い。体内への節点の生成は予め節点間最
小間隔を設定し、節点間最小間隔以上を開けて節点を置
くのがよい。ここで、体内に生成した節点206に新し
い節点番号207とその属性として体内であることを節
点属性テーブルNDに記録する。頂点を中心に節点を生
成するので、図6のように頂点202、点209を辺の
中点、点210を面の重心、点211を体の重心にとっ
て、これらに囲まれた領域を選択するのは、形状モデル
Iが凸な6面体であれば、重心は必ず内部にあり、簡単
に座標計算ができ、バランスが良いからである。次にボ
ックス56で形状モデルIの頂点202で処理していな
い頂点があれば、次の頂点を注目頂点Jに設定してボッ
クス51へ戻る。
【0014】次にボックス57で最後の形状モデルNま
で処理が終わっていない場合は、次の形状モデル番号を
Iに設定してボックス50に戻る。形状モデルで生成さ
れた節点は、各頂点を元に生成したので節点間隔の近い
組ができる。また、上記のように節点間最小間隔を設定
しても全体モデルではその間隔を満たさないものが含ま
れている。ボックス58で、図7のように節点属性テー
ブルに体内と記録されている節点206について、面2
04までの距離Lがその面204に設定された面−節点
間制限距離Min内にあれば、節点206(節点番号1
0)を面上の点212に移動し、節点属性テーブルND
を面上に変更する。ここでは、節点206から面204
に下ろした垂線の交点上に節点を移動させるのが良い。
また、2つ以上の面204に対して面−節点間制限距離
Min内にある場合は、距離の近い方の辺上に節点20
6を移動させて、節点属性テーブルを面上に変更する。
また、図7のように節点属性テーブルに体内と記録され
ている節点206について、辺203までの距離がその
辺に設定された辺−節点間制限距離Min内にあれば、
節点206(節点番号11)を辺上の点212に移動さ
せ、節点属性テーブルNDを辺上に変更する。2つ以上
の面に対して面−節点間制限距離内にある場合は、距離
の近い方の面上に節点を移動する。ここでは、節点20
6から辺203に下ろした垂線の交点上に節点を移動さ
せるのが良い。
【0015】次に、ボックス59で、図8のように節点
属性テーブルNDに面上と記録されている節点206に
ついて、辺203まで距離Lがその辺203に設定され
た辺−節点間制限距離Min内にあれば、節点206
(節点番号12、13)を辺上の点212に移動し、節
点属性テーブルNDを辺上に変更する。ここでは、節点
206から辺203に下ろした垂線との交点上に節点を
移動させるのがよい。2つ以上の辺に対して辺−節点間
制限距離Min内にある場合は、距離の近い方の辺上に
節点を移動する。
【0016】次に、ボックス60で、図9のように節点
属性テーブルNDに頂点と記録されている節点206
(節点番号14)に設定された近接制限距離R内にある
節点属性テーブルに辺上と記録された節点206(節点
番号15)、面上と記録された節点206(節点番号1
6)、体内と記録された節点206(節点番号17)に
ついては、それら節点を削除し、削除した節点番号の節
点属性テーブルを削除する。また、近接制限距離R内に
ある節点属性テーブルNDに頂点と記録されている節点
206(節点番号18)については、その節点の近接制
限距離R’内に206(節点番号14)があるので、二
つの節点を合体して新たに節点213を中間に生成し
て、節点属性テーブルNDに頂点を記録し、節点206
(節点番号14及び節点番号18)を削除し、その節点
の節点属性テーブルNDを削除する。
【0017】次にボックス61で、図10のように節点
属性テーブルNDに辺上と記録されている節点206
(節点番号20)の近接制限距離R内にある節点属性テ
ーブルに面上と記録された節点206(節点番号2
1)、体内と記録された節点206(節点番号22)に
ついては、その節点を削除し、その節点番号の節点属性
テーブルNDを削除する。また、近接制限距離R内にあ
る節点属性テーブルに辺上と記録された節点206(節
点番号23)については、その節点の近接制限距離R’
内に節点206(節点番号20)がある時に、二つの節
点を合体させて新しい節点213を中間に生成して、節
点属性テーブルNDに辺上であることを記録し、節点2
06(節点番号20、23)を削除し、その節点の節点
属性テーブルNDを削除する。
【0018】次にブロック62で、図11のように節点
属性テーブルNDに面上と記録されている節点206
(節点番号25)の近接制限距離R内にある節点属性テ
ーブルに体内と記録された節点206(節点番号26)
について、その節点を削除し、その節点の節点属性テー
ブルを削除する。また、節点属性テーブルに面上と記録
された節点206(節点番号27)については、その節
点の近接制限距離R’内に節点206(節点番号25)
がある時に、二つの節点を合体させて新しい節点213
(節点番号28)を中間に生成して、節点属性テーブル
NDに面上を記録して、節点206(節点番号25、2
7)を削除し、その節点属性テーブルNDを削除する。
【0019】次にブロック63で、図12のように節点
属性テーブルNDに体内と記録されている節点206
(節点番号29)の近接制限距離R内に節点属性テーブ
ルNDに体内と記録されている節点206(節点番号3
0)があり、節点番号30の節点の近接制限距離R’に
節点番号29の節点があるので、二つの節点を合体させ
て、新しい節点213(節点番号31)を生成し、節点
属性テーブルNDに体内と記録し、元の節点206を削
除し節点属性テーブルNDを削除する。
【0020】この方法によると、形状モデルの頂点を起
点としてその形状モデルの頂点・辺上・面上・体内に節
点生成を行うので、要素を生成する場合に形状モデル境
界を保存することが簡単である。また、ここで近接制限
距離を各節点毎に付けることにより、有限要素で要素の
集中や離散をコントロールすることが容易であり、形状
モデルの節点分布を適切な間隔で配置することができ
る。
【0021】例として形状モデルに6面体を使用してい
るが3次元モデルとして5面体や4面体でも同様の手順
で処理できる。また、その他多面体でも、頂点に接続さ
れた辺と接続された面を使用して節点生成が行える。ま
た、2次元形状モデルの場合は、ボックス55で体内へ
の節点生成を省略するだけで同様な手順で処理できる。
この方法で、節点生成で使用する辺−節点間最小間隔、
面−節点間最小間隔の設定は、最適な節点生成において
非常に重要である。この値は、与えられた形状モデルの
中での最小頂点間距離に対して、0.2〜0.5に設定
されるのがよい。また、全ての形状モデルのそれぞれに
ついての最小頂点間距離の中で最も小さいものを最小頂
点間距離に設定すると、全体で要素の大きさをそろえる
ことができるので、解析精度の向上につながる。また、
精度の向上を犠牲にしても解析時間を優先させる場合
は、形状モデルによって1.0以上の値にしてもよい。
【0022】上記のように、この節点生成方法によれ
ば、ユーザーの入力した形状モデルに対して、形状境界
を保存した状態で節点生成を行えると同時に、有限要素
解析の解析精度を落とすことがなく、必要な節点間隔を
持った節点配置を提供できる。そして、この節点生成方
法は、3次元形状モデルが4面体・3角柱・6面体やこ
れ以上の多面体、2次元形状モデルの3角形・4辺形や
それ以上の多角形においても、節点生成が上記例の6面
体と同様に簡単に行える。
【0023】(第2の実施形態)図13は、別の節点生
成方法を示すフローチャートであり、図3〜5、図7〜
12、図14〜17は節点生成の手順の説明図である。
図3〜5、図7〜12は第1の実施形態で説明したもの
と同様である。図14(a)〜(d)は、形状モデル相
互の位置関係を説明する図で、図14(a)は形状モデ
ルKが形状モデルIの中に含まれている状態を示し、図
14(b)は形状モデルIと形状モデルKが一部の領域
を重複している状態を示し、図14(c)は形状モデル
Iと形状モデルKが接触している状態を示し、図14
(d)は形状モデルIと形状モデルKは離れている状態
を示している。図で214は形状モデルの領域を示して
おり、215は形状モデルの番号を示している。216
は形状関係テーブルMDの2次元配列に記録される内容
であり、モデル番号215をインデックスとして形状モ
デル間の状態が記録される。217は形状モデル間の交
差面を示す。218は形状モデル間の重複領域を示す。
219は形状モデル間の接触面を示す。図15(a)、
(b)は、交差面または接触面が2次元形状モデルとし
て登録される時の形状関係モデルMDに記録される内容
を示し、図15(a)は、交差面が登録される場合で、
図15(b)は接触面が登録される場合の説明図であ
る。
【0024】図16は、形状モデルIの頂点(頂点番号
a)の周囲の半径Pの球面内部への節点生成を説明する
図である。
【0025】図13のフローチャートについて順に説明
する。ボックス70で図14のように2つの形状モデル
214のモデル番号215(I)(K)の相互関係を調
べて、モデル番号215をインデックスに使用して形状
関係テーブルMD216の配列要素(I,K)と(K,
I)に状態を記憶する。(1)図14(a)に示すよう
に形状モデル214(K)が(I)に含まれる場合は形
状テーブルMDの(I,K)に1、(K,I)に−1を
記憶し、(2)図14(b)に示すように形状モデル2
14(I)と(K)が交差面217で交差し領域218
を共有している場合は形状関係テーブルMDの(I,
K)(K,I)に2を記録し、(3)図14(c)のよ
うに形状モデル214が接触面219で接触している場
合は形状関係テーブルMDの(I,K)(K,I)に3
を記録し、(4)図14(d)のように形状モデル21
4が完全にはなれている場合は形状関係テーブルMDの
(I,K)(K,I)に0を記録する。また、ここでは
2次元形状モデル間の相互関係や2次元形状モデルと3
次元形状モデル間の相互関係は調べる必要はない。
【0026】次に、ボックス71で形状関係テーブルM
Dで2が記録されている組について、図14(b)の交
差面217を、2次元形状モデル(モデル番号L)とし
て登録し、図15(a)のように形状関係テーブルMD
に相互関係を記録する。また、形状関係テーブルMDに
3が記録されている組について、図14(c)の接触面
219を2次元形状モデル(モデル番号L)として登録
し、図15(b)のように相互関係テーブルを記録す
る。
【0027】次に、ボックス72で、形状モデルIで最
初の頂点番号aをインデックスJに代入する。またボッ
クス73で、形状モデルIの注目頂点をJに設定する。
以下の説明では頂点番号aが選択されているものとす
る。ボックス74では第1の実施形態と同様にボックス
51〜54に従って図3〜5のように形状モデルIの頂
点番号aの頂点202に基づいて節点を生成する。次に
ボックス75で、図16のように形状モデルの頂点aを
中心とする半径Pの球内部に節点206(節点番号7〜
10)を生成する。体内・体外への節点生成には、設定
された節点間最小間隔以上に空けて節点を置くのが良
い。また、半径Pについては、図6で頂点aと接続され
ている辺203の中点までの距離と頂点aに接続してい
る面204の重心までの距離と形状モデルの重心までの
距離の内、最大距離のものを選ぶのが良い。ここで生成
した節点206には、新しい節点番号207とその属性
として節点属性テーブルNDに形状モデルIの体内であ
る番号7、8には体内と記録し、形状モデルIの外部に
ある番号9、10の節点は体外と記録する。また、2次
元形状モデルについては形状面外に節点生成する必要は
ない。
【0028】ボックス71で交差面または接触面として
追加した2次元形状モデルについては、その各頂点から
3次元空間に節点を生成するのが良い。2次元形状モデ
ルについて生成した節点206は、属性として節点属性
テーブルとして体外と記録される。次にボックス76で
形状モデルIの頂点202で処理していない頂点があれ
ば、次の頂点を注目頂点Jに設定してボックス73へ戻
る。次にボックス77で最後の形状モデルNまで処理が
終わっていない場合は、次の形状モデル番号をIに設定
して72まで戻る。次にボックス78で、図17のよう
に節点属性テーブルNDで体外と記録されている節点2
06について、節点番号11、12は形状モデルIの体
内にあるので、節点属性テーブルNDを体内と置き換
え、節点番号13、14はどの形状モデルの内にもない
ので、節点を削除し、節点属性テーブルNDの記録を削
除する。次にボックス79で処理は、第1の実施形態と
同様にボックス58〜63の処理を行う。
【0029】この節点生成方法によれば、節点206は
形状モデルの頂点を中心に形状モデル内部だけでなく外
部にも配置されるため、特に形状モデルがお互いに入り
組んだ複雑な全体形状の場合に、形状モデルの頂点が形
状モデルに入り込んだ内部領域や接触面領域になめらか
に変化する節点配置が提供できるため、有限解析精度を
第1の実施形態に比べて良くすることができる。また、
交差面や接触面の形状は、2次元形状モデルとして登録
するので、交差境界を含む面付近になめらかな節点配置
が生成されるので、解析精度が向上する。そして、交差
面や接触面について特にユーザーが考慮することなく形
状モデル入力が行えるので、第1の実施形態より簡単な
操作環境が使用できる。
【0030】(第3の実施形態)図18は、もう一つの
節点生成方法を示すフローチャートであり、図7、8、
図19〜28はこの生成方法の手順を示す説明図であ
る。図7、8は、第1の実施形態で説明したものと同様
である。図19は二つの3次元モデルについて、優先順
位と材料番号がそれぞれに付けられて、空間を占めてい
る状態を示す図である。図で220は形状モデルに付け
られた優先順位であり、221は形状モデルに付けられ
た材料番号である。図20〜23は形状モデルIの頂点
(頂点番号a)周りへの節点生成を表した図であり、図
20は頂点上への節点生成を表し、図21は頂点に接続
された辺上への節点生成を表し、図22は頂点に接続さ
れた面上への節点生成を表し、図23は頂点の周辺への
節点生成を表す説明である。図24は節点属性テーブル
NDに体外と記録された節点についてテーブルの修正と
削除を説明する図である。
【0031】図25〜28は生成した節点の削除を説明
する図であり、図25は節点属性テーブルNDで頂点と
記録された節点周りの削除と合体を、図26は節点属性
テーブルNDで辺上と記録された節点の周りの削除と合
体を、図27は節点属性テーブルNDで面上と記録され
た節点の周りの削除と合体を、図28は節点属性テーブ
ルNDで体内と記録された節点周りの削除と合体を説明
する図である。
【0032】図18のフローチャートに従って順に説明
する。図19で示すように、形状モデル214に優先順
位220と材料番号221が指定されている。フローチ
ャートのボックス90で、図19のように形状モデル2
14のモデル番号215のIとKとの相互関係を決定す
る。ここで、相互関係は第2の実施形態でボックス70
と同様に図14(a)〜(d)の通りであり、空間が重
複する図14aのモデル番号Kが占める領域と図14
(b)の領域218は、優先順位220の高い形状モデ
ルの方の材料番号221の材質でその空間を占めてい
る。
【0033】形状モデル214のモデル番号IとKの相
互関係を調べて、形状関係テーブル216MDの配列要
素(I,K)、(K,I)に第2の実施形態と同様に関
係を記録する。ここで、2次元形状モデル間の相互関係
や2次元形状モデルと3次元形状モデルの相互関係は調
べる必要はない。ここで、図14(a)の場合でモデル
番号Kの形状モデルの方がモデル番号Iよりも優先順位
が低い場合はモデル番号Kは無効であるから消去する。
【0034】次にボックス91で第2の実施形態のボッ
クス71と同様に処理する。ここで、交差面217と接
触面219が2次元形状モデルとして登録される。次に
ボックス92で形状モデルIで最初の頂点番号aをイン
デックスJに代入する。次にボックス93で形状モデル
Iの注目頂点をJに設定する。以下の説明では頂点番号
aが選択されているものとする。次にボックス94で図
20のように形状モデルIの頂点202(頂点番号a)
に節点206を置き、新しい節点番号207と節点属性
テーブルNDに頂点と形状モデルIの優先順位Lと材料
番号Mを記録する。
【0035】次にボックス95で図21のように頂点2
02(頂点番号a)に接続された辺203の辺上に節点
206を生成する。同じ処理を上記頂点に接続された辺
全てについて行う。辺上への節点生成は、予め節点間最
小間隔を設定して、節点間最小間隔以上を空けて節点2
06を置くのが良い。ここで生成した節点206にはそ
れぞれに新しい節点番号207を付けて、節点属性テー
ブルND208に辺上と形状モデルIの優先順位Lと材
料番号Mを記録する。辺上の点209を辺の中点にと
り、頂点aまでの間に節点を生成するのが良いのは、第
1の実施形態と同じである。
【0036】次にボックス96で図22のように頂点2
02(頂点番号a)に接続された面204の面上に節点
206を生成する。この処理を頂点aに接続された面2
04全てについて行う。面上への節点生成は予め節点間
最小間隔を設定し、節点間最小間隔以上に開けて節点を
置くのが良い。ここで面上に生成した節点206にそれ
ぞれ新しく節点番号を付け、形状属性テーブルND20
8に面上と形状モデルIの優先順位Lと材料番号Mを記
録する。また、節点生成領域を図22のように辺上の点
209と面上の点210で囲まれた部分に制限するのが
良く、点209を辺の中点、点210を面の重心にとる
のが最も良いことは第1の実施形態と同様である。
【0037】次にボックス97で、図23のように形状
モデルIの頂点aを中心とする半径Pの球内部に節点2
06(節点番号7〜10)を生成する。体内・体外への
節点生成には、設定された節点間最小間隔以上に空けて
節点を置くのが良い。また、半径Pについては、第2の
実施形態と同様に図6で頂点aと接続している辺203
中点までの距離と面204の重心までの距離と形状モデ
ルの重心までの距離の内で最大距離を選ぶのが良い。こ
こで生成した節点206には、新しい節点番号207を
付け、節点属性テーブルNDに形状モデルIの体内に位
置している節点番号7、8には体内と記録し、形状モデ
ルの優先順位Lと材料番号Mを記録し、体外に位置して
いる節点番号9、10には優先順位が最低レベルL99
と材料番号は未定を表す0を記録する。また、ボックス
97で2次元形状モデルについては、ここで3次元空間
に節点生成を省略してもよい。また、ボックス91で異
種材料または同種材料の交差面、接触面として追加した
2次元形状モデルについては、必ずボックス97で3次
元空間に節点生成を行う。ここで2次元形状モデルの節
点生成の領域は、頂点に接続された辺の中点までの距離
と接続された面の重心までの距離のうち、最大距離を半
径に取る球内部に選ぶのがよい。
【0038】次にボックス98で、形状モデルIの頂点
202で処理していない頂点があれば次の頂点を注目頂
点Jに設定してボックス93へ戻る。次にボックス99
で、最後の形状モデルNまで処理が終了していない場合
は、次の形状モデル番号をIに設定してボックス92ま
で戻る。次にボックス100で、図24のように節点属
性テーブルNDで体内と体外と記録された節点206に
ついて、節点番号11は形状モデルI及びKの領域内に
あるので、形状モデルの優先順位の高い形状モデルIに
従い、節点番号11の節点属性テーブルNDは体内と形
状モデルIの優先順位L1と材料番号M1を記録し、節
点番号12は形状モデルKの領域内にあるので、節点属
性テーブルNDは体内と形状モデルKの優先順位L2と
材料番号M2を記録する。節点番号13は形状モデルI
とKの領域外にあるので、節点を削除し、節点属性テー
ブルNDの記録を削除する。節点番号14は形状モデル
Iの領域にあるが、節点の節点属性テーブルNDの記録
で材料番号が異なっているので、材料番号M1に記録を
置き換える。優先順位は節点生成の基準になった形状モ
デルの優先順位を保存するため、書き換えない。
【0039】次にボックス101で、第1の実施形態と
同様にボックス58、59を処理して節点の移動を行
う。次にボックス102で、図25のように節点属性テ
ーブルNDに頂点と記録されている節点206(節点番
号14)に設定された近接制限距離R内にある節点20
6(節点番号15、16、17、18)のうち、節点属
性テーブルNDに辺上、面上、体内と記録されている節
点(節点番号16、17、18)は、優先順位に関係な
く削除する。また、節点属性テーブルNDに頂点と記録
された節点(節点番号15)については、近接制限距離
R’内に節点(節点番号14)があれば、節点の優先順
位L1、L2の高い方の節点へ合体させる。L1>L2
であれば、節点番号15を削除し、節点属性テーブルN
Dの記録を削除し、節点番号14の節点属性テーブルN
Dに新たに節点番号15の材料番号の記録を追加する。
優先順位L1とL2が同じであれば、第1の実施形態と
同様に節点間に新しく節点213(節点番号19)を生
成し、節点属性テーブルNDに頂点と優先順位L1と材
料番号M1及びM2を記録する。
【0040】ボックス103で、図26のように節点属
性テーブルNDに辺上と記録されている節点206(節
点番号20)について、近接制限距離R内に節点属性テ
ーブルNDに面上と記録されている節点(節点番号2
2)と、体内と記録されている節点(節点番号23)が
あるので、それらの節点を削除し、節点属性テーブルを
削除する。また、辺上と記録されている節点(節点番号
21)については、その節点の近接制限距離R’内に節
点(節点番号20)があるので、節点の優先順位の高い
方の節点に合体させる。L1>L2であれば、節点(節
点番号21)の節点を削除し、節点属性テーブルNDを
削除し、節点番号20の節点属性テーブルNDに材料番
号M2の記録を追加する。また、優先順位L1とL2が
同じ場合は、第1の実施形態と同様に新たに節点間に新
しく節点213(節点番号24)を付けて節点属性テー
ブルNDに辺上と優先順位L1と材料番号M1、M2を
記録し、節点番号20と21を削除する。
【0041】次にブロック104で、図27のように節
点属性テーブルNDに面上と記録されている節点206
(節点番号25)について、近接制限距離R内に節点属
性テーブルNDに体内と記録されている節点206(節
点番号26)があるので、この節点を削除し、節点属性
テーブルNDを削除する。また、節点属性テーブルND
に面上と記録されている節点206(節点番号27)に
ついては、近接制限距離R’内に節点(節点番号25)
があるので、優先順位の高い節点に合体させる。優先順
位L1>L2の場合は、節点(節点番号27)の節点を
削除して、節点属性テーブルNDから記録を削除し、節
点番号25の節点属性テーブルNDに材料番号M2の記
録を追加する。優先順位がL1、L2とも同じ場合は、
第1の実施形態と同じように節点間の点213に節点を
生成し、節点番号28を付け、節点属性テーブルNDに
優先順位L1と材料番号M1とM2を記録し、節点20
6(節点番号25、27)を削除し、節点属性テーブル
NDから記録を削除する。次にブロック105で、図2
8のように節点属性テーブルNDに体内と記録されてい
る節点206(節点番号29)について、近接制限距離
R内に節点属性テーブルに体内と記録されている節点
(節点番号30と31)がある。節点番号30の節点は
形状モデルK内で材料番号M2であるので、節点番号2
9の材料番号M1と異なるため処理しない。
【0042】節点(節点番号31)は近接制限距離R’
内に節点番号29の節点があり、材料番号M1と優先順
位L1が同じであるので、節点間に節点213を生成
し、新しく節点番号32を付け、節点属性テーブルND
に体内と優先順位L1と材料番号M1を記録する。節点
番号29と31の節点は削除し節点属性テーブルNDの
要素も削除する。ここで、節点番号31の節点の優先順
位が低い場合は、節点を削除し節点属性テーブルNDの
記録を削除する。
【0043】この節点生成方法では、第1の実施形態、
第2の実施形態に比べて、優先順位と材料番号という値
を形状モデルが持っており、その値を生成した節点に記
憶させるようにしている。その優先順位の値を用いて、
近接点排除の処理をする際、節点の優先度の高い方を残
すことによって、頂点周辺の節点分布が優先順位の高い
形状モデルに依存した配置を生成できる。そのため、ユ
ーザーが形状モデルの優先順位を操作することにより、
より精度の高い節点分布を作成することができる。
【0044】また、ブロック105では、面境界を挟ん
で節点の合体を削除することによって、節点修正処理後
に面や辺の節点最小間隔以内に節点が入ることを防いで
いる。また、第2の実施形態では節点の生成は形状モデ
ル全体だけでなく頂点の回りの空間にも及ぶため、生成
した節点が他の形状モデルが生成した節点位置を近接点
制限によって排除してしまったり、中間点に移動したり
して、必要な頂点回りの節点を第1の実施形態、第2の
実施形態では、固定することができない。これについて
も、優先順位という値を形状モデルが持っており、近接
制限時の節点移動・削除にも優先順位が反映することが
できるので、問題は起きない。そのため、解析精度のよ
り向上した節点配置が提供できる。
【0045】(第4の実施形態)第1の実施形態におい
て、形状モデルに節点を生成する方法として、図1のフ
ローチャートのブロック53〜55についてもう一つの
方法を示す。ここで、図29〜32はこの方法を示す説
明図である。図29〜32は形状モデルの頂点(頂点番
号a)周りへの節点生成の方法を示した図で、図29は
頂点上への節点生成を示し、図30は頂点に接続された
辺上への節点生成を示し、図31は頂点に接続された面
上への節点生成を示し、図32は頂点の周辺への節点生
成を示し説明図である。図29で222は節点生成のた
めの辺の1次元のローカル座標系を示し、223はロー
カル座標の原点を示している。図30で224は節点生
成のための面上の2次元ローカル座標系を示している。
図31で225は節点生成のための3次元ローカル座標
系を示している。226はS、T、Uの整数の組を示し
ている。
【0046】図1のフローチャートのブロック53で辺
203の辺上の節点生成について説明する。図29の形
状モデルの一つの辺において、頂点202の頂点番号a
が注目頂点として選択されている場合、頂点aを原点と
してその辺上に1次元のローカル座標系222にX座標
を取り、設定初期値m、項比rに基づいて、
【0047】
【数9】
【0048】で表されるX座標位置に節点206を置
く。ここで、節点を置く整数Sの範囲の上限は、節点生
成範囲が形状モデルの辺の中点までになるように取るの
が良いのは、第1の実施形態と同様である。生成した節
点206に新しく節点番号207とその属性が辺上にあ
ることを節点属性テーブルNDに記録するのは第1の実
施形態の図4と同様である。
【0049】次にブロック54で図30のように形状モ
デルの一つの面において、頂点202の頂点aが注目頂
点として選択されている場合に、その頂点を原点として
その頂点を含む一つの面上に点210を取り、その点を
使用して2次元のローカル直交座標系224を取り、各
座標系に付いて設定初期値m1、m2、項比r1、r2
に基づいて、0以上の整数S、Tを用いて
【0050】
【数10】
【0051】で表される座標位置の内、面内にある位置
に節点206を置く。また、有効範囲としては、頂点2
02(頂点番号a)と辺の中点と面の重心で囲まれる範
囲内に取るのが良いのは、第1の実施形態と同様であ
る。また、2次元ローカル直交座標系の取り方は、一つ
の座標形を決める点210を、接続した辺のもう一つの
頂点に取るか面の重心の内から選ぶのが計算上簡単で良
いが、対称性から図30のように面上の点210を頂点
aの角度の2等分線上にとり、もう一つの軸はこの面上
で座標軸に垂直に取る。ここで、面上に生成した節点2
06にそれぞれ新しく節点番号207とその属性が面上
にあることと節点属性テーブルNDに記録するのは第1
の実施形態と同様である。
【0052】次にボックス55で、図31のように頂点
202(頂点番号a)を原点として3次元ローカル直交
座標系を取り、各座標軸方向に付いて設定初期値m1、
m2、m3、項比r1、r2、r3に基づいて、0以上
の整数S、T、Uを用いて(式3)で表される座標位置
の内体内にある位置に節点206を置く。ここで生成し
た節点206については、図6と同様に新しく節点番号
207を付けて、節点属性テーブルNDに体内と記録す
る。また、3次元ローカル直交座標系の軸の取り方は、
その一つの座標系を辺203(頂点ab、ad、a
e)、頂点aと各面の重心を結ぶ線、頂点aと体の重心
を結ぶ線の中から選ぶのが簡単であるが、特に図31の
頂点aに接続している各辺の単位ベクトルを求めて
【0053】
【数11】
【0054】で表されるベクトルの向きにとる線をY軸
の座標軸に取るのが、対称性としては最も良い座標軸で
ある。他の二つの軸は頂点aを通りZ座標軸に対して垂
直な面内なら自由に決めて良い。
【0055】次に、図1のフローチャートのボックス5
6〜63を、第1の実施形態と同様に処理する。第1の
実施形態において、この節点生成方法を使用した場合、
全形状モデルの節点生成が設定初期値mと項比r(m
1、r1の組やm2、r2の組やm3、r3の組でも同
様)で表される位置に数式に従ってその位置をコントロ
ールできる。たとえば、r=1.0に設定すると形状モ
デルについて座標軸にそって間隔mの均質な節点生成が
行え、より一層解析精度の高い節点分布を得ることがで
きる。r>1.0に設定することで節点間の距離が開
き、頂点から遠くなるほど節点密度を小さくできて節点
数を減らすことができるので、構造解析などで解析時間
の短縮に効果がある配置となる。一般的にrの値の範囲
は、1.0〜4.0が望ましい。これは、有限要素間の
要素長が極端に大きくなると解析値が飛ぶため解析精度
が悪化するためである。当然1.0にするのが最も解析
精度が高いことは明らかである。また、面−節点間制限
距離と辺−節点間制限距離と属性が頂点である節点の近
接制限距離の設定値は、この場合距離m以下で行う必要
がある。節点数は、解析精度を維持できる範囲でできる
だけ少なくする方が計算時間が短くて済むので、節点生
成時の最近接点間距離を使用するのが良い。
【0056】この節点生成方法の節点生成位置は、各形
状ブロックの節点精度の必要な頂点部分に規則的に節点
配置できるとともに、同時にパラメータm、rの設定
で、節点の集中配置を行うことや節点数を増加すること
なく、解析精度の高い節点生成方法を提供できる。ま
た、ここでの節点生成には、(数9)、(数10)の他
に次の式
【0057】
【数12】
【0058】
【数13】
【0059】
【数14】
【0060】
【数15】
【0061】を使用してもよい。 (第5の実施形態)第2の実施形態において、形状モデ
ルに節点を生成する方法として、図13のフローチャー
トのブロック74、75についての節点生成方法につい
て説明する。ブロック74では、第1の実施形態と同様
にブロック51、52の処理を行い、ブロック53とブ
ロック54については、第4の実施形態と同様に処理を
行う。ブロック75で、3次元モデルについては図32
のように頂点202(頂点番号a)に、頂点を原点とし
て3次元ローカル直交座標系を取り、各座標系に付いて
設定初期値m1、m2、m3、項比r1、r2、r3に
基づいて(数12)で表される座標位置のS、T、Uの
整数の点に節点206を置く。ここで生成した節点20
6については、新しく節点番号207を付けて、形状モ
デル内にある節点番号には節点属性テーブルNDに体内
と記録し、外にある節点番号は節点属性テーブルNDに
体外と記録する。ここで、節点を置く範囲は、図32の
形状モデルの頂点番号aの頂点から半径Pの球面内部に
節点を生成する。
【0062】3次元ローカル座標系の軸は、その一つを
頂点202(頂点番号a)から接続された辺上か接続し
た面の重心とを結んだ線上か体の重心までを結んだ線上
にとるのが簡単に計算できるのでよく、頂点番号aの頂
点に接続した各辺の単位ベクトルを求めて(数11)で
表されるベクトルの向きに取る線をY軸の座標軸に取る
のが最も良いのは、第4の実施形態と同様である。他の
二つの軸は頂点を通り決定したY座標軸に対して垂直な
面内なら自由に決めて良い。2次元形状モデルの内、図
13のフローチャートのボックス71で交差面・接触面
として追加した2次元形状モデルについては図33のよ
うに、選択された頂点(頂点番号a)を原点として3次
元ローカル直交座標系225を取り、各座標系に付いて
設定初期値m1、m2、m3項比r1、r2、r3に基
づいて(数12)で表される座標位置のS、T、Uの整
数の点に節点206を置く。
【0063】ここで生成された節点206には新しく節
点番号11〜16を付けて、節点属性テーブルNDに体
外と記録される。3次元ローカル座標の座標軸の決定
は、図33のように2次元モデルの頂点番号aの頂点に
接続した2つの辺ab、adのベクトルの外積
【0064】
【数16】
【0065】の方向を1つの座標軸に取り、頂点からの
面内の2等分線をもう1つの座標系に取り、もう1つは
それらと直交する方向に取るのがよい。ここで、節点を
置く範囲は、半径Pを頂点から形状モデルの他の頂点ま
での距離の中で最大の値までで十分である。選択した頂
点とこの頂点に接続している各辺の中点までの距離と面
内の重心までの距離の内で最も距離の大きい値を半径P
とする範囲内に置くのが最も良い方法である。他の処理
は、第2の実施形態と同様にフローチャートのポックス
81、ボックス58〜62を実行することにより、節点
配置が得られる。
【0066】この節点生成方法によれば、第2の実施形
態において、全形状モデルの節点生成が設定値mと項比
r(m1、r1の組やm2、r2の組やm3、r3の組
でも同様)で表される位置に数式に従ってコントロール
できる。たとえば、r=1.0に設定すると一層解析精
度の高い節点分布を得ることができることやr>1.0
に設定することで節点数を減らすことができるので、解
析時間の短縮に効果がある配置となることとrの値の範
囲は、1.0〜4.0が望ましいのは第4の実施形態に
示したのと同様である。また、ここでの節点生成には、
(数9)、(数10)、(数12)の他に(数13)、
(数14)、(数15)の式を使用してもよい。この節
点生成が、第4の実施形態に比べて優れている点は、形
状モデルの交差面・接触面での節点生成を考慮している
ので、第2の実施形態で示したように、有限解析精度を
第4の実施形態に比べて良くすることができる。また、
より簡単な操作環境が使用できる。
【0067】(第6の実施形態)第3の実施形態の形状
モデルに節点を生成する方法における図18のフローチ
ャートのボックス94、95、96、97についてのも
う1つの方法を説明する。図18のフローチャートのボ
ックス93まで処理された後、次のボックス94で図2
0のように選択された形状モデルIの頂点202(頂点
番号a)を選択し、その位置に節点206を置き、新し
く節点番号1を付けて、その節点番号1の節点属性テー
ブルNDは、頂点と形状モデルIの優先順位Lと材料番
号Mを記録する。
【0068】次にボックス95で図21の形状モデルI
について頂点番号aの頂点に接続している辺abに図2
9のように頂点202を原点223とする1次元ローカ
ル座標系222を取り、設定初期値m、項比rに基づい
て、1以上の整数Sを用いて(数9)で表される座標位
置の内、辺上の位置に節点206を生成する。ここで、
頂点から辺の中点までに節点の生成範囲を制限するのが
良いのは、第1の実施形態と同様である。ここで生成し
た節点206には新しく節点番号207を付けて、図2
1のように節点属性テーブルNDには辺上と形状モデル
の優先順位Lと材料番号Mを記録する。
【0069】次にボックス96で図22の形状モデルI
について頂点番号aの頂点に接続している面に図30の
ように、頂点を原点223とする2次元ローカル直交座
標系224を取り、各座標系に付いて初期設定値m1、
m2、項比r1、r2に基づいて、0以上の整数S、T
を用いて(数10)で表される座標位置のうち、面内の
位置に節点206を置く。また、2次元ローカル直交座
標系224の取り方は、一つの座標系を頂点に接続した
辺上に取るか面上の重心の方向に取るのが簡単である
が、図30で示す点210を頂点の2等分線に取るの
が、対称性として最も良い座標軸であるのは、第4の実
施形態と同様である。もう一つの軸はこの面上でY座標
軸に垂直に取るのが良い。ここで生成した節点206に
は、新しく節点番号207を付けて、節点属性テーブル
NDに面上と形状モデルIの優先順位Lと材料番号Mを
記録する。
【0070】次にボックス97で図23の形状モデルI
について頂点番号aの頂点を原点223として、図32
のように3次元ローカル直交座標系を取り、各座標系に
付いて設定初期値m1、m2、m3、項比r1、r2、
r3に基づいて、0以上の整数S、T、Uを用いて(数
12)で表される座標位置のうち、頂点番号aを中心と
する半径Pの球面内の空間に節点を生成する。また、半
径Pとしては第3の実施形態で示したように頂点から形
上モデルの辺の中点、面の重心、体の重心までの距離の
内最大のものを選ぶのが良い。ここで生成した節点20
6には、新しく節点番号207を付け、図23のように
節点属性テーブルNDに形状モデルIの体内に位置して
いる節点番号7、8には、体内と形状モデルIの優先順
位Lと材料番号Mを記録し、形状モデルIの体外の節点
番号9、10には、体外と優先順位は最低レベルのL9
9と材料番号は0を記録する。また、ボックス97で2
次元形状モデルのうち、ボックス91で交差面または接
触面として追加した2次元形状モデルについては、図2
3と同様に頂点を原点として3次元ローカル直交座標系
を取り、各座標系に付いて設定初期値m1、m2、m
3、項比r1、r2、r3に基づいて0以上の整数S、
T、Uを用いて(数12)で表される座標位置のうち、
ローカル座標の原点から半径Pの球面内の空間に節点を
生成する。ここで、節点を置く範囲は、半径が頂点から
形状モデルの他の頂点までの距離の中で最大の値までで
十分であるが、選択した頂点とこの頂点に接続している
各辺の中点までの距離と面内の重心までの距離の内で最
も距離の大きい値を球面の半径とする範囲内に置くのが
最も良い方法である。以後の処理は、第3の実施形態の
図18のフローチャートのボックス98〜105までと
同様である。
【0071】この節点生成方法を使用した場合、全形状
モデルの節点生成が設定初期値mと項比r(m1、r1
の組やm2、r2の組やm3、r3の組でも同様)で表
される位置に数式に従ってその位置をコントロールでき
る。たとえば、r=1.0に設定すると形状モデルにつ
いて座標軸にそって間隔mの均質な節点生成が行え、第
3の実施形態より一層解析精度の高い節点分布を得るこ
とができる。r>1.0に設定することで節点間の距離
が開き、頂点から遠くなるほど節点密度を小さくできて
節点数を減らすことができるので、解析時間の短縮に効
果がある配置となる。一般的にrの値の範囲は、1.0
〜4.0が望ましく、1.0にするのが最も解析精度が
高いことは、第4、5実施形態と同様である。また、面
−節点間制限距離と辺−節点間制限距離と属性が頂点で
ある節点の近接制限距離の設定値は、この場合距離m以
下で行う必要がある。また、生成された節点に与える近
接制限距離の設定値は、(数11)で設定されるのが良
い。
【0072】また、ここでの節点生成には、(数9)、
(数10)、(数12)の他に(数13)、(数1
4)、(数15)の式を使用してもよい。この節点生成
方法では、第3の実施形態と同様に優先順位という値を
形状モデルが持っており、その値を生成した節点に記憶
させるようにしている。そのため、第4、5実施形態に
比べてより高い精度の有限要素解析の節点生成ができ
る。
【0073】(第7の実施形態)第1の実施形態におい
て、形状モデルに節点を生成する方法として、図1のフ
ローチャートのボックス52〜55についてもう1つの
方法を示す。ここで図34はこの方法を表す説明図であ
る。図で227は、頂点(頂点番号a)を中心として節
点生成する各辺ab、ad、aeの単位ベクトルを表
し、228は節点生成する式
【0074】
【数17】
【0075】のS、T、Uの組を表し、229は(数1
7)で表される位置nへの頂点からのベクトルを表して
いる。図1のフローチャートのボックス52〜55をま
とめて、図34で頂点(頂点番号a)が注目頂点に選択
されている場合、頂点に接続している辺ab、ad、a
eについて、
【0076】
【数18】
【0077】の単位ベクトルを使用して、設定初期値m
1、m2、m3と項比r1、r2、r3に基づいて、0
以上の整数S、T、Uを用いて(数17)で表されるベ
クトル位置nの内、頂点、辺上、面上、体内に節点20
6を置く。生成した節点には、新しく節点番号207を
付けて、節点属性テーブルNDには、(数17)のS、
T、Uの0以上の整数の組で、節点番号1のように
(0,0,0)の組は頂点であると記録し、節点番号
2、3、4のように3つの整数の組の内2つが0の組は
辺上であると記録し、節点番号5、6、7のように3つ
の整数の内1つが0の場合は面上と記録し、節点番号8
のように3つの整数の組に0がない場合は体内と記録す
る。また、2次元形状モデルの場合は、(数17)の第
3項目を省略すればよいから、同じ手順で処理できる。
そのために、この式により手順のボックス52〜55ま
でが1つの式で処理可能となる。
【0078】この節点生成方法は、第4の実施形態の節
点生成方法に比べて、より簡単な式(数17)で表され
ており、また辺上・面上・体内と分離して扱う必要がな
いので、節点生成の速度がより速くなる。例では、図3
3のように一つの頂点に3辺から構成されているので
(数17)として扱えるが、4辺以上結合していても各
辺の単位ベクトルを
【0079】
【数19】
【0080】として
【0081】
【数20】
【0082】のように表すことで一般性が失われないの
で、節点生成が可能である。また、(数17)以外に
【0083】
【数21】
【0084】を用いることもできる。特に3次元空間に
節点を生成する場合は、一つの頂点に3辺が接続する形
状モデルが最も効果的で、その例としては、6面体・3
角柱・4面体で形状モデルで構成されるのが良い。
【0085】(第8の実施形態)第2の実施形態におい
て、形状モデルに節点を生成する方法として、図13の
フローチャートのボックス74、75についてもう1つ
の節点生成方法を示す。ここで、図35、36はこの方
法を表す説明図であり、図35は、形状モデルの頂点に
ついて(数17)に従って節点生成位置を示した図であ
り、図36は2次元形状モデルの頂点について、(数1
7)に従って3次元空間に節点生成する位置を示した図
である。図13のフローチャートのボックス74、75
をまとめて、図35で頂点(頂点番号a)が注目頂点に
選択されている場合、頂点に接続している辺ab、a
d、aeについて、(数18)の単位ベクトルを使用し
て、設定初期値m1、m2、m3と項比r1、r2、r
3に基づいて、0以上の整数S、T、Uを用いて(数1
7)で表されるベクトル位置nの頂点、辺上、面上、体
内、体外に節点206を置く。ここで生成された節点2
06については新しく節点番号207を付けて、節点属
性テーブルNDには(数17)の0以上の整数の組で、
節点番号1のように(0,0,0)の組の節点について
頂点と記録し、節点番号2、3、4のように3つの整数
の組の内2つが0の組で(数17)で符合が+の節点に
ついては辺上と記録し、節点番号5、6、7のように3
つの整数の内1つが0の組で(数17)で符合が+の節
点については面上と記録し、節点番号8のように3つの
整数の組が0でなく(数17)で符合が+の節点につい
ては体内と記録し、(数17)で符合が1つでも−の節
点は体外を記録する。ここで、節点生成範囲は、第2、
5実施形態と同様に球面内に生成する。その半径として
頂点aと接続されている辺203の中点までの距離と頂
点aに接続している面204の重心までの距離と形状モ
デルの重心までの距離のうち、最大距離のものを選ぶの
が良い。また、2次元形状モデルの場合は、(数17)
の第3項目を省略すればよいから、同じ手順で処理でき
る。
【0086】節点を生成する領域は、半径が頂点から形
状モデルの他の頂点までの距離の中で最大の値までの円
内で十分である。選択した頂点とこの頂点に接続してい
る各辺の中点までの距離と面内の重心で囲まれた範囲に
置くのが良いのは、第1の実施形態で示した通りであ
る。また、2次元形状モデルのうちで、ボックス71で
交差面・接触面として追加した2次元形状モデルについ
ては、図36のように頂点(頂点番号a)に接続してい
る2つの辺ab、adについて、頂点を始点とする2つ
の単位ベクトル
【0087】
【数22】
【0088】とそれらの単位ベクトルと平行でないもう
一つの単位ベクトルを使用して、設定初期値m1、m
2、m3と項比r1、r2、r3に基づいて、0以上の
整数S、T、Uを用いて(数17)で表されるベクトル
位置nの頂点、辺上、面上、体外に節点206を置く。
生成した節点については、新しく節点番号207を付け
て、節点属性テーブルNDには節点番号1のように
(0,0,0)の組については頂点と記録し、節点番号
2、3のように辺上にある組については辺上と記録し、
節点番号4のように面上にある組については面上と記録
し、節点番号5〜8は体外と記録する。また、この第3
項の単位ペクトルとしては、頂点をはさむ2つの辺をベ
クトルとしてその外積ベクトルを使用するのが良い。こ
こで、節点を置く範囲は、半径Pが頂点から形状モデル
の他の頂点までの距離の中で最大の値までで十分であ
る。選択した頂点とこの頂点に接続している各辺の中点
までの距離と面内の重心までの距離の内で最も距離の大
きい値を球面の半径とする範囲内に置くのが最も良い方
法である。
【0089】この節点生成方法の場合、(数17)は、
整数の組によって、頂点・辺上・面上・体内だけでなく
体外にも表されるため、簡単なアルゴリズムで節点生成
が可能となる。第2の実施形態や第5の実施形態に比べ
て、節点生成方法が簡単で、解析精度が高くなる方法を
提供できるのは第7の実施形態で示したのと同様であ
る。第7の実施形態に比べて形状モデルの交差面・接触
面での節点生成を考慮しているので有限解析精度を良く
することができることは第5の実施形態で示したのと同
様である。
【0090】(第9の実施形態)第3の実施形態におい
て、形状モデル内に節点を生成する方法として、図18
のフローチャートのボックス94〜97について、もう
1つの節点生成方法を示す。ボックス94〜97をまと
めて、図35で頂点(頂点番号a)が注目頂点に選択さ
れている場合、頂点に接続している辺ab、ad、ae
について、(数18)の単位ベクトルを使用して、設定
初期値m1、m2、m3と項比r1、r2、r3に基づ
いて、0以上の整数S、T、Uを用いて(数17)で表
されるベクトル位置nの内、頂点、辺上、面上、体内、
体外に節点206を置く。生成した節点には、新しく節
点番号207を付けて、節点属性テーブルNDには、
(数17)のS、T、Uの0以上の整数の組で、節点番
号1のように(0,0,0)の組は頂点と記録し、節点
番号2、3、4のように3つの整数の組の内2つが0の
組で(数17)で符号が+の節点については辺上と記録
し、節点番号5のように3つの整数の内一つが0の組
で、(数17)で符号が+の節点については面上を記録
し、節点番号6のように3つの整数の組がすべて正の整
数で(数17)で符号が+の節点については、体内と記
録し、節点番号1〜6については、図20〜23と同様
に形状モデルの優先順位Lと材料番号Mを記録する。ま
た、節点番号7〜9のように(数17)で符号が一つで
も−の節点は、節点属性テーブルNDに体外と優先順位
は最低レベルのL99と材料番号に0を記録する。
【0091】ここで、節点生成範囲は、第3、6実施形
態と同様に球面内に生成する。その半径として頂点aと
接続されている辺203の中点までの距離と頂点aに接
続している面204の重心までの距離と形状モデルの重
心までの距離のうち、最大距離のものを選ぶのが良い。
また、2次元形状モデルの場合は、(数17)の第3項
目を省略すればよいから、同じ手順で処理できる。ここ
で2次元形状モデルの場合の節点生成範囲は、第3、
6、8の実施形態で示したのと同様である。また、2次
元モデルのうち、ボックス71で交差面または接触面と
して追加した2次元形状モデルについては、図36のよ
うに頂点(頂点番号a)に接続している2つの辺ab、
adについて、頂点を始点とする2つの単位ベクトル
(数22)とそれらの単位ベクトルと平行でないもう一
つの単位ベクトルを使用して、設定初期値m1、m2、
m3と項比r1、r2、r3に基づいて、0以上の整数
S、T、Uを用いて(数17)で表されるベクトル位置
nの頂点、辺上、面上、体外に節点206を置く。
【0092】生成した節点については、新しく節点番号
207を付けて、節点属性テーブルNDには節点番号1
のように(0,0,0)の組については頂点と記録し、
節点番号2、3のように辺上にある組については辺上と
記録し、節点番号4のように面上にある組については面
上と記録し、節点番号5〜8は体外と記録する。そし
て、節点番号1〜4については、節点属性テーブルND
に2次元形状モデルの優先順位と材料番号を記録し、節
点番号5〜8については優先順位を最低レベルL99と
材料番号0を記録する。
【0093】この節点生成方法は、第6の実施形態の節
点生成方法に比べて、より簡単な式で表されており、辺
上・面上・体内・体外と分離して扱う必要がないので、
節点生成の速度がより速くなる。図35のように一つの
頂点に3辺から構成されているので(数17)として扱
えるが、同様に頂点に4辺以上結合していても(数1
9)、(数20)のように一般性が失われないのは、第
7の実施形態と同様であるので、節点生成は可能であ
る。3次元空間に節点を生成する場合は、一つに頂点に
3辺が接続する形状モデルが最も効果的で、6面体・3
角柱・4面体で形状モデルは構成されるのが良い。第
7、8の実施形態に比べてこの方法が良いのは、第6の
実施形態で示した通りである。
【0094】ユーザーの入力する形状モデルには、同一
材料で形状モデルを組み合わせ全体形状を形成する場合
と異種材料の形状モデルを組み合わせて全体形状を形成
する場合がある。いずれの場合でも有限要素解析の場合
の節点生成において、形状モデルの頂点・辺・面の全部
か一部が境界条件・荷重条件となるので、頂点・辺・面
の近くの節点分布密度を密に配置することが必要とな
る。また、異種材料の形状モデルの組合わせの場合、形
状モデル間の境界の処理では、異種材料の境界面は保存
される必要があり、またこの部分の節点密度を調節でき
る必要がある。この処理については、第3、6、9の実
施形態で示している。また、上記の第1〜9の実施形態
で示したように、節点の属性に頂点・辺上・面上・体内
という属性を付しているが、この属性は節点生成に使用
されるだけでなく、節点生成後、4面体要素作成に重要
な役割を持っているのは、言うまでもない。これは、4
面体の生成のとき境界面と境界辺を保存するために必要
となるからである。また、第3、6、9の実施形態で節
点が記憶している材料番号は、4面体の生成後の境界面
を守らないで生成された要素をチェックするのに重要で
ある。つまり、1つの有限要素を構成する節点が同じ材
料番号を持たない場合は、境界面を飛び越えていること
になるので、要素の再調整の必要な要素の検出が容易と
なる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
節点生成について、形状モデルの頂点を用いて、頂点、
辺上、面上および頂点周辺の体内に節点を、生成する位
置をきめる段階で密度を調節し、生成した節点について
節点間で密度を調節することにより、有限要素解析で精
度の高い節点配置を生成することができる。
【0096】特に、優先順位と材料番号を用いて、生成
した節点について優先度をつけて、近接した複数の形状
モデルで、精度の必要な形状モデル領域の節点を優先し
て生成できるので、解析精度の向上できると同時に材料
番号を用いた有限要素の生成のチェックが容易になる。
【0097】また、本発明によれば、節点を生成する頂
点に直交座標系を設けて、節点を(数9)(数10)
(数12)で指定した位置に置くので、自由度が高く、
頂点の立体角に節点密度が左右されないため、解析精度
のより高い配置を生成することができる。
【0098】本発明によれば、節点を生成する頂点に
(数17)という簡単なベクトル計算により、辺上・面
上・体内と区別しながら節点の生成ができるので、短時
間で生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る有限要素解析の節点生成
方法の処理を示すフローチャート
【図2】入力された形状モデルIの説明図
【図3】第1の実施形態に係る形状モデルIの頂点への
節点生成の例を示す図
【図4】第1の実施形態に係る形状モデルIの辺上への
節点生成の例を示す図
【図5】第1の実施形態に係る形状モデルIの面上への
節点生成の例を示す図
【図6】第1の実施形態に係る形状モデルIの体内への
節点生成の例を示す図
【図7】第1の実施形態に係る形状モデルIの体内の節
点の面上または辺上への移動の例を示す図
【図8】第1の実施形態に係る形状モデルIの面上の節
点の辺上への移動の例を示す図
【図9】第1の実施形態に係る形状モデルIの頂点の節
点における周辺節点の削除と合体の例を示す図
【図10】第1の実施形態に係る形状モデルIの辺上の
節点における周辺節点の削除と合体の例を示す図
【図11】第1の実施形態に係る形状モデルIの面上の
節点における周辺節点の削除と合体の例を示す図
【図12】第1の実施形態に係る形状モデルIの体内の
節点における周辺節点との合体の例を示す図
【図13】第2の実施形態に係る有限要素解析の節点生
成方法の処理を示すフローチャート
【図14】2つの形状モデル間の相互関係の説明図
【図15】形状関係テーブルの状態を追加する内容を説
明図
【図16】第2の実施形態に係る形状モデルIの体内お
よび体外への節点生成の例を示す図
【図17】第2の実施形態に係る形状モデルIの体外の
節点の削除の例を示す図
【図18】第3の実施形態に係る有限要素解析の節点生
成方法の処理を示すフローチャート
【図19】2つの形状モデル間の相互関係の説明図
【図20】第3の実施形態に係る形状モデルIの頂点へ
の節点生成の例を示す図
【図21】第3の実施形態に係る形状モデルIの辺上へ
の節点生成の例を示す図
【図22】第3の実施形態に係る形状モデルIの面上へ
の節点生成の例を示す図
【図23】第3の実施形態に係る形状モデルIの体内お
よび体外への節点生成の例を示す図
【図24】第3の実施形態に係る形状モデルIの体外の
節点の削除の例を示す図
【図25】第3の実施形態に係る形状モデルIの頂点の
節点における周辺節点の削除と合体の例を示す図
【図26】第3の実施形態に係る形状モデルIの辺上の
節点における周辺節点の削除と合体の例を示す図
【図27】第3の実施形態に係る形状モデルIの面上の
節点における周辺節点の削除と合体の例を示す図
【図28】第3の実施形態に係る形状モデルIの体内の
節点における周辺節点との合体の例を示す図
【図29】第4、5、6の実施形態に係る形状モデルI
の辺上への節点生成の例を示す図
【図30】第4、5、6の実施形態に係る形状モデルI
の面上への節点生成の例を示す図
【図31】第4の実施形態に係る形状モデルIの体内へ
の節点生成の例を示す図
【図32】第5、6の実施形態に係る形状モデルIの体
内および体外への節点生成の例を示す図
【図33】第5、6の実施形態に係る2次元形状モデル
の体外への節点生成の例を示す図
【図34】第7の実施形態に係る形状モデルIへの節点
生成の例を示す図
【図35】第8、9の実施形態に係る形状モデルIへの
節点生成の例を示す図
【図36】第8、9の実施形態に係る2次元形状モデル
の体外への節点生成の例を示す図
【符号の説明】
201 グローバル座標系 202 頂点 203 辺 204 面 205 頂点番号 206 生成した節点 207 節点番号 208 節点属性テーブル 209 辺上の点 210 面上の点 211 体内の点 212 移動後の節点位置 213 節点同士の合体する位置 214 形状モデルの領域 215 形状モデルの番号 216 形状関係テーブル 217 交差面 218 形状モデル間の重複領域 219 接触面 220 優先順位 221 材料番号 222 辺の1次元ローカル座標系 223 ローカル座標系の原点 224 面上の2次元ローカル座標系 225 3次元ローカル座標系 226 S、T、Uの整数の組 227 3辺の単位ベクトルの方向 228 S、T、Uの整数の組 229 合成ベクトルan

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 解析領域を有限要素に分割するための節
    点を配置する有限要素の節点生成方法であって、予め解
    析領域を複数の形状モデルに分割して入力する工程と、
    それぞれの形状モデルの頂点において(1)前記頂点に
    節点を配置する工程、(2)前記頂点に接続する辺上に
    節点を配置する工程、(3)前記頂点に接続する面上に
    節点を配置する工程、(4)前記頂点の周囲であり形状
    モデルの体内に節点を配置する工程の(1)〜(4)の
    節点発生処理工程とを有する有限要素の節点生成方法。
  2. 【請求項2】 前記節点発生処理工程の前処理として形
    状モデル相互間の交差面・接触面を抽出して、形状モデ
    ルとして追加する工程を有する請求項1記載の有限要素
    の節点生成方法。
  3. 【請求項3】 前記節点発生処理工程において、さらに
    形状モデルの体外に節点を配置する工程を有する請求項
    1または請求項2に記載の有限要素の節点生成方法。
  4. 【請求項4】 さらに前記形状モデルの面から面−節点
    間制限距離内にある節点を面上に移動させる工程と、形
    状モデルの辺から辺−節点間制限距離内にある節点を辺
    上に移動する工程とを有する請求項1ないし請求項3の
    いずれかに記載の有限要素の節点生成方法。
  5. 【請求項5】 さらに前記形状モデルの頂点に配置した
    節点から近接制限距離内に、(a1)他の頂点の節点が
    ある場合は、二つの頂点上の節点を一つの頂点の節点に
    合体させる工程を、(a2)辺上、面上または体内の節
    点がある場合は、前記面上または体内の節点を削除する
    工程を処理し、 次に辺上の節点から近接制限距離内に、(b1)辺上の
    節点がある場合は、辺上の二つの節点を一つの辺上の節
    点に合体させる工程を、(b2)面上または体内の節点
    がある場合は、前記面上または体内の節点を削除する工
    程を処理し、 次に面上の節点から近接制限距離内に、(c1)面上の
    節点がある場合は、二つの面上の節点を一つの面上の節
    点に合体させる工程を、(c2)体内の節点がある場合
    は、前記体内の節点を削除する工程を処理し、 次に二つの体内の節点がお互いに近接制限距離内にある
    場合は、一つの節点に置き換える工程を処理する節点調
    整処理を行う請求項4記載の有限要素の節点生成方法。
  6. 【請求項6】 さらに節点調整処理を行う工程の前処理
    として、前記体外に配置した節点が、いずれの形状モデ
    ルの体内にもない場合は、前記体外に配置した節点を削
    除する工程を有する請求項5記載の有限要素の節点生成
    方法。
  7. 【請求項7】 解析領域を有限要素に分割するための節
    点を配置する有限要素の節点生成方法であって、予め解
    析領域を、優先順位と材料番号とを設定した複数の形状
    モデルに分割して入力する工程と、形状モデル相互間の
    交差面・接触面を抽出して、その面を優先順位と材料番
    号を設定した形状モデルとして追加する工程と、形状モ
    デルの頂点について(1)前記頂点に選択した形状モデ
    ルの優先順位と材料番号とを付けた節点を配置する工
    程、(2)前記頂点に接続した辺上に選択した形状モデ
    ルの優先順位と材料番号とを付けた節点を配置する工
    程、(3)前記頂点に接続した面上に選択した形状モデ
    ルの優先順位と材料番号とを付けた節点を配置する工
    程、(4)前記頂点の周囲で形状モデルの体内に選択し
    た形状モデルの優先順位と材料番号とを付けた節点を配
    置し、前記頂点の周囲で形状モデルの体外に優先順位が
    最低で材料番号が未定の節点を配置する工程の(1)〜
    (4)からなる節点発生処理工程とを有する有限要素の
    節点生成方法。
  8. 【請求項8】 前記節点発生処理工程の前処理として形
    状モデル相互間の交差面・接触面を抽出して、優先順位
    の高い方の優先順位と材料番号とを付けた形状モデルと
    して追加する工程を有する請求項7記載の有限要素の節
    点生成方法。
  9. 【請求項9】 前記節点発生処理工程において、さらに
    形状モデルの体外に優先順位が最低レベルで材料番号な
    しの節点を配置する工程を有する請求項7または請求項
    8に記載の有限要素の節点生成方法。
  10. 【請求項10】 さらに前記形状モデルの体外に配置し
    た節点が、少なくとも1つの形状モデルの体内にある場
    合は、該当する形状モデルで最も優先順位の高い形状モ
    デルの優先順位と材料番号とに変更する工程を、いずれ
    の形状モデルの体内にもない場合は、前記節点を削除す
    る工程をそれぞれ処理する請求項9に記載の有限要素の
    節点生成方法。
  11. 【請求項11】 さらに前記形状モデルの体内に配置し
    た節点が面に設定された面−節点間制限距離内にあるか
    又は辺に設定された辺−節点間制限距離内にある場合
    は、近い方の面上又は辺上に節点を移動し、移動した面
    または辺が持つ優先順位と材料番号に置き換える工程
    を、面上の節点から辺に設定された辺−節点間制限距離
    内にある場合は、辺上に節点を移動し、辺の持つ優先順
    位と材料番号に置き換える工程を有する請求項7、8、
    10のいずれかに記載の有限要素の節点生成方法。
  12. 【請求項12】 さらに形状モデルの頂点に配置した節
    点から設定された近接制限距離内に、(a1)頂点の節
    点がある場合に、(a11)二つの節点のうち優先順位
    の高い方の節点に優先順位の低い方の材料番号を追加し
    て、優先順位の低い節点は削除する工程を、(a12)
    二つの頂点の節点が同じ優先順位の場合は同じ優先順位
    と二つの材料番号とをつけた一つの頂点の節点に合体さ
    せる工程を処理し、(a2)辺上、面上または体内の節
    点がある場合に、節点を削除する工程を処理し、 次に辺上の節点から設定された近接制限距離内に(b
    1)辺上の節点がある場合には、(b11)二つの辺上
    の節点内優先順位の高い方の節点に優先順位の低い節点
    の材料番号を追加して、優先順位の低い節点を削除する
    工程を、(b12)二つの辺上の節点が同じ優先順位の
    場合は同じ優先順位と二つの材料番号とをつけた一つの
    辺上の節点に合体させる工程を処理し、(b2)面上ま
    たは体内の節点がある場合は、節点を削除する工程を処
    理し、 次に面上の節点から設定された近接制限距離内に(c
    1)面上の節点がある場合は、(c11)二つの面上の
    節点の優先順位が異なる場合、優先順位の高い方の節点
    に優先順位の低い方の節点の材料番号を追加して、優先
    順位の低い節点を削除する工程を、(c12)二つの面
    上の節点の優先順位が同じ場合、同じ優先順位と二つの
    面上の節点の材料番号とをつけた一つの面上の節点に合
    体させる工程を処理し、(c2)体内の節点がある場
    合、節点を削除する工程を処理し、 次に体内の二つの節点がお互いに設定された近接制限距
    離内にある場合、(d1)二つの節点間で優先順位が異
    なる場合、優先順位の高い方の節点に優先順位の低い方
    の材料番号を追加し優先順位の低い節点を削除する工程
    を、(d2)2つの節点が同じ優先順位である場合、同
    じ優先順位と2つの材料番号とをつけた1つの体内の節
    点に合体させる工程を処理する節点調整処理を行う請求
    項11記載の有限要素の節点生成方法。
  13. 【請求項13】 前記節点発生処理工程の選択された1
    つの頂点について前記頂点に接続する辺上に節点を配置
    する工程において、その頂点を原点にする1次元のロ−
    カル座標を取り 【数1】 で表される位置に節点を生成することを特徴とする請求
    項1、2、4、5、6、7、8、10、11、12のい
    ずれかに記載の有限要素の節点生成方法。
  14. 【請求項14】 前記節点発生処理工程の選択された1
    つの頂点について前記頂点に接続する面上に節点を配置
    する工程において、その頂点を原点とする2次元のロー
    カル座標系を取り 【数2】 で表される位置に節点を生成することを特徴とする請求
    項1、2、4、5、6、7、8、10、11、12のい
    ずれかに記載の有限要素の節点生成方法。
  15. 【請求項15】 前記節点発生処理工程の選択された1
    つの頂点について前記頂点の周囲であり形状モデルの体
    内に節点を配置する工程において、その頂点を原点とす
    る3次元のローカル座標系を取り 【数3】 で表される位置に節点を生成することを特徴とする請求
    項1、2、5、6、7、8、11、12のいずれかに記
    載の有限要素の節点生成方法。
  16. 【請求項16】 前記節点発生処理工程の選択された1
    つの頂点について前記頂点の周囲に節点を配置する工程
    において、その頂点を原点とする3次元のローカル座標
    系を取り 【数4】 で表される位置に節点を生成することを特徴とする請求
    項4、5、6、10、11、12のいずれかに記載の有
    限要素の節点生成方法。
  17. 【請求項17】 前記節点発生処理工程の選択された1
    つの頂点について、前記頂点に接続した辺の頂点を起点
    とする原点にして 【数5】 を用いて、 【数6】 で表される位置で形状モデル表面および内部に節点を生
    成することを特徴とする請求項1、2、5、6、7、
    8、11、12のいずれかに記載の有限要素の節点生成
    方法。
  18. 【請求項18】 前記節点発生処理工程の選択された1
    つの頂点について、前記頂点に接続した辺の頂点を起点
    とする原点にして 【数7】 を用いて、 【数8】 で表される位置の頂点の周囲に節点を生成することを特
    徴とする請求項4、5、6、10、11、12のいずれ
    かに記載の有限要素の節点生成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011227594A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Casio Comput Co Ltd データ検査装置及びプログラム
KR20160123750A (ko) * 2015-04-17 2016-10-26 한국전자통신연구원 3차원 프린팅을 위한 두께 모델 생성 장치 및 방법
JP2020071692A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 住友重機械工業株式会社 テトラメッシュ生成装置、テトラメッシュ生成方法、及びプログラム
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