JPH11336382A - クレセント受け及び引違い建具 - Google Patents

クレセント受け及び引違い建具

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JPH11336382A
JPH11336382A JP16290698A JP16290698A JPH11336382A JP H11336382 A JPH11336382 A JP H11336382A JP 16290698 A JP16290698 A JP 16290698A JP 16290698 A JP16290698 A JP 16290698A JP H11336382 A JPH11336382 A JP H11336382A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crescent
main body
fastener receiver
sash fastener
stile
Prior art date
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Pending
Application number
JP16290698A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Tanabe
寿朗 田辺
Mitsusachi Gohara
光幸 郷原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOWN KIKAKU CONSULTANT KK
Original Assignee
TOWN KIKAKU CONSULTANT KK
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Publication date
Application filed by TOWN KIKAKU CONSULTANT KK filed Critical TOWN KIKAKU CONSULTANT KK
Priority to JP16290698A priority Critical patent/JPH11336382A/ja
Publication of JPH11336382A publication Critical patent/JPH11336382A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引違い建具を隙間を開けて固定するための手
段として、既存のクレセント受けに取り付けるものがあ
ったが、これでは既存のクレセント受けが使用不可とな
ってしまい、引違い建具を完全に締め切った状態でロッ
クできない問題があった。 【解決手段】 引違い建具の縦框に取り付ける締まり金
具であり、クレセント本体を掛合させる複数の掛合部を
備えたクレセント受け本体と、該クレセント受け本体を
該縦框に固定する固定部とによって構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、引違い建具に取り付け
られるクレセント受け、又は引違い建具の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】窓や戸などの引違い建具の締まりに用い
られる金物として、挿込み錠やクレセントなどがある。
特に、クレセントは開閉操作が簡単で、しかも締め込み
効果が高いことから引違い形式の窓や戸に広く利用され
ている。クレセントの構造は、クレセント本体とクレセ
ント受けを一対として使用され、これらを引違い形式の
2つの窓や戸の縦框に夫々取り付け、クレセント本体を
クレセント受けに掛合させることによって固定するもの
である。
【0003】一般的に、クレセントは引違い建具を完全
に閉めきった状態に固定するものであるが、近時引違い
建具を少し開けた状態で固定する換気用ロック機構が販
売されている。これは、引違い建具の既存のクレセント
受けに取り付けるもので、既存のクレセント本体に掛合
させる2つの掛合部と、既存のクレセント受けに固定す
るフックとによって構成されている。掛合部を2つ設け
ることによって、開け幅を2段階に調整できるようにし
ている。また、既存のクレセント受けに取り付ける構造
であるため、工具や他の部品を用いることなく、取り付
けが極めて容易に行える利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような構造の換気用ロック機構は、既存のクレセン
ト受けを利用して取り付ける構造であるため、これを取
り付けた状態では、既存のクレセント受けにクレセント
本体を掛合させることができなくなる欠点があった。こ
のため、確実に戸締りしなければならない場合には、換
気用ロック機構を取り外さなければならないことなる。
従って、留守がちの家では取り付け、取り外しが頻繁と
なって極めて面倒となり、ほとんどの場合使用されなく
なってしまうのが実情であった。
【0005】このような問題は、既存のクレセント受け
に単に引っ掛けて取り付ける構造であることから、この
部分の固定に安定性がないことが根本的な原因になって
いると考えられる。従って、従来の換気用ロック機構の
取り付けにより、確実な戸締りが望めなくなるという問
題が生じることになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は上記
問題に鑑み鋭意研究の結果、本発明を成し得たものであ
り、その特徴とするところは、引違い建具の縦框に取り
付けられるもので、クレセント本体に掛合させるための
締まり金物であって、該クレセント本体を掛合させる複
数の掛合部を備えたクレセント受け本体と、該クレセン
ト受け本体を該縦框に固定させる固定部とによって構成
したこと。或いは、引違い形式の開閉建具であって、ク
レセント本体に掛合させるための複数の掛合部を備えた
クレセント受け本体を縦框に設けたことにある。
【0007】ここで本明細書中でいう「引違い」とは、
戸、障子、窓の開閉形式の一種であり、2枚以上の戸、
障子、サッシなどの建具を2本またはそれ以上の溝やレ
ールにより横に滑らせて開閉できるようにした形式をい
う。このような引違い建具の縦框にクレセント本体とク
レセント受けを夫々設けて、各引違い建具の一の縦框同
士が重なる状態に固定して戸締りが行われる。縦框と
は、引違い建具の両わきにある部材をいう。
【0008】「クレセント受け本体」とは、クレセント
本体を掛合させるための掛合部を複数設けた部材をい
う。ここでいう複数とは、少なくとも引違い建具を確実
に締め切った状態に固定する位置と、少し開いた状態に
固定する位置である。従って、開き幅を複数調整できる
ように3以上の掛合部を設けるようにしてもよい。掛合
部は、クレセント本体を掛合させるもので、その構造は
従来のクレセント受けと同様のものであればよく、特に
限定するものではない。
【0009】「固定部」とは、クレセント受け本体を引
違い建具の縦框に固定する部分をいう。この構造は特に
限定するものではないが、引違い建具の開閉に邪魔にな
らないように取り付ける必要がある。例えば、一般的な
クレセント受けの固定部のように、引違い建具の縦框の
内部に差し込む差込片に、該縦框の表面からビスで固定
するネジ孔を設けたものなどである。また、最も固定部
側に近い掛合部は、ガタツキがないように引違い建具を
締め切った状態に固定できる位置にするのが望ましく、
固定部の固定位置を調整できるようにするのが好まし
い。例えば、ビスを挿通させる部分を長孔にする場合で
ある。この他、既存のクレセント本体の取り付け部分
に、スペーサーを挟み込んでも位置調整することが可能
である。
【0010】「滑止め部材」とは、クレセント本体をク
レセント受け本体の掛合部に掛合させたときに、該クレ
セント本体の外周面に接当させるための部材であって、
該クレセント本体を掛合状態から容易に動かないように
するものをいう。例えば、スポンジやゴムなどを、接着
剤や粘着剤でクレセント受け本体の掛合部側方に固定す
ることによって行なう。この滑止め部材を設けるのは、
一般的なクレセント本体には、これを掛合部に掛合して
回転させるに従って閉め込む(2つの引違い建具の幅が
長くなる)ように、テーパーが設けられているためであ
る。つまり、引違い建具を少し開けた状態でクレセント
本体を掛合部に掛合させた場合には、テーパーによって
クレセント本体が掛合部から離反する方向に戻りやすく
なるためで、滑止め部材を設けることでクレセント本体
の戻りを防止することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す発明の
実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1(a)(b)は本発明に係るクレセン
ト受け1の実施の形態の一例を示すもので、クレセント
受け本体2と固定部3とによって構成したものである。
クレセント受け本体2には、4つの掛合部4を設けてい
る。最も固定部3側の掛合部4(以下「基部掛合部4」
という)は、引違い建具5を締め切った位置に掛合させ
るもので、他の3つの掛合部4によって開き幅を3段階
に調整できるようにしたものである。固定部3には、ビ
ス7で引違い建具5の縦框8に固定するための2つのネ
ジ孔6を設けている。
【0013】このクレセント受け1の取り付けは、図2
のように引違い建具5の縦框8に取り付けられている既
存のクレセント受けと取り替えて装着固定する。このク
レセント受け1は、板厚が1.5mmで2つのネジ孔6の
ピッチ(間隔)が13mmである。縦框8のビス挿通孔9
は、基部掛合部4の位置調整を行なうため長孔としてい
る。
【0014】図3は、本発明に係る引違い建具20の実
施の形態の一例を示すもので、4つの掛合部4を備えた
クレセント受け本体2を縦框8に設けたものである。こ
の引違い建具20によれば、基部掛合部4にクレセント
本体10を掛合させることにより、従来の引違い建具と
同様に締め切った状態に戸締りできる他、他の3つの掛
合部4に掛合させれば隙間を開けた状態で固定すること
が可能となる。
【0015】図4は、本発明に係るクレセント受け1の
実施の形態の他の例を示すもので、固定部3のビス挿通
孔9を長孔にしたものである。これは、図のように縦框
8の外面に装着する形式のもので、該長孔によって取り
付け位置の調整を行なう。このように、固定部3に長孔
を設けたものは、縦框8に設けられている既存のネジ孔
6のピッチに対して汎用性を高めることができる。この
ため、汎用性をさらに高めるためにビス挿通孔9をさら
に大きくしてもよく、この場合にはワッシャ等を介して
ビス7止めすればよい。また、図5のようにクレセント
受け本体2の背面側に、ガラスGを保護するためのパッ
ド14を設けてもよい。パッド14としては、ゴムやス
ポンジなどクレセント受け本体2によるガラスGの傷つ
きを防止するものであれば、材質や形状等は限定しな
い。
【0016】クレセント受け1の実施の形態のさらに他
の例としては、図6(a)のように各掛合部4の側方に
支持片11を設けてもよい。この支持片11は、掛合部
4にクレセント本体10を掛合させた場合に、該クレセ
ント本体10が掛合部4から離反しないように支持する
ためのものである。尚、本例では基部掛合部4は引違い
建具5を締め切った状態に掛合するものであるため、そ
の側方には支持片11を設けていない。また、同図
(b)のように掛合部4を間隔を詰めて設けることによ
り、支持片11に代えるようにしてもよい。
【0017】図7は、本発明に係るクレセント受け1の
実施の形態のさらに他の例を示すもので、クレセント受
け本体2に滑止め部材12を設けたものである。本例に
示す滑止め部材12は、掛合部4と支持片11との間に
接着剤で固定した薄板状のゴムであり、掛合部4に掛合
させたクレセント本体10の外周面に接当させること
で、該クレセント本体10が容易に動かないようにする
ものである。本発明に係る引違い建具20においても、
クレセント受け本体2にこの滑止め部材12を設けた
り、支持片11を設ければ同様の効果がある。
【0018】クレセント受け1を縦框8に取り付けると
きの位置調整手段としては、前述したようにビス挿通孔
9を長孔にする他、図7のようにクレセント本体10の
取り付け部分に、スペーサー13を介在させることによ
っても同様に調整することができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明に係るクレセント受
けは、引違い建具の縦框に取り付けられるもので、クレ
セント本体に掛合させるための締まり金物であって、該
クレセント本体を掛合させる複数の掛合部を備えたクレ
セント受け本体と、該クレセント受け本体を該縦框に固
定させる固定部とによって構成したことにより、既存の
クレセント受けと容易に取り替えて装着することがで
き、既存のクレセント受けと同様に引違い建具を締め切
った状態に確実にロックすることができる他、引違い建
具を隙間を開けた状態でもロックすることが可能とな
り、防犯を行いながら室内に風を導入したり換気するこ
とができる。
【0020】また、本発明に係る引違い建具は、引違い
形式の開閉建具であって、クレセント本体に掛合させる
ための複数の掛合部を備えたクレセント受け本体を縦框
に設けたことにより、締め切った状態のみならず、隙間
を開けた状態でもロックすることが可能となり、風の導
入や換気を行なう場合において、防犯上極めて有効なも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクレセント受けの実施の形態の一
例を示すもので、(a)は横断面図、(b)は平面図で
ある。
【図2】図1に示したクレセント受けの装着状態の一例
を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る引違い建具の実施の形態の一例を
示す斜視図である。
【図4】本発明に係るクレセント受けの実施の形態の他
の例を示す斜視図である。
【図5】本発明に係るクレセント受けの実施の形態のさ
らに他の例を示す概略側面図である。
【図6】(a)(b)は夫々本発明に係るクレセント受
けの実施の形態のさらに他の例を示す横断面図である。
【図7】本発明に係る引違い建具の実施の形態のさらに
他の例を示す斜視図である。
【図8】クレセント本体による位置調整の実施の形態の
一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 クレセント受け 2 クレセント受け本体 3 固定部 4 掛合部 5 引違い建具 8 縦框 10 クレセント本体 11 支持片 12 滑止め部材 14 パッド 20 本発明に係る引違い建具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引違い建具の縦框に取り付けられるもの
    で、クレセント本体に掛合させるための締まり金物であ
    って、該クレセント本体を掛合させる複数の掛合部を備
    えたクレセント受け本体と、該クレセント受け本体を該
    縦框に固定させる固定部とによって構成したことを特徴
    とするクレセント受け。
  2. 【請求項2】 クレセント受け本体は、クレセント本体
    の外周面に接当させる滑止め部材が設けられたものであ
    る請求項1記載のクレセント受け。
  3. 【請求項3】 引違い形式の開閉建具であって、クレセ
    ント本体に掛合させるための複数の掛合部を備えたクレ
    セント受け本体を縦框に設けたことを特徴とする引違い
    建具。
  4. 【請求項4】 クレセント受け本体は、クレセント本体
    の外周面に接当させる滑止め部材が設けられたものであ
    る請求項3記載の引違い建具。
JP16290698A 1998-05-26 1998-05-26 クレセント受け及び引違い建具 Pending JPH11336382A (ja)

Priority Applications (1)

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JP16290698A JPH11336382A (ja) 1998-05-26 1998-05-26 クレセント受け及び引違い建具

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JPH11336382A true JPH11336382A (ja) 1999-12-07

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ID=15763487

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JP16290698A Pending JPH11336382A (ja) 1998-05-26 1998-05-26 クレセント受け及び引違い建具

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JP (1) JPH11336382A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002106269A (ja) * 2000-09-29 2002-04-10 Tachikawa Blind Mfg Co Ltd ヘッドボックスの取付ブラケット

Cited By (1)

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