JPH11335695A - 液体漂白剤物品 - Google Patents
液体漂白剤物品Info
- Publication number
- JPH11335695A JPH11335695A JP14382098A JP14382098A JPH11335695A JP H11335695 A JPH11335695 A JP H11335695A JP 14382098 A JP14382098 A JP 14382098A JP 14382098 A JP14382098 A JP 14382098A JP H11335695 A JPH11335695 A JP H11335695A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- acid
- density polyethylene
- liquid
- liquid bleach
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Abstract
したりすることのない液体漂白剤物品を得る。 【解決手段】 線状低密度ポリエチレン、低密度ポリエ
チレン、無延伸ポリプロピレン、延伸ナイロン、延伸ポ
リプロピレン及びポリエチレンテレフタレートから選ば
れる1種以上からなる可撓性のプラスチック容器内に、
過酸化水素、界面活性剤及び金属イオン封鎖剤を含有す
る液体漂白剤組成物が充填されており、前記プラスチッ
ク容器の厚さが20〜300μmで、容器を形成するプ
ラスチック層の1以上が1〜10g/m2/24hrの透湿度
を有し、かつ500〜3000cc/m2/24hrの酸素透過
率を有しているものである液体漂白剤物品。
Description
有しており、貯蔵中に容器の膨れや破裂を引き起こすこ
とのない液体漂白剤物品に関する。
白剤の漂白活性種として使用される過酸化水素は、貯蔵
中に分解して酸素ガスを発生する。このため液体漂白剤
の容器としては、通常、厚手の強固な構造のものが採用
されている。しかし、省資源化やゴミの減量化の要請か
ら、より薄い可撓性のプラスチック製小袋に詰めた詰替
用の液体漂白剤が求められている。しかしながら、液体
漂白剤を充填すると発生する酸素ガスにより、貯蔵中に
容器が著しく膨れたり、破裂したりするという問題があ
る。
じさせずに貯蔵できる液体漂白剤物品を提供することを
目的とする。
剤組成物を充填する可撓性のプラスチック容器の透湿度
と酸素透過度のバランスを調整することにより、上記目
的を達成できることを見出し、本発明を完成した。即ち
本発明は、線状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレ
ン、無延伸ポリプロピレン、延伸ナイロン、延伸ポリプ
ロピレン及びポリエチレンテレフタレートから選ばれる
1種以上からなる可撓性のプラスチック容器内に、過酸
化水素、界面活性剤及び金属イオン封鎖剤を含有する液
体漂白剤組成物が充填されており、前記プラスチック容
器の厚さが20〜300μmで、容器を形成するプラス
チック層の1以上が1〜10g/m2/24hrの透湿度を有
し、かつ500〜3000cc/m2/24hrの酸素透過率を
有しているものである液体漂白剤物品を提供する。
ック容器は、線状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチ
レン、無延伸ポリプロピレン、延伸ナイロン、延伸ポリ
プロピレン及びポリエチレンテレフタレートから選ばれ
る1種以上を挙げることができる。
であってもよく、すべてを同一のプラスチックで形成す
ることができるし、各層ごとに異なるプラスチックで形
成することもできる。また、一つの層を2種以上のプラ
スチックで形成することもできる。2層以上の構造にす
る場合には、例えば、容器の内側には線状低密度ポリエ
チレンを使用し、最外層には機械的強度のあるプラスチ
ック、例えば延伸ナイロン、延伸ポリプロピレン等を使
用したものを挙げることができる。
透過度を所定量に保持するために、20〜300μmで
あり、好ましくは30〜200μmの間で調整される。
層は、乾燥した環境下での濃縮化に由来する過酸化水素
の分解と容器の膨れを防止するために、その1層又は2
層以上の透湿度が1〜10g/m2/24hrであり、好まし
くは2〜8g/m2/24hrであり、特に好ましくは2〜6
g/m2/24hrであって、かつ酸素透過度が500〜30
00cc/m2/24hrであり、好ましくは500〜2000
cc/m2/24hrである。
せるため、プラスチック製容器を多層構造のフィルムか
ら形成した場合、その層間に着色層を挟み込むことがで
きる。
フィルムは、公知の方法で容易に製造することができ
る。例えば積層フィルムの製造方法としては、ドライラ
ミネート法、Tダイ法、共押し出しラミネート法、イン
フレーション法、タンデムラミネート法等を挙げること
ができる。プラスチック製包装容器の形態は限定されな
い。
体漂白剤組成物は、過酸化水素、界面活性剤及び金属封
鎖剤を含有しており、さらに必要に応じて他の成分を配
合したものである。
となる成分である。液体漂白剤組成物における過酸化水
素の含有量は、貯蔵中における容器の膨れを防止し、十
分な漂白効果を得るためには、0.1〜20重量%であ
り、好ましくは0.5〜10重量%であり、もっとも好
ましくは0.5〜6重量%である。
に液体漂白剤に配合されている非イオン界面活性剤、陰
イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤及び両性界面活
性剤から選ばれる1種以上を挙げることができる。
方法により求めたHLBが4.5〜10の次の一般式
(III): R−(OC2H4)n−OH (III) 〔式中、Rは炭素数6〜18のアルキル基もしくはアル
ケニル基又は炭素数1〜12のアルキル基で置換されて
いてもよいアリール基を示し、nはRとの関連において
デービスの方法で求めたHLBが4.5〜10になるよ
うに選ばれる数を示す。〕で表されるものを挙げること
ができる。このような一般式(III)で表される非イオ
ン界面活性剤の例としては、 C10H21(OC2H4)n-OH n=2〜17、HLB=4.81〜9.75 C12H25(OC2H4)n-OH n=4〜20、HLB=4.52〜9.80 C14H29(OC2H4)n-OH n=7〜23、 HLB=4.56〜9.84 C16H33(OC2H4)n-OH n=10〜26、HLB=4.60〜9.88 C18H37(OC2H4)n-OH n=13〜29、HLB=4.64〜9.92 等を挙げることができる。
ンゼンスルホン酸塩類、アルキル又はアルケニルエーテ
ル硫酸塩類、アルキル又はアルケニル硫酸塩類、オレフ
ィンスルホン酸塩類、アルカンスルホン酸塩類、飽和又
は不飽和脂肪酸塩類、アルキル又はアルケニルエーテル
カルボン酸塩類、α−スルフォ脂肪酸塩類、α−スルフ
ォ脂肪酸エステル類等を挙げることができ、両性界面活
性剤としては、アミンオキシド、スルフォベタイン、カ
ルボベタイン等を挙げることができ、陽イオン界面活性
剤としては、第4級アンモニウム塩類等を挙げることが
できる。
C20)ベンゼンスルホン酸塩類、アルキル(C10〜
C20)又はアルケニル(C10〜C20)硫酸塩類、
アルキル(C10〜C20)又はアルケニル(C10〜
C20)エーテル硫酸塩類、少なくとも一つがC10〜
C20のアルキル基を有する第4級アンモニウム塩が好
ましい。
与するため、好ましくは0.1〜50重量%であり、よ
り好ましくは0.5〜30重量%、もっとも好ましくは
0.5〜20重量%である。
は、特開平9−188896号公報のカラム14の第4
4行〜カラム15の第36行に記載のものを挙げること
ができ、例えば、下記のものを挙げることができる。 (1)エタン-1,1-ジホスホン酸、エタン-1,1,2-トリホ
スホン酸、エタン-1-ヒドロキシ-1,1-ジホスホン酸及び
その誘導体、エタンヒドロキシ-1,1,2-トリホスホン
酸、エタン-1,2-ジカルボキシ-1,2-ジホスホン酸、メタ
ンヒドロキシホスホン酸等のホスホン酸又はこれらのア
ルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩; (2)ニトリロ三酢酸、イミノ二酢酸、エチレンジアミ
ン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコールエ
ーテルジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢
酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、ジエンコル酸等の
アミノポリ酢酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはア
ルカノールアミン塩; (3)ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシ
メチルオキシコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュ
ウ酸、リンゴ酸、グルコン酸、カルボキシメチルコハク
酸、カルボキシメチル酒石酸等の有機酸又はこれらのア
ルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩;金属イオ
ン封鎖剤としては、(1)の群から選ばれるものが好ま
しい。
の分解を抑制して保存安定性を高めるとともに経済性を
考慮して、好ましくは0.0005〜5重量%であり、
特に好ましくは0.01〜1重量%である。
るときは、下記一般式(I)又は(II)で表される漂白
活性化剤を使用することが望ましい。
アルキル基もしくはアルケニル基又は炭素数1〜12の
アルキル基で置換されていてもよいアリール基を示し、
Mは、水素原子、アルカリ金属原子又はアルカリ土類金
属原子を示す。] 上記一般式(I)又は(II)で表される漂白活性化剤の
中でも、特にドデカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、デカノイルオキシ安息香酸、オクタノイルオ
キシ安息香酸、ノナノイルオキシ安息香酸、3,5,5 −ト
リメチルヘキサノイルオキシ安息香酸が好ましい。
粘度が上昇すること等を防止し、充分な漂白洗浄力を付
与するためには、好ましくは0.01〜20重量%であ
り、特に好ましくは0.1〜10重量%であり、さらに
好ましくは0.5〜10重量%である。
般に漂白剤に配合される漂白剤の影響を受けない酵素、
香料、消泡剤等を配合することができる。
4hr、酸素透過度23cc/m2/24hr)と、厚さ50μmの線
状低密度ポリエチレン(透湿度9g/m2/24hr、酸素透
過度2250cc/m2/24hr)を重ね合わせて長方形とした
ものを2組用意し、それぞれ線状低密度ポリエチレンが
内側になるように重ね合わせ、その3辺をヒートシール
して、容積1000mlの小袋状プラスチック容器1を得
た。
r、酸素透過度90cc/m2/24hr)と、厚さ100μmの延
伸ポリプロピレン(透湿度1g/m2/24hr、酸素透過度
600cc/m2/24hr)を重ね合わせて長方形としたものを
2組用意し、それぞれ延伸ポリプロピレンが内側になる
ように重ね合わせ、製造例1と同様にして容積1000
mlの小袋状プラスチック容器2を得た。
/m2/24hr、酸素透過度450cc/m2/24hr)と、厚さ2
5μmの延伸ナイロン(透湿度270g/m2/24hr、酸
素透過度3200cc/m2/24hr)を重ね合わせて長方形と
したものを2組用意し、それぞれ延伸ナイロンが内側に
なるように重ね合わせ、製造例1と同様にして容積10
00mlの小袋状プラスチック容器3を得た。
4hr、酸素透過度23cc/m2/24hr)と、厚さ30μmの線
状低密度ポリエチレン(透湿度15g/m2/24hr、酸素
透過度3800cc/m2/24hr)を重ね合わせて長方形とし
たものを2組用意し、それぞれ線状低密度ポリエチレン
が内側になるように重ね合わせ、製造例1と同様にして
容積1000mlの小袋状プラスチック容器4を得た。
−1〜a−3の界面活性剤、b−1の金属封鎖剤及びc
−1〜c−3の漂白活性化剤を表1に示す組成(重量%
表示)で混合し、液体漂白剤組成物を得た。
ム a−3:ジメチルエチルテトラデシルアンモニウムエチ
ルサルフェート b−1:ホスホン酸系キレート剤(日本モンサント社製テ゛ィクエ
スト2010)
各容器に充填し、液体漂白剤物品を得た。これらの液体
漂白剤物品を、温度40℃、相対湿度80%の条件で6
ヶ月間貯蔵した場合の容器の状態を調製直後のものと比
較の上、目視により観察し、下記の基準で評価した。結
果を表1に示す。 5:ほとんど変化が認められない 4:やや膨れている 3:膨れている 2:かなり膨れている 1:容器が破裂した
の貯蔵試験にもかかわらず、本発明の液体漂白剤物品
は、容器の変化が小さく、通常の流通時における貯蔵条
件では十分に実用に耐えるものであることが確認され
た。これに対して、比較例の容器は変形が大きく、試験
条件を考慮しても、実用は困難である。また、貯蔵試験
終了後の各実施例の組成物を用い、合成繊維製品の漂白
洗浄を試みたところ、優れた漂白洗浄効果を示した。
いた液体漂白剤物品は、省資源化やゴムの減量化の要請
に応えるものであり、長期間の貯蔵時において容器が膨
れたり、破裂したりすることがない。
Claims (2)
- 【請求項1】 線状低密度ポリエチレン、低密度ポリエ
チレン、無延伸ポリプロピレン、延伸ナイロン、延伸ポ
リプロピレン及びポリエチレンテレフタレートから選ば
れる1種以上からなる可撓性のプラスチック容器内に、
過酸化水素、界面活性剤及び金属イオン封鎖剤を含有す
る液体漂白剤組成物が充填されており、前記プラスチッ
ク容器の厚さが20〜300μmで、容器を形成するプ
ラスチック層の1以上が1〜10g/m2/24hrの透湿度
を有し、かつ500〜3000cc/m2/24hrの酸素透過
率を有しているものである液体漂白剤物品。 - 【請求項2】 さらに液体漂白剤組成物の成分として、
下記一般式(I)又は(II): 【化1】 [式中、R1及びR2は、炭素数7〜18のアルキル基も
しくはアルケニル基又は炭素数1〜12のアルキル基で
置換されていてもよいアリール基を示し、Mは、水素原
子、アルカリ金属原子又はアルカリ土類金属原子を示
す。]で表される漂白活性化剤を含有する請求項1記載
の液体漂白剤物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14382098A JPH11335695A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 液体漂白剤物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14382098A JPH11335695A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 液体漂白剤物品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11335695A true JPH11335695A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15347727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14382098A Pending JPH11335695A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 液体漂白剤物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11335695A (ja) |
-
1998
- 1998-05-26 JP JP14382098A patent/JPH11335695A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5571349B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
US7271141B2 (en) | Water soluble packages containing liquid compositions | |
AU2001282341A1 (en) | Water-soluble packages containing liquid compositions | |
EP3536770B1 (en) | Detergent single dose packs and methods of producing the same | |
US20150065410A1 (en) | Low-water-content, liquid detergent comprising surfactants obtained from renewable raw materials | |
EP3536772B1 (en) | Detergent single dose packs and methods of producing the same | |
EP3561035A1 (en) | Water-soluble films, detergent single dose packs employing water-soluble films, and methods of producing the same | |
JPH11335695A (ja) | 液体漂白剤物品 | |
WO2015091209A1 (de) | Wasch- oder reinigungsmittel mit trockenem, wasserlöslichem schaumschicht | |
JP5005198B2 (ja) | 容器入り液体漂白剤物品 | |
US11542460B2 (en) | Multi-chamber detergent single dose packs with detachable and reattachable functionality and methods of using the same | |
JPH11279592A (ja) | 液体漂白剤物品 | |
JPH06330099A (ja) | 漂白処理用物品 | |
JP4393598B2 (ja) | 袋状包装容器に充填された液体漂白剤組成物 | |
US4524013A (en) | Powdered nonionic-based detergent compositions containing sodium acetate trihydrate | |
EP3889242A1 (en) | Single dose detergent packs with a combination of non-aqueous solvents | |
KR102076009B1 (ko) | 세탁용 시트 | |
ZA200301300B (en) | Water-soluble package containing liquid compositions. | |
JPH01289900A (ja) | 漂白組成物 | |
JPH04220499A (ja) | 多層容器入り液体漂白剤 | |
JP5463132B2 (ja) | 袋状容器入り液体漂白剤物品 | |
JPH1129793A (ja) | 液体漂白剤組成物 | |
TW412590B (en) | Liquid bleaching composition packed in flexible pouchy wraffer | |
JPH11293282A (ja) | 液体漂白剤物品 | |
JP3637043B2 (ja) | 液体漂白剤組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041029 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041029 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060829 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061011 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071002 |