JPH11332818A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH11332818A
JPH11332818A JP10143996A JP14399698A JPH11332818A JP H11332818 A JPH11332818 A JP H11332818A JP 10143996 A JP10143996 A JP 10143996A JP 14399698 A JP14399698 A JP 14399698A JP H11332818 A JPH11332818 A JP H11332818A
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JP
Japan
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universal cord
endoscope
connector
tube
optical fiber
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JP10143996A
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Takashi Takigawa
岳志 滝川
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、コネクターを格別に大きくすること
なく、またユニバーサルコードの内蔵物にダメージを与
えることなく、ユニバーサルコード内への内蔵物の挿
入、挿脱などの作業を容易にすることができる内視鏡を
提供することを最も主要な特徴とする。 【解決手段】ユニバーサルコード4の中心軸方向と直交
する平面内でユニバーサルコード4の内部空間を分割す
るガイドチューブ24を設け、光ファイバ束23をガイ
ドチューブ24内に挿入させて、ユニバーサルコード4
内の信号線21と、光ファイバ束23とをガイドチュー
ブ24による各分割内部空間に分配して収納させたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は手元側の操作部に連
結されたユニバーサルコードの先端部に光源装置との接
続用のコネクターが配設された内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡には、細長の挿入部の基
端部に湾曲レバー等を配設した操作部が設けらている。
この種の内視鏡としては、例えば特開平7−18484
3号公報に示されているように、操作部にユニバーサル
コードの基端部が連結されるとともに、このユニバーサ
ルコードの先端部にコネクター部が連結され、このコネ
クター部が光源装置に着脱可能に接続されるようになっ
ている。
【0003】また、図7は従来の内視鏡のユニバーサル
コードaの横断面(ユニバーサルコードaの中心軸に垂
直な断面)構造を示すものである。ここで、ユニバーサ
ルコードaの外郭部のチューブはその径方向内側より、
帯状薄板を螺旋状に巻いた螺旋管であるフレックスb
と、金属細線あるいは合成繊維等で編組された網状管で
あるブレードcと、熱可塑性エラストマ等で形成された
外皮dとを順に重ねた積層構造体によって構成されてい
る。さらに、このユニバーサルコードaの内部空間に
は、複数の信号線eや、保護チューブfで被覆された光
ファイバ束gなどの複数の内蔵物が配設されている。
【0004】また、その他の従来技術としては、例えば
特開平2−74913号公報に示されているものがあ
る。ここでは、コネクター部の本体に光源装置に差し込
まれる接続管が設けられ、光ファイバ束を挿通するガイ
ドチューブの一端がこの接続管に連通取着されている。
さらに、コネクター部の本体、または操作部の本体の外
壁部には作業窓が形成されている。そして、ガイドチュ
ーブの他端は作業窓の開口部の内側付近に配置される構
成になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平7−184
843号公報の構成ではユニバーサルコードaの内部に
複数の信号線eや、保護チューブfで被覆された光ファ
イバ束gなどの複数の内蔵物が、格別に区別されずにラ
ンダムに挿入されているので、ユニバーサルコードaの
内部でこれらの内蔵物がからまったり、引っかかったり
するおそれがある。そのため、内視鏡の組立作業時に複
数の信号線eや、保護チューブfで被覆された光ファイ
バ束gなどの複数の内蔵物をユニバーサルコードa内に
挿入したり、内視鏡の修理時にユニバーサルコードa内
にこれらの内蔵物を挿脱する作業が非常に行い難い問題
がある。
【0006】特に、光ファイバ束gは大きな力が加わる
と折れやすいので、内視鏡組み立て時にユニバーサルコ
ードaの内部に光ファイバ束gを挿入する作業や、内視
鏡修理時にユニバーサルコードaから光ファイバ束gを
挿脱する作業に多大な時間がかかる問題がある。
【0007】また、特開平2−74913号公報では光
ファイバ束をガイドチューブに導くための作業窓をコネ
クタ本体の外壁部に設けているため、コネクタ本体が長
くなる問題がある。
【0008】さらに、コネクタ本体側のガイドチューブ
はコネクタ本体に固定されているため、内視鏡の洗浄/
消毒作業時、或いはケースへの収納時などでユニバーサ
ルコードが円状に巻かれた際には、操作部側のガイドチ
ューブが操作部内に突き出してきて光ファイバ束に無理
な力が加わり、折れを生じるおそれもある。
【0009】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、コネクターを格別に大きくすることな
く、またユニバーサルコードの内蔵物にダメージを与え
ることなく、ユニバーサルコード内への内蔵物の挿入、
挿脱などの作業を容易にすることができる内視鏡を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は管腔内に挿入さ
れる挿入部の基端部に手元側の操作部が連結されるとと
もに、基端部が前記操作部に連結されたユニバーサルコ
ードの先端部にコネクターが配設された内視鏡におい
て、前記ユニバーサルコードの中心軸方向と直交する平
面内で前記ユニバーサルコードの内部空間を分割する内
部空間分割手段を設け、前記ユニバーサルコードの内蔵
物を前記各分割内部空間に分配して収納させたことを特
徴とする内視鏡である。そして、内部空間分割手段で分
割されたユニバーサルコードの各分割内部空間内にユニ
バーサルコードの内蔵物を分配して収納させることによ
り、ユニバーサルコードの内部で複数の内蔵物がからま
ったり、引っかかったりすることを防止するようにした
ものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図4を参照して説明する。図1は本実施の形
態の内視鏡1全体の概略構成を示すものである。本実施
の形態の内視鏡1には患者の体内に挿入される細長い挿
入部2の基端部に手元側の操作部3が連結されている。
さらに、操作部3にはユニバーサルコード4の基端部が
連結されている。このユニバーサルコード4の先端部に
は図示しない光源装置に着脱可能に接続されるコネクタ
ー5が配設されている。
【0012】また、挿入部2は、細長い可撓部6と、最
先端に配置された先端構成部7と、これらの可撓部6と
先端構成部7との間に介設された湾曲部8とから構成さ
れている。
【0013】さらに、操作部3には操作部本体9と、把
持部10と、接眼部11とが設けられている。ここで、
操作部本体9の外面には湾曲操作ノブ12が装着されて
いるとともに、図示しない吸引ポンプに接続される吸引
バルブ13が設けられている。なお、把持部10の外面
には、鉗子等の処置具を挿入する処置具挿入口14が突
設されている。
【0014】また、操作部本体9の内部には、図2に示
すように湾曲操作機構のドラムユニット15が配設され
ている。このドラムユニット15の軸心部には回転軸1
6の内端部が固定されている。この回転軸16の外端部
には湾曲操作ノブ12が取り付けられている。さらに、
ドラムユニット15には湾曲操作ワイヤ17の基端部が
固定されている。この湾曲操作ワイヤ17の先端部は湾
曲部8に取付けられている。そして、湾曲操作ノブ12
の回転操作によってドラムユニット15が回転駆動さ
れ、このドラムユニット15の回転によって湾曲操作ワ
イヤ17が挿入部2の軸心方向に進退駆動されて湾曲部
8が湾曲操作されるようになっている。
【0015】また、図3は本実施の形態のユニバーサル
コード4の横断面(ユニバーサルコード4の中心軸に垂
直な断面)構造を示すものである。ここで、ユニバーサ
ルコード4の外郭部のチューブはその径方向内側より、
帯状薄板を螺旋状に巻いた螺旋管であるフレックス18
と、金属細線あるいは合成繊維等で編組された網状管で
あるブレード19と、可塑性エラストマ等で形成された
外皮20とを順に重ねた積層構造となっている。
【0016】さらに、ユニバーサルコード4の内部空間
には、複数の信号線21や、保護チューブ22で被覆さ
れた光ファイバ束23などの複数の内蔵物が配設されて
いる。
【0017】また、本実施の形態のユニバーサルコード
4の内部には、図3に示ように弾性体で滑り性の良いガ
イドチューブ(内部空間分割手段)24がこのユニバー
サルコード4の中心軸方向に沿ってこのユニバーサルコ
ード4の全長に亙り延設されている。これにより、ユニ
バーサルコード4の内部空間はこのガイドチューブ24
によってユニバーサルコード4の中心軸方向と直交する
平面内で分割されている。そして、保護チューブ22で
被覆された光ファイバ束23はこのガイドチューブ24
の内部に挿入されている。その結果、ユニバーサルコー
ド4の内蔵物である複数の信号線21と、保護チューブ
22で被覆された光ファイバ束23とはこのガイドチュ
ーブ24による各分割内部空間に分配して収納されてい
る。
【0018】また、ユニバーサルコード4における操作
部3との連結端部には図2に示すように口金25が設け
られている。ここで、操作部3内にはユニバーサルコー
ド4との連結用の連結環26が設けられている。そし
て、ユニバーサルコード4の口金25は操作部3内の連
結環26に挿入された状態で取付けられている。また、
操作部3におけるユニバーサルコード4との連結部に
は、折れ止め27が外装されている。
【0019】また、ガイドチューブ24における操作部
本体9側の端部はユニバーサルコード4の口金25より
少し操作部本体9内に突き出た状態で挿入されている。
ここで、このガイドチューブ24における操作部本体9
側の端部は操作部本体9側のどの部分にも固定されてお
らず、自由に動ける状態で保持されている。そして、光
ファイバ束23の先端側はガイドチューブ24の内部を
通り、操作部本体9、把持部10を経て挿入部2内に挿
入され、先端側に導かれている。
【0020】また、図4は、ユニバーサルコード4のコ
ネクター5の内部構成を示すものである。本実施の形態
のコネクター5の先端部には先端側連結環28、後端部
には後端側連結環29がそれぞれ配設されている。そし
て、これらの先端側連結環28と後端側連結環29との
間はユニバーサルコード4の軸心方向に延設されたフレ
ーム30を介して連結されている。
【0021】さらに、コネクター5の外周面には樹脂等
でできた略筒状のカバー31が配設されている。このカ
バー31の先端部は先端側連結環28の外周面、後端部
は後端側連結環29の外周面にそれぞれ外嵌されてい
る。そして、このコネクター5のカバー31と、先端側
連結環28と、後端側連結環29との間の内部空間はフ
レーム30によって図4中で上下に2分割された状態で
仕切られて上側空間32aと下側空間32bとが形成さ
れている。
【0022】また、ガイドチューブ24におけるコネク
ター5側の端部は後端側連結環29より少しコネクター
5内に突き出た状態で挿入されている。ここで、ガイド
チューブ24におけるコネクター5側の端部はコネクタ
ー5側のどの部分にも固定されておらず、自由に動ける
状態で保持されている。
【0023】また、保護チューブ22で覆われた光ファ
イバ束23の後端側は操作部本体9側からユニバーサル
コード4のガイドチューブ24内を経て、さらに後端側
連結環29を通してコネクター5側に延出され、このコ
ネクター5の上側空間32a内に導入されている。
【0024】さらに、先端側連結環28にはライトガイ
ド接続管33が突設されている。そして、コネクター5
の上側空間32a内に導入された保護チューブ22で覆
われた光ファイバ束23の後端部はこのライトガイド接
続管33内に挿入された状態で固定されている。
【0025】また、フレーム30の後端部側には信号線
挿入溝34が形成されている。そして、ユニバーサルコ
ード4内の信号線21は後端側連結環29を通してコネ
クター5側に延出され、このコネクター5の上側空間3
2a内からフレーム30の信号線挿入溝34を通して下
側空間32bに導入されてまとめられている。このよう
にコネクター5の内蔵物(保護チューブ22で覆われた
光ファイバ束23と、信号線21)をフレーム30の上
下に振り分けて組み立てることにより、組立および修理
などでコネクター5のカバー31をずらしても内蔵物ど
うしがからまないようになっている。
【0026】さらに、コネクター5のカバー31には先
端側連結環28側の端部外周面に図示しない光源装置と
電気的に接続される複数の接点ピン35が突設されてい
る。各接点ピン35の内端部にはコネクター5の下側空
間32bに導入されてまとめられた信号線21の端末部
がそれぞれ接続されている。
【0027】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態の内視鏡1ではユ
ニバーサルコード4の中心軸方向と直交する平面内でユ
ニバーサルコード4の内部空間を分割するガイドチュー
ブ24を設け、光ファイバ束23をガイドチューブ24
内に挿入させて、ガイドチューブ24の外部に信号線2
1を配設することにより、ユニバーサルコード4内の信
号線21と、光ファイバ束23とをガイドチューブ24
による各分割内部空間に分配して収納させることができ
る。そのため、ユニバーサルコード4内の信号線21
と、保護チューブ22で被覆された光ファイバ束23と
が相互に干渉するおそれがないので、内視鏡1の組立時
及び修理時の際、保護チューブ22で被覆された光ファ
イバ束23のユニバーサルコード4への挿入および挿脱
が容易に行える。その結果、ユニバーサルコード4に対
する内蔵物の挿入および挿脱が容易に行え、内視鏡1の
組立および修理が容易に行えるという効果がある。
【0028】また、ガイドチューブ24の両端が自由端
となっているので、例えば内視鏡1の洗浄/消毒、ケー
スへの収納時などにユニバーサルコード4が巻かれた状
態でも、光ファイバ束23に無理な力が加わらない。さ
らに、ユニバーサルコード4が巻かれた際に、操作部本
体9内にガイドチューブ24が長く突き出てこない効果
もある。
【0029】また、図5(A)は本発明の第2の実施の
形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形
態(図1乃至図4参照)の内視鏡1におけるユニバーサ
ルコード4の内部構成を次の通り変更したものである。
【0030】すなわち、本実施の形態では第1の実施の
形態と同様に構成されたユニバーサルコード4の中に第
1の実施の形態のガイドチューブ24に代えて弾性体で
滑り性の良い仕切り板41をユニバーサルコード4の全
長に亙り設け、この仕切り板41によって分割された空
間に信号線21と、保護チューブ22で被覆された光フ
ァイバ束23とをそれぞれ挿入させたものである。な
お、これ以外の部分は第1の実施の形態と同一構成にな
っており、第1の実施の形態と同一部分には同一の符号
を付してここではその説明を省略する。
【0031】そこで、本実施の形態では仕切り板41に
よって分割された空間に信号線21と、保護チューブ2
2で被覆された光ファイバ束23とをそれぞれ分配して
挿入させたので、信号線21と、保護チューブ22で被
覆された光ファイバ束23とが相互に干渉することがな
い。そのため、本実施の形態でも第1の実施の形態と同
様に、内視鏡1の組立時及び修理時の際、保護チューブ
22で被覆された光ファイバ束23のユニバーサルコー
ド4への挿入および挿脱が容易に行えるので、ユニバー
サルコード4に対する内蔵物の挿入および挿脱が容易に
行え、内視鏡1の組立および修理が容易に行えるという
効果がある。
【0032】また、図5(B)は本発明の第3の実施の
形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形
態(図1乃至図4参照)の内視鏡1におけるユニバーサ
ルコード4の構成を次の通り変更したものである。
【0033】すなわち、本実施の形態では第1の実施の
形態で示したシングルルーメンのユニバーサルコード4
に代えてユニバーサルコード4そのものを2ルーメンの
マルチルーメンチューブ51によって形成したものであ
る。ここで、マルチルーメンチューブ51の2つのルー
メン51a,51b間の仕切り壁52によってユニバー
サルコード4の内部空間が2分割されている。そして、
仕切り壁52によって分割された一方の空間である第1
のルーメン51a内に複数の信号線21が挿入され、他
方の第2のルーメン51b内に保護チューブ22で被覆
された光ファイバ束23が挿入されている。なお、これ
以外の部分は第1の実施の形態と同一構成になってお
り、第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付し
てここではその説明を省略する。
【0034】そこで、本実施の形態ではマルチルーメン
チューブ51の2つのルーメン51a,51b間の仕切
り壁52によって分割された空間(第1のルーメン51
a内および第2のルーメン51b内)に信号線21と、
保護チューブ22で被覆された光ファイバ束23とをそ
れぞれ分配して挿入させたので、信号線21と、保護チ
ューブ22で被覆された光ファイバ束23とが相互に干
渉することがない。そのため、本実施の形態でも第1の
実施の形態と同様に、内視鏡1の組立時及び修理時の
際、保護チューブ22で被覆された光ファイバ束23の
ユニバーサルコード4への挿入および挿脱が容易に行え
るので、ユニバーサルコード4に対する内蔵物の挿入お
よび挿脱が容易に行え、内視鏡1の組立および修理が容
易に行えるという効果がある。
【0035】また、図5(C)は本発明の第4の実施の
形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形
態(図1乃至図4参照)の内視鏡1におけるユニバーサ
ルコード4の構成を次の通り変更したものである。
【0036】すなわち、本実施の形態では第3の実施の
形態(図5(B)参照)で示したマルチルーメンチュー
ブ51の外周面に帯状薄板を螺旋状に巻いた螺旋管であ
るフレックス53と、金属細線あるいは合成繊維等で編
組された網状管であるブレード54と、可塑性エラスト
マ等で形成された外皮55とを順に重ねた積層構造体を
設けたものである。なお、これ以外の部分は第1の実施
の形態と同一構成になっており、第1の実施の形態と同
一部分には同一の符号を付してここではその説明を省略
する。
【0037】そこで、本実施の形態では第3の実施の形
態と同様の効果があるうえ、本実施の形態では特に、マ
ルチルーメンチューブ51の外周面に帯状薄板を螺旋状
に巻いた螺旋管であるフレックス53と、金属細線ある
いは合成繊維等で編組された網状管であるブレード54
と、可塑性エラストマ等で形成された外皮55とを順に
重ねた積層構造体を設けたので、ユニバーサルコード4
に曲げ、引っ張り等の力が加わっても座屈しにくく、伸
びにくい。そのため、ユニバーサルコード4の耐性が向
上する効果がある。
【0038】また、図6は本発明の第5の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
1乃至図4参照)の内視鏡1の構成を次の通り変更した
ものである。
【0039】すなわち、本実施の形態では第1の実施の
形態の内視鏡1の操作部本体9内に接続管61が設けら
れている。そして、ガイドチューブ24における操作部
本体9側の端部が、この操作部本体9内の接続管61に
連通接続されている。また、光ファイバ束23はガイド
チューブ24、接続管61の内部を通り、挿入部2の先
端側に導かれている。なお、これ以外の部分は第1の実
施の形態と同一構成になっており、第1の実施の形態と
同一部分には同一の符号を付してここではその説明を省
略する。
【0040】そこで、本実施の形態では第1の実施の形
態と同様に、ユニバーサルコード4の中心軸方向と直交
する平面内でユニバーサルコード4の内部空間を分割す
るガイドチューブ24を設け、光ファイバ束23をガイ
ドチューブ24内に挿入させて、ガイドチューブ24の
外部に信号線21を配設することにより、ユニバーサル
コード4内の信号線21と、光ファイバ束23とをガイ
ドチューブ24による各分割内部空間に分配して収納さ
せたので、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0041】また、本実施の形態ではガイドチューブ2
4における操作部本体9側の端部が、この操作部本体9
内の接続管61に連通接続されているので、ユニバーサ
ルコード4が巻かれた状態では、ガイドチューブ24
は、自由端であるコネクター5側に突き出る。
【0042】さらに、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他
の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 操作部本体と、操作部本体より延出する
ユニバーサルコードと、ユニバーサルコードの遠位端に
設けられたコネクターより成る内視鏡において、前記ユ
ニバーサルコード内の空間を軸方向に分割したことを特
徴とする内視鏡。
【0043】(付記項2) 前記ユニバーサルコード
は、少なくともユニバーサルコード内の空間にチューブ
体を挿入したことを特徴とする付記項1記載の内視鏡。 (付記項3) 前記ユニバーサルコードは、ユニバーサ
ルコード内の空間を仕切り壁で区切ったことを特徴とす
る付記項1記載の内視鏡。
【0044】(付記項4) 前記仕切り壁は、板状の部
材よりなる付記項1および3記載の内視鏡。 (付記項5) 前記仕切り壁は、前記ユニバーサルコー
ドと一体に成形したことを特徴とする付記項1および3
記載の内視鏡。
【0045】(付記項6) 前記チューブ体の一端を操
作部内に固定したことを特徴とする付記項2の内視鏡。 (付記項7) 前記チューブ体は、軟性チューブよりな
る付記項1,2,6記載の内視鏡。
【0046】(付記項1〜7の従来技術) 一般に内視
鏡は、細長の挿入部の基端部にレバー等を配設した操作
部が設けらている。この種の内視鏡としては、特開平7
−184843号公報に示されているように、操作部に
おいて湾曲レバー等を設けた操作部本体からユニバーサ
ルコードが延出され、その先に光源に接続されるコネク
ター部を設けたものがある。図7に示すように従来の内
視鏡のユニバーサルコードの軸に垂直な断面は、その径
方向内側より順に帯状薄板を螺旋状に巻いた螺旋管であ
るフレックスと金属細線あるいは合成繊維等で編組され
た網状管であるブレードと熱可塑性エラストマ等で形成
された外皮とを重ねた積層構造となっている。そして、
上記ユニバーサルコードの内部空間には、光ファイバ束
とその保護チューブ、信号線などの内蔵物が区別されず
に挿入されていた。また、その他の従来技術としては、
特開平2−74913号公報に示されているように、コ
ネクタ本体に設けられた光源装置に差し込まれる接続管
に光ファイバ束を挿通するガイドチューブの一端を連通
取着するとともに、コネクタ本体または操作部本体の外
壁部に作業窓を形成し、ガイドチューブの他端を上記作
業窓の内側付近に開口するように配置したものがある。
【0047】(付記項1〜7が解決しようとする課題)
しかしながら、特開平7−184843号公報の構成
ではユニバーサルコードの内部空間で光ファイバ束およ
びその保護チューブと信号線が、からまったり引っかか
ったりすることがあり、内視鏡の組立作業および修理作
業での内蔵物のユニバーサルコードへの挿入、挿脱が非
常に行いにくかった。特に、光ファイバ束は大きな力が
加わると折れを生じやすく組み立て時のユニバーサルコ
ードへの挿入、修理時のユニバーサルコードからの挿脱
に多大な時間がかかってしまうという欠点があった。一
方、特開平2−74913号公報の構成では光ファイバ
束をガイドチューブに導くための作業窓をコネクタ本体
の外壁部に設けているためコネクタ本体が長くなるとい
う欠点があった。また、洗浄/消毒、ケースへの収納な
どでユニバーサルコードが円状に巻かれた際、コネクタ
側のガイドチューブが固定されているため、操作部側の
ガイドチューブが操作部内に突き出してきて光ファイバ
束に無理な力が加わり折れを生じるおそれがあった。
【0048】(付記項1〜7の目的) 本発明は上記問
題点に着目してなされたものでその目的とするところ
は、コネクタを大きくすることなくまた、内蔵物にダメ
ージを与えることなくユニバーサルコードに対する内蔵
物の挿入、挿脱を容易にすることである。
【0049】(付記項1〜7の課題を解決するための手
段) 前記問題点を解決する為、本願はユニバーサルコ
ード内の空間を軸方向に分割したことを特徴とするもの
である。
【0050】(付記項1〜7の効果) 以上のように、
本発明によればユニバーサルコード内の空間を軸方向に
分割したことによりユニバーサルコードに対する内蔵物
の挿入および挿脱が容易に行え内視鏡の組立および修理
が容易に行えるという効果がある。
【0051】
【発明の効果】本発明によればユニバーサルコードの中
心軸方向と直交する平面内でユニバーサルコードの内部
空間を分割する内部空間分割手段を設け、ユニバーサル
コードの内蔵物を各分割内部空間に分配して収納させた
ので、ユニバーサルコードの内部空間で内蔵物同士が相
互にからまったり、引っかかったりすることを防止でき
る。そのため、コネクターを格別に大きくすることな
く、またユニバーサルコードの内蔵物にダメージを与え
ることなく、ユニバーサルコード内への内蔵物の挿入、
挿脱などの作業を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における内視鏡全
体の概略構成を示す斜視図。
【図2】 第1の実施の形態における内視鏡の操作部を
示す縦断面図。
【図3】 第1の実施の形態における内視鏡のユニバー
サルコードの横断面図。
【図4】 第1の実施の形態における内視鏡のコネクタ
ーを示す縦断面図。
【図5】 (A)は本発明の第2の実施の形態における
内視鏡のユニバーサルコードの横断面図、(B)は本発
明の第3の実施の形態における内視鏡のユニバーサルコ
ードの横断面図、(C)は本発明の第4の実施の形態に
おける内視鏡のユニバーサルコードの横断面図。
【図6】 本発明の第5の実施の形態における内視鏡の
操作部を示す縦断面図。
【図7】 従来の内視鏡のユニバーサルコードの横断面
図。
【符号の説明】
2 挿入部 3 操作部 4 ユニバーサルコード 5 コネクター 21 信号線(内蔵物) 23 光ファイバ束(内蔵物) 24 ガイドチューブ(内部空間分割手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管腔内に挿入される挿入部の基端部に手
    元側の操作部が連結されるとともに、基端部が前記操作
    部に連結されたユニバーサルコードの先端部にコネクタ
    ーが配設された内視鏡において、 前記ユニバーサルコードの中心軸方向と直交する平面内
    で前記ユニバーサルコードの内部空間を分割する内部空
    間分割手段を設け、前記ユニバーサルコードの内蔵物を
    前記各分割内部空間に分配して収納させたことを特徴と
    する内視鏡。
JP10143996A 1998-05-26 1998-05-26 内視鏡 Withdrawn JPH11332818A (ja)

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