JPH11332595A - プローブpnaによるdnaの検出方法 - Google Patents

プローブpnaによるdnaの検出方法

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JPH11332595A
JPH11332595A JP10141433A JP14143398A JPH11332595A JP H11332595 A JPH11332595 A JP H11332595A JP 10141433 A JP10141433 A JP 10141433A JP 14143398 A JP14143398 A JP 14143398A JP H11332595 A JPH11332595 A JP H11332595A
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pna
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biosensor
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Masao Karube
征夫 軽部
Shinya Sawada
慎矢 澤田
Ryohei Nagata
良平 永田
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/68Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
    • C12Q1/6813Hybridisation assays
    • C12Q1/6816Hybridisation assays characterised by the detection means
    • C12Q1/6825Nucleic acid detection involving sensors
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
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    • C12Q1/6834Enzymatic or biochemical coupling of nucleic acids to a solid phase
    • C12Q1/6837Enzymatic or biochemical coupling of nucleic acids to a solid phase using probe arrays or probe chips

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 目的とするDNAの一部又は全部の塩基
配列と相補的な塩基配列を有するPNAをプローブとし
て、目的とするDNAを検出することを特徴とするDN
Aの検出方法。 【効果】 簡易かつ高感度のDNAの検出方法を提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PNA(peptide
nucleic acid)をプローブとするDNAの検出方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】あるDNAを検出するにあたり、そのD
NAの有する塩基配列と相補的な塩基配列を有するDN
Aを用いることは従来から広く行われてきた。このよう
な特定のDNAを検出するために用いる相補的なDNA
は、「プローブDNA」又は単に「プローブ」と呼ばれ
る。プローブDNAを用いたDNAの検出方法は、病原
菌の検出や遺伝子のクローニングなどに広く利用されて
おり、非常に有効な方法である。しかしながら、幾つか
未解決な問題があり、DNA相互間の電気的反発力の問
題もそのひとつである。
【0003】DNAは、分子中のリン原子等のため負に
荷電している場合が多い。このようにDNAが荷電する
と、プローブDNAと目的のDNAとの間に電気的反発
力が生じ、両DNAのハイブリダイゼーションが妨げら
れ、その結果、検出感度が低下することになる。このよ
うなDNAの荷電は塩濃度が低い場合に顕著となるた
め、通常、DNA同士のハイブリダイゼーションは一定
濃度の塩が存在する緩衝液中で行う。しかし、一般にこ
のような緩衝液の調製は煩雑な操作を伴う場合が多く、
これがこの検出方法の簡便化を妨げる一つの原因となっ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プローブを
用いたDNAの検出方法におけるDNA相互間の電気的
反発力に関する問題を解決することをその目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意検討を重ねた結果、プローブDNA
の代わりにプローブPNAを用いることにより、前記し
た電気的反発力に関する問題を解決できることを見出
し、本発明を完成した。即ち、本発明は、目的とするD
NAの一部又は全部の塩基配列と相補的な塩基配列を有
するPNAをプローブとして、目的とするDNAを検出
することを特徴とするDNAの検出方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のDNAの検出方法は、目的とするDNAの一部
又は全部の塩基配列と相補的な塩基配列を有するPNA
をプローブとすることを特徴とする。PNAは、DNA
の模倣物質であり、DNAと同様にその分子中にアデニ
ン、グアニン、シトシン、チミンといった核酸塩基を有
し、相補的な塩基配列を有するDNA等と特異的にハイ
ブリダイズする。このようにPNAは機能的にはDNA
とほとんど変わりないが、その構造は全く異なる。PN
Aは、N−(2−アミノエチル)グリシンを単位とする
ポリアミドを基本骨格としており(図1)、分子中に糖
やリン原子を含まない。このため、電気的に中性であ
り、塩の存在しない条件下でも荷電することはない。な
お、核酸塩基は、ポリアミド骨格にメチレンカルボニル
を介して結合している(図1)。
【0007】PNAは、ペプチドと同様にFmoc型ペプチ
ド固相合成法およびtBoc型ペプチド固相合成法などによ
り合成することができ、また、市販(委託合成)されて
いる。本発明の検出方法により検出できるDNAは、配
列の少なくとも一部が知られているものであれば特に制
限はない。具体的には、病原性大腸菌のベロ毒素をコー
ドするDNA、HIVの外殻タンパク質gp120 をコード
するDNA、各種微生物の 16SrRNAの特異的塩基配
列部分(cDNA)、メチシリン耐性ブドウ球菌(MR
SA)の抗生物質結合タンパク質をコードするDNAな
どの微生物由来のDNAのほか、ヒトの遺伝病に関係す
るDNAなども例示することができる。また、これらの
DNAは、夾雑物を含んだ状態にあってもよく、例え
ば、ベロ毒素をコードするDNAを検出する場合、病原
性大腸菌の加熱処理物をそのまま検出試料とすることも
可能である。
【0008】後述する表面プラズモン共鳴バイオセンサ
ーによりDNAを検出する場合には、検出に先立ち、目
的とするDNAをポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法に
より増幅させておくのが望ましい。PCRの条件は特に
限定されないが、試料中のDNA濃度が低すぎる場合に
は十分な共鳴シグナルを検出することができず、また、
試料中のDNA濃度が高すぎる場合にもDNA同士の相
互作用により検出される共鳴シグナルが低下する。この
ため、PCRのサイクルは20〜25とするのが好ましい。
【0009】本発明のDNAの検出方法は、プローブP
NAと目的とするDNAのハイブリダイゼーションを利
用する限りどのような態様をもとり得るが、好ましい態
様としては、表面プラズモン共鳴バイオセンサーを用い
た検出方法を例示することができる。以下、本発明のD
NA検出方法に使用する表面プラズモン共鳴バイオセン
サー及びそれに用いる測定チップについて説明する。
【0010】本発明に使用する表面プラズモン共鳴バイ
オセンサーの一例を図2に示す。この表面プラズモン共
鳴バイオセンサーは、カートリッジブロック7と、光源
8と、検出器9とを有し、カートリッジブロック7の上
にプローブPNAを固定した測定チップ10を設置して使
用する。カートリッジブロック7の上面には凹部が設け
られており、この凹部と上記測定チップ10とで測定セル
71が構成される。測定セル71は、流路72、73によりカー
トリッジブロック7の外部に連通しており、試料は流路
72を通じて測定セル71中に流れ込み、測定に供された後
流路73を通じて外部に排出される。
【0011】光源8からは、測定チップ10の透明基板に
向かって単色光が照射され(入射光80)、測定チップ10
の裏面に設けられた金属膜で反射したその反射光90が、
検出器9に入光する。検出器9では、反射光90の強度を
検出することができる。上記のような構造によって、あ
る入射角θに対して谷を形成する反射光強度曲線が得ら
れる。反射光強度曲線における谷は、表面プラズモン共
鳴によるものである。即ち、光が測定チップ10の透明基
板と外との界面で全反射するときに、その界面にエバネ
ッセント波といわれる表面波が生じ、一方、金属膜にも
表面プラズモンといわれる表面波が生じる。この2つの
表面波の波数が一致すると共鳴が起こり、光のエネルギ
ーの一部が表面プラズモンを励起するために使用され、
反射光の強度が低下する。ここで、表面プラズモンの波
数は、金属膜表面のごく近くにある媒質の屈折率の影響
を受けるため、検出しようとするDNAとプローブPN
Aとの相互作用により媒質の屈折率が変化すると、表面
プラズモン共鳴が生じる入射角θが変化する。従って、
反射光強度曲線の谷のずれによって、検出しようとする
DNAの濃度の変化を検知することができる。入射角θ
の変化量は共鳴シグナルといわれ、10-4°の変化を1RU
として表す。
【0012】測定チップ10は、表面プラズモン共鳴に必
要な透明基板及び金属膜を有し、プローブPNAを金属
膜上に固定できるものであればどのようなものでもよ
く、市販の測定チップ(例えば、ファルマシアバイオセ
ンサー社製、BIAcore2000 用測定チップ )を使用する
こともできるが、図3に示すような構造を有する測定チ
ップを使用することが好ましい。この測定チップは、透
明基板1上に金属膜2、有機物質層3が形成されおり、
その上にアビジン4が固定されており、このアビジンに
ビオチン5で標識されたプローブPNA6が固定され
る。
【0013】透明基板1としては、通常表面プラズモン
共鳴バイオセンサー用の測定チップに使用されるもので
あればどのようなものでもよく、一般的にはガラス、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリカーボネートなどのレ
ーザー光に対して透明な材料からなるものが使用でき、
偏光に対して異方性を示さずかつ加工性の優れた材料が
望ましく、その厚さは0.1 〜20mm程度である。
【0014】金属膜2としては、表面プラズモン共鳴が
生じ得るようなものであれば特に限定されない。この金
属膜に使用することのできる金属の種類としては、金、
銀、銅、アルミニウム、白金等が挙げられ、それらを単
独で又は組み合わせて使用することができる。また、上
記透明基板1への付着性を考慮して、透明基板1と金、
銀等からなる層との間にクロム等からなる介在層を設け
てもよい。金属膜2の膜厚は、100 〜2000Åであるのが
好ましく、特に200 〜600 Åであるのが好ましい。3000
Åを超えると、媒質の表面プラズモン現象を十分検出す
ることができない。また、クロム等からなる介在層を設
ける場合、その介在層の厚さは、5〜50Åであるのが好
ましい。
【0015】金属膜2の形成は常法によって行えばよ
く、例えば、スパッタ法、蒸着法、イオンプレーティン
グ法、電気めっき法、無電解めっき法等によって行うこ
とができる。これらの方法の中でもスパッタ法を用いる
のが好ましい。有機物質層3は、金属原子とアビジン分
子の両者と結合することができる物質からなる層であ
る。有機物質層3の厚さは、10〜200 Åであるのが好ま
しく、特に10〜50Åであるのが好ましい。
【0016】有機物質層3は、シランカップリング剤、
メルカプト基と他の有機官能基を有する化合物(以下、
単に「チオール化合物」という)用いて形成させること
ができ、また、LB(ラングミュア・ブロジェット)法
によっても形成させることができる。LB法によって成
膜した場合、シランカップリング剤やチオール化合物に
よって成膜した場合に比べ、金属膜との結合能が弱いと
いう短所があるが、広範な物質に適用でき、また、凝集
膜を形成できるので単位面積当たりに結合させるアビジ
ン4の数を増加させることができるという長所もある。
【0017】有機物質層形成に使用できるシランカップ
リング剤としては、3−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−ア
ミノプロピルジエトキシメチルシラン、3−(2−アミ
ノエチルアミノプロピル)トリメトキシシラン、3−
(2−アミノエチルアミノプロピル)ジメトキシメチル
シラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、
ジメトキシ−3−メルカプトプロピルメチルシランなど
が挙げられる。また、チオール化合物としては、メルカ
プトアミノメタン、2−メルカプト−1−アミノエタ
ン、3−メルカプト−1−アミノプロパン、4−メルカ
プト−1−アミノブタン、1,1,1−トリアミノ−2
−メルカプトエタン、メルカプト酢酸、2−メルカプト
プロピオン酸、3−メルカプト酪酸、4−メルカプト吉
草酸、1,1,1−トリアミノ−3−メルカプトプロパ
ンなどが挙げられ、これらの中でも多官能物質であり、
アビジンとの結合部位が多い1,1,1−トリアミノ−
2−メルカプトエタン、1,1,1−トリアミノ−3−
メルカプトプロパンなどを用いるのが好ましい。LB法
に適用できる物質としては、21−アミノドコサン酸、
ステアリルアミン、ポリリジンなどを例示することがで
きる。
【0018】シランカップリング剤を用いて有機物質層
を形成する方法としては、シランカップリング剤の飽和
蒸気中に金属膜を一定時間暴露する方法(飽和蒸気
法)、シランカップリング剤を含む溶液中に金属膜を一
定時間浸漬する方法(浸漬法)、スピンコータを用いる
方法(スピンコーティング法)、グラビア印刷機を用い
る方法(グラビア法)などを用いることができ、チオー
ル化合物を用いて有機物質層3を形成する方法として
は、飽和蒸気法、浸漬法、スピンコーティング法、グラ
ビア法などを用いることができる。
【0019】有機物質層3にアビジン4を固定すること
は、所定量のアビジン4を有機物質層3に所定時間接触
させることにより達成される。具体的な方法としては、
フローセル型の表面プラズモン共鳴バイオセンサーに有
機物質層3を形成させた透明基板1を設置して一定流量
のアビジン4を所定時間(所定量)流す方法を例示でき
る。
【0020】アビジン4に、ビオチン5で標識したプロ
ーブPNA6に固定化する方法としては、インクジエッ
ト法、マイクロディスペンサー法などを例示することが
できる。インクジェット法は、極めて狭い領域に精度よ
くプローブPNA6を含む液滴を発射できるので、固定
化するプローブPNA6を有効利用できるという点で有
利である。また、フローセル型の表面プラズモン共鳴バ
イオセンサーに測定チップを設置して一定流量のプロー
ブPNA6を所定時間(所定量)流すことによっても固
定化できる。この固定化方法によれば、アビジン4及び
プローブPNA6の固定を一連の操作で行うことができ
るという点で有利である。プローブPNA6をビオチン
5で標識する方法としては、ビオチンにペプチド固相合
成法によりPNA鎖を延長している方法を例示すること
ができる。なお、プローブPNAを固定化する方法は、
上記のアビジン−ビオチン結合を用いる以外にもエステ
ル結合やアミド結合等の共有結合を利用してプローブP
NAを有機物質層3に固定化することも可能である。
【0021】表面プラズモン共鳴バイオセンサーによる
DNAの検出は、目的とするDNAを含む試料を該セン
サーの測定セル中に流し込むことにより行う。このと
き、試料中のDNA濃度は0.1 〜1μM とするのが好ま
しい。また、本検出方法では、試料中に全く塩が存在し
ない条件下でもDNAの検出を行うことができるが、よ
り高感度でDNAを検出するためには塩濃度を150 〜30
0 mMとするのが好ましい。
【0022】検出するDNAは1種類だけでなく、2種
類以上であってもよい。2種類以上のDNAを検出する
には、一つのチップに複数のPNAを固定するか、セン
サーに複数のチップを固定することにより行い得る。こ
のように2種類以上のDNAを検出することにより、検
出の精度を向上させることができる。例えば、ある微生
物の持つ特異的なDNAと相補的なPNAを二つ以上チ
ップに固定することにより、その微生物に由来するDN
Aが試料中に含まれているかどうかをより高い精度で判
別することができる。また、固定化するDNAの中に目
的のDNAとは結合しないPNA(陰性プローブ)を含
ませておくことによっても精度を向上させることができ
る。さらに、固定化するPNAの選択を適切に行えば、
例えば、試料中にベロ毒素が含まれるかどうかというこ
とだけでなく、そのベロ毒素がI型なのかII型なのかと
いうようなことまで判別できる。
【0023】2種類以上のPNAを固定する場合、使用
する表面プラズモン共鳴バイオセンサーは、測定チップ
を水平方向に自由に移動可能なタイプのものが好まし
い。このようなセンサーを使用すれば、光学系を固定し
たままチップ上の複数の試料のシグナルを測定できる。
【0024】
【実施例】〔実施例1〕市販の表面プラズモン共鳴バイ
オセンサー(ファルマシアバイオセンサー社製、BIAcor
e2000 )の測定セルに5%アビジン溶液を流速5μl/分
で7分間流し込み、測定チップにアビジンを固定した。
一方、2型ベロ毒素をコードするDNA(図4)の一部
と相補的であり、かつ5'末端にビオチンを結合させた下
記のPNAを合成し(日本パーセプティブ株式会社に合
成を委託)、プローブPNAとした。 TGCAGAGTGGTATAACTG (図4に示すDNAの402 〜419 番目の塩基と相補的で
ある)
【0025】このプローブPNAを含む溶液(10μM )
を前記バイオセンサーの測定セルに流速1μl/分で50分
間流し込み、プローブPNAをアビジンを介して測定チ
ップ上に固定した。その後、50mMのNaOHを測定セル
に流し込み、洗浄した。次に、プローブPNAと相補的
な下記の一本鎖DNAを合成した。 CAGTTATACCACTCTGCAACG (図4に示すDNAの402 〜422 番目の塩基と同一であ
る) このDNAを含み、塩濃度が異なる下記の組成の溶液を
調製した。
【0026】
【表1】
【0027】塩濃度の異なるこれらの溶液を測定セルに
流速5ml/ 分で10分間流し込み、それぞれの共鳴シグナ
ルを測定した。この結果を表2に示す。
【0028】
【表2】
【0029】表2に示すように、DNAをプローブとし
た場合、塩濃度が0mMのときには全く共鳴シグナルを検
出できなかったが、PNAをプローブとした場合には共
鳴シグナルを検出することができた。この結果からPN
Aをプローブとした場合にはDNAをプローブとした場
合ほど、検出感度が塩濃度の影響を受けないことが示さ
れた。従って、PNAをプローブとして用いればPCR
生成物を脱塩するだけで目的とするDNAの検出が可能
であると考えられる。
【0030】〔実施例2〕図4に示す病原性大腸菌O−
157のゲノムDNAを基に以下の2種類のセンスプラ
イマーと1種類のアンチセンスプライマーを合成した。 センスプライマー1:GCCGGGTTCGTTAATACGGCA (図4に示すDNAの301 〜321 番目の塩基と同一であ
る) センスプライマー5:CTGTGCCTGTTACTGGGTTTT (図4に示すDNAの28〜48番目の塩基と同一である) アンチセンスプライマー:GAACGTTCCAGCGCTGCGACA (図4に示すDNAの423 〜443 番目の塩基と相補的で
ある) これらのプライマー及び鋳型として用いる病原性大腸菌
O−157のゲノムDNAを含む以下の組成のPCR用
溶液を調製した。
【0031】
【表3】
【0032】PCRは、初期変性(95℃3分)を行った
後、変性(61℃1分)、アニーリング(72℃1分)、伸
長(94℃1分)を40サイクル行った。このPCRにより
143 bp又は416 bpの二本鎖DNAを含む2種類の増幅産
物を得た。各々の増幅産物30μl にホルムアミド10μl
を加え、95℃で10分間加熱した。この熱変性させた増幅
産物を、実施例1と同様の方法でプローブPNAを固定
した測定セルに流速5μl/分で10分間流し込み、それぞ
れの共鳴シグナルを測定した。また、対照としてPCR
産物30μl の代わりにトリス緩衝液(pH 7.4)30μl を
用いて、共鳴シグナルを測定した。この結果を表4に示
す。
【0033】
【表4】
【0034】表4に示すように、このPCRの条件でも
PNAをプローブとした場合には十分な共鳴シグナルを
検出できたが、DNAプローブとした場合にはほとんど
共鳴シグナルを検出できなかった。この結果から、プロ
ーブPNAはプローブDNAよりも試料DNAにハイブ
リダイズしやすいことが示された。
【0035】なお、試料DNAの鎖長が416 bpの方が14
3 bpよりもより大きな共鳴シグナルが検出されている。
しかし、共鳴シグナルは、プローブと結合する物質の分
子量が大きくなるほど、それに従って大きくなるので、
その点を考慮すると、この共鳴シグナルの値は予想され
る値ほど大きくない。つまり、鎖長416 bpのDNAは、
鎖長143 bpのDNAよりもプローブPNAへのハイブリ
ダイズの効率がよくないと言える。これは、鎖長が長く
なることにより、立体的にプローブとハイブリダイズで
きないような形状(例えば、球状)になる確率が高くな
ったためと考えられる。
【0036】〔実施例3〕図4に示す病原性大腸菌O−
157のゲノムDNAを基に以下の4種類のセンスプラ
イマーと1種類のアンチセンスプライマーを合成した。 センスプライマー1:GCCGGGTTCGTTAATACGGCA (図4に示すDNAの301 〜321 番目の塩基と同一であ
る) センスプライマー2:TTAACCACACCCCACCGGGCA (図4に示すDNAの188 〜208 番目の塩基と同一であ
る) センスプライマー3:TCTCAGGGGACCACATCGGTG (図4に示すDNAの160 〜180 番目の塩基と同一であ
る) センスプライマー4:CGGTATCCTATTCCCGGGAGT (図4に示すDNAの 53 〜73番目の塩基と同一であ
る) アンチセンスプライマー:GAACGTTCCAGCGCTGCGACA (図4に示すDNAの423 〜443 番目の塩基と相補的で
ある) これらのプライマー及び鋳型として用いる病原性大腸菌
O−157のゲノムDNAを含む以下の組成のPCR用
溶液を調製した。
【0037】
【表5】
【0038】PCRは、初期変性(95℃3分)を行った
後、変性(61℃1分)、アニーリング(72℃1分)、伸
長(94℃1分)のサイクルを10〜40の範囲で変化させて
行った。このPCRにより143 bp、256 bp、284 bp、又
は391 bpの二本鎖DNAを含む4種類の増幅産物を得
た。各々の増幅産物10μl 、20μl 、30μl 、40μl 、
60μl 、80μl にホルムアミド10μl を加え、95℃で10
分間加熱した。この熱変性させた増幅産物を、実施例1
と同様の方法でプローブPNAを固定した測定セルに流
速5ml/ 分で流し込み、10分後の共鳴シグナルを測定し
た。この結果を図5、図6、図7及び図8に示す。図中
の●が10サイクル、▲が20サイクル、■が25サイクル、
○が30サイクル、△が40サイクルのPCRを行った場合
を示す。
【0039】図5は、試料DNAの鎖長を143 bpとした
場合のPCR産物の量と共鳴シグナルの関係を示す。こ
の図に示すように、サイクル数が多いほど大きな共鳴シ
グナルが検出されている。但し、サイクル数が多い場合
にはPCR産物の量が30μlを超えると共鳴シグナルが
低下しはじめる。 図6は、試料DNAの鎖長を256 bpとした場合のPCR
産物の量と共鳴シグナルの関係を示す。この図に示すよ
うに、図5とは異なり、サイクル数が25の場合において
最も大きな共鳴シグナルが検出される。
【0040】図7は、試料DNAの鎖長を284 bpとした
場合のPCR産物の量と共鳴シグナルの関係を示す。こ
の図に示すように、共鳴シグナルの検出パターンは、図
6とほぼ同様である。図8は、試料DNAの鎖長を391
bpとした場合のPCR産物の量と共鳴シグナルの関係を
示す。この図に示すように、共鳴シグナルの検出パター
ンは、図6とほぼ同様である。
【0041】上記図5〜8からDNAの鎖長の長さと共
鳴シグナルの関係を調べた。共鳴シグナルは、PCR産
物の量が40μl の場合の値である。この結果を図9に示
す。図中の記号は図5〜8と同様である。一般にプロー
ブと結合する物質の分子量(DNAの鎖長)が大きくな
れば、それだけ共鳴シグナルも大きくなる。しかし、図
9では、必ずしもDNAの鎖長の長さに対応して共鳴シ
グナルも増加していない。これは、前記したように、鎖
長が長くなることにより、立体的にプローブとハイブリ
ダイズできないような形状になる確率が高くなったため
と考えられる。
【0042】〔実施例4〕13mm X 18mm 、厚さ0.3mm の
青板ガラス(松浪硝子工業社製)上にスパッタリングに
よりクロムからなる層、次いで金からなる層を形成し、
表面プラズモン共鳴バイオセンサー用の測定チップを作
製した。スパッタリングは、クロムについては100W、30
秒間、金については100W、150 秒間行った。得られたク
ロム層の厚さは32.2Åであり、金層の厚さは474 Åであ
った。この測定チップを11- メルカプトウンデカン酸の
1mMエタノ−ル溶液に24時間浸漬し、金属層上に有機薄
膜層を形成させた。次いで、50μl の5%アビジン溶液
を同一チップ上の3箇所に滴下し、アビジン分子と有機
薄膜層上の分子との間にアミド結合を形成させ、アビジ
ン分子を固定化した。
【0043】次に、5’末端にビオチンを結合させた下
記の3種類のPNAを合成した(日本パーセプティブ社
に合成を委託)。これらのPNAは、毒素産生菌Vibrio
parahaemolyticus(腸炎ビブリオ)の毒性の要因とな
tdh1、tdh2、trh2の3種類の遺伝子の一部と相補的な
配列を持つ。 配列1(tdh1):AAGTTATTAATCAAT 配列2(tdh2):TTTTTATTATATCCG 配列3(trh2):CCCAGTTAAGGCAAT 上記PNAを含む溶液(10μl )をアビジン溶液を滴下
した位置に30μl 滴下し、PNAをアビジン・ビオチン
結合を介して測定チップ上に固定化した。
【0044】PNAを固定化した測定チップを表面プラ
ズモン共鳴バイオセンサー(電気化学計器社製のSPR
−20型のセンサーヘッド、給排液液を改造したもの)
に設置した(図10)。このバイオセンサーでは、測定
チップを水平方向に自由に移動させることができるの
で、光学系を固定したままチップ上に存在する複数の試
料の共鳴シグナルを測定することが可能である。被検出
物であるDNAは、PCR(25サイクル)で300b
p程度の断片に増幅させた。増幅させたDNAを含む溶
液を、バイオセンサーの測定セルに流し込み、流量10
μl における共鳴シグナルを測定した。結果を表6に示
す。
【0045】
【表6】
【0046】表6に示すよう配列1〜3のいずれも30
0RU(換算値)前後のシグナルを得ており、DNAの
結合がない場合(陰性)のシグナルが10〜20RU
(換算値)であることを考慮すると、固定した3種類の
PNAにDNAが結合したもの(陽性)と考えられる。
【0047】〔実施例5〕実施例4と同様に青板ガラス
上に金属層、有機薄膜層を形成させ、4枚の測定チップ
を作製した。次いで、50μl の5%アビジン溶液を4枚
のチップ上の2箇所に滴下し(合計8箇所)、アビジン
分子を固定化した。次に、5’末端にビオチンを結合さ
せた下記の8種類のPNAを合成した(日本パーセプテ
ィブ社に合成を委託)。配列1〜3は、Vibrio parahae
molyticustdh1、tdh2、trh2遺伝子のそれぞれの一部
と相補的な配列を持つPNAであり、配列4はSalmonel
la enteritidis(サルモネラ)の18S rRNA、配列5はBo
rderella pertussis(百日咳菌)の百日咳毒素、配列6
Vibrio chorera(コレラ)のコレラ毒素、配列7はEs
cherichia coli 0157 (病原性大腸菌O157)のベロ毒素
1、配列8はEscherichia coli 0157 のベロ毒素2と相
補的な配列を持つPNAである。つ。
【0048】 配列1:AAGTTATTAATCAAT 配列2:TTTTTATTATATCCG 配列3:CCCAGTTAAGGCAAT 配列4:GGCAAACCGTATTAC 配列5:CCAAAGTATTTCCCT 配列6:AATTCGGGTTAATTG 配列7:GGGCGTTATGCCGTA 配列8:TGCAGAGTGGTATAA
【0049】上記PNAを含む溶液(10μl )をアビジ
ン溶液を滴下した位置に30μl 滴下し、PNAをアビジ
ン・ビオチン結合を介して測定チップ上に固定化した。
PNAを固定化した測定チップを実施例4で使用した表
面プラズモン共鳴バイオセンサーに設置した。被検出物
であるDNAは、実施例4と同様にPCRで増幅させ
た。DNAは、大腸菌O157、腸炎ビブリオ、サルモネラ
のそれぞれから調製したDNAと、大腸菌O157から調製
したDNAとサルモネラから調製したDNAの混合物の
4種類使用した。増幅させたDNAを含む溶液を、バイ
オセンサーの測定セルに流し込み、流量10μl におけ
る共鳴シグナルを測定した。結果を表7に示す。
【0050】
【表7】
【0051】表7に示すように、各種微生物に対して陽
性の場合300RU程度、陰性の場合30RU以下のシ
グナルが得られた。
【0052】
【発明の効果】本発明は、DNAの新規な検出方法を提
供する。この方法は、電気的に中性であるPNAをプロ
ーブとして用いるので、DNAをプローブとした場合で
は検出できないような低濃度のDNAも検出することが
でき、また、塩濃度の低い条件下でも高い感度でDNA
を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DNAとPNAの化学構造を示す図である。
【図2】本発明の検出方法に使用する表面プラズモン共
鳴バイオセンサーの一実施例を示す図である。
【図3】本発明の検出方法に使用する表面プラズモン共
鳴バイオセンサー用測定チップの一実施例を示す図であ
る。
【図4】病原性大腸菌O−157の二型ベロ毒素をコー
ドするDNAの塩基配列を示す図である。
【図5】試料DNAの鎖長を143 bpとした場合の増幅産
物の量と共鳴シグナルの関係を示す図である。
【図6】試料DNAの鎖長を256 bpとした場合の増幅産
物の量と共鳴シグナルの関係を示す図である。
【図7】試料DNAの鎖長を284 bpとした場合の増幅産
物の量と共鳴シグナルの関係を示す図である。
【図8】試料DNAの鎖長を391 bpとした場合の増幅産
物の量と共鳴シグナルの関係を示す図である。
【図9】試料DNAの鎖長の長さと共鳴シグナルの関係
を示す図である。
【図10】本発明の検出方法に使用する表面プラズモン
共鳴バイオセンサーの一実施例を示す図である。
【符号の説明】
1…透明基板 2…金属膜 3…有機物質層 4…アビジン 5…ビオチン 6…プローブPNA 7…カートリッジブロック 71…測定セル 72,73…流路 8…光源 80…入射光 9…検出器 90…反射光 10…測定チップ
フロントページの続き (72)発明者 永田 良平 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目的とするDNAの一部又は全部の塩基
    配列と相補的な塩基配列を有するPNAをプローブとし
    て、目的とするDNAを検出することを特徴とするDN
    Aの検出方法。
  2. 【請求項2】 目的とするDNAをポリメラーゼ連鎖反
    応により増幅した後に目的とするDNAを検出すること
    を特徴とする請求項1記載のDNAの検出方法。
  3. 【請求項3】 プローブとして用いるPNAを表面プラ
    ズモン共鳴バイオセンサー用測定チップに固定し、該バ
    イオセンサーにより目的とするDNAを検出することを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載のDNAの検出方
    法。
  4. 【請求項4】 二種類以上のDNAを検出することを特
    徴とする請求項3記載のDNAの検出方法。
JP10141433A 1997-07-09 1998-05-22 プローブpnaによるdnaの検出方法 Pending JPH11332595A (ja)

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