JPH11331853A - 映像配信装置およびそのシステム - Google Patents
映像配信装置およびそのシステムInfo
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- JPH11331853A JPH11331853A JP10136301A JP13630198A JPH11331853A JP H11331853 A JPH11331853 A JP H11331853A JP 10136301 A JP10136301 A JP 10136301A JP 13630198 A JP13630198 A JP 13630198A JP H11331853 A JPH11331853 A JP H11331853A
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- Studio Circuits (AREA)
- Details Of Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】表示装置上で指定された映像などの情報をTV
信号に変換してTVのアンテナ用同軸ケーブルなどを用
いた放送ネットワーク上に配信する映像配信装置を提供
する。 【解決手段】表示装置において指定されたデジタル映像
情報を取り込む映像出力インターフェース部10と、該
映像情報の少なくともTV出力したときの1画面分の画
像を保持するフレームメモリ20と、前記映像出力イン
ターフェース部から出力されるディジタルデータをアナ
ログ化するビデオエンコーダ30と、前記ビデオエンコ
ーダから出力されるアナログデータをTVのアンテナ用
同軸ケーブルなどを用いた放送ネットワークに流せるよ
うなTV信号に変換する変調部8とで構成される情報変
換装置6を有する映像配信装置を用いて、配信すべき映
像などの情報をTV信号に変換して放送ネットワーク上
に配信する。
信号に変換してTVのアンテナ用同軸ケーブルなどを用
いた放送ネットワーク上に配信する映像配信装置を提供
する。 【解決手段】表示装置において指定されたデジタル映像
情報を取り込む映像出力インターフェース部10と、該
映像情報の少なくともTV出力したときの1画面分の画
像を保持するフレームメモリ20と、前記映像出力イン
ターフェース部から出力されるディジタルデータをアナ
ログ化するビデオエンコーダ30と、前記ビデオエンコ
ーダから出力されるアナログデータをTVのアンテナ用
同軸ケーブルなどを用いた放送ネットワークに流せるよ
うなTV信号に変換する変調部8とで構成される情報変
換装置6を有する映像配信装置を用いて、配信すべき映
像などの情報をTV信号に変換して放送ネットワーク上
に配信する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NTSC信号、P
AL信号、SECAM信号、ハイビジョン方式のような
テレビジョン放送用の信号(以下TV信号という)を用
いて動画や静止画といった情報(以下映像情報という)
あるいは文字の情報(以下、言語情報という)を配信す
るシステムに係り、特に、デジタル映像情報をTV信号
に変換して配信する映像配信システムとその装置に関す
る。
AL信号、SECAM信号、ハイビジョン方式のような
テレビジョン放送用の信号(以下TV信号という)を用
いて動画や静止画といった情報(以下映像情報という)
あるいは文字の情報(以下、言語情報という)を配信す
るシステムに係り、特に、デジタル映像情報をTV信号
に変換して配信する映像配信システムとその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の映像配信システムは、情報サーバ
にある種の回線を介して複数の受信端末が接続されてお
り、情報サーバからの情報を上記回線を通じて各受信端
末に配信される。上記回線は、例えば、LAN(Local Area
Network)、ISDN(Integrated Services Digital Networ
k)、電話線、インターネット、光ファイバーなどやこれ
らの複合体で構成されるが、これらの回線の帯域は、約
100メガビット/秒〜数十キロビット/秒程度である。
しかしながら、これらの回線に映像情報を流そうとする
と、例えば解像度640×480のフルカラーかつフルフレー
ムの映像情報は約150メガビット/秒の帯域が必要なた
め、このような映像情報はそのままでは一括して回線に
配信することはできない。このため、「ポイント図解式
最新MPEG教科書」(マルチメディア通信研究会編、株式
会社アスキー発行)の7ページから8ページに記載され
ているように、配信すべき映像情報を、例えば、MPEG(M
oving Picture Experts Group)などのアルゴリズムを用
いて圧縮して配信している。
にある種の回線を介して複数の受信端末が接続されてお
り、情報サーバからの情報を上記回線を通じて各受信端
末に配信される。上記回線は、例えば、LAN(Local Area
Network)、ISDN(Integrated Services Digital Networ
k)、電話線、インターネット、光ファイバーなどやこれ
らの複合体で構成されるが、これらの回線の帯域は、約
100メガビット/秒〜数十キロビット/秒程度である。
しかしながら、これらの回線に映像情報を流そうとする
と、例えば解像度640×480のフルカラーかつフルフレー
ムの映像情報は約150メガビット/秒の帯域が必要なた
め、このような映像情報はそのままでは一括して回線に
配信することはできない。このため、「ポイント図解式
最新MPEG教科書」(マルチメディア通信研究会編、株式
会社アスキー発行)の7ページから8ページに記載され
ているように、配信すべき映像情報を、例えば、MPEG(M
oving Picture Experts Group)などのアルゴリズムを用
いて圧縮して配信している。
【0003】また、画像情報を変換する装置において
は、該装置が有する表示装置(表示画面)に表示されて
いる画像全体の情報に限ってその情報をTV信号に変換
する技術(スキャンコンバータ等)が従来技術として知
られている。
は、該装置が有する表示装置(表示画面)に表示されて
いる画像全体の情報に限ってその情報をTV信号に変換
する技術(スキャンコンバータ等)が従来技術として知
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、情報を
圧縮して配信する上記従来技術では、受信端末には圧縮
された映像情報を伸長する装置が必要となるため、受信
端末のコストが上がる。また、圧縮された映像情報を伸
長して表示するため、映像情報の質が悪くなる可能性が
ある。例えば、電話線など低帯域の回線を使って映像情
報を配信する場合、圧縮率を高めて圧縮して配信する
が、「総合マルチメディア選書MPEG」(テレビジョン学会
編、オーム社発行)の182ページから184ページに
記載されているように、圧縮率を高めると符号化の厳し
い画像で大幅な劣化を生じてしまう。
圧縮して配信する上記従来技術では、受信端末には圧縮
された映像情報を伸長する装置が必要となるため、受信
端末のコストが上がる。また、圧縮された映像情報を伸
長して表示するため、映像情報の質が悪くなる可能性が
ある。例えば、電話線など低帯域の回線を使って映像情
報を配信する場合、圧縮率を高めて圧縮して配信する
が、「総合マルチメディア選書MPEG」(テレビジョン学会
編、オーム社発行)の182ページから184ページに
記載されているように、圧縮率を高めると符号化の厳し
い画像で大幅な劣化を生じてしまう。
【0005】また、従来の画像の情報をTV信号に変換
する装置においては、該装置が有する表示装置に表示さ
れている一部分の情報を指定してTV信号に変換するこ
とは考慮されておらず、変換する情報の自由度に欠いて
いた。
する装置においては、該装置が有する表示装置に表示さ
れている一部分の情報を指定してTV信号に変換するこ
とは考慮されておらず、変換する情報の自由度に欠いて
いた。
【0006】本願発明は、配信すべき映像情報の劣化を
防止しつつ、大容量のデータを配信することが第一の課
題である。
防止しつつ、大容量のデータを配信することが第一の課
題である。
【0007】また、任意の画像情報を指定してTV信号
に変換し、配信するシステムを構築することが第二の課
題である。
に変換し、配信するシステムを構築することが第二の課
題である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本願発明は以下のような手段を採用した。
めに、本願発明は以下のような手段を採用した。
【0009】すなわち、デジタル映像情報を表示する表
示装置と、前記デジタル映像情報を記憶する記憶装置
と、前記表示装置で表示されたデジタル映像情報を指定
する指定手段と、前記指定手段で指定されたデジタル映
像情報に対応する前記記憶装置に記憶された前記デジタ
ル映像情報を前記記憶装置から出力する出力手段と、前
記出力手段で出力されたデジタル映像情報をアナログ映
像情報に変換する情報変換装置と、前記変換されたアナ
ログ映像情報をTV信号に変換する変調部と、前記変換
されたTV信号を順次出力するTV信号出力手段とを有
する映像配信装置とした。
示装置と、前記デジタル映像情報を記憶する記憶装置
と、前記表示装置で表示されたデジタル映像情報を指定
する指定手段と、前記指定手段で指定されたデジタル映
像情報に対応する前記記憶装置に記憶された前記デジタ
ル映像情報を前記記憶装置から出力する出力手段と、前
記出力手段で出力されたデジタル映像情報をアナログ映
像情報に変換する情報変換装置と、前記変換されたアナ
ログ映像情報をTV信号に変換する変調部と、前記変換
されたTV信号を順次出力するTV信号出力手段とを有
する映像配信装置とした。
【0010】また、前記情報変換装置は、前記出力され
たデジタル映像情報を加工する映像出力インターフェー
ス部と、前記映像出力インターフェースで加工された前
記デジタル映像情報を格納するフレームメモリと、前記
フレームメモリに格納された前記デジタル映像情報をア
ナログ化するビデオエンコーダとを有する構成とするこ
とも考えられる。
たデジタル映像情報を加工する映像出力インターフェー
ス部と、前記映像出力インターフェースで加工された前
記デジタル映像情報を格納するフレームメモリと、前記
フレームメモリに格納された前記デジタル映像情報をア
ナログ化するビデオエンコーダとを有する構成とするこ
とも考えられる。
【0011】さらに、前記映像出力インターフェース部
は、前記指定されたデジタル映像情報に含まれる色情報
を所定の形式に変換する色変換部と、前記色変換部で変
換された映像情報をスケーリングして前記フレームメモ
リに格納するスケーリング部とを有する構成とした。
は、前記指定されたデジタル映像情報に含まれる色情報
を所定の形式に変換する色変換部と、前記色変換部で変
換された映像情報をスケーリングして前記フレームメモ
リに格納するスケーリング部とを有する構成とした。
【0012】インタレース方式を採用するTV信号の受
信装置でフリッカを起こさないようにするために、前記
スケーリング部は、前記スケーリングされた映像情報を
フレームメモリに格納する際に同一の前記映像情報を複
数のフレームメモリに格納する構成とすることが考えら
れる。
信装置でフリッカを起こさないようにするために、前記
スケーリング部は、前記スケーリングされた映像情報を
フレームメモリに格納する際に同一の前記映像情報を複
数のフレームメモリに格納する構成とすることが考えら
れる。
【0013】あるいは、映画の字幕といった映像情報に
付随する言語情報をあわせて配信するために、 前記出
力手段は前記指定されたデジタル映像情報に加えて言語
情報を出力する手段であり、前記情報変換装置は前記出
力手段で出力されたデジタル映像情報及び言語情報をま
とめてアナログ映像情報に変換する情報変換装置という
構成を有する映像配信装置も考えられる。
付随する言語情報をあわせて配信するために、 前記出
力手段は前記指定されたデジタル映像情報に加えて言語
情報を出力する手段であり、前記情報変換装置は前記出
力手段で出力されたデジタル映像情報及び言語情報をま
とめてアナログ映像情報に変換する情報変換装置という
構成を有する映像配信装置も考えられる。
【0014】また、上記の映像配信装置とTV信号配信
用の同軸ケーブルとTV信号受信用の受信端末とで映像
配信システムを構成することも考えられる。
用の同軸ケーブルとTV信号受信用の受信端末とで映像
配信システムを構成することも考えられる。
【0015】さらに、上記の映像配信装置を操作するた
めのプログラムを格納した読み取り可能な記憶媒体も構
成することができる。
めのプログラムを格納した読み取り可能な記憶媒体も構
成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施例につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0017】図2は、本実施例の映像配信システムを構
成する映像配信装置を適応しうるパーソナルコンピュー
タ等の情報処理装置のハードウェア構成図である。
成する映像配信装置を適応しうるパーソナルコンピュー
タ等の情報処理装置のハードウェア構成図である。
【0018】図2に示すように、該装置は、CPU1
と、主記憶2と、補助記憶装置3と、入力装置4と、表
示装置5と、情報変換装置6と、音声再生装置7と、変
調装置8とを有して構成される。そして、各構成要素
は、バス9によって接続され、各構成要素間で、必要な
情報が伝送可能に構成されている。
と、主記憶2と、補助記憶装置3と、入力装置4と、表
示装置5と、情報変換装置6と、音声再生装置7と、変
調装置8とを有して構成される。そして、各構成要素
は、バス9によって接続され、各構成要素間で、必要な
情報が伝送可能に構成されている。
【0019】主記憶2は、必要なデータを一時的に格納
するワークエリアとして機能したり、必要なプログラム
を格納するための手段であり、前者に対してはRAM、
後者に対してはROM等によって実現できる。補助記憶
装置3は、該装置の動作を制御するためのプログラムや
配信すべき映像や音声、文字データといった情報等を保
存しておく手段であり、例えば、フロッピーディスク、
ハードディスク、メモリカードなどによって実現でき
る。入力装置4は、必要な命令や情報入力するための手
段であり、例えば、キーボードや、マウス等のポインテ
ィングデバイスによって実現できる。表示装置5は、配
信すべき情報の内容を表示したり、配信すべき情報を作
成する過程に発生する情報等を表示する手段であり、例
えば、CRT、ELディスプレイ、プラズマディスプレ
イ、液晶ディスプレイ等によって実現できる。情報変換
装置6は、主記憶2に格納されている情報や表示装置5
に表示されている情報をアナログ映像情報であるTV信
号に変換するための手段である。音声再生装置7は、デ
ィジタル化されている音声データをアナログ化して出力
するための手段である。変調装置8は、情報変換装置6
から出力されるビデオ(コンポジット)信号と、音声再
生装置7から出力される音声信号とをTV信号に変調す
るための手段である。音声再生装置7及び変調装置8
は、公知の技術であるので、ここでは詳細な説明は省略
する。
するワークエリアとして機能したり、必要なプログラム
を格納するための手段であり、前者に対してはRAM、
後者に対してはROM等によって実現できる。補助記憶
装置3は、該装置の動作を制御するためのプログラムや
配信すべき映像や音声、文字データといった情報等を保
存しておく手段であり、例えば、フロッピーディスク、
ハードディスク、メモリカードなどによって実現でき
る。入力装置4は、必要な命令や情報入力するための手
段であり、例えば、キーボードや、マウス等のポインテ
ィングデバイスによって実現できる。表示装置5は、配
信すべき情報の内容を表示したり、配信すべき情報を作
成する過程に発生する情報等を表示する手段であり、例
えば、CRT、ELディスプレイ、プラズマディスプレ
イ、液晶ディスプレイ等によって実現できる。情報変換
装置6は、主記憶2に格納されている情報や表示装置5
に表示されている情報をアナログ映像情報であるTV信
号に変換するための手段である。音声再生装置7は、デ
ィジタル化されている音声データをアナログ化して出力
するための手段である。変調装置8は、情報変換装置6
から出力されるビデオ(コンポジット)信号と、音声再
生装置7から出力される音声信号とをTV信号に変調す
るための手段である。音声再生装置7及び変調装置8
は、公知の技術であるので、ここでは詳細な説明は省略
する。
【0020】また、変調装置8は、情報変換装置6と音
声再生装置7とに接続され、情報変換装置6と音声再生
装置7とから情報を伝送可能なように構成されている。
声再生装置7とに接続され、情報変換装置6と音声再生
装置7とから情報を伝送可能なように構成されている。
【0021】また、CPU1は、主記憶2や補助記憶装
置3に、予め格納されているプログラムに従って所定の
動作を行う。
置3に、予め格納されているプログラムに従って所定の
動作を行う。
【0022】次に、図3に、情報変換装置6のブロック
構成図を示す。
構成図を示す。
【0023】図3に示すように、情報変換装置6は、映
像出力インターフェース部10と、フレームメモリ20
と、ビデオエンコーダ30とを有して構成される。
像出力インターフェース部10と、フレームメモリ20
と、ビデオエンコーダ30とを有して構成される。
【0024】映像出力インターフェース部10は、バス
9に接続されており、主記憶2に格納されている情報や
表示装置5に表示されている情報を一度フレームメモリ
20に格納し、さらに、フレームメモリ20に格納した
情報をビデオエンコーダ30に出力する。
9に接続されており、主記憶2に格納されている情報や
表示装置5に表示されている情報を一度フレームメモリ
20に格納し、さらに、フレームメモリ20に格納した
情報をビデオエンコーダ30に出力する。
【0025】フレームメモリ20は、ビデオエンコーダ
20に出力する情報(映像)の少なくとも1画面(フレ
ーム)分の画像を保持ためのものであり、映像出力イン
ターフェース部10に接続される。
20に出力する情報(映像)の少なくとも1画面(フレ
ーム)分の画像を保持ためのものであり、映像出力イン
ターフェース部10に接続される。
【0026】ビデオエンコーダ30は、変調装置8に接
続されており、映像出力インターフェース部10から出
力されるディジタルデータをアナログ化して変調装置8
に出力する。例えば、変調装置8に出力すべきTV信号
がNTSC形式の信号であれば、ビデオエンコーダ30
はNTSCエンコーダとして実現できる。この場合、映
像出力インターフェース部10から出力されるNTSC
形式のインターレース信号における奇数フィールド信号
と偶数フィールド信号とをアナログ化して出力する。
続されており、映像出力インターフェース部10から出
力されるディジタルデータをアナログ化して変調装置8
に出力する。例えば、変調装置8に出力すべきTV信号
がNTSC形式の信号であれば、ビデオエンコーダ30
はNTSCエンコーダとして実現できる。この場合、映
像出力インターフェース部10から出力されるNTSC
形式のインターレース信号における奇数フィールド信号
と偶数フィールド信号とをアナログ化して出力する。
【0027】次に、図4に、映像出力インターフェース
部10のブロック構成図を示す。
部10のブロック構成図を示す。
【0028】図4に示すように、映像出力インターフェ
ース部10は、バス入出力部11と、DMA転送制御部
12と、色変換部13と、スケーリング部14と、ビデ
オ信号入出力部15とを有して構成される。
ース部10は、バス入出力部11と、DMA転送制御部
12と、色変換部13と、スケーリング部14と、ビデ
オ信号入出力部15とを有して構成される。
【0029】バス入出力部11は、一般的に情報処理装
置などで採用されているPCIやISAなどのバスのプ
ロトコルに従って実現され、バス9にデータを流した
り、バス9に流れているデータを取得する。
置などで採用されているPCIやISAなどのバスのプ
ロトコルに従って実現され、バス9にデータを流した
り、バス9に流れているデータを取得する。
【0030】DMA転送制御部12は、主記憶2に格納
されている情報あるいは表示装置5に表示されている情
報を、バス9とバス入出力部11とを介してDMA(リ
ードDMA)転送し、色変換部13に出力する。DMA
転送される情報(データ)は最終的にTV信号に変換さ
れるため、この場合、主記憶2に格納されている情報あ
るいは表示装置5に表示されている情報はビットマップ
データとして扱われ、情報変換装置6によってTV信号
に変換される。したがって、これらの情報は解像度や色
フォーマットなどの属性を有する。
されている情報あるいは表示装置5に表示されている情
報を、バス9とバス入出力部11とを介してDMA(リ
ードDMA)転送し、色変換部13に出力する。DMA
転送される情報(データ)は最終的にTV信号に変換さ
れるため、この場合、主記憶2に格納されている情報あ
るいは表示装置5に表示されている情報はビットマップ
データとして扱われ、情報変換装置6によってTV信号
に変換される。したがって、これらの情報は解像度や色
フォーマットなどの属性を有する。
【0031】色変換部13は、DMA転送制御部12か
ら出力されるデータの色フォーマットを変換し、スケー
リング部14へ出力する。通常、NTSC信号の映像デ
ータにおける色フォーマットはYUV形式であるが、主
記憶2に格納されているデータあるいは表示装置5に表
示されているデータの色フォーマットはRGB形式であ
ることが多い。したがって、色変換部13は、少なくと
もRGB形式からYUV形式に変換する機能を有する。
ら出力されるデータの色フォーマットを変換し、スケー
リング部14へ出力する。通常、NTSC信号の映像デ
ータにおける色フォーマットはYUV形式であるが、主
記憶2に格納されているデータあるいは表示装置5に表
示されているデータの色フォーマットはRGB形式であ
ることが多い。したがって、色変換部13は、少なくと
もRGB形式からYUV形式に変換する機能を有する。
【0032】スケーリング部14は、DMA転送された
任意の解像度を持つ(ビットマップ)データをTV信号
として出力可能な解像度にスケーリングし、フレームメ
モリ30に格納する。また、ビデオエンコーダ20がN
TSCエンコーダの場合、フレームメモリ30には、イ
ンターレース信号における奇数フィールドデータと偶数
フィールドデータとを別々に格納する領域を持たせ、D
MA転送されるビットマップデータの奇数ラインのデー
タをフレームメモリ30の奇数フィールドデータを格納
する領域へ、偶数ラインのデータを偶数フィールドデー
タを格納する領域へそれぞれ格納するようにする。ま
た、フレームメモリ30の奇数フィールドデータと偶数
フィールドデータを格納するそれぞれの領域に、同じデ
ータ、例えば、上記ビットマップデータ全体を格納する
ようにしてもよい。
任意の解像度を持つ(ビットマップ)データをTV信号
として出力可能な解像度にスケーリングし、フレームメ
モリ30に格納する。また、ビデオエンコーダ20がN
TSCエンコーダの場合、フレームメモリ30には、イ
ンターレース信号における奇数フィールドデータと偶数
フィールドデータとを別々に格納する領域を持たせ、D
MA転送されるビットマップデータの奇数ラインのデー
タをフレームメモリ30の奇数フィールドデータを格納
する領域へ、偶数ラインのデータを偶数フィールドデー
タを格納する領域へそれぞれ格納するようにする。ま
た、フレームメモリ30の奇数フィールドデータと偶数
フィールドデータを格納するそれぞれの領域に、同じデ
ータ、例えば、上記ビットマップデータ全体を格納する
ようにしてもよい。
【0033】ビデオ信号入出力部15は、フレームメモ
リ30に格納されたデータをビデオエンコーダ20に出
力する。ビデオエンコーダ20がNTSCエンコーダの
場合、インターレースにおける奇数フィールドデータと
偶数フィールドデータとを時系列に順次出力する。つま
り、ビデオエンコーダ20からは、現在出力するデータ
が奇数フィールドデータか偶数フィールドデータかを示
す信号が送られてくるので、該信号にしたがって、フレ
ームメモリ30内の各々のフィールドデータ出力する。
また、該信号によらず、常に同じフィールドのデータを
出力するようにしてもよい。
リ30に格納されたデータをビデオエンコーダ20に出
力する。ビデオエンコーダ20がNTSCエンコーダの
場合、インターレースにおける奇数フィールドデータと
偶数フィールドデータとを時系列に順次出力する。つま
り、ビデオエンコーダ20からは、現在出力するデータ
が奇数フィールドデータか偶数フィールドデータかを示
す信号が送られてくるので、該信号にしたがって、フレ
ームメモリ30内の各々のフィールドデータ出力する。
また、該信号によらず、常に同じフィールドのデータを
出力するようにしてもよい。
【0034】図5に映像出力インターフェース部10が
有するレジスタ構成の一例を示す。
有するレジスタ構成の一例を示す。
【0035】レジスタは、少なくとも入力解像度301
と、色フォーマット302と、転送元アドレス303
と、DMAコントロール304とから構成される。
と、色フォーマット302と、転送元アドレス303
と、DMAコントロール304とから構成される。
【0036】入力解像度301は、DMA転送されるビ
ットマップデータの解像度を指定する。色フォーマット
302は、DMA転送されるビットマップデータの色フ
ォーマットを指定する。転送元アドレス303は、DM
A転送されるデータが格納されている領域の、CPU1
がアドレッシング可能なアドレスを指定する。DMAコ
ントロール304は、DMA転送の起動と終了を指定す
る。例えば、ONを指定するものであるならばDMA転
送を起動し、OFFを指定するものであればDMA転送
を終了する。
ットマップデータの解像度を指定する。色フォーマット
302は、DMA転送されるビットマップデータの色フ
ォーマットを指定する。転送元アドレス303は、DM
A転送されるデータが格納されている領域の、CPU1
がアドレッシング可能なアドレスを指定する。DMAコ
ントロール304は、DMA転送の起動と終了を指定す
る。例えば、ONを指定するものであるならばDMA転
送を起動し、OFFを指定するものであればDMA転送
を終了する。
【0037】各レジスタにあらかじめ設定された値にし
たがって、映像出力インターフェース部10は動作する
ことになる。また、各レジスタに値を設定するのは、情
報変換装置6を駆動するためのプログラムであり、該プ
ログラムは主記憶2や補助記憶装置3に格納され、CP
U1によって実行される。ユーザは該プログラムを介し
て、所望の設定値を各レジスタに設定することになる。
たがって、映像出力インターフェース部10は動作する
ことになる。また、各レジスタに値を設定するのは、情
報変換装置6を駆動するためのプログラムであり、該プ
ログラムは主記憶2や補助記憶装置3に格納され、CP
U1によって実行される。ユーザは該プログラムを介し
て、所望の設定値を各レジスタに設定することになる。
【0038】次に、情報変換装置6における各レジスタ
の設定値と動作について説明する。ここでは、各レジス
タの設定値が図5に示す内容である場合について説明す
る。
の設定値と動作について説明する。ここでは、各レジス
タの設定値が図5に示す内容である場合について説明す
る。
【0039】図5において、転送元アドレス303のレ
ジスタの内容が主記憶2上の任意の領域の先頭アドレス
を指し示しているとすると、該領域に格納されている解
像度が320×240のデータが情報変換装置6にDM
A転送され、TV信号となって出力されることになる。
ジスタの内容が主記憶2上の任意の領域の先頭アドレス
を指し示しているとすると、該領域に格納されている解
像度が320×240のデータが情報変換装置6にDM
A転送され、TV信号となって出力されることになる。
【0040】以下、TV信号とするために、映像出力イ
ンターフェース部10からビデオエンコーダ20に出力
されるデータの解像度を640×480、ビデオエンコ
ーダ20をNTSCエンコーダと仮定して説明する。
ンターフェース部10からビデオエンコーダ20に出力
されるデータの解像度を640×480、ビデオエンコ
ーダ20をNTSCエンコーダと仮定して説明する。
【0041】DMAコントロール304のレジスタの内
容がOFFからONに変わると、DMA転送が開始す
る。まず、DMA転送制御部12が、転送元アドレス3
03のレジスタで指定されるCPUアドレス10000000番
地からリードDMA転送によって順次データを取得す
る。この時、DMA転送によって読み出されるデータ量
は、色フォーマット302のレジスタの内容がRGB2
4、入力解像度301のレジスタの内容が320×24
0であるので、230400バイトとなる。このデータ
がTV信号に変換されたときの1フレーム分の信号のデ
ータとなる。また、上記転送元アドレスの指定によっ
て、主記憶2に格納されているデータや表示装置5に表
示されている(VRAM上の)データを転送することができ
る。
容がOFFからONに変わると、DMA転送が開始す
る。まず、DMA転送制御部12が、転送元アドレス3
03のレジスタで指定されるCPUアドレス10000000番
地からリードDMA転送によって順次データを取得す
る。この時、DMA転送によって読み出されるデータ量
は、色フォーマット302のレジスタの内容がRGB2
4、入力解像度301のレジスタの内容が320×24
0であるので、230400バイトとなる。このデータ
がTV信号に変換されたときの1フレーム分の信号のデ
ータとなる。また、上記転送元アドレスの指定によっ
て、主記憶2に格納されているデータや表示装置5に表
示されている(VRAM上の)データを転送することができ
る。
【0042】色変換部13は、R、G、B成分とも8ビ
ットずつで表現されるRGB形式のDMA転送されたデ
ータをYUV形式に変換する。さらに、スケーリング部
14は、横方向に2倍、縦方向に2倍にそれぞれ拡大
し、フレームメモリ30に格納する。この時、縦横それ
ぞれ2倍されたデータの奇数ラインのデータと偶数ライ
ンのデータをそれぞれフレームメモリ30の異なる領域
に格納する。
ットずつで表現されるRGB形式のDMA転送されたデ
ータをYUV形式に変換する。さらに、スケーリング部
14は、横方向に2倍、縦方向に2倍にそれぞれ拡大
し、フレームメモリ30に格納する。この時、縦横それ
ぞれ2倍されたデータの奇数ラインのデータと偶数ライ
ンのデータをそれぞれフレームメモリ30の異なる領域
に格納する。
【0043】また、スケーリング部14は、縦方向には
拡大せず横方向にだけ2倍して、このデータをそれぞれ
フレームメモリ30の異なる領域に格納するようにして
もよい。この場合、TV信号にしたとき、奇数フィール
ドのデータと偶数フィールドのデータとは同一であるた
め、フリッカのない映像を得ることができる。
拡大せず横方向にだけ2倍して、このデータをそれぞれ
フレームメモリ30の異なる領域に格納するようにして
もよい。この場合、TV信号にしたとき、奇数フィール
ドのデータと偶数フィールドのデータとは同一であるた
め、フリッカのない映像を得ることができる。
【0044】以上のような処理をDMAコントロール3
04のレジスタの内容がOFFになるまで繰り返す。こ
れにより、1フレーム分のデータをTV信号に順次変換
していくことによって、主記憶2に格納されているデー
タや表示装置5に表示されている(VRAM上の)データを
映像としてTV出力することができる。
04のレジスタの内容がOFFになるまで繰り返す。こ
れにより、1フレーム分のデータをTV信号に順次変換
していくことによって、主記憶2に格納されているデー
タや表示装置5に表示されている(VRAM上の)データを
映像としてTV出力することができる。
【0045】また、転送元アドレス303のレジスタの
内容が、表示装置5が具備する表示画面の任意の領域の
先頭アドレスを指し示すようにする、すなわち外部から
の指定によって転送元アドレス303のレジスタの内容
を決定することで、該表示画面に表示されている情報の
一部分をTV出力することができる。
内容が、表示装置5が具備する表示画面の任意の領域の
先頭アドレスを指し示すようにする、すなわち外部から
の指定によって転送元アドレス303のレジスタの内容
を決定することで、該表示画面に表示されている情報の
一部分をTV出力することができる。
【0046】次に、図1に、上記映像配信装置を使用し
た映像配信システムの構成例を示す。
た映像配信システムの構成例を示す。
【0047】図1において、50は本発明を適用した図
2に示した構成からなる映像配信装置、60はパーソナ
ルコンピュータなどの情報処理装置で構成される映像受
信装置、70はTV信号受像機で構成される映像受信装
置、80はTV信号を分配する分配器、90はインピー
ダンスが75ΩのTVのアンテナ用同軸ケーブルであ
る。各装置は、同軸ケーブル90を介して分配器80に
接続され、各映像受信装置は、映像配信装置から配信さ
れる映像を受信し表示可能なように構成されている。本
構成例では、映像受信装置は2つしか接続させていない
が、その数に制限はない。
2に示した構成からなる映像配信装置、60はパーソナ
ルコンピュータなどの情報処理装置で構成される映像受
信装置、70はTV信号受像機で構成される映像受信装
置、80はTV信号を分配する分配器、90はインピー
ダンスが75ΩのTVのアンテナ用同軸ケーブルであ
る。各装置は、同軸ケーブル90を介して分配器80に
接続され、各映像受信装置は、映像配信装置から配信さ
れる映像を受信し表示可能なように構成されている。本
構成例では、映像受信装置は2つしか接続させていない
が、その数に制限はない。
【0048】映像受信装置60のように情報処理装置で
構成される映像受信装置は、映像配信装置から配信され
る映像を受信するために、TVチューナーやビデオキャ
プチャ装置、音声再生装置などを有するものとする。T
V信号受像機70及び分配器80は、一般的なTV信号
受信機及び分配器を適用可能である。
構成される映像受信装置は、映像配信装置から配信され
る映像を受信するために、TVチューナーやビデオキャ
プチャ装置、音声再生装置などを有するものとする。T
V信号受像機70及び分配器80は、一般的なTV信号
受信機及び分配器を適用可能である。
【0049】図1に示した映像配信システムの動作につ
いて、図6のフローチャートを用いて説明する。
いて、図6のフローチャートを用いて説明する。
【0050】図6に示すように、まず、映像配信装置5
0上で配信すべき映像を作成、編集する(ステップ10
1)。ここでは、該映像は、動画やビットマップなどの
静止画、音声などを示す。配信すべき映像を作成、編集
するソフトウェアなどは、作成、編集する映像の種類に
合ったものを選択すればよい。
0上で配信すべき映像を作成、編集する(ステップ10
1)。ここでは、該映像は、動画やビットマップなどの
静止画、音声などを示す。配信すべき映像を作成、編集
するソフトウェアなどは、作成、編集する映像の種類に
合ったものを選択すればよい。
【0051】次に、作成、編集した映像を主記憶2に展
開し、図5に示したレジスタにそれぞれ適切な値を設定
する(ステップ102)。例えば、配信すべき動画の1
フレーム分の解像度が320×240で、かつ、色フォ
ーマットがRGB24ビットモードであったとすると、
図5のレジスタにおける入力解像度301に320×2
40を、色フォーマット302にRGB24をそれぞれ
設定し、転送元アドレス303には、配信する映像を展
開した主記憶2上のCPUアドレスを設定する。そして
最後に、DMAコントロール304にONを設定するこ
とでDMAを起動する。このとき、主記憶2上に展開し
た動画データは、色変換部13によってYUVフォーマ
ットに変換され、スケーリング部14によって640×
480の解像度にスケーリングされ、ビデオエンコーダ
によってTV信号に変換され、さらに、変調装置8によ
って変調されて同軸ケーブルに流される。また、同様に
音声も音声再生装置7によってアナログデータに変換さ
れ、変調装置8によってビデオ信号とともに変調され
る。主記憶2上に展開するデータを単位時間において書
き換えることによって、動画として映像を配信すること
ができ、また、書き換えなければ、静止画の映像を配信
することもできる。また、配信すべき映像があらかじめ
補助記憶装置3などにファイルとして格納されている場
合、ステップ102において、ファイルを読み出して主
記憶2上に展開すればよい。さらに、配信すべき映像を
主記憶2上ではなく、表示装置5上に展開してもよい。
この場合、図5のレジスタにおける色フォーマット30
2に表示装置5に表示するための色フォーマットを設定
し、転送元アドレス103には表示装置5上の映像を表
示するCPUアドレスを設定すればよい。これにより、
配信すべき映像を表示装置5上でモニタしながら配信す
ることができる。
開し、図5に示したレジスタにそれぞれ適切な値を設定
する(ステップ102)。例えば、配信すべき動画の1
フレーム分の解像度が320×240で、かつ、色フォ
ーマットがRGB24ビットモードであったとすると、
図5のレジスタにおける入力解像度301に320×2
40を、色フォーマット302にRGB24をそれぞれ
設定し、転送元アドレス303には、配信する映像を展
開した主記憶2上のCPUアドレスを設定する。そして
最後に、DMAコントロール304にONを設定するこ
とでDMAを起動する。このとき、主記憶2上に展開し
た動画データは、色変換部13によってYUVフォーマ
ットに変換され、スケーリング部14によって640×
480の解像度にスケーリングされ、ビデオエンコーダ
によってTV信号に変換され、さらに、変調装置8によ
って変調されて同軸ケーブルに流される。また、同様に
音声も音声再生装置7によってアナログデータに変換さ
れ、変調装置8によってビデオ信号とともに変調され
る。主記憶2上に展開するデータを単位時間において書
き換えることによって、動画として映像を配信すること
ができ、また、書き換えなければ、静止画の映像を配信
することもできる。また、配信すべき映像があらかじめ
補助記憶装置3などにファイルとして格納されている場
合、ステップ102において、ファイルを読み出して主
記憶2上に展開すればよい。さらに、配信すべき映像を
主記憶2上ではなく、表示装置5上に展開してもよい。
この場合、図5のレジスタにおける色フォーマット30
2に表示装置5に表示するための色フォーマットを設定
し、転送元アドレス103には表示装置5上の映像を表
示するCPUアドレスを設定すればよい。これにより、
配信すべき映像を表示装置5上でモニタしながら配信す
ることができる。
【0052】ここまでの一連の操作は、該映像配信装置
に記憶されたプログラムにより自動的に行うこともでき
る。具体的には、図7に示したステップによる。つま
り、映像配信装置を使用する者は、配信したい映像情報
あるいは音声情報を呼び出して表示装置に表示させ(ス
テップ111)、必要ならば表示された映像情報あるい
は音声情報を編集、加工し(ステップ112)、配信す
べき映像情報及び音声情報を指定(ステップ113)
し、指定した映像情報及び音声情報の該映像配信システ
ムへの配信を指示(ステップ114、115)する。こ
のようなプログラムを使用することで、望んだ映像ある
いは音声を映像配信システムに配信することができる。
に記憶されたプログラムにより自動的に行うこともでき
る。具体的には、図7に示したステップによる。つま
り、映像配信装置を使用する者は、配信したい映像情報
あるいは音声情報を呼び出して表示装置に表示させ(ス
テップ111)、必要ならば表示された映像情報あるい
は音声情報を編集、加工し(ステップ112)、配信す
べき映像情報及び音声情報を指定(ステップ113)
し、指定した映像情報及び音声情報の該映像配信システ
ムへの配信を指示(ステップ114、115)する。こ
のようなプログラムを使用することで、望んだ映像ある
いは音声を映像配信システムに配信することができる。
【0053】次に、配信された映像を各映像受信装置で
受信し、各映像受信装置が有する表示装置で映像を表示
し、同じく各映像受信装置が有する音声再生装置で音声
を再生する(ステップ103)。例えば、映像受信装置
60は、変調され配信されたTV信号をTVチューナー
で復調してビデオ信号と音声信号に分離する。そして、
ビデオ信号をビデオキャプチャ装置を用いて、該映像受
信装置が有する表示装置で表示する。また、分離された
音声信号は同じく該映像受信装置が有する音声再生装置
を用いて再生する。ステップ103の処理は、上記映像
配信装置における図5に示すレジスタのDMAコントロ
ールにOFFが設定される(映像の配信が終了する)ま
で、あるいは上記各映像受信装置が映像の受信を終了す
るまで、すなわち図7のステップ113で指定された映
像の受信が終了するまで続けられる。
受信し、各映像受信装置が有する表示装置で映像を表示
し、同じく各映像受信装置が有する音声再生装置で音声
を再生する(ステップ103)。例えば、映像受信装置
60は、変調され配信されたTV信号をTVチューナー
で復調してビデオ信号と音声信号に分離する。そして、
ビデオ信号をビデオキャプチャ装置を用いて、該映像受
信装置が有する表示装置で表示する。また、分離された
音声信号は同じく該映像受信装置が有する音声再生装置
を用いて再生する。ステップ103の処理は、上記映像
配信装置における図5に示すレジスタのDMAコントロ
ールにOFFが設定される(映像の配信が終了する)ま
で、あるいは上記各映像受信装置が映像の受信を終了す
るまで、すなわち図7のステップ113で指定された映
像の受信が終了するまで続けられる。
【0054】これにより、同軸ケーブル90には通常の
TV信号が流れるため、各映像受信装置は、配信された
映像を同時にかつリアルタイムに受信することができ
る。
TV信号が流れるため、各映像受信装置は、配信された
映像を同時にかつリアルタイムに受信することができ
る。
【0055】また、ステップ102において、主記憶2
上に映像を展開する際、該映像をTV信号にしたときの
垂直帰線期間に付加的なデータを多重できるように、該
付加的なデータを含めて上記主記憶上に展開することも
できる。例えば、配信される音声の内容に等しい文字字
幕データをある決められたフォーマットにエンコードし
て垂直帰線期間に多重し、そして、映像受信装置で垂直
帰線期間中に多重された該文字字幕データをデコードし
て表示すればよい。また、垂直帰線期間に多重されるデ
ータが、配信された映像をあらかじめ決められた条件の
下で可視/不可視を指定するものであるとすると、上記
映像受信装置で受信した該データに基づいて、受信した
映像を上記映像受信装置が有する表示装置に表示した
り、させなかったりすることもできる。
上に映像を展開する際、該映像をTV信号にしたときの
垂直帰線期間に付加的なデータを多重できるように、該
付加的なデータを含めて上記主記憶上に展開することも
できる。例えば、配信される音声の内容に等しい文字字
幕データをある決められたフォーマットにエンコードし
て垂直帰線期間に多重し、そして、映像受信装置で垂直
帰線期間中に多重された該文字字幕データをデコードし
て表示すればよい。また、垂直帰線期間に多重されるデ
ータが、配信された映像をあらかじめ決められた条件の
下で可視/不可視を指定するものであるとすると、上記
映像受信装置で受信した該データに基づいて、受信した
映像を上記映像受信装置が有する表示装置に表示した
り、させなかったりすることもできる。
【0056】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、情報処理装置に蓄積される、あるいは、情報処理装
置で作成された映像や文字データなどの情報を、TVの
アンテナ用同軸ケーブルなどを用いた放送ネットワーク
を介して接続される他の情報処理装置やTV受像機に配
信する、その構築が容易な映像配信システムを提供する
ことができる。
ば、情報処理装置に蓄積される、あるいは、情報処理装
置で作成された映像や文字データなどの情報を、TVの
アンテナ用同軸ケーブルなどを用いた放送ネットワーク
を介して接続される他の情報処理装置やTV受像機に配
信する、その構築が容易な映像配信システムを提供する
ことができる。
【0057】さらに、記憶装置または表示装置上に展開
される映像情報や文字情報などを、色フォーマットの変
換やスケーリングを行うなどしてTV信号に変換する、
上記記憶装置または表示装置を具備する映像配信装置を
提供することができる。
される映像情報や文字情報などを、色フォーマットの変
換やスケーリングを行うなどしてTV信号に変換する、
上記記憶装置または表示装置を具備する映像配信装置を
提供することができる。
【0058】さらに、上記表示装置上に展開される映像
情報や文字情報の一部分をTV信号に変換して配信す
る、上記表示装置を具備する映像配信装置あるいは映像
配信システムを提供することができる。
情報や文字情報の一部分をTV信号に変換して配信す
る、上記表示装置を具備する映像配信装置あるいは映像
配信システムを提供することができる。
【図1】本実施例における映像配信システムのシステム
構成図である。
構成図である。
【図2】本実施例における映像配信装置のハードウェア
構成図である。
構成図である。
【図3】本実施例における情報変換装置のハードウェア
構成図である。
構成図である。
【図4】本実施例における映像出力インターフェース部
のハードウェア構成図である。
のハードウェア構成図である。
【図5】本実施例における情報変換装置のレジスタ構成
の一例を示す図である。
の一例を示す図である。
【図6】本実施例における映像配信システムの処理フロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図7】本実施例における映像配信プログラムを使用す
る場合のフローチャートの一例である。
る場合のフローチャートの一例である。
1…CPU、2…主記憶、3…補助記憶装置、4…入力
装置、5…表示装置、6…情報変換装置、7…音声再生
装置、8…変調装置、9…バス、10…映像出力インタ
ーフェース部、20…フレームメモリ、30…ビデオエ
ンコーダ、50…映像配信装置、60…映像受信装置、
70…TV受信機、80…分配器、90…同軸ケーブル
装置、5…表示装置、6…情報変換装置、7…音声再生
装置、8…変調装置、9…バス、10…映像出力インタ
ーフェース部、20…フレームメモリ、30…ビデオエ
ンコーダ、50…映像配信装置、60…映像受信装置、
70…TV受信機、80…分配器、90…同軸ケーブル
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 11/00 H04N 11/00 11/24
Claims (11)
- 【請求項1】デジタル映像情報を表示する表示装置と、 前記デジタル映像情報を記憶する記憶装置と、 前記表示装置で表示されたデジタル映像情報を指定する
指定手段と、 前記指定手段で指定されたデジタル映像情報に対応する
前記記憶装置に記憶された前記デジタル映像情報を前記
記憶装置から出力する出力手段と、 前記出力手段で出力されたデジタル映像情報をアナログ
映像情報に変換する情報変換装置と、 前記変換されたアナログ映像情報をTV信号に変換する
変調部と、 前記変換されたTV信号を出力するTV信号出力手段
と、 を有することを特徴とする映像配信装置。 - 【請求項2】請求項1記載の映像配信装置において、 前記情報変換装置は、 前記出力されたデジタル映像情報を加工する映像出力イ
ンターフェース部と、 前記映像出力インターフェースで加工された前記デジタ
ル映像情報を格納するフレームメモリと、 前記フレームメモリに格納された前記デジタル映像情報
をアナログ化するビデオエンコーダと、 を有することを特徴とする映像配信装置。 - 【請求項3】請求項2記載の映像配信装置において、 前記映像出力インターフェース部は、 前記出力されたデジタル映像情報に含まれる色情報を所
定の形式に変換する色変換部と、 前記色変換部で変換されたデジタル映像情報をスケーリ
ングして前記フレームメモリに格納するスケーリング部
と、 を有することを特徴とする映像配信装置。 - 【請求項4】請求項3記載の映像配信装置において、 前記スケーリング部は、 前記スケーリングされたデジタル映像情報を前記フレー
ムメモリに格納する際に同一の前記デジタル映像情報を
複数の前記フレームメモリに格納することを特徴とする
映像配信装置。 - 【請求項5】請求項1、2、3及び4記載の映像配信装
置のうちのいずれか一つにおいて、 前記出力手段は、 前記指定されたデジタル映像情報に加えて言語情報を出
力する手段であり、 前記情報変換装置は、 前記出力手段で出力されたデジタル映像情報及び言語情
報をまとめてアナログ映像情報に変換する情報変換装置
であることを特徴とする映像配信装置。 - 【請求項6】デジタル映像情報を表示する表示装置と、
前記デジタル映像情報を記憶する記憶装置と、前記表示
装置で表示されたデジタル映像情報を指定する指定手段
と、前記指定手段で指定されたデジタル映像情報に対応
する前記記憶装置に記憶された前記デジタル映像情報を
前記記憶装置から出力する出力手段と、前記出力手段で
出力されたデジタル映像情報をアナログ映像情報に変換
する情報変換装置と、前記変換されたアナログ映像情報
をTV信号に変換する変調部と、前記変換されたTV信
号を順次出力するTV信号出力手段とを有する映像配信
装置と、 前記出力手段によって出力されたTV信号を配信する前
記映像配信装置に接続された配信手段と、 前記送信手段によって配信されたTV信号を受信する受
信端末と、 を有することを特徴とする映像配信システム。 - 【請求項7】請求項6記載の映像配信システムにおい
て、 前記情報変換装置は、 前記出力されたデジタル映像情報を加工する映像出力イ
ンターフェース部と、 前記映像出力インターフェースで加工された前記デジタ
ル映像情報を格納するフレームメモリと、 前記フレームメモリに格納された前記デジタル映像情報
をアナログ化するビデオエンコーダと、 を有することを特徴とする映像配信システム。 - 【請求項8】請求項7記載の映像配信システムにおい
て、 前記映像出力インターフェース部は、 前記出力されたデジタル映像情報に含まれる色情報を所
定の形式に変換する色変換部と、 前記色変換部で変換されたデジタル映像情報をスケーリ
ングして前記フレームメモリに格納するスケーリング部
と、 を有することを特徴とする映像配信システム。 - 【請求項9】デジタル映像情報を配信するための情報処
理装置であって、 デジタル映像情報を表示する表示装置と、 前記デジタル映像情報を記憶する記憶装置と、 前記表示装置で表示されたデジタル映像情報を指定する
指定手段と、 前記指定手段で指定されたデジタル映像情報に対応する
前記記憶装置に記憶された前記デジタル映像情報を前記
記憶装置から出力する出力手段と、 を有することを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項10】デジタル映像情報を表示する表示手段
と、 前記表示したデジタル映像情報の一部を指定する手段
と、 前記指定されたデジタル映像情報を出力する手段と、 前記出力されたデジタル映像情報をTV信号に変換して
配信する手段と、 を映像配信装置に実行させるためのプログラムを格納し
た読み取り可能な記憶媒体。 - 【請求項11】表示されたデジタル映像情報の一部分を
指定し、前記指定された部分のデジタル映像情報をアナ
ログなTV信号へ変換し、前記変換されたアナログ映像
情報を配信することを特徴とする映像配信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10136301A JPH11331853A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 映像配信装置およびそのシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10136301A JPH11331853A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 映像配信装置およびそのシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11331853A true JPH11331853A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=15171996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10136301A Pending JPH11331853A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 映像配信装置およびそのシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11331853A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114615444A (zh) * | 2022-05-11 | 2022-06-10 | 宏晶微电子科技股份有限公司 | 显示控制装置、数据输出方法、hdmi分配器及介质 |
-
1998
- 1998-05-19 JP JP10136301A patent/JPH11331853A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114615444A (zh) * | 2022-05-11 | 2022-06-10 | 宏晶微电子科技股份有限公司 | 显示控制装置、数据输出方法、hdmi分配器及介质 |
CN114615444B (zh) * | 2022-05-11 | 2022-09-06 | 宏晶微电子科技股份有限公司 | 显示控制装置、数据输出方法、hdmi分配器及介质 |
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