JPH11331442A - 非接触icカードを使用する電話料金管理システム - Google Patents

非接触icカードを使用する電話料金管理システム

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JPH11331442A
JPH11331442A JP10146687A JP14668798A JPH11331442A JP H11331442 A JPH11331442 A JP H11331442A JP 10146687 A JP10146687 A JP 10146687A JP 14668798 A JP14668798 A JP 14668798A JP H11331442 A JPH11331442 A JP H11331442A
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card
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telephone
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call
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JP10146687A
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Yasuo Muramatsu
靖夫 村松
Masato Yokoi
正人 横井
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ユーザーIDがあらかじめ登録されて
いる非接触ICカードと、ICカードを取り扱う店舗の
店舗処理端末装置およびPOS端末と、電話会社の管理
ホスト・コンピュータとからなり、これらは通信回線で
接続され、取り引きされたICカードの商品情報はユー
ザーIDとともに該ホスト・コンピュータに送出・記憶
され、該ICカードを使用する通話が行われた場合、ホ
スト・コンピュータは記憶されている該ユーザーIDの
商品情報から、通話量に応じて、前払い通話料金の減算
処理を行う。 【効果】 カード自体に金券的情報が書き込まれて
いないにかかわらず、カード電話端末を使用して通話が
可能であり、カードを取り扱う店舗で通話料金の支払い
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンビニエンス・
ストア等で販売される、電話使用者を特定する識別番号
( ユーザーID番号 )を有する携帯型電話カード( 非接
触ICカード )と、該電話カードを使用して通話した場
合の電話料金管理システム、および、コンビニエンス・
ストア等での電話料金請求書の支払いシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、カードを利用した通話料金の
管理方式として、磁気カードタイプのテレホンカード
が、その利便性故、公衆電話用として広く普及してい
る。料金情報はカードの磁気ストライプ部分に書き込ま
れており、カード使用可能の公衆電話端末装置は、挿入
されたカードの料金情報を読み取り、通話時間に応じ
て、その料金情報を減算し、通話が終了したときに、残
りの料金情報をカードに書込むようにしている。
【0003】しかしながら、この磁気カード型のテレホ
ンカードは、磁気カードの性質上、料金情報が比較的容
易に書き変えられるため、違法な変造カードが出回り易
く、大きな社会問題となっていた。
【0004】一方、変造を防止するため、料金情報をI
Cチップに記憶させ、これをカードに積載した、ICカ
ードタイプのテレホンカードも提案されている。とりわ
け、電話端末装置との接触端子がなく、挿入されたカー
ドと非接触の状態で信号の交換を行い、カードの料金情
報を読み取ることが可能な、非接触ICカードは、接触
型のカードに比較して接点の劣化等に起因する故障も格
段に少なく、ICチップの大きな記憶容量を利用してそ
の他のさまざまなサービスが可能であることもあいまっ
て、次世代のテレホンカードとして大きく期待されてい
る。
【0005】たしかに、ICカード型のテレホンカード
は、磁気カードと比較して変造が困難である等の大きな
利点を有するものではあるが、我々の詳細な検討によれ
ば、その普及にあたって一般にはあまり認識されていな
い現実の大きな流通上の問題を依然として有しているこ
とを指摘せざるを得ない。すなわち、かかるカードは、
例えば、1000円、3000円、5000円( および
変造の可能性が小さいことも相まっておそらくは、1
0,000円、30,000円の高額カードも大いにあ
りうる。)等の価格設定がカード自体に記録されている
点で、高額な金券的性質を有することである。このた
め、盗難や紛失した場合の損失が大きいので、これを販
売するコンビニエンス・ストアの管理者は、盗難や紛失
に備えて、管理を厳重にし、金庫に収蔵しておく必要が
ある等、その保管・管理に大きなコストを払わなければ
ならない。また、高額カードであるほど、その商品単価
が高いので、ストアにとって、過大な在庫負担となるの
である。
【0006】くわえて、このような高額の金券的性質を
有するカードは、その物流に際しても、やはり、盗難や
紛失の問題があり、物流業者も、現金そのものを輸送す
るのと同様に大きな輸送コストを負担する必要がある。
【0007】以上のごとく、保管・管理の金銭的コスト
が大きいばかりでなく、そもそも、かかる高額の金券的
性質のカードの扱いを、その性質上、場合によっても夜
中まで店をあけて営業しなければならないコンビニエン
ス・ストアの管理者等に委ねることは、それぞれの店に
きわめて大きな神経的負担を強いることを決して見逃す
ことはできない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、金券
的性質を有しない、すなわち、カード自体に金券的情報
を書き込むことがないにかかわらず、これによりテレホ
ンカードとしての通話が可能な、非接触ICカードを使
用する、電話料金の管理システムを提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、以
下の請求項で規定されるものである。
【0010】なお、〔請求項1〕は非接触ICカードを
ファンドカードとして使用する場合のシステムであり、
〔請求項2〕は、メンバーズカードとして使用する場合
のシステムである。
【0011】〔請求項1〕 少なくとも、電話使用者を
特定する識別番号があらかじめ登録されている非接触I
Cカードと、該非接触ICカードを取り扱う店舗に置か
れる店舗処理端末装置と、該非接触ICカードにより通
話が可能なカード電話端末から主としてなり、上記接続
電話会社は、該取り引きされた非接触ICカードに関す
る情報を記憶し、管理する管理用ホスト・コンピュータ
を備え、かつ、前記店舗処理端末装置と前記管理用ホス
ト・コンピュータは通信回線で接続されており、さら
に、該店舗は、そこで取り引きする商品の管理を行うP
OS端末を備えているシステムにおいて、該店舗処理端
末装置は、該端末の識別コードがあらかじめ登録されて
おり、前記非接触ICカードの該あらかじめ登録された
識別番号を、非接触的に読み込み入力する第1の入力手
段と、商品コードおよび取り引きコードをボタン入力す
る第2の入力手段と、第1および、第2の入力手段から
入力された、識別番号、商品コードおよび取り引きコー
ドを含む商品情報を記憶する記憶手段と、該記憶された
商品情報から、上記POS端末へ出力する商品コードの
データ電文および上記管理用ホスト・コンピュータへ送
出する商品情報および端末の識別コードのデータ電文を
組み立てる中央制御手段と、前記中央制御手段で組み立
てられたPOS端末用のデータ電文を出力するPOS出
力手段と、および、該管理用ホスト・コンピュータへ商
品情報および端末の識別コードのデータ電文を送出し、
格納・記憶せしめる通信制御手段とからなり、また、上
記カード電話端末は、ICカードの電話使用者を特定す
る識別番号を非接触的に読み込むリーダ/ライタ部と、
該読み込んだ識別番号を該管理用ホスト・コンピュータ
へ送出する通信制御手段とを少なくとも備えている電話
料金管理システムであって、前記非接触ICカードを使
用する通話が行われた場合、該ホスト・コンピュータ
は、上記非接触ICカード使用者の識別番号から、記憶
されている当該使用者の商品情報データを検出し、通話
量に応じて、前払い通話料金の減算処理を行うことから
なることを特徴とする電話料金管理システム。
【0012】〔請求項2〕 少なくとも、電話使用者を
特定する識別番号があらかじめ登録されている非接触I
Cカードと、該非接触ICカードに関する課金通話料金
の支払いが可能な店舗に置かれる店舗処理端末装置と、
該非接触ICカードにより通話が可能なカード電話端末
から主としてなり、上記接続電話会社は、発行された非
接触ICカードに関する情報を記憶し、管理する管理用
ホスト・コンピュータを備え、かつ、前記店舗処理端末
装置と前記管理用ホスト・コンピュータは通信回線で接
続されており、さらに、該店舗は、そこで取り引きする
商品の管理を行うPOS端末を備えているシステムにお
いて、該店舗処理端末装置は、該端末の識別コードがあ
らかじめ登録されており、前記非接触ICカードの該あ
らかじめ登録された識別番号を、非接触的に読み込み入
力する第1の入力手段と、商品コードおよび取り引きコ
ードをボタン入力する第2の入力手段と、第1および、
第2の入力手段から入力された、識別番号、商品コード
および取り引きコードを含む商品情報を記憶する記憶手
段と、該記憶された商品情報から、上記POS端末へ出
力する商品コードのデータ電文および上記管理用ホスト
・コンピュータへ送出する商品情報および端末の識別コ
ードのデータ電文を組み立てる中央制御手段と、前記中
央制御手段で組み立てられたPOS端末用のデータ電文
を出力するPOS出力手段と、および、該管理用ホスト
・コンピュータへ商品情報および端末の識別コードのデ
ータ電文を送出し、格納・記憶せしめる通信制御手段と
からなり、また、上記カード電話端末は、ICカードの
電話使用者を特定する識別番号を非接触的に読み込むリ
ーダ/ライタ部と、該読み込んだ識別番号を該管理用ホ
スト・コンピュータへ送出する通信制御手段とを少なく
とも備えている電話料金管理システムであって、前記非
接触ICカードを使用する通話が行われた場合、該ホス
ト・コンピュータは、使用者の識別番号から発行された
該非接触ICカードに関し記憶されている情報を検索
し、通話量に応じて、課金すべき通話料金の積算処理を
行うとともに、一定期間後に、当該使用者に課金通話料
金の請求を行い、該課金通話料金の支払いは、前記店舗
で行われ、前記店舗処理端末装置により料金支払い完了
のデータがホスト・コンピュータへ送出されることを特
徴とする電話料金管理システム。
【0013】〔請求項3〕 店舗処理端末装置の通信制
御手段が、管理用ホスト・コンピュータへの電文を暗号
化して送出する通信制御手段である請求項1または2記
載の料金管理システム。
【0014】〔請求項4〕 ホスト・コンピュータが、
前記通信制御手段から送り出された暗号電文を受信して
その復号化を行う機能を有するデータ通信手段を備えて
いる請求項3記載の料金管理システム。
【0015】〔請求項5〕 通信回線が公衆電話回線で
ある請求項1〜4のいずれかに記載の料金管理システ
ム。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て具体的に説明する。
【0017】(非接触ICカード)まず、本発明におけ
る電話料金管理システムで使用する非接触ICカードに
ついて説明する。
【0018】図1は、この非接触ICカード1およびリ
ーダ/ライタ10の構成の一例を示すブロック図であ
り、図2は非接触ICカードの一例の正面図である。
【0019】図1のICカード1において、2はICメ
モリからなるカードメモリー部であって、通常ROM部
( マスクROM、PROM等 )およびRAM部( EEP
ROM等 )からなる。ROM部には、基本的なOSやア
プリケーションプログラムが搭載され、また、少なくと
も電話使用者を特定する識別番号があらかじめ書き込ま
れ登録されている。また、4はカードアンテナ部、6は
カード信号変調・復調部、8はカード制御部である。
【0020】非接触ICカードに対する情報の書込みお
よび/または読み出しは、リーダ/ライタユニット10
により行われる。図1に示すように、リーダ/ライタユ
ニットは、主として、リーダ/ライタアンテナ部14、
リーダ/ライタ信号変調・復調部16、リーダ/ライト
制御部18からなる。
【0021】このような非接触ICカードとリーダ/ラ
イタによる信号の授受は、よく知られているように、一
般的にデータキャリヤについて行われている技術であっ
て、リーダ/ライタのアンテナ部14からは、常時数百
KHz〜数百MHz程度の微弱な電磁波( 所謂呼出し電
波 )が放出されて磁界を作っており、ICカード1がこ
の磁界内に入ると、カードアンテナ部4を横切る磁束の
数が変化するので、起電力が発生する。カード側はこの
起電力を駆動電力電源とし、自身何らのバッテリを内蔵
することなく、データ通信を行うことができるのであ
る。
【0022】また、上記電磁波は電力の供給とともに信
号の搬送波としても働く。
【0023】すなわち、リーダ/ライタ制御部18は、
信号変調・復調部16に指令を与え、上記電磁波を、デ
ータ信号で変調( 例えば、ASK変調、FSK変調 )
し、アンテナ部14から送出する。データ信号が書込み
コマンドの場合は、リーダ/ライタからカードへの書込
み信号は、カードアンテナ部4により受信され、カード
信号変調・復調部6を経て、書込み信号として検出さ
れ、カード制御部8により、カードメモリー部2に書き
込まれ、また、データ信号が読出しコマンドの場合は、
同様にして、カード制御部8によりカードメモリー部2
から読みだされた電話使用者を特定する識別番号等の信
号情報は、カード信号変調・復調部6で変調され、カー
ドアンテナ部4から電磁波とともにリーダ/ライタ10
に対して送出され、同様にリーダ/ライタの制御部で情
報処理が行われる。なお、カード信号変調・復調部6は
さらに信号の暗号化・復号化機能を備えていることも可
能である。
【0024】また、リーダ/ライタは他の情報機器また
は情報端末に接続され、カード側から読み取ったデータ
や情報を該情報機器等に転送したり、逆に該端末装置等
よりのコマンドを受けてこれをカード側に送出すること
もできる。
【0025】本発明で使用する非接触ICカードは、主
としてカード電話端末用のICカードとして使用するこ
とを企図しているので、カードと電話端末のリーダ/ラ
イタユニット間の距離が0〜20mm、好ましくは0〜
10mmにおいて、データ通信が行われることが望まし
い。従って、使用電磁波の周波数は、0〜30MHz、
より好ましくは5〜20MHz、最も好ましくは13.
56MHzである。
【0026】この様な非接触ICカード自体は既に公知
であり、典型的には、図2に示したような構造を有する
ものである。ここで、4’はアンテナ部を形成するアン
テナコイル、9はICチップモジュールであって、上記
したカード信号変調・復調部、カード制御部、カードメ
モリー部の各回路のICチップを含んでいる。カード
は、公知の構成のものでよく、例えばポリイミド、PV
C、PET等の樹脂製のコアシート上にICチップモジ
ュールを実装し、また、アンテナコイルを、銀や銅ペー
スト等の導電性インクを使用してのスクリーン印刷やコ
イル状に形成した銅箔の貼付等により形成し、ICチッ
プとアンテナコイルをワイヤボンデング等で接続してか
ら、それらに上記した樹脂材料からなる保護シートを積
層し、接着や熱融着してラミネート構造とすることによ
り形成される。
【0027】以上のように、本発明で使用する非接触I
Cカードは、少なくとも、そのROM部に、電話使用者
を特定する識別番号( ユーザーID )があらかじめ登録
されている状態で、これを取り扱う店舗、例えばコンビ
ニエンス・ストアーで販売される。
【0028】上記したとおり、本発明で使用する非接触
ICカードには、店舗で陳列されている段階において
は、この非接触ICカードが何千円分の通話が可能なも
のであるか等の金券的情報は記録されていない。すなわ
ち、テレホンカード等のプリペードカードと異なり、こ
の非接触ICカードは金券的価値を全く有していない状
態で販売されることになる。
【0029】( 取り引き店舗に備えられた店舗処理端末
装置 )前記非接触ICカードを販売する店舗は、この非
接触ICカードの販売に関する商品情報の処理を行う店
舗処理端末装置を備えている。この店舗は、上記のよう
に、例えばコンビニエンス・ストアであって、通常、数
千〜数万という多数の商品の販売を行っており、ここで
取り引きされる商品のすべての販売情報データは、電話
回線により、そのフランチャイザーである本部に逐一報
告され、該本部では、如何なる商品が所謂売れ筋商品で
あるかを刻々把握し、消費者のニーズにあわせた商品ア
イテムの品ぞろえや商品開発、更には顧客管理を行って
いる。このような商品管理が、よく知られているよう
に、POS( 販売時点情報管理 )システムである。
【0030】通常、各店舗のレジに置かれているのは、
バーコードリーダーが接続されているレジスターである
が、このレジスターは、また、POS端末でもあり、バ
ーコードから入力された商品情報のデータは、普通、該
店舗の別のコンピュータおよびモデム等を経て、電話回
線により、店舗本部に送られる。
【0031】図3は、店舗処理端末装置30の構成を示
すブロック図であり、図4は、その入力用のボタン配置
を示すその正面図である。
【0032】なお、ここで、40は該店舗に置かれてい
るPOS端末、200は接続電話会社の管理用ホスト・
コンピュータである。該ホスト・コンピュータは後記す
るように、発行および取り引きされた各非接触ICカー
ドに関する情報を総合的に記憶し、管理する。
【0033】さて、図3において、該端末装置30は、
以下の構成からなる。すなわち、該端末装置には、該端
末の識別コード( 以下、端末IDとも云う。 )があらか
じめ登録されており、前記非接触ICカード1から、あ
らかじめそのカードメモリー部(のROM部)に登録さ
れた識別番号を非接触的に読み込み入力する第1の入力
手段33と、商品コードおよび取り引きコードをボタン
入力する第2の入力手段35と、第1および、第2の入
力手段から入力された、識別番号、商品コードおよび取
り引きコードを含む商品情報を記憶する記憶手段37
と、該記憶された商品情報から、上記店舗が備えている
POS端末40へ出力する商品コードのデータ電文、お
よび、上記管理用ホスト・コンピュータ200へ送出す
る商品情報および端末の識別コードのデータ電文を組み
立てる中央制御手段38と、前記中央制御手段で組み立
てられたPOS端末用のデータ電文を出力するPOS出
力手段39と、および、該管理用ホスト・コンピュータ
へ商品情報および端末の識別コードのデータ電文を送出
し、格納・記憶せしめる通信制御手段41とから主とし
てなる。
【0034】なお、記憶手段37は、ROM部とRAM
部とからなり、端末の識別コードは、通常あらかじめR
OM部に記憶されており、第1および、第2の入力手段
から入力された、識別番号、商品コードおよび取り引き
コードを含む商品情報はRAM部に記憶される。
【0035】(該店舗における取り引きの際の端末の動
作)さて、非接触ICカードの販売は、このような店舗
処理端末装置30を使用して、以下のような動作により
行われる。
【0036】非接触ICカードの購入希望者が現れて購
入を申し出ると、店舗の販売担当者( 以下、店舗担当者
と云う。) は、販売しようとする非接触ICカード1に
あらかじめ登録された識別番号情報を、店舗処理端末装
置30の第1の入力手段33により、該カードから非接
触的に読出し、該端末装置に読み込む。
【0037】この第1の入力手段は、具体的には、すで
に図1において述べたようなリーダ/ライタユニット1
0と同様な構成のもの、またはこの構成のユニットを組
み込んだものであって、少なくともアンテナ部および信
号変調・復調部を備え、該アンテナ部からは、例えば1
3.56MHzの電磁波で変調された質問信号をICカ
ード装入時に送出するようにしている。このアンテナ部
に近接せしめられたICカードは、電力の供給を受ける
とともに、ICカードのカードアンテナ部およびカード
信号変調部・復調部で、この質問信号を受信・デコード
して必要な応答信号を生成し、かつ、カード制御部が、
登録されている識別番号をメモリー部から読み出し、応
答信号とともにカードアンテナ部から、端末装置のリー
ダ/ライタユニットのアンテナ部に送出することによ
り、ICカードの識別番号が、端末処理装置の第1の入
力手段33により読み込み入力されることになるのであ
る。なお、かかるリーダ/ライタ制御部の機能は、独立
させてもよいが、中央制御手段38で兼用することも可
能である。
【0038】また、図4に示すように、ICカードから
の読込みを確実にするため、端末装置に非接触ICカー
ドの挿入口33’を設けておき、非接触ICカードを挿
入・保持した状態で非接触的読込みを行うことが好まし
い。なお、すべての読込みが終了したら、該挿入口から
カードがポップアップして排出されるように構成するこ
とがより好ましい。
【0039】このようにして、第1の入力手段33に、
前記非接触ICカード1を近接せしめることにより、あ
らかじめ非接触ICカードのROM部に登録された識別
番号を読み込み入力する操作が行われる。
【0040】つぎに、店舗担当者は、商品コード、取り
引きコードを、第2の入力手段であるボタン入力手段の
ボタン( a、b、c、d、e )を押して手動で入力す
る。
【0041】図4に、例示的に示したように、a、bは
取り引きコードを入力するボタンであって、例えばaは
精算ボタンであり、bはキャンセルボタンに該当する。
また、c〜eは金額ボタンであって、例えばcは1,0
00円、dは3,000円、eは5,000円( 商品コ
ード )に相当するものである。また、zは後述するよう
に、この非接触ICカードをメンバーズカードとして使
用する場合の、請求書の支払いボタンである。
【0042】購入希望者が5,000円分の通話料を指
定し、その金額を支払った場合は、店舗担当者は、e(
5000円 )のボタンを押すとともに、金額の授受が行
われたことを示す精算ボタンaを押すことにより、商品
コード、取り引きコード等の最終的に確定した取り引き
情報が入力され、これが最終取り引き情報となる。な
お、その後、キャンセルボタンbが押された場合は、再
度入力操作をやり直すことができる。
【0043】以上のごとくして、第1および、第2の入
力手段から入力された、電話使用者を特定する識別番号
( ユーザーID )、商品コードおよび取り引きコード(
以下、商品情報と云う。 )は、図3の記憶手段37のR
AM部に格納・記憶される。なお、すでに述べたよう
に、記憶手段37のROM部には、あらかじめ、該端末
の識別コード( 端末ID )が登録されている。
【0044】中央制御手段38は、該記憶された商品情
報から、POS端末40へ出力する商品コードのデータ
電文Lを組み立てるとともに、さらに、管理用ホスト・
コンピュータ200へ送出する商品情報および端末の識
別コード( 端末ID )のデータ電文Mを組み立てる。P
OS端末は、この取り引きの結果をレシート、または、
領収書としてプリントアウトする。
【0045】POS端末用のデータ電文Lは、POS出
力手段39によりPOS端末40に出力され、ホスト・
コンピュータへの商品情報および端末の識別コードのデ
ータ電文Mは、通信制御手段41により通信回線を介し
て送出される。この商品情報等のデータ電文の送出は、
例えば精算ボタンにより、最終取り引き情報が入力され
ると共に、実行されるようにすることが好ましい。送出
された商品情報等のデータ電文Mは、ホスト・コンピュ
ータのインターフェース機能をも有するデータ通信手段
209を介して、接続電話会社のホスト・コンピュータ
200のホスト管理メモリ205中に格納・記憶され
る。
【0046】なお、店舗処理端末装置とPOS端末との
接続は、例えば二又コネクターを使用して行われ、通常
使用しているバーコード・リーダーと該処理端末装置
は、パラレルでPOS端末に接続されることが好まし
い。
【0047】図5は、ホスト・コンピュータのメモリー
に格納された、データ格納のフォーマットの一例であ
り、例えば「非接触ICカードID登録ファイル」とし
て格納されている。
【0048】このファイルは、例えば、端末IDエリ
ア、ユーザーIDエリア、および、商品コードエリアか
らなる。図のNO.1の例について見ると、端末IDデ
ータ(「A−0001」)は、端末IDエリアに書き込
まれ、ユーザーID(「81#11000772894
#」)が、ユーザーIDのエリアに書き込まれ、商品コ
ード「(5000)」が、商品コードエリアに書き込ま
れている。
【0049】なお、ホスト・コンピュータにおいては、
登録された各使用者が、この非接触ICカードを使用し
た場合の課金管理を行うため、各ユーザーIDごとに、
図6に示したようなフォーマットの「課金料金管理ファ
イル」を作成することが好ましい。図はユーザーID
「81#11000772894#」に対応するファイ
ルであって、登録時( No.1 )においては、例えば、
残り金額は5000円として表示されている。
【0050】なお、上記通信回線を介しての商品情報デ
ータ通信の秘密を保持するため、情報データMの暗号化
を行うことが好ましい。この場合は、図3における上記
通信制御手段41が、管理用ホスト・コンピュータへの
電文を暗号化して送出する手段を備え、また、ホスト・
コンピュータのデータ通信手段209は、前記通信制御
手段から送り出された暗号電文を受信してその復号化を
行う手段を備えていることが好ましい。具体的には、そ
の暗号化/復号化プログラムを、通信制御手段およびデ
ータ通信手段等の通信端末が有するハードディスクや拡
張ボード等の記憶装置内に格納しておき、通信に際し、
送信端末たる通信制御手段において、平文の情報データ
Mの暗号化を行って、暗号文として送信し、受信端末た
る上記インターフェース部でもあるデータ通信手段にお
いて、受信した暗号文を復号化するのである。なお、暗
号化/復号化を行う、専用のICカードをこれらの端末
に接続して使用することも可能である。
【0051】通信回線は、専用回線でも、交換回線でも
かまわないが、交換回線の場合は、300〜3400H
zの音声周波数帯域を使用する公衆電話回線を利用する
ことで十分目的を達成できる。また、このようなアナロ
グ回線でなく、統合デジタル回線( ISDN )を使用し
てもよい。云うまでもないが、前者のアナログ回線を使
用する場合は、通信制御手段やインターフェース部は、
モデム( 変復調装置 )を備えることが必要であり、ま
た、後者のデジタル回線の場合は、モデムの代わりにD
SU( デジタル・サービス・ユニット )やTA( ターミ
ナル・アダプター)等が必要である。
【0052】本発明におけるICカードには、少なくと
も、電話使用者を特定する識別番号があらかじめ登録さ
れているが、場合によっては、さらに接続電話会社( す
なわち、非接触ICカードの発行電話会社であって、該
非接触ICカードによる電話の通話時間に応じた予算金
額の減算処理や課金処理を行う電話会社 )の電話番号が
登録されていて、処理端末装置のリーダ/ライタ部がこ
の電話番号を読みだすようにしてもよい。すなわち、上
記した、商品情報等のデータ電文の送出を、最終取り引
き情報を入力した後に、精算ボタンにより行う際には、
読みだした電話番号により、自動的に該接続電話会社に
回線を接続して、ここへデータ電文を送出するようにす
ることも可能である。このようにして、接続電話会社が
複数ある場合等はデータ送出先の選択の誤りを防止する
ことができる。
【0053】(非接触ICカードを使用する通話動作)
本発明の非接触ICカードを使用する通話は、該非接触
ICカードにより通話が可能なICカード電話端末、好
ましくは公衆電話カード電話端末により行われる。
【0054】この、カード電話端末は、ICカードの電
話使用者を特定する識別番号を非接触的に読み込むリー
ダ/ライタ部と、該読み込んだ識別番号を該管理用ホス
ト・コンピュータへ送出する通信制御手段とを少なくと
も備えている。
【0055】図7は、ICカード電話端末100のブロ
ック図であり、1はICカード、105はリーダ/ライ
タ部、107は電話端末制御部、109は通信制御手段
である。
【0056】すでに述べたように、リーダ/ライタ部1
05は、図1におけるリーダ/ライタユニット10に相
当し、少なくともアンテナ部および信号変調・復調部を
備え、該アンテナ部からは例えば13.56MHzの電
磁波で変調された質問信号を常時送出している。電話使
用者は、ICカードをこのリーダ/ライタ部( 正確には
そのアンテナ部 )に近接、例えば0〜10mmに近づけ
ると、すでに述べたように、ICカード1のカードアン
テナ部4およびカード信号変調・復調部6は、この質問
信号を受信・デコードして必要な応答信号を生成する。
これとともに、カード制御部8が、カードメモリー部2
に登録されている識別番号( ユーザーID )を読み出
し、応答信号とともにカードアンテナ部4から、電話端
末のリーダ/ライタ部105のアンテナ部に送出するこ
とにより、ICカードのユーザーIDが電話端末側に読
みだされる。
【0057】斯くして読みだされたICカードの識別番
号( ユーザーID )は、電話端末制御部107の指示
で、通信制御手段109により、通信回線を介して送出
され、通常交換機を経て、接続電話会社の管理用ホスト
・コンピュータ200に着信し、ホストコンピュータを
起動させる。起動したホスト・コンピュータのホスト中
央制御手段203は、ユーザーIDが格納されているホ
スト管理メモリー205を検索する。すなわち、具体的
には、図5の「ユーザーID登録ファイル」を開いて検
索し、該当するユーザーIDを索出する。同時に、図6
の該ID毎に作成されている「課金料金管理ファイル」
を開き、該ユーザーIDの課金状態( 前払い通話料金の
残金/通話可能時間 )を調べる。図6の場合は、ユーザ
ーID( 81#11000772894# )の通話可能
時間は、現在3150円分あることを読み出す。
【0058】ホスト・コンピュータはこの結果のデータ
を、データ通信手段209により、電話端末の通信制御
手段109に転送し、これを受けた電話端末制御部10
7は、自動音声手段等により、または、電話端末の液晶
モニター画面に表示する等して、通話可能時間の残量が
3150円分あることを、非接触ICカードを使用して
いるユーザーに伝え、通話を許可する。
【0059】通話が許可されたユーザーは、通常のテレ
ホンカードを使用する場合と同様にして電話端末装置の
プッシュボタンを押して、通話相手の電話番号を入力
し、交換機は、通話回路113を開いて回線接続を行
う。この情報は、同時にホスト・コンピュータにも伝送
されており、ホスト・コンピュータのホスト中央制御手
段203は、相手方の応答を確認して、ホスト課金管理
手段207を起動する。該課金管理手段は、通話時間に
応じた課金処理を行い、通話が終了したら、相手局番、
通話時間、課金料( 通話料 )、残り通話可能時間( 残り
金額 )等を、このユーザーIDの「課金料金管理ファイ
ル」に記録する。この場合、管理データは上書きして、
最終のものだけを残すようにしても構わないが、ユーザ
ーの要求等の必要に応じて管理レポートを出力すること
ができるように、図6に示したように、履歴を保存する
ことが好ましい。なお、管理用のホスト・コンピュータ
は、電話接続会社の交換局に設けてもよい。
【0060】また、このICカード電話端末100にお
いて、リーダ/ライタ部105は、公衆電話等の電話端
末装置101に内蔵させて構成してもよいし、また、こ
れに接続可能に分離して構成してもよい。
【0061】(非接触ICカードを使用する通話料の追
加購入)もし、ホスト・コンピュータがユーザーIDの
「課金料金管理ファイル」を開いたところ、通話可能時
間( 残り料金 )が一定額以下、例えば10円以下である
場合は、ホスト・コンピュータはその旨を音声またはモ
ニター画面表示等により電話端末のユーザーに通告し
て、新たにこのユーザーIDについて、通話料を追加購
入することを求め、回線の接続は行わない。この場合の
追加通話料の購入はつぎのように行われる。
【0062】基本的には、すでに述べた、最初に非接触
ICカードを購入する場合(の該店舗における取り引き
の際の端末の動作)と同じ手続きを行えばよい。
【0063】すなわち、通話料の追加購入を求められ
た、店舗担当者は、通話料を追加しようとする非接触I
Cカード1を、店舗処理端末装置30の第1の入力手段
33への挿入口33’に挿入し、あらかじめそのROM
部に登録された識別番号( ユーザーID )を非接触的に
読み込み入力する。なお、すでに述べたように、該店舗
を特定する端末の識別コード( 端末ID )は端末装置に
登録されている。
【0064】つぎに、店舗担当者は、商品コード、取り
引きコードを、第2の入力手段であるボタン入力手段の
ボタン( a、b、c、d、e )を押して手動で入力す
る。
【0065】5000円の通話料が支払われた場合は、
店舗担当者は、e( 5000円 )のボタンを押すととも
に、金額の授受が行われたことを示す精算ボタンaを押
すことにより、商品コードおよび取り引きコードが入力
され、これが最終取り引き情報となる。
【0066】すでに述べた過程に従って、POS端末用
のデータ電文Lは、POS出力手段39によりPOS端
末40に出力され、ホスト・コンピュータへの商品情報
および端末の識別コードのデータ電文Mは、通信制御手
段41により通信回線を介して送出される。
【0067】ホスト・コンピュータは、該当ユーザーI
Dの「課金料金管理ファイル」を検索し、これに新たな
入金( 例えば5000円 )がされた旨を書込み、前回の
残金と合計して、残り金額を記録する。例えば、前回の
残り金額が1000円あった状態で、新たに5000円
の通話料の入金がされた場合は、6000円が通話可能
残り金額として、「課金料金管理ファイル」に書き込ま
れることになる。
【0068】以上は、非接触ICカードをファンドカー
ドとして使用する場合の電話料金管理システムである
が、つぎに、該ICカードを、メンバーズカードとして
使用する場合の電話料金管理システムについて述べる。
【0069】基本的には、ファンドカードと変わらない
が、メンバーズカードとして使用する場合は、接続電話
会社の管理用ホスト・コンピュータは、使用者の通話に
際して、発行されたユーザーIDに関し、記憶されてい
る情報から、通話量に応じて、課金すべき通話料金の積
算処理を行うとともに、一定期間後に、当該使用者に課
金通話料金の請求書の発行を行うことになる。
【0070】そして、該請求書についての課金通話料金
の支払いは、非接触ICカードに関する課金通話料金の
支払いが可能な店舗に置かれる店舗処理端末装置により
行われるのである。
【0071】(非接触ICカードの発行)メンバーズカ
ードとしての非接触ICカードの発行を受けることを希
望する者は、通常、接続電話会社に対し直接申し込むこ
とになる。該申込みは、便宜上、自己の加入者電話番号
等記載した書面( または、接続電話会社のネット上での
サインアップによる申込み )等で行うことも可能であ
る。
【0072】申込みを受けた接続電話会社は、メンバー
ズカードとして使用できる非接触ICカードを発行する
のであるが、これには、電話使用者を特定する識別番号
( ユーザーID )があらかじめ登録してある。この発行
された非接触ICカードは、加入者電話番号等で特定さ
れた申込み者のもとに送付されてくることになる。
【0073】この非接触ICカード自体の機能は、すで
に述べたファンドカードと実質的に同一であり、全く同
様にICカード電話端末により、回線接続を受け、接続
電話会社の交換機を通して通話を行うことができる。フ
ァンドカードとの差異は、メンバーズカードの場合は、
通話料に応じた前払い通話料金の減算処理を行う代わり
に、ホスト・コンピュータが、ユーザーIDの「課金料
金管理ファイル」において、通話料に応じた課金通話料
の積算処理を行う点が異なるだけである。
【0074】(通話料支払い)積算された課金処理の結
果、一定期間後に、当該ユーザーに対し通話料の請求書
が発行されることになるが、この通話料の支払い自体
は、ファンドカードを取り扱う店舗において、ファンド
カードの購入の際に使用する店舗処理端末装置を使用し
て、全く同様に行うことができることは自明であろう。
【0075】以上説明した本システムにおいて、リーダ
/ライタは、主として情報の読みだしに使用したが、I
Cカードのメモリ機能を活用して、情報の書込みを行う
ことを妨げるものではない。また、電話端末装置のプッ
シュ・ボタン若しくはテンキーを備えた携帯型のリーダ
/ライタを使用して相手方の電話番号を登録するように
することも可能である。
【0076】
【発明の効果】本発明においては、通話料の支払いは、
例えばコンビニエンス・ストア等において行うことが可
能であるので、料金未納または料金不足の場合において
も、料金支払いをただちに行うことができ、しかも、入
金と共に、店舗処理端末装置はそのデータを管理用ホス
ト・コンピュータに伝送し、その課金料金管理ファイル
等が作動するため、遅滞なく回線が接続され、通話を再
開することができる。
【0077】また、本発明は、使用者が法人組織の場合
の電話料金の予算管理にきわめて有効である。すなわ
ち、法人たる会社が複数のユーザーIDを取得し、社外
において電話をかける頻度の多い営業担当者等にメンバ
ーズカードとしての非接触ICカードを使用させれば、
後日電話会社から、請求書がその明細とともに会社に送
付されてくるので、この明細内容から、それぞれの営業
担当者( ユーザーID )が、どの通話先に、どれだけ通
話したかが、会社の管理者に一目瞭然・明確に掌握でき
るのである。このようにして、会社は、ユーザーIDご
との通話先をすべて把握することができるので、社員が
私用の電話に本発明の非接触ICカードを使うことは実
質的にできないのである。
【0078】さらに、万一、ユーザーがメンバーズカー
ドとしてのICカードを紛失した場合は、ただちに接続
電話会社に連絡し、ホストコンピュータの該ユーザーの
課金ファイルを閉じてもらい、他人がこのICカードを
使用できないような処置をすることができる。この点、
従来のプリペードタイプのテレホンカードを紛失した場
合は、第三者の使用を止めることは出来ず、どうするこ
とも出来なかったのと大きな差異をなす。
【0079】なお、通常のテレホンカードおよびID番
号を備えたプリペードカードと異なり、本発明で使用す
る非接触ICカードは金券的情報が書き込まれていない
ので、盗難や紛失による損失の恐れを殆ど考慮する必要
が無くなり、管理がきわめて簡素化され、例えば物流業
者やコンビニエンス・ストアー等の管理者の従来払って
いた大きな管理コスト・過大な在庫負担が無くなる。
【0080】くわえて、管理者は、従来重くのしかかっ
ていた精神的負担から開放されることになり、その効果
はいくら強調してもしすぎるものではない。
【0081】さらに、本発明で使用するICカードは、
通話料金を払い足すことにより、一枚のカードが、ずっ
と繰り返し使用可能なものであるから、従来の料金がり
チャージできない使い捨て型のテレホンカードに比較し
て、より環境に優しいカードということができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】非接触ICカードおよびリーダ/ライタユニッ
トの構成を示すブロック図
【図2】非接触ICカードの一例を示す正面図
【図3】店舗処理端末装置およびホスト・コンピュータ
の構成を示すブロック図
【図4】店舗処理端末装置の正面図
【図5】ユーザーID登録ファイルのフォーマット
【図6】課金料金管理ファイルのフォーマット
【図7】ICカード電話端末およびホスト・コンピュー
タのブロック図
【符号の説明】
1 非接触ICカード 2 カードメモリー部 4 カードアンテナ部 4’ アンテナコイル 6 カード信号変調・復調部 8 カード制御部 9 ICチップモジュール 10 リーダ/ライタユニット 14 リーダ/ライタアンテナ部 16 リーダ/ライタ信号変調・復調部 18 リーダ/ライタ制御部 30 店舗処理端末装置 33 第1の入力手段 33’カード挿入口 35 第2の入力手段 37 記憶手段 38 中央制御手段 39 POS端末用のデータ電文を出力する出力手段 40 POS端末 41 通信制御手段 100 ICカード電話端末 101 電話端末装置 105 リーダ/ライタ部 107 電話端末制御部 109 通信制御手段 113 通信回路 200 ホスト・コンピュータ 203 ホスト中央制御手段 205 ホスト管理メモリ 207 ホスト課金管理手段 209 ホスト・コンピュータのデータ通信手段 L POS端末へ出力する商品コードのデータ電文 M ホスト・コンピュータへ送出する商品情報等のデ
ータ電文

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、電話使用者を特定する識別
    番号があらかじめ登録されている非接触ICカードと、 該非接触ICカードを取り扱う店舗に置かれる店舗処理
    端末装置と、 該非接触ICカードにより通話が可能なカード電話端末
    から主としてなり、 上記接続電話会社は、該取り引きされた非接触ICカー
    ドに関する情報を記憶し、管理する管理用ホスト・コン
    ピュータを備え、 かつ、前記店舗処理端末装置と前記管理用ホスト・コン
    ピュータは通信回線で接続されており、 さらに、該店舗は、そこで取り引きする商品の管理を行
    うPOS端末を備えているシステムにおいて、 該店舗処理端末装置は、 該端末の識別コードがあらかじめ登録されており、 前記非接触ICカードの該あらかじめ登録された識別番
    号を、非接触的に読み込み入力する第1の入力手段と、 商品コードおよび取り引きコードをボタン入力する第2
    の入力手段と、 第1および、第2の入力手段から入力された、識別番
    号、商品コードおよび取り引きコードを含む商品情報を
    記憶する記憶手段と、 該記憶された商品情報から、上記POS端末へ出力する
    商品コードのデータ電文および上記管理用ホスト・コン
    ピュータへ送出する商品情報および端末の識別コードの
    データ電文を組み立てる中央制御手段と、 前記中央制御手段で組み立てられたPOS端末用のデー
    タ電文を出力するPOS出力手段と、および、 該管理用ホスト・コンピュータへ商品情報および端末の
    識別コードのデータ電文を送出し、格納・記憶せしめる
    通信制御手段とからなり、 また、上記カード電話端末は、 ICカードの電話使用者を特定する識別番号を非接触的
    に読み込むリーダ/ライタ部と、 該読み込んだ識別番号を該管理用ホスト・コンピュータ
    へ送出する通信制御手段とを少なくとも備えている電話
    料金管理システムであって、 前記非接触ICカードを使用する通話が行われた場合、
    該ホスト・コンピュータは、上記非接触ICカード使用
    者の識別番号から、記憶されている当該使用者の商品情
    報データを検出し、通話量に応じて、前払い通話料金の
    減算処理を行うことからなることを特徴とする電話料金
    管理システム。
  2. 【請求項2】 少なくとも、電話使用者を特定する識別
    番号があらかじめ登録されている非接触ICカードと、 該非接触ICカードに関する課金通話料金の支払いが可
    能な店舗に置かれる店舗処理端末装置と、 該非接触ICカードにより通話が可能なカード電話端末
    から主としてなり、 上記接続電話会社は、発行された非接触ICカードに関
    する情報を記憶し、管理する管理用ホスト・コンピュー
    タを備え、 かつ、前記店舗処理端末装置と前記管理用ホスト・コン
    ピュータは通信回線で接続されており、 さらに、該店舗は、そこで取り引きする商品の管理を行
    うPOS端末を備えているシステムにおいて、 該店舗処理端末装置は、 該端末の識別コードがあらかじめ登録されており、 前記非接触ICカードの該あらかじめ登録された識別番
    号を、非接触的に読み込み入力する第1の入力手段と、 商品コードおよび取り引きコードをボタン入力する第2
    の入力手段と、 第1および、第2の入力手段から入力された、識別番
    号、商品コードおよび取り引きコードを含む商品情報を
    記憶する記憶手段と、 該記憶された商品情報から、上記POS端末へ出力する
    商品コードのデータ電文および上記管理用ホスト・コン
    ピュータへ送出する商品情報および端末の識別コードの
    データ電文を組み立てる中央制御手段と、 前記中央制御手段で組み立てられたPOS端末用のデー
    タ電文を出力するPOS出力手段と、および、 該管理用ホスト・コンピュータへ商品情報および端末の
    識別コードのデータ電文を送出し、格納・記憶せしめる
    通信制御手段とからなり、 また、上記カード電話端末は、 ICカードの電話使用者を特定する識別番号を非接触的
    に読み込むリーダ/ライタ部と、 該読み込んだ識別番号を該管理用ホスト・コンピュータ
    へ送出する通信制御手段とを少なくとも備えている電話
    料金管理システムであって、 前記非接触ICカードを使用する通話が行われた場合、
    該ホスト・コンピュータは、使用者の識別番号から発行
    された該非接触ICカードに関し記憶されている情報を
    検索し、通話量に応じて、課金すべき通話料金の積算処
    理を行うとともに、 一定期間後に、当該使用者に課金通話料金の請求を行
    い、 該課金通話料金の支払いは、前記店舗で行われ、前記店
    舗処理端末装置により料金支払い完了のデータがホスト
    ・コンピュータへ送出されることを特徴とする電話料金
    管理システム。
  3. 【請求項3】 店舗処理端末装置の通信制御手段が、管
    理用ホスト・コンピュータへの電文を暗号化して送出す
    る通信制御手段である請求項1または2記載の料金管理
    システム。
  4. 【請求項4】 ホスト・コンピュータが、前記通信制御
    手段から送り出された暗号電文を受信してその復号化を
    行う機能を有するデータ通信手段を備えている請求項3
    記載の料金管理システム。
  5. 【請求項5】 通信回線が公衆電話回線である請求項1
    〜4のいずれかに記載の料金管理システム。
JP10146687A 1998-05-13 1998-05-13 非接触icカードを使用する電話料金管理システム Withdrawn JPH11331442A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT411641B (de) * 2000-02-21 2004-03-25 Kronegger Peter Dipl Ing Dr Te Berührungsloses wertkartensystem für festnetz- und mobiltelefone
CN109995894A (zh) * 2017-12-29 2019-07-09 上海共联通信信息发展有限公司 一种用于共用电话的ic卡非接触式读卡器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT411641B (de) * 2000-02-21 2004-03-25 Kronegger Peter Dipl Ing Dr Te Berührungsloses wertkartensystem für festnetz- und mobiltelefone
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