JPH11329708A - 電子レンジのマグネトロン駆動制御装置および方法 - Google Patents
電子レンジのマグネトロン駆動制御装置および方法Info
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- JPH11329708A JPH11329708A JP10242322A JP24232298A JPH11329708A JP H11329708 A JPH11329708 A JP H11329708A JP 10242322 A JP10242322 A JP 10242322A JP 24232298 A JP24232298 A JP 24232298A JP H11329708 A JPH11329708 A JP H11329708A
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
- H05B6/64—Heating using microwaves
- H05B6/642—Cooling of the microwave components and related air circulation systems
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
- H05B6/64—Heating using microwaves
- H05B6/66—Circuits
- H05B6/666—Safety circuits
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 マグネトロンの駆動が中止された周期中に高
電圧変圧器が自然冷却されうるようにすることにより、
電気抵抗による熱発生量を減少させて、高電圧変圧器を
大型化させなくても過熱の発生を防止できる電子レンジ
のマグネトロン駆動制御装置および方法を提供する。 【解決手段】 選択入力された出力レベルをあらかじめ
設定された最大連続駆動出力範囲と比較する比較手段
と、前記比較手段で比較した結果、前記選択入力された
出力レベルが前記最大連続駆動出力範囲に属していなけ
れば前記選択入力された出力レベルに相応するそれぞれ
の周期に従ってマグネトロンを断続的に駆動させ、ま
た、前記最大連続駆動出力範囲に属していればマグネト
ロンを連続駆動させて所定の設定時間を超えると所定周
期に従って断続的に駆動させる駆動手段と、から構成さ
れたことを特徴とする。
電圧変圧器が自然冷却されうるようにすることにより、
電気抵抗による熱発生量を減少させて、高電圧変圧器を
大型化させなくても過熱の発生を防止できる電子レンジ
のマグネトロン駆動制御装置および方法を提供する。 【解決手段】 選択入力された出力レベルをあらかじめ
設定された最大連続駆動出力範囲と比較する比較手段
と、前記比較手段で比較した結果、前記選択入力された
出力レベルが前記最大連続駆動出力範囲に属していなけ
れば前記選択入力された出力レベルに相応するそれぞれ
の周期に従ってマグネトロンを断続的に駆動させ、ま
た、前記最大連続駆動出力範囲に属していればマグネト
ロンを連続駆動させて所定の設定時間を超えると所定周
期に従って断続的に駆動させる駆動手段と、から構成さ
れたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は電子レンジに係
り、より詳しくは、電気抵抗による熱発生量を減少させ
るために、高電圧変圧器を大型化させなくても高電圧変
圧器からの過熱発生が防止できるよう、マグネトロンの
駆動を制御する電子レンジのマグネトロン駆動制御装置
および方法に関するものである。
り、より詳しくは、電気抵抗による熱発生量を減少させ
るために、高電圧変圧器を大型化させなくても高電圧変
圧器からの過熱発生が防止できるよう、マグネトロンの
駆動を制御する電子レンジのマグネトロン駆動制御装置
および方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、従来による電子レンジは、マイ
クロ波の誘電加熱作用を利用して調理物を加熱調理する
調理器具である。
クロ波の誘電加熱作用を利用して調理物を加熱調理する
調理器具である。
【０００３】かような電子レンジは、図１に示すよう
に、高電圧変圧器１０、マグネトロン２０、導波管３
０、調理室４０、ターンテーブル５０、ターンテーブル
モータ６０、ファン７０、およびファンモータ８０から
構成される。
に、高電圧変圧器１０、マグネトロン２０、導波管３
０、調理室４０、ターンテーブル５０、ターンテーブル
モータ６０、ファン７０、およびファンモータ８０から
構成される。
【０００４】図１において、高電圧変圧器１０は外部か
ら入力される商用交流電圧を高周波発生に適する高電圧
（たとえば、ほぼ２ＫＶ）に変圧してマグネトロン２０
に印加し、マグネトロン２０は前記高電圧変圧器１０か
ら印加される高電圧により高周波発振を行いマイクロ波
を発生する。
ら入力される商用交流電圧を高周波発生に適する高電圧
（たとえば、ほぼ２ＫＶ）に変圧してマグネトロン２０
に印加し、マグネトロン２０は前記高電圧変圧器１０か
ら印加される高電圧により高周波発振を行いマイクロ波
を発生する。
【０００５】さらに、導波管３０は、マグネトロン２０
から発生されたマイクロ波を調理室４０の内部にガイド
する。
から発生されたマイクロ波を調理室４０の内部にガイド
する。
【０００６】さらに、ターンテーブルモータ６０は図示
のない電源供給手段から印加される所定レベルの電圧に
より低速（たとえば、１分につき１０回転）で動作して
ターンテーブル５０を回転させ、ターンテーブル５０は
その上部面に載上された調理物にマイクロ波が均一に照
射するよう、前記ターンテーブルモータ６０に連動して
回転される。
のない電源供給手段から印加される所定レベルの電圧に
より低速（たとえば、１分につき１０回転）で動作して
ターンテーブル５０を回転させ、ターンテーブル５０は
その上部面に載上された調理物にマイクロ波が均一に照
射するよう、前記ターンテーブルモータ６０に連動して
回転される。
【０００７】さらに、ファンモータ８０は外部から入力
される商用交流電圧により駆動されてファン７０を回転
させ、ファン７０はマグネトロン２０が駆動される際、
発生する高熱を冷却させるよう前記ファンモータ８０に
連動して回転しつつ外部の冷気を前記マグネトロン２０
に送風する。
される商用交流電圧により駆動されてファン７０を回転
させ、ファン７０はマグネトロン２０が駆動される際、
発生する高熱を冷却させるよう前記ファンモータ８０に
連動して回転しつつ外部の冷気を前記マグネトロン２０
に送風する。
【０００８】上記のように構成された電子レンジの従来
例による動作過程は、下記のごとしである。
例による動作過程は、下記のごとしである。
【０００９】まず、ユーザーがキー入力部の調理時間設
定キーを操作して調理時間を入力し、出力調整キーを操
作して出力レベルを設定した後、調理開始／中断選択キ
ーを操作して調理開始を指示すると、キー入力部からそ
れに相応するキー信号が制御部に印加される。
定キーを操作して調理時間を入力し、出力調整キーを操
作して出力レベルを設定した後、調理開始／中断選択キ
ーを操作して調理開始を指示すると、キー入力部からそ
れに相応するキー信号が制御部に印加される。
【００１０】この際、制御部は、前記キー入力部から入
力されるキー信号によりユーザーの設定した調理時間お
よび出力レベルを判別する一方で、キー入力部から調理
開始を指示するキー信号が入力されると、ターンテーブ
ルモータ６０およびファンモータ８０を駆動させてター
ンテーブル５０およびファン７０を回転させるようにな
る。
力されるキー信号によりユーザーの設定した調理時間お
よび出力レベルを判別する一方で、キー入力部から調理
開始を指示するキー信号が入力されると、ターンテーブ
ルモータ６０およびファンモータ８０を駆動させてター
ンテーブル５０およびファン７０を回転させるようにな
る。
【００１１】さらに、制御部は、ユーザーにより設定さ
れた出力レベルが最大値と判別した場合、ユーザーによ
り設定された調理時間中、高電圧変圧器１０から発生さ
れる高電圧をマグネトロン２０に連続的に供給するよう
になる。
れた出力レベルが最大値と判別した場合、ユーザーによ
り設定された調理時間中、高電圧変圧器１０から発生さ
れる高電圧をマグネトロン２０に連続的に供給するよう
になる。
【００１２】ここで、高電圧変圧器１０から連続的に供
給される高電圧により前記マグネトロン２０からマイク
ロ波が連続的に発生されて導波管３０を通じて調理室４
０の内部に供給されることにより、ターンテーブル５０
の上部面に載上されて回転される調理物が誘電加熱のは
たらきにより調理される。
給される高電圧により前記マグネトロン２０からマイク
ロ波が連続的に発生されて導波管３０を通じて調理室４
０の内部に供給されることにより、ターンテーブル５０
の上部面に載上されて回転される調理物が誘電加熱のは
たらきにより調理される。
【００１３】一方で、制御部は、前記ユーザーにより設
定された出力レベルが最大値未満（たとえば、出力レベ
ルの最大値を１００％とした場合、略１０〜９０％）で
あれば、ユーザーにより設定された出力レベルに相応す
るオン／オフ周期に従って高電圧変圧器１０から発生さ
れた高電圧をマグネトロン２０に断続的に供給するよう
になる。
定された出力レベルが最大値未満（たとえば、出力レベ
ルの最大値を１００％とした場合、略１０〜９０％）で
あれば、ユーザーにより設定された出力レベルに相応す
るオン／オフ周期に従って高電圧変圧器１０から発生さ
れた高電圧をマグネトロン２０に断続的に供給するよう
になる。
【００１４】ここで、高電圧変圧器１０から断続的に供
給される高電圧により前記マグネトロン２０からマイク
ロ波が断続的に発生されて導波管３０を通じて調理室４
０の内部に供給されることにより、ターンテーブル５０
の上部面に載置されて回転される調理物が誘電加熱作用
により調理される。
給される高電圧により前記マグネトロン２０からマイク
ロ波が断続的に発生されて導波管３０を通じて調理室４
０の内部に供給されることにより、ターンテーブル５０
の上部面に載置されて回転される調理物が誘電加熱作用
により調理される。
【００１５】すなわち、制御部は、ユーザーにより設定
された出力レベルが最大値であれば、マグネトロンを連
続的に駆動し、ユーザーにより設定された出力レベルが
最大値未満であればそれに相応する駆動周期に従ってマ
グネトロンを断続的に駆動させてマイクロ波の出力を調
整させるのである。
された出力レベルが最大値であれば、マグネトロンを連
続的に駆動し、ユーザーにより設定された出力レベルが
最大値未満であればそれに相応する駆動周期に従ってマ
グネトロンを断続的に駆動させてマイクロ波の出力を調
整させるのである。
【００１６】一方で、上記のように、最大値未満に設定
された出力レベルに伴ってマグネトロン２０が断続的に
駆動される場合には、オフ周期中に高電圧変圧器１０が
自然に冷却されて熱発生量が多量とならないが、最大値
に設定された出力レベルに伴ってマグネトロン２０が連
続的に駆動される場合には、高電圧変圧器１０が自然冷
却される時間がないため、相対的に過熱状態が発生す
る。
された出力レベルに伴ってマグネトロン２０が断続的に
駆動される場合には、オフ周期中に高電圧変圧器１０が
自然に冷却されて熱発生量が多量とならないが、最大値
に設定された出力レベルに伴ってマグネトロン２０が連
続的に駆動される場合には、高電圧変圧器１０が自然冷
却される時間がないため、相対的に過熱状態が発生す
る。
【００１７】この際、高電圧変圧器１０のコイル温度が
高くなるほどコイルの抵抗が増加して銅損（Copper Lo
ss）が大きくなるため、上記のごとくマグネトロン２０
の連続駆動により高電圧変圧器１０が過熱されると、高
電圧変圧器１０の効率が低下し、電力損失の増大はむろ
ん、過熱による焼損の恐れがあった。
高くなるほどコイルの抵抗が増加して銅損（Copper Lo
ss）が大きくなるため、上記のごとくマグネトロン２０
の連続駆動により高電圧変圧器１０が過熱されると、高
電圧変圧器１０の効率が低下し、電力損失の増大はむろ
ん、過熱による焼損の恐れがあった。
【００１８】したがって、国際電気標準会議（IEC ; In
ternational Electrotechnical Commission）では高電
圧変圧器１０の温度が規定温度を超えないようにしてお
り、従来の電子レンジでは、上記のごとき国際電気標準
会議による規定を充足するために、コイルの口径および
鉄心の大きさを拡大させた大型の高電圧変圧器が設置さ
れている。
ternational Electrotechnical Commission）では高電
圧変圧器１０の温度が規定温度を超えないようにしてお
り、従来の電子レンジでは、上記のごとき国際電気標準
会議による規定を充足するために、コイルの口径および
鉄心の大きさを拡大させた大型の高電圧変圧器が設置さ
れている。
【００１９】ちなみに、高電圧変圧器１０のコイルの口
径および鉄心の大きさが拡大されると、電気抵抗が小さ
くなるため、抵抗による熱発生量が減少されるにつれて
全体の熱発生量が減少するようになる。
径および鉄心の大きさが拡大されると、電気抵抗が小さ
くなるため、抵抗による熱発生量が減少されるにつれて
全体の熱発生量が減少するようになる。
【００２０】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のごと
く構成された従来の電子レンジにおいて、前記国際前記
標準会議から提示された規定温度を充足させるために、
コイルの口径および鉄心の大きさを拡大させた大型の高
電圧変圧器が設置されることにより、製造原価が上昇
し、かつ電子レンジの全体重量が増大するなどの問題点
があった。
く構成された従来の電子レンジにおいて、前記国際前記
標準会議から提示された規定温度を充足させるために、
コイルの口径および鉄心の大きさを拡大させた大型の高
電圧変圧器が設置されることにより、製造原価が上昇
し、かつ電子レンジの全体重量が増大するなどの問題点
があった。
【００２１】
【発明の目的】そこで、この発明は上記種々の問題点を
解決するためになされたものであつて、この発明の目的
は、ユーザーにより選択入力された出力レベルが最大連
続駆動出力範囲に属していれば、マグネトロンを連続駆
動させる時間が設定時間を超えると、所定周期に従って
断続的に駆動させ、駆動が中止された周期中に高電圧変
圧器が自然冷却されうるようにすることにより、電気抵
抗による熱発生量を減少させて、高電圧変圧器を大型化
させなくても過熱の発生を防止できる電子レンジのマグ
ネトロン駆動制御装置および方法を提供することにあ
る。
解決するためになされたものであつて、この発明の目的
は、ユーザーにより選択入力された出力レベルが最大連
続駆動出力範囲に属していれば、マグネトロンを連続駆
動させる時間が設定時間を超えると、所定周期に従って
断続的に駆動させ、駆動が中止された周期中に高電圧変
圧器が自然冷却されうるようにすることにより、電気抵
抗による熱発生量を減少させて、高電圧変圧器を大型化
させなくても過熱の発生を防止できる電子レンジのマグ
ネトロン駆動制御装置および方法を提供することにあ
る。
【００２２】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するためになされた本発明による電子レンジのマグネト
ロン駆動制御装置は、ユーザーの選択入力した調理時間
および出力レベルに伴って高電圧変圧器から発生された
高電圧を印加してマグネトロンを駆動させる電子レンジ
のマグネトロン駆動制御装置において、前記選択入力さ
れた出力レベルをあらかじめ設定された最大連続駆動出
力範囲と比較する比較手段と、前記比較手段で比較した
結果、前記選択入力された出力レベルが前記最大連続駆
動出力範囲に属していなければ前記選択入力された出力
レベルに相応するそれぞれの周期に従ってマグネトロン
を断続的に駆動させ、また、前記最大連続駆動出力範囲
に属していればマグネトロンを連続駆動させて所定の設
定時間を超えると所定周期に従って断続的に駆動させる
駆動手段と、から構成されたことを特徴とする。
するためになされた本発明による電子レンジのマグネト
ロン駆動制御装置は、ユーザーの選択入力した調理時間
および出力レベルに伴って高電圧変圧器から発生された
高電圧を印加してマグネトロンを駆動させる電子レンジ
のマグネトロン駆動制御装置において、前記選択入力さ
れた出力レベルをあらかじめ設定された最大連続駆動出
力範囲と比較する比較手段と、前記比較手段で比較した
結果、前記選択入力された出力レベルが前記最大連続駆
動出力範囲に属していなければ前記選択入力された出力
レベルに相応するそれぞれの周期に従ってマグネトロン
を断続的に駆動させ、また、前記最大連続駆動出力範囲
に属していればマグネトロンを連続駆動させて所定の設
定時間を超えると所定周期に従って断続的に駆動させる
駆動手段と、から構成されたことを特徴とする。
【００２３】さらに、この発明による電子レンジのマグ
ネトロン駆動制御方法は、前記選択入力された出力レベ
ルをあらかじめ設定された最大連続駆動出力範囲と比較
する比較ステップと、前記比較ステップでの比較の結
果、前記選択入力された出力レベルが前記最大連続駆動
出力範囲に属していなければ前記選択入力された出力レ
ベルに相応するそれぞれの周期に従ってマグネトロンを
断続的に駆動させ、また、前記最大連続駆動出力範囲に
属していればマグネトロンを連続駆動させて所定の設定
時間を超えると所定周期に従ってマグネトロンを断続的
に駆動させる駆動ステップと、からなることを特徴とす
る。
ネトロン駆動制御方法は、前記選択入力された出力レベ
ルをあらかじめ設定された最大連続駆動出力範囲と比較
する比較ステップと、前記比較ステップでの比較の結
果、前記選択入力された出力レベルが前記最大連続駆動
出力範囲に属していなければ前記選択入力された出力レ
ベルに相応するそれぞれの周期に従ってマグネトロンを
断続的に駆動させ、また、前記最大連続駆動出力範囲に
属していればマグネトロンを連続駆動させて所定の設定
時間を超えると所定周期に従ってマグネトロンを断続的
に駆動させる駆動ステップと、からなることを特徴とす
る。
【００２４】
【発明の実施の形態】以下、本発明による一実施の形態
について添付図面に沿つて詳述する。
について添付図面に沿つて詳述する。
【００２５】図２は、この発明の実施の形態による電子
レンジのマグネトロン駆動制御装置にたいする概略ブロ
ック構成図であって、この発明のマグネトロン駆動制御
装置は、キー入力部１１０と、制御部１２０と、マグネ
トロン駆動部１３０と、ターンテーブル駆動部１４０
と、ファン駆動部１５０および信号音発生部１６０とか
ら構成されるが、前記ハードウェアの基本構成は、図１
に示す電子レンジの内部構造と同一であるため、同一部
分にたいしては同一名称および符号を付してそれにつく
詳述は省くことにする。
レンジのマグネトロン駆動制御装置にたいする概略ブロ
ック構成図であって、この発明のマグネトロン駆動制御
装置は、キー入力部１１０と、制御部１２０と、マグネ
トロン駆動部１３０と、ターンテーブル駆動部１４０
と、ファン駆動部１５０および信号音発生部１６０とか
ら構成されるが、前記ハードウェアの基本構成は、図１
に示す電子レンジの内部構造と同一であるため、同一部
分にたいしては同一名称および符号を付してそれにつく
詳述は省くことにする。
【００２６】図２において、キー入力部１１０は、調理
時間（ＴＳ）を入力するための調理時間設定キー１１１
と、出力レベルを入力するための出力調整キー１１２
と、調理開始および調理中断を指示するための調理開始
／中断選択キー１１３を含んで構成され、ユーザーによ
りキーが操作されると、操作されたそれぞれのキーに相
応するキー信号を制御部１２０に入力する。
時間（ＴＳ）を入力するための調理時間設定キー１１１
と、出力レベルを入力するための出力調整キー１１２
と、調理開始および調理中断を指示するための調理開始
／中断選択キー１１３を含んで構成され、ユーザーによ
りキーが操作されると、操作されたそれぞれのキーに相
応するキー信号を制御部１２０に入力する。
【００２７】さらに、制御部１２０は、キー入力部１１
０から入力されるキー信号によりユーザーの設定した調
理時間（ＴＳ）および出力レベルを判別し、調理開始を
指示するキー信号が入力されると、前記判別された調理
時間（ＴＳ）および出力レベルに伴ってマグネトロン駆
動部１３０とターンテーブル駆動部１４０およびファン
駆動部１５０を制御するためのそれぞれの制御信号を出
力する一方で、調理が終了されると調理終了音を発生さ
せるための制御信号を出力する。
０から入力されるキー信号によりユーザーの設定した調
理時間（ＴＳ）および出力レベルを判別し、調理開始を
指示するキー信号が入力されると、前記判別された調理
時間（ＴＳ）および出力レベルに伴ってマグネトロン駆
動部１３０とターンテーブル駆動部１４０およびファン
駆動部１５０を制御するためのそれぞれの制御信号を出
力する一方で、調理が終了されると調理終了音を発生さ
せるための制御信号を出力する。
【００２８】さらに、マグネトロン駆動部１３０は制御
部１２０からの制御信号により高電圧変圧器１０を通じ
て変圧された高電圧をマグネトロン２０に供給し、ター
ンテーブル駆動部１４０は制御部１２０からの制御信号
によりターンテーブルモータ６０を駆動させる。
部１２０からの制御信号により高電圧変圧器１０を通じ
て変圧された高電圧をマグネトロン２０に供給し、ター
ンテーブル駆動部１４０は制御部１２０からの制御信号
によりターンテーブルモータ６０を駆動させる。
【００２９】さらに、ファン駆動部１５０は制御部１２
０の制御信号によりファンモータ８０を駆動させ、信号
音発生部１６０は制御部１２０からの制御信号により調
理終了音を発生させる。
０の制御信号によりファンモータ８０を駆動させ、信号
音発生部１６０は制御部１２０からの制御信号により調
理終了音を発生させる。
【００３０】図３は、この発明の実施の形態による高電
圧変圧器の出力状態にたいする一例を図示したグラフで
あって、同グラフはマグネトロン２０をほぼ２０分間立
て続けに駆動させた後に、ほぼ１分周期で駆動させた場
合の高電圧変圧器１０の出力状態を示したグラフであっ
て、同図からもわかるように、マグネトロン２０が断続
的に駆動される場合には、駆動が中止された周期中に高
電圧変圧器１０が自然冷却されることに伴って熱発生量
が減少されることによって、銅損の減少につれて高電圧
変圧器１０の出力が従来に比して上昇される。
圧変圧器の出力状態にたいする一例を図示したグラフで
あって、同グラフはマグネトロン２０をほぼ２０分間立
て続けに駆動させた後に、ほぼ１分周期で駆動させた場
合の高電圧変圧器１０の出力状態を示したグラフであっ
て、同図からもわかるように、マグネトロン２０が断続
的に駆動される場合には、駆動が中止された周期中に高
電圧変圧器１０が自然冷却されることに伴って熱発生量
が減少されることによって、銅損の減少につれて高電圧
変圧器１０の出力が従来に比して上昇される。
【００３１】図４は、マグネトロンの連続動作時間と、
高電圧変圧器の重量との相関関係を説明するためのグラ
フであり、同図からもわかるように、マグネトロン２０
の連続動作時間が短縮されるほど高電圧変圧器１０の重
量を軽減させることができる。
高電圧変圧器の重量との相関関係を説明するためのグラ
フであり、同図からもわかるように、マグネトロン２０
の連続動作時間が短縮されるほど高電圧変圧器１０の重
量を軽減させることができる。
【００３２】以下、上記のように構成されたハードウェ
アを利用したこの発明の動作例について図２〜図５を参
照して詳述することにする。
アを利用したこの発明の動作例について図２〜図５を参
照して詳述することにする。
【００３３】まず、外部から商用交流電圧が電子レンジ
に印加されると、制御部１２０が初期化される（Ｓ１
０）。
に印加されると、制御部１２０が初期化される（Ｓ１
０）。
【００３４】この際、ユーザーがキー入力部１１０の調
理時間設定キー１１１を操作して調理時間（ＴＳ）を選
択入力した後、出力調整キー１１２を操作して出力レベ
ルを選択入力すると、それに相応するキー信号がキー入
力部１１０から制御部１２０に入力され、制御部１２０
がキー入力部１１０から入力されたキー信号を通じてユ
ーザーにより選択入力された調理時間（ＴＳ）および出
力レベルを判別する（Ｓ２０）。
理時間設定キー１１１を操作して調理時間（ＴＳ）を選
択入力した後、出力調整キー１１２を操作して出力レベ
ルを選択入力すると、それに相応するキー信号がキー入
力部１１０から制御部１２０に入力され、制御部１２０
がキー入力部１１０から入力されたキー信号を通じてユ
ーザーにより選択入力された調理時間（ＴＳ）および出
力レベルを判別する（Ｓ２０）。
【００３５】次に、制御部１２０がキー入力部１１０か
ら調理開始を指示するキー信号が入力されたかを操返し
判断して（Ｓ３０）、キー入力部１１０から調理開始を
指示するキー信号が入力されると、制御部１２０がター
ンテーブル５０と、ファン７０を駆動させるための制御
信号を出力する（Ｓ４０）。
ら調理開始を指示するキー信号が入力されたかを操返し
判断して（Ｓ３０）、キー入力部１１０から調理開始を
指示するキー信号が入力されると、制御部１２０がター
ンテーブル５０と、ファン７０を駆動させるための制御
信号を出力する（Ｓ４０）。
【００３６】これによって、前記制御部１２０から印加
される制御信号によりターンテーブル駆動部１４０を通
じてターンテーブルモータ６０が駆動されるのに連動し
てターンテーブル５０が低速で回転され、ファン駆動部
１５０によりファンモータ８０が駆動されるのに連動し
てファン７０が回転される。
される制御信号によりターンテーブル駆動部１４０を通
じてターンテーブルモータ６０が駆動されるのに連動し
てターンテーブル５０が低速で回転され、ファン駆動部
１５０によりファンモータ８０が駆動されるのに連動し
てファン７０が回転される。
【００３７】次に、制御部１２０が前記ステップ（Ｓ２
０）からキー入力部１１０を通じて選択入力された出力
レベルが最大値であるかを判断して（Ｓ５０）、選択入
力された出力レベルが最大値未満（たとえば、出力レベ
ルの最大値を１００％とした場合、ほぼ９０〜１０％）
であれば、キー入力部１１０を通じて選択入力された出
力レベルに相応するオン／オフ周期に従ってキー入力部
１１０を通じて選択入力された調理時間（ＴＳ）中、マ
グネトロン２０を断続的に駆動させ（Ｓ６０）、これに
たいする動作過程は従来技術と同一であるため重なる記
述は省くことにする。
０）からキー入力部１１０を通じて選択入力された出力
レベルが最大値であるかを判断して（Ｓ５０）、選択入
力された出力レベルが最大値未満（たとえば、出力レベ
ルの最大値を１００％とした場合、ほぼ９０〜１０％）
であれば、キー入力部１１０を通じて選択入力された出
力レベルに相応するオン／オフ周期に従ってキー入力部
１１０を通じて選択入力された調理時間（ＴＳ）中、マ
グネトロン２０を断続的に駆動させ（Ｓ６０）、これに
たいする動作過程は従来技術と同一であるため重なる記
述は省くことにする。
【００３８】一方で、制御部１２０は、前記ステップ
（Ｓ５０）での判断の結果、キー入力部１００を通じて
選択入力された出力レベルが最大値であれば、マグネト
ロン２０を連続的に駆動させるための制御信号をマグネ
トロン駆動部１３０に印加する（Ｓ７０）。
（Ｓ５０）での判断の結果、キー入力部１００を通じて
選択入力された出力レベルが最大値であれば、マグネト
ロン２０を連続的に駆動させるための制御信号をマグネ
トロン駆動部１３０に印加する（Ｓ７０）。
【００３９】これによって、前記制御部１２０から印加
される制御信号により前記高電圧変圧器１０で変圧され
た高電圧がマグネトロン駆動部１３０を通じてマグネト
ロン２０に連続的に供給され、これに伴ってマグネトロ
ン２０からマイクロ波が連続的に発生されて導波管３０
を通して調理室４０の内部に供給されることにより、調
理室４０内のターンテーブル５０に載上された調理物が
誘電加熱作用により調理される。
される制御信号により前記高電圧変圧器１０で変圧され
た高電圧がマグネトロン駆動部１３０を通じてマグネト
ロン２０に連続的に供給され、これに伴ってマグネトロ
ン２０からマイクロ波が連続的に発生されて導波管３０
を通して調理室４０の内部に供給されることにより、調
理室４０内のターンテーブル５０に載上された調理物が
誘電加熱作用により調理される。
【００４０】この際、制御部１２０は、前記ステップ
（Ｓ７０）のマグネトロン２０を駆動させた時点からの
時間を計数して（Ｓ８０）、計数された時間と選択入力
された調理時間（ＴＳ）とを比較し（Ｓ９０）、比較し
た結果、計数された時間が選択入力された調理時間（Ｔ
Ｓ）以上であれば、マグネトロン２０の駆動を中止させ
る下記のステップ（Ｓ１５０）に進む。
（Ｓ７０）のマグネトロン２０を駆動させた時点からの
時間を計数して（Ｓ８０）、計数された時間と選択入力
された調理時間（ＴＳ）とを比較し（Ｓ９０）、比較し
た結果、計数された時間が選択入力された調理時間（Ｔ
Ｓ）以上であれば、マグネトロン２０の駆動を中止させ
る下記のステップ（Ｓ１５０）に進む。
【００４１】もし、制御部１２０が、前記ステップ（Ｓ
９０）で比較した結果、計数された時間が選択入力され
た調理時間（ＴＳ）未満であれば、計数された時間が予
め設定された駆動制限時間ＴＬ（たとえば、ほぼ３０
分）を超えたかを判断して（Ｓ１００）、判断の結果、
計数された時間が予め設定された駆動制限時間（ＴＬ）
以内であれば、前記ステップ（Ｓ７０）に戻ってマグネ
トロン２０の連続的な駆動状態を保持させる。
９０）で比較した結果、計数された時間が選択入力され
た調理時間（ＴＳ）未満であれば、計数された時間が予
め設定された駆動制限時間ＴＬ（たとえば、ほぼ３０
分）を超えたかを判断して（Ｓ１００）、判断の結果、
計数された時間が予め設定された駆動制限時間（ＴＬ）
以内であれば、前記ステップ（Ｓ７０）に戻ってマグネ
トロン２０の連続的な駆動状態を保持させる。
【００４２】ここで、前記駆動制限時間（ＴＬ）は、設
置しようとする高電圧変圧器１０の大きさと、それによ
る重量を考慮して設定するようになり、マグネトロン２
０の連続駆動時間と高電圧変圧器２０の重量との相関関
係は図４に示すとおりである。
置しようとする高電圧変圧器１０の大きさと、それによ
る重量を考慮して設定するようになり、マグネトロン２
０の連続駆動時間と高電圧変圧器２０の重量との相関関
係は図４に示すとおりである。
【００４３】もし、制御部１２０が前記ステップ（Ｓ１
００）での判断の結果、計数された時間が予め設定され
た制限駆動時間（ＴＬ）を超えると、マグネトロン２０
を所定周期（たとえば、ほぼ１分）に従って断続的に駆
動させるための制御信号をマグネトロン駆動部１３０に
印加する（Ｓ１１０）。
００）での判断の結果、計数された時間が予め設定され
た制限駆動時間（ＴＬ）を超えると、マグネトロン２０
を所定周期（たとえば、ほぼ１分）に従って断続的に駆
動させるための制御信号をマグネトロン駆動部１３０に
印加する（Ｓ１１０）。
【００４４】これによって、前記制御部１２０から印加
される制御信号により前記高電圧変圧器１０からの高電
圧がマグネトロン駆動部１３０を通じてマグネトロン２
０に断続的に供給され、これに伴ってマグネトロン２０
からマイクロ波が断続的に発生されて導波管３０を通じ
て調理室４０の内部に供給される。
される制御信号により前記高電圧変圧器１０からの高電
圧がマグネトロン駆動部１３０を通じてマグネトロン２
０に断続的に供給され、これに伴ってマグネトロン２０
からマイクロ波が断続的に発生されて導波管３０を通じ
て調理室４０の内部に供給される。
【００４５】この際、マグネトロン２０が駆動されない
ため、高電圧変圧器１０から電流が流れないようになる
オフ周期中には周辺空気の自然対流により高電圧変圧器
１０から発生された高熱を冷却させることによって規定
温度を超える高熱の発生が防止される。
ため、高電圧変圧器１０から電流が流れないようになる
オフ周期中には周辺空気の自然対流により高電圧変圧器
１０から発生された高熱を冷却させることによって規定
温度を超える高熱の発生が防止される。
【００４６】次に、制御部１２０は、前記ステップ（Ｓ
１１０）を通じて断続的に駆動されるマグネトロン２０
の駆動時間、すなわち、オフ周期を除くオン周期中の時
間を点検して（Ｓ１２０）、前記ステップ（Ｓ７０）で
マグネトロン２０が連続的に動作した時間を含むマグネ
トロン２０の総駆動時間を算出する（Ｓ１３０）。
１１０）を通じて断続的に駆動されるマグネトロン２０
の駆動時間、すなわち、オフ周期を除くオン周期中の時
間を点検して（Ｓ１２０）、前記ステップ（Ｓ７０）で
マグネトロン２０が連続的に動作した時間を含むマグネ
トロン２０の総駆動時間を算出する（Ｓ１３０）。
【００４７】さらに、制御部１２０は、前記ステップ
（Ｓ１３０）から算出されたマグネトロン２０の総駆動
時間を選択入力された調理時間（ＴＳ）と比較して（Ｓ
１４０）、比較した結果、マグネトロン２０の総駆動時
間が選択入力された調理時間（ＴＳ）未満であれば、前
記ステップ（Ｓ１１０）に戻ってマグネトロン２０の周
期的な駆動状態を保持させる。
（Ｓ１３０）から算出されたマグネトロン２０の総駆動
時間を選択入力された調理時間（ＴＳ）と比較して（Ｓ
１４０）、比較した結果、マグネトロン２０の総駆動時
間が選択入力された調理時間（ＴＳ）未満であれば、前
記ステップ（Ｓ１１０）に戻ってマグネトロン２０の周
期的な駆動状態を保持させる。
【００４８】もし、制御部１２０が前記ステップ（Ｓ１
４０）での判断の結果、マグネトロン２０の総駆動時間
が選択入力された調理時間（ＴＳ）以上であれば、マグ
ネトロン２０の駆動を中止させるための制御信号をマグ
ネトロン駆動部１３０に印加する（Ｓ１５０）。
４０）での判断の結果、マグネトロン２０の総駆動時間
が選択入力された調理時間（ＴＳ）以上であれば、マグ
ネトロン２０の駆動を中止させるための制御信号をマグ
ネトロン駆動部１３０に印加する（Ｓ１５０）。
【００４９】これによって、前記制御部１２０から印加
される制御信号により高電圧変圧器１３０からマグネト
ロン駆動部１３０を通じた高電圧の供給が中断されつ
つ、マグネトロン２０の駆動が中止される。
される制御信号により高電圧変圧器１３０からマグネト
ロン駆動部１３０を通じた高電圧の供給が中断されつ
つ、マグネトロン２０の駆動が中止される。
【００５０】次に、制御部１２０は、ターンテーブル５
０およびファン７０の駆動を中止させるための制御信号
を出力する（Ｓ１６０）。
０およびファン７０の駆動を中止させるための制御信号
を出力する（Ｓ１６０）。
【００５１】これによって、前記制御部１２０から印加
される制御信号によりターンテーブル駆動部１４０を通
じたターンテーブルモータ６０の駆動が中断されてター
ンテーブル５０の回転が停止され、ファン駆動部１５０
を通じたファンモータ８０の駆動が中止されてファン７
０の回転が停止される。
される制御信号によりターンテーブル駆動部１４０を通
じたターンテーブルモータ６０の駆動が中断されてター
ンテーブル５０の回転が停止され、ファン駆動部１５０
を通じたファンモータ８０の駆動が中止されてファン７
０の回転が停止される。
【００５２】次に、制御部１２０は調理終了音を発生す
るための制御信号を出力し（Ｓ１７０）、前記制御部１
２０から印加される制御信号により信号音発生部１６０
から調理終了音が発生される。
るための制御信号を出力し（Ｓ１７０）、前記制御部１
２０から印加される制御信号により信号音発生部１６０
から調理終了音が発生される。
【００５３】一方、この発明のほかの動作例を図６〜図
８を参照して詳述することにする。
８を参照して詳述することにする。
【００５４】ここで、図５に示す制御動作と、同一のス
テップにたいしては同一名称および符号を付してそれに
つく詳述は省くことにする。
テップにたいしては同一名称および符号を付してそれに
つく詳述は省くことにする。
【００５５】まず、前記ステップ（Ｓ１００）での判断
の結果、計数されたマグネトロン２０の駆動時間が予め
設定された駆動制限時間（ＴＬ）を超えると、制御部１
２０がマグネトロン２０の駆動を中止させるための制御
信号をマグネトロン駆動部１３０に印加する（Ｓ２１
０）。
の結果、計数されたマグネトロン２０の駆動時間が予め
設定された駆動制限時間（ＴＬ）を超えると、制御部１
２０がマグネトロン２０の駆動を中止させるための制御
信号をマグネトロン駆動部１３０に印加する（Ｓ２１
０）。
【００５６】これによって、前記制御部１２０から印加
される制御信号により高電圧変圧器１０からマグネトロ
ン駆動部１３０を通じた高電圧の供給が中断されつつ、
マグネトロン２０の駆動が中止される。
される制御信号により高電圧変圧器１０からマグネトロ
ン駆動部１３０を通じた高電圧の供給が中断されつつ、
マグネトロン２０の駆動が中止される。
【００５７】次に、制御部１２０は前記ステップ（Ｓ２
１０）でマグネトロン２０の駆動を中断させた時点から
の休止時間を計数して（Ｓ２２０）、計数されたマグネ
トロン２０の休止時間が予め設定された休止時間ＴＰ
（たとえば、ほぼ５分）を超えたかを判断し（Ｓ２３
０）、判断の結果計数されたマグネトロン２０の休止時
間が予め設定された休止時間（ＴＰ）以内であれば、前
記ステップ（Ｓ２１０）に戻ってマグネトロン２０の駆
動中止状態を保持させる。
１０）でマグネトロン２０の駆動を中断させた時点から
の休止時間を計数して（Ｓ２２０）、計数されたマグネ
トロン２０の休止時間が予め設定された休止時間ＴＰ
（たとえば、ほぼ５分）を超えたかを判断し（Ｓ２３
０）、判断の結果計数されたマグネトロン２０の休止時
間が予め設定された休止時間（ＴＰ）以内であれば、前
記ステップ（Ｓ２１０）に戻ってマグネトロン２０の駆
動中止状態を保持させる。
【００５８】この際、マグネトロン２０が駆動されない
ため、高電圧変圧器１０から電流が流れないようになる
マグネトロン２０の休止時間（ＴＰ）中には、周辺空気
の自然対流により高電圧変圧器１０から発生された高熱
が冷却されるのに伴って高電圧変圧器１０が規定温度を
超えることを防止できる。
ため、高電圧変圧器１０から電流が流れないようになる
マグネトロン２０の休止時間（ＴＰ）中には、周辺空気
の自然対流により高電圧変圧器１０から発生された高熱
が冷却されるのに伴って高電圧変圧器１０が規定温度を
超えることを防止できる。
【００５９】すなわち、マグネトロン２０の連続駆動時
間が予め設定された駆動制限時間（ＴＬ）を超えると、
マグネトロン２０の駆動を中断させて高電圧変圧器１０
が自然冷却されうるのに十分な時間を付与するのであ
る。
間が予め設定された駆動制限時間（ＴＬ）を超えると、
マグネトロン２０の駆動を中断させて高電圧変圧器１０
が自然冷却されうるのに十分な時間を付与するのであ
る。
【００６０】一方、制御部１２０は前記ステップ（Ｓ２
３０）での判断の結果、計数されたマグネトロン２０の
休止時間が予め設定された休止時間（ＴＰ）を超える
と、制御部１２０はマグネトロン２０を立て続けに駆動
させるための制御信号をマグネトロン駆動部１３０に印
加する（Ｓ２４０）。
３０）での判断の結果、計数されたマグネトロン２０の
休止時間が予め設定された休止時間（ＴＰ）を超える
と、制御部１２０はマグネトロン２０を立て続けに駆動
させるための制御信号をマグネトロン駆動部１３０に印
加する（Ｓ２４０）。
【００６１】これによって、前記制御部１２０から印加
される制御信号により前記高電圧変圧器１０で変圧され
た高電圧がマグネトロン駆動部１３０を通じてマグネト
ロン２０に立て続けに供給され、これに伴ってマグネト
ロン２０からマイクロ波が立て続けに発生されて導波管
３０を通じて調理室４０の内部に供給されることによ
り、調理室４０内のターンテーブル５０に載上された調
理物が誘電加熱作用により調理される。
される制御信号により前記高電圧変圧器１０で変圧され
た高電圧がマグネトロン駆動部１３０を通じてマグネト
ロン２０に立て続けに供給され、これに伴ってマグネト
ロン２０からマイクロ波が立て続けに発生されて導波管
３０を通じて調理室４０の内部に供給されることによ
り、調理室４０内のターンテーブル５０に載上された調
理物が誘電加熱作用により調理される。
【００６２】この際、制御部１２０は、前記ステップ
（Ｓ２４０）でマグネトロン２０が駆動された時点での
マグネトロン２０の駆動時間を計数して（Ｓ２５０）、
前記ステップ（Ｓ２４０）で計数されたマグネトロン２
０の駆動時間が設定駆動時間ＴＤ（たとえば、ほぼ２０
分）を超えたかを判断する（Ｓ２６０）。
（Ｓ２４０）でマグネトロン２０が駆動された時点での
マグネトロン２０の駆動時間を計数して（Ｓ２５０）、
前記ステップ（Ｓ２４０）で計数されたマグネトロン２
０の駆動時間が設定駆動時間ＴＤ（たとえば、ほぼ２０
分）を超えたかを判断する（Ｓ２６０）。
【００６３】前記ステップ（Ｓ２６０）での判断の結
果、制御部１２０は前記ステップ（Ｓ２５０）で計数さ
れたマグネトロン２０の駆動時間が設定駆動時間（Ｔ
Ｄ）を超えると、前記ステップ（Ｓ２１０）に戻って予
め設定された休止時間（ＴＰ）中マグネトロン２０の駆
動を中止させる。
果、制御部１２０は前記ステップ（Ｓ２５０）で計数さ
れたマグネトロン２０の駆動時間が設定駆動時間（Ｔ
Ｄ）を超えると、前記ステップ（Ｓ２１０）に戻って予
め設定された休止時間（ＴＰ）中マグネトロン２０の駆
動を中止させる。
【００６４】ちなみに、マグネトロン２０は、予め設定
された駆動制限時間（ＴＬ）中、立て続けに駆動された
以後に、マグネトロン２０の休止時間（ＴＰ）中、自然
冷却作用により高電圧変圧器１０から発生した高熱が冷
却されるとしても、高電圧変圧器１０の温度がマグネト
ロン２０の初期駆動状態以前の温度までには低下しがた
いため、設定駆動時間（ＴＤ）は駆動制限時間（ＴＬ）
より短かく設定するのが好ましい。たとえば、駆動制限
時間（ＴＬ）をおおむね３０分で設定した場合には、設
定駆動時間（ＴＤ）はほぼ２０分に設定するのが好まし
い。
された駆動制限時間（ＴＬ）中、立て続けに駆動された
以後に、マグネトロン２０の休止時間（ＴＰ）中、自然
冷却作用により高電圧変圧器１０から発生した高熱が冷
却されるとしても、高電圧変圧器１０の温度がマグネト
ロン２０の初期駆動状態以前の温度までには低下しがた
いため、設定駆動時間（ＴＤ）は駆動制限時間（ＴＬ）
より短かく設定するのが好ましい。たとえば、駆動制限
時間（ＴＬ）をおおむね３０分で設定した場合には、設
定駆動時間（ＴＤ）はほぼ２０分に設定するのが好まし
い。
【００６５】一方、制御部１２０は、前記ステップ（Ｓ
２６０）での判断の結果、前記ステップ（Ｓ２５０）で
計数されたマグネトロン２０の駆動時間が設定駆動時間
（ＴＤ）以内であれば、前記ステップ（Ｓ７０）でマグ
ネトロン２０の駆動された時点から休止時間（ＴＰ）を
除くマグネトロン２０の総駆動時間を算出する（Ｓ２７
０）。
２６０）での判断の結果、前記ステップ（Ｓ２５０）で
計数されたマグネトロン２０の駆動時間が設定駆動時間
（ＴＤ）以内であれば、前記ステップ（Ｓ７０）でマグ
ネトロン２０の駆動された時点から休止時間（ＴＰ）を
除くマグネトロン２０の総駆動時間を算出する（Ｓ２７
０）。
【００６６】次に、制御部１２０は、前記ステップ（Ｓ
２７０）から算出されたマグネトロン２０の総駆動時間
をキー入力部１１０を通じて選択入力された調理時間
（ＴＳ）と比較して（Ｓ２８０）、その結果マグネトロ
ン２０の総駆動時間がキー入力部１１０を通じて選択入
力された調理時間（ＴＳ）未満であれば、前記ステップ
（Ｓ２４０）に戻ってマグネトロン２０の総駆動時間が
キー入力部１１０を通じて選択入力された調理時間（Ｔ
Ｓ）以上になるときまで、設定駆動時間（ＴＤ）中には
マグネトロン２０を立て続けに駆動させ、休止時間（Ｔ
Ｐ）中にはマグネトロン２０の駆動を中断させる過程を
操り返すようになる。
２７０）から算出されたマグネトロン２０の総駆動時間
をキー入力部１１０を通じて選択入力された調理時間
（ＴＳ）と比較して（Ｓ２８０）、その結果マグネトロ
ン２０の総駆動時間がキー入力部１１０を通じて選択入
力された調理時間（ＴＳ）未満であれば、前記ステップ
（Ｓ２４０）に戻ってマグネトロン２０の総駆動時間が
キー入力部１１０を通じて選択入力された調理時間（Ｔ
Ｓ）以上になるときまで、設定駆動時間（ＴＤ）中には
マグネトロン２０を立て続けに駆動させ、休止時間（Ｔ
Ｐ）中にはマグネトロン２０の駆動を中断させる過程を
操り返すようになる。
【００６７】もし、前記ステップ（Ｓ２８０）で制御部
１２０の判断の結果、マグネトロン２０の総駆動時間が
キー入力部１１０を通じて選択入力された調理時間（Ｔ
Ｓ）以上になると、マグネトロン２０の駆動を中止させ
るステップ（Ｓ１５０）に進んで調理動作を終了する。
１２０の判断の結果、マグネトロン２０の総駆動時間が
キー入力部１１０を通じて選択入力された調理時間（Ｔ
Ｓ）以上になると、マグネトロン２０の駆動を中止させ
るステップ（Ｓ１５０）に進んで調理動作を終了する。
【００６８】一例をあげれば、予め設定された駆動制限
時間（ＴＬ）がほぼ３０分、設定駆動時間（ＴＤ）がほ
ぼ２０分、予め設定された休止時間（ＴＰ）がほぼ５分
の場合、ユーザーはキー入力部１１０を通じて最大値の
出力レベルを選択入力してから、ほぼ９０分の調理時間
（ＴＳ）を選択入力すると、マグネトロン２０は図８に
示すように動作する。
時間（ＴＬ）がほぼ３０分、設定駆動時間（ＴＤ）がほ
ぼ２０分、予め設定された休止時間（ＴＰ）がほぼ５分
の場合、ユーザーはキー入力部１１０を通じて最大値の
出力レベルを選択入力してから、ほぼ９０分の調理時間
（ＴＳ）を選択入力すると、マグネトロン２０は図８に
示すように動作する。
【００６９】
【発明の効果】上述のように、本発明を利用すれば、ユ
ーザーにより選択入力された出力レベルが最大連続駆動
出力範囲に属する場合には、マグネトロンを設定時間中
だけ連続駆動させた後、それ以後は、設定された所定周
期に従って断続的に駆動させてマグネトロンの駆動が中
止される周期中に、高電圧変圧器が自然冷却されるよう
にすることにより、電気抵抗による熱発生量を軽減させ
ることができるので、高電圧変圧器のコイル口径および
鉄心の大きさを拡大させなくても、過熱発生が防止され
て高電圧変圧器をより小型化させ、かつその重量を軽減
せしめることになり、製造コストダウンはもとより、電
子レンジを軽量化させることができるという優れた効果
がある。
ーザーにより選択入力された出力レベルが最大連続駆動
出力範囲に属する場合には、マグネトロンを設定時間中
だけ連続駆動させた後、それ以後は、設定された所定周
期に従って断続的に駆動させてマグネトロンの駆動が中
止される周期中に、高電圧変圧器が自然冷却されるよう
にすることにより、電気抵抗による熱発生量を軽減させ
ることができるので、高電圧変圧器のコイル口径および
鉄心の大きさを拡大させなくても、過熱発生が防止され
て高電圧変圧器をより小型化させ、かつその重量を軽減
せしめることになり、製造コストダウンはもとより、電
子レンジを軽量化させることができるという優れた効果
がある。
【図１】 一般の電子レンジの内部構造を示すの概略断
面図である。
面図である。
【図２】 この発明の一実施の形態による電子レンジの
マグネトロン駆動制御装置の概略ブロック構成図であ
る。
マグネトロン駆動制御装置の概略ブロック構成図であ
る。
【図３】 この発明の一実施の形態による高電圧変圧器
の出力状態の一例を示すグラフである。
の出力状態の一例を示すグラフである。
【図４】 マグネトロンの連続動作時間と高電圧変圧器
の重量との相関関係を説明するためのグラフである。
の重量との相関関係を説明するためのグラフである。
【図５】 この発明の一実施の形態による制御部の制御
動作過程を説明するためのフローチャートである。
動作過程を説明するためのフローチャートである。
【図６】 この発明の他の実施の形態による制御部の制
御動作過程を説明するためのフローチャートである。
御動作過程を説明するためのフローチャートである。
【図７】 この発明の他の実施の形態による制御部の制
御動作過程を説明するためのフローチャートである。
御動作過程を説明するためのフローチャートである。
【図８】 図６，図７に示す制御動作過程によるマグネ
トロンの動作状態にたいする動作説明図の一例である。
トロンの動作状態にたいする動作説明図の一例である。
１０ 高電圧変圧器 ２０ マグネトロン １１０ キー入力部 １２０ 制御部 １３０ マグネトロン駆動部
Claims (5)
- 【請求項１】 ユーザーの選択入力した調理時間および
出力レベルに伴って高電圧変圧器から発生された高電圧
を印加してマグネトロンを駆動させる電子レンジのマグ
ネトロン駆動制御装置において、 前記選択入力された出力レベルをあらかじめ設定された
最大連続駆動出力範囲と比較する比較手段と、 前記比較手段で比較した結果、前記選択入力された出力
レベルが前記最大連続駆動出力範囲に属していなければ
前記選択入力された出力レベルに相応するそれぞれの周
期に従ってマグネトロンを断続的に駆動させ、また、前
記最大連続駆動出力範囲に属していればマグネトロンを
連続駆動させて所定の設定時間を超えると所定周期に従
って断続的に駆動させる駆動手段と、から構成されたこ
とを特徴とする電子レンジのマグネトロン駆動制御装
置。 - 【請求項２】 請求項１のマグネトロン駆動制御装置を
含む電子レンジ。 - 【請求項３】 ユーザーの選択入力した調理時間および
出力レベルに伴って高電圧変圧器から発生された高電圧
を印加してマグネトロンを駆動させる電子レンジのマグ
ネトロン駆動制御方法において、 前記選択入力された出力レベルをあらかじめ設定された
最大連続駆動出力範囲と比較する比較ステップと、 前記比較ステップでの比較の結果、前記選択入力された
出力レベルが前記最大連続駆動出力範囲に属していなけ
れば前記選択入力された出力レベルに相応するそれぞれ
の周期に従ってマグネトロンを断続的に駆動させ、ま
た、前記最大連続駆動出力範囲に属していればマグネト
ロンを連続駆動させて所定の設定時間を超えると所定周
期に従ってマグネトロンを断続的に駆動させる駆動ステ
ップと、からなることを特徴とする電子レンジのマグネ
トロン駆動制御方法。 - 【請求項４】 前記駆動ステップは、前記選択入力され
た出力レベルが前記最大連続駆動出力範囲に属していな
ければ前記ユーザーにより選択入力された調理時間中、
前記選択入力された出力レベルに相応するそれぞれの周
期に従ってマグネトロンを断続的に駆動させるステップ
と、 前記選択入力された出力レベルが前記最大連続駆動出力
範囲に属していればマグネトロンを連続的に駆動させる
連続駆動ステップと、 前記連続駆動ステップで前記マグネトロンの連続駆動時
間があらかじめ設定された駆動制限時間を超えるとマグ
ネトロンを所定周期に従って断続的に駆動させる断続駆
動ステップと、 前記連続駆動ステップまたは前記断続駆動ステップでの
マグネトロン総駆動時間が、ユーザーにより選択入力さ
れた調理時間を経過するとマグネトロンの駆動を停止さ
せる停止ステップと、からなることを特徴とする請求項
３に記載の電子レンジのマグネトロン駆動制御方法。 - 【請求項５】 前記駆動ステップは、前記選択入力され
た出力レベルが前記最大連続駆動出力範囲に属していな
ければ前記ユーザーにより選択入力された調理時間中、
前記選択入力された出力レベルに相応するそれぞれの周
期に従ってマグネトロンを断続的に駆動させるステップ
と、 前記選択入力された出力レベルが前記最大連続駆動出力
範囲に属していればマグネトロンを連続的に駆動させる
第１の連続駆動ステップと、 前記第１の連続駆動ステップで前記マグネトロンの連続
駆動時間があらかじめ設定された駆動制限時間を超える
とマグネトロンの駆動を中止させる休止ステップと、 前記休止ステップであらかじめ設定された休止時間が経
過されるとマグネトロンを連続的に駆動させる第２の連
続駆動ステップと、 前記第２の連続駆動ステップであらかじめ設定された駆
動時間が経過されると前記休止ステップに戻って前記休
止ステップおよび前記第２の連続駆動ステップを操返し
行うステップと、 前記第１の連続駆動ステップまたは前記第２の連続駆動
ステップでマグネトロンの総駆動時間が前記ユーザーに
より選択入力された調理時間を経過するとマグネトロン
の駆動を停止させる停止ステップと、からなることを特
徴とする請求項３に記載の電子レンジのマグネトロン駆
動制御方法。
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