JPH11328824A - 再生装置および記録装置、並びに記録再生装置 - Google Patents

再生装置および記録装置、並びに記録再生装置

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JPH11328824A
JPH11328824A JP6114399A JP6114399A JPH11328824A JP H11328824 A JPH11328824 A JP H11328824A JP 6114399 A JP6114399 A JP 6114399A JP 6114399 A JP6114399 A JP 6114399A JP H11328824 A JPH11328824 A JP H11328824A
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Application number
JP6114399A
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English (en)
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Hidefumi Ino
英文 井野
Tokuo Nakatani
徳夫 中谷
Toshio Kanai
俊男 金井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Automatic Disk Changers (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の記録媒体にわたって記録されたデータ
を、時間的に連続して再生可能にする。 【解決手段】 チェンジャ部10は複数のディスク1を
格納可能に構成され、ディスク1毎にデータの読み出し
・書き込みを行う。ディスク管理部60はチェンジャ部
10の各ディスク1について、記録されているデータそ
の他の情報を媒体記録情報として管理する。制御部70
はデータ再生において、再生対象データが複数のディス
ク1にわたって記録されていると媒体記録情報から判断
したときは、チェンジャ部10におけるディスク交換の
際にデータ再生が時間的に途切れないよう、再生対象デ
ータのうちの一部のデータであるつなぎデータの再生を
固定ディスク30に行わせる。これにより、複数のディ
スク1にわたって記録されたデータを、時間的に連続し
て再生することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの記録・再
生に関するものであり、特に、例えばディスクチェンジ
ャ装置のような複数の記録媒体を格納可能なシステムに
おいて、AVデータの記録・再生を時間的な連続性を保
ちつつ実行可能にするための技術に属する。
【0002】
【従来の技術】従来から、デジタルデータの記録媒体と
して、ハードディスク、光ディスク、フロッピーディス
クまたは半導体メモリなどの媒体が利用されている。そ
して、これらの記録媒体の中でも、再利用可能なデジタ
ルデータを記録する媒体として、可搬性や容量の面で優
れている光ディスクが主として用いられてきている。
【0003】また、上記のような記録媒体に記録される
データは、テキストデータや静止画像データのような、
数10MB程度のサイズの小さいデータがほとんどであ
った。
【0004】しかしながら、近年、例えば動画像データ
のような、数GB程度のサイズの大きいデータの記録が
要望されている。このような膨大な量のデータを記録す
る場合、DVD−RAMのような大容量の記録媒体を用
いても、1個の記録媒体では容量が足りず、記録しきれ
ない場合がある。
【0005】例えばLD(Laser Disc)では、片面にデ
ータが記録しきれない場合には両面にデータを記録する
ことによって、容量不足の問題を回避していた。また、
ディスクチェンジャを用いた記録再生装置においては、
複数枚のディスクにデータを記録することによって、容
量不足を回避していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】テキストデータや静止
画像データでは、その記録・再生にリアルタイム性は要
求されない。したがって、複数のディスクにわたってデ
ータを記録する場合でも、一枚のディスクへの書き込み
が終わるたびにディスクを交換すればよく、何の問題も
生じない。
【0007】しかしながら、動画像データの場合には、
LDの両面に、または複数のディスクにリアルタイムに
記録する場合には、データの時間的な連続性が保ち難
い、という問題が生じる。すなわち、複数の面または複
数のディスクに記録されたデータの再生の際に、再生対
象面を表面から裏面に変えたり、再生対象ディスクを交
換するのに時間がかかるので、その間、データ再生が時
間的に途絶えてしまう。また、複数の面または複数のデ
ィスクへのデータ記録の際には、記録対象面を表面から
裏面に変えたり、記録対象ディスクを交換したりする
間、データの供給を一時的に中断しなければならない。
【0008】前記の問題に鑑み、本発明は、複数の記録
媒体にわたって記録されたデータを、時間的に連続して
再生可能にすること、および、データを複数の記録媒体
にわたって、時間的に連続して記録可能にすることを課
題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明が講じた解決手段は、再生装置と
して、複数の記録媒体を格納可能なチェンジャと、格納
された記録媒体から選択された第1および第2の記録媒
体からこの順にデータを読み出すドライブとを有する第
1の記憶部と、第2の記憶部と、前記第1および第2の
記録媒体に記録されたデータを表示する外部装置と、前
記チェンジャ、ドライブ、外部装置および第2の記憶部
を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記外部装
置が前記第1および第2の記録媒体に記録されたデータ
の表示を開始する前に、前記第1の記憶部に、前記第1
および第2の記録媒体のうちの1つに記録されたデータ
の少なくとも一部をつなぎデータとして読み出させ、読
み出されたつなぎデータを前記第2の記憶部に記憶さ
せ、かつ、前記外部装置が前記第1および第2の記録媒
体に記録されたデータの表示を開始するとき、前記第1
および第2の記録媒体に記録されたデータの読み出しが
前記第1の記録媒体から前記第2の記録媒体への交換に
よって不連続である期間、前記第1および第2の記録媒
体に記録されたデータが連続して表示されるよう、前記
第2の記憶部に、前記つなぎデータを前記外部装置に供
給させるものである。
【0010】請求項1の発明によると、第1および第2
の記録媒体に記録されたデータが外部装置によって表示
される際に、データ読み出しが記録媒体の交換によって
不連続である期間、データが連続して表示されるよう
に、その一部のデータであるつなぎデータの外部装置へ
の供給が、第2の記憶部によって行われる。このため、
複数の記録媒体にわたって記録されたデータを、記録媒
体を交換して読み出し可能になるまでの時間待たせるこ
となく、時間的に連続してユーザに対して表示すること
が可能になる。
【0011】そして、請求項2の発明では、前記請求項
1の再生装置における制御部は、前記第1の記憶部に、
前記第1および第2の記録媒体に記録されたデータのう
ちの、前記つなぎデータの前に表示すべき部分を、読み
出させて前記外部装置に供給させ、前記第2の記憶部
に、前記つなぎデータを前記外部装置に供給させ、前記
第1の記憶部に、前記第1および第2の記録媒体に記録
されたデータのうちの、前記つなぎデータの後に表示す
べき残りの部分を、前記外部装置に供給させるものとす
る。
【0012】また、請求項3の発明では、請求項1の再
生装置における制御部は、前記外部装置が前記第1およ
び第2の記録媒体に記録されたデータを表示する前に、
前記第1の記憶部に、表示すべきデータのうちの前記第
1の記録媒体に記録された部分をつなぎデータとして読
み出させ、前記外部装置が前記第1および第2の記録媒
体に記録されたデータを表示するとき、前記第1および
第2の記憶部を、前記つなぎデータが前記外部装置に供
給され、その後、表示すべきデータのうちの前記第2の
記録媒体に記録された部分が、前記外部装置に供給され
るように、制御するものとする。
【0013】また、請求項4の発明では、前記請求項1
の再生装置における制御部は、前記外部装置が前記第1
および第2の記録媒体に記録されたデータを表示する前
に、前記第1の記憶部に、表示すべきデータのうちの前
記第2の記録媒体に記録された部分をつなぎデータとし
て読み出させ、前記外部装置が前記第1および第2の記
録媒体に記録されたデータを表示するとき、前記第1お
よび第2の記憶部を、表示すべきデータのうちの第1の
記録媒体に記録された部分が前記外部装置に供給され、
その後、前記つなぎデータが前記外部装置に供給される
ように、制御するものとする。
【0014】また、請求項5の発明では、前記請求項1
の再生装置における制御部は、前記つなぎデータが読み
出され、前記第2の記憶部に記憶される前に、前記つな
ぎデータが前記第2の記憶部に記憶されているか否かを
判定し、前記つなぎデータが前記第2の記憶部に記憶さ
れていないとき、前記第2の記憶部に前記つなぎデータ
を記憶させるものとする。
【0015】また、請求項6の発明では、前記請求項1
の再生装置における第2の記憶部は、前記第1の記憶部
のアクセス速度と同等以上の速度で、アクセス可能に構
成されているものとする。
【0016】また、請求項7の発明が講じた解決手段
は、記録装置として、複数の記録媒体を格納可能なチェ
ンジャと、格納された記録媒体から選択された第1およ
び第2の記録媒体にこの順にデータを記録するドライブ
とを有する第1の記憶部と、第2の記憶部と、記録すべ
きデータを、前記第1および第2の記憶部のうちの1つ
に供給する外部装置と、前記第1の記憶部、第2の記憶
部および外部装置を制御する制御部とを備え、前記制御
部は、前記第1の記憶部による記録が、前記第1の記録
媒体から前記第2の記録媒体への交換によって不連続で
ある期間、前記第2の記憶部に、前記外部装置から供給
されるデータの一部をつなぎデータとして記憶させ、前
記第1および第2の記憶部を、前記つなぎデータが前記
第1の記憶部によって前記第1および第2の記録媒体の
一方に記録されるよう、制御するものである。
【0017】請求項7の発明によると、第1の記憶部に
よる記録が、記録媒体の交換によって不連続である期
間、第2の記憶部に、外部装置から供給されるデータの
一部をつなぎデータとして記憶させる。このため、デー
タ記録動作の連続性が保証され、複数の記録媒体に分け
て記録しなければならないようなデータのリアルタイム
記録においても、記録もれ(とりこぼし)なくデータを
記録することができる。
【0018】そして、請求項8の発明では、前記請求項
7の記録装置における制御部は、データ記録において、
前記第1の記憶部に、記録対象データを前記第1の記録
媒体に書き込ませている際に、この第1の記録媒体の空
き容量が所定量になると判断したときは、前記第2の記
憶部に、前記記録対象データの残りのうちの前記所定量
を、前記つなぎデータとして書き込ませ、前記第1の記
憶部に、前記記録対象データの残りのうち前記つなぎデ
ータを除くデータを、前記第2の記録媒体に書き込ませ
るものとする。
【0019】また、請求項9の発明では、前記請求項7
の記録装置における制御部は、データ記録において、前
記第1の記憶部に、記録対象データを前記第1の記録媒
体に書き込ませている際に、この第1の記録媒体の空き
容量がなくなると判断したときは、前記第2の記憶部
に、前記記録対象データの残りのうちの所定量を、前記
つなぎデータとして書き込ませ、前記第1の記憶部に、
前記記録対象データの残りのうち前記つなぎデータを除
くデータを、前記第2の記録媒体に、前記所定量に相当
する空き容量を持たせつつ、書き込ませるものとする。
【0020】また、請求項10の発明では、前記請求項
7の記録装置における第2の記憶部は、前記第1の記憶
部のアクセス速度と同等以上の速度で、アクセス可能に
構成されているものとする。
【0021】また、請求項11の発明が講じた解決手段
は、記録再生装置として、複数の記録媒体を格納可能な
チェンジャと、格納された記録媒体から選択された第1
および第2の記録媒体からこの順にデータを読み出すド
ライブとを有する第1の記憶部と、第2の記憶部と、前
記第1および第2の記録媒体に記録されたデータを表示
する外部装置と、前記チェンジャ、ドライブ、外部装置
および第2の記憶部を制御する制御部とを備え、前記制
御部は、前記外部装置が前記第1および第2の記録媒体
に記録されたデータの表示を開始する前に、前記第2の
記憶部が、前記第1および第2の記録媒体のうちの1つ
に格納されたデータの少なくとも一部をつなぎデータと
して記憶しているか否かを判断し、前記つなぎデータが
前記第2の記憶部に記憶されていないとき、前記第1の
記憶部に、前記第1および第2の記録媒体の1つから前
記つなぎデータを読み出させ、前記第2の記憶部に、読
み出されたつなぎデータを記憶させ、かつ、前記外部装
置が前記第1および第2の記録媒体に記録されたデータ
の表示を開始するとき、前記第1および第2の記録媒体
に記録されたデータの読み出しが前記第1の記録媒体か
ら前記第2の記録媒体への交換によって不連続である期
間、前記第1および第2の記録媒体に記録されたデータ
が連続して表示されるよう、前記第2の記憶部に、前記
つなぎデータを前記外部装置に供給させるものである。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る記録再生装置
の一例としてのDVD−RAMチェンジャ装置のシステ
ム構成を示す図である。図1に示すDVD−RAMチェ
ンジャ装置は、チェンジャ部10に、記録媒体としての
ディスク(DVD−RAMディスク)1を複数格納可能
に構成されている。そして、この装置は、外部装置80
から入力されたデータのディスク1への書き込み、およ
びディスク1から読み出したデータの外部装置80への
供給を行う。第1の記憶部としてのチェンジャ部10
は、格納した複数のディスク1から1枚を対象ディスク
として選択するディスクチェンジャ11と、ディスクチ
ェンジャ11によって選択された対象ディスク1に対し
てデータの読み書きを行うディスクドライブ12とを備
えている。
【0023】また、図1に示すDVD−RAMチェンジ
ャ装置は、内部記憶装置として、第2の記憶部としての
固定ディスク(HDD)30を備えている。第1および
第2のセレクタ40,50はデータの書き込み先または
読み出し元をチェンジャ部10または固定ディスク30
のいずれかに切替設定する。さらに、チェンジャ部10
に格納された複数のディスク1を統一的に管理するため
に、チェンジャ部10に格納された各ディスク1の記録
状況を示す媒体記録情報を管理する記録情報管理手段と
してのディスク管理部60が設けられている。媒体記録
情報はディスク管理部60にディスク管理テーブルとし
て記憶されている。制御部70は、ディスク管理部60
に管理された媒体記録情報を参照して、チェンジャ部1
0、固定ディスク30および第1および第2のセレクタ
40,50を制御し、データ記録およびデータ再生を実
行する。また制御部70は、ディスク管理部60に管理
された媒体記録情報の更新も行う。
【0024】記録動作においては、外部装置80は映像
および/または音声情報を光ディスクに記録するのに適
したフォーマットのデータに変換してもよい。また再生
動作においては、外部装置80は、第1の記憶部として
機能するチェンジャ部10や、第2の記憶部として機能
する固定ディスク30から供給されるデータを、必要に
応じて信号処理を施した上で、ユーザに対して表示す
る。
【0025】図1に示すDVD−RAMチェンジャ装置
は、ディスクチェンジャ11に格納された複数のディス
ク1にわたって記録された再生対象データを、時間的に
途切れることなく、データ再生の連続性を確保しつつ再
生可能に構成されている。また、外部から供給された記
録対象データを、ディスクチェンジャ11に格納された
複数のディスク1にわたって、データを録りもらすこと
なく、記録可能に構成されている。
【0026】図2はディスク管理部60が管理する媒体
記録情報の一例を示す図である。図2に示すように、デ
ィスク管理部60は媒体記録情報として、各ディスク1
を同定するためのディスクIDおよび各ディスク1に記
録されたファイルを同定するためのファイルIDをツリ
ー構造で管理する。ここでは、各ディスク1に記録され
るファイルはTV番組であるものとする。制御部70
は、あるディスク1にデータ記録を行ったとき、ディス
ク管理部60に管理された媒体記録情報の更新を行う。
【0027】ディスクチェンジャ11に格納された各デ
ィスク1には、ディスクIDとして、最初の記録の開始
日時が付与される。例えば1998年3月10日23時
00分00秒に最初の記録を開始したディスク1には、
ディスクIDとして「1998-03-10-23-00-00 」が与えら
れる。また、各ディスク1にはファイルIDとして、そ
の番組の録画開始日時およびチャンネル番号が付与され
る。例えば番組の録画開始時刻が1998年3月10日
23時00分00秒であり、チャンネルが「1」である
とき、ファイルIDとして「1998-03-10-23-00-00-01」
が与えられる。
【0028】また、番組が複数のディスク1にわたって
記録される場合には、記録順を表す番号がサブIDとし
て付与される。例えば1998年3月15日20時00
分00秒にチャンネル「1」の番組の録画を開始し、か
つ、この番組を複数のディスクにわたって録画した場合
には、ファイルIDとして、最初のディスクには「1998
-03-15-20-00-00-01-01」が、次のディスクには「1998-
03-15-20-00-00-01-02」が、それぞれ与えられる。
【0029】制御部70は、例えばディスクチェンジャ
11にディスク1が新たにセットされたとき、ディスク
ドライブ12によって、そのディスク1からディスクI
DおよびファイルIDを読み出させる。そして、読み出
したディスクIDおよびファイルIDを媒体記録情報と
してディスク管理部60に新たに管理させる。また、例
えばディスクチェンジャ11からディスク1が取り出さ
れるときに、ディスクドライブ12によって、そのディ
スク1に、ディスク管理部60に管理されたディスクI
DおよびファイルIDを書き込ませる。
【0030】また、ディスク管理部60は、各ディスク
1について、記録可能な領域の大きさも媒体記録情報と
して管理している。
【0031】<データ記録の動作>図1のDVD−RA
Mチェンジャ装置におけるデータ記録の動作について説
明する。この場合、図1の装置は本発明に係る記録装置
として動作する。
【0032】(第1の動作例)図3は本動作例において
データ書き込み対象として選択された第1および第2の
ディスクの、データ記録前の記録状態を示す図である。
図3において、各ディスクの右に示す帯状の図形は、各
ディスクの記憶領域を概念的に示している。図3に示す
ように、第1のディスクの記憶領域は一部、すでに記録
済みになっており、第2のディスクの記憶領域は全て記
録可能になっている。またここでは、第1のディスクと
して、記録可能領域の大きさが、ディスクチェンジャ1
1がディスクを交換してディスクドライブ12がデータ
書き込み可能な状態になるまでに必要な時間内に外部装
置80から供給されるデータの量、すなわちディスク交
換等価データ量よりも、大きいものを選択している。
【0033】ここで、「ディスク交換等価データ量」
は、ディスクチェンジャ11のディスク交換性能および
外部装置80のデータ供給速度によって決まる。ディス
ク交換に要する最長時間をT(s)、外部装置80のデ
ータ供給速度をm(Mbps)とすると、データ交換等
価データ量はmT(Mbit)で与えられる。
【0034】まず、制御部70はチェンジャ部10のデ
ィスクドライブ12に、第1のディスクにデータの書き
込みを行うよう指示する。データ記録開始時には、第1
のセレクタ40はb側に、第2のセレクタ50はd側
に、それぞれ設定されている。すなわち、外部装置80
から供給された記録対象データは、チェンジャ部10の
ディスクドライブ12に与えられ、第1のディスクへの
データ書き込みが開始される。
【0035】ディスク管理部60が管理する媒体記録情
報から、第1のディスクのデータ記録前の記録可能領域
の大きさが分かる。またディスクドライブ12の動作か
ら、書き込みを終了したデータ量が分かる。そこで、制
御部70は、第1のディスクの記録可能領域の残りの大
きさがディスク交換等価データ量に相当する量になると
判断したときに、第2のセレクタ50の設定をc側に切
り替える。これにより、外部装置80からその後供給さ
れるデータは、固定ディスク30に入力される。固定デ
ィスク30には、ディスク交換等価データ量に相当する
量のデータが、つなぎデータとして記録される。
【0036】制御部70は第2のセレクタ50の設定を
c側に切り替えた後に、ディスクチェンジャ11に第2
のディスクへの交換を指示する。ディスクチェンジャ1
1がディスク交換を行いディスクドライブ12が第2の
ディスクへの書き込み準備を完了すると、チェンジャ部
10は制御部70にその旨を通知し、待機状態になる。
制御部70は第2のディスクへの書き込み準備完了の通
知を受けて、固定ディスク30からの通知を待つ。一
方、固定ディスク30はつなぎデータの記録が完了する
と、その旨を制御部70に通知する。固定ディスク30
からつなぎデータ記録完了の通知を受けると、制御部7
0は第2のセレクタ50の設定をd側に切り替えるとと
もに、ディスクドライブ12に第2のディスクへのデー
タ書き込みを指示する。これにより、つなぎデータの記
録から時間的に途絶えることなく、第2のディスクへの
データ書き込みが開始される。
【0037】書き込むべきデータを全て書き終えると、
制御部70はディスクチェンジャ11に第1のディスク
への交換を指示するとともに、第1のセレクタ40の設
定をa側に切り替える。これにより、ディスク交換の間
に固定ディスク30に書き込まれたつなぎデータが、第
1のディスクの残りの記録可能領域に書き込まれる。
【0038】図4は第1および第2のディスクのデータ
記録後の記録状態を示す図である。図4に示すように、
記録対象データは、まず第1のディスクの領域Aに書き
込まれ、次に、領域Cに書き込まれるべきつなぎデータ
が第1のディスクの代わりに固定ディスク30に書き込
まれ、そして、残りのデータが第2のディスクの領域B
に書き込まれる。ディスク交換の間に固定ディスク30
に記録されたつなぎデータは、データ記録終了後に、第
1のディスクの領域Cに書き込まれる。
【0039】以上のような動作によって、外部装置80
から供給されるデータを、たとえリアルタイムに供給さ
れる場合であっても、ディスク交換の間に記録もれを起
こすことなく、複数のディスクに記録することが可能に
なる。
【0040】(第2の動作例)第2の動作例では、第1
のディスクには記録可能領域がなくなるまで書き込みを
続け、固定ディスク30に一時的に記録したつなぎデー
タは、データ記録の終了後に第2のディスクの方に書き
込む。
【0041】図5は本動作例においてデータ書き込み対
象として選択された第1および第2のディスクの、デー
タ記録前の記録状態を示す図である。図5に示すよう
に、第1および第2のディスクの記憶領域はともに一
部、すでに記録済みになっている。またここでは、第2
のディスクとして、記録可能領域の大きさが、ディスク
交換等価データ量よりも大きいものを選択している。
【0042】まず、制御部70はチェンジャ部10のデ
ィスクドライブ12に、第1のディスクにデータの書き
込みを行うよう指示する。データ記録開始時には、第1
のセレクタ40はb側に、第2のセレクタ50はd側
に、それぞれ設定されている。すなわち、外部装置80
から供給された記録対象データは、チェンジャ部10の
ディスクドライブ12に与えられ、第1のディスクへの
データ書き込みが開始される。
【0043】制御部70は、第1のディスクの記録可能
領域の残りがなくなると判断したときに、第2のセレク
タ50の設定をc側に切り替える。これにより、外部装
置80からその後供給されるデータは固定ディスク30
に入力される。固定ディスク30には、ディスク交換等
価データ量に相当する量のデータが、つなぎデータとし
て記録される。
【0044】制御部70は第2のセレクタ50の設定を
c側に切り替えた後に、チェンジャ部10のディスクチ
ェンジャ11に第2のディスクへの交換を指示する。デ
ィスクチェンジャ11はディスク交換を完了し、かつ、
後につなぎデータが記録される部分のシークを行って記
録待ち状態になったとき、制御部70にその旨を通知す
る。制御部70はディスク交換完了の通知を受けて、固
定ディスク30からつなぎデータの記録完了の通知を待
つ。固定ディスク30からつなぎデータ記録完了の通知
を受けたとき、制御部70は第2のセレクタ50の設定
をd側に切り替える。これにより、第2のディスクへの
データ書き込みが開始される。
【0045】データ書き込みが終了した後、制御部70
は第1のセレクタ40の設定をa側に切り替える。これ
により、ディスク交換の間に固定ディスク30に書き込
まれたつなぎデータが、第2のディスクの記録可能領域
の所定の部分に書き込まれる。
【0046】以上のような動作によって、外部装置80
から供給されるデータを、たとえリアルタイムに供給さ
れる場合であっても、ディスク交換の間に記録もれを起
こすことなく、時間的に連続して複数のディスクに記録
することが可能になる。
【0047】図6は第1および第2のディスクのデータ
記録後の記録状態を示す図である。図6に示すように、
記録対象データは、まず第1のディスクの領域Aに書き
込まれ、次に、領域Cに書き込まれるべきつなぎデータ
が第2のディスクの代わりに固定ディスク30に書き込
まれ、そして残りのデータが、第2のディスクの領域B
に書き込まれる。ディスク交換の間に固定ディスク30
に記録されたつなぎデータは、データ記録終了後に、第
2のディスクの領域Cに記録される。
【0048】なお、前述したデータ記録の第1および第
2の動作例では、2枚のディスクを記録対象とする場合
について説明したが、3枚以上のディスクにわたってデ
ータを記録する場合であっても、同様に実施可能であ
る。また、3枚以上のディスクを記録対象とする場合に
は、第1および第2の動作例を組み合わせて実施するこ
とも可能である。
【0049】また、前もって複数枚のディスクを選択し
ないで、データ書き込みを行っているディスクの記録可
能領域の残りがディスク交換等価データ量に近づいたと
き、またはなくなりそうになったときに、次のディスク
を選択するようにしてもよい。
【0050】また、つなぎデータは、その直前または直
後に再生されるべきデータと、光ディスク上において物
理的に連続している必要はない。つなぎデータと他の記
録データのアドレスさえ分かれば、ディスクをシークす
ることによって、記録したデータを連続して読み出すこ
とは可能である。なお、ディスクドライブ12はバッフ
ァとしてのメモリを有しており、つなぎデータの再生と
他の記録データの再生との間におけるシーク時間は、こ
のメモリによって吸収可能である。
【0051】<データ再生の動作>次に、図1のDVD
−RAMチェンジャ装置におけるデータ再生の動作につ
いて説明する。この場合、図1の装置は本発明に係る再
生装置として動作する。
【0052】(第1の動作例)制御部70はデータの再
生要求を受け取ると、再生対象データのファイルIDに
基づいてディスク管理テーブル60を検索し、そのデー
タが複数のディスクにわたって記録されているか否かを
判別する。ここでは、再生対象データが2枚のディスク
にわたって記録されているものとする。
【0053】図7は本動作例においてデータ読み出し対
象として選択された第1および第2のディスクの記録状
態を示す図である。外部装置80からのユーザに対する
読み出しデータの表示に先だって、制御部70は第1の
セレクタ40の設定をa側にする。そしてディスクドラ
イブ12に、第1のディスクからの所定のデータ(図7
の領域A)の読み出しを指示する。領域Aには、ディス
クを交換してデータ読み出しが可能になるまでに要する
時間内に外部装置80が消費するデータの量、すなわち
ディスク交換等価データ量に相当する量のデータが記録
されており、このデータはつなぎデータとして固定ディ
スク30に記録される。このとき、ディスクドライブ1
2は領域Aの開始位置を制御部70に通知し、制御部7
0はこの開始位置をディスク管理テーブルに記録する。
【0054】ここで、「ディスク交換等価データ量」
は、ディスクチェンジャ11のディスク交換性能および
外部装置80のデータ消費速度によって決まる。ディス
クを交換してデータの読み出しが可能になるまでに必要
な時間をT(s)、外部装置80のデータ消費速度をm
(Mbps)とすると、ディスク交換等価データ量はm
T(Mbit)で与えられる。
【0055】つなぎデータの固定ディスク30への記録
が終了すると、制御部70は第1のセレクタ40の設定
をb側に切り替える。そして、チェンジャ部10のディ
スクドライブ12に第1のディスクからのデータ読み出
しを指示し、データ再生を開始する。
【0056】制御部70はディスクドライブ12が第1
のディスクからのデータ読み出しを領域Aの開始位置ま
で実行したことを検知したとき、第2のセレクタ50の
設定をc側に切り替えるとともに、固定ディスク30に
つなぎデータの読み出しを指示する。またこれととも
に、ディスクチェンジャ11に第2のディスクへの交換
を指示する。これにより、第1のディスクから読み出さ
れたデータの外部装置80への供給に引き続き、つなぎ
データの外部装置80への供給が実行される。これと並
行して、ディスクチェンジャ11によるディスク交換が
行われる。
【0057】ディスクドライブ12は第2のディスクの
データ読み出し準備が完了すると、制御部70にその旨
を通知し、待機状態になる。制御部70は第2のディス
クのデータ読み出し準備完了の通知を受けて、固定ディ
スク30からの通知を待つ。一方、固定ディスク30は
つなぎデータを外部装置80に与え終わると、その旨を
制御部70に通知する。固定ディスク30からつなぎデ
ータの外部装置80への供給完了の通知を受けると、制
御部70は第2のセレクタ50の設定をd側に切り替え
るとともに、待機状態のディスクドライブ12に第2の
ディスクからのデータ読み出しを指示する。これによ
り、つなぎデータの外部装置80への供給から時間的に
途絶えることなく、第2のディスクからのデータ読み出
しが開始される。
【0058】以上のような動作によって、複数のディス
クにわたって記録されたデータを、ディスク交換の間待
たせることなく、時間的に連続して外部装置80に再生
することができ、外部装置80からユーザに対して連続
して表示することが可能になる。
【0059】(第2の動作例)第2の動作例では、第2
のディスクに記録されている再生対象データの一部を、
データ再生に先立って、固定ディスク30につなぎデー
タとしてコピーする。
【0060】図8は本動作例においてデータ読み出し対
象として選択された第1および第2のディスクの記録状
態を示す図である。外部装置80からのユーザに対する
読み出しデータの表示に先立って、制御部70は第1の
セレクタ40の設定をa側にする。そしてディスクドラ
イブ12に、第2のディスクからの所定のデータ(図8
の領域A)の読み出しを指示する。領域Aにはディスク
交換等価データ量に相当する量のデータが記録されてお
り、このデータはつなぎデータとして固定ディスク30
に記録される。このとき、ディスクドライブ12は領域
Aの終了位置を制御部70に通知し、制御部70はこの
終了位置をディスク管理部60内のディスク管理テーブ
ルに記録する。
【0061】つなぎデータの固定ディスク30へのコピ
ーが終了すると、制御部70はディスクチェンジャ11
に第1のディスクへの交換を指示するとともに、第1の
セレクタ40の設定をb側に切り替える。ディスク交換
が終了し、データ読み出しが可能な状態になると、ディ
スクドライブ12は制御部70にそれを通知する。そし
て、ディスクドライブ12から第1のディスクのデータ
読み出し準備完了の通知を受けると、ディスクドライブ
12に第1のディスクからのデータ読み出しを指示し、
データ再生を開始する。第1のディスクから読み出され
たデータは外部装置80に送られ、外部装置80はその
データを処理してユーザに表示する。
【0062】制御部70は、ディスクドライブ12が第
1のディスクからのデータ読み出しを最後まで実行した
ことを検知したとき、第2のセレクタ50の設定をc側
に切り替えるとともに、固定ディスク30につなぎデー
タの読み出しを指示する。またこれとともに、ディスク
チェンジャ11に第2のディスクへの交換を指示する。
これにより、第1のディスクから読み出されたデータの
外部装置80への供給に引き続き、つなぎデータの外部
装置80への供給が実行される。これと並行して、ディ
スクチェンジャ11によるディスク交換が行われる。
【0063】ディスクドライブ12は第2のディスクの
データ読み出し準備が完了すると、制御部70にその旨
を通知し、待機状態になる。制御部70は第2のディス
クのデータ読み出し準備完了の通知を受けて、固定ディ
スク30からの通知を待つ。一方、固定ディスク30は
つなぎデータの外部装置80への供給が完了すると、そ
の旨を制御部70に通知する。固定ディスク30からつ
なぎデータの外部装置80への供給完了の通知を受ける
と、制御部70は第2のセレクタ50の設定をd側に切
り替えるとともに、待機状態のディスクドライブ12に
第2のディスクからのデータ読み出しを指示する。この
とき、領域Aの終了位置をデータ読み出しの開始位置と
してディスクドライブ12に与える。これにより、つな
ぎデータが外部装置80に供給されてから時間的に途絶
えることなく、第2のディスクからのデータ読み出しが
開始される。これにより、外部装置80には切れ目なく
データが供給され、したがって外部装置80は切れ目な
くデータをユーザに表示することができる。
【0064】以上のような動作によって、複数のディス
クにわたって記録されたデータを、ディスク交換の間待
たせることなく、時間的に連続して外部装置80に再生
することができ、外部装置80からユーザに対して連続
して表示することが可能になる。
【0065】なお、この例では、領域Aの終了位置を一
旦ディスク管理テーブルに記録しているが、その代わり
に制御部70に記憶させておいてもよい。
【0066】なお、前述したデータ再生の第1および第
2の動作例では、2枚のディスクをデータ読み出し対象
とする場合について説明したが、3枚以上のディスクに
わたって記録されたデータを再生する場合であっても、
同様に実施可能である。例えば、n枚のディスクにわた
って記録されているデータを再生する場合、データ再生
に先立って、第1〜第(n−1)のディスクのそれぞれ
から、ディスク交換等価データ量に相当する量のデータ
をつなぎデータとして固定ディスク30に格納してお
き、その後、データ再生を同様に行えばよい。また、3
枚以上のディスクを記録対象とする場合には、第1およ
び第2の動作例を組み合わせて実施することも可能であ
る。
【0067】また、第1および第2の動作例のいずれに
おいても、再生対象データが記録されたディスクの選択
は、例えば次のように行えばよい。制御部70は指定さ
れたファイルIDを基にして、ディスク管理テーブルを
再編成し、再編成後のディスク管理テーブルに基づい
て、再生対象データが記録されたディスクを検索する。
図9は図2のディスク管理テーブルにおいて、ファイル
IDとして「1998-03-15-20-00-00-01」が指定された場
合の、再編成結果を示す図である。もちろん、再編成を
行わないで、図2に示すデータ構造を全て検索してもか
まわない。
【0068】(第3の動作例)第3の動作例では、記録
されている再生対象データの量がディスク交換等価デー
タ量よりも小さいディスクがあるとき、このディスクに
記録されている再生対象データを全て、データ再生に先
立って、固定ディスク30につなぎデータとしてコピー
する。そして、データ再生の際に、このディスクからの
データ読み出しを省略する。
【0069】制御部70はデータ再生の指示を受ける
と、第1および第2の動作例と同様に、ディスク管理テ
ーブル60を参照して、再生対象データが記録されてい
るディスクを特定する。このとき、再生対象データが複
数のディスクにわたって記録されていると判断すると、
制御部70はさらにディスク管理テーブル60を参照し
て、各ディスクに記録されている再生対象データの量が
ディスク交換等価データ量よりも小さいか否かを判断す
る。
【0070】記録されている再生対象データの量がディ
スク交換等価データ量よりも小さいディスクがあるとき
は、制御部70はデータ再生に先立って、そのディスク
に記録されている再生対象データを全て固定ディスク3
0にコピーさせる。すなわち、第1のセレクタ40の設
定をa側にし、チェンジャ部10のディスクドライブ1
2にそのディスクからのデータ読み出しを指示する。デ
ータを固定ディスク30にコピーし終えると、制御部7
0はディスクを交換するようにディスクチェンジャ11
を制御する。
【0071】その後、データ再生を開始するが、固定デ
ィスク30に再生対象データがコピーされたディスクに
ついては、ディスクドライブ12はデータ読み出しを行
わず、その代わりに固定ディスク30からのデータが外
部装置80に送られ、ユーザに対して表示される。
【0072】(第4の動作例)本発明によると、データ
記録の際に固定ディスク30に書き込まれたつなぎデー
タを消去せず保存しておく。したがって、記録を行った
装置を用いて、その装置で記録したデータを再生する場
合には、記録時のつなぎデータを再生時のつなぎデータ
としても利用することができる。これにより、データ再
生に先立って、ディスク交換等価データ量に相当するデ
ータを再生時のつなぎデータとして固定ディスク30に
コピーする処理が不要になり、ユーザから再生要求を受
けてから、外部装置80がデータを表示し始めるまでの
時間を短縮することができる。この場合、図1のDVD
−RAMチェンジャ装置は、本発明に係る記録再生装置
として動作する。
【0073】図1のDVD−RAMチェンジャ装置は、
データ記録の際には、前述したデータ記録の第1または
第2の動作例と同様に動作する。このとき、制御部70
は固定ディスク30におけるつなぎデータの記録開始位
置を、ファイルIDを基に検索できる形で、ディスク管
理部60のディスク管理テーブルに記録する。
【0074】図10は本動作例に係るデータ再生の処理
の流れを示すフローチャートである。まずステップS1
1において、少なくとも1枚のディスクがディスクチェ
ンジャ11に挿入される。このとき、制御部70は挿入
されたディスクのディスクID、ファイルIDなどの媒
体記録情報をディスクドライブ12によって読み出させ
て、この情報を用いてディスク管理部60のディスク管
理テーブルの内容を更新する(S12)。ここまでの処
理は、ディスク挿入直後に行われてもよいし、ユーザか
らの再生要求があってから行われてもよい。この例で
は、ディスク挿入直後に行われるものとする。
【0075】ユーザからの再生要求があると(S1
3)、制御部70はディスク管理テーブルを参照して、
再生すべきデータが格納されているディスクを特定す
る。そして、制御部70は、ディスク管理テーブルを参
照して、複数のディスクにわたって記録されているデー
タがあるか否かを判断する(S14)。
【0076】複数のディスクにわたって記録されている
データがあると判断したときは(S14でYES)、制
御部70はこのデータに対するつなぎデータが固定ディ
スク30に記録されているか否かを判断する(S1
5)。このデータが、図1の装置によって記録されたも
のである場合には、このデータに対するつなぎデータは
固定ディスク30に記録されているはずである。もし、
つなぎデータが固定ディスク30に記録されていないと
きは、前述したデータ再生の第1〜第3の動作例と同様
に、データ再生に先だって、つなぎデータを固定ディス
ク30に記録する。なお、ステップS14は省略するこ
ともできる。また、ステップS14はディスク挿入直後
にステップS12に続けて行われてもよい。また、本例
では、ステップS12のテーブル更新をディスク挿入直
後に行うものとしたが、これには限られず、例えば装置
の電源投入直後に行うこともできる。
【0077】また、データ再生の際に固定ディスク30
に書き込まれたつなぎデータを消去せず保存しておき、
これを、再度のデータ再生の際に利用することもでき
る。
【0078】なお、本実施形態では、ディスクIDとし
て、最初の記録の開始日時を用い、ファイルIDとし
て、その番組の録画開始日時およびチャンネル番号を用
いるものとしたが、ディスクIDおよびファイルIDと
して、他の種類のデータを用いてもかまわない。
【0079】また、本実施形態では、記録媒体としてD
VD−RAMディスクを用いたDVD−RAMチェンジ
ャ装置を例にとって説明したが、他の種類の記録媒体を
用いた記録再生装置であっても、本発明は同様に適用可
能である。また、つなぎデータを記録する第2の記憶部
として固定ディスクを用いるものとしたが、当然のこと
ながら、他の種類の記録装置を用いてもかまわない。さ
らに、この第2の記憶部は、第1の記憶部のアクセス速
度と同等以上の速度で、アクセス可能に構成されている
のが好ましい。
【0080】また、例えばLDのように、両面が記録・
再生可能な記録媒体を用いた記録再生装置であれば、そ
の各面を1個の記録媒体とみなすことによって、本発明
は同様に適用可能である。
【0081】以上説明したように、複数のディスクに記
録されたデータを再生する際に、再生対象データの一部
であるつなぎデータが前もって第2の記憶部にコピーさ
れ、実際にユーザに対してデータの表示が始まると、デ
ィスクからのデータ読み出しがディスク交換によって途
切れる間は、第2の記憶部のつなぎデータが読み出され
る。したがって、複数のディスクにわたって記録された
データを、ディスクを交換して読み出し可能になるまで
の時間待たせることなく、時間的に連続してユーザに対
して表示することが可能になる。
【0082】また、複数のディスクにデータを記録する
際に、記録対象データの一部であるつなぎデータが一時
的に第2の記憶部に書き込まれる。したがって、データ
記録動作の連続性が保証される。このため、複数のディ
スクに分けて記録しなければならないようなデータのリ
アルタイム記録においても、記録もれ(とりこぼし)な
くデータを記録することができる。
【0083】
【発明の効果】以上のように本発明によると、複数の記
録媒体にわたって記録されたデータを、記録媒体を交換
して読み出し可能になるまでの時間待たせることなく、
時間的に連続してユーザに対して表示することが可能に
なる。
【0084】また、データ記録動作の連続性が保証さ
れ、複数の記録媒体に分けて記録しなければならないよ
うなデータのリアルタイム記録においても、記録もれ
(とりこぼし)なくデータを記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録再生装置の一例としてのDV
D−RAMチェンジャ装置のシステム構成を示す図であ
る。
【図2】図1のディスク管理部60が管理する媒体記録
情報の一例を示す図である。
【図3】データ記録の第1の動作例においてデータ書き
込み対象として選択された第1および第2のディスク
の、データ記録前の記録状態を示す図である。
【図4】図3の第1および第2のディスクのデータ記録
後の記録状態を示す図である。
【図5】データ記録の第2の動作例においてデータ書き
込み対象として選択された第1および第2のディスク
の、データ記録前の記録状態を示す図である。
【図6】図5の第1および第2のディスクのデータ記録
後の記録状態を示す図である。
【図7】データ再生の第1の動作例においてデータ読み
出し対象として選択された第1および第2のディスクの
記録状態を示す図である。
【図8】データ再生の第2の動作例においてデータ読み
出し対象として選択された第1および第2のディスクの
記録状態を示す図である。
【図9】図2の媒体記録情報の再編成結果を示す図であ
る。
【図10】データ再生の第4の動作例の処理の流れを示
すフローチャートである。
【符号の説明】 1 ディスク(記録媒体) 10 チェンジャ部(第1の記憶部) 11 ディスクチェンジャ(チェンジャ) 12 ディスクドライブ(ドライブ) 30 固定ディスク(第2の記憶部) 70 制御部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録媒体を格納可能なチェンジャ
    と、格納された記録媒体から選択された第1および第2
    の記録媒体からこの順にデータを読み出すドライブとを
    有する第1の記憶部と、 第2の記憶部と、 前記第1および第2の記録媒体に記録されたデータを表
    示する外部装置と、 前記チェンジャ、ドライブ、外部装置および第2の記憶
    部を制御する制御部とを備え、 前記制御部は、 前記外部装置が前記第1および第2の記録媒体に記録さ
    れたデータの表示を開始する前に、前記第1の記憶部
    に、前記第1および第2の記録媒体のうちの1つに記録
    されたデータの少なくとも一部をつなぎデータとして読
    み出させ、読み出されたつなぎデータを前記第2の記憶
    部に記憶させ、かつ、 前記外部装置が前記第1および第2の記録媒体に記録さ
    れたデータの表示を開始するとき、前記第1および第2
    の記録媒体に記録されたデータの読み出しが前記第1の
    記録媒体から前記第2の記録媒体への交換によって不連
    続である期間、前記第1および第2の記録媒体に記録さ
    れたデータが連続して表示されるよう、前記第2の記憶
    部に、前記つなぎデータを前記外部装置に供給させるこ
    とを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の再生装置において、 前記制御部は、 前記第1の記憶部に、前記第1および第2の記録媒体に
    記録されたデータのうちの、前記つなぎデータの前に表
    示すべき部分を、読み出させて前記外部装置に供給さ
    せ、 前記第2の記憶部に、前記つなぎデータを前記外部装置
    に供給させ、 前記第1の記憶部に、前記第1および第2の記録媒体に
    記録されたデータのうちの、前記つなぎデータの後に表
    示すべき残りの部分を、前記外部装置に供給させること
    を特徴とする再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の再生装置において、 前記制御部は、 前記外部装置が前記第1および第2の記録媒体に記録さ
    れたデータを表示する前に、前記第1の記憶部に、表示
    すべきデータのうちの前記第1の記録媒体に記録された
    部分を、つなぎデータとして読み出させ、 前記外部装置が前記第1および第2の記録媒体に記録さ
    れたデータを表示するとき、前記第1および第2の記憶
    部を、前記つなぎデータが前記外部装置に供給され、そ
    の後、表示すべきデータのうちの前記第2の記録媒体に
    記録された部分が、前記外部装置に供給されるように、
    制御することを特徴とする再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の再生装置において、 前記制御部は、 前記外部装置が前記第1および第2の記録媒体に記録さ
    れたデータを表示する前に、前記第1の記憶部に、表示
    すべきデータのうちの前記第2の記録媒体に記録された
    部分を、つなぎデータとして読み出させ、 前記外部装置が前記第1および第2の記録媒体に記録さ
    れたデータを表示するとき、前記第1および第2の記憶
    部を、表示すべきデータのうちの第1の記録媒体に記録
    された部分が前記外部装置に供給され、その後、前記つ
    なぎデータが前記外部装置に供給されるように、制御す
    ることを特徴とする再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の再生装置において、 前記制御部は、 前記つなぎデータが読み出され、前記第2の記憶部に記
    憶される前に、前記つなぎデータが前記第2の記憶部に
    記憶されているか否かを判定し、 前記つなぎデータが前記第2の記憶部に記憶されていな
    いとき、前記第2の記憶部に前記つなぎデータを記憶さ
    せることを特徴とする再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の再生装置において、 前記第2の記憶部は、 前記第1の記憶部のアクセス速度と同等以上の速度で、
    アクセス可能に構成されていることを特徴とする再生装
    置。
  7. 【請求項7】 複数の記録媒体を格納可能なチェンジャ
    と、格納された記録媒体から選択された第1および第2
    の記録媒体にこの順にデータを記録するドライブとを有
    する第1の記憶部と、 第2の記憶部と、 記録すべきデータを、前記第1および第2の記憶部のう
    ちの1つに供給する外部装置と、 前記第1の記憶部、第2の記憶部および外部装置を制御
    する制御部とを備え、 前記制御部は、 前記第1の記憶部による記録が、前記第1の記録媒体か
    ら前記第2の記録媒体への交換によって不連続である期
    間、前記第2の記憶部に、前記外部装置から供給される
    データの一部をつなぎデータとして記憶させ、 前記第1および第2の記憶部を、前記つなぎデータが前
    記第1の記憶部によって前記第1および第2の記録媒体
    の一方に記録されるよう、制御することを特徴とする記
    録装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の記録装置において、 前記制御部は、データ記録において、 前記第1の記憶部に、記録対象データを前記第1の記録
    媒体に書き込ませている際に、この第1の記録媒体の空
    き容量が所定量になると判断したときは、 前記第2の記憶部に、前記記録対象データの残りのうち
    の前記所定量を、前記つなぎデータとして書き込ませ、 前記第1の記憶部に、前記記録対象データの残りのうち
    前記つなぎデータを除くデータを、前記第2の記録媒体
    に書き込ませるものであることを特徴とする記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の記録装置において、 前記制御部は、データ記録において、 前記第1の記憶部に、記録対象データを前記第1の記録
    媒体に書き込ませている際に、この第1の記録媒体の空
    き容量がなくなると判断したときは、 前記第2の記憶部に、前記記録対象データの残りのうち
    の所定量を、前記つなぎデータとして書き込ませ、 前記第1の記憶部に、前記記録対象データの残りのうち
    前記つなぎデータを除くデータを、前記第2の記録媒体
    に、前記所定量に相当する空き容量を持たせつつ、書き
    込ませるものであることを特徴とする記録装置。
  10. 【請求項10】 請求項7記載の記録装置において、 前記第2の記憶部は、 前記第1の記憶部のアクセス速度と同等以上の速度で、
    アクセス可能に構成されていることを特徴とする記録装
    置。
  11. 【請求項11】 複数の記録媒体を格納可能なチェンジ
    ャと、格納された記録媒体から選択された第1および第
    2の記録媒体からこの順にデータを読み出すドライブと
    を有する第1の記憶部と、 第2の記憶部と、 前記第1および第2の記録媒体に記録されたデータを表
    示する外部装置と、 前記チェンジャ、ドライブ、外部装置および第2の記憶
    部を制御する制御部とを備え、 前記制御部は、 前記外部装置が前記第1および第2の記録媒体に記録さ
    れたデータの表示を開始する前に、前記第2の記憶部
    が、前記第1および第2の記録媒体のうちの1つに格納
    されたデータの少なくとも一部をつなぎデータとして記
    憶しているか否かを判断し、前記つなぎデータが前記第
    2の記憶部に記憶されていないとき、前記第1の記憶部
    に、前記第1および第2の記録媒体の1つから前記つな
    ぎデータを読み出させ、前記第2の記憶部に、読み出さ
    れたつなぎデータを記憶させ、かつ、 前記外部装置が前記第1および第2の記録媒体に記録さ
    れたデータの表示を開始するとき、前記第1および第2
    の記録媒体に記録されたデータの読み出しが前記第1の
    記録媒体から前記第2の記録媒体への交換によって不連
    続である期間、前記第1および第2の記録媒体に記録さ
    れたデータが連続して表示されるよう、前記第2の記憶
    部に、前記つなぎデータを前記外部装置に供給させるこ
    とを特徴とする記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6763429B1 (en) 2000-03-31 2004-07-13 Hitachi, Ltd. Method and apparatus for recording and playing back information
US8520478B2 (en) 2005-06-29 2013-08-27 Sony Corporation Readout device, readout method, program, and program recording medium
WO2014112028A1 (ja) * 2013-01-15 2014-07-24 日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 光情報記録再生装置および光情報記録再生システムおよび光情報記録再生方法

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