JPH11328255A - 時系列データ変動監視装置および該装置に係るプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

時系列データ変動監視装置および該装置に係るプログラムを記憶した記憶媒体

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JPH11328255A
JPH11328255A JP10131490A JP13149098A JPH11328255A JP H11328255 A JPH11328255 A JP H11328255A JP 10131490 A JP10131490 A JP 10131490A JP 13149098 A JP13149098 A JP 13149098A JP H11328255 A JPH11328255 A JP H11328255A
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time series
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JP10131490A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Maki
牧  秀行
Toyohisa Morita
豊久 森田
Akira Maeda
章 前田
Hiroyuki Akimori
裕之 秋森
Mihoko Ogawa
美保子 小川
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Abstract

(57)【要約】 【課題】工業製品の品質管理などの分野では、製造プロ
セスの複雑化にともない監視すべきデータ量と種類の増
大および挙動の複雑化により、正常/異常の判断を人手
で行うことは困難となってきている。本発明の目的は、
多種大量のデータを自動的に監視し、また正常/異常の
判断ロジックを自動的に作成する時系列データ変動監視
装置および該装置に係るプログラムを記憶した記憶媒体
を提供することである。 【解決手段】時系列データ変動監視装置は、監視の対象
となる対象値とそれに付随する属性値の組からなるデー
タを対象とし属性値にしたがって組を選択する手段と、
選択された組を対象とし属性値にしたがって対象値を集
計する手段と、集計して得られた値の時系列を対象とし
その派生時系列を生成する手段と、対象の時系列とその
派生時系列とを比較することにより対象の時系列の変化
判定を行う手段と、変化判定の結果を使用者に通報する
手段とを備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工業製品の生産な
どにともなって発生する各種の時系列データの変化を検
出し通報することによりデータ分析および監視を行う時
系列データ変動監視装置および該装置に係るプログラム
を記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】重回帰分析、相関分析などの多変量解析
については、例えば、河口至商による「多変量解析入門
I」(森北出版、1973)に述べられている。
【0003】データからルールを抽出する手法として、
ID3と呼ばれるアルゴリズムが知られている。ID3
については、「Machine Learning」(Tioga Publishing
Company、1983)の463ページから482ページにおいて、
J. R. Quinlanによる「Learning Efficient Classifica
tion Procedures and their Application to Chess End
Games」に詳細が述べられている。
【0004】工業製品の品質管理技術という観点では、
小谷教彦、奥野治臣による「半導体製造システムのシス
テム化技術」(電気学会誌、112巻1号、平成4年)、
浜田弘幸らによる「メモリ故障解析エキスパートシステ
ム(MEMOFANEX)」(NEC技報、Vol.46 N
o.11、1993)のそれぞれの記事中に記述がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】工業製品の品質管理な
どの分野では、製品の生産にともなって発生する品質デ
ータを監視し、データの異常な挙動が発見された場合
は、ただちに対策を講じる必要がある。データの挙動が
異常であるかどうかは、担当者が見て判断するか、ある
いは、どのようにデータが挙動したときに異常として警
告を発するかを規定する判断ロジックを人手で組むのが
普通であった。しかし、近年では、製造プロセスの複雑
化にともなって、監視すべきデータ量と種類は非常に増
大し、各データの挙動も複雑化している。そのため、こ
れらの膨大なデータから、正常/異常の判断を人手で行
うことは困難となってきている。
【0006】本発明の目的は、多種大量の時系列データ
を自動的に監視し、また、正常/異常の判断ロジックを
自動的に作成する時系列データ変動監視装置および該装
置に係るプログラムを記憶した記憶媒体を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、情報発生源から継続的に発
生する値を対象値とし、該対象値と該対象値の発生時刻
を含む該対象値に付随する単数または複数の属性値とを
組にして保持する保持手段と、保持された複数の該組の
一部を該属性値に従って選択する選択手段と、該選択さ
れた組の対象値を集計する集計手段と、該集計された対
象値を発生時刻に従って並べて対象時系列とし、該対象
時系列を元に派生時系列を生成する派生時系列生成手段
と、該対象時系列と該派生時系列とを比較し、または、
該派生時系列同士を比較し、該対象時系列の変化判定を
行う変化判定手段と、変化判定の結果を使用者に通報す
る通報手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1におい
て、前記変化判定手段による複数の変化判定の結果を入
力し、該変化判定結果の1つを着目事象とし、該着目事
象の発生条件を他の変化判定結果との組合せの中から探
索する条件探索手段と、該条件探索手段による探索で得
られた単数または複数の該着目事象の発生条件を保持す
る手段とを備え、前記通報手段は、前記対象時系列が該
着目事象の発生条件を満たしたときに使用者に通報する
ものであることを特徴とする。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項2におい
て、前記条件探索手段は、前記着目事象の発生条件を探
索する際に、該発生条件の信頼性を表す指標である重要
度を算出するものであり、前記通報手段は、変化判定の
結果とともに、該重要度を使用者に通報するものである
ことを特徴とする。
【0010】請求項4に係る発明は、請求項3におい
て、前記条件探索手段による探索で得られた単数または
複数の着目事象の発生条件を保持する手段で保持されて
いる該発生条件の重要度を、新たに発生した対象値を用
いて再計算し、得られた重要度に基づいて、該保持され
ている発生条件の重要度を置き換え、または該保持され
ている発生条件を削除する手段を備えたことを特徴とす
る。
【0011】請求項5に係る発明は、請求項3におい
て、情報発生源から新たに得られた対象値を用いて、前
記着目事象の発生条件の探索および重要度の算出を行な
い、得られた発生条件がすでに保持されている発生条件
と同じである場合は該保持されている発生条件の重要度
を置き換え、得られた発生条件が保持されていないもの
である場合は新たに発生条件を保持する手段に保持する
手段を備えたことを特徴とする。
【0012】請求項6に係る発明は、請求項1から5に
おいて、前記通報手段は、前記対象時系列の変化判定結
果を使用者に通報するとともに、該対象時系列に関する
他の情報を同時に表示する手段と、該対象時系列に関連
する別の時系列に関する情報を検索して表示する手段を
備えたことを特徴とする。
【0013】請求項7に係る発明は、請求項1から6に
おいて、前記変化判定結果に基づいて、元の情報発生源
の動作を制御する手段をさらに備えたことを特徴とす
る。
【0014】請求項8に係る発明は、情報発生源から継
続的に発生する時系列データの変動を監視するプログラ
ムを記憶した記憶媒体であって、該プログラムは、情報
発生源から継続的に発生する値を対象値とし、該対象値
と該対象値の発生時刻を含む該対象値に付随する単数ま
たは複数の属性値とを組にしたデータを入力するステッ
プと、入力した複数の該組の一部を該属性値に従って選
択するステップと、該選択された組の対象値を集計する
ステップと、該集計された対象値を発生時刻に従って並
べて対象時系列とし、該対象時系列を元に派生時系列を
生成するステップと、該対象時系列と該派生時系列とを
比較し、または、該派生時系列同士を比較し、該対象時
系列の変化判定を行うステップと、変化判定の結果を使
用者に通報するステップとを備えたものであることを特
徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施の形態を説明する。
【0016】図1に、本発明の第1の実施の形態の概略
構成を示す。情報発生源101からは、継続的に値が発
生している。図2に、情報発生源101の例を示す。図
2は、工業製品の生産ラインを示している。
【0017】図2において、生産ラインは複数の工程か
らなり、各工程は単数または複数の装置を持つ。製造物
201は生産ラインの中を順に進んで行き、各工程にお
いて加工および検査が行われる。このときに製造物に関
する各種の情報が発生する。例えば、加工A工程202
は、定められた寸法に材料を形成する工程である。加工
A工程には複数の加工製造装置203(SA01または
SA02)が設けられており、製造物が加工A工程20
2を通過するときは、どの製造装置203を通ったかと
いう情報が発生する。また、加工が正しく行われたかど
うかを検査するため、製造物の1つ1つの寸法が測定さ
れ、その測定値の情報が発生する。さらに、加工が行わ
れた時刻の情報も発生する。204は、加工A工程20
2で発生するデータの例を示す。1つのデータは、製造
物201の1つ1つを区別するための製品ID(識別
子)と、当該製造物の加工が行われた時刻と、当該製造
物の寸法の測定値と、当該製造物がどの製造装置を通っ
たかを示す装置IDとを有する。次の加工B工程でも同
様のデータが発生する。
【0018】機能検査工程205では、加工の済んだ製
造物の機能検査が行われ、製造物の1つ1つについて良
品であるか不良品であるかの情報が発生する。206
は、機能検査工程205で発生するデータ例を示す。1
つのデータは、製造物を特定する製品IDと、当該製造
物の機能検査が行われた時刻と、当該製造物が良品であ
るか不良品であるかを示す情報とを有する。
【0019】図2の各工程が図1の情報発生源101に
なる。これらの情報発生源101から発生する情報のう
ち、使用者が着目するものが変動監視の対象となる。例
えば、加工寸法の測定値あるいは機能検査における製品
不良率などである。これらは通常、実数で表される値で
ある。変動監視の対象となる値を対象値と呼ぶことにす
る。また、情報発生源101から発生する情報のうちの
他の一部は、対象値に付随する属性値となる。例えば、
加工寸法の測定値を対象値とした場合、加工を行った時
刻や、加工に用いた装置名などが対象値に付随する属性
値となる。
【0020】情報発生源101で発生した情報は、デー
タベース102へ送られ、蓄積される。データベース1
02では、対象値と、対象値に付随する属性値を組にし
て保持している。図3に、データベースに保持される対
象値と属性値の組の例を示す。この組データ301のこ
とを「属性組」と呼ぶことにする。属性組は、対象値が
発生した時刻の情報を属性値として持つ。図3に示した
属性組301は、「発生時刻」、「対象値名」、「製品
ID」、「ロット番号」、および「製造装置」の情報を
属性値として持っている。例えば、図3の先頭のデータ
は、1997年7月20日13:40に、ロット番号A
5001の製品IDがA5001-2-5の製造物が装置SA0
1により加工され、そのときの寸法Aが0.36(対象
値)であったことを示している。
【0021】図1に戻って、選択手段103では、デー
タベース102に蓄積された属性組の中から、属性値に
関する条件に従ってその一部を選択し、属性組の集合1
10を生成する。属性値に関する条件は、あらかじめ定
められている。選択手段103では、属性値に関する異
なる複数の条件に従って、異なる複数の属性組の集合1
10を生成する。
【0022】図4に、属性組の集合110の例を示す。
図4の左側に示した属性組の集合401は、「ロット番
号」の属性値が「A5001」であるという条件に従って選
択された属性組の集合である。また、図4の右側に示し
た属性組の集合402は、「製造装置」の属性値が「SA
02」であるという条件に従って選択された属性組の集合
である。これら属性値に関する条件は排反である必要は
ないので、同一の属性組が異なる集合に属する場合があ
る。図4の例では、同一の属性組403が両方の集合に
属している。
【0023】再び図1に戻って、集計手段104では、
選択手段103により生成された属性組の集合110を
対象とし、属性値に関する条件に従って対象値の集計を
行う。属性値に関する条件はあらかじめ定められてい
る。集計とは、例えば、合計値や、平均値を算出するこ
とである。そして、集計結果を対象値として持つ新たな
属性組を生成する。これを「集計済の属性組」と呼ぶこ
とにする。そして、集計済の属性組を要素として持つ集
合111を生成する。これを「集計済の属性組の集合」
と呼ぶことにする。集計手段104では、属性値に関す
る異なる複数の条件に従って、異なる複数の集計済の属
性組の集合111を生成する。
【0024】図5に集計済の属性組の集合の例を示す。
ここでは属性組の集合501を対象に、「同一のロット
番号」という条件に従い、対象値の平均値を算出し、こ
の平均値を対象値として持つ新たな属性組を生成してい
る。例えば、属性組の集合501中の上の2つの属性組
は、「A5001」という同一のロット番号を持っている。
この2つの属性組について、対象値の平均値を算出し、
この平均値を対象値として持つ新たな属性組502を生
成している。この集計済の属性組が持つ属性値は、元の
属性組の持つ属性値を継承する。例えば、属性組502
では、対象値名の属性値が「寸法A」、ロット番号の属
性値が「A5001」、製造装置の属性値が「SA02」を継承
している。これらは、元の2つの属性組において、属性
値が同一であったので、その値をそのまま継承している
が、「発生時刻」および「製品ID」は元の2つの属性
組の間で値が異なっているため、そのまま継承すること
はできない。このような場合は、属性値の継承を行わ
ず、集計済みの属性組では空としておく。または、元の
属性組の属性値の平均値や中心値を集計済みの属性組の
属性値とする。例えば、製品IDについては、元の1つ
目の属性組では「A5001-4-3」であるが、2つ目の属性
組では「A5001-2-9」である。この場合は、集計済みの
属性組502の製品IDは空としている。また、発生時
刻については、1つ目の属性組では「1997-7-20 13:5
6」であるが、2つ目の属性組では「1997-7-20 14:35」
である。この場合は、平均時刻を算出し、その値を集計
済の属性組502の発生時刻の値としている。属性組の
集合501のすべての属性組について以上の集計操作を
行い、集計済の属性組の集合503を得る。
【0025】こうして得られた集計済の属性組を発生時
刻順に並べて得られる対象値の系列504を、対象時系
列と呼ぶことにする。図6に、対象時系列の例を示す。
これは、縦軸に対象値、横軸に時刻をとり、横軸に沿っ
て集計済の属性組601を並べ、各々の時刻における対
象値504に対応した位置に点602をプロットし、こ
れらの点を線分で順につないだグラフである。
【0026】再び図1に戻って、派生時系列生成手段1
05では、あらかじめ定められた演算を対象時系列に対
して行い、別の時系列112を生成する。元の対象時系
列に対し、生成された時系列を、派生時系列と呼ぶこと
にする。派生時系列生成手段105では、元の対象時系
列に対し異なる複数の演算を別々に行い、異なる複数の
派生時系列112を生成する。図7に、派生時系列11
2の例を示す。これは、対象時系列701と、対象時系
列701から生成された移動平均の時系列702(派生
時系列)を示し、図6と同様に、縦軸に対象値、横軸に
時刻をとったグラフで表したものである。移動平均の時
系列702は、以下の(1)式の演算により生成され
る。
【0027】 M(t) = { X(t) + X(t-1) + ... + X(t-n+1) } / n ……(1)
【0028】ただし、M(t)は時刻tにおける移動平均の
値、X(t)は時刻tにおける元の対象時系列の値、nは移動
平均の次数と呼ばれる定数である。移動平均の他に、自
己回帰などの線形予測値の時系列を派生時系列とするこ
とができる。
【0029】再び図1に戻って、変化判定手段106で
は、対象時系列の変化の判定を行う。図8に、その例を
示す。グラフ左半分の領域内では、対象時系列801
が、ほぼ一定値の周辺を不規則に変動しており、対象時
系列801と派生時系列802とが頻繁に交差してい
る。グラフ右半分の領域内では、対象時系列801の変
動の中心がしだいに下方へ移動しており、対象時系列8
01と派生時系列802とは交差せず、離れるようにな
っている。そこで、対象時系列801と派生時系列80
2とが、ある期間以上交差しなかった場合、対象時系列
801の変動の中心が変化していると判定する。ここで
は、時刻803の時点で、対象時系列801の変動の中
心が変化していると判定したものとする。対象時系列8
01と派生時系列802とが再び交差すれば、変動の中
心は安定したと判定する。
【0030】再び図1に戻って、通報手段107では、
変化判定手段106からの複数の変化判定113を受
け、これらを、あらかじめ定められた通報条件と照合
し、通報するかどうか、および誰に通報するかを決定す
る。そして、その決定に従って使用者109への通報を
行う。図9に、通報条件の例を示す。各行が、それぞれ
1個の通報条件を示す、1個の通報条件は、各欄に書か
れた条件をすべて満たしたとき、「アクション」欄に書
かれた処理を実行することを示している。空欄は条件な
しを示す。例えば、第1の条件901は、対象時系列1
と、その派生時系列Cに関する変化判定において、時系
列が「低下」していると判定された場合に、生産担当グ
ループ1へ通報することを意味している。第3の条件9
02では、対象時系列1と、3つの派生時系列A,B,
Cに関する変化判定において、3つすべてに「変動あ
り」と判定された場合に、設計グループと生産グループ
管理者へ通報することを意味している。
【0031】再び図1に戻って、通報手段107から通
報を受けた使用者109は、表示手段108を用いて、
対象時系列についての情報を調べることができる。図1
0に、表示手段108に表示される画面の例を示す。画
面上には、問題となっている対象時系列の対象値名10
01、通報内容1002、対象時系列に関する属性値情
報1003、集計手段における条件1004、および対
象時系列と派生時系列のグラフ1005が表示されてい
る。使用者は、この画面表示から、加工A工程の製造装
置SA01において、ロット番号A5001の製品の寸法検査A
の測定値のロット単位の平均値が低下しつつある、とい
う事象を確認することができる。
【0032】さらに使用者は、画面に表示されているデ
ータに関連する別のデータを検索し、表示させることが
できる。図11に、その例を示す。上側の画面1101
には、ロット番号A5001の製品に関する情報が表示され
ている。ここで使用者が、A5001に近い別のロットA5002
にも、変化判定手段106ではまだ検出されていない変
動が現れていないか確認しようと思えば、ロット番号を
表示している部分1102を操作し、ロット番号A5002
を選択する(1103)ことにより、ロット番号A5002
の製品に関する同様の情報1104を表示させることが
できる。
【0033】図12は、以上に説明した実施の形態にお
ける処理の流れを表すフローチャートである。まず、変
動監視の対象となるデータをデータベース102から読
み込む(ステップ1201)。次に、選択手段103に
よって属性組の選択を行い、属性組の集合110を複数
生成する(ステップ1202)。次に、集計手段104
により対象値の集計を行い、属性組の集合110のそれ
ぞれについて集計済の属性組の集合111を複数生成す
る(ステップ1203)。次に、派生時系列生成手段1
05により派生時系列生成を行い、集計済の属性組の集
合111のそれぞれについて派生時系列112を複数生
成する(ステップ1204)。次に、変化判定手段10
6により変化判定を派生時系列112のそれぞれに対し
て行う(ステップ1205)。次に、通報手段107に
より、変化判定の結果のそれぞれについて通報条件との
照合を行う(ステップ1206)。そして、通報条件を
満たした場合は(ステップ1207)、使用者への通報
を行い(ステップ1208)、表示手段108により監
視対象の時系列についての情報を表示する(ステップ1
209)。ステップ1207で通報条件を満たしていな
い場合は、そのまま処理を終了する。
【0034】以上説明した第1の実施の形態によれば、
情報発生源101から発生する各種の情報を選択手段1
03から変化判定手段106を用いて多様な視点かつ多
様な詳細度で監視することができる。
【0035】図13に、本発明の第2の実施の形態を示
す。情報発生源101から変化判定手段106までは、
図1に示した構成と基本的に同じであるので、以下では
異なる部分のみ説明する。
【0036】事例構成手段1301は、変化判定手段1
06から得られた複数の変化判定結果113のうち、互
いに関連するものを組にする。この組を「事例」と呼ぶ
ことにする。図14に、事例構成手段1301の処理の
例を示す。事例構成手段1301では、対象値に付随す
る属性の1つが「事例単位」として、あらかじめ定めら
れている。図14の例では、「製品ID」が事例単位と
なっている。
【0037】集計手段104では、製品に関する「寸法
A」、「寸法B」、および「動作精度」をそれぞれ対象
値とする集計済の属性組の集合1401,1402,1
403を得る。派生時系列生成手段105では、これら
の集計済の属性組の集合から得られる対象時系列を元
に、派生時系列を生成する。ここでは、「寸法A」の時
系列に対しては3次の移動平均系列、「寸法B」の時系
列に対しては3次の移動平均系列と5次の移動平均系
列、「動作精度」の時系列に対しては3次の自己回帰系
列を生成している。変化判定手段106では、これらの
対象時系列と派生時系列を元に、変化判定を行う。ここ
で、「寸法A」の3次移動平均に関しては、グラフの左
側の領域で「中心値安定」、グラフの右側の領域で「中
心値低下」という判定結果となったとする。また、「寸
法B」の3次移動平均に関しては、全領域にわたって
「中心値安定」、「寸法B」の5次移動平均に関しては
グラフの左側の領域で「中心値安定」、「動作精度」の
3次自己回帰に関しては、グラフの左側の領域で「中心
値安定」、右側の領域で「中心値低下」となったとす
る。
【0038】事例構成手段1301では、まず、事例単
位となっている属性の取る属性値のそれぞれについて、
対象時系列の中で、その属性値に対応している部分を探
す。図14では、事例単位となっている属性「製品I
D」の取り得る値の1つである「A5001-2-5」を例に図
示した。そして、対象時系列の中で「A5001-2-5」に対
応する時刻における、変化判定の結果を調べる。いま
「A5001-2-5」に対応する時刻において、「寸法A」の
3次移動平均の変化判定は「中心値低下」、「寸法B」
の3次移動平均に関しては「中心値安定」、「寸法B」
の5次移動平均に関しては「中心値安定」、「動作精
度」の3次自己回帰に関しては「中心値低下」となった
とする。これらの判定結果を組にし、製品IDの値「A5
001-2-5」を付けたものが「A5001-2-5」についての事例
1404となる。製品IDの他の値についても同様の処
理を行い、その結果、事例の集合が得られる。
【0039】図13に戻って、条件探索手段1302で
は、使用者が着目する事象が情報発生源で発生するとき
の条件を事例集合の中で探索する。
【0040】図15に、その例を示す。使用者は、事例
構成手段1301において得られた事例集合1501が
持つ属性のうち、着目するものを1つ指定する。ここで
は、「製品検査」属性1502を指定したとする。さら
に使用者は、着目する属性の取り得る属性値のうち、着
目する値を1つ指定する。ここでは、「不良」1503
を指定したとする。条件探索手段1302では、他の属
性の属性値の組合せの発生確率と、着目した属性の属性
値1503の発生確率とを調べ、着目した属性の属性値
1503の発生確率が高くなる条件を、if-thenルール
の形式で出力する。1504が出力されたルールの例で
ある。このルール1504は、「動作精度の3次自己回
帰が低下」のとき「製品検査は不良」となる確率が高い
ことを表している。
【0041】このif-thenルールの確信度は、ルール評
価式によって評価される。「if A then B」というルー
ルの評価式は、下記の(2)式で表される。
【0042】 μ = P(A)^α × log{P(B|A) / P(B)} ……(2)
【0043】ここで、P(A)は事例集合における事象
Aが満たされる確率、P(B)は事例集合における事象
Bが満たされる確率、P(B|A)は事例集合における
条件Aの下での事象Bが満たされる確率、P(A)∧α
はP(A)のα乗を表し、αは0<α<1である実数で
ある。αの値はあらかじめ定められているか、または必
要に応じて使用者が指定する。
【0044】(2)式で得られたμが「if A then B」
というルールの評価値である。評価値μが大きいルール
ほど重要であると見なすことができる。条件探索手段1
302では、着目した属性の属性値をルール「if A the
n B」の事象Bに当てはめ、また他の属性について可能
なすべての組合せを条件Aに当てはめ、評価値の大きい
ルールを探索し、ルール集合1304として出力する。
【0045】通報手段1303では、情報発生源101
から新たに発生した対象値について変化判定手段106
からの複数の変化判定113を受け、これらを条件探索
手段1302によって得られたルール集合1304に基
づいた通報条件と照合し、通報するかどうか、また誰に
通報するかを決定する。そして、その決定にしたがって
使用者への通報を行う。
【0046】図16に、通報条件の例を示す。各行が、
それぞれ1個の通報条件であり、これらはルール集合1
304のルールに基づいている。例えば、第1の通報条
件1601は、図15のルール「if 動作精度の3次自
己回帰が低下 then 製品検査は不良」1504に基づい
ている。各行の通報条件は、変化判定手段106からの
変化判定113が各欄に書かれた条件をすべて満たした
とき「アクション」欄に書かれた処理を実行することを
示している。空欄は条件なしを示す。また、それぞれの
通報条件には、対応するif-thenルールの評価値に基づ
く重要度が付加されており、使用者への通報の際に、こ
の重要度を同時に通報する。これにより、使用者は通報
された内容の重要度(通報条件の確信度あるいは信頼度
を示す値といえる)に応じた対応を取ることができる。
【0047】時間経過にともなうデータベース102の
内容の変化により、時系列変化の発生確率などは変わっ
てくる。そこで、通報条件の重要度を適宜更新する。図
17に、その例を示す。通報条件の重要度の更新には、
2つの方法がある。1つは、既存の通報条件の重要度
を、新しい事例集合1701を用いて再計算1702す
る方法である。既存の通報条件について、対応するif-t
henルールの評価値μを再計算し、これに基づいて重要
度を更新する。そして、重要度が十分小さいと判断され
た場合は、当該通報条件を削除する。もう1つの方法
は、新しい事例集合1701を対象に条件探索1302
を行い、新たにif-thenルールから通報条件を作成する
方法である。新たに作成された通報条件が、既存の通報
条件と同じである場合には、if-thenルールの評価値μ
に基づいてこの通報条件の重要度を更新する。作成され
た通報条件がそれまで存在しないものであれば、新たに
通報条件として追加する。この2つの方法を併用し、通
報条件とその重要度を更新する。
【0048】以上に説明した第2の実施の形態における
処理の流れを表すフローチャートを図18および図19
に示す。
【0049】図18は、通報条件を生成するまでの処理
の流れを示す。まず、変動監視の対象となるデータをデ
ータベース102から読み込む(ステップ1801)。
次に、選択手段103によって属性組の選択を行い、属
性組の集合110を複数生成する(ステップ180
2)。次に、集計手段104により対象値の集計を行
い、属性組の集合110のそれぞれについて集計済の属
性組の集合111を複数生成する(ステップ180
3)。次に、派生時系列生成手段105により派生時系
列生成を行い、集計済の属性組の集合111のそれぞれ
について派生時系列112を複数生成する(ステップ1
804)。次に、変化判定手段106により変化判定を
派生時系列112のそれぞれに対して行う(ステップ1
805)。次に、事例構成手段1301により、使用者
によって指定された着目事象に従って事例の構成を行
い、事例集合1501を生成する(ステップ180
6)。次に、条件探索手段1302により、着目事例の
発生条件を探索し、ルール集合1304を生成する(ス
テップ1807)。次に、得られたルール集合に従って
通報条件を生成する(ステップ1808)。
【0050】図19は、以上で得られた通報条件を用い
た時間変化監視の処理の流れを示す。まず、変動監視の
対象となるデータをデータベース102から読み込む
(ステップ1901)。次に、選択手段103によって
属性組の選択を行い、属性組の集合110を複数生成す
る(ステップ1902)。次に、集計手段104により
対象値の集計を行い、属性組の集合110のそれぞれに
ついて集計済の属性組の集合111を複数生成する(ス
テップ1903)。次に、派生時系列生成手段105に
より派生時系列生成を行い、集計済の属性組の集合11
1のそれぞれについて派生時系列112を複数生成する
(ステップ1904)。次に、変化判定手段106によ
り変化判定を派生時系列112のそれぞれに対して行う
(ステップ1905)。次に、通報手段107により、
変化判定の結果のそれぞれについて、図18に示した処
理によって得られた通報条件との照合を行う(ステップ
1906)。そして、通報条件を満たした場合は(ステ
ップ1907)、使用者への通報を行い(ステップ19
08)、表示手段108により監視対象の時系列につい
ての情報を表示する(ステップ1909)。ステップ1
907で通報条件を満たしていない場合は、そのまま処
理を終了する。
【0051】以上説明した第2の実施の形態によれば、
情報発生源101から発生する各種の情報を監視するに
際し、使用者が着目する事象が発生するときの条件を自
動的に探索し、該探索結果から通報条件を自動作成する
ことができる。特に、重要度が付加された通報条件を生
成し、通報に際してはその重要度も同時に通報するよう
にしているので、使用者は通報された内容の重要度に応
じた対応を取ることができる。
【0052】図20に、上記第1および第2の実施の形
態の応用例を示す。情報発生源である工業製品の製造ラ
イン101からの情報は、データベース102に蓄積さ
れる。このデータを変化監視対象とし、選択手段10
3、集計手段104、派生時系列生成手段105、およ
び変化判定手段106によって変化判定を行い、その結
果を通報手段2001へ送る。通報手段2001では、
変化判定の結果と通報条件との照合を行い、通報条件が
満たされた場合は、使用者へ通報するとともに、製造ラ
イン101ヘー時停止信号2002を送る。製造ライン
101では、一時停止信号2002を受信すると、その
時点で実行中の作業は続行し、次の作業の開始は保留す
る。これにより、製造ライン101の変動に気づかずに
製造を続行し、不良品を作り続けてしまうという事故を
防ぐことができる。なお、選択手段103から変化判定
手段106までの構成および処理の流れは、上記第1の
実施の形態あるいは第2の実施の形態を適用すれば良
い。
【0053】図21に、以上に説明した図20の例にお
ける処理の流れを表すフローチャートを示す。まず、変
動監視の対象となるデータをデータベース102から読
み込む(ステップ2101)。次に、選択手段103に
よって属性組の選択を行い、属性組の集合110を複数
生成する(ステップ2102)。次に、集計手段104
により対象値の集計を行い、属性組の集合110のそれ
ぞれについて集計済の属性組の集合111を複数生成す
る(ステップ2103)。次に、派生時系列生成手段1
05により派生時系列生成を行い、集計済の属性組の集
合111のそれぞれについて派生時系列112を複数生
成する(ステップ2104)。次に、変化判定手段10
6により変化判定を派生時系列112のそれぞれに対し
て行う(ステップ2105)。次に、通報手段107に
より、変化判定の結果のそれぞれについて通報条件との
照合を行う(ステップ2106)。そして、通報条件を
満たした場合は(ステップ2107)、製造ライン10
1ヘー時停止信号2002を発信し(ステップ210
8)、次いで使用者へ通報する(ステップ2109)。
ステップ2107で通報条件を満たしていない場合は、
そのまま処理を終了する。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、継続的に発生する情報
に関して、その時系列的変動を多様な視点、かつ多様な
詳細度から監視することができる。また、条件探索によ
り、重要度の情報を付加した通報条件をデータから自動
的に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態の構成図
【図2】情報発生源の例を示す図
【図3】データベースに保持される属性組の例を示す図
【図4】選択手段によって生成される属性組の集合の例
を示す図
【図5】集計手段によって行われる対象値の集計の例を
示す図
【図6】対象時系列の例を示す図
【図7】対象時系列とその派生時系列の例を示す図
【図8】対象時系列とその派生時系列の比較による変化
判定の例を示す図
【図9】通報条件の例を示す図
【図10】変化が通報された時系列の情報の表示の例を
示す図
【図11】関連する他の時系列の情報の表示例を示す図
【図12】第1の実施の形態の処理のフローチャート図
【図13】第2の実施の形態の構成図
【図14】事例構成手段によって構成される事例の例を
示す図
【図15】if-thenルールの例を示す図
【図16】重要度が付加された通報条件の例を示す図
【図17】通報条件とその重要度の更新の例を示す図
【図18】第2の実施の形態における通報条件生成処理
のフローチャート図
【図19】第2の実施の形態における時間変動監視処理
のフローチャート図
【図20】第1および第2の実施の形態の応用例の構成
【図21】第1および第2の実施の形態の応用例におけ
る処理のフローチャート図
【符号の説明】
101…情報発生源、102…データベース、103…
選択手段、104…集計手段、105…派生時系列生成
手段、106…変化判定手段、107…通報手段、10
8…表示手段、109…使用者、110…属性組の集
合、111…集計済の属性組の集合、112…派生時系
列、113…変化判定結果、201…製造物、202…
加工A工程、203…製造装置、204…加工A工程で
発生する情報、205…機能検査工程、206…機能検
査工程で発生する情報、301…属性組、401,40
2…属性組の集合、403…複数の集合に属する属性
組、501…属性組の集合、502…集計済の属性組、
503…集計済の属性組の集合、504…対象時系列、
601…集計済の属性組、602…集計済の対象値に対
応するグラフ上の点、701…対象時系列、702…派
生時系列、801…対象時系列、802…派生時系列、
803…変化判定、901,902…通報条件、100
1…対象値名、1002…通報の内容、1003…対象
時系列の情報、1004…対象時系列の集計に関する情
報、1005…時系列のグラフ、1101…対象時系列
に関する情報の表示画面、1102…対象時系列に関す
る属性値、1103…関連するその他の属性値、110
4…関連するその他の時系列に関する情報の表示画面、
1301…事例構成手段、1302…条件探索手段、1
303…通報手段、1304…ルール集合、1401,
1402,1403…集計済の属性組の集合、1404
…事例構成手段により構成された事例、1502…着目
する属性、1503…着目する属性値、1504…探索
結果として得られるif-thenルールの例、1601…重
要度を付加しLた通報条件、2001…通報手段、20
02…一時停止。
フロントページの続き (72)発明者 秋森 裕之 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 小川 美保子 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報発生源から継続的に発生する値を対象
    値とし、該対象値と該対象値の発生時刻を含む該対象値
    に付随する単数または複数の属性値とを組にして保持す
    る保持手段と、 保持された複数の該組の一部を該属性値に従って選択す
    る選択手段と、 該選択された組の対象値を集計する集計手段と、 該集計された対象値を発生時刻に従って並べて対象時系
    列とし、該対象時系列を元に派生時系列を生成する派生
    時系列生成手段と、 該対象時系列と該派生時系列とを比較し、または、該派
    生時系列同士を比較し、該対象時系列の変化判定を行う
    変化判定手段と、 変化判定の結果を使用者に通報する通報手段とを備えた
    ことを特徴とする時系列データ変動監視装置。
  2. 【請求項2】前記変化判定手段による複数の変化判定の
    結果を入力し、該変化判定結果の1つを着目事象とし、
    該着目事象の発生条件を他の変化判定結果との組合せの
    中から探索する条件探索手段と、 該条件探索手段による探索で得られた単数または複数の
    該着目事象の発生条件を保持する手段とを備え、 前記通報手段は、前記対象時系列が該着目事象の発生条
    件を満たしたときに使用者に通報するものであることを
    特徴とする請求項1に記載の時系列データ変動監視装
    置。
  3. 【請求項3】前記条件探索手段は、前記着目事象の発生
    条件を探索する際に、該発生条件の信頼性を表す指標で
    ある重要度を算出するものであり、 前記通報手段は、変化判定の結果とともに、該重要度を
    使用者に通報するものであることを特徴とする請求項2
    に記載の時系列データ変動監視装置。
  4. 【請求項4】前記条件探索手段による探索で得られた単
    数または複数の着目事象の発生条件を保持する手段で保
    持されている該発生条件の重要度を、新たに発生した対
    象値を用いて再計算し、得られた重要度に基づいて、該
    保持されている発生条件の重要度を置き換え、または該
    保持されている発生条件を削除する手段を備えたことを
    特徴とする請求項3に記載の時系列データ変動監視装
    置。
  5. 【請求項5】情報発生源から新たに得られた対象値を用
    いて、前記着目事象の発生条件の探索および重要度の算
    出を行ない、得られた発生条件がすでに保持されている
    発生条件と同じである場合は該保持されている発生条件
    の重要度を置き換え、得られた発生条件が保持されてい
    ないものである場合は新たに発生条件を保持する手段に
    保持する手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載
    の時系列データ変動監視装置。
  6. 【請求項6】前記通報手段は、前記対象時系列の変化判
    定結果を使用者に通報するとともに、該対象時系列に関
    する他の情報を同時に表示する手段と、該対象時系列に
    関連する別の時系列に関する情報を検索して表示する手
    段を備えたことを特徴とする請求項1から5の何れか1
    つに記載の時系列データ変動監視装置。
  7. 【請求項7】前記変化判定結果に基づいて、元の情報発
    生源の動作を制御する手段をさらに備えたことを特徴と
    する請求項1から6の何れか1つに記載の時系列データ
    変動監視装置。
  8. 【請求項8】情報発生源から継続的に発生する時系列デ
    ータの変動を監視するプログラムを記憶した記憶媒体で
    あって、 該プログラムは、 情報発生源から継続的に発生する値を対象値とし、該対
    象値と該対象値の発生時刻を含む該対象値に付随する単
    数または複数の属性値とを組にしたデータを入力するス
    テップと、 入力した複数の該組の一部を該属性値に従って選択する
    ステップと、 該選択された組の対象値を集計するステップと、 該集計された対象値を発生時刻に従って並べて対象時系
    列とし、該対象時系列を元に派生時系列を生成するステ
    ップと、 該対象時系列と該派生時系列とを比較し、または、該派
    生時系列同士を比較し、該対象時系列の変化判定を行う
    ステップと、 変化判定の結果を使用者に通報するステップとを備えた
    ものであることを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005257416A (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 診断装置、検出装置、制御方法、検出方法、プログラム、及び記録媒体
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