JPH11327999A - ハイパーテキストのマルチリンク方法およびハイパーテキストシステム - Google Patents

ハイパーテキストのマルチリンク方法およびハイパーテキストシステム

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JPH11327999A
JPH11327999A JP10134875A JP13487598A JPH11327999A JP H11327999 A JPH11327999 A JP H11327999A JP 10134875 A JP10134875 A JP 10134875A JP 13487598 A JP13487598 A JP 13487598A JP H11327999 A JPH11327999 A JP H11327999A
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JP10134875A
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Naohisa Yonetani
尚久 米谷
Masaya Kotake
雅也 小竹
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Abstract

(57)【要約】 【課題】文書を見るときの状況に合せてダイナミックに
リンク先を変更することを可能にし、さらにクライアン
ト・サーバーのシステム構成に依存せず、ドキュメント
の格納場所の状況に応じたダイナミックなドキュメント
の表示を実現する方法を提供することを目的とする。 【解決手段】あらかじめ文書データ中に、条件と該条件
を満たしたときのジャンプ先であるリンク先との組みデ
ータを複数記載しておく。文書中のリンク元に対してポ
インティングデバイスの操作があったとき、コンピュー
タの内部情報に基づいて現時点の状況を認識するととも
に、上記複数の条件のうち該状況のもとで満足される条
件を検出し、満足された条件に対応するリンク先にジャ
ンプして表示する。 【効果】コンピュータの内部情報に応じて、状況に合っ
た内容の文書を表示することができ、ハードウェアに特
殊なしくみを新たに設ける必要も生じない。したがって
本発明により状況に応じた文章を表示することができる
と同時に、容易に実現できると言える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文書中のテキス
ト、静止画像、および動画像などから、ポインティング
デバイスを用いて操作することにより、別のテキスト、
静止画像、および動画像などヘジャンプすることのでき
るハイパーテキストシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】HTML(HyperText Markup Languag
e)では、一つのテキストや静止画像から、別の一つの
テキストや静止画像にジャンプする方式(以下、従来技
術1と略す)が実現できるようになっている。特に、状
況に応じて表示状態を切替えるために、CGI(Common
Gateway Interface)と呼ばれるインターフェースを実
現するプログラミング言語で書かれたプログラムをサー
バーに格納しておくことによって、個々の状況に対応し
ている(以下、この技術を従来技術1と呼ぶ)。しか
し、CGIプログラムは、文書データとは別のデータと
して管理しているため、配布が不可能であり、配布先で
も同じシステム構成を構築し、配布前のサーバと同じフ
ァイル構成になるように、配布元と同じCGIプログラ
ムを格納しなくては文書を見ることができなかった。
【0003】また、特開平01−293433号の方法
(以下、従来技術2と呼ぶ)では、ユーザが見たい情報
に関係する内容の主題からいくつかの主題項目に限定し
て、それをユーザに選択させることによって、ユーザが
見たい情報を提示している。この方法では、ユーザの状
況を自動的に認識し、その状況に応じて所定の情報を自
動的に表示することは不可能であった。また、この方法
では、文書データとは別に主題に対応した飛び先が登録
されている選択ファイルを持っていることから、配布時
には文書データ以外に選択ファイルも送付しなければ、
次に表示しなければ場所を提示できないと言う問題が生
じていた。
【0004】また、特開平03−34067号の方法
(以下、従来技術3と呼ぶ)では、リンク管理テーブル
と呼ばれるユーザ毎のリンク先を管理しているテーブル
を用いて、各ユーザに合せた情報を提供する。ただし、
この方法では、一つの文書を複数人で見ることを目的と
しているため、一つの通信網で情報を共有するためのク
ライアントーサーバシステムが前提となり、不特定多数
に文書を配布する場合、特にCD−ROM等の外部記憶
媒体で配布する場合に、リンク管理テーブルへのユーザ
登録が事前に必須になり問題が生ずる。また文書データ
とリンク管理テーブルデータの2種類のデータが必要で
あるので、不特定多数のユーザに配布し難い。
【0005】また、特開平03−149634号(以
下、従来技術4と呼ぶ)には、過去のリンクを用いたジ
ャンプの状況を蓄積し、この蓄積データから次にアクセ
スしたときのリンク先を自動的に決定する方法が開示さ
れている。しかし、文書データの見る環境の状況に応じ
てリンク先を変更するものではなく、またネットワーク
を用いた従来技術3と同様に外部媒体を用いて文書デー
タを配布することは不可能と言えるものである。
【0006】また、特開平09−114726号の方法
(以下、従来技術5と呼ぶ)は、ハイパードキュメント
表示時にリンク先を決定する方法であり、サーバー側に
リンク先を決定するための情報を備えている手法であ
る。しかし、サーバー側にリンク先を決定するための表
示データが格納されているものであるので、文書の配布
時にはリンク先のデータが欠落してしまい、表示が不可
能な現象が発生しまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術1から
従来技術5では、ドキュメントの内容が固定化され、ダ
イナミックにリンク先を変更する方式が提示されている
が、そのようなリンク先の変更を実現するためには事前
にリンク先を文書データとは別のデータとして格納して
いなくてはならない。このため外部記憶媒体で配布する
ときに問題が生じていた。また、従来技術1、従来技術
3、従来技術4、および従来技術5の技術は、クライア
ントーサーバシステムを前提としており、文書を見るた
めのシステムの規模が大掛かりなものになっていた。ま
た、従来技術では複数のリンク先を提示する手段が提示
されてはいるが、ユーザが文書を見るときの状況を自動
的に取得する手段が欠落していた。
【0008】本発明は、従来技術では不可能であった、
文書を見るときの状況に合せてダイナミックにリンク先
を変更することを可能にし、さらにクライアント・サー
バーのシステム構成に依存せず、ドキュメントの格納場
所の状況に応じたダイナミックなドキュメントの表示を
実現する方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、ポインティングデバイスの
操作により文書中のリンク元からリンク先にジャンプす
るハイパーテキストシステムにおけるマルチリンク方法
であって、あらかじめ文書データ中に、条件と該条件を
満たしたときのジャンプ先であるリンク先との組みデー
タを複数記載しておくステップと、文書中のリンク元に
対してポインティングデバイスの操作があったとき、コ
ンピュータの内部情報に基づいて現時点の状況を認識す
るとともに、上記複数の条件のうち該状況のもとで満足
される条件を検出するステップと、満足された条件に対
応するリンク先にジャンプして表示するステップとを備
えたことを特徴とする。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1におい
て、前記コンピュータの内部情報に基づく現時点の状況
の認識処理は、文書ビューアの提供変数またはそれに準
ずる識別子により現時点の状況を認識することを特徴と
する。
【0011】請求項3に係る発明は、ポインティングデ
バイスの操作により文書中のリンク元からリンク先にジ
ャンプするハイパーテキストシステムであって、あらか
じめ文書データ中に、条件と該条件を満たしたときのジ
ャンプ先であるリンク先との組みデータを複数記載して
おくとともに、文書中のリンク元に対してポインティン
グデバイスの操作があったとき、コンピュータの内部情
報に基づいて現時点の状況を認識するとともに、上記複
数の条件のうち該状況のもとで満足される条件を検出す
る手段と、満足された条件に対応するリンク先にジャン
プして表示する手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】請求項4に係る発明は、ポインティングデ
バイスの操作により文書中のリンク元からリンク先にジ
ャンプするハイパーテキストシステムにおけるマルチリ
ンク方法に係るプログラムを記憶した記憶媒体であっ
て、該プログラムは、あらかじめ文書データ中に、条件
と該条件を満たしたときのジャンプ先であるリンク先と
の組みデータを複数記載しておくステップと、文書中の
リンク元に対してポインティングデバイスの操作があっ
たとき、コンピュータの内部情報に基づいて現時点の状
況を認識するとともに、上記複数の条件のうち該状況の
もとで満足される条件を検出するステップと、満足され
た条件に対応するリンク先にジャンプして表示するステ
ップとを備えたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0014】図1は、本実施の形態の全体構成を示す。
本実施の形態のシステムは、図1に示すように、文書デ
ータと、その文書データをユーザが見るための文書ビュ
ーアと、ユーザが操作するための入力装置と、文書を表
示する表示装置(ディスプレイ)と、各種の情報を記憶
する記憶装置とを備えている。文書データとは、文書開
発者によってワープロやエディタを使用して作成された
文書データを言い、文書の内容以外に、文書中で使用し
ている文字のフォントや飾り文字、および文書のレイア
ウトやリンク情報を定義するコマンドが定義されたデー
タを含む。また、文書ビューアとは、文書データをディ
スプレイ上で見るためのソフトウェアを言う。したがっ
て、文書データは、文書ビューアにより、文書データ中
のコマンドを解釈しながら、レイアウトが整えられた形
でディスプレイ上にドキュメント表示される。本実施の
形態では、文書中のリンク元から多重にリンクを張り、
状況に応じてリンク先を自動的に変更してジャンプでき
るようにするため、多重にリンクを張る定義コマンド、
すなわちマルチリンク定義コマンドを文書データに埋め
込み、また、状況に応じたリンク先にジャンプし、ジャ
ンプ先の文書データを表示する処理を文書ビューアに埋
め込んでいる。ここでいう「状況」とは、文書参照時点
の日時情報、文書を見る人の個人情報、文書を見るロケ
ール情報、文書のタイムスタンプ情報、文書を見た人数
情報、その他文書を見るときの各種情報のことを指す。
このような状況に応じてダイナミックに変更するリンク
先を文書データ内に持つことによって、文書の配布時に
リンク先の情報が欠落せずに配布できるようになる。
【0015】次に、多重にリンクを張る定義コマンドに
ついて図を用いて説明する。図2と図3は、多重にリン
クを張る定義の例であり、文書構造定義言語でマルチリ
ンク定義をした例である。
【0016】図2は、広告を例にしたデジタルドキュメ
ントの記述例であり、「XX百貨店バーゲンのご案内」
の文書データを示す。初期状態では、文書データf21
が文書ビューアで表示される。文書データ中、<>で囲
まれた部分は、文書ビューアで直接表示されず、文書ビ
ューアに対して指示するコマンドである。<h2>と<
/h2>で囲まれた文字列は、文書ビューアで大きく表
示される。また、複数の<condから最初の</co
ndまでが、マルチリンク定義コマンドである。<co
ndに続く””で囲まれた部分が条件文である。条件文
の次のhrefに続く””で囲まれた部分が、その条件
を満たしたときに表示すべき文書データのファイル名で
ある。変数$dayは文書ビューアで提供している変数
である。文書ビューアは、条件文内で$dayが使われ
ていることを検知すると、文書ビューアを使用している
コンピュータの日付情報を取得し、この情報を$day
に格納した状態で条件を満たすか否かをチェックする。
満たさない場合は、次の<condの条件文を同じ方法
でチェックする。複数の<cond中の最後の<con
dと</condで囲まれた部分は文書ビューアで表示
され、この部分がリンク元である。ユーザがこのリンク
元をポインティングデバイスでクリックすると、前記の
条件を満たす<cond中の文書データが文書ビューア
で表示される。f21cの<br>は、単に改行を意味
する。
【0017】図2の文書データf21を文書ビューアで
見ると、図3のf31のようになる。この表示f31上
で、リンク元であるf32をポインティングデバイスで
クリックすると、上述したように、各条件文が判定さ
れ、満たした条件に対応する文書データが表示される。
この例では、現時点が3月31日までであるときは、文
書データf21が文書ビューアで表示され、図3のf3
3のように表示される。また、現時点が4月1日以降で
あるときは、文書データf34が文書ビューアで表示さ
れ、図3のf33のように表示される。
【0018】図4および図5は、会社案内の文書にマル
チリンク方式を適用した例である。図4のf41〜f4
4が文書データである。文書データf41中、最後の<
condから</condの間の記述は、先に述べた通
り、リンク元であり画面に表示される。したがって、初
期状態では、f42の会社の建物の絵とClickhe
reという文字が、図5のf51のように表示される。
文書データf41中の変数$langは、文書ビューア
で提供している変数であり、文書ビューアは条件文内で
$langが使われていることを検知すると、文書ビュ
ーアを使用しているコンピュータの言語種別情報を取得
し、この情報を$langに格納した状態で条件を満た
すか否かをチェックする。文書データf41中、f41
aが日本語環境の場合の構文であり、f41bが英語環
境の場合の構文である。これを文書ビューアで見ると、
図5のf53またはf54のようになる。すなわち、コ
ンピュータが日本語環境で動作しているとき、f52の
絵またはその下のClick hereという文字列を
クリックすると、日本語の文書データf43が読込ま
れ、図5のf53のように文書ビューアに表示される。
コンピュータが英語環境で動作しているとき、f52の
絵またはその下のClick hereという文字列を
クリックすると、英語の文書データf44が読込まれ、
図5のf54のように文書ビューアに表示される。
【0019】次に、これらの文書構造定義言語で記述し
た内容を表示するマルチリンク定義コマンドを含んだ文
書を表示する装置、すなわちマルチリンク文書対応の文
書ビューアの動作方式について説明する。
【0020】図6に、文書ビューアの処理手順を示す。
文書ビューアの処理は、3つの処理部で構成されてい
る。f61では、文書データを外部記憶装置から読込
み、コンピュータのメモリ内に格納する。f62では、
メモリ内の文書データを取得しディスプレイに表示す
る。f63では、表示した文書に対し文書ビューア上で
ユーザがリンク元をポインティングデバイスでクリック
したときの処理を実行する。
【0021】図7は、図6の文書表示処理f62につい
て、さらに詳細化したフローチャートである。まずf7
1では、メモリ内の文書データから1行分ずつデータを
取得する。次に、f72で、文書データの最終行まで処
理を実行し処理すべき文書データが存在しなくなったか
否かを判定する。文書データ無しになったら、文書表示
処理を終了する。処理すべき文書データが存在する間
は、f73で1行分の処理を実行する。f73の後、f
71に戻って、未処理行のデータの処理を繰り返す。
【0022】図8は、図7の1行分の処理f73をさら
に詳細化したフローチャートである。f81で1行中の
コマンド部分を取出す。f82では、取出したコマンド
が何かを判定する。f82で参照しているcondフラ
グとは、複数の<condコマンド中の最初の<con
dコマンドが使われた行から最初の</condコマン
ドが使われている行までの処理中にONになるフラグで
ある。それ以外の状態では、condフラグはOFFで
ある。f82で、処理対象の行中のコマンドが、”<c
ond”または”</cond”またはcondフラグ
=ONであるときは、f83の処理を行ない、呼出し元
に戻る。そうでないときは、<condまたは</co
nd以外のコマンドの処理を行なった後、呼出し元に戻
る。
【0023】f83が、本実施の形態のマルチリンク方
式に関する定義部分の処理アルゴリズムである。まずf
83aで、コマンドが</condである場合は、マル
チリンク定義処理の終了処理として、condフラグを
OFFとし、リンク元の座標位置を格納してある変数S
tartPとEndPの値を条件テーブルに書き込む。
f83bで、コマンドが<condである場合は、co
ndフラグをONにし、条件テーブルに条件の内容を書
込む。f83cで、コマンドが<condでも</co
ndでもなく、かつcondフラグがONになっている
場合は、その行の内容はリンク元と解釈できるから、そ
のリンク元の表示の開始座標位置を変数StartPに
格納しておく。その後、f83dで文書データ(リンク
元の行)を文書ビューアに表示し、f83eで最終表示
位置ポインタを変数EndPに格納する。
【0024】図9は、図8の処理で使用するメモリ内の
条件テーブルの構成を示す。条件テーブルは、文書デー
タ中に出現する条件を格納するテーブルである。f91
とf92には、リンク元の開始位置と終了位置の格納先
をそれぞれ指すポインタを格納する。リンク元の開始位
置はと終了位置の実体は、f94とf95の座標テーブ
ルに格納する。f93は、条件項目管理テーブルの先頭
レコードf96を指すポインタを格納する。条件項目管
理テーブルは、レコードf96のような条件とその条件
を満たしたときにジャンプする飛び先情報をポインタで
チェインさせた構造を持つ。条件の個数に合せ、レコー
ドf96の個数が増加する。条件項目管理テーブルの最
後のレコードの次ポインタの領域にはNullを格納す
る。
【0025】次に、図10を用いて、文書ビューアによ
って表示された文書のリンク元をユーザがクリックした
ときの処理を説明する。図10の処理は、図6のf63
を詳細化したものである。ユーザがポインティングデバ
イスを用いて何か操作するまでf101で待機する。f
102でユーザの処理が文書ビューアのメニューに関す
るものであれば、f103でメニュー処理を実行し、そ
の後、f104でメニュー実行の各々の該当する処理に
移る。f105でメニューではない文書ビューア内のリ
ンク元の部分をクリックしたときは、f106で条件項
目管理テーブル(図9)から条件に一致するものを検索
し、飛び先の文書データのファイル名を変数DocNa
meに格納する。格納後、f107で変数DocNam
eがNullか否かを判定し、Nullでなければ、f
108およびf109で文書データを読込み、ディスプ
レイに表示する。
【0026】図11は、図10のf106を詳細化した
ものである。図11の条件項目チェック処理を開始し、
最初にf111を通るときは、条件項目管理テーブルの
最初のレコードの条件項目部分の判定を実行する。条件
項目が変数$dayに関する事項であるならば、f11
2で、OS(オペレーティングシステム)が提供するハ
ードウェアインタフエースを使用して日付情報を取得
し、変数$dayに格納する。次にf113で、格納し
た結果で条件が満足できるか否かを検証する。条件を満
足する場合には、f114aで、戻り値に、条件を満足
する場合の飛び先情報として飛び先の文書データのファ
イル名を格納する。その後、呼出し元に戻る。f113
で条件を満足していない場合は、f114bで条件項目
管理テーブルの次のレコード位置を示すポインタを取得
し、f114cからf111に戻って、上記の処理を繰
り返す。条件項目管理テーブルに次のレコードが存在し
ない場合には、条件を満足するものがないとして、f1
14dでNullを戻り値に格納して呼出し元に戻る。
【0027】同様にして、文書ビューア側が言語種別に
関する処理であれば、f115で同様の処理を実行す
る。f117以降は、項目毎に文書ビューアの提供変数
を拡大することによって、状況種別を容易に増やすこと
ができる。
【0028】次に、図12を用いて、本実施の形態の方
式における内部構造について説明する。本実施の形態の
方式を含んだシステムが格納されたf121のCD−R
OMやFD等の外部記憶媒体を、プログラム読取り装置
f122により読込み、内部メモリf123に格納す
る。内部メモリf123には文書データも格納され、中
央処理装置でf124のように文書ビューアが実行され
ると、その文書データがディスプレイf125に表示さ
れる。
【0029】次に上記の実施の形態のシステム構成を図
を用いて説明する。図13は、文書データおよび文書ビ
ューアをスタンドアローンのコンピュータ内に格納して
文書を見るシステム構成である。ネットワークに接続し
ていないシステムおよび低速なネットワーク環境での文
書表示に適している。図14は、サーバーコンピュータ
上に文書データを格納し、クライアントコンピュータ上
の文書ビューアをネットワーク経由で見るシステム構成
である。図15は、WWWサーバー上に文書データを格
納し、インターネットを経由して、クライアントコンピ
ュータ上の文書ビューアでWWWサーバー上の文書を見
るシステム構成である。
【0030】このように文書を見るためのソフトウェア
である文書ビューアが格納されているコンピュータ上で
あれば、文書データはどこでも見ることができ、文書ビ
ューアが存在するコンピュータの内部情報を基に、その
コンピュータを使用する環境にあった文書内容を表示す
ることができる。
【0031】なお、コンピュータの内部情報とは、コン
ピュータがOSおよびハードウェアで持っている情報を
指し、コンピュータの内部タイマーやOSの一国識別情
報や言語情報やログイン名情報、その他各アプリケーシ
ョンプログラムの登録データとして使用されるレジスト
リ情報が含まれる。本発明ではこれらのコンピュータの
内部情報がすべて扱えるため、図2や図4で示したマル
チリンク定義コマンドの提供変数の種類を拡大すること
によって、容易に扱う内部情報を増やすことができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
既存のHTMLやSGML、その他の文書構造定義言語
を少し拡張するか、その言語の意味を成さないコメント
領域に、マルチリンク定義記述を埋め込み、さらにこれ
を解釈する文書ビューアを提供するだけで、状況に応じ
た内容の文書を表示することができるリンクを設定でき
る。ここでいう状況とは、文書ビューアを用いて文章の
表示するときのコンピュータの内部情報であり、ハード
ウェアに特殊なしくみを新たに設ける必要も生じない。
したがって、本発明により、文書を見るときの状況に合
せてダイナミックにリンク先を変更することを可能に
し、さらにクライアント・サーバーのシステム構成に依
存せず、ドキュメントの格納場所の状況に応じたダイナ
ミックなドキュメントの表示を実現することができる。
その実現性も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のマルチリンク方法を実現
するための文書データと文書ビューアとコンピュータ内
部情報の関係図
【図2】広告を例にしたデジタルドキュメントの記述例
を示す図
【図3】図2の文書データを文書ビューアで表示した例
を示す図
【図4】会社案内を例にしたデジタルドキュメントの記
述例を示す図
【図5】図4の文書データを表示した例を示す図
【図6】文書ビューアのメインルーチンのフローチャー
ト図
【図7】文書表示処理ルーチンのフローチャート図
【図8】文書データを1行ずつ処理する処理ルーチンの
フローチャート図
【図9】条件テーブルおよび条件項目管理テーブルの構
成図
【図10】マルチリンクのジャンプ処理に関わるユーザ
操作処理ルーチンのフローチャート図
【図11】状況に応じたジャンプ時にコンピュータより
状況情報を取得する処理のフローチャート図
【図12】本方式を適用したシステムが格納された外部
記憶媒体からメモリに格納するまでのブロック図
【図13】文書データおよび文書ビューアをスタンドア
ローンのコンピュータ内に格納して文書を見るシステム
構成図
【図14】サーバーコンピュータ上に文書データを格納
し、クライアントコンピュータ上の文書ビューアをネッ
トワーク経由で見るシステム構成図
【図15】WWWサーバー上に文書データを格納し、イ
ンターネットを経由して、クライアントコンピュータ上
の文書ビューアでWWWサーバー上の文書を見るシステ
ム構成図
【符号の説明】
f21〜f23…文書データ、f31〜f34…表示
例、f41〜f43…文書データ、f51〜f54…表
示例、f61…文書データ読み込み処理、f62…文書
表示処理、f63…ユーザ操作処理。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポインティングデバイスの操作により文書
    中のリンク元からリンク先にジャンプするハイパーテキ
    ストシステムにおけるマルチリンク方法であって、 あらかじめ文書データ中に、条件と該条件を満たしたと
    きのジャンプ先であるリンク先との組みデータを複数記
    載しておくステップと、 文書中のリンク元に対してポインティングデバイスの操
    作があったとき、コンピュータの内部情報に基づいて現
    時点の状況を認識するとともに、上記複数の条件のうち
    該状況のもとで満足される条件を検出するステップと、 満足された条件に対応するリンク先にジャンプして表示
    するステップとを備えたことを特徴とするハイパーテキ
    ストのマルチリンク方法。
  2. 【請求項2】前記コンピュータの内部情報に基づく現時
    点の状況の認識処理は、文書ビューアの提供変数または
    それに準ずる識別子により現時点の状況を認識するもの
    である請求項1に記載のハイパーテキストのマルチリン
    ク方法。
  3. 【請求項3】ポインティングデバイスの操作により文書
    中のリンク元からリンク先にジャンプするハイパーテキ
    ストシステムであって、 あらかじめ文書データ中に、条件と該条件を満たしたと
    きのジャンプ先であるリンク先との組みデータを複数記
    載しておくとともに、 文書中のリンク元に対してポインティングデバイスの操
    作があったとき、コンピュータの内部情報に基づいて現
    時点の状況を認識するとともに、上記複数の条件のうち
    該状況のもとで満足される条件を検出する手段と、 満足された条件に対応するリンク先にジャンプして表示
    する手段とを備えたことを特徴とするハイパーテキスト
    システム。
  4. 【請求項4】ポインティングデバイスの操作により文書
    中のリンク元からリンク先にジャンプするハイパーテキ
    ストシステムにおけるマルチリンク方法に係るプログラ
    ムを記憶した記憶媒体であって、 該プログラムは、 あらかじめ文書データ中に、条件と該条件を満たしたと
    きのジャンプ先であるリンク先との組みデータを複数記
    載しておくステップと、 文書中のリンク元に対してポインティングデバイスの操
    作があったとき、コンピュータの内部情報に基づいて現
    時点の状況を認識するとともに、上記複数の条件のうち
    該状況のもとで満足される条件を検出するステップと、 満足された条件に対応するリンク先にジャンプして表示
    するステップとを備えたことを特徴とする記憶媒体。
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JP10134875A Pending JPH11327999A (ja) 1998-05-18 1998-05-18 ハイパーテキストのマルチリンク方法およびハイパーテキストシステム

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JP (1) JPH11327999A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002037841A1 (fr) * 2000-11-02 2002-05-10 Fujiyama Co., Ltd. Systeme de repartition du contenu d'une image numerique, procede de reproduction et support d'enregistrement de son programme de reproduction
JP2004295869A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Microsoft Corp ネットワークを介した情報リンクの提供

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