JPH11327754A - キーボード - Google Patents

キーボード

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JPH11327754A
JPH11327754A JP10139261A JP13926198A JPH11327754A JP H11327754 A JPH11327754 A JP H11327754A JP 10139261 A JP10139261 A JP 10139261A JP 13926198 A JP13926198 A JP 13926198A JP H11327754 A JPH11327754 A JP H11327754A
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JP
Japan
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keyboard
key
hand
keyboards
hand keyboard
Prior art date
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JP10139261A
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English (en)
Inventor
Junichi Hoshi
淳一 星
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯性に優れ、しかも操作に関わる諸特性を
ユーザー各人の個性、好みに合わせて最適化できるキー
ボードを提供する。 【解決手段】 左手用と右手用のキーボード11と12
に分割されている。キーボード11,12は、折り曲げ
可能な棒状の連結部材14に対して摺動可能に連結され
ている。連結部材14を折り曲げることにより、キーボ
ード11,12をそれぞれのキー配置面が内側になるよ
うにして重ね合わせることができる。また、連結部材1
4を伸ばすことにより、キーボード11,12をそれぞ
れのキー配置面が同じ向きになるようにして左右に並べ
ることができる。携帯時にはキーボード11,12を重
ね合わせて全体の大きさを実質的に1/2にすることが
でき、携帯性を向上できる。使用時には、キーボード1
1,12の間隔、角度を任意に設定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キーの押圧操作に
より文字等の情報をコンピュータ等の情報処理装置に入
力するキーボードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータに使用されているキ
ーボードは、コンピュータ本体に付属する一体型の比較
的大きなカスタム性の薄いものであった。たとえば、大
きさは数字入力用のテンキーを有するものに到っては、
470mm×170mmの大きさで、厚さは40mmに達して
いた。また、各コンピュータに付属しているので、仕様
は画一的、万人向きであり、ユーザー各人の個性、好み
に合わせられるものではなかった。
【0003】また、近年コンピュータと別売のキーボー
ドも散在するが、それらは主にキーボードの種類(10
6日本語キーボード等)や、ファッション性(色、木目
調)を重視したものであり、ユーザー各人の個性、例え
ば手の大きさを考慮したものではない。
【0004】また、人間工学的に考慮されたキーボード
には、例えばTRONプロジェクトのもの等があるが、
現在主流のキーボードはこのようなものではなく、残念
ながら前述したように、ユーザー各人はコンピュータに
付属する画一的なキーボードを使用せざるを得ない状況
にある。
【0005】また、ノートパソコン等のキーボードは、
小さく携帯性に優れているものの、前記大型のキーボー
ドと比較すると、数字入力専用のテンキーを有していな
い点などで一般に操作性が悪く、使い心地が悪い。
【0006】ところで、一般のキーボードのキーでは、
キートップを押圧操作方向の逆方向、すなわち上方向へ
付勢するスプリング等の弾性体が設けられており、これ
を圧縮させてキートップを押し下げることで、キートッ
プの下方に設けられた電気接点をショートさせてキー入
力がなされるようになっている。その後、指を離すと、
前記スプリングの付勢力でキートップが初期の位置へと
復帰する。
【0007】ところが、この方式では、スプリングの強
さと、キーの押圧操作ストローク(キートップの初期位
置から接点のショートによりキー入力がなされるまでの
押圧操作による移動量、以下単にキーのストロークとい
う)の長さが予め決められているので、キートップを押
圧操作方向の逆方向へ付勢する付勢力(以下単にキーの
付勢力という)とキーのストロークの長さをユーザー各
人が自由に決めることはできない。
【0008】そして、この方式では、キーの付勢力は強
めに設定されており、ストロークの長さは短めに設定さ
れている。その理由は、スプリングが弱いと、キーボー
ドの構造が弱くなり、キーの破壊が生じ易くなるため
と、スプリングの強さが経時的に劣化するため、及び、
ストロークを長くするとキーボードの厚みが必要とな
り、携帯性を悪化させるためである。特に携帯型コンピ
ュータのキーボードでは、落下衝撃に耐えるためと、携
帯性重視のため、キーの付勢力は強く、ストロークの長
さは短く設定されている。
【0009】しかし、これでは、弱めの付勢力が好きな
人、長めのストロークが好きな人等がいても、これらの
人の好みを満足させることはできない。
【0010】一方、携帯用キーボードの厚さを薄くする
方法として、例えば、実用新案登録第2547850号等に開
示されたメンブレンスイッチを用いる方法がある。メン
ブレンスイッチは、図5に示すように、スペーサ103
を挟んで、それぞれ接点105,106を設けたフレキ
シブル基板101,102を積層し、その上にキートッ
プとしてのゴム104を設けたもので、極めて薄く、こ
れを用いればキーボードの厚さを極小にできる。
【0011】しかし、これもキーの付勢力及びストロー
クの長さが決まっており、両者共に満足できる感触が得
られず、広くは普及していない。また、高速の入力、長
時間の使用には耐えられない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な従来のキーボードの欠点に鑑みてなされたものであ
り、その課題は、携帯性に優れ、しかも操作に関わる諸
特性をユーザー各人の個性、好みに合わせて最適化する
ことができ、ユーザーに高速な入力を可能とするととも
に、疲労を感じさせることなく長時間の使用を可能とす
るーボードを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、キーの押圧操作により情報を入力
するキーボードにおいて、左手用キーボードと右手用キ
ーボードに分割されており、前記左手用キーボードと右
手用キーボードが折り曲げ可能な棒状の連結部材に対し
て摺動可能に連結されており、前記連結部材を折り曲げ
ることにより、前記左手用キーボードと右手用キーボー
ドをそれぞれのキー配置面が内側になるようにして重ね
合わせることができ、前記連結部材を伸ばすことによ
り、前記左手用キーボードと右手用キーボードをそれぞ
れのキー配置面が同じ向きになるようにして左右に並べ
ることができるように構成した。
【0014】このような構成によれば、携帯時には左手
用と右手用のキーボードを重ね合わせることにより全体
の大きさを実質的に1/2にすることができる。また、
使用時には、連結部材に対して両キーボードを摺動させ
て、両キーボードの間隔を任意に設定できるとともに、
連結部材の曲げの角度により両キーボードのなす角度も
任意に設定できる。
【0015】なお、両キーボードの重ね合わせにより厚
さが大きくなるが、重ね合わせたときに、両キーボード
のキーのキートップをそれぞれのキーボードのキー配置
面内に押し込むことができるように構成することによ
り、厚さの増大を抑えることができる。
【0016】また、本発明によれば、左手用と右手用の
キーボードのキーのキートップを押圧操作方向の逆方向
に付勢する付勢手段を有し、該付勢手段の付勢力を調節
可能とするとともに、両キーボードのキーの押圧操作ス
トロークの長さを調節可能とした。これによりユーザー
各人に最適なキータッチを得ることができる。
【0017】また、本発明によれば、キーのキートップ
を加圧空気により押圧操作方向の逆方向へ付勢するよう
にした。より具体的には、キートップを押圧操作方向の
逆方向へ付勢する付勢手段として、内部に加圧空気を封
入され該加圧空気により弾性変形可能とされた袋状部材
を設けた。そして前記加圧空気の気圧を変化させること
により、前記キートップを押圧操作方向の逆方向へ付勢
する付勢力を調節可能とした。
【0018】このような構成によれば、従来のスプリン
グによりキートップを付勢する構成に比べて、機械的な
衝撃に対して安定であり、キー破壊に対して堅牢とな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。
【0020】[第1の実施形態]本発明の第1の実施形
態を図1および図2により説明する。
【0021】図1は、本発明の実施形態によるキーボー
ドの概略を示しており、(a)は使用時の状態を示し、
(b)は携帯時の状態を示している。
【0022】図1に示すように、本実施形態のキーボー
ドは、左手用キーボードと右手用キーボードに分割され
ている。
【0023】11は左手用のキーボードであり、本体は
プラスチック製であり、寸法は、例えば大きさが220mm
×150mm、厚さが10mmとする。また、その上面(キー配
置面)には、カーソルキーを含む例えば43個のキー1
0が6行に並んで配列されている。また、不図示の内部
には、キーボード全体の電気回路の主要部が設けられて
いる。
【0024】12は右手用のキーボードであり、左手用
のキーボード11と同じ寸法とする。また、その上面に
は、数字入力用のテンキーを含む例えば67個のキー1
0が6行に並んで配列されている。
【0025】14は、両キーボード11,12を連結す
る棒状の連結部材であり、例えば、直径6mmで長さ360mm
のステンレス製コイルからなり、全体がフレキシブルで
自由定規のように折り曲げ可能である。この連結部材1
4に対して、両キーボード11,12は、それぞれの後
部に突出して形成された連結部13において摺動可能に
連結されている。
【0026】15は、両キーボード11,12を電気的
に接続するための配線コードである。
【0027】また、16は、図示しないコンピュータと
の接続を得るためのコネクタである。
【0028】本実施形態のキーボードは、携帯時には、
図1(b)に示すように、連結部材14をU字形に折り
曲げることにより、両キーボード11,12をそれぞれ
のキー配置面が内側になるようにして重ね合わせること
ができる。これにより、全体の大きさを実質的に1/2
にすることができ、例えばA4サイズより一廻り小さい
220mm×150mmまで小さくすることができ、携帯性を顕著
に向上させることができる。
【0029】なお、このように重ね合わせた状態で、両
キーボード11,12は図示しない固定構造により互い
に強固に固定され、携帯中にその形状を変化させること
はない。なお、前記固定構造としては、例えばノートパ
ソコンの閉じた状態のロックに用いられるフック、イヤ
ホンのジャック/ホール、対の磁石板等を用いることが
できる。
【0030】また、本実施形態のキーボードは、使用時
には、図1(a)に示すように、連結部材14を伸ば
し、広げることにより、両キーボード11,12をそれ
ぞれのキー配置面が同じ向きになるようにして左右に並
べることができ、使用することができる。
【0031】ここで、両キーボード11,12は連結部
材14に対して摺動可能であるので、両キーボード1
1,12の間隔は、連結部材14の長さにより制限され
る範囲内で、自由に設定することができる。また、連結
部材14をくの字形に曲げる角度により、両キーボード
11,12の長手方向のなす角度も自由に設定すること
ができる。したがって、ユーザー各人の体格、好みに応
じた両手キーボード11,12の配置を得ることができ
る。
【0032】次に、本実施形態のキーボードのキー10
の構造を図2の断面図により説明する。
【0033】図2において、21はキーのベースとなる
構造体である上板21であり、例えばステンレス製で厚
さ1mmとし、これと同様の下板22との間に例えばギャ
ップ幅2mmの間隙23を形成している。このギャップ幅
は、上板21と下板22の間に例えば厚さ2mmの不図示
のスペーサを挟むことによって確保している。
【0034】間隙23には、大気圧よりも高い気圧P
(例えば1.1気圧)の加圧空気が封入されており、こ
の加圧空気が上板21に設けられた開口24(例えば直
径4mm)から空気バネ25に吹き込まれ、封入される。
なお、加圧空気が封入される間隙23からなる空気溜め
は左手用のキーボード11と右手用のキーボード12で
不図示のチューブを介して連通している。この加圧空気
の通るチューブは棒状の連結部材14に挿通する。
【0035】空気バネ25は、例えば直径5mm、長さ15m
mの蛇腹の袋状部材であり、材質は例えばバリアングル
プリズム(VAP)等で使用されている気体透過性のな
い厚さが例えば0.8mmの多層膜で形成されている。
空気バネ25の一端はキートップ26に固定されてお
り、他端は上板21において開口24の周縁部に固定さ
れ、開口24において開放されている。空気バネ25は
内部の加圧空気により弾性変形可能であり、内部の加圧
空気の気圧Pによりキートップ26を押圧操作方向の逆
方向である図中上方向に付勢する。
【0036】キートップ26は、例えば厚さ1mmの樹脂
製であり、その上面には、そのキーの入力機能に対応し
たキーシンボルが刻印されており、下面中央部には電気
接点27が固定され、空気バネ25の内側に入れられて
いる。
【0037】キートップ26を空気バネ25の付勢力に
抗して指で押下することによって、キートップ26の電
気接点27と、下板22上面において開口24の直下に
設けられた電気接点28とが接触してショートし、不図
示の電気回路によってキー入力が検出される。
【0038】ここで、電気接点27,28は、空気バネ
25及び上板21と下板22によって外界から密閉さ
れ、外界の汚れに対して遮蔽されているので、その接触
によるキー入力の信頼性は非常に高い。
【0039】また、キートップ26は、その押下の際の
動きが不安定にならないように、伸縮可能な多重シリン
ダ29によって、その動きが押圧操作方向とその逆方向
である図中上下方向のみに可動なように規制されてい
る。
【0040】多重シリンダ29は、例えばステンレス製
であり、ここでは3段のシリンダを摺動可能に結合して
構成され、上板21上で空気バネ25を囲むように取り
付けられ、その上端にキートップ26が固定される。多
重シリンダ29はキートップ26の押圧操作方向とその
逆方向である図中上下方向に伸縮可能であり、伸長時の
最大の長さが決まっており、その長さにより、キートッ
プ26の上方向の移動限が規制され、キートップ26の
キー配置面からの最大高さが例えば10mmに規制され
る。
【0041】また、31はキーボードのキー配置面とな
る図中上面に設けられる化粧板である。
【0042】以上の構成で、キートップ26は、空気バ
ネ25内の加圧空気の気圧Pが大気圧より高いある一定
の値以上になると最大高さに到達する。加圧空気の気圧
Pを変化させることにより、空気バネ25がキートップ
26を押圧操作方向と逆方向に付勢する付勢力を任意に
調節することができる。しかも、左手用と右手用のキー
ボード11,12の全キーの空気バネ25が間隙23に
よる空気溜め及び不図示のチューブを介して加圧空気に
関して連通しているので、気圧Pの変更により、全キー
の付勢力の調節を一度に行うことができる。
【0043】また、キーの付勢力は、キーの押圧操作の
全ストロークにおいてほぼ一定に保たれる。なぜなら
ば、各キーの空気バネ25の容積Vkは、例えば(π×
2.5×2.5×15)=294.3mm3であり、上板21と下板23
間の間隙23からなる空気溜めの容積Vsが例えば(15
0×150×2)=45000mm3であるのに比べて約1/150と非
常に小さく、さらに、1個のキーを押下するとして、押
下しない他のキーの空気バネの容積が他のキーの個数、
例えば109個分あるので、1個のキーの押下による気圧P
の変化は無視できるほど小さいからである。
【0044】これにより、従来のスプリングによりキー
トップを付勢する構成で見られたキートップの押下に伴
う付勢力の上昇といった現象は生じない。また長時間キ
ーを押下し保持しても、それに必要な押圧力は不変であ
り、特に力を要することはない。
【0045】また、キーのストロークの長さは、多重シ
リンダ29の底部30とキートップ26の間に不図示の
スペーサを入れることで調節することができる。ただ
し、本実施形態においては、同時に電気接点27の長さ
も変更する必要がある。
【0046】また、前述のようにキーボードを携帯する
際には左手用と右手用のキーボード11,12をそれぞ
れのキー配置面が内側になるようにして重ね合わせる
が、両キーボード11,12のキートップ26は、互い
に他方のキーボードのキートップ26または化粧板31
によって押圧され、それぞれの化粧板31の表面、すな
わちキー配置面内に押し込まれ、収納される。その際、
必要であるならば、前述した加圧空気の気圧Pを小さな
値にすることで、より簡単にキートップを収納すること
もできる。
【0047】また、加圧空気の気圧Pの加減には、公知
の小型ポンプ、例えば、手動式のエアーポンプ、自転車
用のエアーポンプを用いることができる。また、電動式
のエアーポンプをキーボード中に内蔵しても良い。
【0048】また、キーの付勢力を一定に調節するため
に、前述した上板21と下板22間の空気溜めに直結す
る圧力計を設けることも有用である。
【0049】以上のような実施形態によれば、携帯時に
左手用と右手用のキーボード11,12を重ね合わせる
ことにより、大きさを実質的に1/2にできるととも
に、両キーボード11,12のキートップをキー配置面
内に押し込んで厚さも実質的に薄くでき、例えば大きさ
を220mm×150mm、厚さを20mmとすることができ、携帯性
を顕著に向上することができる。
【0050】また、携帯性向上のためにキーボード自体
を無理に小さくする必要がなく、スペースに余裕がある
ので、例えばテンキーやカーソルキー等も設けることが
でき、操作性を向上することができる。
【0051】また、使用時に左右に並べる左手用と右手
用のキーボード11,12の間隔と角度を任意に設定で
き、ユーザー各人の個性、好みに合わせることができ
る。
【0052】さらに、加圧空気の気圧Pを変化させるこ
とによりキーの付勢力を任意に調節できるとともに、キ
ーのストロークの長さの調節も若干難があるものの可能
であり、これらもユーザー各人の個性、好みに合わせる
ことができる。
【0053】なお、上記の実施形態の構成において、棒
状の連結部材14に、加圧空気が通る不図示のチューブ
を挿通するものとしたが、配線コード15も挿通しても
よい。これにより外観をよりスマートにすることができ
る。
【0054】[第2の実施形態]次に、本発明の第2の
実施形態によるキーボードのキーの構造を図3の断面図
により説明する。図3中において第1の実施形態の図2
中と共通ないし対応する部分には共通の符号を付してあ
り、共通部分の説明は省略する。後述する第3の実施形
態の図4についても同様とする。
【0055】図3に示すように、本実施形態では、キー
10の電気接点の構造が第1の実施形態と異なってい
る。
【0056】すなわち、キートップ26側の電気接点2
7は円筒形に形成されており、寸法は例えば直径8mm、
長さ9.5mmで燐青銅等から形成される。接点27の一端
は開放され、他端は閉じられており、閉じられた側がキ
ートップ26に接着等で固定されている。接点27の内
側に袋状の空気バネ25が入るように配置される。
【0057】また、キーボード本体側の接点は上板21
上に符号28a,28bで示すように2つ設けられ、そ
れぞれ接点27の開放された側の縁に対向するように配
置されている。
【0058】キートップ26を押下することにより、接
点27が接点28a,28bに接触し、接点28a,2
8b間をショートさせ、キー入力がなされる。
【0059】ここでキーのストロークの長さは、キート
ップ26を押圧していない状態での接点27と接点28
a,28bとの間の距離であり、例えば接点27の長さ
を上記のように9.5mmとした場合、約5mmである。本実施
形態では、接点27を交換して、接点27の長さ(キー
押圧操作方向の長さ)を異なるものとすることにより、
キーのストロークを調節する。接点27は、空気バネ2
5の外側に設けられているので、容易に交換することが
できる。このような本実施形態によれば、第1の実施形
態よりも容易にキーのストロークを調節でき、ユーザー
各人の好みに合わせて設定することができる。
【0060】[第3の実施形態]次に、本発明の第3の
実施形態によるキーボードのキーの構造を図4の断面図
により説明する。本実施形態はキーのストロークの調節
のために電気接点の交換を不要としたものである。
【0061】図4に示すように、本実施形態では、多重
シリンダ29の最上段のシリンダ(例えば直径11mm、長
さ5mm)29aの外周には雄ネジ40が切られており、
次段のシリンダ29bの内周には雌ネジ41が切られて
いる。そして雄ネジ40と雌ねじ41の螺合によりシリ
ンダ29a,29bが結合されている。また、シリンダ
29aはキートップ26に接着等で固定されている。
【0062】従って、キートップ26を回転させてシリ
ンダ29aを回転させることにより、ネジ40,41を
介して多重シリンダ29の伸長時の最大の長さを変更し
て、キートップ26の初期位置の高さ(押圧操作方向の
逆方向の移動限)を変更し、キーのストロークの長さを
調節することができる。
【0063】なお、例えばネジ40,41の長さを4.5m
mとすることにより、キーのストロークの長さを4〜8mm
の間で調節可能とすることができる。
【0064】このような本実施形態によれば、ユーザー
が容易にキーのストロークの長さを調節することができ
る。
【0065】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のキーボードによれば、携帯時に、左手用と右手用のキ
ーボードを連結する棒状の連結部材を折り曲げて両キー
ボードを重ね合わせることにより、大きさを実質的に1
/2にできるとともに、両キーボードのキートップをそ
れぞれのキー配置面内に押し込んで厚さも実質的に薄く
でき、携帯性を顕著に向上することができる。
【0066】また、携帯性向上のためにキーボード自体
を無理に小さくする必要がなく、スペースに余裕がある
ので、例えばテンキーやカーソルキー等も専用のキーと
して設けることができ、操作性を向上することができ
る。
【0067】また、使用時に左右に並べる左手用と右手
用のキーボードの間隔と角度を任意に設定できるととも
に、キーの付勢力とストロークの長さを調節することも
でき、これらをユーザー各人の個性、好みに合わせて最
適化することができ、この点でも操作性を向上し、ユー
ザーに高速な入力を可能とするとともに、疲労を感じさ
せることなく長時間の使用を可能とすることができる。
【0068】なお、近年、コンピュータシステムの普及
に伴ってキーボードの重要性が益々高くなって来ている
ばかりでなく、キーボードに関して、単なる入力機能を
果たすだけでなく、例えばゲームマシンのコントローラ
と呼ばれる操作部のように、メモリを内蔵し、これにフ
ァイルやデータを格納して、キーボードをコンピュータ
間で持ち運び、情報処理に使用するようなシステムが考
えられる。本発明のように携帯性及び操作性に優れたキ
ーボードは、このようなシステムの中核となり得るもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるキーボードの使用時と
携帯時の外観を示す平面図及び側面図である。
【図2】第1の実施形態によるキーボードのキー周辺の
構造を示す断面図である。
【図3】第2の実施形態によるキーボードのキー周辺の
構造を示す断面図である。
【図4】第3の実施形態によるキーボードのキー周辺の
構造を示す断面図である。
【図5】従来のメンブレンスイッチの構造を示す断面図
である。
【符号の説明】
10 キー 11 左手用のキーボード 12 右手用のキーボード 13 連結部 14 連結部材 15 配線コード 16 コネクタ 21 上板 22 下板 23 間隙 24 開口 25 空気バネ 26 キートップ 27 接点 28,28a,28b 接点 29 多重シリンダ 40 雄ネジ 41 雌ネジ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーの押圧操作により情報を入力するキ
    ーボードにおいて、 左手用キーボードと右手用キーボードに分割されてお
    り、 前記左手用キーボードと右手用キーボードが折り曲げ可
    能な棒状の連結部材に対して摺動可能に連結されてお
    り、 前記連結部材を折り曲げることにより、前記左手用キー
    ボードと右手用キーボードをそれぞれのキー配置面が内
    側になるようにして重ね合わせることができ、 前記連結部材を伸ばすことにより、前記左手用キーボー
    ドと右手用キーボードをそれぞれのキー配置面が同じ向
    きになるようにして左右に並べることができるように構
    成したことを特徴とするキーボード。
  2. 【請求項2】 前記左手用キーボードと右手用キーボー
    ドのキーのキートップを押圧操作方向の逆方向に付勢す
    る付勢手段を有し、該付勢手段の付勢力を調節可能とし
    たことを特徴とする請求項1に記載のキーボード。
  3. 【請求項3】 前記左手用キーボードと右手用キーボー
    ドのキーの押圧操作ストロークの長さを調節可能とした
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のキーボー
    ド。
  4. 【請求項4】 前記左手用キーボードと右手用キーボー
    ドをそれぞれのキー配置面が内側になるようにして重ね
    合わせたときに、前記左手用キーボードと右手用キーボ
    ードのキーのキートップをそれぞれのキーボードのキー
    配置面内に押し込むことができるように構成したことを
    特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の
    キーボード。
  5. 【請求項5】 前記左手用キーボードと右手用キーボー
    ドのキーのキートップを加圧空気により押圧操作方向の
    逆方向へ付勢するようにしたことを特徴とする請求項1
    から4までのいずれか1項に記載のキーボード。
  6. 【請求項6】 前記左手用キーボードと右手用キーボー
    ドのキーのキートップを押圧操作方向の逆方向へ付勢す
    る付勢手段として、内部に加圧空気を封入され該加圧空
    気により弾性変形可能とされた袋状部材を設けたことを
    特徴とする請求項5に記載のキーボード。
  7. 【請求項7】 前記加圧空気の気圧を変化させることに
    より、前記キートップを押圧操作方向の逆方向へ付勢す
    る付勢力を調節可能としたことを特徴とする請求項5ま
    たは6に記載のキーボード。
  8. 【請求項8】 前記加圧空気を供給するポンプを設けた
    ことを特徴とする請求項5から7までのいずれか1項に
    記載のキーボード。
  9. 【請求項9】 前記棒状の連結部材に、前記加圧空気が
    通るチューブを挿通したことを特徴とする請求項5から
    8までのいずれか1項に記載のキーボード。
  10. 【請求項10】 前記棒状の連結部材に、前記左手用キ
    ーボードと右手用キーボードを電気的に接続するための
    配線コードを挿通したことを特徴とする請求項1から9
    までのいずれか1項に記載のキーボード。
  11. 【請求項11】 前記キーのキートップに取り付けられ
    た接点を交換して、該接点のキー押圧操作方向の長さを
    異なるものとすることにより、キーの押圧操作ストロー
    クの長さを調節可能としたことを特徴とする請求項1か
    ら10までのいずれか1項に記載のキーボード。
  12. 【請求項12】 前記キーのキートップの押圧操作方向
    とその逆方向に伸縮可能であり、キートップの動きを押
    圧操作方向とその逆方向のみに規制するとともに、伸長
    時の最大の長さにより、キートップの前記逆方向への移
    動限を規制する規制部材を有し、該規制部材に形成され
    たネジを介して該規制部材の伸長時の最大の長さを変化
    させることにより、キーの押圧操作ストロークの長さを
    調節可能としたことを特徴とする請求項1から11まで
    のいずれか1項に記載のキーボード。
  13. 【請求項13】 前記右手用キーボードに数字入力用の
    テンキーを設けたことを特徴とする請求項1から12ま
    でのいずれか1項に記載のキーボード。
  14. 【請求項14】 前記左手用キーボードにカーソルキー
    を設けたことを特徴とする請求項1から13までのいず
    れか1項に記載のキーボード。
  15. 【請求項15】 キーボード全体の電気回路の主要部が
    前記左手用キーボードに内蔵されていることを特徴とす
    る請求項1から14までのいずれか1項に記載のキーボ
    ード。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111897438A (zh) * 2020-07-24 2020-11-06 汪恒飞 自动控压供暖键盘装置

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