JPH11327479A - スライド式画像変化表示装置 - Google Patents
スライド式画像変化表示装置Info
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- JPH11327479A JPH11327479A JP17652098A JP17652098A JPH11327479A JP H11327479 A JPH11327479 A JP H11327479A JP 17652098 A JP17652098 A JP 17652098A JP 17652098 A JP17652098 A JP 17652098A JP H11327479 A JPH11327479 A JP H11327479A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 四種類の画像を基に作成されたグリッド状の
合成画像を、専用の遮蔽用具を介して表示することによ
り、四種類の画像の変化、ひいては四コマの動画を実現
する装置を提供する。 【解決手段】 四種類の原画像から成るグリッド状の合
成画像A(1)を配置した合成画像シート(2)の上部
に、透過部と遮蔽部を有するマスクシート(3)を設け
る。また、マスクシート(3)の移動の方向および範囲
を規制するストッパー(4)を設け、マスクシート
(3)の移動によって四種類の画像変化を得られる。さ
らに、四つの連続画像を用いることにより、表示される
画像は、四コマの動画として視認されることを特徴とす
る。
合成画像を、専用の遮蔽用具を介して表示することによ
り、四種類の画像の変化、ひいては四コマの動画を実現
する装置を提供する。 【解決手段】 四種類の原画像から成るグリッド状の合
成画像A(1)を配置した合成画像シート(2)の上部
に、透過部と遮蔽部を有するマスクシート(3)を設け
る。また、マスクシート(3)の移動の方向および範囲
を規制するストッパー(4)を設け、マスクシート
(3)の移動によって四種類の画像変化を得られる。さ
らに、四つの連続画像を用いることにより、表示される
画像は、四コマの動画として視認されることを特徴とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、四種類の原画像を
基に作成されたグリッド状の合成画像を、専用の遮蔽用
具を介して表示することにより、四種類の画像の変化、
ひいては四コマの動画を実現する装置に関するものであ
る。
基に作成されたグリッド状の合成画像を、専用の遮蔽用
具を介して表示することにより、四種類の画像の変化、
ひいては四コマの動画を実現する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷物等による画像変化の手法の
一例として次のような装置があった。この装置は、図4
に示す二種類の原画像である原画像a(6)、原画像b
(7)を図5のように任意の方向に等間隔で細かく分割
し、分割画像a(8)、分割画像b(9)を作る。これ
らを図6のように交互に間引いて、間引き画像a(1
0)、間引き画像b(11)を作る。次に、これを再配
列して一つの帯状の合成画像B(12)を作成する。そ
して、この画像上に帯状の透過部と遮蔽部を画像分割と
同じ間隔で交互に配列した遮蔽用具(13)を重ね合わ
せることによって、合成画像中のどちらか一方の原画像
のみが、図8で示すように可視状態となる。さらに遮蔽
用具(13)を適切に移動させることにより、透過部を
通して表示される二種類の画像変化を得るものであっ
た。図9は、この二種類の表示画像である表示画像a
(14)、表示画像b(15)を示している。
一例として次のような装置があった。この装置は、図4
に示す二種類の原画像である原画像a(6)、原画像b
(7)を図5のように任意の方向に等間隔で細かく分割
し、分割画像a(8)、分割画像b(9)を作る。これ
らを図6のように交互に間引いて、間引き画像a(1
0)、間引き画像b(11)を作る。次に、これを再配
列して一つの帯状の合成画像B(12)を作成する。そ
して、この画像上に帯状の透過部と遮蔽部を画像分割と
同じ間隔で交互に配列した遮蔽用具(13)を重ね合わ
せることによって、合成画像中のどちらか一方の原画像
のみが、図8で示すように可視状態となる。さらに遮蔽
用具(13)を適切に移動させることにより、透過部を
通して表示される二種類の画像変化を得るものであっ
た。図9は、この二種類の表示画像である表示画像a
(14)、表示画像b(15)を示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の手法は、構造が
極めて単純なため簡単に実現が可能である。その一方
で、次のような問題点があった。 (イ)画像は二種類に限られるため、展開に乏しく、面
白みにも欠け、利用範囲が非常に狭かった。 (ロ)二画面変化のみのため連続的な動きは全く表現で
きず、従って動画としての利用は困難であり、また利用
効果も薄いものであった。 本発明は、この手法の簡便性を維持しながら、なお且つ
これらの問題点をも解決するために発明されたものであ
り、幅広く利用可能なものである。
極めて単純なため簡単に実現が可能である。その一方
で、次のような問題点があった。 (イ)画像は二種類に限られるため、展開に乏しく、面
白みにも欠け、利用範囲が非常に狭かった。 (ロ)二画面変化のみのため連続的な動きは全く表現で
きず、従って動画としての利用は困難であり、また利用
効果も薄いものであった。 本発明は、この手法の簡便性を維持しながら、なお且つ
これらの問題点をも解決するために発明されたものであ
り、幅広く利用可能なものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】四種類の原画像から成る
グリッド状の合成画像A(1)を配置した合成画像シー
ト(2)の上部に、透過部と遮蔽部を有するマスクシー
ト(3)を設ける。また、マスクシート(3)の移動の
方向および範囲を規制するストッパー(4)を設け、マ
スクシート(3)の移動によって四種類の画像変化を得
られる。さらに、四つの連続画像を用いることにより、
表示される画像は、四コマの動画として視認されること
を特徴としたスライド式画像変化表示装置である。
グリッド状の合成画像A(1)を配置した合成画像シー
ト(2)の上部に、透過部と遮蔽部を有するマスクシー
ト(3)を設ける。また、マスクシート(3)の移動の
方向および範囲を規制するストッパー(4)を設け、マ
スクシート(3)の移動によって四種類の画像変化を得
られる。さらに、四つの連続画像を用いることにより、
表示される画像は、四コマの動画として視認されること
を特徴としたスライド式画像変化表示装置である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明のスライド式
画像変化表示装置の分解斜視図である。四種類の画像を
基にして作成されたグリッド状の合成画像A(1)を配
置した合成画像シート(2)の上部に透過部と遮蔽部を
規則的に配したマスクシート(3)を重ね合わせる。マ
スクシート(3)の作用によって、合成画像中のいずれ
か一種の原画像のみを可視状態とすることが可能で、マ
スクシート(3)の移動によって四種類の画像変化を得
られる。さらに、四つの連続画像を用いるとともに、マ
スクシート(3)の移動を規制するストッパー(4)を
用いてマスクシート(3)の移動を適切に行うことによ
り、表示される画像は、四コマの動画として視認され
る。なお、具体的な画像として、イラスト、写真、文
字、図形、色彩等を用いる。
て図面を参照して説明する。図1は本発明のスライド式
画像変化表示装置の分解斜視図である。四種類の画像を
基にして作成されたグリッド状の合成画像A(1)を配
置した合成画像シート(2)の上部に透過部と遮蔽部を
規則的に配したマスクシート(3)を重ね合わせる。マ
スクシート(3)の作用によって、合成画像中のいずれ
か一種の原画像のみを可視状態とすることが可能で、マ
スクシート(3)の移動によって四種類の画像変化を得
られる。さらに、四つの連続画像を用いるとともに、マ
スクシート(3)の移動を規制するストッパー(4)を
用いてマスクシート(3)の移動を適切に行うことによ
り、表示される画像は、四コマの動画として視認され
る。なお、具体的な画像として、イラスト、写真、文
字、図形、色彩等を用いる。
【0006】合成画像シート(2)に配置されるグリッ
ド状の合成画像A(1)の作成工程を以下、図面を参照
して詳しく説明する。 (イ)第一工程:同じ大きさの四種類の原画像である原
画像A(16)、原画像B(17)、原画像C(1
8)、原画像D(19)を用意する。 (ロ)第二工程:全ての画像とも、全体をタテ、ヨコ同
寸法の方眼(24)に分割する。さらに画像全体をタ
テ、ヨコ二マス毎に区切り、田の字状のユニット(2
5)が縦横に配列された状態を得る。 (ハ)第三工程:分割画像A(20)のユニット(2
5)において、ユニット中の左上一マスの画像のみを残
し、他の三マスの画像全てを削除する。これを分割画像
A(20)内の全てのユニットにわたって行う。この結
果、分割画像A(20)は間引き画像A(26)とな
る。 (ニ)第四工程:分割画像B(21)では、ユニット中
の右上一マスの画像のみを残し、その他の三マスの画像
全てを削除する。これを分割画像B(21)内の全ての
ユニットにわたって行う。この結果、分割画像B(2
1)は間引き画像B(27)となる。 (ホ)第五工程:分割画像C(22)では、ユニット中
の右下一マスの画像のみを残し、その他の三マスの画像
全てを削除する。これを分割画像C(22)内の全ての
ユニットにわたって行う。この結果、分割画像C(2
2)は間引き画像C(28)となる。 (ヘ)第六工程:分割画像D(23)では、ユニット中
の左下一マスの画像のみを残し、その他の三マスの画像
全てを削除する。これを分割画像D(23)内の全ての
ユニットにわたって行う。この結果、分割画像D(2
3)は間引き画像D(29)となる。 (ト)以上の工程から得られた間引き画像A(26)、
間引き画像B(27)、間引き画像C(28)、間引き
画像D(29)の四種を足し合わせ、新たな一つの合成
画像C(30)を作成する。 なお、この合成画像の作成において用いる方眼(24)
は寸法が小さく密であるほど、画像を間引くことによる
画質の低下を防ぐことが出来るため、良好な実施結果が
得られる。
ド状の合成画像A(1)の作成工程を以下、図面を参照
して詳しく説明する。 (イ)第一工程:同じ大きさの四種類の原画像である原
画像A(16)、原画像B(17)、原画像C(1
8)、原画像D(19)を用意する。 (ロ)第二工程:全ての画像とも、全体をタテ、ヨコ同
寸法の方眼(24)に分割する。さらに画像全体をタ
テ、ヨコ二マス毎に区切り、田の字状のユニット(2
5)が縦横に配列された状態を得る。 (ハ)第三工程:分割画像A(20)のユニット(2
5)において、ユニット中の左上一マスの画像のみを残
し、他の三マスの画像全てを削除する。これを分割画像
A(20)内の全てのユニットにわたって行う。この結
果、分割画像A(20)は間引き画像A(26)とな
る。 (ニ)第四工程:分割画像B(21)では、ユニット中
の右上一マスの画像のみを残し、その他の三マスの画像
全てを削除する。これを分割画像B(21)内の全ての
ユニットにわたって行う。この結果、分割画像B(2
1)は間引き画像B(27)となる。 (ホ)第五工程:分割画像C(22)では、ユニット中
の右下一マスの画像のみを残し、その他の三マスの画像
全てを削除する。これを分割画像C(22)内の全ての
ユニットにわたって行う。この結果、分割画像C(2
2)は間引き画像C(28)となる。 (ヘ)第六工程:分割画像D(23)では、ユニット中
の左下一マスの画像のみを残し、その他の三マスの画像
全てを削除する。これを分割画像D(23)内の全ての
ユニットにわたって行う。この結果、分割画像D(2
3)は間引き画像D(29)となる。 (ト)以上の工程から得られた間引き画像A(26)、
間引き画像B(27)、間引き画像C(28)、間引き
画像D(29)の四種を足し合わせ、新たな一つの合成
画像C(30)を作成する。 なお、この合成画像の作成において用いる方眼(24)
は寸法が小さく密であるほど、画像を間引くことによる
画質の低下を防ぐことが出来るため、良好な実施結果が
得られる。
【0007】図14は本発明の装置内のマスクシート
(3)の原理を示すものである。このマスクシートの作
成方法を以下に示す。合成画像の作成の際に用いられた
田の字状の方眼のうち、任意の一マスを透過状態、残り
の三マスを遮蔽状態としたものを最小単位とし、これら
を縦横に必要数だけ配列して完成する。具体的な実現方
法としては、透明樹脂フィルム等に遮蔽性のある素材の
塗布加工、または含侵処理を施して遮蔽部を得る方法、
あるいは、紙、木材、金属、樹脂等の不透明素材に穿孔
して透過部を得る方法等があげられる。
(3)の原理を示すものである。このマスクシートの作
成方法を以下に示す。合成画像の作成の際に用いられた
田の字状の方眼のうち、任意の一マスを透過状態、残り
の三マスを遮蔽状態としたものを最小単位とし、これら
を縦横に必要数だけ配列して完成する。具体的な実現方
法としては、透明樹脂フィルム等に遮蔽性のある素材の
塗布加工、または含侵処理を施して遮蔽部を得る方法、
あるいは、紙、木材、金属、樹脂等の不透明素材に穿孔
して透過部を得る方法等があげられる。
【0008】図15はマスクシート(3)の作用を示す
ものである。ここでは、図13の合成画像C(30)の
上にマスクシート(3)が重なり透過部を通して四種の
うちの一種である表示画像A(33)が現れている状態
を示している。図16、図17、図18はマスクシート
(3)が移動して、残りの三種類の表示画像B(3
4)、表示画像C(35)、表示画像D(36)が現れ
ている状態を示す。さらに、図19〜図22では、それ
ぞれの画像間で移動する際の中間地点での表示画像を示
している。図19は表示画像A(33)と表示画像B
(34)の、図20は表示画像B(34)と表示画像C
(35)の、図21は表示画像C(35)と表示画像D
(36)の、図22は表示画像D(36)と表示画像A
(33)の、それぞれの移動中間地点での表示画像を示
している。また、図23は表示画像A(33)と表示画
像C(35)の中間地であり、なお且つ表示画像B(3
4)と表示画像D(36)の中間地でもある地点での表
示画像を示している。
ものである。ここでは、図13の合成画像C(30)の
上にマスクシート(3)が重なり透過部を通して四種の
うちの一種である表示画像A(33)が現れている状態
を示している。図16、図17、図18はマスクシート
(3)が移動して、残りの三種類の表示画像B(3
4)、表示画像C(35)、表示画像D(36)が現れ
ている状態を示す。さらに、図19〜図22では、それ
ぞれの画像間で移動する際の中間地点での表示画像を示
している。図19は表示画像A(33)と表示画像B
(34)の、図20は表示画像B(34)と表示画像C
(35)の、図21は表示画像C(35)と表示画像D
(36)の、図22は表示画像D(36)と表示画像A
(33)の、それぞれの移動中間地点での表示画像を示
している。また、図23は表示画像A(33)と表示画
像C(35)の中間地であり、なお且つ表示画像B(3
4)と表示画像D(36)の中間地でもある地点での表
示画像を示している。
【0009】ストッパー(4)は画像表示に必要なマス
クシート(3)を適切な位置に移動、また移動範囲を規
制するために、合成画像シート(2)の上部周囲に配置
し、固定させる。このストッパー(4)の内寸法は、マ
スクシート(3)の外形寸法にタテ、ヨコ共に画像を成
す一方眼の長さを加えた寸法である。本発明は、以上の
構成よりなっている。本発明を使用するときは、合成画
像シート(2)の上部にあるストッパー(4)内に置か
れたマスクシート(3)をストッパー(4)の各辺に沿
うようにしながら指示方向に連続移動させる。この操作
により、マスクシート(3)上に施された遮蔽部を通し
て表示される画像を見ることができる。表示される画像
は、合成画像シート(2)の合成画像の四分の一づつを
見ることとなり、再現される画像の種類は四種類とな
る。さらに、四つの連続画から成る合成画像を使用する
ことにより、動画を表示視認させることができる。
クシート(3)を適切な位置に移動、また移動範囲を規
制するために、合成画像シート(2)の上部周囲に配置
し、固定させる。このストッパー(4)の内寸法は、マ
スクシート(3)の外形寸法にタテ、ヨコ共に画像を成
す一方眼の長さを加えた寸法である。本発明は、以上の
構成よりなっている。本発明を使用するときは、合成画
像シート(2)の上部にあるストッパー(4)内に置か
れたマスクシート(3)をストッパー(4)の各辺に沿
うようにしながら指示方向に連続移動させる。この操作
により、マスクシート(3)上に施された遮蔽部を通し
て表示される画像を見ることができる。表示される画像
は、合成画像シート(2)の合成画像の四分の一づつを
見ることとなり、再現される画像の種類は四種類とな
る。さらに、四つの連続画から成る合成画像を使用する
ことにより、動画を表示視認させることができる。
【0010】
【第二実施の形態】図24は、本発明の画像変化表示装
置の構成要素の一つであるストッパー(4)の構造変化
例を示す。以下、第二実施の形態を説明する。 (イ)合成画像A(1)が施された合成画像シート
(2)の上部に画像部分を覆う範囲に遮蔽処理を施した
マスクシート(3)を適切な位置に重ねて配置する。 (ロ)合成画像シート(2)とマスクシート(3)を重
ね合わせた状態で、複数箇所の同位置に共通の正円のパ
ンチ穴(37)をあける。 (ハ)この共通のパンチ穴(37)に円筒状の留め具A
(38)、留め具B(39)等を用いて貫通させて留め
る。 合成画像シート(2)とマスクシート(3)にあけられ
たパンチ穴(37)の直径と、留め具B(39)の直径
の差は上述の図11における分割画像内の一方眼の長さ
とする。この差の空きを作ることにより、上述の動きと
同じ効果を得ることができる。また、留め具A(3
8)、留め具B(39)の全体の長さは合成画像シート
(2)とマスクシート(3)が密着せず、且つ可動でき
る空きを保てる長さが望ましい。また、以上のような構
造を用いることにより、マスクシート(3)を円運動で
移動できるため操作は滑らかで、表示される画像の動き
も、より滑らかになる特徴を持つ。さらに、本実施形態
による装置は、合成画像シート(2)とマスクシート
(3)が留め具A(38)、留め具B(39)により保
持されているので、分離や離脱が起きない。このため、
本装置の使用環境は水平使用のみならず、垂直使用、傾
斜使用の状況においても対応可能となる。
置の構成要素の一つであるストッパー(4)の構造変化
例を示す。以下、第二実施の形態を説明する。 (イ)合成画像A(1)が施された合成画像シート
(2)の上部に画像部分を覆う範囲に遮蔽処理を施した
マスクシート(3)を適切な位置に重ねて配置する。 (ロ)合成画像シート(2)とマスクシート(3)を重
ね合わせた状態で、複数箇所の同位置に共通の正円のパ
ンチ穴(37)をあける。 (ハ)この共通のパンチ穴(37)に円筒状の留め具A
(38)、留め具B(39)等を用いて貫通させて留め
る。 合成画像シート(2)とマスクシート(3)にあけられ
たパンチ穴(37)の直径と、留め具B(39)の直径
の差は上述の図11における分割画像内の一方眼の長さ
とする。この差の空きを作ることにより、上述の動きと
同じ効果を得ることができる。また、留め具A(3
8)、留め具B(39)の全体の長さは合成画像シート
(2)とマスクシート(3)が密着せず、且つ可動でき
る空きを保てる長さが望ましい。また、以上のような構
造を用いることにより、マスクシート(3)を円運動で
移動できるため操作は滑らかで、表示される画像の動き
も、より滑らかになる特徴を持つ。さらに、本実施形態
による装置は、合成画像シート(2)とマスクシート
(3)が留め具A(38)、留め具B(39)により保
持されているので、分離や離脱が起きない。このため、
本装置の使用環境は水平使用のみならず、垂直使用、傾
斜使用の状況においても対応可能となる。
【0011】
【実施例】本装置の手段によれば、マスクシート(3)
の移動に従って現表示画像の消失と次画像の現出が並行
して行なわれるため、画像変化に残像効果が付加される
特色がある。よって特に原画像として四つの連続画像を
用いた場合には、表示される画像は非常に滑らかな四コ
マの動画として視認される。具体的な応用実施例とし
て、原画像に使用する素材に文字を用いれば、方向移動
指示マーク(5)に従い順次表示される画像は一連の意
味をなす連続語句となる。また、素材にイラストや図な
どを用いれば、上述の残像効果が強く作用し、さらに四
コマ目と一コマ目の画像を適切に関連づけることによ
り、継ぎ目のない循環動画の画像として表示される。
の移動に従って現表示画像の消失と次画像の現出が並行
して行なわれるため、画像変化に残像効果が付加される
特色がある。よって特に原画像として四つの連続画像を
用いた場合には、表示される画像は非常に滑らかな四コ
マの動画として視認される。具体的な応用実施例とし
て、原画像に使用する素材に文字を用いれば、方向移動
指示マーク(5)に従い順次表示される画像は一連の意
味をなす連続語句となる。また、素材にイラストや図な
どを用いれば、上述の残像効果が強く作用し、さらに四
コマ目と一コマ目の画像を適切に関連づけることによ
り、継ぎ目のない循環動画の画像として表示される。
【0012】図27、図28、図29、図30は、図形
を用いた場合の循環動画の合成画像の作成工程を示して
いる。前述の図10〜図13の合成画像の作成工程と概
ね同様であるので詳細は省く。図27は四種類の原画
像、図28は四種類の分割画像、図29は四種類の間引
き画像、図30が完成した循環画像用の合成画像であ
る。図31〜図34は四種類の表示画像を示し、図35
〜図38は、それぞれの中間地点の表示画像を示すもの
である。図35は図31〜図32の、図36は図32〜
図33の、図37は図33〜図34の、図38は図34
〜図31の、それぞれの画像間で移動する際の中間地点
での表示画像を示している。特に図38は循環動画に必
須である一コマ目と四コマ目の関連づけの処理が見られ
る。また、図39は表示画像E(54)と表示画像G
(56)の中間地であり、なお且つ表示画像F(55)
と表示画像H(57)の中間地でもある地点での表示画
像を示している。
を用いた場合の循環動画の合成画像の作成工程を示して
いる。前述の図10〜図13の合成画像の作成工程と概
ね同様であるので詳細は省く。図27は四種類の原画
像、図28は四種類の分割画像、図29は四種類の間引
き画像、図30が完成した循環画像用の合成画像であ
る。図31〜図34は四種類の表示画像を示し、図35
〜図38は、それぞれの中間地点の表示画像を示すもの
である。図35は図31〜図32の、図36は図32〜
図33の、図37は図33〜図34の、図38は図34
〜図31の、それぞれの画像間で移動する際の中間地点
での表示画像を示している。特に図38は循環動画に必
須である一コマ目と四コマ目の関連づけの処理が見られ
る。また、図39は表示画像E(54)と表示画像G
(56)の中間地であり、なお且つ表示画像F(55)
と表示画像H(57)の中間地でもある地点での表示画
像を示している。
【0013】また、図示されてはいないが、本装置内の
合成画像シート(2)に透明もしくは、半透明の素材を
使用することによって、後背部からの採光や、照明等に
より画像表示を明るくさせることが可能となる。使用環
境の条件変化にも対応し、通常の実施とは異なる効果を
生むことができる。
合成画像シート(2)に透明もしくは、半透明の素材を
使用することによって、後背部からの採光や、照明等に
より画像表示を明るくさせることが可能となる。使用環
境の条件変化にも対応し、通常の実施とは異なる効果を
生むことができる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、次に記載する効果を奏する。本発明の画像変化
表示装置は、シンプルな構造にも拘らず表示装置上で再
現される画像の変化数は四種類あり、情報種類が豊富な
ため展開に発展性がある。請求項1においては、四箇所
の画像表示地点での一時停止が可能なストッパー(4)
が持つ特徴を最大限に生かして、使用目的や使用時点に
合わせ、一連の意味を成す四文字熟語等の語句や、メッ
セージが表示可能となる。また、メリハリがあり、起承
転結のあるイラストや、色彩表現など多彩な表示効果も
得られる。
施され、次に記載する効果を奏する。本発明の画像変化
表示装置は、シンプルな構造にも拘らず表示装置上で再
現される画像の変化数は四種類あり、情報種類が豊富な
ため展開に発展性がある。請求項1においては、四箇所
の画像表示地点での一時停止が可能なストッパー(4)
が持つ特徴を最大限に生かして、使用目的や使用時点に
合わせ、一連の意味を成す四文字熟語等の語句や、メッ
セージが表示可能となる。また、メリハリがあり、起承
転結のあるイラストや、色彩表現など多彩な表示効果も
得られる。
【0015】そして、請求項2においては、四種類の滑
らかな画像変化、ならびに四つの連続画から成る合成画
像を使用することにより、視覚的残像効果と相俟って、
滑らかな動画の表示や、継ぎ目のない循環動画の画像表
示も可能となる。特に、図24に示したようなストッパ
ー構造を取り入れた装置では、マスクシート(3)が円
運動で移動するため表示操作が滑らかに行える。
らかな画像変化、ならびに四つの連続画から成る合成画
像を使用することにより、視覚的残像効果と相俟って、
滑らかな動画の表示や、継ぎ目のない循環動画の画像表
示も可能となる。特に、図24に示したようなストッパ
ー構造を取り入れた装置では、マスクシート(3)が円
運動で移動するため表示操作が滑らかに行える。
【0016】さらに、本装置の構造や使用材を変化させ
ることにより、用途範囲が拡がり、従来では得られなか
った楽しさや、驚き等の視覚伝達効果を提供することが
できる。具体的な用途、利用分野としては、文具、玩
具、教材、出版、広告宣伝、展示物、看板等が想定さ
れ、広く視覚伝達効果を必要とする媒体に使用すること
により、強く印象的な効果をあげることが期待できる。
ることにより、用途範囲が拡がり、従来では得られなか
った楽しさや、驚き等の視覚伝達効果を提供することが
できる。具体的な用途、利用分野としては、文具、玩
具、教材、出版、広告宣伝、展示物、看板等が想定さ
れ、広く視覚伝達効果を必要とする媒体に使用すること
により、強く印象的な効果をあげることが期待できる。
【図1】本発明のスライド式画像変化表示装置の分解斜
視図
視図
【図2】本発明の装置の実施の形態を示す平面図
【図3】図2のA−A断面図
【図4】従来の技術例における二種類の原画像平面図
【図5】図4の分割画像平面図
【図6】図5の間引き画像平面図
【図7】図6の合成画像平面図
【図8】従来の技術例の実施の形態を示す平面図
【図9】従来の技術例で得られる表示画像の平面図
【図10】本発明の装置用画像の原画像平面図
【図11】図10の分割画像平面図
【図12】図11の間引き画像平面図
【図13】図12の合成画像平面図
【図14】本発明の装置内のマスクシートの原理を示す
平面図
平面図
【図15】本発明の装置内のマスクシートの作用による
表示画像Aの平面図
表示画像Aの平面図
【図16】本発明の装置内のマスクシートの作用による
表示画像Bの平面図
表示画像Bの平面図
【図17】本発明の装置内のマスクシートの作用による
表示画像Cの平面図
表示画像Cの平面図
【図18】本発明の装置内のマスクシートの作用による
表示画像Dの平面図
表示画像Dの平面図
【図19】図15〜図16の移動中間地点における表示
画像の平面図
画像の平面図
【図20】図16〜図17の移動中間地点における表示
画像の平面図
画像の平面図
【図21】図17〜図18の移動中間地点における表示
画像の平面図
画像の平面図
【図22】図18〜図15の移動中間地点における表示
画像の平面図
画像の平面図
【図23】図15と図17の中間地、且つ図16と図1
8の中間地点における表示画像の平面図
8の中間地点における表示画像の平面図
【図24】本発明の画像変化表示装置の第二実施例を示
す分解斜視図
す分解斜視図
【図25】第二実施例の形態を示す平面図
【図26】第二実施例の形態を示す正面図
【図27】本発明の装置用循環動画画像の四種類の原画
像平面図
像平面図
【図28】図27の分割画像平面図
【図29】図28の間引き画像平面図
【図30】図29のグリッド状合成画像平面図
【図31】本発明の装置内のマスクシートの作用による
表示画像Eの平面図
表示画像Eの平面図
【図32】本発明の装置内のマスクシートの作用による
表示画像Fの平面図
表示画像Fの平面図
【図33】本発明の装置内のマスクシートの作用による
表示画像Gの平面図
表示画像Gの平面図
【図34】本発明の装置内のマスクシートの作用による
表示画像Hの平面図
表示画像Hの平面図
【図35】図31〜図32の移動中間地点における表示
画像の平面図
画像の平面図
【図36】図32〜図33の移動中間地点における表示
画像の平面図
画像の平面図
【図37】図33〜図34の移動中間地点における表示
画像の平面図
画像の平面図
【図38】図34〜図31の移動中間地点における表示
画像の平面図
画像の平面図
【図39】図31と図33の中間地、且つ図32と図3
4の中間地点における表示画像の平面図
4の中間地点における表示画像の平面図
1 合成画像A 2 合成画像シート 3 マスクシート 4 ストッパー 5 方向移動指示マークA 6 原画像a 7 原画像b 8 分割画像a 9 分割画像b 10 間引き画像a 11 間引き画像b 12 合成画像B 13 遮蔽用具 14 表示画像a 15 表示画像b 16 原画像A 17 原画像B 18 原画像C 19 原画像D 20 分割画像A 21 分割画像B 22 分割画像C 23 分割画像D 24 方眼 25 ユニット 26 間引き画像A 27 間引き画像B 28 間引き画像C 29 間引き画像D 30 合成画像C 31 透過部 32 遮蔽部 33 表示画像A 34 表示画像B 35 表示画像C 36 表示画像D 37 パンチ穴 38 留め具A 39 留め具B 40 方向移動指示マークB 41 原画像E 42 原画像F 43 原画像G 44 原画像H 45 分割画像E 46 分割画像F 47 分割画像G 48 分割画像H 49 間引き画像E 50 間引き画像F 51 間引き画像G 52 間引き画像H 53 合成画像D 54 表示画像E 55 表示画像F 56 表示画像G 57 表示画像H
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図26】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図30】
【図31】
【図32】
【図27】
【図28】
【図29】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】追加
【補正内容】
【特許請求の範囲】
Claims (2)
- 【請求項1】 四種類の画像を基にして作成されたグリ
ッド状の合成画像A(1)を配置した合成画像シート
(2)の上部に透過部と遮蔽部を規則的に配したマスク
シート(3)を設け、マスクシート(3)の移動範囲を
隣合う画像の一マスとし、特定の四箇所を画像表示地点
に定め、且つ画像表示地点で一時停止できるように形成
されたストッパー(4)を設けたスライド式画像変化表
示装置。 - 【請求項2】 四種類の画像を基にして作成されたグリ
ッド状の合成画像A(1)を配置した合成画像シート
(2)の上部に透過部と遮蔽部を規則的に配したマスク
シート(3)を設け、マスクシート(3)の移動範囲を
少なくとも全方位に画像の一マス分可動できるように形
成されたストッパー構造を設けたスライド式画像変化表
示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17652098A JPH11327479A (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | スライド式画像変化表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17652098A JPH11327479A (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | スライド式画像変化表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11327479A true JPH11327479A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=16015070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17652098A Pending JPH11327479A (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | スライド式画像変化表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11327479A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002116724A (ja) * | 2000-10-05 | 2002-04-19 | Kyushu Hitachi Maxell Ltd | デザイン表示変更装置 |
JP2005250458A (ja) * | 2004-02-03 | 2005-09-15 | Tokai Univ | 画像表示装置およびその使用方法 |
JP2007139852A (ja) * | 2005-11-15 | 2007-06-07 | Dainippon Printing Co Ltd | 画像表示装置 |
JP2007526500A (ja) * | 2004-01-08 | 2007-09-13 | セデル,ルフス,ブトラー | 可動式動画表示器 |
JP2009000899A (ja) * | 2007-06-21 | 2009-01-08 | Toppan Printing Co Ltd | 合紙頁片および本 |
-
1998
- 1998-05-20 JP JP17652098A patent/JPH11327479A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002116724A (ja) * | 2000-10-05 | 2002-04-19 | Kyushu Hitachi Maxell Ltd | デザイン表示変更装置 |
JP2007526500A (ja) * | 2004-01-08 | 2007-09-13 | セデル,ルフス,ブトラー | 可動式動画表示器 |
JP2005250458A (ja) * | 2004-02-03 | 2005-09-15 | Tokai Univ | 画像表示装置およびその使用方法 |
JP2007139852A (ja) * | 2005-11-15 | 2007-06-07 | Dainippon Printing Co Ltd | 画像表示装置 |
JP2009000899A (ja) * | 2007-06-21 | 2009-01-08 | Toppan Printing Co Ltd | 合紙頁片および本 |
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Effective date: 20040420 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |