JP2002055640A - 画像変化表示装置 - Google Patents

画像変化表示装置

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JP2002055640A
JP2002055640A JP2000243240A JP2000243240A JP2002055640A JP 2002055640 A JP2002055640 A JP 2002055640A JP 2000243240 A JP2000243240 A JP 2000243240A JP 2000243240 A JP2000243240 A JP 2000243240A JP 2002055640 A JP2002055640 A JP 2002055640A
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image
sheet
mask sheet
images
circular motion
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Takao Yoguchi
隆夫 與口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一連の意味を成す四文字熟語等の語句や、メ
ッセージが表示可能となる、起承転結のあるイラスト
や、色彩表現など多彩な表示効果の外四種類の滑らかな
画像変化、ならびに四つの連続画から成る合成画像を使
用することにより、視覚的残像効果と相侯って、滑らか
な動画の表示や、維ぎ目のない循環動画の画像表示も簡
単な装置によって可能となる画像変化表示装置を得る。 【解決手段】 四種類の画像をユニット画像を基にして
作成されたグリッド状の合成画像Eを配置した合成画像
シート1の上部に、前記四種類の画像を基にして作成さ
れたグリッド状のユニット画像からなる合成画像Eに対
応して、一種の原画像のみを可視状態とする透過部と遮
蔽部を規則的に配したマスクシートを重ね、マスクシー
トが合成画像シート1に対して自由な円運動又は疑似円
運動が可能となるように配置した画像変化表示装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、四種類の原画像を
基に作成されたグリッド状の合成画像を、専用の遮蔽用
具を介して表示することにより、四種類の画像の変化、
ひいては四コマの動画を実現する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷物等による画像変化の手法の
一例として、図22に示すような装置があった。この装
置は、後述する合成画像ABと遮蔽用具20との組合せ
からなるものである。その原理及び装置を説明すると、
図23に示す二種類の原画像である原画像A0、原画像
0を、図24のように任意の方向に等間隔で細かく分
割し、分割画像a0、分割画像b0を作る。これらを図2
5のように、交互に間引いて、間引き画像a10、間引き
画像b11を作る。
【0003】次に、これを再配列して、図26に示すよ
うに、一つの帯状の合成画像ABを作成する。そして、
この画像上に、帯状の透過部ど遮蔽部を画像分割と同じ
間隔で交互に配列した遮蔽用具20を重ね合わせること
によって、合成画像中のどちらか一方の原画像のみが、
図27で示すように、可視状態となる。
【0004】さらに遮蔽用具2を適切に移動させること
により、透過部を通して表示される二種類の画像変化を
得るものであった。図25は、この二種類の表示画像で
ある表示画像表示画像A01、B01を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の手法は、構造が
極めて単純なため、簡単に実現が可能である。その一方
で、次のような問題点があった。 (イ)画像は二種類に限られるため、展開に乏しく、面
白みにも欠け、利用範囲が非常に狭かった。 (ロ)二画面変化のみのため連続的な動きは全く表現で
きず、従って動画としての利用は困難であり、また利用
効果も薄いものであった。 本発明は、この手法の簡便性を維持しながら、なお且
つ、これらの問題点をも解決するために発明されたもの
であり、幅広く利用可能なものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の観点か
ら、四種類の画像をユニット画像を基にして作成された
グリッド状の合成画像Eを配置した合成画像シート1の
上部に、前記四種類の画像を基にして作成されたグリッ
ド状のユニット画像からなる合成画像Eに対応して、一
種の原画像のみを可視状態とする透過部と遮蔽部を規則
的に配したマスクシートを重ね、マスクシートが合成画
像シート1に対して自由な円運動又は疑似円運動が可能
となるように配置した式画像変化表示装置を提供する。
即ち、本発明の動画の原理としては、従来ノート状に徐
々に動きの変化を与えた絵をぺらぺらとめくることで動
かす残像を利用した動画が従来知られているが、本発明
は、これを平面的に現したものである。
【0007】本発明は、マスクシートが合成画像シート
1に対して手で動かす時に、適度な範囲内で円運動又は
疑似円運動が行われることに注目して、厳格なマスクシ
ートへの厳格な運動の拘束をなくしても、随時な円運動
又は疑似円運動が行われることで、使用者が動画状態や
文字の探索に当たって使用者自身の調整的な能力によっ
て見いだせることを見出したもので、その調整自身によ
る更なる興味を呼んで面白みを使用者に一層与えられる
よう配置したものである。
【0008】箱体内に各合成画像シート1とマスクシー
ト2を重ねて配置し、前面の開口よりマスクシートを動
かし円運動又は疑似円運動を可能とするものである。
【0009】封筒状に開口させ、該開口部に対応して合
成画像シートを貼り付けるか、又は印刷しておき、マス
クシート2を封入してて、該マスクシートの円運動又は
疑似円運動を可能とするものである。
【0010】袋状の袋体内に合成画像シート1を印刷又
は貼り付けておき、マスクシート2を封入して、該マス
クシートの円運動又は疑似円運動を可能とするものであ
る。
【0011】マスクシート2と合成画像シート1上にマ
スクシートが重ねられたしおり状のものにおいて、マス
クシートを円運動又は疑似円運動させるものである。
【0012】マスクシートの下に合成画像シート1を重
ねたバインダー式のノートのおいて、該マスクシートの
円運動又は疑似円運動を可能とするものである。
【0013】ノートの表紙等にポケットを設けておき、
該ポケットの一方を開口部から合成画像シート1を設
け、それに対応するように、開口部からマスクシート2
を挿入し、挿入されたマスクシートを随時な円運動又は
疑似円運動を可能とするものである。
【0014】筒の側部に、合成画像シート1を筒に直接
印刷か又は筒に印刷し又は貼着させておき、該合成画像
シート1に対応して、環状にしたマスクシート2を嵌挿
させ、マスクシート2は、随時円運動又は疑似円運動を
可能とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明の画像変化表示装置の平面
図で、図2はその側面図である。四種類の画像を基にし
て作成されたグリッド状の合成画像Eを配置した合成画
像シート1の上部に、一種の原画像のみを可視状態とす
る透過部と遮蔽部を規則的に配したマスクシート2を重
ね合わせてある。
【0017】マスクシート2の作用によって、合成画像
中のいずれか一種の原画像のみを可視状態とすることが
可能で、マスクシート2の移動によって四種類の画像変
化を得られる。さらに、四つの連続画像を用いるととも
に、表示画像として四コマの動画として視認される。
【0018】この動画の原理としては、従来ノート状に
徐々に動きの変化を与えた絵をぺらぺらとめくることで
動かす動画が従来知られているが、本発明は、これを平
面的に現したものともいえる。なお、具体的な画像とし
て、イラスト、写真、文字、図形、色彩等を用いる。
【0019】合成画像シート1に配置されるグリッド状
の合成画像Eの作成工程を以下、図面を参照して詳しく
説明する。この例では、花火が開花する順序として形成
される。
【0020】(イ)第一工程:同じ大きさの四種類の原
画像である原画像A0、原画像B0、原画像C0、原画像
0を用意する(図9)。 (ロ)第二工程:全ての画像とも、全体をタテ、ヨコ同
寸法の方眼に分割する。さらに画像全体をタテ、ヨコ二
マス毎に区切り、田の字状のユニットが縦横に配列され
た状態を得る(図10)。 (ハ)第三工程:分割画像A1のユニットにおいて、ユ
ニット中の左上一マスの画像のみを残し、他の三マスの
画像全てを削除する。これを分割画像A1内の全てのユ
ニットにわたって行う(図11)。この結果、分割画像
1は、間引き画像A10となる。 (ニ)第四工程:分割画像B1おいては、ユニット中の
右上一マスの画像のみを残し、その他の、三マスの画像
全てを削除する。これを分割画像B1内の全てのユニッ
トにわたって行う(図11)。この結果、分割画像B1
は、間引き画像B10となる。 (ホ)第五工程:分割画像C1では、ユニット中の右下
一マスの画像のみを残し、その他の三マスの画像全てを
削除する。これを分割画像C1内の全てのユニットにわ
たって行う(図11)。この結果、分割画像C1は、間
引き画像C10となる。 (へ)第六工程:分割画像D1では、ユニット中の左下
一マスの画像のみを残し、その他の三マスの画像全てを
削除する。これを分割画像D10内の全てのユニットにわ
たって行う(図11)。この結果、分割画像D1は間引
き画像D10となる。 (ト)以上の工程から得られた、間引き画像A10、間引
き画像B10、間引き画像C10、間引き画像D10の四種を
足し合わせ、図12に示すように、新たな一つの合成画
像Eを作成する。
【0021】なお、この合成画像の作成において用いる
方眼は、寸法が小さく密であるほど、画像を間引くこと
による画質の低下を防ぐことが出来るため、良好な実施
結果が得られることが理解されるであろう。
【0022】図1は、本発明の装置内のマスクシート2
の原理を示すものである。このマスクシートの作成方法
を以下に示す。
【0023】マスクシート2は、合成画像シート1上
の、合成画像の作成の際に用いられたユニット画像であ
る田の字状の方眼に対応して、その任意の一マスを透過
状態、残りの三マスを遮蔽状態としたものを最小単位と
し、これらを縦横に必要数だけ配列して完成する。具体
的な実現方法としては、透明樹脂フィルム等に遮蔽性の
ある素材の塗布加工、または含侵処理を施して遮蔽部を
得る方法、あるいは、紙、繊維、木材、金属、樹脂等の
不透明素材に穿孔して透過部を得る方法等があげられ
る。
【0024】このマスクシート2は、合成画像シート1
上の田の字状の方眼上を手などで順次円運動又は疑似運
動によって動かすことによって、該マスクシート2は任
意の一マスを透過状態、残りの三マスを遮蔽状態とした
ものを最小単位として形成されているので、順次各4種
類の画像を示すことになる。その動きは、4種類の画像
を順次言語的に繋がりのある言葉として作ることも出き
る外、残像を利用した動画とすることも可能である。
【0025】図13には、マスクシート2と合成画像E
との関係を示すものである。ここでは、合成画像Eを設
けた合成画像シート1上にマスクシート2が重なり、透
過部を通して四種のうちの一種である表示画像A01が現
れている状態を示している。
【0026】次いで、図14、15、16には、マスク
シート2が移動して、残りの三種類の表示画像B01、表
示画像C01、表示画像D01が現れている状態を示す。さ
らに、図16〜21図では、それぞれの画像間で移動す
る際の中間地点での表示画像を示している。
【0027】図17は表示画像A01と表示画像B01の、
図18は、表示画像B01と表示画像C01の、図19は表
示画像C01と表示画像D01の、図20は表示画像D01
表示画像A01の、それぞれの移動中間地点での表示画像
を示している。また、図21は表示画像A01と表示画像
01の中間地点であり、なお且つ表示画像B01と表示画
01の中間地でもある地点での表示画像を示している。
【0028】上記表示画像A01からD01 迄は、いわゆ
る花火が開花する過程を示しており、花火が開花する状
態を表示できる。
【0029】本発明は、以上の原理により、合成画像シ
ート1の上部にあるマスクシート2を、手による随時な
円運動又は疑似円運動を保証できるように配置させる。
【0030】この操作により、マスクシート2上に施さ
れた遮蔽部を通して表示される画像を見ることができ
る。特に手で動かす場合には、手の円運動が或る範囲内
で収まることに注目し、厳格にして、合成画像シート1
に対して拘束的なマスクシート2の運動を廃したことに
ある。実験の結果、手で動かす場合には、各人には画面
を識別しつつ行う学習能力があり、且つ調整能力がある
ので、円運動を随時動かしながら画面を調整して発見し
つつ行くことがわかり、格別運動に拘束的な制限を加え
ることが必要ないのがわかり(装置上は据え付ける意味
ではあるが)、それが一層興趣を催すことが見出され
た。そこで、使用者は、表示される画像は、合成画像シ
ート1の合成画像の四分の一ずつを見られるか、又は、
駒送りの動画のように、四つの連続画から成る合成画像
を視認させるまで行い調整することがわかった。
【0031】又完全な円運動ではなく、疑似的な円運動
であっても、視力の認識としては補完され使用者により
調整されるので、充分な興味を引き出すことができるこ
とを見出したものである。そこで、上記実施例では、花
火が開花していく状況を描いてあるので、連続すると残
像効果により打ち上げられた花火が開くようにみえる。
【0032】図3から図8には、合成画像シート1とマ
スクシート2との組合せの実施例が示されている。本例
では、動画を対象としており、上記の花火でもよいが、
同じ原理として、少年がボールを上に順次投げて、お手
玉のように動いて遊ぶ動きも表示できるのは勿論であ
る。
【0033】図3では、箱体3内に各合成画像シート1
とマスクシート2を重ねて開口30から挿入する。箱体
3の前面は窓31があり、そこで手でマスクシート2を
動かし円運動をさせるものである。勿論マスクシート2
が随時な円運動ができるように、箱体3内に適宜間隙を
設る。マスクシート2は、差込式ではなく、箱体3の窓
31の反対側の奥板32にマスクシート2を予め印刷そ
の他によって一体に設けておいてもよい。なお、好まし
くは、窓31の大きさをマスクシート2の大きさより、
相対的に小さくしておけば、マスクシート2が脱落する
ことはない。
【0034】図4に示すものは、封筒4の下部に開口で
ある窓40を設け、該窓40に対応して合成画像シート
1を貼り付けるか、又は印刷しておき、マスクシート2
を封入して、該マスクシート2を前記のように動かし円
運動させる。マスクシート2の大きさは、開口41より
大としておけば、該開口41より脱落し難くなる。窓4
0を通して動かしてもよいが、運動窓41を設けておい
て、該窓41へ指を載せて動かしてよい。
【0035】図5の(1)に示す実施例では、袋状の袋
体5内に合成画像シート1を印刷又は貼り付けておき、
マスクシート2を封入して、該マスクシート2を前記の
ように動かし円運動させる。図5の(2)に示す例で
は、袋体5の組立前の状況を示されている。マスクシー
ト2の大きさは開口50よりも大にしておけば、マスク
シート2が開口50より、脱落する事はなくなる。
【0036】図6の(1)には、しおり状6に形成され
た、マスクシート2と合成画像シート1とが示されてい
る。この場合には、マスクシート2と合成画像シート1
とは一体で印刷されて、その後2つ折りに形成される1
例を示す。図6の(2)に示す実施例は、通常のしおり
と同じように、端部の孔に紐が通されて結ぶもので、原
理は同じである。マスクシート2は、透明状なシート上
に印刷されたマスクシート2が柔性を持つので、手で動
かすことができ、円運動も可能な点に注目したものであ
る。マスクシート2を除いた部分は透明状でなくても構
わないが、透明なら合成画像シート1の部分にPRや宣
伝のイラスト等が描ける。本実施例では、本屋や友人へ
のプレゼントとして、動画効果のあるしおりは好適であ
る。
【0037】図7の(1)に示すように、バインダー式
のノート7にも応用できる。バインダー式のノート7
は、よく知られたように、ノートに孔が開いており、ノ
ートの孔は余裕あるように設けられているので、丁度円
運動を許すので、本発明の実施に当たっては都合がよ
い。従って、マスクシート2の下に合成画像シート1を
重ねれば、何の加工も必要なく、従来のバインダー式ノ
ートを使用して、通常のように挟んでおけば円運動をし
て、動画状態を表示できる利点がある。
【0038】図7の(2)に示すように、ノート7にも
応用できる。ノート7の表紙にポケット70を設けてお
き、該ポケット70の一方を開口部701を設けてお
き、内部には合成画像シート1を設ける。それに対応す
るように、開口部701からマスクシート2を挿入す
る。挿入されたマスクシート2を随時な円運動ができる
ようにしておけば、動画状態が得られることになる。
【0039】図8に示す実施例では、缶詰や茶筒8など
に用いられる。筒の側部に、合成画像シート1を筒に直
接印刷か、又は円筒状に設けられた筒に印刷又は貼着さ
せておき、該合成画像シート1に対応して、環状にした
マスクシート2を嵌挿させるものである。円筒状になっ
たマスクシート2は、随時な円運動ができるように、隙
間をもって図8の(2)のような凹んだ嵌入部800内
へ嵌合される。又、図8の(3)では嵌入部800の代
わりに、環状の凸部801が両端に設けることも可であ
る。いずれにしても、環状の円筒状のマスクシート2
が、筒の側部周囲又はその一部に合成画像シート1に対
応して設けられる。なお、筒は円筒形で説明したが、角
形でも実施できるのは勿論である。
【0040】以上、マスクシート2は、厳密な運動を拘
束することもなく、手による随時な円運動が保証するこ
とで、更なる興をも起こさせるものとなった。つまり、
運動時操作する者が手により動画又は文字を学習しつつ
求めることで、操作者は探索しながら行うために、常に
運動が厳格に拘束されているものに比べて、一層却って
面白みが倍加することを見出したものである。
【0041】各実施例では、動画を持って説明したが、
静的な意味を持つ文字配列でもよいのは勿論である。例
えば、「巨人優勝」のような文字配列としておけば、円
運動をしても文字配列は表示できるので又一層興が湧く
ものであり、4種類の変化を利用して様々な表示が可能
となる。また、様々な模様を配しておけば、万華鏡のよ
うに華やかな変化をも表示することも出き、又以上の本
発明の原理を利用していく種類かの用途が当業者によっ
て考えられる。
【0042】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように以下のよ
うな記載する様々な効果を奏する。
【0043】本発明の画像変化表示装置は、シンプルな
構造にも拘らず表示装置上で再現される画像の変化数は
四種類あり、情報の種類が豊富なため展開に発展性があ
り、一連の意味を成す四文字熟語等の語句や、メッセー
ジが表示可能となる。また、メリハリがあり、起承転結
のあるイラストや、色彩表現など多彩な表示効果も得ら
れる。そして、四種類の滑らかな画像変化、ならびに四
つの連続画から成る合成画像を使用することにより、視
覚的残像効果と相まって、滑らかな動画の表示や、維ぎ
目のない循環動画の画像表示も簡単な装置によって可能
となる。即ち、構造も、マスクシートと合成画像シート
との組合せで随意な円運動を行わせるため表示操作が滑
らかに行える。
【0044】更にマスクシートと合成画像シートとの組
合せで、運動が拘束的に制限されていないために、使用
者の随意な円運動や疑似円運動に任せることによって、
動画や文字の変化を識しることができ、一層使用者に興
味を与えることになった。
【0045】又、本発明の画像表示装置は、平面部での
運動で表示ができる利点が有るために、様々な用途への
応用が可能となった。
【0046】また、本装置の構造や使用材を変化させる
ことにより、用途範囲が拡がり、従来では得られなかっ
た楽しさや、驚き等の視覚伝達効果を提供することがで
きる。具体的な用途、利用分野としては、文具、玩具、
教材、出版、広告宣伝、展示物、看板等が想定され、広
く視覚伝達効果を必要とする媒体に使用することによ
り、強く印象的な効果をあげることが期待でき、マスク
シートが厳格に運動を拘束されていないので、その応用
される用途も広がりを持つことになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の画像変化表示装置における平
面図を示す。
【図2】図1に示す側面図を示す。
【図3】本発明の他の実施例における画像変化表示装置
の斜視図を示す。
【図4】本発明の他の実施例における画像変化表示装置
を示す。
【図5】本発明の他の実施例における画像変化表示装置
を示す。
【図6】本発明の他の実施例における画像変化表示装置
の斜視図を示す。
【図7】本発明の他の実施例における画像変化表示装置
の斜視図を示す。
【図8】本発明の他の実施例における画像変化表示装置
の斜視図を示す。
【図9】本発明の原理を説明する為の装置用画像の原画
像平面図を示す。
【図10】図9の原画像が分割された画像平面図を示
す。
【図11】図10の間引き画像平面図を示す。
【図12】図11の合成画像Eの平面図を示す。
【図13】本発明の実施例におけるマスクシートの作用
による表示画像A0の平面図を示す。
【図14】本発明の装置内のマスクシートの作用による
表示画像B0の平面図を示す。
【図15】本発明の装置内のマスクシートの作用による
表示画像C0の平面図を示す。
【図16】本発明の装置内のマスクシートの作用による
表示画像D0の平面図を示す。
【図17】図13〜図14の移動中間地点における表示
画像の平面図を示す。
【図18】図14〜図15の移動中間地点における表示
画像の平面図を示す
【図19】図15〜図16の移動中間地点における表示
画像の平面図を示す
【図20】図16〜図17の移動中間地点における表示
画像の平面図を示す
【図21】図21は表示画像A01と表示画像C01の中間
地であり、なお且つ表示画像B01と表示画D01の中間地
でもある地点での表示画像を示す。
【図22】従来の画像変化表示装置の原理を示す状態図
である。
【図23】従来の原理を説明する為の装置用画像の原画
像平面図を示す。
【図24】図23の原画像が分割された画像平面図を示
す。
【図25】図24の間引き画像平面図を示す。
【図26】図24から形成された合成画像Eの平面図を
示す。
【図27】マスクシートの移動によって表示される画像
を示す。
【符号の説明】
1 合成画像シート 2 マスクシート 3 箱体 30 開口 31 窓 4 封筒 40 窓 5 袋体 6 しおり 7 ノート 70 ポケット 701 開口部 8 筒 800 嵌入部 801 凸部 A0、B0、C0、D0 原画像 A1、B1、C1、D1 分割画像 A10 、B10、C10、D10 間引き画像 E 合成画像

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】四種類のユニット画像を基にして作成され
    たグリッド状の合成画像Eを配置した合成画像シート1
    の上部に、前記四種類の画像を基にして作成されたグリ
    ッド状のユニット画像からなる合成画像Eに対応して、
    一種の原画像のみを可視状態とする透過部と遮蔽部を規
    則的に配したマスクシートを重ね、マスクシートが合成
    画像シート1に対して随時な円運動又は疑似円運動が可
    能となるように配置したことを特徴とした画像変化表示
    装置。
  2. 【請求項2】箱体内に各合成画像シート1とマスクシー
    ト2を重ねて配置し、前面の開口よりマスクシートを動
    かし円運動又は疑似円運動を可能とすることを特徴とす
    る請求項1記載の画像変化表示装置。
  3. 【請求項3】封筒状体に開口させ、該開口部に対応して
    合成画像シート1を貼り付けるか、又は印刷しておき、
    マスクシート2を封入してて、該マスクシートの円運動
    又は疑似円運動を可能とすることを特徴とする請求項1
    記載の画像変化表示装置。
  4. 【請求項4】袋状の袋体内に合成画像シート1を印刷又
    は貼り付けておき、マスクシート2を封入して、該マス
    クシートの円運動又は疑似円運動を可能とすることを特
    徴とする請求項1記載の画像変化表示装置。
  5. 【請求項5】マスクシート2と合成画像シート1上にマ
    スクシート2が重ねられたしおり状のものにおいて、マ
    スクシートを円運動又は疑似円運動させることを特徴と
    する請求項1記載の画像変化表示装置。
  6. 【請求項6】マスクシートの下に合成画像シート1を重
    ねたバインダー式のノートのおいて、該マスクシートの
    円運動又は疑似円運動を可能とすることを特徴とする請
    求項1記載の画像変化表示装置。
  7. 【請求項7】ノートの表紙等にポケットを設けておき、
    該ポケットの一方を開口部から合成画像シート1を設
    け、それに対応するように、開口部からマスクシート2
    を挿入し、挿入されたマスクシートを随時な円運動又は
    疑似円運動を可能とすることを特徴とする請求項1記載
    の画像変化表示装置。
  8. 【請求項8】筒の側部に、合成画像シート1を筒に直接
    印刷か又は筒に印刷又は貼着させておき、該合成画像シ
    ート1に対応して、環状にしたマスクシート2を嵌挿さ
    せ、マスクシート2は、随時円運動又は疑似円運動を可
    能とすることを特徴とする請求項1記載の画像変化表示
    装置。
JP2000243240A 2000-08-10 2000-08-10 画像変化表示装置 Pending JP2002055640A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101676763B (zh) * 2008-09-16 2012-07-25 赖常华 基于可塑性栅格动态分层图像模型系统
US8768099B2 (en) 2005-06-08 2014-07-01 Thomson Licensing Method, apparatus and system for alternate image/video insertion

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CN101676763B (zh) * 2008-09-16 2012-07-25 赖常华 基于可塑性栅格动态分层图像模型系统

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