JPH11327425A - 画像処理による注視点検出手段を利用したバーチャルリアリティの実現方式 - Google Patents

画像処理による注視点検出手段を利用したバーチャルリアリティの実現方式

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JPH11327425A
JPH11327425A JP10175267A JP17526798A JPH11327425A JP H11327425 A JPH11327425 A JP H11327425A JP 10175267 A JP10175267 A JP 10175267A JP 17526798 A JP17526798 A JP 17526798A JP H11327425 A JPH11327425 A JP H11327425A
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Koji Mukumoto
浩二 椋本
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ゲーム機器やシュミレーション機器等でバ
ーチャルリアリティを実現する場合において,使用者が
現実に体験している知覚や感覚等を不自然でなく実現す
る。 【解決手段】 赤外線等の光を照射された使用者10の
眼球9を撮影するビデオカメラ1等の画像入力装置で撮
影された使用者の眼球9の映像から、使用者の表示器7
上の注視位置の検出及び光源3の制御をする注視点検出
手段2,使用者10が操作等によって意志を仮想現実実
現手段5に伝達する意思伝達手段4,注視点検出手段2
から入力した表示器7上の注視位置の情報と意思伝達手
段4から入力した使用者の操作等の意志の情報によって
現実性の実現を行うための解析及び処理をする仮想現実
実現手段5,表示器7を制御して表示器7に映像を表示
をする計算機6,使用者に映像を表示する表示器7及び
使用者に光,音,振動等の物理的な力を与えて現実性を
実際に実現する仮想現実実現装置8を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,ゲーム機器やシ
ュミレーション機器等でバーチャルリアリティを実現す
る場合において,使用者10が計算機6によって表示さ
れた表示器7の画面を見ると,注視点検出手段2によっ
て制御された光源3が赤外線等の光を使用者10の眼球
9に照射して,ビデオカメラ1で使用者10の眼球9の
映像を撮影を行い,ビデオカメラ1に撮影された使用者
10の眼球9の映像から注視点検出手段2が検出した使
用者10の注視している表示器7上の注視位置の情報と
意思伝達手段4から使用者10の操作等の意志の情報に
よって仮想現実実現手段5が使用者10の目線の移動方
向,移動速度,移動量や目線位置等の使用者10の眼球
9に関する情報の解析と使用者10の操作等の意志の解
析を行い,その結果によって仮想現実実現手段5が計算
機6を制御して表示器7の映像表示や仮想現実実現装置
8の制御を行うことによって,使用者10が現実に体験
している知覚や感覚等を仮想的に実現することができる
画像処理による注視点検出手段を利用したバーチャルリ
アリティの実現方式についてのものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術によるバーチャルリアリティの
実現方式の装置構成を図2により説明する。図2の21
は使用者,22は使用者21の操作等の意志の情報を計
算機23に伝達する意思伝達手段,23は意思伝達手段
22によって伝達された使用者21の操作等の意志の情
報によって動作を行う計算機,24は計算機23に制御
されて映像を表示する表示器,25は計算機23に制御
されて使用者21に光,音や振動等の物理的な力を与え
て現実性を実際に実現する仮想現実実現装置である。
【0003】従来技術によるバーチャルリアリティの実
現方式の装置である自動車のレースゲームのゲーム機器
を一例にあげて,図2と対比させて説明する。ドライバ
ーである使用者21がハンドルやアクセル等の意思伝達
手段22を操作することによって,意思伝達手段22は
計算機23に使用者21の意志の情報を出力する。使用
者21の意志の情報を入力した計算機23は表示器24
に表示している映像を変更するが,意思伝達手段22か
ら入力した使用者21の意志の情報がハンドルであった
場合には表示器24に表示している映像を左右に移動し
た映像に変更を行い,アクセルであった場合には表示器
24に表示している映像の前方方向の拡大していく映像
表示の速度を上げ,ブレーキであった場合には表示器2
4に表示している映像の前方方向の拡大していく映像表
示の速度を下げる。また,計算機23は表示器24に表
示した映像の動きに合わせて仮想現実実現装置25の制
御を行うことによって,光,音,振動やシートの移動・
傾斜等のアクションなどによって現実性を実際に実現し
ている。
【0004】この様に従来技術によるバーチャルリアリ
ティの実現方式では使用者21が意思伝達手段22を操
作等によって意志を明らかにすることで,使用者21の
意志を計算機23に伝達し,計算機23が使用者21の
意志の情報から表示器24の映像の表示や仮想現実実現
装置25の制御方法の全てを決定してしまい,表示器2
4への映像の表示,光,音,振動やアクション等によっ
て,現実性を実現している方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図2に示される従来技
術によるバーチャルリアリティの実現方式では計算機2
3,表示器24,仮想現実実現装置25の制御及び動作
の全ては使用者21が意思伝達手段22の操作等を行う
ことで決定しているため,使用者21が見ている表示器
24の映像を立体映像で作成していても距離に伴う使用
者21の目の焦点範囲に合っていない映像,使用者21
の目の動きや行動に合っていない表示器24の映像の表
示変更の内容や速度及び仮想現実実現装置25の反応速
度や動作等の全てが現実とかけ離れているため非常に不
自然であり違和感を感じる。この発明は使用者10の眼
球9に関する目線の移動方向,移動速度,移動量や注視
位置等の解析を行うことによって,使用者10が現実に
体験している知覚や感覚等を仮想的に実現することがで
きるバーチャルリアリティの実現を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に,この発明はゲーム機器やシュミレーション機器等で
バーチャルリアリティを実現する場合において,光源3
によって赤外線等の光を照射された使用者10の眼球9
を撮影するビデオカメラ1等の画像入力装置,ビデオカ
メラ1に撮影された使用者10の眼球9の映像から使用
者10の表示器7上の注視位置を検出及び光源3の制御
をする注視点検出手段2,注視点検出手段2が制御かつ
使用者10の眼球9の検出に必要な赤外線等の光を使用
者10の眼球9に照射する光源3,使用者10が操作等
によって意志を仮想現実実現手段5に伝達する意思伝達
手段4,注視点検出手段2から入力した表示器7上の注
視位置の情報と意思伝達手段4から入力した使用者10
の操作等の意志の情報によって現実性の実現を行うため
の解析及び処理をする仮想現実実現手段5,表示器7を
制御して表示器7に映像を表示をする計算機6,使用者
10が見るための映像を表示する表示器7及び使用者1
0に光,音,振動等の物理的な力を与えて現実性を実際
に実現する仮想現実実現装置8を備える。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明による画像処理による注
視点検出手段を利用したバーチャルリアリティの実現方
式における装置構成を図1,図3により説明する。図1
はこの発明による画像処理による注視点検出手段を利用
したバーチャルリアリティの実現方式における装置の構
成図であり,図3は装置の動作手順を説明するフローチ
ャートである。
【0008】図3の31では使用者10が計算機6によ
って表示された表示器7の画面を見ると,注視点検出手
段2によって制御された光源3が赤外線等の光を使用者
10の眼球9に照射し,ビデオカメラ1で使用者10の
眼球9の撮影を行って注視点検出手段2に出力する。3
2では注視点検出手段2がビデオカメラ1から入力した
使用者10の眼球9の映像から眼球9の表示器7上の注
視位置を検出して,その検出情報を仮想現実実現手段5
に出力する。33では仮想現実実現手段5は注視点検出
手段2から表示器7上の注視位置の入力して,34では
使用者10の目線の移動方向,移動速度,移動量や注視
位置等の算出及び解析を行い,35では意思伝達手段4
から使用者10の操作等の情報を入力する。36では仮
想現実実現手段5は34で算出及び解析した結果と35
で入力した意思伝達手段4の情報から,使用者10が現
実に体験している知覚や感覚等を仮想的に実現すること
ができる表示器7の表示内容や方法等についての詳細を
決定して,37では表示器7に表示する映像を計算機6
に指示して,38では計算機6が表示器7を制御して仮
想現実実現手段5から指示された通りの映像を表示す
る。次に39では仮想現実実現手段5は34で算出及び
解析した結果の情報と35で意思伝達手段4から入力し
た使用者10の操作等の情報から仮想現実実現装置8の
制御及び動作を決定して,3Aでは仮想現実実現手段5
が仮想現実実現装置8を制御して,3Bでは仮想現実実
現装置8が動作を行い,再び31に戻って処理を繰り返
す。
【0009】これによって,この発明による画像処理に
よる注視点検出手段を利用したバーチャルリアリティの
実現方式における装置では,計算機6,表示器7,仮想
現実実現装置8の制御及び動作の全てが使用者10の意
思伝達手段4の操作等を行うことで決定していることが
なく,使用者10の目線の移動や注視位置等によって仮
想現実実現手段5が表示器7の表示する映像の内容や仮
想現実実現装置8の制御及び動作を決定しているため
に,使用者10が現実に体験している知覚や感覚等を仮
想的に実現することができることは明らかである。
【0010】
【実施例】この発明による画像処理による注視点検出手
段を利用したバーチャルリアリティの実現方式における
装置を実現した場合の一例を図4,図5,図6,図7に
より説明する。図4はこの発明による画像処理による注
視点検出手段を利用したバーチャルリアリティの実現方
式における装置を実際に実現した装置の一例で,ビデオ
カメラ41は使用者4Aの眼球49を撮影する画像入力
装置,注視点検出手段42はビデオカメラ41に撮影さ
れた使用者4Aの眼球49の映像から使用者4Aの表示
器47上の注視位置を検出する手段,光源43は使用者
4Aの眼球49に赤外線等の光を照射する装置,意思伝
達手段44は使用者4Aが実際に操作することで使用者
4A自身の意志を仮想現実実現手段45に伝達すること
ができる手段,仮想現実実現手段45は注視点検出手段
42から入力した使用者4Aの表示器47上の注視位置
の情報と意思伝達手段44から入力した使用者4Aの操
作等の意志の情報から仮想現実を実現するための解析や
処理を行う手段,計算機46は表示器47の画面を表示
を行う装置,表示器47は使用者4Aが見る映像を表示
する装置,仮想現実実現装置48は使用者4Aに光,
音,振動等の物理的な力を与えて現実性を実際に実現す
る装置,眼球49は使用者4Aの眼球,使用者4Aは実
際にこの装置を使用する人である。
【0011】図5は図4の仮想現実実現手段45の表示
器47上での現実性を実現するための方法の一例で,
(A)は表示器47に表示する映像,(B)は現実の風
景の説明図,(C)は現実の風景において使用者4Aが
正面方向に移動した場合の説明図である。図6は図4の
仮想現実実現手段45を航空機のシュミレーションやゲ
ーム等に利用した場合に表示器47に表示される映像画
面の一例の説明図で,目標物61は図4の使用者4Aが
目標にしている物体,目標物の捕捉完了のマーク62は
図4の使用者4Aが計算機46に意志伝達を完了した確
認を表すマーク表示,使用者の注視位置のマーク63は
図4の使用者4Aが表示器47上の注視位置を示したマ
ーク表示,目標物捕捉用の照準64は図4の使用者4A
が目標物61を捕捉するための照準でこの範囲内に目標
物61が入れば図4の使用者4Aが計算機46に目標物
61の捕捉の意志を伝達することができる照準である。
図7は図4の仮想現実実現手段45を航空機のシュミレ
ーションやゲーム等に利用した場合に表示器47に表示
される映像画面の一例の説明図で,全体の映像71は図
4の表示器47に表示できる全体の映像,表示範囲72
は図4の使用者4Aの表示器47上の注視位置が注視位
置75にある時の表示器47に表示する初期の映像の表
示範囲で,表示範囲73は図4の使用者4Aの表示器4
7上の注視位置が注視位置75から注視位置76に移動
したときに表示器47に表示する映像の表示範囲,表示
範囲74は図4の使用者4Aの表示器47上の注視位置
が注視位置76から注視位置77に移動したときに表示
器47に表示する映像の表示範囲,注視位置75,注視
位置76及び注視位置77は図4の使用者4Aの表示器
47上での注視位置である。
【0012】図4において使用者4Aが計算機46によ
って表示された表示器47の画面である図5の(A)の
映像を見ると,注視点検出手段42によって制御された
光源43が赤外線等の光を使用者4Aの眼球49に照射
し,ビデオカメラ41は使用者4Aの眼球49を撮影し
て映像を注視点検出手段42に出力する。注視点検出手
段42はビデオカメラ41から入力した使用者4Aの眼
球49の映像から眼球49の表示器47上の注視位置を
検出して,その検出情報を仮想現実実現手段45に出力
する。仮想現実実現手段45は注視点検出手段42から
表示器47上の注視位置の入力して,使用者4Aの目線
の移動方向,移動速度,移動量や注視位置等の算出及び
解析を行い,意思伝達手段44から使用者4Aの操作等
の意志の情報を入力する。次に仮想現実実現手段45は
使用者4Aが現実に体験している知覚や感覚等を仮想的
に実現することができる表示器47の表示内容や方法等
についての詳細と仮想現実実現装置48の制御及び動作
を決定して,表示器47に表示する映像を計算機46に
指示を行い,仮想現実実現装置48を制御する。これに
よって計算機46が表示器47を制御することによって
映像を表示して,仮想現実実現装置48が動作を行う。
【0013】ここで,仮想現実実現手段45が使用者4
Aが現実に体験している知覚や感覚等を仮想的に実現す
ることができる表示器47の表示内容や方法等について
の一例を図5によって説明する。図5の(A)は現実に
ある風景を映像として図4の表示器47に表示するが,
使用者4Aと表示器47との距離が一定であり、表示器
47は平面であるために,図5の映像(A)を立体画像
等で立体的に遠近感を表現したとしても,実際の風景で
距離が遠い部分でも近い部分でも使用者4Aの眼球49
の焦点が同時に合ってしまい表示器47上の映像(A)
は全て鮮明にみることができる。しかし,実際に使用者
4Aが現実の風景を見た場合には図5の(B)において
使用者4Aから遠く離れた焦点の範囲51の部分を見た
際には,当然のことながら近い部分は焦点が合っていな
いため使用者4Aは鮮明に見ることができない。仮想現
実実現手段45は注視点検出手段42から入力した使用
者4Aの表示器47上の注視位置の情報によって,注視
位置の周辺は鮮明な映像を表示して,注視位置と距離が
異なる部分の映像は徐々に映像の鮮明さを失わせる様に
映像を作成して,表示器47にその映像を表示すること
によって,現実性を実現することができる。
【0014】さらに,仮想現実実現手段45は意思伝達
手段44から入力した使用者4Aの操作の情報によっ
て,使用者4Aの表示器47上の注視位置を中心とした
鮮明な映像の範囲と周辺の鮮明さを失わせる度合いを決
定することができる。図5の現実の風景である(C)に
おいて図4の使用者4Aが原位置58から移動後の位置
57に移動した場合には,移動速度によって使用者4A
が見える視界の範囲が変化する。使用者4Aの移動速度
が低速の時には使用者4Aの視界の範囲は視界56であ
るが,移動速度が速くなるにしたがって使用者4Aの視
界の範囲は視界55,視界54,視界53,視界52と
狭くなっていく。仮想現実実現手段45は注視点検出手
段42から入力した使用者4Aの表示器47上の注視位
置の情報と意思伝達手段44から入力した使用者4Aの
操作等の意志の情報から算出及び解析した結果によっ
て,使用者4Aの表示器47上の注視位置の周辺の鮮明
な映像の範囲及び範囲外の映像の鮮明さを失う度合いに
ついても実際の使用者4Aの移動速度や距離等に応じて
全体の映像を作成することができ,表示器47にその映
像を表示することによって,現実性を実現することがで
きる。
【0015】次に,仮想現実実現手段45を注視点検出
手段42から入力した使用者の表示器47上の注視位置
の情報から,航空機のシュミレーションやゲーム等に利
用した場合の応用例を図6,図7によって説明する。
【0016】図6は図4の表示器47に表示される映像
画面の一例で,映像画面内にある航空機等の目標物61
を捕捉するというルールに基づいてシュミレーションや
ゲーム等が進行される。従来法の装置では使用者4Aが
意思伝達手段44を操作することによって目標物61が
目標物捕捉用照準64の範囲内に入った場合にのみ,計
算機46が目標物61の捕捉をすることができ,その場
合に計算機46は目標物の捕捉完了のマーク62を表示
した。この発明による実現装置では,使用者4Aの表示
器47上の注視位置が検出されるために使用者の注視位
置のマーク63が表示されることによって,使用者4A
は目標物61を眼球49で注視することで目標物61の
捕捉を行うことができる。
【0017】図7は図4の表示器47に表示される映像
画面の一例の説明図で,従来法では表示範囲72が図4
の表示器47に表示されている時に,意思伝達手段44
によって使用者4Aが左に方向を変更する操作を行った
場合だけ表示範囲73が表示器47に表示され,使用者
4Aが右に方向を変更する操作を行った場合だけ表示範
囲74が表示器47に表示される。この発明による実現
装置では使用者4Aの表示器47上の注視位置によって
画面の映像を変化させることができる。まず,使用者4
Aの注視位置が注視位置75にある場合には表示範囲7
2を表示して,使用者4Aの表示器47上の注視位置が
注視位置76に移動した場合に表示範囲73を表示し
て,使用者4Aの表示器47上の注視位置が注視位置7
7に移動した場合に表示範囲74を表示させる。これに
よって使用者4Aの表示器47上の注視位置によって表
示器47に表示する映像を変化させることができる。本
例は使用者4Aの表示器47上の注視位置が注視位置7
5から注視位置76,注視位置76から注視位置77へ
と極端に移動しているが,実際は注視位置75から注視
位置76に移動する場合でもその中間に位置する注視位
置があるため,表示器47に表示する映像は注視点検出
手段42によって検出された表示器47上の注視位置が
表示器47の中心に位置する様に仮想現実実現手段45
が全体の映像71の中から実際に表示器47に表示する
映像の範囲を算出及び解析する。
【0018】この様に画像処理による注視点検出手段を
利用したバーチャルリアリティの実現方式における装置
を実現した場合の一例である図4の装置では,計算機4
6,表示器47,仮想現実実現装置48の制御及び動作
の全てが使用者4Aの意思伝達手段44の操作等を行う
ことで決定しているのではなく,使用者4Aの目線の移
動や注視位置等によって仮想現実実現手段45が表示器
47の表示する映像の内容や仮想現実実現装置48の制
御及び動作を決定しているために,使用者4Aが現実に
体験している知覚や感覚等を仮想的に実現することがで
きる。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば,ゲーム機器やシュミ
レーション機器等でバーチャルリアリティを実現する場
合において,光源3によって赤外線等の光を照射された
使用者10の眼球9を撮影するビデオカメラ1等の画像
入力装置,ビデオカメラ1に撮影された使用者10の眼
球9の映像から使用者10の表示器7上の注視位置を検
出及び光源3の制御をする注視点検出手段2,注視点検
出手段2が制御かつ使用者10の眼球9の検出に必要な
赤外線等の光を使用者10の眼球9に照射する光源3,
使用者10が操作等によって意志を仮想現実実現手段5
に伝達する意思伝達手段4,注視点検出手段2から入力
した表示器7上の注視位置の情報と意思伝達手段4から
入力した使用者10の操作等の意志の情報によって現実
性の実現を行うための解析及び処理をする仮想現実実現
手段5,表示器7を制御して表示器7に映像を表示をす
る計算機6,使用者10が見るための映像を表示する表
示器7及び使用者10に光,音,振動等の物理的な力を
与えて現実性を実際に実現する仮想現実実現装置8を備
えることによって,計算機6,表示器7,仮想現実実現
装置8の制御及び動作の全てが使用者10の意思伝達手
段4の操作等を行うことで決定しているのではなく,使
用者10の目線の移動や注視位置等によって仮想現実実
現手段5が表示器7の表示する映像の内容や仮想現実実
現装置8の制御及び動作を決定しているために,表示器
7の映像の表示変更の内容や速度及び仮想現実実現装置
8の反応速度や動作等の全てが現実に近くかつ非常に自
然で全く違和感を感じることがなく,使用者10が現実
に体験している知覚や感覚等を仮想的に実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による画像処理による注視点検出手段
を利用したバーチャルリアリティの実現方式における装
置の構成図である。
【図2】従来技術によるバーチャルリアリティの実現方
式における装置の構成図である。
【図3】この発明による画像処理による注視点検出手段
を利用したバーチャルリアリティの実現方式における装
置の動作手順を説明するフローチャートである。
【図4】この発明による画像処理による注視点検出手段
を利用したバーチャルリアリティの実現方式における装
置を実際に実現した装置の一例である。
【図5】図4の仮想現実実現手段45の表示器47上で
の現実性を実現するための方法の一例である。
【図6】図4の仮想現実実現手段45を航空機のシュミ
レーションやゲーム等に利用した場合に表示器47に表
示される映像画面の一例の説明図である。
【図7】図4の仮想現実実現手段45を航空機のシュミ
レーションやゲーム等に利用した場合に表示器47に表
示される映像画面の一例の説明図である。
【符号の説明】
1 ビデオカメラ 2 注視点検出手段 3 光源 4 意思伝達手段 5 仮想現実実現手段 6 計算機 7 表示器 8 仮想現実実現装置 9 眼球 10 使用者

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】この発明は,ゲーム機器やシュミレーショ
    ン機器等でバーチャルリアリティを実現する場合におい
    て,光源3によって赤外線等の光を照射された使用者1
    0の眼球9を撮影するビデオカメラ1等の画像入力装
    置,ビデオカメラ1に撮影された使用者10の眼球9の
    映像から使用者10の表示器7上の注視位置を検出及び
    光源3の制御をする注視点検出手段2,注視点検出手段
    2が制御かつ使用者10の眼球9の検出に必要な赤外線
    等の光を使用者10の眼球9に照射する光源3,使用者
    10が操作等によって意志を仮想現実実現手段5に伝達
    する意思伝達手段4,注視点検出手段2から入力した表
    示器7上の注視位置の情報と意思伝達手段4から入力し
    た使用者10の操作等の意志の情報によって現実性の実
    現を行うための解析及び処理をする仮想現実実現手段
    5,表示器7を制御して表示器7に映像を表示をする計
    算機6,使用者10が見るための映像を表示する表示器
    7及び使用者10に光,音,振動等の物理的な力を与え
    て現実性を実際に実現する仮想現実実現装置8を備える
    ことを特徴とする画像処理による注視点検出手段を利用
    したバーチャルリアリティの実現方式である。
JP10175267A 1998-05-19 1998-05-19 画像処理による注視点検出手段を利用したバーチャルリアリティの実現方式 Pending JPH11327425A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012511749A (ja) * 2008-12-09 2012-05-24 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 実体験のように感じる効果を提供する方法及びシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012511749A (ja) * 2008-12-09 2012-05-24 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 実体験のように感じる効果を提供する方法及びシステム
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