JPH11326773A - 光学機器の落射照明装置 - Google Patents

光学機器の落射照明装置

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JPH11326773A
JPH11326773A JP14827398A JP14827398A JPH11326773A JP H11326773 A JPH11326773 A JP H11326773A JP 14827398 A JP14827398 A JP 14827398A JP 14827398 A JP14827398 A JP 14827398A JP H11326773 A JPH11326773 A JP H11326773A
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JP
Japan
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light
optical system
objective lens
light source
field illumination
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Application number
JP14827398A
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English (en)
Inventor
Atsushi Ishikawa
淳 石川
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UNION OPTICAL CO Ltd
Original Assignee
UNION OPTICAL CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対物レンズの作動距離が短い光学機器の場合
でも、完全な斜光照明を実現する。 【解決手段】 第1の光源11から放射された光束を対
物レンズ5に集光させて試料Sに落射する明視野照明光
学系1と、第2の光源21から放射された光束を平行光
として対物レンズの外側から試料に落射する暗視野照明
光学系を別個に備え、ビームスプリッタ4を利用して両
者の光路を対物レンズの前方において併合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば顕微鏡や光学
測定機器等の、観察光学系を有する光学機器の落射照明
装置に関し、より詳細には斜光照明を行うことのできる
落射照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡や光学測定機器等の光学機器にお
いて試料を反射光により観察する場合に、試料表面に凹
凸がある場合には陰が生じて観察が困難になるので、試
料を観察光学系の外部より照射する斜光照明が有効であ
る。この斜光照明はリングライト光源等で行うのが一般
的であるが、対物レンズの作動距離が短い、即ち対物レ
ンズの前端からステージまでの距離に余裕がない機器の
場合は、これらの光源を配置することは事実上困難であ
った。
【0003】そこで、図3に示すように従来技術におい
ては、光源51から放射される光束の中央部分を集光レ
ンズ55により対物レンズ56に集光して試料Sに落射
すると共に、該光束の周辺部分を平行光として対物レン
ズの外側から同時に試料に落射することにより斜光照明
作用を得ていた。つまり、この場合には明視野照明時と
暗視野照明時にそれぞれ個別に閉鎖する光路を同時に開
放して、明視野照明と暗視野照明を同時に行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、暗視
野照明用に対物レンズ56の外側に設けられる光路58
は狭く、暗視野照明時には観察に十分な明るさを確保す
るために明視野照明時に比べ光源51の照度を高くして
いる。よって、暗視野照明から明視野照明に急に切り換
えた場合に、光源の照度は明視野照明には明るすぎるの
で、強烈な光が観察者の目に飛び込むという問題が生
じ、これを避けるために照明モード毎の煩雑な照度の調
整が必要となった。
【0005】一方、明視野照明と暗視野照明を同時に行
って斜光照明作用を得る場合にはそもそも光源は単一な
ので、目の眩しさを和らぐために照度を落とすと対物レ
ンズの外側から落射される光量が減少し、十分な斜光照
明作用を得られない問題が生じた。
【0006】これに関連する従来技術として、図4に示
すように照明光学系の明視野照明用の集光レンズ55の
後方にフィルター59を配し、このフィルターの中央の
明視野照明光が通過する部分59AにND(ニュートラ
ルデンシティ)膜を施し、その周囲の暗視野照明光が通
過する部分59Bは透明にすることにより、明視野照明
光を減光する発明が存した。この従来技術は暗視野照明
時と明視野照明時の照度の調整には有効である。しかし
ながら、フィルターにより暗視野照明と明視野照明の照
度の比率が一義的に決定されてしまうので、斜光照明時
に試料の表面形状や反射率等に応じて直接光と間接光の
照度の割合を調節することはできなかった。
【0007】又、従来技術においては、明視野照明と暗
視野照明を切り換えるためにそれぞれの光路を開放、閉
鎖する構成とし、そのための手段としてハーフミラー5
7を切り換えていたので(例えば特開平5─34119
8、特開平6─180426)、機械的な構造が複雑に
なるという問題もあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は以上の従来技
術の問題点に鑑みて創作されたものであり、第1の光源
から放射された光束を対物レンズに集光させて試料に落
射する明視野照明光学系と、第2の光源から放射された
光束を平行光として対物レンズの外側から試料に落射す
る暗視野照明光学系を別個に備え、ビームスプリッタを
利用して両者の光路を対物レンズの前方において併合し
たことを特徴とする。
【0009】よって、この発明によれば第1の光源のみ
を点灯すれば明視野照明が行われ、又、第2の光源のみ
を点灯すれば暗視野照明が行われ、更に、両方の光源を
同時に点灯すれば斜光照明が行われる作用を生じる。
尚、その余の作用・効果は後ほど詳説することとする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的実施例を
添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明の落射照
明装置の第1実施例を示す図であり、図中符号1は明視
野照明光学系、同じく2は暗視野照明光学系を指す。明
視野照明光学系1においては光源11の直後に集光レン
ズ12を配し、光源からの光束を入光させ平行光として
両凸レンズ13(前方)で結像し、再び両凸レンズ13
(後方)で平行光とし、集光レンズ14により観察光学
系の対物レンズ5に集光し、試料Sに落射する。この場
合、図中符号3は集光レンズ14により集光される光束
を反射させることにより観察光学系の対物レンズ5に導
くためのハーフミラーであり、この図面では図示を省略
しているが試料Sからの反射光はこのハーフミラー3を
透過して観察光学系の接眼レンズに導かれることとな
る。
【0011】一方、暗視野照明光学系2においては光源
21の直後に集光レンズ12を配し、光源からの光束を
入光させ平行光として、この平行光を明視野照明光学系
1に配されるハーフミラー等のビームスプリッタ4に反
射させた後、上記のハーフミラー3に反射させて平行光
として対物レンズ5の外側の明視野照明用の光路6から
試料Sに落射する。この場合、明視野照明光学系1の光
源11からの光束はビームスプリッタ4を透過すること
となり、ビームスプリッタ4以降において明視野照明光
学系と暗視野照明光学系の光路は対物レンズ5の前方に
おいて併合されることとなる。尚、暗視野照明時に光源
11からの光束の中央部分が不用意に対物レンズ5に入
光しないように、ビームスプリッタ4の中央を穴空き状
態とすることが望ましい。
【0012】この実施例において、光源11のみを点灯
した場合は明視野照明モードとなり、直接光を対物レン
ズ5に入れ試料Sに反射させ、再びその反射光を対物レ
ンズで取り入れ反射像の明暗・色コントラストの変化で
状態を観察することができる。又、光源21のみを点灯
した場合は暗視野照明モードとなり、直接光が対物レン
ズ5を通過せず、散乱光や回折光で観察することができ
る。この場合は、試料は暗い視野の中に輝いて見える。
更に、光源11及び21を同時点灯した場合は斜光照明
モードとなる。凹凸状態を多く含む試料は、陰に入って
しまう部分が多くなり観察し難い状態になるが、この照
明モードでは直接光と間接光を含む多くの角度からの試
料の反射光を捕らえることができるので均一な観察像が
得られる。
【0013】尚、以上の場合において光源11及び21
はそれぞれ個別の調光回路により調光可能とすることに
より、明視野照明モードと暗視野照明モードの切り換え
時の大きな照度差によって引き起こされる目への刺激が
解消される。一方、斜光照明モードにおいては、観察者
において両光源を個々に調光することにより、試料の表
面形状や反射率等に応じた最適な照明状態を作りだすこ
とが可能となる。
【0014】次に、図2はこの発明の落射照明装置の第
2実施例を示す図である。この実施例においては、明視
野照明光学系1の光源11の直後に集光レンズ12を配
し、光源からの光束を入光させ平行光として両凸レンズ
13で観察光学系の対物レンズ5に直接集光し、試料S
に落射するものであり、明視野照明光学系と暗視野照明
光学系2の光路を併合するビームスプリッタ4はハーフ
ミラー3と対物レンズ5の間に配される。この実施例に
おいては、ビームスプリッタ4位置において、明視野照
明光は対物レンズ5に向けて集光状態であり、平行光で
ある明視野照明光よりも光路が細くなるため、より容易
に両照明光の分離・独立を保つことが可能となる作用を
生じる。尚、この実施例のその余の構成及び作用は前記
第1実施例の場合と共通なので、ここではその記載は省
略する。
【0015】以上の構成よりなるこの発明は次の特有の
効果を奏する。 明視野照明モードと暗視野照明モード用の光源を個別
に用意し、調光可能とすることにより、それぞれに最適
な照度を設定することができ、両モードの切り換え時の
大きな照度差によって引き起こされる目への刺激が解消
される。
【0016】斜光照明モードにおいては、観察者にお
いて両光源を個々に調光することにより、試料の表面形
状や反射率等に応じた最適な照明状態を作りだすことが
可能となるので、光源の配置の問題から独立した斜光照
明装置を設置することが困難であった対物レンズの作動
距離の短い光学機器の場合でも、独立した斜光照明装置
と同等の性能を有する斜光照明が実現できる。
【0017】光源の点灯の切り換えだけで明視野照明
モードと暗視野照明モードに切り換えることができるの
で、従来技術のようなハーフミラーの機械的な切り換え
が不要となり構造が簡素化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の落射照明装置の第1実施例の光学系
の構成図。
【図2】この発明の落射照明装置の第1実施例の光学系
の構成図。
【図3】従来技術の落射照明装置の光学系の構成図。
【図4】従来技術の落射照明装置の光学系の構成図。
【図5】同上、フィルターの正面図。
【符号の説明】
S 試料 1 明視野照明光学系 2 暗視野照明光学系 4 ビームスプリッタ 5 対物レンズ 11 光源 21 光源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の光源から放射された光束を対物レ
    ンズに集光させて試料に落射する明視野照明光学系と、
    第2の光源から放射された光束を平行光として対物レン
    ズの外側から試料に落射する暗視野照明光学系を別個に
    備え、ビームスプリッタを利用して両者の光路を対物レ
    ンズの前方において併合したことを特徴とする光学機器
    の落射照明装置。
  2. 【請求項2】 明視野照明光学系の第1の光源と、暗視
    野照明光学系の第2の光源は交互に点灯できる他、同時
    に点灯することにより斜光照明作用を得る請求項1記載
    の光学機器の落射照明装置。
  3. 【請求項3】 明視野照明光学系の第1の光源と、暗視
    野照明光学系の第2の光源の照度を個別に調整可能とし
    た請求項1又は2記載の光学機器の落射照明装置。
JP14827398A 1998-05-14 1998-05-14 光学機器の落射照明装置 Pending JPH11326773A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012508397A (ja) * 2008-11-07 2012-04-05 エンデュア メディカル インコーポレイテッド 顕微鏡用立体照明システム
JP2015219261A (ja) * 2014-05-14 2015-12-07 株式会社ミツトヨ 照明装置および顕微鏡ユニット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012508397A (ja) * 2008-11-07 2012-04-05 エンデュア メディカル インコーポレイテッド 顕微鏡用立体照明システム
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