JPH11326604A - レンズ及び光学機器 - Google Patents

レンズ及び光学機器

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JPH11326604A
JPH11326604A JP12654898A JP12654898A JPH11326604A JP H11326604 A JPH11326604 A JP H11326604A JP 12654898 A JP12654898 A JP 12654898A JP 12654898 A JP12654898 A JP 12654898A JP H11326604 A JPH11326604 A JP H11326604A
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JP
Japan
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lens
light
face
diameter
incident
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JP12654898A
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English (en)
Inventor
Yukinori Shoji
幸紀 荘司
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Original Assignee
Enplas Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、レンズ及び光学機器に関し、例えば
パーソナルコンピュータにより撮像結果を処理できるよ
うに所望の被写体を撮像するボードカメラに適用して、
簡易な構成により高品位の光学像を形成することができ
るようにする。 【解決手段】側面にテーパーを形成し、光軸に垂直な仮
想平面による断面形状をレンズ面17IL、17OLの
径より部分的に小径に形成すると共に、少なくともこの
テーパーが形成された面の該小径に形成された部分17
Aより入射面側の面17AIを粗面に又は遮光面に形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ及び光学機
器に関し、例えばパーソナルコンピュータにより撮像結
果を処理できるように所望の被写体を撮像するボードカ
メラに適用することができる。本発明は、側面のテーパ
ーにより断面形状をレンズ面の径より部分的に小径に形
成すると共に、少なくともこのテーパーの形成された面
のうちの小径に形成された部分より入射面側の面を粗面
に又は遮光面に形成することにより、簡易な構成により
高品位の光学像を形成することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、ボードカメラにおいては、プラス
チックレンズを用いることにより、光学系の構成を簡略
化するようになされている。すなわち図5は、従来のボ
ードカメラの光学系を示す平面図及び側面図である。こ
の種のボードカメラ1においては、プリント配線基板2
にCCD固体撮像素子3が配置され、このプリント配線
基板2にねじ5によりホルダー4がねじ留めされる。ホ
ルダー4は、円筒形状でなる先端側の内側側面にねじ山
が形成され、このねじ山にレンズホルダー6がねじ込ま
れる。
【0003】ここでレンズホルダー6は、透明樹脂によ
り形成された非球面レンズ7が内側に配置され、前面に
形成された円形形状の開口6Aにより入射瞳を構成して
外来光をレンズ7に入射する。これによりボードカメラ
1は、外来光をレンズ7によりCCD固体撮像素子3に
集光し、所望の被写体について撮像結果を出力できるよ
うになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種の光学
系の構成をさらに一段と簡略化して、高品位の光学像を
形成することができれば、この種のボードカメラの適用
範囲をさらに一段と拡大できると考えられる。
【0005】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成により高品位の光学像を形成することが
できるレンズと、このレンズを用いた光学機器を提案し
ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1に係る発明においては、側面にテーパーを形
成して光軸に垂直な仮想平面による断面形状をレンズ面
の径より部分的に小径に形成し、少なくともこのテーパ
ーが形成された面であって該小径に形成された部分より
入射面側の面を粗面に形成する。
【0007】請求項1に係る構成によれば、側面にテー
パーを形成して断面形状をレンズ面の径より部分的に小
径に形成することにより、この小径の部分で絞りが構成
され、レンズと絞りとを一体化することができる。この
とき少なくともテーパーが形成された面であって該小径
に形成された部分より入射面側の面を粗面に形成すれ
ば、入射面等より入射した予定外の外来光をこの面で散
乱させると共に光量を低減でき、またこの面より外部に
漏れ出す成分を散乱させると共に光量を低減できる。ま
たこの面から入射する外来光についても散乱させると共
に光量を低減することができる。これらによりこれら予
定外の外来光による光学像の劣化を防止でき、簡易な構
成により高品位の光学像を形成することができる。
【0008】また請求項2に係る発明においては、請求
項1に係る構成において、先の粗面に遮光面を形成す
る。
【0009】請求項2に係る構成によれば、先の粗面に
遮光面を形成することにより、この面を反射、透過する
外来光の光量を一段と低減でき、これによりさらに一段
と予定外の外来光による光学像の劣化を防止でき、高品
位の光学像を形成することができる。また請求項3に係
る発明においては、側面にテーパーを形成して光軸に垂
直な仮想平面による断面形状をレンズ面の径より部分的
に小径に形成し、少なくともこのテーパーが形成された
面であって該小径に形成された部分より入射面側の面に
遮光面を形成する。
【0010】請求項3に係る構成によれば、テーパーを
形成して断面形状をレンズ面の径より部分的に小径に形
成することにより、この小径の部分で絞りが構成され、
レンズと絞りとを一体化することができる。このとき少
なくともテーパーが形成された面であって、該小径に形
成された部分より入射面側の面に遮光面を形成すれば、
入射面等より入射した予定外の外来光の光量が低減さ
れ、これにより予定外の外来光による光学像の劣化を防
止することができる。
【0011】また請求項4に係る発明においては、請求
項2又は請求項3に係る構成において、入射光を吸収す
る色彩に着色して先の遮光面を形成する。
【0012】請求項4に係る構成によれば、入射光を吸
収する色彩に着色して先の遮光面を形成することによ
り、例えば黒色の墨、インク、塗料等を付着して、簡易
に遮光面を構成することができる。
【0013】また請求項5に係る発明においては、請求
項1、請求項2、請求項3又は請求項4に係る構成にお
いて、側面にねじ山を有するつばを形成する。
【0014】請求項5に係る構成によれば、つばの側面
に形成したねじ山により直接レンズを配置でき、例えば
レンズホルダー等の部材を省略することができる。
【0015】また請求項6に係る発明においては、請求
項5の構成において、先のつばのレンズ面側に局所的に
凹部を形成する。
【0016】請求項6に係る構成によれば、つばのレン
ズ面側に局所的に凹部を形成することにより、この凹部
を用いてつばの側面に形成したねじ山を所望の部材にね
じ込むことができる。
【0017】また請求項7に係る発明においては、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5又は請
求項6に係る構成のレンズを透明樹脂を射出成形して形
成する。
【0018】請求項7に係る構成によれば、透明樹脂を
射出成形して形成することにより、簡易にこの種のレン
ズを形成することができる。
【0019】また請求項8に係る発明においては、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求
項6又は請求項7に係る構成のレンズにより入射光を受
光素子に集光する。
【0020】請求項8に係る構成によれば、請求項1、
請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6又
は請求項7に係る構成のレンズにより入射光を受光素子
に集光することにより、簡易な構成で高品位の光学像を
受光素子に形成することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0022】(1)第1の実施の形態 図2は、図5との対比により本発明の第1の実施の形態
に係るボードカメラを示す平面図及び側面図である。こ
の図2において、図5について説明したボードカメラ1
と同一の構成は、対応する符号を付して示し、重複した
説明は省略する。
【0023】このボードカメラ11において、ホルダー
14は、黒色のポリカーボネート樹脂を射出成形して形
成され、円筒形状でなる先端側の内側側面にねじ山14
Aが形成される。ホルダー14は、このねじ山14Aを
介して直接レンズ17を保持する。
【0024】すなわち図1に示すように、レンズ17
は、透明樹脂でなる例えばポリカーボネートを射出成形
して形成されたいわゆるプラスチックレンズであり、入
射面17I側のレンズ面17ILと、このレンズ面17
ILより小径の出射面17O側のレンズ面17OLとが
非球面により形成される。
【0025】レンズ17は、光軸に垂直な仮想平面によ
る断面形状がレンズ面17IL及び17OLの径より部
分的に小径に形成される。すなわちレンズ17は、入射
面17I側より所定の傾きによるテーパーが形成され、
このテーパーによる斜面17AIにより光軸に垂直な断
面形状が徐々に低下し、その後同様のテーパーによる斜
面17AOにより光軸に垂直な断面形状が徐々に増大す
るように形成される。これによりレンズ17は、この小
径に形成された部分17Aにより入射瞳でなる絞りを構
成し、絞りが一体化されるようになされている。なお、
ポリカーボネート以外の透明樹脂としては、アクリル樹
脂、ポリオレフィン等も好適に用いることができる。ま
た射出成形以外の製造方法として、注型、プレス成形等
の方法を用いることも可能である。
【0026】さらにレンズ17は、入射面17I側につ
ば17IFが形成され、このつば17IFの側面にねじ
山17Bが形成される。レンズ17は、このねじ山17
Bをホルダー14のねじ山14Aにねじ込むことによ
り、直接ホルダー14に保持される。
【0027】レンズ17は、出射面17O側にもつば1
7OFが形成される。レンズ17は、レンズ面17IL
及び17OLの径、絞り17Aの径に対して、絞り17
Aの前後の斜面17AI及び17AOが所定の傾きにな
るように、これらつば17IF及び17OFの径、厚さ
が選定される。
【0028】さらにレンズ17は、入射面17I側のつ
ば17IFにおいて、入射面17I側に切り欠きによる
凹部18が形成される。これによりレンズ17は、この
凹部18に工具を引っ掛けてホルダー14にねじ込むこ
とができるようになされている。
【0029】さらにレンズ17は、金型の該当する面に
ブラスト処理し、この金型を用いて射出成形することに
より、レンズ面17IL及び17OLを除く外周面、側
面(図1においてハッチングにより示す面)が粗面によ
り形成される。なお、レンズ17に対する粗面化処理
は、成形後にレンズ17に対して行ってもよい。これに
よりレンズ17は、図3に示すように、つば17IFを
透過して入射する予定外の外来光L1については、散乱
させると共に光量を低減する。またレンズ17に入射し
て斜面17AI等に入射する外来光L2についても、こ
の斜面17AI等により散乱させると共に光量を低減
し、さらに斜面17AI等を透過する外来光についても
散乱させると共に光量を低減する。またこのようにして
レンズ17に一旦入射してホルダー14側に出射された
外来光L3のうち、ホルダー14の内側側面で反射して
再びレンズ17に入射する外来光L4についても、散乱
させると共に光量を低減する。これらによりレンズ17
は、これらの予定外の外来光がCCD固体撮像素子3の
受光面に入射して発生する光学像の劣化を防止するよう
になされている。
【0030】以上の構成において、ボードカメラ11に
おいては(図1及び図2)、レンズ17により所望の被
写体の光学像がCCD固体撮像素子3の受光面に形成さ
れ、この光学像が光電変換されて出力される。
【0031】このレンズ17において、このようにして
所望の被写体等より到来する入射光は、レンズ17の入
射面17I側のレンズ面17ILにより集光された後、
入射面17I及び出射面17O間において、レンズ面1
7IL及び17OLより部分的に小径に形成された部分
17Aにより所定の広がりで入射する入射光がけられ、
この小径に形成された部分17Aを通過した入射光が、
出射面17Oのレンズ面17OLにより集光される。こ
れによりボードカメラ1においては、レンズ17に形成
された小径の部分17Aにより絞りが形成され、レンズ
17に絞り17Aを一体化した光学系により全体構成が
簡略化される。
【0032】このようにしてレンズ17に絞り17Aを
一体化するにつき(図3)、この小径の部分17Aの前
後の斜面17AI、17AOを鏡面により形成した場
合、この斜面17AI、17AOによりけられる入射光
が斜面17AI、17AOで正反射した後、予想外の部
分で反射してCCD固体撮像素子3の受光面に入射する
恐れがある。またこの斜面17AI、17AOを透過し
た後、ホルダー14の内側側面で反射して再びレンズ1
7に入射し、CCD固体撮像素子3の受光面に入射する
恐れがある。さらにレンズ面17IL以外の部分より入
射する外来光については、さらにこのような反射を繰り
返してCCD固体撮像素子3の受光面に入射する恐れが
増大する。これら予想外の光がCCD固体撮像素子3の
受光面に入射すると、ボードカメラ1においては、その
分受光面に形成される光学像が劣化して撮像されること
になる。
【0033】ところがこの実施の形態においては、最も
小径に形成された部分17Aより、テーパーが形成され
てなる絞り17Aより入射面側の面でなる斜面17AI
が粗面に形成されていることにより、これに加えてこの
斜面17AIに対応する出射面側の斜面17AOが粗面
により形成されていることにより、これら斜面17A
I、17AOにおける反射光については散乱すると共に
光量が低減し、また透過光についても散乱されると共に
光量が低減し、これらにより受光面に形成される光学像
の劣化が有効に回避される。
【0034】ボードカメラ11においては、レンズ17
をホルダー14に差し込み、つば17IFのねじ山17
Bをホルダー14のねじ山14Aに噛み合わせてホルダ
ー14にレンズ17をねじ込むことにより、レンズ17
が直接ホルダー14に取り付けられる。これによりボー
ドカメラ11においては、レンズホルダー(図5参照)
を省略でき、その分全体構成が簡略化される。さらに単
にレンズ17をホルダー14にねじ込むだけの簡易な作
業により組み立てることができる。
【0035】このときボードカメラ11においては、入
射面17I側のつば17IFに形成された凹部18を用
いて所定の工具によりレンズ17をホルダー14にねじ
込むことができ、これにより所定の取り付け位置に簡易
かつ確実にレンズ17を配置することが可能となる。
【0036】このようにしてボードカメラ11に組み込
まれるレンズ17においては、つば17IFが形成さ
れ、またねじ山17Bが形成されていることにより、レ
ンズ面17IL以外のつば17IFより入射する外来光
についても、上述した入射光と同様に、斜面17AI、
17AOにより反射して、またこれら斜面17AI、1
7AOを透過して、CCD固体撮像素子3の受光面に入
射する恐れがある。
【0037】ところがこのこの実施の形態においては、
斜面17AI、17AOが粗面により形成されているこ
とにより、このような外来光についても、受光面への入
射を低減でき、その分光学像の劣化が有効に回避され
る。
【0038】また斜面17AI、17AO以外の、つば
17IFの入射面側、出射面側、ねじ山17B、出射面
17O側つば17OFの出射面側、側面についても、粗
面により形成さていることにより、レンズ面17IL以
外の部分より入射する外来光の光量を低減し、また散乱
させることができ、これによってもCCD固体撮像素子
3の受光面に形成される光学像の劣化を有効に回避する
ことができる。
【0039】さらにホルダー14においても、黒色の樹
脂により作成されていることにより、このホルダー14
で反射してレンズ17に再入射する外来光の光量も低減
され、これによっても光学像の劣化が有効に回避され、
これらにより簡易な構成で高品位の光学像を形成するこ
とが可能となる。
【0040】以上の構成によれば、テーパーにより光軸
に垂直な仮想平面による断面形状をレンズ面17IL、
17OLの径より部分的に小径に形成し、少なくともこ
のテーパーの形成された面であって、この小径に形成さ
れた部分17Aより入射面17I側面17AIを粗面に
形成したことにより、外来光の受光面への入射を低減で
き、その分この外来光による光学像の劣化を防止するこ
とができる。これにより簡易な構成で高品位の光学像を
形成することができる。
【0041】また入射面17I側につば17IFを形成
し、このつば17IFの側面にねじ山17Bを形成する
ことにより、直接ホルダー14にレンズ17を配置で
き、これにより全体構成を簡略化することができる。
【0042】さらにこのつば17IFの入射面17I側
に局所的に凹部18を形成することにより、簡易かつ高
い精度によりレンズ17を配置することができる。
【0043】(2)第2の実施の形態 この実施の形態においては、図1について上述したレン
ズ17において、粗面に形成した各面をさらに墨塗り
し、これによりこれらの面に遮光面を形成する。これら
によりレンズ17は、これら各粗面において一段と反射
光の光量を低減し、また透過光の光量を低減する。
【0044】このようにレンズ面以外の面を粗面により
形成し、さらに墨塗りすることにより、さらに一段と簡
易な構成で高品位の光学像を形成することができる。
【0045】(3)第3の実施の形態 この実施の形態において、ボードカメラ21は、図4に
示すように、レンズ22の出射面側のつばにねじ山を形
成し、このねじ山によりレンズ22をホルダーに保持す
る。さらにレンズ22においては、レンズ面以外の面を
粗面により構成し、さらに墨塗りする。
【0046】図4に示すように、出射面側のつばにより
レンズ22をホルダーに保持する場合でも、レンズ面以
外を粗面により形成し、墨塗りすることにより、簡易な
構成で高品位の光学像を形成することができる。
【0047】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、レンズ面以外の面を
粗面により形成する場合、又は粗面により形成して、墨
塗りする場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、少なくともテーパーが形成された面であって、絞り
を構成する小径に形成された部分17Aより入射面17
I側面17AIを粗面に形成すれば、効果的に光学像の
劣化を防止できることにより、実用上充分な特性を得る
ことができる場合、この入射面17I側面17AIだけ
粗面にし、また粗面の後、墨塗りしてもよい。
【0048】また上述の第2及び第3の実施の形態にお
いては、レンズ面以外の面を粗面により形成して墨塗り
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、粗
面に形成した面を部分的に墨塗りしてもよい。
【0049】また上述の実施の形態においては、レンズ
面以外の面を粗面により形成し、又は粗面により形成し
て墨塗りする場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、単に墨塗りしても上述の実施の形態と同様の効果
を得ることができる。
【0050】さらに上述の実施の形態においては、入射
面側及び出射面側にそれぞれつばを形成する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、光学系の構成によ
っては、入射面又は出射面の何れかにだけつばを形成す
るようにしてもよく、また必要に応じてつばを省略して
もよい。
【0051】また上述の実施の形態においては、入射面
側のつばに局所的に凹部を形成し、この凹部を用いてレ
ンズをホルダーに取り付ける場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、ホルダーに対するレンズの配置に
よっては、入射面側のつばの出射面側に局所的に凹部を
形成し、この凹部を用いてレンズをホルダーに取り付け
ても良く、また出射面側のつばの入射面側又は出射面側
に局所的に凹部を形成し、この凹部を用いてレンズをホ
ルダーに取り付けても良い。
【0052】さらに上述の実施の形態においては、墨塗
りにより遮光面を形成する場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、インク、塗料等を付着する場合等、
入射光を吸収する色彩にこれらの面を着色して遮光面を
形成する場合に広く適用することができる。
【0053】また上述の実施の形態においては、本発明
をボードカメラに適用する場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、ビデオカメラ等の撮像装置、さらに
は原稿読み取り装置等の2次元の受光素子を用いた光学
機器、さらにはバーコードスキャナー等の1次元の受光
素子又はフォトダイーオード等の受光素子を用いた光学
機器等に広く適用することができる。
【0054】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、側面にテ
ーパーを形成して光軸に垂直な仮想平面による断面形状
をレンズ面の径より部分的に小径に形成すると共に、少
なくともテーパーが形成された面の小径に形成された部
分より入射面側の面を粗面に又は遮光面に形成すること
により、簡易な構成により高品位の光学像を形成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るボードカメラに適用
するレンズを示す正面図、側面図及び背面図である。
【図2】図1のレンズを適用するボードカメラを示す平
面図及び側面図である。
【図3】図1のレンズの動作の説明に供する断面図であ
る。
【図4】第3の実施の形態に係るボードカメラを示す側
面図である。
【図5】従来のボードカメラを示す平面図及び側面図で
ある。
【符号の説明】
1、11、21……ボードカメラ、2……プリント基
板、3……CCD固体撮像素子、4、14……ホルダ
ー、7、17、22……レンズ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面にテーパーを形成して光軸に垂直な
    仮想平面による断面形状をレンズ面の径より部分的に小
    径に形成し、 少なくとも前記テーパーが形成された面であって該小径
    に形成された部分より入射面側の面を粗面に形成したこ
    とを特徴とするレンズ。
  2. 【請求項2】 前記粗面に遮光面を形成することを特徴
    とする請求項1に記載のレンズ。
  3. 【請求項3】 側面にテーパーを形成して光軸に垂直な
    仮想平面による断面形状をレンズ面の径より部分的に小
    径に形成し、 少なくとも前記テーパーが形成された面であって該小径
    に形成された部分より入射面側の面に遮光面を形成した
    ことを特徴とするレンズ。
  4. 【請求項4】 入射光を吸収する色彩に着色して前記遮
    光面を形成したことを特徴とする請求項2又は請求項3
    に記載のレンズ。
  5. 【請求項5】 側面にねじ山を有するつばを形成するこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求
    項4に記載のレンズ。
  6. 【請求項6】 前記つばの前記レンズ面側に、局所的に
    凹部を形成することを特徴とする請求項5に記載のレン
    ズ。
  7. 【請求項7】 透明樹脂を射出成形して形成したことを
    特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、
    請求項5又は請求項6に記載のレンズ。
  8. 【請求項8】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6又は請求項7に記載のレンズに
    より入射光を受光素子に集光することを特徴とする光学
    機器。
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JP2004179736A (ja) * 2002-11-25 2004-06-24 Kyocera Corp カメラモジュールおよび該カメラモジュール搭載装置
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JP2020027279A (ja) * 2018-08-10 2020-02-20 エーエーシー テクノロジーズ ピーティーイー リミテッド 光学レンズおよびレンズモジュール

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