JPH11326002A - フローセンサ - Google Patents

フローセンサ

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JPH11326002A
JPH11326002A JP10300110A JP30011098A JPH11326002A JP H11326002 A JPH11326002 A JP H11326002A JP 10300110 A JP10300110 A JP 10300110A JP 30011098 A JP30011098 A JP 30011098A JP H11326002 A JPH11326002 A JP H11326002A
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flow sensor
flow
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heater wire
temperature
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Takeshi Abe
健 安部
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】構造が簡単で流速分布を検出できるフローセン
サを提供する。 【解決手段】温度を測定してその測定結果をデジタル信
号で1本の配線から出力することができる温度センサI
Cを有効に利用してフローセンサを構成する。所定の電
流が供給されて熱を生成するヒータ線を設け、そのヒー
タ線の近傍であって熱的に結合する位置に上記の温度セ
ンサICを設ける。流速に応じて放熱し温度が変化する
に応じて、温度センサICは、その温度を検出しデジタ
ル信号として出力する。このデジタル信号により、流速
を測定することが可能になる。この温度センサICは、
それぞれにユニークなアドレスが与えられ、入出力端子
から受信したアドレス信号が自分のアドレスと一致する
時に、その入出力端子に温度に対応したデジタル信号を
出力する。従って、複数の温度センサICを設けても、
それらICの入出力端子に接続される信号配線を共通に
設けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流路内に置かれて
流速を測定するフローセンサに関し、更に、流速分布を
検出できる簡単な構造のフローセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】熱線(ヒータ線)式のフローセンサは、
ヒータ線から生成された熱が流速に応じて放熱し、その
温度変化を熱線の近傍に設けたセンサ線の抵抗値の変化
としてとらえる。かかるフローセンサの一つの形態とし
て、近年において、半導体チップ上にヒータ線とセンサ
線とを形成したマイクロフローセンサが注目されてい
る。
【0003】図1は、従来のマイクロフローセンサの構
成図である。この例では、半導体チップ10に、ヒータ
線12と、その両側に配置されたセンサ線14,16と
が形成される。また、その半導体チップ10に接続され
る駆動・検出回路装置20は、ヒータ線12に電流を供
給するヒータドライバ回路22と、センサ線14,16
と共に構成されるホイートストーンブリッジ回路24と
を有する。
【0004】ヒータ線12により生成される熱の放熱に
よる温度の低下が、図中矢印で示した流体の流速に応じ
てその上流側と下流側とで異なり、その異なった温度に
応じてセンサ線14,16の抵抗が変化する。この抵抗
の変化が、ブリッジ回路24の電圧計Vにより電圧値と
して検出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1に
示したヒータ線式のフローセンサでは、センサ線14,
16の抵抗値の変化を検知する回路20をセンサ本体で
ある半導体チップ10とは別に設ける必要ある。そのた
め、ヒータ線12への電流供給の為の配線に加えて、各
センサ線14,16からの配線も設ける必要がある。し
かも、センサ線14,16には、電流というアナログ値
が伝播される。従って、各センサ線14,16からの配
線には、ノイズが重畳する可能性があり特別の注意を払
う必要がある。
【0006】更に、狭い流路内の流速を測定するだけで
なく、比較的広い流路内の流速分布を測定したり、車等
の移動体の表面の流速分布を測定したりする用途におい
ては、図1に示したフローセンサを、一次元に配置、或
いは二次元にアレイ状に配置する必要がある。その場
合、上記したセンサ線14,16への配線を、それぞれ
のフローセンサ毎に設ける必要があり、配線数が膨大化
して実現性に欠ける。また、ノイズの重畳防止のために
それらの配線の配置には非常な困難を伴うことが予想さ
れる。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記従来の問題
点を解決し、構造が簡単なフローセンサを提供すること
にある。
【0008】更に、本発明の目的は、流速分布を測定す
ることができ、構造が簡単なフローセンサを提供するこ
とにある。
【0009】更に、本発明の目的は、任意のサイズの流
速分布を測定することができるフローセンサユニットを
提供することにある。
【0010】更に、本発明の目的は、複数ユニットを結
合する場合、ユニット間の距離を任意の距離に設定する
ことが可能なフローセンサユニットを提供することにあ
る。
【0011】更に、本発明の目的は、複数ユニットを結
合した場合でも配線の切断による動作不良を防止するこ
とができるフローセンサユニットを提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
に、本発明は、温度を測定してその測定結果をデジタル
信号で1本の配線から出力することができる温度センサ
ICを有効に利用してフローセンサを構成する。より具
体的には、所定の電流が供給されて熱を生成するヒータ
線を設け、そのヒータ線の近傍であって熱的に結合する
位置に上記の温度センサICを設ける。流速に応じて発
生した熱が放熱して温度が変化するに応じて、温度セン
サICは、その温度を検出しデジタル信号として出力す
る。このデジタル信号により、流速を測定することが可
能になる。
【0013】更に、本発明では、この温度センサIC
は、それぞれにユニークなアドレスが与えられ、入出力
端子から受信したアドレス信号が自分のアドレスと一致
する時に、その入出力端子に温度に対応したデジタル信
号を出力する。従って、複数の温度センサICを設けて
も、それらICの入出力端子に接続される信号配線を共
通に設けることができる。その結果、流速分布を測定す
る為に複数の温度センサICを設けても、それに伴い信
号配線の本数が増大することはない。
【0014】上記の目的を達成する為に、本発明は、流
路内に置かれ流速を測定するフローセンサにおいて、所
定の電流が供給され熱を発生するヒータ線と、前記ヒー
タ線に熱的に結合する位置に設けられ、前記流速に応じ
て変化する温度を検出し、検出した温度をデジタル信号
で出力端子から出力する温度センサ装置と、前記温度セ
ンサ装置の出力端子に接続され、前記デジタル信号を出
力する信号配線とを有し、前記信号配線から読み出され
るデジタル信号によって、前記流速を測定することを特
徴とする。
【0015】上記の発明によれば、温度センサ装置から
温度に対応するデジタル信号が出力されるので、その配
線上にノイズが重畳することを考慮して特別な注意を払
う必要がない。
【0016】更に、別の発明は、流路内に置かれ流速の
分布を測定するフローセンサにおいて、熱的に離間して
配置され、それぞれに所定の電流が供給され熱を発生す
る複数のヒータ線と、前記ヒータ線に熱的に結合する位
置にそれぞれ設けられ、前記流速に応じて変化する温度
をそれぞれ検出し、入出力端子に供給されるアドレス信
号に応答して検出した温度をデジタル信号で前記入出力
端子から出力する複数の温度センサ装置と、前記複数の
温度センサ装置の前記入出力端子に接続され、前記デジ
タル信号を出力するバス信号配線とを有し、前記バス信
号配線から読み出されるデジタル信号によって、前記流
速の分布を測定することを特徴とする。
【0017】上記の発明によれば、複数の温度センサ装
置を、1本のバス信号配線に接続することができ、流速
分布を測定するフローセンサを、簡単な構成で実現する
ことができる。
【0018】更に、本発明は、上記のフローセンサにお
いて、更に、薄い絶縁基板を有し、前記ヒータ線が前記
絶縁基板の表面に形成され、前記温度センサ装置が前記
絶縁基板上であって、前記ヒータ線の形成領域に形成さ
れ、更に、前記信号配線またはバス信号配線が前記絶縁
基板の表面に形成されていることを特徴とする。
【0019】上記の発明によれば、例えば廉価なフレキ
シブルプリント基板等の絶縁基板上にヒータ線と温度セ
ンサ装置とを設けるだけで、信号配線の構造が簡単なフ
ローセンサを実現することができる。
【0020】上記の目的を達成する為に、本発明は、流
路内の流速を測定するフローセンサにおいて、支持基板
と、前記支持基板に設けられ、所定の電流が供給され熱
を発生するヒータ線と、前記支持基板の前記ヒータ線と
熱的に結合する位置に設けられ、前記流速に応じて変化
する温度を検出し、検出した温度をデジタル信号で出力
端子から出力する温度センサ装置と、前記支持基板に設
けられ、前記温度センサ装置の出力端子に接続され、前
記デジタル信号を出力する信号配線と、前記支持基板の
少なくとも一辺に設けられ、前記ヒータ線と前記信号配
線とに接続された接続手段とを有し、前記信号配線から
読み出されるデジタル信号によって前記流速を測定し、
前記接続手段を介して他のフローセンサユニットと結合
可能にされたことを特徴とする。
【0021】上記の発明によれば、フローセンサユニッ
トを適宜組み合わせることにより、所望のサイズで所望
のピッチにフローセンサユニットを配置することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。しかしながら、本発明の技
術的範囲がその実施の形態に限定されるものではない。
【0023】[第1の発明]図2は、本実施の形態例の
フローセンサの構成を示す図である。本実施の形態例で
は、フローセンサ30は、ヒータ線32と、その近傍の
熱的に結合した位置に設けられる温度センサ装置(以下
温度センサIC)34とで構成される。その動作原理
は、次の通りである。ヒータ駆動回路39から電流供給
配線37,38を介して定電流がヒータ線32に供給さ
れ、ヒータ線32が熱を発生する。そこで、このフロー
センサが置かれている流路内の流体の流速に応じて放熱
し温度変化が生じる。流速が速ければ放熱量が大きく温
度センサIC34の位置の温度は低くなり、流速が遅け
れば放熱量が少なく、温度センサIC34の位置の温度
の低下は少ない。この温度の変化を温度センサIC34
が検出し、温度に対応するデジタル信号を入出力端子3
1から信号配線35に出力する。信号配線35は、デジ
タル信号を処理して流速に換算する制御装置40に接続
される。
【0024】温度センサIC34は、例えばダラス・セ
ミコンダクタ社の1ワイヤーデジタル温度計(ダラスセ
ミコンダクタ社の商品名)が利用される。この温度セン
サIC34は、入出力端子に供給されるアドレス等の制
御信号に応答して、検出した温度に対応するデジタル信
号を同じ入出力端子から出力する。しかも、入出力端子
がアイドル状態ではHレベル状態となり、内蔵するコン
デンサに電荷を蓄積し内部回路の電源に利用することが
できる。従って、制御装置40は、1本の信号配線35
をこの入出力端子に接続することで、ヒータ線32によ
り生成された温度分布の変化を温度センサIC34を介
して検出することができる。但し、温度センサIC34
は、図示しないグランド配線に接続される必要がある。
【0025】この温度センサIC34の詳細は、例え
ば、「温度センサIC、MPU高速化で役割広がる」
(日経エレクトロニクス、43〜49頁、1997,1
2,1,No. 704)に記載されている。その原理は、シリ
コン半導体基板上に温度係数が小さい第一の発振回路と
温度係数が大きい第二の発振回路とが内蔵され、第一の
発振回路によって生成されるクロック信号をカウントし
て形成したゲートにより、第二の発振回路の生成するク
ロック信号をカウントすることにより、温度を計測す
る。
【0026】また、この温度センサIC34は、内部に
固有のアドレスと制御コマンドに対応する動作プログラ
ムが記憶されている。そして、制御装置40から供給さ
れるアドレスが自分のアドレスと一致する時に、活性化
状態となり、制御装置40からの各種のコマンド信号に
応答して、例えば計測された温度に対するデジタル信号
を出力する。入出力端子31には、これらのデジタル信
号列がシリアルに出力され、入力される。また、入出力
端子31がアイドリング状態の時は、そこに接続される
信号配線35をHレベル状態にしておけば、そのHレベ
ルを利用して内蔵するコンデンサに電荷を蓄積する。温
度センサICはこの蓄積された電荷を電源として利用す
る。
【0027】この温度センサIC34は、例えばプラス
チックモールドにより上記のシリコン半導体基板を封止
し、非常に小型で熱容量が小さいものである。従って、
温度センサIC34の周囲の温度変化に応答性良く反応
して温度の計測を行うことができる。この周囲の熱は、
主に入出力端子31を構成するリード端子から内部の半
導体チップに伝えられ、また、プラスチックモールドを
介しても内部に伝えられる。
【0028】図2に示された実施の形態例では、ヒータ
線32が絶縁基板36の表面に形成され、上記した温度
センサIC34がその基板36の表面に搭載される。温
度センサIC34は、ヒータ線32の近傍に配置され熱
的に結合される。その結果、ヒータ線32の発生した熱
が流速に応じて放熱したことによる温度の変化が、感度
良く温度センサIC34により検出される。
【0029】また、図2に示された実施の形態例では、
温度センサIC34から信号配線35に出力されるデジ
タル信号により、流速が検出される。従って、信号配線
35はノイズに強く、従来例の如く特別の注意を払う必
要はない。
【0030】図3は、更に別の実施の形態例のフローセ
ンサの構成図である。この例は、ヒータ線32の上流側
と下流側にそれぞれ温度センサIC34A,34Bを設
けて、それらの温度センサIC34A,34Bの入出力
端子31A,31Bを、共通のバス信号配線35で制御
装置40に接続する。そして、図中の矢印方向の流速
を、両温度センサIC34A、34Bからの測定された
温度に対応するデジタル信号から検出する。
【0031】即ち、ヒータ線32により発生した熱の温
度分布は、中心で高く両側で低くなる分布を持つ。そこ
で、流速によって全体的に温度が低下するが、さらに矢
印方向の流速が速ければその高い温度の部分が下流側に
移動する。従って、それに伴い、上流側の温度が低く、
下流側の温度が高くなる。その両側の温度が温度センサ
IC34A,34Bで検出され、温度に対応するデジタ
ル信号が、共通のバス信号配線35経由で制御装置40
に供給される。制御装置40は、あらかじめ調べた温度
差と流速の関係に基づいて、流速を求める。また、制御
装置40は、共通のバス信号配線35を介して、それぞ
れの温度センサICのアドレスを検出し、各温度センサ
ICに対して、アドレスの供給と、計測した温度に対応
するデジタル信号の受信を行う。
【0032】この例では、ヒータ線32の上流側と下流
側に温度センサICを設けたので、流速と共に流れの方
向を検出することができる。但し、図1で示した従来例
と異なり、必要な配線は、ヒータ線32への電流供給線
と、共通のバス信号配線35だけである。但し、各温度
センサICは、図示しないグランド配線に接続される。
【0033】図4は、本実施の形態例のフローセンサの
平面図である。また、図5は、同平面図である。図4,
5には、より具体的な構成が示される。絶縁基板36
は、例えばポリイミド等からなり、フレキシブルプリン
ト基板の材料と同等である。その絶縁基板の表面に、ヒ
ータ線32が例えば銅からなる導電膜パターンにより形
成される。この例では、ヒータ線32は、スルーホール
321を介して基板36の両面に形成され、ポリイミド
等からなるカバー膜33で被覆される。ヒータ線32の
形状は適宜選択可能であるが、本例では渦巻き状の形状
を有する。そして、基板36の表面上であって、ヒータ
線32が形成された位置に、ヒータ線32と熱結合され
る様に温度センサIC34が貼り付けられる。温度セン
サIC34の外部リード50,51,52は、それぞれ
基板36のビアホール41,42,44に挿入され半田
付けされる。
【0034】このヒータ線32に電流を供給するための
配線37、38もヒータ線と同様に、基板36の表面の
銅からなる導電膜パターンにより形成される。図示され
る通り、配線37は基板36の上面に、配線38は基板
36の下面にそれぞれ形成される。この電流供給用の配
線37,38は、ヒータ線32につながる部分37A,
38Aよりも、それから導出される部分37B、38B
が配線幅が大きく形成される。かかる形状パターンにす
ることにより、ヒータ線32で効率的に熱を発生するこ
とができる。また、発生した熱をヒータ線32の近傍に
閉じ込めることができる。
【0035】ポリイミドからなる絶縁基板36は、材料
そのものは熱伝導率が小さいが、基板36が例えば約1
00μmと薄いので、ヒータ線32上の位置に貼り付け
られた温度センサIC34はヒータ線32と熱的に結合
する。即ち、ヒータ線32により発生した熱の温度変化
が、温度センサIC34に効率的に伝えられる。
【0036】図4に示された例では、温度センサIC3
4は、3つの外部リード50、51,52を有する。リ
ード50は入出力端子であり、残りのリード51,52
は、電源端子とグランド端子である。前述した通り、入
出力端子50から電荷を供給される場合は、この電源端
子との接続は不要である。従って、最低限入出力端子5
0とグランド端子52が接続されれば良い。
【0037】さて、これらの外部リード50,51,5
2は、絶縁基板36に形成されたビアホール41,4
4,42に挿入され半田付けされる。これらの外部リー
ドの導電材料は、熱抵抗が低く、ヒータ線32により生
成された熱の分布の変化は、これらの外部リードを介し
て、温度センサIC34内部のICに有効に伝えられ
る。
【0038】更に、ビアホール41,42,44には、
基板36の表面に形成された配線35,45,43に接
続される。これらの配線の形状は、ビアホールに接続さ
れた部分は、図中35Aに示される通り、できるだけヒ
ータ線32の近傍を通過する様に形成される。かかる構
成にすることにより、ヒータ線32により発生する熱に
より、その配線35Aの部分も高温状態におかれる。そ
の結果、熱抵抗が低い外部リード50,51,52やビ
アホール41,42,44での温度センサIC34側と
その反対側との間の熱勾配を少なくすることができ、温
度センサIC34から配線35,43,45を介して熱
が伝達してしまうことを防止することができる。一方、
基板36の表面に形成された配線35Bの部分は、図示
される通りその配線幅が小さく、熱抵抗が大きいので、
その配線35Bの部分を介して熱が漏れてしまうことは
ない。
【0039】図5の断面図に示される通り、ヒータ線3
2が形成された基板36の表面側を流体の流路側に向け
て設置することにより、その基板36の表面上の流速を
有効に測定することができる。
【0040】図3に示されたフローセンサも、図4,図
5と同様にして構成することができる。その場合、ヒー
タ線32の両側に設けられる温度センサIC34A,3
4Bは、基板36の表面のヒータ線32の形成領域に隣
接して設けられる。
【0041】図6は、図3,4に示したフローセンサの
流速と温度センサICにより検出された温度との関係を
示すグラフ図である。このグラフは、温度20℃の空気
中にフローセンサを置き、ヒータ線32の駆動電流を2
00mAから500mAまで変化させた時の、流速と検
出温度との関係を示す。図示される通り、駆動電流20
0mAにおいてヒータ線32から熱を発生させた場合、
流速が0〜80cm/sの範囲で変化すると、その時に検出
された温度は、30℃から数℃の範囲で変化した。この
変化の範囲は、駆動電流が大きくなるに伴い大きくな
る。
【0042】従って、より精度の高い流速を検出する為
には駆動電流を大きくすることが必要であるが、寿命な
どを考慮すると駆動電流はできるだけ小さいことが望ま
しい。そこで、測定対象に求められる精度に応じて、適
宜駆動電流が選択されることが望ましい。
【0043】図7は、1次元分布を検出するフローセン
サの例の平面図である。図4に示したフローセンサを一
次元方向に複数個配列した例であり、同じ部分には同じ
引用番号を付した。横長の絶縁基板36の表面には、4
つのヒータ線32が一列に配置される。ヒータ線32の
基板表面への形成は、図3,4で示した通りである。こ
のヒータ線32には、駆動電流を供給する配線37と3
8が接続される。この配線37,38のパターンは、図
4に示した通り、ヒータ線32に接続される部分で細く
(37A,38A)、それ以外の部分では太く(37
B、38B)形成される。かかるパターンにすることに
より、熱の発生がヒータ線32に集中し、それぞれのヒ
ータ線32で発生した熱は、配線を通じて漏れることな
くヒータ線32が形成された領域に留まる。
【0044】基板36の各ヒータ線32が形成された領
域には、それぞれ温度センサIC34が搭載される。こ
の温度センサIC34は、この例では入出力端子である
外部リード50とグランド端子の外部リード51とが、
ビアホールを介して表面側に導出され、基板36の表面
に形成された配線35、43に接続される。配線35、
43は、35A,43Aにて図示される通り、外部リー
ド50、51に接続される部分は、それぞれヒータ線3
2の近傍を通過するパターンに形成される。これらの配
線パターン35A,43Aと細い配線37A,38Aら
により、ヒータ線32で発生した熱は、その領域に閉じ
こめられ、温度センサIC34に有効に伝達される。
【0045】温度センサIC34の入出力端子の外部リ
ード50は、配線35を介して共通のバス信号配線60
に接続され、更に制御装置40に接続される。同様に、
グランド端子の外部リード51は、配線43を介して共
通の配線61に接続される。このフローセンサの温度の
検出の動作は以下の通りである。最初に、制御装置40
は、バス信号配線60を介して、各温度センサIC34
のアドレスを検出する。その後、制御装置40は、検出
したアドレスを順次指定して、各温度センサICから検
出された温度に対応するデジタル信号を受信する。ま
た、バス信号配線60は、プルアップ抵抗Rpにより電
源VDDに接続され、バスがアイドル状態の時はHレベル
に維持される。従って、各温度センサIC34は、その
Hレベル状態の時にそれぞれのコンデンサに電荷を蓄積
して、内部回路の電源として利用する。
【0046】温度センサIC34の電源端子を利用して
電源を供給するときは、配線35に加えて、更に電源端
子に接続される配線を追加する必要がある。その場合
も、電源端子用の配線は、全ての温度センサICに共通
の配線とすることができる。従って、特に配線の数が増
加するわけではない。
【0047】図7に示されたフローセンサは、図中矢印
62に示した方向の流体の流れに対して、その速度分布
を検出することができる。図7の絶縁基板36を、例え
ば流体の流路の壁に貼り付けることにより、ヒータ線3
2を流体側に向け、流路の速度分布を検出することが可
能になる。
【0048】図8は、2次元配列したフローセンサの概
念図である。この例では、ヒータ線32と温度センサI
C34とで構成されるフローセンサユニットが、3行3
列と2次元的に配置される。そして、このヒータ線32
は、駆動電流を供給する配線37と38を介して駆動電
流源39に接続される。また、温度センサIC34は、
入出力端子が配線35に接続され、さらに共通のバス信
号配線60を介して制御装置40に接続される。また、
グランド端子は配線43に接続される。
【0049】かかるフローセンサユニットを2次元的に
配置した場合、例えば車などの立体物の表面上の空気の
流速分布を測定する場合に利用できる。図4,7に示し
た様に、フローセンサユニットとその配線をフレキシブ
ルな絶縁基板に形成することで、流線型の車体の表面に
その形状に整合して装着することができ、風洞実験にお
いて、車体表面の流速分布を測定することができる。し
かも、複数の温度センサIC34は、その入出力端子を
共通のバス信号配線60を介して制御装置40に接続す
ることができるので、複数のフローセンサユニットに対
して簡単な配線構造で対応することができる。
【0050】尚、バス信号配線60は、1本であっても
よく、複数グループ毎に共通に設けた複数本であっても
良い。また、温度センサICに直接電源を供給する場合
は、更に1本電源配線を追加するだけで良い。
【0051】図8に示した2次元配置のフローセンサの
場合も、図4,5に示された通り、絶縁基板36の表面
にヒータ線を形成し、温度センサICをその領域に形成
することができる。
【0052】[第2の発明]図9は、第2の発明の実施
の形態例のフローセンサユニットを示す図である。図
7,図8において、共通の絶縁基板上にヒータ線と温度
センサICからなる複数のセンサユニットが一次元配列
または二次元配列された例を示した。第2の発明におけ
る実施の形態例では、絶縁基板である支持基板上にヒー
タ線と温度センサICを設け、支持基板の辺にコネクタ
などからなる接続手段を設けたフローセンサユニット
を、適宜組み合わせて結合することにより、フローセン
サの1次元配列または二次元配列を実現する。
【0053】図9に示される通り、絶縁基板からなる支
持基板36は、厚みが厚く一定の機械的強度を有する厚
い基板部分101と厚みが薄く熱容量が少ない薄い基板
部分102とを有する。薄い基板部分102には、図
4,5で示した様に、ヒータ線32とそれの近傍であっ
て熱的に結合した位置に設けられる温度センサIC34
とが形成及び搭載される。ヒータ線32には電流供給配
線37、38が接続される。温度センサIC34には、
検出した温度をデジタル信号で出力する信号配線35
と、温度センサIC34に電源VDDと接地電圧GNDを
供給する電源配線45,43とが接続される。
【0054】図9に示されたフローセンサユニットは、
基板36の図中上下に対向する2つの辺に、ヒータ線3
2につながる電流供給配線37,38と信号配線35及
び電源配線45,43とに接続される接続手段106,
107を有する。この接続手段106,107は、より
具体的には、雄コネクタと雌コネクタで構成される。こ
れらのコネクタ106,107により、後述する通り、
複数のフローセンサユニットが一次元的に縦列結合され
る。また、フローセンサユニットは、基板36にヒータ
線リターン配線103を有し、後述する通り、ヒータ線
32,その電流供給配線37,38及びリターン配線1
03が往復配線として接続され、連結されたフローセン
サユニット100の一端からヒータ線32への電流が供
給される。
【0055】図10は、フローセンサユニットが一次元
方向に連結された形態例を示す図である。図10には、
3個のフローセンサユニット100A、100B、10
0Cが一列に連結される。それぞれのフローセンサユニ
ットのコネクタ106,107を接続することにより、
各フローセンサユニット内のヒータ線32と温度センサ
IC34の組み合わせが、各フローセンサユニットの縦
方向の長さのピッチで一次元に配列される。従って、流
速方向62に対する縦方向における流速分布を測定する
ことができる。
【0056】最先端のフローセンサユニット100Cの
コネクタ106には、ヒータ線32への電流供給配線3
8とリターン配線103とを接続する終端配線108が
設けられ、フローセンサ100Aのコネクタ107に接
続された電源110からの電流が、各ユニットのヒータ
線32、終端配線108、及び各ユニットのリターン配
線103から構成される往復配線を流れる用に構成され
る。そして、ユニット100Aのコネクタ107に接続
された温度測定制御装置112は、各ユニット内の温度
センサICに、電源VDDと接地電源GNDとを供給し、
信号配線35を介して温度データを入力する。
【0057】従って、図10の如く一次元に連結したフ
ローセンサを、例えば排気口の吹き出し口に配置するこ
とで、図10の縦方向の流速分布を検出することができ
る。しかも、連結するフローセンサユニットの個数を変
更することにより、任意のサイズの流路内の流速分布の
検出を容易に行うことができる。
【0058】図11は、フローセンサユニットが二次元
に配置された形態例を示す図である。図11の例は、1
2個のフローセンサユニット100A〜100Lが、二
次元に配置された例である。フローセンサユニット10
0Aのコネクタ106には、ヒータ線用の電源110と
温度測定制御装置112とが接続され、ユニット100
A〜100Dは、図10と同様に接続される。4個のフ
ローセンサユニット100E〜100H、及び100J
〜100Lも、図10と同様に接続される。ユニット1
00Dとユニット100Eとは任意の本数のパイプユニ
ットを連結した連結棒120で所望の間隔に固定され、
それらのコネクタ106,107の間は、5本の配線1
22で接続される。この配線122は、例えば両側にコ
ネクタが設けられたフラットケーブルなどによって実現
されても良い。或いは、配線122を有しユニット間を
所望の間隔に固定できるリジット基板を利用して、ユニ
ット100Dと100Eのコネクタ106,107間を
接続しても良い。フローセンサユニット100H,10
0Iも、同様に連結棒120と配線122で接続され
る。そして、最先端のフローセンサユニット100Lに
は、ヒータ線とそのリターン線とを接続する終端配線1
08が設けられる。ユニット100Lと100E間、ユ
ニット100Aと100H間も、連結棒120により所
望の間隔に固定される。
【0059】以上の通り、図11の例は、12個のフロ
ーセンサユニットが電気的に縦列に連結され、4個づつ
のユニットが、連結棒120により一定の間隔で配置さ
れ、その結果、12個のフローセンサユニットが二次元
に配置される。そして、例えば、排気口130に対し
て、各フローセンサユニットの基板が流速方向に平行に
配置されて、排気口130から流出する流速の二次元の
分布を検出することができる。その結果、例えば、各フ
ローセンサユニットから検出される流速とその単位面積
から、排気口130全体の単位時間当たりの流量を検出
することが可能になる。縦方向のフローセンサユニット
の個数と、連結棒120の長さを調節することにより、
任意のサイズの排気口130に対応できるフローセンサ
のブロックを形成することができる。
【0060】図12は、フローセンサユニットが二次元
に配置された別の形態例を示す図である。図12の例
は、12個のフローセンサユニット100A〜00Lが
平面上に二次元配置される。4個のユニット100A〜
100D、100E〜100H、100I〜100L
は、それぞれ図10と同様に連結される。そして、ユニ
ット100Dと100E及び100Hと100Iとは、
配線122で電気的に接続され、連結棒120により所
望の間隔に固定される。また、ユニット100Eと10
0L及び100Aと100Hも、連結棒120により所
望の間隔に固定される。最先端のフローセンサユニット
100Lのコネクタ106には、ヒータ線とリターン線
を接続する終端配線108が設けられ、フローセンサユ
ニット100Aのコネクタ107には、ヒータ線とリタ
ーン線に接続されたヒータ線用の電源110と、電源、
接地電源及び信号配線に接続された温度検出制御装置1
12とが接続される。
【0061】図12に示した二次元配置されたフローセ
ンサは、例えば矢印62の流速に対して流速の分布を検
出することができる。連結するフローセンサユニットの
個数と、連結棒120の長さを選択することで、任意の
範囲内における流速分布を検出することができる。
【0062】図13は、フローセンサユニットが一次元
に連結された別の形態例を示す図である。図13の例で
は、3個のフローセンサユニット100A〜100C
が、所定長を有する連結部品130A,130Bによっ
て接続される。連結部品130A,130Bは、それぞ
れ両端にコネクタからなる接続手段132,134を有
し、それらの接続手段132,134が、フローセンサ
ユニットのコネクタ106,107と接続される。連結
部品130には、ヒータ線への電流供給配線、リータン
配線、温度センサICへの電源、接地電源、信号配線を
接続する配線が設けられ、隣接するフローセンサユニッ
ト間を電気的に接続する。連結部品130の長さを所定
の長さに選択することにより、フローセンサユニット間
のピッチを所望の長さに設定することができる。先端の
フローセンサユニット100Cのコネクタ106には、
ヒータ線とリターン配線とを接続する終端配線108が
設けられ、手前側のフローセンサユニット100Aのコ
ネクタ107には、ヒータ線用の電源110と温度測定
制御装置112とが接続される。
【0063】連結部品130は、例えば可撓性のフラッ
トケーブルとその両端のコネクタで構成することができ
る。或いは、連結部品130は、非可撓性のリジットケ
ーブル基板とその両端のコネクタで構成することができ
る。いずれの場合も、フローセンサユニット間の距離を
連結部品130の長さに設定することができる。可撓性
のフラットケーブルを利用する場合は、流線形状の流路
表面に対応して複数のフローセンサユニットを配置させ
ることができる。また、非可撓性のリジットケーブル基
板を利用する場合は、複数のフローセンサユニットが一
体に連結されその位置が固定される。
【0064】図13の例によれば、フローセンサユニッ
ト間の連結部品130の長さを選択することで、任意の
ピッチにフローセンサユニット100を配置させること
ができる。また、フローセンサユニットの個数と連結部
品130の長さを選択することで、任意の大きさの領域
内の任意の単位長毎にフローセンサユニットを配置させ
ることができる。
【0065】尚、連結部品130は、必ずしもフローセ
ンサユニットのコネクタ106,107に接続される必
要はなく、フローセンサユニットの基板に固定されても
よい。その場合は、フローセンサユニットの上下の辺に
所定長の連結部品が設けられ、連結部品の先端に設けた
コネクタからなる接続手段により、フローセンサユニッ
ト間が接続され、連結部品の距離の2倍の間隔でユニッ
トが配置される。
【0066】図14は、フローセンサユニットとそれに
接続される連結部品の別の例を示す図である。図14の
例では、フローセンサユニット100は、基板36の上
下の2辺にヒータ線32とリターン配線103、電源4
3、接地電源45及び信号配線35に接続されるコネク
タ106,107が設けられ、更に、基板36の左右の
2辺に、電源43、接地電源45及び信号配線35に接
続されるコネクタ108,109が設けられる。そし
て、これらのコネクタ106,107には、ヒータ線3
2とリターン配線103、電源43、接地電源45及び
信号配線35に接続される配線を有する第1の連結部品
130A,130Bが接続され、左右のコネクタ10
8,109には、電源43、接地電源45及び信号配線
35に接続される配線を有する第2の連結部品140
A,140Bが接続される。
【0067】連結部品130,140は、図14の例で
は可撓性のフラットケーブルの両側にコネクタ132,
134,142,144がそれぞれ設けられる。連結部
品130,140は、非可撓性のリジットケーブル基板
で構成されても良い。
【0068】尚、連結部品130,140は、フローセ
ンサユニットの基板36に、コネクタを介在することな
くその一端が固定されてもよい。その場合は、基板36
の上下の2辺にケーブル130が、左右の2辺にケーブ
ル140がそれぞれ固定され、それぞれのケーブルの先
端には接続用のコネクタが設けられる。
【0069】図15は、図14のフローセンサユニット
9個を二次元に配置した形態例を示す図である。図15
の例は、9個のフローセンサユニットが平面上に二次元
配置される。縦方向に配置されたフローセンサユニット
100A〜100C、100D〜100F、及び100
G〜100Iは、上下の辺のコネクタに接続される第1
の連結部品130A〜130Fを介して連結される。第
1の連結部品130の長さに従って、フローセンサユニ
ットの縦方向の位置が確定される。また、横方向に配置
されたフローセンサユニット100A,F,Gと、10
0B,E,Hと、100C,D,Iとは、左右の辺のコ
ネクタに接続される第2の連結部品140A,Fと14
0B,Eと140C,Dとを介してそれぞれ接続され
る。即ち、第2の連結部品140の長さに従って、フロ
ーセンサユニットの横方向の位置が確定される。
【0070】上記した通り、ヒータ線とそのリターン線
は、第1の連結部品130及び配線122を介して1列
に連結されたフローセンサユニットに対して往復配線を
構成する。従って、先端のフローセンサユニット100
Iには、ヒータ線とリターン配線を接続する終端配線1
08が接続される。この往復配線に対して、ヒータ用電
源110から一定の電流が供給され、それぞれのユニッ
ト内のヒータ線から一定の熱を発生することができる。
また、温度センサICに接続される電源、接地電源及び
信号配線は、第1の連結部品130と第2の連結部品1
40内の配線を介して、格子状に接続される。従って、
12個のフローセンサユニット内で或いは12個の連結
部品130,140内でそれらの配線が一部切断して
も、格子状に張り巡らされた配線により、温度センサI
Cへの接続は維持される可能性が高いので、配線の断線
に対する信頼性を高めることができる。そして、温度検
出制御装置112は、各フローセンサユニット内の温度
センサICに対して、アドレスを供給してそれぞれの温
度センサICから検出温度のデータを取得することがで
きる。
【0071】図16は、終端部用のフローセンサユニッ
トを示す図である。この終端用フローセンサユニット
は、図10のユニット100C、図11のユニット10
0L、図12のユニット100L、図13のユニット1
00C、図15のユニット100Iなどの、先端部に接
続されるフローセンサユニットとして使用される。終端
用のフローセンサユニットには、基板36上でヒータ線
32とリターン配線103とが接続される。そして、コ
ネクタ107は、基板36の一辺に設けられる。また、
温度センサIC34に接続される電源、接地電源、信号
配線45,43,35は、その先端で終端している。信
号配線35は、比較的低速の周波数の信号しか伝播しな
いので、特に終端部に終端抵抗を設ける必要はない。但
し、高速の周波数信号が伝播する場合は、その終端部に
終端抵抗を設けて、インピーダンスの整合が取られる。
【0072】図17及び図18は、コーナ用のフローセ
ンサユニットを示す図である。これらのコーナ用フロー
センサユニットは、図12のユニット100D,100
E,100H,100Iに利用される。即ち、図17の
コーナ用フローセンサユニットは、コネクタ107,1
08が、基板36の交差する2つの辺上に設けられる。
従って、図17のユニットは、図12のユニット100
Dと100Hとに利用される。また、図18のコーナ用
フローセンサユニットは、コネクタ107,109が、
基板36の交差する2つの辺上に設けられる。従って、
図18のユニットは、図12のユニット100Dと10
0Gに利用される。それぞれのコーナ用ユニット間の接
続は、左右に設けられたコネクタ108,109間を、
図15の如く所定長の連結部品で接続することが好まし
い。その場合は、連結部品には、ヒータ線とリターン配
線と温度センサIC用の配線等の全ての配線が設けられ
る必要がある。
【0073】図19は、別のコーナ用のフローセンサユ
ニットを示す図である。この例は、図11に示した通
り、複数のフローセンサユニットが二次元状に配列さ
れ、且つ全てのフローセンサユニットの基板が流体の流
れの方向に平行に配列される例において利用される。こ
の場合のコーナ用のフローセンサユニット100R、1
00Lは、基板を構成する厚いリジット基板101に配
線方向を90度回転させるコネクタ106R、106L
が設けられる。そして、その反対側の厚いリジット基板
101には、配線方向がそのまま延びるコネクタ10
7,108が設けられる。コーナ用フローセンサユニッ
ト100R、100Lのコネクタ106R、106L
は、図15の様に、配線が設けられ両端にコネクタ13
2,134が設けられる連結部品130を介して接続さ
れる。また、コーナ用フローセンサユニット100R、
100Lと、通常のフローセンサユニット100とも、
同様に、連結部品130を介して接続される。
【0074】この様に、図19のコーナ用ユニットを利
用すれば、比較的容易に、複数のフローセンサユニット
を所望の長さの連結部品130を介して所望のピッチで
二次元状に配置させることができる。しかも、すべての
フローセンサユニットが、連結部品130を利用して一
列に連結できるので、信頼性を高めることも可能にな
る。連結部品130に非可撓性のリジットなケーブル基
板を利用することで、連結棒を利用した場合と同様に、
複数のフローセンサユニットの位置を固定したフローセ
ンサブロックを形成することができる。
【0075】図20は、別のフローセンサユニットを示
す図である。図20に示したフローセンサユニットで
は、ヒータ線32に電流を供給する電流供給配線37,
38と、そのリターン配線103を二重化して並列配線
にし、その並列配線37,38,103を間欠的に接続
する接続部38A,38A,103Aが設けられる。か
かるフローセンサユニットを複数個縦列に連結する場
合、ヒータ線とそのリターン配線で構成される往復配線
は、二重化され、間欠的に接続された構造となる。従っ
て、いずれかの位置でこれらの並列配線の一方が断線し
ても、往復配線が完全に断線することはなく、常に全て
のフローセンサユニット内のヒータ線32に一定の電流
を供給することが保証され、信頼性を向上させることが
できる。
【0076】図20において、温度センサIC34に接
続される配線43,45,34も、同様に並列配線にし
て間欠的に接続する構成にしてもよい。或いは、図1
4,図15で示した通り、温度センサICの3本の配線
は、並列配線にせずに、格子状に網の目に接続すること
で、どこか一部が断線しても温度センサICがその網の
目配線から分離される可能性を低くすることができる。
いずれの場合でも、配線の断線に対する信頼性を高くす
ることができる。
【0077】図21は、流速方向も検出できる別のフロ
ーセンサユニットを示す図である。図21のフローセン
サユニットは、基板36上に、3組のヒータ線32A,
B,Cと温度センサIC34A,B,Cを、120度間
隔で配置する。そして、各ヒータ線と温度センサICの
ペア間に、流体の流れに対向する衝立(異方性発生手
段)150を設ける。それぞれのヒータ線32A,B,
Cは、一本の電流供給配線で接続され、基板36上には
それらに対するリターン配線103が設けられる。ま
た、温度センサIC34への配線35,43,45も、
共通の配線で接続される。そして、基板36には、接続
手段としてコネクタ106,107が設けられる。
【0078】図21のフローセンサユニットは、衝立
(異方性発生手段)150を設けたことにより、各温度
センサICでの流速を流れの方向に応じて異ならせるこ
とができる。この流速の異方性により、このフローセン
サユニットは、流速のスカラー値に加えて、その方向も
検出することができる。
【0079】図21のフローセンサユニットは、図12
や図15に示す通り、ユニットの支持基板36が平面上
に二次元配置される場合に有用である。例えば、流線形
状の車の表面に、かかる平面上に二次元配置した複数の
フローセンサユニットを設置し、風洞試験などを行う
と、各フローセンサユニットから検出される流体の流れ
る方向と流速を検出することができ、表面の流速分布と
方向分布を検出することができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、デ
ジタル式の温度センサICを利用してヒータ線との組み
合わせでフローセンサを構成することができるので、温
度センサICからのデジタル信号によって流速を求める
ことができる。また、デジタル信号であるので、ノイズ
に強く、劣悪な環境下における流速測定に有効に利用す
ることができる。
【0081】更に、本発明のデジタル式温度センサIC
は、それぞれアドレスを有し、あらかじめ決められたコ
マンドに応答して測定した温度に対応するデジタル信号
を出力することができるので、複数の温度センサICを
それぞれヒータ線の近傍に熱結合して設けることで、流
速の1次元分布或いは2次元分布を測定することができ
る。その場合、温度センサICの入出力端子に対してア
ドレスを与えて温度に対応するデジタル信号を出力させ
ることができるので、少ない配線で複数の温度センサI
Cを制御することができ、フローセンサの配線構造を簡
単にすることができる。
【0082】更に、第2の発明によれば、フローセンサ
をユニット化することで、所望の個数のフローセンサセ
ンサを所望の位置に配置させることが比較的容易にな
り、所望の位置での流速分布を検出することが容易に行
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のマイクロフローセンサの構成図である。
【図2】本実施の形態例の構成を示す図である。
【図3】別の実施の形態例のフローセンサの構成図であ
る。
【図4】本実施の形態例のフローセンサの平面図であ
る。
【図5】本実施の形態例のフローセンサの断面図であ
る。
【図6】図3,4に示したフローセンサの流速と温度セ
ンサICにより検出された温度との関係を示すグラフ図
である。
【図7】1次元分布を検出するフローセンサの例の平面
図である。
【図8】2次元配列したフローセンサの概念図である。
【図9】第2の発明の実施の形態例のフローセンサユニ
ットを示す図である。
【図10】フローセンサユニットが一次元方向に連結さ
れた形態例を示す図である。
【図11】フローセンサユニットが二次元に連結された
形態例を示す図である。
【図12】フローセンサユニットが二次元に連結された
別の形態例を示す図である。
【図13】フローセンサユニットが一次元に連結された
別の形態例を示す図である。
【図14】フローセンサユニットとそれに接続される連
結部品の別の例を示す図である。
【図15】図14のフローセンサユニットを二次元に配
置した形態例を示す図である。
【図16】終端部用のフローセンサユニットを示す図で
ある。
【図17】コーナ用のフローセンサユニットを示す図で
ある。
【図18】コーナ用のフローセンサユニットを示す図で
ある。
【図19】コーナ用のフローセンサユニットを示す図で
ある。
【図20】別のフローセンサユニットを示す図である。
【図21】別のフローセンサユニットを示す図である。
【符号の説明】
31,50 出力端子、入出力端子 32 ヒータ線 34 温度センサ装置、温度センサIC 35 信号配線 36 絶縁基板、支持基板 37,38 駆動電流供給用配線 60 バス信号配線 100 フローセンサユニット 106,107,108,109 接続手段 130,140 連結部品 150 異方性発生手段

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流路内の流速を測定するフローセンサにお
    いて、 所定の電流が供給され熱を発生するヒータ線と、 前記ヒータ線に熱的に結合する位置に設けられ、前記流
    速に応じて変化する温度を検出し、検出した温度をデジ
    タル信号で出力端子から出力する温度センサ装置と、 前記温度センサ装置の出力端子に接続され、前記デジタ
    ル信号を出力する信号配線とを有し、 前記信号配線から読み出されるデジタル信号によって、
    前記流速を測定することを特徴とするフローセンサ。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記温度センサ装置は、前記ヒータ線の上流側と下流側
    に配置された1対の温度センサ装置を有し、前記1対の
    温度センサ装置の出力端子が前記信号配線に接続され、
    前記1対の温度センサ装置の検出温度の関係から前記流
    速を測定することを特徴とするフローセンサ。
  3. 【請求項3】流路内に置かれ流速の分布を測定するフロ
    ーセンサにおいて、 熱的に離間して配置され、それぞれに所定の電流が供給
    され熱を発生する複数のヒータ線と、 前記ヒータ線に熱的に結合する位置にそれぞれ設けら
    れ、前記流速に応じて変化する温度をそれぞれ検出し、
    入出力端子に供給されるアドレス信号に応答して検出し
    た温度をデジタル信号で前記入出力端子から出力する複
    数の温度センサ装置と、 前記複数の温度センサ装置の前記入出力端子に接続さ
    れ、前記デジタル信号を出力するバス信号配線とを有
    し、 前記バス信号配線から読み出されるデジタル信号によっ
    て、前記流速の分布を測定することを特徴とするフロー
    センサ。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記温度センサ装置は、それぞれ、対応する前記ヒータ
    線の上流側と下流側に配置された1対の温度センサ装置
    を有し、前記1対の温度センサ装置の検出温度の関係か
    らそれぞれの位置の流速を測定することを特徴とするフ
    ローセンサ。
  5. 【請求項5】請求項3または4において、 複数組の前記ヒータ線とそれに対応する温度センサ装置
    とが、1次元的にあるいは2次元的に離間して配置され
    ていることを特徴とするフローセンサ。
  6. 【請求項6】請求項3または4において、 更に、前記バス信号配線に接続され、前記複数の温度セ
    ンサ装置にアドレス信号を供給し、当該アドレスに対応
    する温度センサ装置からのデジタル信号を受信する制御
    装置を有することを特徴とするフローセンサ。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかにおいて、 更に、薄い絶縁基板を有し、 前記ヒータ線が前記絶縁基板の表面に形成され、 前記温度センサ装置が前記絶縁基板上であって、前記ヒ
    ータ線の形成領域に形成され、 更に、前記信号配線またはバス信号配線が前記絶縁基板
    の表面に形成されていることを特徴とするフローセン
    サ。
  8. 【請求項8】請求項7において、 前記ヒータ線に前記電流を供給する電流供給配線が前記
    絶縁基板の表面に形成され、前記電流供給配線の配線幅
    が、前記ヒータ線よりも大きいことを特徴とするフロー
    センサ。
  9. 【請求項9】請求項7において、 前記信号配線またはバス信号配線が、前記出力端子また
    は入出力端子に接続されて前記ヒータ線の近傍に配置さ
    れる第一の配線部と、前記第一の配線部から延びて配置
    される第二の配線部とを有することを特徴とするフロー
    センサ。
  10. 【請求項10】請求項7において、 前記絶縁基板はフレキシブルプリント基板であることを
    特徴とするフローセンサ。
  11. 【請求項11】流路内の流速を測定するフローセンサに
    おいて、 支持基板と、 前記支持基板に設けられ、所定の電流が供給され熱を発
    生するヒータ線と、 前記支持基板の前記ヒータ線と熱的に結合する位置に設
    けられ、前記流速に応じて変化する温度を検出し、検出
    した温度をデジタル信号で出力端子から出力する温度セ
    ンサ装置と、 前記支持基板に設けられ、前記温度センサ装置の出力端
    子に接続され、前記デジタル信号を出力する信号配線
    と、 前記支持基板の少なくとも一辺に設けられ、前記ヒータ
    線と前記信号配線とに接続された接続手段とを有し、 前記信号配線から読み出されるデジタル信号によって前
    記流速を測定し、前記接続手段を介して他のフローセン
    サユニットと結合可能にされたことを特徴とするフロー
    センサユニット。
  12. 【請求項12】請求項11において、 更に、前記支持基板に設けられ、前記接続手段に接続さ
    れたヒータ線リターン配線を有し、前記ヒータ線及びヒ
    ータ線リターン配線からなる往復配線を介して前記所定
    の電流が供給されることを特徴とするフローセンサユニ
    ット。
  13. 【請求項13】請求項11または12において、 前記支持基板は、前記ヒータ線及び温度センサ装置が設
    けられた第1の領域において第1の厚みを有し、前記第
    1の領域とは異なる第2の領域において前記第1の厚み
    よりも厚い第2の厚みを有することを特徴とするフロー
    センサユニット。
  14. 【請求項14】請求項11または12において、 複数のフローセンサユニットが、所定長の第1の連結部
    品を介在して、結合されることを特徴とするフローセン
    サユニット。
  15. 【請求項15】請求項11または12において、 複数のフローセンサユニットが、前記支持基板の対向す
    る第1の2辺の間は第1の所定長の第1の連結部品を介
    在して結合され、前記第1とは異なる第2の2辺の間は
    第2の所定長の第2の連結部品を介在して結合されるこ
    とを特徴とするフローセンサユニット。
  16. 【請求項16】請求項14または15において、 前記第1または第2の連結部品は、可撓性を有すること
    を特徴とするフローセンサユニット。
  17. 【請求項17】請求項14または15において、 前記第1または第2の連結部品は、非可撓性を有するこ
    とを特徴とするフローセンサユニット。
  18. 【請求項18】請求項14または15において、 前記第1の連結部品は、隣り合うフローセンサユニット
    の前記ヒータ線及び前記信号配線を接続する配線を有す
    ることを特徴とするフローセンサユニット。
  19. 【請求項19】請求項12において、 前記ヒータ線とヒータ線リターン配線とが一端で接続さ
    れた、終端用フローセンサユニット。
  20. 【請求項20】請求項11または12において、 前記接続手段が、互いに交差する2つの辺にそれぞれ設
    けられ、前記ヒータ線及び信号配線がそれぞれの接続手
    段に接続されていることを特徴とするコーナ用フローセ
    ンサユニット。
  21. 【請求項21】請求項11または12において、 前記接続手段が、前記支持基板と異なる方向に配線方向
    を変換することを特徴とするコーナ用フローセンサユニ
    ット。
  22. 【請求項22】請求項11において、 前記ヒータ線または信号配線は、複数の並列配線と当該
    並列配線を間欠的に接続する接続部とを有することを特
    徴とするフローセンサユニット。
  23. 【請求項23】請求項12において、 前記ヒータ線リターン配線は、複数の並列配線と当該並
    列配線を間欠的に接続する接続部とを有することを特徴
    とするフローセンサユニット。
  24. 【請求項24】請求項11において、 前記ヒータ線が少なくとも3箇所で熱を発生し、少なく
    とも3つの温度センサ装置が前記ヒータ線に対応してそ
    れぞれ設けられ、前記温度センサ装置間の流速の異方性
    を発生する異方性発生手段が設けられたことを特徴とす
    るフローセンサユニット。
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