JPH11325681A - 自動製氷機 - Google Patents

自動製氷機

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JPH11325681A
JPH11325681A JP13717798A JP13717798A JPH11325681A JP H11325681 A JPH11325681 A JP H11325681A JP 13717798 A JP13717798 A JP 13717798A JP 13717798 A JP13717798 A JP 13717798A JP H11325681 A JPH11325681 A JP H11325681A
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ice
blower
ice tray
cool air
air duct
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JP13717798A
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Osamu Motomura
修 本村
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Toshiba Home Technology Corp
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫のコンプレッサの運転および停止など
に関係なく、常に短時間で製氷を完了させる。 【解決手段】 冷気通路58を構成する冷気ダクト13に、
製氷皿12と、この製氷皿12を回転させる駆動部14と、送
風機15を取り付ける。この送風機15の送風により冷蔵庫
の製氷室内の冷気を冷気ダクト13の冷気通路58内を通し
て、製氷皿12の開口面に均一に吹き付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動製氷機に関わ
り、例えば冷蔵庫などに搭載されて使用されるものであ
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば冷蔵庫などに搭
載される自動製氷機は、水タンクなどの給水装置から製
氷皿に水を給水し、温度センサーなどにより製氷が完了
したことが検出されると、製氷皿を回転させてこの製氷
皿から貯氷箱内へ氷を離氷させるものであり、以上の行
程を自動的に行うものである。また、製氷皿へ冷気を案
内する冷気ダクトを設けることも行われている。
【0003】従来のこの種の自動製氷機では、冷気ダク
トに製氷皿とこの製氷皿を回転させる駆動部を取り付
け、冷気ダクトを冷蔵庫内の製氷室天井に取り付ける構
造が採られている。しかし、この従来の構造では次のよ
うな欠点がある。まず、製氷皿に給水後、冷気の自然対
流により製氷が行われるため、製氷時間が長く、例えば
約2時間もかかる。また、冷蔵庫のコンプレッサの運転
時には、冷却器からの冷気が吹き出されるが、コンプレ
ッサの停止時には、冷気の流れが止まるため、コンプレ
ッサの運転および停止により製氷時間にばらつきが生じ
る。
【0004】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、冷蔵庫のコンプレッサの運転および停止
などに関係なく、常に短時間で製氷が完了する自動製氷
機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の自動製
氷機は、前記目的を達成するために、製氷皿と、この製
氷皿を回転させる駆動部と、送風機と、この送風機によ
り送風される冷気を案内して前記製氷皿の開口面に吹き
付ける冷気ダクトとを備えるとともに、前記冷気ダクト
に、前記駆動部と製氷皿と送風機とを取り付けたもので
ある。
【0006】そして、製氷時には、製氷皿に供給された
水が冷却されて製氷が行われるが、その際、冷気ダクト
に取り付けられた送風機により冷気が送風され、この冷
気が冷気ダクトにより案内されて製氷皿の開口面に吹き
付けられる。これにより、製氷皿内の水の凍結が促進さ
れ、速やかに効率よく製氷ができる。製氷完了後には、
製氷皿とともに冷気ダクトに取り付けられた駆動部が製
氷皿を回転させた後に捻りを加えてこの製氷皿から氷を
離氷させる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明の自動
製氷機において、前記冷気ダクトの一方の端部に前記駆
動部を取り付け、冷気ダクトの他方の端部に前記送風機
を取り付けたものである。
【0008】これにより、自動製氷機が小型になり、省
スペース化が図られる。請求項3の発明は、請求項1ま
たは2の発明の自動製氷機において、前記送風機は、前
記製氷皿の回転軸に対して片側寄りで、冷気の吹き出し
方向が前記製氷皿の回転軸とほぼ平行になるように前記
冷気ダクトに取り付けたものである。
【0009】これにより、自動製氷機が小型になり、省
スペース化が図られる。特に自動製氷機の高さ方向の寸
法を小さくでき、これにより、製氷皿の真下に配設され
る貯氷箱を大きくして、この貯氷箱により多くの氷を貯
えることも可能になる。
【0010】請求項4の発明は、請求項1から3のいず
れかの発明の自動製氷機において、前記冷気ダクトで前
記製氷皿の側面に臨ませて、前記送風機から吹き出され
た冷気を通し前記製氷皿の開口面に均一に吹き付ける冷
気通路を構成したものである。
【0011】これにより、自動製氷機が小型になり、省
スペース化が図られる。特に自動製氷機の高さ方向の寸
法を小さくでき、これにより、製氷皿の真下に配設され
る貯氷箱を大きくして、この貯氷箱により多くの氷を貯
えることも可能になる。また、冷気は製氷皿の開口面に
均一に案内されるため、製氷皿の各部で均一に製氷が進
む。
【0012】請求項5の発明は、請求項1から4のいず
れかの発明の自動製氷機において、前記送風機の上下方
向の取付位置範囲が、前記製氷皿の回転領域の上下方向
の範囲に対して2/3以上重複するとともに、前記送風
機の下端が前記製氷皿の回転範囲の下側位置よりも上方
向にあり、前記送風機が軸流ファンからなるものであ
る。
【0013】これにより、自動製氷機が小型になり、省
スペース化が図られる。特に自動製氷機の高さ方向の寸
法を小さくでき、これにより、製氷皿の真下に配設され
る貯氷箱を大きくして、この貯氷箱により多くの氷を貯
えることも可能になる。
【0014】
【発明の実施形態】以下、本発明の自動製氷機の一実施
例について図面を参照しながら説明する。なお、本実施
例の自動製氷機は冷蔵庫に搭載されるものである。1は
製氷された氷Aが貯えられる貯氷箱で、この貯氷箱1
は、周囲が冷蔵庫の断熱壁(図示していない)となって
いる製氷室内の下部に出し入れ自在に収容されたもので
ある。なお、2は、貯氷箱1に付属のアイスシャベルで
ある。
【0015】自動製氷機の本体部11は、製氷皿12と、こ
の製氷皿12を回転自在に取り付けた冷気ダクト13と、こ
の冷気ダクト13の一方の端部である前端部に取り付けら
れた駆動部14と、冷気ダクト13の他方の端部である後端
部に取り付けられた送風機15とを備えている。
【0016】前記製氷皿12は、仕切壁21により上面を開
口した凹部からなる複数の型区画22を縦横に並べて区画
形成されている。この製氷皿12に水を給水する給水装置
の給水口(図示していない)は、製氷皿12の上面開口に
対し一つの型区画22の上方に位置しているが、全ての型
区画22に均等に水が行き渡るように、型区画22を仕切る
仕切壁21の上部には、隣接する型区画22を連通する溝部
23が形成されている。また、製氷皿12の長手方向一端部
には長孔状の駆動軸嵌合孔24が形成されており、製氷皿
12の長手方向他端部には円柱形状の支軸部25が突出形成
されている。さらに、製氷皿12の下部外側すなわち裏側
には、その給水による温度上昇と製氷完了による温度下
降を検知するための温度センサー26が取り付けてある。
【0017】前記冷気ダクト13は、合成樹脂などにより
一体成形されたもので、前記製氷皿12を囲むほぼ矩形枠
状に形成されている。そして、冷気ダクト13の前端部に
組み付けられた駆動部14から突出した偏平な形状の第1
の駆動軸30が前記製氷皿12の駆動軸嵌合孔24に嵌合され
ており、冷気ダクト13の後端部内側に形成された円柱形
状の軸受孔31に前記製氷皿12の支軸部25が回転自在に嵌
合されている。これにより、製氷皿12は、駆動軸嵌合孔
24と支軸部25とを結ぶ水平な前後方向の回転軸12aを中
心として冷気ダクト13に回転自在に支持されている。そ
して、製氷皿12は、駆動部14の第1の駆動軸30と一体的
に回転し、図示の水平状態から90°以上回転するように
なっている。
【0018】前記冷気ダクト13の前端部には駆動部取付
部32が形成されている。この駆動部取付部32は、上壁部
33および左右両側の側壁部34を有しており、これら上壁
部33および側壁部34の内側に前記駆動部14のほぼ直方体
形状の筐体35が嵌合されるものである。そして、前記上
壁部33の下側の両側には前方へ開口した受け孔部36が形
成されている。一方、駆動部14の筐体35の上部両側に
は、前記両受け孔部36に前方からそれぞれ係合する係止
片37が形成されている。また、前記上壁部33の中央部に
は、駆動部14の筐体35の上面に押し当たる弾性片38が形
成されており、上壁部33の前部には、駆動部14の筐体35
の前面を前から押さえる押え片39が下方へ突出させて形
成されている。そして、前記受け孔部36と係止片37、弾
性片38および押え片39により、駆動部14の筐体35が冷気
ダクト13の駆動部取付部32に係止されて固定されてい
る。
【0019】前記駆動部14は、製氷完了後に前記製氷皿
12を回転させて離氷させる離氷手段をなすものであっ
て、前記第1の駆動軸30を所定角度正逆回転駆動するモ
ータ(図示していない)を内蔵している。また、前記駆
動部14の側面には、図示していないモータにより所定角
度正逆回転駆動される水平な第2の駆動軸40が突出して
おり、この第2の駆動軸40に検氷レバー41の一端部が固
定されていて、この検氷レバー41が上昇および下降する
ようになっている。この検氷レバー41は、図2に鎖線で
示すように製氷皿12の下方に位置する貯氷箱1内へ下降
して、この貯氷箱1内に所定量の氷が貯まっているかど
うかを検出するものである。
【0020】前記送風機15は、軸流ファン51とこの軸流
ファン51を回転駆動するモータ52とをファン枠53内に収
めたものである。一方、前記冷気ダクト13の後端部の一
側、すなわち製氷皿12の回転軸12aに対して水平な方向
で片側に寄った位置には角筒状の冷気導入部56が形成さ
れており、この冷気導入部56内の後端部に前記ファン枠
53が嵌合されて、送風機15が冷気ダクト13に組み付けら
れている。軸流ファン51の回転軸は製氷皿12の回転軸12
aと平行になっており、したがって、送風機15による冷
気の吹き出し方向は製氷皿12の回転軸12aとほぼ平行に
なっている。また、送風機15の上下方向の取付位置範囲
Dは、冷気ダクト13の軸受孔31と上下方向において重複
する位置にあり、製氷皿12の回転領域の上下方向の範囲
Eに対して2/3以上重複しているとともに、送風機15
の下端D1が製氷皿12の回転領域の上下方向の範囲Eの下
側位置E1よりも上方向にある。なお、図3において、F
は前記取付位置範囲Dと前記回転領域の上下方向の範囲
Eとの重複領域である。一方、前後方向(奥行方向)で
は、送風機15は、全体が製氷皿12よりも後方に位置して
おり、この製氷皿12の回転領域に重複していない。そし
て、送風機15は、図示していないマイクロコンピュータ
ーの制御などにより、製氷皿12に給水された直後に運転
を開始し、製氷されると停止するようになっている。
【0021】また、前記冷気ダクト13の上部の側部に形
成されたダクトカバー嵌合部57には、冷気ダクト13内に
冷気通路58を形成するダクトカバー59が取り付けられて
いる。このダクトカバー59は、このダクトカバー59に形
成された係止爪60が冷気ダクト13に形成された受け孔61
に係合されていることにより、冷気ダクト13に固定され
ている。前記冷気通路58は、前記送風機15の送風により
前記冷気導入部56から冷気が内部に流れ込み、この冷気
を案内して前記製氷皿12の開口面に各型区画22に対して
均一に吹き付けるものであるが、製氷皿12の左右の側面
の一方に臨んで位置しており、製氷皿12側に開口部を有
している。送風機15から送り出される冷気の案内のため
に、冷気通路58の内壁には多数の案内面が形成されてい
る。その主たるものは、概ね後側から前側へ記載する
と、前記冷気導入部56の下部における製氷皿12側すなわ
ち内側の位置で冷気を製氷皿12の外側方へ回り込ませる
案内面62、この案内面62の前側に連続し冷気を内側でか
つ製氷皿12の開口面の上方へ案内する案内面63、冷気導
入部56の上部における外側の位置で冷気を下方かつ内側
へ案内する案内面64、ダクトカバー59に形成され冷気を
内側へ案内する案内面65、冷気ダクト13に形成され冷気
を内側かつ前方へ案内する案内面66、ダクトカバー59の
上面部に形成され冷気を拡散させるように内側でかつ前
方へ案内する案内面67、冷気ダクト13に形成され冷気を
内側かつ前方へ案内する案内面68などである。さらに、
冷気ダクト13の後面部において、製氷皿12の上方に対向
する位置には冷気導入孔69が開口形成されている。な
お、図1に示す矢印Bは、冷蔵庫のエバポレーター(冷
却器)から冷気ダクト13へ供給されてくる冷気の流れを
示しており、矢印Cは、送風機15の運転時の冷気通路58
内および製氷皿12の開口面上の冷気の流れを示してい
る。
【0022】つぎに、前記の構成について、その作用を
説明する。製氷に際しては、製氷皿12が水平になった状
態で、まず図示していない給水装置から製氷皿12に給水
する。この給水によって温度センサー26の温度が一定温
度以上になると、送風機15が運転を開始する。製氷皿12
は給水された水により温度が上昇するが、送風機15によ
って製氷皿12の開口面に冷気が吹き付けられることによ
り、冷却が促進され、短時間で製氷が完了する。つぎ
に、温度センサー26の検出する温度が一定値以下まで低
下したら、製氷皿12内の水がほぼ氷になった状態である
ものとして、前記送風機15の運転を停止する。さらに、
温度センサー26の検出する温度が低下して一定温度まで
達したら、製氷完了と判断して検氷動作に移る。
【0023】この検氷動作では、図2に鎖線で示すよう
に、駆動部14の駆動により検氷レバー41を下降させるこ
とにより貯氷箱1内の氷Aが一定量に達しているかどう
かを確認する。そして、検氷レバー41が所定位置まで下
降した場合、すなわち、貯氷量が一定量以下であると検
出された場合は、駆動部14により製氷皿12を回転させて
この製氷皿12の開口部を下向きにしてから、さらに製氷
皿12に捻りを加えて、この製氷皿12から氷Aを離氷させ
る。離氷された氷Aは、貯氷箱1内に落ちてここに貯え
られる。その後、製氷皿12を逆転させて元の水平位置に
戻し、再び給水を行う。以上の動作を繰り返して製氷を
行う。なお、前記検氷動作時、貯氷箱1内の貯氷量が一
定量以上であると検出されたなら、離氷動作は行わずに
そのままの状態で、貯氷箱1内の貯氷量が一定量以下に
なるまで待機する。
【0024】冷蔵庫のコンプレッサが運転しているとき
には、図1に矢印Bで示すように、冷蔵庫のエバポレー
ターから吹き出される冷気を前記送風機15が吸入する。
なお、冷気の一部は、送風機15を通らずに、冷気ダクト
13の冷気導入孔69などを通って製氷皿12に供給される。
一方、コンプレッサの停止時には、送風機15は冷蔵庫の
製氷室内の冷気を吸入してこの製氷室内で冷気を循環さ
せる。いずれにせよ、送風機15の運転による送風によっ
て、図1に矢印Cで示すように、冷蔵庫の製氷室内の冷
気が冷気ダクト13の冷気通路58内に流れ込み、この冷気
通路58内で案内面62,…,68により案内されて、製氷皿12
の各型区画22の上面開口に均一に吹き付けられる。これ
により、製氷皿12内の水の凍結が促進される。
【0025】製氷皿12の1型区画22に10.5ccの水を給水
して実験を行った結果では、送風機15がない場合の製氷
時間が約110分であったのに対して、送風機15を運転し
た場合には、半分以下の50分で製氷が完了した。
【0026】このように前記実施例の構成によれば、冷
気ダクト13に冷気通路58を構成し、この冷気通路58内に
送風機15を設けたことにより、速やかに効率よく製氷が
でき、製氷時間を大幅に短縮できる。しかも、冷蔵庫の
コンプレッサが停止していても、送風機15により製氷室
内の冷気を循環させることによって、製氷時間を短縮で
きる。すなわち、コンプレッサの運転および停止に関係
なく、常に短時間で製氷を完了でき、安定した確実な製
氷ができる。また、冷気ダクト13の一端部に送風機15を
配し、この送風機15により送風される冷気を製氷皿12の
側面側に位置する冷気通路58から製氷皿12の開口面全体
に均一に吹き付けるので、小型の送風機15でも十分な冷
却効果が得られる。そして、冷気が製氷皿12の開口面に
均一に案内されることにより、製氷皿12の各型区画22で
の製氷の進行のばらつきを防止でき、速やかにかつ確実
に製氷ができる。
【0027】また、冷気ダクト13に、駆動部14と製氷皿
12と送風機15とを取り付けてこれらを一体化したので、
自動製氷機を小型化できるとともに、冷蔵庫などへの取
付けが容易にできる。さらに、従来からデッドスペース
になっていた領域に冷気通路58を構成し、この冷気通路
58内に送風機15を設けたので、邪魔にならず、冷蔵庫内
のスペースを有効に活用できる。自動製氷機の省スペー
ス化を図ることによって、例えば、製氷皿12の真下に備
えられる貯氷箱1を大きくして、この貯氷箱1にたくさ
んの氷Aを貯えられるようにできる。あるいは、自動製
氷機の省スペース化によって得られたスペースを冷蔵庫
の冷蔵室や冷凍庫に割り当てることもできる。
【0028】本自動製氷機において、その小型化、省ス
ペース化に寄与している構成は、前述した冷気ダクト13
と駆動部14と製氷皿12と送風機15の一体化の他、下記の
ものがある。まず、冷気ダクト13における駆動部14およ
び送風機15の配置については、本実施例のように、駆動
部14を冷気ダクト13の長手方向一端部に取り付け、送風
機15を冷気ダクト13の反対側の端部に取り付けること
が、省スペース化に対して最も有利である。また、前記
省スペース化において、より多くの氷Aを貯氷箱1に貯
えられるようにするための最も有効な手段は、自動製氷
機の高さ方向の寸法を最小にすることであるが、本実施
例のように、送風機15を製氷皿12の水平な方向の脇で、
冷気の吹き出し方向が製氷皿の回転軸とほぼ平行になる
ように冷気ダクト13に取り付けるとともに、冷気ダクト
13において製氷皿12の側面に臨ませて冷気通路58を構成
すればよい。さらに、本実施例のように、送風機15の上
下方向の取付位置範囲Dが、製氷皿12の回転領域の上下
方向の範囲Eに対して2/3以上重複するようにすると
ともに、送風機15の下端D1が製氷皿12の回転範囲の下側
位置E1よりも上方向にあるようにし、かつ送風機15を軸
流ファン51とすれば、自動製氷機の高さ方向寸法を小さ
くする上でよりいっそう有利である。
【0029】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、送風機15に軸流ファン51を用いたが、
軸流ファン51の代わりにシロッコファンやクロスファン
を用いてもよい。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明の自動製氷機によれば、
冷気を送風機により送風して冷気ダクトにより製氷皿の
開口面に吹き付けるので、製氷皿内の水の凍結が促進さ
れ、製氷時間を短縮できる。そして、例えば冷蔵庫のコ
ンプレッサが停止していても、製氷時間を確実に短縮で
き、安定した製氷が行える。また、冷気ダクトに、駆動
部と製氷皿と送風機とを取り付けてこれらを一体化した
ので、自動製氷機を小型化できるとともに、冷蔵庫など
への取付けが容易にできる。
【0031】請求項2の発明の自動製氷機によれば、請
求項1の発明の効果に加えて、冷気ダクトの一方の端部
に駆動部を取り付け、他方の端部に送風機を取り付けた
ので、自動製氷機をいっそう小型化でき、省スペース化
を図ることができる。
【0032】請求項3の発明の自動製氷機によれば、請
求項1の発明の効果に加えて、送風機は、製氷皿の回転
軸に対して片側寄りで、冷気の吹き出し方向が製氷皿の
回転軸とほぼ平行になるように前記冷気ダクトに取り付
けたので、自動製氷機をいっそう小型化でき、省スペー
ス化を図ることができ、特に自動製氷機の高さ方向の寸
法を小さくできる。これにより、製氷皿の真下に配設さ
れる貯氷箱を大きくして、この貯氷箱により多くの氷を
貯えることも可能になる。
【0033】請求項4の発明の自動製氷機によれば、請
求項1の発明の効果に加えて、冷気ダクトで製氷皿の側
面に臨ませて冷気通路を構成したので、自動製氷機をい
っそう小型化でき、省スペース化を図ることができ、特
に自動製氷機の高さ方向の寸法を小さくできる。これに
より、製氷皿の真下に配設される貯氷箱を大きくして、
この貯氷箱により多くの氷を貯えることも可能になる。
また、冷気通路は冷気を製氷皿の開口面に均一に案内す
るので、製氷皿の各部での製氷の進行のばらつきを防止
でき、速やかにかつ確実に製氷ができる。
【0034】請求項5の発明の自動製氷機によれば、請
求項1の発明の効果に加えて、送風機の上下方向の取付
位置範囲が、製氷皿の回転領域の上下方向の範囲に対し
て2/3以上重複するとともに、送風機の下端が製氷皿
の回転範囲の下側位置よりも上方向にあり、送風機が軸
流ファンからなるので、自動製氷機をいっそう小型化で
き、省スペース化を図ることができ、特に自動製氷機の
高さ方向の寸法を小さくできる。これにより、製氷皿の
真下に配設される貯氷箱を大きくして、この貯氷箱によ
り多くの氷を貯えることも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動製氷機の一実施例を示す平面図で
ある。
【図2】同上一部を断面にした側面図(図1のII矢視
図)である。
【図3】同上正面図(図1のIII矢視図)である。
【図4】同上冷気ダクトの一部を断面にした斜視図であ
る。
【図5】同上冷気ダクトの送風機を外した冷気導入部付
近の正面図である。
【図6】同上駆動部付近の断面図である。
【図7】同上送風機付近の断面図である。
【符号の説明】
12 製氷皿 12a 製氷皿の回転軸 13 冷気ダクト 14 駆動部 15 送風機 51 軸流ファン 58 冷気通路 D 送風機の上下方向の取付位置範囲 D1 送風機の下端 E 製氷皿の回転領域の上下方向の範囲 E1 製氷皿の回転範囲の下側位置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製氷皿と、この製氷皿を回転させる駆動
    部と、送風機と、この送風機により送風される冷気を案
    内して前記製氷皿の開口面に吹き付ける冷気ダクトとを
    備えるとともに、前記冷気ダクトに、前記駆動部と製氷
    皿と送風機とを取り付けたことを特徴とする自動製氷
    機。
  2. 【請求項2】 前記冷気ダクトの一方の端部に前記駆動
    部を取り付け、冷気ダクトの他方の端部に前記送風機を
    取り付けたことを特徴とする請求項1記載の自動製氷
    機。
  3. 【請求項3】 前記送風機は、前記製氷皿の回転軸に対
    して片側寄りで、冷気の吹き出し方向が前記製氷皿の回
    転軸とほぼ平行になるように前記冷気ダクトに取り付け
    たことを特徴とする請求項1または2記載の自動製氷
    機。
  4. 【請求項4】 前記冷気ダクトで前記製氷皿の側面に臨
    ませて、前記送風機から吹き出された冷気を通し前記製
    氷皿の開口面に均一に吹き付ける冷気通路を構成したこ
    とを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の
    自動製氷機。
  5. 【請求項5】 前記送風機の上下方向の取付位置範囲
    が、前記製氷皿の回転領域の上下方向の範囲に対して2
    /3以上重複するとともに、前記送風機の下端が前記製
    氷皿の回転範囲の下側位置よりも上方向にあり、前記送
    風機が軸流ファンからなることを特徴とする請求項1か
    ら4のいずれか1項に記載の自動製氷機。
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