JPH1132336A - 画像符号化方法および装置 - Google Patents

画像符号化方法および装置

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JPH1132336A
JPH1132336A JP18845997A JP18845997A JPH1132336A JP H1132336 A JPH1132336 A JP H1132336A JP 18845997 A JP18845997 A JP 18845997A JP 18845997 A JP18845997 A JP 18845997A JP H1132336 A JPH1132336 A JP H1132336A
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信次 宍戸
Kazuhiro Suzuki
一弘 鈴木
Yutaka Koshi
裕 越
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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の符号化方式でPDL/スキャンイン混
在画像を効率良く符号化する。 【解決手段】 ウィンドウ化手段1は、入力画像データ
7から、符号化対象画素値と、周辺画素値群8を切り出
して出力する。近似手段2は、周辺画素値群8から、複
数の手法で符号化対象画素を近似し、近似した結果を復
号画素値候補群9として出力する。近似手法選択手段3
は、復号画素値候補群9と符号化対象画素との誤差を算
出し、1画素の画素値そのものを予測値とする予測器群
のうち、誤差0のものがあれば、それらのなかで順位が
最小な予測器を選択する。そうでなければ、誤差最小の
近似手法を選択する。選択された予測器や近似手法は、
近似手法インデックス10として出力され、順位/ラン
・レングス算出手段4によりシンボル化されたのちハフ
マン符号化されて出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像データを符
号化する技術に関し、とくにPDL(ページ記述言語)
画像データ等コンピュータ(以下、PDL画像と総称す
る)で生成された人工画像データとスキャンイン(Sc
an−in)画像データとの双方を効率よく圧縮するよ
うにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
1.PDL画像向け可逆符号化方式 本出願人は、PDL画像向けの可逆符号化手法を提案し
ている(特願平8−31074号、現在未公開)。この
提案に係る描画方向予測符号化方式は、オペイク・モデ
ルで記述されたPDL画像では同一画素値が連続する確
率が極めて高いことを利用して、PDL画像を効率よく
可逆符号化する。すなわち、隣接画素を用いた予測手法
を複数用意し、予測が一致した予測手法のインデックス
を符号化するようにしている。しかし、スキャンイン画
像では、同一画素値が連続し難いため、この手法による
スキャンイン画像の圧縮率は低い。 2.スキャンイン画像向け準可逆符号化方式 本出願人は、また、スキャンイン画像向けの準可逆符号
化手法も提案している(特願平9−104135号、現
在未公開)。この提案に係る符号化方式は、隣接画素を
用いた画素近似手法を複数用意し、もっとも小さな誤差
を生じる画素近似手法のインデックスを符号化するよう
にしている。この符号化手法によれば、先の特願平8−
31074号のPDL画像向け可逆符号化方式と同じ枠
組みでスキャンイン画像を効率よく符号化することがで
きる。
【0003】ところで、PDL/スキャンイン混在画像
を符号化するためには、上記2つの方式を組み合せれば
良い。具体的に、描画方向予測器と画素値近似器とを設
けて、これらから適切な予測器あるいは近似器を選択す
る。しかし、上述の関連出願においては、予測器と近似
器を選択するときの規範が示されていない。
【0004】また、PDL/スキャンイン混在画像を符
号化するために、可逆と準可逆を切換える従来例があ
る。例えば、国際標準方式候補MRC(Mixed R
aster Contents、ITU−Teleco
mmunication Standardizati
on Sector Temporary Docum
ent 1020/Rev.1)のように、ひとつの画
像を可逆符号化するプレーン、準可逆符号化するプレー
ン、および、両者を切り換えるTAGプレーンの3つの
プレーンで表す方式がある。この手法は、以下の問題が
ある。 2系統の符号化処理系が必要である。可逆符号化のプ
レーンと準可逆符号化のプレーンを符号化するために、
可逆と準可逆の2系統の符号化処理系が2つ必要であ
る。 TAG符号化処理がオーバヘッドとなる。 TAG符号データがオーバヘッドとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、以上の事
情を考慮してなされたものであり、(1)単一の符号化
方式でPDL/スキャンイン混在画像を効率良く符号化
する、(2)可逆/非可逆切換えTAGにまつわるオー
バ・ヘッドをなくすことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、上述
の目的を達成するために、入力画像データを出力符号デ
ータに変換する画像符号化方法において、上記符号化対
象画素と同一値の隣接画素の方向を出力する方向予測手
法と、上記符号化対象画素の周辺に位置する画素群を符
号化したのち、さらに復号した値を用いて上記符号化対
象画素値を近似する1以上の近似手法とを利用して、上
記符号化対象画素値と同一値の隣接画素があればその方
向を出力し、同一値の隣接画素がなければ上記近似手法
で近似した近似値を出力するステップと、上記同一隣接
画素の方向を表すインデックス、もしくは、上記符号化
対象画素値と上記近似値との誤差が所定の許容誤差より
小さい近似手法を表すインデックスを出力するステップ
と、上記インデックスの順位を求め上記順位を出力する
ステップと、上記順位を情報源符号化するステップとを
実行するようにしている。
【0007】この構成においては、PDL画像の場合に
は同一値の隣接画素の方向に基づいて高効率の圧縮が可
能となり、またスキャンイン画像に対しては近似手法に
よる圧縮が可能となる。しかも、可逆符号化および準可
逆符号化が同一の枠組みで実行でき、対象画素領域がど
のような性質を有するのか考慮する必要がない。すなわ
ち、異なる手法ごとのプレーンをタグにより切り替える
という従来の問題点が解決される。
【0008】また、この発明によれば、上述の目的を達
成するために、画像符号化装置に、入力画像データから
符号化対象画素の値と、上記符号化対象画素の周辺に位
置する画素群を符号化したのち、さらに復号した値とを
合わせて出力する手段と、上記符号化対象画素と同一値
の隣接画素の方向を出力する方向予測手法と、上記符号
化対象画素の周辺に位置する画素群を符号化したのち、
さらに復号した値を用いて上記符号化対象画素値を近似
する1以上の近似手法とを利用して、上記符号化対象画
素値と同一値の隣接画素があればその方向を出力し、同
一値の隣接画素がなければ上記近似手法で近似した近似
値を出力する手段と、上記同一隣接画素の方向を表すイ
ンデックス、もしくは、上記符号化対象画素値と上記近
似値との間の誤差が所定の許容誤差より小さい近似手法
を表すインデックスを出力する手段と、上記インデック
スの順位を求めそれを出力する手段と、上記順位を情報
源符号化する手段とを設け、符号化対象画素値を同一隣
接画素の方向もしくは近似手法の順位として符号化する
ようにしている。
【0009】この構成においても、対象画素領域がどの
ような性質を有するのか判別する必要なしに、PDL画
像およびスキャンイン画像双方を高効率で圧縮できる。
【0010】また、この構成において、上記同一隣接画
素の方向および上記近似手法を表すインデックスの順位
を、1つまたは複数の符号化対象画素の符号化が終了し
た時点で、更新するようにしてもよい。
【0011】また、上記同一画素の方向および上記近似
手法を表すインデックスの順位を、直前に選択されたイ
ンデックスが最上位になるように更新してもよい。
【0012】また、上記順位の出力系列はラン・レング
スとして表されてもよい。
【0013】また、上記同一画素の方向がなく、かつ、
上記近似手法の誤差が所定の許容誤差を上回る場合に
は、画素の値をインデックスに変えて出力するようにし
てもよい。
【0014】また、この発明によれば、上述の目的を達
成するために、画像符号化装置に、符号化対象画素の値
を予測する1以上の予測手段と、上記符号化対象画素の
値を近似する1以上の近似手段と、入力された符号化対
象画素の値に応じて上記1以上の予測手段および1以上
の近似手段のうちの1つを選択してそのインデックスを
出力する手段と、出力された上記インデックスに応じ
て、上記インデックスと上記インデックスの順位との間
の動的な対応関係に基づいて、対応する順位を出力する
手段と、出力された上記順位を符号化する手段とを設け
るようにしている。
【0015】この構成においても、対象画素領域がどの
ような性質を有するのか判別する必要なしに、PDL画
像およびスキャンイン画像双方を高効率で圧縮できる。
【0016】
【発明の実施の態様】以下、この発明を詳細に説明す
る。
【0017】[概要]この発明の画像符号化装置におい
ては、描画方向予測器群および画素値近似器群の両方を
設け、描画方向予測が当たる場合は、予測器群から最適
な予測器(順位の最も小さな予測器)を選択し、可逆符
号化を行う。そうでない場合は、近似器群のなかから最
適な近似器(近似誤差が所定の許容誤差より小さく、か
つ順位が最小となる近似器)を選択し、非可逆符号化を
行う。ただし、近似誤差が許容誤差よりも大きな時は誤
差値そのものを可逆符号化する。
【0018】[実施例1]つぎに、本発明の実施例1に
ついて説明する。図1は、実施例1の画像符号化装置を
全体として示しており、この図において、画像符号化装
置は、ウィンドウ化手段1、画素値近似手段2、誤差選
択手段3、順位/ラン・レングス算出手段4、情報源符
号化手段5、復号画素選択手段6を含んで構成されてい
る。
【0019】ウィンドウ化手段1は、例えばラスタ・ス
キャン順に1画素づつ入力される入力画像データ7か
ら、符号化対象画素値と、その周辺に位置する既に符号
化、復号済みの画素値群、すなわち周辺画素値群8を切
り出して出力する。既に符号化、復号済みの画素値は、
復号画素値データ13として受け取られる。
【0020】近似手段2は、周辺画素値群8から、複数
の手法で符号化対象画素を近似し、近似した結果を復号
画素値候補群9として出力する。複数の近似手法は、複
数の量子化手法、複数の補間手法、および周辺画素値群
8のうち1画素の画素値そのものを予測値とする手法か
らなる。
【0021】近似手法選択手段3は、復号画素値候補群
9と符号化対象画素との誤差を算出し、1画素の画素値
そのものを予測値とする予測器群のうち、誤差0のもの
があれば、それらのなかで順位が最小な予測器を選択す
る。そうでなければ、量子化手法および補間手法のうち
誤差最小の近似手法を選択する。ただし、最小誤差が予
め設定された許容誤差よりも大きな場合は、近似誤差値
そのものを選択する。選択された予測器や近似手法は、
近似手法インデックス10として出力される。
【0022】順位/ラン・レングス算出手段4は、選択
された近似手法の順位(確からしさ)を算出し、順位の
ラン・レングスを出力する。すなわち、誤差近似手法イ
ンデックス10の順位14が求められ、順位のラン・レ
ングスを計数し符号化シンボル11として出力する。近
似手法と順位の対応は、例えば、ひとつの画素の符号化
が終了するごとに更新する。更新手法は、例えば、最も
最近に選択された近似手法の順位を1位とする、あるい
は、過去いくつかの画素の符号化の結果から最も選択頻
度の大きな近似手法を1位とするなど、確からしさの順
に番号を割り振るものである。
【0023】情報源符号化手段5は、ラン・レングスか
らなる符号化シンボル11を情報源符号化し、符号デー
タ12を出力する。符号化は、例えば、ハフマン符号
化、あるいは、算術符号化など、符号化シンボルの統計
的冗長度を抑圧するものである。
【0024】復号画素選択手段6は、復号画素値候補群
9のなかから誤差近似手法インデックス10に対応する
近似画素値、すなわち復号画素値データ13を選択す
る。
【0025】復号装置は、符号化装置と対応する動作を
するものであり、詳細な説明を省略する。
【0026】[実施例2]つぎに、より詳細な実施例2
について説明する。図2は、実施例2の構成を示してお
り、この図において、実施例2の画像符号化装置は、ウ
ィンドウ化回路101、補間器H201、補間器L20
2、量子化器T203、量子化器S204、量子化器E
205、予測器a206、予測器b207、予測器c2
08、予測器d209、誤差選択回路301、順位/ラ
ン・レングス算出回路401、順位更新回路402、ハ
フマン符号化回路501および復号画素選択回路601
を含んで構成されている。
【0027】ウィンドウ化回路101は、ラスタ・スキ
ャン順に1画素づつ入力される入力画像データ701を
符号化対象画素Xとし、図4に示すような周辺に位置す
る既に符号化、復号済みの画素値群R0〜R11とを合
わせて周辺画素値群801として出力する。符号化対象
画素の符号化処理が終了した後、復号画素データ130
1を受け取り、これを符号化対象画素と置き換える。
【0028】ウィンドウ化回路101の動作を図3に示
す。図3の動作は以下のようになる。 [ステップS11]入力画像データ701をラスタ・ス
キャン順に1画素ずつ受け取り、これを新たな符号化対
象画素Xとする。 [ステップS12]符号化対象画素Xおよびその周辺に
位置する、すでに符号化・復号済みの画素群Ri{0≦
i≦N−1}とを合わせて周辺画素値群801として出
力する。 [ステップS13]復号画素値データ1301を受け取
り、これを符号化対象画素値と置き換える。 [ステップS14]以上のステップをすべての画素につ
いて実行する。
【0029】補間器H201、補間器L202、量子化
器T203、量子化器S204、量子化器E205、予
測器a206、予測器b207、予測器c208および
予測器d209は、符号化対象画素を図5に示すような
近似手法で各々近似し、近似した画素値を復号画素値候
補901〜909として各々出力する(図6のステップ
S21)。補間器H201、補間器L202、量子化器
T203、量子化器S204、量子化器E205、予測
器a206、予測器b207、予測器c208および予
測器d209の処理はすべての画素に対して行われる
(図6のステップS22)。
【0030】誤差選択回路301は、復号画素値候補群
901〜902と符号化対象画素値との誤差を各々算出
し、近似手法と順位の対応1102を参考に、最適な予
測器あるいは近似器を選択し、結果を近似手法インデッ
クス1001として出力する。ただし、近似誤差が予め
設定された許容誤差よりも大きな場合は、予測誤差値そ
のものを近似手法インデックス1001として出力す
る。
【0031】誤差選択回路301の動作を図7に示す。
図7の動作は以下のとおりである。 [ステップS31]周辺画素値群801の中の符号化対
象画素Xと復号画素値候補群901〜909との間の誤
差を算出する。こののち、ステップS32に進む。 [ステップS32]予測器a206〜予測器d209の
予測誤差906〜909の中に0のものがあるかどうか
調べる。あれば、ステップS33に進み、なければステ
ップS34に進む。 [ステップS33]予測誤差が0である予測器が1つで
あれば、そのインデックス1001を出力する。予測誤
差が0である予測器が複数ある場合には、そのうちの順
位が最小の予測器を選択し、そのインデックス1001
を出力する。こののちステップS40に進む。 [ステップS34]誤差が0の予測がない場合にはこの
ステップに進む。ここでは、順位1位の近似手法が誤差
が許容範囲かどうかを調べる。許容範囲内であればステ
ップS35に進む。許容範囲を外れていればステップS
36に進む。 [ステップS35]順位1位の近似手法を表すインデッ
クス1001を出力する。こののちステップS40に進
む。 [ステップS36]最も誤差の小さな近似手法を選択す
る。ただし、量子化器Eはこのステップでは選択しな
い。こののちステップS37に進む。 [ステップS37]最小誤差が許容値以下か調べる。許
容値以下であればステップS38に進み、許容値を超え
ていればステップS39に進む。 [ステップS38]誤差最小の近似手法を表すインデッ
クス1001を出力し、ステップS40に進む。 [ステップS39]量子化器Eを選択して量子化器Hの
誤差値をそのままインデックス1001として出力し、
ステップS40に進む。 [ステップS40]すべての画素について以上のステッ
プを繰り返す。
【0032】順位/ラン・レングス算出回路401は、
近似手法と順位の対応1102にしたがって、誤差近似
手法インデックス1001の順位を求め、これを符号化
シンボル1101として出力する。ただし、1位の順位
が連続する場合には、その連続長、すなわちラン・レン
グスを出力する。また、量子化器E205が選択されて
いるときは、誤差近似手法インデックス1001として
受け取った近似誤差値をそのまま符号化シンボル110
1として出力する。
【0033】順位/ラン・レングス算出回路401の動
作を図9に示す。図9の動作は以下のとおりである。 [ステップS51]量子化器Eが選択されたかどうかを
調べる。選択された場合にはステップS60へ進み。選
択されない場合にはステップS52へ進む。 [ステップS52]近似手法と順位との対応1102に
基づいて誤差近似手法インデックス1001の順位を求
める。つぎにステップS53へ進む。 [ステップS53]順位が1位かどうか調べ、1位であ
ればステップS54へ進み、1位でなければステップS
57へ進む。 [ステップS54]1位の順位が連続する個数、すなわ
ちラン・レングスを計数し、ステップS55へ進む。 [ステップS55]ラン・レングスが139以下かどう
かを調べ、139以下であればステップS61へ進む。
139を超えていれば計数を止めてステップS56へ進
む。 [ステップS56]1位のラン・レングスを符号化シン
ボル1101として出力し、計数を0に戻す。こののち
ステップS61へ進む。 [ステップS57]一つ前の符号化対象画素の順位が1
位かどうか調べ、1位であればステップS58へ進む。
1位でなければステップS59へ進む。 [ステップS58]1位のラン・レングスを符号化シン
ボル1101として出力し、ステップS59へ進む。 [ステップS59]順位を符号化シンボル1101とし
て出力する。 [ステップS60]インデックス1001をそのまま符
号化シンボル1101として出力する。こののちステッ
プS61へ進む。 [ステップS61]以上の処理をすべての画素について
実行する。
【0034】ハフマン符号化回路501は、符号化シン
ボル1101をハフマン符号化し、出力符号データ12
01を出力する(図10のステップS81、S82)。
【0035】復号画素選択回路601は、復号画素値候
補901〜905から誤差近似手法インデックス100
1に対応するものを選択し、復号画素データ1301と
して出力する(図8のステップS41、S42)。
【0036】順位更新回路402は、近似手法と順位の
対応1102を出力する。ひとつの符号化対象画素の符
号化が終了した後、誤差近似手法インデックス1001
に応じて順位の更新を行う。この順位更新回路402の
動作を図10に示す。 [ステップS71]予め設定された近似手法と順位の対
応1102を出力する。 [ステップS72]誤差近似手法インデックス1001
を受け取り、それに対応する近似手法の順位を1位に変
更する。 [ステップS73]その他の近似手法の順位は、順位の
肯定をかえることなく高い順に順位を再度振り直す。 [ステップS74]以上の処理をすべての画素に対して
実行する。
【0037】以上で実施例の説明を終了する。最後に、
この発明の実施例を特願平9−104135号の手法と
比較した結果を図12に示す。この図から符号化効率が
向上していることが理解できる。
【0038】なお、この発明は上述の実施例に限定され
るものではなく種々変更が可能である。たとえば、上述
の実施例では、近傍の画素にヒットするものがない場合
には、最も誤差の少ない近似手法を選択するようにして
いるが、所定の許容誤差範囲内の近似手法に1位の順位
が割り当てられているときには、その誤差より小さな誤
差の近似手法があっても現在1位の近似手法を選択する
ようにしてもよい。このようにすると誤差は大きくなる
が圧縮率を大きくできる。
【0039】
【発明の効果】この発明によれば、以下の効果を実現で
きる。 1.単一の方式でPDL画像とスキャンイン画像を効率
よく符号化できる。 2.可逆/非可逆切換えTAGを別途符号化する必要が
ないため、処理負荷、および、符号量のオーバヘッドが
ない。 3.近似手法を選択するとき、誤差最小規範だけでな
く、順位が1位の近似器を優先的に選択して1位のラン
・レングスを長くすることにより、符号化効率を改善す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】 本発明の実施例2の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】 図2のウィンドウ回路101の処理を説明す
るフローチャートである。
【図4】 図3のウィンドウの画素位置の例を示す図で
ある。
【図5】 図2の画素値近似回路201〜205の近似
手法の例を説明する図である。
【図6】 図2の画素値近似回路201〜205の処理
を説明するフローチャートである。
【図7】 図2の誤差選択回路301の処理を説明する
フローチャートである。
【図8】 図2の復号画素選択回路601の処理を説明
するフローチャートである。
【図9】 図2の順位/ラン・レングス算出回路401
の処理を説明するフローチャートである。
【図10】 図2の順位更新回路402の処理を説明す
るフローチャートである。
【図11】 図2のハフマン符号化回路501の処理を
説明するフローチャートである。
【図12】 本発明の実施例の符号化効率を説明する図
である。
【符号の説明】
1 ウィンドウ化手段 2 画素値近似手段 3 誤差選択手段 4 順位/ラン・レングス算出手段 5 情報源符号化手段 6 復号画素選択手段 7 入力画像データ 8 周辺画素値群 9 復号画素値候補群 10 誤差近似手法インデックス 11 符号化シンボル 12 出力符号データ 13 復号画素データ 101 ウィンドウ化回路 201 補間器H 202 補間器L 203 量子化器T 204 量子化器B 205 量子化器E 206 予測器a 207 予測器b 208 予測器c 209 予測器d 301 誤差選択回路 401 順位/ラン・レングス算出回路 402 順位更新回路 501 ハフマン符号化回路 601 復号画素選択回路 701 入力画像データ 801 周辺画素値群 901〜909 復号画素値候補 1001 誤差近似手法インデックス 1101 符号化シンボル 1102 近似手法と順位の対応 1201 出力符号データ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像データを出力符号データに変換
    する画像符号化方法において、 上記符号化対象画素と同一値の隣接画素の方向を出力す
    る方向予測手法と、上記符号化対象画素の周辺に位置す
    る画素群を符号化したのち、さらに復号した値を用いて
    上記符号化対象画素値を近似する1以上の近似手法とを
    利用して、上記符号化対象画素値と同一値の隣接画素が
    あればその方向を出力し、同一値の隣接画素がなければ
    上記近似手法で近似した近似値を出力するステップと、 上記同一隣接画素の方向を表すインデックス、もしく
    は、上記符号化対象画素値と上記近似値との誤差が所定
    の許容誤差より小さい近似手法を表すインデックスを出
    力するステップと、 上記インデックスの順位を求め上記順位を出力するステ
    ップと、 上記順位を符号化するステップとを有することを特徴と
    する画像符号化方法。
  2. 【請求項2】 入力画像データから符号化対象画素の値
    と、上記符号化対象画素の周辺に位置する画素群を符号
    化したのち、さらに復号した値とを合わせて出力する手
    段と、 上記符号化対象画素と同一値の隣接画素の方向を出力す
    る方向予測手法と、上記符号化対象画素の周辺に位置す
    る画素群を符号化したのち、さらに復号した値を用いて
    上記符号化対象画素値を近似する1以上の近似手法とを
    利用して、上記符号化対象画素値と同一値の隣接画素が
    あればその方向を出力し、同一値の隣接画素がなければ
    上記近似手法で近似した近似値を出力する手段と、 上記同一隣接画素の方向を表すインデックス、もしく
    は、上記符号化対象画素値と上記近似値との間の誤差が
    所定の許容誤差より小さい近似手法を表すインデックス
    を出力する手段と、 上記インデックスの順位を求めそれを出力する手段と、 上記順位を符号化する手段とを備え、 符号化対象画素値を同一隣接画素の方向もしくは近似手
    法の順位として符号化する画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 上記同一隣接画素の方向および上記近似
    手法を表すインデックスの順位を、1つまたは複数の符
    号化対象画素の符号化が終了した時点で、更新するよう
    にした請求項2記載の画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 上記同一画素の方向および上記近似手法
    を表すインデックスの順位を、直前に選択されたインデ
    ックスが最上位になるように更新する請求項2記載の画
    像符号化装置。
  5. 【請求項5】 上記順位の出力系列はラン・レングスと
    して表される請求項2、3または4記載の画像符号化装
    置。
  6. 【請求項6】 上記同一画素の方向がなく、かつ、上記
    近似手法の誤差が所定の許容誤差を上回る場合には、画
    素の値をインデックスに変えて出力する請求項2、3、
    4または5記載の画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 符号化対象画素の値を予測する1以上の
    予測手段と、 上記符号化対象画素の値を近似する1以上の近似手段
    と、 入力された符号化対象画素の値に応じて上記1以上の予
    測手段および1以上の近似手段のうちの1つを選択して
    そのインデックスを出力する手段と、 出力された上記インデックスに応じて、上記インデック
    スと上記インデックスの順位との間の動的な対応関係に
    基づいて、対応する順位を出力する手段と、 出力された上記順位を符号化する手段とを有することを
    特徴とする画像符号化装置。
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