JPH11321768A - 自転車用回転伝達機構 - Google Patents

自転車用回転伝達機構

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JPH11321768A
JPH11321768A JP13372998A JP13372998A JPH11321768A JP H11321768 A JPH11321768 A JP H11321768A JP 13372998 A JP13372998 A JP 13372998A JP 13372998 A JP13372998 A JP 13372998A JP H11321768 A JPH11321768 A JP H11321768A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自転車の回転伝達構造において、小型軽量化
を図りかつ簡素な構成で回転効率を維持できるようにす
る。 【解決手段】 回転伝達機構14は、自転車のフレーム
12に装着されクランクアームの回転を後輪17に伝達
するための機構であって、フレームに装着されるサスペ
ンション組立体26と、サスペンション組立体に回転自
在に装着された前スプロケット22と、後スプロケット
23と、駆動チェーン25と、後ハブ24と、収納空間
35aを有する第1チェーンスティ27と、第2チェー
ンスティ28とを備えている。後ハブ24は、両端が両
チェーンステイに回転自在に支持されている。収納空間
35aには、前後のスプロケット22,23及び駆動チ
ェーン25が収納され、外部に対して密閉されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転伝達機構、特
に自転車の自転車のフレームに装着されクランクの回転
を後輪に伝達するための自転車用回転伝達機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自転車のフレームの後部には、クランク
の回転を後輪に伝達するための回転伝達機構が設けられ
ている。回転伝達機構は、一般に、フレームのハンガー
部に回転自在に装着されクランクと一体で回転する前ス
プロケットと、後ハブと、後ハブに装着された後スプロ
ケットと、両スプロケットに掛け渡されたループ状のチ
ェーンとを備えている。後ハブは、フレームのチェーン
スティに回転不能に固定されたハブ軸と、ハブ軸回りに
回転可能なハブ体とを有している。このハブ体に後スプ
ロケットがワンウェイクラッチを介して連結されてい
る。ハブ軸は、チェーンスティの後端爪部に前後移動可
能に固定されており、ハブ体に連結された後スプロケッ
トは、後端爪部の内側に配置されている。チェーンステ
ィは、ハンガー部から後輪の両側方で後方に末広がりに
延びており、チェーンは、前スプロケットからチェーン
スティを交差して後スプロケットに向かって前後に延び
ている。
【0003】この種の回転伝達機構では、全体のサイズ
を小型化し軽量化を図るとともに回転伝達効率を維持す
ることが望まれる。回転伝達機構の全体サイズは、後ス
プロケットの大きさ(歯数)で決定される。後スプロケ
ットの大きさが小さくなれば、前スプロケットのサイズ
も小さくなり全体のサイズが小さくなり軽量化を図るこ
とができる。しかし、後スプロケットを小型化すると、
後スプロケットに噛み合うチェーンのリンクが少なくな
り、回転伝達効率が低下する。
【0004】回転伝達機構の回転伝達効率を維持するた
めには、チェーンやスプロケットを潤滑してチェーンや
スプロケットの摩擦抵抗を低減させたり、スプロケット
やチェーンへの異物の付着を防止すればよい。しかし、
チェーンやスプロケットを潤滑すると、潤滑油が衣服な
どに付着して衣服が汚れることがある。そこで、回転伝
達機構には、チェーンやスプロケットを覆うチェーンケ
ースが設けられている。チェーンケースには、チェーン
やスプロケット全部を覆う全ケースと一部を覆う半ケー
スとがある。半ケースでは、潤滑油の付着は防止できて
も異物の付着は防止しにくい。このため、全ケースを装
着した方が回転伝達効率を維持しやすい。このような全
ケースはチェーンに沿って配置されるので、チェーンス
ティと交差して配置される。このため、全ケースにはチ
ェーンスティが交差する開口が中心部に設けられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成では、
ハブ体はハブ軸に回転自在に支持されており、ハブ軸と
ハブ体との間には回転支持用の軸受構造が設けられてい
る。このため、ハブ体の径が大きくなり、後スプロケッ
トの小型化が困難であり、最低でも11枚程度の歯数が
必要である。
【0006】また、後スプロケットの小型化に対応して
回転効率を維持するために全ケースを装着すると、全ケ
ースは、チェーンスティと交差する構造になるため、開
口等を設ける必要があり構造が複雑である。しかも全ケ
ースをフレームに装着する際には、チェーンスティを全
ケース内に貫通させる必要がありフレームに全ケースを
簡単に装着しにくい。
【0007】本発明の課題は、自転車の回転伝達構造に
おいて、小型軽量化を図りかつ簡素な構成で回転効率を
維持できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明1に係る自転車用回
転伝達機構は、自転車のフレームに装着されクランクの
回転を後輪に伝達するための機構であって、フレームに
装着される本体部と、前ギア部と、後ギア部と、動力伝
達部材と、ハブと、第1スティ部材と、第2スティ部材
と、収納部とを備えている。前ギア部は、本体部に回転
自在に装着されクランクに連結されている。後ギア部
は、前ギア部と間隔を隔てて配置されている。動力伝達
部材は、チェーンやベルトなどの両ギア部に掛け渡され
るループ状の部材である。ハブは、一端に後ギア部が装
着されたものである。第1スティ部材は、ハブの一端を
回転自在に支持する第1支持部を有し、本体部に固定さ
れる部材である。収納部は、第1スティ部材に設けら
れ、前ギア部と後ギア部と動力伝達部材とを内部に収納
するものである。第2スティ部材は、ハブの他端を回転
自在に支持する第2支持部を有し、本体部に固定される
部材である。
【0009】この回転伝達機構では、クランクが回転す
ると、その回転が収納部に収納された前ギア部から動力
伝達部材を介して後ギア部に伝達されハブが回転する。
このハブは、2つのスティ部材に両端で回転自在に支持
されている。このため、ハブの外径を小さくすることが
でき、後ギア部の大きさを小さくすることができる。し
たがって、回転伝達機構の小型軽量化を図ることができ
る。しかも、後ギア部と前ギア部と動力伝達部材が収納
部に収納されているので回転伝達効率を維持するために
潤滑しても、両ギア部や動力伝達部材が衣服等に接触し
にくくなる。この収納部は、第1スティ部材に設けられ
ており、第1スティ部材と交差させる必要がないので、
構造が簡素になり装着も容易である。このため、回転伝
達効率を簡素な構成で維持できる。
【0010】発明2に係る自転車用回転伝達機構は、発
明1に記載の機構において、第1及び第2スティ部材
は、ハブと実質的に直交する方向に沿って配置されてい
る。この場合には、両スティ部材がハブと直交する方
向、つまり進行方向に沿って配置された動力伝達部材に
沿って配置されるので、動力伝達時に動力伝達部材が緊
張して第1スティ部材に力が作用しても第1スティ部材
が撓みにくくなりフレームに無理な力が作用しにくい。
【0011】発明3に係る自転車用回転伝達機構は、発
明1又は2に記載の機構において、収納部と第1スティ
部材とは一体的に形成されている。この場合には、収納
部が第1スティ部材の機能を兼用できるので構成がさら
に簡素になる。発明4に係る自転車用回転伝達機構は、
発明1から3のいずれかに記載の機構において、第1支
持部は後ギア部の内側に配置されている。この場合に
は、後ギア部が第1支持部より外側に配置されるので、
動力伝達部材と第1スティ部材とを容易に平行に配置で
きる。
【0012】発明5に係る自転車用回転伝達機構は、発
明1から4のいずれかに記載の機構において、収納部の
内部は潤滑剤を収納可能に密閉されている。この場合に
は、潤滑剤を収納することで動力伝達部材や両ギア部を
常に潤滑でき、各部の摩擦が小さくなって回転伝達効率
を維持して寿命を延ばすことができる。また、自転車が
倒れても潤滑剤がこぼれにくくなり、折り畳み自転車等
に採用した際に携帯にも便利である。また、収納部が密
閉されているので、前ギア部側をフリーホイール化する
ことができ、後ギア部をフリーホイール化する必要がな
くなり、さらに小さいサイズにすることができる。
【0013】発明6に係る自転車用回転伝達機構は、発
明1から5のいずれかに記載の機構において、収納部
は、前ギア部との間に動力伝達部材が脱落しないような
隙間を径方向にあけて配置されている。この場合には、
動力伝達部材が前ギア部から脱落しにくくなるので、メ
ンテナンス回数を低減できる。発明7に係る自転車用回
転伝達機構は、発明1から6のいずれかに記載の機構に
おいて、収納部は、動力伝達部材に張力を常時付与して
緊張させる緊張機構を有する。この場合には、動力伝達
部材が常に緊張しているので、動力伝達部材が外れにく
い。
【0014】発明8に係る自転車用回転伝達機構は、発
明1から7のいずれかに記載の機構において、後ギア部
は、前記ハブに固定されている。この場合には、比較的
空間的に余裕がある前ギア部側をフリーホイール化する
ことで、後ギア部をさらに小さくすることができる。発
明9に係る自転車用回転伝達機構は、発明1から7のい
ずれかに記載の機構において、ハブ軸と後ギア部との間
に前記後ギア部から前記ハブに進行方向の回転のみ伝達
するように配置されたワンウェイクラッチをさらに備え
る。この場合には、後ドア部のサイズがハブ軸に固定す
る場合より大きくなるが、前ギア部側をフリーホイール
化する必要がないので、軽量化を図れかつ構成がより簡
素化する。
【0015】発明10に係る自転車用回転伝達機構は、
発明1から8のいずれかに記載の機構において、前ギア
部は、本体部に回転自在に支持されたクランク軸に少な
くとも進行方向の回転がクランク軸から伝達されるよう
に装着されている。この場合には、前ギア部側がフリー
ホイール化されるので、後ギア部をより小さくすること
ができる。
【0016】発明11に係る自転車用回転伝達装置は、
発明1から10のいずれかに記載の機構において、本体
部は、前記フレームに固定される外側部材と、前記外側
部材の内周側に相対回転可能に配置され前記両スティ部
材が両端に固定された内側部材と、前記内側部材と外側
部材との間に装着され両部材の相対回転により伸縮する
弾性部材とを有する。この場合には、本体部にサスペン
ション構造になるので、サスペンション機能と回転伝達
機能とを1つの簡素な機構で実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1及び図2において、本発明の
一実施形態を採用した自転車10は、BMX型の自転車
であり、フレーム12と、フレーム12に弾性的に装着
されクランクの回転を後輪に伝達する回転伝達機構14
とを備えている。フレーム12は、主フレーム部材16
と、主フレーム部材16に弾性的に連結された後フレー
ム部材18とを主に有している。この後フレーム部材1
8は、回転伝達機構14の一部を構成している。
【0018】自転車10は、フレーム12後部に後ハブ
24回りに回転自在に装着された後輪17と、フレーム
12前部に前ハブ19回りに回転自在に連結された前輪
20とをさらに備えている。主フレーム部材16は、剛
性を有し溶接された複数のチューブ部材で構成されてい
る。すなわち、主フレーム部材16は、シートチューブ
30と、ヘッドチューブ32と、両チューブ30,32
を連結するアッパーチューブ33及びダウンチューブ3
4とを有している。主フレーム部材16は、高張力鋼や
クロムモリブデン鋼やアルミニウム合金やチタン合金等
の金属素材やカーボンコンポジット等の繊維強化樹脂素
材等の剛性を有する素材を用いて製造するのが好まし
い。
【0019】シートチューブ30には先端にサドル37
が装着されたシードポスト38が上下位置調節可能に固
定されている。ヘッドチューブ32には、フロントフォ
ーク40が回転自在に装着されている。フロントフォー
ク40の下端に前輪20が回転自在に装着され、上端に
操舵用のハンドル組立体42が上下位置を調節可能に装
着されている。
【0020】ダウンチューブ34とシートチューブ30
との連結部分には、後フレーム部材18を装着するため
の1対のブラケット50が溶接固定されている。ブラケ
ット50は、図2及び図3に示すように、ダウンチュー
ブ34に溶接固定される第1固定部50aと、第1固定
部50aの斜め下方でシートチューブ30に溶接固定さ
れる第2固定部50bと、両固定部50a,50bを1
/4円弧状に湾曲して連結する連結部50cとを有して
いる。このようなブラケット50は、後フレーム部材1
8を装着するとともに、ダウンチューブ34とシートチ
ューブ30とを連結することで主フレーム部材16を補
強することが可能になる。また、連結部50cを設けず
に後フレーム部材18を個別にチューブ34,30に装
着する場合には、後フレーム部材18で2つのチューブ
34,30を連結することにより主フレーム部材16を
補強することが可能になる。
【0021】回転伝達機構14は、図2〜図5に示すよ
うに、主フレーム部材16のブラケット50に装着され
る後フレーム部材18と、前スプロケット22と、後ス
プロケット23と、後ハブ24と、駆動チェーン25と
を有している。後フレーム部材18は、ブラケット50
に装着されるサスペンション組立体(本体部の一例)2
6と、サスペンション組立体26の両端に固定される第
1及び第2チェーンスティ27,28とを有している。
【0022】サスペンション組立体26は、1対のブラ
ケット50の間に装着され、ボルト56により固定され
る。それぞれのブラケット50にはボルト56が貫通す
る2つのボルト孔(図示せず)が形成されている。この
ようにサスペンション組立体26をボルト56により主
フレーム部材16に着脱自在に装着することで、サスペ
ンション組立体26や第1及び第2チェーンスティ2
7,28の着脱が容易になる。
【0023】サスペンション組立体26は、図6及び図
7に示すように、主フレーム部材16に固定される外側
部材80と、外側部材80の内周側に配置され両端に第
1及び第2チェーンスティ27,28が固定された内側
部材82と、外側部材80及び内側部材82の相対回転
により伸縮する第1及び第2弾性部材83,84と、外
側部材80及び内側部材82を同芯に配置するとともに
両部材80,82を相対回転自在かつ軸方向移動不能に
連結するための連結機構86とを備えている。
【0024】外側部材80は、概ね円筒状の金属製の部
材であり、内部に自転車10の左右に延びる中心軸を中
心とする円形の開口90を有している。これに用いる金
属としては、アルミニウム合金、チタン合金、クロムモ
リブデン鋼、高張力鋼、ステンレス合金等が好ましい。
開口90には、内側部材82がボトムブラケット29や
2つの弾性部材83,84とともに収納可能である。開
口90は、その中心軸がボトムブラケット29の中心軸
(クランク軸44の軸芯)と一致するように形成されて
いる。開口90には、径方向内方に延びる5つの第1突
出部92が形成されている。
【0025】外側部材80は、外周側に径方向外方に突
出する2つの装着部94を有している。各装着部94の
先端には両端から所定深さのネジ孔96がそれぞれ形成
されている。このネジ孔96はブラケット50のボルト
孔に対向した位置に形成されており、ブラケット50の
ボルト孔を貫通させたボルト56をこのネジ孔96に螺
合させることでサスペンション組立体26が主フレーム
部材16に装着される。各装着部94の基端部には両端
から切り欠かれた切欠き部97が形成されており、外側
部材80の両端外周面には円周面98が形成されてい
る。 内側部材82は、概ね円筒状の金属製の部材であ
り、内部にボトムブラケット29が公知のネジによる装
着法により装着される貫通孔104が形成されている。
これに用いる金属としては、アルミニウム合金、チタン
合金、クロムモリブデン鋼、高張力鋼、ステンレス合金
等が好ましい。内側部材82の外周部には径方向外方に
突出する5つの第2突出部102が形成されている。第
2突出部102は、第1突出部92と交互に配置され
る。この結果、第1突出部92と第2突出部102との
間には、外側部材80と内側部材82との相対回転によ
り体積が変化する略矩形の2種の空間を形成することが
できる。このうち、広い方の空間に第1弾性部材83が
装着され、狭い方の空間に第2弾性部材84が装着され
る。第2突出部102の先端側には、ボルト74が螺合
するネジ孔106が形成されている。このネジ孔106
に第1及び第2チェーンスティ27,28のボルト孔3
5cを貫通してボルト74を螺合させることで、第1及
び第2チェーンスティ27,28がサスペンション組立
体26に固定され、後フレーム部材18が主フレーム部
材16に弾性的に連結される。
【0026】第1弾性部材83は、断面が変形矩形状の
棒状弾性体製の部材である。この弾性体としては、ウレ
タンゴム,ニトリルゴム、ポリエチレンエラストマー等
の弾性体が好ましい。第1弾性部材83は、第1突出部
92と接触する外周側の角部83aと第2突出部102
に接触する内周側の角部83bとが鋭角状に丸みをおび
ている。第1弾性部材83は、第1突出部92と第2突
出部102とで形成される空間の一方に予圧された状態
で装着されており、両端が第2ブッシュ部112に接触
している。そして、第1突出部92との接触部において
外周側の第1保持部92aで角部83aが保持され、第
2突出部102との接触部において、第1保持部92a
と対角に配置される内周側の第2保持部102aで角部
83bが保持されている。このように、第1弾性部材8
3が対角線の方向に配置されたそれぞれの保持部92
a,102aで保持されるので、第1弾性部材83が圧
縮変形したときに圧縮による厚み方向(圧縮方向と交差
する方向)への膨張以外に第1弾性部材83がずれにく
くなる。このため、緩衝性能を安定化させることができ
る。
【0027】第2弾性部材84は、ほぼ板状の弾性体製
であり、第1弾性部材に予圧を与えるとともに、2つの
突出部92,102の接触による衝突音の発生を抑える
ために装着されている。この弾性体としては、ウレタン
ゴム,ニトリルゴム、ポリエチレンエラストマー等の弾
性体が好ましい。第2弾性部材84が第1弾性部材83
に予圧を与えた状態で、第1突出部92の周方向の他面
92bと第2突出部102の周方向の他面102bとは
略平行に対向している。このため、第2弾性部材84が
径方向にずれても第1突出部92の周方向の他面92b
と第2突出部102の周方向の他面102bとの隙間が
変化せず、第1弾性部材83への予圧が変動しにくい。
ここでは、第1弾性部材83に予圧を与えることで、乗
り手が自転車にのったときにサスペンション組立体26
が乗り手の体重により動くことが抑えられる。
【0028】連結機構86は、外側部材80に固定され
た合成樹脂製の第1ブッシュ部110と、第1ブッシュ
部110の外周側に配置され内側部材82に固定された
金属製の第2ブッシュ部112とを有している。第1ブ
ッシュ部110に使用する合成樹脂としては、ポリアセ
タール樹脂やナイロンやテフロン(商標)等の合成樹脂
が好ましい。第2ブッシュ部112に使用する金属とし
ては、鉄系金属や銅及びしんちゅう系合金等の金属が好
ましい。第2ブッシュ部112は、ボルト74により後
フレーム部材18とともに内側部材82に固定されてい
る。
【0029】このようなサスペンション組立体26を装
着すると、後輪17に衝撃や荷重が作用したとき、後フ
レーム部材18が内側部材82とともにクランク軸44
の時計回りに回転する。このようにクランク軸44回り
に回転するので、他の部分で回転させたときに生じるよ
うな駆動チェーン25の緊張や弛緩等の駆動チェーン2
5に対する悪影響が生じなくなる。このため、ペダリン
グロス等を抑えることができる。自転車に衝撃や荷重が
加わる間、両突出部92,102の間で第1弾性部材8
3が圧縮変形してその衝撃や荷重を吸収する。このと
き、第1弾性部材83と外側部材80及び内側部材82
との隙間が徐々に狭くなり、図8に示すように、隙間が
なくなるまで圧縮すると全ての接触面で第1弾性部材8
3が拘束されるのでストロークエンドになる。
【0030】図6に示すように、クランク軸44はボト
ムブラケット29に回転自在に支持され、その両端に左
右のクランクアーム45,46が回転不能に装着されて
いる。クランクアーム45,46の先端にはペダル4
7,48(図1)が回転自在に装着されている。第1チ
ェーンスティ27は、図3〜図5に示すように、サスペ
ンション組立体26の内側部材82にボルト74により
固定されたスティ部材35と、スティ部材35を覆うカ
バー部材36とを有している。スティ部材35は、前部
が大円形で後部が小円形で中間部がくびれた長円形の板
材の周囲に等幅の縁部材を設けた形状であり、外側に開
口し内部に収納空間35aを有している。この収納空間
35aに前スプロケット22と後スプロケット23と駆
動チェーン25とが収納されている。駆動チェーン25
が前後のスプロケット22,23に掛け渡された状態で
各スプロケット22,23とスティ部材35の内周面と
の間の隙間は、図4に示すように、駆動チェーン25の
高さHより十分に小さい。このため、スティ部材35に
収納された状態で駆動チェーン25が各スプロケット2
2,23から外れることがない。 スティ部材35は、
後ハブ24と直交する方向(前後方向)に延びており、
駆動チェーン25と平行に配置されている。スティ部材
35の後部には、玉軸受51aが装着されている。ま
た、スティ部材35の前部には、クランク軸44が貫通
する貫通孔35bと、貫通孔35bの周囲に円周方向に
間隔を隔ててボルト74が貫通するたとえば5つのボル
ト孔35cとが形成されている。
【0031】カバー部材36は、スティ部材35と同様
な外形の板材であり、スティ部材35にネジ止めされて
いる。カバー部材36の前部の大円形部分には、前スプ
ロケット22の一部が臨む円形の開口36aが形成され
ている。この開口36aの外側面には、内周部にオイル
シール43がはめ込まれたシール部材41が装着されて
いる。このオイルシール43によりクランクアーム45
とカバー部材36との間がシールされる。このような構
成により、第1チェーンスティ27の収納空間35aを
液密に封止して密閉している。なお、カバー部材36を
密閉する手段は、ネジ止めに限定されず、かしめ止め等
の他の手段により密閉するようにしてもよい。
【0032】スティ部材35の前スプロケット22収納
部より後方には、駆動チェーン25を常時緊張させるテ
ンション機構54が揺動自在に装着されている。テンシ
ョン機構54は、図示しないばね部材により常に駆動チ
ェーン25にテンションを付与する。密閉された第1チ
ェーンスティ27の内部の収納空間35aには、潤滑油
がたとえば、図1に点線で示す位置まで充填されてい
る。潤滑油は、第1チェーンスティ27の前部と後部に
溜まり、前後のスプロケット22,23及び駆動チェー
ン25を潤滑する。なお、潤滑油をさらに多く充填すれ
ば、ボトムブラケット29内をも潤滑可能である。この
ように収納空間35a内に潤滑油を充填しても外部に漏
れることがない。また、チェーン等の駆動部品が常に潤
滑されるので、回転伝達効率を維持できかつ駆動部品の
寿命が延びてメンテナンスに要する労力が低減する。
【0033】第2チェーンスティ28は、図5に示すよ
うに、サスペンション組立体26の内側部材82にボル
ト74により固定されている。第2チェーンスティ28
は、後ハブ24と直交する方向(前後方向)に延びてお
り、第2チェーンスティ27と平行に配置されている。
第2チェーンスティ28は、前部が大径の長円形の板材
であり、後部に玉軸受51bが装着されている。また、
第2チェーンスティ28の前部には、クランク軸44が
貫通する貫通孔28bと、貫通孔28bの周囲に円周方
向に間隔を隔ててボルト74が貫通するたとえば5つの
ボルト孔28cとが形成されている。
【0034】前スプロケット22は、図6に示すよう
に、右側のクランクアーム45とボトムブラケット29
との間に配置され、クランク軸44に回転不能に装着さ
れている。前スプロケット22は、クランク軸に回転不
能に装着されたスプロケット本体22aと、スプロケッ
ト本体22aに回転自在に支持された歯部22bと、歯
部22bからスプロケット本体22aに対して進行方向
の回転のみ伝達する爪式のワンウェイクラッチ22cと
を有している。歯部22bの歯数はたとえば25Tであ
る。このワンウェイクラッチ22cは、ペダル47,4
8をこぐのを止めたときに自転車を停止させないために
設けられている。
【0035】後スプロケット23は、後ハブ24の右端
(図3下端)にねじ込み固定されている。この後スプロ
ケット23の歯数は、たとえば7Tであり従来に比べて
かなり少ない歯数である。後スプロケット23の軸部の
外周部には玉軸受51aが配置されている。後ハブ24
は、右端が後スプロケット23を介して転がり玉軸受5
1aにより第1チェーンスティ27に回転自在に支持さ
れ、左端が転がり玉軸受51bにより第2チェーンステ
ィ28に回転自在に支持されている。後ハブ24には、
ブレーキ用のディスク板52が着脱自在に固定されてい
るとともに、後輪17用のリム付きのホィールディスク
53が着脱自在に固定されている。
【0036】駆動チェーン25は、前スプロケット22
と後スプロケット23とに掛け渡されたループ状の部材
であり、前スプロケット22の後方に配置されたテンシ
ョン機構54により常に張力が付与されている。次に回
転伝達機構14の回転伝達動作について説明する。自転
車の乗り手がペダル47,48を踏むと、クランクアー
ム45,46が進行方向に回転してクランク軸44が進
行方向に回転する。クランク軸44が進行方向に回転す
ると、その回転が前スプロケット22のワンウェイクラ
ッチ22cを介し歯部22bに伝達され、駆動チェーン
25が循環移動する。この結果、後後スプロケット23
が進行方向に回転して後ハブ24を介して後輪17が進
行方向に回転する。
【0037】ペダル47,48を踏むのを止めると、ワ
ンウェイクラッチ22cからの回転が歯部22bに伝達
されないが、後輪17が回転しているので後スプロケッ
ト23,駆動チェーン25及び前スプロケット22の歯
部22bは回転する。しかし、これらの駆動部品は、第
1チェーンスティ27内の収納空間35aに収納されて
いるので、駆動部品が回転しても問題が生じない。ま
た、駆動部品が潤滑油等で汚れていても駆動部品が衣服
に接触せず、衣服が汚れにくい。
【0038】ここでは、後ハブ24が2つのチェーンス
ティ27,28に回転自在に支持されているので、後ハ
ブ24の径を小さくすることができ、後スプロケット2
3のサイズを小さくできる。このため、回転伝達機構1
4の小型軽量化を図ることができる。また、チェーンス
ティの機能とチェーンケースの機能とを第1チェーンス
ティ27が兼用しているので、フレームの構造を簡素に
することもできる。
【0039】さらに、密閉された収納空間35aにチェ
ーン25やスプロケット22,23が収納されているの
で、回転伝達効率を維持するために潤滑しても、両スプ
ロケット22,23や駆動チェーン25が衣服等に接触
しにくくなる。この収納空間35aは、第1チェーンス
ティ27に設けられているので、構造が簡素になり装着
も容易である。このため、回転伝達効率を簡素な構成で
維持できる。
【0040】〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、本体部としてサスペンショ
ン組立体26を設け、サスペンション機能も回転伝達機
構14に付加したが、サスペンション機能を付加せず
に、第1及び第2チェーンスティ27,28を主フレー
ム部材16に本体部を介して装着するだけでもよい。
【0041】(b) 前記実施形態では、動力伝達部材
としてチェーンを例示し、ギア部としてスプロケットを
例示したが、チェーンに代えてベルトや歯付きベルト等
の他のループ状の部材でもよく、スプロケットに代えて
プーリや歯付きプーリでもよい。(c) 前記実施形態
では、チェーンスティとチェーンケースとを一体的に形
成したが、それらを別に形成してもよい。この場合でも
チェーンスティとチェーンケースとを交差させる必要が
ないので、構成が簡素化する。
【0042】(d) 前記実施形態では、サスペンショ
ン組立体をハンガー部分に配置したが、サスペンション
機能を有さない本体部をクランク軸回りに揺動自在に主
フレーム部材16に装着し、別にサスペンション組立体
を装着してもよい。 (e) 前記実施形態では、前スプロケット22にワン
ウェイクラッチ22cを設けたが、後スプロケット23
にワンウェイクラッチを設け、後スプロケットをフリー
ホイール化してもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、ハブは、2つのスティ
部材に両端で回転自在に支持されている。このため、ハ
ブの外径を小さくすることができ、後ギア部の大きさを
小さくすることができ、回転伝達機構の小型軽量化を図
ることができる。しかも、後ギア部と前ギア部と動力伝
達部材が収納部に収納されているので回転伝達効率を維
持するために潤滑しても、両ギア部や動力伝達部材が衣
服等に接触しにくくなる。この収納部は、第1スティ部
材に設けられており、第1スティ部材と交差させる必要
がないので、構造が簡素になり装着も容易である。この
ため、回転伝達効率を簡素な構成で維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用した自転車の側面
図。
【図2】その回転伝達機構の側面拡大図。
【図3】回転伝達機構の横断面図。
【図4】回転伝達機構の側面断面図。
【図5】回転伝達機構の分解斜視図。
【図6】回転伝達機構の前部断面拡大図。
【図7】サスペンション組立体の縦断面図。
【図8】サスペンション組立体がストロークエンド位置
にある時の図7に相当する図。
【符号の説明】
12 フレーム 14 回転伝達機構 16 主フレーム部材 18 後フレーム部材 22 前スプロケット 22c ワンウェイクラッチ 23 後スプロケット 24 後ハブ 25 駆動チェーン 26 サスペンション組立体 27 第1チェーンスティ 28 第2チェーンスティ 35 スティ部材 35a 収納空間 36 カバー部材 54 テンション機構 80 外側部材 82 内側部材 83 第1弾性部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】発明1に係る自転車用回
転伝達機構は、自転車のフレームに装着されクランクの
回転を後輪に伝達するための機構であって、フレームに
装着される本体部と、前ギア部と、後ギア部と、動力伝
達部材と、ハブと、第1スティ部材と、第2スティ部材
と、収納部とを備えている。前ギア部は、本体部に回転
自在に装着されクランクに連結されている。後ギア部
は、前ギア部と間隔を隔てて配置されている。動力伝達
部材は、チェーンやベルトなどの両ギア部に掛け渡され
るループ状の部材である。ハブは、一端に後ギア部が装
着されたものである。第1スティ部材は、本体部の一側
に固定される第1固定部と、第1固定部の後方に配置さ
れハブの一端を回転自在に支持する第1支持部とを有
し、動力伝達部材と実質的に平行に配置された部材であ
る。収納部は、第1スティ部材に設けられ、前ギア部と
後ギア部と動力伝達部材とを内部に収納するものであ
る。第2スティ部材は、本体部の他側に固定される第2
固定部と、第2固定部の後方に配置されハブの他端を回
転自在に支持する第2支持部とを有し、第1スティ部材
と実質的に平行に配置された部材である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】この回転伝達機構では、クランクが回転す
ると、その回転が収納部に収納された前ギア部から動力
伝達部材を介して後ギア部に伝達されハブが回転する。
このハブは、2つのスティ部材に両端で回転自在に支持
されている。このため、ハブの外径を小さくすることが
でき、後ギア部の大きさを小さくすることができる。し
たがって、回転伝達機構の小型軽量化を図ることができ
る。しかも、後ギア部と前ギア部と動力伝達部材が収納
部に収納されているので回転伝達効率を維持するために
潤滑しても、両ギア部や動力伝達部材が衣服等に接触し
にくくなる。この収納部は、動力伝達部材と実質的に平
行に配置された第1スティ部材に設けられており、第1
スティ部材と交差させる必要がないので、構造が簡素に
なり装着も容易である。このため、回転伝達効率を簡素
な構成で維持できる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】図6に示すように、クランク軸44はボト
ムブラケット29に回転自在に支持され、その両端に左
右のクランクアーム45,46が回転不能に装着されて
いる。クランクアーム45,46の先端にはペダル4
7,48(図1)が回転自在に装着されている。第1チ
ェーンスティ27は、図3〜図5に示すように、サスペ
ンション組立体26の内側部材82にボルト74により
固定されたスティ部材35と、スティ部材35を覆うカ
バー部材36とを有している。スティ部材35は、前部
が大円形で後部が小円形で中間部がくびれた長円形の板
材の周囲に等幅の縁部材を設けた形状であり、外側に開
口し内部に収納空間35aを有している。この収納空間
35aに前スプロケット22と後スプロケット23と駆
動チェーン25とが収納されている。駆動チェーン25
が前後のスプロケット22,23に掛け渡された状態で
各スプロケット22,23とスティ部材35の内周面と
の間の隙間は、図4に示すように、駆動チェーン25の
高さHより十分に小さい。このため、スティ部材35に
収納された状態で駆動チェーン25が各スプロケット2
2,23から外れることがない。 スティ部材35は、後
ハブ24と直交する方向(前後方向)に延びており、駆
動チェーン25と平行に配置されている。スティ部材3
5の後部には、玉軸受51aが装着されている。また、
スティ部材35の前部には、クランク軸44が貫通する
貫通孔35bと、貫通孔35bの周囲に円周方向に間隔
を隔ててボルト74が貫通するたとえば5つのボルト孔
35cとが形成されている。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自転車のフレームに装着されクランクの回
    転を後輪に伝達するための自転車用回転伝達機構であっ
    て、 前記フレームに装着される本体部と、 前記本体部に回転自在に装着され前記クランクに連結さ
    れる前ギア部と、 前記前ギア部と間隔を隔てて配置された後ギア部と、 前記両ギア部に掛け渡されるループ状の動力伝達部材
    と、 一端に前記後ギア部が装着されたハブと、 前記ハブの前記一端を回転自在に支持する第1支持部を
    有し、前記本体部に固定される第1スティ部材と、 前記第1スティ部材に設けられ、前記前ギア部と後ギア
    部と動力伝達部材とを内部に収納する収納部と、 前記ハブの他端を回転自在に支持する第2支持部を有
    し、前記本体部に固定される第2スティ部材と、を備え
    た自転車用回転伝達機構。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2スティ部材は、前記ハブ
    と実質的に直交する方向に沿って配置されている、請求
    項1に記載の自転車用回転伝達機構。
  3. 【請求項3】前記収納部と前記第1スティ部材とは一体
    的に形成されている、請求項1又は2に記載の自転車用
    回転伝達機構。
  4. 【請求項4】前記第1支持部は前記後ギア部の内側に配
    置されている、請求項1から3のいすれかに記載の自転
    車用回転伝達機構。
  5. 【請求項5】前記収納部の内部は、潤滑剤を収納可能に
    密閉されている、請求項1から4のいずれかに記載の自
    転車用回転伝達機構。
  6. 【請求項6】前記収納部は、前記前ギア部との間に前記
    動力伝達部材が脱落しないような隙間を径方向にあけて
    配置されている、請求項1から5のいずれかに記載の自
    転車用回転伝達機構。
  7. 【請求項7】前記収納部は、前記動力伝達部材に張力を
    常時付与して緊張させる緊張機構を有する、請求項1か
    ら6のいずれかに記載の自転車用回転伝達機構。
  8. 【請求項8】前記後ギア部は、前記ハブに固定されてい
    る、請求項1から7のいずれかに記載の自転車用回転伝
    達機構。
  9. 【請求項9】前記ハブ軸と前記後ギア部との間に前記後
    ギア部から前記ハブに進行方向の回転のみ伝達するよう
    に配置されたワンウェイクラッチをさらに備える、請求
    項1から7のいずれかに記載の自転車用回転伝達機構。
  10. 【請求項10】前記前ギア部は、前記本体部に回転自在
    に支持されたクランク軸に少なくとも進行方向の回転が
    前記クランク軸から伝達されるように装着されている、
    請求項1から8のいずれかに記載の自転車用回転伝達機
    構。
  11. 【請求項11】前記本体部は、前記フレームに固定され
    る外側部材と、前記外側部材の内周側に相対回転可能に
    配置され前記両スティ部材が両端に固定された内側部材
    と、前記内側部材と外側部材との間に装着され両部材の
    相対回転により伸縮する弾性部材とを有する、請求項1
    から10のいずれかに記載の自転車用回転伝達機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004196230A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Honda Motor Co Ltd 車両用自動開閉装置
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CN104527867A (zh) * 2014-12-19 2015-04-22 杭州弘远自行车有限公司 一种集多种避震功能于一体的极限迷你小轮车

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CN104527867B (zh) * 2014-12-19 2017-06-20 杭州弘远自行车有限公司 一种集多种避震功能于一体的极限迷你小轮车

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