JPH11321212A - 車両のアクスル端部構造 - Google Patents

車両のアクスル端部構造

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JPH11321212A
JPH11321212A JP10133454A JP13345498A JPH11321212A JP H11321212 A JPH11321212 A JP H11321212A JP 10133454 A JP10133454 A JP 10133454A JP 13345498 A JP13345498 A JP 13345498A JP H11321212 A JPH11321212 A JP H11321212A
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JP
Japan
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grease
hub
annular
axle
bearing
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JP10133454A
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Satoru Fukuyama
覚 福山
Ryoichi Watanabe
良一 渡辺
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/66Special parts or details in view of lubrication
    • F16C33/6603Special parts or details in view of lubrication with grease as lubricant
    • F16C33/6607Retaining the grease in or near the bearing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B27/00Hubs
    • B60B27/0078Hubs characterised by the fixation of bearings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B27/00Hubs
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、車両のアクスル端部構造に関し、
詳しくは、アクスルハブの内周面に形成されたグリス溜
まり部の構造に関し、グリスの充填量が適正なグリス溜
まり部を簡単に形成してハブベアリングの性能を確実に
発揮させることを目的とする。 【解決手段】 環状凹部に、第1,第2ハブベアリング
にそれぞれ近接対向して第1,第2環状堰部がそれぞれ
径方向内方に向けて一体に突設され、前記第1,第2環
状堰部の内方先端は、前記第1,第2ハブベアリングの
両テーパローラの対向する端面の周縁の径方向最外側部
分を結ぶ線より径方向でベアリング軸線寄りに位置して
いるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のアクスル端
部構造に関し、詳しくは、アクスルハブの内周面に形成
されたグリス溜まり部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】トラック等の車両は、荷重を支えるため
のアクスルを装備している。アクスルはその端部にアク
スルハブを有し、アクスルハブにはハブベアリングを介
して車輪が取り付けられている。このアクスルハブの内
周面の中央部は重量軽減のため肉抜きされて環状凹部と
なっている。この環状凹部は、ハブベアリング内のグリ
スと基油交換するためのグリス溜まり部として用いられ
ている。このグリス溜まり部は、グリスの充填量を適正
にする等の種々の設計上の品質が要求されている。上述
のグリス溜まり部を、図3,図4の車両の後輪のリヤア
クスルの端部構造により説明する。
【0003】図において、リヤアクスル101は、図示
しない車両の後車軸のドライブ軸である。リヤアクスル
101は、アクスルハウジング102を有している。ア
クスルハウジング102の端部102Aにはベアリング
用軸部103が形成されている。アクスルハウジング1
02の内部には、アクスルシャフト104が貫通してい
る。このアクスルシャフト104の先端部にはアクスル
フランジ104Aが形成されている。
【0004】前記ベアリング用軸部103上には第1,
第2ハブベアリング105,106がベアリング軸線C
Lの方向に沿って並んで対向配置されている。ここで、
前記第1ハブベアリング105は、前記ベアリング用軸
部103に外嵌されたインナレース107と、インナレ
ース107の外周に配置されたアウタレース108と、
インナレース107とアウタレース108との間に配置
された複数のテーパローラ109からなるテーパローラ
群110とを備えている。第2ハブベアリング106
は、前記ベアリング用軸部103に外嵌されたインナレ
ース111と、インナレース111の外周に配置された
アウタレース112と、インナレース111とアウタレ
ース112との間に配置された複数のテーパローラ11
3からなるテーパローラ群114とを備えている。
【0005】そして、第1,第2ハブベアリング10
5,106上にアクスルハブ115が支持されている。
このアクスルハブ115は、その内周面115Aの中央
部に形成された環状凹部116と、内周面115Aの環
状凹部116の車両左右方向の両側にそれぞれ対向して
形成された車両左右方向内側の第1環状フランジ部11
7,車両左右方向外側の第2環状フランジ部118と、
前記内周面115Aに形成されて前記第1環状フランジ
部117より車両左右方向内側に形成された第1ベアリ
ング取付部119と、前記内周面115Aに形成されて
前記第2環状フランジ部118より車両左右方向外側に
形成された第2ベアリング取付部120とを備えてい
る。
【0006】第1,第2ハブベアリング105,106
がアクスルハブ115内に配置される構造について説明
する。第1ハブベアリング105は、その外周面105
Aが第1ベアリング取付部119に内嵌されるととも
に、その端面105Bが前記第1環状フランジ部117
の壁面117Aに当接されている。第2ハブベアリング
106は、その外周面106Aが第2ベアリング取付部
120に内嵌されるとともに、その端面106Bが第2
環状フランジ部118の壁面118Aに当接されてい
る。このようにして、第1,第2ハブベアリング10
5,106はアクスルハブ115内に配置されている。
【0007】なお、アクスルハブ115の車両左右方向
外側の端面115Bには、複数のボルト104Bを介し
てアクスルフランジ104Aが結合されている。しかし
て、リヤアクスル101の点検時には、第1,第2ハブ
ベアリング105,106が組み付けられたアクスルハ
ブ115は、ベアリング用軸部103上から抜脱され
る。その状態で、アクスルハブ115の環状凹部116
にグリスGが充填され、該環状凹部116はグリス溜ま
り部として用いられる。すなわち、前記第1,第2ハブ
ベアリング105,106のテーパローラ109,11
3の対向する端面109A,113Aの周縁の径方向最
外側部分109B,113Bを結ぶ線L付近まで、環状
凹部116内にグリスGが充填されている。これにより
グリスGの充填量が適正に確保されている。グリスGの
充填量が適正量より多い場合には、グリスGはベアリン
グ用軸部103上に落ちて適正量が確保されないことに
なる。グリスGの充填量が適正量より少ない場合には、
環状凹部116内のグリスGと第1,第2ハブベアリン
グ105,106のグリス(図示せず)とは基油交換
(後述する)が充分に行なわれない。
【0008】環状凹部116のグリスGは前記第1,第
2環状フランジ部117,118の内周面117B,1
18B上にも及んでおり、環状凹部116のグリスGと
第1,第2ハブベアリング105,106内のグリスと
は、連続した1つの塊状になっている。この状態で、こ
のグリスは、グリス自体の粘着力及びアクスルハブ11
5の遠心力により環状凹部116にへばり付いている。
【0009】第1,第2ハブベアリング105,106
内のグリスは、熱等で経時劣化するが、環状凹部116
内のグリスGと第1,第2ハブベアリング105,10
6内のグリスとは、基油交換が行なわれる。これによ
り、第1,第2ハブベアリング105,106内の劣化
したグリスが新鮮なものになり、該第1,第2ハブベア
リング105,106の潤滑性能が高く維持されてい
る。
【0010】かかるグリスGの充填量は例えば車両の定
期点検のグリス交換時に削減することが要求される。か
かる要求に沿った車両のアクスル端部構造として、例え
ば、実開平6−16101号公報に示すものが図6に示
すように開示されている。図6はアクスルハブを示す断
面図である。図において、アクスルハブ201の内周面
201Aの中央部に環状凹部202が形成されている。
【0011】環状凹部202には、該環状凹部202の
容積の一部を占有するグリスブッシュバンド203がア
クスルハブ201と別体に設けられている。グリスブッ
シュバンド203は、断面半円形状になっており、環状
凹部202内に嵌合されている。そして、環状凹部20
2とグリスブッシュバンド203の両側部分の間の空間
K,Kにグリス(図示せず)が供給されている。この空
間K,Kはグリス溜まり部として用いられている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図7に示す
ように、グリスブッシュバンド203は、断面半円形状
になっているので、グリス充填の程度及び箇所の判別が
困難である。すなわち、基準なくして充填作業が行なわ
れる。そのため、例えば、充填状態F01,F02,F
03に示すようにバラツキが生じることになる。従っ
て、前記空間K,Kにおけるグリスの充填量を適正にす
ることが困難になり、ハブベアリングの性能が発揮され
ない虞がある。
【0013】また、グリスブッシュバンド203は、ア
クスルハブ201と別体であるため、環状凹部202内
への取付作業が必要になり、それだけ組立工数が掛か
る。さらに、グリスブッシュバンド203の組付けの
際、該グリスブッシュバンド203は環状凹部202内
でのベアリング軸線CL方向の位置合わせが必要にな
る。正しい位置にグリスブッシュバンド203が組み付
けられないと、空間K,Kに均等にグリスを充填するこ
とができず、基油交換が不充分になる虞がある。また、
グリスブッシュバンド203を環状凹部202内に嵌合
させるためには、前記環状凹部202とグリスブッシュ
バンド203とを互いに密着する形状にする必要があ
り、それだけコストアップを招くことになる。
【0014】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、グリスの充填量が適正な
グリス溜まり部を簡単に形成してハブベアリングの性能
を確実に発揮させることができる車両のアクスル端部構
造を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、内周面の中央
部に環状凹部が形成されたアクスルハブと、前記アクス
ルハブ内に、前記環状凹部の両側にベアリング軸線方向
に沿って並んで対向配置されるとともにそれぞれテーパ
ローラを有する第1,第2ハブベアリングとを備えた車
両のアクスル端部構造において、前記環状凹部に、第
1,第2ハブベアリングにそれぞれ近接対向して第1,
第2環状堰部がそれぞれ径方向内方に向けて一体に突設
され、前記第1,第2環状堰部の内方先端は、前記第
1,第2ハブベアリングの両テーパローラの対向する端
面の周縁の径方向最外側部分を結ぶ線より径方向でベア
リング軸線寄りに位置していることを特徴とする。
【0016】(作用)本発明においては、第1,第2環
状堰部の内方先端は、第1,第2ハブベアリングのテー
パローラの対向する端面の周縁の径方向最外側部分を結
ぶ線より、ベアリング軸線寄りに位置しているので、第
1,第2環状堰部内に充填されるグリスの量は適正な量
になる。
【0017】第1,第2環状堰部内に充填されたグリス
は、第1,第2ハブベアリング内のグリスと基油交換が
行なわれる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態について説明する。
【0019】図1,図2,図5により、本発明の実施の
形態に係わる車両のアクスル端部構造について、アクス
ルとして後車軸のドライブ軸を例に挙げて説明する。本
実施の形態に係わる車両のアクスル端部構造の前提とな
る基本構造は、従来の車両のアクスル端部構造における
構造(図3,図4)と同様であり、同一構成部分につい
ては、同一符号を付して説明を省略し、相違する部分に
ついてのみ説明する。
【0020】図1,図2において、第1,第2環状堰部
1,2がそれぞれ一体に環状凹部116に突設されてい
る。第1,第2環状堰部1,2は、第1,第2ハブベア
リング105,106にそれぞれ近接対向しており、前
記第1環状フランジ部117の内周面117B,前記第
2環状フランジ部118の内周面118Bと同一径の内
周壁面3,4と、この内周壁面3,4に連続して第1,
第2ハブベアリング105,106に向く環状対向面
5,6とを有している。第1,第2環状堰部1,2と前
記第1,第2環状フランジ部117,118との間にグ
リス溜まり部7,8が形成されている。
【0021】ここで、第1,第2環状堰部1,2の内周
壁面3,4の長さ寸法M1は、第1,第2環状フランジ
部117,118の内周面117B,118Bの幅寸法
M2と略同じになっている。これにより、第1,第2環
状堰部1,2の第1,第2ハブベアリング105,10
6に対する近接の程度が決められている。第1,第2環
状堰部1,2の環状対向面5,6の内方先端5A,6A
は、テーパローラ109,113の対向する端面109
A,113Aの周縁の径方向最外側部分109B,11
3Bを結ぶ線Lより径方向でベアリング軸線CL寄りに
位置している。線Lからの前記環状対向面5,6の内方
先端5A,6Aまでの距離Hは、例えばグリスGの粘度
を考慮して実験により決められる。距離H≧0であり、
距離Hが大き過ぎると、グリスGの充填量が適正量より
多くなり、グリスGはベアリング用軸部103上に落ち
て適正量が確保されないことになる。
【0022】そして、リヤアクスル101の点検時に
は、第1,第2ハブベアリング105,106が組み付
けられたアクスルハブ115は、ベアリング用軸部10
3上から抜脱される。その状態で、図5に示すように、
グリス溜まり部7,8内に、前記環状対向面5,6の内
方先端5A,6Aに至るまでグリスGが充填される。こ
こで、グリス充填の際には、第1,第2環状堰部1.2
の内方先端5A,6Aを目安にして、第1,第2環状堰
部1,2の内方先端5A,6Aに合うようにグリスGが
充填される。従って、グリス溜まり部7,8内に適正量
のグリスGが充填される。例えば、充填状態F1に示す
ようにグリスGが充填され、バラツキが生じることはな
い。グリス溜まり部7,8のグリス充填量の、従来の環
状凹部116内のグリス充填量(図3)に対する率は、
図1,図3(図1と図3とは同一の大きさ)の実測寸法
で決められた割合になっている。
【0023】グリス溜まり部7,8内のグリスGは、前
記第1,第2環状フランジ部117,118の内周面1
17B,118B上にも及んでおり、グリス溜まり部
7,8内のグリスGと第1,第2ハブベアリング10
5,106内のグリスとは、連続した1つの塊状になっ
ている。この状態で、このグリスGは、それ自体の粘着
力及びアクスルハブ115の遠心力により第1,第2環
状堰部1,2内にへばり付いている。グリス溜まり部
7,8内のグリスGは、第1,第2ハブベアリング10
5,106内のグリスに対して基油交換が行なわれる。
これにより、第1,第2ハブベアリング105,106
内の劣化したグリスが新鮮なものになり、該第1,第2
ハブベアリング105,106の潤滑性能が高く維持さ
れている。
【0024】以上の如き構成によれば、次の効果を奏す
る。第1に、第1,第2環状堰部1.2の内方先端5
A,6Aは、線Lよりベアリング軸線CL寄りに位置し
ているので、第1,第2環状堰部1,2によりグリスG
の充填量が適正なグリス溜まり部を簡単に形成できる。
【0025】しかも、第1,第2環状堰部1.2の内方
先端5A,6Aを目安にして、グリスGを充填できるの
で、グリス充填の程度及び箇所の判別が容易である。従
って、第1,第2環状堰部1,2におけるグリスGの充
填量を適正にし、第1,第2ハブベアリング105,1
06の性能を確実に発揮し、耐久性を向上させることが
できる。また、グリスGの充填作業性を向上させること
ができる。
【0026】第2に、第1,第2環状堰部1,2は、ア
クスルハブ115に一体であるため、環状凹部116内
への取付作業が不要になり、組立工数を少なくできる。
第3に、アクスルハブ115の環状凹部116に第1,
第2環状堰部1,2がそれぞれ一体に突設されているの
で、第1,第2環状堰部1.2の環状凹部116内での
ベアリング軸線CL方向での位置合わせが不要になる。
従って、第1,第2環状堰部1,2に均等にグリスGを
充填することができ、基油交換を充分に行なうことがで
きる。また、従来の如きグリスブッシュバンドの環状凹
部内に嵌合させるための形状設計を省くことができる。
【0027】なお、本実施の形態においては、後車軸の
ドライブ軸を例に挙げて説明したが、後車軸のデッド軸
について適用することもできる。また、前車軸について
適用することもできる。また、本実施の形態において
は、第1,第2環状堰部1,2は、内周壁面3,4と、
この内周壁面3,4に連続する環状対向面5,6とで構
成された形状になっているが、かかる形状に限定される
ことはない。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を奏する。第
1に、第1,第2環状堰部の内方先端は、第1,第2ハ
ブベアリングのテーパローラの対向する端面の周縁の径
方向最外側部分を結ぶ線よりベアリング軸線寄りに位置
しているので、第1,第2環状堰部によりグリスの充填
量が適正なグリス溜まり部を簡単に形成できる。
【0029】しかも、第1,第2環状堰部の内方先端を
目安にして、グリスを充填できるので、グリス充填の程
度及び箇所の判別が容易である。従って、第1,第2環
状堰部1,2におけるグリスの充填量を適正にし、第
1,第2ハブベアリングの性能を確実に発揮し、耐久性
を向上させることができる。第2に、第1,第2環状堰
部は、アクスルハブに一体であるため、環状凹部内への
取付作業が不要になり、組立工数を少なくできる。
【0030】第3に、環状凹部に第1,第2環状堰部が
それぞれ一体に突設されているので、第1,第2環状堰
部の環状凹部内でのベアリング軸線方向での位置合わせ
が不要になる。従って、第1,第2環状堰部に均等にグ
リスを充填することができ、基油交換を充分に行なうこ
とができる。また、従来の如きグリスブッシュバンドの
環状凹部内に嵌合させるための設計を省くことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係わる車両のリヤアクスルの端
部構造を示す断面図である。
【図2】同リヤアクスルの端部構造を示す要部断面図で
ある。
【図3】従来における車両のリヤアクスルの端部構造を
示す断面図である。
【図4】同リヤアクスルの端部構造を示す要部断面図で
ある。
【図5】本実施の形態におけるグリスの充填の際の説明
図である。
【図6】従来における他のアクスルハブの断面図であ
る。
【図7】同アクスルハブのグリスの充填の際の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 第1環状堰部 2 第2環状堰部 5A 内方先端 6A 内方先端 105 第1ハブベアリング 106 第2ハブベアリング 115 環状凹部 116 アクスルハブ G グリス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面の中央部に環状凹部が形成された
    アクスルハブと、 前記アクスルハブ内に、前記環状凹部の両側にベアリン
    グ軸線方向に沿って並んで対向配置されるとともにそれ
    ぞれテーパローラを有する第1,第2ハブベアリングと
    を備えた車両のアクスル端部構造において、 前記環状凹部に、第1,第2ハブベアリングにそれぞれ
    近接対向して第1,第2環状堰部がそれぞれ径方向内方
    に向けて一体に突設され、 前記第1,第2環状堰部の内方先端は、前記第1,第2
    ハブベアリングの両テーパローラの対向する端面の周縁
    の径方向最外側部分を結ぶ線より径方向でベアリング軸
    線寄りに位置していることを特徴とする車両のアクスル
    端部構造。
JP10133454A 1998-05-15 1998-05-15 車両のアクスル端部構造 Pending JPH11321212A (ja)

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KR100539329B1 (ko) * 2001-10-11 2005-12-28 이나-쉐플러 카게 조향 가능한 구동 휠 또는 비구동 휠을 갖는 차량의 앞 차축
CN102774237A (zh) * 2012-07-31 2012-11-14 三一重工股份有限公司 轮毂及工程车

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