JPH11320668A - 熱可塑性樹脂の成形方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂の成形方法

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JPH11320668A
JPH11320668A JP10152115A JP15211598A JPH11320668A JP H11320668 A JPH11320668 A JP H11320668A JP 10152115 A JP10152115 A JP 10152115A JP 15211598 A JP15211598 A JP 15211598A JP H11320668 A JPH11320668 A JP H11320668A
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JP
Japan
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rod
thermoplastic resin
bending
force
molding
Prior art date
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JP10152115A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Kameyama
哲也 亀山
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱可塑性樹脂を棒状体を折曲してなる形状に
成形する方法において、表面にシワを生じさせることな
く且つ低コストで成形品を形成する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂を押出成形してなる棒状体
(1)を加熱した状態で曲げ加工する方法において、曲
げ加工用の上型(7)と下型(9)との嵌合時ないし嵌
合後に該棒状体を引き伸ばすようにしたことを特徴とす
る熱可塑性樹脂の成形方法。押出成形される熱可塑性樹
脂中に粉状体(3)を予め混入してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱可塑性樹脂の成形
方法に関するものであり、特に、熱可塑性樹脂を棒状体
を折曲してなる形状に成形する方法に係るものである。
本発明による熱可塑性樹脂の成形方法は、例えば、建
物、車輌、船舶、家具等に付設される取っ手や手摺を一
例としてABS樹脂により成形する際に用いられる。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂を棒状体を折曲してなる形
状に成形する方法としては、(イ)熱可塑性樹脂を射出
成形により当該形状に一挙に形成する方法、及び(ロ)
熱可塑性樹脂を押出成形してなる棒状体を加熱した状態
で曲げ加工する方法が考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記(イ)
(ロ)の方法においては、それぞれ次のような問題があ
る。
【0004】[上記(イ)の方法] (a)射出成形に使用される金型の製作費用が嵩む。 (b)熱可塑性樹脂中に木粉等の粉状体を予め混入した
場合でも、これを射出成形したときには成形品の表面に
木目模様ないし縞模様を表わすことはできない。
【0005】[上記(ロ)の方法]熱可塑性樹脂中に木
粉等の粉状体を予め混入し、これを押出成形してなる棒
状体の表面には木目模様ないし縞模様が表われるが、該
棒状体を曲げ加工すると折曲部の内側表面にシワが生ず
るという問題がある。
【0006】本発明は、上記(イ)(ロ)の方法におけ
る上述の如き問題を一挙に解決しようとしてなされたも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は下記の熱可塑性樹脂の成形方法を提供す
る。
【0008】(1)熱可塑性樹脂を押出成形してなる棒
状体を加熱した状態で曲げ加工する方法において、曲げ
加工用の上型と下型との嵌合時ないし嵌合後に該棒状体
を引き伸ばすようにしたことを特徴とする熱可塑性樹脂
の成形方法(請求項1)。
【0009】(2)熱可塑性樹脂を押出成形してなる棒
状体を加熱した状態で曲げ加工する方法において、押出
成形される熱可塑性樹脂中に粉状体を予め混入すると共
に、曲げ加工用の上型と下型との嵌合時ないし嵌合後に
該棒状体を引き伸ばすようにしたことを特徴とする熱可
塑性樹脂の成形方法(請求項2)。
【0010】
【作用】[請求項1の熱可塑性樹脂の成形方法]曲げ加
工用の上型と下型との嵌合時ないし嵌合後に棒状体を引
き伸ばすことにより、棒状体は折曲部の内側表面にシワ
を生ずることなく曲げ加工される。
【0011】[請求項2の熱可塑性樹脂の成形方法]押
出成形される熱可塑性樹脂中に粉状体を予め混入したた
め、棒状体の表面には粉状体に対応する色彩と触感とを
備えた美しい木目模様ないし縞模様が表われる。この木
目模様ないし縞模様は曲げ加工された製品の表面にその
まま残る。その他の点においては、請求項2の熱可塑性
樹脂の成形方法は前記請求項1の熱可塑性樹脂の成形方
法と同様の作用をなす。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。本発明の熱可塑性樹脂の成形方
法により、熱可塑性樹脂を例えば建物、車輌、船舶、家
具等に付設される取っ手や手摺の如き棒状体を折曲して
なる形状に成形する際には、次のようになす。
【0013】(1)棒状体の押出成形 ABS樹脂等の熱可塑性樹脂を加熱軟化した状態で押出
し機における押出しダイスから押し出すことにより、円
形、多角形その他の所望の断面を有する棒状体1を形成
する。
【0014】押出成形される熱可塑性樹脂中には必要に
応じて粉状体3、3・・・を予め混入する。この粉状体
3、3・・・としては、例えば下記のものを単独で又は
組み合わせて使用する。 (a)木粉 (b)炭酸カルシウムの粉末 (c)アコヤ貝、アワビ等の貝殻の粉末 (d)コンクリート等の廃材の粉末 (e)アルミニウム、ステンレス鋼等の金属粉
【0015】上記粉状体3、3・・・の大きさは例えば
1μm〜100μm、好ましくは1〜2μmとする。
【0016】上記粉状体3、3・・・を押出成形される
熱可塑性樹脂中に予め混入したときには、棒状体1の表
面にはそれぞれの粉状体3、3・・・に対応する色彩を
備えた美しい木目模様ないし縞模様5が表われる(図4
参照)。粉状体3、3・・・としてコンクリート等の廃
材の粉末を使用したときには、これらの廃材のリサイク
ルとしての意味をも持つことになる。
【0017】(2)棒状体の曲げ加工 以上の如く押出成形された棒状体1を加熱した状態で曲
げ加工用の上型7と下型9とを用いて曲げ加工する。棒
状体1を加熱する温度は使用する熱可塑性樹脂の種類に
より異なる。例えば、木粉を混入したABS樹脂の場合
には、約130℃〜140℃の温度に加熱する。
【0018】この曲げ加工において、上型7と下型9と
の嵌合時ないし嵌合後に棒状体1を引き伸ばすようにな
す。棒状体1は手で引き伸ばしてもよいが、図3に示す
如き引き伸ばし手段11により引き伸ばしてもよい。こ
の引き伸ばし手段11は、棒状体1の各端部に受け具1
3、13を取り付け、上型7には受け具13、13に対
応させて押圧具15、15を取り付け、上型7と下型9
との嵌合時ないし嵌合後に上型7の押圧具15、15が
棒状体1の各端部に取り付けられた受け具13、13を
押圧することにより棒状体1を引き伸ばすようにしてな
るものである。上型7の押圧具15、15は棒状体1の
各端部に取り付けられた受け具13、13を押圧する方
向に駆動するようにしてもよく、また、上型7の押圧具
15、15は棒状体1の受け具13、13を2段階に押
圧するように駆動するようにしてもよい。更に、上型7
の押圧具15、15は該上型7に対し上下方向に位置調
節自在となすことが望ましい。なお、棒状体1は、上型
7と下型9との嵌合時に引き伸ばすようにしてもよい
が、上型7と下型9とが嵌合した直後に引き伸ばすよう
にしてもよい。
【0019】棒状体1を引き伸ばす引張り力は、棒状体
1の太さ、断面形状、熱可塑性樹脂の種類等により異な
るが、概ね1kg〜1000kgである。また、棒状体
1の伸び率は、棒状体1の太さ、断面形状、熱可塑性樹
脂の種類、棒状体1における曲げの内側半径等により異
なるが、概ね1%〜100%である。棒状体1における
曲げの内側半径が小さい程、伸び率を大きくする必要が
ある。
【0020】
【発明の効果】[請求項1の熱可塑性樹脂の成形方法]
請求項1の熱可塑性樹脂の成形方法においては、曲げ加
工用の上型と下型との嵌合時ないし嵌合後に棒状体を引
き伸ばすようにしたため、棒状体は折曲部の内側表面に
シワを生ずることなく曲げ加工される。請求項1の熱可
塑性樹脂の成形方法は押出成形による棒状体の形成と該
棒状体の曲げ加工とよりなるものであるため、金型の製
作費用等を低く抑えることができる。即ち、請求項1の
熱可塑性樹脂の成形方法によれば、棒状体を折曲してな
る形状の熱可塑性樹脂の成形品を表面にシワを生じさせ
ることなく且つ安価に提供することができる。なお、こ
の成形品は水に強いものであるため、風呂、台所、船舶
等に好ましく付設されることはいうまでもない。
【0021】[請求項2の熱可塑性樹脂の成形方法]請
求項2の熱可塑性樹脂の成形方法においては、押出成形
される熱可塑性樹脂中に粉状体を予め混入したため、成
形品の表面には粉状体に対応する色彩と触感とを備えた
美しい木目模様ないし縞模様が表われる。従って、この
熱可塑性樹脂の成形品は、建物、車輌、船舶、家具等に
付設される取っ手や手摺として極めて好ましいものであ
る。その他の点においては、請求項2の熱可塑性樹脂の
成形方法は前記請求項1の熱可塑性樹脂の成形方法と同
様の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】曲げ加工用の上型と下型と棒状体とを示す斜視
図である。
【図2】棒状体を示す正面図である。
【図3】引き伸ばし手段の一例を示す正面図である。
【図4】棒状体の斜視図である。
【符号の説明】
1 棒状体 3 粉状体 5 木目模様ないし縞模様 7 上型 9 下型 11 引き伸ばし手段 13 受け具 15 押圧具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂を押出成形してなる棒状体
    を加熱した状態で曲げ加工する方法において、曲げ加工
    用の上型と下型との嵌合時ないし嵌合後に該棒状体を引
    き伸ばすようにしたことを特徴とする熱可塑性樹脂の成
    形方法。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂を押出成形してなる棒状体
    を加熱した状態で曲げ加工する方法において、押出成形
    される熱可塑性樹脂中に粉状体を予め混入すると共に、
    曲げ加工用の上型と下型との嵌合時ないし嵌合後に該棒
    状体を引き伸ばすようにしたことを特徴とする熱可塑性
    樹脂の成形方法。
JP10152115A 1998-05-15 1998-05-15 熱可塑性樹脂の成形方法 Pending JPH11320668A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002011783A (ja) * 2000-06-28 2002-01-15 Setsunan Kasei Kk 木粉入り熱可塑性樹脂棒状体の曲げ加工方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002011783A (ja) * 2000-06-28 2002-01-15 Setsunan Kasei Kk 木粉入り熱可塑性樹脂棒状体の曲げ加工方法

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