JPH11319099A - 気化器 - Google Patents

気化器

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JPH11319099A
JPH11319099A JP11112476A JP11247699A JPH11319099A JP H11319099 A JPH11319099 A JP H11319099A JP 11112476 A JP11112476 A JP 11112476A JP 11247699 A JP11247699 A JP 11247699A JP H11319099 A JPH11319099 A JP H11319099A
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vaporizer
gas
outlet
pressure
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JP11112476A
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Sten Wallin
ヴァリン ステン
Ivars Alksnis
アルクスニス イヴァース
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Siemens Elema AB
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 麻酔剤を分配するためにガス流を気化器へ送
る度に、最初に気化器に作動圧力を生ぜしめる必要がな
く、液面に圧力が加えられる前に室にガスを充填しなく
てよく、沸点の低い麻酔剤を使用することにも適した気
化器を提供する。 【解決手段】 気化器2の出口6に出口弁22が配置さ
れており、この出口弁22が、絞りの上流における圧力
によって調整されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体の麻酔剤を気
化するための気化器であって、液体の麻酔剤のための室
と、入口と、出口と、前記入口と出口との間に位置した
ガス流通路と、このガス流通路に位置した絞りと、この
絞りの上流において室とガス流通路との間に位置した第
1の接続部と、絞りの下流において室とガス流通路との
間に位置した第2の接続部とが設けられている形式のも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】マニュアル「ハロタン気化器950、エ
ンフルラン気化器951、イソフルラン気化器952
(Halothane Vaporizer950,E
nflurane Vaporizer951,Iso
flurane Vaporizer952)」には、
1つのこのような気化器が示されている。気化器は、ガ
スのためのガス流通路と、液体麻酔剤のための室と、調
整可能な絞りとを有している。調整可能な絞りの上流に
おいてガス流通路と室との間には開口が配置されてい
る。調整可能な絞りの下流には、毛管が配置されてお
り、この毛管の一方のノズル端部は、ガス流通路内へ開
口しており、他方の端部は、室内の液体麻酔剤に浸漬さ
れている。
【0003】ガス流の供給は、調整可能な絞りを境にし
て圧力を降下させる。絞りの上流の高い方の圧力は、開
口を通じて室に伝播し、液面に圧力を加えて、液体を毛
管内へ押し上げる。次いで、液体が、ガス流通路内を流
過するガス内へノズルから噴霧されて気化される。
【0004】絞りを境にした圧力降下は、絞りの設定に
依存し、液体の分配を制御する。絞りの設定を変化させ
ることにより、ガスに含有される麻酔剤の様々な濃度を
得ることができる。
【0005】公知の気化器は、設定値の±10%の精度
を有しており、この精度は麻酔に関する全ての適用例に
対して十分である。しかし、公知の気化器は幾つかの欠
点を有する。
【0006】1つの欠点は、麻酔剤を分配するためにガ
ス流を気化器へ送る度に、まず麻酔器内の作動圧力を生
ぜしめる必要があることである。このことは、分配の僅
かな、しかし測定できる程度の遅延を生ぜしめる。さら
に、液面にあらゆる圧力が加えられる前に室がガスで充
填されなければならない。室が少量の液体しか有してい
ない場合には、ガス容量の小さな損失が生じる。この損
失は、分配される麻酔剤の濃度に影響を与える。
【0007】これらの欠点が、小さな、ほとんど取るに
足らないインパクトしか麻酔器運転に与えないとして
も、付加的な機能的改良は依然として望ましい。
【0008】公知の気化器の別の欠点は、通常の麻酔剤
全てとの使用に適しているわけではないことである。低
い沸点のために、麻酔用のデスフルラン(Desflurane)
は、公知の気化器における使用には特に適していない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前記
問題を解決するような気化器を得ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような気化器は、本
発明によれば、気化器が請求項1の特徴部に開示された
ように構成されることにより得られる。
【0011】
【発明の効果】前記の課題は、主として、気化器が、絞
り(調整可能であると有利である)の上流の圧力によっ
て制御される出口弁を備えている場合に解決される。こ
のように、絞りよりも入口側における圧力変化が回避さ
れる。その代わりに、出口側における圧力降下が、液体
を分配するために利用される。絞りの設定が、分配され
る量を増大するように変化させられた場合、圧力降下の
所要の増大が、主として、絞りの下流における圧力降下
によって、及び絞りの上流の僅かな圧力増大のみによっ
て達成される。
【0012】これにより、ガスが分配される前に作動圧
力を形成する必要がなくなる。さらに、より長い時間に
亘って分配された室内のガス量を僅かに増大させること
のみが必要となる。これとは対照的に、公知の麻酔器の
室全体は、ガスが供給される度に作動圧力にまで充填さ
れなければならない。
【0013】調整可能な絞りの代わりに、定置の絞り
を、気化器を通るバイパスと組み合わせて使用すること
ができる。
【0014】別の利点は、麻酔器の作動圧力(絶対圧力
において)が、約1barから少なくとも1.7bar
にまで上昇させられることができることである。この上
昇は、デスフルランを使用することもできることを意味
する。なぜならば、より高い(一定の)圧力がデスフル
ランの沸点を上昇させるからである。
【0015】出口弁を調整するために絞りの上流のガス
圧を出口弁に直接に作用させることは特に有利である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
につき詳しく説明する。
【0017】図1には、本発明による気化器2の第1実
施例が示されている。気化器2は、ガスのための入口4
と、ガス及び分配される麻酔剤のための出口6とを有し
ている。麻酔剤の所望の用量(濃度)は制御装置8を用
いて設定される。
【0018】さらに、気化器2は、麻酔剤12のための
室10とガス流通路14とを有している。調整可能な絞
り16が、ガス流通路14に配置されている。制御装置
8は、この実施例の場合には、調整可能な絞り16に直
接に作用する。ガス流がガス流通路14を通過する場合
には、圧力降下が、調整可能な絞り16を境にして形成
される。
【0019】ガス流通路14と室10との間に設けられ
た第1の接続部17は、調整可能な絞り16の上流に配
置されている。第1の接続部17は、液体の麻酔剤12
の液面の上方の、室10のガスが充填された部分内へ開
放している。
【0020】ガス流通路14と室10との間に設けられ
た第2の接続部は、調整可能な絞り16の下流に配置さ
れている。第2の接続部は、一方の端部が室内の麻酔剤
12に浸漬された毛管18から成っている。毛管18の
他方の端部に設けられたノズル19は、ガス流通路14
内へ開放している。調整可能な絞り16を境にした圧力
降下は、室10内の麻酔液体すなわち麻酔剤12に作用
するガス圧を生ぜしめ、これにより、麻酔液体を毛管1
8に通過させる。毛管内へ押し上げられる及びノズル1
9を通じてガス流通路14内へ出る麻酔液体の量は、圧
力降下の大きさに依存する。
【0021】入口4の近傍には入口弁20が配置されて
いる。この実施例の場合、入口弁20は逆止め弁から成
っている。入口弁20は、気化器2を通ってガスが逆流
することを妨げる。入口弁20は、気化器2における所
望の圧力の維持をも容易にする。
【0022】出口6の近傍には、出口弁22が配置され
ている。この実施例の場合には、出口弁22は圧力調整
装置から成っており、この圧力調整装置は、ガス制御チ
ャネル24を介して、調整可能な絞り16の上流の空間
に接続されている。出口弁22は、所定の圧力において
開放し、調整可能な絞り16の下流の圧力を減少させる
ことによって圧力降下を生ぜしめる。
【0023】ガスは、通常、パルスとして気化器へ供給
される。ガスのこれらのパルスの継続時間は変化するこ
とができる。ガスの通常のパルスは、約0.3lのガス
から成っていることができる。ガスのパルスが、気化器
2内に存在する圧力よりも高い圧力で供給されると、ま
ず入口弁20が、ガスのパルスを生ぜしめるように開放
する。ガスパルスの圧力は、ガス制御チャネル24を介
して出口弁22にまで伝播し、出口弁22を開放させ
る。ガスパルスが調整可能な絞り16を通過する時に圧
力降下が形成され、麻酔液体12がガスパルス内へ分配
され、このガスパルス内で液体が気化され混合される。
次いで、ガスパルスと、分配された麻酔液体とは、出口
6を通じて流出し、弁20,22は、個々の閉鎖圧力に
おいて閉鎖する。
【0024】この実施例の場合、定置の絞り26が、ガ
ス制御チャネル24と室10への第1の接続部との間に
おいて、ガス流通路14に配置されている。定置の絞り
は、出口弁22の安定化制御に寄与する。なぜならば、
定置の絞りは、調整可能な絞り16を境にした分配圧力
降下の前に、小さな一次的な圧力降下を生ぜしめるから
である。
【0025】図2には、本発明による気化器28の第2
実施例が示されている。図1に示した部材及び構成要素
と同一の部材及び構成要素は全て、同じ符号で示した。
【0026】ベンチレータとしての気化器28は、入口
4と、ガス流路14と、出口6とを有している。ガス流
路14は、調整可能な絞り16の上流において第1の接
続部17によって、及び調整可能な絞り16の下流の第
2の接続部18によって、麻酔剤12のための室10に
接続されている。
【0027】調整可能な絞り16は、制御装置8によっ
て電子的に制御される。第2の接続部は、ノズル19を
備えた毛管18から成っている。
【0028】この実施例は、制御装置8の電子的な接続
及び調整可能な絞り16以外に、以下の点において前の
実施例とは異なっている。
【0029】入口弁30は、入口4の直ぐ近くに配置さ
れており、機械的又は電子的な弁から成っていてよい。
入口弁は、気化器28へ搬送したいガスのための継手区
分(図示せず)に物理的に配置されていることもでき
る。
【0030】出口弁32は、出口6の直ぐ近くに配置さ
れており、電子的に制御される。出口弁32のための制
御信号は、調整可能な絞り16の上流に配置された圧力
計34から得られる。出口弁32は、麻酔剤を含有した
ガスを受け取るための継手区分に物理的に配置されてい
ることができる。
【0031】出口弁32又は入口弁30の一方、又はこ
れらの両方が気化器28から物理的に分離されているな
らば、適切に構成された逆止め弁が個々の位置に装備さ
れていることが望ましい。これにより、気化器が使用後
に麻酔器から取り外されても、麻酔剤が、気体としても
液体としても漏れ出すことができないことが保証され
る。
【0032】両実施例に関して、調整可能な絞り16が
設けられていない変更例も可能である。絞り16が定置
であり、気化器を通るバイパス流が調整される場合に
は、分配の効果を得ることができる。絞り16が、特定
のバイパス流のための最大用量を供給するように構成さ
れている場合には、このバイパス流は、所望の用量が分
配されるように調整されることができる。
【0033】したがって、本発明の顕著な特徴は、出口
弁22又は32が、絞り16の上流の圧力によって調整
されることである。
【0034】前記2つの実施例の組み合わせも可能であ
る。例えば、図1に示した気化器2に、電子的な入口弁
30、電子的な出口弁32又は調整可能な絞り16の電
子的な制御を装備することができる。対応して、図2に
示した気化器28に、ガス流通路14に設けられた定置
の絞り26を装備することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による気化器の第1実施例を示す図であ
る。
【図2】本発明による気化器の第2実施例を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 気化器、 4 入口、 6 出口、 8 制御装
置、 10 室、 12麻酔剤、 14 ガス流通路、
16 調整可能な絞り、 17 第1の接続部、 1
8 毛管、 19 ノズル、 20 入口弁、 22
出口弁、 24ガスチャネル、 26 定置の絞り、
28 気化器、 30 入口弁、 32 出口弁、 3
4 圧力計

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体の麻酔剤(12)を気化するための
    気化器(2;28)であって、液体の麻酔剤(12)の
    ための室(10)と、入口(4)と、出口(6)と、前
    記入口(4)と出口(6)との間に位置したガス流通路
    (14)と、該ガス流通路(14)に位置した絞り(1
    6)と、該絞り(16)の上流において室(10)とガ
    ス流通路(14)との間に位置した第1の接続部(1
    4)と、絞り(16)の下流において室(10)とガス
    流通路(14)との間に位置した第2の接続部(18)
    とが設けられている形式のものにおいて、 前記気化器(2;28)の出口(6)に出口弁(22;
    32)が配置されており、該出口弁(22;32)が、
    絞り(16)の上流における圧力によって調整されるよ
    うになっていることを特徴とする、気化器。
  2. 【請求項2】 前記絞り(16)が調整可能である、請
    求項1記載の気化器。
  3. 【請求項3】 ガス制御チャネル(24)が、出口弁
    (22)を、絞り(16)の上流においてガス流通路
    (14)に接続させており、絞りの上流の圧力が、出口
    弁(22)に直接に作用するようになっている、請求項
    1又は2記載の気化器。
  4. 【請求項4】 前記絞り(16)の上流で、前記ガス制
    御チャネル(24)と第1の接続部(17)との間に、
    付加的な絞り(26)が配置されている、請求項3記載
    の気化器。
  5. 【請求項5】 前記絞り(16)の上流における圧力を
    測定するために圧力計(34)が配置されており、該圧
    力計が、出口弁(32)に接続されている、請求項1又
    は2記載の気化器。
  6. 【請求項6】 ガス流通路を通過することなしに、調整
    可能なバイパス流を気化器を通じて搬送するために、入
    口及び出口にバイパスラインが接続されている、請求項
    1記載の気化器。
  7. 【請求項7】 前記第2の接続部が、毛管(18)から
    成っており、該毛管の一方の端部が、室(10)内の液
    体の麻酔剤(12)に浸漬されている、請求項1から6
    までのいずれか1項記載の気化器。
  8. 【請求項8】 調整可能な絞りの上流の入口(4)に、
    入口弁(20;30)が配置されている、請求項1から
    7までのいずれか1項記載の気化器。
JP11112476A 1998-04-23 1999-04-20 気化器 Pending JPH11319099A (ja)

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SE9801429-3 1998-04-23
SE9801429A SE9801429D0 (sv) 1998-04-23 1998-04-23 Förgasare

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